JP3899959B2

JP3899959B2 - Structure to reduce floor vibration

Info

Publication number: JP3899959B2
Application number: JP2002057375A
Authority: JP
Inventors: 勝尚西村
Original assignee: Obayashi Corp
Current assignee: Obayashi Corp
Priority date: 2002-03-04
Filing date: 2002-03-04
Publication date: 2007-03-28
Anticipated expiration: 2022-03-04
Also published as: JP2003253800A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の床振動を低減するための構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
集合住宅等では、床の遮音性を高めて上下階間の音の伝達を抑えることが必要とされる。床の遮音性を向上させるための方法として、従来より、大梁の間に小梁を設けて１枚のスラブの面積を小さくすることや、スラブを厚くすること等により床スラブの振動を抑えることが行なわれている。このうち、前者のように小梁を設ける方法では梁型が居住空間に出っ張ってしまい居住性を悪化させるため、一般には、後者のようにスラブ厚を大きくする方法を採用することが多い。
【０００３】
また、半導体工場のように微細加工が行なわれる工場でも、僅かな床振動が歩留まり低下等の悪影響を及ぼすため、床の振動を抑える必要がある。この場合も、工場内の空間を有効利用できるように、床を厚くして剛性を高めることによって床振動を低減することが一般的である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来より、床振動の低減を図るための方法として、スラブ厚を増大させることが一般的である。しかしながら、スラブ厚を増大させると建物の重量が増加し、ひいては地震力の増加につながることとなる。このため、建物の耐震性を確保するために躯体数量や基礎杭の増加等が必要になり、その結果、建築コストが大幅に上昇してしまう。
【０００５】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、床のスラブ厚を増大させることなく、建物の床振動を低減することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項１に記載された発明は、建物の床振動を低減する構造であって、前記建物の上下に隣合う階の床スラブを互いに連結する支持部材を設け、前記支持部材と下側の前記床スラブとの間に粘弾性体を介装したことを特徴とする。
【０００７】
請求項１記載の発明によれば、上下階の床スラブが支持部材で互いに連結され、支持部材と下側の床スラブとの間に粘弾性体が介装される。このため、床スラブに振動が生ずると、それに伴って粘弾性体が繰り返し引張・圧縮変形して振動エネルギーを吸収することにより、床スラブの振動が低減され、遮音性能も向上し、その際、粘弾性体に引張・圧縮変形を生じさせるので、小さな振幅の振動に対しても大きな減衰力を発生させることができ、これによって、より大きな振動低減効果を得ることができる。
【０００８】
また、請求項２に記載された発明は、請求項１記載の建物の床振動を低減する構造において、前記支持部材は、下側の鋼管と、この下側の鋼管を外側から覆うように配置されて前記下側の鋼管に対して固定された上側の鋼管とを備え、前記下側の鋼管の下端部に前記粘弾性体を取り付けたことを特徴とする。
【０００９】
また、請求項３に記載された発明は、建物の上下に隣合う階の床スラブを互いに連結する支持部材を設けてなる建物の床振動を低減する構造であって、該支持部材は上側の鋼管と下側の鋼管とを備え、一方の鋼管が他方の鋼管の内側に挿入され、この挿入部において両鋼管の間に粘弾性体が介装されて両鋼管が連結されていることを特徴とする。
さらに、請求項４に記載された発明は、建物の上下に隣合う階の床スラブを互いに連結する支持部材を設けてなる建物の床振動を低減する構造であって、該支持部材は上側のチャネル材と下側のチャネル材とを備え、これらチャネル材がそれらの連結部において互いに重なり合うように配置され、この重なり合った部分において両チャネル部材間に粘弾性体が介装されていることを特徴とする。
【００１７】
【発明の実施の形態】
図１は、本発明の第１の実施形態を示す図であり、同図（ａ）は正面図を、また、同図（ｂ）は同図（ａ）のＡ−Ａ断面図を、夫々示す。本実施形態では、建物のある階の床スラブ１０と、１つ上の階の床スラブ１２との間に支持部材２００が設けられている。支持部材２００は間仕切壁２０の内部に配置されている。支持部材２００は、２本の鋼管２０２，２０４が粘弾性体２０６を介して連結された構成を有している。下側の鋼管２０２の下端は床スラブ１０に固定され、上側の鋼管２０４の下端部が床スラブ１２に固定されている。そして、鋼管２０２，２０４の連結部において、一方の鋼管が他方の鋼管の内側へ挿入されており、この挿入部において両者間に粘弾性体２０６が介装されている。
【００１８】
上記の構成によれば、床スラブ１０または１２に振動が生ずると、それに伴って鋼管２０２または２０４も上下に振動し、鋼管２０２，２０４の相対的な振動に応じて粘弾性体２０６に繰り返しせん断変形が生ずる。かかる粘弾性体２０６のせん断変形により振動エネルギーが吸収され、これにより、床スラブ１０，１２の振動が減衰させられる。このように、床スラブ１０，１２に振動が生じても、その振動は速やかに減衰する。したがって、本実施形態によれば、床スラブ１０，１２の振動を低減し、また、遮音性を向上させることができる。
【００１９】
また、粘弾性体２０６は比較的大きな量までせん断変形するので、支持部材２００の製作時にその全長をさほど高い精度で調整しなくとも、取り付け時に粘弾性体２０６のせん断変形量で全長を微調整することが可能である。したがって、本実施形態によれば、支持部材２００の設計・製作が容易となるという効果も得られる。
さらに、支持部材２００が間仕切壁２０の内部に設けられるので邪魔にならず、室内空間の居住性や機能性が損なわれることもない。
【００２０】
図２は、本発明の第２実施形態を示す図であり、同図（ａ）は正面図を、また、（ｂ）は同図（ａ）のＢ−Ｂ断面図を、夫々示す。本実施形態では、床スラブ１０，１２の間に支持部材３００が設けられている。支持部材３００は間仕切壁２０の内部に配置されている。支持部材３００は、コの字型断面を有するチャネル３０２，３０４が粘弾性体３０６を介して連結された構成を有している。下側のチャネル３０２の下端部は床スラブ１０に固定され、上側のチャネル３０４の上端部は床スラブ１２に固定されている。そして、チャネル３０２，３０４はその連結部において重なりあうように配置され、この重なり合った部分において両者間に粘弾性体３０６が介装されている。
【００２１】
本実施形態でも、上記第１実施形態と同様に、床スラブ１０または１２の振動に応じて粘弾性体３０６が繰り返しせん断変形して振動エネルギーを吸収することにより、床スラブ１０，１２の振動が低減され、また、遮音性も向上する。また、粘弾性体３０６のせん断変形によって支持部材３００の全長が変化するので、支持部材３００の設計・製作が容易となる。
【００２２】
図３は、本発明の第３実施形態を示す図であり、同図（ａ）は正面図を、また、同図（ｂ）は同図（ａ）を側方から見た図である。本実施形態では、床スラブ１０，１２の間に支持部材４００が設けられている。支持部材４００は間仕切壁２０の内部に配置されている。支持部材４００は、全長の大きい上側の角型鋼管４０２と全長の小さい下側の角型鋼管４０４とにより構成されており、下側の角型鋼管４０４の下端部には粘弾性体４０６が取り付けられている。
【００２３】
支持部材４００を取り付ける場合、粘弾性体４０６の下面側を床スラブ１０に固定することにより下側の角型鋼管４０４を床スラブ１０に取り付けると共に、上側の角型鋼管４０２をその下端部が角型鋼管４０２を外側から覆うように配置し、その状態で、角型鋼管４０２の上端部を床スラブ１２に固定する。そして、角型鋼管４０２の下端近傍に設けた長穴４０２ａから角型鋼管４０４へボルト４０８を締め込むことで角型鋼管４０２，４０４を連結する。このような手順で支持部材４００を取り付けることにより、粘弾性体４０６に角型鋼管４０２の重量がかかるのを防止することができる。また、角型鋼管４０２，４０４の連結の際に長穴４０２ａを通してボルト締めするので、支持部材４００の全長を床スラブ１０，１２の間隔に合わせて調整することができる。
【００２４】
上記の構成によれば、床スラブ１０または１２に振動が生ずると、それに伴って粘弾性体４０６が繰り返し引張・圧縮変形して振動エネルギーを吸収することにより、床スラブ１０，１２の振動が低減され、遮音性能も向上する。本実施形態では、粘弾性体４０６に引張・圧縮変形を生じさせるので、小さな振幅の振動に対しても大きな減衰力を発生させることができ、これにより、大きな振動低減効果を得ることができる。
【００２５】
なお、上記第１〜第３実施形態において、粘弾性体２０６，３０６，４０６の厚さや面積は自由に設定可能である。したがって、所望の減衰性能が得られるように、これら粘弾性体の厚さや面積を適宜設計することができる。
【００２６】
【発明の効果】
本発明によれば、床のスラブ厚を増大させることなく、建物の床振動を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第３の実施形態を示す図であり、同図（ａ）は正面図を、また、同図（ｂ）は同図（ａ）のＡ−Ａ断面図を、夫々示す。
【図２】本発明の第２実施形態を示す図であり、同図（ａ）は正面図を、また、（ｂ）は同図（ａ）のＢ−Ｂ断面図を、夫々示す。
【図３】本発明の第３実施形態を示す図であり、同図（ａ）は正面図を、また、同図（ｂ）は同図（ａ）を側方から見た図である。
【符号の説明】
１０、１２床スラブ
２００、３００、４００支持部材
２０６、３０６、４０６粘弾性体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a structure for reducing floor vibration of a building.
[0002]
[Prior art]
In apartment houses, etc., it is necessary to improve the sound insulation of the floor and suppress the transmission of sound between the upper and lower floors. As a method for improving the sound insulation of the floor, the vibration of the floor slab is suppressed by providing a small beam between the large beams to reduce the area of one slab or increasing the thickness of the slab. Has been done. Of these, the method of providing a small beam as in the former often causes the beam type to protrude into the living space and deteriorates the comfortability. Therefore, in general, the method of increasing the slab thickness as in the latter is often employed.
[0003]
Further, even in a factory where fine processing is performed such as a semiconductor factory, it is necessary to suppress floor vibration because slight floor vibration has an adverse effect such as a decrease in yield. In this case as well, it is common to reduce floor vibrations by increasing the rigidity by thickening the floor so that the space in the factory can be used effectively.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Thus, conventionally, as a method for reducing floor vibration, it is common to increase the slab thickness. However, increasing the slab thickness increases the weight of the building, which in turn leads to an increase in seismic force. For this reason, in order to ensure the earthquake resistance of a building, the number of frames, an increase in foundation piles, etc. are needed, and as a result, construction cost will rise significantly.
[0005]
This invention is made | formed in view of said point, and it aims at reducing the floor vibration of a building, without increasing the slab thickness of a floor.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, the invention described in claim 1, a structure for reducing floor vibration of the building, the supporting support member connect the adjacent floor of the floor slab above and below the building to each other And a viscoelastic body is interposed between the support member and the lower floor slab .
[0007]
According to the first aspect of the present invention, the floor slabs on the upper and lower floors are connected to each other by the support member, and the viscoelastic body is interposed between the support member and the lower floor slab. For this reason, when vibration occurs in the floor slab, the viscoelastic body repeatedly pulls and compressively deforms and absorbs vibration energy, thereby reducing the vibration of the floor slab and improving the sound insulation performance. Since tensile and compressive deformation is caused in the viscoelastic body, a large damping force can be generated even with respect to a vibration with a small amplitude, and thereby a greater vibration reduction effect can be obtained.
[0008]
According to a second aspect of the present invention, in the structure for reducing floor vibration of the building according to the first aspect, the support member is disposed so as to cover the lower steel pipe and the lower steel pipe from the outside. And an upper steel pipe fixed to the lower steel pipe, and the viscoelastic body is attached to a lower end portion of the lower steel pipe .
[0009]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a structure for reducing floor vibration of a building by providing a supporting member for connecting floor slabs of adjacent floors on the upper and lower sides of the building to each other. It has a steel pipe and a lower steel pipe, and one steel pipe is inserted inside the other steel pipe, and a viscoelastic body is interposed between the two steel pipes at the insertion portion, and both steel pipes are connected. And
Furthermore, the invention described in claim 4 is a structure for reducing floor vibration of a building, which is provided with a support member for connecting floor slabs on adjacent floors on the upper and lower sides of the building to each other. A channel material and a lower channel material are provided, these channel materials are arranged so as to overlap each other at their connecting portion, and a viscoelastic body is interposed between both channel members in this overlapping portion. And
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Figure 1 is a diagram showing a first embodiment of the present invention, the drawing (a) is a front view, also the A-A sectional view of FIG. (B) the figure (a), respectively Show. In this embodiment, the floor of the floor slab 10 with a building, the support member 200 is provided between the floor of the floor slab 12 on one. The support member 200 is disposed inside the partition wall 20. The support member 200 has a configuration in which two steel pipes 202 and 204 are connected via a viscoelastic body 206. The lower end of the lower steel pipe 202 is fixed to the floor slab 10, and the lower end of the upper steel pipe 204 is fixed to the floor slab 12. And in the connection part of the steel pipes 202 and 204, one steel pipe is inserted inside the other steel pipe, and the viscoelastic body 206 is interposed between both in this insertion part.
[0018]
According to the above configuration, when vibration occurs in the floor slab 10 or 12, the steel pipe 202 or 204 also vibrates up and down accordingly, and the viscoelastic body 206 is repeatedly sheared according to the relative vibration of the steel pipes 202 and 204. Deformation occurs. The vibrational energy is absorbed by the shear deformation of the viscoelastic body 206, and thereby the vibrations of the floor slabs 10 and 12 are attenuated. Thus, even if vibration occurs in the floor slabs 10, 12, the vibration is quickly damped. Therefore, according to this embodiment, the vibrations of the floor slabs 10 and 12 can be reduced and the sound insulation can be improved.
[0019]
Further, since the viscoelastic body 206 is shear-deformed to a relatively large amount, the total length is finely adjusted by the shear deformation amount of the viscoelastic body 206 at the time of mounting without adjusting the entire length of the support member 200 with a very high accuracy. Is possible. Therefore, according to this embodiment, the effect that the design and manufacture of the supporting member 200 becomes easy is also acquired.
Furthermore, since the support member 200 is provided inside the partition wall 20, it does not get in the way and the comfort and functionality of the indoor space are not impaired.
[0020]
Figure 2 is a diagram showing a second embodiment of the present invention, FIG. (A) is a front view, also, it is a B-B cross-sectional view of FIG. (A), each indicating (b). In the present embodiment, a support member 300 is provided between the floor slabs 10 and 12. The support member 300 is disposed inside the partition wall 20. The support member 300 has a configuration in which channels 302 and 304 having a U-shaped cross section are connected via a viscoelastic body 306. The lower end of the lower channel 302 is fixed to the floor slab 10, and the upper end of the upper channel 304 is fixed to the floor slab 12. The channels 302 and 304 are arranged so as to overlap each other at the connecting portion, and a viscoelastic body 306 is interposed between the overlapping portions.
[0021]
Also in this embodiment, the vibrations of the floor slabs 10 and 12 are absorbed by the viscoelastic body 306 repeatedly shearing and absorbing vibration energy according to the vibration of the floor slab 10 or 12 as in the first embodiment. It is reduced and the sound insulation is improved. Further, since the entire length of the support member 300 is changed by the shear deformation of the viscoelastic body 306, the design and manufacture of the support member 300 is facilitated.
[0022]
Figure 3 is a diagram showing a third embodiment of the present invention, FIG. (A) is a front view, also, FIG. (B) is a view of the Fig. (A) from the side. In the present embodiment, a support member 400 is provided between the floor slabs 10 and 12. The support member 400 is disposed inside the partition wall 20. The support member 400 includes an upper square steel pipe 402 having a large overall length and a lower square steel pipe 404 having a small overall length, and a viscoelastic body 406 is attached to a lower end portion of the lower square steel pipe 404. It has been.
[0023]
When attaching the support member 400, the lower square steel pipe 404 is attached to the floor slab 10 by fixing the lower surface side of the viscoelastic body 406 to the floor slab 10, and the upper square steel pipe 402 is square at the lower end. It arrange | positions so that the type | mold steel pipe 402 may be covered from an outer side, and the upper end part of the square-shaped steel pipe 402 is fixed to the floor slab 12 in the state. Then, the square steel pipes 402 and 404 are connected by tightening a bolt 408 from an elongated hole 402 a provided near the lower end of the square steel pipe 402 to the square steel pipe 404. By attaching the support member 400 in such a procedure, it is possible to prevent the viscoelastic body 406 from being loaded with the weight of the square steel pipe 402. Further, since the bolts are bolted through the long holes 402a when the square steel pipes 402 and 404 are connected, the entire length of the support member 400 can be adjusted according to the interval between the floor slabs 10 and 12.
[0024]
According to the above configuration, when vibration occurs in the floor slab 10 or 12, the viscoelastic body 406 is repeatedly tensioned / compressed to absorb vibration energy, thereby reducing vibration of the floor slabs 10 and 12. In addition, the sound insulation performance is improved. In this embodiment, since the viscoelastic body 406 is subjected to tensile / compressive deformation, a large damping force can be generated even with respect to a small amplitude vibration, and thereby a large vibration reduction effect can be obtained.
[0025]
In the first to third embodiments, the thickness and area of the viscoelastic bodies 206, 306, and 406 can be freely set. Therefore, the thickness and area of these viscoelastic bodies can be appropriately designed so that desired damping performance can be obtained.
[0026]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the floor vibration of a building can be reduced, without increasing the slab thickness of a floor.
[Brief description of the drawings]
Figure 1 is a view showing a third embodiment of the present invention, the drawing (a) is a front view, also the A-A sectional view of FIG. (B) the figure (a), respectively Show.
[Figure 2] is a diagram showing a second embodiment of the present invention, FIG. (A) is a front view, also, it is a B-B cross-sectional view of FIG. (A), each indicating (b).
[Figure 3] is a diagram showing a third embodiment of the present invention, FIG. (A) is a front view, also, FIG. (B) is a view of the Fig. (A) from the side.
[Explanation of symbols]
10, 12 floor slab
200, 300, 400 Support member 206, 306, 406 Viscoelastic body

Claims

建物の床振動を低減する構造であって、前記建物の上下に隣合う階の床スラブを互いに連結する支持部材を設け、前記支持部材と下側の前記床スラブとの間に粘弾性体を介装したことを特徴とする構造。A structure for reducing floor vibration of the building, the supporting support member you connecting together adjacent floor floor slab above and below the building is provided, viscoelasticity between the floor slab of the support member and the lower side Structure characterized by interposing the body .

前記支持部材は、下側の鋼管と、この下側の鋼管を外側から覆うように配置されて前記下側の鋼管に対して固定された上側の鋼管とを備え、前記下側の鋼管の下端部に前記粘弾性体を取り付けたことを特徴とする請求項１記載の建物の床振動を低減する構造。 The support member includes a lower steel pipe, and an upper steel pipe disposed so as to cover the lower steel pipe from the outside and fixed to the lower steel pipe, and a lower end of the lower steel pipe The structure for reducing floor vibration of a building according to claim 1, wherein the viscoelastic body is attached to a part .

建物の上下に隣合う階の床スラブを互いに連結する支持部材を設けてなる建物の床振動を低減する構造であって、該支持部材は上側の鋼管と下側の鋼管とを備え、一方の鋼管が他方の鋼管の内側に挿入され、この挿入部において両鋼管の間に粘弾性体が介装されて両鋼管が連結されていることを特徴とする構造。A structure for reducing floor vibration of a building by providing a support member for connecting floor slabs adjacent to each other on the upper and lower sides of the building, the support member comprising an upper steel pipe and a lower steel pipe, A structure in which a steel pipe is inserted inside the other steel pipe and a viscoelastic body is interposed between the two steel pipes at the insertion portion to connect the two steel pipes.

建物の上下に隣合う階の床スラブを互いに連結する支持部材を設けてなる建物の床振動を低減する構造であって、該支持部材は上側のチャネル材と下側のチャネル材とを備え、これらチャネル材がそれらの連結部において互いに重なり合うように配置され、この重なり合った部分において両チャネル部材間に粘弾性体が介装されていることを特徴とする構造。A structure for reducing floor vibration of a building by providing support members for connecting floor slabs adjacent to each other on the upper and lower sides of the building, wherein the support member includes an upper channel material and a lower channel material, A structure characterized in that these channel members are arranged so as to overlap each other at their connecting portion, and a viscoelastic body is interposed between both channel members in this overlapping portion.