JP3898781B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、管路内や管路内を挿通させて目的部位の補修を行う内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、体腔内に細長な挿入部を挿入することにより、体腔内の臓器を観察したり、必要に応じ、処置具チャンネル内に挿入した処置具を用いて、各種治療処置のできる内視鏡が広く用いられている。
【0003】
また、ボイラー・ガスタービンエンジン・化学プラント等の配管・自動車エンジンの内部の傷や腐蝕等の観察や検査等に、工業用内視鏡が広く利用されている。
【0004】
そして、前記工業用内視鏡を配管内に挿通して傷や腐食などの欠陥部位を発見して補修する方法として、配管外部より欠陥部位に補修部材を当ててガス溶接やアーク溶接で補修する方法がある。
【0005】
また、特開平6−63787号公報には内視鏡の先端部に湾曲制御可能なマニピュレータを設け、このマニピュレータの先端に配設した溶接手段を用いて、配管内部の欠陥部位を内視鏡の撮像手段で観察しながら、マニピュレータを欠陥部位に配置して、溶接手段によって補修するようにした溶接用内視鏡装置が示されている。
【0006】
しかしながら、特開平6−63787号公報の溶接用内視鏡装置では、図39に示すように内視鏡400の湾曲部401の湾曲操作及び内視鏡先端部402に配設したマニピュレータ403の湾曲操作を、挿入部404内を通って手元側まで延出されているそれぞれの操作ワイヤ401a、403aを牽引操作することによって湾曲動作させるようにしていた。このため、内視鏡先端部402を、管路内に挿通させて奥深くの目的部位まで挿入して補修作業を行う場合、複雑な形状の管路に挿入されることにより挿入部404が複雑に曲がって、手元側で操作ワイヤ401a、403aを牽引操作しても、前記湾曲部401やマニピュレータ403に操作力がスムーズに伝達されずに、マニピュレータ403の先端に設けられている溶接手段の先端部405を補修箇所に正確に配置させることが難しかった。
【0007】
また、溶接手段の先端部405を補修箇所に当てて補修作業を行うため、内視鏡400の湾曲部401を保持状態にしたつもりでいても、操作ワイヤ401a、403aの弛みなどの発生によって誤動作すると、補修箇所で無い部分に溶接手段が当接して管路にダメージを与えるおそれがあった。
【0008】
さらに、欠陥部位の補修作業を行うときに、欠陥部位の状態により補修方法を決めるが、この作業を行うためには1つの内視鏡では困難であり、まず1つの内視鏡で欠陥部位の大きさを計測した後、補修作業用の別の内視鏡を挿入して欠陥部位の補修作業を行っていた。しかし、計測した欠陥部位に補修作業用の内視鏡を位置決めする必要があり、この作業を効率的に行えないという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の内視鏡装置では、補修作業を行う場合、内視鏡先端部が上下、左右に動く場合が多くあるが、このような場合でも内視鏡先端部の姿勢の保持を行うことは困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、補修作業手段により観察対象における補修部位の補修を行っているときなど、硬性ヘッド部が観察手段の視野方向に対して上下方向、又は左右方向に動いても、姿勢検知手段がその動きを検知して湾曲部の湾曲動作を的確に実行することができ、しかも計測範囲の中央と観察手段の視野方向とを略一致させて計測できることにより、計測の作業効率を向上させることができる内視鏡を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明の一態様による内視鏡は、可撓性を有する細長な挿入部の先端部側に設けた硬性ヘッド部と、前記硬性ヘッド部に設けた観察手段と、前記硬性ヘッド部の後部側に連接した湾曲部とを備える内視鏡において、
前記硬性ヘッド部に、
観察対象における補修部位の補修を行う補修作業手段と、
前記補修部位の大きさを計測するものであって、計測範囲の中心を前記観察手段の視野方向中心と略一致させた計測手段と、
前記補修作業手段及び計測手段を設けた前記硬性ヘッド部が、前記観察手段の視野方向に対して上下方向又は左右方向に動いたことを検知する姿勢検知手段と、
を備え、
前記姿勢検知手段により検知される検出値を前記湾曲部の湾曲動作にフィードバックして前記硬性ヘッド部の姿勢の保持を行う。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1ないし図13は本発明の一実施形態に係り、図1は内視鏡の概略構成を示す説明図、図2は硬性ヘッド部の構成を説明する図、図3は基板の概略構成を示す図、図4はマイクロ光スキャナとマイクロジャイロとを基板に配設した状態を示す説明図、図5はマイクロ光スキャナの構成を説明する図、図6は補修用マニピュレータの構成を説明する図、図7はマイクロ溶接具の構成を説明する図、図8は湾曲部の概略構成を示す説明図、図9は湾曲用形状記憶合金の構成を説明する図、図10は各湾曲部の構成を説明する断面図、図11は湾曲用形状記憶合金の湾曲部への配設方法を示す説明図、図12は内視鏡の使用例を示す図、図13は湾曲部の作用例を示す説明図である。
【0013】
図1に示すように内視鏡1は細長な挿入部を有し、この挿入部は先端側から順に硬性ヘッド部2、可撓性を有するチューブ部材からなる湾曲部3及び可撓管部4を連接して構成されている。
【0014】
前記湾曲部3は、複雑な湾曲動作に対応するように例えば、前記硬性ヘッド部2に連設した第1の湾曲部3a、この第1の湾曲部3aに連設した第2の湾曲部3b、この第2の湾曲部3bに一端部が連設して他端部が可撓管部4に連設する第3の湾曲部3cとで構成されている。
【0015】
前記硬性ヘッド部2の先端面には、観察を行うときの視覚機能となる観察光学系5や図示しない補修部を照らす照明機能となる照明光学系6が配設され、硬性ヘッド部2の先端面からは補修部の補修作業を行う補修作業手段を構成するマイクロ溶接具7と、このマイクロ溶接具7を補修部に配置させる後述する湾曲機能を有する補修用マニピュレータ8とが設けられている。
【0016】
また、硬性ヘッド部2内には補修部の大きさを計測するための計測手段であるマイクロ光スキャナ9及び補修作業時の硬性ヘッド部2の動きを検知して補修作業時における硬性ヘッド部2の姿勢を常時検知する姿勢検知手段となる回転角速度を検出するマイクロジャイロ10と設けられている。
【0017】
図2ないし図4を参照して硬性ヘッド部2の構成を説明する。
図2に示すように硬性ヘッド部2に配設される観察光学系5を構成するイメージガイド5a及び照明光学系6を構成するライトガイド6aは、前記硬性ヘッド部2の湾曲部3側を構成する第2の固定部剤12を挿通して、先端側を構成する第1の固定部材11の所定位置にそれぞれ固定されるようになっている。そして、前記第1の固定部材11と第2の固定部材12との間には前記マイクロ光スキャナ9やマイクロジャイロ10などを固定した基板13が配設されるようになっている。
【0018】
また、前記第1の固定部材11にはマイクロ溶接具7としてレーザ溶接部7aと溶加材供給部7bとを先端部にそれぞれ設けた補修用マニピュレータ8、8が配設されるようになっている。
【0019】
前記マイクロ溶接具7としてレーザ溶接部7aと溶加材供給部7bとをマニピュレータ8の先端部に設けたことによって、硬性ヘッド部2の内部にはレーザ溶接部7aにレーザ光を供給するレーザファイバ14及び溶加材供給部7bに溶加材やシールド用ガスを供給する溶加材用チューブ15、シールドガス用チューブ16が挿通している。
【0020】
さらに、前記補修用マニピュレータ8にはこの補修用マニピュレータ8を所望の方向に湾曲動作させるための湾曲機構部材として後述する形状記憶合金(以下SMAと略記する)17が複数配設されている。このSMA17の一端部は前記基板13に接続されて、前記マイクロ光スキャナ9、マイクロジャイロ10を制御する制御装置(不図示)に電気的に接続されるようになっている。
【0021】
図3に示すように前記基板13は、シリコン基板18と配線や電極部を設けたポリイミド膜19との複合部材であり、前記ポリイミド膜19には前記マイクロ光スキャナ9やマイクロジャイロ10がそれぞれ接続されるスキャナ用電極部20及びジャイロ用電極部21や、スキャナ駆動用の回路を構成するスキャナ駆動回路22及びジャイロ駆動用の回路を構成するジャイロ駆動回路23などが設けられている。
【0022】
前記基板13のスキャナ用電極部20及びジャイロ用電極部21やスキャナ駆動回路22及びジャイロ駆動回路23にマイクロ光スキャナ9及びマイクロジャイロ10を接続固定することによって、図4(a)に示すように基板13上にマイクロ光スキャナ9及びマイクロジャイロ10が配置されるようになっている。
【0023】
図4(b)に示すように基板13上にマイクロジャイロ10a、10bを設けたことによって、マイクロジャイロ10aで図中矢印AA′で示す基板13垂直方向の角速度が検出され、マイクロジャイロ10bで図中矢印BB′で示す基板13水平方向の角速度が検出される。このことによって、硬性ヘッド部2が観察光学系5の視野方向に対して上下方向または左右方向に動いたとき、マイクロジャイロ10によって角速度が検出され、この検出値を湾曲部3の湾曲動作にフィードバックして姿勢保持を行う。
【0024】
なお、図4(c)に示すように基板13上にマイクロジャイロ10cを追加して3つ設けることによって、基板13の垂直方向、水平方向の角速度に加えて、基板13が長手方向軸に対して回転したときの角速度を検出するようにしても良い。このことにより、初めに認識した画像の重力方向から硬性ヘッド部がどのくらい回転したかをマイクロジャイロ10cが検出するので、観察光学系5によって画像化した画像の重力方向の検出を容易に行える。
【0025】
図5に示すようにマイクロ光スキャナ9は、スキャナ基板91上に圧電振動体92を備え、この圧電振動体92に対して可動部93を細長い針状部材94で連結して、前記圧電振動体92の振動によって可動部93が動くようになっている。
【0026】
前記可動部93の表面には薄膜状に形成された半導体レーザである面発光レーザ95が貼り付けられる一方、前記スキャナ基板91の表面には光の強度を検知する受光素子96及び対象物までの距離を計測するための距離用受光素子97を設けられている。
【0027】
前記スキャナ基板91の前面にはカバー98が配設されるようになっており、このカバー98には前記受光素子96に対応する位置に形成した開口98aと前記距離用受光素子97に対応する位置に形成したピンホール98bとが設けられている。
【0028】
なお、前記距離用受光素子97としてはフォトダイオードー(以下PDと略記する)やポジションセンシング装置(以下PSDと略記する)があり、距離用受光素子97がPDの場合、ピンホール98bに入射する光の角度が変わることによって距離用受光素子97に入る光の強さが変わることから、入射する光の変化量によって対象物までの距離わかるようになっている。即ち、予め標準距離となる光の強度を測定しておくことにより、この値を基準にした位置関係が容易に計測され、対象物までの距離とPDへの入射する光の変化量を測定すればキズの大きさの計測が可能になる。
【0029】
一方、前記距離用受光素子97がPSDの場合は、光の入射した位置がわかることから、前記ピンホール98bとPSDの光の入射位置との関係から入射角が計測される。このとき、圧電振動体92を制御して可動部93を動作させているので、前記圧電振動体92の周波数と可動部93の振れ角の関係を予め計測しておくことで、対象物までの距離が測定でき、距離がわかればキズの大きさの計測が可能になる。
【0030】
図6及び図7を参照して補修作業手段について説明する。
図6に示すように補修用マニピュレータ8は、管状の可撓性を有する第1のチューブ81に、この第1のチューブ81に外嵌する管状の可撓性を有する第2のチューブ82を連接して構成されている。
【0031】
前記第1のチューブ81の肉部には例えば6つのワイヤ挿通孔81aが設けられ、前記第2のチューブ82の内部には前記第1のチューブ81に設けたワイヤ挿通孔81aに対応する例えばテフロンやシリコン部材で形成したガイドチューブ83が設けられている。
【0032】
前記第1のチューブ81の6つのワイヤ挿通孔81aには加熱状態に応じて長さが伸縮する3本の第1の形状記憶合金ワイヤ(以下第1SMAワイヤ)17aが先端面で折り返されて同図(b)に示すように2つのワイヤ挿通孔81a、81aを一組にして3本挿通されている。前記第1SMAワイヤ17aは、前記ワイヤ挿通孔81aに対応するガイドチューブ83の透孔を通って手元側に延出して第1SMAワイヤ17aのそれぞれの端部をステンレスや真鍮で形成したパイプ状のカシメ部材84aに固定している。なお、このカシメ部材84aの外形寸法は、前記ガイドチューブ83の透孔の内径寸法よりも大きく形成されている。
【0033】
また、前記第2のチューブ82には加熱状態に応じて長さが伸縮する第2の形状記憶合金ワイヤ(以下第2SMAワイヤ)17bが、同図(c)に示すように前記第2のチューブ82の内周面側と外周面側とを通るように先端側で折り返して3本配設されており、この第2SMAワイヤ17bのそれぞれの端部をカシメ部材84bに固定している。
【0034】
前記カシメ部材84a、84bには第1SMAワイヤ17a及び第2SMAワイヤ17bに電流を供給するリード線85がそれぞれ接続されている。
【0035】
同図(d)に示すように前記第2のチューブ82の後方には固定部材86が配設されている。この固定部材86は、前記第1のチューブ81と同様に6つのリード線挿通孔86aが設けられており、前記第1SMAワイヤ17aの端部のカシメ部材84に接続されるリード線85が配設されている。また、前記固定部材86と第2のチューブ82との間に前記第2SMAワイヤ17bが配置される一方、前記第2のチューブ82とこの第2のチューブ82を覆う熱収縮チューブ87との間にカシメ部材84bがそれぞれ配置されている。
【0036】
このことによって、前記第1のチューブ81がマニピュレータ第1湾曲部を構成し、前記第2のチューブ82がマニピュレータ第2湾曲部を構成する。なお、前記第1のチューブ81と第2のチューブ82との接続部分の外周に、熱収縮チューブ87を締め付けて、第1のチューブ81と第2のチューブ82とを一体的に連結固定している。
【0037】
図7に示すようにマイクロ溶接具7は、前記補修用マニピュレータ8の先端に取り付けられるものであり、本実施形態の2つの補修用マニピュレータ8の先端にはレーザ溶接部7aと溶加材供給部7bとがそれぞれ設けられている。
【0038】
前記レーザ溶接部7aは、手元側から補修用マニピュレータ8の内部を挿通して先端に導かれたレーザファイバ71と、このレーザファイバ71の先端に配設された光学部72とで構成されている。
【0039】
一方、溶加材供給部7bは、補修箇所を溶接するための溶加材73を送り出すアクチュエータとなる例えば圧電素子74を搭載する一方、シールドガスとして例えばアルゴンガスを供給するガス供給チューブ75を挿通している。
【0040】
このことにより、前記リード線85で前記第1SMAワイヤ17a及び第2SMAワイヤ17bを加熱することによって、SMAワイヤ17a、17bの温度を適宜変化させて、補修用マニピュレータ8に設けたマイクロ溶接具7を補修部に対峙させることができるようになっている。
【0041】
図8ないし図11を参照して湾曲部3の構成を説明する。
図8に示すように本実施形態の湾曲部3は、3本の柔軟なチューブで第1の湾曲部3a、第2の湾曲部3b及び第3の湾曲部3cと各湾曲部同士を連結する連結部材31とで構成されている。
【0042】
前記湾曲部3を構成する各湾曲部を形成するチューブには、長手方向に延びる複数の貫通孔32が形成されており、この貫通孔32には湾曲部用の形状記憶合金(以下湾曲用SMAと略記する)33が配設されるようになっている。
【0043】
図9に示すように貫通孔32に配設される湾曲用SMA33の外周面には加熱用ヒータ34が螺旋状に巻回されており、この加熱用ヒータ34を介して前記湾曲用SMA33を間接的に加熱することによって、湾曲用SMA33の温度を変化させて伸縮、或いは、屈曲する。なお、符号35は加熱用ヒータ34に電流を供給するための配線である。
【0044】
図10に示すように前記第1の湾曲部3a、第2の湾曲部3b及び第3の湾曲部3cを構成するチューブにそれぞれ形成される貫通孔32の数は先端側の第1の湾曲部3aから順に3つ、6つ、9つと設けられており、各湾曲部3a、3b、3cの所定の貫通孔32に3本の湾曲用SMA33を配設している。
【0045】
具体的には、前記第1の湾曲部3aには同図(a)に示すように3つの貫通孔32a、32b、32cが形成されており、各貫通孔32a、32b、32cに湾曲用SMA33を挿通している。また、前記第2の湾曲部3bには同図(b)に示すように6つの貫通孔32aないし32fが形成され、前記貫通孔32d、32e、32fに湾曲用SMA33を挿通している。さらに、前記第3の湾曲部3cには同図(c)に示すように9つの貫通孔32aないし32iが形成され、前記貫通孔32g、32h、32iに湾曲用SMA33を挿通している。
【0046】
そして、前記第2湾曲部3bに形成されている貫通孔32a、32b、32c及び前記第3湾曲部3cに形成されている貫通孔32a、32b、32cに、前記第1の湾曲部3aに設けられた湾曲用SMA33を加熱する加熱用ヒータ34の配線35を挿通している。また、前記第3湾曲部3cに形成されている貫通孔32d、32e、32fに、前記第2の湾曲部3bに設けられている湾曲用SMA33を加熱する加熱用ヒータ34の配線35を挿通している。
【0047】
このため、各湾曲部3a、3b、3cに設けられている湾曲用SMA33の加熱状態を適宜調節することによって、各湾曲部3a、3b、3cの湾曲状態及び湾曲部3全体の湾曲状態を所望の湾曲状態にすることができるようになっている。
【0048】
なお、前記湾曲用SMA33の端部は、図11に示すように各湾曲部3a、3b、3cの端部に配設される支持部材36によって固定保持されている。
【0049】
また、本実施形態においては湾曲用SMA33を、加熱用ヒータ34によって間接的に加熱するようにしているが、前記湾曲用SMA33に直接電流を流してジュール熱によって加熱して湾曲駆動させるようにしても良い。
【0050】
上述のように構成した内視鏡1の作用を説明する。
内視鏡1を例えば図12に示す発電施設や航空機エンジンのタービン部41に挿通させて補修作業を行うものとする。
【0051】
まず、照明光学系6によって照らされた管路(不図示)を観察光学系5で観察しながら、内視鏡1を押し込んでいく。途中、管路内部に図13(a)に示すような段差部42があった場合には、第2、3湾曲部3b、3cに配設されている湾曲用SMA33を適宜加熱して上方向に湾曲させた状態にして同図(b)に示すように段差部42に近づけていく。そして、前記第2湾曲部3bが下方向に湾曲するように湾曲用SMA33を調節して同図(c)に示すように内視鏡1の硬性ヘッド部2が段差部42を乗り越えさせる。この後、内視鏡1を押し込んでタービン部41まで挿通していく。
【0052】
次に、タービン41a、41bの間に内視鏡1の硬性ヘッド部2を配置し、観察光学系5でタービン41bの状態を観察する。このとき、タービン41bに微小キズを発見したなら、マイクロ光スキャナ9の圧電振動体92を動作させる。すると、針状部材94を介して連結されている可動部93が2次元的に動作して、面発光レーザ95からレーザ光が出射されて平面的走査が行われる。
【0053】
前記面発光レーザ95から出射したレーザ光が対象部位に当たると、反射光が受光素子96に入射して光の強度が検知される。タービン41にキズのある場合と無い場合とでは反射光の強度が異なるので、このことからキズの位置がわかると共に、反射光がピンホール98bを通過して距離用受光素子97に入射することから距離がわかる。
【0054】
次いで、計測した結果からこの傷の大きさに見合った補修作業の方法を選択する。
補修のために溶接作業を行う必要がある場合には、まず内視鏡1の湾曲部3の湾曲状態を適宜制御して位置決めを行う。次に、マイクロジャイロ10によって硬性ヘッド部2の姿勢が検知される。このとき、このマイクロジャイロ10の検知結果により湾曲部3a、3b、3cに配設されている湾曲用SMA33を制御して姿勢の保持が行な割れると共に、補修用マニピュレータ9を湾曲動作させて補修場所にマイクロ溶接具7の先端部を正確に配置させて溶加材73を供給しながら溶接作業を行う。
【0055】
なお、軽度なキズの場合には、マイクロ溶接具7により溶加材73を使わずに、タービン41の周辺部を溶融して微小キズの修復を行う。また、キズの発生している場所やキズの大きさによっては補修作業を行わない場合もある。
【0056】
このように、内視鏡の硬性ヘッド部に計測手段と姿勢検知手段とを設けたことにより、硬性ヘッド部の位置及びキズの大きさを確認しながら正確且つ確実に補修作業を行うことができる。このことにより、マニピュレータの先端部に配設したマイクロ溶接具によって確実に補修作業を行えるので作業性が大幅に向上する。
【0057】
また、補修作業を行うとき、キズの大きさの計測と、補修作業とを内視鏡の抜き差しをすること無く行うことができる。このことにより、作業時間が大幅に短縮される。
【0058】
さらに、複雑な形状をした管路内に内視鏡を挿通して、補修用マニピュレータの先端部に配設したマイクロ溶接具を補修箇所に配置する際、湾曲部及び補修用マニピュレータに配設されている湾曲用SMA及び第1、第2SMAワイヤによって湾曲状態を直接的に制御することができる。このことにより、硬性ヘッド部及びマイクロ溶接具を正確に補修箇所に導ける。また、補修作業時の硬性ヘッドの姿勢が安定的に保持されるので、補修作業を正確に行えると共に正確な計測が行える。
【0059】
また、観察光学系で観察しながら同時に計測手段でキズの大きさの計測を行うことができる。このことにより、補修作業の信頼性が大幅に向上する。
【0060】
また、万一の事故などにより観察光学系が機能を果たさなくなった場合でも計測手段で物体の認識を行うことができる。
【0061】
また、補修作業時、操作を誤って、補修箇所が視野外になって硬性ヘッドの位置がわからなくなった場合でも、姿勢検知手段によって検知されている角速度によって速やかに元の位置に戻すことができる。このことにより、補修箇所を見失うことが防止される。
【0062】
また、硬性ヘッドに姿勢検出手段としてジャイロを設けているので、観察光学系とらえた映像をモニタ上に表示したとき画像の重力方向が容易にわかる。
【0063】
なお、本実施形態においては湾曲部及び補修用マニピュレータの湾曲動作を3箇所に配設した湾曲用SMA及び第1、第2SMAワイヤによって行っているが3箇所以上であれば4箇所であっても5箇所であってもよい。
【0064】
また、硬性ヘッド部の構成やマイクロ光スキャナの構成或いはマニピュレータの構成、マイクロ溶接装置の構成、湾曲部の構成は上述の実施形態に限定されるものではなく、以下に示すような構成であっても良い。以下前記実施形態と同部材には同符号を付して説明を省略する。
【0065】
図14を参照して硬性ヘッド部の他の構成を説明する。
図に示すように硬性ヘッド部2Aは、湾曲部3に連設される切り欠き部101aを形成したヘッド部本体101と、マイクロ溶接具7を設けた補修用マニピュレータ8及びマイクロ光スキャナ9、マイクロジャイロ10が固定された基板13が着脱自在な固定部材本体102と、前記切り欠き部101aに配置されるヘッド部カバー103とで構成されている。
【0066】
前記固定部材本体102にマイクロ光スキャナ9やマイクロジャイロ10等を固定した基板13及びマイクロ溶接具7を設けた補修用マニピュレータ8を配設した後、レーザファイバ14、溶加材用チューブ15及びシールドガス用チューブ16などをヘッド部本体101内に収納し、ヘッド部カバー103をヘッド部本体101の切り欠き部101aに取り付けることにより、このヘッド部カバー103、固定部材本体102及びヘッド部本体101とが一体的に構成されて硬性ヘッド部2Aが形成される。その他の構成は前記第1実施形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。このことにより、硬性ヘッドの組立性が向上する。
【0067】
なお、、硬性ヘッド部2内でのマイクロ光スキャナ9とマイクロジャイロ10との配置位置関係は、マイクロ光スキャナ9を内視鏡1の先端側方向に設け、このマイクロ光スキャナ9の後方にマイクロジャイロ10を設けた構成になっている。このことにより、前記マイクロ光スキャナ9で前記図1に示すよ硬性ヘッド部2の先端側近傍の側面側の測定や、本図に示すような硬性ヘッド部2Aの先端面前方側の測定のどちらにも対応する。
【0068】
図15を参照してマイクロ光スキャナの配置位置の他の構成を説明する。
同図(a)に示すようにマイクロ光スキャナ9を例えば斜めに配置させて、観察光学系5視野方向に向けて、走査範囲の中央と観察光学系5の視野の略中央とを一致させてマイクロ光スキャナ9による走査を行えるようにしている。このことにより、計測の作業性効率を向上させることができる。
【0069】
また、同図(b)に示すようにマイクロ光スキャナ9の受光素子96をスキャナ部96aと受光素子部96bとに分離している。このことによって、周辺の形状に合わせ構成にすることで小型化、細径化が図れる。
【0070】
図16を参照して計測手段の他の構成を説明する。
計測手段を前記実施形態におけるマイクロ光スキャナ9の代わりに図に示すように内視鏡1の先端から手元側に設けたファイバ110と、受光素子111と、手元側に設けたレーザ装置112と、このレーザ装置112から出射されるレーザ光を集光するレンズ113と、前記レーザ装置112を前記ファイバ110の端面に対して平行に且つ2次元的に走査させる走査手段114とで構成している。
【0071】
この計測手段によれば、手元側のレーザ装置112を走査手段である駆動装置114により2次元的に動作させながらレーザ光をレンズ113に対して出射する。すると、前記レンズ113で集光されたレーザ光がファイバ110の端面から入射して先端側から対象物に向かって出射する。そして、このレーザ光の反射光を受光素子111で検出してキズの計測が行える。
【0072】
このことにより、内視鏡の挿入部内部に細長なファイバを挿通するだけで計測手段が構成されるので、挿入部の細径化が可能である。前記ファイバの代わりに半導体レーザを設けても同様の作用及び効果が得られる。
【0073】
なお、図17に示すように内視鏡120の側方に開口部121を設け、この内視鏡内部にファイバ122と、マイクロ光スキャナ123とレンズ124とを設けている。前記マイクロ光スキャナ123は、前記図5の構成で面発光レーザ95を取りはずして可動部93が鏡面となっているものであり、その端面に対してファイバ122からの出射光を出射して、反射した光を側方のレンズ124で集光してキズ等の計測ができるようにしてもよい。
【0074】
図18及び図19を参照して補修用マニピュレータの他の構成を説明する。 図18に示すように補修用マニピュレータ8Aは、2重に配したチューブ131、132の間に温度変化に応じて屈曲形状を変化させる形状記憶合金板プレート(以下SMAプレートと略記する)133を配設した管状部材134を、接続部材135によって連結されて、2つの湾曲部を有する補修用マニピュレータ8Aを構成している。
【0075】
図19に示すように前記SMAプレート134にはこのSMAプレート134を加熱させるための薄膜ヒーター136が貼り付けられており、図示しない手元側の制御装置で加熱温度を制御することで、図18の矢印F、Gに示すように湾曲動作させることができるようになっている。
【0076】
図20を参照してマイクロ溶接装置の他の構成を説明する。
図に示すようにマイクロ溶接装置140は、TIG溶接装置であり、電気ケーブル141の先端にタングステン電極142を機械的にカシメ部材143によって接続して構成したものであり、電流を通すことによってタングステン電極142が加熱される補修ができるようになっている。
【0077】
図21を参照してマイクロ溶接装置の別の構成を説明する。
図に示すように一方の補修用マニピュレータ8側に取り付けられている溶加材供給部7bの先端からシールドガスが噴出されている。これに対して、他方の補修用マニピュレータ8側に取り付けられているレーザ溶接部7aにはシールドガスを吸い込むための吸引用孔145を設けている。
【0078】
このことにより、補修作業時に溶加材供給部から噴出されるシールドガスを排気することができるので、密閉された空間で作業を行うとき、内圧が高くなることを防止して安全な作業が行える。
【0079】
図22を参照してマイクロ溶接装置のまた別の構成を説明する。
図に示すように補修用マニピュレータ8の先端部にトーチ150を設け、このトーチ150に対して2つ管路151、152を合流させて接続している。
【0080】
前記管路151には、溶解アセチレン容器152がアセチレン用逆火防止器152a、アセチレン調整器152bを介して接続されており、管路153には酸素容器154が酸素用逆火防止器154a、酸素圧力調整器154bを介して接続されている。
【0081】
溶解アセチレン容器152及び酸素容器154は高圧ガス容器に充填されており、各圧力調整器152b、154bにより減圧されてトーチ150に導かれるようになっている。
【0082】
このように、マイクロ溶接装置をアセチレンと酸素の量を調整して行えるようにしたことにより、アセチレンと酸素の割合を調節することによって還元炎、中性炎、酸化炎を選択してあらゆる金属の溶接を行うことができる。
【0083】
図23及び図24を参照してマイクロ溶接装置のさらに他の構成を説明する。
図23に示すように補修用マニピュレータ8の一方の先端に電極部155を設け、他方の補修用マニピュレータ8の先端に電極部を兼ねる把持部156を設けている。なお、前記電極極155と把持部156の図示しない手元側は電源に接続されている。
【0084】
溶接作業を行う場合、図23に示すように把持部156により金属箔157を把持し、補修位置に金属箔157を配置する。そして、図24に示すように金属箔157を、電極155と補修部材158とで挟持する。
【0085】
この状態で、図24に示すように前記把持部156を補修位置の近傍に当接させて電源を入れる。すると、図の破線に示すように電流が流れて、金属箔157が溶融させて溶接を終了する。
【0086】
このことにより、狭い範囲での溶接を行うことができるので、微小キズの補修を容易に行うことができる。また、熱による影響を狭い範囲にすることができる。
【0087】
図25及び図26を参照してマイクロ溶接装置のさらに別の構成を説明する。
図25に示すようにマイクロ溶接装置160は、内視鏡1の先端部から突出する1本の補修用マニピュレータ8と、その先端に設けられた電子銃161と、内視鏡1の先端部から手元側まで導かれる管路162と、この管路162に接続された真空ポンプ163とで構成されている。
【0088】
図26に示すように電子銃161は、先端部161aの内部に陰極部164、陽極部165、電磁コイル166を設けて構成されている。電子銃161は、高真空中で陰極部164を過熱して放出されて、高電圧で加速し、電磁コイル166で集束してエネルギを放出するものである。
【0089】
内視鏡1を密閉された空間内の補修位置に導き、補修用マニピュレータ8を操作して補修部に配置する。この状態で、真空ポンプ163を動作させて、空間内を高真空にし、電子銃161から電子ビームを発生させる。
【0090】
このことにより、補修部に高エネルギを集中させて溶接することができるため、溶接幅が狭く、且つ深くすることができる。
【0091】
図27ないし図29を参照して溶接以外の補修作業手段について説明する。 図27に示すように補修用マニピュレータ8の先端部には補修作業手段として砥石171と、この砥石171を回転駆動させる駆動部としてモータ172とを有するマイクロ研削装置170が配設されている。なお、モータとしてはDCモータが用いられる。
【0092】
また、図28に示すようにシールドガスの噴射によってエアタービン173を回転させることによって砥石171を回転させるようにしても良い。
【0093】
このことにより、図27に示すような鋭角に切り込まれたクラックがある場合には、このマイクロ研削装置170により応力集中が起こらないように丸く削ることができるので、微小クラックに対して容易に補修作業が行える。
【0094】
さらに、図29に示すように補修用マニピュレータ8の先端部に設けられている砥石171に対して柔軟なフレキシブルなシャフト175を連結する一方、シャフト175の手元側をモータ176に連結している。なお、前記シャフト175の外周部にはコイルシース177が設けられており、このコイルシース177は補修用マニピュレータ8および内視鏡1の内部を通って手元側まで配置されている。
【0095】
このことにより、モータを駆動させることによってモータの回転力がシャフトを介して砥石に伝達されて、クラックなどの微小キズの補修が行える。
【0096】
このように、内視鏡の手元側に駆動部であるモータを設けているので、モータを大きくすることが可能になり、砥石による研削力が増大すると共に、内視鏡の細径化が可能になる。
【0097】
図30ないし図32を参照して湾曲部の他の構成を説明する。◎)
図30に示すように湾曲部3Aを構成する第1の湾曲部3d、第2の湾曲部3e、第3の湾曲部3fはそれぞれ連結部材181によって連接されている。前記第1の湾曲部3d、第2の湾曲部3e、第3の湾曲部3fを形成するチューブにはそれぞれ細長で長手方向に伸びる透孔182a、182b、183cが設けられている。
【0098】
前記チューブに設けた透孔182a、182b、183c内には流体として例えば水、空気が流されるようになっており、前記流体を適宜、前記透孔182a、182b、183cに流し込んで、それぞれの透孔182a、182b、183cを長手方向に膨張させることによって湾曲部3を所望の方向に湾曲駆動させるものである。
【0099】
前記湾曲部3d、3e、3fの湾曲駆動は、手元側に設けた流体供給源183に接続されて、前記透孔182a、182b、183c内に延びる後述する流体供給チューブによってそれぞれ独立して湾曲駆動されるようになっている。
【0100】
図31を参照して湾曲部の構成を具体的に説明する。
同図(a)に示すように湾曲部3を構成する第1の湾曲部3dと第2の湾曲部3eとに形成されている対向する透孔182a、182b、183cには前記第1の湾曲部3dに導かれる流体供給チューブ184aを配設するための接続孔185aを有するチューブ接続部材185が配設されており、このチューブ接続部材185の接続孔185aに第1の湾曲部3dを湾曲駆動させるための流体供給チューブ184aがそれぞれ配設されている。
【0101】
また、同図(b)に示すように湾曲部3を構成する第2の湾曲部3eと第3湾曲部3fとに形成されている対向する透孔182a、182b、183cには前記第2の湾曲部3eに導かれる流体チューブ184bを配設するための接続孔186aと、前記第1の湾曲部3dに至る流体供給チューブ184aが配設される案内孔186bとを有するチューブ接続部材186が配設されており、このチューブ接続部材186の接続孔186aに第2の湾曲部3eを湾曲駆動させるための流体供給チューブ184bがそれぞれ配設される一方、前記第1の湾曲部3dを湾曲駆動させるための流体供給チューブ184aが案内孔186bを挿通して第1の湾曲部3dに導かれている。
【0102】
図32(a)、(b)に示すように前記チューブ接続部材185、186は、各透孔182a、182b、183cの形状と同形状に形成されており、接続孔185aや接続孔186a、案内孔186bを有する中実の蓋部側と、薄肉で略管状の凹部側とで構成されている。
【0103】
前記接続孔185a、186a及び案内孔186bに配設される流体供給チューブ184a、184bは、供給流体である水や空気等が孔の隙間から漏れ出ることが無いように例えば、シリコン等のシール部材を隙間に充填している。
【0104】
なお、第3湾曲部3fの手元側に設けられる接続部材には、第3湾曲部用の流体供給チューブを接続するための接続孔と、前記第1の湾曲部3dに至るチューブ184aを挿通する第1の案内孔及び前記第2の湾曲部3eに至るチューブ184bを挿通する第2の案内孔とが形成されている。このため、この第3湾曲部3fの各透孔182a、182b、183c内には2本の流体供給チューブ184a、184bが挿通している。
【0105】
ここで、図33ないし図37を参照して硬質ヘッド部内の回路デバイスの発熱を抑える方法について説明する。
まず、図33に示す回路デバイス冷却機構を説明する。図に示すように形成したボックス191で前記基板13を覆い、このボックス191内にシールドガスを噴出させて発熱を抑えるようにしたものである。
【0106】
このボックス191にはガス供給穴192及びチューブ挿通孔193が設けられており、前記ガス供給穴192から補修用マニピュレータ8の内部にシールドガスを供給するチューブが取り付けられ、チューブ挿通孔193にシールドガス用チューブ16を装着させるものである。このため、シールドガス用チューブ16の先端から噴出したシールドガスがボックス191内に充満して補修用マニピュレータ8に供給されるようになっている。
【0107】
このことにより、溶接作業時、シールドガスを供給すると、ボックス内部にシールドガスが充満して基板の回路が冷却される。
【0108】
次に、図34に示す回路デバイス冷却機構を説明する。図に示すように基板13上に冷却流体を供給する冷却チューブ195を設け、手元側に設けた冷却流体源196からポンプ197によって冷却流体を供給して発熱を抑えるようにしたものである。
【0109】
このことによって、内視鏡使用時、使用に応じてポンプ197を駆動させて、冷却流体を液体供給源196か基板13の冷却チューブ195に供給して基板13の温度上昇を防止している
なお、図35、図36に示すように基板13の内部に流路198を設け、そこにシールドガスを供給するためのシールドガス供給チューブ16を接続するようにしても良い。このことにより、溶接作業を行うとき、効果的に基板が冷却される。符号199は流路198を通ったシールドガスを補修用マニピュレータ8に供給するための流路となる連絡チューブである。
【0110】
次いで、図37示す回路デバイス冷却機構を説明する。図に示すように内視鏡1の硬性ヘッド部2の外周部にフィン構造200を設けて硬性ヘッド部内に搭載されている回路デバイスで発生した熱を放熱しやすくしている。
【0111】
図38で内視鏡の別の構成を説明する。
図に示す内視鏡201は補修作業手段をプローブ206で構成するものであり、このプローブ206は前記内視鏡201に対して着脱自在な構成になっている。
【0112】
即ち、内視鏡201は、細長な挿入部202を有し、先端側に湾曲部203として第1湾曲部203a、第2湾曲部203b、第3湾曲部203cを有している。
【0113】
前記第1の湾曲部203aの先端に設けられた硬性ヘッド部204には、観察光学系5、照射光学系6、対象物の大きさを計測をするマイクロ光スキャナ(不図示)、硬性ヘッド部204の姿勢を検知するマイクロジャイロ(不図示)及び前記プローブ206が突出する処置孔205aが設けられている。
【0114】
前記内視鏡内201には前記処置孔205aに連通するチューブ205が手元側まで配されている。なお、前記プローブ206の先端部には複数の湾曲部206a、206bが設けられている。その他の構成は前記実施形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
【0115】
このことにより、内視鏡の手元側からプローブを先端側に送りこんで、硬性ヘッド部の先端面の処置孔からプローブを突出させて補修作業を行うことができるようになっているので、内視鏡の抜き差しを行うことなく、様々なプローブを取りかえて複数の作業が行える。
【0116】
[付記]
(1) 先端側に設けた硬性ヘッド部と、この硬性ヘッド部に連設する湾曲部とを備えた可撓性の挿入部を有する内視鏡において、
前記硬性ヘッド部に補修作業手段を設けると共に、補修部の大きさを計測する計測手段及びこの硬性ヘッド部の姿勢を検知する姿勢検知手段を設けた内視鏡。
【0117】
(2)前記補修作業手段は、先端部が湾曲制御可能なマニピュレーターと、このマニピュレーターの先端に設けられる溶接手段からなる付記1記載の内視鏡。
【0118】
(3)前記溶接手段は、熱を発する溶接部と、溶加材を供給する溶加材供給部と、補修部にシールドガスを噴射するシールドガス供給部とからなる付記2記載の内視鏡。
【0119】
(4)前記マニピュレーターは、形状記憶合金を加熱制御して湾曲操作される付記2記載の内視鏡。
【0120】
(5)前記溶接手段は、熱源がレーザー光線である付記3記載の内視鏡。
【0121】
(6)前記溶接手段は、熱源がガス燃焼炎である付記3記載の内視鏡。
【0122】
(7)前記溶接手段は、熱源をアークとする付記3記載の内視鏡。
【0123】
(8)前記溶接手段は、熱源をジュール熱とするスポット溶接である付記3記載の内視鏡。
【0124】
(9)前記溶接手段は、熱源を電子銃とする電子ビーム溶接である付記3記載の内視鏡。
【0125】
(10)前記補修作業手段が前記マニピュレーター先端に設けた研削手段である付記1の内視鏡。
【0126】
(11)前記研削手段は、砥石と、この砥石を回転動作させる駆動手段とで構成される付記10記載の内視鏡。
【0127】
(12)前記砥石を回転動作させる駆動手段がDCモーターである付記11記載の内視鏡。
【0128】
(13)前記砥石を回転動作させる駆動手段が、回転翼を有するタービンと、このタービンに供給される流体源からなる付記11記載の内視鏡。
【0129】
(14)前記計測手段は、光の射出部と、前記射出部を広い範囲でスキャニングする駆動部と、光の反射光の強さを測る計測部とからなる付記1記載の内視鏡。
【0130】
(15)前記硬性ヘッド部の姿勢を検知する姿勢検知手段は、角速度を検出するジャイロである付記1記載の内視鏡。
【0131】
(16)前記計測手段と前記姿勢検知手段の駆動制御回路と基板とを前記硬性ヘッド部に設けた付記1記載の内視鏡。
【0132】
(17)前記計測手段及び前記姿勢検知手段の駆動制御回路を1つの基板上に設けた付記1記載の内視鏡。
【0133】
(18)前記計測手段及び前記姿勢検知手段の駆動制御回路を設けた基板が、シリコン基板である付記17または付記18記載の内視鏡。
【0134】
(19)前記基板と前記基板上に配置されている計測手段及び姿勢検知手段及びそれぞれの駆動制御回路を覆う箱体を備え、この箱体の内部にシールドガスが通過する流路を設けた付記3または付記17記載の内視鏡。
【0135】
(20)前記基板上または基板内部にシールドガスを通す流路を設けた付記17記載の内視鏡。
【0136】
(21)前記基板に、前記計測手段と前記姿勢検知手段及びそれらの駆動制御回路を冷却するための冷却供給路を設けた付記17記載の内視鏡。
【0137】
(22)前記硬性ヘッド部に対して、前記補修作業手段と前記計測手段と前記姿勢検知手段とがそれぞれ独立して着脱可能である付記1記載の内視鏡。
【0138】
(23)前記硬性ヘッド部にフィン構造を設けた付記1記載の内視鏡。
【0139】
(24)前記複数の湾曲部は、可撓性を有するチューブと、このチューブ内に設けた形状記憶部材と、この形状記憶部材を加熱する加熱手段と、この加熱手段を制御する制御装置とで構成される付記1記載の内視鏡。
【0140】
(25)前記湾曲部は、長手方向および径方向に複数の透孔を有するチューブと、前記透孔に対して流体を供給する流体供給手段と、前記流体供給手段を制御する流体制御手段とで構成される付記1記載の内視鏡。
【0141】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、補修作業手段により観察対象における補修部位の補修を行っているときなど、硬性ヘッド部が観察手段の視野方向に対して上下方向、又は左右方向に動いても、姿勢検知手段がその動きを検知して湾曲部の湾曲動作を的確に実行することができ、しかも計測範囲の中央と観察手段の視野方向とを略一致させて計測できることにより、計測の作業効率を向上させることができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図13は本発明の一実施形態に係り、図1は内視鏡の概略構成を示す説明図
【図2】硬性ヘッド部の構成を説明する図
【図3】基板の概略構成を示す図
【図4】マイクロ光スキャナとマイクロジャイロとを基板に配設した状態を示す説明図
【図5】マイクロ光スキャナの構成を説明する図
【図6】補修用マニピュレータの構成を説明する図
【図7】マイクロ溶接具の構成を説明する図
【図8】湾曲部の概略構成を示す説明図
【図9】湾曲用形状記憶合金の構成を説明する図
【図10】各湾曲部の構成を説明する断面図
【図11】湾曲用形状記憶合金の湾曲部への配設方法を示す説明図
【図12】内視鏡の使用例を示す図
【図13】湾曲部の作用例を示す説明図
【図14】硬性ヘッド部の他の構成を示す説明図
【図15】マイクロ光スキャナの配置位置の他の構成を示す説明図
【図16】計測手段の他の構成を示す説明図
【図17】計測手段の別の構成を示す説明図
【図18】補修用マニピュレータの他の構成を示す説明図
【図19】形状記憶合金プレートと薄膜ヒーターとの関係を示す図
【図20】マイクロ溶接装置の他の構成を示す図
【図21】マイクロ溶接装置の別の構成を示す図
【図22】マイクロ溶接装置のまた別の構成を示す図
【図23】マイクロ溶接装置のさらに他の構成を示す図
【図24】マイクロ溶接装置の作用を示す図
【図25】マイクロ溶接装置のさらに別の構成を示す図
【図26】電子銃の概略構成を示す説明図
【図27】溶接以外の補修作業手段の1例を示す図
【図28】回転駆動させる駆動部とエアタービンを説明する図
【図29】砥石を回転駆動させる駆動部の他の構成を示す説明図
【図30】湾曲部の他の構成を示す説明図
【図31】湾曲部の構成を具体的に示す説明図
【図32】チューブ接続部材の概略構成を説明する図
【図33】硬質ヘッド部内の回路デバイス冷却機構の1例を示す説明図
【図34】硬質ヘッド部内の回路デバイス冷却機構の他の例を示す説明図
【図35】硬質ヘッド部内の回路デバイス冷却機構の応用例を示す説明図
【図36】図35の回路デバイス冷却機構を硬質ヘッド部内に配設した状態を示す図
【図37】硬質ヘッド部内の回路デバイス冷却機構の別の例を示す説明図
【図38】補修作業手段が着脱自在な内視鏡の構成を示す説明図
【図39】従来の内視鏡の湾曲部の概略構成を説明する図
【符号の説明】
1…内視鏡
2…硬性ヘッド部
3…湾曲部
7…マイクロ溶接具
8…補修用マニピュレータ
9…マイクロ光スキャナ
10…マイクロジャイロ

Claims (4)

  1. 可撓性を有する細長な挿入部の先端部側に設けた硬性ヘッド部と、前記硬性ヘッド部に設けた観察手段と、前記硬性ヘッド部の後部側に連接した湾曲部とを備える内視鏡において、
    前記硬性ヘッド部に、
    観察対象における補修部位の補修を行う補修作業手段と、
    前記補修部位の大きさを計測するものであって、計測範囲の中心を前記観察手段の視野方向中心と略一致させた計測手段と、
    前記補修作業手段及び計測手段を設けた前記硬性ヘッド部が、前記観察手段の視野方向に対して上下方向又は左右方向に動いたことを検知する姿勢検知手段と、
    を備え、
    前記姿勢検知手段により検知される検出値を前記湾曲部の湾曲動作にフィードバックして前記硬性ヘッド部の姿勢の保持を行うことを特徴とする内視鏡。
  2. 前記姿勢制御手段は、前記観察手段の視野方向に対して上下方向の前記硬性ヘッド部の動きを検知するマイクロジャイロと、前記観察手段の視野方向に対して左右方向の前記硬性ヘッド部動きを検知するマイクロジャイロと、を有していることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記計測手段及び姿勢検知手段を一つの基板に設けて、前記硬性ヘッド部が前記観察手段の視野方向に対して上下方向又は左右方向に動いたことを検知できるよう、前記上下方向を検知するマイクロジャイロと左右方向を検知するマイクロジャイロとを設けた前記基板を前記硬性ヘッド部に配置したことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  4. 前記基板に、前記マイクロジャイロに接続するジャイロ用電極及びジャイロ駆動回路を設けたことを特徴とする請求項3に記載の内視鏡。
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