JPH081361A - レーザクラッド装置とその照射位置制御方法 - Google Patents

レーザクラッド装置とその照射位置制御方法

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JPH081361A
JPH081361A JP6134733A JP13473394A JPH081361A JP H081361 A JPH081361 A JP H081361A JP 6134733 A JP6134733 A JP 6134733A JP 13473394 A JP13473394 A JP 13473394A JP H081361 A JPH081361 A JP H081361A
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JP
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irradiation
laser
wall surface
tube
torch
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JP6134733A
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Minoru Hagiwara
実 萩原
Fujio Katahira
不二雄 片平
Takuro Nakajima
卓郎 中島
Kaori Yoshimura
香里 吉村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管内壁面の凹凸が大きい場合でも管内壁面を
均一に加熱することができ、これにより塗布膜を均一に
溶解して良質の合金クラッド部を形成することができる
レーザクラッド装置とその照射位置制御方法を提供す
る。 【構成】 位置検知レーザ入射装置13により位置検知
用レーザ光を光ファイバケーブル7のレーザ発振装置側
に入射して管内壁面2aへ照射し、ディテクタ14によ
り管内壁面で反射され光ファイバケーブルを介して戻る
位置検知用レーザ光の反射光量の強度を検知し、分析記
憶装置15により反射光量の変化から照射トーチ6と管
内壁面の距離を分析して記憶し、制御装置16により記
憶された距離に対応して照射トーチによる照射位置を調
整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光の照射により
管内面に合金クラッド部を形成するレーザクラッド装置
とその照射位置制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉圧力容器には、図3に示すよう
に、一般に圧力容器本体1を貫通している複数の鉛直管
2が設けられている。管2は、内径約40mm、長さ約
4m以上の細長い管である。管2は、圧力容器本体1に
溶接されており、この溶接により管2は部分的に熱疲労
を受けるため、長期間の使用により管2の溶接部内面2
a(以下、管内壁面と呼ぶ)に応力腐食割れが発生する
おそれがある。そのため、図3に示すように、管内壁面
2aに、ニッケル、クロム、モリブデン、鉄等を含む金
属粉をペースト状にして塗布して塗布膜3を形成し、レ
ーザクラッド装置により、管内壁面2aにレーザ光を照
射して塗布膜3を溶かして管内壁面2aに合金クラッド
部を形成することが従来から行われている。
【0003】レーザクラッド装置は、照射レーザ発振装
置4、駆動装置5、照射トーチ6、及びレーザ光を伝達
する光ファイバケーブル7、等からなり、駆動装置5に
より、管2と同軸に照射トーチ6を保持し、かつ照射ト
ーチ6を旋回させながら軸方向に移動させ、同時に照射
レーザ発振装置4で発生したレーザ光を光ファイバケー
ブル7を介して照射トーチ6に伝え、照射トーチ6に設
けられた集光レンズ6aとミラー6bによりレーザ光を
収束、反射させて管内壁面2aにレーザ光を照射するこ
とにより、塗布膜3を螺旋状に溶かして管内壁面に合金
クラッド部を形成するようになっている。駆動装置5及
び照射トーチ6は、管2に挿入するため、直径約35m
m前後に細く形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4にトーチ6に設け
られた集光レンズ6aと被処理面(管内壁面2a)まで
の距離とビーム径(溶融プール)の大きさとの関係を示
す。図中、反射ミラー6bは省略している。光ファイバ
ケーブル7で伝達されたレーザ光は集光レンズ6aによ
り焦点fに収束する。塗布膜3を均一に溶解して良質の
合金クラッド部を形成するためには、塗布膜3を均一に
加熱する必要があり、そのため、レーザ光が焦点fの手
前で塗布膜3に照射されるように、予め調整されてい
る。集光レンズ6aは、照射位置の許容範囲(図に両端
の矢印で示す)が広くなるように、比較的焦点距離が長
いものが使用され、この照射位置の許容範囲は、最大で
±2mm程度である。
【0005】しかし、実際の管内壁面2aは、溶接時の
歪により最大で±3mm程度変形しており、そのため、
従来のレーザクラッド装置では、管内壁面(被処理面)
の凹凸により溶融プールの大きさが変わるため、凹凸が
大きい場合には均一なビード形状を作ることが難しく、
変形の大きい管2の場合に部分的に塗布膜3の溶融が不
十分となったり、過熱したりすることがある問題点があ
った。
【0006】本発明は、かかる問題点を解決するために
創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、管
内壁面の凹凸が大きい場合でも管内壁面を均一に加熱す
ることができ、これにより塗布膜を均一に溶解して良質
の合金クラッド部を形成することができるレーザクラッ
ド装置とその照射位置制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、集光レ
ンズとミラーを有し管内壁面へレーザ光を照射する照射
トーチと、管内壁面と同軸に照射トーチを保持し照射ト
ーチを旋回させながら軸方向に移動させる駆動装置と、
溶融照射用レーザ光を発生する照射レーザ発振装置と、
レーザ光を照射トーチまで伝達する光ファイバケーブル
と、照射トーチによる照射位置を移動させる位置移動装
置と、位置検知用レーザ光を前記光ファイバケーブルの
レーザ発振装置側に入射して管内壁面へ照射する位置検
知レーザ入射装置と、位置検知用レーザ光が管内壁面で
反射され前記光ファイバケーブルを介して戻る反射光を
検知するディテクタと、該ディテクタによる検知信号か
ら照射トーチと管内壁面の距離を分析して記憶する分析
記憶装置と、記憶された距離にレーザ光を照射するよう
に位置移動装置を制御する制御装置と、を備えたことを
特徴とするレーザクラッド装置が提供される。
【0008】本発明の好ましい実施例によれば、前記位
置検知レーザ入射装置は、溶融照射用レーザ光を直角に
反射するハーフミラーと、該ハーフミラーを通して位置
検知レーザ光を溶融照射用レーザ光の光路に入射する位
置検知レーザ発振装置と、からなる。また、前記ディテ
クタは、溶融照射用レーザ光の光路上と、これから外れ
た位置との間を移動可能に設けられている。更に、前記
ディテクタは反射光量を検知し、前記分析記憶装置は反
射光量の変化から変位を求めるようになっている。
【0009】また、本発明によれば、集光レンズとミラ
ーを有し管内壁面へレーザ光を照射する照射トーチと、
管内壁面と同軸に照射トーチを保持し照射トーチを旋回
させながら軸方向に移動させる駆動装置と、溶融照射用
レーザ光を発生する照射レーザ発振装置と、該レーザ光
を照射トーチまで伝達する光ファイバケーブルと、を備
えたレーザクラッド装置の照射位置制御方法において、
位置検知用レーザ光を光ファイバケーブルのレーザ発振
装置側に入射して管内壁面へ照射し、管内壁面で反射さ
れ光ファイバケーブルを介して戻る位置検知用レーザ光
の反射光量を検知し、該反射光量の変化から照射トーチ
と管内壁面の距離を分析して記憶し、記憶された距離に
対応して照射トーチによる照射位置を調整する、ことを
特徴とするレーザクラッド装置の照射位置制御方法が提
供される。
【0010】また、集光レンズとミラーを有し管内壁面
へレーザ光を照射する照射トーチと、管内壁面と同軸に
照射トーチを保持し照射トーチを旋回させながら軸方向
に移動させる駆動装置と、溶融照射用レーザ光を発生す
る照射レーザ発振装置と、該レーザ光を照射トーチまで
伝達する光ファイバケーブルと、を備えたレーザクラッ
ド装置の照射位置制御方法において、照射トーチによる
照射位置を移動させる位置移動装置と、管内壁面の溶融
プールを撮影し表示する溶融プール観測装置と、を備
え、これにより溶融プールの大きさがほぼ一定になるよ
うに位置移動装置により照射位置を移動させる、ことを
特徴とするレーザクラッド装置の照射位置制御方法が提
供される。本発明の好ましい実施例によれば、前記溶融
プール観測装置は、溶融照射用レーザ光を直角に反射す
るハーフミラーと、該ハーフミラーを通して溶融プール
からの反射光を連続的に撮影するCCDカメラと、撮影
した溶融プールからの反射光を拡大して表示するモニタ
と、からなる。
【0011】
【作用】上述した本発明の第1の装置及び方法によれ
ば、溶融照射を行う照射トーチを用いて、予め位置検知
用レーザ光により照射トーチと管内壁面の距離を分析し
て記憶することができ、これにより溶融照射用レーザ光
を照射する照射時(実照射時)に記憶された距離にレー
ザ光を正確に照射することができ、この結果、溶融プー
ルの大きさを均一にし、良いビード形状を得ることがで
きる。
【0012】また、上述した本発明の第2の方法によれ
ば、溶融プールからの反射光をCCDカメラで連続的に
モニタして管内壁面(被処理面)の凹凸を検知し、溶融
プールの大きさがほぼ一定になるように位置移動装置に
より照射位置を移動させることにより、同様に溶融プー
ルの大きさを均一にし、良いビード形状を得ることがで
きる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照
して説明する。なお、各図において共通する部分には同
一の符号を付して使用し、重複した説明を省略する。図
1は、本発明の第1実施例を示すレーザクラッド装置の
全体構成図である。この図において、本発明のレーザク
ラッド装置10は、集光レンズ6aとミラー6bを有し
管内壁面2aへレーザ光を照射する照射トーチ6と、管
内壁面2aと同軸に照射トーチ6を保持し照射トーチ6
を旋回させながら軸方向に移動させる駆動装置5(図3
参照)と、溶融照射用レーザ光を発生する照射レーザ発
振装置4と、レーザ光を照射トーチ6まで伝達する光フ
ァイバケーブル7と、照射トーチ6による照射位置を移
動させる位置移動装置12と、位置検知用レーザ光を光
ファイバケーブル7のレーザ発振装置側に入射して管内
壁面4へ照射する位置検知レーザ入射装置13と、位置
検知用レーザ光が管内壁面2aで反射され光ファイバケ
ーブル7を介して戻る反射光量を検知するディテクタ1
4と、ディテクタ14による検知信号から照射トーチ6
と管内壁面2aの距離を分析して記憶する分析記憶装置
15と、記憶された距離にレーザ光を照射するように位
置移動装置12を制御する制御装置16と、を備えてい
る。
【0014】図1に両端の矢印で示すように位置移動装
置12は、集光レンズ6aを軸方向に移動し、その焦点
fの位置を移動させるようになっている。なお、本発明
の位置移動装置12は、かかる構成に限定されるもので
はなく、例えば照射トーチ6を半径方向に移動させる機
構であってもよい。位置検知レーザ入射装置13は、溶
融照射用レーザ光を直角に反射するハーフミラー13a
と、ハーフミラー13aを通して位置検知レーザ光を溶
融照射用レーザ光の光路に入射する位置検知レーザ発振
装置13bとからなり、これにより、溶融照射用レーザ
光と同一の光路に位置検知レーザ光を入射することがで
きる。位置検知レーザ光は、例えば出力が安定したHe
−Neレーザ光がよい。なお、図中17は反射ミラーで
ある。
【0015】ディテクタ14は、溶融照射用レーザ光の
光路上と、これから外れた位置との間を移動可能に設け
られている。ディテクタ14は反射光量を検知し、分析
記憶装置15により焦点ズレによる反射光量の変化から
変位を求め、これにより、照射トーチ6と管内壁面2a
の距離を分析するようになっている。なお、分析記憶装
置15は、強度変調信号の移送変化から光路長を求め、
これから照射トーチ6と管内壁面2aの距離を分析する
手段(変調式測距)のものであってもよい。また、分析
記憶装置15は、例えばコンピュータである。
【0016】上述したレーザクラッド装置10は、以下
のように使用する。まず、レーザ発振装置側から、位
置検知用レーザ光を入れ、光ファイバケーブル7を介し
て被処理部(管内壁面2a)に照射する。次いで、被
処理部(管内壁面2a)で反射され、光ファイバケーブ
ル7を介して戻る反射光をディテクタ14により検知し
て、分析記憶装置15にて照射トーチ6と被処理部間の
距離を分析し記憶する。次いで、実施工前にディテク
タ14を光路から外し、実施工時に記憶した距離に対応
して照射距離を調整し、被処理面でのビーム径が一定と
なるようにする。
【0017】上述した本発明の装置及び方法によれば、
溶融照射を行う照射トーチを用いて、予め位置検知用レ
ーザ光により照射トーチと管内壁面の距離を分析して記
憶することができ、これにより溶融照射用レーザ光を照
射する照射時(実照射時)に記憶された距離にレーザ光
を正確に照射することができ、この結果、溶融プールの
大きさを均一にし、良いビード形状を得ることができ
る。
【0018】次に本発明の第2実施例を図2を参照して
説明する。図2に示すレーザクラッド装置10は、集光
レンズ6aとミラー6bを有し管内壁面2aへレーザ光
を照射する照射トーチ6と、管内壁面2aと同軸に照射
トーチ6を保持し照射トーチを旋回させながら軸方向に
移動させる駆動装置5(図3参照)と、溶融照射用レー
ザ光を発生する照射レーザ発振装置4と、レーザ光を照
射トーチまで伝達する光ファイバケーブル7と、を備え
る。かかる構成は、図3に示した従来のレーザクラッド
装置と同様である。
【0019】図2のレーザクラッド装置は、照射トーチ
6による照射位置を移動させる位置移動装置12と、管
内壁面2aの溶融プールを撮影し表示する溶融プール観
測装置20とを備える。位置移動装置12は、図1に示
した第1実施例と同様である。溶融プール観測装置20
は、溶融照射用レーザ光を直角に反射するハーフミラー
21と、ハーフミラー21を通して溶融プールからの反
射光を連続的に撮影するCCDカメラ22と、撮影した
溶融プールからの反射光を拡大して表示するモニタ23
と、からなる。なお、24は反射ミラー、25は駆動装
置5及び位置移動装置12を制御する制御装置である。
【0020】かかる構成により、溶融照射用レーザ光を
照射する照射時(実照射時)に、管内壁面2aに形成さ
れた溶融プールを、ミラー6b、光ファイバケーブル
7、ハーフミラー21を介してCCDカメラ22で直接
捉えることができ、これを拡大してモニタ23上に表示
することができる。また、管内壁面2aの位置がミラー
6bから遠いほど溶融照射用レーザ光が収束されて溶融
プールの直径が小さくなり、逆に近いほど大きくなるの
で、モニタ23上の溶融プールの大きさから管内壁面2
aの位置を把握することができる。従って、モニタ23
上の溶融プールの大きさがほぼ一定になるように位置移
動装置12により照射位置を移動させることにより、溶
融照射用レーザ光を管内壁面2aに正確に照射すること
ができ、この結果、溶融プールの大きさを均一にし、良
いビード形状を得ることができる。
【0021】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更でき
ることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】上述したように、本発明のレーザクラッ
ド装置とその照射位置制御方法は、管内壁面の凹凸が大
きい場合でも管内壁面を均一に加熱することができ、こ
れにより塗布膜を均一に溶解して良質の合金クラッド部
を形成することができる、優れた効果を有し、比較的変
形が大きい被処理面へのレーザクラッド施工が可能とな
る、等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すレーザクラッド装置
の全体構成図である。
【図2】本発明の第2実施例の全体構成図である。
【図3】従来のレーザクラッド装置の全体構成図とその
A部の拡大図である。
【図4】集光レンズと被処理面(管内壁面)までの距離
とビーム径(溶融プール)の大きさとの関係を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 圧力容器本体 2 管 2a 管内壁面 3 塗布膜 4 照射レーザ発振装置 5 駆動装置 6 照射トーチ 6a 集光レンズ 6b 反射ミラー 7 光ファイバケーブル 10 レーザクラッド装置 12 位置移動装置 13 位置検知レーザ入射装置 13a ハーフミラー 13b 位置検知レーザ発振装置 14 ディテクタ 15 分析記憶装置 16、25 制御装置 17、24 反射ミラー 20 溶融プール観測装置 21 ハーフミラー 22 CCDカメラ 23 モニタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23K 26/08 K (72)発明者 中島 卓郎 東京都江東区豊洲3丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 吉村 香里 東京都江東区豊洲3丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集光レンズとミラーを有し管内壁面へレ
    ーザ光を照射する照射トーチと、管内壁面と同軸に照射
    トーチを保持し照射トーチを旋回させながら軸方向に移
    動させる駆動装置と、溶融照射用レーザ光を発生する照
    射レーザ発振装置と、レーザ光を照射トーチまで伝達す
    る光ファイバケーブルと、照射トーチによる照射位置を
    移動させる位置移動装置と、位置検知用レーザ光を前記
    光ファイバケーブルのレーザ発振装置側に入射して管内
    壁面へ照射する位置検知レーザ入射装置と、位置検知用
    レーザ光が管内壁面で反射され前記光ファイバケーブル
    を介して戻る反射光を検知するディテクタと、該ディテ
    クタによる検知信号から照射トーチと管内壁面の距離を
    分析して記憶する分析記憶装置と、記憶された距離にレ
    ーザ光を照射するように位置移動装置を制御する制御装
    置と、を備えたことを特徴とするレーザクラッド装置。
  2. 【請求項2】 前記位置検知レーザ入射装置は、溶融照
    射用レーザ光を直角に反射するハーフミラーと、該ハー
    フミラーを通して位置検知レーザ光を溶融照射用レーザ
    光の光路に入射する位置検知レーザ発振装置と、からな
    ることを特徴とする請求項1に記載のレーザクラッド装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ディテクタは、溶融照射用レーザ光
    の光路上と、これから外れた位置との間を移動可能に設
    けられている、ことを特徴とする請求項1に記載のレー
    ザクラッド装置。
  4. 【請求項4】 前記ディテクタは反射光量を検知し、前
    記分析記憶装置は反射光量の変化から変位を求める、こ
    とを特徴とする請求項1に記載のレーザクラッド装置。
  5. 【請求項5】 集光レンズとミラーを有し管内壁面へレ
    ーザ光を照射する照射トーチと、管内壁面と同軸に照射
    トーチを保持し照射トーチを旋回させながら軸方向に移
    動させる駆動装置と、溶融照射用レーザ光を発生する照
    射レーザ発振装置と、該レーザ光を照射トーチまで伝達
    する光ファイバケーブルと、を備えたレーザクラッド装
    置の照射位置制御方法において、 位置検知用レーザ光を光ファイバケーブルのレーザ発振
    装置側に入射して管内壁面へ照射し、管内壁面で反射さ
    れ光ファイバケーブルを介して戻る位置検知用レーザ光
    の反射光量の強度を検知し、該反射光量の変化から照射
    トーチと管内壁面の距離を分析して記憶し、記憶された
    距離に対応して照射トーチによる照射位置を調整する、
    ことを特徴とするレーザクラッド装置の照射位置制御方
    法。
  6. 【請求項6】 集光レンズとミラーを有し管内壁面へレ
    ーザ光を照射する照射トーチと、管内壁面と同軸に照射
    トーチを保持し照射トーチを旋回させながら軸方向に移
    動させる駆動装置と、溶融照射用レーザ光を発生する照
    射レーザ発振装置と、該レーザ光を照射トーチまで伝達
    する光ファイバケーブルと、を備えたレーザクラッド装
    置の照射位置制御方法において、 照射トーチによる照射位置を移動させる位置移動装置
    と、管内壁面の溶融プールを撮影し表示する溶融プール
    観測装置と、を備え、これにより溶融プールの大きさが
    ほぼ一定になるように位置移動装置により照射位置を移
    動させる、ことを特徴とするレーザクラッド装置の照射
    位置制御方法。
  7. 【請求項7】 前記溶融プール観測装置は、溶融照射用
    レーザ光を直角に反射するハーフミラーと、該ハーフミ
    ラーを通して溶融プールからの反射光を連続的に撮影す
    るCCDカメラと、撮影した溶融プールからの反射光を
    拡大して表示するモニタと、からなる、ことを特徴とす
    る請求項6に記載のレーザクラッド装置の照射位置制御
    方法。
JP6134733A 1994-06-17 1994-06-17 レーザクラッド装置とその照射位置制御方法 Pending JPH081361A (ja)

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