JP3898476B2

JP3898476B2 - Image information processing apparatus and software reconstruction method

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Publication number: JP3898476B2
Application number: JP2001275579A
Authority: JP
Inventors: 浩司水上
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 2001-09-11
Filing date: 2001-09-11
Publication date: 2007-03-28
Anticipated expiration: 2021-09-11
Also published as: JP2003084956A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、メモリ、セントロインタフェース、ネットワークインタフェースなどのハードウェア資源の障害を検知した場合に、プリンタ、コピーまたはファクシミリなどのサービスを提供する際に動作するソフトウェアの構成の再構築を行うことができる画像情報処理装置およびこのような画像情報処理装置で実行されるソフトウェア再構築方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
近年、プリンタ、コピー、ファクシミリ、スキャナなどの各装置の機能を１つの筐体内に収納した画像形成装置（以下、「複合機」という。）が一般的に知られている。この複合機は、１つの筐体内に表示部、印刷部および撮像部などを設けるとともに、プリンタ、コピーおよびファクシミリ装置にそれぞれ対応する３種類のソフトウェアを設け、ソフトウェアの切り替えによって、当該装置をプリンタ、コピー、スキャナまたはファクシミリ装置として動作させるものである。
【０００３】
このような複合機では、電源投入の際にＯＳ（Operating System）が起動する前に、いわゆるＢＩＯＳ（Basic Input/Output System）内で診断プログラムが動作し、メモリ、セントロインタフェース、ネットワークインタフェースなどのハードウェア資源のエラーチェックを行っている。このような診断プログラムでは、複合機の起動、すなわちＯＳの起動およびＯＳ上で動作するアプリケーションプログラムの起動に大きな影響を与える重度の障害を検知した場合には、重度のハードウェアエラーが生じた旨をオペレーションパネルのディスプレイなどに表示した後、複合機を停止させることが一般的となっている。一方、このような診断プログラムが複合機の起動に影響を与えない中度または軽度の障害を検知した場合には、複合機を起動させている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、中度または軽度の障害が生じた状態で複合機を起動させた場合、ハードウェアの障害に影響のあるアプリケーションプログラムの全機能を停止しなければならないという問題がある。たとえば、プリンタ動作を行うアプリケーションプログラムが処理効率の向上のため主メモリの他に増設メモリを必要とする場合において、増設メモリのみに障害が生じた場合であっても、プリンタのアプリケーションプログラムはすべて停止してしまい、プリンタサービスの全機能を提供することができない。
【０００５】
すなわち、プリンタサービスの中でメモリを大量に使用しない機能であれば、増設メモリを使用せずに主メモリだけで実行可能であるにも関わらず、従来の複合機では、プリンタアプリケーションプログラムの全機能を停止しなければならなかった。
【０００６】
ところで、従来の複合機では、内部にプリンタ、コピー、スキャナおよびファクシミリ装置に対応するソフトウェア（汎用ＯＳを含む）をそれぞれ別個に設ける構成となっており、各ソフトウェアの開発に多大の時間を要する。このため、出願人は、表示部、印刷部および撮像部などの画像形成処理で使用されるハードウェア資源を有し、プリンタ、コピーまたはファクシミリなどの各ユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うアプリケーションを複数搭載し、これらのアプリケーションとハードウェア資源との間に介在して、ユーザサービスを提供する際に、アプリケーションの少なくとも２つが共通的に必要とするハードウェア資源の管理、実行制御並びに画像形成処理を行う各種コントロールサービスからなるプラットホームを備えた画像形成装置を発明した。この画像形成装置によれば、アプリケーションの少なくとも２つが共通的に必要とするハードウェア資源の管理、実行制御並びに画像形成処理を行うプラットホームを備えた構成とすることによって、ソフトウェア開発の効率化を図るとともに、装置全体としての生産性を向上させることが可能となる。
【０００７】
このような複合機では、複数のアプリケーションと、アプリケーションの少なくとも２つが共通的に必要とするサービスを提供する複数のコントロールサービスを有するという各モジュールが独立した構成となっているため、かかる特徴的な構成を利用することで、サービスのコピー、プリンタ、スキャナまたはファクシミリなどの各機能ごとに一部の機能制限だけで実行できることが好ましい。
【０００８】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、ハードウェア資源に障害がある場合にソフトウェア構成の再構築を行うことにより、ハードウェア資源の障害に影響のない範囲でサービスを提供することができる画像情報処理装置およびソフトウェア再構築方法を得ることを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項１にかかる発明は、印刷部または撮像部を有するハードウェア資源を利用して画像情報処理にかかるアプリケーションのプロセスと、オペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作し、複数の前記アプリケーションからアクセスされて前記ハードウェア資源の制御を行う複数のプログラムのプロセスとを備えた画像情報処理装置であって、前記画像情報処理装置の起動時に、前記ハードウェア資源の障害を検知する診断手段と、前記ハードウェア資源の障害ごとに、前記ハードウェア資源の障害時の前記プログラムの動作および前記ハードウェア資源の障害時の前記アプリケーションの動作を、前記プログラムおよび前記アプリケーションのそれぞれについて登録した再構築テーブルを記憶する記憶手段と、前記診断手段により検知された前記ハードウェアの障害と前記再構築テーブルとに基づいて、前記ハードウェアの障害に対応する前記プログラムおよび前記アプリケーションの動作を実行させる再構築手段と、を備えたことを特徴とする。
【００１０】
この請求項１の発明によれば、画像情報処理装置の起動時に、前記ハードウェア資源の障害を検知する診断手段と、前記ハードウェア資源の障害ごとに、前記ハードウェア資源の障害時の前記プログラムの動作および前記ハードウェア資源の障害時の前記アプリケーションの動作を、前記プログラムおよび前記アプリケーションのそれぞれについて登録した再構築テーブルを記憶する記憶手段と、前記診断手段により検知された前記ハードウェアの障害と前記再構築テーブルとに基づいて、前記ハードウェアの障害に対応する前記プログラムおよび前記アプリケーションの動作を実行させる再構築手段とを備えたことで、ハードウェア資源の障害に影響ない範囲でサービスを提供することができ、ハードウェア障害がある場合に影響のあるアプリケーションすべてが停止してしまう従来の画像情報処理装置に比べて、ユーザの利便性を向上させることができる。
【００１１】
本発明における診断手段は、画像情報処理装置の起動時にハードウェア資源の障害を検知するものであればよく、いわゆるＢＩＯＳ内に診断プログラムとして設ける他、汎用ＯＳに組み込んだり、プログラム（コントロールサービス）やアプリケーションに診断用プロセスとして設けても良い。また、診断手段を既存のコントロールサービスに組み込んだり、ＢＩＯＳ、アプリケーションやプログラム（コントロールサービス）とは全く独立に設けることもできる。
【００１２】
また、本発明における再構築手段は、診断手段により検知された障害に影響のないプログラム（コントロールサービス）およびアプリケーションを選択して起動するものであればよく、プログラム（コントロールサービス）またはアプリケーションの各層に独立のプロセスとして設ける他、既存のプログラム（コントロールサービス）に組み込んでも良い。
【００１３】
また、請求項２にかかる発明は、請求項１に記載の画像情報処理装置において、前記再構築テーブルは、前記ハードウェア資源の障害時の前記アプリケーションの動作として、起動の有無と起動後の処理内容とを含むことを特徴とする。
【００１４】
また、請求項３にかかる発明は、請求項２に記載の画像情報処理装置において、前記プログラムのプロセスおよび前記アプリケーションのプロセスは、前記起動後の処理内容を実行するスレッドを含み、前記再構築テーブルは、前記プログラムおよび前記アプリケーションごとに、起動の有無と、前記起動後の処理内容として、起動する場合における前記スレッドの識別情報とを含むことを特徴とする。
【００１５】
また、請求項４にかかる発明は、請求項３に記載の画像情報処理装置において、前記プログラムと前記アプリケーションの各プロセスは、前記ハードウェアの障害がない場合に実行される通常モードスレッドと、前記ハードウェアの障害がある場合に前記ハードウェア資源の障害に影響のある機能を制限して実行される一または複数の緊急モードスレッドとを含み、前記再構築手段は、前記検知された障害と前記再構築テーブルとに基づいて、前記プログラムおよび前記アプリケーションの前記緊急モードスレッドを起動することを特徴とする。
【００１６】
この請求項４の発明によれば、プログラムと前記アプリケーションの各プロセスは、前記ハードウェアの障害がない場合に実行される通常モードスレッドと、前記ハードウェアの障害がある場合に前記ハードウェア資源の障害に影響のある機能を制限して実行される一または複数の緊急モードスレッドとを含み、前記再構築手段は、前記検知された障害と前記再構築テーブルとに基づいて、前記プログラムおよび前記アプリケーションの前記緊急モードスレッドを起動することで、ハードウェア障害時には同一プロセス内で起動するスレッドを切り替えるだけで障害に影響ない機能を提供できるので、通常の機能を提供するプロセスと機能制限されたプロセスとを別々に設けてプロセスを起動する場合に比べて、起動時間の短縮化が図られる。
【００１７】
ここで、「ハードウェア資源の障害に影響のあるプログラムおよびアプリケーション」とは、ハードウェアの障害により本来の機能が全く実行不可能となるプログラム（コントロールサービス）およびアプリケーションの他、一部の機能の実行ができなくなるプログラム（コントロールサービス）およびアプリケーションも含まれる。
【００１８】
また、請求項５にかかる発明は、請求項４に記載の画像情報処理装置において、前記再構築手段は、前記緊急モードスレッドを起動する前に、前記障害に影響のある機能が制限される旨を通知し、ユーザから了承を受信した場合にのみ前記緊急モードスレッドを起動することを特徴とする。
【００１９】
この請求項５の発明によれば、再構築手段が緊急モードスレッドを起動する前に、ハードウェア障害に影響のある機能が制限される旨を通知し、ユーザから了承を受信した場合にのみ緊急モードスレッドを起動することで、機能制限によりユーザが希望する機能が得られない場合に、機能制限された状態で画像情報処理装置が起動してしまうことが回避され、ユーザの利便性をより向上させることができる。
【００２０】
また、請求項６にかかる発明は、請求項１〜５のいずれか一つに記載の画像情報処理装置において、前記プログラムは、システムの制御およびリソースの管理を行うシステムコントロールサービスのプロセスを備え、前記システムコントロールサービスのプロセスは、サービスを提供する際に実行される通常モードスレッドと、前記検知された障害と前記再構築テーブルとに基づいて前記プログラムおよび前記アプリケーションを選択して起動する前記再構築手段としての再構築モードスレッドとを含んでいることを特徴とする。
【００２１】
この請求項６の発明によれば、システムコントロールサービスのプロセスがサービスを提供する際に実行される通常モードスレッドと、検知された障害と前記再構築テーブルとに基づいて前記プログラムおよび前記アプリケーションを選択して起動する再構築モードスレッドとを含むことで、システムコントロールサービスの再構築モードスレッドを再構築手段として用いることができ、別途再構築手段を設ける場合に比べて、装置構成を簡略化することができる。
【００２２】
また、請求項７にかかる発明は、印刷部または撮像部を有するハードウェア資源を利用して画像情報処理にかかるアプリケーションのプロセスと、オペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作し、複数の前記アプリケーションからアクセスされて前記ハードウェア資源の制御を行う複数のプログラムのプロセスとを備えた画像情報処理装置であって、前記画像情報処理の実行中に、前記ハードウェア資源の障害を検知する前記診断手段と、前記ハードウェア資源の障害ごとに、前記ハードウェア資源の障害時の前記プログラムの動作および前記ハードウェア資源の障害時の前記アプリケーションの動作を、前記プログラムおよび前記アプリケーションのそれぞれについて登録した再構築テーブルを記憶する記憶手段と、前記診断手段により検知された前記ハードウェアの障害と前記再構築テーブルとに基づいて、前記ハードウェアの障害に対応する前記プログラムおよび前記アプリケーションの動作を実行させる再構築手段と、を備え、前記プログラムと前記アプリケーションの各プロセスは、前記ハードウェアの障害がない場合に実行される通常モードスレッドと、前記ハードウェアの障害がある場合に前記ハードウェア資源の障害に影響のある機能を制限して実行される一または複数の緊急モードスレッドとを含み、前記再構築手段は、前記検知された障害と前記再構築テーブルとに基づいて、動作中の前記プログラムおよび前記アプリケーションの前記通常モードスレッドを前記緊急モードスレッドに切り替えることを特徴とすることを特徴とする。
【００２３】
この請求項７の発明によれば、画像情報処理の実行中に診断手段によってハードウェア資源の障害を検知し、再構築手段によって動作中のプログラムおよびアプリケーションの通常モードスレッドを緊急モードスレッドに切り替えるので、画像情報処理装置を再起動させることなく、通常モードスレッドと緊急モードスレッドの並列実行を利用して動的にソフトウェア構成の再構築が可能となり、サービスの全機能を停止せずに再構築が行えるとともに、再構築完了までの時間を短縮することができる。
【００２４】
また、請求項８にかかる発明は、請求項７に記載の画像情報処理装置において、前記プログラムは、メモリおよびハードディスクを制御するメモリコントロールサービスを備え、前記メモリコントロールサービスは、メモリおよびハードディスクが正常であるときに実行される通常モードスレッドと、メモリの障害に影響のある機能を制限して実行される一または複数の緊急モードスレッドとを含み、前記再構築手段は、前記診断手段によりメモリに関する障害が検知されたときに、前記メモリコントロールサービスの前記通常モードスレッドを前記緊急モードスレッドに切り替えることを特徴とする。
【００２５】
この請求項８の発明によれば、プログラムは、メモリおよびハードディスクを制御するメモリコントロールサービスを備え、メモリコントロールサービスは、メモリおよびハードディスクが正常であるときに実行される通常モードスレッドと、メモリの障害に影響のある機能を制限して実行される一または複数の緊急モードスレッドとを含み、再構築手段が診断手段によりメモリに関する障害が検知されたときにメモリコントロールサービスの通常モードスレッドを緊急モードスレッドに切り替えることで、メモリに関する障害に影響しない範囲で機能制限されたサービスを提供することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
【００２６】
また、請求項９にかかる発明は、請求項７に記載の画像情報処理装置において、前記プログラムは、メモリおよびハードディスクを制御するメモリコントロールサービスを備え、前記メモリコントロールサービスは、メモリおよびハードディスクが正常であるときに実行される通常モードスレッドと、ハードディスクの代わりにメモリのみを使用して実行される一または複数の緊急モードスレッドとを含み、前記再構築手段は、前記診断手段によりハードディスクに関する障害が検知されたときに、前記メモリコントロールサービスの前記通常モードスレッドを前記緊急モードスレッドに切り替えることを特徴とする。
【００２７】
この請求項９の発明によれば、メモリコントロールサービスがメモリおよびハードディスクが正常であるときに実行される通常モードスレッドとハードディスクの代わりにメモリのみを使用して実行される一または複数の緊急モードスレッドとを含み、再構築手段が診断手段によりハードディスクに関する障害が検知されたときにメモリコントロールサービスの通常モードスレッドを緊急モードスレッドに切り替えることで、ハードディスクに障害があった場合でも、ハードディスクを必要とする機能をメモリの利用で代替えして、機能制限されたサービスを提供することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
【００２８】
また、請求項１０にかかる発明は、請求項８または９に記載の画像情報処理装置において、前記アプリケーションの前記緊急モードスレッドは、前記メモリコントロールサービスの緊急モードスレッドに対してのみプロセス間通信を行うことを特徴とする。
【００２９】
この請求項１０の発明によれば、アプリケーションの緊急モードスレッドがメモリコントロールサービスの緊急モードスレッドに対してのみプロセス間通信を行うことで、メモリコントロールサービスの機能を制限したにも拘わらず、アプリケーションがメモリコントロールサービスの通常モードスレッドとプロセス間通信を行ってハードウェア資源の障害に影響のある機能が実行されてしまう不具合を確実に阻止し、機能制限されたサービスを確実に提供することができる。
【００３０】
また、請求項１１にかかる発明は、請求項７〜１０のいずれか一つに記載の画像情報処理装置において、前記プログラムは、ネットワークを制御するネットワークコントロールサービスを備え、前記アプリケーションの前記緊急モードスレッドは、前記ネットワークコントロールサービス以外の前記プログラムに対してプロセス間通信を行い、前記再構築手段は、前記診断手段によりネットワークインタフェースに関する障害が検知されたときに、前記アプリケーションの前記通常モードスレッドを前記緊急モードスレッドに切り替えることを特徴とする。
【００３１】
この請求項１１の発明によれば、アプリケーションの緊急モードスレッドがネットワークコントロールサービス以外のプログラムに対してプロセス間通信を行い、再構築手段が診断手段によりネットワークインタフェースに関する障害が検知されたときにアプリケーションの通常モードスレッドを緊急モードスレッドに切り替えることで、ネットワークインタフェースに関する障害に影響しない範囲で機能制限されたサービスを提供することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
【００３２】
また、請求項１２にかかる発明は、印刷部または撮像部を有するハードウェア資源を利用して画像情報処理にかかるアプリケーションのプロセスと、オペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作し、複数の前記アプリケーションからアクセスされて前記ハードウェア資源の制御を行う複数のプログラムのプロセスとを備えた画像情報処理装置であって、ハードウェア資源の障害を検知する診断手段と、前記ハードウェア資源の障害ごとに、前記ハードウェア資源の障害時の前記プログラムの動作として起動の有無と起動後の処理内容と、前記ハードウェア資源の障害時の前記アプリケーションの動作として、起動の有無と起動後の処理内容とを、前記プログラムおよび前記アプリケーションのそれぞれについて登録した再構築テーブルを記憶する記憶手段と、前記診断手段により検知された障害と前記再構築テーブルとに基づいて、前記検知された障害に対応する前記プログラムまたは前記アプリケーションの動作が、起動しない旨か、または起動後の処理内容が前記ハードウェア資源の障害に影響のある機能を制限して実行される処理である場合には、前記プログラムおよび前記アプリケーションの代わりに、ネットワークに接続された他の前記画像情報処理装置で動作する前記プログラムまたは前記アプリケーションを選択する再構築手段と、を備えたことを特徴とする。
【００３３】
この請求項１２の発明によれば、診断手段がハードウェア資源の障害を検知したときに、再構築手段が診断手段により検知された障害と再構築テーブルとに基づいて、検知された障害に影響するプログラムおよびアプリケーションの代わりにネットワークに接続された他の画像情報処理装置で動作するプログラムまたはアプリケーションを選択することで、自己の画像情報処理装置内のみでは機能制限されたサービスしか提供できない場合でも、ネットワーク上の他の画像情報処理装置のプログラムまたはアプリケーションで代替えして、機能制限のない完全なサービスを提供することができ、ユーザの利便性をより向上させることができる。
【００３４】
また、請求項１３にかかる発明は、請求項１２に記載の画像情報処理装置において、前記診断手段は、ネットワーク経由で診断要求を受信したときに、前記ハードウェア資源の障害を検知することを特徴とする。
【００３５】
この請求項１３の発明によれば、診断手段がネットワーク経由で診断要求を受信したときに、ハードウェア資源の障害を検知することで、ユーザからの診断要求だけでなく、ネットワーク上の装置開発元やサービスセンタなどのホストコンピュータからの診断要求に応じて、ハードウェア資源の診断およびソフトウェア構成の再構築を行うことができ、動的な診断および再構築を実現することができる。
【００３６】
また、請求項１４にかかる発明は、印刷部または撮像部を有するハードウェア資源を利用して画像情報処理にかかるアプリケーションのプロセスと、オペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作し、複数の前記アプリケーションからアクセスされて前記ハードウェア資源の制御を行う複数のプログラムのプロセスとを備えた画像情報処理装置で実行され、前記アプリケーションおよび前記プログラムの構成を再構築するソフトウェア再構築方法であって、前記画像情報処理装置の起動時に、前記ハードウェア資源の障害を検知する診断ステップと、前記診断ステップにより検知された前記ハードウェアの障害と、前記ハードウェア資源の障害ごとに、前記ハードウェア資源の障害時の前記プログラムの動作および前記ハードウェア資源の障害時の前記アプリケーションの動作を、前記プログラムおよび前記アプリケーションのそれぞれについて登録した再構築テーブルとに基づいて、前記ハードウェアの障害に対応する前記プログラムおよび前記アプリケーションの動作を実行させる再構築ステップと、を含んでいることを特徴とする。
【００３７】
この請求項１４の発明によれば、画像情報処理装置の起動時に、前記ハードウェア資源の障害を検知する診断ステップと、前記診断ステップにより検知された前記ハードウェアの障害と、前記ハードウェア資源の障害ごとに、前記ハードウェア資源の障害時の前記プログラムの動作および前記ハードウェア資源の障害時の前記アプリケーションの動作を、前記プログラムおよび前記アプリケーションのそれぞれについて登録した再構築テーブルとに基づいて、前記ハードウェアの障害に対応する前記プログラムおよび前記アプリケーションの動作を実行させる再構築ステップとを含んでいることで、ハードウェア資源の障害に影響ない範囲でサービスを提供することができ、ハードウェア障害がある場合に影響のあるアプリケーションすべてが停止してしまう従来の画像情報処理装置に比べて、ユーザの利便性を向上させることができる。
【００３８】
また、請求項１５にかかる発明は、請求項１４に記載のソフトウェア再構築方法において、前記再構築テーブルは、前記ハードウェア資源の障害時の前記アプリケーションの動作として、起動の有無と起動後の処理内容とを含むことを特徴とする。
【００３９】
また、請求項１６にかかる発明は、請求項１５に記載のソフトウェア再構築方法において、前記プログラムのプロセスおよび前記アプリケーションのプロセスは、前記起動後の処理内容を実行するスレッドを含み、前記再構築テーブルは、前記プログラムおよび前記アプリケーションごとに、起動の有無と、前記起動後の処理内容として、起動する場合における前記スレッドの識別情報とを含むことを特徴とする。
【００４０】
また、請求項１７にかかる発明は、請求項１６に記載のソフトウェア再構築方法において、前記プログラムと前記アプリケーションの各プロセスは、前記ハードウェアの障害がない場合に実行される通常モードスレッドと、前記ハードウェアの障害がある場合に前記ハードウェア資源の障害に影響のある機能を制限して実行される一または複数の緊急モードスレッドとを含み、前記再構築ステップは、前記検知された障害と前記再構築テーブルとに基づいて、前記プログラムおよび前記アプリケーションの前記緊急モードスレッドを起動することを特徴とする。
【００４１】
この請求項１７の発明によれば、再構築ステップが検知された障害と再構築テーブルとに基づいて、プログラムおよびアプリケーションの緊急モードスレッドを起動することで、ハードウェア障害時には同一プロセス内で起動するスレッドを切り替えるだけで障害に影響ない機能を提供できるので、通常の機能を提供するプロセスと機能制限されたプロセスとを別々に設けてプロセスを起動する場合に比べて、起動時間の短縮化が図られる。
【００４２】
また、請求項１８にかかる発明は、請求項１７に記載のソフトウェア再構築方法において、前記再構築ステップは、前記緊急モードスレッドを起動する前に、前記障害に影響のある機能が制限される旨を通知し、ユーザから了承を受信した場合にのみ前記緊急モードスレッドを起動することを特徴とする。
【００４３】
この請求項１８の発明によれば、再構築ステップが緊急モードスレッドを起動する前に、障害に影響のある機能が制限される旨を通知し、ユーザから了承を受信した場合にのみ緊急モードスレッドを起動することで、機能制限によりユーザが希望する機能が得られない場合に、機能制限された状態で画像情報処理装置が起動してしまうことが回避され、ユーザの利便性をより向上させることができる。
【００４４】
また、請求項１９にかかる発明は、請求項１６〜１８のいずれか一つに記載のソフトウェア再構築方法において、前記プログラムは、サービスを提供する際にシステムの制御およびリソースの管理を行う通常モードスレッドと、前記検知された障害と前記再構築テーブルとに基づいて前記コントロールサービスおよび前記アプリケーションを選択して起動する再構築モードスレッドを含むシステムコントロールサービスのプロセスを含み、前記再構築ステップは、前記システムコントロールサービスの前記再構築モードスレッドにより実行されることを特徴とする。
【００４５】
この請求項１９の発明によれば、再構築ステップがシステムコントロールサービスの前記再構築モードスレッドにより実行されることで、システムコントロールサービスの再構築モードスレッドを再構築手段として用いることができ、別途再構築手段を設ける場合に比べて、装置構成を簡略化することができる。
【００４６】
また、請求項２０にかかる発明は、印刷部または撮像部を有するハードウェア資源を利用して画像情報処理にかかるアプリケーションのプロセスと、オペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作し、複数の前記アプリケーションからアクセスされて前記ハードウェア資源の制御を行う複数のプログラムのプロセスとを備えた画像情報処理装置で実行され、前記アプリケーションおよび前記プログラムの構成を再構築するソフトウェア再構築方法であって、前記画像情報処理の実行中に、前記ハードウェア資源の障害を検知する前記診断ステップと、前記診断ステップにより検知された障害と、前記ハードウェア資源の障害ごとに、前記ハードウェア資源の障害時の前記プログラムの動作および前記ハードウェア資源の障害時の前記アプリケーションの動作を、前記プログラムおよび前記アプリケーションのそれぞれについて登録した再構築テーブルとに基づいて、前記ハードウェアの障害に対応する前記プログラムおよび前記アプリケーションの動作を実行させる再構築ステップと、を含み、プログラムと前記アプリケーションの各プロセスは、前記ハードウェアの障害がない場合に実行される通常モードスレッドと、前記ハードウェアの障害がある場合に前記ハードウェア資源の障害に影響のある機能を制限して実行される一または複数の緊急モードスレッドとを含み、前記再構築ステップは、前記検知された障害と前記再構築テーブルとに基づいて、動作中の前記プログラムおよび前記アプリケーションの前記通常モードスレッドを前記緊急モードスレッドに切り替えることを特徴とする。
【００４７】
この請求項２０の発明によれば、診断ステップによってサービス処理の実行中にハードウェア資源の障害を検知し、再構築ステップによって動作中のプログラムおよびアプリケーションの通常モードスレッドを、ハードウェア資源の障害に影響のある機能を制限して実行される緊急モードスレッドに切り替えるので、画像情報処理装置を再起動させることなく、通常モードスレッドと緊急モードスレッドの並列実行を利用して動的にソフトウェア構成の再構築が可能となり、サービスの全機能を停止せずに再構築が行えるとともに、再構築完了までの時間を短縮することができる。
【００４８】
また、請求項２１にかかる発明は、請求項２０に記載のソフトウェア再構築方法において、前記プログラムは、メモリおよびハードディスクを制御するメモリコントロールサービスを含み、前記メモリコントロールサービスは、メモリおよびハードディスクが正常であるときに実行される通常モードスレッドと、メモリの障害に影響のある機能を制限して実行される一または複数の緊急モードスレッドとを含み、前記再構築ステップは、前記診断ステップによりメモリに関する障害が検知されたときに、前記メモリコントロールサービスの前記通常モードスレッドを前記緊急モードスレッドに切り替えることを特徴とする。
【００４９】
この請求項２１の発明によれば、再構築ステップが診断ステップによりメモリに関する障害が検知されたときに、メモリコントロールサービスの通常モードスレッドを、メモリの障害に影響のある機能を制限して実行される緊急モードスレッドに切り替えることで、メモリに関する障害に影響しない範囲で機能制限されたサービスを提供することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
【００５０】
また、請求項２２にかかる発明は、請求項２０に記載のソフトウェア再構築方法において、前記プログラムは、メモリおよびハードディスクを制御するメモリコントロールサービスを含み、前記メモリコントロールサービスは、メモリおよびハードディスクが正常であるときに実行される通常モードスレッドと、ハードディスクの代わりにメモリのみを使用して実行される一または複数の緊急モードスレッドとを含み、前記再構築ステップは、前記診断ステップによりハードディスクに関する障害が検知されたときに、前記メモリコントロールサービスの前記通常モードスレッドを前記緊急モードスレッドに切り替えることを特徴とする。
【００５１】
この請求項２２の発明によれば、再構築ステップが診断ステップによりハードディスクに関する障害が検知されたときに、メモリコントロールサービスの通常モードスレッドを、ハードディスクの代わりにメモリのみを使用して実行される緊急モードスレッドに切り替えることで、ハードディスクに障害があった場合でも、ハードディスクを必要とする機能をメモリの利用で代替えして、機能制限されたサービスを提供することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
【００５２】
また、請求項２３にかかる発明は、請求項２１または２２に記載のソフトウェア再構築方法において、前記再構築ステップは、前記アプリケーションの前記通常モードスレッドを前記メモリコントロールサービスの緊急モードスレッドに対してのみプロセス間通信を行う緊急モードスレッドに切り替えることを特徴とする。
【００５３】
この請求項２３の発明によれば、再構築ステップがアプリケーションの通常モードスレッドをメモリコントロールサービスの緊急モードスレッドに対してのみプロセス間通信を行う緊急モードスレッドに切り替えることで、メモリコントロールサービスの機能を制限したにも拘わらず、アプリケーションがメモリコントロールサービスの通常モードスレッドとプロセス間通信を行ってハードウェア資源の障害に影響のある機能が実行されてしまう不具合を確実に阻止し、機能制限されたサービスを確実に提供することができる。
【００５４】
また、請求項２４にかかる発明は、請求項２０〜２３のいずれか一つに記載のソフトウェア再構築方法において、前記プログラムは、ネットワークを制御するネットワークコントロールサービスを含み、前記アプリケーションの前記緊急モードスレッドは、前記ネットワークコントロールサービス以外のプログラムに対してプロセス間通信を行い、前記再構築ステップは、前記診断ステップによりネットワークインタフェースに関する障害が検知されたときに、前記アプリケーションの前記通常モードスレッドを前記緊急モードスレッドに切り替えることを特徴とする。
【００５５】
この請求項２４の発明によれば、再構築ステップが診断ステップによりネットワークインタフェースに関する障害が検知されたときに、アプリケーションの通常モードスレッドを、ネットワークコントロールサービス以外のコントロールサービスに対してプロセス間通信を行う緊急モードスレッドに切り替えることで、ネットワークインタフェースに関する障害に影響しない範囲で機能制限されたサービスを提供することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
【００５６】
また、請求項２５にかかる発明は、印刷部または撮像部を有するハードウェア資源を利用して画像情報処理にかかるアプリケーションのプロセスと、オペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作し、複数の前記アプリケーションからアクセスされて前記ハードウェア資源の制御を行う複数のプログラムのプロセスとを備えた画像情報処理装置で実行され、前記アプリケーションおよび前記プログラムの構成を再構築するソフトウェア再構築方法であって、ハードウェア資源の障害を検知する診断ステップと、前記診断ステップにより検知された障害と、前記ハードウェア資源の障害ごとに、前記ハードウェア資源の障害時の前記プログラムの動作として起動の有無と起動後の処理内容と、前記ハードウェア資源の障害時の前記アプリケーションの動作として、起動の有無と起動後の処理内容とを、前記プログラムおよび前記アプリケーションのそれぞれについて登録した再構築テーブルとに基づいて、前記検知された障害に対応する前記プログラムまたは前記アプリケーションの動作が、起動しない旨か、または起動後の処理内容が前記ハードウェア資源の障害に影響のある機能を制限して実行される処理である場合には、前記プログラムおよび前記アプリケーションの代わりに、ネットワークに接続された他の前記画像情報処理装置で動作する前記プログラムまたは前記アプリケーションを選択する再構築ステップと、を含んでいることを特徴とする。
【００５７】
この請求項２５の発明によれば、ハードウェア資源の障害を検知する診断ステップと、前記診断ステップにより検知された障害と、ハードウェア資源の障害とハードウェア資源の障害に影響するコントロールサービスおよびアプリケーションとをあらかじめ対応付けた再構築テーブルとに基づいて、検知された障害に影響するコントロールサービスおよびアプリケーションの代わりに、ネットワークに接続された他の画像情報処理装置で動作するプログラムまたはアプリケーションを選択する再構築ステップとを含んでいることで、自己の画像情報処理装置内のみでは機能制限されたサービスしか提供できない場合でも、ネットワーク上の他の画像情報処理装置のコントロールサービスまたはアプリケーションで代替えして、機能制限のない完全なサービスを提供することができ、ユーザの利便性をより向上させることができる。
【００５８】
また、請求項２６にかかる発明は、請求項２５に記載のソフトウェア再構築方法において、前記診断ステップは、ネットワーク経由で診断要求を受信したときに前記ハードウェア資源の障害を検知することを特徴とする。
【００５９】
この請求項２６の発明によれば、診断ステップがネットワーク経由で診断要求を受信したときにハードウェア資源の障害を検知することで、ユーザからの診断要求だけでなく、ネットワーク上の装置開発元やサービスセンタなどのホストコンピュータからの診断要求に応じて、ハードウェア資源の診断およびソフトウェア構成の再構築を行うことができ、動的な診断および再構築を実現することができる。
【００６０】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像情報処理装置およびソフトウェア再構築方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【００６１】
（実施の形態１）
図１は、この発明の実施の形態１である画像形成装置（以下、「複合機」という）の構成を示すブロック図である。図１に示すように、複合機１００は、白黒ラインプリンタ（B&W LP）１０１と、カラーラインプリンタ（Color LP）１０２と、スキャナ、ファクシミリなどのハードウェアリソース１０３などを有するとともに、プラットホーム１２０とアプリケーション１３０とから構成されるソフトウェア群１１０と、電源投入時に実行される複合機起動部１４０とを備えている。
【００６２】
複合機起動部１４０は、複合機１００の電源投入時にまずはじめに実行され、ハードウェア資源の初期化や診断、および上記各モジュールを起動するものである。
【００６３】
プラットホーム１２０は、アプリケーションからの処理要求を解釈してハードウェア資源の獲得要求を発生させるコントロールサービスと、一または複数のハードウェア資源の管理を行い、コントロールサービスからの獲得要求を調停するシステムリソースマネージャ（ＳＲＭ）１２３と、汎用ＯＳ１２１とを有する。
【００６４】
コントロールサービスは、複数のサービスモジュールから形成され、ＳＣＳ（システムコントロールサービス）１２２と、ＥＣＳ（エンジンコントロールサービス）１２４と、ＭＣＳ（メモリコントロールサービス）１２５と、ＯＣＳ（オペレーションパネルコントロールサービス）１２６と、ＦＣＳ（ファックスコントロールサービス）１２７と、ＮＣＳ（ネットワークコントロールサービス）１２８とから構成される。なお、このプラットホーム１２０は、あらかじめ定義された関数により前記アプリケーション１３０から処理要求を受信可能とするアプリケーションプログラムインタフェース（ＡＰＩ）を有する。
【００６５】
汎用ＯＳ１２１は、ＵＮＩＸなどの汎用オペレーティングシステムであり、プラットホーム１２０並びにアプリケーション１３０の各ソフトウェアをそれぞれプロセスとして並列実行する。
【００６６】
実施の形態１の複合機１００では、各コントロールサービスおよび各アプリは、いずれもプロセスとして動作し、各プロセスの中に複数のスレッドを起動した状態となっている。
【００６７】
ＳＲＭ１２３のプロセスは、ＳＣＳ１２２とともにシステムの制御およびリソースの管理を行うものである。ＳＲＭ１２３のプロセスは、スキャナ部やプリンタ部などのエンジン、メモリ、ＨＤＤファイル、ホストＩ／Ｏ（セントロＩ／Ｆ、ネットワークＩ／Ｆ、ＩＥＥＥ１３９４Ｉ／Ｆ、ＲＳ２３２ＣＩ／Ｆなど）のハードウェア資源を利用する上位層からの要求にしたがって調停を行い、実行制御する。
【００６８】
具体的には、このＳＲＭ１２３は、要求されたハードウェア資源が利用可能であるか（他の要求により利用されていないかどうか）を判断し、利用可能であれば要求されたハードウェア資源が利用可能である旨を上位層に伝える。また、ＳＲＭ１２３は、上位層からの要求に対してハードウェア資源の利用スケジューリングを行い、要求内容（例えば、プリンタエンジンにより紙搬送と作像動作、メモリ確保、ファイル生成など）を直接実施している。
【００６９】
ＳＲＭ１２３のプロセスは、ハードウェア資源がすべて正常な場合に上記の機能を制限なく実行する通常モードスレッドと、ハードウェア資源に障害があった場合に一定の機能を制限して実行する複数のＳＲＭ緊急モードとを有している。ＳＲＭ緊急モードスレッド１は、増設メモリに障害があった場合に起動され、増設メモリに対する資源獲得要求を行わないように機能が制限されている。ＳＲＭ緊急モードスレッド２は、ハードディスクに障害があった場合に起動されハードディスクに対する資源獲得要求を行わず、ＳＲＭ緊急モードスレッド３は、スキャナエンジンに障害があった場合に起動されスキャナエンジンに対する資源獲得要求を行わない。また、プリンタエンジンなど他のハードウェア資源に障害があった場合に、そのハードウェア資源の獲得要求を除外して実行するＳＲＭ緊急モードスレッドを各ハードウェア資源ごとに有している。
【００７０】
ＳＣＳ１２２のプロセスは、アプリ管理、操作部制御、システム画面表示、ＬＥＤ表示、リソース管理、割り込みアプリ制御というサービスを行う際に実行される通常モードスレッドと、ハードウェア資源の診断結果に応じて複合機１００上で動作させるアプリケーションおよびコントロールサービスの再構築を行う再構築モードスレッドを有している。
【００７１】
ＥＣＳ１２４のプロセスは、白黒ラインプリンタ（B&W LP）１０１、カラーラインプリンタ（Color LP）１０２、スキャナ、ファクシミリなどからなるハードウェアリソース１０３のエンジンの制御を行う。
【００７２】
ＭＣＳ１２５のプロセスは、画像メモリの取得および解放、ハードディスク装置（ＨＤＤ）の利用、画像データの圧縮および伸張などを行う。ＭＣＳ１２５のプロセスは、メモリおよびハードディスクがいずれも正常なときにすべての機能を実行可能な通常モードスレッドと、メモリまたはハードディスクに障害が発見された場合に一定の機能を制限して実行する複数の緊急モードスレッドを有している。ＭＣＳ緊急モードスレッド１は、増設メモリに障害があった場合に起動されるものであり、主メモリのみから必要なサイズの領域を確保する。ＭＣＳ緊急モードスレッド２は、ハードディスクに障害があったときに起動されるものであり、画像データをハードディスクに格納せずにメモリに展開するため、メモリから画像データ格納用の領域を確保する。
【００７３】
ＯＣＳ１２６のプロセスは、オペレータと本体制御間の情報伝達手段となる操作パネル（オペレーションパネル１６１０）の制御を行う。
【００７４】
ＦＣＳ１２７のプロセスは、システムコントローラの各アプリ層からＰＳＴＮ／ＩＳＤＮ網を利用したファクシミリ送受信、ＢＫＭ（バックアップＳＲＡＭ）で管理されている各種ファクシミリデータの登録／引用、ファクシミリ読みとり、ファクシミリ受信印刷、融合送受信を行うためのＡＰＩを提供する。ＦＣＳ１２７のプロセスは、ネットワークボードが正常な場合に起動され、上記機能をすべてを実行可能な通常モードスレッドと、ハードウェア資源に障害があった場合に一定の機能を制限して実行する複数のＦＣＳ緊急モードスレッドを有している。
【００７５】
ＦＣＳ緊急モードスレッド１は、増設メモリに障害があった場合に起動され、ＭＣＳ１２５に対してＭＣＳ緊急モードスレッド１とのみ関数呼び出しまたはメッセージ送受信などによるプロセス間通信を行うものである。ＦＣＳ緊急モードスレッド２は、ハードディスクに障害があった場合に起動され、ＭＣＳ１２５に対してはＭＣＳ緊急モードスレッド２とのみ関数呼び出しまたはメッセージ送受信によるプロセス間通信を行う。ＦＣＳ緊急モードスレッド３は、ネットワークボードに障害があった場合に起動され、ネットワーク上のＰＣからのＰＣＦＡＸの機能を制限したものである。
【００７６】
ＮＣＳ１２８は、ネットワークＩ／Ｏを必要とするアプリケーションに対して共通に利用できるサービスを提供するためのプロセスであり、ネットワーク側から各プロトコルによって受信したデータを各アプリケーションに振り分けたり、アプリケーションからデータをネットワーク側に送信する際の仲介を行う。
【００７７】
このように、ＭＣＳ１２５、ＦＣＳ１２７、ＳＲＭ１２３の各緊急モードスレッドはいずれもハードウェア資源の障害に応じて実行可能な機能を制限したものとなっている。
【００７８】
アプリケーション１３０は、ページ記述言語（ＰＤＬ）、ＰＣＬおよびポストスクリプト（ＰＳ）を有するプリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリ１１１と、コピー用アプリケーションであるコピーアプリ１１２と、ファクシミリ用アプリケーションであるファックスアプリ１１３と、スキャナ用アプリケーションであるスキャナアプリ１１４と、ネットワークファイル用アプリケーションであるネットファイルアプリ１１５と、工程検査用アプリケーションである工程検査アプリ１１６とを有している。
【００７９】
プリンタアプリ１１１、コピーアプリ１１２、ファックスアプリ１１３のそれぞれも、ハードウェア資源が正常な場合にすべての機能の実行が可能な通常モードスレッドと、ハードウェア資源に障害があった場合に一定の機能を制限して実行する緊急モードスレッドを有している。
【００８０】
プリンタアプリ緊急モードスレッド１は、増設メモリに障害があった場合に起動され、印刷ページのソート、回転、変倍、集約（１ページに複数ページ分を集約して印刷する機能）、試し印刷、機密印刷などの機能を実行せず、両面印刷を一定ページ数分だけ可能とするなどメモリを大量に必要とする機能に制限を設けている。また、プリンタアプリ緊急モードスレッド１は、ＭＣＳ１２５に対しては、増設メモリからの領域確保が制限されたＭＣＳ緊急モードスレッド１とのみ関数呼び出しまたはメッセージ送受信などによるプロセス間通信を行う。
【００８１】
プリンタアプリ緊急モードスレッド２は、ハードディスクに障害があった場合に起動され、印刷時の印刷ページのソート、回転、変倍、集約、試し印刷、機密印刷、両面印刷など、画像データのハードディスクへの一時的格納を必要とする機能を実行せず、かつＭＣＳ１２５に対しては、ハードディスクからの領域確保が制限されたＭＣＳ緊急モードスレッド２とのみ関数呼び出しまたはメッセージ送受信などによるプロセス間通信を行う。
【００８２】
プリンタアプリ緊急モードスレッド３は、ネットワークボードに障害があった場合に起動され、ＰＣＦＡＸの実行ができないように、ＦＣＳ１２７に対するプロセス間通信を制限したものである。
【００８３】
プリンタアプリ緊急モードスレッド３は、ファックスエンジンに障害があった場合に起動され、ＰＣＦＡＸの実行ができないように、ＦＣＳ１２７に対するプロセス間通信を制限したものである。
【００８４】
コピーアプリ緊急モードスレッド１は、増設メモリに障害があった場合に起動され、コピーページのソート、回転、変倍、集約などの機能を実行せず、両面コピーおよび試しコピーを一定ページ数分だけ可能とするなどのメモリを大量に必要とする機能に制限を設けている。また、コピーアプリ緊急モードスレッド１は、ＭＣＳ１２５に対しては、増設メモリからの領域確保が制限されたＭＣＳ緊急モードスレッド１とのみ関数呼び出しまたはメッセージ送受信などによるプロセス間通信を行う。
【００８５】
コピーアプリ緊急モードスレッド２は、ハードディスクに障害があった場合に起動され、コピーページのソート、回転、変倍、集約、両面コピーおよび試しコピーなど、画像データのハードディスクへの一時的格納を必要とする機能を実行せず、かつＭＣＳ１２５に対しては、ハードディスクからの領域確保が制限されたＭＣＳ緊急モードスレッド２とのみ関数呼び出しまたはメッセージ送受信などによるプロセス間通信を行う。
【００８６】
ファックスアプリ緊急モードスレッド１は、増設メモリに障害があった場合に起動され、メモリ受信やメモリ送信を実行不可能とし、ファクシミリ登録件数の最大値を少なく設定し、かつＦＣＳ緊急モードスレッド１に対してはＦＣＳ緊急モードスレッド１とのみ関数呼び出しまたはメッセージ送受信などによるプロセス間通信を行う。
【００８７】
ファックスアプリ緊急モードスレッド２は、ハードディスクに障害があった場合に起動され、メモリ受信やメモリ送信を実行不可能とし、ファクシミリ登録件数の最大値を少なく設定し、かつＦＣＳ１２７に対してはＦＣＳ緊急モードスレッド２とのみ関数呼び出しまたはメッセージ送受信などによるプロセス間通信を行うものである。
【００８８】
図１６は、図１に示した実施の形態１の複合機１００のハードウェア構成図である。図１６に示すように、この複合機は、ＣＰＵ１６０２、ＳＤＲＡＭ１６０３、フラッシュメモリ１６０４、ＳＲＡＭ１６０８およびハードディスク（ＨＤ）１６０５などをＡＳＩＣ１６０１に接続したコントローラボード１６００と、オペレーションパネル１６１０と、ファックスコントロールユニット（ＦＣＵ）１６２０と、ＵＳＢ１６３０と、ＩＥＥＥ1394 １６４０と、プリンタ１６５０から構成されている。オペレーションパネル１６１０はＡＳＩＣ１６０１に直接接続され、ＦＣＵ１６２０、ＵＳＢ１６３０、ＩＥＥＥ1394 １６４０およびプリンタ１６５０はＰＣＩバスを介してＡＳＩＣ１６０１に接続されている。
【００８９】
ＳＲＡＭ１６０８は、後述する診断部による診断結果を格納する不揮発性メモリである。ＳＤＲＡＭ１６０３は、プリント、コピー、スキャナおよびファクシミリなどのサービスを行う際に、画像データを一時的に格納するものであり、主メモリと増設メモリとから構成されている。
【００９０】
フラッシュメモリ１６０４には、上述の各アプリ、プラットホーム１２０を構成する各コントロールサービスやＳＲＭ１２３の各プログラムとともに、ＳＣＳ１２２の再構築モードスレッドによるソフトウェア再構築処理の際に参照される再構築テーブルがファイル形式で格納されている。なお、この再構築テーブルについては後述する。
【００９１】
図２は、実施の形態１の複合機１００における複合機起動部１４０の構成を示すブロック図である。複合機起動部１４０は、図２に示すとおり、ハードウェア初期化部２１０と、プログラム起動部２２０と、ＳＣＳ１２２の再構築モードスレッドから構成される。
【００９２】
ハードウェア初期化部２１０は、いわゆるＢＩＯＳ（Basic Input/Output System）であり、ハードウェア資源の各デバイスの初期化や各種設定、ソフトウェアの初期化、汎用ＯＳ１２１の起動などを行う。また、ハードウェア初期化部２１０は、その内部に本発明の診断手段を構成する診断部２１１を備えている。診断部２１１は、ハードウェア資源の各デバイスに障害があるか否かを検知し、その診断結果をＳＲＡＭ１６０８に格納するものである。
【００９３】
ここで、診断部２１１によって障害を検知する対象となるデバイスは、ＳＤＲＡＭ１６０３などのメモリと、ハードディスク１６０５と、セントロインタフェース、ＵＳＢ１６３０、ＩＥＥＥ1394 １６４０などの各種インタフェースと、プリンタエンジン、コピーエンジン、スキャナエンジン、ファクシミリエンジンなどの各種エンジンである。
【００９４】
プログラム起動部２２０は、汎用ＯＳ１２１から呼び出されるものであり、汎用ＯＳ１２１上で、ＳＣＳ１２２を起動するものである。
【００９５】
ＳＣＳ１２２の再構築モードスレッドは、ＳＲＡＭ１６０８に格納されたハードウェア資源の診断結果に基づいて起動すべき各アプリ、各コントロールサービスおよびＳＲＭ１２３を判断した上で、起動する。また、ＳＣＳ１２２の再構築モードスレッドは、ハードウェア資源の診断結果に基づいて、起動した各アプリ、各コントロールサービスおよびＳＲＭ１２３に対して通常モードスレッド、緊急モードスレッドのいずれを実行すべきかを指示する指令メッセージを送信する。
【００９６】
次にこのように構成された複合機１００におけるソフトウェア再構築処理について説明する。図３は、実施の形態１の複合機１００におけるソフトウェア再構築の全体の処理手順を示すフローチャートである。実施の形態１にかかる複合機１００では、電源投入時にハードウェア資源の診断が行われ、その結果に基づいて起動すべきアプリケーション１３０やコントロールサービスなどを選定し、かつ実行すべきスレッドを特定することによりソフトウェアの再構築を行う。
【００９７】
複合機１００の電源が投入されると、まずハードウェア初期化部２１０によってハードウェア資源の各デバイスの初期化が行われる（ステップＳ３０１）。ついで、診断部２１１によって各デバイスの診断が行われ（ステップＳ３０２）、その後ソフトウェアの初期化が行われて（ステップＳ３０３）、汎用ＯＳ１２１が起動される（ステップＳ３０４）。
【００９８】
汎用ＯＳ１２１が起動されたら、プログラム起動部２２０は、ＳＲＡＭ１６０８に格納された診断結果を読み込んで障害の有無を判断する（ステップＳ３０５）。
【００９９】
そして、すべてのハードウェア資源が正常である場合には、プログラム起動部２２０は、すべてのコントロールサービスおよびすべてのアプリケーション１３０を起動する（ステップＳ３０６）。一方、ハードウェア資源に障害が一つでもある場合には、プログラム起動部２２０は、ＳＣＳ１２２のみを起動する（ステップＳ３０７）。このとき、ＳＣＳ１２２のプロセスでは通常モードスレッドの他、再構築モードスレッドが起動される。
【０１００】
図４は、ハードウェア初期化部２１０の診断部２１１によって実行されるハードウェア資源の各デバイスの診断処理手順を示すフローチャートである。診断部２１１では、未診断のデバイスに対して順にハードウェアエラーの有無をチェックすることによりデバイスの診断を行う（ステップＳ４０１）。
【０１０１】
ここで、たとえば、メモリに対する診断は、アドレス線およびデータ線のそれぞれについて行われ、書き込んだ値に拘わらず固定値となってしまうか否か、および書き込んだ値が他のデータ線に現れてしまうか否かをチェックする。なお、具体的なチェック方法および他のデバイスのエラーチェックについては公知の診断方法と同様なので説明を省略する。
【０１０２】
そして、デバイスの診断結果が正常かエラーかを確認し（ステップＳ４０２）、エラーの場合には、検知されたエラーが致命的エラーであるか否かを判断する（ステップＳ４０３）。ここで、致命的エラーとは、複合機１００の起動に影響があるか、起動した場合でもサービスが全く提供できないようなエラーをいい、例えば主メモリのエラーなどが該当する。逆に、増設メモリのエラーやネットワークインタフェースのエラーなど、それ自体は致命的なものであっても、他のデバイスによる代替えによって機能を制限した状態でサービスの提供が可能となったり、例えばプリントの機能のみ実行できず、スキャナ、コピーの機能は実行できるような、一部のサービスが提供可能な場合には、本実施形態では致命的なエラーではないと判断する。
【０１０３】
そして、致命的エラーである場合には、重度の障害のために複合機１００を起動できない旨のメッセージをオペレーションパネル１６１０のディスプレイに表示して（ステップＳ４０６）、複合機１００を停止する（ステップＳ４０７）。一方、上述の致命的エラーでない場合には、障害があるデバイス名、エラー番号などを診断結果としてＳＲＡＭ１６０８に格納する（ステップＳ４０４）。
【０１０４】
以上、ステップＳ４０１からステップＳ４０４までの診断処理を、すべてのデバイスに対して行う（ステップＳ４０５）。
【０１０５】
図５は、実施の形態１にかかる複合機１００のＳＣＳ１２２の再構築モードスレッドによって実行されるソフトウェア再構築処理の手順を示すフローチャートである。図６は、このソフトウェア再構築処理で参照される再構築テーブルの一例を示す説明図である。
【０１０６】
プログラム起動部２２０によってＳＣＳ１２２のプロセスが汎用ＯＳ１２１上で起動されると、ＳＣＳ１２２の再構築モードスレッドでは、まず、ＳＲＡＭ１６０８に格納されている診断結果を取得し（ステップＳ５０１）、フラッシュメモリ１６０４から再構築テーブルを読み出す（ステップＳ５０２）。
【０１０７】
つぎに、取得した診断結果と再構築テーブルとを参照して、ハードウェア資源の障害に対応して起動すべきコントロールサービス、アプリケーション１３０およびＳＲＭ１２３を選択し、さらに選択されたコントロールサービス、アプリケーションおよびＳＲＭ１２３の中で起動するスレッドを選択する（ステップＳ５０３）。
【０１０８】
そして、選択されたコントロールサービス、アプリケーションおよびＳＲＭ１２３を起動し（ステップＳ５０４）、起動したコントロールサービス、アプリケーションおよびＳＲＭ１２３に対し、どのスレッドを起動すべきかの指示メッセージを送信する（ステップＳ５０５）。かかる指示メッセージを受信したコントロールサービス、アプリケーションおよびＳＲＭ１２３のそれぞれは、指示メッセージで指示されたスレッドを自プロセス内で起動する。これにより、ハードウェア資源の障害に応じたソフトウェアの再構築が完了する。
【０１０９】
ここで、上記ステップＳ５０３におけるコントロールサービス、アプリケーション１３０およびＳＲＭ１２３の選択処理ならびに起動すべきスレッドの選択処理について、詳細に説明する。
【０１１０】
図６に示すように、再構築テーブルには、増設メモリエラーなどのハードウェア資源のエラーに対応して、各コントロールサービス、ＳＲＭ１２３および各アプリケーション１３０の起動の可否、起動するスレッド（通常モードスレッド／緊急モードスレッド）および制限機能があらかじめ定められて記録されている。
【０１１１】
まず、診断部２１１で増設メモリエラーが検知された場合について説明する。この場合、ＳＣＳ１２２の再構築モードスレッドは、図６の再構築テーブルを参照して、すべてのコントロールサービス、ＳＲＭ１２３およびアプリケーション１３０を起動する。そして、再構築テーブルの内容に従って、ＭＣＳ１２５、ＦＣＳ１２７、ＳＲＭ１２３、プリンタアプリ１１１、コピーアプリ１１２、ファックスアプリ１１３の各プロセスに対して、それぞれの緊急モードスレッド１を起動すべき旨の指令メッセージを送信し、その他のコントロールサービスおよびアプリケーションのプロセスに対しては通常モードスレッドを起動すべき旨の指令メッセージを送信する。
【０１１２】
図７は、増設メモリの障害が検知された場合におけるソフトウェア再構築後の複合機１００の構成を示すブロック図である。図７に示すように、増設メモリエラーがある場合には、ＭＣＳ１２５、ＦＣＳ１２７、ＳＲＭ１２３、プリンタアプリ１１１、コピーアプリ１１２、ファックスアプリ１１３のプロセスでは緊急モードスレッド１が起動し、その他のコントロールサービスおよびアプリケーション１３０のプロセスでは通常モードスレッドが起動される。
【０１１３】
ここで、増設メモリに障害があった場合には主メモリのみを使用する。また、上述の説明の通り、ＭＣＳ緊急モードスレッド１は、画像データ格納のための領域を増設メモリではなく主メモリから確保し、ＳＲＭ緊急モードスレッド１は、メモリ資源として主メモリを獲得する。また、プリンタアプリ緊急モードスレッド１は、印刷ページのソート、回転、変倍、集約、試し印刷、機密印刷などの機能を実行せず、両面印刷を一定ページ数分だけ可能とし、かつＭＣＳ１２５に対してはＭＣＳ緊急モードスレッド１とのみ関数呼び出しまたはメッセージ送受信などによるプロセス間通信を行う。また、コピーアプリ緊急モードスレッド１はコピーページのソート、回転、変倍、集約などの機能を実行せず、両面コピーおよび試しコピーを一定ページ数分だけ可能とし、かつＭＣＳ１２５に対してはＭＣＳ緊急モードスレッド１とのみ関数呼び出しまたはメッセージ送受信などによるプロセス間通信を行う。
【０１１４】
従って、増設メモリに障害がある場合におけるプリント機能としては、メモリを大量に使用する機能が制限されたプリンタアプリ緊急モードスレッド１と、ＭＣＳ緊急モードスレッド１との間でプロセス間通信が行われる結果、印刷ページのソート、回転、変倍、集約、試し印刷、機密印刷などの機能の提供は不可能となり、また一定ページ数分の両面印刷が可能という制限がある状態となる。また、コピー機能としては、コピーページのソート、回転、変倍、集約などの機能の提供は不可能となり、一定ページ数分の両面コピーおよび試しコピーが可能という制限がある状態となる。
【０１１５】
また、ＦＣＳ緊急モードスレッド１はＭＣＳ１２５に対してはＭＣＳ緊急モードスレッド１とのみプロセス間通信を行う。ファックスアプリ緊急モードスレッド１は、メモリ受信やメモリ送信を実行不可能とし、ファクシミリ登録件数の最大値を少なく設定し、かつＦＣＳ１２７に対してはＦＣＳ緊急モードスレッド１とのみプロセス間通信を行う。
【０１１６】
従って、増設メモリに障害がある場合には、ファクシミリ通信機能としては、メモリを大量に使用するメモリ受信やメモリ送信が不可能となり、かつファクシミリ登録件数も少なくなるという機能制限がなされた状態で動作することになる。
【０１１７】
つぎに、診断部２１１によりハードディスクの障害が検知された場合について説明する。この場合、ＳＣＳ１２２の再構築モードスレッドは、図６の再構築テーブルを参照して、すべてのコントロールサービス、ＳＲＭ１２３およびアプリケーション１３０を起動する。そして、再構築テーブルの内容に従って、ＭＣＳ１２５、ＦＣＳ１２７、ＳＲＭ１２３、プリンタアプリ１１１、コピーアプリ１１２、ファックスアプリ１１３の各プロセスに対して、それぞれの緊急モードスレッド２を起動すべき旨の指令メッセージを送信し、その他のコントロールサービスおよびアプリケーション１３０のプロセスに対しては通常モードスレッドを起動すべき旨の指令メッセージを送信する。
【０１１８】
ハードディスクの障害が検知された場合のソフトウェア再構築後の複合機１００は、図７と同様に、すべてのアプリケーション１３０、コントロールサービスおよびＳＲＭ１２３が起動した状態となるが、図７においてＭＣＳ１２５、ＦＣＳ１２７、ＳＲＭ１２３、プリンタアプリ１１１、コピーアプリ１１２、ファックスアプリ１１３のプロセスでは、緊急モードスレッド１の代わりに緊急モードスレッド２が起動する。
【０１１９】
ここで、ハードディスクに障害があった場合には、画像データをハードディスクに格納せずに直接メモリへ格納する。上述の説明の通り、ＭＣＳ緊急モードスレッド２は、画像データのための一時的な格納領域をハードディスクではなくメモリから確保し、ＳＲＭ緊急モードスレッド２は、ハードディスクの代わりにメモリを獲得する。また、プリンタアプリ緊急モードスレッド２は、印刷ページのソート、回転、変倍、集約、両面印刷、試し印刷および機密印刷などの機能を実行せず、かつＭＣＳ１２５に対してはＭＣＳ緊急モードスレッド１とのみプロセス間通信を行う。また、コピーアプリ緊急モードスレッド１はコピーページのソート、回転、変倍、集約、両面コピーおよび試しコピーなどの機能を実行せず、かつＭＣＳ１２５に対してはＭＣＳ緊急モードスレッド１とのみプロセス間通信を行う。
【０１２０】
従って、ハードディスクに障害がある場合におけるプリント機能としては、プリンタアプリ緊急モードスレッド２と、ＭＣＳ緊急モードスレッド２との間でプロセス間通信が行われる結果、ハードディスクへの画像データの一時的格納を必要とする印刷ページのソート、回転、変倍、集約、試し印刷、機密印刷および両面印刷などの機能の提供が不可能となる。また、コピー機能としても、コピーアプリ緊急モードスレッド２とＭＣＳ緊急モードスレッド２との間でプロセス間通信が行われる結果、ハードディスクへの画像データの一時的格納を必要とするコピーページのソート、回転、変倍、集約、試しコピーおよび両面コピーなどの機能が不可能になる。
【０１２１】
また、ハードディスクに障害がある場合には、ファクスアプリ緊急モードスレッド２とＦＣＳ緊急モードスレッド２との間でプロセス間通信が行われ、増設メモリに障害がある場合と同様に、メモリ受信やメモリ送信が不可能となり、かつファクシミリ登録件数も少なくなるという制限がある状態となる。
【０１２２】
診断部２１１によりネットワークインタフェースの障害が検知された場合には、ＳＣＳ１２２の再構築モードスレッドは、図６の再構築テーブルを参照して、ＮＣＳ１２８とネットファイルアプリ１１５は起動せず、これら以外のアプリケーション１３０、コントロールサービスおよびＳＲＭ１２３を起動する。そして、再構築テーブルの内容に従って、ＦＣＳ１２７、ＳＲＭ１２３、プリンタアプリ１１１の各プロセスに対して、それぞれの緊急モードスレッド３を起動すべき旨の指令メッセージを送信し、その他の起動したコントロールサービスおよびアプリケーション１３０のプロセスに対しては通常モードスレッドを起動すべき旨の指令メッセージを送信する。
【０１２３】
図８は、ネットワークインタフェースの障害が検知された場合におけるソフトウェア再構築後の複合機１００の構成を示すブロック図である。図８に示すように、ネットワークインタフェースに障害がある場合には、ＮＣＳ１２８とネットファイルアプリ１１５以外のアプリケーション１３０、コントロールサービスおよびＳＲＭ１２３が起動され、ＦＣＳ１２７、ＳＲＭ１２３、プリンタアプリ１１１の各プロセスでは緊急モードスレッド３が起動し、その他のコントロールサービスおよびアプリケーションのプロセスでは通常モードスレッドが起動する。
【０１２４】
ネットワークインタフェースに障害があった場合には、ネットワーク機能を利用したすべての機能が制限される。上述の説明の通り、ＳＲＭ緊急モードスレッド３はネットワークインタフェースの獲得を制限したスレッドであり、ＮＣＳ１２８およびネットファイルアプリ１１５は起動しないため、ネットワーク上のＰＣからのプリント機能は制限される。また、ＦＣＳ緊急モードスレッド３およびプリンタアプリ緊急モードスレッド３は、ＰＣＦＡＸの機能を実行せず、かつ両スレッド間のプロセス間通信も行われないため、ネットワークインタフェースに障害がある場合にはＰＣＦＡＸの機能が制限されて動作することになる。
【０１２５】
診断部２１１によりセントロインタフェースの障害が検知された場合には、ＳＣＳ１２２の再構築モードスレッドは、図６の再構築テーブルを参照して、プリンタアプリ１１１を起動せず、プリンタアプリ１１１以外のアプリケーション１３０、すべてのコントロールサービスおよびＳＲＭ１２３を起動する。そして、再構築テーブルの内容に従って、ＳＲＭ１２３のプロセスに対しセントロインタフェースの資源獲得を実行しないＳＲＭ緊急モードスレッド４を起動すべき旨の指令メッセージを送信する。また、その他の起動したアプリケーションおよびコントロールサービスの各プロセスに対しては、通常モードスレッドを起動すべき旨の指令メッセージを送信する。
【０１２６】
図９は、セントロインタフェースの障害が検知された場合におけるソフトウェア再構築後の複合機１００の構成を示すブロック図である。図９に示すように、セントロインタフェースに障害がある場合には、プリンタアプリ１１１以外のアプリケーション１３０、コントロールサービスおよびＳＲＭ１２３が起動し、ＳＲＭ１２３のプロセスでは緊急モードスレッド４が起動し、その他のコントロールサービスおよびアプリケーションのプロセスでは通常モードスレッドが起動する。
【０１２７】
このように、セントロインタフェースに障害がある場合には、プリンタアプリ１１１が起動しないため、複合機１００はコピー、スキャナ、ファクシミリの機能のみに制限されて動作することになる。
【０１２８】
診断部２１１によりスキャナエンジンの障害が検知された場合には、ＳＣＳ１２２の再構築モードスレッドは、図６の再構築テーブルを参照して、スキャナエンジンを使用するコピーアプリ１１２、ファックスアプリ１１３、スキャナアプリ１１４を起動せず、これら以外のアプリケーション１３０、すべてのコントロールサービスおよびＳＲＭ１２３を起動する。そして、再構築テーブルの内容に従って、ＳＲＭ１２３のプロセスに対しスキャナエンジンの資源獲得を実行しないＳＲＭ緊急モードスレッド５を起動すべき旨の指令メッセージを送信する。また、その他の起動したアプリケーション１３０およびコントロールサービスの各プロセスに対しては、通常モードスレッドを起動すべき旨の指令メッセージを送信する。
【０１２９】
図１０は、スキャナエンジンの障害が検知された場合におけるソフトウェア再構築後の複合機１００の構成を示すブロック図である。図１０に示すように、スキャナエンジンに障害がある場合には、コピーアプリ１１２、ファックスアプリ１１３、スキャナアプリ１１４以外のアプリケーション１３０、コントロールサービスおよびＳＲＭ１２３が起動し、ＳＲＭ１２３のプロセスでは緊急モードスレッド５が起動し、その他のコントロールサービスおよびアプリケーション１３０のプロセスでは通常モードスレッドが起動する。
【０１３０】
このように、スキャナエンジンに障害がある場合には、コピーアプリ１１２、ファックスアプリ１１３、スキャナアプリ１１４が起動しないため、複合機１００はプリントの機能のみに制限されて動作することになる。
【０１３１】
この他、ファクシミリエンジンあるいはプリンタエンジンなどに障害が検知された場合もあるが、この場合には各エンジンに対応するファックスアプリ１１３およびＦＣＳ１２７、あるいはプリンタアプリ１１１を起動せずに、ファクシミリ通信機能あるいはプリント機能が制限されて動作することになる。
【０１３２】
このように、実施の形態１にかかる複合機１００では、診断部２１１によって複合機１００の起動時にハードウェア資源の障害を検知し、ＳＣＳ１２２の再構築モードスレッドによって、再構築テーブルを参照して、検知された障害に影響のないコントロールサービスおよびアプリケーションを選択して起動しているので、ハードウェア資源の障害に影響ない範囲で機能を制限してサービスを提供することができる。
【０１３３】
（実施の形態２）
実施の形態１にかかる複合機１００は、ハードウェア資源に障害が検知された場合、ただちにソフトウェアの再構築を行っていたが、この発明の実施の形態２にかかる複合機１００は、再構築を行う際に制限される機能などをユーザに報知して、ユーザの承認を得た場合にのみ再構築を行うものである。
【０１３４】
実施の形態２にかかる複合機１００の構成、ハードウェア構成、複合機起動部１４０の構成、ソフトウェア再構築の全体処理および診断部２１１によるハードウェアの診断処理については、実施の形態１の複合機１００と同様であるため説明を省略する。
【０１３５】
実施の形態２の複合機１００では、ＳＣＳ１２２の再構築モードスレッドによる再構築処理が実施の形態１と異なっている。図１１は、実施の形態２にかかる複合機１００のＳＣＳ１２２の再構築モードスレッドによって実行されるソフトウェア再構築処理の手順を示すフローチャートである。なお、再構築処理で参照する再構築テーブルは、実施の形態１において説明した図６のテーブルと同様である。
【０１３６】
実施の形態２の複合機１００におけるＳＣＳ１２２の再構築モードスレッドでは、実施の形態１と同様に、ＳＲＡＭ１６０８から診断結果を、フラッシュメモリ１６０４から再構築テーブルをそれぞれ取得する（ステップＳ１１０１、Ｓ１１０２）。そして、再構築テーブルを参照して、取得した診断結果のハードウェア資源の障害に対応した制限機能を再構築テーブルから読み出して、制限機能と制限付きで起動するか否かの旨のメッセージをオペレーションパネル１６１０のディスプレイに表示し（ステップＳ１１０３）、ユーザからの入力待ち状態となる。
【０１３７】
ユーザからオペレーションパネル１６１０の操作部を介して応答があった場合には、その内容を判断し（ステップＳ１１０４）、応答が「ＯＫ」の場合には、再構築テーブルを参照して起動すべきコントロールサービス、アプリケーション１３０およびＳＲＭ１２３を選択し、さらに選択されたプロセスで起動すべきスレッドを選択する（ステップＳ１１０５）。そして、実施の形態１と同様に、選択されたコントロールサービス、アプリケーション１３０およびＳＲＭ１２３を起動し（ステップＳ１１０６）、起動したコントロールサービス、アプリケーション１３０およびＳＲＭ１２３に対し、どのスレッドを起動すべきかの指示メッセージを送信する（ステップＳ１１０７）。
【０１３８】
一方、ステップＳ１１０４でユーザから「起動しない」旨の応答があった場合には、複合機１００を停止する（ステップＳ１１０８）。従って、ハードウェア資源の障害でソフトウェアの再構築により、これから複合機１００で使用する機能が制限されるような場合には、ユーザは「起動しない」旨の応答を行えば良い。
【０１３９】
このように、実施の形態２にかかる複合機１００では、再構築の際に、オペレーションパネル１６１０のディスプレイに機能が制限されて複合機１００が起動される旨の表示を行い、ユーザから起動することの承認の入力があった場合に緊急モードスレッドを起動しているので、これからユーザが使用を希望している機能が機能制限により実現できない場合に、機能制限された状態で複合機１００が起動してしまうことが回避される。このため、ユーザにとって無意味な複合機１００の自動起動を防止することができる。
【０１４０】
なお、実施の形態１および２にかかる複合機１００では、ハードウェア資源の診断処理を、プログラム起動部２２０内の診断部２１１で行っているが、この他、汎用ＯＳ１２１に診断機能を組み込んだり、診断用のコントロールサービスまたはアプリケーション１３０を別途設けても良い。
【０１４１】
（実施の形態３）
実施の形態１および２にかかる複合機１００は、複合機１００の電源投入時にハードウェア資源の診断を行って、診断結果に応じてソフトウェア再構築を行うものであったが、この発明の実施の形態３にかかる複合機１００は、複合機１００の起動中、すなわちサービスの実行中にハードウェア資源の診断を行って、動的にソフトウェアの再構築を行うものである。
【０１４２】
実施の形態３にかかる複合機１００の構成、ハードウェア構成、複合機起動部１４０の構成については実施の形態１の複合機１００と同様であるため説明を省略する。
【０１４３】
実施の形態３にかかる複合機１００では、ＳＣＳ１２２の再構築モードスレッドによってハードウェア資源の診断処理を行っている。このため、ＳＣＳ１２２の再構築モードスレッドは、本発明における診断手段および再構築手段を構成する。
【０１４４】
図１２は、実施の形態３にかかる複合機１００におけるソフトウェア再構築処理の手順を示すフローチャートである。
【０１４５】
複合機１００によるサービスの処理を実行中、診断要求があると、この診断要求をＳＣＳ１２２で受け取る（ステップＳ１２０１）。ここで、診断要求には、ユーザが明示的に指示した診断要求の他、ネットワーク経由で複合機開発元あるいはサービスセンタのホストコンピュータなどから送信される診断要求や、複合機１００内部でタイマー機能などを利用して一定期間ごとに指令する診断要求も含まれる。なお、ネットワーク経由で診断要求を受信する場合には、診断要求はＮＣＳ１２８経由でＳＣＳ１２２が受信することになる。
【０１４６】
ついで、ＳＣＳ１２２は自プロセス内部で再構築モードスレッドを起動する（ステップＳ１２０２）。そして、この再構築モードスレッドによって、以下に説明するハードウェア資源の診断処理およびソフトウェアの再構築処理が行われる。
【０１４７】
ＳＣＳ１２２の再構築モードスレッドでは、未診断のデバイスに対して順にハードウェアエラーの有無をチェックすることによりデバイスの診断を行う（ステップＳ１２０３）。ここで、具体的な診断処理は、図４で説明した実施の形態１における診断部２１１の診断処理と同様なので説明を省略する。
【０１４８】
つぎに、ＳＣＳ１２２の再構築モードスレッドは、ＳＲＡＭ１６０８に格納されている診断結果を取得し（ステップＳ１２０４）、フラッシュメモリ１６０４から再構築テーブルを読み出す（ステップＳ１２０５）。
【０１４９】
つぎに、取得した診断結果と再構築テーブルとを参照して、ハードウェア資源の障害に対応して、起動しないとして登録されているコントロールサービスおよびアプリケーション１３０と、緊急モードスレッドを起動するとして登録されているコントロールサービス、ＳＲＭ１２３およびアプリケーション１３０を選択する（ステップＳ１２０６）。
【０１５０】
そして、選択されたコントロールサービス、アプリケーション１３０およびＳＲＭ１２３に対して、スレッドを切り替える旨の指令メッセージを送信する（ステップＳ１２０７）。このスレッド切り替えの指令メッセージは、より具体的には、再構築テーブルで起動しないとして登録されているコントロールサービスおよびアプリケーションに対しては、通常モードスレッドの実行を停止すべき旨を指示し、緊急モードスレッドを起動するとして登録されているコントロールサービス、ＳＲＭ１２３およびアプリケーションに対しては、通常モードスレッドの実行を停止するとともに緊急モードスレッドを実行する旨を指示するものである。
【０１５１】
スレッド切り替えの指示メッセージを受信したコントロールサービス、アプリケーションおよびＳＲＭ１２３では、通常モードスレッドの実行を停止すべき旨の指示の場合には通常モードスレッドを停止してプロセスを終了する。また、通常モードスレッドの実行を停止するとともに緊急モードスレッドを実行する旨の指示の場合には、機能制限のある緊急モードスレッドを起動する。これにより、ハードウェア資源の障害に応じたソフトウェアの再構築が完了する。
【０１５２】
例えば、増設メモリの障害が検知された場合には次のようにソフトウェアが再構築される。図１３は、ソフトウェア再構築処理前後の複合機１００の構成を示すブロック図である。図１３（ａ）は再構築処理前の構成を示し、図１３（ｂ）は再構築処理後の構成を示す。
【０１５３】
図１３（ａ）および（ｂ）に示すように、増設メモリエラーがある場合には、ＭＣＳ１２５、ＦＣＳ１２７、ＳＲＭ１２３、プリンタアプリ１１１、コピーアプリ１１２、ファックスアプリ１１３のプロセスでは通常モードスレッドから緊急モードスレッド１へ切り替わり、その他のコントロールサービスおよびアプリケーション１３０のプロセスでは通常モードスレッドが実行される。
【０１５４】
このため、増設メモリに障害がある場合におけるプリント機能としては、メモリを大量に使用する機能が制限されたプリンタアプリ緊急モードスレッド１と、ＭＣＳ緊急モードスレッド１との間でプロセス間通信が行われる結果、印刷ページのソート、回転、変倍、集約、試し印刷、機密印刷などの機能の提供は不可能となり、また一定ページ数分の両面印刷が可能という制限がある状態となる。また、コピー機能としては、コピーページのソート、回転、変倍、集約などの機能の提供は不可能となり、一定ページ数分の両面コピーおよび試しコピーが可能という制限がある状態となる。
【０１５５】
さらに、ＦＣＳ緊急モードスレッド１はＭＣＳ１２５に対してはＭＣＳ緊急モードスレッド１とのみプロセス間通信を行うため、ファクシミリ通信機能としては、メモリを大量に使用するメモリ受信やメモリ送信が不可能となり、かつファクシミリ登録件数も少なくなるという機能制限がなされた状態で動作することになる。
【０１５６】
なお、ハードディスク、ネットワークインタフェース、セントロインタフェースおよびスキャナエンジンなど他のハードウェア資源に障害が検知された場合において、ソフトウェア再構築後の構成および制限内容は実施の形態１の複合機１００と同様であるため説明を省略する。
【０１５７】
このように実施の形態３にかかる複合機１００では、サービス処理の実行中にハードウェア資源の障害を検知し、ＳＣＳ１２２の再構築モードスレッドによって動作中のコントロールサービスおよびアプリケーションの通常モードスレッドを緊急モードスレッドに切り替えるので、複合機１００を再起動させることなく、動的にソフトウェア構成の再構築を行うことができる。
【０１５８】
（実施の形態４）
実施の形態１〜３にかかる複合機１００は、いずれも複合機１００内部のコントロールサービス、アプリケーション１３０のみを利用してソフトウェアの再構築を行っていたが、この発明の実施の形態４にかかる複合機は、ハードウェア資源に障害があった場合に、ネットワークに接続された他の複合機で動作するコントロールサービス、アプリケーションを利用してソフトウェアの再構築を行うものである。
【０１５９】
図１４は、実施の形態４にかかる複合機の構成を示すブロック図である。図１４に示すように、実施の形態４では複数の複合機１４００ａ，１４００ｂがＬＡＮ１４４１などのネットワークによって接続された構成となっている。なお、図１４では、２台の複合機がネットワークで接続された構成となっているが、３台以上の複合機をネットワークで接続してもよい。なお、ネットワーク上の各複合機１４００ａ，１４００ｂの構成、ハードウェア構成、複合機起動部１４４０の構成については実施の形態３の複合機１００と同様であるため説明を省略する。
【０１６０】
図１５は、実施の形態４にかかる複合機１４００ａにおけるソフトウェア再構築処理の手順を示すフローチャートである。複合機１４００ａによるサービスの処理を実行中に診断要求を受信すると、実施の形態３の複合機１００と同様に、ＳＣＳ１４２２の再構築モードスレッドの起動、ハードウェア診断処理が行われる（ステップＳ１５０１〜Ｓ１５０３）。そして、ＳＣＳ１４２２の再構築モードスレッドは、ＳＲＡＭ１６０８に格納されている診断結果を取得し（ステップＳ１５０４）、フラッシュメモリ１６０４から再構築テーブルを読み出す（ステップＳ１５０５）。
【０１６１】
つぎに、取得した診断結果と再構築テーブルとを参照して、ハードウェア資源の障害に対応して、起動しないとして登録されているコントロールサービスおよびアプリケーション１４３０と、緊急モードスレッドを起動するとして登録されているコントロールサービス、ＳＲＭ１４２３およびアプリケーション１４３０を選択する（ステップＳ１５０６）。
【０１６２】
そして、選択されたコントロールサービス、アプリケーション１４３０に対して、通常モードスレッドを停止する旨の指令メッセージを送信する（ステップＳ１５０７）。この指令メッセージを受信したコントロールサービスおよびアプリケーション１４３０では、通常モードスレッドを停止してプロセスを終了する。
【０１６３】
そして、ＳＣＳ１４２２の再構築モードスレッドは、さらに上記ステップＳ１５０６で選択されたコントロールサービスおよびアプリケーション１４３０以外のコントロールサービスおよびアプリケーション１４３０に対して、ネットワーク上の他の複合機１４００ｂのネットワークアドレスをメッセージとして送信する（ステップＳ１５０８）。これにより、ハードウェア資源の障害に応じたソフトウェアの再構築が完了する。
【０１６４】
ネットワークアドレスのメッセージを受信したコントロールサービスおよびアプリケーション１４３０では、複合機１４００ａ内のコントロールサービスおよびアプリケーション１４３０とプロセス間通信を行う代わりに、受信したネットワークアドレスを用いて、ネットワーク上の複合機１４００ｂで動作するコントロールサービスおよびアプリケーション１４３０とプロセス間通信を行う。
【０１６５】
例えば、セントロインタフェースの障害が検知された場合には、ＳＣＳ１４２２の再構築モードスレッドは、複合機１４００ａのプリンタアプリ１４１１のプロセスに対し、通常モードスレッドを停止しプロセスを終了すべき旨のメッセージを送信し、さらにプリンタアプリ１４１１以外のアプリケーション１４３０、すべてのコントロールサービスに対し、ネットワーク上の他の複合機１４００ｂのネットワークアドレスをメッセージ送信する。これにより、プリンタアプリ１４１１以外のアプリケーション１４３０、コントロールサービスは、自複合機１４００ａ内のプリンタアプリ１４１１とプロセス間通信を行う代わりに、ネットワーク上の複合機１４００ｂで動作するプリンタアプリ１４１１とプロセス間通信を行う。このため、ネットワーク上のＰＣから複合機１４００ａに対して印刷要求があった場合でも、複合機１４００ｂのプリンタアプリを利用して機能制限なくプリント機能を提供することが可能となる。
【０１６６】
このように実施の形態４の複合機１４００ａでは、ハードウェア資源の障害を検知したときに、ＳＣＳ１４２２の再構築モードスレッドが検知された障害に影響するコントロールサービスおよびアプリケーション１４３０の代わりにネットワークに接続された他の複合機１４００ｂで動作するコントロールサービスまたはアプリケーションを選択することで、機能制限のない完全なサービスを提供することができる。
【０１６７】
なお、実施の形態３および４にかかる複合機１００、１４００ａでは、ハードウェア資源の診断処理を、ＳＣＳ１２２、１４２２の再構築モードスレッドで実行しているが、診断処理のみを行う診断モードスレッドをＳＣＳ１２２、１４２２のプロセス内で生成し、この診断モードスレッドによってハードウェア資源の診断処理を実行するように構成してもよい。
【０１６８】
また、実施の形態１〜４にかかる複合機１００、１４００ａでは、ソフトウェア構成の再構築処理をＳＣＳ１２２、１４２２の再構築モードスレッドで実行しているが、コントロールサービス層に新たなコントロールサービスを生成し、この新たなコントロールサービスで再構築処理を実行するように構成しても良い。
【０１６９】
また、実施の形態１〜４にかかる複合機１００、１４００ａで説明した再構築テーブルおよび各緊急モードスレッドは、一例を示すものであり、ハードウェア資源の障害に応じて任意に定めることが可能である。
【０１７０】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１にかかる発明によれば、ハードウェア資源の障害に影響ない範囲でサービスを提供することができ、ユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
【０１７１】
また、請求項４にかかる発明によれば、ハードウェア障害時には同一プロセス内で起動するスレッドを切り替えるだけで障害に影響ない機能を提供できるので、起動時間の短縮化が図られるという効果を奏する。
【０１７２】
また、請求項５にかかる発明によれば、機能制限によりユーザが希望する機能が得られない場合に、機能制限された状態で画像情報処理装置が起動してしまうことが回避され、ユーザの利便性をより向上させることができるという効果を奏する。
【０１７３】
また、請求項６にかかる発明によれば、システムコントロールサービスの再構築モードスレッドを再構築手段として用いることができ、装置構成の簡略化が図られるという効果を奏する。
【０１７４】
また、請求項７にかかる発明によれば、画像情報処理装置を再起動させることなく、通常モードスレッドと緊急モードスレッドの並列実行を利用して動的にソフトウェア構成の再構築ができ、サービスの全機能を停止せずに再構築が行えるとともに、再構築完了までの時間を短縮することができるという効果を奏する。
【０１７５】
また、請求項８にかかる発明によれば、メモリに関する障害に影響しない範囲で機能制限されたサービスを提供することができ、ユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
【０１７６】
また、請求項９にかかる発明によれば、ハードディスクに障害があった場合でも、ハードディスクを必要とする機能をメモリの利用で代替えして、機能制限されたサービスを提供することができ、ユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
【０１７７】
また、請求項１０にかかる発明によれば、メモリコントロールサービスの機能を制限したにも拘わらず、アプリケーションがメモリコントロールサービスの通常モードスレッドとプロセス間通信を行ってハードウェア資源の障害に影響のある機能が実行されてしまう不具合を確実に阻止し、機能制限されたサービスを確実に提供することができるという効果を奏する。
【０１７８】
また、請求項１１にかかる発明によれば、ネットワークインタフェースに関する障害に影響しない範囲で機能制限されたサービスを提供することができ、ユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
【０１７９】
また、請求項１２にかかる発明によれば、自己の画像情報処理装置内のみでは機能制限されたサービスしか提供できない場合でも、ネットワーク上の他の画像情報処理装置のプログラムまたはアプリケーションで代替えして、機能制限のない完全なサービスを提供することができ、ユーザの利便性をより向上させることができるという効果を奏する。
【０１８０】
また、請求項１３にかかる発明によれば、ユーザからの診断要求だけでなく、ネットワーク上の装置開発元やサービスセンタなどのホストコンピュータからの診断要求に応じて、ハードウェア資源の診断およびソフトウェア構成の再構築を行うことができ、動的な診断および再構築を実現することができるという効果を奏する。
【０１８１】
また、請求項１４にかかる発明によれば、ハードウェア資源の障害に影響ない範囲でサービスを提供することができ、ユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
【０１８２】
また、請求項１７にかかる発明によれば、ハードウェア障害時には同一プロセス内で起動するスレッドを切り替えるだけで障害に影響ない機能を提供できるので、通常の機能を提供するプロセスと機能制限されたプロセスとを別々に設けてプロセスの起動する場合に比べて、起動時間の短縮化が図られるという効果を奏する。
【０１８３】
また、請求項１８にかかる発明によれば、機能制限によりユーザが希望する機能が得られない場合に、機能制限された状態で画像情報処理装置が起動してしまうことが回避され、ユーザの利便性をより向上させることができるという効果を奏する。
【０１８４】
また、請求項１９にかかる発明によれば、システムコントロールサービスの再構築モードスレッドを再構築手段として用いることができ、別途再構築手段を設ける場合に比べて、装置構成の簡略化が図られるという効果を奏する。
【０１８５】
また、請求項２０にかかる発明によれば、画像情報処理装置を再起動させることなく、通常モードスレッドと緊急モードスレッドの並列実行を利用して動的にソフトウェア構成の再構築が可能となり、サービスの全機能を停止せずに再構築が行えるとともに、再構築完了までの時間を短縮することができるという効果を奏する。
【０１８６】
また、請求項２１にかかる発明によれば、メモリに関する障害に影響しない範囲で機能制限されたサービスを提供することができ、ユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
【０１８７】
また、請求項２２にかかる発明によれば、ハードディスクに障害があった場合でも、ハードディスクを必要とする機能をメモリの利用で代替えして、機能制限されたサービスを提供することができ、ユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
【０１８８】
また、請求項２３にかかる発明によれば、メモリコントロールサービスの機能を制限したにも拘わらず、アプリケーションがメモリコントロールサービスの通常モードスレッドとプロセス間通信を行ってハードウェア資源の障害に影響のある機能が実行されてしまう不具合を確実に阻止し、機能制限されたサービスを確実に提供することができるという効果を奏する。
【０１８９】
また、請求項２４にかかる発明によれば、ネットワークインタフェースに関する障害に影響しない範囲で機能制限されたサービスを提供することができ、ユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
【０１９０】
また、請求項２５にかかる発明によれば、自己の画像情報処理装置内のみでは機能制限されたサービスしか提供できない場合でも、ネットワーク上の他の画像情報処理装置のプログラムまたはアプリケーションで代替えして、機能制限のない完全なサービスを提供することができ、ユーザの利便性をより向上させることができるという効果を奏する。
【０１９１】
また、請求項２６にかかる発明によれば、ユーザからの診断要求だけでなく、ネットワーク上の装置開発元やサービスセンタなどのホストコンピュータからの診断要求に応じて、ハードウェア資源の診断およびソフトウェア構成の再構築を行うことができ、動的な診断および再構築を実現することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施の形態１である複合機の構成を示すブロック図である。
【図２】実施の形態１の複合機における複合機起動部の構成を示すブロック図である。
【図３】実施の形態１の複合機におけるソフトウェア再構築の全体の処理手順を示すフローチャートである。
【図４】実施の形態１の複合機におけるハードウェア資源の各デバイスの診断処理手順を示すフローチャートである。
【図５】実施の形態１の複合機におけるソフトウェア再構築処理の手順を示すフローチャートである。
【図６】実施の形態１の複合機によるソフトウェア再構築処理で参照される再構築テーブルの一例を示す説明図である。
【図７】実施の形態１の複合機において、増設メモリの障害が検知された場合におけるソフトウェア再構築後の複合機の構成を示すブロック図である。
【図８】実施の形態１の複合機において、ネットワークインタフェースの障害が検知された場合におけるソフトウェア再構築後の複合機の構成を示すブロック図である。
【図９】実施の形態１の複合機において、セントロインタフェースの障害が検知された場合におけるソフトウェア再構築後の複合機の構成を示すブロック図である。
【図１０】実施の形態１の複合機において、スキャナエンジンの障害が検知された場合におけるソフトウェア再構築後の複合機の構成を示すブロック図である。
【図１１】実施の形態２の複合機によるソフトウェア再構築処理の手順を示すフローチャートである。
【図１２】実施の形態３の複合機におけるソフトウェア再構築処理の手順を示すフローチャートである。
【図１３】図１３（ａ）は実施の形態３におけるソフトウェア再構築処理前の複合機１００の構成を示すブロック図であり、図１３（ｂ）はソフトウェア再構築処理後の構成を示すブロック図である。
【図１４】実施の形態４にかかる複合機の構成を示すブロック図である。
【図１５】実施の形態４にかかる複合機によるソフトウェア再構築処理の手順を示すフローチャートである。
【図１６】実施の形態１の複合機のハードウェア構成図である。
【符号の説明】
１００、１４００ａ、１４００ｂ複合機
１０１、１４０１白黒ラインプリンタ
１０２、１４０２カラーラインプリンタ
１０３、１４０３ハードウェアリソース
１１０、１４１０ソフトウェア群
１１１、１４１１プリンタアプリ
１１２、１４１２コピーアプリ
１１３、１４１３ファックスアプリ
１１４、１４１４スキャナアプリ
１１５、１４１５ネットファイルアプリ
１１６、１４１６工程検査アプリ
１２０、１４２０プラットホーム
１２１、１４２１汎用ＯＳ
１２２、１４２２ＳＣＳ
１２３、１４２３ＳＲＭ
１２４、１４２４ＥＣＳ
１２５、１４２５ＭＣＳ
１２６、１４２６ＯＣＳ
１２７、１４２７ＦＣＳ
１２８、１４２８ＮＣＳ
１３０、１４３０アプリケーション
１４０、１４４０複合機起動部
１４４１ＬＡＮ
２１０ハードウェア初期化部
２１１診断部
２２０プログラム起動部
１６００コントローラボード
１６０１ＡＳＩＣ
１６０２ＣＰＵ
１６０３ＳＤＲＡＭ
１６０４フラッシュメモリ
１６０５ＨＤ
１６０８ＳＲＡＭ
１６１０オペレーションパネル
１６２０ＦＣＵ
１６３０ＵＳＢ
１６４０ＩＥＥＥ１３９４
１６５０プリンタ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  According to the present invention, when a failure of a hardware resource such as a memory, a Centro interface, or a network interface is detected, the configuration of software that operates when providing a service such as a printer, a copy, or a facsimile can be reconstructed.Image information processing deviceAnd suchImage information processing deviceIt is related with the software restructuring method executed in the above.
[0002]
[Prior art]
  2. Description of the Related Art In recent years, an image forming apparatus (hereinafter, referred to as “multifunction machine”) in which functions of apparatuses such as a printer, a copy machine, a facsimile machine, and a scanner are housed in a single housing is generally known. This multifunction device is provided with a display unit, a printing unit, an imaging unit, and the like in one casing, and is provided with three types of software respectively corresponding to a printer, a copying machine, and a facsimile machine. It operates as a copy, scanner or facsimile machine.
[0003]
  In such a multifunction device, before the OS (Operating System) is started when the power is turned on, a diagnostic program operates in a so-called BIOS (Basic Input / Output System), and hardware such as a memory, a Centro interface, and a network interface is operated. Checking hardware resources for errors. In such a diagnostic program, if a serious failure that significantly affects the activation of the multifunction peripheral, that is, the activation of the OS and the application program running on the OS is detected, a serious hardware error has occurred. In general, the MFP is stopped after the message is displayed on the display of the operation panel. On the other hand, when such a diagnostic program detects a medium or minor failure that does not affect the activation of the multifunction device, the multifunction device is activated.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
  However, when the MFP is started in a state where a medium or minor failure has occurred, there is a problem in that all functions of the application program that affect the hardware failure must be stopped. For example, if an application program that performs printer operation requires additional memory in addition to the main memory to improve processing efficiency, all printer application programs will stop even if only the additional memory fails As a result, all the functions of the printer service cannot be provided.
[0005]
  In other words, a function that does not use a large amount of memory in the printer service can be executed using only the main memory without using an additional memory. Had to stop.
[0006]
  By the way, the conventional multi-function machine has a configuration in which software (including a general-purpose OS) corresponding to a printer, a copy, a scanner, and a facsimile machine is provided separately, and it takes a lot of time to develop each software. For this reason, the applicant has hardware resources used in image forming processing such as a display unit, a printing unit, and an imaging unit, and has an application that performs processing specific to each user service such as a printer, copy, or facsimile. When a user service is provided by interposing between these applications and hardware resources, hardware resource management, execution control, and image formation processing that are commonly required by at least two of the applications are provided. Invented an image forming apparatus having a platform comprising various control services. According to this image forming apparatus, it is possible to improve the efficiency of software development by including a platform that performs management, execution control, and image forming processing of hardware resources commonly required by at least two applications. In addition, the productivity of the entire apparatus can be improved.
[0007]
  In such a multi-function peripheral, each module having a plurality of applications and a plurality of control services that provide services commonly required by at least two of the applications has an independent configuration. By using the configuration, it is preferable that the function can be executed with only some function restrictions for each function such as copy of service, printer, scanner, or facsimile.
[0008]
  The present invention has been made in view of the above, and it is possible to provide a service within a range that does not affect the failure of the hardware resource by reconstructing the software configuration when the hardware resource has a failure.Image information processing deviceAnd to obtain a software reconstruction method.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
  In order to achieve the above object, the invention according to claim 1Application process for image information processing using hardware resources having a printing unit or an imaging unit, an operating system, operating on the operating system, and accessing the plurality of applications to control the hardware resources An image information processing apparatus comprising a plurality of program processes for performing image processing,Diagnostic means for detecting a failure of the hardware resource at the time of startingFor each failure of the hardware resource, the operation of the program at the time of failure of the hardware resource and the operation of the application at the time of failure of the hardware resource are registered for each of the program and the application.Storage means for storing the reconstruction table and detected by the diagnostic meansOf the hardwareBased on the failure and the rebuild table,The operation of the program and the application corresponding to the hardware failure is executed.And reconstructing means.
[0010]
  According to the invention of claim 1,Image information processing deviceDiagnostic means for detecting a failure of the hardware resource at the time of startingFor each failure of the hardware resource, the operation of the program at the time of failure of the hardware resource and the operation of the application at the time of failure of the hardware resource are registered for each of the program and the application.Storage means for storing the reconstruction table and detected by the diagnostic meansOf the hardwareBased on the failure and the rebuild table,The operation of the program and the application corresponding to the hardware failure is executed.With the reconfiguration means, it is possible to provide services within a range that does not affect hardware resource failures, and all affected applications stop when there is a hardware failure.Image information processing deviceCompared to the above, the convenience of the user can be improved.
[0011]
  The diagnostic means in the present invention includes:Image information processing deviceAs long as it detects hardware resource failure at the time of startup, it is provided as a diagnostic program in the so-called BIOS, or incorporated into a general-purpose OS,Program (control service)Alternatively, it may be provided as a diagnostic process in an application. In addition, diagnostic means can be incorporated into existing control services, BIOS, applications,Program (control service)It can also be provided completely independently.
[0012]
  Further, the reconstruction means in the present invention does not affect the failure detected by the diagnosis means.Program (control service)And any application that starts by selecting it,Program (control service)Or as an independent process for each layer of the application,Program (control service)It may be incorporated into.
[0013]
According to a second aspect of the present invention, in the image information processing apparatus according to the first aspect, the reconstruction table includes the presence / absence of activation and processing after activation as the operation of the application when the hardware resource has failed. Content.
[0014]
The invention according to claim 3 is the image information processing apparatus according to claim 2, wherein the process of the program and the process of the application include a thread for executing the processing content after the startup, and the reconfiguration table Includes the presence / absence of activation for each program and the application, and the identification information of the thread at the time of activation as the processing content after the activation.
[0015]
  Claims4The invention according to claim3Described inIn an image information processing apparatus,SaidprogramAnd each process of the applicationWhen there is no failure of the hardwareA normal mode thread to be executed;If there is a hardware failureOne or a plurality of emergency mode threads that are executed by limiting functions that affect the failure of hardware resources, and the reconstructing means is based on the detected failure and the reconstruction table,programAnd activating the emergency mode thread of the application.
[0016]
  This claim4According to the invention ofprogramAnd each process of the applicationWhen there is no failure of the hardwareA normal mode thread to be executed;If there is a hardware failureOne or a plurality of emergency mode threads that are executed by limiting functions that affect the failure of hardware resources, and the reconstructing means is based on the detected failure and the reconstruction table,programBy activating the emergency mode thread of the application, it is possible to provide a function that does not affect the failure just by switching the thread that is activated in the same process in the event of a hardware failure. The startup time can be shortened compared to the case where the processes are started by providing the processes separately.
[0017]
  Here, “Hardware resource failure is affected.program"And application" means that the original function cannot be executed at all due to a hardware failure.Program (control service)In addition to applications, some functions cannot be executedProgram (control service)And applications.
[0018]
  Claims5The invention according to claim4Described inImage information processing deviceThe restructuring means notifies that the function affecting the failure is limited before starting the emergency mode thread, and starts the emergency mode thread only when an acknowledgment is received from the user. It is characterized by that.
[0019]
  This claim5According to the invention, before the reconfiguration means activates the emergency mode thread, the function that affects the hardware failure is notified, and the emergency mode thread is activated only when an acknowledgment is received from the user. If the function desired by the user cannot be obtained due to function restrictions,Image information processing deviceCan be avoided, and the convenience of the user can be further improved.
[0020]
  Claims6The invention according to claim 1 to claim 15As described in any one ofImage information processing deviceIn the aboveprogramComprises a system control service process for system control and resource management, the system control service process comprising a normal mode thread that is executed when providing the service, the detected fault and the reconfiguration Table and above based onprogramAnd a reconstruction mode thread as the reconstruction means for selecting and starting the application.
[0021]
  This claim6According to the invention, based on the normal mode thread that is executed when the process of the system control service provides the service, the detected fault, and the reconstruction table,programAnd a reconstruction mode thread for selecting and starting the application, the reconstruction mode thread of the system control service can be used as a reconstruction unit, and the apparatus configuration is compared with a case where a separate reconstruction unit is provided. Can be simplified.
[0022]
  Claims7The invention according toApplication process for image information processing using hardware resources having a printing unit or an imaging unit, an operating system, operating on the operating system, and accessing the plurality of applications to control the hardware resources An image information processing apparatus comprising a plurality of program processes for performing image processing,The diagnostic means for detecting a failure of the hardware resource during execution ofFor each failure of the hardware resource, the operation of the program at the time of failure of the hardware resource and the operation of the application at the time of failure of the hardware resource are registered for each of the program and the application.Storage means for storing the reconstruction table and detected by the diagnostic meansOf the hardwareBased on the failure and the rebuild table,The operation of the program and the application corresponding to the hardware failure is executed.Reconstructing means,programAnd each process of the applicationWhen there is no failure of the hardwareA normal mode thread to be executed;If there is a hardware failureOne or a plurality of emergency mode threads that are executed by limiting functions that affect the failure of hardware resources, and the reconstructing means includes:Based on the detected fault and the reconstruction table,In operationprogramThe normal mode thread of the application is switched to the emergency mode thread.
[0023]
  This claim7According to the invention ofImage information processingHardware resources failure is detected by diagnostic means during execution ofprogramAnd switch the normal mode thread of the application to the emergency mode thread,Image information processing deviceThe software configuration can be dynamically reconfigured using parallel execution of normal mode threads and emergency mode threads without restarting the system, and can be reconstructed without stopping all the functions of the service. Time to completion can be shortened.
[0024]
  Claims8The invention according to claim7Described inImage information processing deviceIn the aboveprogramHas a memory control service that controls the memory and hard disk, and the memory control service executes a normal mode thread that is executed when the memory and the hard disk are normal, and a function that affects a memory failure. One or a plurality of emergency mode threads, wherein the reconfiguration means switches the normal mode thread of the memory control service to the emergency mode thread when a failure relating to memory is detected by the diagnostic means. It is characterized by.
[0025]
  This claim8According to the invention ofprogramFeatures a memory control service that controls the memory and hard disk, and the memory control service is executed with limited normal mode threads that run when the memory and hard disk are normal, and functions that affect memory failures. One or a plurality of emergency mode threads, and the rebuilding means switches the normal mode thread of the memory control service to the emergency mode thread when the diagnostic means detects a fault related to the memory. It is possible to provide a service whose function is limited within a range, and to improve user convenience.
[0026]
  Claims9The invention according to claim7Described inImage information processing deviceIn the aboveprogramIncludes a memory control service for controlling the memory and the hard disk, and the memory control service is executed using only a normal mode thread that is executed when the memory and the hard disk are normal, and only the memory instead of the hard disk. One or a plurality of emergency mode threads, and the reconstruction means switches the normal mode thread of the memory control service to the emergency mode thread when a failure relating to a hard disk is detected by the diagnostic means. And
[0027]
  This claim9According to the invention, the memory control service includes a normal mode thread that is executed when the memory and the hard disk are normal, and one or more emergency mode threads that are executed using only the memory instead of the hard disk, By switching the normal mode thread of the memory control service to the emergency mode thread when a failure related to the hard disk is detected by the diagnostic means by the reconstructing means, even if the hard disk has failed, the function that requires the hard disk can be Instead of use, it is possible to provide a function-restricted service and improve user convenience.
[0028]
  Claims10The invention according to claim8 or 9Described inImage information processing deviceThe emergency mode thread of the application performs interprocess communication only with respect to the emergency mode thread of the memory control service.
[0029]
  This claim10According to this invention, the emergency mode thread of the application performs inter-process communication only with respect to the emergency mode thread of the memory control service. By performing inter-process communication with the normal mode thread, it is possible to reliably prevent a problem that a function that affects a hardware resource failure is executed, and to provide a service with a limited function.
[0030]
  Claims11The invention according to claim7-10As described in any one ofImage information processing deviceInThe programComprises a network control service for controlling the network, and the emergency mode thread of the application is other than the network control service.The programThe reconfiguration means switches the normal mode thread of the application to the emergency mode thread when a failure relating to a network interface is detected by the diagnosis means.
[0031]
  This claim11According to the invention, the emergency mode thread of the application is not a network control service.programInter-process communication is performed, and the reconstruction means functions within the range that does not affect the failure related to the network interface by switching the normal mode thread of the application to the emergency mode thread when the diagnosis means detects the failure related to the network interface A limited service can be provided, and the convenience for the user can be improved.
[0032]
  Claims12The invention according toApplication process for image information processing using hardware resources having a printing unit or an imaging unit, an operating system, operating on the operating system, and accessing the plurality of applications to control the hardware resources A plurality of program processes for performing image processing,Diagnostic means for detecting hardware resource failures;For each failure of the hardware resource, whether or not the program is activated when the hardware resource is malfunctioned, the processing content after the activation, and whether or not the application is activated when the hardware resource is malfunctioned And the processing contents after startup are registered for each of the program and the applicationBased on the storage means for storing the reconstruction table, the failure detected by the diagnosis means and the reconstruction table,The operation of the program or the application corresponding to the detected failure does not start, or the processing content after the start is processing executed by limiting functions that affect the hardware resource failure. In case the programAnd other connected to the network instead of the applicationImage information processing apparatusWork withThe programOr a reconstructing means for selecting the application.
[0033]
  This claim12According to the invention, when the diagnosis unit detects a hardware resource failure, the reconstruction unit affects the detected failure based on the failure detected by the diagnosis unit and the reconstruction table.programAnd other connected to the network on behalf of the applicationImage information processing deviceWork withprogramOr by selecting an applicationImage information processing deviceEven if only limited functions can be provided within the network, other services on the networkImage information processing deviceofprogramAlternatively, it is possible to provide a complete service without function restrictions instead of an application, and the convenience of the user can be further improved.
[0034]
  Claims13The invention according to claim12Described inImage information processing deviceThe diagnosis unit detects a failure of the hardware resource when a diagnosis request is received via a network.
[0035]
  This claim13According to the invention, when the diagnosis means receives a diagnosis request via the network, it detects not only a diagnosis request from the user but also a device developer or service center on the network by detecting a hardware resource failure. In response to a diagnosis request from the host computer, hardware resource diagnosis and software configuration reconstruction can be performed, and dynamic diagnosis and reconstruction can be realized.
[0036]
  Claims14The invention according toApplication process for image information processing using hardware resources having a printing unit or an imaging unit, an operating system, operating on the operating system, and accessing the plurality of applications to control the hardware resources Executed by an image information processing apparatus comprising a plurality of program processes for performing the application and the programA software rebuild method for rebuilding a configuration,Image information processing apparatusA diagnostic step for detecting a failure of the hardware resource at the time of startup of the hardware, and detected by the diagnostic stepOf the hardwareObstacles,For each failure of the hardware resource, the operation of the program at the time of failure of the hardware resource and the operation of the application at the time of failure of the hardware resource are registered for each of the program and the application.Based on the rebuild table andThe operation of the program and the application corresponding to the hardware failure is executed.A reconstruction step.
[0037]
  This claim14According to the invention ofImage information processing deviceA diagnostic step for detecting a failure of the hardware resource at the time of startup of the hardware, and detected by the diagnostic stepOf the hardwareObstacles,For each failure of the hardware resource, the operation of the program at the time of failure of the hardware resource and the operation of the application at the time of failure of the hardware resource are registered for each of the program and the application.Based on the rebuild table andThe operation of the program and the application corresponding to the hardware failure is executed.Including the restructuring step, it is possible to provide services within a range that does not affect hardware resource failure, and all affected applications stop when there is a hardware failure.Image information processing deviceCompared to the above, the convenience of the user can be improved.
[0038]
The invention according to claim 15 is the software restructuring method according to claim 14, wherein the restructuring table includes the presence / absence of activation and processing after activation as the operation of the application at the time of failure of the hardware resource. Content.
[0039]
The invention according to claim 16 is the software restructuring method according to claim 15, wherein the process of the program and the process of the application include a thread for executing the processing content after the startup, and the restructuring table Includes the presence / absence of activation for each program and the application, and the identification information of the thread at the time of activation as the processing content after the activation.
[0040]
  Claims17The invention according to claim16In the software reconstruction method according to claim 1,programAnd each process of the applicationWhen there is no failure of the hardwareA normal mode thread to be executed;If there is a hardware failureOne or a plurality of emergency mode threads that are executed while limiting functions that affect the failure of hardware resources, and the rebuilding step is based on the detected fault and the rebuild table.programAnd activating the emergency mode thread of the application.
[0041]
  This claim17According to the invention, based on the failure in which the reconstruction step is detected and the reconstruction table,programIn addition, by starting the emergency mode thread of the application, it is possible to provide a function that does not affect the failure by simply switching the thread that starts in the same process in the event of a hardware failure. Compared to the case where the processes are started by providing them separately, the start-up time can be shortened.
[0042]
  Claims18The invention according to claim17In the software restructuring method according to claim 1, the restructuring step notifies the fact that the function affecting the failure is limited before starting the emergency mode thread, and only when the approval is received from the user. The emergency mode thread is activated.
[0043]
  This claim18According to the invention, before the reconstruction step activates the emergency mode thread, the function that affects the failure is notified, and the emergency mode thread is activated only when an acknowledgment is received from the user. When the function desired by the user cannot be obtained due to function restrictions,Image information processing deviceCan be avoided, and the convenience of the user can be further improved.
[0044]
  Claims19The invention according to claim16-18In the software reconstruction method according to any one of the above,programReconfiguration that selects and starts the control service and the application based on the detected failure and the reconfiguration table based on the normal mode thread that controls the system and manages resources when providing the service Including a process of a system control service including a mode thread, wherein the rebuilding step is executed by the rebuilding mode thread of the system control service.
[0045]
  This claim19According to the invention, the rebuilding step is executed by the rebuild mode thread of the system control service, so that the rebuild mode thread of the system control service can be used as the rebuilding means, and a separate rebuilding means is provided. Compared to the case, the apparatus configuration can be simplified.
[0046]
  Claims20The invention according toApplication process for image information processing using hardware resources having a printing unit or an imaging unit, an operating system, operating on the operating system, and accessing the plurality of applications to control the hardware resources Executed by an image information processing apparatus comprising a plurality of program processes for performing the application and the programA software rebuild method for rebuilding a configuration,The image information processingThe diagnostic step of detecting a fault in the hardware resource during execution of the fault, and the fault detected by the diagnostic step;For each failure of the hardware resource, the operation of the program at the time of failure of the hardware resource and the operation of the application at the time of failure of the hardware resource are registered for each of the program and the application.Based on the rebuild table andThe operation of the program and the application corresponding to the hardware failure is executed.A reconstruction step, andprogramAnd each process of the applicationWhen there is no failure of the hardwareA normal mode thread to be executed;If there is a hardware failureOne or a plurality of emergency mode threads that are executed with limiting functions that affect the failure of hardware resources, and the reconstructing step includes:Based on the detected fault and the reconstruction table,In operationprogramAnd switching the normal mode thread of the application to the emergency mode thread.
[0047]
  This claim20According to the invention, a hardware resource failure is detected during execution of a service process by a diagnosis step, and an operation is performed by a reconstruction step.programAnd switch the normal mode thread of the application to an emergency mode thread that runs with limited functionality that affects hardware resource failures,Image information processing deviceThe software configuration can be dynamically reconfigured using parallel execution of normal mode threads and emergency mode threads without restarting the system, and can be reconstructed without stopping all the functions of the service. Time to completion can be shortened.
[0048]
  Claims21The invention according to claim20In the software reconstruction method according to claim 1,programIncludes a memory control service for controlling the memory and hard disk, and the memory control service executes a normal mode thread that is executed when the memory and the hard disk are normal, and functions that affect the memory failure. One or a plurality of emergency mode threads, wherein the rebuilding step switches the normal mode thread of the memory control service to the emergency mode thread when a fault related to the memory is detected by the diagnostic step. It is characterized by.
[0049]
  This claim21According to the invention, when a failure related to memory is detected by the diagnostic step in the rebuilding step, the normal mode thread of the memory control service is executed by limiting the functions that affect the memory failure. By switching to, it is possible to provide a service whose function is limited within a range that does not affect a memory-related failure, and it is possible to improve user convenience.
[0050]
  Claims22The invention according to claim20In the software reconstruction method according to claim 1,programIncludes a memory control service for controlling the memory and hard disk, and the memory control service is executed using only a normal mode thread that is executed when the memory and the hard disk are normal, and only the memory instead of the hard disk. One or a plurality of emergency mode threads, and the rebuilding step switches the normal mode thread of the memory control service to the emergency mode thread when a failure relating to a hard disk is detected by the diagnosis step. And
[0051]
  This claim22According to the invention, when the rebuild step detects a failure related to the hard disk by the diagnostic step, the normal mode thread of the memory control service is switched to the emergency mode thread executed using only the memory instead of the hard disk. Thus, even when there is a failure in the hard disk, it is possible to provide a function-restricted service by substituting the function that requires the hard disk with the use of the memory, and to improve the convenience for the user.
[0052]
  Claims23The invention according to claim21 or 22In the software rebuilding method according to claim 1, the rebuilding step switches the normal mode thread of the application to an emergency mode thread that performs inter-process communication only with respect to the emergency mode thread of the memory control service. .
[0053]
  This claim23According to the invention, the rebuilding step switches the normal mode thread of the application to the emergency mode thread that performs inter-process communication only with the emergency mode thread of the memory control service, thereby limiting the function of the memory control service. Regardless, the application performs inter-process communication with the normal mode thread of the memory control service to reliably prevent malfunctions that affect hardware resource failures, and provide a limited service. can do.
[0054]
  Claims24The invention according to claim20-23In the software reconstruction method according to any one of the above,programIncludes a network control service for controlling the network, and the emergency mode thread of the application is other than the network control service.programThe reconfiguration step switches the normal mode thread of the application to the emergency mode thread when a fault related to a network interface is detected by the diagnosis step.
[0055]
  This claim24According to the present invention, when a failure relating to the network interface is detected by the diagnosis step in the reconstructing step, the normal mode thread of the application is changed to an emergency mode thread that performs inter-process communication with a control service other than the network control service. By switching, it is possible to provide a service whose function is limited within a range that does not affect a failure related to the network interface, and it is possible to improve user convenience.
[0056]
  Claims25The invention according toApplication process for image information processing using hardware resources having a printing unit or an imaging unit, an operating system, operating on the operating system, and accessing the plurality of applications to control the hardware resources Executed by an image information processing apparatus comprising a plurality of program processes for performing the application and the programA software restructuring method for reconfiguring a configuration, a diagnostic step for detecting a hardware resource fault, a fault detected by the diagnostic step,For each failure of the hardware resource, whether or not the program is activated when the hardware resource is malfunctioned, the processing content after the activation, and whether or not the application is activated when the hardware resource is malfunctioned And the processing contents after startup are registered for each of the program and the applicationBased on the rebuild table andThe operation of the program or the application corresponding to the detected failure does not start, or the processing content after the start is processing executed by limiting functions that affect the hardware resource failure. In case the programAnd other connected to the network instead of the applicationImage information processing apparatusWork withThe programOr a reconstructing step of selecting the application.
[0057]
  This claim25According to the invention, a diagnosis step for detecting a hardware resource failure, a failure detected by the diagnosis step, a hardware resource failure, and a control service and an application that affects the hardware resource failure are preliminarily handled. On the basis of the rebuilt table and other control services and applications that affect the detected failure.Image information processing deviceWork withprogramOr include a rebuild step to select the application,Image information processing deviceEven if only limited functions can be provided within the network, other services on the networkImage information processing deviceInstead of the control service or application, a complete service without function restriction can be provided, and the convenience of the user can be further improved.
[0058]
  Claims26The invention according to claim25In the software reconstruction method described in (1), the diagnosis step detects a failure of the hardware resource when a diagnosis request is received via a network.
[0059]
  This claim26According to the invention, when the diagnosis step receives a diagnosis request via the network, a hardware resource failure is detected, so that not only a diagnosis request from the user but also a device developer on the network, a service center, etc. In response to a diagnosis request from the host computer, hardware resource diagnosis and software configuration reconstruction can be performed, and dynamic diagnosis and reconstruction can be realized.
[0060]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  The present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.Image information processing deviceA preferred embodiment of the software reconstruction method will be described in detail.
[0061]
(Embodiment 1)
  FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of an image forming apparatus (hereinafter referred to as “multifunction machine”) according to Embodiment 1 of the present invention. As shown in FIG. 1, the multifunction peripheral 100 includes a monochrome line printer (B & W LP) 101, a color line printer (Color LP) 102, hardware resources 103 such as a scanner and a facsimile, and the platform 120 and applications. And a software group 110 composed of 130 and a multifunction machine starting unit 140 that is executed when the power is turned on.
[0062]
  The multifunction device activation unit 140 is first executed when the multifunction device 100 is turned on, and initializes and diagnoses hardware resources and activates the modules.
[0063]
  The platform 120 interprets a processing request from an application and generates a hardware resource acquisition request, and a system resource manager that manages one or a plurality of hardware resources and arbitrates the acquisition request from the control service. (SRM) 123 and a general-purpose OS 121.
[0064]
  The control service is formed of a plurality of service modules, and includes an SCS (system control service) 122, an ECS (engine control service) 124, an MCS (memory control service) 125, an OCS (operation panel control service) 126, and an FCS. (Fax Control Service) 127 and NCS (Network Control Service) 128. The platform 120 has an application program interface (API) that can receive a processing request from the application 130 by a predefined function.
[0065]
  The general-purpose OS 121 is a general-purpose operating system such as UNIX, and executes the software of the platform 120 and the application 130 in parallel as processes.
[0066]
  In the MFP 100 of the first embodiment, each control service and each application operate as processes, and a plurality of threads are activated in each process.
[0067]
  The process of the SRM 123 performs system control and resource management together with the SCS 122. The SRM123 process uses hardware resources such as engines such as the scanner unit and printer unit, memory, HDD files, and host I / O (centro I / F, network I / F, IEEE 1394 I / F, RS232C I / F, etc.). Arbitration is performed according to the request from the upper layer to be used, and execution control is performed.
[0068]
  Specifically, the SRM 123 determines whether the requested hardware resource is available (whether it is not used by another request), and if it is available, the requested hardware resource is used. Tell the upper layer that it is possible. In addition, the SRM 123 performs use scheduling of hardware resources in response to a request from an upper layer, and directly executes request contents (for example, paper conveyance and image forming operation, memory allocation, file generation, etc. by a printer engine). .
[0069]
  The process of the SRM 123 includes a normal mode thread that executes the above functions without limitation when all the hardware resources are normal, and a plurality of SRM emergency that execute with limited functions when there is a failure in the hardware resources. Mode. The SRM emergency mode thread 1 is activated when a failure occurs in the additional memory, and its function is limited so as not to make a resource acquisition request for the additional memory. The SRM emergency mode thread 2 is activated when there is a failure in the hard disk and does not make a resource acquisition request for the hard disk, and the SRM emergency mode thread 3 is activated when there is a failure in the scanner engine and is a resource acquisition request for the scanner engine. Do not do. Also, each hardware resource has an SRM emergency mode thread to be executed by excluding a hardware resource acquisition request when there is a failure in other hardware resources such as a printer engine.
[0070]
  The process of the SCS 122 includes a normal mode thread that is executed when performing services such as application management, operation unit control, system screen display, LED display, resource management, and interrupt application control, and a multifunction machine according to a hardware resource diagnosis result. It has a rebuild mode thread for rebuilding applications and control services that run on 100.
[0071]
  The process of the ECS 124 controls the engine of the hardware resource 103 including a monochrome line printer (B & W LP) 101, a color line printer (Color LP) 102, a scanner, a facsimile, and the like.
[0072]
  The MCS 125 process acquires and releases an image memory, uses a hard disk device (HDD), compresses and decompresses image data, and the like. The MCS 125 process includes a normal mode thread that can execute all functions when both the memory and hard disk are normal, and multiple emergency executions that limit certain functions when a failure is detected in the memory or hard disk. Has a mode thread. The MCS emergency mode thread 1 is activated when a failure occurs in the additional memory, and secures an area of a necessary size only from the main memory. The MCS emergency mode thread 2 is activated when there is a failure in the hard disk. Since the image data is expanded in the memory without being stored in the hard disk, an area for storing the image data is secured from the memory.
[0073]
  The process of the OCS 126 controls an operation panel (operation panel 1610) serving as information transmission means between the operator and the main body control.
[0074]
  The FCS 127 process includes facsimile transmission / reception using PSTN / ISDN network from each application layer of the system controller, registration / quotation of various facsimile data managed by BKM (backup SRAM), facsimile reading, facsimile reception printing, and fusion transmission / reception. Provides an API to do. The FCS 127 process is activated when the network board is normal, and a normal mode thread that can execute all the above functions, and a plurality of FCSs that execute by restricting certain functions when a hardware resource is faulty. Has an emergency mode thread.
[0075]
  The FCS emergency mode thread 1 is activated when there is a failure in the expanded memory, and performs inter-process communication with the MCS 125 only by calling functions or sending / receiving messages with the MCS emergency mode thread 1. The FCS emergency mode thread 2 is activated when there is a failure in the hard disk, and performs an interprocess communication with the MCS 125 only by calling a function or sending / receiving a message with the MCS emergency mode thread 2. The FCS emergency mode thread 3 is activated when there is a failure in the network board and restricts the function of the PC FAX from the PC on the network.
[0076]
  The NCS 128 is a process for providing a service that can be commonly used for applications that require network I / O. Data received from the network side according to each protocol is distributed to each application, and data from the application is networked. Intermediary when sending to the side.
[0077]
  As described above, the emergency mode threads of the MCS 125, the FCS 127, and the SRM 123 all have functions that can be executed in accordance with a hardware resource failure.
[0078]
  The application 130 includes a printer application 111 that is a printer application having a page description language (PDL), PCL, and postscript (PS), a copy application 112 that is a copy application, and a fax application 113 that is a facsimile application. A scanner application 114 as a scanner application, a network file application 115 as a network file application, and a process inspection application 116 as a process inspection application.
[0079]
  Each of the printer application 111, the copy application 112, and the fax application 113 also has a normal mode thread that can execute all functions when the hardware resources are normal, and a certain function when there is a failure in the hardware resources. It has an emergency mode thread that runs with restrictions.
[0080]
  The printer application emergency mode thread 1 is activated when there is a failure in the expansion memory, and sorts, rotates, scales, and aggregates print pages (function that aggregates and prints multiple pages on one page), test print, There is a restriction on functions that require a large amount of memory, such as enabling double-sided printing for a certain number of pages without executing functions such as confidential printing. In addition, the printer application emergency mode thread 1 performs inter-process communication with the MCS 125 only by calling a function or transmitting / receiving a message with the MCS emergency mode thread 1 whose area reservation from the expanded memory is limited.
[0081]
  The printer application emergency mode thread 2 is activated when there is a failure in the hard disk, and prints image data to the hard disk such as sorting, rotation, scaling, aggregation, trial printing, confidential printing, duplex printing, etc. A function that requires temporary storage is not executed, and the MCS 125 performs inter-process communication by function call or message transmission / reception only with the MCS emergency mode thread 2 whose area reservation from the hard disk is restricted.
[0082]
  The printer application emergency mode thread 3 is activated when there is a failure in the network board, and restricts inter-process communication to the FCS 127 so that PC FAX cannot be executed.
[0083]
  The printer application emergency mode thread 3 is activated when a failure occurs in the fax engine, and restricts inter-process communication to the FCS 127 so that the PC FAX cannot be executed.
[0084]
  The copy application emergency mode thread 1 is activated when there is a failure in the expanded memory, does not execute functions such as sort, rotation, scaling, and aggregation of copy pages, and performs double-sided copy and trial copy for a certain number of pages. Restrictions are placed on functions that require a large amount of memory, such as enabling it. In addition, the copy application emergency mode thread 1 performs inter-process communication with the MCS 125 only by calling a function or sending / receiving a message with the MCS emergency mode thread 1 whose area reservation from the additional memory is limited.
[0085]
  The copy application emergency mode thread 2 is activated when there is a failure in the hard disk and requires temporary storage of image data on the hard disk, such as copy page sorting, rotation, scaling, aggregation, double-sided copying, and trial copying. For the MCS 125, inter-process communication is performed only by calling a function or sending / receiving a message with the MCS emergency mode thread 2 whose area reservation from the hard disk is restricted.
[0086]
  The fax application emergency mode thread 1 is activated when there is a failure in the expansion memory, makes it impossible to execute memory reception and memory transmission, sets the maximum number of registered facsimiles to a small value, and Only the FCS emergency mode thread 1 performs inter-process communication by function call or message transmission / reception.
[0087]
  The fax application emergency mode thread 2 is activated when there is a failure in the hard disk, makes it impossible to execute memory reception or memory transmission, sets the maximum number of registered facsimiles to a small value, and FCS 127 for FCS emergency mode. Inter-process communication is performed only with the thread 2 by function call or message transmission / reception.
[0088]
  FIG. 16 is a hardware configuration diagram of the multifunction peripheral 100 according to the first embodiment illustrated in FIG. As shown in FIG. 16, this multi-function peripheral includes a controller board 1600 in which a CPU 1602, SDRAM 1603, flash memory 1604, SRAM 1608, hard disk (HD) 1605 and the like are connected to the ASIC 1601, an operation panel 1610, and a fax control unit (FCU) 1620. A USB 1630, an IEEE 1394 1640, and a printer 1650. The operation panel 1610 is directly connected to the ASIC 1601, and the FCU 1620, USB 1630, IEEE1394 1640, and printer 1650 are connected to the ASIC 1601 via the PCI bus.
[0089]
  The SRAM 1608 is a non-volatile memory that stores a diagnosis result by a diagnosis unit described later. The SDRAM 1603 temporarily stores image data when performing services such as printing, copying, scanning, and facsimile, and includes a main memory and an additional memory.
[0090]
  In the flash memory 1604, a reconstruction table to be referred to in the software reconstruction process by the reconstruction mode thread of the SCS 122 is stored in a file format together with each of the above-described applications and each control service constituting the platform 120 and each program of the SRM 123. Stored. This reconstruction table will be described later.
[0091]
  FIG. 2 is a block diagram illustrating a configuration of the multifunction machine starting unit 140 in the multifunction machine 100 according to the first embodiment. As shown in FIG. 2, the multifunction machine starting unit 140 includes a hardware initialization unit 210, a program starting unit 220, and a reconstruction mode thread of the SCS 122.
[0092]
  The hardware initialization unit 210 is a so-called BIOS (Basic Input / Output System), and performs initialization and various settings of each device of hardware resources, initialization of software, activation of the general-purpose OS 121, and the like. Moreover, the hardware initialization part 210 is provided with the diagnostic part 211 which comprises the diagnostic means of this invention in the inside. The diagnosis unit 211 detects whether or not each device of the hardware resource has a failure, and stores the diagnosis result in the SRAM 1608.
[0093]
  Here, the devices whose failure is detected by the diagnosis unit 211 are memories such as an SDRAM 1603, a hard disk 1605, various interfaces such as a Centro interface, USB 1630, and IEEE1394 1640, a printer engine, a copy engine, a scanner engine, and a facsimile. Various engines such as engines.
[0094]
  The program activation unit 220 is called from the general-purpose OS 121 and activates the SCS 122 on the general-purpose OS 121.
[0095]
  The reconstruction mode thread of the SCS 122 is activated after determining each application, each control service, and the SRM 123 to be activated based on the hardware resource diagnosis result stored in the SRAM 1608. In addition, the rebuild mode thread of the SCS 122 instructs each application, each control service, and the SRM 123 that are to execute a normal mode thread or an emergency mode thread based on a hardware resource diagnosis result. Send a message.
[0096]
  Next, a software restructuring process in the MFP 100 configured as described above will be described. FIG. 3 is a flowchart illustrating an overall processing procedure for software reconstruction in the multifunction peripheral 100 according to the first embodiment. In the MFP 100 according to the first embodiment, hardware resources are diagnosed when the power is turned on. Based on the result, an application 130 or a control service to be started is selected, and a thread to be executed is specified. To rebuild the software.
[0097]
  When the MFP 100 is turned on, the hardware initialization unit 210 first initializes each device of hardware resources (step S301). Next, each device is diagnosed by the diagnosis unit 211 (step S302), then software is initialized (step S303), and the general-purpose OS 121 is activated (step S304).
[0098]
  When the general-purpose OS 121 is activated, the program activation unit 220 reads the diagnosis result stored in the SRAM 1608 and determines whether there is a failure (step S305).
[0099]
  If all hardware resources are normal, the program activation unit 220 activates all control services and all applications 130 (step S306). On the other hand, if there is even one failure in the hardware resource, the program activation unit 220 activates only the SCS 122 (step S307). At this time, the reconstruction mode thread is activated in addition to the normal mode thread in the process of the SCS 122.
[0100]
  FIG. 4 is a flowchart showing a diagnostic processing procedure for each device of hardware resources executed by the diagnostic unit 211 of the hardware initialization unit 210. The diagnosis unit 211 performs device diagnosis by checking the presence or absence of hardware errors in order for undiagnosed devices (step S401).
[0101]
  Here, for example, the diagnosis for the memory is performed for each of the address line and the data line, and whether or not the value becomes a fixed value regardless of the written value, and the written value appears on other data lines. Check whether or not. Note that a specific check method and error check of other devices are the same as the known diagnosis method, and thus description thereof is omitted.
[0102]
  Then, it is confirmed whether the diagnosis result of the device is normal or error (step S402), and in the case of an error, it is determined whether or not the detected error is a fatal error (step S403). Here, the fatal error refers to an error that affects the activation of the multi-function device 100 or cannot be provided with any service even when activated, for example, an error in the main memory. On the other hand, even if it is a fatal error such as an expansion memory error or network interface error, it is possible to provide services with functions limited by substitution with other devices. In the present embodiment, when a part of services that can execute only the function and can execute the scanner and copy functions can be provided, it is determined that the error is not a fatal error.
[0103]
  If the error is a fatal error, a message indicating that the multifunction device 100 cannot be activated due to a serious failure is displayed on the display of the operation panel 1610 (step S406), and the multifunction device 100 is stopped (step S407). ). On the other hand, if it is not the above-mentioned fatal error, the name of the faulty device, the error number, etc. are stored in the SRAM 1608 as the diagnosis result (step S404).
[0104]
  As described above, the diagnostic processing from step S401 to step S404 is performed for all devices (step S405).
[0105]
  FIG. 5 is a flowchart of a software rebuild process executed by the rebuild mode thread of the SCS 122 of the multifunction peripheral 100 according to the first embodiment. FIG. 6 is an explanatory diagram showing an example of a reconstruction table referred to in this software reconstruction process.
[0106]
  When the process of the SCS 122 is activated on the general-purpose OS 121 by the program activation unit 220, the reconstruction mode thread of the SCS 122 first acquires the diagnosis result stored in the SRAM 1608 (step S501) and reconstructs it from the flash memory 1604. The table is read (step S502).
[0107]
  Next, referring to the acquired diagnosis result and the reconstruction table, the control service, application 130 and SRM 123 to be activated in response to a hardware resource failure are selected, and the selected control service, application and SRM 123 are further selected. A thread to be activated is selected (step S503).
[0108]
  Then, the selected control service, application, and SRM 123 are activated (step S504), and an instruction message indicating which thread should be activated is transmitted to the activated control service, application, and SRM 123 (step S505). Each of the control service, the application, and the SRM 123 that has received the instruction message activates the thread instructed by the instruction message within its own process. Thereby, the reconstruction of the software according to the failure of the hardware resource is completed.
[0109]
  Here, the control service, the selection process of the application 130 and the SRM 123 and the selection process of the thread to be activated in step S503 will be described in detail.
[0110]
  As shown in FIG. 6, in the reconstruction table, in response to hardware resource errors such as an additional memory error, whether or not each control service, SRM 123 and each application 130 can be activated, and a thread to be activated (normal mode thread / Emergency mode thread) and limit functions are pre-defined and recorded.
[0111]
  First, a case where an additional memory error is detected by the diagnosis unit 211 will be described. In this case, the rebuild mode thread of the SCS 122 starts all control services, the SRM 123, and the application 130 with reference to the rebuild table of FIG. Then, according to the contents of the reconstruction table, a command message indicating that each emergency mode thread 1 should be activated is transmitted to each process of the MCS 125, FCS 127, SRM 123, printer application 111, copy application 112, and fax application 113. A command message indicating that the normal mode thread should be activated is transmitted to other control services and application processes.
[0112]
  FIG. 7 is a block diagram illustrating a configuration of the multifunction peripheral 100 after software reconstruction when a failure of the additional memory is detected. As shown in FIG. 7, when there is an additional memory error, the emergency mode thread 1 is activated in the processes of MCS125, FCS127, SRM123, printer application 111, copy application 112, and fax application 113, and other control services and applications In the process 130, a normal mode thread is activated.
[0113]
  Here, if there is a failure in the additional memory, only the main memory is used. Further, as described above, the MCS emergency mode thread 1 secures an area for storing image data from the main memory instead of the additional memory, and the SRM emergency mode thread 1 acquires the main memory as a memory resource. In addition, the printer application emergency mode thread 1 does not execute functions such as sort, rotation, scaling, aggregation, test printing, and confidential printing of print pages, and can perform duplex printing for a certain number of pages. Only the MCS emergency mode thread 1 performs interprocess communication by function call or message transmission / reception. In addition, the copy application emergency mode thread 1 does not execute functions such as copy page sorting, rotation, scaling, and aggregation, and allows double-sided copying and trial copying for a certain number of pages. Inter-process communication is performed only with the mode thread 1 by function call or message transmission / reception.
[0114]
  Therefore, as a print function when there is a failure in the additional memory, inter-process communication is performed between the printer application emergency mode thread 1 and the MCS emergency mode thread 1 in which the function of using a large amount of memory is limited. Thus, it is impossible to provide functions such as sort, rotation, scaling, aggregation, trial printing, and confidential printing of print pages, and there is a restriction that double-sided printing for a certain number of pages is possible. Further, as the copy function, it is impossible to provide functions such as sort, rotation, scaling, and aggregation of copy pages, and there is a limitation that double-sided copy and trial copy for a certain number of pages are possible.
[0115]
  Further, the FCS emergency mode thread 1 performs inter-process communication with the MCS 125 only with the MCS emergency mode thread 1. The fax application emergency mode thread 1 disables memory reception and memory transmission, sets the maximum number of registered facsimiles to a small value, and performs inter-process communication with the FCS 127 only with the FCS emergency mode thread 1.
[0116]
  Therefore, when there is a failure in the expansion memory, the facsimile communication function operates with a function restriction that makes it impossible to receive and send memory using a large amount of memory and reduce the number of registered facsimiles. Will do.
[0117]
  Next, a case where a failure of the hard disk is detected by the diagnosis unit 211 will be described. In this case, the rebuild mode thread of the SCS 122 starts all control services, the SRM 123, and the application 130 with reference to the rebuild table of FIG. Then, according to the contents of the reconstruction table, a command message indicating that each emergency mode thread 2 should be activated is transmitted to each process of MCS125, FCS127, SRM123, printer application 111, copy application 112, and fax application 113. A command message indicating that the normal mode thread should be activated is transmitted to the other control service and the process of the application 130.
[0118]
  When the failure of the hard disk is detected, the MFP 100 after the software reconstruction is in a state where all the applications 130, the control service, and the SRM 123 are activated as in FIG. 7, but in FIG. 7, the MCS 125, FCS 127, and SRM 123 are activated. In the processes of the printer application 111, the copy application 112, and the fax application 113, the emergency mode thread 2 is activated instead of the emergency mode thread 1.
[0119]
  If there is a failure in the hard disk, the image data is stored directly in the memory without being stored in the hard disk. As described above, the MCS emergency mode thread 2 secures a temporary storage area for image data from memory instead of the hard disk, and the SRM emergency mode thread 2 acquires memory instead of the hard disk. The printer application emergency mode thread 2 does not execute functions such as sort, rotation, scaling, aggregation, double-sided printing, trial printing, and confidential printing of the print page, and the MCS emergency mode thread 1 for the MCS 125. Only do interprocess communication. Further, the copy application emergency mode thread 1 does not execute functions such as copy page sorting, rotation, scaling, aggregation, double-sided copying, and trial copying, and for the MCS 125, only the MCS emergency mode thread 1 performs inter-process communication. I do.
[0120]
  Therefore, as a print function when there is a failure in the hard disk, interprocess communication is performed between the printer application emergency mode thread 2 and the MCS emergency mode thread 2, and as a result, temporary storage of image data on the hard disk is required. It is impossible to provide functions such as sorting, rotation, scaling, aggregation, trial printing, confidential printing, and duplex printing of printed pages. In addition, as a copy function, inter-process communication is performed between the copy application emergency mode thread 2 and the MCS emergency mode thread 2, and as a result, copy pages that require temporary storage of image data on the hard disk are sorted and rotated. Functions such as scaling, aggregation, trial copying, and duplex copying become impossible.
[0121]
  In addition, when there is a failure in the hard disk, inter-process communication is performed between the fax application emergency mode thread 2 and the FCS emergency mode thread 2, and memory reception and memory transmission are performed in the same manner as when there is a failure in the additional memory. Is impossible, and the number of registered facsimiles is limited.
[0122]
  When a failure of the network interface is detected by the diagnosis unit 211, the reconstruction mode thread of the SCS 122 refers to the reconstruction table of FIG. 6, and the NCS 128 and the net file application 115 are not activated, and other applications 130, the control service and the SRM 123 are activated. Then, according to the contents of the reconstruction table, a command message indicating that each emergency mode thread 3 should be activated is transmitted to each process of the FCS 127, SRM 123, and printer application 111, and other activated control services and applications 130 are activated. A command message indicating that the normal mode thread should be activated is transmitted to this process.
[0123]
  FIG. 8 is a block diagram illustrating the configuration of the multifunction peripheral 100 after software reconstruction when a network interface failure is detected. As shown in FIG. 8, when there is a failure in the network interface, the application 130 other than the NCS 128 and the net file application 115, the control service, and the SRM 123 are activated. 3 is started, and a normal mode thread is started in other control service and application processes.
[0124]
  When there is a failure in the network interface, all functions using the network function are restricted. As described above, the SRM emergency mode thread 3 is a thread that restricts the acquisition of the network interface, and the NCS 128 and the net file application 115 are not activated, so the print function from the PC on the network is restricted. Further, since the FCS emergency mode thread 3 and the printer application emergency mode thread 3 do not execute the PC FAX function and no inter-process communication is performed between both threads, the PC FAX is used when there is a failure in the network interface. It will operate with limited functions.
[0125]
  When the diagnosis unit 211 detects a failure of the Centro interface, the reconstruction mode thread of the SCS 122 refers to the reconstruction table in FIG. Start all control services and SRM123. Then, according to the contents of the reconfiguration table, a command message indicating that the SRM emergency mode thread 4 that does not execute the resource acquisition of the Centro interface is to be activated is transmitted to the SRM 123 process. In addition, a command message indicating that the normal mode thread should be activated is transmitted to each of the activated application and control service processes.
[0126]
  FIG. 9 is a block diagram illustrating a configuration of the multifunction peripheral 100 after software reconstruction when a failure of the Centro interface is detected. As shown in FIG. 9, when there is a failure in the Centro interface, the application 130 other than the printer application 111, the control service, and the SRM 123 are activated, and the emergency mode thread 4 is activated in the process of the SRM 123, and other control services and A normal mode thread is started in the application process.
[0127]
  As described above, when there is a failure in the Centro interface, the printer application 111 is not activated, and thus the multifunction peripheral 100 operates by being limited to only copy, scanner, and facsimile functions.
[0128]
  When a failure of the scanner engine is detected by the diagnosis unit 211, the reconstruction mode thread of the SCS 122 refers to the reconstruction table of FIG. 6 and copies the copy application 112, the fax application 113, and the scanner application that use the scanner engine. 114 is not activated, and other applications 130, all control services, and the SRM 123 are activated. Then, according to the contents of the reconstruction table, a command message indicating that the SRM emergency mode thread 5 that does not execute the acquisition of the scanner engine resource is to be activated is transmitted to the SRM 123 process. In addition, a command message indicating that the normal mode thread should be activated is transmitted to the other activated processes of the application 130 and the control service.
[0129]
  FIG. 10 is a block diagram illustrating a configuration of the multifunction peripheral 100 after software reconstruction when a failure of the scanner engine is detected. As shown in FIG. 10, when there is a failure in the scanner engine, the copy application 112, the fax application 113, the application 130 other than the scanner application 114, the control service, and the SRM 123 are activated, and the emergency mode thread 5 is activated in the process of the SRM 123. The normal mode thread is activated in the other control service and application 130 processes.
[0130]
  As described above, when there is a failure in the scanner engine, the copy application 112, the fax application 113, and the scanner application 114 are not activated, so that the multifunction peripheral 100 operates by being limited only to the print function.
[0131]
  In addition, a failure may be detected in the facsimile engine or printer engine. In this case, the facsimile communication function or the print function is not started without starting the fax application 113 and FCS 127 or the printer application 111 corresponding to each engine. Functions will be limited.
[0132]
  As described above, in the multifunction device 100 according to the first embodiment, the diagnosis unit 211 detects a hardware resource failure when the multifunction device 100 is activated, and refers to the reconstruction table by the reconstruction mode thread of the SCS 122. Since control services and applications that do not affect the detected failure are selected and activated, it is possible to provide services with functions limited within a range that does not affect hardware resource failures.
[0133]
(Embodiment 2)
  The MFP 100 according to the first embodiment immediately rebuilds the software when a failure is detected in the hardware resource, but the MFP 100 according to the second embodiment of the present invention performs the reconstruction. A function that is restricted when it is performed is notified to the user, and reconstruction is performed only when the user's approval is obtained.
[0134]
  The configuration of the MFP 100 according to the second embodiment, the hardware configuration, the configuration of the MFP startup unit 140, the entire software reconstruction process, and the hardware diagnosis process by the diagnosis unit 211 will be described. Since it is the same as 100, the description is omitted.
[0135]
  In the MFP 100 according to the second embodiment, the rebuild process by the rebuild mode thread of the SCS 122 is different from the first embodiment. FIG. 11 is a flowchart of a software reconstruction process executed by the reconstruction mode thread of the SCS 122 of the multifunction peripheral 100 according to the second embodiment. Note that the reconstruction table referred to in the reconstruction process is the same as the table of FIG. 6 described in the first embodiment.
[0136]
  In the reconstruction mode thread of the SCS 122 in the MFP 100 of the second embodiment, the diagnosis result is obtained from the SRAM 1608 and the reconstruction table is obtained from the flash memory 1604 as in the first embodiment (steps S1101 and S1102). Then, referring to the reconstruction table, read the restriction function corresponding to the hardware resource failure of the acquired diagnosis result from the reconstruction table, and operate the restriction function and a message indicating whether to start with restriction or not The message is displayed on the display of the panel 1610 (step S1103), and the apparatus waits for input from the user.
[0137]
  If a response is received from the user via the operation unit of the operation panel 1610, the content is determined (step S1104). If the response is “OK”, the control to be activated with reference to the reconstruction table is determined. The service, the application 130, and the SRM 123 are selected, and further, a thread to be activated in the selected process is selected (step S1105). Then, as in the first embodiment, the selected control service, application 130 and SRM 123 are activated (step S1106), and an instruction message indicating which thread should be activated is sent to the activated control service, application 130 and SRM 123. Transmit (step S1107).
[0138]
  On the other hand, if there is a response “not activated” from the user in step S1104, the multifunction peripheral 100 is stopped (step S1108). Therefore, when the function to be used in the multifunction device 100 is restricted due to the reconfiguration of the software due to a hardware resource failure, the user may make a response “not start”.
[0139]
  As described above, in the multi-function device 100 according to the second embodiment, at the time of reconfiguration, the display of the operation panel 1610 is displayed with a display indicating that the function is limited and the multi-function device 100 is activated, and is activated by the user. Since the emergency mode thread is activated when the approval is input, if the function that the user wants to use cannot be realized due to the function restriction, the MFP 100 is activated with the function restricted. Is avoided. For this reason, it is possible to prevent automatic activation of the multifunction peripheral 100 that is meaningless to the user.
[0140]
  In the MFP 100 according to the first and second embodiments, the hardware resource diagnosis process is performed by the diagnosis unit 211 in the program activation unit 220. In addition, a diagnosis function is incorporated in the general-purpose OS 121, A diagnostic control service or application 130 may be provided separately.
[0141]
(Embodiment 3)
  The MFP 100 according to the first and second embodiments performs hardware resource diagnosis when the MFP 100 is turned on, and performs software reconstruction according to the diagnosis result. The multi-function device 100 according to the third aspect performs hardware resource diagnosis while the multi-function device 100 is running, that is, during execution of a service, and dynamically rebuilds software.
[0142]
  Since the configuration of the MFP 100 according to the third embodiment, the hardware configuration, and the configuration of the MFP startup unit 140 are the same as those of the MFP 100 of the first embodiment, description thereof will be omitted.
[0143]
  In the MFP 100 according to the third embodiment, the hardware resource diagnosis process is performed by the rebuild mode thread of the SCS 122. For this reason, the reconstruction mode thread of the SCS 122 constitutes a diagnosis unit and a reconstruction unit in the present invention.
[0144]
  FIG. 12 is a flowchart of a software reconstruction process procedure in the MFP 100 according to the third embodiment.
[0145]
  If there is a diagnosis request while the MFP 100 is executing service processing, the diagnosis request is received by the SCS 122 (step S1201). Here, in the diagnosis request, in addition to the diagnosis request explicitly instructed by the user, the diagnosis request transmitted from the MFP developer or the service center host computer via the network, the timer function in the MFP 100, etc. The diagnostic request | requirement commanded for every fixed period using is included. Note that when a diagnosis request is received via the network, the diagnosis request is received by the SCS 122 via the NCS 128.
[0146]
  Next, the SCS 122 activates a reconstruction mode thread within its own process (step S1202). The reconstruction mode thread performs hardware resource diagnosis processing and software reconstruction processing described below.
[0147]
  In the rebuild mode thread of the SCS 122, device diagnosis is performed by sequentially checking the presence or absence of hardware errors for undiagnosed devices (step S1203). Here, the specific diagnosis process is the same as the diagnosis process of the diagnosis unit 211 in the first embodiment described with reference to FIG.
[0148]
  Next, the reconstruction mode thread of the SCS 122 acquires the diagnosis result stored in the SRAM 1608 (step S1204), and reads the reconstruction table from the flash memory 1604 (step S1205).
[0149]
  Next, referring to the acquired diagnosis result and the reconstruction table, the control service and the application 130 registered not to start and the emergency mode thread are registered to start in response to a hardware resource failure. Control service, SRM 123, and application 130 are selected (step S1206).
[0150]
  Then, a command message for switching the thread is transmitted to the selected control service, application 130 and SRM 123 (step S1207). More specifically, this thread switch command message instructs the control service and application registered not to start in the rebuild table that the execution of the normal mode thread should be stopped. The control service, the SRM 123, and the application registered to start the thread are instructed to stop the execution of the normal mode thread and execute the emergency mode thread.
[0151]
  In the control service, application, and SRM 123 that have received the thread switching instruction message, the normal mode thread is stopped and the process is terminated in the case of an instruction to stop execution of the normal mode thread. In the case of an instruction to stop execution of the normal mode thread and to execute the emergency mode thread, the emergency mode thread having a function restriction is activated. Thereby, the reconstruction of the software according to the failure of the hardware resource is completed.
[0152]
  For example, when a failure of the additional memory is detected, the software is reconstructed as follows. FIG. 13 is a block diagram illustrating the configuration of the multifunction peripheral 100 before and after the software reconstruction process. FIG. 13A shows a configuration before the reconstruction process, and FIG. 13B shows a configuration after the reconstruction process.
[0153]
  As shown in FIGS. 13A and 13B, when there is an additional memory error, the normal mode thread is changed to the emergency mode thread in the processes of the MCS 125, FCS 127, SRM 123, printer application 111, copy application 112, and fax application 113. The normal mode thread is executed in the processes of the other control services and the application 130.
[0154]
  For this reason, as a print function when there is a failure in the additional memory, inter-process communication is performed between the printer application emergency mode thread 1 and the MCS emergency mode thread 1 in which the function of using a large amount of memory is restricted. As a result, it is impossible to provide functions such as sorting, rotation, scaling, aggregation, trial printing, and confidential printing of printed pages, and there is a limitation that duplex printing for a certain number of pages is possible. Further, as the copy function, it is impossible to provide functions such as sort, rotation, scaling, and aggregation of copy pages, and there is a limitation that double-sided copy and trial copy for a certain number of pages are possible.
[0155]
  Further, since the FCS emergency mode thread 1 performs inter-process communication only with the MCS emergency mode thread 1 for the MCS 125, the facsimile communication function cannot perform memory reception and memory transmission using a large amount of memory, and The operation is performed in a state where the function restriction that the number of registered facsimiles is reduced is made.
[0156]
  Note that when a failure is detected in other hardware resources such as a hard disk, a network interface, a Centro interface, and a scanner engine, the configuration after the software reconstruction and the contents of restrictions are the same as those of the MFP 100 of the first embodiment. Description is omitted.
[0157]
  As described above, in the MFP 100 according to the third embodiment, a hardware resource failure is detected during the execution of the service process, and the normal mode thread of the control service and the application being operated by the rebuild mode thread of the SCS 122 is set to the emergency mode. Since the thread is switched, the software configuration can be dynamically reconstructed without restarting the multifunction peripheral 100.
[0158]
(Embodiment 4)
  The multifunction peripheral 100 according to the first to third embodiments has reconstructed software by using only the control service and application 130 in the multifunction peripheral 100, but the multifunction peripheral according to the fourth embodiment of the present invention. The machine reconstructs software using a control service or application that operates on another multifunction machine connected to the network when there is a failure in hardware resources.
[0159]
  FIG. 14 is a block diagram of the configuration of the multifunction machine according to the fourth embodiment. As shown in FIG. 14, the fourth embodiment has a configuration in which a plurality of multifunction peripherals 1400 a and 1400 b are connected by a network such as a LAN 1441. In FIG. 14, two MFPs are connected via a network. However, three or more MFPs may be connected via a network. Note that the configuration of the MFPs 1400a and 1400b on the network, the hardware configuration, and the configuration of the MFP startup unit 1440 are the same as those of the MFP 100 according to the third embodiment, and a description thereof will be omitted.
[0160]
  FIG. 15 is a flowchart of a software reconstruction process performed by the MFP 1400a according to the fourth embodiment. When a diagnosis request is received during execution of service processing by the multifunction device 1400a, the reconfiguration mode thread activation of the SCS1422 and hardware diagnosis processing are performed as in the multifunction device 100 of the third embodiment (steps S1501 to S1503). ). Then, the reconstruction mode thread of the SCS 1422 acquires the diagnosis result stored in the SRAM 1608 (step S1504), and reads the reconstruction table from the flash memory 1604 (step S1505).
[0161]
  Next, referring to the acquired diagnosis result and the reconstruction table, in response to a hardware resource failure, the control service and application 1430 registered not to start and the emergency mode thread are registered to start. Control service, SRM 1423 and application 1430 are selected (step S1506).
[0162]
  Then, a command message to stop the normal mode thread is transmitted to the selected control service and application 1430 (step S1507). The control service and application 1430 that received this command message stops the normal mode thread and terminates the process.
[0163]
  Then, the reconfiguration mode thread of the SCS 1422 further transmits the network address of the other MFP 1400b on the network as a message to the control service and application 1430 other than the control service and application 1430 selected in step S1506. (Step S1508). Thereby, the reconstruction of the software according to the failure of the hardware resource is completed.
[0164]
  The control service and application 1430 that has received the network address message operates on the multifunction device 1400b on the network using the received network address instead of performing interprocess communication with the control service and application 1430 in the multifunction device 1400a. Interprocess communication with the control service and application 1430 is performed.
[0165]
  For example, when a failure of the Centro interface is detected, the reconstruction mode thread of the SCS 1422 transmits a message indicating that the normal mode thread should be stopped and the process should be terminated to the process of the printer application 1411 of the multifunction peripheral 1400a. In addition, the network address of the other MFP 1400b on the network is transmitted to the application 1430 other than the printer application 1411 and all control services. As a result, the application 1430 and the control service other than the printer application 1411 perform inter-process communication with the printer application 1411 that operates on the multifunction peripheral 1400b on the network, instead of performing inter-process communication with the printer application 1411 in the multifunction peripheral 1400a. Do. For this reason, even when there is a print request from the PC on the network to the multifunction device 1400a, it is possible to provide a print function without function restriction using the printer application of the multifunction device 1400b.
[0166]
  As described above, in the MFP 1400a according to the fourth embodiment, when a hardware resource failure is detected, the reconstruction mode thread of the SCS 1422 is connected to the network instead of the control service and application 1430 that affects the detected failure. By selecting a control service or application that operates on another multifunction device 1400b, a complete service without function limitation can be provided.
[0167]
  In the MFPs 100 and 1400a according to the third and fourth embodiments, the hardware resource diagnosis process is executed by the reconstruction mode thread of the SCSs 122 and 1422, but the diagnosis mode thread that performs only the diagnosis process is the SCS122. , 1422, and a diagnosis process of hardware resources may be executed by the diagnosis mode thread.
[0168]
  In the MFPs 100 and 1400a according to the first to fourth embodiments, the software configuration reconstruction process is executed by the reconstruction mode thread of the SCSs 122 and 1422, but a new control service is generated in the control service layer. The reconstruction process may be executed by this new control service.
[0169]
  In addition, the reconstruction table and each emergency mode thread described in the MFPs 100 and 1400a according to the first to fourth embodiments are examples, and can be arbitrarily determined according to a hardware resource failure. is there.
[0170]
【The invention's effect】
  As described above, according to the first aspect of the invention, it is possible to provide a service within a range that does not affect the failure of the hardware resource, and it is possible to improve the convenience for the user.
[0171]
  Claims4According to the invention, a function that does not affect the failure can be provided by simply switching the thread that is activated in the same process in the event of a hardware failure, so that the activation time can be shortened.
[0172]
  Claims5According to the invention, when the function desired by the user cannot be obtained due to the function restriction, the function is restricted.Image information processing deviceCan be avoided, and the convenience of the user can be further improved.
[0173]
  Claims6According to the invention, the rebuild mode thread of the system control service can be used as the rebuilding means, and the apparatus configuration can be simplified.
[0174]
  Claims7According to the invention concerningImage information processing deviceThe software configuration can be dynamically reconfigured using parallel execution of normal mode threads and emergency mode threads without restarting, and the reconfiguration can be performed without stopping all the functions of the service. There is an effect that the time to be shortened.
[0175]
  Claims8According to the invention, it is possible to provide a service whose function is limited within a range that does not affect a memory-related failure, and it is possible to improve the convenience for the user.
[0176]
  Claims9According to the invention, even when a hard disk has a failure, it is possible to provide a function-restricted service by substituting the function that requires the hard disk with the use of the memory, thereby improving the convenience for the user. There is an effect that can be.
[0177]
  Claims10According to the invention, although the function of the memory control service is limited, the application performs an inter-process communication with the normal mode thread of the memory control service to execute the function that affects the hardware resource failure. Thus, it is possible to reliably prevent such a problem and to provide a service whose function is limited.
[0178]
  Claims11According to the invention, it is possible to provide a service whose function is limited within a range that does not affect a failure related to the network interface, and it is possible to improve the convenience for the user.
[0179]
  Claims12According to the invention concerningImage information processing deviceEven if only limited functions can be provided within the network, other services on the networkImage information processing deviceofprogramAlternatively, it is possible to provide a complete service without function restrictions instead of using an application, and the user convenience can be further improved.
[0180]
  Claims13According to the invention, hardware resources are diagnosed and software configuration is reconfigured not only according to a diagnosis request from a user but also according to a diagnosis request from a host computer such as a device developer or a service center on a network. And dynamic diagnosis and reconstruction can be realized.
[0181]
  Claims14According to the invention, it is possible to provide a service within a range that does not affect the failure of hardware resources, and it is possible to improve the convenience for the user.
[0182]
  Claims17According to the invention, when a hardware failure occurs, it is possible to provide a function that does not affect the failure simply by switching a thread that is activated in the same process. Therefore, a process that provides a normal function and a process with a limited function are provided separately. As a result, the startup time can be shortened compared to the case where the process is started.
[0183]
  Claims18According to the invention, when the function desired by the user cannot be obtained due to the function restriction, the function is restricted.Image information processing deviceCan be avoided, and the convenience of the user can be further improved.
[0184]
  Claims19According to the invention, the rebuilding mode thread of the system control service can be used as the rebuilding unit, and the apparatus configuration can be simplified as compared with the case where a separate rebuilding unit is provided.
[0185]
  Claims20According to the invention concerningImage information processing deviceThe software configuration can be dynamically reconfigured using parallel execution of normal mode threads and emergency mode threads without restarting the system, and can be reconstructed without stopping all the functions of the service. There is an effect that the time to completion can be shortened.
[0186]
  Claims21According to the invention, it is possible to provide a service whose function is limited within a range that does not affect a memory-related failure, and it is possible to improve the convenience for the user.
[0187]
  Claims22According to the invention, even when a hard disk has a failure, it is possible to provide a function-restricted service by substituting the function that requires the hard disk with the use of the memory, thereby improving the convenience for the user. There is an effect that can be.
[0188]
  Claims23According to the invention, although the function of the memory control service is limited, the application performs an inter-process communication with the normal mode thread of the memory control service to execute the function that affects the hardware resource failure. Thus, it is possible to reliably prevent such a problem and to provide a service whose function is limited.
[0189]
  Claims24According to the invention, it is possible to provide a service whose function is limited within a range that does not affect a failure related to the network interface, and it is possible to improve the convenience for the user.
[0190]
  Claims25According to the invention concerningImage information processing deviceEven if only limited functions can be provided within the network, other services on the networkImage information processing deviceofprogramAlternatively, it is possible to provide a complete service without function restrictions instead of using an application, and the user convenience can be further improved.
[0191]
  Claims26According to the invention, hardware resources are diagnosed and software configuration is reconfigured not only according to a diagnosis request from a user but also according to a diagnosis request from a host computer such as a device developer or a service center on a network. And dynamic diagnosis and reconstruction can be realized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram illustrating a configuration of a multifunction machine according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram illustrating a configuration of a multifunction machine starting unit in the multifunction machine according to the first embodiment.
FIG. 3 is a flowchart illustrating an overall processing procedure of software reconstruction in the multifunction machine according to the first embodiment.
FIG. 4 is a flowchart illustrating a diagnostic processing procedure for each device of hardware resources in the multifunction machine according to the first embodiment;
FIG. 5 is a flowchart illustrating a procedure of software reconstruction processing in the multifunction machine according to the first embodiment.
FIG. 6 is an explanatory diagram illustrating an example of a reconstruction table referred to in software reconstruction processing by the multifunction peripheral according to the first embodiment.
7 is a block diagram illustrating a configuration of a multifunction peripheral after software reconstruction when a failure of an additional memory is detected in the multifunction peripheral according to the first embodiment; FIG.
FIG. 8 is a block diagram illustrating a configuration of a multifunction peripheral after software reconstruction when a failure of a network interface is detected in the multifunction peripheral according to the first embodiment;
FIG. 9 is a block diagram illustrating a configuration of the multifunction peripheral after software reconstruction when a failure of the Centro interface is detected in the multifunction peripheral according to the first embodiment;
FIG. 10 is a block diagram illustrating a configuration of a multifunction machine after software reconstruction when a failure of the scanner engine is detected in the multifunction machine according to the first embodiment.
FIG. 11 is a flowchart illustrating a procedure of software reconstruction processing by the multifunction machine according to the second embodiment.
FIG. 12 is a flowchart illustrating a procedure of software reconstruction processing in the multifunction machine according to the third embodiment.
13A is a block diagram illustrating a configuration of the multifunction peripheral 100 before software reconstruction processing according to the third embodiment, and FIG. 13B is a block diagram illustrating a configuration after software reconstruction processing. It is.
FIG. 14 is a block diagram illustrating a configuration of a multifunction machine according to a fourth embodiment.
FIG. 15 is a flowchart of a software reconstruction process performed by the multifunction machine according to the fourth embodiment;
FIG. 16 is a hardware configuration diagram of the multifunction machine according to the first embodiment;
[Explanation of symbols]
  100, 1400a, 1400b MFP
  101, 1401 Monochrome line printer
  102, 1402 Color line printer
  103, 1403 Hardware resources
  110, 1410 software group
  111, 1411 Printer application
  112, 1412 Copy application
  113, 1413 Fax application
  114, 1414 Scanner application
  115, 1415 Net file application
  116, 1416 Process inspection application
  120, 1420 platform
  121, 1421 General-purpose OS
  122, 1422 SCS
  123, 1423 SRM
  124, 1424 ECS
  125, 1425 MCS
  126, 1426 OCS
  127, 1427 FCS
  128, 1428 NCS
  130, 1430 applications
  140, 1440 MFP start-up unit
  1441 LAN
  210 Hardware initialization section
  211 Diagnostic Department
  220 Program starter
  1600 controller board
  1601 ASIC
  1602 CPU
  1603 SDRAM
  1604 flash memory
  1605 HD
  1608 SRAM
  1610 Operation Panel
  1620 FCU
  1630 USB
  1640 IEEE 1394
  1650 printer

Claims

印刷部または撮像部を有するハードウェア資源を利用して画像情報処理にかかるアプリケーションのプロセスと、オペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作し、複数の前記アプリケーションからアクセスされて前記ハードウェア資源の制御を行う複数のプログラムのプロセスとを備えた画像情報処理装置であって、
前記画像情報処理装置の起動時に、前記ハードウェア資源の障害を検知する診断手段と、
前記ハードウェア資源の障害ごとに、前記ハードウェア資源の障害時の前記プログラムの動作および前記ハードウェア資源の障害時の前記アプリケーションの動作を、前記プログラムおよび前記アプリケーションのそれぞれについて登録した再構築テーブルを記憶する記憶手段と、
前記診断手段により検知された前記ハードウェアの障害と前記再構築テーブルとに基づいて、前記ハードウェアの障害に対応する前記プログラムおよび前記アプリケーションの動作を実行させる再構築手段と、
を備えたことを特徴とする画像情報処理装置。 Application process for image information processing using hardware resources having a printing unit or an imaging unit, an operating system, operating on the operating system, and accessing the plurality of applications to control the hardware resources A plurality of program processes for performing image processing,
Diagnostic means for detecting a failure of the hardware resource at the time of starting the image information processing apparatus ;
For each of the hardware resource failures, a reconstruction table in which the operation of the program at the time of the hardware resource failure and the operation of the application at the time of the hardware resource failure is registered for each of the program and the application Storage means for storing;
Reconstructing means for executing the operation of the program and the application corresponding to the hardware failure based on the hardware failure detected by the diagnostic means and the restructuring table;
An image information processing apparatus comprising:

前記再構築テーブルは、前記ハードウェア資源の障害時の前記アプリケーションの動作として、起動の有無と起動後の処理内容とを含むことを特徴とする請求項１に記載の画像情報処理装置。The image information processing apparatus according to claim 1, wherein the reconstruction table includes presence / absence of activation and processing content after activation as the operation of the application at the time of failure of the hardware resource.

前記プログラムのプロセスおよび前記アプリケーションのプロセスは、前記起動後の処理内容を実行するスレッドを含み、The process of the program and the process of the application include a thread that executes the processing content after the startup,
前記再構築テーブルは、前記プログラムおよび前記アプリケーションごとに、起動の有無と、前記起動後の処理内容として、起動する場合における前記スレッドの識別情報とを含むことを特徴とする請求項２に記載の画像情報処理装置。 The said reconstruction table contains the presence or absence of starting for every said program and the said application, and the identification information of the said thread | sled in the case of starting as the processing content after the said starting. Image information processing apparatus.

前記プログラムと前記アプリケーションの各プロセスは、前記ハードウェアの障害がない場合に実行される通常モードスレッドと、前記ハードウェアの障害がある場合に前記ハードウェア資源の障害に影響のある機能を制限して実行される一または複数の緊急モードスレッドとを含み、
前記再構築手段は、前記検知された障害と前記再構築テーブルとに基づいて、前記プログラムおよび前記アプリケーションの前記緊急モードスレッドを起動することを特徴とする請求項３に記載の画像情報処理装置。Each process of the program and the application restricts a normal mode thread that is executed when there is no hardware failure and a function that affects the hardware resource failure when there is a hardware failure. One or more emergency mode threads that are executed
The image information processing apparatus according to claim 3 , wherein the reconstruction unit activates the emergency mode thread of the program and the application based on the detected failure and the reconstruction table.

前記再構築手段は、前記緊急モードスレッドを起動する前に、前記障害に影響のある機能が制限される旨を通知し、ユーザから了承を受信した場合にのみ前記緊急モードスレッドを起動することを特徴とする請求項４に記載の画像情報処理装置。The reconstructing means notifies that the function affecting the failure is limited before activating the emergency mode thread, and activates the emergency mode thread only when an acknowledgment is received from the user. The image information processing apparatus according to claim 4 .

前記プログラムは、システムの制御およびリソースの管理を行うシステムコントロールサービスのプロセスを備え、
前記システムコントロールサービスのプロセスは、サービスを提供する際に実行される通常モードスレッドと、前記検知された障害と前記再構築テーブルとに基づいて前記プログラムおよび前記アプリケーションを選択して起動する前記再構築手段としての再構築モードスレッドとを含んでいることを特徴とする請求項１〜５のいずれか一つに記載の画像情報処理装置。The program includes a system control service process for controlling a system and managing resources.
The process of the system control service selects and starts the program and the application based on the normal mode thread executed when providing the service, the detected failure, and the rebuild table. image information processing apparatus according to any one of claims 1-5, characterized in that it contains a reconstruction mode thread of the means.

印刷部または撮像部を有するハードウェア資源を利用して画像情報処理にかかるアプリケーションのプロセスと、オペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作し、複数の前記アプリケーションからアクセスされて前記ハードウェア資源の制御を行う複数のプログラムのプロセスとを備えた画像情報処理装置であって、
前記画像情報処理の実行中に、前記ハードウェア資源の障害を検知する前記診断手段と、
前記ハードウェア資源の障害ごとに、前記ハードウェア資源の障害時の前記プログラムの動作および前記ハードウェア資源の障害時の前記アプリケーションの動作を、前記プログラムおよび前記アプリケーションのそれぞれについて登録した再構築テーブルを記憶する記憶手段と、
前記診断手段により検知された前記ハードウェアの障害と前記再構築テーブルとに基づいて、前記ハードウェアの障害に対応する前記プログラムおよび前記アプリケーションの動作を実行させる再構築手段と、を備え、
前記プログラムと前記アプリケーションの各プロセスは、前記ハードウェアの障害がない場合に実行される通常モードスレッドと、前記ハードウェアの障害がある場合に前記ハードウェア資源の障害に影響のある機能を制限して実行される一または複数の緊急モードスレッドとを含み、
前記再構築手段は、前記検知された障害と前記再構築テーブルとに基づいて、動作中の前記プログラムおよび前記アプリケーションの前記通常モードスレッドを前記緊急モードスレッドに切り替えることを特徴とする画像情報処理装置。 Application process for image information processing using hardware resources having a printing unit or an imaging unit, an operating system, operating on the operating system, and accessing the plurality of applications to control the hardware resources A plurality of program processes for performing image processing,
The diagnostic means for detecting a failure of the hardware resource during execution of the image information processing ;
For each of the hardware resource failures, a reconstruction table in which the operation of the program at the time of the hardware resource failure and the operation of the application at the time of the hardware resource failure is registered for each of the program and the application Storage means for storing;
Reconstructing means for executing the operation of the program and the application corresponding to the hardware failure based on the hardware failure detected by the diagnostic means and the reconstruction table;
Each process of the program and the application restricts a normal mode thread that is executed when there is no hardware failure and a function that affects the hardware resource failure when there is a hardware failure. One or more emergency mode threads that are executed
Said reconstruction means, said a detected fault on the basis of the restructuring table, an image processing apparatus, characterized in that switching to the emergency mode thread of the program and the normal mode thread of the application during operation .

前記プログラムは、メモリおよびハードディスクを制御するメモリコントロールサービスを備え、
前記メモリコントロールサービスは、メモリおよびハードディスクが正常であるときに実行される通常モードスレッドと、メモリの障害に影響のある機能を制限して実行される一または複数の緊急モードスレッドとを含み、
前記再構築手段は、前記診断手段によりメモリに関する障害が検知されたときに、前記メモリコントロールサービスの前記通常モードスレッドを前記緊急モードスレッドに切り替えることを特徴とする請求項７に記載の画像情報処理装置。The program includes a memory control service for controlling a memory and a hard disk,
The memory control service includes a normal mode thread that is executed when the memory and the hard disk are normal, and one or a plurality of emergency mode threads that are executed by restricting a function that affects a memory failure,
8. The image information processing according to claim 7 , wherein the reconstruction unit switches the normal mode thread of the memory control service to the emergency mode thread when a failure related to a memory is detected by the diagnosis unit. Equipment .

前記プログラムは、メモリおよびハードディスクを制御するメモリコントロールサービスを備え、
前記メモリコントロールサービスは、メモリおよびハードディスクが正常であるときに実行される通常モードスレッドと、ハードディスクの代わりにメモリのみを使用して実行される一または複数の緊急モードスレッドとを含み、
前記再構築手段は、前記診断手段によりハードディスクに関する障害が検知されたときに、前記メモリコントロールサービスの前記通常モードスレッドを前記緊急モードスレッドに切り替えることを特徴とする請求項７に記載の画像情報処理装置。The program includes a memory control service for controlling a memory and a hard disk,
The memory control service includes a normal mode thread that is executed when the memory and the hard disk are normal, and one or more emergency mode threads that are executed using only the memory instead of the hard disk,
8. The image information processing according to claim 7 , wherein the reconstruction unit switches the normal mode thread of the memory control service to the emergency mode thread when a failure related to a hard disk is detected by the diagnosis unit. Equipment .

前記アプリケーションの前記緊急モードスレッドは、前記メモリコントロールサービスの緊急モードスレッドに対してのみプロセス間通信を行うことを特徴とする請求項８または９に記載の画像情報処理装置。The image information processing apparatus according to claim 8 , wherein the emergency mode thread of the application performs inter-process communication only with respect to the emergency mode thread of the memory control service.

前記プログラムは、ネットワークを制御するネットワークコントロールサービスを備え、
前記アプリケーションの前記緊急モードスレッドは、前記ネットワークコントロールサービス以外の前記プログラムに対してプロセス間通信を行い、
前記再構築手段は、前記診断手段によりネットワークインタフェースに関する障害が検知されたときに、前記アプリケーションの前記通常モードスレッドを前記緊急モードスレッドに切り替えることを特徴とする請求項７〜１０のいずれか一つに記載の画像情報処理装置。The program includes a network control service for controlling a network,
The emergency mode thread of the application performs inter-process communication with the program other than the network control service,
It said reconstruction means, when a failure related to a network interface is detected by the diagnostic means, claim 7-10, characterized in that switching between the normal mode thread of the application in the emergency mode thread The image information processing apparatus described in 1.

印刷部または撮像部を有するハードウェア資源を利用して画像情報処理にかかるアプリケーションのプロセスと、オペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作し、複数の前記アプリケーションからアクセスされて前記ハードウェア資源の制御を行う複数のプログラムのプロセスとを備えた画像情報処理装置であって、
ハードウェア資源の障害を検知する診断手段と、
前記ハードウェア資源の障害ごとに、前記ハードウェア資源の障害時の前記プログラムの動作として起動の有無と起動後の処理内容と、前記ハードウェア資源の障害時の前記アプリケーションの動作として、起動の有無と起動後の処理内容とを、前記プログラムおよび前記アプリケーションのそれぞれについて登録した再構築テーブルを記憶する記憶手段と、
前記診断手段により検知された障害と前記再構築テーブルとに基づいて、前記検知された障害に対応する前記プログラムまたは前記アプリケーションの動作が、起動しない旨か、または起動後の処理内容が前記ハードウェア資源の障害に影響のある機能を制限して実行される処理である場合には、前記プログラムおよび前記アプリケーションの代わりに、ネットワークに接続された他の前記画像情報処理装置で動作する前記プログラムまたは前記アプリケーションを選択する再構築手段と、
を備えたことを特徴とする画像情報処理装置。 Application process for image information processing using hardware resources having a printing unit or an imaging unit, an operating system, operating on the operating system, and accessing the plurality of applications to control the hardware resources A plurality of program processes for performing image processing,
Diagnostic means for detecting hardware resource failures;
For each failure of the hardware resource, whether or not the program is activated when the hardware resource is malfunctioned, the processing content after the activation, and whether or not the application is activated when the hardware resource is malfunctioned a storage unit and a processing content of the post-activation, and stores the reconstructed table registered for each of the program and the application,
Based on the failure detected by the diagnostic means and the reconstruction table, the operation of the program or the application corresponding to the detected failure is not started, or the processing content after the start is the hardware If a process executed by limiting a certain influence on the failure of the resource capabilities, instead of the program and the application, the program or the operating in addition to the image information processing apparatus connected to the network Restructuring means to select applications,
An image information processing apparatus comprising:

前記診断手段は、ネットワーク経由で診断要求を受信したときに、前記ハードウェア資源の障害を検知することを特徴とする請求項１２に記載の画像情報処理装置。The image information processing apparatus according to claim 12 , wherein the diagnosis unit detects a failure of the hardware resource when a diagnosis request is received via a network.

印刷部または撮像部を有するハードウェア資源を利用して画像情報処理にかかるアプリケーションのプロセスと、オペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作し、複数の前記アプリケーションからアクセスされて前記ハードウェア資源の制御を行う複数のプログラムのプロセスとを備えた画像情報処理装置で実行され、前記アプリケーションおよび前記プログラムの構成を再構築するソフトウェア再構築方法であって、
前記画像情報処理装置の起動時に、前記ハードウェア資源の障害を検知する診断ステップと、
前記診断ステップにより検知された前記ハードウェアの障害と、前記ハードウェア資源の障害ごとに、前記ハードウェア資源の障害時の前記プログラムの動作および前記ハードウェア資源の障害時の前記アプリケーションの動作を、前記プログラムおよび前記アプリケーションのそれぞれについて登録した再構築テーブルとに基づいて、前記ハードウェアの障害に対応する前記プログラムおよび前記アプリケーションの動作を実行させる再構築ステップと、
を含んでいることを特徴とするソフトウェア再構築方法。 Application process for image information processing using hardware resources having a printing unit or an imaging unit, an operating system, operating on the operating system, and accessing the plurality of applications to control the hardware resources A software reconstructing method that is executed by an image information processing apparatus including a plurality of program processes for reconstructing the application and the configuration of the program ,
A diagnostic step of detecting a failure of the hardware resource when starting up the image information processing apparatus ;
And fault detected the hardware by the diagnostic step, for each failure of the hardware resources, the operation of the application when a failure of operation and the hardware resources of the program in case of failure of the hardware resources, A rebuilding step for causing the program and the application to respond to the hardware failure based on a rebuilding table registered for each of the program and the application ;
A software restructuring method comprising:

前記再構築テーブルは、前記ハードウェア資源の障害時の前記アプリケーションの動作として、起動の有無と起動後の処理内容とを含むことを特徴とする請求項１４に記載のソフトウェア再構築方法。15. The software reconstruction method according to claim 14, wherein the reconstruction table includes presence / absence of activation and processing content after activation as the operation of the application at the time of failure of the hardware resource.

前記プログラムのプロセスおよび前記アプリケーションのプロセスは、前記起動後の処理内容を実行するスレッドを含み、The process of the program and the process of the application include a thread that executes the processing content after the startup,
前記再構築テーブルは、前記プログラムおよび前記アプリケーションごとに、起動の有無と、前記起動後の処理内容として、起動する場合における前記スレッドの識別情報とを含むことを特徴とする請求項１５に記載のソフトウェア再構築方法。 The reconstructing table includes, for each of the program and the application, presence / absence of activation, and identification information of the thread in the case of activation as the processing content after the activation. Software reconstruction method.

前記プログラムと前記アプリケーションの各プロセスは、前記ハードウェアの障害がない場合に実行される通常モードスレッドと、前記ハードウェアの障害がある場合に前記ハードウェア資源の障害に影響のある機能を制限して実行される一または複数の緊急モードスレッドとを含み、
前記再構築ステップは、前記検知された障害と前記再構築テーブルとに基づいて、前記プログラムおよび前記アプリケーションの前記緊急モードスレッドを起動することを特徴とする請求項１６に記載のソフトウェア再構築方法。Each process of the program and the application restricts a normal mode thread that is executed when there is no hardware failure and a function that affects the hardware resource failure when there is a hardware failure. One or more emergency mode threads that are executed
The software rebuilding method according to claim 16 , wherein the rebuilding step starts the emergency mode thread of the program and the application based on the detected failure and the rebuilding table.

前記再構築ステップは、前記緊急モードスレッドを起動する前に、前記障害に影響のある機能が制限される旨を通知し、ユーザから了承を受信した場合にのみ前記緊急モードスレッドを起動することを特徴とする請求項１７に記載のソフトウェア再構築方法。The restructuring step notifies that the function that affects the failure is limited before activating the emergency mode thread, and activates the emergency mode thread only when an acknowledgment is received from the user. The software reconstruction method according to claim 17 , wherein

前記記プログラムは、サービスを提供する際にシステムの制御およびリソースの管理を行う通常モードスレッドと、前記検知された障害と前記再構築テーブルとに基づいて前記記プログラムおよび前記アプリケーションを選択して起動する再構築モードスレッドを含むシステムコントロールサービスのプロセスを含み、
前記再構築ステップは、前記システムコントロールサービスの前記再構築モードスレッドにより実行されることを特徴とする請求項１６〜１８のいずれか一つに記載のソフトウェア再構築方法。The program selects and starts the program and the application based on a normal mode thread for controlling a system and managing resources when providing a service, the detected failure, and the reconstruction table. Including a system control service process that includes a rebuild mode thread to
The software rebuilding method according to any one of claims 16 to 18 , wherein the rebuilding step is executed by the rebuilding mode thread of the system control service.

印刷部または撮像部を有するハードウェア資源を利用して画像情報処理にかかるアプリケーションのプロセスと、オペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作し、複数の前記アプリケーションからアクセスされて前記ハードウェア資源の制御を行う複数のプログラムのプロセスとを備えた画像情報処理装置で実行され、前記アプリケーションおよび前記プログラムの構成を再構築するソフトウェア再構築方法であって、
前記画像情報処理の実行中に、前記ハードウェア資源の障害を検知する前記診断ステップと、
前記診断ステップにより検知された障害と、前記ハードウェア資源の障害ごとに、前記ハードウェア資源の障害時の前記プログラムの動作および前記ハードウェア資源の障害時の前記アプリケーションの動作を、前記プログラムおよび前記アプリケーションのそれぞれについて登録した再構築テーブルとに基づいて、前記ハードウェアの障害に対応する前記プログラムおよび前記アプリケーションの動作を実行させる再構築ステップと、を含み、
プログラムと前記アプリケーションの各プロセスは、前記ハードウェアの障害がない場合に実行される通常モードスレッドと、前記ハードウェアの障害がある場合に前記ハードウェア資源の障害に影響のある機能を制限して実行される一または複数の緊急モードスレッドとを含み、
前記再構築ステップは、前記検知された障害と前記再構築テーブルとに基づいて、動作中の前記プログラムおよび前記アプリケーションの前記通常モードスレッドを前記緊急モードスレッドに切り替えることを特徴とするソフトウェア再構築方法。 Application process for image information processing using hardware resources having a printing unit or an imaging unit, an operating system, operating on the operating system, and accessing the plurality of applications to control the hardware resources A software reconstructing method that is executed by an image information processing apparatus including a plurality of program processes for reconstructing the application and the configuration of the program ,
The diagnostic step of detecting a failure of the hardware resource during execution of the image information processing ;
For each failure detected by the diagnosis step and each hardware resource failure, the operation of the program when the hardware resource fails and the operation of the application when the hardware resource fails are the program and the A rebuilding step for causing the program corresponding to the hardware failure and the operation of the application to be executed based on a rebuilding table registered for each of the applications ,
Each process of the program and the application restricts the normal mode thread that is executed when there is no hardware failure and the functions that affect the hardware resource failure when there is the hardware failure. One or more emergency mode threads to be executed,
The rebuilding step switches the normal mode thread of the running program and the application to the emergency mode thread based on the detected failure and the rebuild table. .

前記プログラムは、メモリおよびハードディスクを制御するメモリコントロールサービスを含み、
前記メモリコントロールサービスは、メモリおよびハードディスクが正常であるときに実行される通常モードスレッドと、メモリの障害に影響のある機能を制限して実行される一または複数の緊急モードスレッドとを含み、
前記再構築ステップは、前記診断ステップによりメモリに関する障害が検知されたときに、前記メモリコントロールサービスの前記通常モードスレッドを前記緊急モードスレッドに切り替えることを特徴とする請求項２０に記載のソフトウェア再構築方法。The program includes a memory control service for controlling a memory and a hard disk,
The memory control service includes a normal mode thread that is executed when the memory and the hard disk are normal, and one or a plurality of emergency mode threads that are executed by restricting a function that affects a memory failure,
21. The software reconstruction according to claim 20 , wherein the rebuilding step switches the normal mode thread of the memory control service to the emergency mode thread when a fault related to the memory is detected by the diagnosis step. Method.

前記プログラムは、メモリおよびハードディスクを制御するメモリコントロールサービスを含み、
前記メモリコントロールサービスは、メモリおよびハードディスクが正常であるときに実行される通常モードスレッドと、ハードディスクの代わりにメモリのみを使用して実行される一または複数の緊急モードスレッドとを含み、
前記再構築ステップは、前記診断ステップによりハードディスクに関する障害が検知されたときに、前記メモリコントロールサービスの前記通常モードスレッドを前記緊急モードスレッドに切り替えることを特徴とする請求項２０に記載のソフトウェア再構築方法。The program includes a memory control service for controlling a memory and a hard disk,
The memory control service includes a normal mode thread that is executed when the memory and the hard disk are normal, and one or more emergency mode threads that are executed using only the memory instead of the hard disk,
21. The software reconstruction according to claim 20 , wherein the reconstruction step switches the normal mode thread of the memory control service to the emergency mode thread when a failure related to a hard disk is detected by the diagnosis step. Method.

前記再構築ステップは、前記アプリケーションの前記通常モードスレッドを前記メモリコントロールサービスの緊急モードスレッドに対してのみプロセス間通信を行う緊急モードスレッドに切り替えることを特徴とする請求項２１または２２に記載のソフトウェア再構築方法。The software according to claim 21 or 22 , wherein the restructuring step switches the normal mode thread of the application to an emergency mode thread that performs inter-process communication only with respect to the emergency mode thread of the memory control service. Reconstruction method.

前記プログラムは、ネットワークを制御するネットワークコントロールサービスを含み、
前記アプリケーションの前記緊急モードスレッドは、前記ネットワークコントロールサービス以外の前記プログラムに対してプロセス間通信を行い、
前記再構築ステップは、前記診断ステップによりネットワークインタフェースに関する障害が検知されたときに、前記アプリケーションの前記通常モードスレッドを前記緊急モードスレッドに切り替えることを特徴とする請求項２０〜２３のいずれか一つに記載のソフトウェア再構築方法。The program includes a network control service for controlling a network,
The emergency mode thread of the application performs inter-process communication with the program other than the network control service,
The reconstruction step, when a failure related to a network interface is detected by the diagnosis step, any one of claims 20 to 23, characterized in that switching between the normal mode thread of the application in the emergency mode thread The software reconstruction method described in 1.

印刷部または撮像部を有するハードウェア資源を利用して画像情報処理にかかるアプリケーションのプロセスと、オペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作し、複数の前記アプリケーションからアクセスされて前記ハードウェア資源の制御を行う複数のプログラムのプロセスとを備えた画像情報処理装置で実行され、前記アプリケーションおよび前記プログラムの構成を再構築するソフトウェア再構築方法であって、
ハードウェア資源の障害を検知する診断ステップと、
前記診断ステップにより検知された障害と、前記ハードウェア資源の障害ごとに、前記ハードウェア資源の障害時の前記プログラムの動作として起動の有無と起動後の処理内容と、前記ハードウェア資源の障害時の前記アプリケーションの動作として、起動の有無と起動後の処理内容とを、前記プログラムおよび前記アプリケーションのそれぞれについて登録した再構築テーブルとに基づいて、前記検知された障害に対応する前記プログラムまたは前記アプリケーションの動作が、起動しない旨か、または起動後の処理内容が前記ハードウェア資源の障害に影響のある機能を制限して実行される処理である場合には、前記プログラムおよび前記アプリケーションの代わりに、ネットワークに接続された他の前記画像情報処理装置で動作する前記プログラムまたは前記アプリケーションを選択する再構築ステップと、
を含んでいることを特徴とするソフトウェア再構築方法。 Application process for image information processing using hardware resources having a printing unit or an imaging unit, an operating system, operating on the operating system, and accessing the plurality of applications to control the hardware resources A software reconstructing method that is executed by an image information processing apparatus including a plurality of program processes for reconstructing the application and the configuration of the program ,
A diagnostic step to detect a hardware resource failure;
For each failure detected by the diagnosis step, and for each hardware resource failure, whether or not the program is activated as a program operation when the hardware resource fails, processing content after the activation, and when the hardware resource fails As the operation of the application, the program or the application corresponding to the detected failure based on the presence / absence of activation and the processing content after activation based on the program and the reconstruction table registered for each of the applications Is not activated, or the process content after activation is a process executed by restricting a function that affects the failure of the hardware resource , instead of the program and the application, before operating in addition to the image information processing apparatus connected to the network And reconstruction steps of selecting a program or the application,
A software restructuring method comprising:

前記診断ステップは、ネットワーク経由で診断要求を受信したときに、前記ハードウェア資源の障害を検知することを特徴とする請求項２５に記載のソフトウェア再構築方法。26. The software reconstruction method according to claim 25 , wherein the diagnosis step detects a failure of the hardware resource when a diagnosis request is received via a network.