JP3897342B2 - カールアイロン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカールアイロンに関する。さらに詳しくは、美容院などで美容師などの施術者が使用して、顧客の頭髪にストレートパーマ処理を行った後、その頭髪の先端部を軽くカールさせるなどの、リタッチおよびニュアンス処理を行うためのカールアイロンに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のカールアイロンとしては、たとえば特開平10−113212号公報に記載されているものがある。そのカールアイロンは、図6に示すように、グリップ部101と、その先端から突出するように固定・連結された棒状ないし円筒状の巻き胴(ヒーター部)102と、巻き胴の外周面との間で毛髪を挟持するクリップ(プレスプレート)103と、巻き胴102内に設けられるヒータとを備えている。そして巻き胴102の先端には、スチームのための水を充填する水タンク104を軸方向移動自在に設けている。水タンク104は円錐台状を呈する中空の容器である。
【0003】
このカールアイロンを使用する場合、たとえば右手でグリップ部101を握り、握っている手の指でクリップ103を開閉操作して髪のスライスの根元側を巻き胴102とクリップ103の間に挟み込み、毛先側に向かってスライドさせる。ついでコームで毛先を巻き胴102に沿わせるようにフォローし、左手の指先で毛先を揃えながらグリップ101を回転させ、デザインに合わせて所定の角度で毛先を巻き込み、好ましいカールデザインとするニュアンス処理を行う。その場合、左手で水タンク104を摘んでカールアイロンを安定させることもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記カールアイロンでは、巻き胴102にグリップ部101が固定されているので、グリップ部101を回転させて巻き胴102を回転させる。しかしグリップ部101を握りながら手の中で滑らせて回転させるとき、巻き胴102が安定しない。また、左手で水タンク104を摘み、姿勢を安定させながら回転させることもできるが、微妙な巻き込み操作や、回転角度の微調整が困難である。
【0005】
他方、前述のカールアイロンはスチーム式であるので、先端に水を充填した水タンク104を備えているが、スチームタンクを設けないタイプのカールアイロンでは、巻き胴の先端を摘むことができない。また、巻き胴102の先端に断熱性を有する材料で摘みを設けるとしても、ロールからの熱が伝わり、温度がすぐに上昇するので、しっかりと摘むことができない。
【0006】
本発明は前記従来のカールアイロンの使い勝手をよくし、回転軸心がぶれないように回転させることができるカールアイロンを提供することを技術課題としている。さらに本発明は、水タンクを有しない場合に、先端側をしっかりと支えることができるカールアイロンを提供することを技術課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のカールアイロン(請求項1)は、本体と、その本体の一端から延びる、内部にヒータを収容した円筒状のロールと、そのロールに髪を挟み込むための断面円弧状のプレスプレートと、本体の周囲に回転自在に設けられるホルダーと、前記ロールの先端に固定される、表面に複数のリブを有し、熱伝導性が低い材料からなるキャップとを備えていることを特徴としている。このようなカールアイロンでは、前記本体のホルダーに隣接する部位に、ホルダーを握っている手の指先で摘んで回転させることができる回転摘みが設けられているものが好ましい(請求項2)。
【0008】
前記キャップは、ロールに固定される基部と、その基部から先端側に延びる筒部と、その筒部の周囲に互いに間隔をあけて配列される、先端に向かって順に小径となる複数枚の環状リブとからなるものが好ましい(請求項3)。さらに前記環状リブのうち、最も基部に近い第1環状リブと他の環状リブとの間に、他の環状リブ間同士の段差より大きい段差が設けられているものが好ましい(請求項4)。さらに前記環状リブのうち、第1環状リブを除く複数枚の環状リブの外周面が、全体として1つの円錐面を呈しているものが好ましい(請求項5)。また、前記本体が円筒部を備えており、前記ホルダーがその円筒部の外周に回転自在に設けられる薄肉円筒状の部材であるものが好ましい(請求項6)。
【0009】
【作用および発明の効果】
本発明のカールアイロン(請求項1)は、本体の周囲にホルダーが回転自在に設けられているので、ホルダーを介して本体をしっかりと握ることができ、しかも本体を手のひらの内側で回転させることができる。そのためその本体に固定されているロールを回転させることができる。したがってカールアイロンを安定して保持しながら、回転軸心がぶれないようにロールを回転させることができる。また、本体とホルダーとが別体であるので、本体からホルダーへは熱が伝わらない。さらにロールの先端に固定されるキャップは、ロールの内部を保護すると共に、摘みとして使用しうる。すなわち、キャップの周囲にはリブがあるので、放熱作用が高い。しかも指とキャップとの接触面積が少なく、熱伝導性が低いので、キャップから指に熱が伝わりにくい。したがってホルダーを握っている手の反対側の手の指先でキャップをしっかりと摘むことができ、そのキャップを回転させることにより、熱さを感じることなく、ロールを正確な角度で回転させることができる。
【0010】
前記本体のホルダーに隣接する部位に、ホルダーを握っている手の指先で摘んで回転させることができる回転摘みが設けられているカールアイロン(請求項2)では、ホルダーを握ってカールアイロンの姿勢を安定させながら、その手の指先で本体およびロールを回転させることができる。そのとき、本体と手のひらの間にはホルダーが介在され、回転摘みは指で摘むだけであるので、手のひらや指に熱が伝わらない。
【0011】
前記キャップを、ロールに固定される基部と、その基部から先端側に延びる筒部と、その筒部の周囲に互いに間隔をあけて配列される、先端に向かって順に小径となる複数枚の環状リブとから構成しているカールアイロン(請求項3)では、環状リブに指の内側の肉がいくらか食い込む。そのため軸方向へ滑りにくい。しかも複数枚の環状リブは先端側が小径であるので、摘みやすい。そしてリブの放熱性と熱伝導性が低いことと相まって、キャップを一層しっかりと摘むことができる。
【0012】
前記環状リブのうち、最も基部に近い第1環状リブと他の環状リブとの間に、他の環状リブ間同士の段差より大きい段差が設けられているカールアイロン(請求項4)では、キャップを摘む指の先端を第1環状リブに押しつける状態で摘むことができる。そのため熱さを感じることなく、カールアイロンの先端側を一層しっかりと保持することができる。また、第1環状リブに押しつけない状態で摘んでいる場合は、指が基端側にすべっても、第1環状リブで止まるので、安心してロール側に向けて力を入れることができる。さらに前記環状リブのうち、第1リブを除く複数枚の環状リブの外周面が、全体として1つの円錐面を呈しているもの(請求項5)では、環状リブの外周面を摘むときの段差感が少なく、一層摘みやすい。
【0013】
【発明の実施の形態】
つぎに図面を参照しながら本発明のカールアイロンの実施の形態を説明する。図1は本発明のカールアイロンの一実施形態を示す一部切り欠き側面図、図2はそのカールアイロンの平面図、図3はそのカールアイロンのグリップ部を示す一部断面側面図、図4はそのカールアイロンの先端部を示す断面図、図5はそのカールアイロンの使用状態を示す斜視図である。
【0014】
図1および図2に示すカールアイロン10は、本体11と、その本体の一端から延びる円筒状のロール12と、そのロールに髪を挟み込むための断面円弧状のプレスプレート13と、本体11の周囲に回転自在に設けられる薄肉円筒状のホルダー14と、前記ロール12の先端に固定される、熱伝導性が低い材料からなるキャップ15とを備えている。ロール12内には公知のヒータ(図示省略)が収容されている。
【0015】
図3に示すように、本体11は円筒状の部材であり、その周囲にホルダー14が回転自在に設けられる円筒部21と、円筒部の先端側(左側)に設けられる径が大きい回転摘み22と、円筒部の後端側に設けられるいくらかテーパー状の後端部23とを備えている。後端部23の周囲には、ホルダー14の抜け止めのためのストッパ24が被せられ、ネジなどで固定されている。この実施形態では、本体11は上下に2分割された形態で成形される合成樹脂製のものであり、上半体11aと下半体11bとはネジで一体にされる。そして後端側が前記ストッパ24で固定され、先端側はロール12が嵌合・固定されることにより、一体性が高い。本体11の材料は、熱伝導性が低く、耐熱性が高く、滑り性が高い合成樹脂が用いられるが、金属など、他の材料であってもよい。なお、合成樹脂材料の中に金属などの補強材25を埋め込んでもよい。
【0016】
ホルダー14は合成樹脂などで成形した薄肉円筒状の部材であり、後端側は滑りどめとして緩やかに拡がる環状突起26が設けられている。ホルダー14の前端部の内面と後端部の内面には、大径の段部27が設けられている。そしてこの段部27と本体11の円筒部21の外周面との間には、環状のスペーサ28が介在されている。このスペーサ28は、本体11やホルダー14の成型時の歪みやヒケが出てもスムーズな回転を得るためにホルダー14と本体11の間に介在させるものであり、そのため、滑り性が高い材料、さらに成型性のよい材料、たとえばエンジニアリングプラスチックなどの合成樹脂材料が好ましい。そのような材料は熱伝導性が低い点でも好ましいが、金属材料で構成してもよい。後端側のスペーサ28は、ホルダー14の段部と前記ストッパ24との間に介在されて、ストッパ24と共にホルダー14の軸方向の移動を拘束する。また、ホルダー14とストッパ24との間の滑り性をよくする作用もある。前記ストッパ24は合成樹脂などからカップ状に成形されたものであり、上下2本のネジで本体にネジ止めされている。
【0017】
図1に戻って、本体11の先端側に設けられる回転摘み22は、周囲に滑り止めの凹溝22aが複数本設けられている。なお回転摘み22は本体11の一部であり、本体11に対しては回転しない。さらに回転摘み22に対し、半径方向に延びる軸周りに、ヒータの温度調節用のボリュームダイヤル29が回転自在に設けられている。本体11の先端部30は、ロール12の端部を嵌合固定するために、いくらか小径の円筒状にされている。図3に示すように、本体11の内部は空洞であり、その内部に、前記ボリュームダイヤル29で調節される温度調節器やタイマーなどを含む制御機構が収容されている。そしてそれらの電気部品に連結される電源線は、後端部23内に収容される公知の回転コネクタNの固定端子N1まで延びている。その固定端子に回転自在に連結される回転端子N2は、後端部23およびストッパ24の開口部を貫通しており、他端にプラグが連結される電源コードが連結されている。
【0018】
前記ロール12は、熱伝導性が高い材料、たとえばアルミニウムなどの金属から、押出し成形などで成形される厚肉の円筒状の部材である。ロール12の表面には、ロール表面の保護および頭髪の保護のため、セラミックコートを設けるのが好ましい。さらにセラミックコートを設けることにより、滑り性が適切な範囲となり、頭髪(とくにダメージ毛)が引っ掛からず、滑りすぎることがない。さらに遠赤外線効果により、毛髪内部、さらに2巻目の毛髪にも充分熱が伝えられる。なお、セラミックコートに代えて、フッ素樹脂(テフロン(登録商標))加工(滑り性向上)やアルマイト処理(遠赤外線効果)などの表面処理を施すようにしてもよい。
【0019】
ロール12の外周面には軸方向に延びる複数本のアリ溝31が形成されている。そしてそれらのアリ溝31に、ガード32が嵌合されている。ガード32は、ロール12の表面を覆い、パーマネント処理の施術者や被施術者の肌などに当たっても、あまり熱さを感じないようにするためのものである。ガード32はそれぞれのアリ溝31に嵌合される複数本の縦棒33と、それらを連結するべく円周方向に延びている複数本の円弧状部材34とから構成される公知の篭状部材である。縦棒33はロール12のアリ溝31内に収容されるので、頭髪を巻き付けるときの支障がない。ガード32は合成樹脂などの熱伝導性が低い材料から構成されている。
【0020】
ロール12の内部には、ヒータが収容されており、そのヒータは前記制御機に電線で接続されている。ヒータは電気絶縁材料からなる支持具(図示省略)でロール12内に固定され、ヒータとロール12の内面との間には、薄肉円筒状の電気絶縁部材が介在されている。
【0021】
前記プレスプレート13は、ロール12の表面に当接される円弧状断面のプレート部36と、そのプレート部36の基端を本体11に対して回動自在に連結するためのレバー37とから構成されている。レバー37は本体11の左右に跨るコ字状の支持アーム38と、その支持アーム38の上端から、プレート部36に対して所定の角度で突出する操作アーム39とから構成されている。プレート部36は基本的に金属板などの熱伝導性が高く強度が高い材料から構成している。レバー37は熱伝導性が低い合成樹脂などから構成されている。プレート部36の表面にも、前述のロール12の同様なガード用の円弧状部材40が複数本設けられている。
【0022】
前記キャップは図4に示すように、ロール12の先端に嵌合固定される基部41と、そこから先端側に延びる筒部42と、その筒部の周囲に互いに間隔をあけて配列される複数枚の環状リブ43とから構成されている。環状リブ43同士の間隔はほぼ等間隔である。前記基部41はロール12の内面に嵌合され、ネジ止めされる有底筒状の円筒部44と、ロール12の端縁および外面に嵌合されるフランジ部45とからなる。筒部42の先端は開放されている。
【0023】
前記環状リブ43のうち、最も基部に近い第1環状リブ43aの外径はフランジ部45とほぼ同じ径であり、そのつぎの第2環状リブ43bとの間に大きい段差Kが設けられている。そして第1環状リブを除く環状リブ43b、43c、43dの外周面は、全体として1つの円錐面Sを呈している。なお、円錐台状のキャップの表面に複数本の環状溝46が形成されていると見ることもできる。前記第1環状リブ43aの径は、その円錐面Sを大きく超えている。そのため、施術者が左手の指で第2〜4環状リブ43b〜dを摘んだとき、指の先端は第1環状リブ43aに当接し、比較的高温のフランジ部45には触れない。そのため安心して操作することができる。さらに環状リブ43を先端にいくほど短くすることにより、剛性が高くなり、落下のときに割れにくくなる。また、円錐状にすることにより、分け取った毛髪内にヘアーアイロンを先端から差し入れるときに、差し入れやすい。
【0024】
前記筒部43の外周面は、第2〜4環状リブ43b〜dの外周で構成される円錐面Sより先端角度が急な円錐面S2としている。それにより第2環状リブ43b、第3環状リブ43c、第4環状リブ43dの順に高さが低くなっている。それにより環状リブの剛性をある程度維持しながら、ロール12に近いほど環状リブの高さが高く、放熱作用が大きい。ただし筒部43の表面を円筒状にすることもできる。また、筒部42の先端は開放しているので、内部に熱がこもらず、放熱作用が高い。しかし場合により、閉じた構成とすることもできる。
【0025】
つぎに上記のように構成されるカールアイロン10の使用方法を説明する。このカールアイロン10は、ストレートパーマを処理した後、ボリューム感やスタイル性を与えるために髪先に緩いウエーブやカールを形成する、いわゆるリタッチあるいはニュアンスを付けるものである。そのため、あらかじめ被施術者の頭髪にはストレートパーマをかけておく。カールアイロン10のヒータは施術前に通電しておき、ローラ12を所定の温度に加熱しておく。その状態で施術者は、たとえば右手でホルダー14を握り、握っている手の親指あるいは人差し指で、操作アーム39の先端を押してプレスプレート13を開く。
【0026】
そして左手のコームで取り分けた髪のスライスの根元側を、ロール12とプレスプレート13の間に挟み込む。ついで毛先側に向かってスライドさせる。そのとき、コーム50を握っている左手の空いている指先でキャップ15を摘んでカールアイロンの向きを安定させながら、スライドさせることができる。その場合、キャップ15は複数枚の環状リブ43で構成されているので、ロール12の熱はキャップ15には伝わりにくく、熱さを感じない。
【0027】
ついでプレスプレート13からはみ出ている毛先をロール12に沿わせるように左手のコーム50でフォローし、図5に示すように、右手の親指と人差し指で回転摘み22を摘んで回転させる。そのとき左手Lの指先でキャップ15を保持してロール12を回転させることもできる。その場合も熱さを感じないので、安心して作業をすることができる。そして右手Rの手のひらおよび他の指はホルダー14をしっかりと握っているので、カールアイロン10の回転軸心はぶれることが無く、安定した状態でロール12を回転させることができる。しかも右手の親指と人差し指とは自由に使えるので、回転数ないし回転角度を微妙に調節することができる。
【0028】
このようにロール12とプレスプレート13の間にスライスした頭髪を挟んだ状態で、場合により頭髪に加えるテンションを微妙に調節しながら、所定の角度だけ回転させ、頭髪にカールないしウエーブをつけていくことにより、リタッチないしニュアンス処理を行う。なお、スライス幅や回転角度は頭髪のセクションによって異なり、オーバーセクション(髪の上層部)ではスライス幅を厚くして回転角度は0〜半回転程度であり、ミドルセクションではスライス幅をやや厚くして回転角度は1回転程度、アンダーセクションではスライス幅を薄くして回転角度は1回転半〜2回転半程度である。
【0029】
上記のようにこのカールアイロン10は、薄肉円筒状のホルダー14が本体11の外周に回動自在に嵌合しているので、本体11内の空洞の容積を充分に維持しながら、ロール12および本体11を回転自在に構成することができる。そしてホルダー14を介して本体11をしっかりと握りながら、回転摘み22を親指と人差し指で正確に回転させることができるので、微妙な回転角度の調節が可能である。さらに先端のキャップ15は温度が上昇しないため、他の手の指で保持してカールアイロン10の姿勢を安定させることができる。
【0030】
前記実施形態ではキャップ15の環状リブ43が等間隔で配列されているが、等間隔でなくてもよい。ただしその場合でも、各環状リブ43の径は、第1環状リブ43aを除いて外周面がほぼ円錐状に配列されるように設定するのが好ましい。また第2〜4環状リブ43b〜dの外周面が円錘面状に形成されているが、軸心と平行の円筒面状にしてもよく、また各環状リブの断面を円弧状にして、指の当たりを柔らかにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のカールアイロンの一実施形態を示す一部切り欠き側面図である。
【図2】 そのカールアイロンの平面図である。
【図3】 そのカールアイロンのグリップ部を示す一部断面側面図である。
【図4】 そのカールアイロンの先端部を示す断面図である。
【図5】 そのカールアイロンの使用状態を示す斜視図である。
【図6】 従来のカールアイロンの一例を示す側面図である。
【符号の説明】
10 カールアイロン
11 本体
12 ロール
13 プレスプレート
14 ホルダー
15 キャップ
21 円筒部
22 回転摘み
23 後端部
24 ストッパ
11a 上半体
11b 下半体
25 補強材
26 環状突起
27 段部
28 スペーサ
29 ボリュームダイヤル
30 先端部
N 回転コネクタ
N1 回転端子
N2 固定端子
31 アリ溝
32 ガード
33 縦棒
34 円弧状部材
36 プレート部
37 レバー
38 支持アーム
39 操作アーム
40 円弧状部材
41 基部
42 筒部
43 環状リブ
44 円筒部
45 フランジ部
43a 第1環状リブ
43b 第2環状リブ
43c 第3環状リブ
43d 第4環状リブ
S 円錐面
46 環状溝

Claims (6)

  1. 本体と、その本体の一端から延びる、内部にヒータを収容した円筒状のロールと、そのロールに髪を挟み込むための断面円弧状のプレスプレートと、本体の周囲に回転自在に設けられるホルダーと、前記ロールの先端に固定される、表面に複数のリブを有し、熱伝導性が低い材料からなるキャップとを備えているカールアイロン。
  2. 前記本体のホルダーに隣接する部位に、ホルダーを握っている手の指先で摘んで回転させることができる回転摘みが設けられている請求項1記載のカールアイロン。
  3. 前記キャップが、ロールに固定される基部と、その基部から先端側に延びる筒部と、その筒部の周囲に互いに間隔をあけて配列される、先端に向かって順に小径となる複数枚の環状リブとからなる、請求項1記載のカールアイロン。
  4. 前記環状リブのうち、最も基部に近い第1環状リブと他の環状リブとの間に、他の環状リブ間同士の段差より大きい段差が設けられている請求項3記載のカールアイロン。
  5. 前記環状リブのうち、第1環状リブを除く複数枚の環状リブの外周面が、全体として1つの円錐面を呈している、請求項4記載のカールアイロン。
  6. 前記本体が円筒部を備えており、前記ホルダーがその円筒部の外周に回転自在に設けられる薄肉円筒状の部材である請求項1記載のカールアイロン。
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