JP3895597B2 - 表示針付き電子時計 - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は、図形等が一体形成された表示針を有する表示針付き電子時計に関する。
背景技術
従来から、キャラクタ等の図形が一体的に形成された表示針を備えた表示針付き電子時計が利用されている。
従来の表示針付き電子時計は、表示針としての機能を有する針が、針状の秒針あるいは円盤状の秒針によって構成されており、秒針が前記表示針を兼ねていた。また、使用者の操作によってのみ動作する表示針を備えた従来の電子時計においても、前記表示針が時刻を表す時刻針を兼ねているか、又は、前記表示針が時刻針に連動して動作するものであった。
したがって、前記いずれの電子時計においても、時刻表示を兼ねた1本の表示針を備えているにすぎず、1本の表示針ではキャラクタ等の図形に多彩な動きを与えることができず、多彩な表示はできなかった。
また、常に運針している表示針を備える電子時計は存在したものの、円盤状の秒針や針状の秒針に図形等を施す程度のものでしかなく、多様な動きを与える等の多彩な表示を行うことができなかった。
また、表示針が時刻針を兼ねていたり、時刻針と連動している場合、針のモーメントによる制約から、表示針に一体的に形成可能な図形等の大きさが制約され、多彩な表示が可能な表示針を使用することは困難であった。
本発明は、多彩な表示が可能な表示針を備えた表示針付き電子時計を提供することを目的としている。
発明の開示
本発明は、前記目的を達成するために、以下に記載されたような技術構成を採用するものである。
即ち、本発明は、時刻を示す時刻針と、前記時刻針とは別に設けられた第1、第2の表示針と、前記第1、第2の表示針を各々逆方向に所定範囲で往復回転させる駆動手段とを備えて成る表示針付き電子時計である。駆動手段は、第1、第2の表示針を逆方向に所定範囲で往復回転させる。これにより、キャラクタ等の図形が一体的に形成された表示針によって、多彩な表示が可能になる。
ここで、前記駆動手段は、前記第1、第2の表示針を同一速度で往復回転させるようにしてもよい。
また、前記駆動手段は、所定量ずつ正転及び逆転を交互に行うモータと、前記モータの回転を前記第1、第2の表示針に伝達する輪列とを備えて成るように構成してもよい。
さらに、前記輪列は、前記モータと逆方向の回転を前記第1の表示針に伝達する第1の輪列と、前記モータと同一向の回転を前記第2の表示針に伝達する第2の輪列とを備えて成るように構成してもよい。
さらにまた、前記時刻針及び表示針は、同軸上に配設されているように構成してもよい。
また、前記輪列には、歯車とかなが上下2段に構成されると共に、前記かなが前記歯車よりも小径で歯数が前記歯市の歯数と同一に構成された車が含まれているように構成してもよい。
また、前記輪列には前記第1の表示針駆動用筒車、反転用車及び前記第2の表示針駆動用筒車が備えられて成り、前記車は、前記モータの回転を、その歯車によって前記筒車に伝達すると共にそのかなによって前記反転用車を介して前記筒車に伝達するように構成してもよい。
また、前記駆動手段は、操作スイッチと、音声出力手段と、前記第1、第2の表示針を相互に逆方向に往復回転させる回転手段と、制御手段と、前記第1、第2の表示針が相互に逆方向に第1の往復回転運動をするように前記回転手段を制御するための第1の駆動信号データ、音楽データ及び前記第1、第2の表示針が相互に逆方向に第2の往復回転運動をするように前記回転手段を制御するための第2の駆動信号データを記憶する記憶手段とを備え、前記制御手段は、前記操作スイッチが操作されていないときには、前記回転手段が前記第1の駆動信号データにより、前記第1、第2の表示針が相互に逆方向に第1の往復回転運動を行わせるように制御し、前記操作スイッチの操作が操作されたときには、前記音楽データを前記音声出力手段に出力すると共に、前記回転手段が前記第2の駆動信号データにより、前記第1、第2の表示針が相互に逆方向に第2の往復回転運動を行わせるように制御するように構成してもよい。
回転手段は、制御手段の制御の下、操作スイッチが操作されていないときには、第1の駆動信号データにより、第1、第2の表示針が相互に逆方向に第1の往復運動、例えば単調な往復運動を行うように駆動する。また、前記操作スイッチの操作が操作されたときには、音楽データを前記音声出力手段に出力すると共に、第2の駆動信号データにより、前記第1、第2の表示針が相互に逆方向に、前記第1の往復回転運動とは異なる第2の往復回転運動、例えばランダムな往復回転運動を行うように駆動する。
尚、前記電子時計は電子腕時計であってもよい。
発明を実施するための最良の形態
以下に、本発明に係る表示針付き電子時計の具体例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図は、本発明に係る表示針付き電子時計の一具体例の外観を示す正面図で、電子腕時計の例を示している。第1図において、表示針付き電子腕時計100は、時刻を表す分針101及び時針102から成る時刻針を有すると共に、三日月形図形105が一体的に形成された第1の表示針103、星形図形106が一体的に形成された第2の表示針104及び操作スイッチ108を備えている。表示針103、104は、分針101及び時針102と文字盤107の間に配設されている。
後述するように、時刻針101、102を駆動するモータとは異なる1つのモータを駆動源とし、減速比がともに秒針相当で表示針103、104に対して相互に逆方向の回転を伝達する2系統の輪列を用いることにより、一対の表示針103、104を、各々、同一の速度で且つ同一の所定角度Aの範囲で、相互に逆方向に往復運動するように回転駆動する。
第2図は第1図に示した表示針付き電子腕時計100の駆動機構を示す背面図、第3図は第1図に示した表示針付き電子時計の駆動機構を示す拡大背面図、第4図は第2図におけるB−B断面図、第5図は第4図の部分拡大図断面図、第6図は本具体例に使用する車の正面図及び側面図であり、各々、同一部分には同一符号を付している。
第2図乃至第6図において、地板201と支持板202間には、分針101及び時針102から成る時刻針並びに1対の表示針103、104を回転駆動するための駆動機構や、電子回路が収容されており、詳細には次の通りに構成されている。
コイル203、ステータ204及びロータ磁石205によって構成された第1のステッピングモータ200は、周知の時計用ステッピングモータであり(例えば、日本国公開特許公報第54−127365号参照)、後述するように、表示針103、104を所定範囲(第1図の角度範囲A)内で相互に反対方向に往復回転させるように、正転駆動及び逆転駆動が行われる。ステータ204及びコイル203は、ネジ207、208によって地板201に固定されている。
ロータ磁石205の歯車206には、車209の歯車301が歯合している。車209のかな302には車210の歯車303が歯合している。また、車210の歯車303には表示針103駆動用筒車212の歯車306が歯合している。
一方、車210のかな304には、反転用車211の歯車305が歯合している。また、車211の歯車305には、表示針104駆動用筒車213の歯車307が歯合している。
車210は、第6図(a)、(b)にその正面図、側面図を示すように、歯車303とかな304とを上下2段に構成したもので、かな304は歯車303よりも小径で、かな304と歯車303の歯数は同一に構成されている。即ち、車210は、径が異なると共に同一歯数を有し、歯形のモジュールが相違する歯車303とかな304を2段構成した構造となっている。これにより、かな304は車209と干渉しない外径とすると共に筒車213の外径を極力大きくできるようにしている。
尚、車209、210及び筒車212は、モータ200の回転方向(即ち、ロータ磁石205の回転方向)と逆方向の回転を第1の表示針103に伝達する第1の輪列を構成し又、車209、210、211及び筒車213は、モータ200の回転方向と同一方向の回転を第2の表示針104に伝達する第2の輪列を構成している。
車209のかな302から筒車212の歯車306に至る第1の輪列の歯車比と、車209のかな302から筒車213の歯車307に至る第2の輪列の歯車比は同一に形成されており、表示針103と表示針104が同一速度で、相互に逆方向に回転駆動されるように構成されている。これにより、表示針103に一体的に形成された三日月形図形105と、表示針104に一体的に形成された星形図形106が同一速度で、相互に反対方向に回転駆動されるようになっている。
また、支持板202上には、音声出力手段としての円盤状の圧電素子401が配設されている。
ステッピングモータ200、車209、210、211、筒車212及び筒車213は、第1、第2の表示針103、104を互いに逆方向に所定範囲で往復回転させる回転手段を構成している。
一方、電子腕時計100は、分針101及び時針102を回転駆動するための構成を備えている。即ち、コイル219、ステータ220及びロータ磁石221によって構成された第2のステッピングモータ222を備えると共に、ロータ磁石221の回転を伝達する車223、224、分針101を回転駆動するための車214及び時針102を回転駆動するための筒車215によって構成された第3の輪列を備えている。
筒車212、213、215は車214と一体的に形成された軸216に同心円状に配設されている。これにより、分針101、時針102及び表示針103、104は、同軸上に配設されている。したがって、表示針103、104を取付けるための専用の空間が不要となるため小型化が可能になると共に、文字盤107上のデザインと一体感を持たせることが可能になる。
また、発振回路を構成する水晶振動子218及び駆動回路が内蔵された集積回路217から成る電子回路を内蔵している。
第7図は、本発明に係る表示付き電子時計の一具体例に使用する駆動回路600のブロック図であり、第1図乃至第6図と同一部分には同一符号を付している。第7図において、駆動回路600は、水晶振動子218等によって構成された発振回路601、発振回路601の出力信号からシステムクロックを生成するシステムクロック発生回路602、記憶手段としての不揮発性の読出専用メモリ(ROM)603、システム、クロック発生回路602からのシステムクロックに応答して、ROM603に記憶されたプログラムによって動作し、各種の演算処理やモータの駆動制御等を行う制御手段としての中央処理装置(CPU)604、ステッピングモータ200、222に駆動信号を供給するドライバ回路605、表示針103、104を回転駆動するステッピングモータ200、分針101及び時針102を回転駆動するステッピングモータ222、操作スイッチ108、圧電素子401及び圧電素子を駆動するドライバ回路606を備えている。
ROM603にはCPU604を動作させるためのプログラムが記憶されると共に、ROM603の第1、第2、第3の記憶領域には、各々、第1の表示針103及び第2の表示針104を駆動するための第1の駆動信号データ、第2の駆動信号データ、及び、音楽データが記憶されている。
ここで、前記第3の記憶領域に記憶された音楽データは、圧電素子401から音楽を出力するためのデータである。
また、前記第1の記憶領域に記憶された第1の駆動信号データは、第1、第2の表示針103、104を、相互に逆方向に第1の往復回転運動、例えば相互に逆方向に単調に往復運動させるための駆動信号データである。
また、前記第2の記憶領域に記憶された第2の駆動信号データは、第1、第2の表示針103、104を、相互に逆方向に第2の往復回転運動、例えば、前記音楽にあわせて、相互に逆方向にランダムな往復運動をさせるための駆動信号データである。
第8図に、ROM603に記憶された前記第1の駆動信号の例を示しており、ステッピングモータ200を正逆転駆動する場合、CPU604はROM603から駆動パルスを読み出して、ドライバ回路605を介して、ステッピングモータ200を正逆転駆動する(例えば、前記公開公報参照)。
以下、第1図乃至第8図を用いて、本具体例の動作を詳細に説明する。
先ず、第7図において、操作スイッチ108が操作されていない場合を説明する。
CPU604は、操作スイッチ108が操作されていないことを検出して、ROM603の第1の記憶領城に記憶されている第1の駆動信号データを、ドライバ回路605を介してモータ200に出力する。これにより、モータ200は、正回転動作及び逆回転動作を行う。
即ち、ステッピングモータ200を正回転する場合、第8図(a)に示すように、時間幅P1のパルスを端子OUT1に印加することにより正転させ、次に、時間幅P1のパルスをOUT2に印加することにより正転させ、この動作を1周期分(例えば、正回転動作10回分)交互に繰り返すことにより、ステッピングモータ200の正転が繰り返される。
また、ステッピングモータ200を逆回転させる場合には、第8図(b)に示すように、端子OUT1に、先ず時間幅PEの消磁パルスを供給し、時間PS経過後に時間幅P1のパルスを供給して一端正回転させ、その後、端子OUT2に時間幅P2の逆回転用パルスを供給し、その後、端子OUT1に時間幅P3の逆回転用パルスを供給する。これにより、ステッピングモータ200が逆回転する。前記動作を、端子OUT1と端子OUT2に印加する信号を交互に入れ替えて、1周期分(例えば、逆回転動作10回分)の動作を行う。
以後、前記正回転動作及び逆回転動作を1周期ずつ交互に行うことにより、ステッピングモータ200を同一の所定量ずつ正転及び逆転させ、これを繰り返す。
これにより、ステッピングモータ200のロータ磁石205が、正転方向と逆転方向に交互に、同一量ずつ回転駆動される。
ステッピングモータ200が所定回数だけ正方向(第3図の矢印方向)に回転すると、車209、車210、筒車212が各々矢印方向に回転し、これによって表示針103が矢印方向(時計方向)に、角度範囲Aだけ回転する。同時に、車210に歯合する車211が矢印方向に回転して、筒車213が矢印方向に回転し、表示針104が矢印方向(反時計方向)に角度範囲Aだけ回転する。
次に、ステッピングモータ200が前記所定回数だけ逆方向(第3図の反矢印方向)に回転すると、車209、車210、筒車212が反矢印方向に回転し、これによって表示針103が反矢印方向(反時計方向)に角度範囲Aだけ回転する。同時に、車210に歯合する車211が反矢印方向に回転して、筒車213が反矢印方向に回転し、表示針104が反矢印方向(時計方向)に角度範囲Aだけ回転する。
以後、上記動作を繰り返し、これにより、表示針103と一体になった三日月形図形105と、表示針104と一体になった星形図形106とは、互いに逆方向に同一の角度範囲Aで、往復運動する。尚、表示針103、104の回転範囲、即ち第1図の角度範囲Aは、ステッピングモータ200が正逆方向に回転する量(数)によって定められ、ステッピングモータ200の回転量を種々設定することにより、表示針103、104の回転範囲を種々に設定することができ、したがって、三日月形図形105及び星形図形106を種々の範囲で往復回転させることができる。
次に、操作スイッチ108が操作された場合について説明する。
ROM603の第2の記憶領城には、第2の駆動信号データとして、例えば、5個の正転用パルス、4個の逆転用パルス、6個の正転用パルス、2個の逆転用パルス、・・・と、表示針103、104がランダムな動きを行うような駆動信号データが記憶されているものとする。尚、表示針103、104が、前記音楽データにあった動きをするように、前記第2の駆動信号データを予め選定しておく。
操作スイッチ108が操作されると、CPU604はこれを検出して、ROM603に記憶されている音楽データを、ドライバ回路606を介して圧電素子401に出力する。これにより、圧電素子401からは音楽が流れる。
同時に、CPU604は、ROM603に記憶されている前記第2の駆動信号データを、ドライバ回路605を介してステッピングモータ200に出力する。ステッピングモータ200は、前記第2の駆動信号データに対応して、ランダムに往復回転する。
これにより、表示針103、104が、ランダムに相互に反対方向に往復回転運動し、前記音楽にあった動きをさせることができる。
第9図は、本発明に係る表示針付き電子時計の他の具体例の外観を示す正面図であり、第1図と同一部分には同一符号を付している。
第9図において、表示針付き電子腕時計100は、分針101及び時針102によって構成される時刻針を有すると共に、矢形の図形801が一体的に形成された第1の表示針103及びハート形の図形802が一体的に形成された第2の表示針104を備えている。表示針103、104は、分針101及び時針102と文字盤107の間に配設されている。一対の表示針103、104は各々、同一の所定角度Cの範囲で、同一速度で、相互に逆方向に往復運動するように回転駆動される。
第10図は、本発明に係る表示針付き電子時計の他の具体例の外観を示す正面図であり、第1図及び第9図と同一部分には同一符号を付している。
第10図において、表示針付き電子腕時計100は、分針101及び時針102から成る時刻針を有すると共に、矢形の図形801が一体的に形成された第1の表示針103及びハート形の図形802が一体的に形成された第2の表示針104を備えている。表示針103、104は、分針101及び時針102と文字盤107の間に配設されている。一対の表示針103、104は、各々、同一の所定角度Dの範囲で、同一速度で、相互に逆方向に往復運動するように回転駆動される。
第1図、第9図及び第10図に示すように、表示針103、104に取付ける図形をキャラクタ等の各種図形にしたりあるいは文字にする、又は、表示針103、104の取付け角度を変える、あるいは、表示針103、104の回転角度範囲を変える等、種々の態様にすることにより、多彩な表現が可能になる。
以上述べたように、本発明の具体例に係る表示針付き電子腕時計100は、特に、時刻針(分針101、時針102)とは別に設けられた第1の表示針103及び第2の表示針104と、第1、第2の表示針103、104を各々逆方向に所定範囲で往復回転させる駆動手段(駆動回路600及び前記回転手段)とを備えている。
したがって、多彩な表示が可能な表示針103、104を備えた表示針付き電子腕時計100を提供することが可能になる。
また、単一方向への回転のみでは表現できないような表示、例えば、2本の表示針103、104に、キャラクタの両手または両足を一体的に形成する等、ある決められた所定範囲内で動作させたいような動きを表示することが可能になる。
また、表示針103、104に、両手の図形を一体的に形成した場合、動かしたい所定の範囲で前記両手をパタパタと往復運動させたり、又、表示針103、104の取付け角度を種々に設定することにより、キャラクタが大きく手を振ってみせたり、あるいは拍手してみせたりするような動作を表現することができる。
さらに、表示針103、104は常時往復運動をしているため、例えば店頭に陳列されている場合には、他の時計との差別化を図ることが可能になる。
さらにまた、表示針103、104を時刻針と文字盤107の間に配置したことにより、文字盤107上のデザインと一体感を持たせることができる。
また、車210は、径が異なると共に同一歯数を有し、歯形のモジュールが相違する歯車303とかな304を2段構成した構造となっている。これにより、筒車212、213の厚みを薄くすることが可能になるため電子腕時計を薄く構成できると共に、筒車213の運針むらを抑えることが可能になる。
即ち、車210と筒車212の歯合と、車210と車211の歯合とを同じ歯形で行った場合、筒車213を車210から断面方向に上下に逃がす必要が生じるため、電子腕時計の厚みが厚くなってしまう。また、車210を、筒車212に歯合する歯形Xの車と、車211に歯合する歯形Yのかなとの2段構成とした場合、車210のかな304と車209とが干渉しないように、車210のかな304の径を小さくする必要がある。車210のかな304の径を小さくすると、第1の表示針103及び第2の表示針104を駆動するための減速比を等しくする場合には、筒車213の径も小さくなってしまい、筒車213の運針むらが大きくなってしまう。本発明の具体例によれば、これらの問題が解消される。
尚、車209、210及び筒車212は、モータ200の回転方向(即ち、ロータ磁石205の回転方向)と逆方向の回転を第1の表示針103に伝達する第1の輪列を構成し又、車209、210、211及び筒車213は、モータ200の回転方向と同一方向の回転を第2の表示針104に伝達する第2の輪列を構成している。
また、前記駆動手段は、操作スイッチ108と、音声出力手段(圧電素子401)と、前記第1、第2の表示針103、104を相互に逆方向に往復回転させる回転手段と、制御手段(CPU604)と、前記第1、第2の表示針103、104が相互に逆方向に第1の往復回転運動をするように前記回転手段を制御するための第1の駆動信号データ、音楽データ及び前記第1、第2の表示針103、104が相互に逆方向に第2の往復回転運動をするように前記回転手段を制御するための第2の駆動信号データを記憶する記憶手段(ROM603)とを備え、前記制御手段は、前記操作スイッチが操作されていないときには、前記回転手段が前記第1の駆動信号データにより、前記第1、第2の表示針103、104が相互に逆方向に第1の往復回転運動を行わせるように制御し、前記操作スイッチ108の操作が操作されたときには、前記音楽データを前記音声出力手段(圧電素子401)に出力すると共に、前記回転手段が前記第2の駆動信号データにより、前記第1、第2の表示針103、104が相互に逆方向に第2の往復回転運動を行わせるように制御するように構成している。
したがって、表示針103、104を音楽に合わせた動きに駆動することが可能になり、多彩な表示が可能になる。
尚、前記各具体例においては、モータとして、コイル203、ステータ204及びロータ磁石205によって構成された時計用のステッピングモータ200を使用したが、他の構成のモータを使用してもよい。
また、前記各具体例においては、表示針103、104を同一速度で回転するようにしたが、輪列の減速比を変えることにより、相互に異なる速度で回転させるようにしてもよい。
さらに、前記各具体例においては、表示針103、104の回転範囲を同一にしたが、異なるようにしてもよい。
さらにまた、前記各具体例においては、時刻針は分針101及び時針102によって構成したが、これに秒針を加えるようにしてもよい。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明に係る表示針付き電子時計は、電子腕時計をはじめとして、壁掛け型電子時計、卓上型電子時計等の各種電子時計に適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る表示針付き電子時計の一具体例の外観を示す正面図である。
第2図は、本発明に係る表示針付き電子時計の一具体例に使用する駆動機構の背面図である。
第3図は、本発明に係る表示針付き電子時計の一具体例に使用する駆動機構の拡大背面図である。
第4図は、第2図におけるB−B断面図である。
第5図は、第4図の部分拡大図断面図である。
第6図は、本発明に係る表示針付き電子時計の一具体例に使用する車の正面図及び側面図である
第7図は、本発明に係る表示付き電子時計の一具体例に使用する駆動回路のブロック図である。
第8図は、第7図に示す駆動回路の動作を説明するためのタイミング図である。
第9図は、本発明に係る表示針付き電子時計の他の具体例の外観を示す正面図である。
第10図は、本発明に係る表示針付き電子時計の他の具体例の外観を示す正面図である。

Claims (8)

  1. 時刻を示す時刻針(101、102)と、前記時刻針(101、102)とは別に設けられた第1、第2の表示針(103、104)と、前記第1、第2の表示針(103、104)を各々逆方向に所定範囲で往復回転させる駆動手段とを備えて
    前記駆動手段は、所定量ずつ正転及び逆転を交互に行うモータ(200)と、前記モータ(200)の回転を前記第1、第2の表示針(103、104)に伝達する輪列とを備えて成ることを特徴とする表示針付き電子時計。
  2. 前記駆動手段は、前記第1、第2の表示針(103、104)を同一速度で往復回転させることを特徴とする請求項1記載の表示針付き電子時計。
  3. 前記輪列は、前記モータ(200)と逆方向の回転を前記第1の表示針(103)に伝達する第1の輪列と、前記モータ(200)と同一向の回転を前記第2の表示針(104)に伝達する第2の輪列とを備えて成ることを特徴とする請求項1又は2記載の表示針付き電子時計。
  4. 前記時刻針(101、102)及び表示針(103、104)は、同軸上に配設されていることを特徴とする請求項 1 乃至3のいずれか一に記載の表示針付き電子時計。
  5. 前記輪列には、歯車(303)とかな(304)が上下2段に構成されると共に、前記かな(304)が前記歯車(303)よりも小径で歯数が前記歯車(303)の歯数と同一に構成された車(210)が含まれていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の電子時計。
  6. 前記輪列には前記第1の表示針(103)駆動用筒車(212)、反転用車(211)及び前記第2の表示針(104)駆動用筒車(213)が備えられて成り、前記車(210)は、前記モータ(200)の回転を、その歯車(303)によって前記筒車(212)に伝達すると共にそのかな(304)によって前記反転用車(211)を介して前記筒車(213)に伝達することを特徴とする請求項5記載の電子時計。
  7. 前記駆動手段は、操作スイッチ(108)と、音声出力手段(401)と、前記第1、第2の表示針(103、104)を相互に逆方向に往復回転させる回転手段と、制御手段(604)と、前記第1、第2の表示針(103、104)が相互に逆方向に第1の往復回転運動をするように前記回転手段を制御するための第1の駆動信号データ、音楽データ及び前記第1、第2の表示針(103、104)が相互に逆方向に第2の往復回転運動をするように前記回転手段を制御するための第2の駆動信号データを記憶する記憶手段(603)とを備え、
    前記制御手段(604)は、前記操作スイッチ(108)が操作されていないときには、前記回転手段が前記第1の駆動信号データにより、前記第1、第2の表示針(103、104)が相互に逆方向に第1の往復回転運動を行わせるように制御し、前記操作スイッチ(108)の操作が操作されたときには、前記音楽データを前記音声出力手段(401)に出力すると共に、前記回転手段が前記第2の駆動信号データにより、前記第1、第2の表示針(103、104)が相互に逆方向に第2の往復回転運動を行わせるように制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載の表示針付き電子時計。
  8. 前記電子時計は電子腕時計(100)であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一に記載の表示針付き電子時計。
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