JP3894137B2 - データ配信システム及び情報処理装置及びプログラム及び記録媒体及びホストコンピュータ - Google Patents

データ配信システム及び情報処理装置及びプログラム及び記録媒体及びホストコンピュータ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の通信手段により情報処理装置へデータを配信するデータ配信システム、情報処理装置、プログラム及び記録媒体及びホストコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、新聞社等の各種情報提供元から提供される電子新聞などの文章データを、配信サービスを行うプロバイダを介してインターネット等により各情報処理端末に配信するサービスが行われている。また、このようにして配信された電子新聞などの文章データを、ディスプレイに表示するだけでなく、音声合成機能により音声として再生するようにした情報処理端末がある。
【0003】
このような従来の情報処理端末において文章データを音声により再生する場合、まず、文章データを構文解析などの言語解析により単語単位に分解し、種々の単語の発音データ(カナ、アクセント等)が記憶された辞書を参照して、その分解された単語を発音データに置き換える。しかる後、その発音データを音声信号に変換して音声出力するという音声合成方法が用いられる(例えば、特許文献1)。
【0004】
また、このような音声合成方法に用いられる辞書として、一般的な用語を記憶した基本辞書の他に複数の専門辞書(例えば、地名辞書や医学用語辞書など)があり、特殊な読み方をする専門用語が含まれた文章であっても適切な読み方で音声合成することを可能にしている(例えば、特許文献2)。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−282278号公報(第3−5頁、図5)
【特許文献2】
特開平11−327871号公報(第2−4頁、図3)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の情報処理端末においては、種々の文章データが複数の情報提供元から提供される場合、同じ単語や記号であっても情報提供元によって読み方が異なる場合があり、特に新しく使用されるようになった造語や略称などは、一般的な読み方が定着するまでは読み方が異なる場合が多い。したがって、複数の情報提供元に固有の読み方に対応させるべく、各情報提供元に対応した辞書を情報処理端末に記憶させることが考えられる。しかしながら、上記各辞書を構成するデータは膨大なものであり、特に辞書が複数の場合、そのデータ量は情報処理端末の記憶容量を圧迫するという問題があった。
【0007】
そこで本発明は、複数の情報提供元に固有の読み方に対応でき、且つ記憶される辞書のデータ量の肥大化を防ぐことが可能なデータ配信システム、本データ配信システムに用いられる情報処理装置、プログラム及び記録媒体及びホストコンピュータを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、複数の情報提供元から提供される記事データをホストコンピュータ及び有線または無線通信回線を介して情報処理装置に配信するデータ配信システムであって、前記ホストコンピュータは、前記情報提供元から提供される記事データを記憶する記事データ記憶手段と、前記情報処理装置からの記事データ配信要求に基づき、前記記事データ記憶手段に記憶された記事データを当該情報処理装置に配信するための記事データ配信手段とを備え、前記情報処理装置は、文字列とその文字列の読み方を表す読みデータからなる辞書データであって、前記複数の情報提供元共通の前記辞書データを記憶する基本辞書と、前記辞書データを、前記複数の情報提供元ごとに記憶する複数の専用辞書と、前記ホストコンピュータから所望の記事データを受信する記事データ受信手段と、前記受信した記事データを提供する情報提供元に対応した識別情報に基づいて前記専用辞書を選択する辞書選択手段と、前記基本辞書及び前記辞書選択手段により選択された専用辞書に基づいて、前記記事データを構成する文字列を読みデータに変換する言語処理手段と、前記言語処理手段から出力される読みデータに基づいて前記記事データを出力する出力手段と、前記受信した記事データに辞書データが含まれるか否か判別する辞書データ判別手段と、前記辞書データ判別手段により当該記事データに辞書データが含まれると判別された場合に、当該辞書データを抽出する辞書データ抽出手段と、前記辞書データ抽出手段により抽出された辞書データを、当該情報提供元に対応する専用辞書に登録する辞書データ登録手段と、前記辞書データ登録手段により登録される辞書データと同一の辞書データが、前記基本辞書または当該辞書データが登録される専用辞書のいずれかに既に登録されているか否かを判別する登録判別手段と、前記登録判別手段により既に登録されていると判別された場合には、前記登録される辞書データを提供した情報提供元に対してその旨を通知するための既登録通知手段とを備えたことを特徴としている。
【0009】
請求項1によると、ホストコンピュータの記事データ記憶手段は、複数の情報提供元から提供される記事データを記憶して、記事データ配信手段は、情報処理装置からの要求に基づいて、記事データをその情報処理装置に送信する。情報処理装置側では、複数の情報提供元に共通の辞書データを記憶する基本辞書と、各情報提供元ごとに辞書データを記憶する専用辞書を備えており、受信手段は記事データを受信して、辞書選択手段はその受信された記事データを提供する情報提供元に対応する専用辞書選択し、言語処理手段は基本辞書と前記選択された専用辞書を用いて記事データをカナ表記の読みデータに変換する言語処理を行い、出力手段は前記言語処理手段から出力される読みデータに基づいて前記記事データを出力する。出力手段の出力の例として、例えば、読みデータに基づいて音声による記事データの読み上げや、読みデータを文字としてディスプレイに表示したり、或いはプリンタに出力することや、または外部記憶装置に読みデータを記憶させることなどが挙げられる。
【0010】
【0011】
また、各情報提供元から提供される記事データの中に辞書データが含まれている場合、ホストコンピュータの記事データ記憶手段は、その辞書データも記事データとともに記憶する。一方、情報処理装置側では、辞書データ判別手段は受信した記事データ中に辞書データが含まれるか否か判別し、辞書データが含まれている場合、辞書データ抽出手段は、その辞書データのみを抽出して、辞書データ登録手段は、抽出された辞書データをその記事データを提供した情報提供元の専用辞書に登録する。
そして、情報処理装置の登録判別手段は、辞書データを専用辞書に登録する際に、その辞書データが基本辞書またはその辞書データを登録する専用辞書に既に登録されているか否か判別し、既に登録されている場合、既登録通知手段は、その辞書データは既に提供されていることを情報提供元に対して通知する。
また、請求項2に記載の発明は、複数の情報提供元から提供される記事データをホストコンピュータ及び有線または無線通信回線を介して情報処理装置に配信するデータ配信システムであって、前記ホストコンピュータは、前記情報提供元から提供される記事データを記憶する記事データ記憶手段と、前記情報処理装置からの記事データ配信要求に基づき、前記記事データ記憶手段に記憶された記事データを当該情報処理装置に配信するための記事データ配信手段とを備え、前記情報処理装置は、文字列とその文字列の読み方を表す読みデータからなる辞書データであって、前記複数の情報提供元共通の前記辞書データを記憶する基本辞書と、前記辞書データを、前記複数の情報提供元ごとに記憶する複数の専用辞書と、前記ホストコンピュータから所望の記事データを受信する記事データ受信手段と、前記受信した記事データを提供する情報提供元に対応した識別情報に基づいて前記専用辞書を選択する辞書選択手段と、前記基本辞書及び前記辞書選択手段により選択された専用辞書に基づいて、前記記事データを構成する文字列を読みデータに変換する言語処理手段と、前記言語処理手段から出力される読みデータに基づいて前記記事データを出力する出力手段と、前記受信した記事データに辞書データが含まれるか否か判別する辞書データ判別手段と、前記辞書データ判別手段により当該記事データに辞書データが含まれると判別された場合に、当該辞書データを抽出する辞書データ抽出手段と、前記辞書データ抽出手段により抽出された辞書データを、当該情報提供元に対応する専用辞書に登録する辞書データ登録手段と、前記複数の専用辞書に登録される辞書データの中で、全ての専用辞書に登録され、且つ同じ文字列から構成される辞書データを抽出する同表記データ抽出手段と、前記同表記データ抽出手段により抽出された各辞書データの読みデータを比較する読みデータ比較手段と、前記データ比較手段の判別結果により、ある専用辞書に登録された辞書データの読みデータが、他のすべての専用辞書に登録された辞書データの読みデータと異なる場合に、異なる辞書データを登録した専用辞書に対応する情報提供元に対してその旨を通知するための読みデータ確認通知手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2によると、ホストコンピュータの記事データ記憶手段は、複数の情報提供元から提供される記事データを記憶して、記事データ配信手段は、情報処理装置からの要求に基づいて、記事データをその情報処理装置に送信する。情報処理装置側では、複数の情報提供元に共通の辞書データを記憶する基本辞書と、各情報提供元ごとに辞書データを記憶する専用辞書を備えており、受信手段は記事データを受信して、辞書選択手段はその受信された記事データを提供する情報提供元に対応する専用辞書選択し、言語処理手段は基本辞書と前記選択された専用辞書を用いて記事データをカナ表記の読みデータに変換する言語処理を行い、出力手段は前記言語処理手段から出力される読みデータに基づいて前記記事データを出力する。出力手段の出力の例として、例えば、読みデータに基づいて音声による記事データの読み上げや、読みデータを文字としてディスプレイに表示したり、或いはプリンタに出力することや、または外部記憶装置に読みデータを記憶させることなどが挙げられる。
また、各情報提供元から提供される記事データの中に辞書データが含まれている場合、ホストコンピュータの記事データ記憶手段は、その辞書データも記事データとともに記憶する。一方、情報処理装置側では、辞書データ判別手段は受信した記事データ中に辞書データが含まれるか否か判別し、辞書データが含まれている場合、辞書データ抽出手段は、その辞書データのみを抽出して、辞書データ登録手段は、抽出された辞書データをその記事データを提供した情報提供元の専用辞書に登録する。
そして、情報処理装置の同表記データ抽出手段は、すべての専用辞書に登録されており、且つ同じ文字列(同表記)である辞書データを抽出する。全ての専用辞書に登録され、且つ同表記の辞書データが存在する場合、読みデータ比較手段は、抽出されたそれぞれの辞書データの読みデータを比較して、その結果、ある専用辞書に登録されている辞書データのみ、その他すべての専用辞書の辞書データと同表記であるが読みデータが異なる場合、読みデータ確認通知手段は、その専用辞書に対応する情報提供元に他の情報提供元と異なる読み方をしている旨を通知する。
【0012】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のデータ配信システムにおいて、前記情報処理装置は、前記全ての専用辞書に同一の辞書データが登録されたか否か判別する共有判別手段と、前記共有判別手段により同一の辞書データが登録されたと判別された場合に、当該辞書データを前記基本辞書に登録し、且つ前記全ての専用辞書から当該辞書データを削除する辞書共有化手段とをさらに備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項3によれば、共有判別手段は、同一の辞書データが専用辞書すべてに登録されているか否か判別し、すべての専用辞書に同一の辞書データが登録されている場合は、辞書共有化手段は、その辞書データは各情報提供元共通であるとして、基本辞書に移動させ、且つ各専用辞書に登録されているその辞書データを削除する辞書共有化処理を行う。
【0014】
また、請求項4に記載の発明は、複数の情報提供元から提供される記事データをホストコンピュータ及び有線または無線通信回線を介して情報処理装置に配信するデータ配信システムであって、前記ホストコンピュータは、前記情報提供元から提供される記事データを記憶する記事データ記憶手段と、前記情報処理装置からの記事データ配信要求に基づき、前記記事データ記憶手段に記憶された記事データを当該情報処理装置に配信するための記事データ配信手段と、前記複数の情報提供元ごとに辞書データを記憶する辞書データ記憶手段と、前記情報処理装置からの辞書データ配信要求に基づき、前記辞書データ記憶手段に記憶された辞書データを当該情報処理装置に配信するための辞書データ配信手段とを備え、前記情報処理装置は、文字列とその文字列の読み方を表す読みデータからなる辞書データであって、前記複数の情報提供元共通の前記辞書データを記憶する基本辞書と、前記辞書データを、前記複数の情報提供元ごとに記憶する複数の専用辞書と、前記ホストコンピュータから所望の記事データを受信する記事データ受信手段と、前記受信した記事データを提供する情報提供元に対応した識別情報に基づいて前記専用辞書を選択する辞書選択手段と、前記基本辞書及び前記辞書選択手段により選択された専用辞書に基づいて、前記記事データを構成する文字列を読みデータに変換する言語処理手段と、前記言語処理手段から出力される読みデータに基づいて前記記事データを出力する出力手段と、前記ホストコンピュータから所望の辞書データを受信する辞書データ受信手段と、前記受信した辞書データを、当該情報提供元に対応する専用辞書に登録する辞書データ登録手段と、前記全ての専用辞書に同一の辞書データが登録されたか否か判別する共有判別手段と、前記共有判別手段により同一の辞書データが登録されたと判別された場合に、当該辞書データを前記基本辞書に登録し、且つ前記全ての専用辞書から当該辞書データを削除する辞書共有化手段と、前記辞書データ登録手段により登録される辞書データと同一の辞書データが、前記基本辞書または当該辞書データが登録される専用辞書のいずれかに既に登録されているか否かを判別する登録判別手段と、前記登録判別手段により既に登録されていると判別された場合には、前記登録される辞書データを提供した情報提供元に対してその旨を通知するための既登録通知手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】
請求項4によれば、ホストコンピュータの記事データ記憶手段は、複数の情報提供元から提供される記事データを記憶して、記事データ配信手段は、情報処理装置からの要求に基づいて、記事データをその情報処理装置に送信する。情報処理装置側では、複数の情報提供元に共通の辞書データを記憶する基本辞書と、各情報提供元ごとに辞書データを記憶する専用辞書を備えており、受信手段は記事データを受信して、辞書選択手段はその受信された記事データを提供する情報提供元に対応する専用辞書選択し、言語処理手段は基本辞書と前記選択された専用辞書を用いて記事データをカナ表記の読みデータに変換する言語処理を行い、出力手段は前記言語処理手段から出力される読みデータに基づいて前記記事データを出力する。出力手段の出力の例として、例えば、読みデータに基づいて音声による記事データの読み上げや、読みデータを文字としてディスプレイに表示したり、或いはプリンタに出力することや、または外部記憶装置に読みデータを記憶させることなどが挙げられる。
また、記事データとは別に各情報提供元から辞書データが提供される場合、ホストコンピュータの辞書データ記憶手段は、その辞書データを記事データとは別に記憶し、情報処理装置から辞書データの要求があった場合には、辞書データ配信手段はその要求された辞書データを送信する。一方、情報処理装置側では、辞書データ受信手段は辞書データを受信し、辞書データ登録手段は受信した辞書データをその辞書データを提供した情報提供元の専用辞書に登録する。そして、共有判別手段は同一の辞書データが専用辞書すべてに登録されているか否か判別する。すべての専用辞書に同一の辞書データが登録されている場合は、辞書共有化手段はその辞書データは各情報提供元共通であるとして、基本辞書に移動させ、且つ各専用辞書に登録されているその辞書データを削除する辞書共有化処理を行う。
そして、情報処理装置の登録判別手段は、辞書データを専用辞書に登録する際に、その辞書データが基本辞書またはその辞書データを登録する専用辞書に既に登録されているか否か判別し、既に登録されている場合、既登録通知手段は、その辞書データは既に提供されていることを情報提供元に対して通知する。
【0016】
また、請求項5に記載の発明は、複数の情報提供元から提供される記事データをホストコンピュータ及び有線または無線通信回線を介して情報処理装置に配信するデータ配信システムであって、前記ホストコンピュータは、前記情報提供元から提供される記事データを記憶する記事データ記憶手段と、前記情報処理装置からの記事データ配信要求に基づき、前記記事データ記憶手段に記憶された記事データを当該情報処理装置に配信するための記事データ配信手段と、前記複数の情報提供元ごとに辞書データを記憶する辞書データ記憶手段と、前記情報処理装置からの辞書データ配信要求に基づき、前記辞書データ記憶手段に記憶された辞書データを当該情報処理装置に配信するための辞書データ配信手段とを備え、前記情報処理装置は、文字列とその文字列の読み方を表す読みデータからなる辞書データであって、前記複数の情報提供元共通の前記辞書データを記憶する基本辞書と、前記辞書データを、前記複数の情報提供元ごとに記憶する複数の専用辞書と、前記ホストコンピュータから所望の記事データを受信する記事データ受信手段と、前記受信した記事データを提供する情報提供元に対応した識別情報に基づいて前記専用辞書を選択する辞書選択手段と、前記基本辞書及び前記辞書選択手段により選択された専用辞書に基づいて、前記記事データを構成する文字列を読みデータに変換する言語処理手段と、前記言語処理手段から出力される読みデータに基づいて前記記事データを出力する出力手段と、前記ホストコンピュータから所望の辞書データを受信する辞書データ受信手段と、前記受信した辞書データを、当該情報提供元に対応する専用辞書に登録する辞書データ登録手段と、前記全ての専用辞書に同一の辞書データが登録されたか否か判別する共有判別手段と、前記共有判別手段により同一の辞書データが登録されたと判別された場合に、当該辞書データを前記基本辞書に登録し、且つ前記全ての専用辞書から当該辞書データを削除する辞書共有化手段と、前記複数の専用辞書に登録される辞書データの中で、全ての専用辞書に登録され、且つ同じ文字列から構成される辞書データを抽出する同表記データ抽出手段と、前記同表記データ抽出手段により抽出された各辞書データの読みデータを比較する読みデータ比較手段と、前記データ比較手段の判別結果により、ある専用辞書に登録された辞書データの読みデータが、他のすべての専用辞書に登録された辞書データの読みデータと異なる場合に、異なる辞書データを登録した専用辞書に対応する情報提供元に対してその旨を通知するための読みデータ確認通知手段と、を備えたことを特徴としている。
【0017】
請求項5によれば、ホストコンピュータの記事データ記憶手段は、複数の情報提供元から提供される記事データを記憶して、記事データ配信手段は、情報処理装置からの要求に基づいて、記事データをその情報処理装置に送信する。情報処理装置側では、複数の情報提供元に共通の辞書データを記憶する基本辞書と、各情報提供元ごとに辞書データを記憶する専用辞書を備えており、受信手段は記事データを受信して、辞書選択手段はその受信された記事データを提供する情報提供元に対応する専用辞書選択し、言語処理手段は基本辞書と前記選択された専用辞書を用いて記事データをカナ表記の読みデータに変換する言語処理を行い、出力手段は前記言語処理手段から出力される読みデータに基づいて前記記事データを出力する。出力手段の出力の例として、例えば、読みデータに基づいて音声による記事データの読み上げや、読みデータを文字としてディスプレイに表示したり、或いはプリンタに出力することや、または外部記憶装置に読みデータを記憶させることなどが挙げられる。
また、記事データとは別に各情報提供元から辞書データが提供される場合、ホストコンピュータの辞書データ記憶手段は、その辞書データを記事データとは別に記憶し、情報処理装置から辞書データの要求があった場合には、辞書データ配信手段はその要求された辞書データを送信する。一方、情報処理装置側では、辞書データ受信手段は辞書データを受信し、辞書データ登録手段は受信した辞書データをその辞書データを提供した情報提供元の専用辞書に登録する。そして、共有判別手段は同一の辞書データが専用辞書すべてに登録されているか否か判別する。すべての専用辞書に同一の辞書データが登録されている場合は、辞書共有化手段はその辞書データは各情報提供元共通であるとして、基本辞書に移動させ、且つ各専用辞書に登録されているその辞書データを削除する辞書共有化処理を行う。
そして、情報処理装置の同表記データ抽出手段は、すべての専用辞書に登録されており、且つ同じ文字列(同表記)である辞書データを抽出する。全ての専用辞書に登録され、且つ同表記の辞書データが存在する場合、読みデータ比較手段は、抽出されたそれぞれの辞書データの読みデータを比較して、その結果、ある専用辞書に登録されている辞書データのみ、その他すべての専用辞書の辞書データと同表記であるが読みデータが異なる場合、読みデータ確認通知手段は、その専用辞書に対応する情報提供元に他の情報提供元と異なる読み方をしている旨を通知する。
【0018】
【0019】
【0020】
また、請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載されたデータ配信システムにおける情報処理装置である。
【0021】
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載された情報処理装置の各辞書及び各手段として、コンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0022】
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載されたプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体である。
【0023】
請求項に記載の発明は、複数の情報提供元から提供される記事データをホストコンピュータ及び有線または無線通信回線を介して情報処理装置に配信するデータ配信システムにおける前記ホストコンピュータであって、前記情報提供元から提供される記事データを記憶する記事データ記憶手段と、文字列とその文字列の読み方を表す読みデータからなる辞書データであって、前記複数の情報提供元共通の前記辞書データを記憶する基本辞書と、前記辞書データを、前記複数の情報提供元ごとに記憶する複数の専用辞書と、前記記事データを提供する情報提供元に対応した識別情報に基づいて前記専用辞書を選択する辞書選択手段と、前記情報処理装置からの記事データ配信要求に従い、前記基本辞書及び前記辞書選択手段により選択された専用辞書に基づいて、前記記事データを構成する文字列を読みデータに変換する言語処理手段と、前記言語処理手段から出力される読みデータもしくは、当該読みデータに基づく音声データを前記情報処理装置に配信するための記事データ配信手段と、前記情報提供元から提供された記事データに辞書データが含まれるか否か判別する辞書データ判別手段と、前記辞書データ判別手段により当該記事データに辞書データが含まれると判別された場合に、当該辞書データを抽出する辞書データ抽出手段と、前記辞書データ抽出手段により抽出された辞書データを、前記情報提供元に対応する専用辞書に登録する辞書データ登録手段と、前記辞書データ登録手段により登録される辞書データと同一の辞書データが、前記基本辞書または当該辞書データが登録される専用辞書のいずれかに既に登録されているか否かを判別する登録判別手段と、前記登録判別手段により既に登録されていると判別された場合には、前記登録される辞書データを提供した情報提供元に対してその旨を通知するための既登録通知手段とを備えたこと特徴とする。
【0024】
請求項によると、ホストコンピュータは、複数の情報提供元に共通の辞書データを記憶する基本辞書と、各情報提供元ごとに辞書データを記憶する専用辞書を備えており、記事データ記憶手段は、複数の情報提供元から提供される記事データを記憶して、辞書選択手段は、情報処理装置から要求された記事データを提供した情報提供元に対応する専用辞書選択し、言語処理手段は、基本辞書と前記選択された専用辞書を用いて、要求された記事データをカナ表記の読みデータに変換する言語処理を行う。そして、記事データ配信手段は、読みデータに変換された記事データもしくは、当該読みデータに基づく音声データを情報処理装置に送信する。
【0025】
【0026】
また、ホストコンピュータの辞書データ判別手段は、情報提供元から提供される記事データの中に辞書データが含まれているか否か判別し、辞書データが含まれている場合、辞書データ抽出手段は、その辞書データのみを抽出して、辞書データ登録手段は、抽出された辞書データをその記事データを提供した情報提供元の専用辞書に登録する。
そして、ホストコンピュータの登録判別手段は、辞書データを専用辞書に登録する際に、その辞書データが基本辞書またはその辞書データを登録する専用辞書に既に登録されているか否か判別し、既に登録されている場合、既登録通知手段は、その辞書データは既に提供されていることを情報提供元に対して通知する。
請求項10に記載の発明は、複数の情報提供元から提供される記事データをホストコンピュータ及び有線または無線通信回線を介して情報処理装置に配信するデータ配信システムにおける前記ホストコンピュータであって、前記情報提供元から提供される記事データを記憶する記事データ記憶手段と、文字列とその文字列の読み方を表す読みデータからなる辞書データであって、前記複数の情報提供元共通の前記辞書データを記憶する基本辞書と、前記辞書データを、前記複数の情報提供元ごとに記憶する複数の専用辞書と、前記記事データを提供する情報提供元に対応した識別情報に基づいて前記専用辞書を選択する辞書選択手段と、前記情報処理装置からの記事データ配信要求に従い、前記基本辞書及び前記辞書選択手段により選択された専用辞書に基づいて、前記記事データを構成する文字列を読みデータに変換する言語処理手段と、前記言語処理手段から出力される読みデータもしくは、当該読みデータに基づく音声データを前記情報処理装置に配信するための記事データ配信手段と、前記情報提供元から提供された記事データに辞書データが含まれるか否か判別する辞書データ判別手段と、前記辞書データ判別手段により当該記事データに辞書データが含まれると判別された場合に、当該辞書データを抽出する辞書データ抽出手段と、前記辞書データ抽出手段により抽出された辞書データを、前記情報提供元に対応する専用辞書に登録する辞書データ登録手段と、前記複数の専用辞書に登録される辞書データの中で、全ての専用辞書に登録され、且つ同じ文字列から構成される辞書データを抽出する同表記データ抽出手段と、前記同表記データ抽出手段により抽出された各辞書データの読みデータを比較する読みデータ比較手段と、前記データ比較手段の判別結果により、ある専用辞書に登録された辞書データの読みデータが、他のすべての専用辞書に登録された辞書データの読みデータと異なる場合に、異なる辞書データを登録した専用辞書に対応する情報提供元に対してその旨を通知するための読みデータ確認通知手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項10によると、ホストコンピュータは、複数の情報提供元に共通の辞書データを記憶する基本辞書と、各情報提供元ごとに辞書データを記憶する専用辞書を備えており、記事データ記憶手段は、複数の情報提供元から提供される記事データを記憶して、辞書選択手段は、情報処理装置から要求された記事データを提供した情報提供元に対応する専用辞書選択し、言語処理手段は、基本辞書と前記選択された専用辞書を用いて、要求された記事データをカナ表記の読みデータに変換する言語処理を行う。そして、記事データ配信手段は、読みデータに変換された記事データもしくは、当該読みデータに基づく音声データを情報処理装置に送信する。
また、ホストコンピュータの辞書データ判別手段は、情報提供元から提供される記事データの中に辞書データが含まれているか否か判別し、辞書データが含まれている場合、辞書データ抽出手段は、その辞書データのみを抽出して、辞書データ登録手段は、抽出された辞書データをその記事データを提供した情報提供元の専用辞書に登録する。
そして、ホストコンピュータの同表記抽出手段は、すべての専用辞書に登録されており、且つ同じ文字列(同表記)である辞書データを抽出する。全ての専用辞書に登録され、且つ同表記の辞書データが存在する場合、読みデータ比較手段は、抽出されたそれぞれの辞書データの読みデータを比較して、その結果、ある専用辞書に登録されている辞書データのみ、その他すべての専用辞書の辞書データと同表記であるが読みデータが異なる場合、読みデータ確認通知手段は、その専用辞書に対応する情報提供元に他の情報提供元と異なる読み方をしている旨を通知する。
【0027】
請求項11に記載の発明は、請求項または10に記載のホストコンピュータにおいて、前記全ての専用辞書に同一の辞書データが登録されたか否か判別する共有判別手段と、前記共有判別手段により同一の辞書データが登録されたと判別された場合に、当該辞書データを前記基本辞書に登録し、且つ前記全ての専用辞書から当該辞書データを削除する辞書共有化手段とをさらに備えたことを特徴とする。
【0028】
請求項11によれば、共有判別手段は、同一の辞書データが専用辞書すべてに登録されたか否か判別し、すべての専用辞書に同一の辞書データが登録されている場合は、辞書共有化手段は、その辞書データは各情報提供元共通であるとして、基本辞書に移動させ、且つ各専用辞書に登録されているその辞書データを削除する辞書共有化処理を行う。
【0029】
請求項12に記載の発明は、複数の情報提供元から提供される記事データをホストコンピュータ及び有線または無線通信回線を介して情報処理装置に配信するデータ配信システムにおける前記ホストコンピュータであって、前記情報提供元から提供される記事データを記憶する記事データ記憶手段と、文字列とその文字列の読み方を表す読みデータからなる辞書データであって、前記複数の情報提供元共通の前記辞書データを記憶する基本辞書と、前記辞書データを、前記複数の情報提供元ごとに記憶する複数の専用辞書と、前記記事データを提供する情報提供元に対応した識別情報に基づいて前記専用辞書を選択する辞書選択手段と、前記情報処理装置からの記事データ配信要求に従い、前記基本辞書及び前記辞書選択手段により選択された専用辞書に基づいて、前記記事データを構成する文字列を読みデータに変換する言語処理手段と、前記言語処理手段から出力される読みデータもしくは、当該読みデータに基づく音声データを前記情報処理装置に配信するための記事データ配信手段と、前記情報提供元から提供された辞書データを、当該情報提供元に対応する専用辞書に登録する辞書データ登録手段と、前記全ての専用辞書に同一の辞書データが登録されたか否か判別する共有判別手段と、前記共有判別手段により同一の辞書データが登録されたと判別された場合に、当該辞書データを前記基本辞書に登録し、且つ前記全ての専用辞書から当該辞書データを削除する辞書共有化手段と、前記辞書データ登録手段により登録される辞書データと同一の辞書データが、前記基本辞書または当該辞書データが登録される専用辞書のいずれかに既に登録されているか否かを判別する登録判別手段と、前記登録判別手段により既に登録されていると判別された場合には、前記登録される辞書データを提供した情報提供元に対してその旨を通知するための既登録通知手段とを備えたことを特徴とする。
【0030】
請求項12によれば、ホストコンピュータは、複数の情報提供元に共通の辞書データを記憶する基本辞書と、各情報提供元ごとに辞書データを記憶する専用辞書を備えており、記事データ記憶手段は、複数の情報提供元から提供される記事データを記憶して、辞書選択手段は、情報処理装置から要求された記事データを提供した情報提供元に対応する専用辞書選択し、言語処理手段は、基本辞書と前記選択された専用辞書を用いて、要求された記事データをカナ表記の読みデータに変換する言語処理を行う。そして、記事データ配信手段は、読みデータに変換された記事データもしくは、当該読みデータに基づく音声データを情報処理装置に送信する。
また、記事データとは別に、各情報提供元からその情報提供元に固有の新語(造語、略語)などの読み方を表す辞書データが提供される場合、ホストコンピュータの辞書データ登録手段は、提供された辞書データをその辞書データを提供した情報提供元の専用辞書に登録する。そして、共有判別手段は、同一の辞書データが専用辞書すべてに登録されているか否か判別し、すべての専用辞書に同一の辞書データが登録されている場合は、辞書共有化手段は、その辞書データは各情報提供元共通であるとして、基本辞書に移動させ、且つ各専用辞書に登録されているその辞書データを削除する辞書共有化処理を行う。
そして、ホストコンピュータの登録判別手段は、辞書データを専用辞書に登録する際に、その辞書データが基本辞書またはその辞書データを登録する専用辞書に既に登録されているか否か判別し、既に登録されている場合、既登録通知手段は、その辞書データは既に提供されていることを情報提供元に対して通知する。
【0031】
請求項13に記載の発明は、複数の情報提供元から提供される記事データをホストコンピュータ及び有線または無線通信回線を介して情報処理装置に配信するデータ配信システムにおける前記ホストコンピュータであって、前記情報提供元から提供される記事データを記憶する記事データ記憶手段と、文字列とその文字列の読み方を表す読みデータからなる辞書データであって、前記複数の情報提供元共通の前記辞書データを記憶する基本辞書と、前記辞書データを、前記複数の情報提供元ごとに記憶する複数の専用辞書と、前記記事データを提供する情報提供元に対応した識別情報に基づいて前記専用辞書を選択する辞書選択手段と、前記情報処理装置からの記事データ配信要求に従い、前記基本辞書及び前記辞書選択手段により選択された専用辞書に基づいて、前記記事データを構成する文字列を読みデータに変換する言語処理手段と、前記言語処理手段から出力される読みデータもしくは、当該読みデータに基づく音声データを前記情報処理装置に配信するための記事データ配信手段と、前記情報提供元から提供された辞書データを、当該情報提供元に対応する専用辞書に登録する辞書データ登録手段と、前記全ての専用辞書に同一の辞書データが登録されたか否か判別する共有判別手段と、前記共有判別手段により同一の辞書データが登録されたと判別された場合に、当該辞書データを前記基本辞書に登録し、且つ前記全ての専用辞書から当該辞書データを削除する辞書共有化手段と、前記複数の専用辞書に登録される辞書データの中で、全ての専用辞書に登録され、且つ同じ文字列から構成される辞書データを抽出する同表記データ抽出手段と、前記同表記データ抽出手段により抽出された各辞書データの読みデータを比較する読みデータ比較手段と、前記データ比較手段の判別結果により、ある専用辞書に登録された辞書データの読みデータが、他のすべての専用辞書に登録された辞書データの読みデータと異なる場合に、異なる辞書データを登録した専用辞書に対応する情報提供元に対してその旨を通知するための読みデータ確認通知手段と、を備えたことを特徴とする。
【0032】
請求項13によれば、ホストコンピュータは、複数の情報提供元に共通の辞書データを記憶する基本辞書と、各情報提供元ごとに辞書データを記憶する専用辞書を備えており、記事データ記憶手段は、複数の情報提供元から提供される記事データを記憶して、辞書選択手段は、情報処理装置から要求された記事データを提供した情報提供元に対応する専用辞書選択し、言語処理手段は、基本辞書と前記選択された専用辞書を用いて、要求された記事データをカナ表記の読みデータに変換する言語処理を行う。そして、記事データ配信手段は、読みデータに変換された記事データもしくは、当該読みデータに基づく音声データを情報処理装置に送信する。
また、記事データとは別に、各情報提供元からその情報提供元に固有の新語(造語、略語)などの読み方を表す辞書データが提供される場合、ホストコンピュータの辞書データ登録手段は、提供された辞書データをその辞書データを提供した情報提供元の専用辞書に登録する。そして、共有判別手段は、同一の辞書データが専用辞書すべてに登録されているか否か判別し、すべての専用辞書に同一の辞書データが登録されている場合は、辞書共有化手段は、その辞書データは各情報提供元共通であるとして、基本辞書に移動させ、且つ各専用辞書に登録されているその辞書データを削除する辞書共有化処理を行う。
そして、ホストコンピュータの同表記抽出手段は、すべての専用辞書に登録されており、且つ同じ文字列(同表記)である辞書データを抽出する。全ての専用辞書に登録され、且つ同表記の辞書データが存在する場合、読みデータ比較手段は、抽出されたそれぞれの辞書データの読みデータを比較して、その結果、ある専用辞書に登録されている辞書データのみ、その他すべての専用辞書の辞書データと同表記であるが読みデータが異なる場合、読みデータ確認通知手段は、その専用辞書に対応する情報提供元に他の情報提供元と異なる読み方をしている旨を通知する。
【0033】
【0034】
【0035】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本発明の一実施形態として、複数の新聞社(情報提供元)が提供する電子新聞(記事データ)や辞書データを、配信サービス業者(以下、プロバイダと称する)のホストコンピュータを介して、ユーザの情報処理装置に配信する場合を例にして説明する。
【0036】
(データ配信システムの構成)図1は、本発明に係るデータ配信システムの構成を示す図である。本実施形態のデータ配信システムは、情報提供元である複数の新聞社(A、B、…、N)に設置された情報提供装置40と、前記情報提供装置40から提供されるデータを一旦蓄積し、ユーザからの要求に応じて、そのデータを各ユーザに配信するプロバイダに設置されたホストコンピュータ50と、当該ホストコンピュータ50から有線または無線通信により各種データを取得可能であり、音声出力機能を有するユーザが所有する情報処理装置60からなる。
【0037】
複数の前記情報提供装置40は、前記ホストコンピュータ50と専用通信回線により接続されている。また、ホストコンピュータ50と前記ユーザの情報処理装置60とは、インターネット35とゲートウェイ36、キャリア37(第1種電気通信事業者)の通信基地局38を介して通信可能となっている。
【0038】
(記事データ及び辞書データ)ここで、前記情報提供装置40から提供されるデータである記事データ及び辞書データについて、図2及び図3を用いて説明する。図2は、記事データ及び辞書データの一例を示す図であり、図3は、辞書データの一例を示す図である。
【0039】
前記新聞社で作成される記事データは、新聞記事を電子化したテキストデータであり、当該記事データの識別情報である記事ID10と、当該記事データの見出しとなる表題11と、当該記事データとしての記事本文12と、辞書データが添付される場合は辞書データ13とからなる各情報と、前記各情報を区別するために記述される複数のタグ16により構成される。
【0040】
図2に示すように、記事データの冒頭にはタグ“<C−ID>”と、当該タグ16に続いて記事ID10が記述される。前記記事ID10は、その記事データを提供した新聞社を識別するための記号10aと、当該記事データの発行日付10b、当該記事データが朝刊か夕刊、もしくは号外であるかを示す記事種別10cからなる。前記記事ID10の例としては、例えば新聞社A(識別記号AT)から提供される2003年11月6日発行の朝刊(記号M)の記事データであれば、“AT20031106M”となる。
【0041】
また、前記記事ID10の次には、タグ“<TITLE>”と、当該タグ16に続いて表題11が記述される。表題11は、前記記事ID10に対応して、当該記事データを提供した新聞社の社名11a、発行日付11b、記事種別(朝刊・夕刊・号外など)11cから構成される。なお、前記表題11は、必ずしも前記構成により記述される必要はなく、自由な形式で記述するようにしてもかまわない。
【0042】
前記表題11の次には、タグ“<BODY>”と、当該タグ16に続いて記事本文12が記述される。記事本文12は、新聞記事の内容を表す漢字かな混じり文により構成される。
【0043】
そして、前記記事本文12の次には、本記事データの終端を示すタグ“<END>”が記述される。なお、図2に示すように、記事データに辞書データを添付する場合には、前記記事本文12と前記タグ“<END>”の間に、タグ“<DD>”と、当該タグ16に続いて辞書データ13が記述される。なお、辞書データ13が複数の場合は、各辞書データ13の間は記号“;”で区切られる。図2に示す例では、3個の辞書データ13が存在する。
【0044】
前記辞書データ13は、単語や略語などの文字列の読み方を表すデータであり、文字列(新語や略語など)14と、当該文字列14の読み方を表す読みデータ15から構成され、その文字列14と読みデータ15とは“=”の記号で結ばれている。前記読みデータ15には、文字列14の読みを示すルビ15aと、そのルビ15aの何文字目にアクセントがあるかを示すアクセント位置15bと、文字列14が記述されている場合にどのように言語処理するかを指示する読みルール15cとから構成されている。
【0045】
前記辞書データ13の一例として、図2に示すように、“外為”という文字列14は、読みを示すルビ15aに基づいて“ガイコクカワセ”と発音し、アクセント位置15bは“2、5”であるため、アクセントは文字列の2番目“イ”と5番目“カ”にあることを示している。
【0046】
また、前記読みルール15cは、ある文字列14が記述されている場合に特定の言語処理を行わせるための指示を表す。前記読みルール15cとしては、“LN”、“SP”、“PM”、“CT”などがある。前記“LN”は、当該文字列14が記述されている行をすべて読み飛ばす(読まない)指示であり、前記“SP”は、その文字列に続く文章をスペース(空白)が入るまで読み飛ばす指示である。また、前記“PM”は、その文字列に続く文章を句読点が入るまで読み飛ばす指示であり、前記“CT”は指定された文字列そのものを読み飛ばす指示である。例えば、図2においては、“http://www=LN”という辞書データ13が記述されているため、文字列“http://www”が含まれる行は読み飛ばされる(読まない)ことになる。
【0047】
なお、前記辞書データ13は、図2のように記事データ内に記述されて提供される場合と、図3に示すように、記事データとは別に単独で提供される場合がある。以下、記事データとは別に前記辞書データ13が前記情報提供装置40から提供される場合のデータを単独辞書データと称する。図3は、前記情報提供装置40から提供される単独辞書データの一例を示す図である。
【0048】
図3に示すように、前記単独辞書データはテキストデータであり、当該単独辞書データの識別情報である辞書データID17と、前記辞書データ13とからなる各情報と、前記各情報を区別するための前述のタグ16から構成される。
【0049】
単独辞書データの冒頭には、タグ<C−ID>と、当該タグ16に続いて辞書データID17が記述される。辞書データID17は、単独辞書データを提供した新聞社を識別するための記号17aと、当該単独辞書データの通し番号17bと、単独辞書データであることを示す“DD”という記号17cから構成される。前記辞書データID17の例としては、例えば新聞社A(記号AT)の通し番号“12345”の単独辞書データであれば“AT12345DD”となる。
【0050】
そして、前記辞書データID17の次には、タグ<DD>と、当該タグ16に続いて前記辞書データ13が記述される。なお、単独辞書データ中に記述される辞書データ13の記述形式は、前述の記事データ中に添付される場合と同様であるので、詳しい説明は省略する。そして、前記辞書データ13の次には、データの終端を示すタグ<END>が記述される。
【0051】
(情報提供装置の構成)次に、各新聞社に備えられる前記情報提供装置40について、図4を用いて説明する。図4は、情報提供装置40の内部構成を表すブロック図である。
【0052】
情報提供装置40は、ワークステーションなどの汎用コンピュータにより実現され、各種制御を行う中央演算装置であるCPU41と、CPU41を動作させるための各種プログラムやデータが記憶されているROM42と、データを一時的に記憶しておくためのRAM43とがデータバス44により接続されている。さらに前記データバス44には、データ記憶装置45と、ビデオコントローラ46aと、入力制御部47aと、データ入力部48と、通信部49とが接続されている。
【0053】
前記データ記憶装置45は、各種データを磁気的に記憶するハードディスクなどから構成され、記事データ記憶エリア45a、辞書データ記憶エリア45b、通知情報記憶エリア45cなどを有している。前記記事データ記憶エリア45aは、前記記事データを記憶・蓄積しておく領域であり、前記辞書データ記憶エリア45bは、前記単独辞書データを記憶・蓄積しておく領域である。また、前記通知情報記憶エリア45cは、後述する既登録通知メールや読みデータ確認通知メールを受け取った場合に、そのデータ等を記憶しておく領域である。
【0054】
前記ビデオコントローラ46aは、表示制御部とビデオRAMなどから構成され、データ編集画面や処理結果などを表示するCRT46bが接続されている。
【0055】
前記入力制御部47aは、オペレータが情報提供装置40に対して各種データや指示を入力するためのキーボード、マウスなどの入力部47bが接続されており、当該キーボードやマウスの入力を電気信号に変換してCPU41に伝達する機能を有する。
【0056】
前記データ入力部48は、電子新聞のデータが記憶されたリムーバブルディスクを挿入して、そのデータを情報提供装置40に入力することが可能なディスク読み取り装置、例えば、ディスクドライブ、CD−ROMドライブ、MOドライブ等で構成されている。
【0057】
前記通信部49は、プロバイダのホストコンピュータ50とのデータの送受信を行うためのモデム機能を有する通信手段であり、専用通信回線が接続されている。
【0058】
以上のような構成により、情報提供装置40は、前記記事データや前記単独辞書データを作成・配信する。記事データや単独辞書データの作成・配信方法については後ほど詳述する。
【0059】
(ホストコンピュータの構成)次に、前記プロバイダに備えられるホストコンピュータ50の構成について図5を用いて説明する。図5は、ホストコンピュータ50の内部構成を示すブロック図である。
【0060】
ホストコンピュータ50は、CPU51と、CPU51を動作させるための各種プログラムやデータが記憶されているROM52と、CPU51が演算を行う際に一時的にデータを記憶しておくためのRAM53と、各種データの送受信を行うための通信制御部54と、前記記事データを記憶しておくための記事データ記憶装置55(記事データ記憶手段)と、前記通信用辞書データを記憶しておくための辞書データ記憶装置56(辞書データ記憶手段)と、前記記事データの配信サービスの契約を行ったユーザ(会員)の情報を記憶しておく会員管理データベース記憶装置(会員管理DB記憶装置)57からなり、これらはシステムバス58により接続されている。これら記事データ記憶装置55、辞書データ記憶装置56及び会員管理DB装置57は、ハードディスクなどで構成されている。また、前記通信制御部54には通信回線59が接続されており、通信回線59は図示しない交換機を介して各新聞社との前記専用通信回線及び前記インターネット35、そして図示しないLANに接続されている。
【0061】
前記CPU51は、各種制御を行うための中央演算装置であり、後述する前記記事データをユーザの前記情報処理装置60へ配信する制御等を行ったりする。また、CPU51に対して何らかの指示を出す場合には、前記LANに接続された図示しないコンピュータ端末より指示を出し、本ホストコンピュータの制御・保守を行うことが可能である。
【0062】
前記記事データ記憶装置55は、記憶エリア55a〜55n(新聞社Aエリア〜新聞社Nエリア)を有しており、その各記憶エリア55a〜55nには、複数の前記新聞社A〜Nごとに分けて、提供された前記記事データを記憶・蓄積することが可能である。なお、前記記憶エリア55a〜55nでは、記事データは提供された順番に図2に示したテキストデータの状態で記憶されている。
【0063】
前記辞書データ記憶装置56は、記憶エリア56a〜56n(新聞社Aエリア〜新聞社Nエリア)および記憶エリア56x(基本辞書エリア)を有しており、その記憶エリア56a〜56nには、複数の前記新聞社A〜Nごとに提供された前記単独辞書データを記憶・蓄積することが可能である。なお、前記記憶エリア56a〜56nのそれぞれには、単独辞書データは提供された順番に図3に示したテキストデータの状態で記憶されている。また、前記記憶エリア56xには、前記基本辞書95と、記事データを情報処理装置60において音声出力するために必要となる後述する言語処理プログラム100が記憶されている。
【0064】
前記会員管理DB記憶装置57は、会員情報が記憶される会員情報記憶エリア57aと、各会員ごとに前記記事データまたは単独辞書データの送信履歴が記憶される送信履歴記憶エリア57bにより構成される。
【0065】
ここで、会員管理DB記憶装置57に記憶されるデータについて図6及び図7を用いて説明する。図6は、会員情報記憶エリア57aに記憶される前記会員情報を示す図であり、図7は、送信履歴記憶エリア57bに記憶される送信履歴を示す図である。
【0066】
図6に示すように、前記会員情報記憶エリア57aには、会員情報としてユーザID、パスワード、当該ユーザにデータを送信する際の送信先アドレス(例えば、IPアドレス)、購読契約をした電子新聞の識別記号が記憶されている。前記識別記号は、新聞社コード(例えば、N新聞社なら“NT”)と、新聞種別コード(例えば、朝刊なら“M”、夕刊なら“E”)で構成されており、例えばN新聞社の夕刊であれば、前記識別記号は“NTE”となる。さらに、図7に図示していないが、会員氏名、連絡先、料金支払い方法などのデータが、前記識別記号の後に続けて記述されている。
【0067】
また、前記送信履歴記憶エリア57bには、会員(ユーザID)ごとに、その会員に送信したデータの履歴、課金情報が記憶される。図7に示す例では、ユーザIDが”1000000”の会員のデータ送信履歴であり、当該データを送信した日付と、送信したデータの識別情報(記事ID10または辞書データID17)と、課金情報が記録される。
【0068】
以上のような構成により、ホストコンピュータ50は、新聞社の情報提供装置40から、前記記事データまたは前記単独辞書データを受信・蓄積し、ユーザの情報処理装置60からのデータ配信要求に基づいて、必要なデータを配信する。
【0069】
(情報処理装置の構成)次に、ユーザが所有する情報処理装置60について、図8を用いて説明する。図8は、情報処理装置60の外観を示す正面図であり、本実施形態ではPDA等の持ち運び可能な汎用携帯情報端末である。
【0070】
情報処理装置60は、前側と後側で分離可能な略箱型の本体カバー61を有し、その前面には電源スイッチ62が配設されている。また、本体カバー61の前面にはLCD(液晶ディスプレイ)63と、LCD63の外側表面にはタッチパネル65が組み込まれている。そして、本体カバー61上部左側の内部には、スピーカ67が配設されている。なお、情報処理装置60への入力は、入力ペン70によりタッチパネル65を押下することによって行われる。
【0071】
次に、前記情報処理装置60の内部構成について図9を用いて説明する。図9は、情報処理装置60の内部構成を示すブロック図である。
【0072】
情報処理装置60の制御システムは、CPU71と、ROM72と、RAM73と、それぞれがデータバス74により接続されている。
【0073】
また、データバス74には、LCD63の表示制御を行うビデオRAMから構成される表示制御部64と、タッチパネル65による入力を電気信号に変換してCPU71に対して出力する入力制御部66と、スピーカ67に音声出力するために音声出力用のデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するD/A変換部68と、モデム機能を有するデータ送受信手段である送受信部69とが接続されている。
【0074】
CPU71は、各種制御を行う中央演算装置であり、後述の言語処理プログラム100をRAM72上にインストールすることにより、新たな機能を備えることができる。前記言語処理プログラム100をインストールした場合には、図10に示すように、CPU71は、記事データ受信部102(記事データ受信手段)と、辞書選択部104(辞書データ選択手段)と、言語処理部106(言語処理手段)と、出力部108(出力手段)と、辞書データ判別部110(辞書データ判別手段)と、辞書データ抽出部112(辞書データ抽出手段)と、辞書データ登録部114(辞書データ登録手段)と、辞書データ受信部116(辞書データ受信手段)と、共有判別部118(共有判別手段)と、辞書共有化部120(辞書共有化手段)と、登録判別部122(登録判別手段)と、既登録通知部124(既登録通知手段)と、同表記データ抽出部126(同表記データ抽出手段)と、読みデータ比較部128(読みデータ比較手段)と、読みデータ確認通知部130(読みデータ確認通知手段)とで構成される処理機能を有する。
【0075】
ROM71は、読み出し専用のメモリであり、CPU71を動作させるためのOS(オペレーティングシステム)などのプログラムが格納されている。
【0076】
RAM73は、書き込みと読み出しが可能なメモリであり、前記言語処理プログラム100がRAM73上にダウンロードされる際に、当該言語処理プログラム100を記憶するプログラム記憶エリア73a、辞書記憶エリア73bと、記事データ記憶エリア73cと、記事展開エリア73dと、辞書登録バッファ73eと、出力データバッファ73fと、ワークエリア73gとが作成される。また、前記辞書記憶エリア73bには、基本辞書95及び専用辞書90が記憶される。なお、RAM73は、図示しないバックアップ電源により電力が供給され、記憶内容が保持される。
【0077】
なお、前記基本辞書95は、単語や記号などのうち基本的な語句や各社で共通に用いられる語句についての辞書データ13により構成される。一方、前記専用辞書90は、各新聞社で固有の読み方をさせる語句や、または当該語句の読み方がまだ1つに定着しておらず、前記基本辞書95に登録させることができない場合などに、暫定的に登録した語句についての辞書データ13により構成される。なお、前記専用辞書90には、辞書データ13の他にも、当該専用辞書90に対応する新聞社の固有情報(後述の電子メールアドレスなど)が記憶されている。
【0078】
ここで、前記辞書記憶エリア73bに記憶される前記基本辞書95及び前記専用辞書90の構成について図11を用いて説明する。図11は、辞書記憶エリア73bに記憶される辞書の構成を示す図である。
【0079】
図11に示すように、辞書記憶エリア73bには、基本辞書95と、購読契約をした新聞社の専用辞書90(図11の場合は、専用辞書90a、90b)とが、それぞれ別々のテキストデータとして記憶されている。前記基本辞書95または専用辞書90とを特定するために、前記テキストデータには、辞書を識別するためのタグ80と当該タグ80に続いて識別記号81とが記憶されている。例えば、識別記号81が“COMMON”の場合は、基本辞書95であることを示し、識別記号81が“AT”であれば、前記新聞社Aの専用辞書90aであることを示す。
【0080】
基本辞書95の場合は、前記識別記号81に続いて、辞書データ13の始まりを示すタグ86“<DD>”と、当該タグ86に続いて複数の辞書データ13が順番に記憶されており、各辞書データ13の間は記号“;”で区切られる。そして、前記複数の辞書データ13の終わりには、基本辞書95の終端を示すタグ87“<END>”が記述されている。
【0081】
一方、専用辞書の場合には、前記識別記号81に続いて、当該専用辞書に対応する新聞社の前記既登録通知メールの送信先アドレスが記述されていることを示すタグ82と、当該タグ82に続いて前記既登録通知メールのメールアドレス83が記憶される。そして、前記既登録通知メールのメールアドレス83の次には、当該専用辞書に対応する新聞社の前記読みデータ確認通知メールの送信先アドレスが記述されていることを示すタグ84と、当該タグ84に続いて前記読みデータ確認通知メールのメールアドレス85が記憶される。そして前記読みデータ確認通知メールのメールアドレス85の次には、前記辞書データ13が記憶されていることを示すタグ86と、当該タグ86に続いて、基本辞書95の場合と同様に、複数の辞書データ13が記憶されている。そして、前記複数の辞書データ13の終わりには、データの終端を示すタグ87が記憶されている。
【0082】
以上のように前記辞書記憶エリア73bは構成されており、CPU71は、前記タグ80から、前記タグ87までの間のデータを一つの辞書を構成するテキストデータであるとみなし、いずれの種類の辞書であるかは識別記号81により判別する。
【0083】
次に、受信された記事データが記憶される記事データ記憶エリア73cのデータ構成について図12を用いて説明する。図12は、記事データ記憶エリア73cにおけるデータ構成を示す図である。前記記事データ記憶エリア73cは、記事本文記憶エリアとヘッダー情報記憶エリアとで構成されている。
【0084】
図12(a)に示すように、受信された記事データは、その記事データ中の記事本文12が抽出されて、前記記事本文記憶エリアに記憶される。なお、図12(a)中の記号30“¥n”は改行コードであり、記号31“¥0”はデータの終端を示す終端コードである。
【0085】
また、図12(b)に示すように、受信された記事データは、その記事データ中の記事ID10と表題11が抽出され、前記記事本文記憶エリアに記憶された記事本文12の先頭のメモリアドレスとともにヘッダー情報として前記ヘッダー情報記憶エリアに記憶される。ヘッダー情報は、情報処理装置60に記憶された記事データをLCD63に一覧表示する場合や、指定された記事データの記事本文12を検索する場合などに用いられる。
【0086】
以上のような構成により、ユーザの情報処理装置60は、各種データを受信・記憶したり、当該データに対して種々の処理を行うことが可能である。
【0087】
次に、以上に説明したような情報提供装置40、ホストコンピュータ50、情報処理装置60との間で行われる処理の動作について、図13を用いて説明する。
【0088】
(記事データの作成手順)まず、情報提供装置40における記事データの作成手順について説明する。まず、新聞社のオペレータは、前記ROM42に記憶されている記事データ作成プログラムを起動させる。そして、予め情報提供装置40とは別の文書編集装置で作成された電子新聞データの記憶されたリムーバブルディスクを前記データ入力手段48に挿入する。しかる後、リムーバブルディスクに記録されている電子新聞データが読み出され、RAM43上に展開されて、その内容がCRT46bに表示される。
【0089】
オペレータは、CRT46bに表示された電子新聞の内容から、記事データとして配信する内容を入力部47bにより選択する。これにより、CPU41は、電子新聞の中から選択された部分のみ抽出してRAM43に一時的に記憶させる。オペレータはこの作業を繰り返し、記事データとして配信する内容がすべて選択されたら、選択した内容を記事データとして編集するようにCPU41に対する指示を入力する。
【0090】
CPU41は、この編集指示を受けて前記記事本文12を作成してCRT46bに表示するとともに、前記辞書データ13を入力する所定のフォーマットの辞書データ入力画面を表示する。
【0091】
前記辞書データ13を入力しない場合は、前記辞書データ入力画面をキャンセルし、入力する場合は入力部47bにより当該画面の入力フォーマットに従い、辞書データ13を入力する。そして、辞書データ入力をキャンセルした場合や辞書データ入力を終了した場合、記事ID10と表題11を入力する画面が表示されるので、オペレータは記事ID10と表題11を入力する。すべての入力が終了して前記記事データの作成指示がされると、CPU41は、ROM42に格納されているフォーマットに基づいて、図2に示す形式で記事データを作成するとともに、前記記事データ記憶エリア45aに当該記事データを記憶させる。
【0092】
(単独辞書データ作成手順)次に、前記情報提供装置40における前記単独辞書データの作成手順について説明する。まずオペレータにより、情報提供装置40のROM42に格納されている辞書データ作成プログラムが起動されると、CRT46bには辞書データ13を入力する所定のフォーマットの辞書データ入力画面が表示される。オペレータは、辞書データ13の文字列14及び読みデータ15をフォーマットに従って入力した後、辞書データID17を入力する。そして、前記辞書データ入力画面での入力が終了して、前記単独辞書データの作成指示がされると、CPU41は、図3に示す形式で前記単独辞書データを作成し、前記辞書データ記憶エリア45bに当該単独辞書データを記憶させる。
【0093】
以上のような手順により作成された前記記事データ及び前記単独辞書データは、オペレータが入力部47bにより送信指示を入力することにより、データ記憶装置45から読みだされて、通信部49を介して前記プロバイダのホストコンピュータ50に送信される。図13に示すように、各新聞社(A、B、C、…、N)の情報提供装置40からは随時記事データまたは辞書データがホストコンピュータ50に送信される。ホストコンピュータ50側では受信された記事データは前記記事データ記憶装置55に、単独辞書データは記事データ記憶装置56にそれぞれ記憶・蓄積される。
【0094】
(電子新聞の購読契約手順)次に、前記情報処理装置60において前記電子新聞(記事データ)を購読する契約を行う手順について図13及び図14を用いて説明する。図14は、ホストコンピュータ50が提供する電子新聞の配信サービスメニュー20の画面例を示す図である。
【0095】
情報処理装置60において前記電子新聞の購読契約を行う際は、図13に示すように、ホストコンピュータ50に回線を接続した後、配信サービスメニュー20にまずアクセスする。しかる後、ホストコンピュータ50からは配信サービスメニュー20のデータが送信され、図14に示すように、情報処理装置60のLCD63に当該配信サービスメニュー20が表示される。
【0096】
前記配信サービスメニュー20において、新規購読契約ボタン21を前記タッチパネル65により押下することにより、記事データの配信サービスを新規購読契約の手続きをすることが可能である。
【0097】
新規購読契約ボタン21を押下すると、前記プロバイダが配信サービスを行っている電子新聞の一覧がLCD63に表示される。ユーザは、その中から所望の電子新聞を選択し、会員情報(氏名、連絡先、利用料金支払い方法など)を入力して、定期購読の申し込みを行うように指示すると、前記情報処理装置60は必要なデータ(会員情報等)を前記ホストコンピュータ50に送信する。
【0098】
ホストコンピュータ50は、前記情報処理装置60からの購読契約に関するデータを受信すると、当該情報処理装置60のユーザに対して、ユーザIDとパスワードを発行し、当該ユーザID及びパスワード、購読希望の電子新聞名、前記会員情報とを前記会員管理DB記憶装置57に登録する。そして、ホストコンピュータ50は、当該情報処理装置60に対して前記ユーザIDとパスワードを通知して、さらに後述の言語処理プログラム100と基本辞書95、および前記ユーザが購読する電子新聞を提供する新聞社の専用辞書90を送信し、購読契約が終了する。
【0099】
一方、情報処理装置60は、言語処理プログラム100、基本辞書95及び各専用辞書90がRAM73上にダウンロードされると、図9に示すように、言語処理プログラム100はプログラム記憶エリア73aに記憶され、基本辞書95及び各専用辞書90は辞書記憶エリア73bに記憶される。配信サービスメニュー20を終了する時は、“戻る”ボタン24を押下する。
【0100】
(記事データまたは単独辞書データのダウンロード)次に、ユーザが購読契約を行った電子新聞の記事データまたは単独辞書データをダウンロードする手順を図13及び図15を用いて説明する。図15は、ユーザ専用メニュー25の画面例を示す図である。尚、本実施形態では、当該ユーザが新聞社A、B、Cの各朝刊の電子新聞を定期購読する契約を行った場合を例にして説明を行う。
【0101】
ユーザが記事データまたは単独辞書データをダウンロードしたい場合は、上述の新規購読契約時と同様に、情報処理装置60からホストコンピュータ50の電子新聞の配信サービスメニュー20にアクセスする。ホストコンピュータ50は、前記情報処理装置60から配信サービスメニュー20へのアクセスがあると、情報処理装置60に対して、配信サービスメニュー20のデータを送信し、情報処理装置60では図14に示す配信サービスメニュ−20の画面が表示される。既に契約をしているユーザは、画面下部に表示されたテンキー23により、ユーザログインエリア22のユーザID入力欄22a、パスワード入力欄22bに、それぞれ前記ユーザID、前記パスワードを入力してログインボタン22cを押下することにより、ユーザ専用メニュー25へのログイン要求と前記ユーザID及び前記パスワードがホストコンピュータ50へ送信される。
【0102】
ホストコンピュータ50は、前記情報処理装置60からログイン要求がされると、会員管理DB記憶装置57を検索して、受信したユーザIDが会員登録されているか否かを判別する。ユーザIDが登録されていると、さらにパスワードが正しいか否かを照合する。ユーザIDやパスワードが正しくない場合は、ホストコンピュータ50は情報処理装置60に対してその旨を通知し、再度ユーザIDとパスワードの入力を促す。一方、ユーザIDとパスワードが正しい場合、ホストコンピュータ50は情報処理装置60に対してユーザ専用メニュー25のデータを送信する。
【0103】
ホストコンピュータ50で作成されるユーザ専用メニュー25は、会員管理DB記憶装置57に記憶されている前記会員情報、及び記事データ記憶装置55に記憶されている情報に基づいて作成される。ホストコンピュータ50は、まず当該ユーザIDに対応する会員情報の契約新聞識別記号より、当該ユーザIDの会員が購読契約を行っている新聞社及び電子新聞を特定する。次に、前記特定された電子新聞の最新の記事データから、前記記事ID10及び前記表題11を抽出する。そして、この記事ID10、表題11及び、前記特定された新聞社の識別記号10aに基づいて、所定のフォーマットでユーザ専用メニュー25を作成する。
【0104】
本実施形態では、当該ユーザは新聞社A、B、Cの朝刊記事を購読契約しているため、LCD63に表示されるユーザ専用メニュー25は、図15に示すように、前記表題11に基づいて上記3社の最新記事の表題(2003年11月6日朝刊)が表示されたダウンロードボタン26と、各新聞社(A,B、C)の単独辞書データのダウンロードボタン27とで構成される。前記記事データのダウンロードボタン26には、それぞれ記事ID10が対応づけられており、ユーザが記事データを要求する際に当該ユーザが所望した記事データを特定するために用いられる。また、前記単独辞書データのダウンロードボタン27には、それぞれ対応する新聞社の識別記号10aが対応づけられている。ユーザ専用メニュー25を終了する時は、“戻る”ボタン28を押下する。
【0105】
所望の記事データまたは単独辞書データの要求は、前記ユーザ専用メニュー25の各ダウンロードボタン26または27を押下することにより、ホストコンピュータ50に対して送信される。例えば、A新聞の記事データのダウンロードボタン26を押下すると、当該ダウンロードボタン26に対応付けられた記事ID“AT20031106M”が、記事データを要求する信号と共にホストコンピュータ50に対して送信される。また、B新聞の単独辞書データのダウンロードボタン27を押下すると、当該ダウンロードボタン27に対応する新聞社Bの識別記号10a“BT”が、単独辞書データを要求する信号とともにホストコンピュータ50に対して送信される。
【0106】
ホストコンピュータ50において、前記情報処理装置60からの要求が記事データであれば、その要求に含まれる記事ID10に基づき、該当する記事データが記事データ記憶装置55から抽出されて、図2に示すようなテキストデータが、ユーザの情報処理装置60へ送信される。そして、前記送信履歴記憶エリア57bのデータ送信履歴が更新される。
【0107】
一方、ホストコンピュータ50において、前記情報処理装置60からの要求が単独辞書データであれば、その要求に含まれる新聞社の識別記号10aに基づき、該当する新聞社が特定される。そして、前記送信履歴記憶エリア57bの当該ユーザIDに対応するデータ送信履歴が検索され、該当する新聞社のいずれの単独辞書データが既に送信済みであるかを特定する。そして、前記記事データ記憶装置56に蓄積されている当該新聞社の単独辞書データの辞書データID17と、前記データ送信履歴中の送信済み辞書データID17とを比較して、まだ当該情報処理装置60に送信していない単独辞書データが存在するか否かが判別される。まだ送信していない単独辞書データが存在する場合、前記記事データ記憶装置56より当該単独辞書データがすべて抽出されて、図3に示すようなテキストデータが、1つずつ順次ユーザの情報処理装置60へ送信される。そして、前記送信履歴記憶エリア57bのデータ送信履歴が1つの単独辞書データが送信される毎に更新される。
【0108】
以上のような処理により、ユーザは電子新聞の購読契約を行い、所望の記事データまたは単独辞書データを取得することが可能となる。また、前記記事データまたは単独辞書データを取得した情報処理装置60は、そのデータを解析して後述する既登録通知メールまたは読みデータ確認通知メールを作成し、ホストコンピュータ50に対して送信する。ホストコンピュータ50は、前記既登録通知メールまたは読みデータ確認通知メールを受信すると、その電子メールに記述された送信先を解読して、該当する新聞社の情報提供装置40へ当該電子メールを送信する。
【0109】
(情報処理装置における処理)次に、前記情報処理装置60が行う処理について、図16〜図27を用いて説明する。図16は、情報処理装置60の制御システムが行うメインルーチンのフローチャートである。なお、以下の説明では、図13に示す手順により、ユーザは既に新聞社A、B、Cの朝刊記事の購読契約を行っており、言語処理プログラム100、基本辞書95及び専用辞書90a、90b、90cは既にダウンロードされているものとする。
【0110】
まず、前記情報処理装置60の電源スイッチ62を押下することにより制御システムが起動し、図16に示すように、ステップS301(以下、S301と略す。以下のステップも同様)においてシステムの初期化処理を行い、S302に移行する。S302において、LCD63に画面を表示し、S303に移行してユーザの入力を待つ。
【0111】
S303において、ユーザからタッチパネル65による入力があるとS304に移行し、その入力指示が電子新聞の配信サービスメニュー20へのアクセス指示か否かを判別する。前記指示が、前記配信サービスメニュー20へのアクセス指示であれば(S304:YES)、S305に移行して後述の配信サービス処理を行い、その後S302に戻って画面の再表示を行い、ユーザの入力を待つ。一方、前記配信サービスメニュー20へのアクセス指示でなければ(S304:NO)、S306に移行して記事データの音声出力指示か否かを判別する。
【0112】
S306において、ユーザの入力指示が記事データの音声出力指示である場合(S306:YES)、S307に移行して後述の音声出力処理を行い、その後S302に戻って画面の再表示を行い、ユーザの入力を待つ。ユーザの入力指示が記事データの音声出力指示でない場合(S306:NO)、S308に移行し、指示された処理を行なった後S302に戻って画面の再表示を行い、ユーザの入力を待つ。
【0113】
なお、本制御システムの終了処理は、情報処理装置60の電源スイッチ62を一定時間押下することで行われる。
【0114】
次に、図17を用いて前記配信サービス処理について説明する。図17は、配信サービス処理の手順を示すフローチャートである。
【0115】
S310において、CPU71は、ホストコンピュータ50に前記配信サービスメニュー20のデータを送信するように要求する。そして、ホストコンピュータ50から配信サービスメニュー20のデータが送信され、S311において、LCD63には図14に示す配信サービスメニュー20が表示される。
【0116】
次にS312において、ユーザにより前記新規購読契約、ユーザIDとパスワードの入力と前記ユーザ専用メニュー25へのログイン、または前記配信サービスメニュー20の終了(戻る)の何れかの処理がタッチパネル65により選択されると、S313へ移行する。
【0117】
S313において、ユーザの選択した処理がユーザ専用メニュー25へのログインである場合(S313:YES)、S314に移行して後述のユーザ専用メニュー処理を行った後S317に移行する。一方、S313において、ユーザの選択した処理がユーザ専用メニュー25へのログインでない場合(S313:NO)、S315に移行し、ユーザの選択した処理が新規購読契約であるか否か判別する。
【0118】
S315において、ユーザの選択した処理が前記新規購読契約であった場合(S315:YES)、S316の新規購読契約の処理を行った後、S317に移行する。新規購読契約の処理は前述したため、ここでの説明は省略する。
【0119】
一方、ユーザの選択した処理が新規購読契約ではない場合(S315:NO)、S317に移行する。S317において、ユーザからの選択した処理が配信サービスメニュー20の終了であるか否かを判別し、終了である場合(S317:YES)、配信サービスメニュー20を終了して図16のS302に戻り、画面の再表示を行い、ユーザの入力を待つ。一方、ユーザから終了が選択されていない場合(S317:NO)、S311に戻る。
【0120】
次に、図17のS314のユーザ専用メニュー処理について、図18を用いて説明する。図18は、ユーザ専用メニュー処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0121】
図17のS312における入力が、ユーザIDとパスワードの入力であり、且つ前記ユーザ専用メニュー25へのログイン処理である場合、S320において、CPU71は、ホストコンピュータ50に対してユーザID,パスワードを送信すると共にユーザ専用メニュー25のデータを要求する。これにより、ホストコンピュータ50からは、ユーザ専用メニュー25のデータが送信される。そして、S321において、図15に示す前記ユーザ専用メニュー25がLCD63に表示される。
【0122】
S322では、ユーザの入力を待ち、ユーザ専用メニュー25における所望の記事データ、辞書データ(単独辞書データ)のダウンロード、またはユーザ専用メニューの終了のいずれかの処理が選択されるとS323へ移行する。
【0123】
S323において、前記選択された処理が記事データの要求であるか否かが判別される。選択された処理が記事データの要求である場合(S323:YES)、S324へ移行して、ホストコンピュータ50に対して前述の記事データの要求を行う。このとき、前記記事データ受信部102により、要求した記事データが受信されたか否かを監視する動作が開始される。一方、ホストコンピュータ50側では、記事データの要求を受信すると、前述のように要求された記事データを、図2に示すようなテキストデータとして情報処理装置60に送信する。
【0124】
S325において、前記記事データ受信部102により前記要求した記事データの受信が検出されると、受信された記事データは前記記事データ記憶エリア73cへ記憶されるとともに、前記記事展開エリア73dに展開され、S326へ移行する。
【0125】
次に、S326において、前記辞書データ判別部110により、前記記事展開エリア73dに展開された記事データ中に辞書データ13が添付されているか否かが判別される。具体的には、当該記事データに、タグ“<DD>”が記述されているか否かで判別され、タグ“<DD>”が記述されていると判別された場合(S326:YES)、S327に移行する。S326において、記事データ中にタグ“<DD>”が存在しない場合(S326:NO)、辞書データ13は存在しないものとしてS335へ移行する。
【0126】
S327では、前記辞書データ抽出部112により、前記記事展開エリア73dに展開された記事データから記事ID10の識別記号10aと辞書データ13が抽出されて前記辞書登録バッファ73eに記憶された後、S332に移行する。
【0127】
S323において、選択された処理が記事データの要求でない場合(S323:NO)、S328へ移行し、選択された処理が前記単独辞書データの要求であるか否かが判別される。選択された処理が、前記単独辞書データの要求である場合(S328:YES)、S329へ移行する。一方、選択された処理が辞書データの要求ではない場合(S328:NO)、S335へ移行する。
【0128】
S329において、ホストコンピュータ50に対して前記単独辞書データの要求が行われる。このとき、前記辞書データ受信部116により、前記単独辞書データの受信を監視する動作が開始される。一方、ホストコンピュータ50側では、単独辞書データの要求を受信すると、前述したように、ホストコンピュータ50に蓄積されている単独辞書データのうち、ユーザが指定した新聞社のものであり、且つ当該ユーザの情報処理装置60に対してまだ送信を行っていない単独辞書データを検索する。しかる後、前記未送信の単独辞書データを、順次図3に示すようなテキストデータとしてユーザの情報処理装置60に送信する。
【0129】
S330において、前記辞書データ受信部116により、要求した単独辞書データの受信が検出されると、S331において、受信された単独辞書データから、辞書データID17の識別記号17aと辞書データ13が抽出されて辞書登録バッファ73eに記憶され、S332へ移行する。
【0130】
S332では、前記辞書登録バッファ73eに記憶された辞書データ13の個数がカウントされ、変数Ndictに代入される。しかる後、後述するS333の辞書データ登録処理と、S334の辞書データチェック処理を行った後、S335に移行する。
【0131】
S335では、ユーザ専用メニュー25からのログアウトが指示されたか否かを判別し、ログアウト指示がされている場合(S335:YES)、図17のS317に戻る。一方、ログアウト指示がされていない場合(S335:NO)、S321に戻る。
【0132】
次に、図18のS333の辞書データ登録処理について、図19を用いて説明する。図19は、辞書データ登録処理の手順を表すフローチャートである。
【0133】
S340において、辞書登録バッファ73eに記憶されている辞書データ13について、辞書登録処理を行った個数をカウントするための変数iが0にセットされる。
【0134】
S341において、前記辞書データ登録部114により、新聞社を特定するために前記辞書登録バッファ73eに記憶されている識別記号10aまたは17aと一致する識別記号81が付与された専用辞書90が選択される。
【0135】
S342において、辞書登録バッファ73eに記憶されている辞書データ13のうち一つが抽出され、S343に移行する。なお、当該抽出された辞書データ13を、以下この処理においては抽出辞書データ13aと称する。
【0136】
S343において、前記辞書データ登録部114により、前記選択された専用辞書90に前記抽出辞書データ13aが登録される。例えば、図11において、“AI”という文字列が登録されるとすると、文字列“AI”は、文字列“ADP”と文字列“APEC”の間になるので、文字列“ADP”と文字列“APEC”の間に挿入される。このとき、抽出辞書データ13aと同表記(文字列14が同一)の辞書データ13が既に専用辞書90に登録されている場合は、当該既に登録されている辞書データ13は削除され、前記抽出辞書データ13aが登録される。
【0137】
S344において、前記登録判別部122により、抽出辞書データ13aと同一の辞書データ13が、基本辞書95または選択された専用辞書90に既に登録されているか否かが判別され、登録されていない場合(S344:NO)、S346に移行する。
【0138】
一方、S344において、前記抽出辞書データ13aと同一の辞書データ13が、基本辞書95または選択された専用辞書90に既に登録されていると判別された場合(S344:YES)、S345に移行する。
【0139】
S345において、前記既登録通知部124により、ワークエリア73gに前記抽出辞書データ13aが記憶された既登録通知リストが作成される。既に、ワークエリア73gに前記既登録通知リストが作成されている場合は、既に作成されている既登録通知リストに抽出辞書データ13aが追加記憶される。
【0140】
S346において、1個の辞書データ13の登録処理が終了したので変数iが1だけインクリメントされ、S347において、変数iが変数Ndictと等しくなったか否かが判別される。即ち、前記辞書登録バッファ73eに記憶されている辞書データ13のすべてが登録処理されたか否かが判別される。変数iと変数Ndictが等しくない場合(S347:NO)、S342に移行して、まだ登録処理されていない辞書データ13を前記辞書登録バッファ73eより一つ抽出してS342に移行する。一方、変数iと変数Ndictが等しい場合(S347:YES)、S348に移行する。
【0141】
S348において、前記既登録通知部124により、S345において作成された前記既登録通知リストに基づいて、既登録通知メールが作成され、ホストコンピュータ50に対して送信される。
【0142】
ここで、前記既登録通知メールについて、図20を用いて説明する。図20は、既登録通知メールの一例を示す図である。既登録通知部124は、当該既登録通知メールを送信するべき新聞社を、前記辞書登録バッファ73eに記憶されている識別記号10aまたは17aに基づいて特定し、予め専用辞書90に登録されている新聞社の前記既登録通知メールの送信先メールアドレス83(図11参照)を取得する。次に、図20に示すような、当該送信先メールアドレス83と、送信元であるユーザIDとからなる送信情報と、前記既登録通知リストに記憶された辞書データ13を記述したメール本文とから構成される既登録通知メールを作成する。しかる後、既登録通知部124は、当該既登録通知メールをホストコンピュータ50に対して送信する。ホストコンピュータ50は、前記既登録通知メールを受信すると、当該既登録通知メールを該当する新聞社の情報提供装置40へ転送し、当該情報提供装置40は、前記通知情報記憶エリア45cに当該既登録通知メールを記憶させる。したがって、前記既登録通知メールにより、当該新聞社は既に提供した辞書データ13を把握することができ、新聞社が同一の辞書データを何回も提供するという負担を削減することができる。なお、既登録通知を行う方法は電子メールに限らず、同様の内容を該当する新聞社に通知できる方法であればよい。
【0143】
S348の処理が終了すると、図18のS334に移行し、図21に示す辞書データチェック処理が行われる。図21は、辞書データチェック処理の手順を表すフローチャートである。
【0144】
S350において、辞書登録バッファ73eに記憶されている辞書データ13について、辞書データチェック処理を行った個数をカウントするための変数jが0にセットされる。
【0145】
次に、S351において、前記辞書登録バッファ73eに記憶されている前記辞書データ13のうち一つが抽出されて、S352に移行する。なお、当該抽出された辞書データ13を、以下この処理においては抽出辞書データ13bと称する。
【0146】
S352では、前記共有判別部118により、前記抽出辞書データ13bと同一の辞書データが、すべての専用辞書90a、b、cに登録されているか否か判別される。同一の辞書データが、すべての専用辞書90a、b、cに登録されている場合(S352:YES)、抽出辞書データ13bは新聞社A、B、C共通に用いられている辞書データであるから、S353において、前記辞書共有化部120により、抽出辞書データ13bが基本辞書95に登録される。一方、抽出データ13bと同一の辞書データは、各専用辞書90a,b,cに記憶しておく必要がないので、専用辞書90a、b、cから抽出辞書データ13bと同一の辞書データ13が削除され、S358に移行する。これにより、情報処理装置60の辞書記憶エリア73bに記憶されるデータ量が削減される。
【0147】
一方、S352において、抽出辞書データ13bと同一の辞書データ13が専用辞書90a、b、cのすべてには登録されていない場合には(S352:NO)、S355に移行する。
【0148】
S355では、前記同表記データ抽出部126により、前記抽出辞書データ13bと同表記(辞書データを構成する文字列14が同じ)の辞書データ13が、専用辞書90a、b、cのすべてに登録されているか否かが判別される。そして、同表記の辞書データ13が専用辞書90a、b、cのすべてに登録されていると判別された場合(S355:YES)、該当する同表記の辞書データ13を各専用辞書から抽出してワークエリア73gに記憶させ、S356に移行する。一方、抽出辞書データ13bと同表記の辞書データ13が専用辞書90a、b、cのすべてにはない場合、即ち抽出辞書データ13bと同表記の辞書データ13が存在しない専用辞書がある場合(S355:NO)、S358に移行する。
【0149】
S356では、前記読みデータ比較部128により、ワークエリア73gに記憶された前記辞書データ13の読みデータ15が互いに比較される。そして、1つの専用辞書から抽出された辞書データ13のみ、他の専用辞書から抽出された辞書データ13と異なる読みデータ15を持つ場合、即ち新聞社A、B、Cのうち1社のみ、その文字列の読み方が他の新聞社共通の読み方と異なっている場合(S356:YES)、S357に移行する。例えば、図22に示す例では、“外為”という文字列14からなる辞書データ13は、各専用辞書90a、b、cそれぞれに登録されているが、専用辞書90bの読みデータ15のみ他の専用辞書90a、90cの読みデータ15と異なっている。この場合について、1つの専用辞書の読みデータ15のみ他の専用辞書の読みデータ15と異なると判断される。なお、図22の各専用辞書90a、b、cの”WIPO”という文字列のように、専用辞書90a、b、cすべてにおいて読みデータ15が互いに異なるような場合、即ち、一つの専用辞書のみ読みデータが異なるわけではない場合は、前記読みデータ比較部128は、1つの専用辞書の読みデータ15のみ他の専用辞書の読みデータ15と異なると判断されない。このような場合(S356:NO)、S358に移行する。
【0150】
S357において、前記読みデータ確認通知部130により、図23に示すような読みデータ確認通知リストが作成され、S358に移行する。具体的には、前記読みデータ比較部128の比較結果に基づいて、前記異なる読みデータ15を有する辞書データ13が記憶されていた専用辞書の識別記号81と、当該異なる読みデータ15を有する辞書データ13と、他の専用辞書においては共通である読みデータ15とが、1つのレコードとしてワークエリア73gに記憶される。既に読みデータ確認通知リストが作成されている場合は、当該読みデータ確認通知リスト中の最後に記憶されているレコードに続いて、新しい前記レコードが追加・更新される。
【0151】
次に、S358において、1個の辞書データ13のデータチェック処理が終了したので前記変数jが1だけインクリメントされ、S370において、変数jが変数Ndictと等しくなったか否かが判別される。即ち、前記辞書登録バッファ73eに記憶されている辞書データ13のすべてがデータチェック処理されたか否かが判別される。変数jと変数Ndictが等しくない場合(S359:NO)、S351に移行して、まだデータチェック処理されていない辞書データ13を前記辞書登録バッファ73eより一つ抽出してS352に移行する。一方、変数jと変数Ndictが等しい場合(S359:YES)、辞書登録バッファ73eに記憶された辞書データ13のすべてにデータチェック処理が行われたと判断してS360に移行する。なお、このとき辞書登録バッファ73eに記憶されているデータはすべて削除される。
【0152】
S360において、前記読みデータ確認通知部130により、S357において作成された前記読みデータ確認通知リスト(図23参照)に基づいて、各新聞社宛の読みデータ確認通知メールが作成・送信される。
【0153】
ここで、読みデータ確認通知メールについて図24を用いて説明する。図24は、読みデータ確認通知メールの一例を示す図であり、図23における読みデータ確認通知リストに基づいて、新聞社B宛てに作成されたものである。まず、前記読みデータ確認通知部130は、前記読みデータ確認通知リストに記憶されている専用辞書の識別記号81を検索し、いずれの新聞社(A、B、C)に対して読みデータ確認通知メールを作成・送信するかを特定する。図23の読みデータ確認通知リストの場合では、識別記号ATに対応する新聞社Aと、識別記号BTに対応する新聞社Bに対して、読みデータ確認通知メールが作成・送信されることになる。次に、この識別記号81“BT”に対応する専用辞書90bに記憶されている読みデータ確認通知メールのメールアドレス85を取得し、当該送信先メールアドレス85と送信元であるユーザIDを送信情報として作成する。次に、図24に示すように、前記読み確認通知リストの識別記号81が“BT”であるすべてのレコードから、前記読みデータ15の異なる辞書データ13と、その他の専用辞書では共通である読みデータ15(共通読みデータ)とを抽出して、メール本文を作成する。しかる後、前記送信情報と、前記メール本文とから構成される読みデータ確認通知メールを作成して前記ホストコンピュータ50に送信する。ホストコンピュータ50は、前記読みデータ確認通知メールを受信すると、当該読みデータ確認通知メールを該当する新聞社の情報提供装置40へ転送し、当該情報提供装置40は、前記通知情報記憶エリア45cに当該読みデータ確認通知メールを記憶させる。したがって、前記読みデータ確認通知メールにより、新聞社Bは自社が提供した辞書データの読みデータが誤っている場合の対応や、一般的に使用されていない読み方であることを認識することが迅速にできる。なお、読みデータ確認通知を行う方法は電子メールに限らず、同様の内容を該当する新聞社に通知できる方法であればよい。
【0154】
以上の手順により、ユーザの情報処理装置60は、各新聞社の最新の読み方に対応した辞書データ13を得られるとともに、各新聞社に共通の辞書データ13は基本辞書95に随時移動され、各専用辞書90a、b、cからは削除されていくため、前記辞書記憶エリア73bのデータ量を削減することが可能となる。
【0155】
次に、図16のS307の音声出力処理について図25を用いて説明する。図25は、音声出力処理を行う手順を示したフローチャートである。
【0156】
前記記事データ記憶エリア73cに記憶された記事データは、ユーザが所望の時に音声により出力可能である。
【0157】
図25のS370において、図12(b)に示した前記記事データ記憶エリア73cの前記ヘッダー情報エリアに記憶されている前記ヘッダー情報が検索され、当該ヘッダー情報中の表題11の一覧(記事データリスト)がLCD63に表示される。そして、S370において、ユーザは音声出力したい記事データを、タッチパネル65により選択する。しかる後、S372に移行する。
【0158】
S372において、前記選択された記事データのヘッダー情報中のメモリアドレスを元に、前記記事本文記憶エリアに記憶されている記事本文12がRAM76の前記記事データ展開エリア73cに展開され、S373に移行する。
【0159】
S373において、前記辞書選択部104により、前記選択された記事データの記事ID10の識別記号10aと一致する識別記号81が付与された専用辞書90が、辞書記憶エリア73bから選択される。
【0160】
S374において、前記記事展開エリア73dに展開された記事データは、前記言語処理部106により、まず構文解析が行われて単語単位に分解され、さらに、アクセント句の区切りが挿入される。構文解析については公知の技術であるので、ここでの詳しい説明は省略する。しかる後、前記分解された単語について前記選択された専用辞書90に同一の文字列の辞書データ13が存在するか検索される。同一文字列の辞書データ13が存在する場合、前記分解された単語はその辞書データ13中の読みデータ15に置き換えられる。前記選択された専用辞書90に同一の文字列の辞書データ13が存在しない場合は、基本辞書95が検索されて、同様に読みデータ15に置き換えられる。例えば、図2に示す記事本文12のすべての単語が読みデータ15に変換されると、図26に示すようなカナ表記のテキストデータ(以下、表音データ18と称する。)が作成されて、前記出力データエリア73eに記憶され、S375に移行する。図26の表音データ18中、アクセントがある文字についてはその文字の直後にアクセント記号19aが挿入されており、また、アクセント句の区切り位置には区切り記号19bが挿入されている。さらに、一定時間のポーズを示すポーズ記号19c、19dが記述されている。また、図2に示す読みルール“http://www=LN”に基づいて、文字列“http://www”が含まれる行は読み飛ばされている。
【0161】
S375において、前記出力データエリア73eに記憶された前記表音データ18は、前記出力部108により、PCM(Pulse Code Modulation)方式などのデジタル音声信号に変換され、前記D/A変換器68へ出力される。なお、テキストデータである表音データ18をデジタル音声信号に変換する方法は公知であるので、ここでの詳しい説明は省略する。
【0162】
S376において、前記D/A変換器63により、前記デジタル音声信号はアナログ音声信号に変換されてスピーカ67に対して出力され、スピーカ67により音声出力される。
【0163】
以上の手順により、ユーザは所望の記事データを情報処理装置60にダウンロードして、当該記事データを提供した新聞社に対応した読み方で音声出力させて聞くことができる。
【0164】
以上から、本発明のデータ配信システムにおいては、ユーザは自己が所有する情報処理装置60において、記事データを提供した新聞社に対応した読み方で当該記事データを音声により聞くことができると共に、音声出力するために必要となる辞書データの容量を可能な限り削減することが可能となる。さらに、前記辞書データ13を提供する新聞社にとっては、同じ辞書データを提供した場合、または、他社が共通に用いている読み方と違う読み方をしている場合には、その旨がユーザより通知されるため、辞書データを提供する負担を低減することが可能である。
【0165】
なお、本実施形態においては、言語処理プログラム100等は、新規契約時に情報処理装置60にダウンロードするような手順であるが、ダウンロードは新規契約時に限らず、契約後任意の時にダウンロードできるようにしても良い。また、最新版のプログラムや基本辞書または専用辞書なども、ユーザの所望の時にダウンロードできるようにしても良い。
【0166】
また、言語処理プログラム100、基本辞書95、専用辞書90は、インターネット等の電気通信回線により情報処理装置60へ提供する方法の他に、CD−ROMやメモリカードなどのコンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録して提供することも可能である。
【0167】
また、前記情報処理装置60において、辞書データ登録処理時若しくは音声出力処理時には、受信されたデータの識別記号10aまたは17aを用いて専用辞書を選択しているが、例えば、記事データもしくは単独辞書データを要求した際には、既に要求した記事データもしくは単独辞書データの情報提供元は決定しているので、受信されたデータの識別記号10a、17aを用いずに専用辞書90は選択可能である。
【0168】
また、本実施形態において、前記情報提供装置40から提供される記事データ及び単独辞書データはホストコンピュータ50に一旦蓄積されて、ユーザの前記情報処理装置60からの要求によりホストコンピュータ50より送信される構成となっている。しかしながら、前記記事データ及び単独辞書データをホストコンピュータ50には蓄積しないような構成でもよい。この場合、情報処理装置60からの要求により、当該ホストコンピュータ50は当該要求された記事データまたは単独辞書データを前記情報提供装置40から取得して、当該情報処理装置60に転送するようにしてもよい。この場合、ホストコンピュータ50におけるデータの蓄積量が低減でき、またホストコンピュータ50の保守作業等の負担を低減できるという効果を奏する。
【0169】
[実施形態2]
次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本実施形態において、前述の実施形態1の構成と重複する事項についての説明は省略する。また、実施形態1の各構成要素に付与した符号についても、実施形態2において同様のものについては同じ符号を用いる。
【0170】
(データ配信システムの構成)実施形態2は、実施形態1において前記情報提供装置40が提供する電子新聞(前記記事データ)や前記辞書データを、プロバイダの前記ホストコンピュータ50に蓄積し、ホストコンピュータ50は、ユーザの前記情報処理装置60の配信要求に基づいて、当該要求された記事データを音声データ(以下、音声記事データと称する。)に変換して当該情報処理装置60に配信するという構成である。
【0171】
なお、各新聞社に備えられた各情報提供装置40及びユーザの情報処理装置60は、前述の実施形態1において説明した構成と同様である。また、実施形態2において、電子新聞の購読契約方法は前述の実施形態1の方法と同様であるので、ここでの詳しい説明は省略する。ただし、本実施形態においては、ユーザの情報処理装置60は、前記基本辞書95及び専用辞書90による言語処理を行わずとも音声出力可能であるので、購読契約の際には、ホストコンピュータ50から前記言語処理プログラム100及び基本辞書95、専用辞書90は、ユーザの情報処理装置60には送信されない。具体的には、情報処理装置60は、デジタル音声信号である前記音声記事データを、前記D/A変換器68によりアナログ音声信号に変換して、前記スピーカ67により音声出力することが可能であるため、前記言語処理プログラム100及び基本辞書95、専用辞書90を必要としない。従って、実施形態1における前記ユーザ専用メニュー25は、実施形態2においては、図27に示すように、前記記事データ(音声記事データ)のみダウンロードできるような構成となっている。前記ユーザ専用メニュー25において、前記記事データをダウンロードする手順については、実施形態1と同様であるので、ここでの詳しい説明は省略する。
【0172】
(ホストコンピュータの構成)次に、実施形態2におけるホストコンピュータ50の構成について図28、図29を用いて説明する。図28は、実施形態2ににおけるホストコンピュータ50の内部構成を示すブロック図であり、図29は、CPU51の機能を説明するための機能ブロック図である。
【0173】
ホストコンピュータ50は、CPU51と、CPU51を動作させるための各種プログラムやデータが記憶されているROM52と、CPU51が演算を行う際に一時的にデータを記憶しておくためのRAM53と、各種データの送受信を行うための通信制御部54と、前記記事データを記憶しておくための記事データ記憶装置55(記事データ記憶手段)と、前記単独辞書データを記憶しておくための記事データ記憶装置56(辞書データ記憶手段)と、前記記事データの配信サービスの契約を行ったユーザ(会員)の情報を記憶しておく会員管理データベース記憶装置(会員管理DB記憶装置)57からなり、これらはシステムバス58により接続されている。また、前記通信制御部54には通信回線59が接続されており、通信回線59は図示しない交換機を介して各新聞社との前記専用通信回線及び前記インターネット35、そして図示しないLANに接続されている。
【0174】
前記CPU51は、各種制御を行うための中央演算装置であり、後述する前記音声記事データをユーザの前記情報処理装置60へ配信する制御等を行うために、図29に示すように、記事データ受信部402(記事データ受信手段)と、辞書選択部404(辞書データ選択手段)と、言語処理部406(言語処理手段)と、記事データ配信部408(記事データ配信手段)と、辞書データ判別部410(辞書データ判別手段)と、辞書データ抽出部412(辞書データ抽出手段)と、辞書データ登録部414(辞書データ登録手段)と、辞書データ受信部416(辞書データ受信手段)と、共有判別部418(共有判別手段)と、辞書共有化部420(辞書共有化手段)と、登録判別部422(登録判別手段)と、既登録通知部424(既登録通知手段)と、同表記データ抽出部426(同表記データ抽出手段)と、読みデータ比較部428(読みデータ比較手段)と、読みデータ確認通知部430(読みデータ確認通知手段)とで構成される処理機能をROM52に記憶されているプログラムにより実現する。
【0175】
なお、CPU51に対して何らかの指示を出す場合には、前記LANに接続された図示しないコンピュータ端末より指示を出し、本ホストコンピュータ50の制御・保守を行うことが可能である。
【0176】
前記RAM53は、読み出し・書き込み可能な一時記憶メモリであり、各種プログラムが展開されるプログラム展開エリア53aと、辞書展開エリア53bと、記事展開エリア53cと、辞書登録バッファ53dと、出力データバッファ53eと、ワークエリア53fとで構成される。
【0177】
前記記事データ記憶装置55は、記憶エリア55a〜55n(新聞社Aエリア〜新聞社Nエリア)に分割されており、複数の前記新聞社A〜Nごとに提供された前記記事データを記憶・蓄積することが可能である。なお、前記記憶エリア55a〜55nでは、記事データは提供された順番に図2に示したテキストデータの状態で記憶されている。
【0178】
前記記事データ記憶装置56は、その記憶領域がさらに記憶エリア56a〜55n(新聞社Aエリア〜新聞社Nエリア)および記憶エリア56x(基本辞書エリア)に分割されており、複数の前記新聞社A〜Nごとに用意された専用辞書90a〜90n及び前記基本辞書95がそれぞれ記憶されている。
【0179】
本実施形態においては、記事データ記憶装置56に記憶される基本辞書95及び各専用辞書90a〜90nの構成は、実施形態1における情報処理装置60の辞書記憶エリア73bにおける構成と同様であり、ここでの詳しい説明は省略する。
【0180】
前記会員管理DB記憶装置57は、会員情報が記憶される会員情報記憶エリア57aと、各会員ごとに前記記事データの送信履歴が記憶される送信履歴記憶エリア57bにより構成される。会員管理DB記憶装置57の構成は、実施形態1と同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。ただし、本実施形態においては、情報処理装置60に対して、実施形態1における前記単独辞書データ提供は行われないので、送信履歴記憶エリア57bには単独辞書データの送信履歴は記録されない。
【0181】
(ホストコンピュータにおける処理)次に、以上のような構成からなる本実施形態のデータ配信システムにおいて、前記ホストコンピュータ50が行う処理について、図30〜図35を用いて説明する。図30は、ホストコンピュータ60の制御システムが行うメインルーチンのフローチャートである。
【0182】
S501において、初期化処理が行われた後、S502において、何らかのデータが通信制御部54に受信されるのを待つ。データが受信された場合(S502:YES)、S503へ移行し、データが受信されない場合(S502:NO)、そのままデータの受信があるまでS502の判定を繰り返す。
【0183】
S503において、前記記事データ受信部402により、前記受信されたデータが新聞社の情報提供装置40からの記事データか否かが、そのデータ中に記事ID10が含まれるか否かで判別され、記事データであると判別された場合(S503:YES)、S504へ移行する。
【0184】
S504において、前記受信された記事データ中の記事ID10の識別記号10aに基づいて、当該記事データを提供した新聞社に対応する記憶エリア(55a〜55n)に記事データは記憶される。そして、前記記事展開エリア53cに展開され、S505へ移行する。なお、前記記憶エリア(55a〜55n)に記憶される記事データの構成については、実施形態1における前記情報処理装置60の前記記事データ記憶エリア73cのデータ構成(図12(a)、(b)参照)と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0185】
S505において、前記辞書データ判別部410により、前記記事展開エリア53cに展開された記事データ中に辞書データ13が添付されているか否かが、記事データ中のタグ“<DD>”の有無により判別され、タグ“<DD>”が存在すると判別された場合(S505:YES)、S506に移行する。S505において、記事データ中にタグ“<DD>”が存在しない場合(S505:NO)、辞書データ13は存在しないものとして、記事データ展開エリア53cに展開された記事データを削除してS501に戻る。
【0186】
S506では、前記辞書データ抽出部412により、前記記事展開エリア53cに展開された記事データから記事ID10の識別記号10aと辞書データ13が抽出されて前記辞書登録バッファ53dに記憶される。そして、S509に移行する。
【0187】
一方、S503において、前記受信されたデータが記事データではないと判別された場合(S503:NO)、S507に移行し、前記辞書データ受信部416により、前記受信されたデータ中に辞書データID17が含まれるか否かで当該データが単独辞書データであるか否かが判別される。受信されたデータが、単独辞書データであると判別された場合(S507:YES)、S508に移行して、受信された単独辞書データから辞書データID17中の識別記号17aと辞書データ13が抽出されて辞書登録バッファ53dに記憶され、S509に移行する。
【0188】
S509では、前記辞書登録バッファ53dに記憶された辞書データ13の個数がカウントされ、変数Ndictに代入される。しかる後、後述するS510の辞書データ登録処理と、S511の辞書データチェック処理を行った後、S502に戻る。
【0189】
一方、S507において、前記受信されたデータが単独辞書データでないと判別された場合(S507:NO)、S512に移行し、前記受信されたデータがユーザの情報提供装置60からの記事データの要求であるか否かが判別される。
【0190】
S512において、前記受信されたデータが記事データの要求であると判別された場合(S512:YES)、S513に移行し、後述のデータ配信処理を行った後、S501に戻る。一方、前記受信されたデータが記事データの要求でないと判別された場合(S512:NO)、前述の配信サービスメニュー20の送信処理や、プロバイダのオペレータによる保守をするための処理など指定された処理を行った後、S501に戻る。
【0191】
次に、図30のS507の辞書データ登録処理について、図31を用いて説明する。図31は、ホストコンピュータ50における辞書データ登録処理の手順を表すフローチャートである。
【0192】
S520において、辞書登録バッファ53dに記憶されている辞書データ13について、辞書登録処理を行った個数をカウントするための変数iが0にセットされる。
【0193】
S521において、前記辞書データ登録部414により、新聞社を特定するために前記辞書登録バッファ53dに記憶されている識別記号10aまたは17aと一致する識別記号81が付与された専用辞書90が記事データ記憶装置56から選択される。
【0194】
S522において、辞書登録バッファ53dに記憶されている辞書データ13のうち一つが抽出され、S523に移行する。なお、当該抽出された辞書データ13を、以下この処理においては抽出辞書データ13aと称する。
【0195】
S523において、前記辞書データ登録部414により、前記選択された記事データ記憶装置56に記憶された専用辞書90に前記抽出辞書データ13aが登録される。辞書データ13が登録される方法については、実施形態1の情報処理装置60における登録方法と同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0196】
次に、S524において、前記登録判別部422により、抽出辞書データ13aと同一の辞書データ13が、記事データ記憶装置56に記憶された基本辞書95または選択された専用辞書90に既に登録されているか否かが判別され、登録されていない場合(S524:NO)、S526に移行する。
【0197】
一方、S524において、前記抽出辞書データ13aと同一の辞書データ13が、基本辞書95または選択された専用辞書90に既に登録されていると判別された場合(S524:YES)、S525に移行する。
【0198】
S525において、前記既登録通知部424により、ワークエリア53fに前記抽出辞書データ13aが記憶された既登録通知リストが作成される。既に、ワークエリア53fに前記既登録通知リストが作成されている場合は、既に作成されている既登録通知リストに抽出辞書データ13aが追加記憶される。
【0199】
S526において、1個の辞書データ13の登録処理が終了したので変数iが1だけインクリメントされ、S527において、変数iが変数Ndictと等しくなったか否かが判別される。即ち、前記辞書登録バッファ53dに記憶されている辞書データ13のすべてが登録処理されたか否かが判別される。変数iと変数Ndictが等しくない場合(S527:NO)、S522に移行して、まだ登録処理されていない辞書データ13を前記辞書登録バッファ53dより一つ抽出してS522に移行する。一方、変数iと変数Ndictが等しい場合(S527:YES)、S528に移行する。
【0200】
S528において、前記既登録通知部424により、S525において作成された前記既登録通知リストに基づいて、既登録通知メールが作成され、新聞社の情報提供装置40へ送信される。なお、前記既登録通知メールの構成及び作成方法については、実施形態1の情報処理装置60における構成及び作成方法と同様であるので、ここでの詳しい説明は省略する。当該情報提供装置40は、既登録通知メールを受信すると、前記通知情報記憶エリア45cに当該既登録通知メールを記憶させる。したがって、前記既登録通知メールにより、当該新聞社は既に提供した辞書データ13を把握することができ、新聞社が同一の辞書データを何回も提供するという負担を削減することができる。なお、既登録通知を行う方法は電子メールに限らず、同様の内容を該当する新聞社に通知できる方法であればよい。
【0201】
次に、図30のS511の辞書データチェック処理について、図32を用いて説明する。図32は、ホストコンピュータ50における辞書データチェック処理の手順を表すフローチャートである。
【0202】
S530において、辞書登録バッファ53dに記憶されている辞書データ13について、辞書データチェック処理を行った個数をカウントするための変数jが0にセットされる。
【0203】
次に、S531において、前記辞書登録バッファ53dに記憶されている前記辞書データ13のうち一つが抽出されて、S532に移行する。なお、当該抽出された辞書データ13を、以下この処理においては抽出辞書データ13bと称する。
【0204】
S532では、前記共有判別部418により、前記抽出辞書データ13bと同一の辞書データが、辞書データ記憶部55のすべての専用辞書90a〜90nに登録されているか否か判別される。同一の辞書データが、すべての専用辞書90a〜90nに登録されている場合(S532:YES)、抽出辞書データ13bは新聞社A〜N共通に用いられている辞書データであるから、S533において、前記辞書共有化部420により、抽出辞書データ13bが基本辞書95に登録される。一方、抽出データ13bと同一の辞書データは、各専用辞書90a〜90nに記憶しておく必要がないので、専用辞書90a〜90nから抽出辞書データ13bと同一の辞書データ13が削除され、S538に移行する。これにより、ホストコンピュータ50の辞書データ記憶部55に記憶されるデータ量が削減される。
【0205】
一方、S532において、抽出辞書データ13bと同一の辞書データ13が専用辞書90a〜90nのすべてには登録されていない場合には(S532:NO)、S535に移行する。
【0206】
S535では、前記同表記データ抽出部426により、前記抽出辞書データ13bと同表記(辞書データを構成する文字列14が同じ)の辞書データ13が、専用辞書90a〜90nのすべてに登録されているか否かが判別される。そして、同表記の辞書データ13が専用辞書90a〜90nのすべてに登録されていると判別された場合(S535:YES)、該当する同表記の辞書データ13を各専用辞書から抽出してワークエリア53fに記憶させ、S536に移行する。一方、抽出辞書データ13bと同表記の辞書データ13が専用辞書90a〜90nのすべてにはない場合、即ち抽出辞書データ13bと同表記の辞書データ13が存在しない専用辞書がある場合(S535:NO)、S538に移行する。
【0207】
S536では、前記読みデータ比較部428により、ワークエリア53fに記憶された前記辞書データ13の読みデータ15が互いに比較される。そして、1つの専用辞書から抽出された辞書データ13のみ、他の専用辞書から抽出された辞書データ13と異なる読みデータ15を持つ場合、即ち新聞社A〜Nのうち1社のみ、その文字列の読み方が他の新聞社共通の読み方と異なっている場合(S536:YES)、S537に移行する。一方、それ以外の場合、例えば、新聞社A、Bの読みデータ15が共通であり、新聞社C〜Nの読みデータ15も共通であるが、新聞社A、Bと新聞社C〜Nの読みデータ15は異なるような場合(S536:NO)は、S538に移行する。
【0208】
S537では、前記読みデータ確認通知部430により、図23に示すような読みデータ確認通知リストが作成され、S538に移行する。具体的には、前記読みデータ比較部428の比較結果に基づいて、前記異なる読みデータ15を有する辞書データ13が記憶されていた専用辞書の識別記号81と、当該異なる読みデータ15を有する辞書データ13と、他の専用辞書においては共通である読みデータ15とが、1つのレコードとしてワークエリア53fに記憶される。既に読みデータ確認通知リストが作成されている場合は、当該読みデータ確認通知リスト中の最後に記憶されているレコードに続いて、新しい前記レコードが追加・更新される。
【0209】
次に、S538において、1個の辞書データ13のデータチェック処理が終了したので前記変数jが1だけインクリメントされ、S540において、変数jが変数Ndictと等しくなったか否かが判別される。即ち、前記辞書登録バッファ53dに記憶されている辞書データ13のすべてがデータチェック処理されたか否かが判別される。変数jと変数Ndictが等しくない場合(S539:NO)、S531に移行して、まだデータチェック処理されていない辞書データ13を前記辞書登録バッファ53dより一つ抽出してS532に移行する。一方、変数jと変数Ndictが等しい場合(S539:YES)、辞書登録バッファ53dに記憶された辞書データ13のすべてにデータチェック処理が行われたと判断してS540に移行する。なお、このとき辞書登録バッファ53dに記憶されているデータはすべて削除される。
【0210】
S360において、前記読みデータ確認通知部430により、S537において作成された前記読みデータ確認通知リスト(図23参照)に基づいて、各新聞社宛の読みデータ確認通知メールが作成・送信され、図30のS502に戻る。なお、読みデータ確認通知メールの作成方法については、実施形態1における作成方法と同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0211】
前記読みデータ確認通知メールを受信した情報提供装置40は、前記通知情報記憶エリア45cに当該読みデータ確認通知メールを記憶させる。したがって、前記読みデータ確認通知メールにより、新聞社Bは自社が提供した辞書データの読みデータが誤っている場合の対応や、一般的に使用されていない読み方であることを認識することが迅速にできる。なお、読みデータ確認通知を行う方法は電子メールに限らず、同様の内容を該当する新聞社に通知できる方法であればよい。
【0212】
以上の手順により、ユーザの情報処理装置60は、各新聞社の最新の読み方に対応した辞書データ13を得られるとともに、各新聞社に共通の辞書データ13は基本辞書95に随時移動され、各専用辞書90a〜90nからは削除されていくため、前記辞書データ記憶部55のデータ量を削減できる。
【0213】
次に、ユーザの情報処理装置60から、記事データ(音声記事データ)の配信要求があった場合のホストコンピュータ50の処理(図29のS510の処理)について、図33を用いて説明する。図33は、データ配信処理を行う手順を示したフローチャートである。
【0214】
ユーザは、前述のように情報処理装置60を用いて自己のユーザ専用メニュー25にログインして、所望の記事データを要求することにより、前記音声記事データに変換された当該情報処理装置60に配信される。
【0215】
図33のS550において、前記情報処理装置60から送信された記事ID10に基づいて、記事データの検索が行われる。具体的には、当該要求された記事データの記事ID10と一致する前記記事データ記憶装置55の前記ヘッダー情報が検索され、当該要求された記事データの記事本文12がいずれのメモリアドレスから記憶されているかという情報が取得される。
【0216】
S551において、前記取得されたメモリアドレスを元に、記事本文12が記事データ記憶装置55から読み出され、前記記事データ展開エリア53cに展開される。
【0217】
次に、S552において、前記辞書選択部404により、前記記事データ記憶装置56の各記憶エリア56a〜56nが検索され、前記要求された記事データの記事ID10の識別記号10aと一致する識別記号81を有する専用辞書90が選択される。しかる後、前記記事データ記憶装置56から前記基本辞書95と前記選択された専用辞書90が、前記辞書展開エリア53bへ展開され、S553に移行する。
【0218】
S553において、前記記事展開エリア53cに展開された記事データは、前記言語処理部406により、まず構文解析が行われて単語単位に分解され、さらに、アクセント句の区切りが挿入される。なお、構文解析については公知の技術であるのでここでの詳しい説明は省略する。しかる後、前記分解された単語について前記選択された専用辞書90に同一の文字列の辞書データ13が存在するか検索される。同一文字列の辞書データ13が存在する場合、前記分解された単語はその辞書データ13中の読みデータ15に置き換えられる。前記選択された専用辞書90に同一の文字列の辞書データ13が存在しない場合は、基本辞書95が検索されて、同様に読みデータ15に置き換えられる。例えば、図2に示す記事データの記事本文12の単語が読みデータ15に変換されると、図26に示すような前記表音データ18が作成される。そして、当該表音データ18は、前記出力データエリア53eに記憶され、S554に移行する。前記表音データ18については、実施形態1において説明したものと同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0219】
S554において、前記出力データエリア53eに記憶された前記表音データ18は、前記記事データ配信部408により、PCM(Pulse CodeModulation)方式などのデジタル音声信号(音声記事データ)に変換される。なお、テキストデータである表音データ18をデジタル音声信号に変換する方法は公知であるので、ここでの説明は省略する。
【0220】
S555において、前記記事データ配信部408により、前記音声記事データは前記記事データを要求した情報処理装置60へ対して送信される。
【0221】
以上の手順により、ユーザは所望の記事データを音声信号として情報処理装置60のRAM73上にダウンロードして、当該記事データを提供した新聞社に対応した読み方で記事データを音声により聞くことができる。
【0222】
なお、本実施形態において、記事データ配信部408は、デジタル音声信号である音声記事データを、ユーザの情報処理装置60へ送信しているが、スピーカやイヤホンなどの一般的な音声出力装置へ直接入力できる形式のアナログ音声信号に変換して、情報処理装置60へ送信してもよい。
【0223】
さらに、記事データ配信部408は、言語処理部406で作成された表音データ18を、そのままテキストデータとして送信できるような出力データを作成して情報処理装置60へ送信し、当該情報処理装置60の側で当該表音データ18を音声信号に変換してスピーカ等により音声出力させるような構成でも良い。この場合、情報処理装置60は、実施形態1における出力部108に相当する機能を必要とするが、この機能をプログラムとして情報処理装置60に提供することも可能である。
【0224】
また、本実施形態におけるホストコンピュータ50において、、受信されたデータの記事ID10もしくは辞書データID17を用いて専用辞書を選択する構成であるが、例えば、情報提供装置40から一方的にデータを受信する構成ではなく、当該ホストコンピュータ50から記事データもしくは単独辞書データを情報提供元に要求する構成することにより、予め受信する記事データ若しくは単独辞書データの提供元は特定可能である。
【0225】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能である。
【0226】
例えば、データ配信システムにおける前記各新聞社の前記情報提供装置40と、前記プロバイダのホストコンピュータ50と、前記ユーザの情報処理装置60とのそれぞれの間の通信方法は上記実施形態に限られるものではなく、同様のデータを互いに通信できるものであれば良いことは言うまでもない。
【0227】
また、ユーザの情報処理装置60は、PDAなどの携帯情報端末を想定して説明したが、インターネット等の通信回線に接続された固定設置型コンピュータ(例えば、デスクトップ型のパーソナルコンピュータなど)であっても良いことは言うまでもない。
【0228】
また、情報提供元は各新聞社であるが、例えば、新聞社ないの編集部単位などであってもよく、1つの新聞社が複数の新聞を提供する場合には、その複数の新聞に対して個別に専用辞書を設けるようにしてもよい。
【0229】
また、上記実施形態では、購読契約した電子新聞の最新記事のみダウンロードできるように構成されているが、それ以前の記事についてもダウンロード可能にしてもよいし、また号外がある場合は号外の表示をして、号外の記事データをダウンロードできるようにしてもよい。
【0230】
また、前記記事データ、または辞書データ(単独辞書データ)のデータ記述様式は、図2や図3に示した構成に限らなくともよい。さらに、前記記事データまたは辞書データは、テキストデータに限られるものではない。
【0231】
また、前記辞書データ中の読みデータ15には、アクセント、読みルール以外にも、イントネーションや韻律などの,より自然な音声読み上げを実現するための情報が含まれていてもよい。
【0232】
また、上記各実施形態の辞書データ登録処理において、登録されるべき辞書データと同表記である辞書データ13が、基本辞書95または登録されるべき専用辞書90に既に登録されている場合、既に登録されている前記同表記の辞書データ13は全て上書き記憶される。しかしながら、このように上書き記憶するのではなく、別個の辞書データ13として登録すべき専用辞書90に記憶し、且つ登録が行われた回数を記憶するようにしてもよい。この場合、登録された回数の多い辞書データ13を優先して前記言語処理に使用するようにするようにしてもよく、また一定期間後に優先順位の低い(登録回数の少ない)辞書データを削除する処理を行ってもよい。
【0233】
また、本データ配信システムにおいては、前記辞書データ13を前記単独辞書データという形で前記記事データとは別に提供せずともよく、記事データ中に添付するという形式で提供するのみでも良い。一方、前記辞書データ13を前記記事データ中に添付しないで、すべて前記単独辞書データという形式で、当該記事データとは独立したデータとして提供するようにしても良い。
【0234】
また、本実施形態では、情報提供元である新聞社において前記記事データ中に前記辞書データ13を添付しているが、当該辞書データ13を添付するのは、当該新聞社でなくともよい。例えば、前記新聞社の情報提供装置40から提供された前記記事データに前記辞書データ13を添付して、前記ホストコンピュータ50に提供するようなサービスを行ってもよい。また、前記ホストコンピュータ50に、前記記事データと前記辞書データ13を別々に提供して、当該ホストコンピュータ50において両者をマージ(結合)するような構成でもよく、記事データと辞書データの提供方法は種々の形態が考えられる。
【0235】
また、前記表音データ18は音声出力のみに用いられるのみでなく、情報処理装置60のLCD63に表示して文字として認識することも可能である。さらに、情報処理装置60を点字出力機とすることも可能であり、前記表音データ18は、点字出力するためのデータとして用いることも可能である。
【0236】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1に記載のデータ配信システムは、基本辞書と各情報提供元ごとの専用辞書を設け、各情報提供元固有の辞書データは各情報提供元に対応する専用辞書に、各情報提供元共通の辞書データは基本辞書に記憶したので、全体として辞書データの記憶容量を低減することができる。さらに、ユーザは所望の記事データを各情報提供元に対応した読み方で音声により聞くことや、記事データの読み方を表す文字情報を視認することなどができるという効果を奏する。
また、情報提供元から新語や造語などに対する辞書データが記事データ中に添付されて提供された場合に、ユーザの情報処理装置は、記事データ中の辞書データを抽出して、その情報提供元の専用辞書に自動的に登録するため、新しい用語(造語や略語など)に対応した言語処理が行える。
更に、登録される辞書データが、基本辞書または専用辞書のいずれかに既に登録されている場合、既に登録がされている旨を各情報提供元に通知するため、各情報提供元が同じ辞書データを何度も提供するという負担をなくすことができるという効果を奏する。
【0237】
請求項2に記載のデータ配信システムは、基本辞書と各情報提供元ごとの専用辞書を設け、各情報提供元固有の辞書データは各情報提供元に対応する専用辞書に、各情報提供元共通の辞書データは基本辞書に記憶したので、全体として辞書データの記憶容量を低減することができる。さらに、ユーザは所望の記事データを各情報提供元に対応した読み方で音声により聞くことや、記事データの読み方を表す文字情報を視認することなどができるという効果を奏する。
また、情報提供元から新語や造語などに対する辞書データが記事データ中に添付されて提供された場合に、ユーザの情報処理装置は、記事データ中の辞書データを抽出して、その情報提供元の専用辞書に自動的に登録するため、新しい用語(造語や略語など)に対応した言語処理が行える。
更に、ある辞書データの読みデータが一つの情報提供元のみ異なる場合には、その情報提供元に他の情報提供元と読み方が異なる旨が通知されるので、その情報提供元はその通知により、その読みデータが誤っているという判断や、一般的な読み方ではないという判断が迅速に行えるという効果を奏する。
【0238】
請求項3に記載のデータ配信システムは、請求項1または2の効果に加えて、情報処理装置に記憶されている全ての専用辞書に同一の辞書データが登録された場合、その辞書データを基本辞書に移動させ、且つこの辞書データを各専用辞書から削除するため、辞書データの記憶容量を低減させることができるという効果を奏する。
【0239】
請求項4に記載のデータ配信システムは、基本辞書と各情報提供元ごとの専用辞書を設け、各情報提供元固有の辞書データは各情報提供元に対応する専用辞書に、各情報提供元共通の辞書データは基本辞書に記憶したので、全体として辞書データの記憶容量を低減することができる。さらに、ユーザは所望の記事データを各情報提供元に対応した読み方で音声により聞くことや、記事データの読み方を表す文字情報を視認することなどができるという効果を奏する。
また、情報提供元から新語や造語などに対する辞書データが記事データとは別に提供された場合に、ユーザの要求に基づいて辞書データを配信し、ユーザの情報処理装置は、受信された辞書データをその情報提供元の専用辞書に自動的に登録する。そして、情報処理装置に記憶されている全ての専用辞書に同一の辞書データが登録された場合、その辞書データを基本辞書に移動させ、且つこの辞書データを各専用辞書から削除するため、新しい用語(造語や略語など)に対応した言語処理が行えるとともに、辞書データの記憶容量を低減させることができるという効果を奏する。
更に、登録される辞書データが、基本辞書または専用辞書のいずれかに既に登録されている場合、既に登録がされている旨を各情報提供元に通知するため、各情報提供元が同じ辞書データを何度も提供するという負担をなくすことができるという効果を奏する。
【0240】
請求項5に記載のデータ配信システムは、基本辞書と各情報提供元ごとの専用辞書を設け、各情報提供元固有の辞書データは各情報提供元に対応する専用辞書に、各情報提供元共通の辞書データは基本辞書に記憶したので、全体として辞書データの記憶容量を低減することができる。さらに、ユーザは所望の記事データを各情報提供元に対応した読み方で音声により聞くことや、記事データの読み方を表す文字情報を視認することなどができるという効果を奏する。
また、情報提供元から新語や造語などに対する辞書データが記事データとは別に提供された場合に、ユーザの要求に基づいて辞書データを配信し、ユーザの情報処理装置は、受信された辞書データをその情報提供元の専用辞書に自動的に登録する。そして、情報処理装置に記憶されている全ての専用辞書に同一の辞書データが登録された場合、その辞書データを基本辞書に移動させ、且つこの辞書データを各専用辞書から削除するため、新しい用語(造語や略語など)に対応した言語処理が行えるとともに、辞書データの記憶容量を低減させることができるという効果を奏する。
更に、ある辞書データの読みデータが一つの情報提供元のみ異なる場合には、その情報提供元に他の情報提供元と読み方が異なる旨が通知されるので、その情報提供元はその通知により、その読みデータが誤っているという判断や、一般的な読み方ではないという判断が迅速に行えるという効果を奏する。
【0241】
【0242】
請求項に記載の情報処理装置は、請求項1乃至のいずれかに記載されたデータ配信システムにおける情報処理装置であり、請求項1乃至のいずれかの効果を実現することが可能である。
【0243】
請求項に記載のプログラムは、請求項に記載の情報処理装置における各辞書及び各手段として、コンピュータを機能させるためのプログラムであり、情報処理装置の機能に必要に応じて付加することができるというものである。また、インターネットなどの電気通信回線を介してユーザの情報処理装置に配布可能である。
【0244】
請求項に記載の記録媒体は、請求項に記載のプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体であり、請求項のプログラムを簡単な方法で配布できるという効果を奏する。
【0245】
また、請求項に記載のホストコンピュータは、基本辞書と各情報提供元ごとの専用辞書を設け、各情報提供元固有の辞書データは各情報提供元に対応する専用辞書に、各情報提供元共通の辞書データは基本辞書に記憶したので、記憶容量を低減することができ、さらにユーザは所望の記事データを各情報提供元に対応した読み方で音声により聞くことや、記事データの読み方を表す文字情報を視認することなどができるという効果を奏する。
また、情報提供元から新語や造語などに対する辞書データが記事データ中に添付されて提供された場合に、ホストコンピュータは、記事データ中の辞書データを抽出して、その情報提供元の専用辞書に自動的に登録するため、新しい用語(造語や略語など)に対応した言語処理が行えるという効果を奏する。
そして、登録される辞書データが、基本辞書または専用辞書のいずれかに既に登録されている場合、既に登録がされている旨を各情報提供元に通知するため、各情報提供元が同じ辞書データを何度も提供するという負担をなくすことができるという効果を奏する。
【0246】
請求項10に記載のホストコンピュータは、基本辞書と各情報提供元ごとの専用辞書を設け、各情報提供元固有の辞書データは各情報提供元に対応する専用辞書に、各情報提供元共通の辞書データは基本辞書に記憶したので、記憶容量を低減することができ、さらにユーザは所望の記事データを各情報提供元に対応した読み方で音声により聞くことや、記事データの読み方を表す文字情報を視認することなどができるという効果を奏する。
また、情報提供元から新語や造語などに対する辞書データが記事データ中に添付されて提供された場合に、ホストコンピュータは、記事データ中の辞書データを抽出して、その情報提供元の専用辞書に自動的に登録するため、新しい用語(造語や略語など)に対応した言語処理が行えるという効果を奏する。
そして、ある辞書データの読みデータが一つの情報提供元のみ異なる場合には、その情報提供元に他の情報提供元と読み方が異なる旨が通知されるので、その情報提供元はその通知により、その読みデータが誤っているという判断や、一般的な読み方ではないという判断が迅速に行えるという効果を奏する。
【0247】
請求項11に記載のホストコンピュータは、請求項または10の効果に加えて、情報処理装置に記憶されている全ての専用辞書に同一の辞書データが登録された場合、その辞書データを基本辞書に移動させ、且つこの辞書データを各専用辞書から削除するため、辞書データの記憶容量を低減させることができるという効果を奏する。
【0248】
請求項12に記載のホストコンピュータは、基本辞書と各情報提供元ごとの専用辞書を設け、各情報提供元固有の辞書データは各情報提供元に対応する専用辞書に、各情報提供元共通の辞書データは基本辞書に記憶したので、記憶容量を低減することができ、さらにユーザは所望の記事データを各情報提供元に対応した読み方で音声により聞くことや、記事データの読み方を表す文字情報を視認することなどができるという効果を奏する。
また、情報提供元から新語や造語などに対する辞書データが記事データとは別に提供された場合に、ホストコンピュータは、受信された辞書データをその情報提供元の専用辞書に自動的に登録する。そして、情報処理装置に記憶されている全ての専用辞書に同一の辞書データが登録された場合、その辞書データを基本辞書に移動させ、且つこの辞書データを各専用辞書から削除するため、新しい用語(造語や略語など)に対応した言語処理が行えるとともに、辞書データの記憶容量を低減させることができるという効果を奏する。
更に、登録される辞書データが、基本辞書または専用辞書のいずれかに既に登録されている場合、既に登録がされている旨を各情報提供元に通知するため、各情報提供元が同じ辞書データを何度も提供するという負担をなくすことができるという効果を奏する。
【0249】
請求項13に記載のホストコンピュータは、基本辞書と各情報提供元ごとの専用辞書を設け、各情報提供元固有の辞書データは各情報提供元に対応する専用辞書に、各情報提供元共通の辞書データは基本辞書に記憶したので、記憶容量を低減することができ、さらにユーザは所望の記事データを各情報提供元に対応した読み方で音声により聞くことや、記事データの読み方を表す文字情報を視認することなどができるという効果を奏する。
また、情報提供元から新語や造語などに対する辞書データが記事データとは別に提供された場合に、ホストコンピュータは、受信された辞書データをその情報提供元の専用辞書に自動的に登録する。そして、情報処理装置に記憶されている全ての専用辞書に同一の辞書データが登録された場合、その辞書データを基本辞書に移動させ、且つこの辞書データを各専用辞書から削除するため、新しい用語(造語や略語など)に対応した言語処理が行えるとともに、辞書データの記憶容量を低減させることができるという効果を奏する。
更に、ある辞書データの読みデータが一つの情報提供元のみ異なる場合には、その情報提供元に他の情報提供元と読み方が異なる旨が通知されるので、その情報提供元はその通知により、その読みデータが誤っているという判断や、一般的な読み方ではないという判断が迅速に行えるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 データ配信システムの構成を示す図である。
【図2】 記事データ及び辞書データの一例を示す図である。
【図3】 単独辞書データの一例を示す図である。
【図4】 情報提供装置の内部構成を示すブロック図である。
【図5】 実施形態1におけるホストコンピュータの内部構成を示すブロック図である。
【図6】 前記ホストコンピュータの会員情報記憶エリアに記憶される会員情報の一例を示す図である。
【図7】 前記ホストコンピュータの送信履歴記憶エリアに記憶される送信履歴の一例を示す図である。
【図8】 情報処理装置の外観を示す正面図である。
【図9】 前記情報処理装置の内部構成を示すブロック図である。
【図10】 前記情報処理装置のCPUの機能を示す機能説明図である。
【図11】 前記情報処理装置の辞書記憶エリアに記憶される辞書データの構成を示す図である。
【図12】 記事データ記憶エリアにおけるデータ構成を示す図である。
【図13】 実施形態1におけるデータ配信システムの動作を説明するための説明図である。
【図14】 電子新聞の配信サービスメニューの画面例を示す図である。
【図15】 実施形態1におけるユーザ専用メニューの画面例を示す図である。
【図16】 前記情報処理装置の制御システムが行うメインルーチンを示すフローチャートである。
【図17】 前記情報処理装置における配信サービス処理手順を示すフローチャートである。
【図18】 前記情報処理装置におけるユーザ専用メニュー処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図19】 前記情報処理装置における辞書データ登録処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図20】 既登録通知メールの一例を示す図である。
【図21】 前記情報処理装置における辞書データチェック処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図22】 各専用辞書の辞書データの比較例を示す図である。
【図23】 読みデータ確認通知リストの一例を示す図である。
【図24】 読みデータ確認通知メールの一例を示す図である。
【図25】 前記情報処理装置において音声出力処理の処理手順を示したフローチャートである。
【図26】 表音記事データの一例を示す図である。
【図27】 実施形態2におけるユーザ専用メニューの画面例を示す図である
【図28】 実施形態2におけるホストコンピュータの内部構成を示すブロック図である。
【図29】 前記ホストコンピュータのCPUの機能を示す機能説明図である。
【図30】 前記ホストコンピュータの制御システムが行うメインルーチンのフローチャートである。
【図31】 前記ホストコンピュータにおける辞書データ登録処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図32】 前記ホストコンピュータにおける辞書データチェック処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図33】 実施形態2のホストコンピュータにおいて記事データを配信する際のデータ配信処理を行う手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
10 記事ID
12 記事本文
13 辞書データ
14 文字列
15 読みデータ
16 タグ
17 辞書データID
20 配信サービスメニュー
25 ユーザ専用メニュー
35 インターネット
36 ゲートウェイ
37 キャリア
38 通信基地局
40 情報提供装置
50 ホストコンピュータ
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 通信制御部
55 記事データ記憶装置
56 辞書データ記憶装置
57 会員管理DB記憶装置
60 情報処理装置
67 スピーカ
68 D/A変換器
69 送受信部
71 CPU
72 ROM
73 RAM
73b 辞書データ記憶エリア
73c 記事データ記憶エリア
90a〜90n 専用辞書
95 基本辞書
100 言語処理プログラム
102、402 記事データ受信部
104、404 辞書選択部
106、406 言語処理部
108 出力部
110、410 辞書データ判別部
112、412 辞書データ抽出部
114、414 辞書データ登録部
116、416 辞書データ受信部
118、418 共有判別部
120、420 辞書共有化部
122、422 登録判別部
124、424 既登録通知部
126、426 同表記データ抽出部
128、428 読みデータ比較部
130、430 読みデータ確認通知部
400 配信処理プログラム
408 記事データ配信部

Claims (13)

  1. 複数の情報提供元から提供される記事データをホストコンピュータ及び有線または無線通信回線を介して情報処理装置に配信するデータ配信システムであって、
    前記ホストコンピュータは、
    前記情報提供元から提供される記事データを記憶する記事データ記憶手段と、
    前記情報処理装置からの記事データ配信要求に基づき、前記記事データ記憶手段に記憶された記事データを当該情報処理装置に配信するための記事データ配信手段とを備え、
    前記情報処理装置は、
    文字列とその文字列の読み方を表す読みデータからなる辞書データであって、前記複数の情報提供元共通の前記辞書データを記憶する基本辞書と、
    前記辞書データを、前記複数の情報提供元ごとに記憶する複数の専用辞書と、
    前記ホストコンピュータから所望の記事データを受信する記事データ受信手段と、
    前記受信した記事データを提供する情報提供元に対応した識別情報に基づいて前記専用辞書を選択する辞書選択手段と、
    前記基本辞書及び前記辞書選択手段により選択された専用辞書に基づいて、前記記事データを構成する文字列を読みデータに変換する言語処理手段と、
    前記言語処理手段から出力される読みデータに基づいて前記記事データを出力する出力手段と、
    前記受信した記事データに辞書データが含まれるか否か判別する辞書データ判別手段と、
    前記辞書データ判別手段により当該記事データに辞書データが含まれると判別された場合に、当該辞書データを抽出する辞書データ抽出手段と、
    前記辞書データ抽出手段により抽出された辞書データを、当該情報提供元に対応する専用辞書に登録する辞書データ登録手段と、
    前記辞書データ登録手段により登録される辞書データと同一の辞書データが、前記基本辞書または当該辞書データが登録される専用辞書のいずれかに既に登録されているか否かを判別する登録判別手段と、
    前記登録判別手段により既に登録されていると判別された場合には、前記登録される辞書データを提供した情報提供元に対してその旨を通知するための既登録通知手段と
    を備えたことを特徴とするデータ配信システム。
  2. 複数の情報提供元から提供される記事データをホストコンピュータ及び有線または無線通信回線を介して情報処理装置に配信するデータ配信システムであって、
    前記ホストコンピュータは、
    前記情報提供元から提供される記事データを記憶する記事データ記憶手段と、
    前記情報処理装置からの記事データ配信要求に基づき、前記記事データ記憶手段に記憶された記事データを当該情報処理装置に配信するための記事データ配信手段とを備え、
    前記情報処理装置は、
    文字列とその文字列の読み方を表す読みデータからなる辞書データであって、前記複数の情報提供元共通の前記辞書データを記憶する基本辞書と、
    前記辞書データを、前記複数の情報提供元ごとに記憶する複数の専用辞書と、
    前記ホストコンピュータから所望の記事データを受信する記事データ受信手段と、
    前記受信した記事データを提供する情報提供元に対応した識別情報に基づいて前記専用辞書を選択する辞書選択手段と、
    前記基本辞書及び前記辞書選択手段により選択された専用辞書に基づいて、前記記事データを構成する文字列を読みデータに変換する言語処理手段と、
    前記言語処理手段から出力される読みデータに基づいて前記記事データを出力する出力手段と、
    前記受信した記事データに辞書データが含まれるか否か判別する辞書データ判別手段と、
    前記辞書データ判別手段により当該記事データに辞書データが含まれると判別された場合に、当該辞書データを抽出する辞書データ抽出手段と、
    前記辞書データ抽出手段により抽出された辞書データを、当該情報提供元に対応する専用辞書に登録する辞書データ登録手段と、
    前記複数の専用辞書に登録される辞書データの中で、全ての専用辞書に登録され、且つ同じ文字列から構成される辞書データを抽出する同表記データ抽出手段と、
    前記同表記データ抽出手段により抽出された各辞書データの読みデータを比較する読みデータ比較手段と、
    前記データ比較手段の判別結果により、ある専用辞書に登録された辞書データの読みデータが、他のすべての専用辞書に登録された辞書データの読みデータと異なる場合に、異なる辞書データを登録した専用辞書に対応する情報提供元に対してその旨を通知するための読みデータ確認通知手段と、
    を備えたことを特徴とするデータ配信システム。
  3. 前記情報処理装置は、
    前記全ての専用辞書に同一の辞書データが登録されたか否か判別する共有判別手段と、
    前記共有判別手段により同一の辞書データが登録されたと判別された場合に、当該辞書データを前記基本辞書に登録し、且つ前記全ての専用辞書から当該辞書データを削除する辞書共有化手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のデータ配信システム。
  4. 複数の情報提供元から提供される記事データをホストコンピュータ及び有線または無線通信回線を介して情報処理装置に配信するデータ配信システムであって、
    前記ホストコンピュータは、
    前記情報提供元から提供される記事データを記憶する記事データ記憶手段と、
    前記情報処理装置からの記事データ配信要求に基づき、前記記事データ記憶手段に記憶された記事データを当該情報処理装置に配信するための記事データ配信手段と、
    前記複数の情報提供元ごとに辞書データを記憶する辞書データ記憶手段と、
    前記情報処理装置からの辞書データ配信要求に基づき、前記辞書データ記憶手段に記憶された辞書データを当該情報処理装置に配信するための辞書データ配信手段とを備え、
    前記情報処理装置は、
    文字列とその文字列の読み方を表す読みデータからなる辞書データであって、前記複数の情報提供元共通の前記辞書データを記憶する基本辞書と、
    前記辞書データを、前記複数の情報提供元ごとに記憶する複数の専用辞書と、
    前記ホストコンピュータから所望の記事データを受信する記事データ受信手段と、
    前記受信した記事データを提供する情報提供元に対応した識別情報に基づいて前記専用辞書を選択する辞書選択手段と、
    前記基本辞書及び前記辞書選択手段により選択された専用辞書に基づいて、前記記事データを構成する文字列を読みデータに変換する言語処理手段と、
    前記言語処理手段から出力される読みデータに基づいて前記記事データを出力する出力手段と、
    前記ホストコンピュータから所望の辞書データを受信する辞書データ受信手段と、
    前記受信した辞書データを、当該情報提供元に対応する専用辞書に登録する辞書データ登録手段と、
    前記全ての専用辞書に同一の辞書データが登録されたか否か判別する共有判別手段と、
    前記共有判別手段により同一の辞書データが登録されたと判別された場合に、当該辞書データを前記基本辞書に登録し、且つ前記全ての専用辞書から当該辞書データを削除する辞書共有化手段と、
    前記辞書データ登録手段により登録される辞書データと同一の辞書データが、前記基本辞書または当該辞書データが登録される専用辞書のいずれかに既に登録されているか否かを判別する登録判別手段と、
    前記登録判別手段により既に登録されていると判別された場合には、前記登録される辞書データを提供した情報提供元に対してその旨を通知するための既登録通知手段と
    を備えたことを特徴とするデータ配信システム。
  5. 複数の情報提供元から提供される記事データをホストコンピュータ及び有線または無線通信回線を介して情報処理装置に配信するデータ配信システムであって、
    前記ホストコンピュータは、
    前記情報提供元から提供される記事データを記憶する記事データ記憶手段と、
    前記情報処理装置からの記事データ配信要求に基づき、前記記事データ記憶手段に記憶された記事データを当該情報処理装置に配信するための記事データ配信手段と、
    前記複数の情報提供元ごとに辞書データを記憶する辞書データ記憶手段と、
    前記情報処理装置からの辞書データ配信要求に基づき、前記辞書データ記憶手段に記憶された辞書データを当該情報処理装置に配信するための辞書データ配信手段とを備え、
    前記情報処理装置は、
    文字列とその文字列の読み方を表す読みデータからなる辞書データであって、前記複数の情報提供元共通の前記辞書データを記憶する基本辞書と、
    前記辞書データを、前記複数の情報提供元ごとに記憶する複数の専用辞書と、
    前記ホストコンピュータから所望の記事データを受信する記事データ受信手段と、
    前記受信した記事データを提供する情報提供元に対応した識別情報に基づいて前記専用辞書を選択する辞書選択手段と、
    前記基本辞書及び前記辞書選択手段により選択された専用辞書に基づいて、前記記事データを構成する文字列を読みデータに変換する言語処理手段と、
    前記言語処理手段から出力される読みデータに基づいて前記記事データを出力する出力手段と、
    前記ホストコンピュータから所望の辞書データを受信する辞書データ受信手段と、
    前記受信した辞書データを、当該情報提供元に対応する専用辞書に登録する辞書データ登録手段と、
    前記全ての専用辞書に同一の辞書データが登録されたか否か判別する共有判別手段と、
    前記共有判別手段により同一の辞書データが登録されたと判別された場合に、当該辞書データを前記基本辞書に登録し、且つ前記全ての専用辞書から当該辞書データを削除する辞書共有化手段と、
    前記複数の専用辞書に登録される辞書データの中で、全ての専用辞書に登録され、且つ同じ文字列から構成される辞書データを抽出する同表記データ抽出手段と、
    前記同表記データ抽出手段により抽出された各辞書データの読みデータを比較する読みデータ比較手段と、
    前記データ比較手段の判別結果により、ある専用辞書に登録された辞書データの読みデータが、他のすべての専用辞書に登録された辞書データの読みデータと異なる場合に、異なる辞書データを登録した専用辞書に対応する情報提供元に対してその旨を通知するための読みデータ確認通知手段と、
    を備えたことを特徴とするデータ配信システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載されたデータ配信システムにおける情報処理装置。
  7. 請求項6に記載された情報処理装置の各辞書及び各手段として、コンピュータを機能させるためのプログラム。
  8. 請求項に記載されたプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
  9. 複数の情報提供元から提供される記事データをホストコンピュータ及び有線または無線通信回線を介して情報処理装置に配信するデータ配信システムにおける前記ホストコンピュータであって、
    前記情報提供元から提供される記事データを記憶する記事データ記憶手段と、
    文字列とその文字列の読み方を表す読みデータからなる辞書データであって、前記複数の情報提供元共通の前記辞書データを記憶する基本辞書と、
    前記辞書データを、前記複数の情報提供元ごとに記憶する複数の専用辞書と、
    前記記事データを提供する情報提供元に対応した識別情報に基づいて前記専用辞書を選択する辞書選択手段と、
    前記情報処理装置からの記事データ配信要求に従い、前記基本辞書及び前記辞書選択手段により選択された専用辞書に基づいて、前記記事データを構成する文字列を読みデータに変換する言語処理手段と、
    前記言語処理手段から出力される読みデータもしくは、当該読みデータに基づく音声データを前記情報処理装置に配信するための記事データ配信手段と、
    前記情報提供元から提供された記事データに辞書データが含まれるか否か判別する辞書データ判別手段と、
    前記辞書データ判別手段により当該記事データに辞書データが含まれると判別された場合に、当該辞書データを抽出する辞書データ抽出手段と、
    前記辞書データ抽出手段により抽出された辞書データを、前記情報提供元に対応する専用辞書に登録する辞書データ登録手段と、
    前記辞書データ登録手段により登録される辞書データと同一の辞書データが、前記基本辞書または当該辞書データが登録される専用辞書のいずれかに既に登録されているか否かを判別する登録判別手段と、
    前記登録判別手段により既に登録されていると判別された場合には、前記登録される辞書データを提供した情報提供元に対してその旨を通知するための既登録通知手段と
    を備えたことを特徴とするホストコンピュータ。
  10. 複数の情報提供元から提供される記事データをホストコンピュータ及び有線または無線通信回線を介して情報処理装置に配信するデータ配信システムにおける前記ホストコンピュータであって
    前記情報提供元から提供される記事データを記憶する記事データ記憶手段と、
    文字列とその文字列の読み方を表す読みデータからなる辞書データであって、前記複数の情報提供元共通の前記辞書データを記憶する基本辞書と、
    前記辞書データを、前記複数の情報提供元ごとに記憶する複数の専用辞書と、
    前記記事データを提供する情報提供元に対応した識別情報に基づいて前記専用辞書を選択する辞書選択手段と、
    前記情報処理装置からの記事データ配信要求に従い、前記基本辞書及び前記辞書選択手段により選択された専用辞書に基づいて、前記記事データを構成する文字列を読みデータに変換する言語処理手段と、
    前記言語処理手段から出力される読みデータもしくは、当該読みデータに基づく音声データを前記情報処理装置に配信するための記事データ配信手段と、
    前記情報提供元から提供された記事データに辞書データが含まれるか否か判別する辞書データ判別手段と、
    前記辞書データ判別手段により当該記事データに辞書データが含まれると判別された場合に、当該辞書データを抽出する辞書データ抽出手段と、
    前記辞書データ抽出手段により抽出された辞書データを、前記情報提供元に対応する専用辞書に登録する辞書データ登録手段と、
    前記複数の専用辞書に登録される辞書データの中で、全ての専用辞書に登録され、且つ同じ文字列から構成される辞書データを抽出する同表記データ抽出手段と、
    前記同表記データ抽出手段により抽出された各辞書データの読みデータを比較する読みデータ比較手段と、
    前記データ比較手段の判別結果により、ある専用辞書に登録された辞書データの読みデータが、他のすべての専用辞書に登録された辞書データの読みデータと異なる場合に、異なる辞書データを登録した専用辞書に対応する情報提供元に対してその旨を通知するための読みデータ確認通知手段と、
    を備えたことを特徴とするホストコンピュータ。
  11. 前記全ての専用辞書に同一の辞書データが登録されたか否か判別する共有判別手段と、
    前記共有判別手段により同一の辞書データが登録されたと判別された場合に、当該辞書データを前記基本辞書に登録し、且つ前記全ての専用辞書から当該辞書データを削除する辞書共有化手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項9または10に記載のホストコンピュータ。
  12. 複数の情報提供元から提供される記事データをホストコンピュータ及び有線または無線通信回線を介して情報処理装置に配信するデータ配信システムにおける前記ホストコンピュータであって、
    前記情報提供元から提供される記事データを記憶する記事データ記憶手段と、
    文字列とその文字列の読み方を表す読みデータからなる辞書データであって、前記複数の情報提供元共通の前記辞書データを記憶する基本辞書と、
    前記辞書データを、前記複数の情報提供元ごとに記憶する複数の専用辞書と、
    前記記事データを提供する情報提供元に対応した識別情報に基づいて前記専用辞書を選択する辞書選択手段と、
    前記情報処理装置からの記事データ配信要求に従い、前記基本辞書及び前記辞書選択手段により選択された専用辞書に基づいて、前記記事データを構成する文字列を読みデータに変換する言語処理手段と、
    前記言語処理手段から出力される読みデータもしくは、当該読みデータに基づく音声データを前記情報処理装置に配信するための記事データ配信手段と、
    前記情報提供元から提供された辞書データを、当該情報提供元に対応する専用辞書に登録する辞書データ登録手段と、
    前記全ての専用辞書に同一の辞書データが登録されたか否か判別する共有判別手段と、
    前記共有判別手段により同一の辞書データが登録されたと判別された場合に、当該辞書データを前記基本辞書に登録し、且つ前記全ての専用辞書から当該辞書データを削除する辞書共有化手段と、
    前記辞書データ登録手段により登録される辞書データと同一の辞書データが、前記基本辞書または当該辞書データが登録される専用辞書のいずれかに既に登録されているか否かを判別する登録判別手段と、
    前記登録判別手段により既に登録されていると判別された場合には、前記登録される辞書データを提供した情報提供元に対してその旨を通知するための既登録通知手段と
    を備えたことを特徴とするホストコンピュータ。
  13. 複数の情報提供元から提供される記事データをホストコンピュータ及び有線または無線通信回線を介して情報処理装置に配信するデータ配信システムにおける前記ホストコンピュータであって、
    前記情報提供元から提供される記事データを記憶する記事データ記憶手段と、
    文字列とその文字列の読み方を表す読みデータからなる辞書データであって、前記複数の情報提供元共通の前記辞書データを記憶する基本辞書と、
    前記辞書データを、前記複数の情報提供元ごとに記憶する複数の専用辞書と、
    前記記事データを提供する情報提供元に対応した識別情報に基づいて前記専用辞書を選択する辞書選択手段と、
    前記情報処理装置からの記事データ配信要求に従い、前記基本辞書及び前記辞書選択手段により選択された専用辞書に基づいて、前記記事データを構成する文字列を読みデータに変換する言語処理手段と、
    前記言語処理手段から出力される読みデータもしくは、当該読みデータに基づく音声データを前記情報処理装置に配信するための記事データ配信手段と、
    前記情報提供元から提供された辞書データを、当該情報提供元に対応する専用辞書に登録する辞書データ登録手段と、
    前記全ての専用辞書に同一の辞書データが登録されたか否か判別する共有判別手段と、
    前記共有判別手段により同一の辞書データが登録されたと判別された場合に、当該辞書データを前記基本辞書に登録し、且つ前記全ての専用辞書から当該辞書データを削除する辞書共有化手段と、
    前記複数の専用辞書に登録される辞書データの中で、全ての専用辞書に登録され、且つ同じ文字列から構成される辞書データを抽出する同表記データ抽出手段と、
    前記同表記データ抽出手段により抽出された各辞書データの読みデータを比較する読みデータ比較手段と、
    前記データ比較手段の判別結果により、ある専用辞書に登録された辞書データの読みデータが、他のすべての専用辞書に登録された辞書データの読みデータと異なる場合に、異なる辞書データを登録した専用辞書に対応する情報提供元に対してその旨を通知するための読みデータ確認通知手段と、
    を備えたことを特徴とするホストコンピュータ。
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