JP3893858B2 - 特徴場面検出方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

特徴場面検出方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は映像の中に含まれる特徴場面を検出する特徴場面検出装置に関し、特に複数に分割して記録された映像を連続した1つの映像として扱って特徴場面を検出する特徴場面検出装置に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
テレビの技術や演出手法が急速に進歩する一方で、アニメーション番組等に見られる点滅する光や、急激な場面変換等の映像の特殊効果が一部の視聴者の健康を損ねる事態が起きている。
【0003】
従来の技術では、上記の様な特殊効果を「放送技術 1998 VOL.51 NO9 特集IIアニメ番組等の点滅映像検出」に記載されている様な装置により検出を行っており、この装置では、検出対象となる映像の中から、この装置に予め指定しておいた条件と一致する映像の一部(特徴場面)を検出し、その検出結果(検出した映像の各コマ、映像の検出時刻等)を、装置に付属のモニタやプリンタ等に出力している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、映像が複数に分割されて保存されているときに、それら複数の映像を一つの映像として検出処理を行うことができなかった。その為、映像作成の初期段階等で、点滅する光等の特殊効果が複数の映像に跨って存在している場合、その特殊効果が予め指定しておいた条件と一致するかどうかを判定することができないという問題がある。又、その特殊効果の内容を確認する場合、確認を行う利用者に危険を伴う場合があるという問題があった。
【0005】
本発明の目的は上記問題を解決し、複数の映像に跨った特徴場面の検出を行うことが可能な技術を提供することにある。
【0006】
本発明の他の目的は特徴場面の内容を確認する際に、確認者がその特徴場面の影響を受けない様に当該特徴場面の再生を行うことが可能な技術を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、映像中に含まれる特定の特徴場面を検出する特徴場面検出装置において、複数に分割して記録された映像を一連の映像と見なして特徴場面の検出を行うものである。
【0008】
本発明では、複数に分割して記録された映像について、各映像に含まれる特徴場面をその再生時刻を示すタイムコード等の時刻情報と共に検出する。
【0009】
次に、前記検出した特徴場面の時刻情報が複数の映像で連続しているものとして単位時間あたりの特徴場面の検出頻度を求める。例えば、第1の映像の最後から第2の映像の最初にかけて複数の特徴場面が検出されている場合には、それらのタイムコードが連続しているものとして、単位時間あたりの特徴場面の数を第1の映像の最後から第2の映像の最初にかけて計数してその検出頻度を求める。そして、前記求めた検出頻度が所定のしきい値以上であるものを特定の特徴場面のグループとして分類して記録する。
【0010】
また、前記分類された特定の特徴場面のグループの内容を確認する際には、前記複数の映像から前記分類された特定の特徴場面のグループの映像を取得した後、前記取得した特定の特徴場面のグループを通常の再生方法とは異なる再生方法、例えばその場面の色とは異なる色や通常よりも低い速度を用いた再生方法で再生する。
【0011】
以上の様に本発明の特徴場面検出装置によれば、複数に分割して記録された映像を一連の映像と見なして特徴場面の検出を行うので、複数の映像に跨った特徴場面の検出を行うことが可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に複数に分割して記録された映像を一連の映像と見なして特徴場面の検出を行う一実施形態の特徴場面検出装置について説明する。
【0013】
図1は本実施形態の特徴場面検出装置100のシステム構成を示す図である。
【0014】
図1に示す様に本実施形態の特徴場面検出装置100は、CPU101と、メモリ102と、補助記憶装置103と、ディスプレイ装置104と、キーボード105と、マウス106と、映像入力装置107と、インタフェース108と、映像再生装置109とを有している。
【0015】
CPU101は、特徴場面検出装置100全体の動作を制御する制御装置である。メモリ102は、特徴場面検出装置100全体の動作を制御する為の各種プログラムをロードする記憶装置である。補助記憶装置103は、前記各種プログラムやデータを格納する記憶装置である。
【0016】
ディスプレイ装置104は、特徴場面検出装置100の出力結果を表示するCRT(Cathode Ray Tube)等の出力装置である。キーボード105及びマウス106は、特徴場面検出装置100に対する命令を入力する入力装置である。
【0017】
映像入力装置107は、映像再生装置109から出力される映像信号をデジタル静止画像に変換して入力し、デジタル静止画像に対応したタイムコードを取得するキャプチャーボードである。
【0018】
インタフェース108は、特徴場面検出装置100から映像再生装置109の動作を制御したり、映像再生装置109から特徴場面検出装置100に対する命令を送る為の装置である。映像再生装置109は、ビデオテープ等の媒体に記憶された検出対象となる映像を再生する為の装置である。なお前記映像を記録する媒体は、ビデオテープ以外の他の媒体でもよい。また、検出対象となる複数に分割された映像は、1つの媒体に格納されていても、複数の媒体に格納されていてもどちらでもよい。
【0019】
また特徴場面検出装置100は、特徴場面検出処理部110と、特徴場面分類処理部111と、映像取得処理部112と、特徴場面再生処理部113とを有している。
【0020】
特徴場面検出処理部110は、複数に分割して記録された映像中に含まれる特徴場面をその再生時刻を示すタイムコード等の時刻情報と共に検出する処理部である。特徴場面分類処理部111は、前記検出した特徴場面の時刻情報が複数の映像で連続しているものとして単位時間あたりの特徴場面の検出頻度を求め、その検出頻度が所定のしきい値以上である特定の特徴場面のグループを分類して記録する処理部である。
【0021】
映像取得処理部112は、映像中に含まれる特徴場面の内で、単位時間あたりの検出頻度が所定のしきい値以上である特定の特徴場面のグループを映像から取得する処理部である。特徴場面再生処理部113は、前記取得した特定の特徴場面のグループを通常の再生方法とは異なる再生方法で再生する処理部である。
【0022】
特徴場面検出装置100を特徴場面検出処理部110、特徴場面分類処理部111、映像取得処理部112及び特徴場面再生処理部113として機能させる為のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納された後、メモリにロードされて実行されるものとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。
【0023】
映像再生装置109で再生される映像は、複数枚の静止画像で構成されており、各静止画像にはタイムコードが記憶されている。又、特徴場面検出装置100に対する命令は、インタフェース108を介してこの映像再生装置109より行う場合もある。
【0024】
キャプチャーボード等の映像入力装置107は、映像再生装置109から出力される映像信号を入力し、逐次、その映像の各コマをデジタル静止画像に変換して特徴場面検出装置100の各処理部に送る。又、映像入力装置107では、映像信号よりデジタル静止画像に対応したタイムコードも取得する。
【0025】
特徴場面検出装置100の内部では、デジタル静止画像とタイムコードは、映像入力装置107を介してメモリ102に入り、メモリ102にロードされたプログラムに従ってCPU101によって処理される。CPU101の処理内容に応じて、デジタル静止画像、タイムコード、CPU101の処理結果の各種情報は、補助記憶装置103に記憶することができる。次に、この装置を用いた、CPU101の処理内容について説明を行う。
【0026】
図2は本実施形態の特徴場面検出処理の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、ユーザが図1のマウス106又はキーボード105により検出処理開始を指示するか、図1の映像再生装置109より検出処理開始が指示されることにより実行される。
【0027】
この処理が実行されると特徴場面検出処理部110は、複数の映像より検出の対象を一意に表す番号RollCntを設定する(ステップ201)。RollCntの設定方法は、映像の入力順序に従い、番号付けする方法が考えられる。次に、対象となる映像より、図1の映像入力装置107を介してデジタル静止画像fiとタイムコードTCiを取り込み(ステップ202)、TCiをこの映像の先頭のタイムコード(TCrs)として記憶する(ステップ203)。
【0028】
次に、前記デジタル静止画像fiの特徴量を計算し(ステップ204)、その特徴量に基づき、fiを特徴場面として検出するか判断する(ステップ205)。その結果、特徴場面とする場合、 デジタル静止画像fiと、その特徴量と、そのタイムコードTCiを共にリストに追加する(ステップ206)。このリストは、特徴場面を検出した順序で管理している。更に、デジタル静止画像fiを図1のディスプレイ装置104に一覧表示する(ステップ207)。
【0029】
続いてステップ208では、次のデジタル静止画像fi+1を処理するかどうかの判定を行うが、この時、ユーザが図1のマウス106又はキーボード105により検出処理終了を指示するか、図1の映像再生装置109より検出処理終了が指示された場合に検出処理は終了となり、続いてステップ211の処理を行う。
【0030】
又、前記検出処理終了の指示がない場合、次のデジタル静止画像を読み込み(ステップ209及びステップ210)、ステップ204からの処理を続行する。
【0031】
上記のステップ208の処理で検出処理が中止となった場合、検出処理が中止となった直前のタイムコードTCiを映像の終了のタイムコード(TCre)として記憶する(ステップ211)。
【0032】
図3は本実施形態の検出時のデータのデータ構造を示す図である。図3の要素301の様に、映像番号302と映像の開始のタイムコード303と終了のタイムコード304と、ステップ206で作成した特徴場面のリスト305を関連付けし、ROLLリストの要素とする(ステップ212)。
【0033】
検出時のデータを管理するROLLリストは図3の様になっており、リストの先頭を指し示す先頭データ307から各映像を表す要素301を線形リストで管理している。先頭データ307は、先頭の要素301へのポインタと、要素の数で構成するものとし、要素301は、映像番号302と、その映像の開始のタイムコード303と終了のタイムコード304と特徴場面のリスト305と、次の要素へのポインタ306で構成するものとする。
【0034】
そしてステップ213で特徴場面分類処理部111は、ROLLリストの各要素の中の特徴場面308を先頭から順に並べ、特徴場面308のタイムコードが複数の映像で連続しているものとして1秒間あたりの特徴場面308の検出回数を計数し、その検出回数が予め設定しておいたしきい値以上の部分でまとめ、更にグループに分類する(ステップ213)。
【0035】
図4は本実施形態の検出処理終了後のデータ構造を示す図である。前記グループに分類した結果は、図4の様なリストで管理される。図4について簡単に説明すると、グループリスト401はグループを表す要素402を管理するリストであり、又、グループを表す要素402は、グループの内容となる特徴場面を表す要素404のリスト403を管理している。この図の特徴場面を表す要素404の番号は、図3の特徴場面308の番号と対応している。これ以後、検出結果とは、ステップ213で作成したデータのことを示すことにする。
【0036】
そしてステップ214で特徴場面検出処理部110は、ステップ213で作成した検出結果を表示する。ステップ215でユーザが他の映像中の特徴場面の検出処理を指示した場合にはステップ201に戻り、更に特徴場面検出処理を行う。
【0037】
また、ユーザから特徴場面の検出終了指示が入力された場合には、特徴場面検出処理を終了する。
【0038】
図5は、特徴場面検出装置100のユーザインタフェースの一例を示す図である。ユーザは、図1のマウス106またはキーボード105を使い、マウスポインタ501を操作し、ユーザインタフェースの任意の位置をポイントする。
【0039】
映像表示領域502は、対象となる映像と映像に付加されたタイムコードを表示する領域である。この領域には、検出時の検出対象となる映像と検出結果の確認対象となる映像が表示される。
【0040】
検出操作開始ボタン503は、検出操作の開始を指示するボタンである。マウスポインタ501によりこのボタンを押下することにより、図2の特徴場面検出処理が開始される。又、検出操作終了ボタン504は、検出操作の終了を指示するボタンである。マウスポインタ501によりこのボタンを押下することにより、図2の特徴場面検出処理による検出を終了する。
【0041】
特徴場面一覧領域505は、検出された特徴場面の一覧を表示する領域である。この領域には、図2の特徴場面検出処理の検出結果が表示される。映像と検出結果の対応を図6に示す。
【0042】
図6は本実施形態の映像と特徴場面検出処理の検出結果の対応を示す図である。図6では、静止画像601及び602が輝度変化の激しさにより検出された例を表している。
【0043】
スクロールバー506は、検出結果を表示する際に特徴場面一覧領域505に検出結果が全て入らない場合、使用される。ユーザインタフェースで使用するボタン、スクロールバーについては、通常のパーソナルコンピュータの処理で頻繁に見かけられるのでここでは詳細な説明は述べない。
【0044】
グループアイコン507は、図2の特徴場面検出処理により検出されたグループを表すアイコンである。このアイコンをマウスポインタ501により選択することで、グループが選択される。グループに属するアイコン508には、図2の特徴場面検出処理により検出した静止画像とその静止画像のタイムコード及び特徴量を表示する。
【0045】
図7は本実施形態の特徴場面検出装置100の全ての映像のTotal時間での表示を示す図である。図8は本実施形態の特徴場面検出装置100のロール番号とロール内のタイムコードでの表示を示す図である。グループアイコン507及びグループに属するアイコン508の下に表示されるタイムコードは、図7の様に、複数の映像で連続した映像全体の継続時間として表示する場合と、図8の様に、その映像の名称とタイムコードの組みで表示される場合がある。
【0046】
検出順序表示領域515は、複数の映像の検出順序を表す領域であり、映像長さ510によりその映像の長さを表し、映像名称516によりその映像の名称を表している。検出した結果を全て消去したい場合は、初期化ボタン509を押すことにより消去処理が実行される。又、ポインタ511により各映像の結合部分が指定された場合には、検出結果中の複数の映像の任意の位置に対して、新しい映像から検出した結果を付加するものとする。前記の検出した結果を付加する位置は、検出対象となる映像の全てに一意のタイムコードが書き込まれている場合、自動的に行うことも可能である。
【0047】
映像再生ボタン514は、検出結果の映像の確認操作を行う為のボタンである。グループを選択して、このボタンを押下することにより、グループの開始時刻を表すタイムコードから、グループの終了時刻を表すタイムコードまでの間、映像の再生を行う。
【0048】
映像再生方法512及び513は、映像表示領域502に表示する映像の再生方法を表している。映像再生方法513は、赤の色の変更を行う為のボタンであり、このボタンが押されていると、赤の色を変更した映像を映像表示領域502に表示する処理を行う。又、映像再生方法512は、スロー再生を行う為のボタンであり、このボタンが押されていると、映像表示領域502に映像をゆっくり表示する処理を行う。
【0049】
図9は本実施形態の映像再生処理の処理手順を示すフローチャートである。次に図9により映像再生処理のフローチャートについて説明する。この処理を開始する前には、必ず、図2の特徴場面検出処理により検出結果が作成されているものとする。この処理は、グループアイコン507を選択し、映像再生ボタン514を押すことにより実行される。
【0050】
この処理が実行されると映像取得処理部112は、グループの先頭の映像番号RollCntsとタイムコードTCsを取得し(ステップ901)、更にグループの終わりの映像番号RollCnteとタイムコードTCeを取得する(ステップ902)。そして、RollCntsを現在の映像番号を表すRollCntiに記憶する(ステップ903)。
【0051】
次に、映像再生装置109に対してRollCnts番目の映像がセットされるのを待つ(ステップ904)。そして、映像再生装置109に対してタイムコードTCsと対応する位置まで映像の早送り、又は巻き戻しを行う(ステップ905)。
【0052】
続いて、ステップ905で設定した位置より再生を開始し、ステップ906により順次、静止画像fiとそのタイムコードTCiを取得する。そしてステップ911により静止画像fiを表示する。
【0053】
最後にステップ912、ステップ913、ステップ917により映像の再生を続行するか判定する。始めにステップ912により、現在の映像番号RollCntiがグループの終わりの映像番号RollCnteより小さいかどうかを判定する。ここで、現在の映像番号がグループの終わりの映像番号より小さい場合、更に、その映像番号の映像が最後まで再生されたかをステップ913で判定し、現在の映像番号の映像が全て再生されていない場合、ステップ906からの処理を続行する。一方、現在の映像番号の映像が全て再生された場合は、ステップ906を続行する前に次の映像番号の映像をセットし、この映像番号の映像の開始位置のタイムコードTCrsを映像再生装置109に設定する処理を行う(ステップ914〜ステップ916)。
【0054】
前記のステップ912で、現在の映像番号がグループの終わりの映像番号と等しい場合、現在の映像のタイムコードTCiがグループの終わりのタイムコードTCeより大きいかどうかを判定し、TCiがTCeより小さいか若しくは等しい場合にステップ906からの処理を続行する。また、TCiがTCeより大きい場合には映像の再生を停止して処理を終了する。以上の処理により映像の再生処理を行う。
【0055】
次に映像を再生して確認する為の処理方法について説明する。この処理は、ステップ906とステップ911の間にステップ907からステップ910までの処理を追加することにより実現される。
【0056】
始めに赤の色を変更する方法について説明する。この処理は、図5の映像再生方法513のボタンが選択されている場合に実行される。図9のフローチャートのステップ907で特徴場面再生処理部113は、映像再生方法513のボタンが選択されているかを判定し、その結果、そのボタンが選択されていた場合には赤の色の変更処理を行う(ステップ908)。
【0057】
図10は本実施形態の色情報変更の概要を示す図である。実際に赤の色を変更する方法としては、図10の様なHIS(色相、彩度、明度)カラーモデルの空間の一部1001が変更を行う赤色の範囲であったとすると、カラーモデルの空間の一部1001とそれ以外の空間の境をしきい値として、カラーモデルの空間の一部1001に属する色1002を、その値にもっとも近い赤色の範囲外の色1003に置き換える方法が考えられる。
【0058】
次に映像を低速で再生する処理について説明する。この処理は、図5の映像再生方法512のボタンが選択されている場合に実行される。図9のフローチャートのステップ909で特徴場面再生処理部113は、映像再生方法512のボタンが選択されているかを判定し、その結果、そのボタンが選択されていた場合には映像の低速再生処理を行う(ステップ910)。
【0059】
図11は本実施形態の特徴場面スロー再生の概要を示す図である。実際の低速再生処理としては、図11に示した映像1101の一部である映像1102を再生する場合に、映像1102の各静止画像の間をn秒間停止させながら再生する方法が考えられる。停止する秒数nは、例えば、グループに分類する時に使用した1秒間の平均検出回数のしきい値より数1の様に求めることができる。
【0060】
【数1】
Figure 0003893858
上記の数1による方法は、nを求める一例であり、単純に低速に再生する場合には、nを1以上の固定値として行うことで、内容に依存しない再生が行える。
【0061】
以上説明した様に本実施形態の特徴場面検出装置によれば、複数に分割して記録された映像を一連の映像と見なして特徴場面の検出を行うので、複数の映像に跨った特徴場面の検出を行うことが可能である。
【0062】
また本実施形態の特徴場面検出装置によれば、特定の特徴場面のグループを通常の再生方法とは異なる再生方法で再生するので、特徴場面の内容を確認する際に、確認者がその特徴場面の影響を受けない様に当該特徴場面の再生を行うことが可能である。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば複数に分割して記録された映像を一連の映像と見なして特徴場面の検出を行うので、複数の映像に跨った特徴場面の検出を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の特徴場面検出装置のシステム構成を示す図である。
【図2】本実施形態の特徴場面検出処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】本実施形態の検出時のデータのデータ構造を示す図である。
【図4】本実施形態の検出処理終了後のデータ構造を示す図である。
【図5】本実施形態の特徴場面検出装置のユーザインタフェースを示す図である。
【図6】本実施形態の映像と特徴場面検出処理の検出結果の対応を示す図である。
【図7】本実施形態の特徴場面検出装置の全ての映像のTotal時間での表示を示す図である。
【図8】本実施形態の特徴場面検出装置のロール番号とロール内のタイムコードでの表示を示す図である。
【図9】本実施形態の映像再生処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】本実施形態の色情報変更の概要を示す図である。
【図11】本実施形態の特徴場面スロー再生の概要を示す図である。
【符号の説明】
100…特徴場面検出装置、101…CPU、102…メモリ、103…補助記憶装置、104…ディスプレイ装置、105…キーボード、106…マウス、107…映像入力装置、108…インタフェース、109…映像再生装置、110…特徴場面検出処理部、111…特徴場面分類処理部、112…映像取得処理部、113…特徴場面再生処理部、301…要素、302…映像番号、303…タイムコード、304…タイムコード、305…特徴場面のリスト、306…次の要素へのポインタ、307…先頭データ、308…特徴場面、401…グループリスト、402…グループを表す要素、403…リスト、404…特徴場面を表す要素、501…マウスポインタ、502…映像表示領域、503…検出操作開始ボタン、504…検出操作終了ボタン、505…特徴場面一覧領域、506…スクロールバー、507…グループアイコン、508…グループに属するアイコン、509…初期化ボタン、510…映像長さ、511…ポインタ、512及び513…映像再生方法、514…映像再生ボタン、515…検出順序表示領域、516…映像名称、601及び602…静止画像、1001…カラーモデルの空間の一部、1002…カラーモデルの空間の一部1001に属する色、1003…赤色の範囲外の色、1101…映像、1102…映像。

Claims (3)

  1. 映像中に含まれる特定の特徴場面を検出する特徴場面検出方法において、
    複数に分割して記録された映像中に含まれる特徴場面をその再生時刻を示す時刻情報と共に検出するステップと、前記複数に分割して記録された映像中に含まれる前記検出された複数の特徴場面を再生される順に並べ、当該複数の特徴場面の時刻情報が、前記並べられた順において隣り合った映像で連続しているものとして単位時間あたりの特徴場面の検出回数を計数して検出頻度を求め、その検出頻度が所定のしきい値以上である特定の特徴場面のグループを分類して、当該グループの内容となる特徴場面を表す要素のリストを記録するステップとを有することを特徴とする特徴場面検出方法。
  2. 映像中に含まれる特定の特徴場面を検出する特徴場面検出装置において、
    複数に分割して記録された映像中に含まれる特徴場面をその再生時刻を示す時刻情報と共に検出する特徴場面検出処理部と、前記複数に分割して記録された映像中に含まれる前記検出された複数の特徴場面を再生される順に並べ、当該複数の特徴場面の時刻情報が、前記並べられた順において隣り合った映像で連続しているものとして単位時間あたりの特徴場面の検出回数を計数して検出頻度を求め、その検出頻度が所定のしきい値以上である特定の特徴場面のグループを分類して、当該グループの内容となる特徴場面を表す要素のリストを記録する特徴場面分類処理部とを備えることを特徴とする特徴場面検出装置。
  3. 映像中に含まれる特定の特徴場面を検出する特徴場面検出装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
    複数に分割して記録された映像中に含まれる特徴場面をその再生時刻を示す時刻情報と共に検出する特徴場面検出処理部と、前記複数に分割して記録された映像中に含まれる前記検出された複数の特徴場面を再生される順に並べ、当該複数の特徴場面の時刻情報が、前記並べられた順において隣り合った複数の映像で連続しているものとして単位時間あたりの特徴場面の検出回数を計数して検出頻度を求め、その検出頻度が所定のしきい値以上である特定の特徴場面のグループを分類して、当該グループの内容となる特徴場面を表す要素のリストを記録する特徴場面分類処理部としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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