JP3893205B2 - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

内燃機関の可変動弁装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、吸・排気弁の開閉時期及びバルブリフト量を機関の運転状態に応じて変えることができる内燃機関の可変動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の可変動弁装置は、機関の低速低負荷時における燃費の改善や安定した運転性並びに高速高負荷時における吸気の充填効率の向上による充分な出力を確保する等のため、吸気・排気バルブの開閉時期とバルブリフト量を機関の運転状態に応じて可変制御するようになっており、従来から様々な構成のものが案出されている。
【0003】
図6は、このような従来の可変動弁装置の一例を示すものである。この図6に示すように、シリンダヘッド30の上部にカムシャフト31が回動可能に支持されており、カムシャフト31の外周にカム32が一体形成されている。又、カムシャフト31の斜め上部に並行に制御シャフト33が配置されており、この制御シャフト33の外周に偏心カム34が一体形成されている。そして、偏心カム34の外周にロッカアーム35が揺動可能に嵌合されている。一方、シリンダヘッド30に摺動可能に支持された吸気弁36の上端部には、バルブリフター37を介して揺動カム38が配置されている。この揺動カム38は、バルブリフター37の上方に前記カムシャフト31と並行に配置された支軸39に揺動可能に支持され、下端のカム面38aがバルブリフター37の上面に当接している。
【0004】
そして、前記ロッカアーム35の一端部35aが前記カム32の外周面に当接しており、前記ロッカアーム35の他端部35bが前記揺動カム38の上端面38bに当接している。ここで、揺動カム38は、その上端面38bがロッカアーム35の他端部35bへバネ40によって押圧されるようになっている。従って、カム32が図中時計回り方向に回動すると、ロッカアーム35が偏心カム34を中心として時計回り方向に回動して、揺動カム38が支軸39を中心として反時計回り方向に回動し、バルブリフター37及び吸気弁36が揺動カム38によって図中下方へ移動させられる。
【0005】
又、前記制御シャフト33は、図外のアクチュエータによって所定角度範囲回動させられ、偏心カム34の回動位置が制御される。このようにして、この偏心カム34の回動位置が変化すると、偏心カム34が制御シャフト33に対して所定量偏心しているため、ロッカアーム35の揺動支点が変化し、ロッカアーム35と揺動カム38との当接位置が図中上下方向に変化する。その結果、揺動カム38のカム面38aとバルブリフターと37の接触点位置が変化し、吸気弁36の開閉時期(バルブタイミング)とバルブリフト量が変化する(特開昭55−137305号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来技術は、ロッカアーム35の揺動支点を変化させることにより、バルブタイミングとバルブリフト量を変化させるようになっており、ロッカアーム35の揺動中心と揺動カム38の揺動中心との距離の変化が大きいため、標準バルブリフト特性時のバルブ作動角(カムシャフト31の回動角度,揺動カム38の回動角度)を決定すると、高バルブリフト特性時には標準バルブリフト特性時よりもカムシャフト31の回動角度に対する揺動カム38の回動角度の変化割合が大きくなり、標準バルブリフト特性時よりも高バルブリフト特性時の方がバルブリフター37の加速度が大きくなる。その結果、高バルブリフト特性となるような高回転時のバルブ運動状態が悪化するという不具合を生じることがあった。
【0007】
そこで、本発明は、高回転時においてもバルブ運動状態を悪化させることがない内燃機関の可変動弁装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、機関の回転に同期して回転し、外周に偏心カムを有するカムシャフトと、上記カムシャフトに回動可能に嵌合され、バルブリフターの頂部に摺接する揺動カムと、上記偏心カムと上記揺動カムとに連繋され、且つ上記カムシャフトに回動可能に支持され、上記偏心カムの回動に伴って作動して上記揺動カムを揺動させ、吸・排気弁を開閉するリンク機構と、このリンク機構に連繋され、リンク機構全体をカムシャフトの回りに回動させることにより、リンク機構に連繋された上記揺動カムをカムシャフトの回りに回動させ、上記偏心カムの回動角度に対する上記揺動カムの揺動角度の割合の特性を変化させることなく上記揺動カムの揺動開始位置を変化させるリンク機構駆動制御手段と、を備えた内燃機関の可変動弁装置であって、上記リンク機構が、上記カムシャフトに回動可能に支持された支持部材と、上記支持部材の先端部に揺動可能に連繋されたロッカアームと、上記ロッカアームの一端部に先端部が回動可能に連繋されると共に、上記偏心カムの外周に基部が回動可能に嵌合されたリンクアームと、上記ロッカアームの他端部に一端部が回動可能に連繋されると共に、上記揺動カムの先端部に他端部が回動可能に連繋されたリンク部材と、を備え、上記リンク機構駆動制御手段が、上記カムシャフトに平行に配置された制御シャフトと、上記制御シャフトを回動させるアクチュエータと、上記アクチュエータを機関運転状態に応じて作動させるコントローラと、を備え、上記制御シャフトと上記支持部材とを連繋し、上記制御シャフトの回動に伴って上記支持部材をカムシャフト回り回動させ、上記リンク機構全体をカムシャフトの回りに回動させることを特徴としている。
【0011】
請求項の発明は、機関の回転に同期して回転し、外周に偏心カムを有するカムシャフトと、このカムシャフトに回動可能に嵌合され、バルブリフターの頂部に摺接する揺動カムと、上記偏心カムと上記揺動カムとに連繋され、且つ上記カムシャフトに回動可能に支持され、上記偏心カムの回動に伴って作動して上記揺動カムを揺動させ、吸・排気弁を開閉するリンク機構と、このリンク機構に連繋され、リンク機構全体をカムシャフトの回りに回動させることにより、リンク機構に連繋された上記揺動カムをカムシャフトの回りに回動させ、上記揺動カムの揺動開始位置を変化させるリンク機構駆動制御手段と、を備えている。そして、上記リンク機構が、上記カムシャフトに回動可能に支持された支持部材と、上記支持部材の先端部に揺動可能に連繋されたロッカアームと、上記ロッカアームの一端部に先端部が回動可能に連繋されると共に、上記偏心カムの外周に基部が回動可能に嵌合されたリンクアームと、上記ロッカアームの他端部に一端部が回動可能に連繋されると共に、上記揺動カムの先端部に他端部が回動可能に連繋されたリンク部材と、を備えている。又、上記リンク機構駆動制御手段が、上記カムシャフトに平行に配置された制御シャフトと、上記制御シャフトを回動させるアクチュエータと、上記アクチュエータを機関運転状態に応じて作動させるコントローラと、を備えている。更に、上記制御シャフトと上記支持部材とが、上記制御シャフトと一体回動する制御ギヤ及びこの制御ギヤと噛み合うように上記支持部材に形成された従動ギヤにより連繋されている。
【0012】
請求項の発明は、上記制御シャフト又は上記支持部材のいずれか一方に、上記制御ギヤと従動ギヤの制御シャフト軸方向へのずれを防止するずれ防止手段を備えたことを特徴としている。
【0013】
請求項の発明は、上記ずれ防止手段が、上記制御ギヤの両側にそれぞれ配置された鍔であることを特徴としている。
【0014】
請求項の発明は、上記支持部材が、バルブリフトを増加させる方向で、且つ、上記カムシャフトの回転方向と同一の方向に上記リンク機構手段によって回動させられることを特徴としている。
【0016】
【発明の効果】
請求項1から請求項の発明によれば、カムシャフトの回動角度に対する揺動カムの揺動角度の割合を変化させることなく揺動カムを回動し、揺動カムの作動開始位置(即ち、初期位置)を変化させることができるため、バルブリフト特性を標準バルブリフト特性から高バルブリフト特性に変更しても、高バルブリフト特性時におけるバルブリフターの加速度を標準バルブリフト特性時のバルブリフターの加速度と同様にすることができ、高バルブリフト特性となる高速回転時のバルブ運動状態を良好にすることができる。
【0017】
請求項から請求項の発明によれば、制御ギヤと従動ギヤの噛み合い状態が確実に保持され、可変動弁装置の作動が確実になり、当該可変動弁装置に対する信頼性が向上する。
【0018】
請求項の発明によれば、バルブリフトの増加に伴って揺動カムの作動開始位置がずれるため、バルブリフト特性を変化させた場合、バルブリフト特性の変化前後において開弁時期がほぼ一定となる一方、閉弁時期が変化する。従って、このような特性を発揮する本発明が過給機付き内燃機関に使用されると、吸排気弁のバルブオーバラップ期間の過大化が防止され、筒内残留ガスの増大及びノック発生による出力低下を防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳述する。
【0021】
[第1の実施の形態]
図1は本実施の形態に係る内燃機関の可変動弁装置1の要部正面図、図2は同可変動弁装置1の平面図、図3は同可変動弁装置1の側面図である。これら図1〜図3に示すように、シリンダヘッド2の上部に回動可能に支持されたカムシャフト3は、図示しない内燃機関のクランクシャフトに連繋され、内燃機関の回転に同期して回転するようになっている。そして、カムシャフト3の外周には偏心カム4が圧入され、カムシャフト3と偏心カム4とが一体回動するようになっている。偏心カム4の外周には、リンクアーム5の基部5aが回動可能に嵌合されている。そして、図3に示すように、リンクアーム5の左側のカムシャフト3外周には支持部材6が回動可能に嵌合され、リンクアーム5の右側のカムシャフト3外周には揺動カム7が揺動可能に嵌合されている。揺動カム7は、図3に示すように、バルブリフター8の上部に位置しており、そのカム面7aがバルブリフター8の頂部8aに摺接し、バルブリフター8を介して吸気弁10を開閉するようになっている。尚、揺動カム7とリンクアーム5との間には、後述するリンク部材11の干渉を避けるための間隙が設けられている(図2及び図3参照)。
【0022】
上記支持部材6の先端部6aには、ロッカアーム12の略中央部12aがピン13を介して揺動可能に取り付けられている。そして、ロッカアーム12の一端部12bには、上記リンクアーム5の先端部5bがピン14を介して回動可能に連繋され、ロッカアーム12の他端部12cには、リンク部材11を介して上記揺動カム7の先端部7bが連繋されている。尚、リンク部材11の一端部11aはピン15を介してロッカアーム12の他端部12cに回動可能に連繋され、リンク部材11の他端部11bはピン16を介して揺動カム7の先端部7bに回動可能に連繋されている。ここで、上記支持部材6,ロッカアーム12,リンクアーム5,リンク部材11及びこれらを連結する各ピン13〜16は、揺動カム7をカムシャフト3(偏心カム4)の回動に伴って揺動させるリンク機構17を構成する。
【0023】
シリンダヘッド2の上部には、カムブラケット18がボルト20で固定されており、このカムブラケット18に制御シャフト21が回動可能に支持されている。この制御シャフト21は、カムシャフト3の上方に平行に配置され、その外周に一体となって回動する制御ギヤ22を有している。そして、この制御ギヤ22と噛み合う従動ギヤ23が支持部材6に形成されている。従動ギヤ23は、支持部材6の円弧状の上縁部6bに形成されており、支持部材6が充分な角度分だけ回動できる長さに形成されている。
【0024】
そして、この従動ギヤ23と制御ギヤ22の軸方向のずれを防止するため、制御シャフト21の制御ギヤ22の両側にはそれぞれ円板状の鍔24が取り付けられている。ここで、上記制御ギヤ22と従動ギヤ23は、制御シャフト21の回転を支持部材6に伝達する動力伝達手段25を構成する。
【0025】
上記制御シャフト21は、電磁アクチュエータ26に連繋されており、この電磁アクチュエータ26によって所定回動角度範囲内で回動させられるようになっている。そして、この制御シャフト21と一体に回動する制御ギヤ22には、上記支持部材6の従動ギヤ23が噛み合っているので、支持部材6が制御シャフト21の回動量に応じて回動することになる。その結果、上記リンク機構17全体がカムシャフト3の回りを回動し、そのリンク機構17によって揺動カム7が回動させられるため、揺動カム7の作動開始位置(初期位置)が変化する。ここで、電磁アクチュエータ26は、内燃機関の運転状態を検知するコントローラ27によって作動制御される。コントローラ27は、クランク角センサ,エアフローメータ,水温センサ等の各種センサからの検知信号に基づいて機関の運転状態を算出し、その結果に基づいて前記電磁アクチュエータ26に制御信号を出力している。ここで、上記制御シャフト21,電磁アクチュエータ26,コントローラ27及び動力伝達手段25は、リンク機構駆動制御手段28を構成する。
【0026】
このように構成された可変動弁装置1は、カムシャフト3がクランクシャフトの回転に同期して回転すると、リンクアーム5が偏心カム4によってカムシャフト3の中心に対して偏心動し、そのリンクアーム5によってロッカアーム12がピン13の回りに揺動させられる。ロッカアーム12がピン13の回りに揺動させられると、この揺動するロッカアーム12にリンク部材11を介して連繋された揺動カム7がカムシャフト3の回りに揺動させられる。この際、揺動カム7は、図1及び図3に示されるように、その外周に形成されたカム面7aがバルブリフター8の頂部8aに摺接し、図外のバルブスプリングによって図中上方に付勢されたバルブリフター8を上下動させ、吸気弁10を開閉する。
【0027】
ここで、制御シャフト21が図外の電磁アクチュエータにより所定角度回動させられると、制御シャフト21と一体に回動する制御ギヤ22により支持部材6がカムシャフト3の回りに回動させられる。即ち、リンク機構17全体がリンク機構駆動制御手段28によりカムシャフト3の回りに回動させられることになる。その結果、リンク機構17に連繋されたリンク部材11により揺動カム7が揺動させられ、揺動カム7作動開始位置(初期位置)が変化することになり、バルブタイミングやバルブリフトが変化する。
【0028】
この際、ロッカアーム12の揺動中心位置と揺動カム7の揺動中心位置との間の距離は、リンク機構17の回動前と回動後において変化することがない。従って、カムシャフト3の回動角度に対する揺動カム7の揺動角度の割合は、バルブリフト特性の変更前と変更後において相違することがない。その結果、本実施の形態によれば、バルブリフト特性の変更前と変更後においてバルブリフター8の加速度に変化がなく、高バルブリフト特性時においても標準バルブリフト特性時と同様に良好なバルブ運動状態を得ることができる。図4に示すように、本実施の形態によれば、標準バルブリフト特性時と高バルブリフト特性時とでカムシャフト角度−揺動カム角度線図に差を生じないい。しかし、従来例は、標準バルブリフト特性時と高バルブリフト特性時とでカムシャフト角度−揺動カム角度線図に差を生じる。
【0029】
又、本実施の形態は、上記のように、バルブリフト特性を変更する際に揺動カム7の作動開始位置(初期位置)が変化するため、開弁時期又は閉弁時期のいずれか一方をあまり変化させず、開弁時期又は閉弁時期のいずれか他方を大きく変化させることが可能である。この場合、支持部材6の回転方向がバルブリフトを増加させる方向であり、この支持部材6の回転方向とカムシャフト3の回転方向が一致するように可変動弁装置1が構成されておれば(本実施の形態の構成と同様に構成されておれば)、開弁時期をほぼ一定とし、閉弁時期を可変とすることができる(図5参照)。例えば、ターボ過給機を備えた内燃機関等の排気圧力が高い内燃機関の場合、吸気弁と排気弁のオーバラップ期間が過大であると、筒内ガスが増大し、ノック発生により出力低下を招く。そのため、吸気弁10に可変動弁装置1を設置する場合は、上記のように、支持部材6の回転方向がバルブリフトを増加させる方向であり、この支持部材6の回転方向とカムシャフト3の回転方向が一致するような構成にすれば、良好な機関性能を得ることができる。
【0031】
又、本実施の形態は、可変動弁装置1を吸気弁10,10側に設置する態様を示したが、排気弁側に設置するようにしてもよく、また吸・排気弁の両側に設置するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す内燃機関の可変動弁装置の要部正面図。
【図2】同可変動弁装置の平面図。
【図3】同可変動弁装置の側面図。
【図4】同可変動弁装置のカムシャフト角度−揺動カム角度線図。
【図5】同可変動弁装置のカムシャフト角度−バルブリフト線図。
【図6】従来の可変動弁装置の要部構成図。
【符号の説明】
1…可変動弁装置
3…カムシャフト
4…偏心カム
5…リンクアーム
5a…基部
5b…先端部
6…支持部材
6a…先端部
7…揺動カム
7b…先端部
8…バルブリフター
8a…頂部
10…吸気弁
11…リンク部材
11a…一端部
11b…他端部
12…ロッカアーム
12b…一端部
12c…他端部
17…リンク機構
21…制御シャフト
22…制御ギヤ
23…従動ギヤ
24…鍔(ずれ防止手段)
25…動力伝達手段
26…電磁アクチュエータ(アクチュエータ)
27…コントローラ
28…リンク機構駆動制御手段

Claims (5)

  1. 機関の回転に同期して回転し、外周に偏心カムを有するカムシャフトと、
    上記カムシャフトに回動可能に嵌合され、バルブリフターの頂部に摺接する揺動カムと、
    上記偏心カムと上記揺動カムとに連繋され、且つ上記カムシャフトに回動可能に支持され、上記偏心カムの回動に伴って作動して上記揺動カムを揺動させ、吸・排気弁を開閉するリンク機構と、
    上記リンク機構に連繋され、上記リンク機構全体をカムシャフトの回りに回動させることにより、上記リンク機構に連繋された上記揺動カムをカムシャフトの回りに回動させ、上記偏心カムの回動角度に対する上記揺動カムの揺動角度の割合の特性を変化させることなく上記揺動カムの揺動開始位置を変化させるリンク機構駆動制御手段と、を備えた内燃機関の可変動弁装置であって、
    上記リンク機構が、上記カムシャフトに回動可能に支持された支持部材と、
    上記支持部材の先端部に揺動可能に連繋されたロッカアームと、
    上記ロッカアームの一端部に先端部が回動可能に連繋されると共に、上記偏心カムの外周に基部が回動可能に嵌合されたリンクアームと、
    上記ロッカアームの他端部に一端部が回動可能に連繋されると共に、上記揺動カムの先端部に他端部が回動可能に連繋されたリンク部材と、を備え、
    上記リンク機構駆動制御手段が、上記カムシャフトに平行に配置された制御シャフトと、
    上記制御シャフトを回動させるアクチュエータと、
    上記アクチュエータを機関運転状態に応じて作動させるコントローラと、を備え、
    上記制御シャフトと上記支持部材とを連繋し、上記制御シャフトの回動に伴って上記支持部材をカムシャフト回り回動させ、上記リンク機構全体をカムシャフトの回りに回動させることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  2. 機関の回転に同期して回転し、外周に偏心カムを有するカムシャフトと、
    上記カムシャフトに回動可能に嵌合され、バルブリフターの頂部に摺接する揺動カムと、
    上記偏心カムと上記揺動カムとに連繋され、且つ上記カムシャフトに回動可能に支持され、上記偏心カムの回動に伴って作動して上記揺動カムを揺動させ、吸・排気弁を開閉するリンク機構と、
    上記リンク機構に連繋され、上記リンク機構全体をカムシャフトの回りに回動させることにより、上記リンク機構に連繋された上記揺動カムをカムシャフトの回りに回動させ、上記揺動カムの揺動開始位置を変化させるリンク機構駆動制御手段と、を備えた内燃機関の可変動弁装置であって、
    上記リンク機構が、上記カムシャフトに回動可能に支持された支持部材と、上記支持部材の先端部に揺動可能に連繋されたロッカアームと、上記ロッカアームの一端部に先端部が回動可能に連繋されると共に、上記偏心カムの外周に基部が回動可能に嵌合されたリンクアームと、上記ロッカアームの他端部に一端部が回動可能に連繋されると共に、上記揺動カムの先端部に他端部が回動可能に連繋されたリンク部材と、を備え、
    上記リンク機構駆動制御手段が、上記カムシャフトに平行に配置された制御シャフトと、上記制御シャフトを回動させるアクチュエータと、上記アクチュエータを機関運転状態に応じて作動させるコントローラと、を備え、
    上記制御シャフトと上記支持部材とが、上記制御シャフトと一体回動する制御ギヤ及びこの制御ギヤと噛み合うように上記支持部材に形成された従動ギヤにより連繋されたことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  3. 上記制御シャフト又は上記支持部材のいずれか一方に、上記制御ギヤと従動ギヤの制御シャフト軸方向へのずれを防止するずれ防止手段を備えたことを特徴とす る請求項2記載の内燃機関の可変動弁装置。
  4. 上記ずれ防止手段が、上記制御ギヤの両側にそれぞれ配置された鍔であることを特徴とする請求項3記載の内燃機関の可変動弁装置。
  5. 上記支持部材が、バルブリフト増加方向で、且つ、上記カムシャフトと同一回転方向に上記リンク機構駆動制御手段によって回動させられることを特徴とする請求項2記載の内燃機関の可変動弁装置。
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