JP3893067B2 - プリフォームの温調方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリフォームの温調方法に関し、特に、プリフォームを局所的に冷却するプリフォームの温調方法に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】
一般に、合成樹脂製の容器として、二軸延伸ブロー成形によって製造されたものが知られている。
【0003】
この二軸延伸ブロー成形では、例えば、射出成形された有底筒状のプリフォームを延伸適温に温調した後、容器の形状に二軸延伸ブロー成形するようにしている。
【0004】
この場合、温調時にプリフォームの軸方向に温度分布を付与することで、最終的に成形される容器の軸方向の肉厚分布を付与するようにしたものもある。
【0005】
しかし、このような容器の軸方向の肉厚分布のみでは、十分でない場合が生じる。
【0006】
例えば、扁平容器や胴部断面ほぼ三角形等の角形容器、あるいは、ネック部の中心軸と底部の中心とが偏芯した容器などのように、ネック部の中心軸から胴部までの距離が短い部分と長い部分を有する容器にあっては、ネック部の中心軸からの距離が長い部分が薄肉となりやすく、かつ、肩部及びヒール部が薄肉となりやすいため、特に、ネック部の中心から胴部までの距離の長い部分の肩部と胴部の境界付近及びヒール部が最も薄肉となる。
【0007】
本発明の目的は、二軸延伸ブロー成形時に薄肉となりやすい部位に確実に肉厚を確保することができるプリフォームの温調方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明のプリフォームの温調方法は、射出成形されたプリフォームを、開口を含むネック部に続く肩部、胴部、ヒール部及び底部を有する容器に二軸延伸ブロー成形する前に前記プリフォームを延伸適温に加熱する工程と、
前記加熱されたプリフォームを局所的に冷却する工程とを有し、
前記胴部は前記ネック部の中心軸からの距離が短い部分と長い部分を有し、
前記プリフォームを局所的に冷却する工程では、前記肩部と胴部の境界付近及び前記ヒール部における前記ネック部の中心軸からの距離が長い部分に相当する前記プリフォームの部分を局所的に冷却することを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、肩部と胴部の境界付近及びヒール部におけるネック部の中心軸からの距離が長い部分に相当するプリフォームの部分を局所的に冷却することで、ネック部の中心軸から胴部までの距離が短い部分と長い部分を有する容器であっても、その最も薄肉となりやすい部位の肉厚を確実に確保して、良好な品質の容器を成形することができる。
【0010】
本発明の他のプリフォームの温調方法は、射出成形されたプリフォームを容器に二軸延伸ブロー成形する前に前記プリフォームを延伸適温に温調するプリフォームの温調方法において、
温度コントロールされたプリフォームの外形よりも大きなキャビティ面を有する温調部材内に前記プリフォームを配置し、前記プリフォーム内に圧縮エアを導入して前記プリフォーム外壁を前記キャビティ面に接触させて所定時間温調する工程と、
前記温調工程後、前記プリフォーム内の圧縮エアを排気し、前記プリフォームを温調部材から取り出す工程と、
前記温調部材からの前記プリフォームの取り出しにあわせて、前記温調部材に取り付けた冷却手段により二軸延伸ブロー成形時に肉厚を確保したい前記プリフォームの部位を局所的に冷却する工程と、
を含むことを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、温調部材によるプリフォームの温調後、温調部材からのプリフォームの取り出しにあわせて、温調部材に取り付けた冷却手段により二軸延伸ブロー成形時に肉厚を確保したいプリフォームの部位を局所的に冷却することで、最も薄肉となりやすい部位を局所的に冷却して二軸延伸ブロー成形時にその部位の肉厚を確実に確保して、良好な品質の成形品を得ることができる。
【0012】
また、大型容器の成形などのように、プリフォームを予備ブローする必要がある場合に、温調ポットを用いて確実に予備ブローを行うことができる。
【0013】
本発明においては、前記冷却手段は、前記プリフォームの冷却部位に冷却エアを吹き付ける冷却エアノズルとすることができる。
【0014】
このような構成とすることにより、冷却エアノズルからの冷却エアによりプリフォームを冷却することで、接触式の冷却手段の場合に比し、移動手段を用いることなく冷却でき、簡単な構造で安価なものとすることができる。
【0015】
この場合、前記温調部材に温調ポットを用い、
前記温調ポットによるプリフォームの温調時、前記プリフォーム内にブローエアを供給して前記プリフォームを予備ブローし、
この予備ブローしたプリフォームに対して前記冷却エアノズルによる局所冷却を行うようにすることができる。
【0016】
このような構成とすることにより、大型容器の成形などのように、プリフォームを予備ブローする必要がある場合に、温調ポットを用いて予備ブローを行い、この予備ブローしたプリフォームに対して冷却エアノズルによる局所冷却を行うことで、大型の容器の製造に対しても容易に対応することができる。
【0017】
本発明においては、前記容器は、開口を含むネック部に続く肩部、胴部、ヒール部及び底部を有し、
前記胴部は前記ネック部の中心軸からの距離が短い部分と長い部分を有し、
前記局所的に冷却する工程では、前記肩部と胴部の境界付近及び前記ヒール部における前記ネック部の中心軸からの距離が長い部分に相当する前記プリフォームの部分を局所的に冷却するすることができる。
【0018】
このような構成とすることにより、ネック部の中心軸から胴部までの距離が短い部分と長い部分を有する容器であっても、最も薄肉となりやすい部位を局所的に冷却して、その部位の肉厚を確実に確保することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明の一実施の形態に係るプリフォームの温調装置を示す断面図、図2は、この温調装置を用いて温調した後、二軸延伸ブロー成形された容器の正面図、図3は、図2の容器の平面図、そして、図4は、図1のプリフォームの温調装置の平面図である。
【0021】
図1において、このプリフォームの温調装置10は、温調部材としての温調ポット12内でプリフォーム14を加熱、温調するようにしている。
【0022】
プリフォーム14は、この温調工程の前工程である射出成形工程にて射出成形される。
【0023】
このプリフォーム14は、開口端部のネック部16と、そのネック部16より下方に筒状に延びる胴部18と、胴部18の一端に閉鎖して設けられた底部20とから構成され、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)にて成形されている。
【0024】
射出成形されたプリフォーム14は、割型からなるネック型22によってネック部16を保持された状態にて搬送されて、この温調装置10に移行され、加熱、温調された後、次工程のブロー成形工程にて最終形状の容器に二軸延伸ブロー成形されるようになっている。
【0025】
なお、ネック型22は、図示せぬ搬送用の回転板に取り付けられた分割板からなるネック型支持板62に支持されている。
【0026】
図1では、一方のネック型及びネック型支持板の図示を省略している。
【0027】
二軸延伸ブロー成形された容器は、図2及び図3に示すような形状となっている。
【0028】
この容器24は、容量が5ガロン程度の大型のもので、開口端側のネック部16と、このネック部16から下方に拡径して連なる肩部26と、この肩部26の下方に連なる胴部28と、この胴部28に連なるヒール部30と、このヒール部30に連なる底部32とを有するものとされている。
【0029】
また、この容器24は、図3に示すように、胴部18がほぼ三角形状に形成され、ネック部16の中心軸Cとほぼ三角形の各辺の中間部とを結ぶ距離Aの短い部分と、ネック部16の中心軸Cとほぼ三角形の各コーナー部34とを結ぶ距離Bの長い部分とを有する状態となっている。
【0030】
このような容器24は、距離Bの長い部分が薄肉となりやすい。
【0031】
また、肩部26とヒール部30が肉薄になる傾向にある。
【0032】
そのため、特に、肩部26と胴部28との境界付近及びヒール部30のコーナー部34は、プリフォーム14から最も遠い位置にあるため、肉厚不足になりやすい。
【0033】
また、胴部28の1つのコーナー部34には、容器24の内方に向かって凹む取手取付凹部36が形成され、この取手取付凹部36に容器24の軸方向に沿って取手38をインサート成形により一体化している。
【0034】
この取手38の取付部分は、取手38の脱落を防止するため、十分な肉厚を確保する必要がある。
【0035】
このため、温調装置10による温調工程で、容器24の成形に適した状態に温調を行うようにしている。
【0036】
まず、温調ポット12は、軸方向に分割された第1〜第4の温調ブロック40a〜40dを有し、これら第1〜第4の温調ブロック40a〜40dを駆動手段としての図示せぬエアシリンダにてネック型22に対し昇降可能にしている。
【0037】
そして、これら第1〜第4の各温調ブロック40a〜40dをそれぞれ個別に温度制御するようにしている。
【0038】
すなわち、各第1〜第4の温調ブロック40a〜40dには、それぞれ温調流体路42a〜42dが独立して設けられ、各温調流体路42a〜42dに個別に温調流体を供給するようにしている。
【0039】
例えば、最上段の第1の温調ブロック40aでは63℃、第2段目の第2の温調ブロック40bでは53℃、第3段目の第3の温調ブロック40cでは51℃、そして、最下段の第4の温調ブロック40dでは87℃に加熱されるようになっている。
【0040】
これによって、容器24の肩部26とヒール部30に相当する第2及び第3の温調ブロック40b及び40cの温度を低くして、容器24の肩部26とヒール部30の肉厚を確保するようにしている。
【0041】
また、第1〜第4の温調ブロック40a〜40dの内面は、予備ブロー用のキャビティ面44とされている。
【0042】
そして、温調時にネック型22内に挿入される予備ブローコア型46からプリフォーム14内にブローエアを供給してプリフォーム14の表面をキャビティ面44に密着させることで、プリフォーム14を、図4に示すように、ほぼ三角形状に予備ブロー成形し、次工程のブロー成形を容易にしている。
【0043】
本実施の形態の温調ポット12のキャビティは、プリフォーム14中心からの距離の比(予備ブロー後のプリフォーム/予備ブロー前のプリフォーム)が、三角形の頂点付近で1.6倍、三角形の辺で1.3倍程度に設定されている。
【0044】
さらに、この温調時に、予備ブローコア型46に取り付けられたコアピン49が、プリフォーム14内に挿入されるようになっている。
【0045】
そして、このコアピン49に形成した冷却エア孔48よりプリフォーム14の取手38取付け対応位置に冷却エアを吹き付けて冷却することで、容器24の取手38取付部の肉厚を確保し、容器24の胴部28からの取手38の脱落を防止し得るようにしている。
【0046】
なお、予備ブロー時のエアを逃がすために、第4の温調ブロック40dにエアベント50bを形成している。
【0047】
また、温調終了後、エアシリンダによりネック型22に対し温調ポット12を下降させてプリフォーム14を温調ポット12から取り出す必要がある。
【0048】
そのため、第1の温調ブロック40aを、図4に示すように、割型としている。
【0049】
図1において、第1の温調ブロックの一方の割型の図示を省略している。
【0050】
この割型からなる第1の温調ブロック40aは、それぞれ可動板52に取り付けられ、この可動板52同士が長孔プレート54の長孔(図示せず)を介して連結されている。
【0051】
また、一方の可動板52には、一対の駆動用のエアシリンダ56が取り付けられ、そのピストンロッドが他方の可動板52に連結されている。
【0052】
そして、エアシリンダ56の駆動により第1の温調ブロック40aを開閉し得るようにすることで、プリフォーム14の取り出しを可能にしている。
【0053】
なお、長孔プレート54は、載置プレート58上に設けられた固定部材60に固定され、長孔によって第1の温調ブロック40の開閉ストロークが設定されている。
【0054】
また、固定部材60上には、ネック型支持板62の下面に当接して温調ポットの上限位置を規制する上限ストッパ63が設けられている。
【0055】
そして、第1の温調ブロック40aのプリフォーム挿入側端部にプリフォーム14の周方向にわたって複数の冷却エアノズル64を配設している。
【0056】
具体的には、容器24のコーナー部34と対応するプリフォーム14の3ヶ所の位置に向けて3つの冷却エアノズル64が配設されている。
【0057】
これら冷却エアノズル64は、取付部材66a、66bを介して固定部材60に取り付けられた状態となっている。
【0058】
この冷却エアノズル64からのエアの吹き出しは、タイマーによって制御されるようになっている。
【0059】
すなわち、予備ブロー及び温調終了後に、温調ポット12を図示せぬエアシリンダにより所定速度で下降させてプリフォームを温調ポット12内から取り出す際に、その温調ポット12の移動途中で、一体に下降する冷却エアノズル64が容器24の肩部26と胴部28との境界付近及びヒール部30に相当するプリフォーム14の部位68a、68bを通過する時間にあわせて冷却エアを吹き付けるようにしている。
【0060】
これによって、ブロー成形時に最も薄肉となりやすい部分を冷却してその部分の肉厚を確保することができる。
【0061】
次に、このようなプリフォームの温調装置10を用いたプリフォームの温調方法について説明する。
【0062】
まず、射出成形されプリフォーム14がネック型22に保持された状態で、温調工程に搬送されてきた状態で、温調ポットの第1の温調ブロック40aを閉じた状態で待機している温調ポット12をエアシリンダにより上昇させ、第1の温調ブロック40aとネック型22とを閉じる。
【0063】
このとき温調ポット12の上端に設けられた上限ストッパ63によって温調ポット12の上限位置が規制される。
【0064】
次いで、予備ブローコア型46及びコアピン49を下降させてネック型22と型締めするとともに、コアピン48をプリフォーム14内に挿入する。
【0065】
次いで、予備ブローコア型46からプリフォーム14内にブローエアを供給して予備ブローを行い、プリフォームの表面を温調ポット12のキャビティ面44に密着させ、プリフォーム14の胴部形状をほぼ三角形状に形成するとともに、第1〜第4の温調ブロック40a〜40dによってプリフォーム14を軸方向で温度分布を持たせた状態で温調を行う。
【0066】
この状態で、コアピン49の冷却エア孔48から冷却エアをプリフォーム14の内面に向けて吹き出し、取手38の取付部に相当する部分を冷却する。
【0067】
次に、所定時間経過後、予備ブローコア型46及びコアピン49を上昇させてネック型22によりプリフォーム14を搬送可能な状態とする。
【0068】
そして、エアシリンダ56を駆動させて第1の温調ブロック40aを開き、温調ポット12をエアシリンダにより所定の速度で下降させる。
【0069】
この温調ポット12の下降途中において、プリフォーム14の肩部26と胴部28の境界付近及びヒール部30に相当する部分を通過する時間に、冷却エアノズル64から冷却エアをプリフォーム14の表面に吹き付けて冷却を行う。
【0070】
そして、プリフォーム14が温調ポット12から完全に取り出された状態でネック型22に保持されたプリフォームをブロー成形工程へと搬送する。
【0071】
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の形態に変形可能である。
【0072】
例えば、前記実施の形態では、プリフォームを射出成形工程で射出成形した状態で、プリフォームをネック型で保持し温調工程及びブロー成形工程へと搬送する場合について説明したが、予め射出成形されたプリフォームを搬送部材にて倒立状態で保持して加熱工程を経て加熱し、その後ブロー成形工程に至る前に所定位置に配設した冷却手段にて冷却するようにすることも可能である。
【0073】
この場合、加熱工程では、温調ポットを下降させてプリフォームを温調ポット内に挿入することで温調を行うようにすることもできる。
【0074】
また、前記実施の形態では、温調ポットを用いて温調時に予備ブローを行う場合について説明したが、この例に限らず、成形する容器の大きさ等の成形条件によっては、予備ブロー工程を省略することも可能である。
【0075】
この場合、温調ポットを用いることなく、単に筒状の温調部材を用いて温調することが可能である。
【0076】
さらに、前記実施の形態では、冷却手段として、非接触式の冷却エアノズルを用いているが、この例に限らず、駆動手段を用いて進退動可能な冷却ブロック等の接触式の冷却手段を用いることも可能である。
【0077】
また、前記実施の形態では、胴部の形状が横断面ほぼ三角形の容器を成形する場合について説明したが、この例に限らず、扁平の容器や四角形等の角形容器、あるいは、ネック部の中心軸と底部の中心とが偏芯した容器などのように、ネック部の中心軸から胴部までの距離が短い部分と長い部分を有する容器にも適用することが可能である。
【0078】
さらに、前記実施の形態では、温調ポットをエアシリンダで昇降させ、温調ポットの移動途中で冷却ノズルにてプリフォームを冷却するようにしているが、ステップモータを用いて温調ポットを昇降させ停止状態で冷却するようにすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るプリフォームの温調装置を示す断面図である。
【図2】図1の温調装置を用いて温調した後、二軸延伸ブロー成形された容器の正面図である。
【図3】図2の容器の平面図である。
【図4】図1のプリフォームの温調装置の平面図である。
【符号の説明】
10 温調装置
12 温調ポット
14 プリフォーム
16 ネック部
24 容器
26 肩部
28 胴部
30 ヒール部
44 キャビティ面
64 冷却エアノズル

Claims (4)

  1. 射出成形されたプリフォームを容器に二軸延伸ブロー成形する前に前記プリフォームを延伸適温に温調するプリフォームの温調方法において、
    温度コントロールされたプリフォームの外形よりも大きなキャビティ面を有する温調部材内に前記プリフォームを配置し、前記プリフォーム内に圧縮エアを導入して前記プリフォーム外壁を前記キャビティ面に接触させて所定時間温調する工程と、
    前記温調工程後、前記プリフォーム内の圧縮エアを排気し、前記プリフォームを温調部材から取り出す工程と、
    前記温調部材からの前記プリフォームの取り出しにあわせて、前記温調部材に取り付けた冷却手段により二軸延伸ブロー成形時に肉厚を確保したい前記プリフォームの部位を局所的に冷却する工程と、
    を含むことを特徴とするプリフォームの温調方法。
  2. 請求項において、
    前記冷却手段は、前記プリフォームの冷却部位に冷却エアを吹き付ける冷却エアノズルとされていることを特徴とするプリフォームの温調方法。
  3. 請求項において、
    前記温調部材に温調ポットを用い、
    前記温調ポットによるプリフォームの温調時、前記プリフォーム内にブローエアを供給して前記プリフォームを予備ブローし、
    この予備ブローしたプリフォームに対して前記冷却エアノズルによる局所冷却を行うことを特徴とするプリフォームの温調方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記容器は、開口を含むネック部に続く肩部、胴部、ヒール部及び底部を有し、
    前記胴部は前記ネック部の中心軸からの距離が短い部分と長い部分を有し、
    前記局所的に冷却する工程では、前記肩部と胴部の境界付近及び前記ヒール部における前記ネック部の中心軸からの距離が長い部分に相当する前記プリフォームの部分を局所的に冷却することを特徴とするプリフォームの温調方法。
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