JP3892827B2

JP3892827B2 - Manual release mechanism of clamper

Info

Publication number: JP3892827B2
Application number: JP2003157623A
Authority: JP
Inventors: 憲太郎近藤
Original assignee: 三陽工業株式会社
Priority date: 2003-06-03
Filing date: 2003-06-03
Publication date: 2007-03-14
Anticipated expiration: 2023-06-03
Also published as: JP2004359371A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はクランパーの手動開放機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】
例えば、ドラムが回転する巻上機等に用いられるクランパー（ディスクブレーキ）60は、図６に示すような構造のものが知られている。このクランパー60は、固定鉄心61と可動鉄心62とを有する駆動部63と、断面略コの字型のキャリパー64と、を有してユニットが形成されると共に、駆動部63により相互に接近離間する一対のブレーキシュー65，65が設けられている。そして、一方のブレーキシュー65はプッシュロッド66を介して可動鉄心62に取付けられ、他方のブレーキシュー65は調整ネジ67を介してキャリパー64の一端部側に取付けられている。また、プッシュロッド66は可動鉄心62を挟んで軸部材68と直列的に接続されており、軸部材68が固定鉄心61を貫通している。
【０００３】
そして、このクランパー60を備える巻上機、または、クランパー60の点検や修理において、駆動部63を停止させ、手動にてブレーキシュー65，65を開放させるために、従来では、駆動部63の背面側（後面側）、つまりキャリパー64と反対側に、長い柄部70を有する手動開放具71を設けていた。そして、この柄部70を揺動させることにより、柄部70の基端側のブロック部72が上記軸部材68に連結させた引張軸73を押し上げ、軸部材68を介して可動鉄心62を固定鉄心61側へ引き寄せ、ブレーキシュー65，65を離間させ開放状態を得ている。または、図示省略するが、長い柄部70の代わりに２段階テコ機構を用いるものもある（例えば、特許文献１参照）。
【０００４】
【特許文献１】
特開２０００−７２９０号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
図６に示すように、駆動部63の背面側に手動開放具71を取り付けるための大きな空間が必要であり、装置全体が大きくなるという問題点がある。また、長い柄部70を使用するためには、作業者が柄部70を操作するための大きな作業空間も必要であるという問題点がある。従って、従来の手動開放機構を有するクランパー60では、周辺機器との装置レイアウト設計が難しくなり、また、適用場所が限られてしまう。
【０００６】
そこで本発明は、装置全体をコンパクト化できると共に、小さな操作力にて作業が行なえるクランパーの手動開放機構を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係るクランパーの手動開放機構は、電磁駆動部の可動鉄心の進退動作により一対のブレーキシューが被クランプ材を挟持開放するクランパーの手動開放機構であって、上記可動鉄心と接続され上記進退動作方向を軸心方向として上記電磁駆動部に挿通状となるロッドと、該ロッドに一端部が接続され該ロッドの軸心直交方向に向かって該電磁駆動部の外周領域まで他端部が延伸する延伸部材と、該延伸部材の該他端部を該ロッドが後退する方向へ押圧するテコ部材と、該テコ部材を作動させる手動操作部と、を備え、上記テコ部材は、クランパーの軸心方向の上記電磁駆動部側の端点を含む第一軸心直交面と、その他方側の端点を含む第二軸心直交面との間に配設され、上記テコ部材は、上記第一軸心直交面に近接した位置に配設された始端部にて上記電磁駆動部の外周部に枢着されると共に上記延伸部材の上記他端部と交差状となって該他端部を押圧する第一アーム片部と、該第一アーム片部から上記第二軸芯直交面側へ略直角折り曲げ状とされて延伸すると共に上記第二軸心直交面に近接した位置に配設された終端部にて上記手動操作部と接続される第二アーム片部と、を有するものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、図示の実施の形態に基づき、本発明を詳説する。
【０００９】
図１は本発明に係るクランパーの手動開放機構の実施の一形態を示す正面図であり、図２は背面図、図３は断面側面図である。図４は、手動開放機構の動作を説明する側面から見た説明図である。
クランパーＭは、被クランプ材Ａを一対のブレーキシュー４，５により挟持して、被クランプ材Ａの回転等を抑止するものであり、一対のブレーキシュー４，５は電磁駆動部１の作動により相互が接近離間するものである。つまり、クランパーＭは、電磁駆動部１の可動鉄心２の進退動作により一対のブレーキシュー４，５が被クランプ材Ａを挟持開放するものである。
なお、ブレーキシュー４，５により押圧挟持される被クランプ材Ａとしては、ディスク型等の被制動部材があり、このクランパーＭは、種々の産業機械に用いることができ、例えば、（ワイヤーロープ式）巻上機のディスク回転部の制動用等に適用できる。
【００１０】
クランパーＭの電磁駆動部１は、固定鉄心３と、固定鉄心３に接近離間する可動鉄心２と、図３に示すように、固定鉄心３内に配設され可動鉄心２を離間させる方向へ弾発付勢するスプリング14と、固定鉄心３内に配設されスプリング14の弾発力に抗して可動鉄心２を固定鉄心３側へ引き寄せる（接近させる）電磁コイル15と、を有し、クランパーＭは電磁（ディスク）ブレーキを構成する。
【００１１】
そして、このクランパーＭの手動開放機構は、例えば、クランパーＭ、または、クランパーＭを備える機器（巻上機）を点検・修理する際に、電磁コイル15を作用させないで手動操作にて可動鉄心２を固定鉄心３に引き寄せ、ブレーキシュー４，５を開放させるものである。
【００１２】
クランパーＭの構成を説明すると、クランパーＭは、上記電磁駆動部１と、電磁駆動部１の固定鉄心３と連結部材16により連結され可動鉄心２と対面状となるベース部材17と、を有する。さらに、可動鉄心２とベース部材17との間において、被クランプ材Ａを挟んで対面状となる一対の、可動鉄心２に取付けられる第一のブレーキシュー４と、ベース部材17に取付けられる第二のブレーキシュー５と、を有する。
連結部材16は筒状スペーサ部材29とそれに挿通状となる連結ボルト部材とからなり、連結部材16は可動鉄心２を貫通しており、可動鉄心２は連結部材16の外周面を摺動可能とされている。
【００１３】
第一のブレーキシュー４は第一の座部材18に取着され、その座部材18が（後に詳述する動作用の）ロッド６の基端部６ａと接続（螺着）され、座部材18がロッド６の基端部６ａを挟んで可動鉄心２に取付けられている。
第二のブレーキシュー５は第二の座部材20に取着され、その座部材20がベース部材17に螺着させた調整ネジ付きロッド19に取付けられている。
従って、ロッド19のネジ調整により、第二のブレーキシュー５の位置調整が可能となり、第一のブレーキシュー４との間隔の調整が容易に行なえる。
そして、動作用のロッド６と、調整ネジ付きロッド19とは、相互の軸心が同一直線上に配設され、これらの軸心をクランパーＭの軸心と呼ぶ。また、上記連結部材16の軸心は、このクランパーＭの軸心と平行となる。
【００１４】
そして、電磁駆動部１、連結部材16、ベース部材17、ブレーキシュー４，５等からなるユニットは、クランパーＭの軸心に直交する方向を長手方向とする固定フレーム21にフローティング状態で取付けられている。つまり、電磁駆動部１とベース部材17とが固定フレーム21を挟んで、かつ、連結部材16の筒状スペーサ部材29が固定フレーム21の貫通孔22，22に挿通状となり、非制動状態で、ユニットが固定フレーム21に、クランパーＭの軸心方向に拘束されないで保持されている。従って、電磁駆動部１の可動鉄心２が前進動作───固定鉄心３から離間する動作───することにより、一対のブレーキシュー４，５が被クランプ材Ａを両面から押圧挟持し（制動状態）、可動鉄心２が後退動作───固定鉄心３に接近する動作───することにより、両者のブレーキシュー４，５が相互離間して被クランプ材Ａから離れる（開放状態）。
【００１５】
そして、このクランパーＭの手動開放機構について説明すると、手動開放機構は、手動操作によりクランパーＭを制動状態から開放状態とするものであり、可動鉄心２と接続される動作用のロッド６と、ロッド６に接続される延伸部材７と、延伸部材７を押圧して平行移動させるテコ部材８と、テコ部材８を作動させる手動操作部９と、を有し、手動操作部９による操作にて、テコ部材８と延伸部材７とロッド６とを介して、可動鉄心２をスプリング14に抗して固定鉄心３側へ移動させるよう構成している。
【００１６】
具体的に説明すると、ロッド６は、図３に示すように、可動鉄心２と基端部６ａにおいて接続され、ロッド６は、可動鉄心２の進退動作方向を軸心方向として、電磁駆動部１の中心部において、電磁駆動部１に挿通状となる柱状部材である。また、ロッド６の基端部６ａは、ロッド中間部と先端部６ｂより拡径状となる係止拡径部とされ、ロッド６の中間部と先端部６ｂが、可動鉄心２及び固定鉄心３に挿通状となり、ロッド６の係止拡径部である基端部６ａが可動鉄心２のシュー側端面に係止状となっている。また、上述したように、基端部６ａの端面にブレーキシュー４が取付けられる座部材18が取着されている。
【００１７】
そして、延伸部材７の一端部７ａが、ロッド６の先端部６ｂと止めネジ部材により接続されている。延伸部材７は、図２に示すように、ロッド６の軸心直交方向に向かって電磁駆動部１の外周領域まで他端部７ｂが延伸する剛性部材であり、厚板の平鋼等としている。つまり、ロッド６は円盤状の電磁駆動部１の中心部に挿通され、延伸部材７は、その中心部から半径方向に向かって延伸し、さらに、延伸部材７の他端部７ｂ端面は、電磁駆動部１の外周面よりも径方向外方位置となるよう構成されている。
また、延伸部材７は、図２と図３に示すように、電磁駆動部１の固定鉄心３背面に設けた径方向凹溝30内に配設され、凹溝30の両側壁は、延伸部材７の平行移動のためのガイドとして機能する。
【００１８】
そして、テコ部材８は、延伸部材７の他端部７ｂを押圧して延伸部材７をロッド６の軸心方向に平行移動させる部材であり、ロッド６が後退する方向───可動鉄心２をスプリング14に抗して固定鉄心３へ引き寄せる方向───へ押圧する。
テコ部材８は、図３と図４に示すように、略Ｌ字型のアーム板部材であり、支点側となる第一アーム片部10と、その直交方向に折れ曲がり力点側となる第二アーム片部11とからなる。具体的に説明すると、第一アーム片部10は、電磁駆動部１の外周部に始端部８ａが枢着され、延伸部材７の他端部７ｂと交差状となってその他端部７ｂを押圧する。また、第二アーム片部11は、第一アーム片部10からロッド６の前進方向へ略直角折り曲げ状とされて延伸し終端部８ｂに手動操作部９が接続される。
【００１９】
テコ部材８の支点となる始端部８ａは、図２に示すように、電磁駆動部１の外周面から突出状となる枢支軸23に枢着され、枢支軸23の中心線（軸心）は、直線状の延伸部材７の長手方向と平行となる。従って、この枢支軸23の軸心廻りに揺動可能となるテコ部材８は、延伸部材７に対して直交状に交差する。そして、図４に示すように、テコ部材８の途中部に形成する円弧状当接部24が延伸部材７の内方面25（ブレーキシュー４方向の面）に当接し、テコ部材８が揺動動作して当接部24が内方面25を押圧し、延伸部材７を外方へ押し上げる。なお、図４において、実線が手動操作前の状態（制動状態）を示し、二点鎖線が手動操作後（開放状態）を表している。
【００２０】
また、図３に示すように、テコ部材８は、クランパーＭの軸心方向の電磁駆動部１側の端点ａを含む第一軸心直交面12と、その他方側端点ｂを含む第二軸心直交面13との間に配設されている。図３の場合、端点ａは、クランパーＭのうち最も右側にある部位であり、電磁駆動部１の固定鉄心３の背面が（凹溝30を有するが）平面であるため、その背面上に存在する点となる。また、端点ｂは、最も左側にある部位であり、ベース部材17に取着された調整ネジ付きロッド19の先端部位となる。つまり、テコ部材８は、クランパーＭの軸心方向の最大幅を超えることなく形成され、コンパクトなものとしている。
【００２１】
さらに、テコ部材８の始端部８ａは上記第一軸心直交面12に近接した位置に配設され、テコ部材８の終端部８ｂが上記第二軸心直交面13に近接した位置に配設されている。つまり、テコ部材８は、クランパーＭの軸心方向の最大幅内を有効に活用して、始端部８ａから終端部８ｂまでのアーム長さを長くしている。
【００２２】
次に、手動操作部９は、テコ部材８を作動させるものであり、手動操作部９は、図５に示すような作業者が直接操作する手動操作機構部26と、手動操作機構部26の動作により引っ張られる引張部材27と、を有する。つまり、図４と図５に示すように、基端部が手動操作機構部26と接続される引張部材27の先端部は、取付片28を介在させて、テコ部材８の終端部８ｂと接続され、手動操作機構部26のグリップ部26ａ（図５）を作業者が握ることにより引張部材27が引っ張られ、テコ部材８の終端部８ｂを引き上げ、始端部８ａ側を支点としてテコ部材８が揺動する。そして、テコ部材８の当接部24が延伸部材７を押圧して外方へ平行移動させ、ロッド６を後退させる。なお、引張部材27は、ワイヤ等からなる可撓線材や細いロッド等とすればよく、手動操作機構部26は、図５に示した形式以外のものでもよい。
【００２３】
手動開放機構の動作について図４によりさらに説明すると、テコ部材８は、始端部８ａを支点とし、終端部８ｂを力点とし、中間にある当接部24を作用点として動作するものである。そして、このテコ部材８は、始端部８ａと当接部24とを電磁駆動部１の外周領域において相互が近接した配置とし、終端部８ｂを電磁駆動部１から離れたベース部材17近傍位置に配設し、アーム比が大きくなるよう構成している。従って、手動操作部９による小さな力にて大きな力を延伸部材７に作用させることができる。
【００２４】
【発明の効果】
本発明は上述の構成により次のような効果を奏する。
【００２５】
（請求項１によれば）装置全体のコンパクト化が図れ、取付場所の制限をうけることがなく、設備レイアウト設計が容易となり、様々な産業機械に適用可能となる。
構成が極めて簡単であり、故障や誤作動が無く、動作が安定し信頼性の高いものとできる。
【００２６】
また、テコ部材８により、小さな操作力にて大きな作用力を得ることができ、作業者の負担が大幅に減少され、作業能率が向上する。
また、テコ部材８が、クランパーＭの軸心方向の最大幅を超えることなく形成されており、コンパクトなものとできると共に、クランパーＭの軸心方向の最大幅内を有効に活用して、始端部８ａから終端部８ｂまでのアーム長さを大きくしている。つまり、アーム長を長くすることで、小さな操作力により大きな作用力を発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のクランパーの手動開放機構の実施の一形態を示す正面図である。
【図２】クランパーの手動開放機構の背面図である。
【図３】クランパーの手動開放機構の断面側面図である。
【図４】手動開放機構の動作を説明する説明図である。
【図５】手動操作機構部の一例を示す側面図である。
【図６】従来のクランパーの手動開放機構の断面側面図である。
【符号の説明】
１電磁駆動部
２可動鉄心
４ブレーキシュー
５ブレーキシュー
６ロッド
７延伸部材
７ａ一端部
７ｂ他端部
８テコ部材
８ａ始端部
８ｂ終端部
９手動操作部
10 第一アーム片部
11 第二アーム片部
12 第一軸心直交面
13 第二軸心直交面
Ａ被クランプ材
ａ端点
ｂ端点[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a manual opening mechanism of a clamper.
[0002]
[Prior art]
For example, a clamper (disc brake) 60 used in a hoisting machine in which a drum rotates or the like has a structure as shown in FIG. The clamper 60 includes a drive unit 63 having a fixed iron core 61 and a movable iron core 62, and a caliper 64 having a substantially U-shaped cross section, and a unit is formed. A pair of brake shoes 65, 65 are provided. One brake shoe 65 is attached to the movable iron core 62 via a push rod 66, and the other brake shoe 65 is attached to one end of the caliper 64 via an adjustment screw 67. The push rod 66 is connected in series with the shaft member 68 with the movable iron core 62 interposed therebetween, and the shaft member 68 passes through the fixed iron core 61.
[0003]
In order to stop the drive unit 63 and manually open the brake shoes 65, 65 in the hoisting machine provided with the clamper 60, or in the inspection and repair of the clamper 60, the rear surface of the drive unit 63 has been conventionally used. On the side (rear side), that is, on the side opposite to the caliper 64, a manual release tool 71 having a long handle 70 was provided. Then, by swinging the handle portion 70, the block portion 72 on the proximal end side of the handle portion 70 pushes up the tensile shaft 73 connected to the shaft member 68, and the movable iron core 62 is fixed via the shaft member 68. Pulled toward the iron core 61 side, the brake shoes 65, 65 are separated to obtain an open state. Alternatively, although not shown in the drawings, there is also one that uses a two-stage lever mechanism instead of the long handle 70 (see, for example, Patent Document 1).
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2000-7290
[Problems to be solved by the invention]
As shown in FIG. 6, a large space for attaching the manual release tool 71 to the back side of the drive unit 63 is required, and there is a problem that the entire apparatus becomes large. Further, in order to use the long handle 70, there is a problem that a large work space for the operator to operate the handle 70 is also required. Therefore, in the clamper 60 having the conventional manual opening mechanism, it is difficult to design a device layout with peripheral devices, and the application place is limited.
[0006]
SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to provide a manual release mechanism for a clamper that can reduce the size of the entire apparatus and can perform work with a small operating force.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-described object, a manual release mechanism for a clamper according to the present invention is a manual release mechanism for a clamper in which a pair of brake shoes sandwich and release a clamped material by an advance / retreat operation of a movable iron core of an electromagnetic drive unit. A rod that is connected to the movable iron core and is inserted into the electromagnetic drive unit with the forward / backward movement direction as the axial direction; and an electromagnetic drive unit that has one end connected to the rod and is orthogonal to the axis of the rod A stretching member whose other end extends to the outer peripheral region of the sheet, a lever member that presses the other end of the stretching member in a direction in which the rod retracts, and a manual operation unit that operates the lever member , The lever member is disposed between a first axis orthogonal surface including an end point on the electromagnetic drive unit side in the axial direction of the clamper and a second axis orthogonal surface including an end point on the other side, The lever member is the first axis A first end that is pivotally attached to the outer periphery of the electromagnetic drive unit at a start end disposed at a position close to the intersecting surface and intersects with the other end of the extending member to press the other end. One arm piece portion and a terminal portion extending from the first arm piece portion so as to be bent at a substantially right angle from the first arm piece portion toward the second axis orthogonal plane side and disposed at a position close to the second axis orthogonal plane at a shall of having a, a second arm piece to be connected to the manual operating section.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on the illustrated embodiment.
[0009]
FIG. 1 is a front view showing an embodiment of a manual opening mechanism of a clamper according to the present invention, FIG. 2 is a rear view, and FIG. 3 is a sectional side view. FIG. 4 is an explanatory view seen from the side explaining the operation of the manual opening mechanism.
The clamper M sandwiches the clamped material A between the pair of brake shoes 4 and 5 to suppress the rotation of the clamped material A. The pair of brake shoes 4 and 5 are operated by the operation of the electromagnetic drive unit 1. They are close to each other. That is, in the clamper M, the pair of brake shoes 4 and 5 sandwich and release the clamped material A by the advance and retreat operation of the movable iron core 2 of the electromagnetic drive unit 1.
The clamped material A pressed and clamped by the brake shoes 4 and 5 includes a brake member such as a disk type. The clamper M can be used for various industrial machines, for example, (wire rope type ) Applicable for braking the disk rotating part of hoisting machine.
[0010]
The electromagnetic drive unit 1 of the clamper M includes a fixed iron core 3, a movable iron core 2 approaching and separating from the fixed iron core 3, and an elastic member arranged in the fixed iron core 3 as shown in FIG. A spring 14 that is energized and an electromagnetic coil 15 that is arranged in the fixed iron core 3 and draws (closes) the movable iron core 2 toward the fixed iron core 3 against the elastic force of the spring 14; M constitutes an electromagnetic (disc) brake.
[0011]
The manual release mechanism of the clamper M is, for example, when inspecting and repairing the clamper M or a device (winding machine) including the clamper M, the movable iron core 2 can be manually operated without operating the electromagnetic coil 15. Is pulled to the fixed iron core 3 and the brake shoes 4 and 5 are released.
[0012]
The structure of the clamper M will be described. The clamper M includes the electromagnetic drive unit 1 and a base member 17 that is connected to the fixed iron core 3 of the electromagnetic drive unit 1 by the connecting member 16 and faces the movable iron core 2. Further, a pair of first brake shoes 4 attached to the movable iron core 2 and facing each other with the clamped material A interposed between the movable iron core 2 and the base member 17, and a second attached to the base member 17. Brake shoe 5.
The connecting member 16 includes a cylindrical spacer member 29 and a connecting bolt member inserted therethrough. The connecting member 16 penetrates the movable iron core 2, and the movable iron core 2 can slide on the outer peripheral surface of the connecting member 16. Has been.
[0013]
The first brake shoe 4 is attached to the first seat member 18, and the seat member 18 is connected (screwed) to the base end portion 6 a of the rod 6 (for operation described in detail later). Is attached to the movable iron core 2 with the proximal end portion 6a of the rod 6 interposed therebetween.
The second brake shoe 5 is attached to a second seat member 20, and the seat member 20 is attached to a rod 19 with an adjusting screw that is screwed to the base member 17.
Therefore, the position of the second brake shoe 5 can be adjusted by adjusting the screw of the rod 19, and the distance from the first brake shoe 4 can be easily adjusted.
The operating rod 6 and the rod 19 with adjustment screw are arranged on the same straight line, and these axes are called the axis of the clamper M. Further, the axis of the connecting member 16 is parallel to the axis of the clamper M.
[0014]
The unit including the electromagnetic drive unit 1, the connecting member 16, the base member 17, the brake shoes 4, 5 and the like is attached in a floating state to a fixed frame 21 whose longitudinal direction is perpendicular to the axis of the clamper M. Yes. That is, the electromagnetic drive unit 1 and the base member 17 sandwich the fixed frame 21, and the cylindrical spacer member 29 of the connecting member 16 is inserted into the through holes 22 and 22 of the fixed frame 21, so that in a non-braking state, The unit is held by the fixed frame 21 without being restrained in the axial direction of the clamper M. Therefore, when the movable iron core 2 of the electromagnetic drive unit 1 moves forward, that is, moves away from the fixed iron core 3, the pair of brake shoes 4 and 5 press and clamp the clamped material A from both sides (braking). State), the movable iron core 2 moves backward—the operation that approaches the fixed iron core 3—so that the brake shoes 4 and 5 are separated from the clamped material A (open state).
[0015]
The manual release mechanism of the clamper M will be described below. The manual release mechanism is a manual operation for releasing the clamper M from the braking state to the release state. The operation rod 6 connected to the movable iron core 2, the rod 6, a stretching member 7 connected to 6, a lever member 8 that presses and translates the stretching member 7, and a manual operation unit 9 that operates the lever member 8. The movable iron core 2 is configured to move to the fixed iron core 3 side against the spring 14 via the lever member 8, the extending member 7, and the rod 6.
[0016]
Specifically, as shown in FIG. 3, the rod 6 is connected to the movable iron core 2 at the base end portion 6a, and the rod 6 has the electromagnetic drive unit 1 with the advancing / retreating direction of the movable iron core 2 as the axial direction. This is a columnar member that is inserted through the electromagnetic drive unit 1 at the center. Further, the base end portion 6a of the rod 6 is a locking enlarged diameter portion that is larger in diameter than the rod intermediate portion and the distal end portion 6b, and the intermediate portion and the distal end portion 6b of the rod 6 are the movable iron core 2 and the fixed iron core 3. The base end portion 6 a that is a locking enlarged diameter portion of the rod 6 is locked to the shoe side end surface of the movable iron core 2. Further, as described above, the seat member 18 to which the brake shoe 4 is attached is attached to the end surface of the base end portion 6a.
[0017]
And the one end part 7a of the extending | stretching member 7 is connected with the front-end | tip part 6b of the rod 6 by the set screw member. As shown in FIG. 2, the extending member 7 is a rigid member in which the other end portion 7 b extends to the outer peripheral region of the electromagnetic drive unit 1 in the direction orthogonal to the axis of the rod 6, and is a thick flat steel plate or the like. . That is, the rod 6 is inserted through the center of the disk-shaped electromagnetic drive unit 1, the extending member 7 extends in the radial direction from the center, and the end surface of the other end 7 b of the extending member 7 is electromagnetic It is comprised so that it may become a radial direction outer position rather than the outer peripheral surface of the drive part 1. FIG.
2 and 3, the extending member 7 is disposed in a radial groove 30 provided on the back surface of the fixed iron core 3 of the electromagnetic drive unit 1, and both side walls of the recessed groove 30 are formed by extending members. 7 functions as a guide for parallel movement.
[0018]
The lever member 8 is a member that presses the other end 7b of the extending member 7 to translate the extending member 7 in the axial direction of the rod 6, and the direction in which the rod 6 moves backward—the movable iron core 2 is moved. Press in the direction of drawing against the fixed iron core 3 against the spring 14.
As shown in FIGS. 3 and 4, the lever member 8 is a substantially L-shaped arm plate member, and includes a first arm piece portion 10 that is a fulcrum side and a second arm that is bent in the orthogonal direction and is a force point side. It consists of one part 11. More specifically, the first arm piece 10 has a start end portion 8a pivotally attached to the outer peripheral portion of the electromagnetic drive unit 1, intersects with the other end portion 7b of the extending member 7, and presses the other end portion 7b. To do. Further, the second arm piece portion 11 is bent from the first arm piece portion 10 so as to be bent at a substantially right angle in the forward direction of the rod 6, and the manual operation portion 9 is connected to the end portion 8b.
[0019]
As shown in FIG. 2, the starting end portion 8 a serving as the fulcrum of the lever member 8 is pivotally attached to a pivot shaft 23 that protrudes from the outer peripheral surface of the electromagnetic drive unit 1, and the center line (axial center) of the pivot shaft 23. ) Is parallel to the longitudinal direction of the linear stretching member 7. Accordingly, the lever member 8 that can swing around the axis of the pivot shaft 23 intersects the extending member 7 in an orthogonal manner. Then, as shown in FIG. 4, the arc-shaped contact portion 24 formed in the middle portion of the lever member 8 contacts the inner surface 25 (surface in the direction of the brake shoe 4) of the extending member 7, and the lever member 8 swings. In operation, the contact portion 24 presses the inner surface 25 and pushes the extending member 7 outward. In FIG. 4, the solid line indicates the state before the manual operation (braking state), and the two-dot chain line indicates the state after the manual operation (open state).
[0020]
As shown in FIG. 3, the lever member 8 includes a first axis orthogonal surface 12 including the end point a on the electromagnetic drive unit 1 side in the axial direction of the clamper M, and a second axis including the other side end point b. It is disposed between the orthogonal plane 13 and the center. In the case of FIG. 3, the end point a is the rightmost part of the clamper M, and the back surface of the fixed iron core 3 of the electromagnetic drive unit 1 is a plane (although having the concave groove 30), and therefore exists on the back surface. It becomes a point to do. Further, the end point b is the leftmost part and is the tip part of the rod 19 with adjustment screw attached to the base member 17. That is, the lever member 8 is formed without exceeding the maximum width in the axial direction of the clamper M, and is made compact.
[0021]
Further, the starting end portion 8 a of the lever member 8 is disposed at a position close to the first axis orthogonal surface 12, and the terminal portion 8 b of the lever member 8 is disposed at a position close to the second axis orthogonal surface 13. Has been. That is, the lever member 8 effectively utilizes the inside of the maximum width of the clamper M in the axial center direction to increase the arm length from the start end portion 8a to the end portion 8b.
[0022]
Next, the manual operation unit 9 operates the lever member 8. The manual operation unit 9 includes a manual operation mechanism unit 26 directly operated by an operator as shown in FIG. And a tension member 27 pulled by the operation. That is, as shown in FIGS. 4 and 5, the distal end portion of the tension member 27 whose base end portion is connected to the manual operation mechanism portion 26 is connected to the terminal end portion 8b of the lever member 8 with the attachment piece 28 interposed therebetween. When the operator grips the grip portion 26a (FIG. 5) of the manual operation mechanism portion 26, the pulling member 27 is pulled, the end portion 8b of the lever member 8 is pulled up, and the lever member 8 is lifted with the start end portion 8a side as a fulcrum. Swing. Then, the contact portion 24 of the lever member 8 presses the extending member 7 to translate it outward and retracts the rod 6. The tension member 27 may be a flexible wire made of a wire or the like, a thin rod, or the like, and the manual operation mechanism 26 may be of a type other than that shown in FIG.
[0023]
The operation of the manual opening mechanism will be further described with reference to FIG. 4. The lever member 8 operates with the start end 8a as a fulcrum, the end 8b as a power point, and the intermediate contact portion 24 as an action point. In this lever member 8, the start end 8 a and the contact portion 24 are arranged close to each other in the outer peripheral region of the electromagnetic drive unit 1, and the end portion 8 b is located near the base member 17 away from the electromagnetic drive unit 1. It arrange | positions and it is comprised so that an arm ratio may become large. Therefore, a large force can be applied to the extending member 7 with a small force by the manual operation unit 9.
[0024]
【The invention's effect】
The present invention has the following effects by the above-described configuration.
[0025]
(According to claim 1) The entire apparatus can be made compact, the installation place is not restricted, the facility layout design is facilitated, and it can be applied to various industrial machines.
The configuration is extremely simple, there is no failure or malfunction, the operation is stable, and the reliability is high.
[0026]
Further, the lever member 8 can obtain a large acting force with a small operating force, greatly reducing the burden on the operator and improving the working efficiency.
Further, the lever member 8 is formed without exceeding the maximum width in the axial direction of the clamper M, and can be made compact, and by effectively utilizing the maximum width in the axial direction of the clamper M, The arm length from the portion 8a to the end portion 8b is increased. That is, by increasing the arm length, a large acting force can be generated with a small operating force.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an embodiment of a manual release mechanism of a clamper according to the present invention.
FIG. 2 is a rear view of a manual release mechanism of a clamper.
FIG. 3 is a sectional side view of a manual release mechanism of a clamper.
FIG. 4 is an explanatory diagram for explaining the operation of a manual release mechanism.
FIG. 5 is a side view showing an example of a manual operation mechanism unit.
FIG. 6 is a sectional side view of a conventional manual opening mechanism of a clamper.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Electromagnetic drive part 2 Movable iron core 4 Brake shoe 5 Brake shoe 6 Rod 7 Extending member 7a One end part 7b Other end part 8 Lever member 8a Start end part 8b End part 9 Manual operation part
10 First arm piece
11 Second arm piece
12 First axis orthogonal plane
13 Second axis orthogonal plane A Clamped material a End point b End point

Claims

電磁駆動部（１）の可動鉄心（２）の進退動作により一対のブレーキシュー（４），（５）が被クランプ材（Ａ）を挟持開放するクランパーの手動開放機構であって、上記可動鉄心（２）と接続され上記進退動作方向を軸心方向として上記電磁駆動部（１）に挿通状となるロッド（６）と、該ロッド（６）に一端部（７ａ）が接続され該ロッド（６）の軸心直交方向に向かって該電磁駆動部（１）の外周領域まで他端部（７ｂ）が延伸する延伸部材（７）と、該延伸部材（７）の該他端部（７ｂ）を該ロッド（６）が後退する方向へ押圧するテコ部材（８）と、該テコ部材（８）を作動させる手動操作部（９）と、を備え、
上記テコ部材（８）は、クランパーの軸心方向の上記電磁駆動部（１）側の端点（ａ）を含む第一軸心直交面（ 12 ）と、その他方側の端点（ｂ）を含む第二軸心直交面（ 13 ）との間に配設され、
上記テコ部材（８）は、上記第一軸心直交面（ 12 ）に近接した位置に配設された始端部（８ａ）にて上記電磁駆動部（１）の外周部に枢着されると共に上記延伸部材（７）の上記他端部（７ｂ）と交差状となって該他端部（７ｂ）を押圧する第一アーム片部（ 10 ）と、該第一アーム片部（ 10 ）から上記第二軸芯直交面（ 13 ）側へ略直角折り曲げ状とされて延伸すると共に上記第二軸心直交面（ 13 ）に近接した位置に配設された終端部（８ｂ）にて上記手動操作部（９）と接続される第二アーム片部（ 11 ）と、を有することを特徴とするクランパーの手動開放機構。A clamper manual release mechanism in which the pair of brake shoes (4) and (5) sandwich and release the clamped material (A) by the advance and retreat operation of the movable iron core (2) of the electromagnetic drive unit (1), A rod (6) connected to (2) and having the advancing / retreating operation direction as an axial direction, and being inserted into the electromagnetic drive unit (1), and one end (7a) is connected to the rod (6) 6) the extending member (7b) in which the other end (7b) extends to the outer peripheral region of the electromagnetic drive unit (1) in the direction perpendicular to the axis of the electromagnetic driving unit (1), A lever member (8) that presses the rod (6) in a direction in which the rod (6) moves backward, and a manual operation part (9) that operates the lever member (8) ,
The lever member (8) includes a first axis orthogonal surface ( 12 ) including an end point (a) on the electromagnetic drive section (1) side in the axial direction of the clamper and an end point (b) on the other side. Between the second axis orthogonal plane ( 13 ) and
The lever member (8) is pivotally attached to the outer peripheral portion of the electromagnetic drive portion (1) at a start end portion (8a) disposed at a position close to the first axis orthogonal plane ( 12 ). From the first arm piece portion ( 10 ), a first arm piece portion ( 10 ) that crosses the other end portion (7b) of the extending member (7) and presses the other end portion (7b) . The manual operation is performed at the terminal end portion (8b) which is extended in a substantially right-angled bent shape toward the second axis orthogonal plane ( 13 ) side and disposed at a position close to the second axis orthogonal plane ( 13 ). clamper manual release mechanism to the second arm piece which is connected to the operation section (9) (11), characterized in Rukoto to have a.