JP3892754B2 - 測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電圧を測定する測定装置に関する。特に、本発明は電圧に基づく信号を利用する場合に用いられる電圧を測定する測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
筋電信号や脳波等の生体信号を検出する場合、測定対象物である人体の皮膚の電圧の変化を測定する電極が用いられている。従来、この電極として金属製の皿電極が用いられている。皿電極は、電極と皮膚との接触インピーダンスを低下させるためにペーストが塗布されて、人体の皮膚に貼り付けられ、テープ等で固定される。そして、皿電極は、このテープで固定された状態で皮膚の電圧の変化を測定する。又、皿電極以外にも、電極自体や電極の周囲の部材に粘着性を持たせ、テープ等で固定することなく、電極を皮膚に接触させて、皮膚の電圧の変化を測定するディスポーサブル電極と呼ばれる使い捨て電極も用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のテープで固定する皿電極を用いた測定装置では、電極がテープで固定されているため、測定対象物である皮膚が動いた際に、貼り付けられた電極がずれてしまったり、皮膚表面と適切な接触状態を保てなくなったりしてしまい、測定対象物の動きに追従できないという問題点があった。又、電極をテープで貼り付けるという作業が繁雑であるという問題点もあった。
【0004】
又、使い捨て電極の場合には、測定対象物である皮膚が動いても、皮膚から剥がれずに接触状態を保つために、電極や周囲の部材の粘着性を高めたり、電極の皮膚との接触面積を大きくしたりする必要があった。しかし、粘着性を高めると、皮膚等の測定対象物に悪影響を及ぼすおそれがあった。又、接触面積を大きくすると、測定対象物の細かな動きに追従できないという問題点があった。又、使い捨てであるために、再利用ができないという問題点もあった。
【0005】
そこで、本発明は、測定対象物の動きに追従して、必要な電圧を適切に測定可能な測定装置を提供することを目的とする。又、他の発明は、固定対象物に電極を容易に固定でき、固定対象物への影響を抑えることが可能な測定装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る測定装置は、固定対象物に固定され、その固定対象物との接触面が非導電性物質で形成される固定部材と、その固定部材の固定対象物との接触面の反対側に設けられ、測定対象物の電圧を測定する電極と、その電極が測定した電圧を外部に送出する送出手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
このような測定装置によれば、固定部材を備え、電極が固定部材の固定対象物との接触面の反対側に設けられる。そのため、測定装置は、固定部材により固定対象物に固定され、電極を測定対象物に押し当てて測定することが可能となる。よって、測定装置は、測定対象物の動きに十分に追従することができる。更に、固定部材は、固定対象物との接触面が非導電性物質で形成されているため、固定部材によって固定対象物と電極とを電気的に切断することができる。よって、電極は、固定対象物に生じる電圧、即ち、不要な電圧の影響を受けることなく、必要な測定対象物についての電圧だけを適切に測定することができる。そして、送出手段により測定した電圧を外部に送出できるため、その電圧から信号を検出し、各種用途に用いることができる。
【0008】
又、固定部材は、固定対象物と嵌合可能な環状であることが好ましい。これによれば、環状の固定部材を固定対象物に嵌めるだけで、テープ等を用いずに電極を固定対象物に容易に安定して固定でき、電極自体や周辺部材に粘着性がある必要もないため固定対象物への影響もない。即ち、固定対象物に固定するのにテープなどで固定する必要がなく、さらに測定対象物に固定する際にも押し当てるのみでよいために、テープで固定する必要や粘着物で固定する必要がない。よって、例えば、固定対象物が手の指等であっても、電極を容易に指に固定でき、皮膚への影響も抑えることができる。
【0009】
又、固定部材は、固定対象物と嵌合可能な凹部を有するようにしてもよい。これによれば、固定部材が有する凹部を、固定対象物に嵌めるだけで、テープ等を用いずに電極を固定対象物に容易に安定して固定でき、電極自体や周辺部材に粘着性がある必要もないため固定対象物への影響もない。即ち、固定対象物に固定するのにテープなどで固定する必要がなく、さらに測定対象物に固定する際にも押し当てるのみでよいために、テープで固定する必要や粘着物で固定する必要がない。よって、例えば、固定対象物が手の指等であっても、電極を容易に指に固定でき、皮膚への影響も抑えることができる。
【0010】
又、固定部材は、固定対象物を把持する把持部を有するようにしてもよい。これによれば、把持部により固定対象物を把持するだけで、テープ等を用いずに電極を固定対象物に容易に安定して固定でき、電極自体や周辺部材に粘着性がある必要もないため固定対象物への影響もない。即ち、固定対象物に固定するのにテープなどで固定する必要がなく、さらに測定対象物に固定する際にも押し当てるのみでよいために、テープで固定する必要や粘着物で固定する必要がない。よって、例えば、固定対象物が手の指や手首等であっても、電極を容易に指や手首に固定でき、皮膚への影響も抑えることができる。
【0011】
又、固定部材は、固定対象物に沿う湾曲部を有するようにしてもよい。これによれば、固定部材の湾曲部が固定対象物に沿うため、例えば、固定対象物が爪のように湾曲した形状のものであっても、電極を容易に固定対象物に固定できる。
【0012】
又、固定部材の固定対象物との接触面の反対側が非導電性物質で形成され、複数の電極が電極間に間隔をおいて設けられてもよい。これによれば、測定装置は、複数の電極を非導電性物質を介して電気的に切断した状態で、かつ、一定の間隔をおいた状態で接続できる。よって、常に複数の電極間に一定の間隔を設けて、両者の電圧の差を測定することができる。従って、例えば、測定条件を常に一定にして電圧を測定したい場合に有効である。
【0013】
更に、測定装置は、電極が測定した電圧を増幅する増幅器を備えることが好ましい。これによれば、測定した電圧が増幅器によって増幅されるため、測定装置は、測定した電圧に外部から混入するノイズを低減することができる。
【0014】
又、測定装置は、電極が測定した電圧に基づく信号を用いた処理を行う演算器を備えることが好ましい。これによれば、測定装置は測定した電圧に基づく信号を用いた処理を行うことができる。そのため、測定装置は、測定した電圧をそのままの状態ではなく、その電圧に基づく信号を検出し、その信号を用いた処理を施した後の状態で外部に送出することができる。電極が測定した電圧に基づく信号を用いた処理としては、例えば、信号を用いて音声を認識する音声認識処理や、信号を用いて動きや動作を認識する認識処理等がある。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る測定装置10の斜視図であり、図2は、本発明の第1の実施の形態に係る測定装置10の構造を説明する説明図である。図1に示すように、測定装置10は、固定部材11と、電極12と、リード線13とから構成される。又、図1、図2に示すように、測定装置10は、固定部材11と電極12との2層構造になっている。
【0016】
固定部材11は、固定対象物に固定される。固定部材11は、固定対象物と嵌合可能な環状をなしている。固定対象物とは、測定装置10を固定する対象物であり、本実施形態では、固定対象物は人体の指である。そのため、固定部材11は指に嵌められる環状をなし、指輪形状となっている。固定部材11は、指等の固定対象物に安定して固定できるように、その内径は、固定対象物の固定部分の外径にほぼ一致することが好ましい。但し、固定部材11の内径は、固定部材11を固定対象物に嵌めたり、固定対象物から外したりすることが可能な範囲内で決定する必要がある。
【0017】
固定部材11は、固定部材11と電極12とから構成される2層構造の内側を形成する。そして、固定部材11は、固定対象物に固定した際に、固定対象物と接触する接触面を有する。即ち、固定部材11は、測定装置10を指に嵌めた際に、指と接触する接触面を有する。ここでは、固定部材11の環の内側の表面全体が接触面となる。図2に示すように、固定部材11は、非導電性物質から形成される。そのため、固定対象物である指と接触する接触面11aは、非導電性物質で形成されることとなる。これにより、固定部材11によって指と電極12とを電気的に切断できる。固定部材11を形成する非導電性物質としては、例えば、プラスチックや樹脂、ゴム等を用いることができる。又、固定部材11は、固形状、シート状、電極12の環の内側の表面をコーティングする薄膜状のものを用いることができる。
【0018】
又、固定部材11は、電極12を保持する。具体的には、固定部材11の接触面11aの反対側、即ち、固定部材11の環の外側に、電極12が1つ設けられる。そのため、固定部材11の幅は、電極12を1つ設けることができ、指と電極12が接触しないだけの幅を有することが好ましい。例えば、固定部材11の幅は、電極12の幅以上とすることができる。本実施形態では、固定部材11の幅は、電極12の幅と等しい。
【0019】
電極12は、測定対象物の電圧を測定する。又、図1に示すように、電極12は、固定部材11の固定対象物である指との接触面11aの反対側に1つ設けられる。具体的には、電極12は、固定部材11の環の外側を覆う環状をなして、接触面11aの反対側に設けられる。電極12は、固定部材11と幅が同じで、かつ、指輪を横から見たときに幅の両端が一致している。ここで、指輪を横から見るというのは指輪の輪が見えない方向から見るということである。これによれば、測定装置10が固定対象物に固定された際に、電極12が固定対象物に接触しないようにすることができる。尚、電極12の幅が固定部材11の幅よりも小さい場合には、電極12は、固定部材11の幅方向の内側に位置するように固定部材11に設けられる。
【0020】
電極12は、固定部材11と電極12から構成される2層構造の外側を形成して、測定対象物と接触し、電位を測定する測定面12aを有する。ここでは、電極12の固定部材11との接触面の反対側の面全体が測定面12aとなる。測定対象物は、測定装置10が電圧を測定する対象物であり、人体の一部、例えば、頭部、顔、腕、脚部等の表面の皮膚等がある。測定対象物が頭部表面の皮膚であれば、測定した電圧の変化から脳波を検出でき、口元等の顔面や、腕表面、脚部表面の皮膚であれば、測定した電圧の変化から筋電信号を検出できる。電極12は、図2に示すように、導電性物質から形成される。そのため、測定対象物である頭部表面や顔面の皮膚と接触する測定面12aは、導電性物質で形成されることとなる。よって、測定面12aを測定対象物に押し当てて接触させると、電極12に電圧が誘導される。これにより、電極12は、電圧を測定できる。
【0021】
電極12を形成する導電性物質としては、例えば、銀、白金、塩化銀等を用いることができる。又、電極12は、固形状、シート状、あるいは、固定部材11環の外側の表面をコーティングする薄膜状のものを用いることができる。よって、固定部材11と電極12が両方とも固形状であれば、電極12の環の内側に固定部材11を嵌め込むことにより、固定部材11と電極12の2層構造からなる指輪形状を形成できる。又、固定部材11と電極12が両方ともシート状であれば、電極12の環の内側に固定部材11を貼り付けることにより、固定部材11と電極12の2層構造の指輪形状を形成できる。
【0022】
又、固定部材11が固形状で、電極12がシート状や薄膜状であれば、固定部材11の環の外側の表面にシート状の電極12を貼り付けたり、固定部材11の環の外側の表面を電極12の材料でコーティングして薄膜状の電極12を形成したりすることにより、固定部材11と電極12の2層構造の指輪形状を形成できる。一方、固定部材11がシート状や薄膜状であり、電極12が固形状であれば、反対に、電極12の環の内側の表面にシート状の固定部材11を貼り付けたり、電極12の環の内側の表面を固定部材11の材料でコーティングして薄膜状の固定部材11を形成したりすることにより、固定部材11と電極12の2層構造の指輪形状を形成できる。
【0023】
リード線13は、電極12が測定した電圧を外部に送出する送出手段である。リード線13の一端は、電極12の測定面12aの一部に取り付けられる。リード線13の他端は、外部装置に接続される。リード線13が接続される外部装置としては、例えば、電極12が測定した電圧を増幅する増幅器、測定した電圧から信号を検出し、その信号を用いて音声を認識する音声認識処理や、動きや動作を認識する処理等、所定の処理を行う演算器、測定した電圧や、その電圧から検出される信号を、測定値として出力するディスプレイやプリンタ等の出力装置がある。そして、リード線13は、電極12が測定した電圧を伝送して、増幅器や演算器、出力装置等の外部装置に送出する。増幅器や演算器は、測定装置10から取得した測定対象物の電圧の変化から、脳波や筋電信号等の生体信号を検出することができる。
【0024】
次に、このような測定装置10を用いた電圧の測定方法を説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態に係る測定装置10を用いた電圧の測定方法を説明する説明図である。図3に示すように、電圧を測定される被験者は、2つの測定装置10の固定部材11を、1本の指2に嵌める。これにより、固定部材11が指に固定される。次に、頭部表面や顔面、腕表面や脚部表面の皮膚3の測定したい領域に、電極12を押し当てて接触させる。これにより、2つの電極12に電圧が誘導されるため、電極12はその電圧を測定する。リード線13は、測定された電圧を伝送して、増幅器や演算器等の外部に送出する。これにより、測定した電圧は、リード線13を介して、外部に送出される。増幅器や演算器等の外部装置が、2つの電極12間の電圧の差(電位差)の変化(以下「電位変化」という)を検出し、その電位変化から脳波や筋電信号等の生体信号を検出する。そして、演算器が、その生体信号を用いて音声認識処理や、動きや動作の認識処理を行ったり、出力装置が、検出された生体信号を測定値として出力したりすることができる。
【0025】
尚、固定対象物(被験者の指)に固定される測定装置10の個数は限定されない。但し、測定装置10には、電極12が1つ設けられているため、差動増幅により信号を検出する場合や、複数箇所の電圧を測定する場合には、測定箇所の個数だけ測定装置10を固定対象物に固定する。又、測定装置10が定対象物に固定される位置も限定されない。図3では、1本の指2に2つの電極12を嵌めているが、2本の指に電極12を1つずつ嵌めてもよい。
【0026】
このような本実施形態に係る測定装置10によれば、固定部材11を備え、電極12が固定部材11の固定対象物である指との接触面11aの反対側に設けられる。そのため、測定装置10は、固定部材11を指2に嵌めるだけで固定部材11により指2に固定され、電極12を頭部表面や顔面、腕表面や脚部表面の皮膚3等の測定したい領域に押し当てるだけで、電圧を容易に測定することが可能となる。よって、測定装置10は、頭部や顔、腕や脚部の筋肉が動き、皮膚が動いても、その動きに十分に追従し、その動きに柔軟に対応することができる。
【0027】
又、固定部材11が、指2と嵌合可能な環状であるため、環状の固定部材11を指2に嵌めるだけで、テープ等を用いずに電極12を指2に容易に安定して固定でき、電極12自体や電極12の周辺部材に粘着性がある必要もないため、指の皮膚等の固定対象物への影響もなく、頭部表面や顔面、腕表面や脚部表面の皮膚3等、測定対象物への影響もない。即ち、固定対象物に固定するのにテープなどで固定する必要がなく、さらに測定対象物に固定する際にも押し当てるのみでよいために、テープで固定する必要や粘着物で固定する必要がない。更に、指2に電極12を固定できるため、電極12が固定された指2を頭部表面や顔面、腕表面や脚部表面の皮膚3に押し当て易く、その押し当てる力を調整するだけで、電極12の測定対象物に対する接触の具合を容易に調整することができる。その結果、測定装置10は、より一層、筋肉の動きに柔軟に対応することができる。
【0028】
従って、本実施形態に係る測定装置10は、頭部表面や顔面、腕表面や脚部表面の皮膚3の電位変化から脳波や筋電信号等の生体信号を検出して、その生体信号を解析して利用する際に用いられる新しいインタフェースとして利用することができる。具体的には、測定装置10は、上記したように、測定装置10をインタフェースとして用いた場合に入力データとなる電圧を、電極12を測定したい領域に押し当てるだけで、測定対象物の動きに十分に追従して容易に測定でき、指2への固定も容易で、指の皮膚への影響もない。よって、電圧を正確に測定して正確なデータの入力を行うことができ、日常利用するインタフェースとしての利用のし易さも実現できるため、インタフェースに対する要求を満たすことができる。もちろん、本実施形態に係る測定装置10は、工学的に脳波や筋電信号を検出して何かに利用するだけでなく、医学的に簡易に脳波や筋電信号を測定することにも利用可能である。
【0029】
更に、固定部材11は、固定対象物である指2との接触面11aが非導電性物質で形成されているため、固定部材11によって指2と電極12とを電気的に切断することができる。よって、電極12は、指に生じる電圧といった不要な電圧の影響を受けることなく、測定対象物である頭部表面や顔面、腕表面や脚部表面の皮膚3についての電圧だけ、即ち、必要な電圧だけを適切に測定することができる。そして、リード線13により測定した電圧を外部に送出できる。よって、増幅器や演算器等の外部装置は、その電圧から測定対象物の電位変化だけを検出し、その電位変化から、測定対象物の筋電信号や脳波等、必要な生体信号のみを検出できる。即ち、増幅器や演算器等の外部装置は、指の筋電信号のような不要な信号の影響を受けることなく、必要な生体信号のみを検出できる。そして、増幅器や演算器は、その生体信号を音声認識処理や、動きや動作の認識処理等の各種用途に用いることができる。このように測定装置10は、脳誘発電位検査、筋電図検査を目的とした電極を備える装置のように、電極が固定対象物である人体と電気的に接続し、電極から固定されている人体に電気刺激を与える装置とは、大きく異なっているのである。
【0030】
又、本実施形態の測定装置10は、固定部材11が指2と嵌合可能な環状であり、電極12が1つ設けられている。そのため、測定個所の数だけ指2に測定装置10を嵌めるだけで、測定個所の数の変化に臨機応変に対応できる。更に、測定装置10は、固定部材11を指2に嵌める位置を変化させるだけで、測定したい電極12間の距離を容易に変化させることができる。例えば、1本の指2に2つの測定装置10を固定したり、2本の指2に1つずつ測定装置10を固定したりすることによって、電極12間の距離を変化させることができる。又、測定装置10を親指と小指に嵌めたり、中指と薬指に嵌めたりして測定装置10を嵌める指を変えたり、測定装置10を嵌めた指2を広げたり狭めたりすることによっても、容易に臨機応変に電極間12の距離を変えることができる。そのため、増幅器や演算器等の外部装置は、離れた電極12間、即ち、離れた2点間の電位差を検出することができる。
【0031】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図4は、本発明の第2の実施の形態に係る測定装置20の斜視図である。図4に示すように、測定装置20は、固定部材21と、電極22a,22bと、リード線23とから構成される。本実施形態においても固定対象物は人体の指であり、測定対象物は人体の頭部表面や顔面、腕表面や脚部表面の皮膚である。
【0032】
固定部材21は、第1の実施の形態と同様に、固定対象物である指と嵌合可能な環状をなしている。即ち、固定部材21は、指に嵌められる環状をなし、指輪形状となっている。1つの固定部材21の指との接触面の反対側、即ち、固定部材21の環の外側に、2つの電極22a,22bが、電極22a,22b間に隙間21aという間隔をおいて設けられる。そのため、固定部材21の幅は、間に隙間21aという間隔をおいて2つの電極22a,22bを設けることができ、指と電極22a,22bが接触しないだけの幅を有する。本実施形態では、固定部材21の幅は、2つの電極22a,22bの幅、隙間21aの幅の合計と等しい。
【0033】
図4においては、固定部材21の環の外側は平坦になっており、電極22a,22bを設けた際に、固定部材21の環の外側には、電極22a,22b間に形成された凹部のような隙間21aが形成される。これによれば、固定部材21を単なる環状とできるので製造しやすい。この場合、固定部材21は、電極22a,22bを固定部材21に隙間21aを設けて固定するために、固形状やシート状の非導電性物質により形成される。
【0034】
尚、固定部材21の環の外側に隙間21aを埋める凸部が、非導電性物質で形成されてもよい。これによれば、2つの電極22a,22bに間隔を設けて、非導電性物質の凸部で画することができる。この場合にも、固定部材21は、固形状やシート状の非導電性物質により形成することができる。又、凸部を形成する部材の両端面に電極22a,22bを固定した場合には、固定部材21は、電極22a,22bの環の内側の表面をコーティングして形成される薄膜状のものを用いることができる。
【0035】
又、固定部材21は、非導電性物質で形成されている。そのため、固定部材21の固定対象物である指との接触面は、非導電性物質で形成されることとなる。更に、固定部材21の固定対象物である指との接触面の反対側であり、電極22a,22bが設けられる設置面も非導電性物質で形成されることとなる。これにより、固定部材21によって、指と電極22a,22bとが電気的に切断され、電極22a,22b同士も電気的に切断される。以上説明した点以外は、固定部材21は、第1の実施の形態に係る固定部材11と実質的に同様である。
【0036】
2つの電極22a,22bは、1つの固定部材21の指との接触面の反対側に設けられる。電極22a,22bは、固定部材21の環の外側の一部を覆う幅を持つ環状をなす。そして、電極22a,22bは、電極22a,22b間に隙間21aという間隔を設けて、電極22a,22bと、隙間21aの幅の合計が、固定部材21の幅と同じで、かつ指輪を横から見たときに幅の両端が一致するようにして設けられる。あるいは、電極22a,22bは、電極22aの隙間21aと反対側の端面が、固定部材21の一端の端面よりも幅方向の内側に位置するようにし、電極22bの隙間21aと反対側の端面が、固定部材21の他端の端面よりも幅方向の内側に位置するようにして設けられてもよい。これによれば、電極22a,22bは、指に測定装置20が固定された際に、指に接触しないようにできる。以上説明した点以外は、電極22a,22bは、第1の実施の形態に係る電極12と実質的に同様である。リード線23の一端は、電極22a,22bが測定対象物と接触し、電圧を測定する測定面の一部に取り付けられる。この点以外は、リード線23は、第1の実施の形態に係るリード線13と実質的に同様である。
【0037】
このような測定装置20を用いて電圧を測定する場合、電圧を測定される被験者は、1つの測定装置20を1本の指に嵌める。次に、頭部表面や顔面、腕表面や脚部表面の皮膚の測定したい領域に、電極22a,22bを押し当てて接触させる。これにより、2つの電極22a,22b間に電圧が誘導されるため、電極22a,22bはその電圧を測定する。リード線23は、測定した電圧を伝送して、増幅器や演算器、出力装置等の外部装置に送出する。これにより、測定した電圧は、リード線23を介して外部に送出される。増幅器や演算器等の外部装置が、2つの電極22a,22b間の電位変化を検出し、その電位変化から脳波や筋電信号等の生体信号を検出する。そして、演算器がその生体信号を用いて音声認識処理や、動きや動作の認識処理を行ったり、出力装置が検出された信号を測定値として出力したりすることができる。
【0038】
このような本実施形態に係る測定装置20によれば、1つの固定部材21に2つの電極22a,22bが隙間21aという間隔をおいて設けられている。又、固定部材21は、非導電性物質で形成されているため、固定部材21の固定対象物である指との接触面の反対側であり、電極22a,22bが設けられる設置面が非導電性物質で形成されることとなる。よって、測定装置20は、2つの電極22a,22bを、固定部材21という非導電性物質を介して電気的に切断した状態で、かつ、一定の間隔をおいた状態で接続できる。これによれば、測定装置20は、常に2つの電極22a,22b間に一定の間隔を設けて、両者の電位変化を測定できる。従って、測定装置20は、例えば、測定条件を常に一定にして電圧を測定したい場合に、有効である。
【0039】
又、1つの固定部材21に複数の電極22a,22bを設けることができるため、1つの測定装置20で測定できる。尚、本実施形態では、1つの固定部材21に2つの電極22a,22bを設けたが、1つの固定部材21に設けられる個数は限定されず、電極間に間隔を設ければ3つ以上の複数の電極を設けることができ、この場合には、1つの測定装置で複数の箇所を測定することができる。
【0040】
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図5は、本発明の第3の実施の形態に係るアクティブ電極型測定装置30を示す図である。図5(a)は、アクティブ電極型測定装置30の斜視図であり、図5(b)は、アクティブ電極型測定装置30を図5(a)中矢印A方向から見た正面図の斜視図であり、図5(c)は、アクティブ電極型測定装置30を図5(a)中矢印B方向から見た側面図である。図5(a)に示すように、アクティブ電極型測定装置30は、2つの本体部30a,30bと、リード線33と、増幅器34とから構成される。本実施形態においても固定対象物は人体の指であり、測定対象物は人体の頭部表面や顔面、腕表面や脚部表面の皮膚である。ここで、アクティブ電極型測定装置30とは、電極32a,32bが測定した電圧を増幅する増幅器34を備える測定装置をいう。
【0041】
本体部30a,30bは、それぞれ固定部材31a,31bと、電極32a,32bとから構成される。固定部材31a,31b、電極32a,32bは、第1の実施の形態に係る固定部材11、電極12と実質的に同様である。そのため、本体部30a,30bは、電極32a,32bの測定面にリード線が設けられていない以外は、第1の実施の形態に係る測定装置10と実質的に同様の構成となっている。
【0042】
増幅器34は、電極32a,32bが測定した電圧を増幅する。増幅器34は、図5(a)〜(c)に示すように、一定の間隔を設けて、側面が向かい合うようにして平行に配列された本体部30a,30bの上部に、電極32a,32bと接触して設けられる。増幅器34の電極32a,32bとの接触面の一部には、電極32a,32bから電圧を取得する測定電圧取得部が設けられている。例えば、測定電圧取得部は導電性物質で形成され、電極32a,32bと電気的に接続されている。そして、増幅器34はその測定電圧取得部により電極32a,32bから電圧を取得する。このように増幅器34は、電極32a,32bと接触した状態で設けられ、その接触面の一部に測定電圧取得部が設けられることにより、リード線等を用いずに電極32a,32bが測定した電圧を電極から32a,32b取得できる。尚、増幅器34表面の測定電圧取得部以外の部分は、非導電性物質で形成されている。
【0043】
又、増幅器34は、電極32a,32bと接触して設けられることにより、測定した電圧を最も電極32a,32bの近くで増幅することができる。よって、増幅器34は、電極32a,32bと接触して設けられることが好ましい。又、増幅器34は、電極32a,32bと接触しない場合であっても、電極32a,32bのできるだけ近傍に設けられることが好ましい。例えば、電極32a,32bを指に固定した場合、増幅器34は、指から手首までの範囲内とすることができる。具体的には、増幅器34と電極32a,32bとの間の距離は、20cm程度とすることが好ましい。手首に増幅器34を固定する場合、増幅器34は、腕時計と同様にして手首に固定される腕時計型増幅器を用いることができる。
【0044】
このように増幅器34が、電極32a,32bと接触せずに、離れて設けられる場合、増幅器34は、リード線や、測定した電圧に外部からノイズが混入することを防止可能なシールドケーブル等を用いて電極32a,32bが測定した電圧を電極から32a,32b取得する。この場合、増幅器34は、増幅した電圧をリード線33に入力するリード線入力部を備えている。更に、電極32a,32bにプリアンプを内蔵させることにより、測定した電圧へのノイズ混入を防止することもできる。
【0045】
リード線33は、電極32a,32bが測定した電圧を、増幅器34が増幅した後の状態で、外部に送出する。リード線33の一端は、増幅器34のリード線入力部に取り付けられる。リード線33の他端は、電極32a,32bが測定し、増幅器34が増幅した電圧から信号を検出し、その信号を用いて音声認識処理や動きや動作の認識処理等、所定の処理を行う演算器や、電圧から検出される信号を測定値として出力する出力装置等の外部装置に接続される。そして、リード線33は、増幅器34が増幅した電圧を伝送して、演算器や出力装置等の外部装置に送出する。
【0046】
次に、このようなアクティブ電極型測定装置30を用いた電圧の測定方法を説明する。図6は、本発明の第3の実施の形態に係るアクティブ電極型測定装置30を用いた測定方法を説明する説明図である。図6に示すように、電圧を測定される被験者は、1つのアクティブ電極型測定装置30の固定部材31a,31bを、1本の指2に嵌める。次に、頭部表面や顔面、腕表面や脚部表面の皮膚3等の測定したい領域に、電極32a,32bを押し当てて接触させる。これにより、2つの電極32a,32b間に、電圧が誘導され、電極32a,32bはその電圧を測定する。
【0047】
増幅器34は、電極32a,32bとの接触面の一部に設けられた測定電圧取得部により、電極32a,32bから測定した電圧を取得する。そして、増幅器34は電圧を増幅し、リード線入力部からリード線33に増幅した電圧を入力する。リード線33は、増幅器34から取得した増幅された電圧を伝送して、演算器等の外部装置に送出する。これにより、電極32a,32bが測定し、増幅器34が増幅した電圧は、リード線33を介して外部に送出される。演算器等の外部装置は、2つの電極32a,32b間の電位変化を検出し、その電位変化から脳波や筋電信号等の生体信号を検出する。
【0048】
このような本実施形態に係るアクティブ電極型測定装置30によれば、電極32a,32bが測定した電圧を増幅する増幅器34を備えることにより、測定した電圧が増幅器34によって増幅される。そのため、アクティブ電極型測定装置30は、測定した電圧に外部から混入するノイズを低減することができる。特に、本実施形態では、増幅器34は、電極32a,32bと接触して設けられているため、測定した電圧を最も電極32a,32bの近くで増幅することができ、より一層、測定した電圧に混入するノイズを低減できる。
【0049】
又、増幅器34は、一定の間隔を設けて、側面が向かい合うようにして平行に配列された本体部30a,30bの上部に、電極32a,32bと接触して設けられる。よって、アクティブ電極型測定装置30は、増幅器34を介して、複数の電極32a,32bを一定の間隔をおいた状態で接続できる。従って、常に2つの電極32a,32b間に一定の間隔を設けて、両者の電位変化を測定できる。更に、増幅器34に対して複数の電極32a,32bを接続することができるため、1つのアクティブ電極型測定装置30を用いて複数箇所を測定できる。尚、本実施形態では、1つの増幅器34に対して、2つの本体部30a,30bを設けたが、1つの増幅器34に対して設けられる本体部の個数は限定されず、電極間に間隔を設ければ3つ以上の複数の本体部を設けることができる。又、第2の実施の形態のように、1つの固定部材に複数の電極が設けられてもよい。即ち、第2の実施の形態に係る固定部材21と電極22a,22bとを本体部とし、その本体部の上部に、電極22a,22bと接触するようにして、増幅器34が設けられてもよい。
【0050】
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図7は、本発明の第4の実施の形態に係るアクティブ電極型測定装置40の斜視図である。図7に示すように、アクティブ電極型測定装置40は、2つの本体部40a,40bと、リード線43と、増幅器44と、演算器45とから構成される。本実施形態においても固定対象物は人体の指であり、測定対象物は人体の頭部表面や顔面、腕表面や脚部表面の皮膚である。
【0051】
本体部40a,40bは、それぞれ固定部材41a,41bと、電極42a,42bとから構成され、第3の実施の形態と実質的に同様である。増幅器44は、その上部に接触した状態で演算器45が設けられている。増幅器44の演算器45との接触面の一部には、増幅した電圧を演算器45に入力する演算器入力部が設けられている。例えば、演算器入力部は、導電性物質で形成され、演算器45の増幅器44との接触面の一部と電気的に接続されている。この点以外は、増幅器44は、第3の実施の形態に係る増幅器34と実質的に同様である。
【0052】
演算器45は、電極42a,42bが測定した電圧に基づく信号を用いて、音声を認識する音声認識処理や、動きや動作を認識する認識処理を行う。演算器45は、増幅器44の上部に、増幅器44の上面と、演算器45の下面とが接触するようにして設けられる。演算器45の増幅器との接触面の一部には、増幅器44から増幅された電圧を取得する増幅電圧取得部が設けられている。例えば、増幅電圧取得部は、導電性物質で形成され、増幅器44の演算器45との接触面に設けられた演算器入力部と電気的に接続されている。そして、演算器45は、その増幅電圧取得部により、増幅器44から増幅後の電圧を取得する。
【0053】
このように演算器45は、増幅器44と接触した状態で設けられ、演算器45の増幅器44との接触面の一部に増幅電圧取得部が設けられ、その増幅電圧取得部と、増幅器44の演算器入力部とを電気的に接続することにより、リード線等を用いずに増幅器44が増幅した電圧を増幅器44から取得できる。尚、演算器45表面の増幅電圧取得部以外の部分は、非導電性物質で形成されている。
【0054】
又、演算器45は、電極42a,42bと接触して設けられている増幅器44と接触して設けられることにより、電極42a,42bの近傍に設けられていることとなる。このように、演算器45が、電極42a,42bの近傍に設けられたり、増幅器44と接触して設けられたりすることにより、電極42a,42bや増幅器44から、電圧が演算器45まで伝送される距離を短くすることができる。そのため、電圧への外部からのノイズの混入や、増幅された電圧の減衰を抑えることができる。又、アクティブ電極型測定装置40全体を小型化することも可能である。よって、演算器45は、増幅器44と接触して設けられたり、電極42a,42bの近傍に設けられたりすることが好ましい。尚、演算器45は、増幅器44と接触しない場合であっても、増幅器44のできるだけ近傍に設けられることが好ましい。具体的には、演算器45と増幅器44との間の距離は、20cm程度とすることが好ましい。この場合、演算器45は、リード線やシールドケーブル等を用いて増幅器44から増幅した電圧を取得できる。
【0055】
演算器45は、取得した増幅後の電圧に基づいて、2つの電極42a,42b間の電位変化を検出する。演算器45は、その電位変化から脳波や筋電信号等の生体信号を検出する。そして、演算器45は、その検出した生体信号を用いて、音声認識処理や、動きや動作の認識処理を行う。演算器45は、その音声認識結果や、動きや動作の認識結果をリード線43に入力する認識結果入力部を備える。音声認識処理は、例えば、検出した筋電信号をバンドパスフィルタを通し、閾値の交差回数をカウントして5母音(a、i、u、e、o)を認識する処理や、検出した筋電信号をニュートラルネットや隠れマルコフモデル(HMM)等を用いて処理し、母音、子音を含めた音声を認識する処理等がある。
【0056】
例えば、ニュートラルネットを用いた処理は、次のように行われる。まず、演算器45は、検出した筋電信号を一定の時間毎に区切り、区切られた筋電信号に対して、スペクトル分析、二乗平均平方(RMS)、整流化平均値(ARV)、積分筋電図(IEMG)等の処理を行い、筋電信号に基づくパラメータ(以下「筋電信号パラメータ」という)を算出する。ニュートラルネットワークとは、パラメータの入力部及び出力部を備えた非線形素子の集合である素子群を上流から下流に向けて階層的に配置し、隣接する素子群間において、上流の非線形素子の入力部と、下流の非線形素子の出力部とを相互に接続して構築されるものである。そして、入力部に筋電信号パラメータが入力され、出力部からその筋電信号パラメータに対応する母音や子音が出力されて、音声が認識される。ニュートラルネットワークには、例えば、全結合型の3層のニュートラルネットワーク等がある。
【0057】
リード線43は、電極42a,42bが測定した電圧を、増幅器44が増幅し、その電圧から演算器45が脳波や筋電信号等の生体信号を検出し、その生体信号を用いた音声認識処理や、動きや動作の認識処理を施した後の状態で、外部に送出する。リード線43の一端は、演算器45の認識結果入力部に取り付けられる。リード線43の他端は、音声認識結果や、動きや動作の認識結果を出力する出力装置や、音声認識結果や、動きや動作の認識結果を利用する装置等の外部装置に接続される。そして、リード線43は、電極42a,42bが測定した電圧を、その電圧に基づく生体信号を用いて音声認識処理を行った後の音声認識結果や、動きや動作の認識処理を行った後の認識結果として伝送し、出力装置等の外部装置に送出する。
【0058】
このようなアクティブ電極型測定装置40を用いて電圧を測定する場合、電圧を測定される被験者は、1つのアクティブ電極型測定装置40を1本の指に嵌める。次に、頭部表面や顔面、腕表面や脚部表面の皮膚等の測定したい領域に、電極42a,42bを押し当てて接触させる。これにより、2つの電極42a,42b間に、電圧が誘導されるため、電極42a,42bはその電圧を測定する。増幅器44は、測定電圧取得部により、電極42a,42bから測定した電圧を取得する。そして、増幅器44は、電圧を増幅し、増幅した電圧を演算器入力部から演算器45に入力する。演算器45は、増幅電圧取得部を介して増幅器44から増幅後の電圧を取得する。演算器45は、取得した増幅後の電圧に基づいて、2つの電極42a,42b間の電位変化を検出する。演算器45は、その電位変化から脳波や筋電信号等の生体信号を検出する。そして、演算器45は、その検出した生体信号を用いて、音声認識処理や、動きや動作の認識処理を行う。最後に、演算器45は、音声認識結果や、動きや動作の認識結果を認識結果入力部からリード線43に入力する。そして、リード線43が、音声認識結果や、動きや動作の認識結果を伝送して、出力装置等の外部装置に送出する。これにより、電極42a,42bが測定し、増幅器44が増幅した電圧に基づく生体信号を用いた音声認識結果や、動きや動作の認識結果が、リード線43を介して出力装置等の外部装置に送出される。
【0059】
このような本実施形態に係るアクティブ電極型測定装置40によれば、電極42a,42bが測定し、増幅器44が増幅した電圧に基づく生体信号を用いて、音声認識処理を行う演算器45を備えるため、アクティブ電極型測定装置40は測定した電圧に基づく生体信号を用いて、音声認識処理や、動きや動作の認識処理を行うことができる。よって、アクティブ電極型測定装置40は、測定した電圧をそのままではなく、その電圧に基づく生体信号を検出し、音声認識処理や、動きや動作の認識処理を施した後の状態で、出力装置等の外部装置に送出することができる。即ち、アクティブ電極型測定装置40それ自体で音声認識処理や、動きや動作の認識処理までを完結させることができる。
【0060】
尚、本実施形態では、増幅器44が設けられたアクティブ電極型測定装置40としたが、増幅器44が設けられていないパッシブ電極型の測定装置としてもよい。増幅器44が設けられない場合には、演算器45は、電極42a,42bと直接接続して、電極42a,42bから測定した電圧を取得することができる。その場合には、演算器45は、電極42a,42bと接触した状態で設けられることが好ましい。あるいは、演算器45と電極42a,42bと間の距離は、第3の実施の形態に係る電極32a,32bと増幅器34との間の距離と同程度とすることが好ましい。更に、電極42a,42bにプリアンプを内蔵させることにより、測定した電圧へのノイズ混入を防止することもできる。
【0061】
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図8は、本発明の第5の実施の形態に係るアクティブ電極型測定装置50の斜視図である。図8に示すように、アクティブ電極型測定装置50は、固定部材51と、電極52と、リード線53と、増幅器54とから構成される。図8に示すように、アクティブ電極型測定装置50は、固定部材51と増幅器54との2層構造になっている。本実施形態においても固定対象物は人体の指であり、測定対象物は人体の頭部表面や顔面、腕表面や脚部表面の皮膚である。
【0062】
固定部材51は、固定部材51と増幅器54とから構成される2層構造の内側を形成する。固定部材51の固定対象物との接触面の反対側、即ち、固定部材51の環の外側には、増幅器54が設けられる。この点以外は、固定部材51は、第1の実施の形態に係る固定部材11と実質的に同一である。増幅器54は、固定部材51の固定対象物である指との接触面の反対側に設けられる。具体的には、増幅器54は、固定部材51の環の外側を覆う環状をなして、指との接触面の反対側に設けられる。よって、増幅器54は、固定部材51と増幅器54とから構成される2層構造の外側を形成する。
【0063】
又、増幅器54は、複数の電極52を保持する。具体的には、増幅器54の固定部材51との接触面の反対側、即ち、増幅器54の環の外側に、複数の電極52が設けられる。尚、固定部材51が固形状であれば、増幅器54の環の内側に固定部材51を嵌め込むことにより、固定部材51と増幅器54との2層構造の指輪形状を形成できる。又、固定部材51がシート状や薄膜状であれば、増幅器54の環の内側に固定部材51を貼り付けたり、固定部材51の材料でコーティングして薄膜状の固定部材51を形成したりすることにより、固定部材51と増幅器54との2層構造の指輪形状を形成できる。これらの点以外は、増幅器54は、第3の実施の形態に係る増幅器34と実質的に同一である。
【0064】
電極52は、増幅器54の固定部材51との接触面の反対側、即ち、増幅器54の環の外側に設けられる。即ち、電極52は、増幅器54を介して、固定部材51の固定対象物との接触面の反対側に設けられる。電極52は、円柱状である。電極52は、円柱状以外にも角柱状、円錐状や角錐状のものを用いることができる。電極52は、一端が増幅器54の環の外側の面と接触して、増幅器54に固定される。そして、電極52の他端を構成する電極52の先端部が測定対象物と接触し、電位を測定する測定面となる。2つの電極52は、一定の間隔をおいて増幅器54に設けられる。尚、増幅器54に設ける電極52の個数は限定されず、間隔をおけば複数設けることができる。以上説明した点以外は、電極52は、本発明の第1の実施の形態に係る電極12と実質的に同様である。
【0065】
リード線53は、第3の実施の形態に係るリード線33と実質的に同様である。又、このようなアクティブ電極型測定装置50を用いて電圧を測定する場合、電圧を測定される被験者は、1つのアクティブ電極型測定装置501本の指に嵌める。次に、頭部表面や顔面、腕表面や脚部表面の皮膚等の測定したい領域に、2つの電極52の測定面である先端部を押し当てて接触させる。これにより、2つの電極52間に、電圧が誘導されるため、電極52はその電圧を測定する。以下は、第3の実施の形態に係る測定方法と実質的に同様である。
【0066】
このような本実施形態に係るアクティブ電極型測定装置50によれば、電極52が円柱状をなし、電極52の先端部が、測定対象物と接触して、電位を測定する測定面となる。そのため、環状の電極等に比べて、測定対象物である頭部表面や顔面、腕表面や脚部表面の皮膚と、電極52の測定面が接触する面積を小さくできる。よって、電極52は、頭部や顔、腕や脚部の筋肉の微細な動き、皮膚の微細な動きによる電圧の変化を、測定することができる。よって、アクティブ電極型測定装置50は、測定対象物の細かな動きに、より一層追従して測定を行うことができる。
【0067】
又、電極52は、一定の間隔をおいて増幅器54に設けられる。よって、アクティブ電極型測定装置50は、常に2つの電極52間に一定の間隔を設けて、両者の電位変化を測定できる。又、1つの増幅器54に対して複数の電極52を設けることができるため、1つのアクティブ電極型測定装置50で複数箇所を測定できる。
【0068】
尚、本実施形態では、増幅器54が設けられたアクティブ電極型測定装置50としたが、増幅器54が設けられていないパッシブ電極型の測定装置としてもよい。この場合には、第1の実施の形態と同様に、固定部材51が複数の電極52を保持する。即ち、電極52は、固定部材51の固定対象物との接触面の反対側、即ち、固定部材51の環の外側に設けられる。又、リード線53の一端は、電極52に取り付けられる。更に、この場合、電極52にプリアンプを内蔵させることにより、測定した電圧へのノイズ混入を防止することができる。
【0069】
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図9は、本発明の第6の実施の形態に係るアクティブ電極型測定装置60の斜視図である。図9に示すように、アクティブ電極型測定装置60は、固定部材61と、電極62と、リード線63と、増幅器64とから構成される。本実施形態においても固定対象物は人体の指であり、測定対象物は人体の頭部表面や顔面、腕表面や脚部表面の皮膚である。
【0070】
固定部材61は、固定対象物である指と嵌合可能な凹部を有する。固定部材61の凹部は、その開口部から固定対象物である指の先端部が挿入されて、固定対象物である指と嵌合する。よって、固定部材61の凹部の内面が、固定対象物に固定された際に、固定対象物と接触する接触面となる。又、固定部材61は、増幅器64を保持する。具体的には、固定部材61の固定対象物との接触面の反対側、即ち、固定部材61の凹部の外側の一部に、増幅器64が設けられる。そのため、固定部材61は、固形状やシート状のものを用いる。これらの点以外は、固定部材61は、第1の実施の形態に係る固定部材11と実質的に同様である。
【0071】
増幅器64は、固定部材61の固定対象物である指との接触面の反対側に設けられる。具体的には、増幅器64は、固定部材61の凹部の外側に設けられる。又、増幅器64は、複数の電極62を保持する。具体的には、増幅器64の固定部材61との接触面の反対側、即ち、増幅器64の外側に、複数の電極62が設けられる。これらの点以外は、増幅器64は、第3の実施の形態に係る増幅器34と実質的に同一である。
【0072】
電極62は、増幅器64の固定部材61との接触面の反対側、即ち、増幅器64の外側に設けられる。即ち、電極62は、増幅器64を介して固定部材61の固定対象物との接触面の反対側に設けられる。電極62は、帯状である。電極62は、帯状に限らず、円柱状、角柱状、円錐状、角錐状のものを用いることができる。電極62は、一方の面が増幅器64の外側の面と接触して、増幅器64に固定される。そして、電極62の他方の面が測定対象物と接触し、電位を測定する測定面となる。2つの電極62は、間隔をおいて増幅器64に設けられる。尚、増幅器64に設ける電極52の個数は限定されず、間隔をおけば複数設けることができる。これらの点以外は、電極62は、第1の実施の形態に係る電極12と実質的に同様である。
【0073】
リード線63は、第3の実施の形態に係るリード線33と実質的に同様である。又、このようなアクティブ電極型測定装置60を用いて電圧を測定する場合、電圧を測定される被験者は、固定部材61の凹部の開口部から指を挿入して、1つのアクティブ電極型測定装置60を1本の指に嵌める。以下は、第3の実施の形態に係る測定方法と実質的に同様である。
【0074】
このような本実施形態に係るアクティブ電極型測定装置60によれば、固定部材61が有する凹部を、固定対象物である指に嵌めるだけで、テープ等を用いずに電極62を指に容易に固定でき、電極自体や周辺部材に粘着性がある必要もないため固定対象物である指の皮膚への影響もなく、頭部表面や顔面、腕表面や脚部表面の皮膚への影響もない。即ち、固定対象物に固定するのにテープなどで固定する必要がなく、さらに測定対象物に固定する際にも押し当てるのみでよいために、テープで固定する必要や粘着物で固定する必要がない。特に、固定部材61の凹部が指の先端を包み込むようにして指に固定されるため、電極62を安定して指に固定することができ、測定対象物にも押し当て易い。
【0075】
又、電極62は、一定の間隔をおいて増幅器64に設けられる。よって、アクティブ電極型測定装置60は、常に2つの電極62間に一定の間隔を設けて、両者の電位変化を測定できる。又、1つの増幅器64に対して複数の電極62を設けることができるため、1つのアクティブ電極型測定装置60で複数箇所を測定できる。
【0076】
尚、本実施形態では、増幅器64が設けられたアクティブ電極型測定装置60としたが、増幅器64が設けられていないパッシブ電極型の測定装置としてもよい。この場合には、第1の実施の形態と同様に、固定部材61が複数の電極62を保持する。即ち、電極62は、固定部材61の固定対象物との接触面の反対側、即ち、固定部材61の凹部の外側に設けられる。又、リード線63の一端は、電極62に取り付けられる。更に、この場合、電極62にプリアンプを内蔵させることにより、測定した電圧へのノイズ混入を防止することができる。
【0077】
(第7の実施の形態)
本発明の第7の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図10は、本発明の第7の実施の形態に係るアクティブ電極型測定装置70の斜視図である。図10に示すように、アクティブ電極型測定装置70は、固定部材71と、電極72と、リード線73と、増幅器74とから構成される。本実施形態においては、固定対象物は人体の爪2aであり、測定対象物は人体の頭部表面や顔面、腕表面や脚部表面の皮膚である。固定部材71と増幅器74は2層構造を構成する。
【0078】
固定部材71は、固定対象物である爪2aに沿う湾曲部を有する。固定部材71は、湾曲部と爪2aの湾曲面とが一致するように、爪2aに重ね合わせることにより、固定対象物である爪2aに固定される。よって、固定部材71の湾曲部の内側の面が、固定対象物に固定された際に、固定対象物と接触する接触面となる。尚、固定部材71の爪2aとの接触面の一部に粘着性のある付着部材を設けたり、固定部材71の爪2aとの接触面の一部に粘着性を持たせたりしてもよいこれによれば、固定部材71は、より安定して爪2aに固定される。固定部材71は、固定部材71と増幅器74とから構成される2層構造の下部を形成する。具体的には、固定部材71の固定対象物との接触面の反対側、即ち、固定部材71の湾曲部の外側に、増幅器74が設けられる。これらの点以外は、固定部材71は、第1の実施の形態に係る固定部材11と実質的に同一である。
【0079】
増幅器74は、固定部材71の固定対象物である爪2aとの接触面の反対側に設けられる。具体的には、増幅器74は、固定部材71の湾曲部の外側を覆う湾曲形状をなして、固定部材71の爪2aとの接触面の反対側に設けられる。そのため、増幅器74は、固定部材71と増幅器74とから構成される2層構造の上部を形成する。又、増幅器74は、複数の電極72を保持する。具体的には、増幅器74の固定部材71との接触面の反対側、即ち、増幅器74の外側に、複数の電極72が設けられる。
【0080】
尚、固定部材71が固形状であれば、固定部材71と増幅器74とを重ね合わせることにより、固定部材71と増幅器74の2層構造を形成できる。又、固定部材71がシート状や薄膜状であれば、増幅器74の内側に固定部材71を貼り付けたり、固定部材71の材料でコーティングして薄膜状の固定部材71を形成したりすることにより、湾曲部を有する固定部材71を設けることができる。これらの点以外は、増幅器74は、第3の実施の形態に係る増幅器34と実質的に同一である。
【0081】
電極72は、第6の実施の形態に係る電極62と実質的に同様である。又、リード線73は、第3の実施の形態に係るリード線33と実質的に同様である。このようなアクティブ電極型測定装置70を用いて電圧を測定する場合、電圧を測定される被験者は、固定部材71の湾曲部と爪2aの湾曲面とが一致するように、固定部材71を爪2aに重ね合わせることにより、1つのアクティブ電極型測定装置70を爪2aに固定する。以下は、第3の実施の形態に係る測定方法と実質的に同様である。
【0082】
このような本実施形態に係るアクティブ電極型測定装置70によれば、固定部材71の湾曲部が固定対象物である爪2aに沿うため、固定対象物が爪2aのように湾曲した形状であっても、電極72を容易に固定できる。又、電極72は、一定の間隔をおいて増幅器74に設けられる。従って、常に2つの電極72間に一定の間隔を設けて、両者の電位変化を測定できる。又、1つの増幅器74に対して複数の電極72を設けることができるため、1つのアクティブ電極型測定装置70で複数箇所を測定できる。
【0083】
尚、本実施形態では、増幅器74が設けられたアクティブ電極型測定装置70としたが、増幅器74が設けられていないパッシブ電極型の測定装置としてもよい。この場合には、第1の実施の形態と同様に、固定部材71が複数の電極72を保持する。即ち、電極72は、固定部材71の固定対象物との接触面の反対側、即ち、固定部材71の湾曲部の外側に設けられる。又、リード線73の一端は、電極72に取り付けられる。更に、この場合、電極72にプリアンプを内蔵させることにより、測定した電圧へのノイズ混入を防止することができる。
【0084】
(第8の実施の形態)
本発明の第8の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図11は、本発明の第8の実施の形態に係る測定装置80の斜視図である。図11に示すように、測定装置80は、固定部材81と、電極82と、リード線83とから構成される。本実施形態においては、固定対象物は人体の指や手首であり、測定対象物は人体の頭部表面や顔面、腕表面や脚部表面の皮膚である。固定部材81と電極82は2層構造を構成する。
【0085】
固定部材81は、固定対象物である指や手首を把持する把持部を有する。具体的には、固定部材81は、環状の一部を切り欠いたC字形状をなしている。固定部材81は、C字形状からなる把持部で、指や手首を把持することにより、指や手首に固定される。よって、固定部材81の把持部の内側の表面が、固定対象物に固定された際に、固定対象物と接触する接触面となる。固定部材81は、固定部材81と電極82とから構成される2層構造の内側を形成し、電極82を保持する。具体的には、1つの固定部材81の固定対象物との接触面の反対側、即ち、1つの固定部材81の把持部の外側に、電極82が1つ設けられる。
【0086】
電極82は、固定部材81の固定対象物である指との接触面の反対側に設けられる。具体的には、電極82は、固定部材81の把持部の外側を覆うC字形状をなして、固定部材81の固定対象物との接触面の反対側に設けられる。よって、電極82は、固定部材81と電極82の2層構造の外側を形成して、測定対象物と接触し、電位を測定する測定面を有する。ここでは、電極82の固定部材81との接触面の反対側の面全体が測定面となる。
【0087】
これらの点以外は、固定部材81、電極82は、第1の実施の形態に係る固定部材11、電極82と実質的に同一である。又、リード線83は、第1の実施の形態に係るリード線13と実質的に同様である。このような測定装置80を用いて電圧を測定する場合、電圧を測定される被験者は、固定部材81のC字形状からなる把持部で指や手首を把持することにより、1本の指や片方の手首に測定装置80を2つ固定する。以下は、第1の実施の形態に係る測定方法と実質的に同様である。
【0088】
このような本実施形態に係る測定装置80によれば、固定部材81の把持部により固定対象物である指や手首を把持するだけで、テープ等を用いずに電極82を固定対象物に容易に安定して固定でき、電極自体や周辺部材に粘着性がある必要もないため固定対象物や測定対象物への影響もない。即ち、固定対象物に固定するのにテープなどで固定する必要がなく、さらに測定対象物に固定する際にも押し当てるのみでよいために、テープで固定する必要や粘着物で固定する必要がない。更に、固定部材81の把持部により固定対象物を把持するだけで固定対象物に固定されるので、指の太さなどに対してフレキシブルに対応することが可能となる。尚、把持部は、固定対象物を把持可能であれば形状は限定されず、例えば、クリップ形状等であってもよい。
【0089】
又、本実施形態の測定装置80は、固定部材81が指や手首を把持する把持部を有し、電極82が1つ設けられている。そのため、測定個所の数だけ指や手首に測定装置80を固定するだけで、測定個所の数の変化に臨機応変に対応できる。更に、測定装置80は、固定部材81を指や手首に固定させる位置を変化させるだけで、測定したい電極82間の距離を容易に変化させることができる。
【0090】
(変更例)
尚、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。上記第1〜第8の実施の形態においては、電極12,22a,22b,82が測定した電圧や、増幅器34,54,64,74が増幅した電圧、演算器45が音声認識処理を行った音声認識結果は、リード線13,23,33,43,53,63,73,83により外部に送出していたが、測定装置10,20,80やアクティブ電極型測定装置30,40,50,60,70は、リード線に代えて、リード線以外のシールドケーブル等の有線や、無線の通信手段を設けるようにしてもよい。又、測定装置10,20,80やアクティブ電極型測定装置30,40,50,60,70は、リード線等の有線や無線の通信手段を用いて、電極が測定した電圧や、増幅器が増幅した電圧、演算器が音声認識処理を行った音声認識結果を外部に送出するだけでなく、外部からの指示の信号を受信したり、それに対する応答信号を送信したりして、外部と信号のやりとりを行うようにしてもよい。
【0091】
又、上記第1〜第8の実施の形態においては、固定部材11,21,31a,31b,41a,41b,51,61,71,81を非導電性物質で形成したが、固定部材の固定対象物との接触面だけを非導電性物質で形成すればよく、接触面以外の部分は導電性物質で形成しても構わない。又、固定部材11,21,31a,31b,41a,41b,51,61,71,81や電極12,22a,22b,32a,32b,42a,42b,52,62,72,82、増幅器34,44,54,64,74の形状は、上記実施形態に限定されない。固定部材は、固定対象物に嵌合可能であったり、固定対象物を把持することが可能であったりすればよく、電極は、測定対象物に測定面を押し当てることが可能であればよい。又、電極12,22a,22b,32a,32b,42a,42b,52,62,72,82の測定対象物と接触する測定面側に、非導電性物質の層を設けてもよい。又、上記第1、第2、第8の実施の形態において、電極12,22a,22b,82に、プリアンプを内蔵させることにより、測定した電圧へのノイズ混入を防止するようにしてもよい。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、測定対象物の動きに追従して、必要な電圧を適切に測定可能な測定装置を提供することができる。又、他の発明によれば、固定対象物に電極を容易に固定でき、固定対象物への影響を抑えることが可能な測定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る測定装置の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る測定装置の構造を説明する説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る測定装置を用いた電圧の測定方法を説明する説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る測定装置20の斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るアクティブ電極型測定装置を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る測定装置を用いた電圧の測定方法を説明する説明図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係るアクティブ電極型測定装置の斜視図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態に係るアクティブ電極型測定装置の斜視図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態に係るアクティブ電極型測定装置の斜視図である。
【図10】本発明の第7の実施の形態に係るアクティブ電極型測定装置の斜視図である。
【図11】本発明の第8の実施の形態に係る測定装置の斜視図である。
【符号の説明】
10,20,80 測定装置
30,40,50,60,70 アクティブ電極型測定装置
11,21,31a,31b,41a,41b,51,61,71,81 固定部材
11a 接触面
12,22a,22b,32a,32b,42a,42b,52,62,72,82 電極
12a 測定面
13,23,33,43,53,63,73,83 リード線
30a,30b,40a,40b 本体部
33,43,53,63,73 増幅器
45 演算器

Claims (4)

  1. 人体の一部に固定され、前記人体の一部との接触面が非導電性物質で形成される固定部材と、
    該固定部材の前記人体の一部との接触面の反対側に設けられ、前記人体の一部と異なる部位の電圧を測定する電極と、
    該電極が測定した電圧を外部に送出する送出手段とを備え
    前記固定部材は、前記人体の一部と嵌合可能な円環状又は凹状である
    ことを特徴とする測定装置。
  2. 前記電極が測定した電圧を増幅する増幅器を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記増幅器が、前記固定部材の前記固定対象物との接触面の反対側に設けられ、
    複数の前記電極が、前記増幅器の前記固定部材との接触面の反対側に、該電極間に間隔をおいて設けられる
    ことを特徴とする請求項に記載の測定装置。
  4. 前記電極が測定した電圧に基づく信号を用いて、前記人体による音声又は動作を認識する認識処理を行う演算器を備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の測定装置。
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