JP3890684B2

JP3890684B2 - Electric pump and method for preventing idling of electric pump

Info

Publication number: JP3890684B2
Application number: JP18530097A
Authority: JP
Inventors: 将登永井; 毅上山
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 1997-07-10
Filing date: 1997-07-10
Publication date: 2007-03-07
Anticipated expiration: 2017-07-10
Also published as: JPH1130193A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として湯沸かしポットに用いられる電動ポンプおよび電動ポンプの空転防止方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、ポット内に溜めた水をヒータにより加熱して湯を沸かすようにした湯沸かしポットが提供されている。この種の湯沸かしポットには、湯を汲み出すための電動ポンプを内蔵したものがある。電動ポンプとしては遠心ポンプを用いたものが多く、たとえば、図２いし図４ような構成のものが提供されている。この電動ポンプは、ポンプ本体１０の内部に設けたポンプ室１１の中にインペラ１２を配置し、インペラ１２を駆動源としてのモータ２０により回転駆動するものであって、ポンプ本体１０に設けた吸込口１３からインペラ１２の回転軸方向に沿って水を導入し、ポンプ本体１０に設けた吐出口１４からインペラ１２の周方向に水を排出するように構成されている。インペラ１２には３枚の羽根１２ａが取り付けられ、各羽根１２ａは螺旋の一部をなすように湾曲した形状に形成されている。インペラ１２には第１の磁石２１が内蔵され、モータ２０の出力軸には第１の磁石２１に磁気結合される第２の磁石２２が取り付けられる。
【０００３】
したがって、モータ２０の出力軸が回転すれば、第２の磁石２２の回転に伴って第１の磁石２１が回転し、モータ２０の回転力をインペラ１２に伝達することができる。インペラ１２が回転すると、吸込口１３からポンプ室１３に導入された水はインペラ１２の羽根１２ａにより加圧されて吐出口１４から排出されることになる。ここで、図５に示すように、インペラ１２において第１の磁石２１を内蔵している部位には羽根１２ａは設けられておらず、吐出口１４は羽根１２ａに対応する部位で吸込口１３から離れた部位に開口する（図２参照）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した電動ポンプを湯沸かしポットに用いる場合に、湯が沸騰すると多数の気泡が発生し、気泡がポンプ室１１内に入ることになる。この場合、インペラ１２の回転によってポンプ室１１内の湯を加圧しても加圧力の一部が気泡の圧縮に用いられることになり、吐出口１４から吐出される単位時間当たりの湯量が少なくなる可能性がある。このようにポンプ室１１に気泡が入ってインペラ１２による加圧力が十分に作用せずインペラ１２が空転する現象を泡がみ現象と呼ぶ。とくに、湯沸かしポットが古くなりタンク内周にカルシウム等の異物が付着するようになると、異物を核として気泡が発生しやすくなるから、泡がみ現象が著しくなる。
【０００５】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、気泡をポンプ室から外部にすみやかに排出して泡がみ現象を生じにくくし、インペラの空転を少なくした電動ポンプおよび電動ポンプの空転防止方法を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明は、水が導入される吸込口と水を排出する吐出口とを備えるポンプ室が形成されたポンプ本体と、ポンプ室内に配置されたインペラと、インペラを回転駆動する駆動源とを備え、吸込口よりインペラの回転軸方向に導入される水をインペラに設けた羽根により加圧し吐出口を通してインペラの周方向に排出する電動ポンプであって、吐出口がインペラの羽根に対応する部位に開口し、インペラが、回転軸方向において吐出口に対して吸込口とは反対側であって羽根を設けていない部位の周面に突起を備えるものである。この構成によれば、インペラにおいて吐出口に対して吸込口とは反対側であって羽根を設けていない部位の周面に突起を形成しているから、ポンプ室内に気泡が入っても突起により気泡を粉砕してすみやかに排出することができ、結果的にポンプ室内に気泡が溜まってインペラが空転するのを防止することができる。すなわち、湯沸かしポットにおいて湯を汲み出すために用いると、駆動源を始動してから湯が吐出されるまでの時間が、突起を設けていない場合よりも短縮される。
【０００７】
請求項２の発明は、請求項１の発明において、駆動源がモータと、モータにより回転駆動される第１の磁石と、インペラに結合されていて第１の磁石に磁気結合される第２の磁石とからなるものである。この構成によれば、インペラが収納されている空間とモータを配置する空間とを水密的に分離することができ、インペラの回転軸付近から水が外部に漏れるのを防止することが可能になる。
【０００８】
請求項３の発明は、請求項１または請求項２の発明において、インペラが３枚の羽根を有し、前記突起が各羽根にそれぞれ連続する形で形成されているものである。この構成は望ましい実施態様である。ここに、インペラの羽根と突起とを連続する形で形成しているから、突起によってポンプ室内の圧力を高める効果も得られる。つまり、水の排出量を大きくすることができる。
【０００９】
請求項４の発明は、請求項３の発明において、インペラの回転軸上にインペラの重心が位置するようにインペラの周方向における各突起の幅寸法が設定されているものである。この構成によれば、インペラの回転軸上に重心を位置させることにより、インペラの回転の軸ぶれをなくし、インペラの回転に伴う騒音や振動の発生を抑制することができる。
【００１０】
請求項５の発明は、回転駆動されるインペラの回転軸方向に沿って吸込口からポンプ室に導入される水をインペラに設けた羽根により加圧し、羽根に対応する部位に開口した排出口を通してポンプ室からインペラの周方向に排出するとともに、インペラの回転軸方向において吐出口に対して吸込口とは反対側であってインペラにおける羽根を設けていない部位の周面に形成した突起によりポンプ室に導入された気泡を粉砕する方法である。この方法によれば、インペラを回転させると吐出口に対して吸込口とは反対側であってインペラにおける羽根を設けていない部位に形成された突起によりポンプ室の中の気泡が粉砕され、ポンプ室から気泡がすみやかに排出される。また、ポンプ室から気泡がすみやかに排出されるから泡がみ現象が発生しにくく、結果的にポンプ室内に気泡が溜まってインペラが空転するのを防止することができる。すなわち、湯沸かしポットにおいて湯を汲み出すために用いると、駆動源を始動してから湯が吐出されるまでの時間が、突起を設けていない場合よりも短縮される。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明における電動ポンプは、図２ないし図５に示すように、従来構成と同様の構成を有しているが、インペラ１２として図１に示す構成のものを用いている点が従来構成と異なる。まず、従来構成と共通する部分について説明する。なお、以下では図２における上下方向を上下という。
【００１２】
ポンプ本体１０の内部に設けたポンプ室１１の中にインペラ１２が配置され、ポンプ室１１の上端に形成された吸込口１３からポンプ室１１に導入された水はポンプ室１１の下部側面に形成された吐出口１４から外部に排出される。吸込口１３および吐出口１４には、それぞれ吸込管１３ａと吐出管１４ａとが接続されている。
【００１３】
ポンプ本体１０の下端には取付板３０が結合される。取付板３０はポンプ本体１０の下面の周部に重複するリング状の結合片３１と、結合片３１の外周縁の一部から連続一体に垂下する取付片３２と、結合片３１の内周縁から下方に突出するとともに上面が開放されたボックス部３３とを備える。結合片３１の３箇所にはねじ孔が形成され、ポンプ本体１０の周部に形成された透孔を通して挿通された結合ねじ３４がねじ孔に螺合することによってポンプ本体１０と結合片３１とが結合される。
【００１４】
ポンプ本体１０の下面は開放されており、ポンプ本体１０の内部空間とボックス部３３の内部空間とを仕切るために仕切板３５が配設される。この仕切板３５の周部にはＯリング３６が取り付けられ、ポンプ本体１０と取付板３０との間で仕切板３５の周部とともにＯリング３６を挟持するようになっている。この構成によって、ポンプ本体１０の内部空間とボックス本体３３の内部空間とは水密的に仕切られることになる。
【００１５】
取付板３０に設けた取付片３２には円形の取付孔３２ａと長円形の長孔３２ｂとが設けられ、取付孔３２ａ，３２ｂを通して他部材にねじを螺合させた状態で取付孔３２ｂの範囲において取付板３０の取付位置を調節することができるようにしてある。
ボックス部３３の外底面には固定ねじ３７によってモータ２０が固定される。モータ２０の出力軸２０ａはボックス部３３の中に突出し、この出力軸２０ａには磁石ホルダ２３が結合される。磁石ホルダ２３には出力軸２０ａが圧入される筒部２３ｂが形成され、また、磁石ホルダ２３の上部には第２の磁石２２と磁性体よりなるバックプレート２４とが固着（接着による）されている。ここに、第２の磁石２２は上下方向に着磁され磁石ホルダ２３の回転方向において４極（極数はとくに制限しない）を等間隔に備えている。バックプレート２４は各極間の磁路を形成し、磁力を向上させる。磁石ホルダ２３の上面中心部には略球状の軸突起２３ａが突設され、軸突起２３ａの先端は仕切板３５の中央部と所定の空隙を形成している。
【００１６】
一方、インペラ１２の周面には螺旋の一部をなすように湾曲した３枚の羽根１２ａが連続一体に設けられている。インペラ１２の下部には円筒状の磁石ホルダ２５が連続一体に設けられ、磁石ホルダ２５には磁性体よりなるバックプレート２６と第２の磁石２２に対向する第１の磁石２１とが固着される。インペラ１２は合成樹脂製であって、上端部に軸受２７が圧入され、軸受２７には金属の回転軸１２ｂが挿通される。回転軸１２ｂの各端部はそれぞれポンプ本体１０に設けた筒部１０ａと、仕切板３５の中央部に設けた凹所３５ａとに挿入される。この回転軸１２ｂに対してインペラ１２が回転可能となる。
【００１７】
ところで、第１の磁石２１は第２の磁石２２と同様に上下方向に着磁され、かつインペラ１２の回転方向において４極（極数はとくに限定しない）を等間隔に備えている。したがって、第１の磁石２１と第２の磁石２２とが対向することによって、第１の磁石２１と第２の磁石２２とは磁気結合され、第２の磁石２２がモータ２０により回転すると、第１の磁石２１も第２の磁石２２の回転に伴って回転するようになっている。つまり、インペラ１２が回転し吸込口１３からポンプ室１２に導入した水を吐出口１４から排出するのである。
【００１８】
ところで、本実施形態において用いるインペラ１２は、図１に示す形状に形成されている。すなわち、図５に示した従来構成のインペラ１２に対して、磁石ホルダ２５に対応する部位の外周面に突起２８を設けている。つまり、インペラ１２をポンプ室１１に収納したときに吐出口１４よりも下側になる部位に突起２８を設けている。各突起２８はインペラ１２の各羽根１２ａにそれぞれ連続一体に設けられ、磁石ホルダ２５の外周面からの突出寸法は略０．５ｍｍに設定されている。さらに、突起２８の幅寸法Ｗはインペラ１２の重量バランスを考慮して設定される。つまり、インペラ１２の重心が回転軸１２ｂを通るように各突起２８の幅寸法Ｗが適宜に調整される。このような調整によって、インペラ１２の回転時における振動や騒音の発生の防止に効果が得られる。なお、幅寸法Ｗを変化させる部位は磁石ホルダ２５に対応する部位の範囲内（羽根１２ａを設けていない部位）のみである。インペラ１２の回転のバランスはインペラ１２を成形する金型上で取るのが望ましく、上述のようにインペラの回転時の振動や騒音の発生を防止するのはもちろんのこと、成形後の加工が不要であるから製造が容易になるという一石二鳥の効果が得られる。
【００１９】
上述したように、インペラ１２に突起２８を設けたことにより、ポンプ室１１の内部圧力を突起２８がない場合よりも高めることが可能になり、しかも気泡が集まって大きな気泡にならないように突起２８で気泡を粉砕するから、気泡を吐出口１４からすみやかに排出することができ、インペラ１２の空転を防止することができる。この構成を採用することにより、モータ２０を始動した後に吐出口１４から湯が吐出されるまでの時間は、突起２８を設けていない場合に比較すると１／１．７倍になった。つまり、湯が吐出されるまでの時間が短縮されるようになった。
【００２０】
【発明の効果】
請求項１の発明の構成によれば、インペラは、回転軸方向において吐出口に対して吸込口とは反対側であって羽根を設けていない部位の周面に突起を備えているから、ポンプ室内に気泡が入っても突起により気泡を粉砕してすみやかに排出することができ、結果的にポンプ室内に気泡が溜まってインペラが空転するのを防止することができるという利点がある。すなわち、湯沸かしポットにおいて湯を汲み出すために用いると、駆動源を始動してから湯が吐出されるまでの時間が、突起を設けていない場合よりも短縮されるという利点がある。
【００２１】
請求項２の発明のように、駆動源がモータと、モータにより回転駆動される第１の磁石と、インペラに結合されていて第１の磁石に磁気結合される第２の磁石とからなるものでは、インペラが収納されている空間とモータを配置する空間とを分離することができ、インペラの回転軸付近から水が外部に漏れるのを防止することが可能になるという利点がある。
【００２２】
請求項３の発明のように、インペラが３枚の羽根を有し、前記突起が各羽根にそれぞれ連続する形で形成されているものでは、インペラの羽根と突起とが連続する形で形成されているから、突起によってポンプ室内の圧力を高める効果が得られ、水の排出量を大きくすることができる。
請求項４の発明のように、インペラの回転軸上にインペラの重心が位置するようにインペラの周方向における各突起の幅寸法が設定されているものでは、インペラの回転軸上に重心を位置させることにより、インペラの回転の軸ぶれをなくし、インペラの回転に伴う騒音や振動の発生を抑制することができるという利点を有する。
【００２３】
請求項５の発明の構成によれば、インペラの回転軸方向において吐出口に対して吸込口とは反対側であってインペラにおける羽根を設けていない部位の周面に形成した突起によりポンプ室に導入された気泡を粉砕するので、インペラを回転させると吐出口に対して吸込口とは反対側であってインペラにおける羽根を設けていない部位に形成された突起によりポンプ室の中の気泡が粉砕され、ポンプ室から気泡がすみやかに排出されるという利点がある。また、ポンプ室から気泡がすみやかに排出されるから泡がみ現象が発生しにくく、結果的にポンプ室内に気泡が溜まってインペラが空転するのを防止することができるという利点がある。すなわち、湯沸かしポットにおいて湯を汲み出すために用いると、駆動源を始動してから湯が吐出されるまでの時間が、突起を設けていない場合よりも短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態に用いるインペラを示し、（ａ）は側面図、（ｂ）は下面図である。
【図２】同上の断面図である。
【図３】同上の側面図である。
【図４】同上の平面図である。
【図５】従来のインペラを示し、（ａ）は側面図、（ｂ）は下面図である。
【符号の説明】
１０ポンプ本体
１１ポンプ室
１２インペラ
１２ａ羽根
１３吸込口
１４吐出口
２０モータ
２１第１の磁石
２２第２の磁石
２８突起[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an electric pump mainly used for a kettle pot and a method for preventing idling of the electric pump.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there has been provided a kettle pot in which water accumulated in a pot is heated by a heater to boil the hot water. Some hot water pots of this type have built-in electric pumps for pumping hot water. Many electric pumps use centrifugal pumps, and for example, the ones shown in FIGS. 2 and 4 are provided. In this electric pump, an impeller 12 is arranged in a pump chamber 11 provided inside the pump body 10, and the impeller 12 is rotationally driven by a motor 20 as a drive source. Water is introduced from the port 13 along the rotation axis direction of the impeller 12, and water is discharged from the discharge port 14 provided in the pump body 10 in the circumferential direction of the impeller 12. Three blades 12a are attached to the impeller 12, and each blade 12a is formed in a curved shape so as to form a part of a spiral. A first magnet 21 is built in the impeller 12, and a second magnet 22 that is magnetically coupled to the first magnet 21 is attached to the output shaft of the motor 20.
[0003]
Therefore, if the output shaft of the motor 20 rotates, the first magnet 21 rotates as the second magnet 22 rotates, and the rotational force of the motor 20 can be transmitted to the impeller 12. When the impeller 12 rotates, the water introduced into the pump chamber 13 from the suction port 13 is pressurized by the blades 12 a of the impeller 12 and discharged from the discharge port 14. Here, as shown in FIG. 5, the blade 12 a is not provided in the portion where the first magnet 21 is built in the impeller 12, and the discharge port 14 is a portion corresponding to the blade 12 a from the suction port 13. Open in a distant place (see FIG. 2).
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, when the electric pump described above is used in a kettle pot, when the hot water boils, many bubbles are generated and the bubbles enter the pump chamber 11. In this case, even if the hot water in the pump chamber 11 is pressurized by the rotation of the impeller 12, a part of the applied pressure is used for compressing the bubbles, and the amount of hot water discharged from the discharge port 14 per unit time is reduced. there is a possibility. A phenomenon in which air bubbles enter the pump chamber 11 and the impeller 12 does not sufficiently act on the impeller 12 so that the impeller 12 idles is referred to as a bubble fringing phenomenon. In particular, when the kettle pot becomes old and foreign matter such as calcium adheres to the inner periphery of the tank, bubbles tend to be generated with the foreign matter as a core, so that the foaming phenomenon becomes remarkable.
[0005]
The present invention has been made in view of the above-mentioned reasons, and an object of the present invention is to quickly discharge bubbles from the pump chamber to the outside so as not to cause the bubble squeezing phenomenon, and to reduce the impeller idling and the electric pump. The object is to provide a method for preventing idling of a pump.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, there is provided a pump body in which a pump chamber having a suction port for introducing water and a discharge port for discharging water is formed, an impeller disposed in the pump chamber, and a drive source for rotationally driving the impeller An electric pump that pressurizes water introduced from the suction port in the direction of the impeller's rotation axis with blades provided on the impeller and discharges the water through the discharge port in the circumferential direction of the impeller, and the discharge port corresponds to the impeller blades open to sites, impeller, the suction opening against Oite discharge port rotation axis direction are those comprising a protrusion on a peripheral surface of a portion not provided with the wings a opposite side. According to this configuration, since the protrusion is formed on the peripheral surface of the portion of the impeller that is opposite to the suction port with respect to the discharge port and not provided with the blades, even if bubbles enter the pump chamber, The bubbles can be crushed and discharged promptly, and as a result, it is possible to prevent bubbles from accumulating in the pump chamber and causing the impeller to idle. That is, when used for pumping hot water in a water heater pot, the time from when the drive source is started until hot water is discharged is shorter than when no protrusion is provided.
[0007]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the driving source is a motor, a first magnet that is rotationally driven by the motor, a second magnet coupled to the impeller and magnetically coupled to the first magnet. It consists of a magnet. According to this configuration, the space in which the impeller is housed and the space in which the motor is disposed can be separated in a watertight manner, and water can be prevented from leaking from the vicinity of the rotation shaft of the impeller. .
[0008]
According to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect of the present invention, the impeller has three blades, and the protrusions are formed so as to be continuous with the blades. This configuration is the preferred embodiment. Here, since the impeller blades and the protrusions are formed in a continuous shape, the effect of increasing the pressure in the pump chamber is also obtained by the protrusions. That is, the amount of water discharged can be increased.
[0009]
According to a fourth aspect of the invention, in the third aspect of the invention, the width dimension of each protrusion in the circumferential direction of the impeller is set so that the center of gravity of the impeller is positioned on the rotation shaft of the impeller. According to this configuration, by locating the center of gravity on the rotation shaft of the impeller, it is possible to eliminate the shaft shake of the rotation of the impeller and to suppress the generation of noise and vibration accompanying the rotation of the impeller.
[0010]
According to the fifth aspect of the present invention, water introduced into the pump chamber from the suction port along the direction of the rotational axis of the impeller that is driven to rotate is pressurized by the blade provided in the impeller, and passes through a discharge port that opens to a portion corresponding to the blade. The pump chamber is discharged from the pump chamber in the circumferential direction of the impeller, and is formed on the circumferential surface of the portion of the impeller opposite to the suction port in the rotation axis direction of the impeller and not provided with blades in the impeller. This is a method of pulverizing the bubbles introduced into. According to this method, when the impeller is rotated, the air bubbles in the pump chamber are crushed by the protrusion formed on the side of the impeller that is opposite to the suction port and not provided with the blades in the impeller. Air bubbles are immediately discharged from the chamber. Further, since bubbles are quickly discharged from the pump chamber, it is difficult for the bubble stagnation phenomenon to occur, and as a result, it is possible to prevent bubbles from accumulating in the pump chamber and causing the impeller to idle. That is, when used for pumping hot water in a water heater pot, the time from when the drive source is started until hot water is discharged is shorter than when no protrusion is provided.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The electric pump in the present invention has the same configuration as the conventional configuration as shown in FIGS. 2 to 5, but is different from the conventional configuration in that the impeller 12 having the configuration shown in FIG. 1 is used. . First, parts common to the conventional configuration will be described. Hereinafter, the vertical direction in FIG.
[0012]
An impeller 12 is arranged in a pump chamber 11 provided inside the pump body 10, and water introduced into the pump chamber 11 from a suction port 13 formed at the upper end of the pump chamber 11 is formed on the lower side surface of the pump chamber 11. The discharged discharge port 14 is discharged to the outside. A suction pipe 13a and a discharge pipe 14a are connected to the suction port 13 and the discharge port 14, respectively.
[0013]
A mounting plate 30 is coupled to the lower end of the pump body 10. The mounting plate 30 includes a ring-shaped coupling piece 31 that overlaps the peripheral portion of the lower surface of the pump body 10, a mounting piece 32 that hangs continuously from a part of the outer peripheral edge of the coupling piece 31, and an inner peripheral edge of the coupling piece 31. A box portion 33 protruding downward and having an upper surface opened. Screw holes are formed at three positions of the coupling piece 31, and the coupling screw 34 inserted through a through hole formed in the peripheral portion of the pump body 10 is screwed into the screw hole, whereby the pump body 10, the coupling piece 31, Are combined.
[0014]
The lower surface of the pump body 10 is open, and a partition plate 35 is provided to partition the internal space of the pump body 10 and the internal space of the box portion 33. An O-ring 36 is attached to the peripheral portion of the partition plate 35, and the O-ring 36 is sandwiched between the pump body 10 and the attachment plate 30 together with the peripheral portion of the partition plate 35. With this configuration, the internal space of the pump body 10 and the internal space of the box body 33 are partitioned in a watertight manner.
[0015]
The mounting piece 32 provided on the mounting plate 30 is provided with a circular mounting hole 32a and an oval long hole 32b, and the range of the mounting hole 32b in a state where screws are screwed to other members through the mounting holes 32a and 32b. The mounting position of the mounting plate 30 can be adjusted.
The motor 20 is fixed to the outer bottom surface of the box portion 33 by a fixing screw 37. An output shaft 20a of the motor 20 projects into the box portion 33, and a magnet holder 23 is coupled to the output shaft 20a. A cylindrical portion 23b into which the output shaft 20a is press-fitted is formed in the magnet holder 23, and a second magnet 22 and a back plate 24 made of a magnetic material are fixed to the upper portion of the magnet holder 23 (by adhesion). Yes. Here, the second magnet 22 is magnetized in the vertical direction, and has four poles (the number of poles is not particularly limited) at equal intervals in the rotation direction of the magnet holder 23. The back plate 24 forms a magnetic path between the poles and improves the magnetic force. A substantially spherical shaft projection 23a is projected from the center of the upper surface of the magnet holder 23, and the tip of the shaft projection 23a forms a predetermined gap with the central portion of the partition plate 35 .
[0016]
On the other hand, on the peripheral surface of the impeller 12, three blades 12a curved so as to form a part of a spiral are continuously provided integrally. A cylindrical magnet holder 25 is continuously and integrally provided below the impeller 12, and a back plate 26 made of a magnetic material and a first magnet 21 facing the second magnet 22 are fixed to the magnet holder 25. . The impeller 12 is made of a synthetic resin, and a bearing 27 is press-fitted into an upper end portion thereof, and a metal rotating shaft 12b is inserted into the bearing 27. Each end of the rotating shaft 12 b is inserted into a cylindrical portion 10 a provided in the pump body 10 and a recess 35 a provided in the central portion of the partition plate 35. The impeller 12 can rotate with respect to the rotating shaft 12b.
[0017]
By the way, the 1st magnet 21 is magnetized in the up-down direction similarly to the 2nd magnet 22, and is equipped with 4 poles (the number of poles is not specifically limited) at equal intervals in the rotation direction of the impeller 12. Therefore, when the first magnet 21 and the second magnet 22 face each other, the first magnet 21 and the second magnet 22 are magnetically coupled, and when the second magnet 22 is rotated by the motor 20, One magnet 21 is also rotated with the rotation of the second magnet 22. That is, the impeller 12 rotates and the water introduced into the pump chamber 12 from the suction port 13 is discharged from the discharge port 14.
[0018]
By the way, the impeller 12 used in this embodiment is formed in the shape shown in FIG. That is, the projections 28 are provided on the outer peripheral surface of the portion corresponding to the magnet holder 25 with respect to the impeller 12 having the conventional configuration shown in FIG. That is, the protrusion 28 is provided in a portion that is below the discharge port 14 when the impeller 12 is housed in the pump chamber 11. Each protrusion 28 is provided continuously and integrally with each blade 12a of the impeller 12, and the projecting dimension from the outer peripheral surface of the magnet holder 25 is set to approximately 0.5 mm. Further, the width dimension W of the protrusion 28 is set in consideration of the weight balance of the impeller 12. That is, the width dimension W of each protrusion 28 is appropriately adjusted so that the center of gravity of the impeller 12 passes through the rotation shaft 12b. By such adjustment, it is possible to prevent the occurrence of vibration and noise when the impeller 12 rotates. In addition, the site | part which changes the width dimension W is only within the range of the site | part corresponding to the magnet holder 25 (site | part which does not provide the blade | wing 12a). It is desirable to balance the rotation of the impeller 12 on the mold for molding the impeller 12, and as described above, it is possible to prevent the generation of vibration and noise during the rotation of the impeller, and no processing after molding is required. Therefore, the effect of two birds with one stone can be obtained.
[0019]
As described above, by providing the impeller 12 with the protrusion 28, the internal pressure of the pump chamber 11 can be increased as compared with the case without the protrusion 28, and the protrusion 28 prevents the bubbles from collecting and forming large bubbles. Since the air bubbles are crushed by the air bubbles, the air bubbles can be quickly discharged from the discharge port 14, and the impeller 12 can be prevented from idling. By adopting this configuration, the time from when the motor 20 is started to when hot water is discharged from the discharge port 14 is 1 / 1.7 times that when the protrusion 28 is not provided. That is, the time until hot water is discharged has been shortened.
[0020]
【The invention's effect】
According to the configuration of the invention according to claim 1, Lee Npera is the inlet against Oite discharge port rotation axis provided with a protrusion on a peripheral surface of a portion not provided with the wings a side opposite Therefore, even if air bubbles enter the pump chamber, the air bubbles can be crushed by the protrusions and discharged immediately, and as a result, it is possible to prevent the air bubbles from collecting in the pump chamber and causing the impeller to idle. is there. That is, when used for pumping hot water in a hot water pot, there is an advantage that the time from when the drive source is started until hot water is discharged is shorter than when no protrusion is provided.
[0021]
As in the invention of claim 2, the drive source comprises a motor, a first magnet that is rotationally driven by the motor, and a second magnet that is coupled to the impeller and is magnetically coupled to the first magnet. Then, the space in which the impeller is accommodated and the space in which the motor is disposed can be separated, and there is an advantage that water can be prevented from leaking from the vicinity of the rotation shaft of the impeller.
[0022]
As in the invention of claim 3, the impeller has three blades, and the protrusions are formed so as to be continuous with the blades, and the impeller blades and protrusions are formed continuously. Therefore, the effect of increasing the pressure in the pump chamber can be obtained by the protrusion, and the amount of water discharged can be increased.
If the width dimension of each protrusion in the circumferential direction of the impeller is set so that the center of gravity of the impeller is positioned on the rotation shaft of the impeller as in the invention of claim 4, the center of gravity is positioned on the rotation shaft of the impeller. By doing so, there is an advantage that the shaft runout of the rotation of the impeller can be eliminated and generation of noise and vibration accompanying the rotation of the impeller can be suppressed.
[0023]
According to the configuration of the fifth aspect of the present invention, the pump chamber is provided with the protrusion formed on the peripheral surface of the portion where the impeller is not provided with the blade on the side opposite to the suction port in the rotation axis direction of the impeller. since grinding the introduced bubbles, the air bubbles in the pumping chamber by protrusions formed on portions not provided with vanes in the impeller an opposite side to the inlet with respect to the discharge port rotates the Lee Npera There is an advantage that bubbles are crushed and bubbles are quickly discharged from the pump chamber. Further, since bubbles are quickly discharged from the pump chamber, there is an advantage that bubble bubble phenomenon hardly occurs, and as a result, it is possible to prevent bubbles from accumulating in the pump chamber and causing the impeller to idle. That is, when used for pumping hot water in a water heater pot, the time from when the drive source is started until hot water is discharged is shorter than when no protrusion is provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows an impeller used in an embodiment of the present invention, where (a) is a side view and (b) is a bottom view.
FIG. 2 is a cross-sectional view of the above.
FIG. 3 is a side view of the above.
FIG. 4 is a plan view of the same.
5A and 5B show a conventional impeller, where FIG. 5A is a side view and FIG. 5B is a bottom view.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Pump main body 11 Pump chamber 12 Impeller 12a Blade 13 Suction port 14 Discharge port 20 Motor 21 1st magnet 22 2nd magnet 28 Protrusion

Claims

水が導入される吸込口と水を排出する吐出口とを備えるポンプ室が形成されたポンプ本体と、ポンプ室内に配置されたインペラと、インペラを回転駆動する駆動源とを備え、吸込口よりインペラの回転軸方向に導入される水をインペラに設けた羽根により加圧し吐出口を通してインペラの周方向に排出する電動ポンプであって、吐出口はインペラの羽根に対応する部位に開口し、インペラは、回転軸方向において吐出口に対して吸込口とは反対側であって羽根を設けていない部位の周面に突起を備えることを特徴とする電動ポンプ。A pump body in which a pump chamber having a suction port for introducing water and a discharge port for discharging water is formed, an impeller disposed in the pump chamber, and a drive source for rotationally driving the impeller, from the suction port An electric pump that pressurizes water introduced in the direction of the impeller's rotation axis by blades provided on the impeller and discharges the water in the circumferential direction of the impeller through the discharge port . The discharge port opens at a portion corresponding to the blade of the impeller. the electric pump, characterized in that the suction opening against Oite discharge port rotation axis comprises a projection on the peripheral surface of a portion not provided with the wings a opposite side.

駆動源はモータと、モータにより回転駆動される第１の磁石と、インペラに結合されていて第１の磁石に磁気結合される第２の磁石とからなることを特徴とする請求項１記載の電動ポンプ。 The drive source comprises a motor, a first magnet that is rotationally driven by the motor, and a second magnet that is coupled to the impeller and is magnetically coupled to the first magnet. Electric pump.

インペラは３枚の羽根を有し、前記突起は各羽根にそれぞれ連続する形で形成されていることを特徴とする請求項１または請求項２記載の電動ポンプ。 The electric pump according to claim 1 or 2, wherein the impeller has three blades, and the protrusions are formed so as to be continuous with the blades.

インペラの回転軸上にインペラの重心が位置するようにインペラの周方向における各突起の幅寸法が設定されていることを特徴とする請求項３記載の電動ポンプ。 4. The electric pump according to claim 3, wherein the width dimension of each protrusion in the circumferential direction of the impeller is set so that the center of gravity of the impeller is positioned on the rotation shaft of the impeller.

回転駆動されるインペラの回転軸方向に沿って吸込口からポンプ室に導入される水をインペラに設けた羽根により加圧し、羽根に対応する部位に開口した排出口を通してポンプ室からインペラの周方向に排出するとともに、インペラの回転軸方向において吐出口に対して吸込口とは反対側であってインペラにおける羽根を設けていない部位の周面に形成した突起によりポンプ室に導入された気泡を粉砕することを特徴とする電動ポンプの空転防止方法。The water introduced into the pump chamber from the suction port along the rotational axis direction of the impeller that is driven to rotate is pressurized by the blades provided in the impeller, and from the pump chamber to the circumferential direction of the impeller through the discharge port that opens at the portion corresponding to the blades The air bubbles introduced into the pump chamber are crushed by the protrusions formed on the peripheral surface of the impeller on the side opposite to the suction port in the direction of the impeller rotational axis and not provided with the blades in the impeller. A method for preventing idling of an electric pump.