JP3886186B2 - 往復ピストン圧縮機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭用冷蔵庫等に用いられる比較的小型の往復ピストン圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、往復ピストン圧縮機は、小型化、組立の簡素化の観点から種々の改良がなされている。また、市場からは高効率化、低騒音化の要望も高い。
【0003】
従来の往復ピストン圧縮機としては、特開平4−164174号公報や特公平5−84837号公報に示されているものがある。
【0004】
以下、図16、図17および図18を参照にしながら、上記した特公平5−84837号公報に示されている従来の往復ピストン圧縮機について説明する。
【0005】
図16は、従来の往復ピストン圧縮機の縦断面図、図17は、図16の拡大図であり、往復ピストン圧縮機を組み立てる前のコンロッドとピストンの分解図、図18はコンロッドの大端部と小端部の分解組立平面図である。
【0006】
図16、図17、図18において、モータ・圧縮機ユニット1は、スプリング2によりハウジング3内に支持されている。クランクケース4は、モータの固定子5を据え付けるための支持台の役目をし、モータの回転子8を連結しているクランク軸7を支持するための軸受部6を備えている。また、クランクケース4はその内部でピストン10が往復するシリンダ9を備えている。クランク軸7の上端には、偏芯軸11が備えられている。シリンダ9にはシリンダ9の端部であってクランク軸7の反対側に、公知の方法で製造できるバルブプレート17とシリンダヘッド18が取り付けられている。コンロッド19は小端部20と大端部30とからなり、ピストン10とクランク軸7の偏芯軸11とを連結している。
【0007】
コンロッド19の小端部20は、小端孔部21とここから半径方向にのびる長い第1突起部22とからなり、この第1突起部22は、コンロッド19の腕部分を規定し、小端孔部21は、ピストンピン15によりピストン10に連結されている。
【0008】
コンロッド19の大端部30は、縦の溝33を有する半径方向に伸びる短い第2突起部32を備える大端孔部31からなり、この大端孔部31には、クランク軸7の偏芯軸11が挿入されている。
【0009】
大端孔部31の溝33は、第2突起部32の内部に形成され、対抗し且つ平行である2個の面34と、V字型に形成された内部の2個の第2端面35とを備え、この第2端面35の頂部には縦の窪み36が備えられている。第1突起部22の端部27には、面24とV字型の2個の第1端面25が形成され、これらの第1端面25は、溝33の第2端面35とそれぞれ完全に当接するように構成されている。
【0010】
以上のように構成された従来の往復ピストン圧縮機について、以下その動作を説明する。
【0011】
クランクケース4の軸受部6にクランク軸7が挿入された状態でコンロッド19の大端部30の大端孔部31を偏芯軸11に挿入し、小端孔部21にピストンピン15を挿入することで連結したピストン10と小端部20をシリンダ9の反クランク軸から挿入する。
【0012】
その後、小端部20の第1突起部22の端部27を大端部30の第2突起部32の溝33に嵌め込み、第1突起部22の面24、第1端面25と第1突起部32の溝33の面34、第2端面35をそれぞれ当接させ、溶接などの方法で固定される。大端部30と、小端部20が固定されたコンロッド19は、クランク軸7の回転をピストン10の往復動に変換して力を伝達することによりシリンダ9内の気体を圧縮する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の構成では、コンロッド19の小端部20と大端部30の接合は、端部27と溝33の嵌め込みによって行われるので、端部27の面24、第1端面25と溝33の面34、第2端面35は、非常に高精度な面仕上げを行う必要があり、加工が困難である欠点があった。
【0014】
また、上記従来の構成は、大端孔部31の孔の軸心と溝33の面34、第2端面35との平行、あるいは小端孔部21の軸心と端部27の面24、第1端面25との平行が少しでもずれるとコンロッド19の大端孔部31と小端孔部21の軸がねじれたり、上下方向に力が加わった時には規定する端面がなく、上下方向の固定が非常に不安定となり、コンロッド19のクランク軸7やピストンピン15へのこじりが発生し、圧縮機の回転負荷を増大させ、騒音または振動の増大や効率低下を招く欠点があった。
【0015】
本発明は、従来の課題を解決するもので、高精度で加工および組立が容易で、高効率で低騒音、低振動の往復ピストン圧縮機を提供することを目的とする。
【0016】
また、上記従来の構成は、コンロッド19の小端部20と大端部30の接合部への給油はハウジング3内のミスト状の油に頼っており、積極的な給油がなく、接合部の金属摩耗による信頼性の悪化を招く欠点があった。
【0017】
本発明の他の目的は、コンロッド19の接合部への積極的な給油を行い、信頼性を向上させることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明は、ピストンピンにより小端孔でピストンに連結された小端部と、大端孔でクランク軸の偏芯軸に連結された大端部を有するコンロッドを備える往復ピストン圧縮機であって、コンロッドの大端部は円筒形の円孔部とこれに連通する固定孔を有する突起部を有し、円孔部は底形状が半球形または略円錘形で、突起部の端面部から大端孔の中心方向へ大端孔に貫通しない深さで設けられており、小端部は半径方向に長い円筒形のロッド部を有し、ロッド部は端部に係止孔と先端が半球形または略円錘形の係止部を構成しておりこの係止部を突起部の円孔部に遊嵌または軽圧入すると共に、固定孔と係止孔を連通してロッキングピンを挿入することにより、係止部と円孔部を係止し、コンロッドの小端部の小端孔と大端部の大端孔の幾何学的軸の配置を同一平面上に維持するものである。
【0019】
これにより、往復ピストン圧縮機の加工及び、組立が精度良く行われ、高効率で低騒音、低振動にすることができる。
【0020】
また、ロッド部の円筒形の係止部と、突起部の円筒形の円孔部に平面部を設けるものである。
【0021】
これにより、往復ピストン圧縮機の組立が容易に行えると共に、係止部の軸回りの挙動を規制でき、コンロッド挙動を安定させ、効率の低下や騒音、振動の増大を防止できる。
【0022】
また、円孔部の頂部と大端孔を連通させる油孔を設け、この油孔とクランク軸の偏芯軸の油溝と連通させるものである。
【0023】
これにより、コンロッドの小端部と大端部との接合部への積極的な給油が行え、金属摩耗を軽減し、往復ピストン圧縮機の信頼性を向上できる。
【0024】
また、ロッド部の円筒形の係止部に係止溝と、突起部の平面部に固定溝を設け、ロッド部の係止部を突起部の円孔部に遊嵌又は軽圧入すると共に、固定溝から係止溝へ連通して固定板を嵌め込むことで、係止部と円孔部を係止し、コンロッドの小端部の小端孔と大端部の大端孔の幾何学的軸の配置を同一平面上に維持するものである。
【0025】
これにより、コンロッドの小端部と大端部との固定を強固なものにすることができ、コンロッド挙動を安定させることができ、効率の低下や騒音、振動の増大を防止できる。
【0026】
また、ロッド部と係止部との間に、円孔部との嵌合時に突起部の端面部と接合する補助平面部を有する保持部を設けるものである。
【0027】
これにより、組立性が向上すると共に、補助平面部と端面部に働く荷重が軽減され、コンロッド挙動を安定させ、効率の低下や騒音、振動の低下を防止できる。
【0028】
また、ロッド部と係止部との間に小端孔の円筒軸方向に平行な係止端面を有する第2係止突起部を設け、且つ大端部の突起部に大端孔の円筒軸方向に平行な固定端面を設け、小端部と大端部の連結時に係止端面と固定端面が接合し、小端部と大端部の嵌合位置を規定させるものである。
【0029】
これにより、高精度で組立することができると共に、コンロッド挙動を安定させ、効率の低下や騒音、振動の増大を防止することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明は、ピストンピンにより小端孔でピストンに連結された小端部と、大端孔でクランク軸の偏芯軸に連結された大端部を有するコンロッドを備える往復ピストン圧縮機であって、コンロッドの大端部は円筒形の円孔部とこれに連通する固定孔を有する突起部を有し、円孔部は底形状が半球形または略円錘形で、突起部の端面部から大端孔の中心方向へ大端孔に貫通しない深さで設けられており、小端部は半径方向に長い円筒形のロッド部を有し、ロッド部は端部に係止孔と先端が半球形または略円錘形の係止部を構成しており、この係止部を突起部の円孔部に遊嵌または軽圧入すると共に、固定孔と係止孔を連通してロッキングピンを挿入することにより、係止部と円孔部を係止し、コンロッドの小端部の小端孔と大端部の大端孔の幾何学的軸の配置を同一平面上に維持するものである。
【0031】
そして、圧縮機の運転中にあらゆる方向からコンロッドへ荷重が働く時に、小端部の半球形または略円錘形の係止部の先端は、大端部の円孔部の半球形または略円錘形の底面で面接触し、荷重が分散されエッジ部等での集中荷重を受けることがなくなる。また、大端部を小端部へ連結するときに、大端部の係止部の先端が半球形または略円錘形をしており、エッジ部がなく容易に小端部の円孔部へ嵌め込むことができる。さらに、ロッキングピンを小端部の係止孔と大端部の固定孔へ挿入して、両者を連結するときに、ロッキングピンは、自己の柔軟性により小端部の小端孔と大端部の大端孔のわずかな軸の振れを吸収して小端孔と大端孔の軸が一致するように自己補正して安定する作用がある。また、小端部のロッド部及び、大端部の円孔部は円筒形であることから、容易に高精度な加工ができる。
【0032】
これにより、圧縮機の組立時や運転時にねじれやこじりによる回転負荷の増大が防止されることとなる。
【0033】
また、ロッド部の円筒形の係止部と、突起部の円筒形の円孔部に平面部を設けるものである。
【0034】
そして、小端部の係止部を大端部の円孔部へ嵌め込むときに、係止部の平面部と円孔部の平面部が嵌合位置決めとなり、係止部の係止孔と円孔部の固定孔がほぼ一致し、ロッキングピンの挿入時に孔の位置あわせをすることなく、容易に組み立ることが可能になると共に、係止部の軸回りの挙動が防止され、コンロッドの挙動が安定することとなる。
【0035】
また、円孔部の頂部と大端孔を連通させる油孔を設け、この油孔とクランク軸の偏芯軸の油溝と連通させるものである。
【0036】
そして、圧縮機の運転中に小端部の係止部と大端部の円孔部への積極的な給油が行われ、金属接触による摩耗が軽減されることとなる。
【0037】
また、ロッド部の円筒形の係止部に係止溝と、突起部の平面部に固定溝を設け、ロッド部の係止部を突起部の円孔部に遊嵌又は軽圧入すると共に、固定溝から係止溝へ連通して固定板を嵌め込むことで、係止部と円孔部を係止し、コンロッドの小端部の小端孔と大端部の大端孔の幾何学的軸の配置を同一平面上に維持するものである。
【0038】
そして、大端部と小端部が固定板で強固に固定されることで、コンロッド挙動が安定することとなる。
【0039】
また、ロッド部と係止部との間に、円孔部との嵌合時に突起部の端面部と接合する補助平面部を有する保持部を設けたものである。
【0040】
そして、係止部の円孔部への嵌め込み代が規定され、組立性が向上すると共に、端面部と補助平面部との接合面へ受ける荷重の分散が図れ、コンロッド挙動が安定することとなる。
【0041】
また、ロッド部と係止部との間に小端孔の円筒軸方向に平行な係止端面を有する第2係止突起部を設け、且つ大端部の突起部に大端孔の円筒軸方向に平行な固定端面を設け、小端部と大端部の連結時に係止端面と固定端面が接合し、小端部と大端部の嵌合位置を規定させるものである。
【0042】
そして、係止部を円孔部へ嵌め込む時に、係止端面と固定端面の接合により、係止部円筒形の軸回り位置と、嵌め込み代が規定され、係止孔と固定孔へロッキングピンを挿入する時に微妙な孔位置調整をする必要がなく、容易に組立が可能となると共に、係止端面と固定端面のため、コンロッドの係止部の軸回りや左右方向が固定され、コンロッド挙動が安定することとなる。
【0043】
【実施例】
以下、本発明による往復ピストン圧縮機の実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0044】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1による往復ピストン圧縮機の縦断面図である。図2は図1の拡大図であり、往復ピストン圧縮機を組み立てる前のコンロッドとピストンの分解図、図3は、図1のコンロッドの組立前の平面図、図4は、図1のコンロッドの組立時の部分縦断面図である。
【0045】
図1において、19はコンロッドで、一端を小端部50の小端孔51に遊嵌されたピストン15でピストン10と連結され、他端を大端部52の大端孔53で、クランク軸7の偏芯軸11に遊嵌して連結されている。
【0046】
図2において、ピストン10と、ピストンピン15と小端部50は、シリンダ9の反クランク軸7側から挿入され、コンロッド19の大端部52は、クランク軸7の偏芯軸11に鉛直上方から挿入される。
【0047】
コンロッド19の大端部52は、円周方向に円孔部54を有すると共に、円孔部54と貫通する固定孔55を有する突起部56を備える。円孔部54は、大端孔53と直角を成し、突起部56の端面部57から大端孔53に貫通しない深さで加工されている。小端部50は、小端孔51と直角を成すロッド部58が円周方向に伸びており、その先端には係止孔59を有した係止部60がある。
【0048】
図3、図4において、61は係止部60の先端で、半球形または、略円錘形に加工された係止突起部である。62は係止突起部61の係止頂部であり、丸く加工されている。63は円孔部54の半球形または略円錘形に加工された固定溝部であり、64は固定溝部の溝頂部である。
【0049】
係止部60を円孔部54に挿入した後、大端部52の突起部56の固定孔55からロッキングピン65を小端部50の係止部60の係止孔59へ挿入することで、コンロッド19の小端部50と大端部52は連結固定される。
【0050】
以上のような構成において、以下その動作を説明する。
円孔部54は小端部50の連結部である係止部60は、いずれも円筒形であるので加工が簡単でしかも寸法精度が出やすい。
【0051】
係止部60を円孔部54へ遊嵌または軽圧入するときに、係止部60の先端である係止突起部62は半球形または略円錘形であるので円孔部54へスムーズに嵌め込まれる。
【0052】
また、係止部60と円孔部54はいずれも円筒形であるので、円筒軸回りに若干振らせることができ、小端孔51と大端孔53の円筒軸が組立時にねじれて入りにくいこともなくなる。
【0053】
そして、係止部60を円孔部60を円孔部54へ嵌め込み後、係止頂部62は丸く加工されていることから、溝頂部64とのクリアランスをわずかに残して嵌め込まれる。このとき、わずかなアッセンブルオイルがこのクリアランスに保持されている。
【0054】
次に、ロッキングピン65を係止孔59と固定孔55へ挿入すると、ロッキングピン65は、自己の変形で嵌め込み時にわずかにねじれている小端孔51と大端孔53の円筒軸のねじれを同一軸方向に補正して係止部60を円孔部54へ固定する。
【0055】
さらに、圧縮機が運転中に圧縮負荷等の要因で小端孔51と大端孔53の円筒軸のねじれが発生したとき、ロッキングピン65はこの負荷によりわずかに変形して圧縮機メカのバランスが良好なところで安定する。
【0056】
また、コンロッド19は回転挙動を並進挙動に変換していることから、圧縮機の運転中に、大端部52は係止部60を介して小端部50へ、図3に示す前後、左右方向及び、わずかであるが図4に示す上下方向等のあらゆる方向の力が係止部60と円孔部54へ働くこととなる。この時に、係止部60の先端が半球形または略円錘形に加工されていることから、あらゆる方向に対面する面が形成される。このため、小端部50と大端部52の円筒軸は圧縮機の運転中において、同一方向に安定し、クランク軸7の回転力を係止部60での損失をほとんどなしに、ピストンピン15へ力を伝達することができる。
【0057】
以上のように本実施例の往復ピストン圧縮機は、コンロッド19の大端部52は円筒形の円孔部54とこれに連通する固定孔55を有する突起部56を有し、円孔部54は底形状が半球形または略円錘形で、突起部56の端面部57から大端孔53の中心方向へ大端孔53に貫通しない深さで設けられており、小端部50は半径方向に長い円筒形のロッド部58を有し、ロッド部58は端部に係止孔59と先端が半球形または略円錘形の係止部60を構成しており、この係止部60を突起部56の円孔部54に遊嵌または軽圧入すると共に、固定孔55と係止孔59を連通してロッキングピン65を挿入することにより、係止部60と円孔部54を係止し、コンロッド19の小端部50の小端孔51と大端部52の大端孔53の幾何学的軸の配置を同一平面上に維持したもので、高精度で加工、組立が容易で、小端孔51と大端孔53の円筒軸のねじれに起因する回転負荷の増大による効率の低下や、小端孔51とピストンピン15や、大端孔53と偏芯軸11、係止部60と円孔部54等の異常なこじりによる騒音、振動の増大を防止することができる。
【0058】
(実施例2)
図5は、本発明の実施例2による往復ピストン圧縮機のコンロッドの組立前の平面図、図6は図5のA矢視からの組立前の大端部A矢視図。図7はコンロッドの組立時の部分縦断面図である。実施例1と同一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0059】
図5、図6、図7において、70は、大端部52の円筒形の円孔部54の円筒軸方向に設けられた固定平面部である。固定溝部63は固定平面部70のため、円孔部54の円筒径より1段径を小さくして加工されている。71は、小端部50の円筒形の係止部60の円筒軸方向に設けられた係止平面部である。固定溝部63と同様に、係止突起部61は係止平面部71のため、係止部60の円筒径より1段径を小さくして加工されている。
【0060】
以上のような構成において、以下その動作を説明する。
係止部60を円孔部54へ嵌め込むとき、係止平面部71と固定平面部70が一種の位置決めガイダーの役目をはたし、嵌め込みと同時に微妙にずれていた係止孔59と固定孔55は精度良く一致し、ロッキングピン65を簡単に挿入できる。
【0061】
また、係止部60の軸回り挙動が、係止平面70と固定平面71の接合により、規制されコンロッド19の挙動が安定する。
【0062】
以上のように本実施例の往復ピストン圧縮機は、ロッド部58の円筒形の係止部60に係止端面部71を設け、突起部56の円筒形の円孔部54に固定平面部70を設けた構成としているので、コンロッド19の組立時、係止部60を円孔部54へ嵌め込むと同時に係止孔59と固定孔55の位置が精度良く一致し、ロッキングピン65の挿入が簡単に行え、組立を容易にできる。
【0063】
また、係止部60の軸回り挙動が規制され、コンロッド挙動を安定させることができる。
【0064】
なお、本実施例において、係止平面部71から係止孔59が設けられ、固定平面部70は固定孔55から設けられているが、これらの平面部が円筒形の周辺のどの位置にあろうとも同様の効果が得られるものである。
【0065】
(実施例3)
図8は、本発明の実施例3による往復ピストン圧縮機の吸入行程時のコンロッドと偏心軸の部分縦断面図、図9は圧縮行程時のコンロッドと偏芯軸の部分縦断面図である。実施例1と同一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0066】
図8、図9において、75はクランク軸7内に設けられた第1給油孔で、偏芯軸11内に設けられた第2給油孔76と連通している。第2給油孔76は偏芯軸11の上方端面に開放し、且つ第2給油孔76の途中から半径方向へ、偏芯軸11の外周の油溝78に連通する横油孔77が設けられている。横油孔77と油溝78はクランク軸7の軸心方向側に向けられている。79は固定溝部63の溝頂部64から大端孔53へ連通している連通油孔である。
【0067】
以上のような構成において、以下その動作を説明する。
図8、図9に示している点は油粒を表し、矢印は油の流れを示している。
【0068】
圧縮機の吸入行程時において、ハウジング3の底部に溜まっている潤滑油(図示せず)は、圧縮機の回転に伴い、クランク軸7の第1給油孔75の遠心ポンプ作用により、第2給油孔76へ押し上げられる。そして、偏芯軸11の回転による遠心力により、油粒は第2給油孔76から横油孔77を介して偏芯軸11の外周に設けられている油溝78へ導かれる。また、一部の油粒は偏芯軸11の上方からハウジング3内へ放出される。
【0069】
そこで、図8のように圧縮機の吸入行程時においては、油溝78がクランク軸7の軸心方向に位置しているため、油溝78とコンロッド19の大端部52に設けられた連通油孔79とが連通する。さらに、小端部50は反クランク軸7側へ引っ張られ、大端部52はクランク軸7側へ引っ張られる。これにより、係止突起部61と固定溝部63との間にわずかな隙間が生じることとなり、遠心力により油溝78へ到達した油粒はその慣性力を失うことなく連通油孔79をとおり、係止突起部61と固定溝部63のわずかな隙間へ導かれる。
【0070】
また、図9のような圧縮行程時においては、油溝78と連通油孔79は連通せず、且つ小端部50から圧縮荷重を受け、係止突起部61と固定溝部63は互いに押し付け合うこととなる。これにより、吸入行程時に隙間に導かれた油粒は押し付けられ、わずかな隙間からロッキングピン65、または、連通油孔79を逆流し、偏芯軸11の上下部からハウジング3内へ放出される。また、横油孔77を介して油溝78へ導かれた油粒は、大端孔53と偏芯軸11の潤滑油として給油されることとなる。
【0071】
このことから、潤滑油はコンロッド19の連結部である係止突起部61と固定溝部63へまんべんなく給油されると共に、潤滑油が循環することで、連結部周辺の冷却効果としても働き、摺動損失を軽減し、金属接触による摩耗を防止することができる。
【0072】
以上のように本実施例の往復のピストン圧縮機は、大端孔53と固定溝部63の溝頂部64と連通した連通油孔79を設け、且つ偏芯軸11の油溝78と連通油孔79を連通させることから構成されているので、潤滑油をコンロッド19の連結部である係止突起部61と固定溝部63へ積極的な給油を行うことができる。これにより、摺動損失の増大と金属接触による摩耗を防止することができる。
【0073】
なお、本実施例において、油溝78と連通油孔79は吸入行程時に連通するとしたが、その外の行程時または常時連通しても良く、同様の効果が得られるものである。
【0074】
(実施例4)
図10は、本発明の実施例4による往復ピストン圧縮機のコンロッドの組立前の平面図、図11は、図10のコンロッドの組立時の部分縦断面図である。実施例1と同一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0075】
図10、図11において、80は小端部50の円筒形の係止部60の外周に設けられた係止溝80であり、81は大端部52の突起部56に設けられた固定溝である。固定溝81は円孔部54に一部連通している。82は係止部60を円孔部54へ固定するための固定板で、固定板82の先端は鍵条の突起を構成するカギ部を有している。
【0076】
以上のような構成において、以下その動作を説明する。
係止部60を円孔部54へ嵌め込むと、係止溝80と固定溝81の溝が重なる。その後、固定板82を固定溝81から係止溝80へ連通して挿入され、且つ固定板82の先端であるカギ部83が突起部56の端面へ嵌め込まれる。これにより、係止部60は円孔部54の底部へ押し付けられ固定される。
【0077】
このことから、係止突起部61と固定溝部63で受けていた荷重を殆ど固定板82で受けることとなり、コンロッド19の連結を強固にすることができ、コンロッド挙動が安定する。
【0078】
以上のように本実施例の往復ピストン圧縮機は、小端部50の係止部60の外周に係止溝80と、大端部52の突起部56に円孔部54に連通する固定溝81を設け、係止部60を円孔部54へ嵌め込んだ後、先端にカギ部83を有する固定板82を固定溝81から係止溝80へ連通して嵌め込み、小端部50と大端部52を連結固定する構成とすることで、係止部60は円孔部54へ強固に固定され、圧縮機運転中にコンロッド19へ働く荷重の殆どを固定板82で支え、コンロッド挙動を安定させることができる。
【0079】
(実施例5)
図12は、本発明の実施例5による往復ピストン圧縮機のコンロッドの組立前の平面図、図13は、図12のコンロッドの組立時の部分縦断面図である。実施例1と同一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0080】
図12、図13において、85は大端部52の突起部56の端面部57の平面と相対する平面を有する補助平面部86を有する小端部50のロッド部58と係止部60との間に設けられた保持部である。
【0081】
以上のような構成において、以下その動作を説明する。
係止部60を円孔部54へ嵌め込むときに、補助平面部86が端面部57と接合する。これにより、係止部60の円孔部54へ嵌め込み代が規定でき、ロッキングピン65を簡単に係止孔59と固定孔55へ挿入し、コンロッド19を組み立てることができる。
【0082】
また、圧縮機の圧縮行程時に受ける荷重を補助平面部86で受けることができ、コンロッド19の挙動を安定させることができる。
【0083】
以上のように本実施例の往復ピストン圧縮機は、係止部60とロッド部58との間に、突起部56の端面部57に相対する補助平面部86を有した保持部85を設ける構成とすることで、係止部60の円孔部54への嵌め込み代が規定でき、簡単に、コンロッド19を組み立てることができると共に、圧縮行程時の荷重を補助平面部で受けることで、コンロッド19の挙動を安定させることができる。
【0084】
なお、本実施例には、係止突起部61と固定溝部63を設けているが、無くても同様の効果が得られる。
【0085】
(実施例6)
図14は、本発明の実施例6に依る往復ピストン圧縮機のコンロッドの組立前の平面図、図15は、図14のコンロッドの組立時の部分縦断面図である。実施例1と同一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0086】
図14、図15において、90は小端孔51の円筒軸と平行に設けられた係止端面91を有するロッド部58と係止部60との間に設けられた第2係止突起部であり、92は係止端面91と相対する大端孔53の円筒軸と平行に設けられた突起部56の固定端面である。
【0087】
以上のような構成において、以下その動作を説明する。
係止部60を円孔部54へ嵌め込むときに、係止端面91と固定端面92が接合し、係止部60の嵌め込み代と、左右方向の位置を規定することから、係止孔59と固定孔55の位置が精度良く一致する。これにより、ロッキングピン65を簡単に係止孔59と固定孔55へ挿入することができ、コンロッド19の組立を容易に行うことができる。
【0088】
また、第2係止突起部91のため、圧縮機の運転中に、小端部50と大端部52が係止部60の軸回りや左右方向にずれることを規制し、コンロッド19の連結を強固にでき、コンロッド19の挙動を安定させることができる。
【0089】
以上のように本実施例の往復ピストン圧縮機は、係止部60とロッド部58との間に小端孔51の円筒軸と平行な係止端面91を有する第2係止突起部を設け、それに相対する大端孔53の円筒軸と平行な固定端面92を突起部56に設けた構成とすることで、係止部60と円孔部54との嵌め込み時に係止端面91と固定端面92とが接合し、係止孔59と固定孔55を精度良く一致させることができ、組み立てを容易に行うことができる。また、小端部50と大端部52との係止部60の軸回りや左右方向の固定を強固にすることができ、コンロッド19の挙動を安定させることができる。
【0090】
なお、本実施例には、係止突起部61と固定溝部63を設けているが、無くても同様の効果が得られる。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、ピストンピンにより小端孔でピストンに連結された小端部と、大端孔でクランク軸の偏芯軸に連結された大端部を有するコンロッドを備える往復ピストン圧縮機であって、コンロッドの大端部は円筒形の円孔部とこれに連通する固定孔を有する突起部を有し、円孔部は底形状が半球形または略円錘形で、突起部の端面部から大端孔の中心方向へ大端孔に貫通しない深さで設けられており、小端部は半径方向に長い円筒形のロッド部を有し、ロッド部は端部に係止孔と先端が半球形または略円錘形の係止部を構成しており、この係止部を突起部の円孔部に遊嵌または軽圧入すると共に、固定孔と係止孔を連通してロッキングピンを挿入することにより、係止部と円孔部を係止し、コンロッドの小端部の小端孔と大端部の大端孔の幾何学的軸の配置を同一平面上に維持することで、高精度に加工、組立が容易にでき、且つ小端孔と大端孔のねじれや嵌合物とのこじりを防止することができ、回転負荷の増大による効率低下と、騒音、振動の増大を防止することができる。
【0092】
また、ロッド部の円筒形の係止部と、突起部の円筒形の円孔部に平面部を設けたことで、係止部を円孔部へ嵌め込む時の位置決めができ、コンロッドの組立を精度良く行うことができると共に、係止部の軸回りが固定され、回転負荷の増大による効率低下や騒音、振動の増大を防止できる。
【0093】
また、円孔部の頂部と大端孔を連通させる油孔を設け、この油孔とクランク軸の偏芯軸の油溝と連通させることで、係止部と円孔部へ積極的な給油が行え、金属接触による摩耗を防止でき、信頼性を向上させることができる。
【0094】
また、ロッド部の円筒形の係止部に係止溝と、突起部の平面部に固定溝を設け、ロッド部の係止部を突起部の円孔部に遊嵌又は軽圧入すると共に、固定溝から係止溝へ連通して固定板を嵌め込むことで、係止部と円孔部を係止し、コンロッドの小端部の小端孔と大端部の大端孔の幾何学的軸の配置を同一平面上に維持することで、係止部と円孔部との連結を固定板で強固に行うことができ、コンロッドの挙動を安定させることができる。これにより、連結のゆる等に起因する圧縮機の回転負荷の増大による効率の低下や騒音、振動の増大を低減することができる。
【0095】
また、ロッド部と係止部との間に、円孔部との嵌合時に突起部の端面部と接合する補助平面部を有する保持部を設けたことで、係止部と円孔部の連結が効率良く行われると共に、補助平面部と端面部で圧縮時に働く荷重を分散させることができ、コンロッドの挙動を安定させることができる。これにより、圧縮機の回転負荷の増大による効率の低下や騒音、振動の増大を防止できる。
【0096】
また、ロッド部と係止部との間に小端孔の円筒軸方向に平行な係止端面を有する第2係止突起部を設け、且つ大端部の突起部に大端孔の円筒軸方向に平行な固定端面を設け、小端部と大端部の連結時に係止端面と固定端面が接合し、小端部と大端部の嵌合位置を規定させることで、精度良く係止部と円孔部を連結することができ、組立性が向上すると共に、コンロッドの係止部の軸回りや、左右方向のずれが防止され、コンロッドの挙動が安定する。これにより、回転負荷の増大による効率の低下や騒音、振動の増大を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による往復ピストン圧縮機の実施例1の縦断面図
【図2】同実施例の往復ピストン圧縮機の往復ピストンの往復ピストン圧縮機を組み立てる前のコンロッドとピストンの分解図
【図3】同実施例の往復ピストン圧縮機のコンロッドの組立前の平面図
【図4】同実施例の往復ピストン圧縮機のコンロッドの組立時の部分縦断面図
【図5】本発明の往復ピストン圧縮機の実施例2のコンロッド組立前の平面図
【図6】本発明の往復ピストン圧縮機の実施例2のコンロッドの組立前の大端部A矢視図
【図7】本発明の往復ピストン圧縮機の実施例2のコンロッドの組立時の部分縦断面図
【図8】本発明の往復ピストン圧縮機の実施例3の吸入行程時のコンロッドと偏芯軸の部分縦断面図
【図9】本発明の往復ピストン圧縮機の実施例3の圧縮行程時のコンロッドと偏芯軸の部分縦断面図
【図10】本発明の往復ピストン圧縮機の実施例4のコンロッドの組立前の平面図
【図11】本発明の往復ピストン圧縮機の実施例4のコンロッドの組立時の部分縦断面図
【図12】本発明の往復ピストン圧縮機の実施例5のコンロッドの組立前の平面図
【図13】本発明の往復ピストン圧縮機の実施例5のコンロッドの組立時の部分縦断面図
【図14】本発明の往復ピストン圧縮機の実施例6のコンロッドの組立前の平面図
【図15】本発明の往復ピストン圧縮機の時実施例6のコンロッドの組立時の部分縦断面図
【図16】従来の往復ピストン圧縮機の縦断面図
【図17】従来の往復ピストン圧縮機の組み立てる前のコンロッドとピストンの分解図
【図18】従来の往復ピストン圧縮機のコンロッドの大端部と小端部の分解組立平面図
【符号の説明】
3 ハウジング
7 クランク軸
10 ピストン
11 偏芯軸
15 ピストンピン
19 コンロッド
50 小端部
51 小端孔
52 大端部
53 大端孔
54 円孔部
55 固定孔
56 突起部
57 端面部
58 ロッド部
59 係止孔
60 係止部
61 係止突起部
63 固定溝部
65 ロッキングピン
70 固定平面部
71 係止平面部
75 第1給油孔
76 第2給油孔
77 横油孔
78 油溝
79 連通油孔
80 係止溝
81 固定溝
82 固定板
83 カギ部
85 保持部
86 補助平面部
90 第2係止突起部
91 係止端面
92 固定端面

Claims (6)

  1. ピストンピンにより小端孔でピストンに連結された小端部と、大端孔でクランク軸の偏芯軸に連結された大端部を有するコンロッドを備える往復ピストン圧縮機であって、コンロッドの大端部は円筒形の円孔部とこれに連通する固定孔を有する突起部を有し、円孔部は底形状が半球形または略円錘形で、突起部の端面部から大端孔の中心方向へ大端孔に貫通しない深さで設けられており、小端部は半径方向に長い円筒形のロッド部を有し、ロッド部は端部に係止孔と先端が半球形または略円錘形の係止部を構成しており、この係止部を突起部の円孔部に遊嵌または軽圧入すると共に、固定孔と係止孔を連通してロッキングピンを挿入することにより、係止部と円孔部を係止し、コンロッドの小端部の小端孔と大端部の大端孔の幾何学的軸の配置を同一平面上に維持することを特徴とする往復ピストン圧縮機。
  2. ロッド部の円筒形の係止部と、突起部の円筒形の円孔部に平面部を設けたことを特徴とする請求項1記載の往復ピストン圧縮機。
  3. 円孔部の頂部と大端孔を連通させる油孔を設け、この油孔とクランク軸の偏芯軸の油溝と連通させることを特徴とする請求項1記載の往復ピストン圧縮機。
  4. ロッド部の円筒形の係止部に係止溝と、突起部の平面部に固定溝を設け、ロッド部の係止部を突起部の円孔部に遊嵌又は軽圧入すと共に、固定溝から係止溝へ連通して固定板を嵌め込むことで、係止部と円孔部を係止し、コンロッドの小端部の小端孔と大端部の大端孔の幾何学的軸の配置を同一平面上に維持することを特徴とする請求項1記載の往復ピストン圧縮機。
  5. ロッド部と係止部との間に、円孔部との嵌合時に突起部の端面部と接合する補助平面部を有する保持部を設けたことを特徴とする請求項1記載の往復ピストン圧縮機。
  6. ロッド部と係止部との間に小端孔の円筒軸方向に平行な係止端面を有する第2係止突起部を設け、且つ大端部の突起部に大端孔の円筒軸方向に平行な固定端面を設け、小端部と大端部の連結時に係止端面と固定端面が接合し、小端部と大端部の嵌合位置を規定させたことを特徴とする請求項1記載の往復ピストン圧縮機。
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