JP3884731B2 - 床暖房用床組み - Google Patents
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Description
最近の住宅建築需要は、景気を反映して落ち込んでいるだけではなく、住宅を必要とする多くの施主が、それまでの施工業者任せの姿勢から脱却し、経済性は固よりのこと、その構造、機能上についても明確な主義、主張を持ちはじめ、それら主義、主張に基づいた十分な査定をすることもあって、購入にも慎重さが加わってきており、そのため、住宅関連業界では、それまでの格好の良さや最先端設備を組み込んで一見快適な生活が実現されるかの如き錯覚を起こさせるようにした住宅内容だけでは、これら施主を説得できないものと予見し、構造強度や経済性については勿論のこと、快適な生活を実現するために必要な各種機能上の対策についても、これまで以上の見直しを迫られ、その実現化のために各方面で様々な開発、研究が進められてきている。
こうした課題に対処しようとして、公的な助成金まで付けたソーラーハウスの奨励策等も実施化され始めているものの、現実的には初期投資が掛かり過ぎることに加え、冬期間の天候不順の問題があって、このシステムは、暖房を必要とする地域に必ずしも適しておらず、殆ど普及をみていないのが実情であり、そのため、これら改善を必要とする地域において、現状最も実用的なエネルギー源とされる灯油を使った暖房システム、但し従前からのファンヒーターやクリーンヒーター等を使って局所暖房をするというのではなく、それら極めて安価に入手できる温風暖房機を熱源に利用して、より効率的に暖房する新たな方式による暖房システムを本願出願人、発明者が、既に提案済みとなっている。
以上のような状況に鑑み、既に同種の暖房システムについて開発、実用化を進めてきていた実績から得た知見に基づき、住宅毎に異なる床組みであっても、あらゆる種類の床構造に対応して満遍なくフロアヒーティングを実施可能にする有効な解決策が必要となり、既に実現している従前からのシステムを可能な限り引き継いだ上、それら従前までのものでは実現し得なかった熱エネルギー効率が得られるようにする新たな技術的手段についての開発、研究が必要となった。
そこで、この発明では、建造物の部屋単位の区画に応じて配される土台によって囲まれた単位区画平面内略全域毎の床組み構造が変っても、そこに確保することになる暖気送り込み空間内隅々まで暖気が行き渡るようにするに新規な床組みを実現することはできないものかと、継続して幾多の試作実験を繰り返し、様々に試行錯誤を重ねてきた結果、遂に茲にきてその完成を見るに至ったものであり、以下において、代表的な実施例も取り上げながら、その構成の詳細を示していくこととする。
この発明の床暖房用床組みは、基本的に以下に示すとおりの構成から成り立っている。 即ち、上位床下地板を張設した上位床構造部と、その下方に所定間隔を空けて下位床下地板を張設した下位床構造部とから建造物の床組み体を形成するに際し、上位床構造部の構造部材として所定間隔置きに配される少なくとも根太または根太相当部材の下面相互間に渡って薄膜材を張り巡らしてなるものとした構成を要旨とする床暖房用床組みである。
することによってプラスチックフィルム(薄膜材5)の中間が垂れてしまうのを防止して上下とも平坦面とした暖気送り込み空間を有するこの発明の床暖房用床組みが実現されることになる。
こうして単位区画平面内に約20cmの間隔を置いて二重構造となったこの発明の床暖房用床組みは、既述したこの発明の作用効果のとおり、住宅の間取りの都合等で、熱源としてのファンヒーターを配置する箇所に制約を受け、仮令その場所が対象となる部屋に対してどの方向に決定されることになったとしても、それに対応する周壁7のどの方角の位置からでも暖気を暖気送り込み空間S内に送り込むことができ、どの方角から送り込まれた暖気であっても、構造部材である根太相当部材91,91,‥‥‥等の凹凸がプラスチックフィルム(薄膜材5)で平坦化されてしまっていることから、それら根太相当部材91,91,‥‥‥等に一切煩わされることなく円滑に流れていくことになり、したがって供給される暖気が満遍なく暖気送り込み空間S内全域に行き渡って、暖気の熱エネルギーを途中で失わせたり、一箇所に滞ったりさせることなく、間断なく何時でも略均等に供給できるという作用を保証し、効率的且つ経済的な床暖房を実現可能にするという大きな効果を発揮するものとなる。
叙述の如く、この発明の床暖房用床組みは、その新規な構成によって所期の目的を普く達成可能とするものであり、施工も簡便、確実で効率的に実施可能となり、完成した仕上げ床面下には、効果的な暖気送り込み空間としての空間を確実に確保することができ、空調その他様々な用途への使用が果たし得るものになることから、そのままでも十分に断熱、保温機能に秀れた建造物床の実現が可能な上、安価な熱源によってでも十分な暖房効果が得られることとなって、特に寒冷地等に立地する住宅用床暖房として大いに役立つものとなり、経済的且つ効率的な住宅が強く求められている住宅関連業界からは固よりのこと、それに住まう一般の人々から高い評価を得て広く採用され、大いに普及、発展していくものと予想される。
2 柱
3 大引
4 根太掛け
5 薄膜材
51 同 押え縁
6 細断面束様材
7 周壁
8 下層床下地板
81 同 骨材(根太相当部材)
9 断熱壁部
91 同 根太相当部材
Β 基礎
Β1 同 アンカー
Β2 同 束
Claims (6)
- 上位床下地板を張設した上位床構造部と、その下方に所定間隔を空けて下位床下地板を張設した下位床構造部とから建造物の床組み体を形成するに際し、上位床構造部の構造部材として所定間隔置きに配される少なくとも根太または根太相当部材の下面相互間に渡って薄膜材を張り巡らしてなるものとしたことを特徴とする床暖房用床組み。
- 上位床下地板を張設した上位床構造部と、その下方に所定間隔を空けて下位床下地板を張設した下位床構造部とから建造物の床組み体を形成するに際し、上位床構造部の構造部材として所定間隔置きに配される少なくとも根太または根太相当部材の下面相互間に渡って薄膜材を張り巡らしてなるものとし、それら上位床構造部と下位床構造部との間に確保した暖気送り込み空間内に、上位床構造部の構造部材である根太または根太相当部材が直接露出してしまい、同空間を送風路として送り込む暖気の流れの障害になることを防止するようにしたことを特徴とする床暖房用床組み。
- 所定間隔置きに配された根太または根太相当部材を少なくとも支持部として上位床下地板を張設し、その上を適宜仕上げ床面とするようにした上位床構造部と、その下方に所定間隔を空けて下位床下地板を張設した下位床構造部とから建造物の床組み体を形成するに際し、上位床構造部の構造部材として所定間隔置きに配される少なくとも根太または根太相当部材の下面相互間に渡って薄膜材を張り巡らしてなるものとしたことを特徴とする床暖房用床組み。
- 薄膜材は、和紙や不織布、孔あきシート、網状体等といった通気性のある素材を単層か、適宜複層に積層してなるものとした、請求項1または2何れか記載の床暖房用床組み。
- 薄膜材は、プラスチックフィルムや油紙、各種コーティング紙等のような非通気性の素材を単層か、適宜複層に積層してなるものとした、請求項1または2何れか記載の床暖房用床組み。
- 薄膜材は、和紙や不織布、孔あきシート、網状体等といった通気性のある素材と、プラスチックフィルムや油紙、各種コーティング紙等のような非通気性の素材とを適宜組合せで複層に積層してなるものとした、請求項1ないし3何れか記載の床暖房用床組み。
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