JP3884299B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オーバーレイドバス構造を有する半導体記憶装置とその制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年様々な容量と構成のメモリを、いろいろなデータ処理を行うロジックシステムと組み合わせてひとつのICチップとするいわゆるロジック混載メモリが、機器のポータブル化に伴う部品点数の削減、低消費電力化、データ転送効率を上げるための高速化とビット幅の拡張などの必要から要求されるようになってきた。
【0003】
この際メモリ部とロジック部のデータのやり取りのバス幅は例えば64ビット又は128ビットなど一定の場合が多い。これらロジック部等の混載されるシステムからの様々な要求に応えるために、メモリ部の構成は、アドレス構成やメモリ容量の変更に対してデータバス幅が不変であることが望ましい。
【0004】
このような要求に対して、オーバーレイドバス構造のメモリシステムが提案されている。
【0005】
図16にオーバーレイドバス構造のメモリシステムのメモリセルアレイとその周辺部の回路構成を示す。図16は複数のメモリセルアレイのうち3つのメモリセルアレイに注目したものであり、メモリシステムはこのようなメモリセルアレイ複数により構成される。図16に示すメモリシステムでは、センスアンプが両隣のメモリセルアレイメモリセルに共有されるシェアドセンスアンプ方式が採られている。
【0006】
メモリシステムは、メモリセルアレイMCAi−1 、MCAi 、MCAi+1 と、各メモリセルアレイに共通なデータ線DATA0 〜DATA255と、センスアンプS/A、S/A1 〜S/A4 と、カラムスイッチCSW、CSW1、CSW2と、デコーダ回路DECとにより構成される。メモリセルアレイは256行×1024列であり、図示しない1024のビット線対と256のワード線を有している。図16中にはビット線対BL、BL1 〜BL4 のみが示されている。センスアンプS/A、S/A1〜S/A4 は隣り合うメモリセルアレイで共有される。例えばMCAi とMCAi−1 とがセンスアンプS/A1 を共有し、MCAi とMCAi+1 とがセンスアンプS/A2 を共有する。
【0007】
メモリセルアレイMCAi の場合、BL1 〜BL4 はそれぞれセンスアンプS/A1 〜S/A4 に接続される。また、センスアンプS/A1、S/A3 はカラムスイッチCSW1 、センスアンプS/A2 、S/A4 はカラムスイッチCSW2 を介してデータ線対DATA0 に接続される。従って、メモリセルアレイMCAi の4つのセンスアンプS/A1 〜S/A4 は一対のデータ線DATA0 に接続可能となる。すなわち、各メモリセルアレイは4ビット線対毎に共通なデータ線を有することになる。図示していないが、メモリセルアレイは1024のビット線対を有するので、データ線DATAは1024/4=256対となる。以下、このメモリシステムの動作をメモリセルアレイMCAi 上のデータがデータ線DATA0 〜DATA255 に読み出される場合を例に説明する。
【0008】
行アドレスによってデコーダ回路DECは所望のメモリセルアレイMCAi の1つのワード線を選択する。ビット線対BL1 〜BL4 上の選択されたワード線によって指定されたデータがセンスアンプS/A1 〜S/A4 に送出され、MCAi は活性化される。さらに、センスアンプS/A1 〜S/A4のセンス動作が完了すると、デコーダ回路DECはカラムアドレスによって、カラムスイッチCSW1 、2 のON、OFFを制御し、センスアンプS/A1 〜S/A4 にセンスされ保持されるデータのうち1つをデータ線対DATA0 に送出する。従って、行アドレスで選択されたワード線のカラムアドレスで選択されたメモリセルのデータがデータ線対DATA0 に送出されることになる。他のデータ線対DATA1 〜255 についても同様にデータが送出されるので、合計256対のデータ線にデータが送出される。
【0009】
図17に、上記オーバーレイド構造を用いたメモリシステムの一構成例として、幅128I/Oのデータバスメモリシステムを示す。
【0010】
メモリシステムは2つのブロック1701、1702から構成され、ブロックはそれぞれ16のメモリセルアレイMCA0 〜MCA15、MCA16〜MCA31により構成される。それぞれのメモリセルアレイは256行×1024列であり、メモリシステムの全容量は8メガビットである。
【0011】
上下それぞれのブロック1701、1702において、それぞれ16のメモリセルアレイMCA0 〜MCA15、MCA16〜MCA31とに接続可能なデータ線1704、1705がメモリセルアレイのビット線方向にそれぞれ256存在する。これらのデータ線1704、1705は列デコーダ1706、1707に接続される。また、デコーダ回路1703はそれぞれのブロック1701、1702の間に存在し、両ブロックで共有し、それぞれのブロックのワード線およびカラムスイッチの選択制御を同時に行う。
【0012】
デコーダ回路1703は、入力される行アドレスに従って、例えばMCA5 とMCA21の任意のワード線を選択する。選択されたワード線のデータはセンスアンプに送出され、センスされる(MCA5 、MCA21が活性化される)。次に、デコーダ回路1703は入力されるカラムアドレスに従って、センスアンプを選択し、データ線1704、1705にデータを送出する。データ線1704、1705は列デコーダ回路1706、1707に入力される。列デコーダ回路1706、1707はそれぞれ256のデータ線より64のデータ線を選択し、データバス1708、1709に接続する。
【0013】
以上により、上下それぞれ64I/O、合計128I/Oのデータバス幅となる。
【0014】
このような構造のメモリシステムの容量の増減は、メモリセルアレイMCAの数を増減することにより可能であるが、この場合、データ線の数は増減しない。従って、常に一定のデータバス幅を維持することができる。
【0015】
次に、メモリセルアレイMCA5 、MCA21のデータを読み出した後、MCA13、MCA29のデータを読み出す場合を説明する。
【0016】
まず、前記手順に従ってメモリセルアレイMCA5 、MCA21のデータが読み出される。次に、デコーダ回路は活性化状態にあるメモリセルアレイMCA5 、MCA21をリセット/プリチャージする。次に、デコーダ回路1703は入力される行アドレスに従って、MCA13とMCA29の任意のワード線を選択する。選択されたワード線上のデータはセンスアンプに送出され、センスされる(MCA13、MCA29が活性化される)。次に、デコーダ回路1703は入力されるカラムアドレスに従って、センスアンプを選択し、データ線1704、1705にデータを送出する。データ線1704、1705は列デコーダ回路1706、1707に入力される。列デコーダ回路1706、1707はそれぞれ256のデータ線より64のデータ線を選択し、データバス1708、1709に接続する。
【0017】
以上のように、メモリセルアレイはデコーダ回路1703によってデコードされる行アドレスによって活性化およびプリチャージされるため、異なるメモリセルアレイ間のデータ読み出し動作は、MCA5 、MCA21活性化→データ読み出し→MCA5 、MCA21リセット・プリチャージ→MCA13、MCA29活性化→データ読み出しとなる。このため、メモリセルの活性化、リセット・プリチャージ動作が毎回必要となる。
【0018】
また、上記例では上下それぞれのブロック1701、1702において同時に1つずつのメモリセルアレイを活性化させたが、図示しないがデコード回路1703内でワード線選択部とカラムスイッチ制御部の入力アドレスのビット数を調整することにより、同時に複数のメモリセルアレイを活性化することが可能となる。例えば、入力される行アドレスのうち1ビットをワード線選択に用いず、カラムアドレスとしてカラムスイッチ制御に用いた場合、上下のブロック1701、1702においてそれぞれ2つのメモリセルアレイが同時に活性化される。このとき、MCA0 、MCA8 、MCA16、MCA24が同時に活性化され、同様にして、MCA5 、MCA13、MCA21、MCA29が同時に活性化される。
【0019】
このように、各ブロック1701、1702において同時に2つのメモリセルアレイを活性化させた場合、先程のようにMCA5 、MCA21のデータを読み出した後、MCA13、MCA29のデータを読み出す動作は、MCA5 、MCA13、MCA21、MCA29活性化→MCA5、MCA21よりデータ読み出し→ MCA13、MCA29よりデータ読み出しとなり、メモリセルのリセット・プリチャージを省略できる。
【0020】
しかし、このような場合でも、同時に活性化できるメモリセルの組み合わせはあらかじめ決まっており、同時に活性化されないメモリセルアレイ間(例えばMCA5 、MCA21とMCA3 、MCA19)でのデータの読み出し動作には、活性化とリセット・プリチャージ動作が必要となる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、従来のオーバーレイド方式のメモリシステムにおいてはデータ読み出しの際に、メモリセルアレイの活性化、リセット・プリチャージの必要があり、このためデータの読み出し動作の高速化には限界があった。
【0022】
本発明は、上記問題を鑑みてなされたものであり、オーバーレイド方式のメモリシステムにおいて、それぞれのメモリセルアレイを隣接するメモリセルアレイとの関係により活性化し、さらに、それぞれのメモリセルアレイの活性化状態を維持させることにより、異なるメモリセルアレイ間での読み出し時に、メモリセルアレイの活性化、リセット・プリチャージに読み出し速度の遅延を生じないメモリシステムを提供するものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る半導体記憶装置の第1の態様は、それぞれ異なるバンクアドレスを有する少なくとも3つのメモリセルアレイに分割されている複数のメモリブロックと、前記メモリセルアレイそれぞれの両側に設けられ、前記メモリセルアレイ相互間のものは両隣のメモリセルアレイに共有される複数のセンスアンプと、それぞれが少なくとも3つの前記メモリセルアレイに共有され、前記センスアンプからのデータが供給される複数のデータバスと、前記メモリセルアレイのそれぞれに対応して設けられ、前記メモリセルアレイを活性化する複数のアレイ制御部と、記複数のデータバスと並列に設けられ、バンクアドレス信号を含むアレイ制御信号が供給されるアレイ制御バスとを具備し、前記アレイ制御部のそれぞれは、前記アレイ制御バスを介して供給される前記アレイ制御信号を受け取るとともに、両隣のメモリセルアレイのアレイ制御部と前記メモリセルアレイが活性化されているか否かを示す信号を授受し、前記アレイ制御信号に含まれるバンクアドレス信号が各メモリセルアレイの有する前記バンクアドレスと一致し、両隣のメモリセルアレイが活性化されていない場合、対応するメモリセルアレイを活性化する。
【0024】
本発明に係る半導体記憶装置の第2の態様は、それぞれ異なるバンクアドレスを有する少なくとも3つのメモリセルアレイに分割されている複数のメモリブロックと、前記メモリセルアレイそれぞれの両側に設けられ、前記メモリセルアレイ相互間のものは両隣のメモリセルアレイに共有される複数のセンスアンプと、それぞれが少なくとも3つの前記メモリセルアレイに共有され、前記センスアンプからのデータが供給される複数のデータバスと、記複数のデータバスと並列に設けられ、バンクアドレス信号を含むアレイ制御信号が供給されるアレイ制御バスと、前記複数のメモリセルアレイのそれぞれに対応して設けられ、それぞれ前記バンクアドレス信号を判別するデコーダを有する複数のアレイ制御部とを具備し、前記アレイ制御部のそれぞれは、前記アレイ制御バスを介して前記アレイ制御信号を受け取るとともに、両隣のメモリセルアレイのアレイ制御部と前記メモリセルアレイが活性化されているか否かを示す信号を授受し、両隣のメモリセルアレイが活性化されていない場合、前記バンクアドレス信号と一致する前記バンクアドレスを有する前記メモリセルアレイを活性化する。
【0025】
上記第1及び第2の半導体記憶装置のアレイ制御部は、それぞれのメモリセルアレイを隣接するメモリセルアレイとの関係により活性化し、さらに、それぞれのメモリセルアレイの活性化状態を維持させることにより、異なるメモリセルアレイ間でのデータの読み出し時に、メモリセルアレイのリセット、プリチャージに要する時間を考慮する必要がなくなる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の半導体記憶装置のメモリシステムのメモリセルアレイとその周辺部の回路構成を示す。図1は複数のメモリセルアレイのうち3つのメモリセルアレイに注目したものであり、メモリシステムはこのようなメモリセルアレイ複数により構成される。図1に示すメモリシステムでは、センスアンプが両隣のメモリセルアレイメモリセルに共有されるシェアドセンスアンプ方式が採られている。
【0027】
メモリシステムは、それぞれ別個のアドレスを有し、複数のビット線対BL、BL1 〜BL4 を有するメモリセルアレイMCAi−1 、MCAi 、MCAi+1 と、それぞれのメモリセルアレイに設けられたアレイ制御部CTRLi−1 、CTRLi 、CTRLi+1 と、各メモリセルアレイに共通なデータ線DATA0 〜DATA255 と、アレイ選択スイッチASW、ASW1 〜ASW4 と、センスアンプS/A、S/A1 〜S/A4 と、カラムスイッチCSW、CSW1、CSW2とより構成される。メモリセルアレイMCAi 、MCAi−1 、MCAi+1 は、256行×1024列であり、図示しない1024のビット線対と256のワード線を有している。図1中にはビット線対BL、BL1 〜BL4 のみが示されている。センスアンプS/A、S/A1〜S/A4 は隣り合うメモリセルアレイで共有される。例えばMCAi とMCAi−1 とがセンスアンプS/A1 を共有し、MCAi とMCAi+1 とがセンスアンプS/A2 を共有する。
【0028】
メモリセルアレイMCAi の場合、BL1 〜BL4 はアレイスイッチASW1 〜ASW4 を介してセンスアンプS/A1 〜S/A4 に接続される。また、センスアンプS/A1、S/A3 はカラムスイッチCSW1 、センスアンプS/A2 、S/A4 はカラムスイッチCSW2 を介してデータ線対DATA0 に接続される。従って、メモリセルアレイMCAi の4つのセンスアンプS/A1 〜S/A4 は一対のデータ線DATA0 に接続可能となる。すなわち、各メモリセルアレイは4ビット線対毎に共通なデータ線を有することになる。図示していないが、
メモリセルアレイは1024のビット線対を有するので、データ線DATAは1024/4=256対となる。ここで、図16に示す従来のメモリシステムを異なることは、メモリセルアレイ毎にアレイ制御部が設けられていることと、ビット線がアレイ選択スイッチを介してセンスアンプに接続されることである。以下、このメモリシステムの動作をメモリセルアレイMCAi 上のデータがデータ線DATA0 〜DATA255 に読み出される場合を例に説明する。
【0029】
アレイ制御部CTRLi は、アレイ制御信号に含まれるバンクアドレスと、隣接するメモリセルアレイアレイMCAi−1 、MCAi+1 のアレイ制御部CTRLi−1 、CTRLi+1 より送出される対応するメモリセルアレイが活性化されているか否かを示す信号BZi−1 、BZi+1 より、メモリセルアレイが活性化可能かどうかを判断する。詳しくは、アレイ制御信号に含まれるバンクアドレスがMCAi のバンクアドレスと一致し、かつMCAi−1 およびMCAi+1 が活性化されていない場合に、MCAi は活性化可能となる。メモリセルアレイMCAi が活性化可能と判断されると、アレイ制御部CTRLi はメモリセルアレイMCAi の任意のワード線を選択する。また、アレイ制御部CTRLi はこのワード線が十分昇圧されると、アレイ選択スイッチASW1〜ASW4 をONさせるための信号SENi を送出する。信号SENi を受けたアレイ選択スイッチASW1 〜ASW4 はメモリセルアレイMCAi のビット線対BL1 〜BL4 がセンスアンプS/A1〜S/A4 に接続されるように制御する。ビット線対BL1 、BL2 、BL3 、BL4 上の選択されたワード線によって指定されたデータがセンスアンプS/A1〜S/A4 に送出され、MCAi は活性化される。さらに、センスアンプS/A1 〜S/A4 のセンス動作が完了すると、アレイ制御部CTRLi は信号CSSi1、はCSSi2を送出しカラムスイッチCSW1、CSW2 のON、OFFを制御し、センスアンプS/A1〜S/A4 に保持されているデータのうち1つをデータ線DATA0 に送出する。従って、メモリセルアレイMCAi の、選択されたワード線上の、選択されたビット線のデータがデータ線DATA0 に、指定されたタイミングで転送されることになる。データ線DATA1 〜DATA255 についても同様にデータが送出されるので、合計256のデータ線にデータが送出される。また、メモリセルアレイが同時に複数活性化された場合も、カラムスイッチのON、OFF制御でただ1つのセンスアンプS/Aに保持されるデータをデータ線に送出される。
【0030】
次に、図2にアレイ制御部CTRLi の回路構成を示す。
【0031】
アレイ制御部CTRLi は、アレイ選択デコーダ201、ワード線制御部202、センス制御部203、ワード線デコーダ204、カラムスイッチ選択制御部205より構成される。アレイ制御信号は全てのアレイ制御部に共通に与えられる信号であり、バンクアドレス、行アドレス、カラムアドレスおよび各種タイミング信号を含む信号である。アレイ制御信号中のバンクアドレスもしくはその一部を受けて、アレイ選択デコーダ201は対応するメモリセルアレイが選択可能か否かを判断し、選択可能な場合はメモリセルアレイを活性化させるタイミングで、信号BNKiをワード線制御部202とセンス制御部203に送出する。ワード線制御部202は信号BNKiを受けて、対応するメモリセルアレイが活性化されたことを知らせる信号BZi を隣接する2つのメモリセルアレイのアレイ制御部に送出し、ワード線デコーダ204にワード線デコーダを制御する信号/RDPRCとRDACTを送出する。一方、センス制御部203は信号BNKiを受けて、ワード線デコーダ204が選択するワード線の立ち上がリが完了する期間をおいて、データをセルアレイ外に転送できる状態になったことを知らせる信号CENBi をカラムスイッチ選択制御部205に送出し、センスアンプ及びビット線のイコライズを制御する信号SENもしくはBEQをセンスアンプに送出する。ワード線制御部202とセンス制御部203の間では動作シークエンスを制御するため信号のやり取りが行われる。ワード線デコーダ204は、信号/RDPRCとRDACTを受けて行アドレスのデコードを行い、任意のワード線を選択する信号を送出する。カラムスイッチ選択制御部205は、バンクアドレスとセンス制御部203より送出される信号CEBi とを受け、対応するメモリセルアレイが選択され、しかもセンスアンプにデータが保持されている状態、所謂活性化された状態であれば、カラムスイッチを切り替えるタイミングでカラムアドレスをデコードし、カラムスイッチをON/OFFする信号を送出する。
【0032】
図3(a)にアレイ選択デコーダの詳細を示す。B0 〜B3 は4ビットのバンクアドレスでり、それぞれその反転信号と対になっており、そのいずれか一方がNANDゲート301a に入力される。従ってNANDゲート301a の入力は16通りとなり、16のバンクアドレスをデコードすることができる。すなわち、外部より与えられるバンクアドレスとアレイ制御部の対応するメモリセルアレイのバンクアドレスが一致するアレイ制御部のNANDゲート301aの入力信号は、すべて“H”となり、NANDゲート301a は“L”を送出する。信号BZi+1 、BZi−1 がどちらも“L”であればNORゲート302aは“H”となり、Matchi が立ち上がる。信号BZi+1 、BZi−1 は両隣のメモリセルアレイより送出されるメモリセルアレイが活性化されていれば“H”となる信号である。本実施例においては、センスアンプを両隣のメモリセルアレイで共有するシェアドセンス方式を用いているので、アレイ制御部CTRLi は、両隣のいずれかのセルアレイが活性化されていれば、バンクアドレスが入力されてもメモリセルアレイを活性化することができない。以上により、Matchi は対応するメモリセルアレイのバンクアドレスが入力され、かつ両隣のメモリセルアレイが活性化されていない場合に“H”となる。
【0033】
信号ACTは、アレイ制御信号に含まれるメモリセルアレイを活性化するタイミングを示す信号である。また、信号PRCはアレイ制御信号に含まれるメモリセルアレイをプリチャージ状態にするタイミングを示す信号ある。これらの信号はある一定の期間のみ"H"となるパルス信号である。NAND303a 〜306a はフリップフロップ回路を構成し、ワード線制御部202とセンス制御部203を直接制御する信号BNKi を送出する。前記Matchi 信号が"H"である時に、ACTが立ち上がるタイミングで、BNKi は"H"となる。このときメモリセルアレイは一連のセンス動作を開始する。また、前記Matchi 信号が"H"である時に、PRCが立ち上がるタイミングで、BNKi はLとなる。このときメモリセルアレイは一連のプリチャージ動作を開始する。上記2つのタイミング以外では、NAND303a 〜306a よりなるフリップフロップ回路は、その状態を保持するため、BNKi もその状態を保持する。
【0034】
図3(a)は16のメモリセルアレイよりなるブロック内で同時に1つのメモリセルアレイを活性化させる場合のアレイ選択デコーダの回路構成を示したものであり、図3(b)は同時に2つのメモリセルアレイを活性化させる場合のアレイ選択デコーダの回路構成を示している。
【0035】
ブロック内で同時に2つのメモリセルアレイを活性化させる場合、16のアレイ制御部のうち2つのアレイ制御部がメモリセルアレイを活性化させるので、NANDゲート301bの入力は8通りとなる。すなわち、外部より与えられるバンクアドレスとアレイ制御部の対応するメモリセルアレイのバンクアドレスが一部一致する2つのアレイ制御部のNANDゲート301a の入力信号は、すべて“H”となる。このようにして、図3(b)のアレイ選択デコーダによれば、2つのアレイ制御部が対応するメモリセルアレイに対して同時に活性化もしくはプリチャージ動作を行うことになる。
【0036】
図4にワード線デコーダ204の詳細を示す。図4(a)がワード線駆動信号のプリデコード回路、図4(b)が行アドレス信号変換回路、図4(c)が変換信号デコード回路、図4(d)がワード線駆動信号生成回路である。これら4つの回路によって、行アドレスのデコードを行う。以下に、これらの回路の詳細な動作を説明する。
【0037】
図4(a)のワード線駆動信号のプリデコード回路は、ワード線駆動電圧Vbootと接地電位間に直列に接続された、Pchトランジスタ401とNchトランジスタ402、403、404と、インバータによるラッチ回路405より構成され、ワード線駆動信号WLDR(0;3)とその反転信号/WLDR(0;3)を送出する。
【0038】
まず、信号/RDPRCが“L”のとき、Pchトランジスタ401がONとなりPchトランジスタ401とNchトランジスタ402の接続点はプリチャージされる。次に、この信号がHとなりPchトランジスタ401がOFFすると、パルス的に変化する信号RDACTがHとなるタイミングでNchトランジスタ404がONして、行アドレスRA0 、RA1 がデコードされる。行アドレスRA0 、RA1 はデコードされるとワード線駆動信号WLDR(0;3)とその反転信号/WLDR(0;3)に変換されて送出される。RA0 、RA1 は行アドレスのうちの2ビットであり、それぞれその反転信号と対になっており、そのいずれか一方がそれぞれNchトランジスタ402、403に入力される。また、RDACTは対応するメモリセルアレイが活性化される期間で“H”となる信号である。従って、ワード線デコード部204は対応するメモリセルアレイが活性化されるタイミング時のみ、行アドレスをデコードすることになる。
【0039】
図4(b)の行アドレス信号変換回路は、行アドレスのうちの2ビットずつを入力にもつNANDゲート406とインバータで構成される。例えば、RA2 、RA3 はその反転信号と対となっており、そのいずれか一方を入力にもつNANDゲート406は、インバータを介してPXA(0;3)を送出する。同様にして、RA4 、RA5 よりPXB(0;3)が、RA4 、RA5 よりPXB(0;3)がそれぞれ生成される。
【0040】
図4(c)の変換信号デコード回路は、図4(b)の行アドレス信号変換回路にて変換された信号PXA(0;3)、PXB(0;3)、PXC(0;3)をさらにデコードする回路である。ワード線駆動電圧Vbootと接地電位間に直列に接続された、Pchトランジスタ407とNchトランジスタ408、409、410、411と、インバータによるラッチ回路412より構成され、ワード線デコード信号の反転信号/RDC(0;63)を送出する。Nchトランジスタ408、409、410はそれぞれ、信号PXA(0;3)、PXB(0;3)、PXC(0;3)のいずれか1つずつをゲート入力に持つが、デコード動作は図4(a)のワード線駆動信号のプリデコード回路と同様である。
【0041】
図4(d)のワード線駆動信号生成回路は、Pchトランジスタ413とNchトランジスタ414、415から構成され、その出力はメモリセルアレイのワード線に接続される。図4(a)のワード線駆動信号のプリデコード回路の出力信号WLDR(0;3)、/WLDR(0;3)および、図4(c)が変換信号デコード回路の出力信号/RDC(0;63)は、Pchトランジスタ413とNchトランジスタ414、415のON/OFFを制御して、選択されたワード線に“H”を送出し、その他のワード線には接地電位を送出する。
【0042】
以上がワード線とセンスアンプの駆動系の回路である。バンクアドレスで選択されたセルアレイが、そのアレイ内で閉じた回路によって駆動されることになる。従って、ブロックを構成するメモリセルアレイは他のメモリセルアレイの状態に関わらず制御可能となる。また、メモリセルアレイの活性化状態はそのメモリセルアレイがプリチャージ状態となるまで、保持されることになる。
【0043】
図5にカラムスイッチ選択制御部205の詳細を示す。カラムスイッチ選択制御部は活性化されたセルアレイとデータをやり取りするために、データ線とセンスアンプを接続するスイッチ系の制御を行う。図5(a)はスイッチ制御信号発生回路、図5(b)はカラムアドレスプリデコード回路、図5(c)はカラムアドレスデコード回路である。
【0044】
図5(a)のスイッチ制御信号発生回路において、B0 〜B3 は4ビットのバンクアドレスであり、それぞれその反転信号と対になっており、そのいずれか一方がNANDゲート501に入力される。すなわち、外部より与えられるバンクアドレスとアレイ制御部の対応するメモリセルアレイのバンクアドレスが一致するアレイ制御部のNANDゲート501の入力信号は、すべて“H”となり、NANDゲート501は“L”を送出する。信号CENBi はセンス制御部203より送出される信号で、対応するメモリセルアレイがセンス動作を完了してデータがセンスアンプに保持されている状態で“H”となる信号である。信号ACCはカラムスイッチを制御するタイミングを決める信号である。スイッチ制御信号発生回路は、対応するメモリセルアレイのバンクアドレスが入力され、かつこのメモリセルアレイが活性化されている場合に、活性化信号ACCが“H”となるタイミングで、信号SWONi を“H”とする。このとき、対応するメモリセルアレイのカラムスイッチが動作可能状態になる。対応するメモリセルアレイメモリセルアレイのバンクアドレスが入力されていない時は信号SWONiは“L”となり、このメモリセルアレイのカラムスイッチは動作しない。また、対応するメモリセルアレイがプリチャージ状態であれば、CENBi が“L”となるので、この場合もSWONi は“L”となり、このメモリセルアレイのカラムスイッチは動作しない。
【0045】
図5(b)のカラムアドレスプリデコード回路は、カラムアドレスのうちの2ビットを入力にもつNANDゲート506とインバータで構成される。CA2 、CA3 はその反転信号と対となっており、そのいずれか一方を入力にもつNANDゲート502は、インバータを介してYA(0;3)を送出する。
【0046】
図5(c)のカラムアドレスデコード回路において、ORゲート503には図5(a)のスイッチ制御信号発生回路より送出される信号SWONi と両隣のアレイ制御部のスイッチ制御信号発生回路より送出される信号SWONi−1 が入力される。NANDゲート504には、このORゲート503の出力と図5(b)のカラムアドレスプリデコード回路の出力信号YA(0;1)とが入力され、インバータを介して、信号CSS(0;1)を送出する。同様にして、CSS(2;3)が生成される。この信号CSS(0;3)は4組のカラムスイッチのON/OFFを制御する信号である。
【0047】
それぞれのメモリセルアレイは、カラムスイッチの制御信号線を4本有する。また、本発明はセンスアンプを両隣のメモリセルアレイで共有するシェアドセンス方式を用いているので、カラムスイッチの制御信号線は2本を当該メモリセルアレイと当該メモリセルアレイの一つ手前のメモリセルアレイとが共有し、信号CSS(0;1)により制御され、残りの2本は当該メモリセルアレイと当該メモリセルアレイの1つ後のメモリセルアレイとが共有し、信号CSS(2;3)により制御されることになる。信号CSS(0;1)は、対応するメモリセルアレイのカラムスイッチが制御される時に“H”となる信号SWONi とこのメモリセルアレイと一方の隣接するメモリセルアレイのカラムスイッチが制御される時に“H”となる信号SWONi−1 により、いずれか一方のメモリセルアレイがカラムスイッチを制御する際に、YA(0;1)をデコードして、カラムスイッチの制御信号CSS(0;1)を送出する。同様にして、カラムスイッチ制御信号CSS(2;3)は、対応するメモリセルアレイと他方の隣接するメモリセルアレイいずれか一方のメモリセルアレイがカラムスイッチを制御する際に、YA(2;3)をデコードしてカラムスイッチ制御信号CSS(2;3)を送出する。
【0048】
図5(a)のスイッチ制御信号発生回路の入力に、バンクアドレスの全てのビットとすることで、複数のメモリセルアレイが活性化されていても、カラムスイッチを制御するメモリセルアレイは1つとすることができる。ブロックを構成するメモリセルアレイは別個のアドレスを有するためである。
【0049】
以上より、図2に示すアレイ制御の動作を説明してきたが、このアレイ制御部より送出される各信号によって、センスアンプ、カラムスイッチが制御され、メモリセルアレイよりデータが読み出される動作を図6を用いて詳しく説明する。図6は図1をさらに詳細に示したものである。
【0050】
メモリセルアレイMCAi はBL1 、/BL1 のように、1024対のビット線対を有する。図示していないが、このそれぞれのビット線には実際に128個のメモリセルが接続されており、1ビット線対、すなわち1センスアンプ当たりで256個のメモリセルが接続されている。センスアンプS/A1 〜S/A4 はその両側のメモリセルアレイに共有されており、どちらのメモリセルアレイと接続されるかは、アレイ選択ゲートQ1 、Q2 、Q3 、Q4 、Q5 、Q6 、Q7 、Q8 のON/OFFによって決まる。例えば、メモリセルアレイMCAi が選択されているとすると、アレイ選択スイッチ制御信号SENi がHとなり、アレイ選択ゲートQ1 、Q2 、Q3 、Q4 、Q5 、Q6 、Q7 、Q8 がONし、ビット線BL1 、/BL1 、BL2 、/BL2 、BL3 、/BL3 、BL4 、/BL4 はセンスアンプS/A1 、S/A2 、S/A3 、S/A4 に接続される。この時、メモリセルアレイMCAi−1 及びMCAi−1 は選択されないので、アレイ選択スイッチ制御信号SENi−1 およびSENi+1 がLとなり、アレイ選択ゲートQ9 、Q10、Q11、Q12、Q13、Q14、Q15、Q16はOFFしている。このようにして、選択されたメモリセルアレイのビット線対とセンスアンプが接続され、センスアンプが駆動される。
【0051】
リストア/イコライズ部R/Eは、ビット線のHレベルをきちんと読み出しセルに十分な電荷が再書き込みされるようにするとともに、プリチャージ時にビット線ペアをイコライズしセンス動作の際の基準電位を発生させるものでセンス制御回路より出力される信号BEQによって制御される。
【0052】
センスアンプS/A1 、S/A2 、S/A3 、S/A4 に確定したデータはカラムスイッチQ17、Q18、Q19、Q20、Q21、Q22、Q23、Q24によって選択され、1対のデータバスDATAに接続されて転送される。
【0053】
今、メモリセルアレイMCAi 中の、ビット線BL1 、/BL1 、BL2 、/BL2 、BL3 、/BL3 、BL4 、/BL4 上の一対のデータがデータバス線DATAに転送される場合を説明する。メモリセルアレイが選択され、図示していないがメモリセルアレイMCAi 内の任意のワード線が選択される。メモリセルアレイMCAi が選択されているので、アレイ選択スイッチ制御信号SENi が“H”となり、アレイ選択ゲートQ1 、Q2 、Q3 、Q4 、Q5 、Q6 、Q7 、Q8 がONし、ビット線BL1 、/BL1 はセンスアンプS/A1 に接続される。同様にして、BL2 、/BL2 はセンスアンプS/A2 に、BL3 、/BL3 はセンスアンプS/A3 、、BL4 、/BL4 はセンスアンプS/A4 に接続される。この時、MCAi−1 及びMCAi+1 は選択されないので、アレイ選択スイッチ制御信号SENi−1 およびSENi+1 が“L”となり、アレイ選択ゲートQ9 、Q10、Q11、Q12、Q13、Q14、Q15、Q16はOFFしている。センスアンプS/Aがセンスを完了すると、カラムスイッチ制御信号CSS(0;1)、CSS(2;3)が送出される。今、カラムアドレスによりビット線BL1 、/BL1 のデータが選ばれると、CSS0 が“H”となり、CSS1 、CSS2 、CSS3 はLとなる。カラムスイッチ制御信号CSS0 が“H”になると、カラムスイッチを構成するトランジスタQ17、Q19がONし、センスアンプS/A1 に保持されているデータが選択され、データバス対DATAに転送される。このときカラムスイッチ制御信号CSS1 、CSS2 、CSS3 は“L”となるので、トランジスタQ18、Q19、Q20、Q21、Q22、Q23、Q24はOFFする。以上のように、スイッチの制御を行い、メモリセルアレイ内の任意のデータを、データバスに取り出すことができる。
【0054】
次に、本発明のメモリシステムの実際の構成を例に、その制御方法を図面を参照に説明する。
【0055】
本発明の第1の実施例として、幅128I/Oのデータバス有するメモリシステム構成を図7に示す。このメモリシステムは、図16に示す従来のメモリシステムと同様、2つのブロック701、702から構成され、ブロックはそれぞれ別個のバンクアドレスを有する16のメモリセルアレイMCA0 〜MCA15、MCA16〜MCA31により構成される。それぞれのメモリセルアレイは256行×1024列であり、メモリシステムの全容量は8メガビットである。
【0056】
上下それぞれのブロック701、702において、16のメモリセルアレイMCA0 〜MCA15、MCA16〜MCA31とにそれぞれ接続可能なデータ線704、705がメモリセルアレイのビット線方向にそれぞれ256存在する。これらのデータ線704、705は列デコーダ706、707に接続される。また、メモリセルアレイ毎にアレイ制御部703が設けられ、図示していないがそれぞれのアレイ制御部に共通のアレイ制御信号が供給される。上下ブロックの向かい合うメモリセルアレイは同一のバンクアドレスを有するものとする。
【0057】
アレイ制御部703は、アレイ制御信号に含まれるバンクアドレスが対応するメモリセルアレイのバンクアドレスと一致したとき、このバンクアドレスと行アドレスに従って、対応するメモリセルアレイを活性化させる。例えば、MCA5とMCA21のバンクアドレスが入力されたとき、MCA5 とMCA21のアレイ制御部は、MCA5 とMCA21の任意のワード線を選択し、アレイ選択スイッチを制御して、このMCA5 ,MCA21のビット線をセンスアンプに接続する。選択されたワード線上のデータはセンスアンプに送出され、センスされる(MCA5 、MCA21が活性化される)。次に、アレイ制御部703は、アレイ制御信号に含まれるバンクアドレスが対応するメモリセルアレイのバンクアドレスと一致したとき、このバンクアドレスとカラムアドレスに従って、対応するメモリセルアレイのデータを読み出す。例えば、例えば、MCA5 とMCA21のバンクアドレスが入力されたとき、MCA5 とMCA21のアレイ制御部は、MCA5 とMCA21の任意のカラムスイッチをON/OFFし、センスアンプにセンスされているデータをデータ線704、705に送出する。データ線704、705は列デコーダ回路706、707に入力される。列デコーダ706、707はそれぞれ256のデータ線より64のデータ線を選択し、データバス708、709に接続する。(MCA5 、MCA21のデータが読み出される)。
【0058】
以上により、上下それぞれ64I/O、合計128I/Oのデータバス幅となる。
【0059】
次に、メモリセルアレイMCA5 、MCA21のデータを読み出した後、MCA13、MCA29のデータが読み出す場合を説明する。
【0060】
まず、前記手順に従ってメモリセルアレイMCA5 、MCA21のデータが読み出される。この後、メモリセルアレイMCA5 、MCA21の活性化状態は、このメモリセルアレイがプリチャージされるまで保持される。次に、メモリセルアレイMCA5 、MCA21の活性化状態に無関係に、制御部703は、アレイ制御信号に従って、対応するメモリセルアレイを活性化させる。MCA13とMCA29のバンクアドレスが入力されるので、MCA13とMCA29のアレイ制御部は、MCA13、MCA29を活性化する。この時、メモリシステムは4つの活性化されたメモリセルMCA5 、MCA13、MCA21、MCA29を有することになる。次に、アレイ制御部703は、アレイ制御信号に従って、対応するメモリセルアレイのデータを読み出す。MCA13とMCA29のバンクアドレスが入力されるので、MCA13とMCA2 9のアレイ制御部は、MCA13、MCA29のデータを読み出す。このときメモリセルアレイMCA5 、MCA21のバンクアドレスは入力されないので、MCA5 、MCA21はデータが送出されない。
【0061】
このように、メモリセルアレイ毎に設けられたそれぞれのアレイ制御部が、他のメモリセルアレイの状態に無関係に対応するメモリセルアレイの制御を行うため、異なるメモリセルアレイ間のデータ読み出し動作は、MCA5 、MCA21活性化→データ読み出し→MCA13、MCA31活性化→データ読み出しとなり、メモリセルアレイMCA5 、MCA21のプリチャージ動作は不要となる。
【0062】
また、メモリセルアレイMCA5 、MCA21のデータを読み出した後、MCA13、MCA29のデータが読み出し、その後再度、メモリセルアレイMCA5 、MCA21のデータを読み出す場合には、メモリセルアレイMCA5 、MCA21は既に活性化状態である。
【0063】
このように、メモリセルアレイ毎に設けられたそれぞれのアレイ制御部は、メモリセルアレイの活性化状態をこのメモリセルアレイがプリチャージされるまで保持することが可能であるため、再度読み出す場合の読み出し動作は、MCA5、MCA21活性化→データ読み出し→MCA13、MCA31活性化→データ読み出し→データ読み出しとなり、メモリセルアレイMCA5 、MCA21の2回目の活性化動作は不要となる。
【0064】
このように、本発明の第1の実施例のメモリシステムにおいては、隣り合わないメモリセルアレイを自由に活性化することが可能であり、従来のメモリシステムに比べて、活性化、プリチャージの回数を削減することができる。
【0065】
また、アレイ制御部のアレイ選択デコーダ回路の入力をバンクアドレスの一部のビットとすることで、同一ブロック内で同時に複数のメモリセルアレイを活性化することも可能である。このときのアレイ制御部のアレイ選択デコーダ回路は図3(b)の構成となる。
【0066】
例えば、上下それぞれのブロックにおいて2つのメモリセルアレイを同時に活性化させるとする。つまり、MCA0 、MCA8 、MCA16、MCA24が同時に活性化され、他のメモリセルアレイの組み合わせについても同様である。
【0067】
アレイ制御部703は、アレイ制御信号に含まれるバンクアドレスの一部が対応するメモリセルアレイのバンクアドレスの一部に一致したとき、このバンクアドレスの一部と行アドレスに従って、対応するメモリセルアレイを活性化させる。例えば、メモリセルアレイMCA5 、MCA13、MCA21、MCA29の一部のバンクアドレスが入力されたとき、メモリセルアレイMCA5 、MCA13、MCA21、MCA29のアレイ制御部は、メモリセルアレイMCA5、MCA13、MCA21、MCA29の任意のワード線を選択し、アレイ選択スイッチを制御して、このMCA5 、MCA13、MCA21、MCA29のビット線をセンスアンプに接続する。選択されたワード線上のデータはセンスアンプに送出され、センスされる(MCA5 、MCA13、MCA21、MCA29が活性化される)。次に、アレイ制御部703は、アレイ制御信号に含まれるバンクアドレスが対応するメモリセルアレイのバンクアドレスと一致したとき、このバンクアドレスとカラムアドレスに従って、対応するメモリセルアレイのデータを読み出す。例えば、MCA5 とMCA21のバンクアドレスが入力されたとき、MCA5 とMCA21のアレイ制御部は、MCA5 とMCA21の任意のカラムスイッチをON/OFFし、センスアンプにセンスされているデータをデータ線704、705に送出する。データ線704、705は列デコーダ回路706、707に入力される。列デコーダ706、707はそれぞれ256のデータ線より64のデータ線を選択し、データバス708、709に接続する。(MCA5 、MCA21のデータが読み出される)。このとき、MCA13、MCA29のバンクアドレスは入力されないので、MCA13、MCA29はデータが送出されない。
【0068】
また、メモリセルアレイMCA5 、MCA13、MCA21、MCA29の活性化状態を保持したままで、隣り合わないメモリセルアレイ、例えばメモリセルアレイMCA0 、MCA8 、MCA16、MCA24を活性化することも可能である。
【0069】
メモリセルアレイMCA0 〜MCA15はデータ線704を共有し、メモリセルアレイMCA16〜MCA31はそれぞれデータ線705を共有するので、上下それぞれのブロック701、702は、それぞれ256のデータ線を有する。列デコーダ706、707はそれぞれ256のデータ線より64のデータ線を選択しデータバス708に接続する。これが上下2ブロックで合計128のデータバスとなる。この時、列デコーダ706、707によって選択されるデータ線の数は、列デコーダ706、707の回路ブロック内に設けられるデータ線のI/Oバッファ回路の数によって決定される。すなわち、列デコーダ706、707より出力されるデータバスの幅を大きくすると、それぞれの出力に対して設けられるI/Oバッファ回路の数は多くなり、その専有面積は大きくなる。逆に、列デコーダ706、707より出力されるデータバスの幅を小さくすると、それぞれの出力に対して設けられるI/Oバッファ回路の数は少なくなり、その専有面積は小さくなる。
【0070】
同時に活性化されるメモリセルアレイの数は、リフレッシュサイクルの設定とカラムの深さにより決定される。同一ブロックにおいて、それぞれ2つのメモリセルアレイを同時に活性化させる場合、リフレッシュサイクルとカラムの深さは以下のようになる。2メモリセルアレイを同時にリフレッシュすることになるので、256行のメモリセルセルアレイ8個活性化する時間で、全メモリセルアレイを活性化することになる。すなわち、リフレッシュサイクルは256×8=2048リフレッシュサイクルとなる。
【0071】
また、同一ブロック内で同時に2つのメモリセルアレイが活性化されるため、1つのデータ線には8対のビット線対が接続される。カラムスイッチCSWはこの8対のビット線対の中から1対を選択してデータ線に接続する。さらに、列デコーダは4対のデータ線より1対を選択してデータバスに接続する。従って、データバスの1つのI/Oに接続されるビット線対は8×4=32となり、カラムの深さは32となる。この場合、2048行×32列×128I/Oのシステムということになる。
【0072】
このように、同時活性化させるメモリセルアレイの数を変えれば、I/O当たりの行と列の構成を変ることが可能である。例えば、それぞれ4つのメモリセルアレイを同時に活性化させる場合、リフレッシュサイクルは256×4=1024リフレッシュサイクルとなり、カラムの深さは64となる。この場合は1024行×64列×128I/Oのシステムということになる。
【0073】
次に、第2の実施例として、第1の実施例同様、幅128I/Oのデータバスのメモリシステム構成を図8に示す。このメモリシステムは、4つのブロック801〜804から構成され、ブロックはそれぞれ別個のバンクアドレスを有する8のメモリセルアレイMCA0 〜MCA7 、MCA8 〜MCA15、MCA16〜MCA23、MCA24〜MCA31により構成される。それぞれのメモリセルアレイは256行×1024行であり、メモリシステムの全容量は8メガビットである。
【0074】
4つのブロック801、802、803、804において、8つのメモリセルアレイMCA0 〜MCA7 、MCA8 〜MCA15、MCA16〜MCA23、MCA24〜MCA31とにそれぞれ接続可能なデータ線810、812、814、816がメモリセルアレイのビット線方向にそれぞれ256存在する。これらのデータ線810、812、814、816は列デコーダ806、807、808、809に接続される。また、メモリセルアレイ毎にアレイ制御部805が設けられ、図示していないがそれぞれのアレイ制御部に共通のアレイ制御信号が供給される。上下ブロックの向かい合うメモリセルアレイは同一のバンクアドレスを有するものとする。また、左右のブロックにおいて、対応する位置にあるメモリセルアレイは同一のバンクアドレスを有するものとする。
【0075】
アレイ制御部805は前述した第1の実施例のアレイ制御部703と同様に動作するので、第2の実施例においても、各ブロック内で、隣り合わないメモリセルアレイを順次活性化可能である。また、活性化状態を保持することが可能である。従って第1の実施例同様、異なるメモリセルアレイ間での読み出しの際、活性化、プリチャージ回数を減らすことができる。
【0076】
本実施例のメモリシステムのリフレッシュサイクルは、256×8=2048リフレッシュサイクルである。カラムの深さは4×8=32カラムとなる。この場合のシステムは2048行×32列×128I/Oとなり、第1の実施例において、同一ブロック内で同時に1つのメモリセルアレイを活性化させる場合と同じである。
【0077】
本実施例は第1の実施例に比べてデータバス線の長さが短くなるので、データの転送速度が早くなる。また、データバス線に接続されるメモリセルアレイの数が少なくなることから、浮遊容量による電荷の充放電が小さくなるので、駆動電流を小さくすることができる。
【0078】
本発明のメモリシステムにおいて、第1の実施例または第2の実施例で示したような1024行×64列×128I/Oまたは2048行×32列×128I/Oのいずれの構成を選択するかは、メモリ外のロジックとどのようにデータのやり取りをするかによって決まる。一般的に、DRAMにおいては、センスアンプのアクセス時間は行にくらべて、カラムの方が早いことが知られている。例えば、メモり外のロッジクからの要求がカラムの切り替えにより満足できる場合、メモリシステムは1024行×64列×128I/Oとなる構成を選び、一度に選択される行の数を少なくすることが望ましい。これに対して、メモリ外のロジックからの要求が頻繁な行の切り替えを必要とする場合、メモリシステムは2048行×32列×128I/Oとなる構成を選び、一度に選択される行の数を多くすることが望ましい。以上のように、ロジック混載のメモリシステムにおいて、メモリ外のロジック等の要求にしたがって、より適切なメモリシステムを選択することが必要となる。
【0079】
本発明の第1の実施例と第2の実施例のメモリシステムの総容量を9メガビットとした場合をそれぞれ第3の実施例、第4の実施例として説明する。第3の実施例の第1の実施例に対応したメモリセルシステムの構成を図9、図10に示す。第1の実施例の上下それぞれのブロック701、702に、新たに2メモリセルアレイずつ(MCA16とMCA17、MCA34とMCA35)、合計4メモリセルアレイを追加する。第1の実施例と第3の実施例では同時活性化されるセルアレイの位置が異なる。第1の実施例では図7に示すように、メモリセルアレイは例えばMCA0 とMCA8 とMCA16とMCA24、MCA1 とMCA9 とMCA17とMCA25、MCA2 とMCA10とMCA18MCA26、MCA3 とMCA11とMCA19とMCA27、MCA4 とMCA12とMCA20とMCA28、MCA5 とMCA13とMCA21とMCA29、MCA6 とMCA14とMCA22とMCA30、MCA7 とMCA15とMCA23とMCA31のバンク毎に活性化されるが、第3の実施例では図9に示すように、MCA0 とMCA9 とMCA18とMCA27、MCA1 とMCA10とMCA19とMCA28、MCA2 とMCA11とMCA20とMCA29、MCA3 とMCA12とMCA21とMCA30、MCA4 とMCA13とMCA22とMCA31、MCA5 とMCA14とMCA23とMCA32、MCA6 とMCA15とMCA24とMCA33、MCA7 とMCA16とMCA25とMCA34、MCA8 とMCA17とMCA26とMCA35で活性化されるようになる。
【0080】
1つのメモリセルアレイは256行×1024列なので、2メモリセルアレイで0.5メガビットの容量となることから、上下のブロック901、902にそれぞれ1メモリセルアレイMCA16、MCA34を追加して、総容量が8.5メガビットのメモリセルアレイを構成することも物理的には可能である。しかし、一般にはこのような構成はなされない。
【0081】
本実施例においては上下のブロックは同時に同一の動作をするので、以下上段ブロックの動作を例に説明し、下段ブロックの動作の説明は省略する。追加したメモリセルアレイのバンクアドレスを例えばMCA0 、MCA8 、MCA16と同じにすると、当該バンクアドレスが指定されたときのみ3つのメモリセルアレイが活性化され、それ以外のバンクアドレスが指定された場合は2メモリセルアレイが活性化されることになる。3つのメモリセルアレイが活性化されると、カラムスイッチは12対のビット線の中から1対を選びデータ線に接続し、2つのメモリセルアレイが活性化されるとカラムスイッチは8対のビット線の中から1対を選びデータ線に接続することになり、バンクアドレス毎のカラムの深さが異なることになる。同様にして、追加したメモリセルアレイMCA16のバンクアドレスを新規に設定すると、当該バンクアドレスが指定されたときのみ1つのメモリセルアレイが活性化され、それ以外のバンクアドレスが指定された場合は2メモリセルアレイが活性化されることになり、やはりバンクアドレス毎のカラムの深さが異なることになる。以上により、同時活性化されるメモリセルアレイの数に一貫性がないと、カラムの深さが変化するので、活性化されるメモリセルアレイによってカラムの深さが異なるというアドレス空間の非均一性が生じてしまう。このため、メモリセルアレイの増減は、ブロック中で同時活性化されるメモリセルアレイの数を単位として行う必要がある。これが第1の実施例で示した総容量8メガビットのメモリシステムに最少単位で容量の増加を行なった場合、メモリシステムの総容量は9メガビットとなる由縁である。
【0082】
第4の実施例の第2の実施例に対応したメモリセルシステムの構成を図10に示す。第2の実施例のそれぞれのブロック801、802、803、804に、新たに1メモリセルアレイずつ、合計4メモリセルアレイMCA8 、MCA17、MCA26、MCA35を追加する。上述したように、メモリセルアレイの増減は、ブロック中で同時活性化されるセルアレイの数を単位として行う必要があるので、この場合、それぞれのブロックで1メモリセルアレイを追加すればよい。
【0083】
以上、第3の実施例、第4の実施例から分かるように、メモリセルアレイの数を増加させても、I/Oの幅は常に一定に保つことができる。また、図示していないが、メモリセルアレイの数を減少させる場合でも、上記規則に従えば、I/Oの幅は常に一定に保つことができる。
【0084】
以下、本発明のより実際的な実施例を示す。以下で述べる実施例においてはアレイ制御部は各セルアレイごとに独立して設けるのではなく、上下のメモリセルアレイに共通に設けて上下のセルアレイはペアで活性化させることにする。この場合、制御回路を2つのメモリセルアレイで共有化するので、制御自由度は減少するが、チップ面積上は余裕を持った設計が可能となる。
【0085】
本発明の第5実施例として、128I/O、メモリ容量9メガビットのメモリシステムの構造を図11に示す。このメモリシステムは、4つのブロック1101〜1104から構成され、ブロックはそれぞれ別個のバンクアドレスを有する9のメモリセルアレイMCA0 〜MCA8 、MCA9 〜MCA17、MCA18〜MCA26、MCA27〜MCA35により構成される。それぞれのメモリセルアレイは256行×1024列であり、メモリシステムの全容量は9メガビットである。
【0086】
4つのブロック1101、1102、1103、1104において、9のメモリセルアレイMCA0 〜MCA8 、MCA9 〜MCA17、MCA18〜MCA26、MCA27〜MCA35とそれぞれ接続可能なデータ線1111、1113、1115、1117がメモリセルアレイのビット線方向にそれぞれ256存在する。これらのデータ線1111、1113、1115、1117は列デコーダ1107、1108、1109、1110に接続される。また、上下2つのメモリセルアレイ毎にアレイ制御部1105が設けられ、図示していないがそれぞれのアレイ制御部に共通のアレイ制御信号が供給される。左右のブロックにおいて、対応する位置にあるメモリセルアレイは同一のバンクアドレスを有するものとする。
【0087】
アレイ制御部1105は、基本的には前述した第1の実施例のアレイ制御部と同様に動作するので、第5の実施例においても、左右のブロック内で、隣り合わないメモリセルアレイをペアで順次活性化可能である。また、活性化状態を保持することが可能である。従って第1 の実施例同様、異なるメモリセルアレイ間での読み出しの際、活性化、プリチャージ回数を減らすことができる。
【0088】
本発明の第6の実施例として64I/O、メモリ容量8メガビットのメモリシステムの構成を図12に示す。このメモリシステムは、4つのブロック1201〜1204から構成され、ブロックはそれぞれ別個のバンクアドレスを有する8のメモリセルアレイMCA0 〜MCA7 、MCA8 〜MCA15、MCA16〜MCA23、MCA24〜MCA31により構成される。それぞれのメモリセルアレイは256行×1024行であり、メモリシステムの全容量は8メガビットである。
【0089】
2つのブロック1201、1202と、1203、1204はそれぞれデータ幅32I/OのデータバスBAS1とBAS2を共有し、全体で64I/Oのデータバスを有している。例えばブロック1201から32I/O、1203から32I/Oのデータを取り出す場合、MCA1 、MCA3 、MCA5 、MCA7 とMCA17、MCA19、MCA21、MCA23とが活性化されるとすると、MCA9 、MCA11、MCA13、MCA15、MCA25、MCA27、MCA29、MCA31も同時に活性化されるが、ブロック1202と1204のカラムスイッチはすべてOFFとなりデータ転送は行われない。逆に、ブロック1202と1204よりデータを取り出す場合は、ブロック1201と1203のカラムスイッチはすべてOFFとなる。カラムアドレスに対応して、データを送出するブロックが決定される。つまり、上下のブロックのそれぞれ対応するメモリセルアレイは上位1ビットが異なるバンクアドレスを有することになる。また、アレイ選択デコーダには前記バンクアドレスの上位1ビットを除いた全ビットが入力され、カラムスイッチ選択制御部には前記バンクアドレスの全ビットが入力される。
【0090】
例えば図中に斜線で示したメモリセルアレイMCA1 、MCA3 、MCA5 、MCA7 とMCA17、MCA19、MCA21、MCA23、MCA9 、MCA11、MCA13、MCA15、MCA25、MCA27、MCA29、MCA31が同時活性化されると、全メモリセルアレイの半分が同時活性化されることになるので、このメモリシステムの1I/O当たりのアドレス構成は256×2=512行、同時活性化される上下のブロックのメモリセルアレイがカラムアドレス1ビット分に対応するので32×4×2=256列となる。それぞれのアドレスに要するビット数は、行9ビット、列8ビットでビット数の差は1ビットとなり、行と列のアドレス構成の差を小さくすることができる。
【0091】
本発明の第7の実施例として、各メモリセルアレイを非同期に動作させるメモリシステムの構成を図13に示す。以下、複数のメモリセルアレイの組み合わせをバンクと称する。例えばメモリセルアレイMCA0 とMCA9 からバンクB0 が構成され、同様にして、B1 からB17まで合計18のバンクが構成される。それぞれのバンクは別個のバンクアドレスを有する。図中では、アレイ制御部1305、1306にそのバンクアドレスが記載されている。
【0092】
例えば、非同期に、B2 、B5 、B16が活性化されているとする。これは、アレイ制御部によって、活性化されたメモリセルアレイはプリチャージされるまで活性化状態を保持するからである。右側の2つのブロック1303、1304では1つのバンクB16、すなわちMCA25、MCA34が活性化されているので、このバンクB16から64I/Oのデータが転送される。このひとつのバンクの構成は、64I/O×256行×32列となる。一方、左側の2つのブロック1301、1302では2つのバンクB2 、B5 、すなわちMCA20、MCA29、MCA23、MCA32が活性化されているので、この2つのバンクB2 、B5 のどちらかのバンクから64I/Oのデータが転送される。どちらのバンクからデータが転送されるかは、データアクセス時にどちらのバンクを指定しているかによる。ひとつのブロック内で複数のバンクが活性化されていても、一回のアクセスでは一つのバンクからしかデータ転送は行われない。以上のように、左側の2ブロック、および右側の2ブロックから64I/Oずつ、合計128I/Oのデータが転送されることになる。この時、左側2ブロック1301、1302が共有するアレイ制御部1305に供給されるアレイ制御信号と右側2ブロック1303、1304が共有するアレイ制御部1306に供給されるアレイ制御信号は、タイミングを表わす信号のみ共通の信号で、その他アドレス信号は異なる信号となる。
【0093】
このメモリシステムのメモリの容量を拡張させる場合、それぞれのブロック1301、1302、13030、1304にメモリセルアレイMCA36、MCA37より構成されるバンクB18とMCA38、MCA39より構成されるバンクB19を追加することができる。本実施例ではそれぞれのバンクがバンクアドレスを有し、ひとつのブロック内で複数のバンクが活性化されている場合でも、バンクアドレスで指定されたひとつのバンクからデータ転送されるので、メモリの容量の拡張はバンク単位で可能となる。
【0094】
図14に第7の実施例で示したメモリシステムのバンクアクセスの各信号の関係を示す。前述した、メモリセルアレイを活性化する信号ACT、アレイをプリチャージする信号PRC、カラムスイッチを制御するタイミングを決める信号ACCとバンクアドレス、カラムアドレスと送出される出力データの関係を示している。タイミングチャート上のB0 、B1 、B2 、B3 の文字は、それぞれの信号がそれぞれのバンクを指定するために送出されていることを表わす。バンクB0 が活性化されている状態で、バンクB1 を活性化するための信号ACT1401が送出され、バンクアドレス1405で指定されるバンクB1 も活性化される。次に、バンクB0 をプリチャージするための信号PRC1402が送出され、バンクアドレス1406で指定されるバンクB0 はプリチャージ状態となる。さらに、バンクB2 を活性化するための信号ACT1403が送出され、バンクアドレス1407で指定されるバンクB2 が活性化され、続いてバンクB3 を活性化するための信号ACT1404が送出され、バンクアドレス1408で指定されるバンクB3が活性化される。これらの、それぞれの場合におけるデータアクセスの一例を以下に示す。
【0095】
バンクアドレスの斜線の部分はアドレスが有効ではない期間を表す。出力データは信号ACCから一定の時間後にその指定されたバンクから指定されたカラムアドレスのデータが出力される。例えば、バンクB0 が活性化されている状態で、バンクB0 のカラムスイッチを制御するための信号ACC1409が送出されると、バンクアドレス1415で指定されるB0 のカラムアドレスで指定されるカラムスイッチが制御されて、一定の時間後に出力データ1421が送出される。次に、バンクB1 のカラムスイッチを制御するための信号ACC1410が送出されると、先にバンクB1 が活性化されているので、バンクアドレス1416で指定されるB1 のカラムアドレスで指定されるカラムスイッチが制御されて、一定時間後に出力データ1422が送出される。次に、バンクB2のカラムスイッチを制御するための信号ACC1411が送出されると、先にバンクB2 が活性化されているので、バンクアドレス1417で指定されるB2 のカラムアドレスで指定されるカラムスイッチが制御されて、一定時間後に出力データ1423が送出される。再び、バンクB1 のカラムスイッチを制御するための信号ACC1412が送出されると、バンクB1 は活性化されたままでプリチャージ状態にはなっていないので、バンクアドレス1418で指定されるB1 のカラムアドレスで指定されるカラムスイッチが制御されて、一定時間後に出力データ1424が送出される。その後再び、バンクB2 のカラムスイッチを制御するための信号ACC1413が送出された場合も、バンクB2 は活性化されたままでプリチャージ状態にはなっていないので、一定時間後に出力データ1425が送出される。この例では、バンク間にはシェアドセンス方式によるアレイ活性化の制約がある場合は、例えばバンクB1 とB2 が隣のアレイで構成されていれば同時に活性化なされないことになり、一方のバンクからはデータ出力はない。
【0096】
以上のように、同時にいくつかのメモリセルアレイを活性化させておくことにより、別のメモリセルアレイのデータをアクセスする度毎に、それぞれのメモリセルアレイを選択し、そのセルアレイが活性化可能かどうかを判断し、判断結果によってメモリセルアレイを選択するという手順を省略することができ、カラムスイッチのON、OFFを制御するだけでデータのアクセスを行うことが可能となり、動作時間の短縮につながる。また、カラムスイッチを制御するための信号ACCをたとえばCPUのクロックと同期させることにより、ロジック混載メモリにおいて、メモリシステムとロジック回路間のデータのやり取りを容易にすることができる。
【0097】
バンクはいくつのメモリセルアレイから構成されていてもかまわないが、図15に第8の実施例として4つのメモリセルアレイからバンクが構成される場合を示す。全メモリ容量は8Mで256Kセルアレイ32個から構成される。全体は8バンク構成となり、図中に示すようにメモリセルアレイがバンクB1 からバンクB8 に割り付けられる。図中では、アレイ制御部1505にそのバンクアドレスが記載されている。メモリセルアレイのバンク割付は、センスアンプが両隣のメモリセルアレイと共有されていることにより、隣り合うメモリセルアレイは同じバンクに割付けることができないという制約がある。しかし、これ以外は自由に割り付けパターンを選ぶことができる。この場合も、前記第7の実施例同様、右側の2つのブロック1501、1502が共有するアレイ制御部1505と、左側の2つのブロック1503、1504が共有するアレイ制御部1506は、共通のタイミング信号と、異なるアドレス信号が供給される。右側の2ブロックではバンクB8 が活性化され、カラムアドレスに従って2ペアのメモリセルアレイのうちの一方から64I/Oのデータが転送される。左側の2ブロックではバンクB1 とB3 が活性化されており、4ペアのメモリセルアレイの一つからバンクアドレスによるバンク指定と、カラムアドレスに従って選択されたメモリセルアレイペアから64I/Oのデータが送出される。この場合、一つのバンクのアドレス構成は64I/O×256行×64列である。
【0098】
このように、バンク構成としてさらに複数のバンクを同時に活性化状態としておくことにより、データアクセスに要する時間を短縮することができる。本実施例の場合でも、ブロック1501と1502はメモリセルとデータをやり取りするタイミング信号のみを同期させておくことにより左右のブロックより128I/Oの出力データを得ることが可能である。
【0099】
いくつのメモリセルアレイで一つのバンクを構成するかは、バンク当たりのカラム数をいくつかにしたいかで決まる。上下一組ののメモリセルアレイで1バンクを形成した場合は、データ幅128I/Oのメモリシステムで、左右ブロックの両側に1ペアずつのメモリセルアレイを追加してメガビット単位のメモリ容量の増減を行うことも可能となる。ゆえに、Mメガビットのメモリシステムでは両ブロックにそれぞれMペアのメモリセルアレイを有することになる。これより、このメモリシステムで実現可能なアドレス構成として、行数と列数は以下のように決まる。
【0100】
行数L=256×M/m
列数C=32×m
ここでmはブロック内で同時活性化されるメモリセルアレイペア数を表し、Mの約数(1を含みMを除く)となる。
【0101】
またこのメモリシステムでバンクを構成する場合に、実現可能なバンク数は、各ブロック毎に以下のように来まる。
【0102】
バンク数B=M/m
ここでBが4以上の時にはM/mとできる。Bが3以下の時には隣のセルアレイは同時に活性状態に出来ないのでバンクを構成することは出来ない。バンク数がM/mの時でも同時に活性化できるバンクの数はM/2mまたはこれを超えない最大の整数までの数となる。これらの制限事項の範囲内で活性化するメモリセルアレイを増加すれば、データアクセスの時間は短縮される。
【0103】
【発明の効果】
メモリセルアレイの増減や、活性化するメモリセルアレイ数の増減にかかわらず、データバス幅を常に一定とすることが可能な、オーバーレイドバス構成のメモリシステムにおいて、本発明を用いることにより、複数のメモリセルアレイを隣接するメモリセルアレイとの関係により活性化、プリチャージ可能とし、活性化されたメモリセルアレイはプリチャージされるまでその活性化状態を保持することが可能となるため、メモリセルアレイからの高速読み出しが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体記憶装置のメモリセルアレイ周りの基本的な構成を示す図である。
【図2】本発明の半導体装記憶置のアレイ制御部の回路構成を示す図である。
【図3】図2に示すアレイ制御部のアレイ選択デコーダの回路構成を示す図である。
【図4】図2に示すアレイ制御部のワード線デコーダの回路構成を示す図である。
【図5】図2に示すアレイ制御部のワード線カラムスイッチ選択制御部の回路構成を示す図である。
【図6】本発明の半導体記憶装置のメモリセルアレイ周りの回路構成を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施例のメモリシステムの構成を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施例のメモリシステムの構成を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施例のメモリシステムの構成を示す図である。
【図10】本発明の第4の実施例のメモリシステムの構成を示す図である。
【図11】本発明の第5の実施例のメモリシステムの構成を示す図である。
【図12】本発明の第6の実施例のメモリシステムの構成を示す図である。
【図13】本発明の第7の実施例のメモリシステムの構成を示す図である。
【図14】本発明のメモリシステムを非同期に動作させる場合のタイミングの一例を示した図である。
【図15】本発明の第8の実施例を示すメモリシステムの構成を示す図である。
【図16】従来の半導体記憶装置のメモリセルアレイ周りの基本的な構成を示した図である。
【図17】従来のメモリシステムの構成を示す図である。
【符号の説明】
MCA1 、MCA2 、MCA3 メモリセルアレイ
MCAi−1 、MCAi 、MCAi+1 、 メモリセルアレイ
BL1 、BL2 、BL3 、BL4 、BL ビット線
CTRL1 、CTRL2 、CTRL3 アレイ制御部
CTRLi−1 、CTRLi 、CTRLi+1 アレイ制御部
S/A1 、S/A2 、S/A3 、S/A4 、S/A センスアンプ
ASW1 、ASW2 、ASW3 、ASW4 、ASW アレイ選択スイッチ
CSW1 、CSW2 、CSW カラムスイッチ
BAS、BAS0 〜BAS255 データ線
S/A1〜S/A4 センスアンプ
R/E1〜R/E8 リストア/イコライズ回路
BL1 、/BL1 〜BL4 、/BL4 ビット線対
DATA データ線対

Claims (7)

  1. それぞれ異なるバンクアドレスを有する少なくとも3つのメモリセルアレイに分割されている複数のメモリブロックと、
    前記メモリセルアレイそれぞれの両側に設けられ、前記メモリセルアレイ相互間のものは両隣のメモリセルアレイに共有される複数のセンスアンプと、
    それぞれが少なくとも3つの前記メモリセルアレイに共有され、前記センスアンプからのデータが供給される複数のデータバスと、
    記メモリセルアレイのそれぞれに対応して設けられ、前記メモリセルアレイを活性化する複数のアレイ制御部と、
    記複数のデータバスと並列に設けられ、バンクアドレス信号を含むアレイ制御信号が供給されるアレイ制御バスとを具備し、
    記アレイ制御部のそれぞれは、前記アレイ制御バスを介して供給される前記アレイ制御信号を受け取るとともに、両隣のメモリセルアレイのアレイ制御部と前記メモリセルアレイが活性化されているか否かを示す信号を授受し、前記アレイ制御信号に含まれるバンクアドレス信号が各メモリセルアレイの有する前記バンクアドレスと一致し、両隣のメモリセルアレイが活性化されていない場合、対応するメモリセルアレイを活性化する半導体記憶装置。
  2. それぞれ異なるバンクアドレスを有する少なくとも3つのメモリセルアレイに分割されている複数のメモリブロックと、
    前記メモリセルアレイそれぞれの両側に設けられ、前記メモリセルアレイ相互間のものは両隣のメモリセルアレイに共有される複数のセンスアンプと、
    それぞれが少なくとも3つの前記メモリセルアレイに共有され、前記センスアンプからのデータが供給される複数のデータバスと、
    記複数のデータバスと並列に設けられ、バンクアドレス信号を含むアレイ制御信号が供給されるアレイ制御バスと、
    前記複数のメモリセルアレイのそれぞれに対応して設けられ、それぞれ前記バンクアドレス信号を判別するデコーダを有する複数のアレイ制御部とを具備し、
    記アレイ制御部のそれぞれは、前記アレイ制御バスを介して前記アレイ制御信号を受け取るとともに、両隣のメモリセルアレイのアレイ制御部と前記メモリセルアレイが活性化されているか否かを示す信号を授受し、両隣のメモリセルアレイが活性化されていない場合、前記バンクアドレス信号と一致する前記バンクアドレスを有する前記メモリセルアレイを活性化する半導体記憶装置。
  3. 前記アレイ制御信号は前記アレイ制御バスを介して前記複数のアレイ制御部に共通に供給されている請求項1乃至2記載の半導体記憶装置。
  4. 前記複数のメモリセルアレイは前記複数のデータバスと共にマトリックス状に配設されていることを特徴とする請求項1乃至3記載の半導体記憶装置。
  5. 前記複数のアレイ制御部は前記複数のデータバスの方向に並んで配設されていることを特徴とする請求項1乃至4記載の半導体記憶装置。
  6. 前記複数のデータバスと直交して接続されているグローバルバスをさらに具備する請求項1乃至5記載の半導体記憶装置。
  7. 前記複数のメモリセルアレイは前記複数のデータバスの方向に並んで配設されていることを特徴とする請求項1乃至6記載の半導体記憶装置。
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