JP3883734B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、毛髪化粧料、詳しくは整髪性に優れるアクリル系共重合体を含有する毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
整髪用に用いられるポリマーとしては、第4級アンモニウム部を親水成分とする共重合体であるカチオン性ポリマー(特開平7−97308号、特開平9−2921号公報等)、カルボキシベタイン部、または第4級アンモニウム部及びアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸等のビニルカルボン酸の中和物を親水成分とする共重合体である両性ポリマー(特開昭61−258804号、特開平2−300110号等)、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸等のビニルカルボン酸の中和物を親水成分とする共重合体であるアニオン性ポリマー(特開昭49−14647号、特開平3−206023号公報等)、ビニルピロリドン等を親水成分とする共重合体であるノニオン性ポリマーが知られており、広く使用されている。しかしながら、これらのポリマーは整髪性(セット性)に優れるが、光沢や艶の点で不十分である。
【0003】
一方、流動パラフィン等の不揮発性炭化水素油、ひまし油やオリーブ油等の動植物油は髪に軽やかな感触や水に濡れたような優れた艶を与えると同時に、髪を整える目的でよく整髪料に添加され、使用されている。しかしながら、これら油性成分は再整髪性はあるものの、セットポリマーとの比較に於いてカール保持力が低い。
【0004】
このため、セットポリマーに油性成分を混合使用して、セット性を持たせると共に艶や光沢を与える試みが行われている(特開平6−135823号公報等)。しかしながら、上記カチオン性ポリマー、アミンオキサイド系両イオン性ポリマー、アニオン性ポリマー及びノニオン性ポリマーはいずれも油性成分との相溶性が劣るため、併用使用した場合には、液の不均一化、分離等の問題があった。
【0005】
例えば、特開平6−135823号公報には、両性ポリマーと油性成分を含有する毛髪化粧料が開示されているが、両イオン性単量体単位成分が多いため、一般には流動パラフィンとは均一な処方系は作りにくく、使用時には毛髪上で油剤とポリマーが分離し、セット保持力等の面で望ましい効果が得られないという問題があった。又、グリセリン等を使用していたため耐湿性が劣るという点でも好ましくない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、毛髪化粧料として毛髪に塗布した時、油性成分を単独使用した場合より、整髪性及び整髪後の保持力に優れた性能を有すると同時に、手触り感触に於いて油性感を減少させる性能を有する毛髪化粧料を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の毛髪化粧料は、下記の(A)成分および(B)成分を含有し、かつ、(A)成分が(B)成分に溶解していることを特徴とする毛髪化粧料である。
(A)(a)炭素数12〜30の飽和または不飽和の脂肪族炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステル由来の単位、(b)カチオン性不飽和単量体、アニオン性不飽和単量体、アミンオキサイド系 不飽和単量体およびノニオン性不飽和単量体から選ばれる親水性不飽和単量体由来の単位、並びに(c)上記(a)の(メタ)アクリル酸エステル由来の単位及び上記(b)の親水性不飽和単量体由来の単位以外の不飽和単量体由来の単位から成り、(c)の含有量が0〜30重量%であり、かつ(a)と(b)の合計に対する(a)の割合が55〜95重量%、(b)の割合が5〜45重量%である、重量平均分子量5,000〜500,000のアクリル系共重合体。
(B)(d)不揮発性炭化水素および(e)動植物油から選ばれる毛髪処理剤用油性成分。
【0008】
ここで、(A)成分を0.1〜20重量%含有するのが好ましい。また、(B)成分を0.1〜99.5重量%含有するのが好ましい。
【0009】
さらに、(b)カチオン性不飽和単量体、アニオン性不飽和単量体、アミンオキサイド系両イオン性不飽和単量体およびノニオン性不飽和単量体から選ばれる親水性不飽和単量体由来の単位は、カチオン性不飽和単量体由来の単位、アミンオキサイド系両イオン性不飽和単量体由来の単位またはアニオン性不飽和単量体由来の単位であるのが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
(A)アクリル系共重合体
この発明で(A)成分として使用する、アクリル系共重合体とは(a)炭素数12〜30の飽和または不飽和の脂肪族炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステル由来の単位と、(b)カチオン性不飽和単量体、アニオン性不飽和単量体、アミンオキサイド系両イオン性不飽和単量体およびノニオン性不飽和単量体から選ばれる不飽和単量体由来の単位、及び必要に応じて(c)他の重合性不飽和単量体由来の単位を含有する共重合体である。ここで、(メタ)アクリル酸とはメタクリル酸とアクリル酸の総称である(以下同じ)。
【0011】
炭素数12〜30の飽和または不飽和の脂肪族炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステル由来の単位は、該脂肪族炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルを単量体として用いることにより共重合体に導入されることが普通である。
(a)炭素数12〜30の飽和または不飽和の脂肪族炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステル、すなわち、炭素数12〜30の飽和または不飽和の脂肪族炭化水素基に対応するヒドロキシ化合物の(メタ)アクリル酸エステルの例としては、ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、セチル(メタ)アクリレート、パルミチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ベヘニル(メタ)アクリレート等が挙げられる。炭素数12〜30の飽和または不飽和の脂肪族炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステル由来の単位のポリマー中の割合は55〜95重量%である。55%未満になると、炭化水素系油、動植物油やエステル油に溶解しにくくなるので、好ましくない。また95%を越えると、必然的に(b)親水性不飽和単量体由来の単位の割合が5%未満となり、シャンプーを使用したとしても髪から流れ落ちにくくなり、洗髪性等に問題を生じる。
【0012】
(b)カチオン性不飽和単量体、アニオン性不飽和単量体、アミンオキサイド系両イオン性不飽和単量体およびノニオン性不飽和単量体から選ばれる親水性不飽和単量体由来の単位は、例えば、対応する親水性不飽和単量体を用いることにより共重合体に導入される。
前記親水性不飽和単量体とは、水に均一に溶解する不飽和単量体であり、好ましくは水に対する溶解度(25℃)が5重量%以上の不飽和単量体である。
これらの中ではカール保持力の点でアニオン系不飽和単量体由来の単位が好ましく、また、毛髪との親和性の点でカチオン性不飽和単量体由来の単位またはアミンオキサイド系両イオン性不飽和単量体由来の単位が好ましい。
【0013】
アニオン性不飽和単量体の例としては、例えば、(i)(メタ)アクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸等の不飽和カルボン酸単量体またはその無水物、(ii)多塩基酸無水物、就中二塩基酸無水物(例えば無水コハク酸、無水フタル酸等)とヒドロキシ低級(C1〜C4)アルキル(メタ)アクリレート、例えば、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等のヒドロキシ基含有(メタ)アクリレートとのハーフエステル、(iii)スチレンスルホン酸、スルホエチル(メタ)アクリレート等のスルホン酸基を有する不飽和単量体、(iv)アシッドホスホキシエチル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−アシッドホスホキシプロピル(メタ)アクリレート等のリン酸基を有する単量体がある。この中では(メタ)アクリル酸が容易に入手できて有用である。
【0014】
これらアニオン性単量体は、酸のままもしくは部分中和または完全中和して使用することができ、あるいは共重合後にアニオン性単量体由来の単位の酸を部分中和または完全中和する事ができる。中和に使用する塩基として、具体例を挙げれば、例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物、モノ、ジ、もしくはトリエタノールアミン、モノ、ジ、もしくはトリアルキルアミン、アミノエチルプロパノール等があるが、これらの中では、油剤に対する可溶性から少なくとも一つがアルキル基の炭素数が12以上であるアルキルアミン化合物が好ましい。このようなアミンにはジメチルミリスチルアミン、ジメチルステアリルアミン、メチルジラウリルアミン等が挙げられる。
【0015】
カチオン性不飽和単量体の例としては、例えば、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート等、またはジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド等の(メタ)アクリル酸誘導体、あるいは(メタ)アクリルアミド誘導体、およびこれらの乳酸等による中和物、あるいは塩化メチル、塩化エチル、塩化ブチル、塩化ベンジル、臭化メチル、沃化エチル等のハロゲン化アルキルまたはハロゲン化アラルキルによる変性物、あるいはモノクロロ酢酸エチル、モノクロロプロピオン酸メチル等のハロゲン化脂肪酸エステルによる変性物、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸等のジアルキル硫酸による変性物、等が挙げられる。
これらの中では塩化ブチル等の炭素数4以上のハロゲン化アルキルまたはハロゲン化アラルキル変性物が油溶性の点で有効である。
【0016】
これらのカチオン性不飽和単量体は、上述の単量体の形で共重合に供することもできるが、また別法としてその前駆体の形で共重合させ、次にいわゆる変性化剤でカチオン化することもできる。例えば、前駆体であるジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートの形で共重合に供し、次に変性剤(塩化メチル、ジエチル硫酸等)を加えてカチオン化することも可能である。
【0017】
アミンオキサイド系両イオン性不飽和単量体の例としては、例えば、前述の(メタ)アクリル酸のアミン誘導体および(メタ)アクリルアミドのアミン誘導体たとえばジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートおよびジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミドの過酸化水素による変性物がある。
これらのアミンオキサイド系両イオン性不飽和単量体は、前述のカチオン性不飽和単量体と同様に、上述のアミンオキサイド系両イオン性不飽和単量体の形で共重合してもできるが、また別法としてその前駆体の形で共重合させ、次にいわゆる変性剤で両性化することもできる。
【0018】
ノニオン性不飽和単量体の例としては、例えば、(メタ)アクリル酸メトキシポリエチレングリコール、(メタ)アクリル酸メトキシポリエチレングリコール・ポリプロピレングリコール等のポリエーテル基を有する単量体、あるいはN−ビニルピロリドン等ピロリドン環を有する単量体、あるいは(メタ)アクリルアミド、N−オクチル(メタ)アクリルアミド等のアミド基を有する単量体がある。この中でもポリエーテル基を有する(メタ)アクリル酸メトキシポリエチレングリコールが油溶性の点で有効である。
【0019】
これらの(b)親水性単量体由来の単位の割合は、共重合体中の(a)と(b)の合計を100重量%として5〜45重量%の範囲である。5重量%未満であると洗髪性に問題があり、45重量%を越えると油に溶解することが困難となる。
【0020】
本発明の(A)アクリル系共重合体には、(B)毛髪処理剤用油性成分に対する溶解性を損なわない範囲でその他の重合性不飽和単量体由来の単位を含有してもよい。
(c)その他の重合性不飽和単量体の具体例を挙げれば、ブトキシ(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート等の疎水性(メタ)アクリル誘導体、スチレン、ビニルトルエン等の芳香族系不飽和単量体、酢酸ビニル等のビニルエステル、等がある。
【0021】
共重合体中のその他の重合性不飽和単量体由来の単位は、共重合体全体に対して0〜30重量%であって、必須成分ではない。また添加量はそれぞれの重合性不飽和単量体によって油溶性に悪影響を及ぼさない範囲に限定される。
【0022】
不飽和単量体の共重合は、塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重合法等の公知のラジカル重合法により実施できる。
好ましい重合法は製造の容易さの点から溶液重合法であり、具体的には、たとえば、各単量体を溶媒に溶解し、重合開始剤を添加し、窒素気流下に加熱攪拌することからなる方法によって行う。
【0023】
溶媒はエタノール、アセトン、酢酸エチル、揮発性イソパラフィン等の有機溶媒が好適に用いられる。使用に際しては、必要に応じてこれらの溶媒を留去した後、生成共重合体を不揮発性炭化水素油、動植物油等に溶解しても良く、上記重合に使用した溶媒が最終化粧料組成物の中に混合しても問題なければ、重合後の溶液の形でこれら不揮発性炭化水素、動植物油に溶解しても良い。あるいは、重合反応に問題なければ、これら不揮発性炭化水素、動植物油を重合溶媒として使用しても良い。但し、動植物油の中には二重結合を有する場合があり、その場合には、当該動植物油は重合反応に関与する可能性があるから、そのような動植物油を使用する場合には注意が必要となる。
【0024】
重合開始剤は過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル等の過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスバレロニトリル等のアゾ化合物が好ましい。
単量体はその全種類および全量を重合当初から存在させても良く、滴下等の手段を用いて分割添加しても行うこともできる。溶媒使用量は通常ポリマー濃度が10〜65重量%の範囲内で行うのが好ましい。
単量体の仕込み量は生成共重合体の組成が所定値となるように重合率を考慮して決めればよい。当然ながら重合率が100%になれば単量体仕込量は共重合体組成と同一となる。
【0025】
アクリル系共重合体の分子量は、開始剤の種類および量、重合温度、溶媒の種類、重合反応時の単量体濃度、一括、分割あるいは滴下添加の選択、連鎖移動剤の使用等の重合条件を適宜選択することにより任意のレベルとすることができる。アクリル系共重合体の分子量は5,000〜500,000であり分子量が5,000以下であると、油性成分に溶解してもセット性等の効果が薄く、また500,000を越えると油性成分と併用した場合、ポリマーが不溶化する。
【0026】
(B)毛髪処理剤用油性成分
毛髪処理剤用油性成分は、以下の(d)不揮発性炭化水素および(e)動植物油の少なくとも1種から選ばれる。(d)不揮発性炭化水素油としてはパラフィン系とナフテン系とがあるが、流動パラフィン、流動イソパラフィン、スクワラン、スクワレン等が挙げられる。また(e)動植物油としてはひまし油、硬化ひまし油、オリーブ油、ツバキ油等の植物油、ミンク油、卵黄油等の動物油が挙げられる。
これらの内、流動パラフィン、ひまし油、オリーブ油等が化粧品基材に好適に使用される。
【0027】
前記のようにして得られたアクリル系共重合体(A)は毛髪処理剤用油性成分(B)に溶解して用いられる。溶解する際、アクリル系共重合体(A)を合成するときに用いた溶媒を乾燥等で除いた後に溶解しても良く、アクリル系共重合体(A)を合成するときに用いた溶媒が毛髪化粧料の性能に問題なければ、溶液のまま毛髪処理剤用油性成分(B)に溶解しても良い。
【0028】
ここでの溶解とは、1重量%溶液、好ましくは10重量%溶液が1cmセルを用いて550nmで透過率80%以上を有する均一透明液体でポリマー又は油性成分が分離析出しない状態を言う。
【0029】
毛髪化粧料中には上記アクリル系共重合体(A)が0.1〜20重量%、油性成分(B)が0.1〜99.5重量%使用され、アクリル系共重合体(A)と油性成分(B)との比は(A):(B)=2:1〜1:100の割合で溶解した溶液として用いられる。この比が2:1より油性成分が少ないと溶液の粘度が高く、使用しにくい。また1:100より油性成分が多いとアクリル系共重合体の添加効果が少なくなる。
【0030】
本発明の毛髪化粧料組成物は、アクリル系共重合体(A)と油性成分(B)のみを必須成分とし、他の成分を必須成分としないので、目的に応じて所望の添加剤を適宜加えることで、任意の剤型の化粧料として用いることができる。例えば、各種添加剤を加えてヘアリキッド、ヘアミスト(ノンガススプレー)、ヘアクリーム、ヘアローション、ゲル状整髪料、泡状整髪料等にすることができる。
更に、同様の理由から、噴射剤とともに封入してエアゾールスプレーとすることもできる。前記噴射剤としては、プロパン、ブタン、およびイソブタンを主成分とする液化石油ガス、ジメチルエーテルおよび炭酸ガス、窒素ガス等の圧縮ガスの単独またはそれらの混合物を用いることができる。
【0031】
本発明の毛髪化粧料組成物にはアクリル系共重合体(A)と油性成分(B)の必須成分の他に一般の化粧料に用いられる成分を、本発明の効果を損なわない量的質的範囲内で配合することができる。例えば、両性界面活性剤、カチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、エステル類、脂肪酸、高級アルコール、シリコーン誘導体、染料、色素、顔料、香料、防腐剤、キレート剤、有機酸、紫外線吸収剤、水、エタノール等の親水性有機溶媒、グリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール等の保湿剤、殺菌剤、蛋白質誘導体、ビタミン類等が挙げられる。また、本発明の毛髪化粧料には他のセット性のポリマーを必要に応じて使用することも、本発明の効果を損なわない量的質的範囲で使用可能である。これらのセット性ポリマーはアニオン性、カチオン性、両性、ノニオン性のポリマーで本質的には本発明のアクリル系共重合体が油性成分に溶解した溶液とは分離した状態、例えばエマルジョンのような形態で使用される。
【0032】
【実施例】
以下の実験例は、本発明をより具体的に説明するためのものである。尚、製造例中の部および%は重量基準で、実施例中の部および%は有効成分換算した重量基準で表す。
【0033】
<製造例1>
還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素導入管、および攪拌装置を取り付けた五つ口フラスコにイソパラフィン系溶媒(エクソン社:アイソパーG):100部を入れ、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル(以下AIBNと略す):0.6部を加えて、窒素気流下80℃まで加熱した後、アクリル酸:10部、ステアリルメタクリレート:90部をアイソパーG:100部に溶解したモノマーを2時間にわたり滴下して添加した。滴下終了後、AIBN:0.2部を添加し、さらに80℃で6時間反応を続けた。反応終了後、アクリル酸の95モル%に相当するジメチルミリスチルアミン:30.9部を添加して中和反応を行った。
【0034】
次いで80℃、減圧下にてアイソパーGを留去して乾固した後、ポリマー濃度が10重量%になるよう流動パラフィンを加え再溶解した場合、透過率95%を有する透明で均一なポリマー溶液を得た。このようにして得られたポリマー溶液を「P−1」とする。
尚、中和前のポリマーの分子量を、ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)で測定したとき、ポリマーの重量平均分子量は54,000であった。
【0035】
<製造例2>
製造例1と同様の五つ口フラスコにアイソパーG:133部、ジメチル−2,2′−アゾビス(2−メチルプロピオネート):1.2部を仕込み、窒素気流下80℃まで加熱した後、ジメチルアミノエチルメタクリレート:30部、ベヘニルメタクリレート:70部をアイソパーG:100部に溶解した溶液を2時間かけて滴下して添加した。滴下終了後、更にジメチル−2,2′−アゾビス(2−メチルプロピオネート):0.6部を加え、80℃にて更に6時間重合反応を行った。重合反応終了後、ジメチルアミノエチルメタクリレートの98モル%に相当する35重量%過酸化水素水:18.2部を4時間かけて滴下し、添加した。更に80℃にて16時間変性反応を行い、N−オキサイド変性ポリマーを得た。
【0036】
次いで80℃、減圧下にてアイソパーGを留去して乾固した後、ポリマー濃度が10重量%になるようひまし油を加え再溶解した場合、透過率92%を有する透明で均一なポリマー溶液を得た。このようにして得られたポリマー溶液を「P−2」とする。
尚、変性前のポリマーの分子量を、GPCにて測定したとき、ポリマーの重量平均分子量は38,000であった。
【0037】
<製造例3>
製造性1と同様の五つ口フラスコにアイソパーG:133部、ジメチル−2,2′−アゾビス(2−メチルプロピオネート):1.2部を仕込み、窒素気流下80℃まで加熱した後、ジメチルアミノエチルメタクリレート:30部、ベヘニルメタクリレート:70部をアイソパーG:100部に溶解した溶液を2時間かけて滴下して添加した。滴下終了後、更にジメチル−2,2′−アゾビス(2−メチルプロピオネート):0.6部を加え、80℃にて更に6時間重合反応を行った。重合反応終了後、ジメチルアミノエチルメタクリレートの95モル%に相当する塩化ブチル:16.8部を4時間かけて滴下し、添加した。更に80℃にて16時間変性反応を行い、カチオン化変性ポリマーを得た。
【0038】
次いで80℃、減圧下にてアイソパーGを留去して乾固した後、ポリマー濃度が10重量%になるようオリーブ油を加え再溶解した場合、透過率96%を有する透明で均一なポリマー溶液を得た。このようにして得られたポリマー溶液を「P−3」とする。
尚、変性前のポリマーの分子量を、GPCにて測定したとき、ポリマーの重量平均分子量は40,000であった。
【0039】
<製造例4(比較例)>
製造例1と同様の五つ口フラスコにエタノール:100部、ジメチルアミノエチルメタクリレート:40部、メチルメタクリレート:40部、ブチルメタクリレート:20部、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル:0.6部を仕込み、窒素気流下で沸点まで加熱した。沸点に達した後、そのままで8時間重合反応を継続した。重合反応後、ジメチルアミノエチルメタクリレートと等量の塩化ブチル:23.5部を5時間かけて滴下した。さらに80℃にて16時間変性反応を行い、次いで80℃、減圧下にてエタノールを留去して乾固した後、ポリマー濃度が10重量%になるよう流動パラフィン、ひまし油、オリーブ油を加え再溶解した場合、いずれもポリマーが析出し、均一溶液は得られなかった。
尚、変性前のポリマーの分子量を、GPCにて測定したとき、ポリマーの重量平均分子量は70,000であった。
【0040】
<製造例5(比較例)>
製造例1と同様の五つ口フラスコにエタノール:100部、ジメチルアミノエチルメタクリレート:60部、ラウリルメタクリレート:20部、ステアリルメタクリレート:20部、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル:0.6部を仕込み、窒素気流下で沸点まで加熱した。沸点に達した後、そのままで8時間重合反応を継続した。重合反応後、ジメチルアミノエチルメタクリレートの98モル%に相当する35重量%過酸化水素水:36.3部を4時間かけて滴下した。さらに80℃にて16時間変性反応を行い、次いで80℃、減圧下にてエタノールを留去して乾固した後、ポリマー濃度が10重量%になるよう流動パラフィン、ひまし油、オリーブ油を加え再溶解した場合、いずれもポリマーが析出し、均一溶液は得られなかった。
尚、変性前のポリマーの分子量を、GPCにて測定したとき、ポリマーの重量平均分子量は90,000であった。
【0041】
製造例1〜5について、製造条件および結果を表1に示す。
【表1】
Figure 0003883734
【0042】
<実施例1>
フォーム用エアゾール <(A):(B)=1:9>
(1)P−1ポリマー溶液(10重量%流動パラフィン溶液) 20.0部
(2)ポリオキシエチレン(12モル付加)
ラウリルエーテル 1.0部
(3)エチルアルコール 10.0部
(4)精製水 残 量
(5)液化石油ガス 8.0部
製法
(1)、(2)、(3)、(4)を混合した原液を缶に充填後、(5)の噴射ガスを充填し、フォーム状エアゾールを作成した。
本発明品を評価したところ、艶やウエット感に優れるばかりではなく、整髪性にも優れ、かつポリマーを含まない流動パラフィンのみを使用したケースと比較して、整髪後の保持力に優れていた。
【0043】
<実施例2>
ヘアオイル <(A):(B)=1:29.3>
(1)P−2ポリマー溶液(10重量%ひまし油溶液) 33部
(2)流動パラフィン 33部
(3)スクワラン 34部
(4)香料 適 量
製法
(1)、(2)、(3)を常温で攪拌しながら、(4)を加え、混合する。
本発明品を評価したところ、髪に光沢と油性感を与え、くせ毛直しや整髪性に優れ、かつこれまでのヘアオイルと比較し、整髪後の保持力にも優れていた。
【0044】
<実施例3>
セットローション <(A):(B)=1:9>
(1)ポリオキシエチレン(24モル付加)
コレステロール 3部
(2)P−3ポリマー溶液(10重量%オリーブ油溶液) 10部
(3)両性高分子溶液
(三菱化学(株)製ユカフォーマー301;30%溶液) 10部
(4)エタノール 15部
(5)水 残 部
製法
(5)に(1)、(3)、(4)を溶解し、(2)を混合し、攪拌する。
本発明品を評価したところ、艶、ウエット感を付与し、べたつきが少なく、セット保持力に優れた毛髪化粧料であった。
【0045】
<実施例4>
ヘアクリーム <(A):(B)=1:9>
(1)P−1ポリマー溶液(10重量%流動パラフィン溶液) 20部
(2)ステアリン酸 0.5部
(3)セタノール 1部
(4)POE(5)セチルエーテル 2部
(5)POE(15)セチルエーテル 2部
(6)ジメチルシリコーン
(東レダウコーニング:SH200−100CS) 1部
(7)水 残部
製法
(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)を加熱(70℃)溶解し、混合しながら(7)を加える。
本発明品を評価したところ、艶、ウエット感を付与し、べたつきが少なく、整髪性及び整髪後の保持力に優れた毛髪化粧料であった。
【0046】
<実施例5>
リンスオフコンデショナー <(A):(B)=1:9>
(1)P−3ポリマー溶液(10重量%オリーブ油溶液) 3部
(2)POE(2)セチルエーテル 1.5部
(3)セタノール 3部
(4)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 3部
(5)水 残部
(6)プロピレングリコール 1部
製法
(1)、(2)、(3)、(4)を加熱(70℃)溶解し、混合しながら(5)、(6)を加える。
本発明品を評価したところ、艶、ウエット感を付与し、べたつきが少なく、セット保持力に優れた毛髪化粧料であった。
【0047】
<比較例1>
ヘアクリーム<(A):(B)=0:16>
(1)流動パラフィン 16部
(2)ステアリン酸 0.5部
(3)セタノール 1部
(4)POE(5)セチルエーテル 2部
(5)POE(15)セチルエーテル 2部
(6)ジメチルシリコーン
(東レダウコーニング:SH200−100CS) 1部
(7)製造例4の40%ポリマーエタノール溶液 5部
(8)水 残部
製法
(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)を加熱(70℃)溶解し、混合しながら(7)、(8)を加える。
本組成物を評価したところ、実施例4に比較し、艶、ウエット感はあるものの、べたつきが強く、整髪後の保持力も不十分であった。
【0048】
<比較例2>
ヘアクリーム<(A):(B)=0:16>
(1)流動パラフィン 16部
(2)ステアリン酸 0.5部
(3)セタノール 1部
(4)POE(5)セチルエーテル 2部
(5)POE(15)セチルエーテル 2部
(6)ジメチルシリコーン
(東レダウコーニング:SH200−100CS) 1部
(7)製造例5の40%ポリマーエタノール溶液 5部
(8)水 残部
製法
(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)を加熱(70℃)溶解し、混合しながら(7)、(8)を加える。
本組成物を評価したところ、実施例4に比較し、光沢、ウエット感はあるものの、べたつきが強く、整髪後の保持力も不十分であった。
【0049】
実施例1〜5で得られた本発明品と、比較例1、2で得られたものについての各評価項目における評価を表2に示す。尚、各評価項目における評価方法を以下に示す。
【0050】
1.艶、ウエット感、べたつき
パーマ処理にてカールさせた23cm、2g毛髪に、実施例1〜5、比較例1〜2にて作成した化粧料組成物を塗布乾燥した後、23℃/60%RH条件下に放置した毛髪を試験片とする。
<艶>
目視にて評価する。
○:艶がある
△:艶が劣る
×:艶がない
<ウエット感>
目視にて評価する。
○:ウエット感がある
△:ウエット感が劣る
×:ウエット感がない
<べたつき>
指覚にて評価する。(指先で触れて感触を評価する。)
○:べたつきがない
△:べたつきが若干ある
×:べたつきがある
【0051】
2.整髪性
パーマ処理にてカールさせた23cm、2g毛髪に、実施例1〜5、比較例1〜2にて作成した化粧料組成物を塗布し、櫛で毛髪を解かし自然乾燥させた場合の、毛髪の纏まり易さを整髪性として評価する。
○:纏まりがある
△:纏まりが劣る
×:纏まりがない
【0052】
3.カール保持力
23cm、2gのくせのない毛髪に、実施例1〜5、比較例1〜2にて作成した化粧料組成物を塗布し、ただちに直径2cmのカーラーに巻き乾燥させる。次に、カーラーからはずした毛髪を、23℃/60%RHの恒温恒湿機に吊るし、3時間後の毛髪の伸びを測定し次式に代入しカール保持力(%)を求めた。
カール保持力(%)=((L−Lt)/(L−Lo))×100
L :23cm
Lo:カーラーからはずした直後の長さ(cm)
Lt:3時間後の長さ(cm)
【0053】
【表2】
Figure 0003883734
【0054】
【発明の効果】
本発明の毛髪化粧料組成物は、毛髪に対してべたつき感が少なく、艶、ウエット感を付与し、整髪後の保持性に優れたものである。
また、任意の剤型の毛髪化粧料として、幅広い用途に適用することができる。

Claims (8)

  1. 下記の(A)成分および(B)成分を含有し、かつ、(A)成分が(B)成分に溶解していることを特徴とする毛髪化粧料。
    (A)(a)炭素数12〜30の飽和または不飽和の脂肪族炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステル由来の単位、(b)カチオン性不飽和単量体、アニオン性不飽和単量体、アミンオキサイド系 不飽和単量体およびノニオン性不飽和単量体から選ばれる親水性不飽和単量体由来の単位、並びに(c)上記(a)の(メタ)アクリル酸エステル由来の単位及び上記(b)の親水性不飽和単量体由来の単位以外の不飽和単量体由来の単位から成り、(c)の含有量が0〜30重量%であり、かつ(a)と(b)の合計に対する(a)の割合が55〜95重量%、(b)の割合が5〜45重量%である、重量平均分子量5,000〜500,000のアクリル系共重合体。
    (B)(d)不揮発性炭化水素および(e)動植物油から選ばれる毛髪処理剤用油性成分。
  2. (A)成分を0.1〜20重量%含有することを特徴とする請求項1に記載の毛髪化粧料。
  3. (B)成分を0.1〜99.5重量%含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の毛髪化粧料。
  4. (A)成分と(B)成分の重量比が(A):(B)=2:1〜1:100であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の毛髪化粧料。
  5. (b)親水性不飽和単量体由来の単位がカチオン性不飽和単量体由来の単位であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の毛髪化粧料。
  6. (b)親水性不飽和単量体由来の単位がアミンオキサイド系 不飽和単量体由来の単位であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の毛髪化粧料。
  7. (b)親水性不飽和単量体由来の単位がアニオン性不飽和単量体由来の単位であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の毛髪化粧料。
  8. アニオン性不飽和単量体由来の単位が炭素数12以上のアルキル基を少なくとも1個有するアルキルアミン化合物で部分中和ないし完全中和されていることを特徴とする請求項7記載の毛髪化粧料。
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