JP3883535B2 - ロボット輸送用補助装置 - Google Patents

ロボット輸送用補助装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3883535B2
JP3883535B2 JP2003367428A JP2003367428A JP3883535B2 JP 3883535 B2 JP3883535 B2 JP 3883535B2 JP 2003367428 A JP2003367428 A JP 2003367428A JP 2003367428 A JP2003367428 A JP 2003367428A JP 3883535 B2 JP3883535 B2 JP 3883535B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot
support member
floor surface
claw receiving
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003367428A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005131715A (ja
Inventor
博 内田
直樹 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FANUC Corp
Original Assignee
FANUC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FANUC Corp filed Critical FANUC Corp
Priority to JP2003367428A priority Critical patent/JP3883535B2/ja
Publication of JP2005131715A publication Critical patent/JP2005131715A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3883535B2 publication Critical patent/JP3883535B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Description

本発明は、産業用ロボットの輸送用補助装置に関し、更に詳しく言えば、輸送姿勢において単体では自立困難なバランスの悪い産業用ロボットを輸送する際に使用する輸送用補助装置に関する。
産業用ロボット(以下、単に「ロボット」という)の輸送にフォークリフトが頻繁に利用されている。フォークリフトを用いてロボットを輸送する場合には、着脱可能な爪受け部材をそのロボットの機構部に取付け、フォークリフトが持っている爪を同爪受け部材に刺した態勢で輸送を行なっている。この方式で輸送されるロボットが、輸送姿勢において、同ロボットの重心から床面に下ろした垂線の足が固定ベースと床面が接する領域の中にあり、単体で自立できるタイプのロボット(以下、「自立可能なロボット」ともいう)である場合、フォーク爪受け部材(以下、単に「爪受け部材」ともいう)を旋回ベースに取付けることで、フォークリフト(の爪)を刺す方向を簡単に選ぶことができる。フォークリフトの進入方向やロボットの設置場所の状況に応じて、予め旋回ベースを旋回させておけば、固定ベースに対して任意の方向からフォークリフトを刺すことが可能になるからである。
これに対して、例えば棚置き用ロボットのように、輸送姿勢においてロボットの重心から床面に下ろした垂線の足が固定ベースと床面が接する領域の外にあり、ロボット単体では自立できないようなバランスの悪いロボット(以下、「自立困難なロボット」ともいう)では、上記手法は採用できない。なぜならば、旋回ベースに爪受け部材を取り付けて旋回ベースとともに旋回させると、ロボットがバランスを崩して転倒してしまうからである。
そこで、図1に例示したような方策がとられている。図1において、符号1は自立困難なロボットで、設置時に床面に固定される固定ベース2を有し、同固定ベース2上に旋回ベース3が設けられている。ロボット1の重心Gは図示したような位置にあり、輸送姿勢においてそこから床面に下ろした垂線の足は固定ベース2と床面(水平面)と接する領域の外にある。そこで、ロボットが倒れないよう姿勢を保持しつつフォークリフトによる輸送を行なうために、フォーク爪受け部材11を固定ベース2に取付けておき、この爪受け部材11の係合穴(図示省略)にフォークリフト10の爪12を刺した態勢で輸送を行なう。即ち、固定ベース2に取付けられた爪受け部材11に、フォーク爪の爪受け機能だけでなく、ロボットの転倒を阻止する支持部材の役割を果たさせている。
しかし、この手法には不便な点がある。即ち、前述したように、旋回胴に爪受け部材を取り付けることで自由な方向からフォークリフトの爪を刺せる自立可能なロボットの場合と異なり、爪受け部材11は固定ベース2に取り付けられていて旋回できないため、固定ベース2に対して特定の方向(図1の例では、図中左から右へ向かう方向、若しくは右から左へ向かう方向)からしかフォークリフト10の爪12を刺せないからである。このような不便さを解決する技術手段を開示した公知文献は見当らない。
そこで、本発明の目的は、自立困難なロボット(輸送姿勢においてロボットの重心から床面に下ろした垂線の足が固定ベースと床面が接する領域の外にあり、ロボット単体では自立できないようなバランスの悪いロボット)をフォークリフトで輸送する際においても、フォークリフトをロボットの固定ベースに対して任意の方向から刺せるようにすることにある。
本発明は、輸送姿勢において自立できないバランスの悪いロボットについて、旋回ベースに爪受け部を取付ける一方、旋回ベースが旋回してもロボットが転倒しないように、旋回ベースにロボット支持部材を取付けることで上記課題を解決する。
より具体的に言えば、本発明によれば、ロボット固定ベースに対して垂直軸線回りに旋回する旋回ベースを備え、且つ、輸送用姿勢にあるときの重心から床面に下ろした垂線の足が前記固定ベースと床面が接する領域の外にある形態のロボット機構部をフォークリフトにより輸送する際に、該ロボット機構部に取付けるロボット輸送用補助装置が提供され、同装置は、輸送用フォーク爪の係合孔を形成する爪受け部材と、輸送用姿勢にあるロボット機構部と床面との間に介在して前記ロボット機構部の転倒を防止する支持部材と、前記爪受け部材と前記支持部材とを前記ロボットの旋回ベースに着脱自在に止着する手段とを備えている。そして、前記支持部材には、前記旋回ベースの旋回時に該支持部材を前記床面に対して移動可能とする転動部材が設けられている。
ここで、前記転動部材としては、前記支持部材の前記床面と接する部分に設けられた車輪を用い、該車輪の自転軸線の向きは、該車輪が前記床面に接している時に前記旋回ベースの旋回中心軸と直交する向きとすることができる。また、前記支持部材の前記床面と接する部分にキャスターを設けても良い。更に、これらいずれのケースにおいても、前記爪受け部材の少なくとも一部と前記支持部材とを一体化した構造体とし、該構造体を前記ロボットの旋回ベースに着脱自在に止着することが可能である。また、前記爪受け部材に、クレーンのフックと係合するアイボルトを夫々取付けることも出来る。
フォークリフトによる輸送姿勢において自立できないバランスの悪いロボットでも、固定ベースに対し任意の方向からフォークリフトを刺せるようになり、従来技術の不便さが解消される。そのため、ロボットの輸送とその後に行なわれる設置の作業が容易になる。
以下、図2及び図3を参照して本発明の実施形態について説明する。先ず図2(a)、(b)、(c)を参照すると、自立困難なロボットをフォークリフトを用いて輸送する際に、本実施形態に係る輸送補助装置の各部材をロボットに装着した様子が3方向から見た図で示されている。図2(a)、(b)、(c)の内、図2(b)がロボットの固定ベース正面側から見た正面図、図2(a)は図2(b)において左方向から見た側面図、図2(c)は図2(b)において右方向から見た側面図にそれぞれ相当している。また、図3は実施形態に係る輸送補助装置の概略を示した模式図で、図2に示した各部材装着状態において、ロボット上方から見た各部材の配置が描かれている。
これらの図において、符号1は、例えば棚置き用ロボットのように自立困難なロボットであり、ロボット1を据え付ける為の固定ベース2の正面は、図2(b)において紙面に対し鉛直手前向き(図3中の矢印参照)に配置されている。図1に示した従来例に関連して既述の通り、このロボット1は、輸送姿勢においてロボット1の重心Gから床面に下ろした垂線の足が固定ベース2と床面が接する領域の外にあり、ロボット単体で自立することはできない。
このようなバランスの悪いロボット1をフォークリフトで輸送する際に、フォークリフトの爪を刺す方向が特定方向に制限しなくて済むように、ロボット1の旋回ベース3に、フォークリフトの爪を刺すための爪受け部材21〜23と、転倒防止用の支持部材24が着脱自在に取付けられる。これにより、フォークリフトの進入方向やロボットの設置場所の状況に応じて、予め旋回ベース3を旋回させることにより、任意の方向からフォークリフトを刺す事が可能となる。
この時、ロボット1の重心Gも旋回ベース3と共に旋回するが、旋回ベース3に取付けられている支持部材24も同じように旋回するため、ロボット1が転倒することはない。
図3には、旋回ベース3が固定ベース2に対し約135度旋回した位置でフォークリフトを刺している状態が描かれている。本実施形態では、爪受け部材は第1の爪受け部材21、第2の爪受け部材22及び第3の爪受け部材23の計3個が使用されている。そして、各爪受け部材21〜23には、それぞれフォークリフトの爪12a、12b(太い破線で描示)を貫通させる係合穴31〜33が形成されている。なお、図3において、各係合穴31〜33は図示の都合上斜線を付けて描示されている。
転倒防止用の支持部材24は、その先端に旋回ベース3を旋回させるときに、支持部材24が床面に対してスムーズに動けるように、転動部材(車またはキャスター)25を備えてい。ここで、転動部材25として自転方向が固定された車輪を使用する場合、支持部材24の動きが旋回ベース3の旋回中心軸周りの公転運動となることを考慮して、車輪25の取付け方向は、車輪25が床面に接している時に車輪25の自転軸線が旋回ベース3の旋回中心軸と直交する方向とす。なお、転動部材25として自転方向を変更できる旋回可能な車輪や自転方向に制限のないボールキャスターなどを用いた場合には、このような取付方向の配慮は特に必要がなくなる。
以上説明したように、本発明の輸送用補助装置を使うことにより、フォークリフトの進入方向やロボットの設置場所の状況に応じて、予め旋回ベースを旋回させることにより、任意の方向からフォークリフトを刺す事が可能となる。そのため、輸送や設置の作業が容易に行えるようになる。
なお、上述した実施形態では、旋回胴に取り付ける爪受け部材と支持部材は独立した部材となっているが、爪受け部材と支持部材を一体化した構造体とし、該構造体をロボットの旋回ベースに着脱自在に止着するようにしても良い。更に、ロボット1をクレーンなどで吊り上げられるように、一部または全部の爪受け部材に1個または複数のアイボルトを取付けても良い。図4は、このような一体化及びアイボルトの装備を行なった例を表わしている。
図4には、輸送補助装置を取付けたロボット1が、図2(b)と同様の正面図で示されている。ここに示した例では、上述した実施形態において別体構成であった第1の爪受け部材21と支持部材24に代えて、爪受け部材41と支持部材42を一体化して支持部材兼爪受け部材40としたものが採用されている。他の爪受け部材については図示を省略した。アイボルトは爪受け部材41上の2箇所に取り付けられており、符号36、37で図示されている。
これらアイボルトは、ロボットをクレーンで吊り上げる際にクレーン側に設けられたフックと係合する周知のもので、このようなアイボルトの装備を行なっておけば、例えばフォークリフトでの運搬前後に、爪受け部材を取り外すことなく、速やかにクレーンでロボットを運搬することが可能となる。なお、同様のアイボルトを爪受け部材41以外の爪受け部材に装備しても良いことは言うまでもないことである。
更に、本例でも転倒防止用の支持部材42の先端には、支持部材24と同様の態様で転動部材(車またはキャスター)35が設けられている。この転動部材35の機能は、前述した実施形態における転動部材25の機能と同様である。また、転動部材35として自転方向が固定された車輪を使用する場合の取付け方向は、転動部材25の場合と同様で良い。
フォークリフトを用いて自立困難なロボットを輸送する際に従来技術を適用した例について説明する図である。 自立困難なロボットをフォークリフトを用いて輸送する際に本発明の実施形態に係る輸送補助装置を用いた例について説明する図で、輸送補助装置の各部材をロボットに装着した状態を3方向から見た図(a)、(b)、(c)で示したものである。 本発明の実施形態に係る輸送補助装置の構成の概略を示した模式図で、ロボット上方から見た各部材の配置が描かれている。 爪受け部材と支持部材の一体化及びアイボルトの装備を行なった例を示す図である。
符号の説明
1 ロボット
2 固定ベース
3 旋回ベース
10 フォークリフト
11 爪受け部材
12 フォークリフトの爪
21、41 第1の爪受け部材
22 第2の爪受け部材
23 第3の爪受け部材
24、42 支持部材
25、35 転動部材(車輪またはキャスター)
31a、31b、32、33 係合穴
34a 爪受け部材
34b 支持部材
36、37 アイボルト
40 支持部材兼爪受け部材

Claims (5)

  1. ロボット固定ベースに対して垂直軸線回りに旋回する旋回ベースを備え、且つ、輸送用姿勢にあるときの重心から床面に下ろした垂線の足が前記固定ベースと床面が接する領域の外にある形態のロボット機構部をフォークリフトにより輸送する際に、該ロボット機構部に取付けるロボット輸送用補助装置であって、
    輸送用フォーク爪の係合孔を形成する爪受け部材と、
    輸送用姿勢にあるロボット機構部と床面との間に介在して前記ロボット機構部の転倒を防止する支持部材と、
    前記爪受け部材と前記支持部材とを前記ロボットの旋回ベースに着脱自在に止着する手段とを備えており
    前記支持部材には、前記旋回ベースの旋回時に該支持部材を前記床面に対して移動可能とする転動部材が設けられている、ロボット輸送用補助装置。
  2. 前記転動部材は、前記支持部材の前記床面と接する部分に設けられた車輪であり、
    該車輪の自転軸線の向きは、該車輪が前記床面に接している時に前記旋回ベースの旋回中心軸と直交する向きである、請求項1に記載のロボット輸送用補助装置。
  3. 前記転動部材は、前記支持部材の前記床面と接する部分に設けられたキャスターである、請求項1に記載のロボット輸送用補助装置。
  4. 前記爪受け部材の少なくとも一部と前記支持部材とを一体化した構造体とし、該構造体を前記ロボットの旋回ベースに着脱自在に止着するようにした、請求項1乃至請求項3の内何れか1項に記載のロボット輸送用補助装置。
  5. 前記爪受け部材に、クレーンのフックと係合するアイボルトが夫々取付けられた、請求項1乃至請求項4の内何れか1項に記載のロボット輸送用補助装置。
JP2003367428A 2003-10-28 2003-10-28 ロボット輸送用補助装置 Expired - Fee Related JP3883535B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003367428A JP3883535B2 (ja) 2003-10-28 2003-10-28 ロボット輸送用補助装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003367428A JP3883535B2 (ja) 2003-10-28 2003-10-28 ロボット輸送用補助装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005131715A JP2005131715A (ja) 2005-05-26
JP3883535B2 true JP3883535B2 (ja) 2007-02-21

Family

ID=34645433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003367428A Expired - Fee Related JP3883535B2 (ja) 2003-10-28 2003-10-28 ロボット輸送用補助装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3883535B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4737123B2 (ja) 2007-03-19 2011-07-27 トヨタ自動車株式会社 移送ロボット
JP4770856B2 (ja) * 2008-03-21 2011-09-14 トヨタ自動車株式会社 移送用ロボット
JP5758976B2 (ja) * 2013-12-20 2015-08-05 ファナック株式会社 数値制御装置付き工作機械
JP5972941B2 (ja) 2014-08-06 2016-08-17 ファナック株式会社 数値制御装置付き工作機械

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005131715A (ja) 2005-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08504387A (ja) 車両および車両部品の輸送システム
JP2009262271A (ja) パワーアシスト装置およびその制御方法
JP2007302103A (ja) 産業用無人ヘリコプターの車載固定具
JP3883535B2 (ja) ロボット輸送用補助装置
KR101843011B1 (ko) 윈치의 탈부착이 용이한 다목적 로우더
JP2007008393A (ja) 運搬台車
JP4673671B2 (ja) 搬送台車装置
JP3187240U (ja) タイヤ交換装置
JP2018127187A (ja) Alcキャリー
JP2005119521A (ja) 搬送台車
JP2015024822A (ja) 運搬台車
JP2009046844A (ja) 梯子
JP3624061B2 (ja) 配管材運搬用台車
JP2019051847A (ja) 台車
JP4182947B2 (ja) クローラクレーン
JP2018008535A (ja) ロール反転機構を備えた運搬車
JP3143128U (ja) 簡易ドラム運搬具
JPH0556642U (ja) 移動式クレーンの昇降用梯子
JP6656666B1 (ja) ロール反転機構を備えた運搬車
KR20130038980A (ko) 중량장비용 구름방지 스토퍼
JP6720990B2 (ja) テンションメンバ支持装置、およびテンションメンバ分解方法
JP2018070090A (ja) 台車
JP6557203B2 (ja) バイブロコンパクタ用移動装置
JPH07330297A (ja) フォークリフトのアタッチメント
JP2023009366A (ja) 簡易ジャッキおよびジャッキ付き仮設ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060404

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060815

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061010

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees