JP3880961B2 - 定着方法、定着装置および画像形成装置 - Google Patents

定着方法、定着装置および画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、複写機やプリンタといった電子写真装置に使用される定着方法、定着装置および画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置の定着装置を始め乾燥装置や消去装置あるいは印刷装置では、ローラ状あるいはベルト状の定着部材と加圧部材とで、トナー等の顕像剤にて形成された未定着画像や印字画像を担持した記録材を狭持搬送し、加熱により顕像剤の溶融や乾燥を行い、記録材への顕像剤像の定着等を行っている。
例えば電子写真方式の画像形成装置は、本実施の形態を説明する図3に示すように、感光体ドラム22およびその周囲の各手段からなる画像形成部を有し、記録材の流れにおける画像形成部の下流側に、定着装置を備えた定着部(定着装置23)を有する。画像形成部では、感光体ドラム22にトナー像を形成し、このトナー像を記録材に転写する。定着部では、定着部材(定着ローラ231)と加圧部材(加圧ローラ232)との間のニップ部に記録材を挟み込み、この記録材を搬送しながらトナー像を加熱溶融させて記録材に定着させる。
ここで、ニップ部では、定着部材と加圧部材との間の摩擦、並びに記録材と定着部材、記録材と加圧部材との間の摩擦により、定着部材や加圧部材が帯電し、この帯電による静電作用により、トナーが定着部材に付着するいわゆる静電オフセット現象が生じる。この静電オフセットによる定着部材へのトナー付着量が多い場合、定着部材が1周した後、定着部材から記録材にトナーが再付着して出力画像面を汚す事態、あるいはトナーが温度センサや剥離爪にトナー汚れとして堆積した後、そのトナーが何らかの条件下で記録材に付着して記録材を汚す事態が生じる。
一方、従来の技術には、上記の静電オフセットに対して、例えば特許第2734146号公報(第1従来技術)に記載のように、定着部材にトナーと同極性のバイアス電圧を印加することで、トナーに静電的な反力を作用させ、静電オフセットによるトナー汚れを低減させようとしたものがある。また、特開平11−305580号公報(第2従来技術)に記載のように、加圧部材を導電性とし、かつ接地することで、定着部材並びに加圧部材の帯電を抑え、静電オフセットによるトナー汚れを低減させようとしたものがある。
特許第2734146号公報(公開日 平成3年8月19日) 特開平11−305580号公報(公開日 平成11年11月5日)
しかしながら、第1従来技術のように、定着部材にバイアス電圧を印加する場合、このバイアス電圧のリークを防ぐために、加圧部材には絶縁性部材若しくは高抵抗の部材を用いる必要がある。ここで、加圧部材の表面被覆層としては、一般にフッ素樹脂チューブが用いられ、この非導電性のフッ素樹脂チューブは、帯電系列的にはマイナス側に帯電される。その帯電電位は、図16に示すように、定着速度が速いほど高くなり、例えば印字速度が50枚以上(定着速度が250mm/s以上)の高速機の場合には、−3〜−5kVにも達する。一方、定着部材に印加できるバイアス電圧としては、定着部材の被覆層(通常、フッ素樹脂)の耐圧から、−2kV程度が限界である。この結果、通常マイナス帯電されている記録材上のトナーには、定着部材方向へのクーロン力が作用することになり、図16に示すように、依然として、静電オフセットが発生することとなる。
さらに、例えば、剥離爪との接触部にて起こりやすいように、加圧部材表面に部分的に傷が生じた場合、その部分のインピーダンス(表面抵抗)が変化する。この結果、定着部材に印加したバイアス電圧がその部分を伝ってリークしてしまうことにより、加圧部材表面の傷の位置に対応したすじ状の静電オフセットが発生してしまう。
一方、第2従来技術のように、加圧部材を導電性とし、かつ接地した場合、加圧部材は帯電しなくなり、記録材表面(画像面)側におけるトナーの静電オフセットの低減には有効である。しかしながら、記録材裏面側に付着したトナーが加圧部材にオフセットし、加圧部材に接触させた除電手段がトナーや紙粉等で経時的に汚れることで除電作用が低減し、静電オフセットが発生する問題がある。
したがって、本発明は、種々の使用条件においても静電オフセットを確実に抑制し、正常な画像形成動作を維持し、長期的な使用においても良好な画質と各手段の寿命を確保できる定着方法、定着装置および画像形成装置の提供を目的としている。
本発明の定着装置は、記録材、例えば記録紙からなる記録シートの一方の面上の顕像剤、例えばトナーからなる未定着画像に接する定着部材、例えば定着ローラとこの定着部材に圧接する加圧部材、加圧ローラとを有し、前記顕像剤と同極性に帯電した前記記録材を前記定着部材と前記加圧部材との間を通過させることにより、記録材上の未定着画像を記録材に定着させる定着装置において、前記記録材が前記定着部材と前記加圧部材との間を通過する際における定着部材への流れ込み電流Ihが0であることを特徴としている。
また、本発明の定着方法は、記録材、例えば記録紙からなる記録シートの一方の面上の顕像剤、例えばトナーからなる未定着画像に接する定着部材、例えば定着ローラとこの定着部材に圧接する加圧部材、加圧ローラとを使用し、前記顕像剤と同極性に帯電した前記記録材を前記定着部材と前記加圧部材との間を通過させることにより、記録材上の未定着画像を記録材に定着させる定着方法において、前記記録材が前記定着部材と前記加圧部材との間を通過する際における定着部材への流れ込み電流Ihが0であることを特徴としている。
上記の構成によれば、記録材が顕像剤と同極性に帯電している場合、この記録材の持つ電荷による静電誘導作用によって、定着部材表面近傍には、顕像剤と逆極性の電荷が発生する。しかしながら、定着部材への流れ込み電流が0であれば、顕像剤と同極性の電荷も定着部材内に残留することから、顕像剤の帯電極性とは逆極性の電荷による顕像剤の定着部材への静電吸着作用は極めて小さく、上記静電誘導作用に起因する、記録材上の顕像剤の定着部材への静電オフセットを防止することができる。
本発明の定着装置は、記録材の一方の面上の顕像剤からなる未定着画像に接する定着部材とこの定着部材に圧接する加圧部材とを有し、前記顕像剤と同極性に帯電した前記記録材を前記定着部材と前記加圧部材との間を通過させることにより、記録材上の未定着画像を記録材に定着させる定着装置において、前記記録材が前記定着部材と前記加圧部材との間を通過する際における、定着部材への流れ込み電流をIh、加圧部材への流れ込み電流をIpとしたとき、Ih<Ipであることを特徴としている。
また、本発明の定着方法は、記録材の一方の面上の顕像剤からなる未定着画像に接する定着部材とこの定着部材に圧接する加圧部材とを使用し、前記顕像剤と同極性に帯電した前記記録材を前記定着部材と前記加圧部材との間を通過させることにより、記録材上の未定着画像を記録材に定着させる定着方法において、前記記録材が前記定着部材と前記加圧部材との間を通過する際における、定着部材への流れ込み電流をIh、加圧部材への流れ込み電流をIpとしたとき、Ih<Ipであることを特徴としている。
上記の構成によれば、定着部材への流れ込み電流が発生する場合でも、定着部材への流れ込み電流よりも加圧部材への流れ込み電流の方が大きければ、記録材の持つ電荷はその大部分が加圧部材側に逃げるために、定着部材に静電誘導作用が生じることがなく、記録材上の顕像剤の定着部材への静電オフセットを防止することができる。
上記の定着装置は、前記加圧部材が導電性を有し、この加圧部材を接地するための接地手段をさらに備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、加圧部材が接地されるので、記録材の電荷はその大部分が加圧部材を介してアースに逃げる。したがって、記録材の電荷により定着部材に静電誘導作用が生じることがなく、定着部材への顕像剤の静電オフセットを確実に防止することができる。
上記の定着装置は、前記加圧部材の表面抵抗が10Ω/□以下である構成としてもよい。
上記の構成によれば、加圧部材の表面抵抗が10Ω/□以下であるので、記録材の電荷はその大部分が接地された加圧部材を介してアースにさらに逃げ易くなる。したがって、定着部材への顕像剤の静電オフセットをさらに確実に防止することができる。
上記の定着装置において、前記接地手段は、前記加圧部材の表面と接する導電性部材を有し、前記加圧部材のクリーニング手段を兼用している構成としてもよい。
上記の構成によれば、接地手段が、加圧部材の表面と接する導電性部材を有し、加圧部材のクリーニング手段を兼用しているので構成の簡略化が可能である。
上記の定着装置において、前記接地手段は導電性を有するスクレーパである構成としてもよい。
上記の構成によれば、接地手段が導電性のスクレーパであるので、加圧部材に付着した顕像剤、例えばトナーや紙粉はスクレーパにより掻き取られるため、スクレーパと加圧部材の電気的な接続を安定して維持できる。これにより、加圧部材に対する除電効果を損なうことがなく、かつ接地手段とクリーニング手段の兼用が図れるため、装置の簡略化が可能である。
本発明の定着装置は、記録材の一方の面上の顕像剤からなる未定着画像に接する定着部材とこの定着部材に圧接する加圧部材とを有し、前記顕像剤と同極性に帯電した前記記録材を前記定着部材と前記加圧部材との間を通過させることにより、記録材上の未定着画像を記録材に定着させる定着装置において、前記定着部材はこの定着部材に接する他の部材とは電気的に絶縁されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、定着部材は絶縁されることによりフロート状態となるため、記録材が保持する電荷による定着部材への静電誘導作用は極めて小さく、顕像剤の定着部材への静電オフセットを防止することができる。また、定着部材がフロート状態であれば、加圧部材側の電気的な状態(接地状態もしくはフロート状態)に関係無く、定着部材の静電誘導作用は極めて小さくなるため、加圧部材側にブラシ、スクレーパ等の接地手段を設ける必要がなくなり、装置の簡素化が図れる。
上記の定着装置において、前記加圧部材はこの加圧部材に接する他の部材とは電気的に絶縁されている構成としてもよい。
上記の構成によれば、定着部材および加圧部材が共にフロート状態となるので、記録材の電荷が保持されるために、記録材裏面側に付着した、記録材とは逆極性の顕像剤が加圧部材側に付着するのを阻止できる。したがって、加圧部材側にクリーニング手段が設置される場合に、このクリーニング手段の負担が軽減され、長期的に安定した定着性能を維持できる。
上記の定着装置は、定着速度が250mm/s以上である構成としてもよい。
定着速度が250mm/sの場合、摩擦帯電により、加圧部材の帯電電位は−3〜−5kVにも達する。一方、従来のように、定着部材にバイアスを印加することで静電オフセットを防止する手法では、定着部材の被覆層(通常、フッ素樹脂)の耐圧から、定着部材に印加できるバイアス電圧としては、−2kV程度が限界であり、その結果、通常マイナス帯電されている記録材上のトナーには、定着部材方向へのクーロン力が作用することになり、依然として、静電オフセットが発生することとなる。
これに対し、本発明の上記の各定着装置では、定着速度による制限がなく、このような高速機用定着装置においても効果的に静電オフセットを防止することができる。
本発明の画像形成装置は、上記の何れかの定着装置を備えていることを特徴としている。
本発明の定着装置は、前記記録材が前記定着部材と前記加圧部材との間を通過する際における定着部材への流れ込み電流Ihが0である構成としている。
これにより、顕像剤の帯電極性とは逆極性の電荷による顕像剤の定着部材への静電吸着作用が極めて小さくなり、静電誘導作用に起因する、記録材上の顕像剤の定着部材への静電オフセットを防止することができる。
本発明の定着装置は、前記記録材が前記定着部材と前記加圧部材との間を通過する際における、定着部材への流れ込み電流をIh、加圧部材への流れ込み電流をIpとしたとき、Ih<Ipである構成としている。
これにより、定着部材に静電誘導作用が生じることがなく、記録材上の顕像剤の定着部材への静電オフセットを防止することができる。
本発明の定着装置は、前記定着部材がこの定着部材に接する他の部材とは電気的に絶縁されている構成である。
これにより、記録材上の顕像剤の定着部材への静電オフセットを防止することができる。
本発明の実施の一形態を図面に基づいて以下に説明する。
図2は、本発明の定着装置が適用される画像形成装置1の構成を示す縦断面図である。画像形成装置1は、原稿画像読取装置11、画像記録装置12、記録材供給装置13、後処理装置14および外部記録材供給装置15を有する。
画像形成部である画像記録装置12、記録材供給部である記録材供給装置13および記録材供給装置13から画像記録装置12を経て記録材排出部16まで記録材を搬送する搬送部17は、デジタルプリンタなどの画像形成装置本体20を構成する。この画像形成装置本体20は、画像読取装置である原稿画像読取装置11をさらに備えることで、デジタル複写機やファクシミリ装置などを構成することも可能である。
ここで、画像形成装置本体20の動作について説明する。まず、原稿画像読取装置11が原稿を読み取って画像データを取得し、この画像データを画像記録装置12に出力する。画像記録装置12は、入力された画像データに適切な画像処理を施す。
記録材供給装置13からは、印刷用紙およびOHP(Over Head Projector)シートなどのシート状の記録材が1枚ずつ分離して搬出され、この記録材は、搬送部17の第1の搬送経路によって画像記録装置12に搬送される。画像記録装置12は、印刷などによって画像データに基づく画像を記録材に形成する。画像が印刷された記録材は、搬送部17の第2の搬送経路によって記録材排出部16まで搬送されて装置外部に排出される。
原稿画像読取装置11には、原稿供給部もしくは原稿回収部である原稿トレイ18が接続されている。原稿トレイ18が原稿供給部として働く場合は、複数ページからなる一連の原稿を原稿トレイ18に載置し、載置された原稿を1枚ずつ分離して連続的に読取部に供給することが可能となっている。原稿トレイ18が原稿回収部として働く場合は、連続的に排出される読み取り済み原稿を原稿トレイ18で受けて保持する。また、読み取った一連の原稿を複数部印刷する場合に、印刷された記録材を記録材排出部16に排出すると、同じページが印刷された記録材が連続して排出されるなど混合されてしまうため、印刷後にユーザが記録材を分別しなければならない。そこで、画像形成装置本体20に後処理装置14を接続し、例えば、複数部が混合しないように複数の排出トレイに区別して排出することが可能となっている。また、画像形成装置本体20と後処理装置14とは所定の距離を隔てて設置されており、画像形成装置本体20と後処理装置14との間には空間Sが形成される。なお、画像形成装置本体20と後処理装置14とは外部搬送部19によって接続されており、画像が印刷された記録材は、搬送部17から外部搬送部19を経て後処理装置14まで搬送される。
また、省エネルギ化および低コスト化などの観点から、印刷用紙などの記録材では、その両面に画像を印刷する機能が求められている。この機能は、片面に画像が印刷された記録材を、その表裏を反転させて再び画像形成装置12に搬送する両面印刷用搬送装置21によって実現可能となっている。片面に印刷された記録材は、記録材排出部16にも後処理装置14にも搬送されず、両面印刷用搬送装置21で表裏が反転されて、再び画像記録装置12に搬送される。画像記録装置12は、画像が印刷されていない面に画像を印刷することで両面印刷が可能となる。
さらに、記録材供給装置13に保持可能な種類または数量を越える記録材を供給したい場合は、機能拡張用の周辺装置として外部記録材供給装置15を画像形成装置本体20に接続し、所望の種類および数量の記録材を外部記録材供給装置15に収容することで供給可能となっている。
次に画像形成装置1を構成する各装置および部位について詳細に説明する。
図3は、画像記録装置12の構成を示す縦断面図である。画像記録装置12の略中央左側には、感光体ドラム22を中心とする電子写真プロセス部が配置されている。感光体ドラム22を中心としてその周囲には、感光体ドラム22表面を均一に帯電させる帯電ユニット31と、均一に帯電された感光体ドラム22に光像を走査して静電潜像を書き込む光走査ユニット24と、光走査ユニット24によって書き込まれた静電潜像を現像剤により現像する現像ユニット25と、感光体ドラム22表面に記録現像された画像を記録材に転写する転写ユニット26と、感光体ドラム22表面に残留した現像剤を除去して感光体ドラム22に新たな画像を記録することを可能とするクリーニングユニット27などが順次配置されている。なお、転写ユニット26は、本実施例では転写ベルトを用いた接触転写方式を採用している。
電子写真プロセス部の上方には、定着装置23が配置されており、転写ユニット26によって画像が転写された記録材を順次受け入れ、記録材に転写された現像剤を加熱定着する。画像が印刷された記録材は、印刷面を下に向けた状態(フェイスダウン)で画像記録装置12上部の記録材排出部16から排出される。なお、クリーニングユニット27により除去された残留現像剤は回収され、現像ユニット25の現像剤供給部25aに戻されて再利用される。
画像記録装置12の下部には、記録材を収容する記録材供給部13aが装置内に内装されて配置されている。記録材供給部13aは、記録材を1枚ずつ分離して電子写真プロセス部に供給する。搬送部17は、複数のローラ28およびガイド29からなり、記録材は、記録材供給部13aから、ローラ間、ガイド間および感光体ドラム22と転写ユニット26との間などで規定される第1の搬送経路を通り、画像が印刷された後、ローラ間、ガイド間および定着装置23間などで規定される第2の搬送経路を通って記録材排出部16に排出される。なお、この記録材供給部13aに記録材をセットする場合は、画像記録装置12の搬送方向に直交する方向、すなわち図3において紙面と垂直方向である前面側方向に記録材収容トレイ30を引き出して記録材の補給、あるいは記録材の交換などを行う。
また、画像記録装置12の下面には、増設ユニットの記録材供給装置13bから送られてくる記録材を受け入れ、感光体ドラム22と転写ユニット26との間に向かって順次供給するための記録材受け入れ部32が設けられている。
さらに、光走査ユニット24周辺の空隙部には、電子写真プロセス部をコントロールするプロセスコントロールユニット(PCU)基板、装置外部からの画像データを受け入れるインターフェイス基板、インターフェイス基板から受け入れられた画像データおよび原稿画像読取装置11が読み取った画像データに対して所定の画像処理を施し、光走査ユニットにより画像として走査記録させるためのイメージコントロールユニット(ICU)基板、そして、これら各種基板、ならびにユニットに対して電力を供給する電源ユニットなどが配置されている。
なお、画像記録装置12単体でもインターフェイス基板を介してパーソナルコンピュータなどの外部機器と接続し、外部機器からの画像データを記録材に形成するプリンタとして動作させることが可能である。また、上記の説明においては、画像記録装置12内に内装された記録材供給部13aは1つとして説明しているが、それ以上の記録材供給部を装置内に内装することも可能である。
図4は、増設ユニットの記録材供給装置13bの構成を示す縦断面図である。記録材供給装置13bは、記録材供給部13aだけでは記録材の数量が不足する場合などに画像記録装置12の一部として増設することができる。記録材供給装置13bは、記録材供給部13aに収容される記録材よりも大きなサイズの記録材を収容することも可能であり、収容されている記録材を1枚ずつ分離して、記録材供給装置13b上面に設けられた記録材排出部33に向かって搬出する。
記録材収容トレイ34は、3段積層されており、積層された記録材収容トレイ34の中から所望する記録材を収容した記録材収容トレイを、PCUなどが制御して選択的に動作させ、収容されている記録材を分離搬出する。搬出された記録材は、記録材排出部33から画像記録装置12の下部に設けられた記録材受け入れ部32を通って電子写真プロセス部へと至る。
なお、記録材供給装置13bに記録材をセットする場合は、記録材供給装置13bの前面側方向に記録材収容トレイ34を引き出して記録材の補給、あるいは記録材の交換などを行うものである。また、上記の説明では3つの記録材収容トレイが積層された場合について説明しているが、少なくとも1つ、もしくは3つ以上の記録材収容トレイと記録材排出部から構成することも可能である。
記録材供給装置13b下面には、複数の車輪35が設けられており、増設時などに容易に記録材供給装置13bを含む画像形成装置本体20が移動可能となっている。また、ストッパ36によって設置場所に固定することも可能である。
図6は、外部記録材供給装置15の構成を示す断面図である。外部記録材供給装置15は、画像記録装置12が備える記録材供給装置13a,13bに収容可能な種類および数量を越える記録材を収容することが可能であるとともに、収容されている記録材を1枚ずつ分離して、装置右側面上部に設けられた記録材排出部37に向かって搬出する。記録材排出部37から搬出された記録材は、画像記録装置12の左側面下部に設けられた外部記録材受け入れ部38(図2参照)へと受け渡される。
外部記録材供給装置15に記録材をセットする場合は、外部記録材供給装置15の上部に形成された補給口151から記録材の補給、あるいは記録材の交換などを行う。また、補給口151には開閉可能な蓋152が設けられ、補給あるいは交換などの場合以外では、補給口が閉じられている構成にしてもよい。
なお、外部記録材供給装置15下面には、複数の車輪39が設けられており、増設時などに容易に移動可能となっている。また、ストッパによって設置場所に固定することも可能である。
図6は、後処理装置14の構成を示す断面図である。後処理装置14は、画像形成装置本体20と所定の距離を隔てて設置される。後処理装置14と画像形成装置本体20とは、外部搬送部19によって接続されており、画像形成装置本体20によって画像が印刷された記録材は、外部搬送部19を経て後処理装置14に搬送される。外部搬送部19の一方の端部は、画像記録装置12の外部排出部40と接続し、もう一方の端部は、後処理装置14の記録材受け入れ部41と接続している。
後処理装置14は、搬送された記録材を排出トレイ42,43に選択的に排出可能なソート搬送部44を有している。ソート搬送部44は、複数のローラ45、ガイド46および搬送方向切換ガイド47からなり、搬送方向切換ガイド47を制御することによって排出先を切り換えることができる。ユーザは、記録材の排出先として排出トレイ42,43のいずれかを選択することが可能で、画像が印刷された記録材を区別して排出することができる。
後処理としては、上述のようなソータ処理以外に、所定枚数の記録材に対してステープル処理を施したり、B4,A3サイズなどの印刷用紙を紙折りしたり、記録材にファイリング用の穴をあけたりする後処理を施すことも可能である。
なお、後処理装置14の下面には、車輪48,49が設けられており、容易に移動させることが可能である。また、外部搬送部19が後処理装置14に備えられ、外部搬送部19と画像記録装置12とが着脱可能に構成されていてもよいし、外部搬送部19と後処理装置14および画像形成装置本体20とは、着脱可能に構成されていてもよい。
図7は、原稿画像読取装置11の構成を示す断面図である。原稿画像読取装置11は、シート状の原稿を自動原稿供給装置(ADF)により自動的に供給して1枚ずつ順次露光走査し、原稿を読み取る自動読み取りモードと、ブック状の原稿、もしくはADFによる自動供給が不可能なシート状の原稿を手動操作によりセットして原稿を読み取る手動読み取りモードとで動作可能である。自動もしくは手動によって読取部である透明な原稿読取台49上にセットされた原稿の画像は、露光走査して光電変換素子上に結像され、電気的信号に変換されて画像データを取得する。取得した画像データは、画像記録装置12との接続部を介して出力される。
また、両面原稿を読み取る場合、原稿搬送経路に沿って原稿を搬送する過程において、原稿の両面から原稿画像を同時に走査して読み取ることが可能である。原稿の下面の読み取りについては、原稿台下面を走査する移動走査露光光学系が、原稿搬送経路の所定の位置に停止した状態でCCDまで光像を導き、原稿画像を読み取る構成となっている。また、原稿の上面の読み取りについては、原稿搬送経路の上方に位置し、原稿を露光する光源、光像を光電変換素子まで導く光学レンズ、光像を画像データに変換する光電変換素子などから一体的に構成される密着センサ(CIS)が配置されている。両面原稿の読み取りが選択されると、原稿供給部にセットされた原稿が順次搬送され、搬送に伴って両面の画像がほぼ同時に読み取られる。
原稿画像読取装置11には、原稿トレイ18が設けられている。原稿トレイ18、読み取り前の原稿を供給する場合、もしくは読み取り済みの原稿を受ける場合に使用する。原稿を供給する場合、原稿トレイ18に読み取り前の原稿を載置すると、ADFの取り込み部が原稿を取り込み、原稿読取台49に搬送する。読み取られた原稿は、原稿排出部によって、装置外に排出される。原稿を受ける場合、原稿供給部ともなる原稿トレイ18に原稿を載置すると、ADFの取り込み部が原稿を取り込み、原稿読取台49に搬送する。読み取られた原稿は、原稿排出部によって、原稿トレイ18に排出される。
図8は、両面印刷用搬送装置21の構成を示す縦断面図である。両面印刷用搬送装置21は、両面印刷用搬送部21aを有し、図3に示した画像記録装置12の外部排出部40側の面に取り付けられる。両面印刷用搬送部21aは、定着装置23から排出された記録材を、画像記録装置上部の排出部16を用いてスイッチバック搬送する。すなわち、記録材の表裏を反転し、再度、画像記録装置12の電子写真プロセス部の感光体ドラム22と転写装置26との間に向かって記録材を供給することができる。画像形成装置12において、装置上部の排出部16に向かって記録材を排出する搬送経路には、印刷された記録材をスイッチバック搬送することにより、図6に示した後処理装置14、両面印刷用搬送部21aに記録材を導くことが可能となっている。
次に定着装置23の構成について図1、図9および図10に基づいて詳細に説明する。
定着装置23は、図1に示すように、定着部材としての定着ローラ231、下加圧部材としての加圧ローラ232、外部加熱手段としての外部加熱ローラ233、定着ローラおよび外部加熱ローラ用熱源であるヒータランプ234、235、236、定着ローラ231および外部加熱ローラ233各々の温度を検出する温度検出手段を構成する温度センサ237、238、239、クリーニング部材247、温度制御手段である制御回路(図示せず)を備えている。
ヒータランプ234、235、236はハロゲンヒータからなり、定着ローラ231および外部加熱ローラ233の内部に配置されている。前記制御回路からヒータランプ234、235、236に通電することにより、所定の発熱分布でヒータランプ234、235、236が発光し、赤外線が放射され、定着ローラ231および外部加熱ローラ233の内周面が加熱される。
定着ローラ231は、ヒータランプ234、235により所定の温度(ここでは200℃)に加熱されて、定着装置23の定着ニップ部を通過する未定着トナー画像Tが形成された記録紙Pを加熱するためのものである。定着ローラ231は、その本体である芯金231aと、記録紙P上のトナーTがオフセットするのを防止するために芯金231aの外周表面に形成された離型層231bとを備えている。
芯金231aには、例えば、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム、銅等の金属あるいはそれらの合金等が用いられる。なお、本実施の形態において、芯金231aとしては、直径40mmであり、低熱容量化を図るために肉厚1.3mmの鉄(STKM)製芯金を使用している。
離型層231bには、PFA(テトラフルオロエチレンとペルフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体)やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂、シリコーンゴム、フッ素ゴム等が適している。なお、本実施の形態の離型層231bとしては、PFAとPTFEのブレンドしたものを厚さ25μmに塗布焼成して形成した。
図9は定着ローラ231の支持構造を示す正面図、図10は同分解斜視図である。定着ローラ231は、図9および図10に示すように、定着装置23のフレーム82に取り付けられたボールベアリング81により支持されている。フレーム82は鉄系の冷間圧延鋼をプレス成形したものである。ボールベアリング81は、外輪部、転動体および内輪部を有し、定着ローラ231の両端部における絞り部分のジャーナル部に嵌合されている。
定着ローラ231に嵌合したボールベアリング81は、図9および図10に示すように、フレーム82との間にPPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)やPPO樹脂(ポリフェニレンオキシド)等の耐熱・絶縁材料よりなるベアリングホルダ83を介して電気絶縁性を持たせて荷重を支えている。このベアリングホルダ83によって、定着ローラ231は、画像形成装置1のフレームや定着装置23のフレーム82と電気的に絶縁されている。
加圧ローラ232は、鉄鋼、ステンレス鋼、アルミニウム等の芯金232aの外周表面にシリコーンゴム等の耐熱弾性材層232bを有するように構成されている。加圧ローラ232の耐熱弾性材層232bの表面には、定着ローラ231の場合と同様のフッ素樹脂による離型層232cが形成されてもよい。なお、本実施の形態における加圧ローラ232としては、直径40mmであり、ステンレス製芯金232a上に、厚さ6mmのシリコーンゴム(ゴム硬度JIS-A 31°)からなる耐熱弾性体層232bと、さらにその表面に厚さ70μmのPFAチューブからなる離型層232cが設けられており、図示しないばね等の加圧手段により定着ローラ231に76kgf(745N)の力で圧接され、これにより、定着ローラとの間に幅が約6mmの定着ニップ部Yが形成されるよう構成されている。
なお、離型層232cに用いるPFAチューブとしては、カーボン等の導電化剤を含有した導電性のPFAチューブを用いる。この理由としては、絶縁性のPFAチューブを用いた場合、記録紙や定着ローラとの摩擦帯電により、加圧ローラ232がおおよそ−3〜−5kVに帯電し、その結果、定着ニップ部において、同じマイナス極性のトナーを定着ローラ231側に反発させる電界が作用し、定着ローラ231に対する静電オフセット(静電気的にトナーが定着ローラ231に付着する現象のこと)の原因となるためである。また、PFAチューブに導電化剤等の不純物を添加することで、PFAチューブ自体のトナーに対する離型性を若干落すことができ、その結果、定着ローラ231に付着したトナーや紙粉を加圧ローラ232側に転移させる作用が働くことから、定着ローラ231に対するクリーニング効果を及ぼすことができ、定着ローラ231側にクリーニング手段を設ける必要がなくなるためである。
加圧ローラ232の摩擦帯電を防止するのに必要なPFAチューブの抵抗値(表面抵抗)としては、後述するように10Ω/□以下であり、本実施例では、表面抵抗10Ω/□のPFAチューブを用いている。
外部加熱ローラ233は、直径15mmであり、内部に加熱源としてのヒータランプ236を有し、加圧ローラ232に対し、定着ニップ部の上流側に設けられて、所定の押圧力をもって圧接するようになっている。そして、加圧ローラ232との間に加熱ニップ部Zが形成されている。外部加熱ローラ233の構成としては、アルミニウムや鉄系材料等からなる中空円筒状の金属製芯材233aの上に、耐熱離型層233bとして、耐熱性と離型性に優れた合成樹脂材料、例えばシリコンゴムやフッ素ゴム等のエラストマー、またはPFA、PTFE等のフッ素樹脂が用いられる。
なお、耐熱離型層233bを構成する耐熱離型材としては、PFAとPTFEをブレンドしたものを25μmの厚さに塗布焼成したものを用いる。
クリーニング部材247は、加圧ローラ232に付着したトナー、紙粉等を除去し、加圧ローラ232の汚れを清掃するためのものであり、本実施例では平板状のスクレーパタイプのものを使用している。クリーニング部材247としては、ポリイミド等の耐熱性樹脂シートや、ステンレス、りん青銅等からなる金属製の薄板、さらにこれらにフッ素コートを施したもの等が適宜使用可能であり、本実施例では厚さ0.1mmのりん青銅板を用いている。
このように、クリーニング部材247にスクレーパタイプのものを用いる目的としては、クリーニング部材247がスクレーパ状のものであれば、トナーや紙粉はスクレーパにより掻き取られ、加圧ローラ232から離脱することから、クリーニングローラのようにクリーニング部材と加圧ローラとの圧接部に留まることがなく、その結果、クリーニング部材から加圧ローラにトナーや紙粉が噴出す心配がないためである。
また、クリーニング部材247の加圧ローラへの当接位置は、外部加熱ローラ233の上流側であることがより望ましい。その理由としては、第1には、外部加熱ローラ233の上流側(加圧ローラ232の回転方向におけるニップ部Yから外部加熱ローラ233までの間)でトナーや紙粉のクリーニングが行われるため、外部加熱ローラ233がトナーや紙粉で汚れる程度が軽減されるためである。第2には、外部加熱ローラ233の下流側(加圧ローラ232の回転方向における外部加熱ローラ233からニップ部Yまでの間)にクリーニング部材247を設けた場合、その分、加圧ローラ232の回転方向に対して、外部加熱ローラ233を定着ニップ部から遠ざける必要があり、かつ、外部加熱ローラ233の下流側に設けたクリーニング部材247により、加圧ローラ232表面の熱が奪われることから、外部加熱ローラ233による加圧ローラ232表面の加熱効果が低減してしまうためである。したがって、本実施の形態では、図1に示すように、外部加熱ローラ233の上流側にクリーニング部材247であるスクレーパを設置している。
定着ローラ232、外部加熱ローラ233各々の周面には、温度検知手段としてのサーミスタ234、235、236が配設されており、各ローラの表面温度を検出するようになっている。そして、各サーミスタ234、235、236により検出された温度データに基づいて、温度制御手段(図示せず)は各ローラ温度が所定の温度となるようヒータランプ234、235、236への通電を制御する。
そして、定着ニップ部に所定の定着速度および印字速度(本実施の形態では、定着速度335mm/s、印字速度62枚/分)で未定着トナー像が形成された記録紙が搬送され、熱と圧力により定着が行われる。
次に、上記画像形成装置1並びに定着装置23を用いて、定着ローラ231および加圧ローラ232の電気的状態(グランド:GNDまたはフロート:FLOT)と静電オフセット現象との関係について検討した結果を、表1、図11〜図14を用いて詳細に説明する。
ここで、静電オフセットの試験方法としては、定着装置のクリーニング部材を取り外した状態で、記録紙(LTサイズのハンマーミル紙)の先端部に幅290mm×20mmのハーフトーン画像(ID0.75)とベタ画像(ID 1.3以上)を形成して定着を行い、定着装置23の1周後(約125mm後)にトナー画像が現れるかどうか、目視により評価した。併せて、通紙中にグランドから定着ローラ231および加圧ローラ232に流れ込む電流値を電流計を用いて計測した。具体的には、定着ローラ231については、定着ローラと電気的に導通されているボールベアリング81とグランドに接続されているフレーム82との間に電流計を直列に挿入することで定着ローラ231への流れ込み電流を測定した。また加圧ローラ232については、その表面に導電性ブラシを接触させ、導電性ブラシとフレーム82との間に電流計を直列にすることで、加圧ローラ232への流れ込み電流を測定した。
表1は、トナーの帯電極性がマイナスであり、記録材の帯電特性もマイナスとなる場合の静電オフセットを調べた結果である。
トナーおよび記録材が上記のような帯電条件となるのは、例えば、マイナス帯電されたOPC(Organic Photoconductor)感光体上に反転現像により、マイナストナーを現像し、このトナー像を剥離チャージャーを有するコロナ転写方式や転写ベルト方式からなる転写装置を用いて記録材上に転写した場合が相当する。
なお、ここでは、転写装置として転写ベルト方式を用い、記録紙の帯電電位としては、表面電位計による測定の結果、表面側(画像面)で−300V、裏面側で−500Vであった。
Figure 0003880961
表1に示すように、比較例(定着ローラ:グランド、加圧ローラ:フロート)では、定着ローラ231対し、静電オフセットが発生した。これに対し、実施例1(定着ローラ:フロート、加圧ローラ:フロート)、実施例2(定着ローラ:フローと、加圧ローラ:グランド)および実施例3(定着ローラ:グランド、加圧ローラ:グランド)では、定着ローラ231対し、静電オフセットが発生しなかった。
また、加圧ローラ232に対する静電オフセットは、比較例では発生したのに対し、実施例1では全く発生せず、実施例2、実施例3では若干発生するものの画像上問題ないレベルであった。
この原因について、図11〜図14に示すモデル図を用いて以下に説明する。なお、図中矢印Rは、ローラ回転方向(=記録紙の搬送方向)を示したものである。
(比較例)
比較例(図11)では、表1に示したように、定着ローラ231がグランド、加圧ローラ232がフロート状態となっている。この場合、記録紙Pが−300〜−500Vに帯電しているため、この記録紙Pが保持するマイナス電荷−Qpの作用によって、定着ニップ部入口近傍において、定着ローラ231に静電誘導作用が働き、定着ローラ231の芯金231a内にプラス電荷+Qrとマイナス電荷−Qrが誘導される。
そして、マイナス電荷−Qrは、記録紙Pが保持するマイナス電荷−Qpとの反発作用によりアースに逃げる(電流Ia)ため、定着ローラ231にはプラス電荷+Qrのみが残る。
したがって、記録紙Pの画像面側のトナーTf(マイナス帯電)には、定着ローラ231の芯金231a内のプラス電荷+Qrとの間で静電引力が作用し、その一部が定着ローラ231へオフセットする。
定着ニップ部では、定着ローラ231の芯金231a内のプラス電荷+Qrが記録紙P方向に移動し、記録紙Pの電荷−Qpを打消すことで、定着ローラ231への流れ込み電流(Ib=Ia)が生じることになる。
一方、記録紙Pの裏面には、転写ベルトからプラスに帯電したトナーTbが若干付着した状態で搬送されてくる。このトナーTbは、定着ニップ部までは、記録紙Pの電荷−Qpとの静電引力により記録紙Pに強く付着している。しかしながら、トナーTbは、上記のように、定着ローラ231に誘導されたプラス電荷+Qrによる静電反力を受けるとともに、定着ニップ部にて記録紙Pの電荷−Qpが消失することにより、記録紙Pとの静電引力が失われる。このため、機械的な付着力等により、その一部が加圧ローラ232にオフセットする。
(実施例1)
実施例1(図12)では、表1に示すように、定着ローラ231、加圧ローラ232とも、フロート状態となっている。この場合、比較例と同様、記録紙Pの電荷−Qpの作用によって、定着ニップ部入口近傍において、定着ローラ231に静電誘導作用が働き、定着ローラ231の芯金231a内にプラス電荷+Qrとマイナス電荷−Qrが誘導される。
しかしながら、比較例とは異なり、定着ローラ231はフロート状態であるため、誘導されたマイナス電荷−Qrはアースに逃げることなく、定着ローラ231の芯金231a内に留まる。
したがって、記録紙Pの画像面側のトナーTf(マイナス帯電)には、定着ローラ231の芯金231a内のプラス電荷+Qrとの間での静電引力に加えて、マイナス電荷−Qrとの間の静電反力も作用することから、トータルとしての定着ローラ231への静電的な付着力(引力)は比較例に比べて極めて小さく、定着ローラ231へのトナーのオフセットは発生しない。
また、定着ニップ部においても、定着ローラ231の芯金231a内のプラス電荷+Qrは、電荷−Qrとの静電引力が作用するため、記録紙方向に移動することがない。この結果、定着ローラ231への流れ込み電流は発生せず、記録紙電荷−Qpもキャンセルされずに保持される。
このため、記録紙Pの裏面のトナーTb(プラス帯電)には、定着ローラ231からの静電反力は作用せず、かつ定着ニップ部においても、記録紙Pの電荷−Qpとの静電引力が維持される。このため、比較例とは異なり、加圧ローラ232への記録紙裏面のトナーTbのオフセットは発生しない。
(実施例2)
実施例2(図13)では、表1に示すように、定着ローラ231がフロート、加圧ローラ232が、その表面に接地された導電ブラシを接触させることでグランドとなっている。この場合、定着ローラ231はフロート状態であるため、実施例1と同様、記録紙Pの電荷−Qpの作用によって、定着ローラ231に静電誘導作用が働いたとしても、誘導されたマイナス電荷−Qrはアースに逃げることなく、定着ローラ231内に留まる。したがって、記録紙Pの画像面側のトナーTf(マイナス帯電)に作用する定着ローラ231への静電的な付着力(引力)は極めて小さい。
加えて、加圧ローラ232は、表面抵抗が定着ローラ231の表面抵抗に比べて極めて小さく(10Ω/□)、かつ接地されていることから、記録紙Pが保持する電荷−Qpは加圧ローラ232を介して瞬時にアースに逃げる(Ic)。このため、定着ローラ231に静電誘導作用を生じさせることはない。したがって、定着ローラ231へのトナーのオフセットは発生しない。
一方、記録紙Pの裏面側のトナーTb(プラス帯電)は、定着ニップ部までは、記録紙Pの電荷−Qpとの静電引力により記録紙に強く付着しているものの、定着ニップ部にて記録紙Pの電荷−Qpが消失することによって記録紙との静電吸力が失われるため、実施例1に比べると加圧ローラ232へのオフセットが若干発生する。しかしながら、比較例のように、定着ローラ231に誘導されたプラス電荷+Qrによる静電反力を受けることがないため、そのオフセットレベルは、比較例に比べると軽微であり、画像上特に問題となるレベルではない。
(実施例3)
実施例3(図14)では、表1に示すように、定着ローラ231および加圧ローラ232ともにグランドとなっている。この場合、定着ローラ231は接地状態であるため、比較例と同様、記録紙Pの電荷−Qpの作用によって、定着ローラ231に静電誘導作用が働く可能性がある。
しかしながら、加圧ローラ232は、表面抵抗が定着ローラ231の表面抵抗に比べて極めて小さく(10Ω/□)、かつ接地されていることから、記録紙Pの保持電荷−Qpは加圧ローラ232を介して瞬時にアースに逃げる(Ic)。このため、定着ローラ231に静電誘導作用が働くことがなく、定着ローラ231へのトナーのオフセットは発生しない。
一方、記録紙Pの裏面のトナーTb(プラス帯電)は、定着ニップ部までは、記録紙Pの電荷−Qpとの静電引力により記録紙に強く付着しているものの、定着ニップ部にて記録紙Pの電荷−Qpが消失することによって記録紙との静電吸力が失われるため、実施例1に比べると若干オフセットが発生する。しかしながら、比較例のように、定着ローラ231に誘導されたプラス電荷+Qrによる静電反力を受けることはないため、そのオフセットレベルは、比較例に比べると軽微であり、画像上特に問題となるレベルではない。
トナーの帯電極性がプラスの場合は、ローラへの流れ込み電流の向きが反対(すなわち、ローラからグランドへの向き)になっていることを除いて、上記説明と全く同じように考えることができ、同様の方法で対応することが可能である。
以上の説明から明らかなように、定着ローラ231に流れ込み電流が生じるような構成を採った場合(比較例)、静電誘導作用により定着ローラ231への静電オフセットが発生する。一方、定着ローラ231への流れ込み電流が生じないような構成を採った場合(実施例1、実施例2)、静電誘導作用が低減され、定着ローラ231への静電オフセットの発生を防止することができる。
また、定着ローラ231への流れ込み電流が生じても、その電流値が加圧ローラ232への流れ込み電流よりも小さければ(実施例3)、同様に、静電誘導作用が抑制され、定着ローラ231への静電オフセットの発生を防止することができる。
加えて、定着ローラ231への流れ込み電流が0か、あるいは非常に小さい場合、定着ローラ231への流れ込み電流が大きい場合に比べて、記録紙裏面のトナーの加圧ローラ232へのオフセットも抑制することができる。
特に、定着ローラ231、加圧ローラ232ともにフロート状態とすれば、加圧ローラ232側でのオフセットも完全に防止することができ、かつ、導電性の除電ブラシ等、加圧ローラ232側の除電手段を設ける必要がなく、構成の簡略化が図れることから、より好ましい。
また、図15は、加圧ローラ232の表面抵抗と除電手段を当接しない状態での加圧ローラ232の帯電電位および除電手段を当接した場合の加圧ローラ232への流れ込み電流との関係を調べた図である。
これより、加圧ローラ232の表面抵抗が10Ω/□以下では帯電電位は0となり、かつ除電手段を当接した場合、加圧ローラ232から記録紙に十分な流れ込み電流が生じることがわかる。逆に、加圧ローラ232の表面抵抗が10Ω/□以上であれば、摩擦帯電による帯電電位が−3kV以上となり、除電手段を当接しても、流れ込み電流はほとんど発生しないことがわかる。したがって、本実施の形態において、加圧ローラ232の表面抵抗としては、10Ω/□以下に設定することが好ましい。なお、この表面抵抗値の下限値は、材料がもろくなるという製造上の限界から、10Ω/□となる。
また、加圧ローラ232を除電するために加圧ローラ232に除電ブラシ等を接触させた場合、除電手段は経時的にトナーや紙粉で汚れ、除電性能を安定して維持することができない。そこで、本実施の形態では、既に説明したように、加圧ローラ232のクリーニング手段として導電性のスクレーパを用い、このスクレーパを接地することで、除電手段を兼用させる構成としている。その結果、加圧ローラ232に付着したトナーや紙粉はスクレーパにより掻き取られるため、スクレーパと加圧ローラ232の電気的なコンタクトが安定して維持でき、除電効果を損なうことがない。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の定着装置は、複写機やプリンタといった電子写真装置の定着装置に使用可能である。
本発明の実施の一形態における定着装置を示す縦断面図である。 図1に示した定着装置を備えた画像形成装置の構成を示す縦断面図である。 図2に示した画像形成装置に含まれる画像記録装置の構成を示す縦断面図である。 図2に示した画像形成装置が備える記録材供給装置の構成を示す縦断面図である。 図2に示した画像形成装置が備える外部記録材供給装置の構成を示す縦断面図である。 図2に示した画像形成装置が備える後処理装置の構成を示す縦断面図である。 図2に示した画像形成装置が備える原稿画像読取装置の構成を示す縦断面図である。 図2に示した画像形成装置が備える両面印刷用搬送装置の構成を示す縦断面図である。 図1に示した定着ローラの支持構造を示す正面図である。 図1に示した定着ローラの支持構造を示す分解斜視図である。 本発明の定着装置の実施例に対する比較例における静電オフセットの説明図である。 本発明の定着装置の一実施例における静電オフセットの説明図である。 本発明の定着装置の他の実施例における静電オフセットの説明図である。 本発明の定着装置のさらに他の実施例における静電オフセットの説明図である。 加圧ローラの表面抵抗と除電手段を当接しない状態での加圧ローラの帯電電位および除電手段を当接した場合の加圧ローラへの流れ込み電流との関係を示す図である。 加圧部材(加圧ローラ)における定着速度と帯電電位との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 画像形成装置
23 定着装置
81 ベアリング
83 ベアリングホルダ
231 定着ローラ(定着部材)
232 加圧ローラ(加圧部材)
233 外部加熱ローラ
247 クリーニング部材(クリーニング手段、接地手段、スクレーパ)
P 記録材
T トナー(顕像剤)

Claims (5)

  1. 記録材の一方の面上の顕像剤からなる未定着画像に接する定着部材とこの定着部材に圧接する加圧部材とを有し、前記顕像剤と同極性に帯電した前記記録材を前記定着部材と前記加圧部材との間を通過させることにより、記録材上の未定着画像を記録材に定着させる定着装置において、
    表面層が前記定着部材は非導電性である一方、前記加圧部材は導電性であり、
    前記定着部材および前記加圧部材を電気的にフロート状態とすることを特徴とする定着装置。
  2. 前記加圧部材の表面抵抗が10Ω/□以下であることを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  3. 定着速度が250mm/s以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 記録材の一方の面上の顕像剤からなる未定着画像に接する定着部材とこの定着部材に圧接する加圧部材とを使用し、前記顕像剤と同極性に帯電した前記記録材を前記定着部材と前記加圧部材との間を通過させることにより、記録材上の未定着画像を記録材に定着させる定着方法において、
    表面層が前記定着部材は非導電性である一方、前記加圧部材は導電性であり、
    前記定着部材および前記加圧部材を電気的にフロート状態とすることを特徴とする定着方法。
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