JP3878945B2 - コンクリート造柱又は柱脚基礎コンクリートの天端面にプレートを設置する工法 - Google Patents
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Description
同様に、鉄骨柱下端(柱脚)のベースプレートを定着する周知の露出型柱脚部の柱脚基礎コンクリートの天端面に、前記ベースプレートを載置して固定するための鋼製プレート(アンカーボルトを含む。)を構造的に一体化して設置することも、従来行われていない。既往技術は、鉄骨柱下端のベースプレートを、基礎コンクリートの天端面に均しモルタルを敷いてその上に設置し、用意されたアンカーボルトとの締結を行っているに過ぎない。
その他、現場打ちのコンクリート造梁やコンクリートスラブなどの所謂コンクリート造構造物の天端面に、レベル出しをした鋼製プレートを構造的に一体化して設置する工法も、具体的に見聞されない。
特許文献2に開示されたコンクリート製柱と鉄骨梁の接合部構造は、コンクリート製柱の梁位置に鉄骨梁を通す貫通孔を設け、同貫通孔に鉄骨梁を通した構成である。
特許文献4には、上記のようにして基礎コンクリート中に埋設され上端部をコンクリート天端より上方へ露出させたアンカーボルトから位置決めプレート(添プレート)を撤去し、コンクリート天端面の中心部に基準モルタル層を敷き均し、鉄骨柱下端のベースプレートを前記基準モルタル層の上に載せてレベル出しを行い、各アンカーボルトへナットをねじ込んで仮固定を行い、更に前記基準モルタル層の周辺部へモルタル充填を行った後、前記ナットを本締めして鉄骨柱の定着を行う構成が開示されている。
コンクリート造柱の天端面に、プレートを、レベル出しを行って構造的に一体化し設置する工法であって、
鉄筋コンクリート造柱又は鉄骨鉄筋コンクリート造柱1の鉄筋6、鉄骨を組み立て、その外周に柱型枠2を組み立てた後に、前記柱型枠2の内側面にプレートの支持部材3をレベル出しを行って取り付け、柱型枠2内に一定レベルまでコンクリート打設を行い、前記の打設コンクリートが硬化する以前に、下面にアンカー材7を取り付けコンクリート天端の空気抜き用孔5aを備えたプレート5を前記支持部材3の上に載置してコンクリートの天端へ打ち込み、前記打設コンクリートが硬化した後に柱型枠2を解体し撤去することを特徴とする。
柱脚基礎コンクリートの天端面に、プレートを、レベル出しを行って構造的に一体化し設置する工法であって、
柱脚基礎の鉄筋を組み立て、その外周に柱脚基礎型枠を組み立てた後に、前記型枠の内側面にプレートの支持部材をレベル出しを行って取り付け、柱脚基礎型枠内に一定レベルまでコンクリート打設を行い、前記の打設コンクリートが硬化する以前に、予め必要本数のアンカーボルトを鉄骨柱下端のベースプレートのボルト孔と同一の配置で取り付け、且つ同ボルトの上端のネジ部を必要な高さに立ち上がらせ、更にコンクリート天端の空気抜き用孔を備えたプレートを前記支持部材の上に載置してコンクリートの天端へ打ち込み、前記打設コンクリートが硬化した後に柱脚基礎型枠を解体し撤去することを特徴とする。
コンクリート造柱の柱型枠は、堰板と支保工および腹起こし材などを予め組み合わせてユニット化したシステム型枠であることを特徴とする。
本発明のプレート設置工法は、コンクリートを、プレート5の支持部材3の取付けレベルまで打設し、そのコンクリートが硬化する以前に、プレート5を、支持部材3の上に載置してコンクリート天端へ打ち込み設置するので、プレート5がコンクリート打設作業のじゃまにはならない。また、支持部材3の取付け位置を一方向へ傾けて取付けることにより、同支持部材3の上に載置して設置するプレート5を所定の方向へ傾けて設置することができ、プレート5の多様な用途を満たすことができる。
具体的には、鉄筋コンクリート造柱1の鉄筋6(主筋6a、フープ筋6b)の組み立てを行い、その外周に柱型枠2を組み立てる。次いで柱型枠2の堰板2aの内側面にレベル出しの墨付けを行い、前記墨付け位置にプレート5を支持する支持部材3を取り付ける。しかる後にコンクリートの打設を行い、およそ前記支持部材3の取り付け位置レベルへコンクリート天端が到達するまで充填する。この打設コンクリートが硬化する以前に、下面にスタッドボルト7を取り付けたプレート5を前記支持部材3の上に芯出しをして載置し、前記コンクリートの天端へ押し込むように打ち込む。したがって、プレート5がコンクリート打設作業のじゃまになることはない。その後、前記コンクリートが強度を発現し硬化した後に、柱型枠2の解体を行う。柱型枠2の解体を行う際に、前記支持部材3が邪魔な存在であれば、その撤去も行う。かくして図3に例示したように。、プレート5をレベル出しを行って天端面に構造的に一体化して設置したコンクリート造柱1が出来上がる。
プレート5には通例鋼板を使用するが、材質は用途に応じて選択される。プレート5は、中央部にコンクリート天端への密着性を良好ならしめる空気抜き孔5aを備えている。
即ち、露出型柱脚部の柱脚基礎コンクリートの鉄筋を組み立て、型枠を組み立てた際に、同型枠の内側面にレベル出しの墨付けを行い、前記の墨付け位置に支持部材を取り付ける。しかる後に、コンクリート打設を行い、およそ前記支持部材の取り付け位置レベルまで充填する。そして、前記打設コンクリートが硬化する以前に、必要本数のアンカーボルトを鉄骨柱下端のベースプレートのボルト孔と同一の配置で取り付けると共にボルト上端部のネジ部をプレート5の上面から所要の高さ立ち上がらせて成るプレート5を、前記支持部材の上に芯出しをして載置し、前記コンクリートの天端へ打ち込むように設置する。打設コンクリートが強度を発現し硬化したあと、型枠を解体すると共に、前記支持部材が邪魔であれば撤去を行う。
従って、アンカーボルト15を柱脚基礎コンクリート11中へ埋め込むためのアンカーボルト定着体や位置決めプレート(添プレート)は一切無用であるし、レベル出しのための均しモルタルを敷き込んだりレベル調整する手間も無用である。
その他、具体的に図示して説明することは省略したが、現場打ちのコンクリート梁やスラブコンクリートの天端へ、必要なプレートを、レベル出しをして構造的に一体化し設置することも、全く同様な工程で実施することができ、所要の用途、機能を達成することができる。
5 プレート
7 スタッドボルト
6 鉄筋
2 型枠
3 支持部材
5a 孔
2a 堰板
2b 支保工
2c 腹起こし材
15 アンカーボルト
Claims (3)
- コンクリート造柱の天端面に、プレートを、レベル出しを行って構造的に一体化し設置する工法であって、
鉄筋コンクリート造柱又は鉄骨鉄筋コンクリート造柱の鉄筋、鉄骨を組み立て、その外周に柱型枠を組み立てた後に、前記柱型枠の内側面にプレートの支持部材をレベル出しを行って取り付け、柱型枠内に一定レベルまでコンクリート打設を行い、前記の打設コンクリートが硬化する以前に、下面にアンカー材を取り付けコンクリート天端の空気抜き用孔を備えたプレートを前記支持部材の上に載置してコンクリートの天端へ打ち込み、前記打設コンクリートが硬化した後に柱型枠を解体し撤去することを特徴とする、コンクリート造柱の天端面にプレートを設置する工法。 - 柱脚基礎コンクリートの天端面に、プレートを、レベル出しを行って構造的に一体化し設置する工法であって、
柱脚基礎の鉄筋を組み立て、その外周に柱脚基礎型枠を組み立てた後に、前記型枠の内側面にプレートの支持部材をレベル出しを行って取り付け、柱脚基礎型枠内に一定レベルまでコンクリート打設を行い、前記の打設コンクリートが硬化する以前に、予め必要本数のアンカーボルトを鉄骨柱下端のベースプレートのボルト孔と同一の配置で取り付け、且つ同ボルトの上端のネジ部を必要な高さに立ち上がらせ、更にコンクリート天端の空気抜き用孔を備えたプレートを前記支持部材の上に載置してコンクリートの天端へ打ち込み、前記打設コンクリートが硬化した後に柱脚基礎型枠を解体し撤去することを特徴とする、柱脚基礎コンクリートの天端面にプレートを設置する工法。 - コンクリート造柱の柱型枠は、堰板と支保工および腹起こし材などを予め組み合わせてユニット化したシステム型枠であることを特徴とする、請求項1に記載したコンクリート造柱の天端面にプレートを設置する工法。
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