JP3878266B2 - 固形物粉砕車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、不燃物収集場所や観光地等の種々の場所へ移動してガラス製品や陶磁器、レンガ等の固形物を粉体等に破砕・粉砕処理する固形物粉砕車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ガラス製品や陶磁器、レンガ等からなる製品の増加に伴い、不燃性等の固形物の処理が問題となっている。
従来、ガラス製品や陶磁器、レンガ等の固形物は、決められた場所に集められた後、収集車で回収して不燃物の処理施設へ運ばれ、処理施設で破砕・選別等を行って処理されている。
また、ガラス瓶等のガラス製品は、ビール瓶のように再利用可能なガラス製品の他、破砕、粉砕してガラスくずのカレットにされるものがある。カレットは、色分けや異物の除去をし、熱を加えて溶かすと瓶の材料にして再利用することができる。
しかしながら、離島や観光地等では、不燃物の処理施設への運搬に多大な時間や費用がかかるため、収集車による回収の回数が少なく、ガラス製品や陶磁器、レンガ等の固形物の処理量が、排出される固形物の量に追いつかないという問題点を有していた。
そこで、任意の場所に移動してガラス瓶等のガラス製品や陶磁器、レンガ等の固形物を粉砕処理できる移動式のガラス粉砕システムとして、トラック等の車両の荷台に、ガラス粉砕機と、ガラス粉砕機の投入口にガラス瓶等のガラス製品を投入するバケット式の投入用コンベアと、ガラス粉砕機の下部に接続され、粉砕物を搬送するスクリュー状の搬送コンベアと、搬送コンベアに接続され、粉砕物の粒径を選別する粒径選別機と、ガラス粉砕機に接続された吸引式の集塵機と、を設置したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のガラス粉砕システムでは、以下の問題点を有していた。
ガラス製品等の固形物をガラス粉砕機に投入する際に、固形物を投入するバケット式の投入用コンベアのバケットをガラス粉砕機の投入口に合わせて投入用コンベアをトラック等の車両の荷台から降ろす必要があり、固形物投入の作業性に欠けるとともに、投入用コンベアを降ろすための作業スペースを要すという問題点を有していた。
ガラス粉砕機の下部に側壁に傾斜を有した粉砕物回収部を介して粉砕物を搬送するスクリュー状の搬送コンベアを連結し、粉砕物を搬送コンベアへ落下させるために粉砕物回収部に粉砕物を回収するスクレーパや粉砕物回収部の側壁を振動させる振動器を粉砕物回収部に配設しているため、構造が複雑で保守管理性に欠けるという問題点を有していた。また、搬送コンベアがスクリュー状に形成されているため、間隙部から粉砕物が落下し易く、粉砕物の搬送性に欠けるという問題点を有していた。
また、スクリュー状の搬送コンベアにより搬送された粉砕物を一箇所で回収しているため、粉砕物の粒度を変えた場合等に、粉砕物の回収箱を交換する必要があるとともに、トラック等の車両の荷台から回収箱を降ろす際にリフト等を要し、作業性に欠けるという問題点を有していた。
更に、ガラス瓶等のガラス製品を粉砕した場合、ガラス製品の色による選別ができず、カレットとして使用する場合に、色分け作業に多大な手間がかかり、作業効率に欠けるという問題点を有していた。
【0004】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、ガラス製品や陶磁器、中古の便器、レンガ、耐火レンガ、磁気鉱石のトルマリン等の不燃物収集場所へ移動し、収集場所で投入開口部から投入機に固形物を投入し、スイッチを入れるだけで、自動的に固形物の粉砕やカレットの製造、分別回収ができ、作業性に優れ、従来のゴミ収集車と同様に、任意の場所に移動して固形物の回収、粉砕処理ができる固形物粉砕車を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明における固形物粉砕車は、トラック等の車両と、前記車両の荷台に設置された粉砕機と、前記粉砕機にガラス製品や陶磁器等の固形物を投入する投入機と、前記粉砕機に連設し、粉砕物を搬送する粉砕物搬送機と、前記粉砕物搬送機に連設した分別部と、前記分別部の排出側に配設された1乃至複数の回収箱と、前記荷台の前記回収箱の下方に敷設されたレールと、前記回収箱の底面に配設され前記レール上を転動する車輪と、前記回収箱を上下動させる昇降機と、を備え、前記粉砕機が、円筒状の粉砕室と、前記粉砕室の下方に配設された粉砕物回収部と、前記粉砕室及び前記粉砕物回収部間に脱着自在に配設され、多数の孔部を有した多孔底板と、を備え、前記昇降機が、上面にレール部を有し前記荷台の前記回収箱の側部に開閉自在に配設された天板部と、前記天板部を前記荷台と地面との間で上下動させる昇降機駆動手段と、を備えた構成を有している。
この構成により、不燃物収集場所や離島や観光地等の任意の場所に移動でき、種々の場所でガラス製品や陶磁器、レンガ等の固形物の回収ができるとともに、固形物の粉砕やカレットの製造ができるという作用を有する。
また、投入機に固形物を投入するだけで、投入した固形物が粉砕機へ運ばれ、粉砕機で粉砕された後、粉砕物搬送機により分別部を介して回収箱に回収され、自動的に固形物の粉砕やカレットの製造、回収ができるという作用を有する。
また、回収箱を複数有しているとともに、分別部を有しているため、粉砕物やカレットを色や種類毎に分別して回収でき、固形物の処理作業の作業性を向上できるという作用を有する。
また、粉砕機に投入されたガラス製品や陶磁器、レンガ等の固形物が、多孔底板に形成された孔部と略同じ大きさに粉砕でき、粉砕物回収部へ落下して粉砕物やカレットの製造ができるという作用を有する。
更に、孔部の大きさの異なる多孔底板と交換することにより、粉砕物やカレットの粒径を変えることができるという作用を有する。
また、荷台に敷設されたレールと、回収箱の底面に配設され、レール上を転動する車輪とを備えているとともに、天板部の上面にレール部を有し、回収箱の側部に配設された昇降機を備えているため、回収箱に貯められた粉砕物やカレットを搬出する際や回収箱の搬入の際に、レールに沿って回収箱を昇降機に乗せ、昇降機の上下動により回収箱の搬出や搬入ができるという作用を有する。
また、天板部が開閉自在に配設されているため、昇降機の未使用時に該固形物粉砕車の側面に収納することができ、該固形物粉砕車の大型化を防ぐことができるという作用を有する。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の固形物粉砕車は、トラック等の車両と、前記車両の荷台に設置された粉砕機と、前記粉砕機にガラス製品や陶磁器等の固形物を投入する投入機と、前記粉砕機に連設し、粉砕物を搬送する粉砕物搬送機と、前記粉砕物搬送機に連設した分別部と、前記分別部の排出側に配設された1乃至複数の回収箱と、前記荷台の前記回収箱の下方に敷設されたレールと、前記回収箱の底面に配設され前記レール上を転動する車輪と、前記回収箱を上下動させる昇降機と、を備え、前記粉砕機が、円筒状の粉砕室と、前記粉砕室の下方に配設された粉砕物回収部と、前記粉砕室及び前記粉砕物回収部間に脱着自在に配設され、多数の孔部を有した多孔底板と、を備え、前記昇降機が、上面にレール部を有し前記荷台の前記回収箱の側部に開閉自在に配設された天板部と、前記天板部を前記荷台と地面との間で上下動させる昇降機駆動手段と、を備えた構成を有している。
これにより、任意の場所に移動してガラス製品や陶磁器、レンガ等の固形物の回収、粉砕処理、カレットの製造ができるという作用を有する。
また、投入機に固形物を投入してスイッチを入れるだけで、投入した固形物が粉砕機へ運ばれて粉砕され、更に、粉砕して製造された粉砕物やカレットが粉砕物搬送機により分別部を介して回収箱に回収され、自動的に固形物の粉砕やカレットの製造、分別、回収ができるという作用を有する。
また、分別部を介して複数の回収箱を配設することにより、色や種類別に粉砕物やカレットを回収できるという作用を有する。
また、粉砕機に投入されたガラス製品や陶磁器、レンガ等の固形物が、多孔底板に形成された孔部と略同じ大きさに粉砕でき、粉砕物回収部へ落下して粉砕物やカレットの製造ができるという作用を有する。
更に、孔部の大きさの異なる多孔底板と交換することにより、粉砕物やカレットの粒径を変えることができるという作用を有する。
また、荷台に敷設されたレールと、回収箱の底面に配設され、レール上を転動する車輪とを備えているとともに、天板部の上面にレール部を有し、回収箱の側部に配設された昇降機を備えているため、回収箱に貯められた粉砕物やカレットを搬出する際や回収箱の搬入の際に、レールに沿って回収箱を昇降機に乗せ、昇降機の上下動により回収箱の搬出や搬入ができ、特に、回収箱に回収された粉砕物やカレットの搬出がし易いという作用を有する。
また、回収箱を搬出、搬入する際に回収箱をレールに沿って移動させることができ、特に、回収箱に回収されたカレットの搬出作業の省力化ができるという作用を有する。
また、天板部が開閉自在に配設されているため、昇降機の未使用時に該固形物粉砕車の側面に収納することができ、該固形物粉砕車の大型化を防ぐことができるという作用を有する。
ここで、昇降機駆動手段としては、油圧等によるシリンダーやモーター、若しくは電動式、空気圧式のシリンダーやモーター等が用いられる。
また、ストッパーを備えた車輪を回収箱の底面に配設するのが好ましい。該固形物粉砕車の走行中や、粉砕作業中に回収箱が移動するのを防ぐことができる。また、回収箱の底面にアジャスターを配設してもよい。該固形物粉砕車の走行中や、粉砕作業中に、アジャスターを調節して車輪をレールから浮かせることにより回収箱が移動するのを防ぐことができる。
本発明の請求項2に記載の固形物粉砕車は、請求項1に記載の発明において、前記多孔底板の脱着の際に前記粉砕室と前記粉砕物回収部の間隔を調整する間隔調整ボルトを備えた構成を有している。
これにより、多孔底板の脱着の際に粉砕室と粉砕物回収部の間隔を調整することができる。
【0007】
本発明の請求項に記載の固形物粉砕車は、請求項1又は2の内いずれか1項に記載の発明において前記荷台の上方に配設され、前記粉砕機と前記投入機と前記粉砕物搬送機と前記分別部と前記回収箱を覆うカバー部と、前記カバー部に形成された投入用の投入開口部と、前記カバー部の前記回収箱の側部に形成された開口部と、を備えた構成を有している。
これにより荷台の上方にカバー部を配設しているため、各機器を保護できるとともに、各機器が車両の荷台上で露出しないため、各機器の動作時の安全を確保できるという作用を有する。
ここで、カバー部に形成された投入開口部に、開閉自在な扉部を配設した場合、該固形物粉砕車の走行時や未使用時に投入開口部から異物が入るのを防止できる。
また、カバー部に開閉自在な出入り口を形成した場合、カバー部内に入って各機器のメンテナンス等ができる。
また、投入開口部に取り付ける扉部としては、開閉自在なシャッターが用いられる。また、投入機の動作中、扉部は閉じていても閉じていなくてもよいが、安全性の上から投入機の作動中は閉じるようにするのが好ましい。
【0008】
本発明の請求項に記載の固形物粉砕車は、請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の発明において、前記粉砕機が前記粉砕室の略中央部に配設された前記粉砕室の軸線方向と同方向の駆動軸と、前記駆動軸に接続され前記粉砕室の天井部の上面に配設された粉砕機駆動手段と連結手段を介して前記駆動軸に連結された回転自在な粉砕ローラと、前記粉砕ローラの外周面に形成された多数の角柱列からなる粉砕子と、連結手段を介して前記駆動軸に連結されたスクレーパと、を備えた構成を有している。
これにより駆動軸に連結されたスクレーパにより、投入された固形物を一箇所に貯めることなく、粉砕室内に広げることができ、均等に固形物の粉砕ができるという作用を有する。
ここで、大型の粉砕機の場合や投入される固形物が多い場合等、スクレーパの代わりに駆動軸に粉砕ローラを連結してもよい。固形物の粉砕効率を向上できる。
【0009】
本発明の請求項に記載の固形物粉砕車は、請求項1乃至の内いずれか1項に記載の発明において、前記粉砕機及び/又は前記回収箱に接続され、前記荷台に設置された集塵機を備えた構成を有している。
これにより、ガラス製品や陶磁器、レンガ等の固形物の投入時や粉砕物やカレットの回収時に粉塵が周囲に散乱するのを防ぐことができ、カバー部で覆われた車両の荷台上に粉塵等を散乱することなく粉砕処理やカレットの製造ができるという作用を有する。また、粉塵による、粉砕機の駆動部等の故障を防止できるという作用を有する。
【0010】
本発明の請求項に記載の固形物粉砕車は、請求項1乃至の内いずれか1項に記載の発明において、前記投入機が、傾斜板と、前記傾斜板に沿って上下動する投入箱と、前記投入箱の前記傾斜板側に開口された排出口と、前記投入箱を上下動させる投入機駆動手段と、を備えた構成を有している。
これにより、投入箱にガラス製品や陶磁器、レンガ等の固形物を投入して投入箱を上下動するだけで粉砕機に固形物の投入ができるという作用を有する。また、投入箱の傾斜板側に排出口が開口されているため、投入箱を反転させることなく排出口から固形物を粉砕機内に投入できるという作用を有する。
尚、投入機としては、搬送ベルトの所定位置に棧を有した傾斜コンベア等を用いてもよい。粉砕機への固形物の投入を連続的にできる。
【0011】
本発明の請求項に記載の固形物粉砕車は、請求項1乃至の内いずれか1項に記載の発明において、前記投入機駆動手段が、所定位置に配設された滑車と、前記投入箱を上下動させるシリンダーと、前記滑車を介して前記投入箱及び前記シリンダーを連結したワイヤーと、を備えた構成を有している。
これにより、滑車を介してワイヤーでシリンダー及び投入箱を連結しているため、投入機駆動手段を小型化できるとともに、滑車を所定位置に配設することにより、シリンダーの配設場所を変えることができ、車両の荷台を有効に使用できるという作用を有する。
【0012】
本発明の請求項に記載の固形物粉砕車は、請求項1乃至の内いずれか1項に記載の発明において、前記分別部が、前記粉砕物搬送機と連設した粉砕物通路部と、前記粉砕物通路部に配設されたダンパと、前記ダンパの切替え手段と、を備えた構成を有している。
これにより、ダンパを切替えてガラス製品や陶磁器、レンガ等の固形物を色や種類別に粉砕することにより、回収箱毎に粉砕物やカレットの色や種類別に分別して回収できるという作用を有する。
また、ダンパの切替え手段としては、油圧式や電磁式、空気式等が用いられる。
【0013】
本発明の請求項に記載の固形物粉砕車は、請求項1乃至の内いずれか1項に記載の発明において、前記粉砕物搬送機が、前記粉砕機の下方に配設され、側部及び長手方向の所定位置に立設された落下防止部を有した搬送ベルトを備えたベルトコンベアからなる構成を有している。
これにより、粉砕機で粉砕して製造された粉砕物やカレットが搬送ベルト上に落下し、ベルトコンベアにより分別部に粉砕物やカレットを連続的に搬送できるという作用を有する。また、搬送ベルトが落下防止部を有しているため、粉砕物やカレットの落下時や粉砕物やカレットの搬送時に搬送ベルトから粉砕物やカレットが落下するのを防ぐことができるという作用を有する。
【0016】
本発明の請求項に記載の固形物粉砕車は、請求項1乃至の内いずれか1項に記載の発明において、少なくとも前記粉砕機と前記投入機と前記粉砕物搬送機と前記分別部と前記昇降機が、油圧式の駆動手段を有している。
これにより、大型の電源供給源を車両の荷台に設置することなく、車両のエンジンを利用して各機器を駆動でき、該固形物粉砕車の大型化を防ぐことができるという作用を有する。
【0017】
(実施の形態)
以下、実施の形態における固形物粉砕車について、図面を用いて説明する。
図1は実施の形態における固形物粉砕車の要部側面図であり、図2は実施の形態における固形物粉砕車の要部断面平面図であり、図3は実施の形態における固形物粉砕車の要部背面図である。
図中、1は実施の形態における固形物粉砕車、2は固形物粉砕車1の車両、3は車両2の荷台、4は荷台3の後方側に設置し、ガラス製品や陶磁器、レンガ等の固形物を粉砕する粉砕機、5は粉砕機4に連設して荷台3の後方に設置した投入機、6は一端を粉砕機4の下方に連設して荷台3に設置した粉砕物搬送機、7は一端を粉砕物搬送機6の他端に連設した分別部、8a,8b,8cは分別部7の粉砕物通路部、9a,9bは粉砕物通路部8a,8b,8c内に配設されたダンパ、10a,10bはダンパ9a,9bの切替え部、11a,11b,11cはそれぞれ分別部7の粉砕物通路部8a,8b,8cに連設して荷台3に設置された回収箱、12は回収箱11a,11b,11cの底面に配設されたストッパー付の車輪、13は荷台3に敷設され、車輪12が転動するレール、14は粉砕機4と回収箱11a,11b,11cに接続され、荷台3に設置された集塵機、15は荷台3の上方に配設され、粉砕機4、投入機5、粉砕物搬送機6、分別部7、回収箱11a,11b,11c、集塵機14を覆うカバー部、15aはカバー部15の車両2の後方側の下方に形成された投入開口部、15bは回収箱11a及び11cの側部のカバー部15に形成された開口部、16はカバー部15の開口部15bに開閉自在に配設された昇降機、17は荷台3の前方に設置された油圧タンク、18は投入開口部15aを開閉するシャッター式の扉部である。
以上のように構成された固形物粉砕車において、以下その動作について説明する。
シャッター式の扉部18を開け、投入開口部15aから投入機5にガラス製品や陶磁器、中古の便器、レンガ、耐火レンガ、磁気鉱石のトルマリン等の固形物を投入すると、投入された固形物が投入機5により粉砕機4へ搬送されて粉砕機4内に投入される。
次に、投入された固形物が粉砕機4で粉砕され、粉砕物やカレットが製造される。粉砕機4により製造された粉砕物やカレットは、粉砕機4の下方に連設された粉砕物搬送機6上に落下して粉砕物搬送機6により分別部7へ搬送され、更に、分別部7を通過した粉砕物やカレットが回収箱11a,11b,11cのいずれかに落下して回収される。
粉砕物やカレットの製造、回収後、昇降機16を開き、カバー部15の開口部15bから粉砕物やカレットが回収された回収箱11a,11b,11cを順次昇降機16に乗せて車両2の荷台3から降ろして回収箱11a,11b,11c内の粉砕物やカレットを排出する。
【0018】
次に、実施の形態における粉砕機について、図面を用いて説明する。
図4は実施の形態における固形物粉砕車の粉砕機の要部断面側面図である。
図中、19は粉砕機4の円筒状の粉砕室、20は粉砕室19の天井面に開口された粉砕室投入口、21は粉砕室19の下方に配設された粉砕室19と同形状の回収室、22は粉砕室19と回収室21の間に脱着自在に配設され、多数の孔部を有した多孔底板、23は多孔底板22の脱着の際に粉砕室19と回収室21の間隔を調整する間隔調整ボルト、24は粉砕室19の下方に多孔底板22を介して配設された下端が開口の粉砕物回収部、25は粉砕室19の軸線方向と同方向の駆動軸、26は駆動軸25に接続され、粉砕室19の天井部の上面に配設された油圧モーターからなる粉砕機駆動手段、27は駆動軸25に連結した連結手段、28は駆動軸25の回転にともない駆動軸25を中心に回転し、連結手段27に支持されたローラ軸、29はローラ軸28に回転自在に軸支された粉砕ローラ、30は粉砕ローラ29の外周面に形成された多数の角柱列からなる粉砕子、31は駆動軸25を中心に回転自在に連結手段27に連結されたスクレーパである。
以上のように構成された粉砕機において、以下その動作について説明する。
粉砕室投入口20から粉砕室19内に投入されたガラス製品や陶磁器、中古の便器、レンガ、耐火レンガ、磁気鉱石のトルマリン等の固形物は、駆動軸25の回転にともない、スクレーパ31により粉砕ローラ29の走行部側へ寄せられるとともに、駆動軸25を中心に粉砕室19内を回転する粉砕ローラ29の外周面に形成された粉砕子30により粉砕される。粉砕ローラ29により粉砕して製造された粉砕物やカレットは、多孔底板22の孔部を通過して粉砕物回収部24へ落下する。
【0019】
次に、実施の形態における投入機について、図面を用いて説明する。
図5は実施の形態における投入機の要部側面図である。
図中、32は一端が粉砕機4の粉砕室投入口20の下端部に当接され、荷台3との仰角を45°〜90°好ましくは立地面積を小さくし、コンパクト化するため70°〜90°にして配設された傾斜板、33は傾斜板32に沿って上下動し、傾斜板32側に開口された排出口を有した投入箱、33aは投入箱33の傾斜板32側に開口された排出口、33bは投入箱33の底板、34は傾斜板32の粉砕機4側に配設された油圧シリンダーからなる投入機駆動部、35は投入機駆動部34の上方の所定位置に配設された滑車、36は一端部が投入箱33の底板33bに接続され、滑車35を介して他端部が投入機駆動部34に連結されたワイヤーである。
以上のように構成された投入機において、以下その動作について説明する。
投入箱33をカバー部15の投入開口部15aの下方に移動して、粉砕する固形物を投入箱33に投入し、投入機駆動部34によりワイヤー36を巻き上げて投入箱33を傾斜板32に沿って粉砕室投入口20へ移動させる。傾斜板32に沿って粉砕機4の粉砕室投入口20へ投入箱33が移動した際、傾斜板32側に開口された排出口33aから投入箱33へ投入した固形物が排出され、粉砕機4の粉砕室19内へ投入される。
粉砕機4への固形物の投入後、投入器駆動部34によりワイヤー36をゆるめ、投入箱33を投入開口部15aの下方へ移動する。
【0020】
次に、実施の形態における粉砕物の搬送について説明する。
粉砕物搬送機6としては、両側部及び長手方向の所定位置に立設した落下防止部を有した搬送ベルトを備え、一端部が粉砕機4の下方に配設され、他端部が分別部7の上端に連設された傾斜状のベルトコンベアを用いている。
粉砕機4の粉砕室19で粉砕して、製造された粉砕物やカレットは、多孔底板22を介して粉砕物回収部24から粉砕物搬送機6の所定位置に立設された落下防止部で囲まれた搬送ベルト上に落下し、粉砕物搬送機6の他端に連設された分別部7へ搬送される。
【0021】
次に、実施の形態における粉砕物の分別及び回収について説明する。
分別部7は、回収箱11a,11b,11cのそれぞれに分岐して接続された粉砕物通路部8a,8b,8cと、粉砕物通路部8a,8b,8c内に配設されたダンパ9a,9b及び切替え部10a,10bで構成されている。
粉砕物やカレットの分別を行う場合、投入機5へ固形物を投入する際にガラス製品や陶磁器等の投入物の種類やガラス製品の色等に応じてスイッチを切替えることにより切替え部10a,10bを操作してダンパ9a,9bを切替え、カレットや粉砕物の回収場所を回収箱11a,11b,11cのいずれかに決定する。
粉砕機4で粉砕され、粉砕物搬送機6により分別部7へ搬送された粉砕物やカレットは、切替え部10a,10bでのダンパ9a,9bの切替えにより粉砕物通路部8a,8b,8cのいずれかを介して回収箱11a,11b,11cのいずれかに回収される。
尚、ダンパ9a,9bの切替え部10a,10bとしては、油圧式や電磁式、空気式等が用いられる。
回収箱11a,11b,11cに回収された粉砕物やカレットは、天板部の上面にレール部を有し、開閉自在に配設された昇降機16の天板部を開き、回収箱11a,11b,11cの底面に配設された車輪12をレール13に沿わせて回収箱11a,11b,11cを引出し、順次、回収箱11a,11b,11cを昇降機16の天板部の上面のレール部に乗せ、油圧シリンダーからなる昇降機駆動手段により昇降機16の天板部を降下して搬出される。
また、回収箱11a,11b,11cの車輪12を、昇降機16の天板部の上面のレール部に、順次乗せ、油圧シリンダーからなる昇降機駆動手段により昇降機16の天板部を上昇させ、昇降機16の天板部と荷台3の上面を合わせて回収箱11a,11b,11cをレール13に沿わせて荷台3へ搬入する。
尚、固形物粉砕車1の走行時や粉砕作業中等の際に、回収箱11a,11b,11cの底面に配設された車輪12にストッパーをかけて回収箱11a,11b,11cを固定している。
【0022】
本実施の形態における固形物粉砕車は、以上のように構成されているので、以下のような作用を有する。
a,車両の荷台に、粉砕機、投入機、粉砕物搬送機、分別部、回収箱、集塵機を設置しているため、不燃物収集場所や離島や観光地等の任意の場所に移動してガラス製品や陶磁器、中古の便器、レンガ、耐火レンガ等の固形物の回収、粉砕、カレットの製造ができるという作用を有する。
b,カバー部に配設されたシャッター式の扉部を開け、固形物を投入箱に投入してスイッチを入れるだけで固形物の粉砕やカレットの製造ができるという作用を有する。
c,投入機が、傾斜板と傾斜板側に開口された排出口を有した投入箱を備えているため、投入箱に固形物を投入して投入箱が傾斜板に沿って上下動させるだけで粉砕機の粉砕室投入口へ固形物が運ばれて粉砕室内に投入され、固形物の投入を自動的にできるという作用を有する。
d,粉砕機の下方に粉砕物搬送機を連設しているため、製造された粉砕物やカレットを自動的に分別部へ搬送できるという作用を有する。また、粉砕物搬送機の搬送ベルトが落下防止部を備えているため、粉砕物やカレットを周囲に落下させることなく確実に分別部へ搬送できるという作用を有している。
e,粉砕物搬送機の端部にダンパを備えた分別部を連設しているとともに、複数の回収箱を備えているため、ガラス製品や陶磁器、中古の便器、レンガ、耐火レンガ、磁気鉱石のトルマリン等の固形物の投入時に固形物の種類や色等に応じて分別部のダンパを切替えることにより固形物の色や種類別に粉砕物やカレットを各回収箱に回収できるという作用を有する。
f,荷台に敷設されたレールと、回収箱の底面に配設され、レール上を転動する車輪とを備えているとともに、天板部の上面にレール部を有し、回収箱の側部のカバー部に形成された開口部に配設された昇降機を備えているため、回収箱に貯められた粉砕物やカレットを搬出する際や回収箱の搬入の際に、レールに沿って回収箱を昇降機に乗せ、昇降機の上下動により回収箱の搬出や搬入ができるという作用を有する。
g,荷台の上方にカバー部を配設し、各機器を覆っているため、各機器を保護できるとともに、各機器が車両の荷台上で露出しないため、各機器の動作時の安全を確保できるという作用を有する。
h,粉砕機及び回収箱に接続された集塵機を備えているため、粉塵を周囲に散乱させるのを防ぐとともに、粉塵により各機器の駆動手段等の故障を引き起こすのを防ぐという作用を有する。
【0023】
【発明の効果】
以上のように、本発明における固形物粉砕車によれば、以下の優れた効果を実現できる。
(1)粉砕機、投入機、粉砕物搬送機、分別部、回収箱等を車両の荷台に設置しているため、不燃物収集場所や離島や観光地等の任意の場所に移動してガラス製品や陶磁器、中古の便器、レンガ、耐火レンガ、磁気鉱石のトルマリン等の固形物の回収、粉砕、カレットの製造ができ、固形物の処理作業性に優れ、利便性に優れるという効果を有する。
(2)カバー部の投入開口部から投入機にガラス製品や陶磁器、中古の便器、レンガ、耐火レンガ、磁気鉱石のトルマリン等の固形物を投入してスイッチを入れるだけで、従来のゴミ収集車と同様に誰にでも、自動的に固形物の粉砕やカレットの製造ができ、固形物の処理を安全かつ短時間に効率的にできるという効果を有する。
(3)ガラス製品や陶磁器、中古の便器、レンガ、耐火レンガ、磁気鉱石のトルマリン等の固形物の色や種類別に粉砕し、固形物の色や種類に応じて分別部を切替え、粉砕物やカレット別に回収箱を変えることにより、粉砕物やカレットの製造、回収が色や種類別にでき、粉砕物やカレットの後処理が容易に短時間にでき、作業性を向上できるとともに、カレットを色別に回収できるため、カレットの再利用時の色分け作業を不要とし、再利用の効率を向上できるという効果を有する。
(4)荷台に敷設されたレールと、回収箱の底面に配設され、レール上を転動する車輪とを備えているとともに、天板部の上面にレール部を有し、回収箱の側部に配設された昇降機を備えているため、回収箱に貯められた粉砕物やカレットを搬出する際や回収箱の搬入の際に、レールに沿って回収箱を昇降機に乗せ、昇降機の上下動により回収箱の搬出や搬入ができ、特に、回収箱に回収された粉砕物やカレットの搬出がし易いという効果を有する。
)車両の荷台に各機器を覆うカバー部を備えているため、各機器を雨、風等から保護でき、異物の混入等を防ぐとともに、各機器が露出していないため、粉砕作業時に作業者や周囲の安全を確保できるという効果を有する。
)粉砕機が駆動軸に連結されたスクレーパ及び粉砕ローラを備えているため、粉砕室に投入されたガラス製品や陶磁器、中古の便器、レンガ、耐火レンガ、磁気鉱石のトルマリン等の固形物を一箇所に貯めることなく粉砕室内に広げながら均等に粉砕でき、固形物の粉砕を効率よく短時間でできるという効果を有する。
)粉砕機が脱着自在な多孔底板を備えているため、孔部の大きさの異なる多孔底板と交換することにより、粉砕物やカレットの粒径を変えることができ、種々の粒径のカレットが製造できるという効果を有する。
)粉砕機及び/又は回収箱に集塵機を接続することにより、各機器が設置された荷台のカバー部内に粉塵が散乱するのを防ぐことができ、粉塵による各機器の駆動手段等の故障等を防ぎ、各機器の耐久性を向上できるという効果を有する。
)傾斜板と、傾斜板側に開口された排出口を有した投入箱からなる投入機を備えることにより、投入箱にガラス製品や陶磁器、中古の便器、レンガ、耐火レンガ、磁気鉱石のトルマリン等の固形物を投入するだけで固形物を粉砕機に搬送でき、更に、投入箱を反転させることなく固形物の投入ができ、投入機の構造が簡単で投入作業性に優れるという効果を有する。
10)滑車とシリンダーとワイヤーを備えた投入機駆動手段を備えることにより、投入機駆動手段を小型化できるとともに、滑車の配設場所により荷台の任意の場所にシリンダーを設置でき、荷台の限られたスペースを有効利用でき、該固形物粉砕車の小型化が図れるという効果を有する。
11)ダンパとダンパの切替え手段を有した分別部を備えることにより、ガラス製品や陶磁器、中古の便器、レンガ、耐火レンガ、磁気鉱石のトルマリン等の固形物の投入時にダンパを切替え、固形物の色や種類別に回収箱を決定することにより色や種類別に粉砕物やカレットを回収でき、粉砕物やカレットの製造と同時に粉砕物やカレットの分別ができ、粉砕物やカレットの後処理を容易にし、作業性に優れるという効果を有する。
12)落下防止部を有した搬送ベルトを備えたベルトコンベアからなる粉砕物搬送機を備えることにより、カレットを荷台上に落下させることなく、確実に搬送することができ、カレットの搬送処理能力に優れるという効果を有する。
13)開閉自在に配設された天板部を有した昇降機を備えることにより、昇降機の未使用時に広い収納場所を要すことなく収納でき、該固形物粉砕車の大型化を防ぐことができるとともに、回収箱の搬入時や粉砕物やカレットの搬出時に回収箱を天板部に載置して搬入、搬出ができ作業性に優れるという効果を有する。
14)レール上を転動する車輪を底面に有した回収箱を備えることにより、回収箱の搬出、搬入時にレールに沿って回収箱を移動させることができ、回収箱の搬出、搬入時の作業の省力化が図れ、作業性に優れるという効果を有する。
15)荷台上に設置された各機器に油圧式の駆動手段を備えることにより、大型の電源供給源を荷台に設置することなく、車両のエンジンを利用して各機器の駆動ができ、該固形物粉砕車の大型化を防ぐことができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における固形物粉砕車の要部側面図
【図2】実施の形態における固形物粉砕車の要部断面平面図
【図3】実施の形態における固形物粉砕車の要部背面図
【図4】実施の形態における固形物粉砕車の粉砕機の要部断面側面図
【図5】実施の形態における投入機の要部側面図
【符号の説明】
1 固形物粉砕車
2 車両
3 荷台
4 粉砕機
5 投入機
6 粉砕物搬送機
7 分別部
8a 粉砕物通路部
8b 粉砕物通路部
8c 粉砕物通路部
9a ダンパ
9b ダンパ
10a 切替え部
10b 切替え部
11a 回収箱
11b 回収箱
11c 回収箱
12 車輪
13 レール
14 集塵機
15 カバー部
15a 投入開口部
15b 開口部
16 昇降機
17 油圧タンク
18 扉部
19 粉砕室
20 粉砕室投入口
21 回収室
22 多孔底板
23 間隔調整ボルト
24 粉砕物回収部
25 駆動軸
26 粉砕機駆動手段
27 連結手段
28 ローラ軸
29 粉砕ローラ
30 粉砕子
31 スクレーパ
32 傾斜板
33 投入箱
33a 排出口
33b 底板
34 投入機駆動部
35 滑車
36 ワイヤー

Claims (10)

  1. トラック等の車両と、前記車両の荷台に設置された粉砕機と、前記粉砕機にガラス製品や陶磁器等の固形物を投入する投入機と、前記粉砕機に連設し、粉砕物を搬送する粉砕物搬送機と、前記粉砕物搬送機に連設した分別部と、前記分別部の排出側に配設された1乃至複数の回収箱と、前記荷台の前記回収箱の下方に敷設されたレールと、前記回収箱の底面に配設され前記レール上を転動する車輪と、前記回収箱を上下動させる昇降機と、を備え
    前記粉砕機が、円筒状の粉砕室と、前記粉砕室の下方に配設された粉砕物回収部と、前記粉砕室及び前記粉砕物回収部間に脱着自在に配設され、多数の孔部を有した多孔底板と、を備え、
    前記昇降機が、上面にレール部を有し前記荷台の前記回収箱の側部に開閉自在に配設された天板部と、前記天板部を前記荷台と地面との間で上下動させる昇降機駆動手段と、を備えていることを特徴とする固形物粉砕車。
  2. 前記多孔底板の脱着の際に前記粉砕室と前記粉砕物回収部の間隔を調整する間隔調整ボルトを備えていることを特徴とする請求項1に記載の固形物粉砕車。
  3. 前記荷台の上方に配設され、前記粉砕機と前記投入機と前記粉砕物搬送機と前記分別部と前記回収箱を覆うカバー部と、前記カバー部に形成された投入用の投入開口部と、前記カバー部の前記回収箱の側部に形成された開口部と、を備えていることを特徴とする請求項1又は2の内いずれか1項に記載の固形物粉砕車。
  4. 前記粉砕機が前記粉砕室の略中央部に配設された前記粉砕室の軸線方向と同方向の駆動軸と、前記駆動軸に接続され前記粉砕室の天井部の上面に配設された粉砕機駆動手段と連結手段を介して前記駆動軸に連結された回転自在な粉砕ローラと、前記粉砕ローラの外周面に形成された多数の角柱列からなる粉砕子と、連結手段を介して前記駆動軸に連結されたスクレーパと、を備えていることを特徴とする請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の固形物粉砕車。
  5. 前記粉砕機及び/又は前記回収箱に接続され、前記荷台に設置された集塵機を備えていることを特徴とする請求項1乃至の内いずれか1項に記載の固形物粉砕車。
  6. 前記投入機が、傾斜板と、前記傾斜板に沿って上下動する投入箱と、前記投入箱の前記傾斜板側に開口された排出口と、前記投入箱を上下動させる投入機駆動手段と、を備えていることを特徴とする請求項1乃至の内いずれか1項に記載の固形物粉砕車。
  7. 前記投入機駆動手段が、所定位置に配設された滑車と、前記投入箱を上下動させるシリンダーと、前記滑車を介して前記投入箱及び前記シリンダーを連結したワイヤーと、を備えていることを特徴とする請求項1乃至の内いずれか1項に記載の固形物粉砕車。
  8. 前記分別部が、前記粉砕物搬送機と連設した粉砕物通路部と、前記粉砕物通路部に配設されたダンパと、前記ダンパの切替え手段と、を備えていることを特徴とする請求項1乃至の内いずれか1項に記載の固形物粉砕車。
  9. 前記粉砕物搬送機が、前記粉砕機の下方に配設され、側部及び長手方向の所定位置に立設された落下防止部を有した搬送ベルトを備えたベルトコンベアからなることを特徴とする請求項1乃至の内いずれか1項に記載の固形物粉砕車。
  10. 少なくとも前記粉砕機と前記投入機と前記粉砕物搬送機と前記分別部と前記昇降機が、油圧式の駆動手段を有していることを特徴とする請求項1乃至の内いずれか1項に記載の固形物粉砕車。
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