JP3874543B2 - 砕石処理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、砕石処理システムに係わり、特に、ストックヤード上の採石を自動運転ショベルですくい取り、すくい取った採石をクラッシャに供給する作業を自動化するとともに、ストックヤードへの採石の供給と生産された砕石の搬出を円滑にした砕石処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、油圧ショベルを使用した加工プラントの例としては、特開平9−195321号公報が知られている。これは、加工対象物である地山を崩した採石をブルドーザでかき集め、これをブルドーザと同一平面上に配置した自動運転ショベルによりすくい取り、加工手段である移動式クラッシヤに投入する作業を、ブルドーザのオペレータ1人で行うものであり、さらにオペレータの運転するブルドーザに、自動運転ショベルの自動運転を指令する装置と移動式クラッシャの砕石レベルを監視する装置を設け、ブルドーザで採石を自動運転ショベルのフロント部に集め、自動運転ショベルを運転させてして採石をすくい取り、移動式クラッシヤに排土するように構成されている。また、移動式クラッシヤの採石レベルが高くなったときは、自動運転ショベルを停止させるために、採石レベルを監視しながら作業を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の加工プラントは、自動運転ショベルがブルドーザと同一平面上にあり、ブルドーザによって自動運転ショベルの近傍に採石を寄せていかなければならず、この間、ブルドーザと自動運転ショベルのフロントが衝突しないように、自動運転ショベルの運転を体止する必要が生じる。
【0004】
このためブルドーザに搭乗しているオペレータは、常に自動運転ショベルとの距離を勘案し、必要に応じて体止あるいは停止させる操作をしなければならず、作業効率を思うように上げることができなかった。
【0005】
また、自動運転ショベルは、クラッシヤの採石レベルを検出して動作を制御しているが、どのような状態で自動運転ショベルが停止しているかを、ブルドーザ側から監視していなければならず、作業効率を上げるための阻害要因となっていた。
【0006】
さらに、製品として生産される砕石を搬出する側では、例えば、クラッシヤのコンベアによって吐き出された砕石が堆積してその高さが高くなり過ぎた時等、何らかの要因により作業を止める必要を生じた場合には、これを検知して自動運転ショベルを停止する必要が生じる。しかし、搬出側の、例えば、ホイルローダには自動運転ショベルを止める機能が付いておらず、ブルドーザのオペレータがこれをも監視するには、その間の距離があり過ぎ、監視を容易に行い得ず、結果として採石を自動運転ショベルに供給する作業を停滞させる要因となっていた。
【0007】
本発明の目的は、採石の供給と生産された砕石の搬出に伴う自動運転ショベルの動作の停止を適切かつ簡便に行うことにより、作業効率の向上と生産性の向上を図った砕石処理システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、次のような手段を採用した。
【0009】
教示された掘削から放土までの一連の動作を再生動作する自動運転ショベルにより、ストックヤードに貯留された採石を掘削してクラッシヤに放土し、該クラッシヤにより前記放土された採石を破砕して砕石を得る砕石処理システムにおいて、
前記自動運転ショベルから離れた位置に設けられ当該自動運転ショベルの起動および停止を操作する遠隔操作装置と、前記ストックヤードに前記砕石を搬入する運搬機械に配備され、前記自動運転ショベルの一時停止を操作する移動可能な移動型操作装置とを配備し、前記遠隔操作装置の停止ボタンからの停止コマンドを前記移動型操作装置の一時停止用の操作ボタンからの停止コマンドに対して優先させることを特徴とする。
【0010】
また、請求項1の記載において、前記砕石を積み出す作業機械に前記自動運転ショベルの停止を操作する移動可能な移動型操作装置とをさらに備えたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施形態を図1から図6を用いて説明する。
【0013】
図1は、本実施形態に関わる砕石処理システムの構成およびその作業形態を示す図である。
【0014】
同図において、1は教示された掘削から放土までの一連の作業手順を自動的に繰り返し、ストックヤード4に貯留された土石を掘削して、移動式クラッシヤ5に放土する自動運転ショベル、2は自動運転ショベル1の自動運転操作を行うのに適した任意の場所に設置された遠隔操作装置、30,31はそれぞれ交互にストックヤード4に採石を供給するトラック、32はホイールローダ8によって積み込まれた砕石を搬出するトラック、4は採石6を一時的に貯えるとともに、採石を供給するトラック30,31と自動運転ショベル1を同一平面上から切り離す役割を果たすストックヤード、5は自動運転ショベル1によって放土された土石を破砕して、砕石4を製造する移動式クラッシヤ、7は移動式クラッシヤ5によって製造された砕石、8はホイールローダ用通信装置81が設けられるとともに、移動式クラッシヤ5によって製造された砕石7をトラック32に積み込むホイールローダである。
【0015】
ここで、自動運転ショベル1は、走行体101、走行体101上に旋回可能に設けられた旋回体111、旋回体111に回動可能に設けられたブーム112、ブーム112の先端に回動可能に設けられたアーム113、アーム113の先端に回動可能に設けられたバケット114、ブーム112、アーム113、バケツト114とをそれぞれ回動動作するためのシリンダ115、116、117、旋回体111に設けられた運転室118、遠隔操作装置2との間で信号の送受信を行うショベル用通信装置121、トラック30,31およびホイールローダ8との間で信号の送受信を行うショベル用通信装置122、およびショベルコントローラ11が設けられる。
【0016】
遠隔操作装置2は、システム操作部21、遠隔操作装置用コントローラ22、システム状態表示部23、および遠隔操作装置用通信装置24から構成される。
【0017】
トラック30,31は、それぞれ自動運転ショベル1のとの間で信号の送受信を行うトラック用通信装置300,310を備える。
【0018】
移動式クラッシヤ5は、走行体50、ホッパ51、砕石部52、コンベア53から構成される。
【0019】
この砕石処理システムは上記のごとく、各種の建設機械の協同作業によって遂行され、トラック30,31によって交互にストックヤード4に採石6が供給され、自動運転ショベル1は遠隔操作装置2からの起動指令を受けると、採石6を掘削して移動式クラッシヤ5に放土する動作を繰り返す。移動式クラッシヤ5は放土された採石を破砕し砕石7を製造し、砕石7はホイールローダ8によってトラック32に積み込まれ搬出される。
【0020】
図2は、本実施形態に係わる砕石処理システムの制御機構の概要を示すブロック図である。なお、同図において、図1に示す符号と同符号の箇所は同一箇所を示す。
【0021】
同図において、10は自動運転ショベル1の車載搭載装置を示し、11はティーチングした内容を記憶し、再生して自動運転ショベル1を制御するためのショベルコントローラ、121は遠隔操作装置2からの操作コマンドを入力し、かつ自動運転ショベル1の運転状態を通知するための双方向の通信装置、122はトラック30、トラック31、ホイールローダ8に搭載された通信装置から送信された停止コマンドを受信するための通信装置、14は自動運転ショベル1の作業手順をティーチングするための教示操作部、15はショベルコントローラ11から出力された駆動電流によって駆動され、コントロールバルブ16のパイロット圧を調整する比例電磁弁、16は比例電磁弁15から出力される油圧信号により制御され、アクチュエータ17に流入する油量または油圧を制御するコントロールバルブ、17は図1に示す自動運転ショベル1の各部を作動するための図示していないシリンダ等のアクチュエータ、18は旋回体111、ブーム112、アーム113、バケット114の各関節の位置を計測するための角度センサである。
【0022】
20は遠隔操作装置2の搭載装置を示し、遠隔操作装置2には、自動運転ショベル1に各種の操作コマンドを送信する遠隔操作装置用通信装置24と、少なくとも自動運転ショベル1の起動を行うための起動ボタン211および停止を行うための停止ボタン212を備えるシステム操作部21と、自動運転ショベルの動作異常状態、正常運転状態、教示操作状態等の当該砕石処理システムの各種の状態を表示するシステム状態表示部23と、システム操作部21からの操作指令をコマンドに変換し通信装置24へ出力するとともに通信装置24で受けた自動運転ショベル1の状態をシステム状態表示部23に表示する遠隔操作装置用コントローラ22とを備える。
【0023】
301,311,82は、それぞれトラック30、トラック31、ホイルローダ8のようにオペレータが搭乗し、移動可能な建設機械に搭載された停止ボタンであり、これらの停止ボタン301,311,82のいずれかが押されると、それぞれの通信装置300,311,82から停止コマンドが送信され自動運転ショベル1の通信装置122によって受信される。自動運転ショベル1は受信した停止コマンドにより自動運転ショベルの動作を停止する。なお、この構成では、通信装置122は受信機能だけ備えればよく、また通信装置300、310、81も送信機能だけ備えればよく、これらに比較的安価な装置を用いることができる。
【0024】
図3は、図2に示すショベルコントローラ11の詳細な構成を示すブロック図である。なお、同図において、図1および図2に示す符号と同符号の箇所は同一箇所を示す。
【0025】
同図において、119は角度センサ18において検出された角度信号を現在の位置データに演算する現在位置演算部、111は、ティーチング時、教示操作部14からの操作により、教示コマンドと現在位置演算部119から得られた自動運転ショベル1の現在位置を教示位置データとして出力する教示処理部、114は教示処理部111から出力された教示コマンドを格納する教示コマンド格納部、112は教示処理部111から出力された教示位置データを格納する教示位置格納部、117はシステム操作部21からの起動信号により起動されたとき、教示コマンド格納部114に格納されている教示コマンドを逐次解釈して、教示位置格納部112から所定の教示位置データの出力を指示するコマンドインタプリタ部、113はコマンドインタプリタ部117からの指令に応じて教示位置格納部112から教示位置データを出力処理する教示位置出力部、115は自動運転ショベル1が各教示位置間を円滑に動作するように、教示位置出力部113の教示位置データから、教示位置データ間を補間した複数の教示位置データを作成し逐次出力するサーボ前処理部、116はサーボ前処理部115から出力され、補間された教示位置データと、現在位置演算部119から出力された現在位置データとを対比して、自動運転ショベル1の各部を所定の位置に制御するための駆動電流を出力するサーボ制御部、118は優先コマンド選択部である。
【0026】
図4は、図3に示す教示コマンド格納部114に格納されている教示コマンドの一例を示す図である。
【0027】
同図において、L1は行ラベルを表す。
【0028】
Vは移動速度を指定するコマンドであり、数値が大きいほど移動速度が高速であることを示す。
【0029】
moveは指定された教示位置への移動を指令するコマンドであり、P1〜Pnはmoveコマンドの各関節の角度情報を示すラベルである。例えば、move P1 は教示位置格納部112に格納されている教示位置データの中から、図5に示す位置NO.P1に移動すべきことを示す。
【0030】
gotoはジヤンプ命令であり、goto L1 は行ラベルL1から再び実行開始することを示す。
【0031】
図5は、図3に示す教示位置格納部112に格納されている教示位置データの一例を示す図である。
【0032】
同図において、P1〜Pnは各教示位置に対応するとともに、図4に示す教示コマンドのラベルP1〜Pnに対応しており、各教示位置で自動運転ショベル1の各関節がとるべき旋回角度、ブーム角度、アーム角度およびバケット角度の各値が設定されている。
【0033】
次に、本実施形態に係わる自動運転ショベル1の動作を図3から図5を用いて説明する。
【0034】
ティーチング時は、図3において、自動運転ショベル1内の教示操作部14からの操作によって教示処理部111を介してティーチングが行われ、角度センサ18からの入力により現在位置演算部119で演算した、図5に示すような教示位置データが教示位置格納部112に、また図4に示すような教示コマンドが教示コマンド格納部114に格納される。
【0035】
プレイバック時には、システム操作部21の起動ボタン211により起動コマンドが通信装置24、通信装置121を介して、起動指令が発せられ、優先コマンド選択部118を通してコマンドインタプリタ部117を起動する。コマンドインタプリタ部117は、図4に示す教示コマンド格納部114に記憶されている教示コマンドを順次参照し実行し、教示され通りの動作を再現する。
【0036】
ここでは、V=0.7であり、教示位置間の速度の調整を行うサーボ前処理部115にこの速度をセットする。次にコマンドインタプリタ部117はmoveP1を解釈して、教示位置出力部113に、図5に示すようなラベルP1の教示位置を教示位置格納部112から取り出し、サーボ前処理部115に移動目標位置P1をとして出力する。サーボ前処埋部115では、先の速度コマンドとこの移動目標位置P1から、補間処理により現在の位置と目標位置P1との間を与えられた速度で移動できるように細分化し補間された教示位置データを作成してサーボ制御部116に出力する。サーボ制御部116では、補間教示位置データと現在位置演算部119から出力される各関節の角度データとを対比して、バケット114等の自動運転ショベルの各部を所定の位置に移動させるための駆動電流を出力する。駆動電流は、比例電磁弁15を駆動することによってパイロット圧が立ち、さらにコントロールバルブ16を介してアクチュエータ17に流れる油量および油圧が制御される。これにより教示された位置P1に自動運転ショベル1を移動させ、同様にmove P2 で位置P2に、move P3 で位置P3に移動させる。これにより掘削、旋回、放土、旋回という一連の作業を行うことができる。最後にgoto L1 によりラベルL1へコマンドの実行位置を移行し、これにより繰り返し自動運転させることができる。
【0037】
また、システム操作部21の停止ボタン212を操作すると、停止コマンドが通信装置24および通信装置121を介して自動運転コントローラ11に伝達され、コマンドインタプリタ部117は自動運転ショベル1の動作を停止する。
【0038】
ここで、図3に示す優先コマンド選択部118について詳述する。
【0039】
本実施形態では、コマンドを発する元となる操作系統が、システム操作部21とトラック30,31およびホイールローダ8のそれぞれの停止ボタン301,311,82の4系統があり、システム操作部21は通信装置121の通信ラインに、その他の3系統は通信装置122に接続され、最終的に2系統のコマンド入力ラインが優先コマンド選択部118に接続される。優先コマンド選択部118でははどの系統から来たコマンドを優先するか、またどのような追加処理を加えるかを決定し、実際のコマンドインタプリタ117の起動、停止を決定する。
【0040】
次に、各通信装置24,81,300,310から送信されて来る起動コマンド、停止コマンドに対する優先コマンド選択部118における処理手順を図6に示すフローチャートを用いて説明する。
【0041】
なお、このフローチャートにおいて、停止コマンドまたは起動コマンドの処理手順がそのまま処理の優先順序となる。図示するように、固定されている遠隔操作装置2からの停止処理が最も優先度が高く、次にホイルローダ8の停止ボタン82、トラック30の停止ボタン301、トラック31の停止ボタン311、遠隔操作装置2の起動ボタン211の順となっている。
【0042】
ステップ1において通信装置121および通信装置122からコマンドを入力する。ステップ2において、入力されたコマンドがシステム操作部21の停止ボタン212からの停止コマンドかどうかをチェックする。YESの場合は、ステップ8でコマンドインタプリタ部117での実行を停止し、ステップ1で次のコマンド入力を行う。NOの場合は、ステップ3において、ホイルローダ8の停止ボタン82からの停止コマンドかどうかをチェックする。YESの場合は、ステップ8で自動運転ショベル1の動作を止めるためコマンドインタプリタ部117の実行を停止し、ステップ1で次のコマンド入力を待つ。NOの場合は、ステップ4でトラツク30の停止ボタン301かどうかチェックする。YESの場合は、ステップ9で自動運転ショベル1の動作を止めるためコマンドインタプリタ部117の実行を停止し、ステップ10でトラック30が採石をストックヤード4に落とす程度の時間を自動的にn秒待ち、この間は他のコマンドを受け付けず、この後、ステップ11で自動運転ショベル1の動作を再開するためコマンドインタプリタ部117を起動し、ステップ1で次のコマンドを入力する。NOの場合は、ステップ5において、トラツク31の停止ボタン311かどうかをチェックする。YESの場合は、ステップ9で自動運転ショベル1の動作を止めるためコマンドインタプリタ部117の実行を停止し、ステップ10でトラック31が採石をストックヤード4に落とす程度の時間を自動的にn秒待ち、この間は他のコマンドを受け付けず、この後ステップ11で自動運転ショベル1の動作を再開するためコマンドインタプリタ部117を起動し、ステップ1で次のコマンドを入力する。NOの場合は、ステップ6でシステム操作部21の起動ボタン211かどうかをチェックする。YESの場合は、自動運転ショベル1の動作を再開するためコマンドインタプリタ部117を起動し、ステップ1で次のコマンド入力を実行し、NOの場合は、何もせずに、ステップ1で次のコマンド入力を行う。
【0043】
上記のごとく、本実施形態によれば、トラックからの停止ボタンの操作により、ストックヤードに採石を供給する際に自動運転ショベルの動作を一時停止させることができるので、採石の供給中に自動運転ショベルが掘削動作に入り、採石供給のじやまになることを防止することができ、採石の供給作業の効率を向上することができる。また、複数のトラックにより任意のタイミングで採石をストックヤードに供給でき、採石の供給作業を大幅に向上できる。
【0044】
また、移動式クラッシヤの砕石吐き出し用コンベアの下に積もった砕石が高くなり過ぎて移動式クラッシヤに異常を引き起こして停止したり、搬出用のトラツクが来ない等、何らかの要因により作業を止める必要が生じたときは、搬出作業を行っているホイルローダのオペレータがこれを知って停止ボタンを操作することにより、自動運転ショベルを停止することができる。
【0045】
【発明の効果】
上記のごとく、本発明は、砕石処理システムにおいて、自動運転ショベルから離れた位置に設けられ当該自動運転ショベルの起動および停止を操作する遠隔操作装置と、当該砕石処理システムを監視し得る範囲で機能し前記自動運転ショベルの停止を操作する移動可能な移動型操作装置とを配備したので、移動型操作装置によって複数の場所からオペレータが、状況に応じて自動運転ショベルを停止することができ、採石の供給側、砕石の搬出側双方の作業効率を向上できる。
【0046】
また、それぞれの操作装置から必要に応じて停止処理、起動処埋を行えるので、作業効率を向上させることができ、従来のように、ある一定の個所でしか自動運転ショベルを停止できないシステムに比ベ、細かな状況判断が可能となり、間題を引き起こす前に即座に自動運転ショベルを停止することができるので、作業効率を大幅に向上させることができ、さらには砕石処理システムを安定的に稼働させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係わる砕石処理システムの全体構成およびその作業形態を示す図である。
【図2】本実施形態に係わる砕石処理システムの制御機構の概要を示すブロック図である。
【図3】図2に示すショベルコントローラ11の詳細な構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示す教示コマンド格納部114に格納されている教示コマンドの一例を示す図である。
【図5】図3に示す教示位置格納部112に格納されている教示位置データの一例を示す図である。
【図6】図3に示す優先コマンド選択部118における処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 自動運転ショベル
2 遠隔操作装置
4 ストックヤード
5 移動式クラッシヤ
6 採石
7 砕石
8 ホイールローダ
11 ショベルコントローラ
14 教示操作部
18 角度センサ
21 システム操作部
23 システム状態表示部
24 遠隔操作装置用通信装置
30,31 トラック
32 トラック
81 ホイールローダ用通信装置
82 停止ボタン
111 教示処理部
112 教示位置格納部
114 教示コマンド格納部
115 サーボ前処理部
116 サーボ制御部
117 コマンドインタプリタ部
118 優先コマンド選択部
119 現在位置演算部
121 通信装置
122 通信装置
211 起動ボタン
212 停止ボタン
300 通信装置
301 停止ボタン
310 通信装置
311 停止ボタン

Claims (2)

  1. 教示された掘削から放土までの一連の動作を再生動作する自動運転ショベルにより、ストックヤードに貯留された採石を掘削してクラッシヤに放土し、該クラッシヤにより前記放土された採石を破砕して砕石を得る砕石処理システムにおいて、
    前記自動運転ショベルから離れた位置に設けられ当該自動運転ショベルの起動および停止を操作する遠隔操作装置と、前記ストックヤードに前記砕石を搬入する運搬機械に配備され、前記自動運転ショベルの一時停止を操作する移動可能な移動型操作装置とを配備し、前記遠隔操作装置の停止ボタンからの停止コマンドを前記移動型操作装置の一時停止用の操作ボタンからの停止コマンドに対して優先させることを特徴とする砕石処理システム。
  2. 請求項1の記載において、前記砕石を積み出す作業機械に前記自動運転ショベルの停止を操作する移動可能な移動型操作装置とをさらに備えたことを特徴とする砕石処理システム。
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