JP2001123478A - 自動運転ショベル - Google Patents

自動運転ショベル

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JP2001123478A
JP2001123478A JP30722199A JP30722199A JP2001123478A JP 2001123478 A JP2001123478 A JP 2001123478A JP 30722199 A JP30722199 A JP 30722199A JP 30722199 A JP30722199 A JP 30722199A JP 2001123478 A JP2001123478 A JP 2001123478A
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JP
Japan
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gain
pressure
shovel
boom
excavation
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JP30722199A
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Toru Kurenuma
榑沼  透
Yoshiyuki Nagano
好幸 永野
Hideto Ishibashi
英人 石橋
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2025Particular purposes of control systems not otherwise provided for
    • E02F9/2041Automatic repositioning of implements, i.e. memorising determined positions of the implement
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/28Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
    • E02F3/36Component parts
    • E02F3/42Drives for dippers, buckets, dipper-arms or bucket-arms
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    • E02F3/435Control of dipper or bucket position; Control of sequence of drive operations for dipper-arms, backhoes or the like
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    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
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    • E02F9/2025Particular purposes of control systems not otherwise provided for
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一連の各再生動作において最適のサーボ制御
を行うと共に、掘削対象物の如何にかかわらず、掘削を
有効かつ安定的に行うこと。 【解決手段】 ショベルと、教示操作により当該ショベ
ルの少なくとも掘削位置を含む複数の作業位置を記憶す
ると共に、再生操作により記憶した前記複数の作業位置
に基づいて一連の再生動作を繰り返し行わせる自動運転
コントローラを有する自動運転ショベルにおいて、前記
自動運転コントローラは、当該ショベルの各動作軸の動
作目標となる角度情報からなる目標位置THdと、前記
各動作軸の現在の角度情報からなる現在位置THnとの
差分にスティフネスゲインKを掛けたコンプライアンス
制御と、当該ショベルの各動作軸の対象物との接触状態
において目標となる目標圧力Pdと、前記各動作軸の現
在の現在圧力Pnとの差分に圧力ゲインLを掛けた圧力
制御とを加えたサーボ制御量Wを出力するサーボ制御手
段を備え、前記スティフネスゲインおよび前記圧力ゲイ
ンを前記作業位置に応じて可変設定可能にしたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動運転ショベルに
係り、特に、掘削性能を改善した自動運転ショベルに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、建設機械の代表例として油圧ショ
ベルが知られているが、近年、油圧ショベルによって掘
削から放土までの一連の単調な作業を繰り返す場合に
は、自動運転によってその作業を行わせるようになって
いる。しかし、油圧ショベルを自動運転するためには解
決しなければならない種々の間題がある。
【0003】例えば、掘削対象物が土のように柔らかか
ったり、土石のように柔らかい部分と硬い部分が混在し
ていたり、切羽から切り出された石のように硬いものば
かりであつたりするとき、これらの掘削対象物の状態の
如何にかかわらず、これを効率良く、かつ制御上安定し
て動作させるためには工夫が必要となる。
【0004】このような間題を解決するために、特開平
7−259117号公報には、自動掘削制御装置におい
て、土壌状態(本発明での掘削対象物に相当)に応じて
設定された設定値に基づいて制御指令値を発生する方法
が提示されている。より具体的には、この装置はブー
ム、アーム、バケットを動作するための油圧シリンダを
備えるとともに、一例として、アームのシリンダの圧力
が低い領域では、ブームを上げず、圧力がある一定値を
超えると土壌状態に応じて比例的にブーム上げの速度指
令値を変えた制御特性を有するルックアップテーブルを
備え、検出されたアーム圧力に応じてルックアップテー
ブル上に設定された制御特性に従ってブームシリンダの
制御指令値を出力することが記載されている。ここで
は、ルックアップテーブルは、その時々の土壌状態を参
照するか、別途何らかの手段により設定する必要がある
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の手法は、予め土壌状態の設定が必要であり、こ
れを何らかの方法で提供する必要がある。例えば、砕石
現場で切羽から切り出された土石について、土が多い
か、石が多いかを何らかの手段で判断する必要がある。
これをオペレータが搭乗していて掘削だけが自動化され
たような機械の場合であれば問題は少ないが、完全に無
人化された機械の場合は、別途土壌状態を判断する装置
が必要となり機械の複雑化、高コスト化を招く。また、
そのような装置を用いた場合は、石混じりの土のように
決して均質でない掘削対象物の場合は、リアルタイムで
掘削対象物の種類を判別するのは困難なことである。
【0006】本発明の目的は、上記の種々の問題点に鑑
みて、一連の各作業位置において最適のサーボ制御を行
うと共に、掘削対象物の如何にかかわらず、掘削を有効
かつ安定的に行うことのできる自動運転ショベルを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、次のような手段を採用した。
【0008】第1の手段は、ショベルと、該ショベルに
設けられ、教示操作により当該ショベルの少なくとも掘
削位置を含む複数の作業位置を記憶すると共に、再生操
作により記憶した前記複数の作業位置に基づいて一連の
再生動作を繰り返し行わせる自動運転コントローラを有
する自動運転ショベルにおいて、前記自動運転コントロ
ーラは、当該ショベルの各動作軸の動作目標となる角度
情報からなる目標位置と、前記各動作軸の現在の角度情
報からなる現在位置との差分にスティフネスゲインを掛
けたコンプライアンス制御と、当該ショベルの各動作軸
の対象物との接触状態において目標となる目標圧力と、
前記各動作軸の現在の現在圧力との差分に圧力ゲインを
掛けた圧力制御とを加えたサーボ制御量を出力するサー
ボ制御手段を備え、前記スティフネスゲインおよび前記
圧力ゲインを前記作業位置に応じて可変設定可能にした
ことを特徴とする。
【0009】第2の手段は、第1の手段において、前記
掘削位置におけるブームのサーボ制御は、掘削対象物へ
のバケットの接触前は、ブームのスティフネスゲインを
0ないし略0に設定し、ブームの圧力ゲインを第1の所
定の値に設定して圧力制御を行い、前記バケットの接触
後は、前記ブームのスティフネスゲインを所定の値に設
定すると共に、前記ブームの圧力ゲインを第2の所定の
値に設定してコンプライアンス制御と圧力制御を行うこ
とを特徴とする。
【0010】第3の手段は、第2の手段において、前記
バケットの接触後に設定される前記ブームのスティフネ
スゲインの所定の値は、前記掘削位置以外の作業位置で
設定される前記ブームのスティフネスゲインの値より小
さな値に設定されることを特徴とする。
【0011】第4の手段は、第1の手段において、前記
掘削位置におけるブームのサーボ制御は、掘削対象物へ
のバケットの接触前は、ブームのスティフネスゲインを
0ないし略0に設定し、ブームの圧力ゲインを第1の所
定の値に設定して圧力制御を行い、前記バケットの掘削
対象物へ接触するまでの時間を計測し、計測された時間
が所定時間より長い場合は、当該シャベルの動作を停止
することを特徴とする。
【0012】第5の手段は、第1の手段において、前記
掘削位置におけるブームのサーボ制御は、掘削対象物へ
のバケットの接触前は、ブームのスティフネスゲインを
0ないし略0に設定し、ブームの圧力ゲインを第1の所
定の値に設定して圧力制御を行い、前記バケットの掘削
対象物へ接触するまでの距離または角度を計測し、計測
された距離が所定距離または計測された角度が所定角度
より大きい場合は、当該シャベルの動作を停止すること
を特徴とする。
【0013】第6の手段は、第1の手段ないし第5の手
段のいずれか1つの手段において、前記掘削位置におけ
る旋回体のサーボ制御は、掘削対象物へのバケットの接
触前は、旋回体のスティフネスゲインを第1の所定の値
に設定を行い、旋回体の圧力ゲインを0ないし略0に設
定してコンプライアンス制御し、前記バケットの接触後
は、前記旋回体のスティフネスゲインを第2の所定の値
に設定すると共に、前記旋回体の圧力ゲインを所定の値
に設定してコンプライアンス制御と圧力制御を行うこと
を特徴とする。
【0014】第7の手段は、第6の手段において、前記
バケットの接触後に設定される前記旋回体のスティフネ
スゲインの第2の所定の値は、前記掘削位置以外の作業
位置で設定される前記旋回体のスティフネスゲインの値
および前記旋回体のスティフネスゲインの第1の値より
小さな値に設定されることを特徴とする。
【0015】第8の手段は、ショベルと、該ショベルに
設けられ、教示操作により当該ショベルの少なくとも掘
削位置を含む複数の作業位置を記憶すると共に、再生操
作により記憶した前記複数の作業位置に基づいて一連の
再生動作を繰り返し行わせる自動運転コントローラを有
し、前記自動運転コントローラは、当該ショベルの各動
作軸の動作目標となる角度情報からなる目標位置と、前
記各動作軸の現在の角度情報からなる現在位置との差分
にスティフネスゲインを掛けたコンプライアンス制御
と、当該ショベルの各動作軸の対象物との接触状態にお
いて目標となる目標圧力と、前記各動作軸の現在の現在
圧力との差分に圧力ゲインを掛けた圧力制御とを加えた
サーボ制御量を出力するサーボ制御手段を備える自動運
転ショベルの運転方法において、前記掘削位置における
ブームのサーボ制御は、掘削対象物へのバケットの接触
前は、ブームのスティフネスゲインを0ないし略0に設
定し、ブームの圧力ゲインを第1の所定の値に設定して
圧力制御を行う工程と、前記バケットの接触後は、前記
ブームのスティフネスゲインを所定の値に設定すると共
に、前記ブームの圧力ゲインを第2の所定の値に設定し
てコンプライアンス制御と圧力制御を行う工程とからな
ることを特徴とする。
【0016】第9の手段は、第8の手段において、前記
バケットの接触後に設定される前記ブームのスティフネ
スゲインの所定の値は、前記掘削位置以外の作業位置で
設定される前記ブームのスティフネスゲインの値より小
さな値に設定されることを特徴とする。
【0017】第10の手段は、第8の手段において、前
記ブームの圧力ゲインを第1の所定の値に設定して圧力
制御を行う工程において、前記バケットの掘削対象物へ
接触するまでの時間を計測し、計測された時間が所定時
間より長い場合は、当該シャベルの動作を停止すること
を特徴とする。
【0018】第11の手段は、第8の手段において、前
記ブームの圧力ゲインを第1の所定の値に設定して圧力
制御を行う工程において、前記バケットの掘削対象物へ
接触するまでの距離または角度を計測し、計測された距
離が所定距離または計測された角度が所定角度より大き
い場合は、当該シャベルの動作を停止することを特徴と
する。
【0019】第12の手段は、第8の手段ないし第11
の手段のいずれか1つの手段において、前記掘削位置に
おける旋回体のサーボ制御は、掘削対象物へのバケット
の接触前は、旋回体のスティフネスゲインを第1の所定
の値に設定し、旋回体の圧力ゲインを0ないし略0に設
定してコンプライアンス制御を行う工程と、前記バケッ
トの接触後は、前記旋回体のスティフネスゲインを第2
の所定の値に設定すると共に、前記旋回体の圧力ゲイン
を所定の値に設定してコンプライアンス制御と圧力制御
を行う工程とからなることを特徴とする。
【0020】第13の手段は、第12の手段において、
前記バケットの接触後に設定される前記旋回体のスティ
フネスゲインの第2の所定の値は、前記掘削位置以外の
作業位置で設定される前記旋回体のスティフネスゲイン
の値および前記旋回体のスティフネスゲインの第1の値
より小さな値に設定されることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】はじめに、本発明の第1の実施形
態を図1乃至図9を用いて説明する。
【0022】図2は、各実施形態に係わる自動運転ショ
ベルおよびその作業形態の一例を示す側面図である。
【0023】同図において、1はストックヤードに貯留
された土石を掘削して、後述するクラッシヤ3に放土す
る自動運転ショベル本体、2は図示されていないダンプ
トラック等によって運搬されてきた土砂等を貯留するス
トックヤード、3は自動運転ショベル本体1によって放
土された土石を破砕するクラッシャ、4は破砕された砕
石を図示されていない運搬用ダンプトラック等に積み込
むホイトールローダ、5は自動運転ショベル本体1の再
生操作を行うのに適した任意の場所に設置した遠隔操作
装置である。
【0024】自動運転ショベル本体1は、走行体10
と、走行体10上に旋回可能に設けた旋回体11と、オ
ペレータが搭乗して操作を行う運転室18と、旋回体1
1に回動可能に設けたブーム12と、ブーム12の先端
に回動可能に設けたアーム13と、アーム13の先端に
回動可能に設けたバケット14と、ブーム12、アーム
13、バケット14とをそれぞれ回動動作させるための
ブームシリンダ15,アームシリンダ16,バケットシ
リンダ17と、走行体10に対して旋回体11を回動可
能にさせるための油圧モータ19と、自動運転ショベル
本体1の動力であるエンジン80と、自動運転機能の制
御を行う自動運転コントロトーラ6と、自動運転コント
ローラ6が各シリンダに送り込む油量を制御するための
電磁制御弁81と、遠隔操作装置5との間で信号の送受
信を行う無線機61とから構成されている。
【0025】また、自動運転ショベル本体1には、旋回
体11の旋回角を検出する角度センサ111、旋回体1
1とブーム12との回動角を検出する角度センサ112
と、ブーム12とアーム13の回動角を検出する角度セ
ンサ113と、アーム13とバケット14の回動角を検
出する角度センサ114が設けられている。
【0026】また、クラッシヤ3は、走行体30と、ホ
ッパ31と、コンベア32から構成されており、33は
クラッシヤ3によって破砕された土石を示す。
【0027】また、遠隔操作装置5は、非常停止ボタン
52と、再生操作を行うための再生操作部53と、自動
運転ショベル本体1のエンジン回転数を操作するための
エンジン操作部54と自動運転ショベル本体1の無線機
61との間で信号の送受信を行う無線機51を備える。
【0028】図3は、図2に示す運転室18内の様子を
示す図である。
【0029】運転室18内には、通常の油圧ショベルと
同様に旋回体11、ブーム12、アーム13、バケット
14の各軸を操作するための操作レバー88,89が設
けられており、運転室18内奥には教示操作部9と、車
内エンジン停止釦83、自動運転コントローラ電源スイ
ッチ87が設置されている。
【0030】図1は、各実施形態に係る自動運転ショベ
ルの機能構成図である。
【0031】同図を用いて、自動運転ショベルの動作に
ついて説明する。自動運転ショベル本体1の各動作軸
は、アクチュエータである旋回油圧モータ19,ブーム
シリンダ15,アームシリンダ16,バケットシリンダ
17により駆動される。各アクチュエータは油圧制御弁
82で制御されるが、この油圧制御弁82を制御するた
めの信号は2系統ある。1つは、通常のショベルと同様
に操作レバー88,89で操作する信号系統であり、も
う1つは、教示操作部9,遠隔操作装置5,自動運転コ
ントローラ6,電磁比例弁81から発生する信号系統で
ある。この2つの信号系統のどちらを使用するかはシャ
トル弁84によって選択される。
【0032】本実施形態の自動運転ショベルは、ティー
チングプレイバック方式をとっているため、プレイバッ
クの前にティーチングにより自動運転時の目標位置等を
教示する。ティーチングは、一例としては、運転室18
にオペレータが搭乗し、操作レバー88,89を用い
て、自動運転ショベル本体1の各軸を誘導する。シャト
ル弁84、油圧制御弁82を介して各アクチュエータ1
9,15,16,17が駆動されると、各軸に装着され
た角度センサ111,112,113,114によって
角度信号が検出され、その信号は自動運転コントローラ
6に入力され、目標位置として自動運転コントローラ6
内に記憶される。
【0033】なお、ティーチングは、オペレータの操作
により動作する自動運転ショベル本体1の位置をある時
間インターバルで計測し、目標位置としてもよいし、ま
たオペレータが自動運転時の動作に必要な位置に誘導し
て教示し、教示した目標位置間を別途指定した速度で動
作するような補間手段を設けてもよい。また、これらの
ティーチングに必要な操作を、運転室18に搭乗するの
でなく、遠隔操作装置5から行ったり、別途オフライン
で生成したものを自動運転コントローラにダウンロード
してもよい。
【0034】プレイバック時は、遠隔操作装置5の再生
操作部53を操作すると、ティーチングにより与えられ
た目標位置に基づいて生成された出力信号が、自動運転
コントローラ6から旋回体用811,ブーム用812,
アーム用813,バケット用814の各電磁比例弁81
に出力され、シャトル弁84を介して、旋回用821,
ブーム用822,アーム用823,バケット用824の
各油圧制御弁82を制御し、これにより各アクチュエー
タ15〜17,19が駆動される。各アクチュエータに
装着された角度センサ111,112,113,11
4,と圧力センサ15〜17,19が動作すると、各軸
に装着された角度センサ111,112,113,11
4の各信号と、圧力センサ851,852,853,8
54,855,856,857,858の各信号は、自
動運転コントローラにフイードバックされ、これにより
自動運転ショベル1に所望の動作をさせることができ
る。
【0035】次に、本実施形態に係る自動運転ショベル
の自動運転コントローラ6におけるサーボ制御について
図4および図5を用いて説明する。ここでサーボ制御は
自動運転ショベル本体1の各動作軸毎に独立している
が、制御方法は共通である。
【0036】図4はサーボ制御における制御手順を示す
フローチャートであり、図5はこのサーボ制御を機能構
成図で示したものである。
【0037】ステップ10において各動作軸の動作目標
である角度情報からなる目標位置THdを読み込む。次
にステップ11で各動作軸の現在の角度からなる現在位
置THnを読み込み、ステップ12でTHdとTHnの
差分を演算し△THを求める。次にステップ13で各動
作軸の掘削対象物との接触状態の目標となる目標圧力P
dを読み込み、ステップ14で各動作軸の現在の現在圧
力Pnを求め、ステップ15でPdとPnの差分△Pを
求める。ステップ16では、△THにスティフネス(剛
性)ゲインKを掛けたものと、△Pに圧力ゲインを掛け
たものを加えサーボ制御量Wとする。ステップ17はサ
ーボ制御量Wを入力とする離散系の状態方程式であり、
この状態方程式を演算して、ステップ18で出力Yiを
駆動電流に変換して電磁比例電磁弁81に出力する。
【0038】ここで、ステップ16で得られたW=K△
TH+L△Pのうち、L△Pは圧力制御分に相当し、K
△THは位置制御分に相当するが、スティフネスゲイン
Kを下げることによりばねのような性質が出るコンプラ
イアンス制御とすることができる。従って、ここで、ス
ティフネスゲインKを高くして、圧力ゲインLを0にす
ると通常の位置制御を行うことができる。一方、スティ
フネスゲインKを下げると偏差に対する応答が鈍くなる
ため、ばねを介して動かしているような動きとすること
ができる。また、スティフネスゲインKを0にして、圧
力ゲインLのみを設定すると反力がとれた状態で静止で
きる圧力制御を行うことができる。また、スティフネス
ゲインKと圧力ゲインLの両方を設定すると、ばねを介
して動作させている状態に与圧をかけたような制御とす
ることができる。
【0039】次に、本実施形態に係る自動運転ショベル
の掘削性能の改善について図6乃至図8を用いて説明す
る。
【0040】図6は本発明と対比するために従来技術に
係わる掘削時の問題点を説明するための図である。
【0041】同図において、MP1は、ブーム12、ア
ーム13を伸ばし、バケット14を掘削対象物に接触さ
せるまで移動する準備状態を示す。MP2ではブーム1
2が下り、バケット14が掘削対象物に接触し始める。
MP3はバケット14が完全に掘削対象物に接触した状
態である。MP4はバケット14をクラウドし掘削対象
物を掘削し始め、MP5でアームクラウドによりさらに
掘削し、MP6で掘削を終了し、MP7でバケット14
をほぼ水平にすることにより掘削対象物をバケット14
に抱え込む。ここで、掘削対象物の高さは、図2で示し
たようにストックヤード2の状態により一定でなく、ス
トックヤード2に、ダンプトラック等で土石が搬入され
たり、掘削後の周囲の土石が崩れる等するために、決ま
った軌跡を与えることができない。また、掘削中も、掘
削対象物からくる反力で、ジヤッキアップする等してし
まう。また掘削対象物により、動作ゲインを変更する等
しても、掘削中の石と土の割合が変化したり、掘削中の
掘削対象物が崩れてバケット14の下にもぐり込んでし
まう等の問題がある。
【0042】図7および図8は、それぞれ本発明の第1
の実施形態に係る掘削性能の改善処置が施された自動運
転コントローラにおける処理手順を示すフローチャー
ト、および改善処置された自動運転ショベル本体1の掘
削時の動作を示す図である。
【0043】図7において、自動運転ショベル本体1が
掘削位置に達すると、ステップ20において、ブーム1
2を位置制御から圧力制御に変えて、ブーム12に一定
の圧力がかかるまでブーム12を下げる。ブーム12に
かかる圧力は、ブームシリンダ15のボトム圧力センサ
853とロッド圧力センサ854から求める。
【0044】ここで、圧力検出は掘削対象物との接触を
感知すればよいので、ブームシリンダボトム圧力Pbb
とブームシリンダロッド圧力PbrとするとPbb−P
brを現在圧力Pnとする。ここで、現在圧力Pnの演
算方法は、シリンダのボトム側の面積Abbとロッド側
の面積Abrを用いて、シリンダ推力Pbb×Abb−
Pbf×Abfを現在圧力Pnとしてもよい。また単純
に、ブーム下げのときに接触を観測するための圧力方向
はロッド側の圧力であるのでロッド圧力センサ854の
ブームシリンダロッド圧力Pbrを現在圧力Pnとして
もよい。
【0045】ステップ21では、ブームの現在圧力Pn
が目標圧力Pdに達したかどうかを判断する。達してい
なければ、ステップ25で降下時間と降下距離または角
度を算出し、これらの値が一定時間の範囲、または一定
距離または角度の範囲に入っていれば、ステップ20に
戻る。そうでなければ、ブーム降下中に何らか異常が発
生したと考え、ステップ26で動作を停止する。ステッ
プ21で現在圧力Pnが目標圧力Pdに達した場合は、
バケットが掘削対象物に接触し始めた状態となり、ステ
ップ22に移行する。
【0046】ステップ22では、ブーム12のサーボ制
御を圧力制御からコンプライアンス制御+圧力制御に移
行する。これにより、図8に示すように、動作イメージ
としてブーム12はばねで支持されたような状態とな
り、バケット14は障害物をよけて動作するようにな
る。さらに圧力制御により、ジヤッキアップするような
反力が生じることもない。また、掘削対象物の負荷が低
ければ、目標軌跡通りに掘削することが可能である。
【0047】ステップ23では目標位置までアームをク
ラウドする。アームクラウドは一定時間経過するまで行
う。ステップ24で動作時間を基準時間と比較し、達し
ていなければステップ23に戻り、達していれば掘削を
終了する。
【0048】図9は、第1の実施形態に係る自動運転シ
ョベルの掘削、旋回1、放土、旋回2の1サイクルの処
理手順における、ブームのサーボ制御における圧力ゲイ
ンLとスティフネスゲインKの設定の一例を示す図であ
る。
【0049】ステップ30の掘削では、掘削前のブーム
下げでは圧力ゲインLを所定の値Aに設定し、スティフ
ネスゲインKを0ないし略0に設定して、サーボ制御を
圧力制御によって行う。ここで、所定の値Aは自動運転
ショベル本体1がジャッキアップしない値に設定され
る。掘削中は、圧力ゲインLを所定の値Aまたはそれに
近似した値Bに設定し、スティフネスゲインKは所定の
値aに設定して、サーボ制御を圧力制御とコンプライア
ンス制御とすることにより、ブーム12のばね的な作用
により掘削対象物中の障害物による影響を受けないよう
に掘削を行わせる。ステップ31からステップ33まで
の旋回1、放土、旋回2では、圧力ゲインLを0に設定
し、スティフネスゲインKを値aより大きな所定の値b
に設定して、コンプライアンス制御、即ち、厳密な位置
制御のみを行うようにする。
【0050】次に、本発明の第2の実施形態を図10乃
至図11を用いて説明する。
【0051】本実施形態の発明は、第1の実施形態の発
明に加えて、傾斜面を有するストックヤード上でアーム
13をクラウドして掘削する際に、バケット4が傾斜面
に沿って横ずれしてしまうことにより、自動運転ショベ
ル本体1の走行体10が地面に対して旋回方向へ位置ず
れしてしまうことを防止するものである。
【0052】図10および図11は、それぞれ第2の実
施形態に係る掘削性能の改善処置および掘削時の自動運
転ショベルの位置ずれ防止処置が施された自動運転コン
トローラによる処理手順を示すフローチャート、および
前記各処置が施された自動運転ショベルの掘削時の動作
を示す図である。
【0053】なお、図10において、ステップ20〜ス
テップ21,ステップ23〜ステップ26はそれぞれ図
7に示すステップ20〜ステップ21,ステップ23〜
ステップ26における処理と同じであるので説明を省略
する。
【0054】ステップ22’では、ブームおよび旋回体
を圧力制御からコンプライアンス制御+圧力制御に移行
する。これにより、第1の実施形態で説明したと同様
に、ブーム12をばねで支持したような状態とすること
ができ、バケット14は障害物を避けて動作させること
ができると共に、図11に示すように、自動運転ショベ
ル本体1が紙面に正対する位置で掘削するような場合、
旋回体11がばねで支持されたような状態となり、掘削
時、バケット14がストックヤードの傾斜面に沿って降
下するようなことがあっても、自動運転ショベル本体1
の走行体10が地面に対して旋回方向へ位置ずれするよ
うなことがなくなる。その結果、ストックヤードに沿っ
てバケットが横にずれすることによるショベルの走行体
の旋回方向への位置ずれを防止し、自動運転ショベル本
体の動作軌跡のずれを防止することができる。
【0055】図12は、本実施形態に係る自動運転ショ
ベルの掘削、旋回1、放土、旋回2の1サイクルの処理
手順における、ブームおよび旋回体のサーボ制御におけ
る圧力ゲインLとスティフネスゲインKの設定の一例を
示す図である。
【0056】なお、ここでは、ブームの圧力ゲインLと
スティフネスゲインKの設定については、図9に示した
ものと同じであるので説明を省略する。
【0057】ステップ40の掘削において、掘削前のブ
ーム下げでは、旋回体の圧力ゲインLを0ないし略0に
設定し、スティフネスゲインKを所定の値cに設定し
て、サーボ制御をコンプライアンス制御、即ち、厳密な
位置制御のみを行うようにする。掘削中は、圧力ゲイン
Lを所定の値Cに設定し、スティフネスゲインKは所定
の値dに設定して、サーボ制御を圧力制御とコンプライ
アンス制御とすることにより旋回体11にばね的性質を
持たせ、掘削中にストックヤードの傾斜面に沿ってバケ
ット14が移動し、旋回体11が旋回方向に移動するよ
うな力が働いても、移動を吸収し、自動運転ショベル本
体1が位置ずれしないようにすることができる。ステッ
プ31からステップ33までの旋回1、放土、旋回2で
は、圧力ゲインLを0に設定し、スティフネスゲインK
を値dより大きい所定の値cに設定して、コンプライア
ンス制御のみとし、厳密な位置制御のみを行うようにす
る。
【0058】
【発明の効果】本願第1の発明によれば、自動運転ショ
ベル本体の各動作軸のスティフネスゲインおよび圧力ゲ
インを作業位置に応じて可変設定可能にしたので、各作
業位置で最適のスティフネスゲインおよび圧力ゲインを
設定して、一連の再生動作において最適のサーボ制御を
行わせることができる。
【0059】本願第2、第3、第8および第9の発明に
よれば、掘削対象物の状態によらずに、円滑に自動的に
掘削することができ、また掘削中にジヤッキアップしな
いので、位置ずれすることがなく、無人での連続自動運
転が可能となる。また、ジヤッキアップしない最大の掘
削力で掘削できるので、動作効率がよい。また、掘削対
象物の高さが変化しても、追従して掘削でき、さらに掘
削負荷が低ければ、目標通りの軌跡を生成でき、途中に
障害物があっても自動的によけて掘削できるので、掘削
対象物の状態を気にしないで作業を行わせることができ
る。
【0060】本願第4、第5、第10および第11の発
明によれば、ブームの圧力ゲインを第1の所定の値に設
定して圧力制御を行う際に、バケットの掘削対象物へ接
触するまでの時間が所定時間より長い場合、またはバケ
ットの掘削対象物へ接触するまでの距離または角度が所
定距離または所定角度より大きい場合は、ショベルの動
作を停止するようにしたので、掘削時の自動運転ショベ
ルの安全性を向上させることができる。
【0061】本願第6、第7、第12および第13の発
明によれば、本願第2、第3、第8および第9の発明の
効果に加えて、掘削中の旋回方向に対する、位置ずれを
防止でき、無人での連続運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施形態に係る自動運転ショベルの
機能構成図である。
【図2】本発明の各実施形態に係わる自動運転ショベル
およびその作業形態の一例を示す側面図である。
【図3】図2に示す運転室18内の様子を示す図であ
る。
【図4】本発明の各実施形態に係る自動運転ショベルの
サーボ制御の制御手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の各実施形態に係る自動運転ショベルの
サーボ制御における機能構成図である。
【図6】本発明と対比するために従来技術に係わる掘削
時の問題点を説明するための図である。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る掘削性能の改善
処置が施された自動運転コントローラによる処理手順を
示すフローチャートである。
【図8】本発明の第1の実施形態に係る改善処置された
自動運転ショベルの掘削時の動作を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施形態に係る自動運転ショベ
ルの掘削、旋回1、放土、旋回2の1サイクルの処理手
順における、ブームのサーボ制御における圧力ゲインL
とスティフネスゲインKの設定の一例を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る掘削性能の改
善処置および掘削時の自動運転ショベルの位置ずれ防止
処置が施された自動運転コントローラによる処理手順を
示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施形態に係る改善処置が施
された自動運転ショベルの掘削時の動作を示す図であ
る。
【図12】本発明の第2の実施形態に係る自動運転ショ
ベルの掘削、旋回1、放土、旋回2の1サイクルの処理
手順における、ブームおよび旋回体のサーボ制御におけ
る圧力ゲインLとスティフネスゲインKの設定の一例を
示す図である。
【符号の説明】
1 自動運転ショベル 2 ストックヤード 3 クラッシヤ 4 ホイールローダ 5 遠隔操作装置 6 自動運転コントロトーラ 9 教示操作部、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石橋 英人 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D003 AA01 AB03 AB04 AC06 BA03 BB01 BB04 CA02 DA02 DB02 DB04 DB05 DC07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ショベルと、該ショベルに設けられ、教
    示操作により当該ショベルの少なくとも掘削位置を含む
    複数の作業位置を記憶すると共に、再生操作により記憶
    した前記複数の作業位置に基づいて一連の再生動作を繰
    り返し行わせる自動運転コントローラを有する自動運転
    ショベルにおいて、 前記自動運転コントローラは、当該ショベルの各動作軸
    の動作目標となる角度情報からなる目標位置と、前記各
    動作軸の現在の角度情報からなる現在位置との差分にス
    ティフネスゲインを掛けたコンプライアンス制御と、当
    該ショベルの各動作軸の対象物との接触状態において目
    標となる目標圧力と、前記各動作軸の現在の現在圧力と
    の差分に圧力ゲインを掛けた圧力制御とを加えたサーボ
    制御量を出力するサーボ制御手段を備え、前記スティフ
    ネスゲインおよび前記圧力ゲインを前記作業位置に応じ
    て可変設定可能にしたことを特徴とする自動運転ショベ
    ル。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記掘削位置におけるブームのサーボ制御は、掘削対象
    物へのバケットの接触前は、ブームのスティフネスゲイ
    ンを0ないし略0に設定し、ブームの圧力ゲインを第1
    の所定の値に設定して圧力制御を行い、前記バケットの
    接触後は、前記ブームのスティフネスゲインを所定の値
    に設定すると共に、前記ブームの圧力ゲインを第2の所
    定の値に設定してコンプライアンス制御と圧力制御を行
    うことを特徴とする自動運転ショベル。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記バケットの接触後に設定される前記ブームのスティ
    フネスゲインの所定の値は、前記掘削位置以外の作業位
    置で設定される前記ブームのスティフネスゲインの値よ
    り小さな値に設定されることを特徴とする自動運転ショ
    ベル。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記掘削位置におけるブームのサーボ制御は、掘削対象
    物へのバケットの接触前は、ブームのスティフネスゲイ
    ンを0ないし略0に設定し、ブームの圧力ゲインを第1
    の所定の値に設定して圧力制御を行い、前記バケットの
    掘削対象物へ接触するまでの時間を計測し、計測された
    時間が所定時間より長い場合は、当該シャベルの動作を
    停止することを特徴とする自動運転ショベル。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記掘削位置におけるブームのサーボ制御は、掘削対象
    物へのバケットの接触前は、ブームのスティフネスゲイ
    ンを0ないし略0に設定し、ブームの圧力ゲインを第1
    の所定の値に設定して圧力制御を行い、前記バケットの
    掘削対象物へ接触するまでの距離または角度を計測し、
    計測された距離が所定距離または計測された角度が所定
    角度より大きい場合は、当該シャベルの動作を停止する
    ことを特徴とする自動運転ショベル。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか1つ
    の請求項において、前記掘削位置における旋回体のサー
    ボ制御は、掘削対象物へのバケットの接触前は、旋回体
    のスティフネスゲインを第1の所定の値に設定を行い、
    旋回体の圧力ゲインを0ないし略0に設定してコンプラ
    イアンス制御し、前記バケットの接触後は、前記旋回体
    のスティフネスゲインを第2の所定の値に設定すると共
    に、前記旋回体の圧力ゲインを所定の値に設定してコン
    プライアンス制御と圧力制御を行うことを特徴とする自
    動運転ショベル。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記バケットの接触後に設定される前記旋回体のスティ
    フネスゲインの第2の所定の値は、前記掘削位置以外の
    作業位置で設定される前記旋回体のスティフネスゲイン
    の値および前記旋回体のスティフネスゲインの第1の値
    より小さな値に設定されることを特徴とする自動運転シ
    ョベル。
  8. 【請求項8】 ショベルと、該ショベルに設けられ、教
    示操作により当該ショベルの少なくとも掘削位置を含む
    複数の作業位置を記憶すると共に、再生操作により記憶
    した前記複数の作業位置に基づいて一連の再生動作を繰
    り返し行わせる自動運転コントローラを有し、前記自動
    運転コントローラは、当該ショベルの各動作軸の動作目
    標となる角度情報からなる目標位置と、前記各動作軸の
    現在の角度情報からなる現在位置との差分にスティフネ
    スゲインを掛けたコンプライアンス制御と、当該ショベ
    ルの各動作軸の対象物との接触状態において目標となる
    目標圧力と、前記各動作軸の現在の現在圧力との差分に
    圧力ゲインを掛けた圧力制御とを加えたサーボ制御量を
    出力するサーボ制御手段を備える自動運転ショベルの運
    転方法において、 前記掘削位置におけるブームのサーボ制御は、掘削対象
    物へのバケットの接触前は、ブームのスティフネスゲイ
    ンを0ないし略0に設定し、ブームの圧力ゲインを第1
    の所定の値に設定して圧力制御を行う工程と、前記バケ
    ットの接触後は、前記ブームのスティフネスゲインを所
    定の値に設定すると共に、前記ブームの圧力ゲインを第
    2の所定の値に設定してコンプライアンス制御と圧力制
    御を行う工程とからなることを特徴とする自動運転ショ
    ベルの運転方法。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記バケットの接触後に設定される前記ブームのスティ
    フネスゲインの所定の値は、前記掘削位置以外の作業位
    置で設定される前記ブームのスティフネスゲインの値よ
    り小さな値に設定されることを特徴とする自動運転ショ
    ベルの運転方法。
  10. 【請求項10】 請求項8において、 前記ブームの圧力ゲインを第1の所定の値に設定して圧
    力制御を行う工程において、前記バケットの掘削対象物
    へ接触するまでの時間を計測し、計測された時間が所定
    時間より長い場合は、当該シャベルの動作を停止するこ
    とを特徴とする自動運転ショベルの運転方法。
  11. 【請求項11】 請求項8において、 前記ブームの圧力ゲインを第1の所定の値に設定して圧
    力制御を行う工程において、前記バケットの掘削対象物
    へ接触するまでの距離または角度を計測し、計測された
    距離が所定距離または計測された角度が所定角度より大
    きい場合は、当該シャベルの動作を停止することを特徴
    とする自動運転ショベルの運転方法。
  12. 【請求項12】 請求項8ないし請求項11のいずれか
    1つの請求項において、前記掘削位置における旋回体の
    サーボ制御は、掘削対象物へのバケットの接触前は、旋
    回体のスティフネスゲインを第1の所定の値に設定し、
    旋回体の圧力ゲインを0ないし略0に設定してコンプラ
    イアンス制御を行う工程と、前記バケットの接触後は、
    前記旋回体のスティフネスゲインを第2の所定の値に設
    定すると共に、前記旋回体の圧力ゲインを所定の値に設
    定してコンプライアンス制御と圧力制御を行う工程とか
    らなることを特徴とする自動運転ショベルの運転方法。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 前記バケットの接触後に設定される前記旋回体のスティ
    フネスゲインの第2の所定の値は、前記掘削位置以外の
    作業位置で設定される前記旋回体のスティフネスゲイン
    の値および前記旋回体のスティフネスゲインの第1の値
    より小さな値に設定されることを特徴とする自動運転シ
    ョベルの運転方法。
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