JP3874364B2 - 燃料電池及びこれを備える燃料電池スタック - Google Patents
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Description
アノード及びカソード並びにアノードとカソードとの間に配置される高分子電解質膜を有する膜電極接合体と、
前記膜電極接合体を挟持するようにして互いに対向配置されているアノード側セパレータ及びカソード側セパレータと、
前記アノード側セパレータ及び前記カソード側セパレータのうちの少なくとも一方に設けられており、前記膜電極接合体を冷却するための冷却流体を供給、排出するための冷却流体流路と、
前記アノード側セパレータに設けられており、前記膜電極接合体に反応ガスとしての燃料ガスを供給、排出するための燃料ガス流路と、
前記カソード側セパレータに設けられており、前記膜電極接合体に反応ガスとしての酸化剤ガスを供給、排出するための酸化剤ガス流路と、
前記アノード側セパレータの前記膜電極接合体側の主面のうちの、前記膜電極接合体の外側の部分に配置されており、前記反応ガスをシールするためのアノード側ガスケットと、
前記カソード側セパレータの前記膜電極接合体側の主面のうちの、前記膜電極接合体の外側の部分に前記アノード側ガスケットに対向するように配置されており、前記反応ガスをシールするためのカソード側ガスケットと、
を少なくとも具備しており、
前記アノード側ガスケットと前記膜電極接合体との間に形成されるアノード側隙間に流入する前記反応ガス中の水蒸気成分及び前記カソード側ガスケットと前記膜電極接合体との間に形成されるカソード側隙間に流入する前記反応ガス中の水蒸気成分が、前記アノード側隙間及び前記カソード側隙間のうちの少なくとも一部において凝縮し、前記アノード側隙間及び前記カソード側隙間の少なくとも一方が凝縮水により閉塞するように、前記アノード側セパレータ及び前記カソード側セパレータのうちの少なくとも一方における前記冷却流体流路の上流部分が、前記アノード側隙間に対応する領域及び前記カソード側隙間に対応する領域のうちの少なくとも一方を含むように設けられており、かつ、前記冷却流体流路の前記上流部分は、前記燃料ガス流路及び前記酸化剤ガス流路のうちの少なくとも一方のガス流路の中流以降の部分に対応する領域を含むように設けられており、
前記冷却流体流路、前記燃料ガス流路、及び、前記酸化剤ガス流路は、前記冷却流体流路の中流部分から下流部分への全体的な流れの進行方向と、前記燃料ガス流路、及び前記酸化剤ガス流路の上流部分から中流部分への全体的な流れの進行方向と、が略一致する並行流となるように形成されていること、
を特徴とする燃料電池を提供する。
以下、上述の「アノード側隙間に対応する領域」、「カソード側隙間に対応する領域」、「アノード側隙間に対応する領域の近傍」、「カソード側隙間に対応する領域の近傍」及び「冷却流体流路の上流部分」について説明する。
この場合、冷却流体流路、燃料ガス流路、及び、酸化剤ガス流路は、それぞれ、セパレータの主面の一端から他端の方向に伸びる長い流路と、他端に達した長い流路を再び折り返して反対端に伸ばすための曲線状の流路を含む短い流路と、を有していることがこのましい。更に、冷却流体流路、燃料ガス流路、及び、酸化剤ガス流路は、長い流路同士が互いに略平行となるように設けられている(図2〜図8、図11〜図17、図21〜図26参照)ことが好ましい。
上記の好ましい構成により、冷却流体流路、燃料ガス流路、及び、酸化剤ガス流路の本数が一致する場合であっても異なる場合であっても、少なくとも1つのMEAについて、セパレータの主面に平行な面で見た場合の冷却流体流路の中流部分から下流部分への全体的な流れ方向(進行方向)と、反応ガス(燃料ガス及び酸化剤ガス)の上流部分から中流部分への全体的な流れ方向(進行方向)とを極めて容易に略一致させて両者を並行流とすることができるようになる。
セパレータの「設計の制約上不可能な領域」とは、設計上、以下の(α)、(β)、(γ)の制約のために、当該(α)、(β)、(γ)の部分で、3種類(冷却流体流路、燃料ガス流路、及び、酸化剤ガス流路)の流路の上記「長い流路」同士を略平行な状態とすることができない領域をいう。
(α)3種類(冷却流体流路、燃料ガス流路、及び、酸化剤ガス流路)の流路を独立して設けるために、設計上、反応ガスの供給用マニホールド孔および排出用マニホールド孔、並びに、冷却流体の供給用マニホールド孔および排出用マニホールド孔をセパレータ板の異なる位置に設けなければならない。そのため、各マニホールド孔と各流路との接続部分が異なる位置に設けられることになるから、この部分では、同一のセパレータにおいて、反応ガスの流れ方向と冷却流体の流れ方向とを完全に一致させることは不可能であり、この部分では、3種類の流路の「長い流路」同士が上述の略平行な状態とならなくなる。これは、いわゆる外部マニホールド型セパレータでもいわゆる内部マニホールド型セパレータでも不可能である。
(β)セパレータの一方の主面に形成されるガス流路と、その裏の主面(又は内部)に形成される冷却流体流路とにおいて、「長い流路」の本数や、「短い流路」の本数などの条件が完全に一致しない場合がある。この場合、例えば、セパレータの主面の法線方向からみた場合、反応ガス流路の「長い流路」の一部と冷却流体流路の「短い流路」の一部とが重なって見える部分ができる。この部分でも3種類の流路の「長い流路」同士が上述の略平行な状態とならなくなる。
(γ)ガスケットと膜電極接合体との間に形成される隙間(アノード側隙間、カソード側隙間)と、温度の比較的低い冷却流体が流れる部分である冷却流体流路の「上流部分」と、水分の含有率が比較的大きなガス流路(燃料ガス流路、酸化剤ガス流路)の「中流以降の部分」との3者が、先に述べた(I)及び(II)の状態となるように互いに近接して配置される部分を形成するため、この部分でも3種類の流路の「長い流路」同士が上述の略平行な状態とならなくなる(例えば、図3における燃料ガス流路77a中の下流側の長い流路77cと、図3中の他の長い流路及び図2における冷却流体流路8a中の上流側の長い流路77a1〜77a5のとの関係)。
この結果、反応ガスが上記隙間を流れることがなく、上記反応ガスをアノード及びカソード面内に確実に供給することができ、上記反応ガスを効率的に使用して発電性能を良好に向上させることが可能な燃料電池を提供することができる。
図1は、本発明の高分子電解質形燃料電池の第1実施形態の基本構成を示す要部概略断面図である。図2は、図1に示した燃料電池10のアノード側セパレータ6aの主面を冷却流体流路8a側から見た場合の正面図である。図3は、図1に示した燃料電池10のアノード側セパレータ6aの主面をガス流路7a側から見た場合の正面図である。図4は、図1に示した燃料電池10のカソード側セパレータ6bの主面をガス流路7b側から見た場合の正面図である。図5は、図1に示した燃料電池10のカソード側セパレータ6bの主面を冷却流体流路8b側から見た場合の正面図である。
図6は、図1におけるX−Xで切断した場合における燃料電池10の断面を示す(アノードセパレータ6aを取り除き、膜電極接合体5のアノード4aの主面の法線方向から燃料電池10を見た場合の正面図を示す)。図7は、図1に示した燃料電池10のアノード側セパレータ6aの主面を冷却流体流路8a側から見た場合の正面図である。図8は、図1に示した燃料電池10のアノード側セパレータ6aの主面をガス流路7a側から見た場合の正面図である。図9は、図2におけるY−Y線で切断した場合における燃料電池10の断面を示す概略断面図である。図10は、図1に示した燃料電池10を複数備える燃料電池スタック(本発明の燃料電池スタックの第1実施形態)の基本構成を示す要部概略断面図である。
スルホン酸基を有する高分子電解質膜を構成する樹脂としては、イオン交換容量が0.5〜1.5meq/g乾燥樹脂であることが好ましい。高分子電解質膜のイオン交換容量が0.5meq/g乾燥樹脂以上であると、発電時における高分子電解質膜の抵抗値の上昇をより十分に低減できるので好ましく、イオン交換容量が1.5meq/g乾燥樹脂以下であると、高分子電解質膜の含水率を適当に保ちつつ、触媒層中の良好なガス拡散特性を十分に確保しやすいため好ましい。以上と同様の観点から、イオン交換容量は0.8〜1.2meq/g乾燥樹脂が特に好ましい。
合物が挙げられる。ただし、下記式中、qは1〜8の整数、rは1〜8の整数、tは1〜
3の整数を示す。
CF2=CFOCF2CF(CF3)O(CF2)r−SO3H ・・・(2)
CF2=CF(OCF2CF(CF3))tO(CF2)2−SO3H ・・・(3)
触媒層2aは、電極触媒をカーボン粉末に担持させて得られる触媒担持カーボンと、水素イオン伝導性を有する高分子電解質とを含む構成を有している。アノード電極触媒としては特に限定されず、公知の高分子電解質形燃料電池のアノードに使用される電極触媒を使用することができる。例えば、Pt構成元素として含む金属微粒子を用いてもよく、一酸化炭素に対する良好な耐久性を持たせるため、Pt及びRuを構成元素として含む金属微粒子を用いてもよい。
カソード4bには、反応ガス(酸化剤ガス)を供給し、電極反応により生成した生成物や未反応の反応物を含むガスをMEA5の外部に運び去るためのガス流路7bが一方の面(即ちカソード側セパレータ6bのMEA5に接する側の主面)に形成されている。
なお、第1実施形態の燃料電池10の場合、図5に示すように、カソード側セパレータ6bの冷却流体流路8bの形状は、図2に示すアノード側セパレータ6aを冷却流体流路8aと同じである。
即ち、本実施形態の燃料電池10はセパレータ中にマニホールドを有するいわゆる「内部マニホールド型」の構成を有している。
なお、本実施形態においては、最上流の直線部77aだけでなく、水平方向に延びる直線部のうちの最下流の直線部もアノード側隙間10aに対応する領域に設けられている(図2において、一端が冷却流体排出用マニホールド17に接続されている直線部77aの部分)。
その結果、反応ガスの流れにおいて水蒸気量の多い中流部分以降の部分に、冷却流体の流れにおいて温度の高い下流部分が対応するようになるので、反応ガスの流れの中流部分以降の部分において飽和水蒸気圧(P0 H2O)が上昇し、過剰な凝縮水の生成が低減されるようになる。そのため、電極面の含水状態が良好に保すことができ、触媒層2a及び触媒層2bにおけるフラッディングの発生をより確実に抑制することができる。
まず、膜電極接合体5を製造する。膜電極接合体5の製造方法は特に限定されるものではなく、公知の高分子電解質形燃料電池の膜電極接合体を製造する再に採用されている薄膜製造技術を用いて製造することができる。例えば、カソード触媒層2bは、以下に例示するカソード触媒層形成用ペーストを調製し、これを用いて形成することができる。即ち、例えばPtを50wt%担持したカーボン粒子を触媒として、これに陽イオン交換樹脂溶液、例えば高分子電解質膜1と同質のフッ素系スルホン酸高分子樹脂溶液(例えば当該樹脂の固形分10wt%をエタノール、水の混合溶液に配合した溶液)に徐々に加え、触媒の単位面積当たりの樹脂固形分が、例えば2mg/m2相当となるまでPtを担持したカーボン粒子を混合し、カソード触媒層形成用のペーストにする。
また、燃料ガスとして水素と二酸化炭素との混合ガス(体積比を8:2とする)を用い、燃料ガス利用率が70%となり、燃料ガスの露点が70℃となるように、当該燃料ガスを加湿して燃料ガス供給用マニホールド孔14に供給することとする。更に、酸化剤ガスとして空気を用い、酸化剤ガス利用率が45%となり、酸化剤ガスの露点が68℃となるように、当該酸化剤ガスを加湿して酸化剤ガス供給用マニホールド孔18に供給することとする。なお、燃料ガス排出用マニホールド孔15及び酸化剤ガス排出用マニホールド孔19は大気中(常圧)に開放する構成とする。また、互いに対向配置された一対の集電板の間に図1に示した燃料電池10を配置し、この集電板を通じて0.3 A/cm2の条件で連続発電を行う構成とする。
ここで、上記の運転条件では冷却水の温度がMEA5の温度よりも約2℃低く、MEA5の温度も冷却流体流路8aを流れる冷却水の温度の変化に応じて、冷却流体流路8aに沿うように変化する。そこで、MEA5の温度の変化を計算すると、冷却流体供給用マニホールド孔16の近傍領域から冷却流体排出用マニホールド孔17の近傍領域にかけて72℃から76℃まで徐々に変化することがわかった。
次に、本発明の燃料電池の第2実施形態について説明する。この第2実施形態の燃料電池及び燃料電池スタック(ともに図示せず)は、図1に示した第1実施形態の燃料電池10におけるアノード側セパレータ及びカソード側セパレータを異なる構成に代えたものであり、アノード側セパレータ及びカソード側セパレータ以外の構成は第1実施形態の燃料電池10及び燃料電池スタック30と同様である。
ここで、図11は、本発明の燃料電池の第2実施形態に備えられるアノード側セパレータ26aの主面を冷却流体流路8a側から見た場合の正面図である。図12は、本発明の燃料電池の第2実施形態に備えられるアノード側セパレータ26aの主面をガス流路7a側から見た場合の正面図である。図13は本発明の第2実施形態の燃料電池に備えられるカソード側セパレータ26bの主面を冷却流体流路8b側から見た場合の正面図である。
すなわち、アノード側セパレータ26aでは、アノード側ガスケット9a(図1参照)とMEA5(図1参照)との間に形成されるアノード側隙間10a(図1参照)と、冷却流体流路8aの「上流部分」と、燃料ガス流路7a「中流以降の部分」(この燃料電池では特に下流以降の部分)との3者が、先に述べた(I)及び(II)の状態となるように互いに近接して配置される部分が設けられている。これにより、アノード側隙間10aを凝縮水により閉塞させることができるので、従来の燃料電池よりも反応ガスを有効利用することができる。
また、カソード側セパレータ26bでは、カソード側ガスケット9bとMEA5との間に形成されるカソード側隙間10b(図1参照)と、冷却流体流路8bの「上流部分」と、燃料ガス流路7b「中流以降の部分」(この燃料電池では特に下流以降の部分)との3者が、先に述べた(I)及び(II)の状態となるように互いに近接して配置される部分が設けられている。これにより、カソード側隙間10bを凝縮水により閉塞させることができるので、従来の燃料電池よりも反応ガスを有効利用することができる。
そのため、以下の説明では、主としてアノード側セパレータ26aについて説明し、カソード側セパレータ26bについてはアノード側セパレータ26aと重複する説明は省略する。
その結果、反応ガスの流れにおいて水蒸気量の多い中流部分以降の部分に、冷却流体の流れにおいて温度の高い下流部分が対応するようになるので、反応ガスの流れの中流部分以降の部分において飽和水蒸気圧(P0 H2O)が上昇し、過剰な凝縮水の生成が低減されるようになる。そのため、電極面の含水状態が良好に保すことができ、触媒層2a及び触媒層2bにおけるフラッディングの発生をより確実に抑制することができる。
次に、本発明の燃料電池の第3実施形態について説明する。この第3実施形態の燃料電池及び燃料電池スタック(ともに図示せず)は、図1に示した第1実施形態の燃料電池10におけるアノード側セパレータ及びカソード側セパレータを異なる構成に代えたものであり、アノード側セパレータ及びカソード側セパレータ以外の構成は第1実施形態の燃料電池10及び燃料電池スタック30と同様である。
ここで、図14は、本発明の燃料電池の第3実施形態に備えられるアノード側セパレータ46aの主面を冷却流体流路8a側から見た場合の正面図である。図15は、本発明の第3実施形態の燃料電池に備えられるアノード側セパレータ46aの主面をガス流路7a側から見た場合の正面図である。図16は、本発明の燃料電池の第3実施形態に備えられるカソード側セパレータ46bの主面をガス流路7b側から見た場合の正面図である。図17は、本発明の燃料電池の第3実施形態に備えられるカソード側セパレータ46bの主面を冷却流体流路8b側から見た場合の正面図である。
すなわち、アノード側セパレータ46aでは、アノード側ガスケット9a(図1参照)とMEA5(図1参照)との間に形成されるアノード側隙間10a(図1参照)と、冷却流体流路8aの「上流部分」と、燃料ガス流路7aの「中流以降の部分」(この燃料電池では特に下流以降の部分)との3者が、先に述べた(I)及び(II)の状態となるように互いに近接して配置される部分が設けられている。これにより、アノード側隙間10aを凝縮水により閉塞させることができるので、従来の燃料電池よりも反応ガスを有効利用することができる。
また、カソード側セパレータ46bでは、カソード側ガスケット9bとMEA5との間に形成されるカソード側隙間10b(図1参照)と、冷却流体流路8bの「上流部分」と、酸化剤ガス流路7bの「中流以降の部分」(この燃料電池では特に下流以降の部分)との3者が、先に述べた(I)及び(II)の状態となるように互いに近接して配置される部分が設けられている。これにより、カソード側隙間10bを凝縮水により閉塞させることができるので、従来の燃料電池よりも反応ガスを有効利用することができる。
そのため、以下の説明では、主としてアノード側セパレータ46aについて説明し、カソード側セパレータ46bについてはアノード側セパレータ46aと重複する説明は省略する。
より詳しく説明すると、図15に示すガス流路7aは、燃料ガス供給用マニホールド孔14からアノード側隙間10aを最短距離で交差して、アノード4aに対応する部分(電極部)まで延びている。更に、ガス流路7aは、水平方向(図15のアノード側セパレータ46aにおいて燃料ガス供給用マニホールド孔14及び酸化剤ガス供給用マニホールド孔18が設けられている部分側の辺に略平行な方向)に延びる11本の直線部77a(長い流路)と、隣接する直線部の端を上流側から下流側へ連結する10個のターン部77b(短い流路)とを有している。更に、ガス流路7aは、一端が最下流の直線部77a(後述の直線部77f)の最下流端に接続されており他端が燃料ガス排出用マニホールド孔15に接続される直線部77gを有している。
その結果、反応ガスの流れにおいて水蒸気量の多い中流部分以降の部分に、冷却流体の流れにおいて温度の高い下流部分が対応するようになるので、反応ガスの流れの中流部分以降の部分において飽和水蒸気圧(P0 H2O)が上昇し、過剰な凝縮水の生成が低減されるようになる。そのため、電極面の含水状態が良好に保すことができ、触媒層2a及び触媒層2bにおけるフラッディングの発生をより確実に抑制することができる。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
図18は、本発明の燃料電池及び燃料電池スタックの第4実施形態の基本構成を示す要部概略断面図である。
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
図19は、本発明の燃料電池スタックの第5実施形態の基本構成を示す要部概略断面図である。図20は、図19に示した第5実施形態の燃料電池スタック30Bの構成を有する燃料電池スタックの一例を示す概略断面図である。
次に、本発明の第6実施形態について説明する。この第6実施形態の燃料電池スタックは、図20に示した燃料電池10A及び燃料電池スタック30Cにおけるカソード側セパレータ6b、アノード側セパレータ6A、カソード側セパレータ6B及びエンドセパレータ6eを異なる構成に代えたものであり、アノード側セパレータ及びカソード側セパレータ以外の構成は図20に示した燃料電池10A及び燃料電池スタック30Cと同様である。
図21に示すカソード側セパレータ6bのうち上述の冷却流体流路8bの形成されている主面の裏面には、酸化剤ガスのためのガス流路7bが形成されている。ガス流路7bは4本の流路(流路7b1、流路7b2、流路7b3、流路7b4)からなり、4本の流路は、それぞれの一端が酸化剤ガス供給用マニホールド18に接続されており、それぞれの他端が酸化剤ガス排出用マニホールド19に接続されている。
例えば、水素と酸素との化学量論反応を考慮すると、水素は酸素の2倍体積必要となるが、酸化剤ガスに空気を用いる場合、空気中の酸素濃度は約20体積%であるため、カソードへの空気の流量がアノードへの燃料ガスの流量よりも多くなる。更に、燃料利用率の向上という点からも、燃料ガスの流量を少なくする必要がある。そのため、燃料ガス用のガス流路は、酸化剤ガス用のガス流路よりも蛇行部分が多くかつ長くなって、アノード側のガス流路の長さとアノード側隙間の長さとの差が、カソード側のガス流路の長さとカソード側隙間の長さとの差よりも大きくなるため、反応ガスはカソード側隙間よりもアノード側隙間に流れ易い環境となる。従って、アノード側隙間に対して閉塞させる構造をとることが、より有効である。
また、燃料ガスと酸化剤ガスとのクロスリークを防止するとともに、両者がガス流路の部分を流れることを有効に防止するという観点から、アノード側セパレータ6aにおいては、図3に示すように燃料ガス供給用マニホールド孔14の位置と燃料ガス排出用マニホールド孔15の位置とを離し、カソード側セパレータ6bにおいては、図4に示すように酸化剤ガス供給用マニホールド孔18の位置と酸化剤ガス排出用マニホールド孔19の位置とを離しておくのが好ましい。仮にマニホールド孔同士を近接させる場合には、マニホールド孔近辺において当該マニホールド孔に連通するガス流路間のリブ部の幅を厚めに設定するのが好ましい。
加えて、アノード側セパレータ及びカソード側セパレータにおけるガス流路の形状も、上記実施の形態に限定されず、本発明の効果を損なわない範囲で、反応ガス供給用マニホールド孔と反応ガス排出用マニホールド孔とを連通する従来と同様の構成を採用することができる。
図28及び図29に示す燃料電池(要部のみ図示する)は、高分子電解質膜1のはみ出し部Pのアノード側の面に膜補強部材12を配置すること以外は図1に示した燃料電池10と同様の構成を有する。
本実施例においては、以下の構成の違い[1]及び[2]を除いて、先に述べた本発明の第6実施形態の燃料電池スタックと同一の構成を有する燃料電池スタックを作製した。より具体的には、図20に記載の燃料電池スタック30Cのように、MEAを4つ積層した構成を有し、図21から図26に示した複数の流路からなる反応ガス流路と複数の冷却流体流路とを有するセパレータを備えた燃料電池(4セルスタック)を作製した。
なおアノード側セパレータのガス流路としては図23に示した3本のガス流路7aと同様の3本の流路を形成した。
実施例1の4セルスタックと比較し、アノード側隙間及びカソード側隙間のうちの少なくとも一方と、冷却流体流路の上流部分と、反応ガス流路の中流以降の部分と、が近接しない構成を有すること以外は実施例1と同様の構成を有する4セルスタックを作成した。
なおアノード側セパレータのガス流路としては図23に示した3本のガス流路7aと同様の3本の流路を形成した。
実施例1の燃料電池スタック(4セルスタック)及び比較例1の燃料電池スタック(4セルスタック)を用い、以下の作動条件で限界燃料ガス利用率を測定した。結果を表1に示す。
・燃料ガス(H2)利用率:70〜95%
・酸化剤ガス(O2)利用率:45%固定
・冷却水温度(入口):61℃
・冷却水温度(出口):63℃
・燃料ガス及び酸化剤ガス加湿温度:64℃
表1に示した結果から明らかなように、本発明の燃料電池及び燃料電池スタックは、高い限界燃料ガス利用率を有し、充分な発電性能を発揮することが確認された。
Claims (12)
- アノード及びカソード並びに前記アノードと前記カソードとの間に配置される高分子電解質膜を有する膜電極接合体と、
前記膜電極接合体を挟持するようにして互いに対向配置されているアノード側セパレータ及びカソード側セパレータと、
前記アノード側セパレータ及び前記カソード側セパレータのうちの少なくとも一方に設けられており、前記膜電極接合体を冷却するための冷却流体を供給、排出するための冷却流体流路と、
前記アノード側セパレータに設けられており、前記膜電極接合体に反応ガスとしての燃料ガスを供給、排出するための燃料ガス流路と、
前記カソード側セパレータに設けられており、前記膜電極接合体に反応ガスとしての酸化剤ガスを供給、排出するための酸化剤ガス流路と、
前記アノード側セパレータの前記膜電極接合体側の主面のうちの、前記膜電極接合体の外側の部分に配置されており、前記反応ガスをシールするためのアノード側ガスケットと、
前記カソード側セパレータの前記膜電極接合体側の主面のうちの、前記膜電極接合体の外側の部分に前記アノード側ガスケットに対向するように配置されており、前記反応ガスをシールするためのカソード側ガスケットと、
を少なくとも具備しており、
前記アノード側ガスケットと前記膜電極接合体との間に形成されるアノード側隙間に流入する前記反応ガス中の水蒸気成分及び前記カソード側ガスケットと前記膜電極接合体との間に形成されるカソード側隙間に流入する前記反応ガス中の水蒸気成分が、前記アノード側隙間及び前記カソード側隙間のうちの少なくとも一部において凝縮し、前記アノード側隙間及び前記カソード側隙間の少なくとも一方が凝縮水により閉塞するように、前記アノード側セパレータ及び前記カソード側セパレータのうちの少なくとも一方における前記冷却流体流路の上流部分が、前記アノード側隙間に対応する領域及び前記カソード側隙間に対応する領域のうちの少なくとも一方を含むように設けられており、かつ、前記冷却流体流路の前記上流部分は、前記燃料ガス流路及び前記酸化剤ガス流路のうちの少なくとも一方のガス流路の中流部分以降の部分に対応する領域を含むように設けられており、
前記冷却流体流路、前記燃料ガス流路、及び、前記酸化剤ガス流路は、前記冷却流体流路の中流部分から下流部分への全体的な流れの進行方向と、前記燃料ガス流路、及び前記酸化剤ガス流路の上流部分から中流部分への全体的な流れの進行方向と、が略一致する並行流となるように形成されていること、
を特徴とする燃料電池。 - 前記アノード側セパレータ及び前記カソード側セパレータのうちの少なくとも一方における前記冷却流体流路の上流部分と、前記ガス流路の下流部分と、が対応するように構成されていること、を特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
- 前記冷却流体流路、前記燃料ガス流路、及び、前記酸化剤ガス流路は、それぞれ、セパレータの主面の一端から他端の方向に伸びる長い流路と、前記他端に達した前記長い流路を再び折り返して反対の端に伸ばすための曲線状の流路を含む短い流路と、を有していること、
を特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池。 - 前記冷却流体流路の中流部分から下流部分への前記長い流路と、前記燃料ガス流路の上流部分から中流部分への前記長い流路と、が互いに略平行となるように設けられており、かつ、
前記冷却流体流路の中流部分から下流部分への前記長い流路と、前記酸化剤ガス流路の上流部分及び中流部分の前記長い流路と、が互いに略平行となるように設けられていること、
を特徴とする請求項3に記載の燃料電池。 - 前記高分子電解質膜の主面の大きさが、前記アノードの主面の大きさ及び前記カソードの主面の大きさのいずれよりも大きく、かつ、前記高分子電解質膜の主面の全外縁部が前記アノードの主面の外縁部及び前記カソードの主面の外縁部のいずれよりも外側に突出しており、
前記アノード側ガスケット及び前記カソード側ガスケットが、前記アノード側セパレータと前記カソード側セパレータとの間において、互いに対向して前記高分子電解質膜の前記全外縁部を挟持するようにして配置されており、
前記アノード側隙間が、少なくとも前記高分子電解質膜、前記アノード側ガスケット、前記アノード側セパレータ及び前記アノードの端面を含む空間からなり、
前記カソード側隙間が、少なくとも前記高分子電解質膜、前記カソード側ガスケット、前記カソード側セパレータ及び前記カソードの端面を含む空間からなること、
を特徴とする請求項1〜4のうちのいずれかに記載の燃料電池。 - 前記アノード側隙間に流入する前記反応ガス中の水蒸気成分が、前記アノード側隙間の少なくとも一部において凝縮し、前記アノード側隙間が凝縮水により閉塞するように、前記アノード側セパレータにおける前記冷却流体流路の上流部分が、前記アノード側隙間に対応する領域に設けられていること、
を特徴とする請求項1〜5のうちのいずれかに記載の燃料電池。 - 前記アノード側セパレータ及び前記カソード側セパレータの両方における前記冷却流体流路の上流部分が、前記アノード側隙間に対応する領域及び前記カソード側隙間に対応する領域のうちの少なくとも一方を含むように設けられており、かつ、前記冷却流体流路の前記上流部分は、前記燃料ガス流路及び前記酸化剤ガス流路のうちの少なくとも一方のガス流路の中流部分以降の部分に対応する領域を含むように設けられていること、
を特徴とする請求項1〜6のうちのいずれかに記載の燃料電池。 - 前記アノード側ガスケット及び前記カソード側ガスケットが連続環状体であり、
前記アノード側セパレータ及び前記カソード側セパレータにおいて、前記冷却流体流路に連通する冷却流体供給用マニホールド孔及び冷却流体排出用マニホールド孔が、それぞれ前記アノード側ガスケット及び前記カソード側ガスケットの外側に設けられ、
前記アノード側隙間が、第1のルート及び前記第1のルートよりも長い第2のルートからなり、
前記アノード側隙間において、前記第1のルートの一端は、前記アノード側隙間のうちの前記燃料ガス流路の入口に最も近い位置にあり、前記第1のルートの他端は、前記アノード側隙間のうちの前記燃料ガス流路の出口に最も近い位置にあり、前記第2のルートの一端は、前記アノード側隙間のうちの前記燃料ガス流路の入口に最も近い位置にあり、前記第2のルートの他端は、前記アノード側隙間のうちの前記燃料ガス流路の出口に最も近い位置にあり、
前記カソード側隙間が、第1のルート及び前記第1のルートよりも長い第2のルートからなり、
前記カソード側隙間において、前記第1のルートの一端は、前記カソード側隙間のうちの前記酸化剤ガス流路の入口に最も近い位置にあり、前記第1のルートの他端は、前記カソード側隙間のうちの前記酸化剤ガス流路の出口に最も近い位置にあり、前記第2のルートの一端は、前記カソード側隙間のうちの前記酸化剤ガス流路の入口に最も近い位置にあり、前記第2のルートの他端は、前記カソード側隙間のうちの前記酸化剤ガス流路の出口に最も近い位置にあること、
を特徴とする請求項1〜7のうちのいずれかに記載の燃料電池。 - 前記アノード側セパレータ及び前記カソード側セパレータの少なくとも一方における前記冷却流体流路の上流部分が、前記アノード側隙間及び前記カソード側隙間の前記第1のルートに対応する領域に設けられていること、
を特徴とする請求項8に記載の燃料電池。 - 前記アノード側セパレータ及び前記カソード側セパレータの少なくとも一方における前記冷却流体流路の上流部分が、前記アノード側隙間及び前記カソード側隙間の前記第2のルートに対応する領域のうちの少なくとも一部に設けられていること、
を特徴とする請求項8または9に記載の燃料電池。 - 前記冷却流体流路がサーペンタイン構造を有しており、前記燃料ガス流路がサーペンタイン構造を有しており、かつ、前記酸化剤ガス流路がサーペンタイン構造を有していること、を特徴とする請求項1〜10のうちのいずれかに記載の燃料電池。
- 複数の燃料電池が積層された構成を有する燃料電池スタックであって、
前記燃料電池として請求項1〜11のうちのいずれかに記載の燃料電池が少なくとも一つ搭載されていること、
を特徴とする燃料電池スタック。
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