JP3870744B2 - アキュムレータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍サイクルにおいて、冷媒の気液を分離して液冷媒を溜めてガス冷媒を圧縮機吸入側に導出するアキュムレータにおいて、冷媒中の水分を吸着する乾燥剤の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デンソー公開技報 整理番号130−006(20001年1月15日発行)には、この種のアキュムレータにおいて、U字状の冷媒出口管の底部付近にオイル戻し穴を設けるとともに、このオイル戻し穴に吸入される液冷媒中の異物を除去するフィルタをU字状の冷媒出口管の底部に配置し、さらに、U字状の冷媒出口管の底部とアキュムレータ内の底面との間に、冷媒中の水分を吸着する乾燥剤を配置する構成が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の従来技術では、U字状の冷媒出口管の底部とアキュムレータ内の底面との間に乾燥剤を配置するだけであるので、乾燥剤の固定が不安定となり、車両の振動等により乾燥剤が移動しやすい。その結果、乾燥剤の移動によりアキュムレータ内の冷媒液面が泡立ち、冷媒の気液分離機能が損なわれるという不具合が生じる。
【0004】
そこで、U字状の冷媒出口管の底部とアキュムレータ内のタンク底部との間隔を小さくして、乾燥剤を冷媒出口管底部とアキュムレータ内のタンク底部との間で強く挟み込むことが考えられるが、このようにすると、フィルタにも強い押圧力が作用してフィルタが潰れてしまい、フィルタ機能が損なわれるという不具合が生じる。
【0005】
本発明は上記点に鑑みて、アキュムレータ内にて乾燥剤を簡単かつ確実に固定できるようにすることを目的とする。
【0006】
また、本発明は、アキュムレータ内の乾燥剤の固定とフィルタの破損防止とを両立することを他の目的とする。
【0007】
また、本発明は、アキュムレータにおいて、圧縮機へのオイル戻りを確保しやすい乾燥剤固定構造を提供することを他の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するためになされたもので、請求項1に記載の発明では、冷凍サイクルの圧縮機(1)の吸入側に配置されて冷媒の気液を分離し、液冷媒を溜めるタンク本体部(50)と、冷凍サイクルの蒸発器(4)出口からの冷媒をタンク本体部(50)内に流入させる冷媒流入部(51)と、タンク本体部(50)内に配置されたU字状の冷媒出口管(52)と、冷媒出口管(52)の上部に設けられ、タンク本体部(50)内上部のガス冷媒を吸入するガス冷媒吸入部(52b)と、冷媒出口管(52)の底部(52c)付近に設けられ、タンク本体部(50)内下部の液冷媒および潤滑オイルを吸入するオイル戻し穴(55)と、タンク本体部(50)内の水分を吸着する乾燥剤(57)とを備え、
冷媒出口管(52)の底部(52c)において少なくともオイル戻し穴(55)の周囲を除く部位に乾燥剤(57)を上部から逆U状に装着し、乾燥剤(57)を紐状部材(58)により冷媒出口管(52)の底部(52c)に締め付け固定することを特徴とする。
【0009】
これにより、乾燥剤(57)を紐状部材(58)にて冷媒出口管(52)の底部(52c)に確実に締め付け固定できるので、乾燥剤(57)が車両の振動等により移動してタンク本体部(50)内の冷媒液面を泡立たせることがない。
【0010】
また、冷媒出口管(52)の底部(52c)において少なくともオイル戻し穴(55)の周囲を除く部位に乾燥剤(57)を上部から逆U状に装着するから、タンク本体部(50)内下部の液冷媒、オイルを乾燥剤(57)に妨げられることなく、オイル戻し穴(55)からスムースに吸入することができる。しかも、乾燥剤(57)をU字状冷媒出口管(52)の底部(52c)に装着するから、乾燥剤(57)の全体をタンク本体部(50)内下部の液冷媒中に浸漬することができる。その結果、乾燥剤(57)にオイルが捕捉されても、その捕捉オイルは再び周囲の液冷媒を通して圧縮機(1)側へ還流できる。
【0011】
従って、乾燥剤(57)にオイルが捕捉されたままにならず、圧縮機(1)へのオイル戻りを良好に維持し、圧縮機(1)の耐久性を向上できる。
【0012】
更に、乾燥剤(57)を逆U状の形態で配置するから、乾燥剤(57)がタンク本体部(50)の底部近傍の低い部位に位置していても、逆U状の形態により水分吸着剤の必要量を確保できる。
【0013】
請求項2に記載の発明では、請求項1において、オイル戻し穴(55)と重合するように配置され、オイル戻し穴(55)に吸入される異物を除去するフィルタ(56)を備え、
乾燥剤(57)を逆U状に装着する際に、乾燥剤(57)の逆U状の両端部(57b、57c)がフィルタ(56)よりも冷媒出口管(52)の径外方側へ位置するようにしたことを特徴とする。
【0014】
これにより、乾燥剤(57)を紐状部材(58)により冷媒出口管(52)の底部(52c)に締め付け固定するときに、紐状部材(58)がフィルタ(56)の面に直接当たることがほとんどなくなる。そのため、紐状部材(58)の締付力がフィルタ(56)の面に直接作用せず、紐状部材58の締め付け力によりフィルタ56が潰れて破損することを防止でき、フィルタ56のフィルタ機能を確実に保証できる。
【0015】
請求項3に記載の発明では、請求項1において、冷媒出口管(52)の底部(52c)に、オイル戻し穴(55)と重合するように嵌合保持され、オイル戻し穴(55)に吸入される異物を除去するリング状のフィルタ(56)を備え、
フィルタ(56)の外周面の円周長さ(L2)よりも乾燥剤(57)の逆U状形状の内側面の長さ(L1)を長くしたことを特徴とする。
【0016】
これにより、乾燥剤(57)の逆U状の両端部(57b、57c)がフィルタ(56)よりも冷媒出口管(52)の径外方側へ位置するので、請求項2と同様にフィルタ56のフィルタ機能を確実に保証できる。
【0017】
請求項4に記載の発明のように、請求項1ないし3のいずれか1つにおいて、紐状部材(58)を乾燥剤(57)と別体とし、この別体の紐状部材(58)を、乾燥剤(57)の逆U状形状の外側面の全周に巻き付けるようにしてよい。
【0018】
請求項5に記載の発明のように、請求項1ないし3のいずれか1つにおいて、紐状部材(58)を乾燥剤(57)に一体に構成してもよい。
【0024】
請求項6に記載の発明では、冷凍サイクルの圧縮機(1)の吸入側に配置されて冷媒の気液を分離し、液冷媒を溜めるタンク本体部(50)と、冷凍サイクルの蒸発器(4)出口からの冷媒をタンク本体部(50)内に流入させる冷媒流入部(51)と、タンク本体部(50)内に配置されたU字状の冷媒出口管(52)と、冷媒出口管(52)の上部に設けられ、タンク本体部(50)内上部のガス冷媒を吸入するガス冷媒吸入部(52b)と、冷媒出口管(52)の底部(52c)付近に設けられ、タンク本体部(50)内下部の液冷媒および潤滑オイルを吸入するオイル戻し穴(55)と、タンク本体部(50)内の水分を吸着する乾燥剤(57)とを備え、
乾燥剤(57)は水分吸着剤を収容する袋状部材(57a)を有し、袋状部材(57a)に2箇所の貫通穴(57b)を設け、2箇所の貫通穴(57b)にU字状の冷媒出口管(52)を挿入することによって、乾燥剤(57)を冷媒出口管(52)の底部(52c)上面に被せるように装着したことを特徴とする。
【0025】
これにより、乾燥剤(57)の袋状部材(57a)に設けた2箇所の貫通穴(57b)にU字状の冷媒出口管(52)を挿入するだけで、他に保持手段を使用せずに、極めて簡便に乾燥剤(57)を冷媒出口管(52)の底部(52c)に装着、保持できる。
【0026】
しかも、乾燥剤(57)をU字状冷媒出口管(52)の底部(52c)に装着するから、請求項1と同様に、圧縮機(1)へのオイル戻りを良好に維持でき、圧縮機(1)の潤滑性を良好に確保できる。
【0027】
請求項7に記載の発明では、請求項6において、オイル戻し穴(55)と重合するように配置され、オイル戻し穴(55)に吸入される異物を除去するフィルタ(56)を備え、冷媒出口管(52)の底部(52c)において少なくともオイル戻し穴(55)の周囲を除く部位にフィルタ(56)の上部から乾燥剤(57)を逆U状に装着することを特徴とする。
これによると、冷媒出口管(52)の底部(52c)において少なくともオイル戻し穴(55)の周囲を除く部位に乾燥剤(57)を上部から逆U状に装着するから、タンク本体部(50)内下部の液冷媒、オイルを乾燥剤(57)に妨げられることなく、オイル戻し穴(55)にスムースに吸入させることができる。
しかも、乾燥剤(57)をU字状冷媒出口管(52)の底部(52c)に装着するから、乾燥剤(57)の全体をタンク本体部(50)内下部の液冷媒中に浸漬することができる。その結果、乾燥剤(57)にオイルが一時的に捕捉された場合でも、その捕捉オイルは再び周囲の液冷媒を通して圧縮機(1)側へ還流できる。従って、圧縮機(1)へのオイル戻りを良好に維持できる。
【0028】
更に、乾燥剤(57)を逆U状の形態で配置するから、乾燥剤(57)がタンク本体部(50)の底部近傍の低い部位に位置していても、逆U状の形態により水分吸着剤の必要量を確保できる。
請求項8に記載の発明では、冷凍サイクルの圧縮機(1)の吸入側に配置されて冷媒の気液を分離し、液冷媒を溜めるタンク本体部(50)と、冷凍サイクルの蒸発器(4)出口からの冷媒をタンク本体部(50)内に流入させる冷媒流入部(51)と、タンク本体部(50)内に配置されたU字状の冷媒出口管(52)と、冷媒出口管(52)の上部に設けられ、タンク本体部(50)内上部のガス冷媒を吸入するガス冷媒吸入部(52b)と、冷媒出口管(52)の底部(52c)付近に設けられ、タンク本体部(50)内下部の液冷媒および潤滑オイルを吸入するオイル戻し穴(55)と、タンク本体部(50)内の水分を吸着する乾燥剤(57)とを備え、
冷媒出口管(52)の底部上面に乾燥剤(57)を配置し、更に、乾燥剤(57)を冷媒出口管(52)の底部上面に向かって押さえつける押さえ手段(58、59)を冷媒出口管(52)に備え、
オイル戻し穴(55)に吸入される異物を除去するフィルタ(56)を、オイル戻し穴(55)と重合するように配置し、
乾燥剤(57)は、冷媒出口管(52)の底部(52c)において少なくともオイル戻し穴(55)の周囲を除く部位にフィルタ(56)の上部から逆U状に装着されることを特徴とする。
これにより、冷媒出口管(52)の底部上面に配置した乾燥剤(57)を、押さえ手段(58、59)により冷媒出口管(52)の底部上面に向かって押さえつけるという、簡便な方法にて乾燥剤(57)を確実に冷媒出口管(52)の底部上面に固定できる。
しかも、乾燥剤(57)をU字状冷媒出口管(52)の底部(52c)に装着するから、乾燥剤(57)の全体をタンク本体部(50)内下部の液冷媒中に浸漬することができ、その結果、圧縮機(1)へのオイル戻りを良好に維持でき、圧縮機(1)の潤滑性を良好に確保できる。
さらに、請求項8に記載の発明では、請求項7と同様に冷媒出口管(52)の底部(52c)において少なくともオイル戻し穴(55)の周囲を除く部位に乾燥剤(57)を上部から逆U状に装着するから、請求項7と同様の作用効果を発揮できる。
請求項9に記載の発明のように、請求項8において、押さえ手段は、U字状冷媒出口管(52)の2つの管部(52d,52e)間で締め付けられる紐状部材(58)で構成できる。
また、請求項10に記載の発明のように、請求項8において、押さえ手段を、冷媒出口管(52)に固定される板状部材(59)で構成してもよい。
【0029】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0030】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は第1実施形態による車両用空調装置の冷凍サイクルであり、圧縮機1はベルト、プーリー等を介して図示しない車両エンジンにより駆動される。圧縮機1から吐出された高圧のガス冷媒は凝縮器2に流入し、ここで、外気と熱交換して冷却され、凝縮する。
【0031】
そして、凝縮器2で凝縮した液冷媒は次に減圧装置3にて低圧に減圧されて霧状の気液2相状態となる。この減圧装置3はキャピラリチューブ、オリフィス、ノズルのような固定絞り、あるいはサイクル高圧側冷媒の状態(圧力、温度)に応動する適宜の可変絞り、あるいは固定絞りと可変絞りの組み合わせからなる。減圧後の低圧冷媒は蒸発器4において図示しない空調用送風機の送風空気から吸熱して蒸発する。
【0032】
蒸発器4は、車両用空調装置の室内ユニット部の空調ケース(図示せず)内に配置され、蒸発器4で冷却された冷風は周知のごとく図示しないヒータコア部で温度調整された後に車室内へ吹き出す。蒸発器4を通過した冷媒はアキュムレータ5にて気液分離された後に圧縮機1に吸入される。
【0033】
アキュムレータ5は、蒸発器4出口からの冷媒の気液を分離し液冷媒を溜めてガス冷媒を圧縮機1に吸入させるとともに、タンク底部側に溜まる液冷媒中に溶け込んでいるオイルを圧縮機1に吸入させるものである。
【0034】
図2、図3は第1実施形態によるアキュムレータ5の具体的構造を例示するものであり、アキュムレータ5は上下方向に延びる縦長の円筒状に成形されたタンク本体部50を有している。このタンク本体部50は、本例ではアルミニュウム等の金属により成形された上側タンク50aと下側タンク50bとを溶接等の接合手段により一体に接合して構成されている。
【0035】
タンク本体部50の上面部を貫通するように冷媒入口管51を配置している。冷媒入口管51は、蒸発器4出口からの冷媒をタンク本体部50内に流入させる冷媒流入部を構成する。また、タンク本体部50の内部に、U字状に曲げ形成された冷媒出口管52を配置するとともに、冷媒出口管52の一端部52aをタンク本体部50の上面部を貫通してタンク外部へ取り出すように配置している。この一端部52aは圧縮機1の吸入側に接続される。
【0036】
また、冷媒出口管52のU字状の他端部(上端部)52bは、タンク本体部50内の上部で、気液分離板53の椀状形状の下側空間に直接開口し、この上端開口部によりタンク本体部50内上部のガス冷媒を吸入するガス冷媒吸入部を構成している。
【0037】
気液分離板53は、冷媒入口管51の下端開口部に対して所定間隔を介在してタンク本体部50内の上部に配置されている。この気液分離板53は、中央部が高く、外周縁部が垂下する椀状の形状に成形されている。気液分離板53は金属又は樹脂にて成形され、冷媒出口管52の一端部52aが貫通する貫通穴を有し、この貫通穴部分にて気液分離板53は冷媒出口管52に固定されている。また、気液分離板53の外周縁部とタンク本体部50の内壁面との間には冷媒を通過させる隙間54が形成されている。
【0038】
冷媒入口管51および冷媒出口管52はともにアルミニュウム等の金属により成形される。冷媒入口管51はタンク本体部50の上面部の貫通穴に挿入され、この貫通穴部に溶接等の接合手段により固定される。また、冷媒出口管52の一端部(上端部)52aがタンク本体部50の上面部の貫通穴に挿入され、この貫通穴部に溶接等の接合手段により固定される。
【0039】
U字状の冷媒出口管52の底部52cの下面には径1mm程度の微小な円形穴からなるオイル戻し穴55が開けてある。更に、U字状の冷媒出口管52の底部52cにはオイル戻し穴55の開口位置に重合するようにフィルタ56が装着されている。
【0040】
従って、タンク本体部50内の下部に溜まる潤滑オイルをフィルタ56を通してオイル戻し穴55から冷媒出口管52内に吸入できる。なお、潤滑オイルは実際には液冷媒中に溶け込んでいるので、潤滑オイルとともに液冷媒がオイル戻し穴55から冷媒出口管52内に吸入されることになる。そして、冷媒中の異物をフィルタ56にて除去できるので、微***からなるオイル戻し穴55が冷媒中の異物により閉塞することを防止できる。
【0041】
このフィルタ56は図4、5に示すように本例ではリング状に形成され、冷媒出口管52に嵌合保持されるようになっている。フィルタ56は具体的には樹脂製の細かい網目状部材(メッシュ部材)からなり、この網目状部材のリング形状を120°の等間隔で配置した補強片56aにより補強するようになっている。
【0042】
更に、U字状の冷媒出口管52の底部52c付近には乾燥剤57を配置する。この乾燥剤57は、ゼオライトのような粒状の水分吸着材を袋状部材57a内に収納したものである。袋状部材57aはフェルトのような通気性のある柔軟な布状の材料で形成されている。
【0043】
乾燥剤57は図4、図5に示すように、U字状冷媒出口管52の底部52cに対してフィルタ56の上部から被せるように逆U状に装着している。ここで、乾燥剤57の逆U状形状の内側面の長さL1はフィルタ56の外周面の円周長さL2よりも長くしてある。このため、U字状冷媒出口管52の底部52cに乾燥剤57をフィルタ56の上部から逆U状に被せた直後の状態では、図5のように乾燥剤57の逆U状の両端部57b、57cがフィルタ56よりも冷媒出口管52の径外方側へ所定量αだけ突き出している。
【0044】
乾燥剤57を冷媒出口管52の底部52cに上から下に向かって逆U状に装着するから、冷媒出口管52の底部52cの下面に開口しているオイル戻し穴55の周囲を乾燥剤57により覆うことはない。従って、乾燥剤57がオイル戻し穴55への潤滑オイルの吸入を阻害することはない。
【0045】
図4において、紐状部材58は乾燥剤57を締め付けて冷媒出口管52の底部52cに固定する締結(バンド)部材である。この紐状部材58は、樹脂等により形成され、その一端部にパイプ状の係止部58aを有している。このパイプ状の係止部58aの内側面には係止爪を形成してある。紐状部材58は乾燥剤57の逆U状形状の外側面の全周に被せるように巻き付け、その後に、紐状部材58の他端部をその一端部のパイプ状係止部58a内に挿通し、紐状部材58の他端部を引っ張ることにより、紐状部材58の締め付け力が乾燥剤57に加わって、乾燥剤57を冷媒出口管52の底部52cに締め付け固定できる。
【0046】
紐状部材58の他端部の締め付け力を解放しても、紐状部材58の他端部にパイプ状係止部58aの内側面の係止爪が食い込むことにより、乾燥剤57の締め付け状態を維持できる。なお、図4ではパイプ状係止部58aから突き出す紐状部材58の他端部(不要な部分)を切断した後の状態を示す。
【0047】
次に、第1実施形態の作用効果を説明する。(1)乾燥剤57をU字状冷媒出口管52の底部52cに対してフィルタ56の上部から被せるように逆U状に装着し、紐状部材58により乾燥剤57をU字状冷媒出口管52の底部52cに締め付け固定しているから、乾燥剤57をU字状冷媒出口管52の底部52cに確実に固定できる。そのため、乾燥剤57が車両の振動等により移動してタンク本体部50内の冷媒液面を泡立たせることがない。
【0048】
(2)乾燥剤57をU字状冷媒出口管52の底部52cに逆U状に装着する際に、乾燥剤57の逆U状形状の内側面の長さL1をフィルタ56の外周面の円周長さL2よりも長くして、乾燥剤57の逆U状の両端部57b、57cが図5のようにフィルタ56よりも冷媒出口管52の径外方側(下方側)へ所定量αだけ突き出すようにしているから、紐状部材58により乾燥剤57をU字状冷媒出口管52の底部52cに締め付け固定するときに、紐状部材58の締め付け力がフィルタ56に直接加わることがほとんどない。そのため、乾燥剤57をフィルタ56の上部から被せ、締め付け固定する構成であっても、紐状部材58の締め付け力によりフィルタ56が潰れて破損することを防止でき、フィルタ56のフィルタ機能を確実に保証できる。
【0049】
(3)乾燥剤57をU字状冷媒出口管52の底部52cに対してフィルタ56の上部から逆U状に装着するから、フィルタ56の下面部およびオイル戻し穴55の周囲を乾燥剤57が覆うことはない。従って、タンク本体部50内下部の液冷媒、潤滑オイルをフィルタ56の下面部およびオイル戻し穴55を通して冷媒出口管52内へスムースに吸入できる。
【0050】
(4)乾燥剤57をU字状冷媒出口管52の底部52cに逆U状に装着するから、乾燥剤57の全体をタンク本体部50内下部の液冷媒中に浸漬することができる。
【0051】
ここで、乾燥剤57がもしタンク本体部50内上部のガス冷媒域に露出していると、このガス冷媒域の露出部では乾燥剤57にオイルが捕捉されたままとなり、タンク本体部50内下部の液冷媒中にオイルが移行しないので、乾燥剤57の捕捉オイルを圧縮機1に還流できず、圧縮機1の潤滑不足の原因となる。
【0052】
これに対し、本実施形態によると、乾燥剤57の全体を液冷媒中に浸漬できるので、乾燥剤57にオイルが一時的に捕捉されても、その捕捉オイルは再び周囲の液冷媒を通して圧縮機1側へ還流できる。
【0053】
しかも、乾燥剤57を逆U状の形態で配置するから、乾燥剤57がタンク本体部50の底部近傍の低い部位に位置していても、逆U状の形態により水分吸着剤の必要量を確保しやすい。
【0054】
(第2実施形態)
第1実施形態では、乾燥剤57とは別体の紐状部材58を用いて、乾燥剤57をU字状冷媒出口管52の底部52cに締め付け固定しているが、第2実施形態では、図6に示すように乾燥剤57の袋状部材57aの長手方向の両端部に紐状部材58を予め一体に取り付けている。そして、乾燥剤57を第1実施形態と同様にU字状冷媒出口管52の底部52cに逆U状に装着した後に、両端部の紐状部材58を締結して乾燥剤57をU字状冷媒出口管52の底部52cに締め付け固定する。
【0055】
(第3実施形態)
第3実施形態では、図7に示すように乾燥剤57の袋状部材57aの長手方向の一端部に紐状部材58を予め一体に取り付けておき、この紐状部材58の先端部に微細な鉤状係止部を多数有するテープ状係止部材58bを設けている。このテープ状係止部材58bは一般にマジックテープと称されているものである。
【0056】
そして、乾燥剤57をU字状冷媒出口管52の底部52cに逆U状に装着した後に、紐状部材58の先端部のテープ状係止部材58bを締め付けながら乾燥剤57の袋状部材57a表面に係止して、乾燥剤57をU字状冷媒出口管52の底部52cに締め付け固定する。
【0057】
(第4実施形態)
第1〜第3実施形態では、乾燥剤57をU字状冷媒出口管52の底部52cに逆U状に装着した後に、紐状部材58の締め付け力を乾燥剤57に直接作用させて、乾燥剤57をU字状冷媒出口管52の底部52cに締め付け固定しているが、第4実施形態は、紐状部材58の締め付け力を乾燥剤57に直接作用させない形態にて、乾燥剤57をU字状冷媒出口管52の底部52c上に保持するものである。
【0058】
図8は第4実施形態を示すものであり、U字状冷媒出口管52の底部52cにはリング状のフィルタ56を嵌合保持し、U字状冷媒出口管52の底部52cの上面側にフィルタ56を介して乾燥剤57を逆U状に装着している。
【0059】
そして、第1実施形態と同様の紐状部材58を、乾燥剤57の上部においてU字状冷媒出口管52の2つの管部52d、52eの間に交差状に掛け渡し、締め付ける。この紐状部材58の交差状の掛け渡し部により、乾燥剤57をU字状冷媒出口管52の底部52c上面に向かって押さえつけ、乾燥剤57をU字状冷媒出口管52の底部52c上に保持する。すなわち、第4実施形態では、交差状の掛け渡し部を有する紐状部材58により乾燥剤57の押さえ手段を構成している。
【0060】
なお、第4実施形態において、管部52d、52eの表面に凹凸面を形成して、この凹凸面に紐状部材58を係止するようにすれば、紐状部材58の管部52d、52eに対する締め付け位置の変動を容易に防ぐことができ、より一層好ましい構成となる。
【0061】
(第5実施形態)
第5実施形態は上記第4実施形態と同様の考え方のものであり、図9に示すように紐状部材58の代わりに板状の押さえ部材59を用い、この板状の押さえ部材59によって乾燥剤57をU字状冷媒出口管52の底部52c上面に向かって押さえつけ、乾燥剤57をU字状冷媒出口管52の底部52c上に保持する。
【0062】
なお、板状の押さえ部材59は金属製、樹脂製のいずれでもよく、金属製の場合は溶接、ろう付け、かしめ等の手段により板状の押さえ部材59の一端部をU字状冷媒出口管52の管部52d(または管部52e)に固定する。また、板状の押さえ部材59を樹脂製とする場合は、樹脂の弾性変形を利用した圧入係止構造等にて板状の押さえ部材59の一端部をU字状冷媒出口管52の管部52d(または管部52e)に固定するようにしてもよい。
【0063】
(第6実施形態)
第6実施形態は上記第1〜第5実施形態とは別の手段にて乾燥剤57をU字状冷媒出口管52の底部52c上に保持するものである。
【0064】
図10(a)は第6実施形態による乾燥剤57を示しており、乾燥剤57の袋状部材57aの長手方向の中央部に2箇所の貫通穴57bを設けている。第6実施形態ではU字状冷媒出口管52の底部52cにリング状のフィルタ56を嵌合保持した後に、乾燥剤57の2箇所の貫通穴57bにU字状冷媒出口管52の2つの管部52d、52eを挿入することによって、乾燥剤57をフィルタ56の上部から冷媒出口管52の底部52c上面に被せるように逆U状に装着している。図10(b)は冷媒出口管52の底部52cに乾燥剤57を装着した状態を示す。
【0065】
(他の実施形態)
なお、本発明によるアキュムレータは車両用に限らず、種々な用途のものに同様に適用できることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアキュムレータを適用する冷凍サイクルの構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態によるアキュムレータの縦断面図である。
【図3】第1実施形態によるアキュムレータの縦断面図で、冷媒出入口管の断面形状を示す。
【図4】第1実施形態による乾燥剤の締め付け固定構造を示す説明図である。
【図5】第1実施形態による乾燥剤装着過程の説明図である。
【図6】第2実施形態による乾燥剤単体の正面図である。
【図7】第3実施形態による乾燥剤単体の正面図である。
【図8】(a)は第4実施形態による乾燥剤の押さえ構造の説明図、(b)は(a)の上面図で、冷媒出口管を断面図示している。
【図9】第5実施形態による乾燥剤の押さえ構造の説明図である。
【図10】(a)は第6実施形態による乾燥剤単体の正面図、(b)は第6実施形態による乾燥剤を冷媒出口管に装着した状態の説明図である。
【符号の説明】
50…タンク本体部、52…U字状の冷媒出口管、55…オイル戻し穴、
56…フィルタ、57…乾燥剤、58…紐状部材。
Claims (10)
- 冷凍サイクルの圧縮機(1)の吸入側に配置されて冷媒の気液を分離し、液冷媒を溜めるタンク本体部(50)と、
前記冷凍サイクルの蒸発器(4)出口からの冷媒を前記タンク本体部(50)内に流入させる冷媒流入部(51)と、
前記タンク本体部(50)内に配置されたU字状の冷媒出口管(52)と、
前記冷媒出口管(52)の上部に設けられ、前記タンク本体部(50)内上部のガス冷媒を吸入するガス冷媒吸入部(52b)と、
前記冷媒出口管(52)の底部(52c)付近に設けられ、前記タンク本体部(50)内下部の液冷媒および潤滑オイルを吸入するオイル戻し穴(55)と、
前記タンク本体部(50)内の水分を吸着する乾燥剤(57)とを備え、
前記冷媒出口管(52)の底部(52c)において少なくとも前記オイル戻し穴(55)の周囲を除く部位に前記乾燥剤(57)を上部から逆U状に装着し、
前記乾燥剤(57)を紐状部材(58)により前記冷媒出口管(52)の底部(52c)に締め付け固定することを特徴とするアキュムレータ。 - 前記オイル戻し穴(55)と重合するように配置され、前記オイル戻し穴(55)に吸入される異物を除去するフィルタ(56)を備え、
前記乾燥剤(57)を逆U状に装着する際に、前記乾燥剤(57)の逆U状の両端部(57b、57c)が前記フィルタ(56)よりも前記冷媒出口管(52)の径外方側へ位置するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のアキュムレータ。 - 前記冷媒出口管(52)の底部(52c)に、前記オイル戻し穴(55)と重合するように嵌合保持され、前記オイル戻し穴(55)に吸入される異物を除去するリング状のフィルタ(56)を備え、
前記フィルタ(56)の外周面の円周長さ(L2)よりも前記乾燥剤(57)の逆U状形状の内側面の長さ(L1)を長くしたことを特徴とする請求項1に記載のアキュムレータ。 - 前記紐状部材(58)は前記乾燥剤(57)と別体であり、前記乾燥剤(57)の逆U状形状の外側面の全周に巻き付けることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のアキュムレータ。
- 前記紐状部材(58)は前記乾燥剤(57)に一体に構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のアキュムレータ。
- 冷凍サイクルの圧縮機(1)の吸入側に配置されて冷媒の気液を分離し、液冷媒を溜めるタンク本体部(50)と、
前記冷凍サイクルの蒸発器(4)出口からの冷媒を前記タンク本体部(50)内に流入させる冷媒流入部(51)と、
前記タンク本体部(50)内に配置されたU字状の冷媒出口管(52)と、
前記冷媒出口管(52)の上部に設けられ、前記タンク本体部(50)内上部のガス冷媒を吸入するガス冷媒吸入部(52b)と、
前記冷媒出口管(52)の底部(52c)付近に設けられ、前記タンク本体部(50)内下部の液冷媒および潤滑オイルを吸入するオイル戻し穴(55)と、
前記タンク本体部(50)内の水分を吸着する乾燥剤(57)とを備え、
前記乾燥剤(57)は水分吸着剤を収容する袋状部材(57a)を有し、
前記袋状部材(57a)に2箇所の貫通穴(57b)を設け、前記2箇所の貫通穴(57b)に前記U字状の冷媒出口管(52)を挿入することによって、前記乾燥剤(57)を前記冷媒出口管(52)の底部(52c)上面に被せるように装着したことを特徴とするアキュムレータ。 - 前記オイル戻し穴(55)と重合するように配置され、前記オイル戻し穴(55)に吸入される異物を除去するフィルタ(56)を備え、
前記冷媒出口管(52)の底部(52c)において少なくとも前記オイル戻し穴(55)の周囲を除く部位に前記フィルタ(56)の上部から前記乾燥剤(57)を逆U状に装着することを特徴とする請求項6に記載のアキュムレータ。 - 冷凍サイクルの圧縮機(1)の吸入側に配置されて冷媒の気液を分離し、液冷媒を溜めるタンク本体部(50)と、
前記冷凍サイクルの蒸発器(4)出口からの冷媒を前記タンク本体部(50)内に流入させる冷媒流入部(51)と、
前記タンク本体部(50)内に配置されたU字状の冷媒出口管(52)と、
前記冷媒出口管(52)の上部に設けられ、前記タンク本体部(50)内上部のガス冷媒を吸入するガス冷媒吸入部(52b)と、
前記冷媒出口管(52)の底部(52c)付近に設けられ、前記タンク本体部(50)内下部の液冷媒および潤滑オイルを吸入するオイル戻し穴(55)と、
前記タンク本体部(50)内の水分を吸着する乾燥剤(57)とを備え、
前記冷媒出口管(52)の底部上面に前記乾燥剤(57)を配置し、
更に、前記乾燥剤(57)を前記冷媒出口管(52)の底部上面に向かって押さえつける押さえ手段(58、59)を前記冷媒出口管(52)に備え、
前記オイル戻し穴(55)に吸入される異物を除去するフィルタ(56)を、前記オイル戻し穴(55)と重合するように配置し、
前記乾燥剤(57)は、前記冷媒出口管(52)の底部(52c)において少なくとも前記オイル戻し穴(55)の周囲を除く部位に前記フィルタ(56)の上部から逆U状に装着されることを特徴とするアキュムレータ。 - 前記押さえ手段は、前記U字状冷媒出口管(52)の2つの管部(52d,52e)間に装着される紐状部材(58)であることを特徴とする請求項8に記載のアキュムレータ。
- 前記押さえ手段は、前記冷媒出口管(52)に固定される板状部材(59)であることを特徴とする請求項8に記載のアキュムレータ。
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