JP3870432B2 - 吸着式冷却装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は冷媒を吸・脱着する主吸着器を備えた自動車用吸着式冷却装置に係り、特に高い冷却能力を必要とする場合に対処できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
吸着式冷却装置は、冷媒を吸・脱着する吸着剤が収容された2個の吸着器を備えている。それら吸着器は、凝縮器及び蒸発器に対して冷媒が一方向に流れて循環するように接続されると共に、それら吸着器の一方が脱着動作を行うときは他方が吸着動作を行うように、脱着動作と吸着動作を交互に繰り返すように構成される。
【0003】
このような吸着式冷却装置は、圧縮式冷却装置とは異なり、冷媒としてオゾン層破壊のおそれがあるフロンガスを使用しないで済むこと、エンジン出力を使用しないで済むこと等の理由から、カーエアコンの冷却装置に用いることが考えられている。この場合、吸着器が脱着動作及び吸着動作を行うには、その吸着剤を加熱したり冷却したりするための加熱媒体及び冷却媒体を必要とするが、カーエアコンでは、脱着動作のための加熱媒体として、エンジン冷却水が利用される。
【0004】
ところで、吸着式冷却装置において、その冷却能力は、蒸発器での液冷媒の蒸発量に依存する。蒸発器での液冷媒の蒸発量は、吸着器の吸着動作の開始時から終了時までの一定時間内における吸着剤の冷媒吸着量によって決まるが、吸着剤の吸着量は、吸着動作の開始時と終了時の冷媒吸着率の差に左右される。従って、吸着動作終了時における吸着剤の冷媒吸着率は一定であるから、吸着動作開始時における冷媒吸着率を低くすることが冷却能力を高めることに繋がり、そのためには、脱着動作中にできるだけ多くの冷媒を脱着して脱着動作終了時における吸着剤の冷媒吸着率を低くしておくことが好ましい。
【0005】
特開平5−133638号公報に示された吸着式冷却装置では、自動車のエンジンの始動直後のアイドリング時には、エンジン冷却水は未だ冷えていて吸着剤からの冷媒脱着量が少なく(冷媒吸入着率が高い)、次に吸着動作に移ったときの冷媒吸着量も少なくなって低い冷却能力しか得られないので、このような状態を早期に解消するために、アイドリング運転の際は、アイドルアップ装置を介してエンジンの燃料消費量を若干増加させることにより、エンジン冷却水の温度を早く上昇させて吸着剤の脱着能力を早期に高めるようにすることが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
カーエアコンでは、例えば炎天下に駐車しておいた自動車を走行させるような場合、車室内を急速に冷房するために、蒸発器の冷却能力を高めて運転(クールダウン運転)する必要がある。
【0007】
しかしながら、従来の吸着式冷却装置では、上述のような高い冷却能力が要求されるような場合に対処するには、その要求がたとえ一時的なものであっても、冷却運転を継続して行うために吸着動作と脱着動作を交互に繰り返す吸着器を大形にしたり、或いはそれら吸着器の個数を増加したりして吸着剤の量を増やさねばならないが、これでは自動車への搭載性が悪くなる。
【0008】
上述の特開平5−133638号公報に記載の吸着式冷却装置は、エンジンのアイドリング運転時に燃料消費量を増加させてエンジン冷却水の温度上昇を早くすることにより、吸着剤の脱着能力を早期に通常の状態に近付けるようにしたものであるから、クールダウン運転の要求に対処できないばかりか、自動車の燃費が悪くなる。
【0009】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、冷却運転を行うために脱着動作と吸着動作を交互に繰り返す吸着器を大形にしたり、その個数を増加したりしなくとも、冷却運転開始初期に蒸発器に高い冷却能力を発揮させることができる自動車用吸着式冷却装置を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、吸着剤が収容された主吸着器を少なくとも2個設け、それら主吸着器が交互に脱着動作と吸着動作を行うように構成し、脱着側の主吸着器をエンジン冷却水により加熱して脱着させた蒸気冷媒を凝縮器により凝縮して蒸発器で蒸発させた後、他方の主吸着器に吸着させることにより冷却運転を行う自動車用吸着式冷却装置において、吸着剤が収容された補助吸着器を設け、冷却運転の開始時に、前記補助吸着器を、前記主吸着器のうち脱着動作を行う主吸着器に連通させてその主吸着器が脱着した蒸気冷媒を前記補助吸着器に吸着させると共に、前記補助吸着器を前記エンジン冷却水と熱交換可能に構成し、前記補助吸着器の吸着動作時に、その冷却をエンジン始動時の前記エンジン冷却水により行い、前記エンジン冷却水が所定温度まで上昇すると、前記エンジン冷却水の供給が停止されると共に、冷水が供給されるように構成したことを特徴とするものである。
【0011】
この手段によれば、冷却運転開始時に脱着側となる主吸着器が補助吸着器に連通されるので、その主吸着器の吸着剤の冷媒脱着が促進されて冷媒吸着率が通常よりも低下する。このため、次に吸着動作を行うとき、蒸発器から冷媒をより多量に吸着する。
また、補助吸着器の吸着動作時にその冷却をエンジン始動時のエンジン冷却水により行うので、まだ冷えているエンジン冷却水を蒸気冷媒の潜熱によって加熱して早期に暖めることができるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】
まず、本発明を理解し易くするための第1の参考例を図1〜図4に基づいて説明する。
吸着式冷却装置は、図1に示すように、第1及び第2の主吸・脱着器1及び2を備えている。これら主吸・脱着器1及び2は、中空容器内に冷媒を吸・脱着する吸着剤3及び4を充填して構成されている。ここで、冷媒としては潜熱の大きな水が用いられている。また、冷媒の吸着剤としては、シリカゲル、ゼオライト、活性炭、活性アルミナ等があるが、この実施例の吸着剤3,4ではシリカゲルが用いられている。
【0015】
上記第1及び第2の主吸着器1及び2の内部には、加熱手段としての加熱用熱交換器を構成する加熱パイプ5及び6が設けられていると共に、冷却手段としての冷却用熱交換器を構成する冷却パイプ7及び8が設けられており、加熱パイプ5及び6には加熱媒体としてエンジンの冷却水が供給され、冷却パイプ7及び8には車外空気により冷却されるタンクからの水が冷却媒体として供給されるようになっている。
【0016】
そして、第1及び第2の主吸着器1及び2のうち、一方が脱着動作を行うときには他方が吸着動作を行うように、第1の主吸着器1の加熱パイプ5と冷却パイプ7及び第2の主吸着器2の加熱パイプ6と冷却パイプ8には、加熱媒体であるエンジン冷却水と冷却媒体である冷水とが選択的に交互に供給されるように構成されている。
【0017】
第1及び第2の主吸着器1及び2には、2個の出口1a,1b及び2a,2bと1個の入口1c及び2cが設けられている。このうち出口1a及び2bは、流路切換手段としての流出側三方切換弁9の入口9a及び9bに接続されており、この三方切換弁9の出口9cは、凝縮器10及び逆止弁11を順に介して蒸発器12に接続されている。そして、蒸発器12は、流路切換手段としての流入側三方切換弁13の入口13aに接続され、この三方切換弁13の出口13b及び13cは第1及び第2の主吸着器1及び2の入口1c及び2cに接続されている。
【0018】
さて、第1及び第2の主吸着器1及び2の残る入口1b及び2bは、流路切換手段としての補助側三方切換弁14の入口14a及び14bに接続され、この三方切換弁14の出口14cは補助吸着器15の入口15aに接続されている。補助吸着器15は2個の出口15b及び15cを有しており、一方の出口15bは逆止弁16及び開閉弁17を順に介して凝縮器10に接続され、他方の出口15cは開閉弁18及び逆止弁19を順に介して蒸発器12に接続されている。
【0019】
上記補助吸着器15は、第1及び第2の主吸着器1及び2と同様に、中空容器内に冷媒を吸・脱着する吸着剤20を充填して構成されている。この場合、補助吸着器15の吸着剤20には、補助吸着器15の小型化のために、第1及び第2の主吸着器1及び2のシリカゲルからなる吸着剤3及び4よりも吸着能力の大きな吸着剤例えばゼオライトが用いられている。
【0020】
また、補助吸着器15内には、加熱手段としての加熱用熱交換器を構成する排気ガスパイプ21が設けられていると共に、冷却手段としての冷却用熱交換器を構成する冷却パイプ22が設けられている。ここで、排気ガスパイプ21は、エンジンの排気管から分岐されたバイパス管(図示せず)に接続されており、加熱媒体としてのエンジン排気ガスが流されるようになっている。また、冷却パイプ22には、主吸着器1,2の冷却パイプ7,8と同様に、車外空気により冷却されるタンクからの水が冷却媒体として供給されるようになっている。
【0021】
ここで、補助吸着器15をエンジン排気ガスにより加熱する理由は、吸着剤20がゼオライトで、シリカゲルよりも吸着性が良い半面、吸着した冷媒を脱着するためにはシリカゲルよりも高温度を必要とするので、エンジン冷却水ではなくエンジン排気ガスを利用するものである。なお、排気ガスパイプ21としては、バイパス管でなく、エンジンの排気と熱交換した加熱流体とその流路であっても良い。
【0022】
次に上記構成の作用を説明する。
今、エンジンは始動直後で、エンジン冷却水は低温のままとする。この状態でカーエアコンのスイッチをオンすると、第1及び第2の主吸着器1及び2の一方が吸着側、他方が脱着側となるように設定されて冷却運転が開始される。この場合、第1及び第2の主吸着器1及び2のうち、前回の冷却運転の終了時に脱着側であったものが今回の冷却運転開始時に吸着側となり、前回の冷却運転の終了時に吸着側であったものが今回の冷却運転開始時に脱着側となるように設定される。ここで、前回の冷却運転終了時にいずれが脱着側及び吸着側であったかは、図示しない制御装置のメモリに記憶されており、制御装置はそのメモリの記憶内容に基づいて第1及び第2の主吸着器1及び2の一方が吸着側、他方が脱着側となるように設定するものである。
【0023】
冷却運転中は、第1及び第2の主吸着器1及び2は、交互に吸着側及び脱着側となるように切り換えられる。そして、脱着側となった主吸着器は、通常は凝縮器10に連通されるが、冷却運転開始当初は、凝縮器10との連通が断たれた状態で補助吸着器15に連通される。
【0024】
さて、冷却運転の開始により、先ず、第1の主吸着器1が吸着側で、第2の主吸着器2が脱着側に設定されたとする。すると、図1に示すように、流入側三方切換弁13が入口13aと出口13bを連通するように動作して吸着側の第1の主吸着器1を蒸発器12に連通させると共に、第1の主吸着器1の冷却パイプ7に冷水が供給される。
【0025】
また、補助側三方切換弁14が入口14bと出口14cとを連通するように動作して脱着側の第2の主吸着器2の出口2bを補助吸着器15に連通させると共に、第2の主吸着器2の加熱パイプ6にエンジン冷却水が供給される。このとき、流出側三方切換弁9は全閉状態にあり、凝縮器10に対して吸着側の第1の主吸着器1は勿論のこと、脱着側である第2の主吸着器2をも遮断した状態になっている。
【0026】
以上により、第1の主吸着器1の吸着剤3が冷水により冷却されて蒸気冷媒を吸着するようになるため、蒸発器12内の圧力が低下する。これにより蒸発器12内に予め溜められている液冷媒が蒸発し、その時の潜熱により車室に送られる空気を冷却する。そして、蒸発器12で蒸発した冷媒は、第1の主吸着器1の吸着剤3に吸着され、この吸着時に蒸気冷媒から放出される潜熱は冷却パイプ7内を流れる冷水に奪い去られる。
【0027】
一方、第2の主吸着器2においては、補助吸着器15と連通されることで、冷媒が吸着剤4から脱着され、脱着された蒸気冷媒は補助吸着器15の吸着剤20に吸着される。この吸着時に蒸気冷媒から放出される潜熱は、冷却パイプ22を流れる冷水に奪い去られる。
【0028】
第1の主吸着器1の吸着剤3が吸着を完了すると共に、第2の主吸着器2の吸着剤4が脱着を完了すると、第2の主吸着器2が吸着側で第1の主吸着器1が脱着側となるように切り換えるべく、図2に示すように、流入側三方切換弁13が入口13aと出口13cとを連通するように切り換わり動作して第2の主吸着器2を蒸発器12に連通させると共に、補助側三方切換弁14が入口14aと出口14cを連通するように切り換わり動作して第1の主吸着器1を補助吸着器15に連通させる。また、第1の主吸着器1の加熱パイプ5にエンジン冷却水が供給されると共に、第2の主吸着器2の冷却パイプ8に冷水が供給される。
【0029】
これにより、今度は第2の主吸着器2が蒸気冷媒を吸着して蒸発器12に溜められた液冷媒が継続して蒸発するようになると共に、第1の主吸着器1で脱着された蒸気冷媒が補助吸着器15の吸着剤20に吸着されるようになる。そして、第2の主吸着器2が吸着を完了すると共に、第1の主吸着器1が脱着を完了すると、前述したと同様にして第1の主吸着器1が吸着側で、第2の主吸着器2が脱着側となるように切り換えられる。
【0030】
このように冷却運転開始当初は、第1及び第2の主吸着器1及び2のうち脱着側となったものが補助吸着器15に連通される。この補助吸着器15に対する第1及び第2の主吸着器1及び2の交互連通は、補助吸着器15の吸着剤20が所定の冷媒吸着率に上昇するまで行われる。なお、上記の所定の吸着率とは、例えば補助吸着器15が内圧が凝縮器10の内圧と等しくなる時点の吸着率をいう。
【0031】
ところで、吸着剤3,4の冷媒吸着率は、吸着動作時では冷却パイプ7及び8に供給される冷水の温度に依存し、脱着動作時ではエンジン冷却水の温度に依存する。今、脱着動作開始時に吸着剤3,4が図4にAで示す吸着率であったとすると、その吸着率は、脱着の進行により次第に低下するが、脱着側の主吸着器を凝縮器10に連通させる通常状態では、脱着完了時の吸着剤3,4の冷媒吸着率は、加熱媒体であるエンジン冷却水の温度に依存するため、図4にBで示す吸着率に止まる。
【0032】
しかしながら、冷却運転開始当初は、上述のように脱着側となった主吸着器は補助吸着器15に連通され、吸着剤3,4から脱着された蒸気冷媒が補助吸着器15の吸着剤18に吸着されるようになるため、脱着動作終了時における吸着剤3,4の吸着率は、通常時よりも一段と低下し、図4にCで示す低い吸着率となる。そして、蒸発器12の冷却能力は、前に述べたように、吸着剤3,4の吸着動作の開始時と終了時との吸着率の差によって決まるため、補助吸着器15の吸着剤20により冷媒吸着率が一段と低下された吸着剤3,4は、蒸発器12の冷却能力をより大きく発揮させることとなる。
【0033】
このため、脱着動作時に補助吸着器15に連通されて吸着率を一段と低下された吸着剤3,4は、次の吸着動作時に、蒸発器12からより多くの蒸気冷媒を吸着し、蒸発器12は大きな冷却能力でもって車室内に送風される空気を冷却する(クールダウン運転)。従って、カークーラーの運転開始初期では、蒸発器12を通って車室内に送られる空気の温度が高く、蒸発器12の熱的負荷が大きくても、大きな冷却能力を発揮して車室内を急速に冷やす。
【0034】
しかして、図2の状態のとき、補助吸着器15の吸着剤20が所定の吸着率まで上昇したとすると、次の切り換わり状態を示す図3では、通常状態となって吸着側に切り換えられた第1の主吸着器1が流入側三方切換弁13により蒸発器12に連通されると共に、脱着側に切り換えられた第2の主吸着器2が流出側三方切換弁9により凝縮器10に連通される。また、第1の主吸着器1の冷却パイプ7に冷水が供給されると共に、第2の主吸着器2の加熱パイプ6に高温のエンジン冷却水が供給される。
【0035】
一方、補助側三方切換弁14は全閉状態となって補助吸着器15と第1及び第2の主吸着器1及び2との連通を遮断し、代わって開閉弁17が開いて補助吸着器15を凝縮器10に連通させると共に、補助吸着器15の排気ガスパイプ21にエンジン排気ガスが供給される。
【0036】
そして、第1の主吸着器1内の吸着剤3は高温のエンジン冷却水により加熱されて蒸気冷媒を脱着し、脱着された蒸気冷媒は凝縮器10に供給される。また、補助吸着器15内の吸着剤18は、エンジン排気ガスにより加熱されて蒸気冷媒を脱着し、脱着された蒸気冷媒は凝縮器10に供給され、ここで第1の主吸着器1から供給される蒸気冷媒と共に凝縮される。
【0037】
凝縮器10で凝縮された冷媒は、逆止弁11を介して蒸発器12に供給されてこの蒸発器12内に溜められつつ蒸発し、冷却作用を呈する。そして、第1の主吸着器1が脱着を完了すると共に、第2の主吸着器2が吸着を完了すると、次に第1の主吸着器1が吸着側で、第2の主吸着器2が脱着側となるように切り換えられ、以後、第1及び第2の主吸着器1及び2が交互に吸着側及び脱着側となるように切り換えられて蒸発器12及び凝縮器10に連通される。
【0038】
なお、蒸発器12の熱的負荷が軽減された場合には、開閉弁17を閉じて開閉弁18を開いて補助吸着器15で脱着された蒸気冷媒を蒸発器12に直接供給する状態とするか、或いは開閉弁17を開いたまま開閉弁18も開くことにより、補助吸着器15で脱着された蒸気冷媒を凝縮器10及び蒸発器12に供給する状態とする。そして、このようにして補助吸着器15の吸着剤20が吸着した冷媒を脱着することにより、次の冷却運転開始時に第1及び第2の主吸着器1及び2から冷媒を吸着し得るようにするものである。
【0039】
このように本実施例によれば、冷却運転開始当初に第1及び第2の主吸着器1及び2から脱着された冷媒を補助吸着器15に吸着することにより、第1及び第2の主吸着器1及び2の吸着剤3及び4の吸着率を通常よりも低くすることができるので、蒸発器12が高い冷却能力を発揮すること(クールダウン運転)を要求される冷却運転開始当初において、その要求に対処することができる。
【0040】
しかも、一時的なクールダウン運転の要求に、冷却運転の継続のために脱着動作と吸着動作を交互に繰り返す運転用の第1及び第2の主吸着器1及び2を大型にしたり、その数を増やしたりすることなく対処できるので、吸着式冷却装置全体の大型化を回避でき、車載性に優れる。
【0041】
図5は本発明の一実施例を示すもので、前記第1の参考例と異なるところは、エンジンの始動と同時期にカーエアコンのスイッチをオンした場合、冷えているエンジン冷却水が早く暖まるように、補助吸着器15の吸着剤20が蒸気冷媒を吸着するとき、その蒸気冷媒から放出される潜熱によってエンジン冷却水を加熱するようにしたものである。
【0042】
すなわち、補助吸着器15内には、吸着剤20とエンジン冷却水との熱交換器を構成する受熱パイプ23が設けられており、エンジンの始動時に、冷却パイプ22への冷水供給を断った状態で、受熱パイプ23にエンジン冷却水が供給されるように構成されている。
【0043】
しかして、エンジンの始動と同時期にカーエアコンのスイッチがオンされ、吸着式冷却装置の冷却運転が開始されると、その初期には、前述したと同様に、第1及び第2の主吸着器1及び2のうち脱着側とされた主吸着器が補助吸着器15に連通される。
【0044】
今、図4に示すように、第2の主吸着器2が脱着側とされて補助側三方切換弁14を介して補助吸着器15に連通されたとすると、補助吸着器15の吸着剤20が第2の主吸着器2内の蒸気冷媒を吸着する。これにより、第2の主吸着器2の内圧が低下するため、吸着剤4から蒸気冷媒が脱着され、その脱着された蒸気冷媒が吸着剤20に吸着される。そして、吸着剤20が蒸気冷媒を吸着する際、その冷媒の潜熱によって受熱パイプ23を流れるエンジン冷却水が加熱される。
【0045】
第1の主吸着器1が脱着側で、第2の主吸着器2が吸着側となるように切り換えられると、同様にして第1の主吸着器2の吸着剤3から蒸気冷媒が脱着され、その蒸気冷媒が吸着剤20に吸着される際の潜熱により、受熱パイプ23を流れるエンジン冷却水が加熱される。
なお、エンジン冷却水が所定温度まで上昇すると、受熱パイプ23へのエンジン冷却水の供給が停止されると共に、冷却パイプ22に冷水が供給されるようになっている。
【0046】
このようにして脱着側の主吸着器から脱着された冷媒蒸気が吸着剤20に吸着される際、その冷媒の潜熱により受熱パイプ23を流れるエンジン冷却水が加熱される。このため、エンジン冷却水は早期に暖まるようになり、第1の主吸着器1或いは第2の主吸着器2が脱着側となったとき、その吸着剤3,4が加熱パイプ5或いは6に供給されるエンジン冷却水により早期に加熱されて早期に十分な脱着動作を行うようになる。従って、第1及び第2の主吸着器1及び2の吸着剤3及び4は、エンジン始動時点から早い時期に十分なる脱着動作を行うこと、及び補助吸着器15の吸着剤20の吸着作用により脱着が促進されることと相俟って、通常時よりも吸着率が低下する。
【0047】
以上のことから、エンジン始動と同時にカーエアコンをオンしても、蒸発器12は高い冷却能力を呈し、冷却運転初期のクールダウン運転の要求に対処することができる。しかも、エンジン始動時には冷えているエンジン冷却水を補助吸着器15の吸着剤20が蒸気冷媒を吸着するときの潜熱により加熱するので、エンジンの燃料消費量を増加させる必要がなく、無駄な燃料消費をなくすことができる。
【0048】
図6は第2の参考例を示すもので、前記第1の参考例との相違は、冷却運転停止後に第1及び第2の主吸着器1及び2の吸着剤3及び4の吸着率を低下させ、次に行われる冷却運転の開始初期のクールダウン運転に備えるようにしたところにある。
【0049】
すなわち、カーエアコンのスイッチがオフされ、吸着式冷却装置の冷却運転が停止すると、図6に示すように、補助側三方切換弁14が全閉状態から2個の入口14a及び14bを共に出口14cに連通する状態に切り換えられ、第1及び第2の主吸着器1及び2の双方が補助吸着器15に連通される。
【0050】
この状態で、高温度のエンジン冷却水が第1及び第2の主吸着器1及び2の加熱パイプ5及び6に供給され、吸着剤3及び4を加熱する。これにより、吸着剤3及び4に吸着されている冷媒が脱着され、その脱着された蒸気冷媒は補助吸着器15の吸着剤20に吸着される。このため、第1及び第2の主吸着器1及び2のうち、冷却運転が停止される直前まで脱着側であった主吸着器の吸着剤の吸着率は更に低下すると共に、同じく吸着側であった主吸着器の吸着剤の吸着率も通常よりも低くなり、次の冷却運転開始初期のクールダウン運転に備える。
このような冷却運転停止後のクールダウン待機動作は、冷却運転停止と同時期にエンジンを停止させても、エンジン冷却水は高温のままであるから、吸着剤3,4からの冷媒脱着はエンジン冷却水による加熱によって行うことができる。
【0051】
補助吸着器15の吸着剤20が吸着した冷媒は、次の冷却運転時に排気ガスパイプ21に高温度の排気ガスが供給されることにより脱着され、その脱着された蒸気冷媒は、第1実施例と同様に凝縮器10、或いは蒸発器12の熱的負荷によっては凝縮器10及び蒸発器12に供給される。
【0052】
ここで、補助吸着器15の吸着剤20はゼオライトが使用されている。ゼオライトは、第1及び第2の主吸着器1及び2の吸着剤3及び4として使用されているシリカゲルよりも吸着力が大きいので、冷却運転停止後に第1及び第2の主吸着器1及び2を補助吸着器15に連通させても、吸着剤20により吸着剤3及び4が脱着する蒸気冷媒を十分に吸着して当該吸着剤3及び4の冷媒吸着率を通常時よりも低くすることができるものである。
【0053】
なお、補助吸着器15の吸着剤20には、シリカゲルを用いても良い。補助吸着器15の吸着剤20にシリカゲルを用いた場合には、第1及び第2の主吸着器1及び2の双方を補助吸着器15に連通させると、吸着剤3及び4の吸着率を十分に下げ得ないので、この場合には、第1及び第2の主吸着器1及び2のうち、冷却運転の停止直前に吸着側であった主吸着器だけを補助吸着器15に連通させるようにして一方の主吸着器の吸着剤だけの吸着率を低下させてクールダウン運転に備えるようにすれば良い。
【0054】
また、第2の参考例では、冷却運転終了時に第1及び第2の主吸着器1及び2の双方を同時に補助吸着器15に連通させるようにしたが、第1及び第2の主吸着器1及び2のうち、停止直前に脱着側であった主吸着器を補助吸着器15に連通させ、その後、停止直前に吸着側であった主吸着器をエンジン冷却水で脱着した後、補助吸着器15に連通させるようにしても良い。更に、冷却運転の停止直前に脱着側であった主吸着器のみを補助吸着器に連通させるようにしても良い。
【0055】
尚、本発明は上記し且つ図面に示す実施例に限定されるものではなく、第1及び第2の主吸着器1及び2の吸着剤3及び4としては、ゼオライトを使用しても良く、また補助吸着器15は複数個設けても良い等、要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、冷却運転の開始時または停止時に、主吸着器を補助吸着器に連通させて、主吸着器の吸着剤の冷媒吸着率を低くすることができるので、主吸着器の大型化、個数の増加を招来することなく、冷却運転開始初期にクールダウン運転を行うことができる。
【0057】
また、エンジン始動と同時に冷却運転を行った場合、エンジン冷却水を補助吸着器の吸着剤が蒸気冷媒を吸着する際に冷媒から放出される潜熱によってエンジン冷却水を加熱するので、エンジン冷却水を早期に暖めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の参考例を示し、冷却運転開始初期の連通状態の一例を示す構成図
【図2】 冷却運転開始初期の連通状態を同図1とは異なる状態で示す構成図
【図3】 通常の連通状態の一例を示す構成図
【図4】 吸着剤の吸・脱着による吸着率の変化を示すグラフ
【図5】 本発明の一実施例を示す図1相当図
【図6】 第2の参考例を示し、冷却運転停止時の連通状態を示す構成図
【符号の説明】
図中、1及び2は第1及び第2の主吸着器、3及び4は吸着剤、5及び6は加熱パイプ、7及び8は冷却パイプ、10は凝縮器、12は蒸発器、15は補助吸着器、20は吸着剤、21は排気ガスパイプ、22は冷却パイプ、23は受熱パイプである。
Claims (1)
- 自動車に搭載される自動車用吸着式冷却装置であって、吸着剤が収容された主吸着器を少なくとも2個設け、それら主吸着器が交互に脱着動作と吸着動作を行うように構成し、脱着側の主吸着器をエンジン冷却水により加熱して脱着させた蒸気冷媒を凝縮器により凝縮して蒸発器で蒸発させた後、他方の主吸着器に吸着させることにより冷却運転を行う自動車用吸着式冷却装置において、
吸着剤が収容された補助吸着器を設け、冷却運転の開始時に、前記補助吸着器を、前記主吸着器のうち脱着動作を行う主吸着器に連通させてその主吸着器が脱着した蒸気冷媒を前記補助吸着器に吸着させると共に、
前記補助吸着器を前記エンジン冷却水と熱交換可能に構成し、前記補助吸着器の吸着動作時に、その冷却をエンジン始動時の前記エンジン冷却水により行い、前記エンジン冷却水が所定温度まで上昇すると、前記エンジン冷却水の供給が停止されると共に、冷水が供給されるように構成したことを特徴とする自動車用吸着式冷却装置。
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