JP3870108B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置に関し、特に、中間転写体を有し、該中間転写体上の二次転写残現像剤を帯電する帯電手段を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は従来の、中間転写体として中間転写ベルトを用いた中間転写ベルト方式のカラー画像形成装置の一例である。静電潜像担持体としての感光ドラム1は、アルミ等から形成される芯金の外周面に有機感光体(OPC)、又は、A−Si、CdS、Se等から形成される光導電体を塗布して構成され、第一の像担持体となる。
【0003】
感光ドラム1の表面である露光位置3aにおいて、露光装置3によって潜像が形成される。そして、感光ドラム1と中間転写ベルト6aとの接触部は、一次転写を行う位置(一次転写部)T1となる。感光ドラム1の露光位置3aから図10においては反時計回りに一次転写部T1までの距離を距離L1とし、中間転写ベルト6a上の一次転写部T1から上流に距離L1の位置をS部とする。
【0004】
第二の像担持体としての中間転写ベルト6aは、EPDM、NBR、ウレタン、シリコンゴム等のゴム、又はPI、PC、PVDF、ETFE、PET、PC/PAT、ETFE/PC、ETFE/PAT、PC/PAT等の樹脂から形成されており、駆動ローラ6b、張架ローラ6c、二次転写対向ローラ6dの3本のローラ上に張架され、駆動ローラ6bが不図示のモーターにより回転することにより、C1方向に回転する感光ドラム1と従動方向である矢印C3方向に駆動される。
【0005】
又、軸上に導電性スポンジ層を設けた一次転写ローラ7bが、一次転写部T1において、中間転写ベルト6aを介して、感光ドラム1に接している。
【0006】
又、中間転写ベルト6aは、周方向に1ヶ所、周方向に交差する方向の端部に、つまりベルト6aの端に、光学センサ5によって中間転写ベルト6aの表面と識別できる位置検知部材5aを設けてあり、中間転写ベルト6aの回転によって位置検知部材5aが検知部5bを通過するのを光学センサ5で検知(以下、TOP検知)し、その検知タイミングからの時間を本体内部でカウントすることによって、中間転写ベルト6aの回転状態を認識することができる。
【0007】
中間転写ベルト6aの周囲で、一次転写部T1と二次転写を行う位置(二次転写部)T2との間に設けられた帯電ローラ10bは、直流電圧を重畳した交番電圧電源10aによって交番電圧を印加できる。尚、帯電ローラ10bは、中間転写ベルト6aに対して不図示の当接離間の機構を有し、所望の時間に当接できる。又、中間転写ベルト6aの帯電ローラ10bが当接する部分の裏面には、帯電効率を上げるために接地の対向電極10cが設けられている。
【0008】
以下、図10に沿って画像形成動作について説明する。
【0009】
感光ドラム1と中間転写ベルト6aとが、各々外周速度V=118.0mm/s(以下、プロセス速度と呼ぶ)の同スピードで、互いに順方向である矢印C1、C3方向へ回転する。外周147.5mmの感光ドラム1は147.5/V=1.25sで1回転し、外周442.5mmの中間転写ベルト6aは442.5/V=3.75sで1回転する。
【0010】
感光ドラム1は不図示の駆動手段によって、矢印C1方向に駆動され、帯電ローラ2により所定の電位に均一に帯電される。光学センサ5によって、中間転写ベルト6aの回転によってTOP検知した時、露光装置3により露光が開始され、イエローの画像模様に従った信号による光が、表面を均一に帯電された感光ドラム1に走査され、潜像が形成される。
【0011】
潜像形成開始後、更に感光ドラム1が矢印C1方向に進むと、支持体4に支持された現像装置4a、4b、4c、4dのうち、イエロートナーが入った現像装置4aが感光ドラム1に対向するよう支持体4は矢印C2方向に回転し、感光ドラム1上に形成された潜像は、選択された現像装置4aによって可視化され、現像剤像(トナー像)となる。ここで、現像時のトナーは負極性である。
【0012】
現像されたトナー像は、更に感光ドラム1が矢印C1方向に進み、一次転写部T1に来た時、一次転写ローラ7bに、感光ドラム1の芯金を対向電極として、高圧電源7aから、現像時のトナー負極性であるのに対して、正極性の一次転写バイアスが印加され、中間転写ベルト6a上に一次転写される。
【0013】
感光ドラム1上の転写残トナーは、クリーナ13によりクリーニングされる。
【0014】
露光開始から(L1/V)だけ経過した後には、感光ドラム1上の画像の書き始めの点と、中間転写ベルト6a上の、露光開始時にSを通過した点6SはT1の位置で一致する。即ち、中間転写ベルト6aに対して画像は6Sを先端に反時計回りに形成される。
【0015】
イエロートナー像の現像が終了すると、現像器の切換え動作を行うが、本印字シーケンスではA4画像すなわち297mmの画像を形成するためのタイミング設計とすることによって、A4以下の全てのサイズで用いられるようにし、プロセスを共通化する。(以下、A4モード)画像先端が現像部に達してから297mm/Vだけ時間が経過したら、支持体4が反時計方向に回転し、次のマゼンタトナーが入った現像装置4bが感光ドラム1に対向する位置に位置決めされる。
【0016】
更に、次のTOP検知が行われたら同様の動作を繰り返し、マゼンタ色、シアン色、ブラック色について現像、転写が行われ、中間転写ベルト6a上には複数色のトナー像が重ねて形成される。
【0017】
このとき、4色の画像は全て6Sを画像の先端として転写されるので、4色のトナー像のレジは取られている。
【0018】
4色のトナー像が中間転写ベルト6a上に重ねて転写されると、中間転写ベルト6aの移動と同期を取って、レジストローラRから転写材Pが搬送され、二次転写部T2において、一次転写ローラ7bと同様な構成とされる二次転写ローラ9が転写材Pを介して中間転写ベルト6aに当接し、中間転写ベルト6aの巻架ローラのひとつである二次転写対向ローラ6dを対向電極として、不図示の高圧電源から正極性の二次転写バイアスが印加され、中間転写ベルト6a上の4色のトナー像は、一括して転写材P上に二次転写される。
【0019】
4色のトナー像が転写された転写材Pは、従来公知の加熱、加圧の定着装置11によって溶融固着されカラー画像が得られる。
【0020】
ここで、二次転写後の二次転写残現像剤(二次転写残トナー)の帯電、回収について、通常のページ間における行程を、図11を用いて説明する。尚、図11においては、1〜4色目の現像をDv1〜4、一次転写の1〜4色目をTr1−1〜4、二次転写をTr2、二次転写残トナーの帯電をCh2、その一次転写部T1での回収をRETで示した。
【0021】
転写材Pへの二次転写後に、転写材Pに転写されずに中間転写ベルト6a上に残った二次転写残トナーには、直流電圧が重畳された交番電圧電源10aより正極性の交番電圧の印加された帯電ローラ10bにより、正極性の電荷が均一に付与される。
【0022】
続いて、帯電ローラ10bにより正極性に帯電された二次転写残トナーは、中間転写ベルト6aの回転により一次転写部T1へ達し、次のページの1色目の一次転写と同時に、感光ドラム1へ静電的に転写されることで、中間転写ベルト6aより除去される。
【0023】
そして、感光ドラム1へ転写された二次転写残トナーは、感光ドラムクリーナ13に回収され、中間転写ベルト6a上の二次転写残トナーの除去は完了する。
【0024】
尚、画像を形成するための一連の動作、即ち印字シーケンスは、以上の画像形成を連続して行う連続画像形成行程と、該連続画像形成行程の後に、連続画像形成工程の最後の画像形成における二次転写残トナー及び、二次転写残トナー帯電用のローラ10bから自然に(電圧によらず機械的に)吐き出されるトナー、装置内での飛散トナー等の、第二の像担持体上に付着した余分なトナーを除去する、第二の像担持体のクリーニングを行う後回転行程と、の少なくとも二つの行程から構成される。
【0025】
一方、画像形成を行うたび、帯電ローラ10bには、二次転写残トナーを正極性に帯電する際に、帯電されなかった負極性の付着現像剤(付着トナー)が付着するので、複数のページにわたって連続して画像を形成すると、付着トナーは蓄積する。
【0026】
又、その付着トナーは、帯電ローラ10bの帯電性能を徐々に低下させ、帯電不良による中間転写ベルト6aのクリーニングの不具合などを引き起こすため、帯電ローラ10b中の付着トナーを除去するクリーニングを行う必要がある。
【0027】
従来は、帯電ローラ10bに付着したトナーの除去を行う行程を、印字シーケンスの後回転行程で行う。以下にその例を示す。
【0028】
付着トナーの除去は、帯電ローラ10bに負極性のバイアスを印加することによって、帯電ローラ10bより付着トナーを中間転写ベルト6a上に吐き出すことによって行う。吐き出されたトナーが一次転写部T1に達した時に、一次転写ローラ7bに印加するバイアスを負極性に切換え、静電反発力によって感光ドラム1に転写する。そして、最後は感光ドラムクリーナ13に回収することによって除去を完了する。これらの動作を、図12に沿ってタイミングを説明する。
【0029】
連続画像形成工程における所定枚数(ページ数)の最後のページの画像形成における二次転写が終了し、その後から後回転工程が始まる。後回転工程において、連続画像形成工程の最後のページの二次転写後に中間転写ベルト6aに残留した(複数色のトナー像の)二次転写残トナーを正極性に帯電し、一次転写部T1で回収する。又、二次転写残トナー帯電用のローラ10bから自然に(電圧によらず機械的に)吐き出されるトナー、装置内での飛散トナー等の、第二の像担持体上に付着した余分なトナーも一次転写部T1にて同時に回収する。
【0030】
そして、この後回転工程においては、任意のタイミングで一次転写ローラ7bに印加するバイアスを負極性に切換え、帯電ローラ10bから中間転写ベルト6a上に吐き出される負極性トナーの回収を可能な状態にする。
【0031】
又、この負極性バイアス印加タイミングに合わせて、交番電圧電源10aから帯電ローラ10bに印加しているバイアスを、負極性の交番電圧に切換え、付着トナーの吐き出しを開始する。
【0032】
即ち、中間転写ベルト6aの、帯電ローラ10bに印加するバイアスを負極性に切換えたタイミングで帯電ローラ10bを通過した部分が、一次転写部T1に達した時、一次転写ローラ7bに印加するバイアスも負極性に切換わるようにする。所定の時間だけ付着トナーを吐き出し、一次転写部T1で回収したら、帯電ローラ10bに印加しているバイアスをOFFし、又、その時帯電ローラ10bを通過した部分が、一次転写部T1に達した時、一次転写ローラ7bに印加するバイアスもOFFする。ここまでが後回転工程である。
【0033】
こうすることによって、吐き出されたトナーは感光ドラム1へ静電的に転写され、中間転写ベルト6aより除去される。そして、感光ドラム1へ転写された吐き出しトナーは、感光ドラムクリーナ13に回収され、帯電ローラ10bに付着したトナーの除去は完了する。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、連続画像形成行程の途中には、二次転写残トナー帯電用の部材に付着した負極性トナーの除去を行わない。
【0035】
従って、一度の印字シーケンスにおいて多くの枚数の画像を形成した時、帯電手段に付着トナーが蓄積しすぎてトナーが落ち、装置内部や転写材を汚したり、又、付着トナーの除去行程において、中間転写ベルト上に転写した付着トナーの感光ドラムへの回収を十分に行うことができず、中間転写ベルトを汚し、画像不良を引き起こした。
【0036】
特に、二次転写残トナーが多くなる、画像の印字率の高い場合や、二次転写性が低下する高温高湿、低温低湿環境下で、顕著であった。
【0037】
従って、本発明の目的は、中間転写方式の、二次転写残現像剤を帯電する帯電手段を有する画像形成装置において、該帯電手段に付着した転写残現像剤の除去を、生産性を落とすことなく連続して画像形成しながら行い、帯電手段の転写残現像剤の蓄積や、それに伴う、帯電手段の付着現像剤の飛散、それによる画像不良を回避した画像形成装置を提供することである。
【0038】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体からトナー像の転写を受けて転写材にトナー像の転写をする中間転写体と、前記中間転写体から転写材にトナー像が転写された後、前記中間転写体上に残留した残留トナーをトナーの正規の帯電極性と逆の極性に帯電する第1の帯電手段と、前記第1の帯電手段に電圧を印加する第1の電源と、を有し、前記中間転写体上の前記残留トナーが前記第1の帯電手段に対向する時に、前記第1の電源はトナーの正規の帯電極性と逆極性の電圧を出力し、前記中間転写体上の前記残留トナーが無い領域に前記第1の帯電手段が対向する時に、前記第1の電源は、トナーの正規の帯電極性と同じ極性の電圧を出力して前記第1の帯電手段に付着したトナーを前記中間転写体へ転写する画像形成装置において、
前記中間転写体の回転方向における前記第1の帯電手段の下流かつ、前記像担持体の上流に、前記中間転写体に対向して配置された第2の帯電手段を有し、前記第2の帯電手段に電圧を印加する第2の電源を有し、前記中間転写体上の前記残留トナーが前記第2の帯電手段に対向する時に、前記第2の電源はトナーの正規の帯電極性と逆極性の電圧を出力し、前記第1の電源がトナーの正規の帯電極性と同じ極性の電圧の出力を開始した後で、かつ、前記第1の帯電手段から前記中間転写体上に転写されたトナーが前記第2の帯電手段に対向するときに、前記第2の電源がトナーの正規の帯電極性と同じ極性の電圧の出力を開始することを特徴とする画像形成装置を提供する。
【0039】
本発明の一実施態様によると、前記第1の帯電手段及び前記第2の帯電手段によって帯電された前記中間転写体上の前記残留トナーは、前記像担持体から前記中間転写体へのトナー像の転写と同時に、前記中間転写体から前記像担持体へ転写される。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0041】
参考例1
図1は本発明に係る画像形成装置の一例としての、電子写真プロセスを利用したカラーの画像形成装置(例えば、複写機、レーザービームプリンタ)を示す。
【0042】
本参考例の画像形成装置は、第二の像担持体である中間転写ベルト上に残留した二次転写残現像剤を帯電する帯電手段である帯電ローラ10bのクリーニング機構以外の基本的な構成については、図10にて説明した画像形成装置と同様の構成であるので、同様の部材については同じ参照番号を付け、同様の説明については省略する。図1においては、中間転写ベルト6a上の帯電ローラ10bの位置から一次転写部T1までの距離を距離L2とする。他の部材が示す記号は図10と同様である。
【0043】
従来例においては、画像を形成するための一連の動作である印字シーケンスにおいて、複数枚の画像形成を行うときは、所定枚数(ページ数)を連続して連続画像形成行程中には、帯電ローラ10bのクリーニングはなされずに、該連続画像形成行程の後に行われる、後回転行程における第二の像担持体である中間転写ベルト11のクリーニング時においてなされていた。
【0044】
よって、帯電ローラ10bにおいて二次転写残トナーの付着トナーが蓄積しすぎて、それが装置内に飛散するという害が生じた。
【0045】
よって、本発明においては、従来のように、後回転工程にて帯電ローラ10のクリーニングを行うのではなく、連続画像形成行程において、例えば、本参考例においては、所定数枚(ページ)目の画像形成を終了して、次のページの画像形成に写る前、連続画像形成中のページとページの間、つまりページ間において行うこととする。
【0046】
帯電ローラ10bのクリーニング方法としては、従来例の後回転行程と同様に付着トナーの吐き出し、回収を所定の時間行う。
【0047】
図2は、本参考例における、ページ間で帯電ローラ10bのクリーニングを行う行程(以下、通常の、帯電ローラ10bのクリーニングを行わないページ間の行程と区別して、「付着トナー除去行程」と呼ぶ。)の一例としての、各バイアスの印加タイミングを示す図である。
【0048】
尚、通常のページ間の行程は従来例のページ間の行程と同様とする。付着トナー除去行程はページ間で行うが、そのページ間隔は1ページでもよいし、複数ページでもよい。以下図1と図2に沿って、付着トナー除去行程について説明する。
【0049】
連続画像形成行程において、所定ページ数の画像形成を行った後、次のページの画像形成を始める前に、帯電ローラ10bからの付着トナーの吐き出し、一次転写部T1における感光ドラム1への回収を所定の時間行う。
【0050】
即ち、中間転写ベルト6aの、帯電ローラ10bに印加するバイアスを負極性に切換えたタイミングで帯電ローラ10bを通過した部分が、一次転写部T1に達した時、一次転写ローラ7bに印加するバイアスも負極性に切換わるようにする。所定の時間だけ付着トナーを吐き出し、一次転写部T1で回収する。
【0051】
更に、次ページ画像の形成のため、帯電ローラ10bに印加しているバイアスを、正極性の交番電圧に切換え、又、その時帯電ローラ10bを通過した部分が、一次転写部T1に達した時、一次転写ローラ7bに印加するバイアスも正極性に切換える。
【0052】
この時点で次画像の一次転写が可能であるので、次にTOPを検知した時から次画像の形成を行い、連続画像形成行程を継続する。全ての画像形成を終えたら、後回転行程を行い、印字シーケンスを終了する。
【0053】
具体的には、プロセス速度Vが118.0mm/sであり、L2が94.4mmである画像形成装置において、二次転写残トナーの回収が終わった後の所定の時間帯で、一次転写ローラ7bに負極性のバイアスを印加して、感光ドラム1への回収を可能な状態とし、又、それに対してL2/V=0.800s前の時間帯に、帯電ローラ10bに負極性のバイアスを印加し、吐き出しを行う。その後、一次転写ローラ7bと帯電ローラ10bに印加するバイアスを正極性に切換え、次画像を形成する。
【0054】
以上の付着トナー除去行程を、帯電ローラ10bに付着トナーが蓄積しすぎ、画像不良などの不具合が発生しないよう、毎度の印字シーケンスにおいて、連続画像形成行程中の例えば20ページ毎と、後回転行程において行う。ここに挙げた、具体的な数値に関しては、適宜選択することは言うまでもない。
【0055】
上記のように、帯電ローラのクリーニングを、後回転工程ではなく、連続画像形成時において、ページ間でできるようになったため、帯電ローラに付着トナーが蓄積しすぎることがなく、従って、蓄積した付着トナーの飛散や、それによる部材の汚染や画像不良を回避でき、連続画像形成中に自動的に帯電ローラもクリーニングできるので、失敗画像も発生せず、作業性も向上した。
【0056】
尚、本行程は、モノカラーにおいても同様に採用できる。
【0057】
参考例2
本参考例においても、参考例1と同様の、図1で示す構成の画像形成装置を用いることができる。又、図3は、本参考例における、参考例1に説明した付着トナー除去行程の一例としての、各バイアスの印加タイミングを示す図である。尚、付着トナー除去を行わない通常のページ間の行程は従来例のページ間の行程と同様である。
【0058】
ここで、Taは帯電ローラ10bからトナーを吐き出すためのバイアス及び感光ドラム1に回収するバイアスを印加するタイミングを示している。
【0059】
本参考例においても、やはり、連続画像形成工程中に帯電ローラ10b中の付着トナー除去を行うが、付着トナー除去を行うタイミングを参考例1とは別の、以下に述べるタイミングで行う。図3に沿ってタイミングについて説明する。
【0060】
本参考例では、帯電ローラ10bに蓄積した付着トナーを、中間転写ベルト6a上に吐出し、感光ドラム1へ回収するための、帯電ローラ10b及び一次転写ローラ7bにおける負極性バイアスの印加は、即ち、付着トナー除去は、1色目の一次転写終了から2色目の一次転写開始の間で行う。
【0061】
尚、この際、一次転写ローラ7bに印加されるバイアスを、1色目の画像を一次転写するためのバイアスから、中間転写ベルト6aからの付着トナーの回収のための負極性バイアスへの切換にかかる時間等を考慮して、回収を行う時間を設定することが好ましい。又、その回収可能な時間帯に、吐き出しトナーが一次転写部T1に進入するように、一次転写ローラ7bに負極性バイアスを印加する時間帯に対し、L2/Vだけ前の時間帯に帯電ローラ10bに負極性バイアスを印加して吐き出しを行う。
【0062】
以上の行程を連続画像形成行程を継続している間、所定のページ数毎に行う。全ての画像形成を終えたら、後回転行程を行い、印字シーケンスを終了する。
【0063】
本参考例は、付着トナー除去行うタイミングを参考例1とは別の、上記に述べるタイミングで行うことにより、一画像を形成するための第二の像担持体である中間転写体6aの回転数を、常に一定に保ち、付着トナー除去動作を行った場合でも印字速度を低下させることがないという効果がある。
【0064】
具体的には、中間転写ベルト長L6が442.5mm、プロセス速度Vが118.0mm/sであり、L2が94.4mmである画像形成装置のA4モードの印字シーケンスにおいて、1色目の一次転写(同時に二次転写残トナーの回収)に対して画像先端から297mm分の正極性の一次転写バイアスを印加してから、2色目の一次転写開始までの間、即ち(L6−297)/V=1.233sの間の所定の時間帯で、一次転写ローラ7bに負極性のバイアスを印加し、感光ドラム1への回収を可能な状態とし、又、それに対してL2/V=0.800s前の時間帯に、帯電ローラ10bに負極性のバイアスを印加し、吐き出しを行う。
【0065】
以上の付着トナー除去行程を、帯電ローラに付着トナーが蓄積しすぎ、画像不良などの不具合が発生しないよう、毎度の印字シーケンスにおいて、連続画像形成行程の例えば20ページ毎と、後回転行程において行う。
【0066】
上記のように、帯電ローラのクリーニングを、連続画像形成時において、一画像形成中の1色目と2色目との間で行うことによって、中間転写体6aの回転数を常に一定に保つようになったため、帯電ローラに付着トナーが蓄積しすぎることがないという参考例1の効果に加え、印字速度を下げずに済み、作業性がいっそう向上した。
【0067】
尚、本行程は、モノカラーにおいても同様に採用できる。
【0068】
実施例1
図4は、本発明に係る画像形成装置の一例としての、電子写真プロセスを利用したカラーの画像形成装置を示す図である。本実施例においては、中間転写ベルト6a上に、以上では、帯電ローラ10bで示された、二次転写残トナーを正極性に帯電する帯電ローラとして、帯電ローラ14bと15bの2つを設ける。
【0069】
帯電ローラ14b、15bは、それぞれ直流電圧電源14a、15aによって直流電圧が印加され、中間転写ベルト6aに対して不図示の当接離間の機構を有し、所望の時間に当接できる。それぞれ帯電ローラ14b、15bの帯電効率を上げるために、帯電ローラ14b、15bそれぞれに中間転写ベルト6aを挟んで対向して、接地の対向電極14c、15cが設けられている。ここで、帯電ローラ14bが、中間転写ベルト6a移動方向で帯電ローラ15bより上流に設けられている。つまり、中間転写ベルト6a表面の二次転写部を通過した部分は先に帯電ローラ14bに到達することになる。
【0070】
ここで、中間転写ベルト6aに沿って、中間転写ベルト6a上における距離を、二次転写ローラ9との対向部である二次転写部T2から帯電ローラ14bまでの距離を距離L3、帯電ローラ14bと15bとの間の距離を距離L4、そして帯電ローラ15bから一次転写部T1までの距離を距離L5として示す。その他の記号が示す部材は図1と同様である。又、図5は、本実施例における通常のページ間の行程と付着トナー除去行程の一例としての、各バイアスの印加タイミングを示す図である。
【0071】
本実施例においても、やはり、連続画像形成工程において、帯電ローラ14b及び15bのクリーニングが行われる。この連続画像形成工程における、通常のページ間の行程について図4に沿って説明する。
【0072】
画像形成は従来例と同様の方法で行い、二次転写残トナーの帯電を以下の方法で行う。
【0073】
二次転写残トナーは、帯電ローラ14b、15bを通過する際、帯電ローラ14b、15bに直流電圧電源14a、15aより正極性の直流電圧を印加されることにより、正極性の電荷が付与される。2度帯電されることによって、二次転写残トナーはより均一に帯電される。
【0074】
従来例のように、二次転写残トナーの帯電を1回だけ行う装置では、環境などによっては十分に帯電されず、一次転写部で十分に回収されず、画像不良などの不具合を起すことがあったが、上述のように二次転写残トナーを2回帯電し、均一な帯電を行うことによって、このような不具合を改善できる。尚、帯電ローラ14b、15bへの電圧の印加は独立の電源で行うため、独立のタイミングで行える。図5に沿ってタイミングについて説明する。
【0075】
二次転写残トナーの先端は、二次転写が開始された時から、それぞれL3/V、(L3+L4)/Vだけ後に帯電ローラ14b、15bを通過する。後端も、二次転写が終了した時から、同様の時間だけ後に通過する。従って、帯電ローラ14b、15bのそれぞれに対する電圧印加は、二次転写バイアスを印加する時間帯に対して、それぞれL3/V、(L3+L4)/Vだけ遅らせた時間帯に行う。
【0076】
次に付着トナー除去行程について説明する。
【0077】
帯電ローラ14b、15bに負極性のバイアスを印加することにより、付着した負極性の付着トナーを中間転写ベルト6a上に吐き出させ、続いて、両方のローラから吐き出された全ての負極性の付着トナーについて、それが一次転写部T1を通過するタイミングに合わせて、一次転写ローラ7bに負極性のバイアスを印加し、感光ドラム1に回収することによって、トナーの除去を行う。図6に沿ってタイミングについて説明する。
【0078】
本実施例においては、参考例2と同様に画像形成中の1色目と2色目との間において、付着トナーの回収を行う時間を設定する。又、その回収可能な時間帯に、吐き出しトナーが一次転写部T1に進入するように、帯電ローラ14b、15bのそれぞれに対する負極性バイアスの印加は、一次転写ローラ7bに負極性バイアスを印加する時間帯に対してそれぞれ(L4+L5)/V、L5/Vだけ前の時間帯に行う。
【0079】
以上の付着トナーを帯電ローラより第二の像担持体に吐出する行程を、連続画像形成行程を継続している間、所定のページ数毎に行う。全ての画像形成を終えたら、後回転行程を行い、印字シーケンスを終了する。
【0080】
具体的には、中間転写ベルト長L6が442.5mm、プロセス速度Vが118.0mm/sでありL3、L4、L5が17.7mm、17.7mm、82.6mmである画像形成装置のA4モードの印字シーケンスにおいて、二次転写バイアスを印加する時間帯に対し、L3/V=0.150s遅らせて帯電ローラ14bに正極性バイアスを、(L3+L4)/V=0.300s遅らせて帯電ローラ15bに正極性バイアスを、それぞれ印加する。
【0081】
又、吐き出しトナーの回収のための一次転写ローラ7bへの負極性バイアスの印加は、1色目の一次転写(同時に二次転写残トナーの回収)に対して画像先端から297mm分バイアスを印加してから、2色目の一次転写開始までの間、すなわち(L6−297)/V=1.233sの間の所定の時間帯で、一次転写ローラ7bに負極性のバイアスを印加し、感光ドラム1への回収を可能な状態とし、それに対して、帯電ローラ14b、15bに、それぞれ(L4+L5)/V=0.850s、L5/V=0.700s前の時間帯に付着トナーの吐き出しのための負極性バイアスの印加を行う。
【0082】
以上の付着トナー除去行程を、帯電ローラに付着トナーが蓄積しすぎ、画像不良などの不具合が発生しないよう、毎度の印字シーケンスにおいて、連続画像形成行程の例えば20ページ毎と、後回転行程において行う。
【0083】
尚、帯電ローラの数は2個とは限定されず、それ以上であっても、同様にタイミングをずらしてクリーニングは行われる。
【0084】
このように、2個の帯電ローラのうち二次転写部T2に近い方の帯電ローラ14bから付着トナーの中間転写ベルト6aへの転写を開始したタイミングから、中間転写ベルト6aが2個の帯電ローラ14b、15bの間の距離L4分回転する時間後に、帯電ローラ15bから付着トナーの中間転写ベルト6aへの転写を開始し、同様のタイミングで、二次転写部T2に近い方の帯電ローラ14bから付着トナーの中間転写ベルト6aへの転写を終了し、次いでもう一つの帯電ローラ15bの付着トナーの転写を終了することで、少なくとも2個の帯電ローラにおける付着トナーの除去を、1度の除去行程において、帯電ローラ間の距離に依存せず、最長で回収と同じ時間だけ行うことができる。
【0085】
上記のように、二次転写残トナーが複数の帯電ローラによって、均一に帯電され、一次転写部における、二次転写残トナーの感光ドラム1への回収力を向上させた画像形成装置においても、本発明は適用でき、参考例1、2に示す効果と同様に、連続画像形成工程において、複数の帯電ローラのクリーニングが可能であることがわかる。
【0086】
尚、本行程は、モノカラーにおいても同様に採用できる。
【0087】
実施例2
図7は、本発明に係る画像形成装置の一例としての、電子写真プロセスを利用したカラーの画像形成装置を示す図である。本実施例においても、中間転写ベルト6a上に、二次転写残トナーを正極性に帯電する帯電ローラを、中間転写ベルト6a移動方向で上流の帯電ローラ12bと下流の帯電ローラ12dの2つを設ける。帯電ローラ12b、12dは、中間転写ベルト6aに対して不図示の当接離間の機構を有し、所望の時間に当接できる。帯電ローラ12bの方が帯電ローラ12dより中間転写ベルト6a移動方向で上流に設けられている。そして、本実施例においては、上流の帯電ローラ12bには、交番電圧電源12aの直流成分によって直流電圧を印加し、下流の帯電ローラ12dには、交番電圧電源12aによって交番電圧を印加できる。
【0088】
それぞれ帯電ローラ12b、12dの帯電効率を上げるための、接地の対向電極12c、12eが、帯電ローラ12b、12dに中間転写ベルト6aを挟んで対向して設けられている。
【0089】
ここで、中間転写ベルト6aに沿って、中間転写ベルト6a上における距離を、二次転写ローラ9との対向部である二次転写部T2から帯電ローラ12bまでの距離を距離L3、帯電ローラ12bと12dとの間の距離を距離L4、そして帯電ローラ12dから一次転写部T1までの距離を距離L5として示す。その他の記号が示す部材は図4と同様である。又、図8は本発明における通常のページ間の行程と付着トナー除去行程の一例としての、各バイアスの印加タイミングを示す図である。
【0090】
通常のページ間の行程について図7に沿って説明する。
【0091】
画像形成は従来例と同様の方法で行い、二次転写残トナーの帯電を以下の方法で行う。
【0092】
二次転写残トナーは、帯電ローラ12bを通過する際、帯電ローラ12bに電圧電源12aより正極性の直流成分の電圧を印加されることにより、正極性の電荷が付与される。尚、この帯電後に個々のトナー粒子が持つ電荷量は不均一であるが、トナー飛散を抑制しつつ帯電を行うことができる。
【0093】
続いて、二次転写残トナーは、帯電ローラ12dを通過する際、帯電ローラ12dに交番電圧電源12aより正極性の交番電圧を印加されることにより、再び正極性の電荷が付与される。この帯電後、トナー粒子の電気極性は正極性を保持しつつ、個々の粒子の持つ電荷量は略均一化される。
【0094】
尚、直流による帯電の後、交番電圧による帯電を行う、この交番バイアスを含む2回の帯電を行うことで、二次転写残トナーの帯電を直流電圧で2回行う、参考例2のような装置に対し、十分なクリーニング性を実現するための、回収のためのバイアス値のマージンが更に向上する。
【0095】
次に図8に沿ってタイミングについて説明する。
【0096】
二次転写残トナーは全て上記の帯電方法によって帯電される必要があり、又、帯電ローラ12b、12dへの電圧の印加は一つの電源で行うため、同時にしか行えない。したがって、電圧印加が必要な時間帯は、二次転写残トナーの先端が帯電ローラ12bに達した時から、後端が帯電ローラ12dに達した時であり、二次転写開始後L3/Vから終了後(L3+L4)/Vまでである。
【0097】
次に付着トナー除去行程について説明する。
【0098】
帯電ローラ12b、12dに負極性のバイアスを印加することにより、付着した負極性の付着トナーを中間転写ベルト6a上に吐き出させ、続いて、両方から吐き出された全ての負極性のトナーについて、それが一次転写部T1を通過するタイミングに合わせて、一次転写ローラ7bに負極性のバイアスを印加し、感光ドラム1に回収することによって、トナーの除去を行う。図9に沿ってタイミングについて説明する。
【0099】
本実施例では、参考例2と同様に、画像形成中の1色目と2色目との間において付着トナーの回収を行う時間を設定する。又、その回収可能な時間帯に、吐き出しトナーが一次転写部T1に進入するように、交番電圧電源12aより電圧印加を開始した時に、中間転写ベルト6a上の、帯電ローラ12dを通過した部分が、回収開始時に一次転写部T1に達し、且つ交番電圧電源12aからの電圧印加を終了した時に帯電ローラ12bを通過した部分が、回収終了時に一次転写部T1に達するようにする。即ち、回収開始前L5/Vから終了前(L4+L5)/Vまで負極性バイアスを印加し、付着トナーを吐き出す。
【0100】
以上の行程を連続画像形成行程を継続している間、所定のページ数毎に行う。全ての画像形成を終えたら、後回転行程を行い、印字シーケンスを終了する。
【0101】
具体的には、中間転写ベルト長L6が442.5mm、プロセス速度Vが118.0mm/sであり、L3、L4、L5が17.7mm、17.7mm、82.6mmである画像形成装置のA4モードの印字シーケンスにおいて、二次転写開始後L3/V=0.150sから、二次転写終了後(L3+L4)/V=0.300sまで帯電ローラ12b、12dに二次転写残トナーを帯電するための正極性バイアスを印加する。
【0102】
又、吐き出しトナーの回収は、1色目の一次転写(同時に二次転写残トナーの回収)に対して画像先端から297mm分バイアスを印加してから、2色目の一次転写開始までの間、すなわち(L6−297)/V=1.233sの間の所定の時間帯で、一次転写ローラ7bに負極性のバイアスを印加し、感光ドラム1への回収を可能な状態とし、それに対して、開始はL5/V=0.700s、終了は(L4+L5)/V=0.850sそれぞれ前に、帯電ローラ12b、12dに負極性のバイアスを印加し、吐き出す。
【0103】
以上の付着トナー除去行程を、帯電ローラに付着トナーが蓄積しすぎ、画像不良などの不具合が発生しないよう、毎度の印字シーケンスにおいて、連続画像形成行程の例えば20ページ毎と、後回転行程において行う。
【0104】
上記のように、二次転写残トナーが複数の帯電ローラによって、均一に帯電され、更に、交番バイアスと直流バイアスを印加することによって、一次転写部における、二次転写残トナーの感光ドラム1への回収力を向上させた画像形成装置においても、本発明は適用でき、参考例1、2に示す効果と同様に、連続画像形成工程において、複数の帯電ローラのクリーニングが可能であることがわかる。
【0105】
尚、本行程は、モノカラーにおいても同様に採用できる。又、中間転写体は必ずしもベルト状に限定されずドラム状でもよく、以上に説明した画像形成装置の構成部品の寸法、材質、形状、及びその相対位置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0106】
また、複数の帯電ローラを用いる場合は、少なくとも最下流の帯電ローラに、上記負極性バイアスの代わりに正極性のバイアスを印加することによって、該ローラより上流で吐き出されたトナーを正極性に帯電することにより、その感光ドラムへ回収を、一次転写ローラに印加するバイアスを上記のように負極性に切換えずとも、正極性のバイアスのままで実現することも可能である。
【0107】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の画像形成装置は、中間転写体上の転写残トナーを帯電する帯電手段を二つ有することで、転写残トナーのより確実なクリーニングが達成できる。また、二つの帯電手段から、中間転写体へのトナーの転写(除去)を行う際に、上流の帯電手段から転写したトナーに重ねて下流の帯電手段からトナーを転写することができるので、帯電手段のクリーニング時間が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の参考例を示す概略構成図である。
【図2】 本発明の係る画像形成装置の参考例における帯電ローラの付着トナー除去工程を示すタイミングチャートである。
【図3】 本発明の係る画像形成装置の参考例における帯電ローラの付着トナー除去工程を示すタイミングチャートである。
【図4】 本発明に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
【図5】 本発明の係る画像形成装置の他の例における通常のページ間の画像形成工程を示すタイミングチャートである。
【図6】 本発明に係る画像形成装置の他の例における帯電ローラの付着トナー除去工程を示すタイミングチャートである。
【図7】 本発明に係る画像形成装置の他の例を示す概略構成図である。
【図8】 本発明に係る画像形成装置の他の例における通常のページ間の画像形成工程を示すタイミングチャートである。
【図9】 本発明の係る画像形成装置の他の例における帯電ローラの付着トナー除去工程を示すタイミングチャートである。
【図10】 従来の画像形成装置を示す概略構成図である。
【図11】 従来の画像形成装置の他の例における通常のページ間の画像形成工程を示すタイミングチャートである。
【図12】 従来の画像形成装置の他の例における帯電ローラの付着トナー除去工程を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 感光ドラム(第一の像担持体)
6a 中間転写ベルト(第二の像担持体)
7b 一次転写ローラ
9 二次転写ローラ
10a 交番電圧電源
10b、 帯電ローラ(帯電手段)
10c 帯電対向ローラ
12a 交番及び直流電圧電源
12b、12d 帯電ローラ
13 感光ドラムクリーナ
14a、15a 直流電圧電源
14b、15b 帯電ローラ(帯電手段)
T1 一次転写部
T2 二次転写部
Claims (2)
- トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体からトナー像の転写を受けて転写材にトナー像の転写をする中間転写体と、前記中間転写体から転写材にトナー像が転写された後、前記中間転写体上に残留した残留トナーをトナーの正規の帯電極性と逆の極性に帯電する第1の帯電手段と、前記第1の帯電手段に電圧を印加する第1の電源と、を有し、前記中間転写体上の前記残留トナーが前記第1の帯電手段に対向する時に、前記第1の電源はトナーの正規の帯電極性と逆極性の電圧を出力し、前記中間転写体上の前記残留トナーが無い領域に前記第1の帯電手段が対向する時に、前記第1の電源は、トナーの正規の帯電極性と同じ極性の電圧を出力して前記第1の帯電手段に付着したトナーを前記中間転写体へ転写する画像形成装置において、
前記中間転写体の回転方向における前記第1の帯電手段の下流かつ、前記像担持体の上流に、前記中間転写体に対向して配置された第2の帯電手段を有し、前記第2の帯電手段に電圧を印加する第2の電源を有し、前記中間転写体上の前記残留トナーが前記第2の帯電手段に対向する時に、前記第2の電源はトナーの正規の帯電極性と逆極性の電圧を出力し、前記第1の電源がトナーの正規の帯電極性と同じ極性の電圧の出力を開始した後で、かつ、前記第1の帯電手段から前記中間転写体上に転写されたトナーが前記第2の帯電手段に対向するときに、前記第2の電源がトナーの正規の帯電極性と同じ極性の電圧の出力を開始することを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1の帯電手段及び前記第2の帯電手段によって帯電された前記中間転写体上の前記残留トナーは、前記像担持体から前記中間転写体へのトナー像の転写と同時に、前記中間転写体から前記像担持体へ転写されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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