JP3868261B2 - 血液成分分離装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、血液(全血)を収納した血液バッグ(親バッグ)を遠心分離処理した後、分離した各血液成分を自動的に各血液成分の分離容器(子バッグ)に分取することができる血液成分分離装置の改良に関する
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】
現在使用されている血液成分分離装置は、親バッグから血漿層、界面層(バフィーコート層)を各血液成分の子バッグに移送するために上部支点方式、下部支点方式、平行移動方式が採用されている。
図7は現在使用されている親バッグの押圧手段の一例を示す概略図で、(A)は上部支点方式、(B)は下部支点方式、(C)は平行移動方式である。
図8は全血を遠心分離により血漿層21と界面層22と赤血球層23の各層に分離した親バッグ41を装着して、界面層(バフィーコート層)22が界面検出位置L1で検出されるまで血漿層21を子バッグ32に移送した後の親バッグ41の概略図で、(A)はHt値が高い場合の上部支点方式、(B)はHt値が低い場合の上部支点方式、(C)はHt値が高い場合の下部支点方式、(D)はHt値が低い場合の下部支点方式、(E)はHt値が高い場合の平行移動方式、(F)はHt値が低い場合の平行移動方式である。
血液(全血)によりHt値(赤血球÷全血×100[%])の個体差がある。
ここではHt値が高い場合または低い場合として表す。
【0003】
図9は親バッグ41において界面層(バフィーコート層)22が界面検出位置L1で検出されるまで血漿層21を子バッグ32に移送した後、界面層(バフィーコート層)22を子バッグ33に移送するが、設定した一定量を移送するため、わずかであるが血漿層21と血球層23も含まれる。前記「一定量」とは界面層(バフィーコート層)22の全量を子バッグ33に移送するために少なくとも、界面検出位置L1付近に残った血漿層と前記界面層(バフィーコート層)の全量と、わずかな血球層であり、前記3層を移送するための「一定量」のことである。
従って前記子バッグ33内の血液成分を表した概略図で、Ht値の高い場合の前記押圧手段の(A)(C)(E)とHt値の低い場合の前記押圧手段(B)(D)(F)に区別した。
上部支点方式とは、図8の(A)(B)のように補助押圧板43と押圧板45の上部に支点40を介して、前記補助押圧板43と押圧板45の間に親バッグ31を装着する方式であり、下部支点方式とは図8の(C)(D)のように前記補助押圧板43と押圧板45の下部に支点40を介して親バッグ41を装着する方式で、双方とも前記補助押圧板43と押圧板45で親バッグ41を押しつぶして、容器内の血液成分を押し出している。
平行移動方式とは図8の(E)(F)のように補助押圧板43と押圧板45の二枚を平行に配置し、前記補助押圧板43と押圧板45の間に親バッグ41を装着する方式である。
図7の駆動手段47は前記押圧手段を動作させ、例えばスプリング圧、圧搾空気圧、モータ駆動力等が採用することができる。
【0004】
子バッグ33へ移送される血漿層21、界面層(バフィーコート層)22、赤血球層23の割合は図8より以下のようになる。
前記図8の(A)(B)においてHt値が高いと補助押圧板43と押圧板45の角度が大きくなり血漿層21の容量が多くなる。逆にHt値が低いと前記角度も小さくなり血漿層21の容量も少なくなる。ここで図8の(A)のθ1と(B)のθ2の関係は、θ1>θ2となる。同様に下部支点方式の(C)のθ3と(D)のθ4の関係もθ3>θ4となり、前記平行移動方式(E)の幅L2と(F)のL3の関係もL2>L3となる。
▲1▼前記図8の(A)(C)(E)のようにHt値が高い場合、界面層(バフィーコート層)22を子バッグ33に移送される際、界面層(バフィーコート層)22と一緒に移送される血漿層21の容量は多くなり、図8の(B)(D)(F)のHt値が低い場合子バッグ33に移送される界面層(バフィーコート層)22と一緒に移送される血漿層21の容量は少なくなる。
▲2▼子バッグ33に移送される界面層(バフィーコート層)22の容量は、血液のHt値の高い場合や低い場合にかかわらずほぼ一定である。
▲3▼赤血球層23は、界面層(バフィーコート層)22を子バッグ33に移送する際、設定された一定の容量から前記▲1▼の血漿層21と界面層(バフィーコート層)22の容量を差し引いたものになる。従って前記▲1▼の血漿層21の容量および前記▲2▼の界面層(バフィーコート層)22の容量からHt値が高い場合に子バッグ33に界面層(バフィーコート層)22と一緒に移送される赤血球層23の容量が少なくなり、Ht値が低い場合に子バッグ33に界面層(バフィーコート層22と一緒に移送される前記赤血球層23の容量が多くなる。
血液中に含まれる白血球は輸血等により人体に影響があり除去しなければならない。前記白血球は主として界面層(バフィーコート層)22に含まれるが、該界面層の上下に隣接する血漿層21及び血球層23との界面付近にも存在する。
従って前記図9の(A)(C)(E)の場合のように血漿層21の割合が多いとき、赤血球層23の割合が少なくなり赤血球層23に存在する白血球が確保できず、また(B)(D)(F)の場合のように血漿層21の割合が少ないとき、血漿層21に存在する白血球が確保できない。
このように、血液のHt値の個体差により子バッグ33に移送された血漿層21、界面層(バフィーコート層)22、赤血球層23の割合にばらつきが生じるため白血球の確保がうまくいかない。つまり白血球の除去率が安定しない。
そこで、本発明者らは以上の課題を解決する為に鋭意検討した結果、次の発明に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】
[1]本発明は、親バッグ(31)と複数の子バッグ(32)(33)(34)を有する血液バッグ(30)を装着し、遠心分離により各層に分離された親バッグ(31)内の血液成分を自動的に各子バッグ(32)(33)(34)に移送する血液成分分離装置(1)において、
上部押圧板(11)と下部押圧板(12)を有する親バッグ(31)の押圧手段(4)と、遠心分離により各層に分離された血液成分の界面検出手段(3)と、前記界面検出手段(3)と前記押圧手段(4)の主制御部(6)から構成され、前記主制御部(6)により、前記押圧手段(4)の動きを制御して、血液のHt値とは無関係に界面検出位置(L1)と界面待ち位置(L12)が同じになるように制御することができる血液成分分離装置(1)を提供する。
[2]本発明は、親バッグ(31)と複数の子バッグ(32)(33)(34)を有する血液バッグ(30)を装着し、遠心分離により各層に分離された親バッグ(31)内の血液成分を自動的に各子バッグ(32)(33)(34)に移送する血液成分分離装置(1)において、
前記押圧手段(4)と子バッグ(32)(34)の押圧手段(4a)(4b)と、
親バッグ(31)と各子バッグ(32)(33)(34)の連結チューブ(35a)(35b)(35c)のクランプ及び/又はシール手段(2)(2a)(2b)と、前記界面検出手段(3)と、
血漿層(21)の重量を測定する子バッグ(32)の重量測定手段(5a)と、
界面層(バフィーコート層)(22)の重量を測定する子バッグ(33)の重量測定手段(5b)と、血液保存液(24)の重量を測定する子バッグ(34)の重量測定手段(5c)と、
前記押圧手段(4)(4a)(4b)、クランプ及び/又はシール手段(2)(2a)(2b)、前記界面検出手段(3)、重量測定手段(5a)(5b)(5c)の各手段を連動制御する主制御部(6)から構成した前記[1]に記載の血液成分分離装置(1)を提供する。
[3]本発明は、前記親バッグ(31)の押圧手段(4)は、補助押圧板(13a)と上部押圧板(11)と下部押圧板(12)と、これを駆動させる駆動手段(7a)(7b)と前記上部押圧板(11)及び下部押圧板(12)の動きを制御するリミットスイッチ(10a)(10b)により構成され、前記上部押圧板(11)と補助押圧板(13a)を平行に配置し、
下部押圧板(12)は上部押圧板(11)より分離独立して補助押圧板(13a)と平行に配置するか、または
上部押圧板(11)と下部押圧板(12)の間に支点(20)を装着し前記下部押圧板(12)が前記支点(20)を軸として補助押圧板(13a)方向に回動することができるように形成した前記[1]ないし[2]に記載の血液成分分離装置(1)を提供する。
[4]本発明は、前記子バッグ(32)(34)の押圧手段(4a)(4b)は上部押圧板(15)(15a)を駆動させる駆動手段(7a)(7b)と前記押圧板(15)(15a)の動きを制御するリミットスイッチ(10c)(10d)により構成され、
補助押圧板(13b)(13c)と押圧板(15)(15a)の間に支点(20A)を装着して、前記押圧板(15)(15a)が前記支点(20A)を軸として補助押圧板(13b)(13c)方向に回動することができるように形成した前記[1]ないし[3]に記載の血液成分分離装置(1)を提供する。
[5]本発明は、連結チューブ(35a)、(35b)、(35c)の各子バッグ(32)、(33)、(34)側にクランプ手段2a(2a1、2a2、2a3)と、連結チューブ(35a)の子バッグ32側にシール手段(2b)と、連結チューブ(35a)の親バッグ31側にクランプ/シール手段(2)配置し、
前記シール手段(2b)は親バッグ(31)と子バッグ(32)(34)の連結チューブ(35a)(35c)を2本同時に挟持してシールできるように形成した前記[1]ないし[4]に記載の血液成分分離装置(1)を提供する。
[6]本発明は、前記子バッグ(33)の収納手段(14)を有し、該収納手段(14)には、前記子バッグ(33)の載置皿(26)と該載置皿(26)の底部に重量測定手段5bが配置され、
前記子バッグ(32)(34)の収納手段(16)(19)を有し、該収納手段(16)(19)には前記押圧手段(4a)(4b)と該押圧手段(4a)(4b)の補助押圧板(13b)(13c)の底部に重量測定手段(5a)(5c)を配置した前記[1]ないし[5]に記載の血液成分分離装置(1)を提供する。
[7]本発明は、前記子バッグ(32)(34)の液体排出管理手段として、(a)重量管理手段、(b)時間管理手段、(c)押圧板と補助押圧板間の隙間管理手段、(d)子バッグ(32)(34)内にあるエアー検出管理手段の少なくとも一つ以上の前記(a)重量管理手段、(b)時間管理手段、(c)隙間管理手段、(d)エアー管理手段を有している前記[1]ないし[6]に記載の血液成分分離装置(1)を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の血液成分分離装置1の概略図で、図2は血液成分分離装置1のブロック図である。図3は本発明の親バッグ31の押圧手段の概略図で、(A)は二段平行移動方式、(B)は中間支点方式の概略図である。 図4は4連バッグシステムで構成される血液バッグ30で、全血を遠心分離し血漿層21、界面層(バフィーコート層)22、赤血球層23に分離したときの概略図ある。図5は前記二段平行移動方式(A)(B)と中間支点方式(C)(D)に各血液成分が分離されたバッグ31を装着して界面検出位置L1に達した時の断面図である。詳述すれば(A)(C)は採血者のHt値が高い場合で(B)(D)は低い場合である。
図6はHt値が高い場合の(A)(C)と低い場合の(B)(D)を子バッグ33内に移送した後の該子バッグ33内の血漿層21、界面層22、赤血球層23の各割合を表した概略図である。
本発明は遠心分離により各層に分離された親バッグ31内の血液成分を自動的に各子バッグ32、33、34に移送する血液成分分離装置1であり、上部押圧板11と下部押圧板12を有する親バッグ31の押圧手段4と、遠心分離により各層に分離された血液成分の界面検出手段3と、該界面検出手段3と前記押圧手段4の主制御部6から構成されている。
前記主制御部6により、前記押圧手段4の動きを制御して、血液のHt値とは無関係に界面検出位置L1と界面待ち位置L12が同じようになるように制御することができる。
さらに前記押圧手段4と、子バッグ32、34の押圧手段4a、4bと親バッグ31と各子バッグ32、33、34の連結チューブ35a、35b、35cのクランプ及び/又はシール手段2、2a、2bと、前記界面検出手段3と、血漿層21の重量を測定する子バッグ32の重量測定手段5aと、界面層(バフィーコート層)22の重量を測定する子バッグ33の重量測定手段5bと、血液保存液24の重量を測定する子バッグ34の重量測定手段5cの各手段を連動制御する主制御部6から構成される。
【0007】
少なくとも本発明の血液成分分離装置1を構成する前記押圧手段4、4a、4b、クランプ及び/又はシール手段2、2a、2b、前記界面検出手段3、重量測定手段5a、5b、5cは主制御部6により連動制御される。
親バッグ31の押圧手段4は、補助押圧板13aと上部押圧板11と下部押圧板12と、これを駆動させる駆動手段7a、7bと前記上部押圧板11及び下部押圧板12の動きを制御するリミットスイッチ10a、10bにより構成され、前記上部押圧板11と補助押圧板13aは平行に配置されている。
上部押圧板11及び下部押圧板12の動きはリミットスイッチ10a、10bにより制御される。
前記親バッグ31の押圧手段は二段平行移動方式と中間支点方式がある。
二段平行移動方式(A)は上部押圧板11に駆動手段7aが装着され、下部押圧板12に駆動手段7bがそれぞれ分離独立して二段に装着されている。
中間支点方式(B)は上部押圧板11の下端部に支点20を介して下部押圧板12を装着している。上部押厚板11及び下部押圧板12には前記二段平行移動方式(A)と同様に駆動手段7a、7bが装着されている。
前記二段平行移動方式(A)は本件出願人により特許第2528058号及び第3184052号で開示しており、上層に血漿層、中間に界面層(バフィーコート層)、下層に赤血球層に分離された親バッグから界面層(バフィーコート層)の乱れを極小に抑え各血液成分を子バッグに分離することができる。
中間支点方式は、支点20により上部押圧板11と下部押圧板12間の隙間がなくなり界面検出が確実にできる。
前記リミットスイッチ10aは上部押圧板11の動きを制御し、原点e、中間点f、界面待ち位置g、hの4つのリミットスイッチから構成されている。
前記原点eは例えば400mlバッグに対する上部押圧板11の分離開始位置を定めるスイッチであり、中間点fは200mlバッグに対する上部押圧板11の分離開始位置を定めるスイッチであり、界面待ち位置g、hは200mlと400mlの各バッグの界面待ち位置を定めるスイッチである。
前記リミットスイッチ10bは下部押圧板12の動きを制御し、原点e1、中間点f1、端点iの3つのスイッチから構成されている。前記原点e1は200ml及び400mlバッグ共通で下部押圧板12の分離開始位置を定めるスイッチであり、前記中間点f1は200mlバッグ分離時の下部押圧板12の一時停止位置を定めるスイッチであり、前記端点iは下部押圧板12がこれ以上補助押圧板13a方向に移動できない位置を定めるスイッチである。
【0008】
子バッグ32、33の押圧手段4a、4bは押圧板15、15aを駆動させる駆動手段7c、7dと前記押圧板15、15aの動きを制御するリミットスイッチ10c、10dと支点20Aにより構成されている。
前記押圧手段4a、4bは補助押圧板13b、13cと押圧板15、15aに支点20Aを装着し、前記押圧板15、15aが前記支点20Aを軸として補助押圧板13b、13c方向に回動することができる。
前記クランプ及び/又はシール手段2、2a、2bは、連結チューブ35aの子バッグ32側にクランプ手段2a1と連結チューブ35bの子バッグ33側にクランプ手段2a2と連結チューブ35cの子バッグ34側にクランプ手段2a3のクランプ手段2aが配置され、連結チューブ35aの子バッグ32側にシール手段2bが配置され、連結チューブ35aの親バッグ31側にクランプ/シール手段2により構成されている。 前記シール手段2b及びクランプ/シール手段2のシール方式は、高周波ウェルダー方式、加熱方式、超音波方式等があり、何れの方式でも採用することができる。
前記界面検出手段3は上部押圧板11の中央に配置されている。前記界面検出手段3で採用される光センサは上部押圧板11の縦方向に形成されており反射型、透過型どちらでもよく、一対でも複数対形成してもよい。
前記重量測定手段5a、5b、5cはロードセルであり、該重量測定手段5a、5b、5cにより子バッグ32、34、33に移送または前記子バッグから排出される血液成分または血液保存液の重量を監視し且つ移送または排出設定量に達したらクランプ/シール手段2及びクランプ手段2a(2a1、2a2、2a3)が閉じるように制御されている。
【0009】
さらに本発明の血液成分分離装置1は、前記子バッグ33の収納手段14を有し、該収納手段14には、前記子バッグ33の載置皿26と該載置皿26の底部に重量測定手段5bが配置されている。
また、前記子バッグ32、34の収納手段16、19を有し、該収納手段16、19には前記押圧手段4a、4bと該押圧手段4a、4bの補助押圧板13b、13cの底部に重量測定手段5a、5cを配置している。
前記押圧手段4aのリミットスイッチ10cには開点jと閉点kが装着され、前記押圧手段4bのリミットスイッチ10dには開点j1と閉点k1がそれぞれ装着されている。
前記開点j、j1は押圧板15、15aが開いた位置を検出し、閉点k、k1は前記押圧板15、15aが閉じた位置、つまり押圧板15、15aと補助押圧板13b、13cが合わさり閉じた位置を検出する。従って前記補助押圧板13b、13cの上に配置した子バッグ32、34の液体を排出することができる。
記憶部17は、ROM、EEPROM、RAMからなり、停電時でも設定記憶内容を保持させることができる。
親バッグ31と子バッグ34の上部には、遮断開放部36(以下、連通ピース)が配置されているので、分離開始前に連通ピース36を破壊してから分離を開始する。前記連通ピース36を外部から破壊することのできる連通ピース破壊手段9(9a、9b)を設けることもできる。前記連通ピース破壊手段9(9a、9b)は手動または自動でも良い。
表示部8は本発明の血液成分分離装置1の例えば重量測定手段5a、5b、5cの重量等が表示される。
電源部18は本発明の血液成分分離装置1のメインスイッチのことである。
【0010】
実施例
血液を各成分に分離する場合の実施例について説明する。
血液成分分離装置1には親バッグ31を連結チューブ35aを介して子バッグ32、連結チューブ35bを介して子バッグ33、連結チューブ35cを介して子バッグ34と接続することにより構成される血液バッグ30が装着される。
これらの親バッグ31と子バッグ33、32、34と連結チューブ35a、35b、35c、はすべて可塑性合成樹脂により構成されている。
【0011】
分離動作であるが、まず親バッグ31の上部の血漿層21を子バッグ32に移送し、次いで中間部の界面層(バフィーコート層)22を子バッグ33に移送し、子バッグ34の血液保存液(MAP液)24を親バッグ31に移送して、子バッグ32の血漿層21を設定量に合わせて子バッグ34に移送し、連結チューブ35a、35b、35cをシール後に切断して分離を終了とする。
【0012】
まず遠心分離で血漿層21、界面層(バフィーコート層)22、赤血球層23に分離された親バッグ31を吊具25に掛止し補助押圧板13aと上部押圧板11及び下部押圧板12の間に装着する。
子バッグ33は重量測定手段5bと載置皿26を備えた収納手段14内の載置皿26上に配置する。子バッグ32は押圧手段4aと重量測定手段5aを備えた収納手段16内の補助押圧板13b上に配置する。子バッグ34は押圧手段4bと重量測定手段5cを備えた収納手段19内の補助押圧板13c上に配置する。
連結チューブ35aの親バッグ31側にはクランプ/シール手段2が配置され、連結チューブ35aの子バッグ32側にはシール手段2bとクランプ手段2a1が配置され、連結チューブ35bにはクランプ手段2a2が配置され、連結チューブ35cにはクランプ手段2a3が配置される。
また連結チューブ35aの子バッグ32側と連結チューブ35cの2本にシール手段2bを配置させることもできる。
【0013】
図1を基に前記分離動作の一例について詳細に説明する。
表示部8に配置されている開始スイッチ(図示せず)を押し、連結チューブ35aの親バッグ31側をクランプ/シール手段2、連結チューブ35aの子バッグ32側をクランプ手段2a1、連結チューブ35bをクランプ手段2a2、連結チューブ35cをクランプ手段2a3で遮断後に、親バッグ31と子バッグ34の連通ピース36を連通ピース破壊手段9(9a、9b)により破壊する。ここで再度、開始スイッチを押すとクランプ/シール手段2、クランプ手段2a1を開放して分離が開始される。
[分離第1段階]
親バッグ31の上部の血漿層21を、連結チューブ35aを経て子バッグ32へ移送する。この血漿層21の移送は上部押圧板11が分離開始位置より補助押圧板13aの方向へ親バッグ31を押圧しながら移動し、最終的に予め設定された界面待ち位置L12(補助押圧板31aと上部押圧板11の隙間、例えば200mlバッグの場合界面待ち位置L12の設定は7mmで、400mlバッグの場合の界面待ち位置L12は11mmに設定される。)で停止後に、親バッグ31の血漿成分出口に設定された界面検出位置L1(血漿成分出口から界面検出手段3による界面層(バフィーコート層)の検出位置までの距離)で、例えば15mm、20mm、25mm、30mmの4段階のうちいずれか一つを選択することができる。前記界面検出手段3で界面層(バフィーコート層)22を検出してクランプ手段2a1を遮断すれば血漿層21の移送は終了する。
このとき下部押圧板12は分離開始位置より補助押圧板13aの方向へ、界面検出を行うまで、血液(全血)のHt値に合わせて親バッグ31を押圧しながら任意の位置へと移動する。また前記上部押圧板11と下部押圧板12の動作はリミットスイッチ10a、10bを利用して制御することができる。
【0014】
[分離第2段階]
クランプ手段2a1を開放して界面検出後の親バッグ31の上部の血漿層21を連結チューブ35aを経て子バッグ32へ移送する。
この血漿層21の移送量は予め設定してあり、重量測定手段5aで測定を行い設定量に達してクランプ手段2a1を遮断すれば血漿層21の移送は終了である。このとき上部押圧板11は設定した界面待ち位置L12で停止しており、下部押圧板12は補助押圧板13aの方向へ親バッグ31を押圧しながら移動する。
この分離段階はできるだけ血漿層21を子バッグ32に移送したい時に使用する。
【0015】
[分離第3段階]
クランプ手段2a2を開放して親バッグ31内の界面層(バフィーコート層)22を、連結チューブ35bを経て子バッグ33へ移送する。
この界面層(バフィーコート層)22の移送量は予め設定してあり、重量測定手段5bで測定を行い設定量に達したらクランプ/シール手段2、クランプ手段2a2を遮断して界面層(バフィーコート層)22の移送は終了である。このとき上部押圧板11は界面待ち位置L12で停止しており、下部押圧板12は補助押圧板13aの方向へ、親バッグ31を押圧しながら移動する。
本発明の上部押圧板11及び下部押圧板12に2分割された二段平行移動方式及び中間支点方式の分離において、子バッグ33内の血液成分の割合は図6のようになる。
親バッグ31において界面層(バフィーコート層)22が界面検出位置L1で検出されるまで血漿層21を子バッグ32に移送する。その後界面層(バフィーコート層)22の全量を子バッグ33に移送するが前記段落番号[0002]で記載した「一定量」を移送する。
子バッグ33に移送した時の該子バッグ33内の血漿層21、界面層(バフィーコート層)22、赤血球層23の割合を表した前記図6の概略図のように、Ht値の高い場合の前記押圧手段の(A)(C)とHt値の低い場合の前記押圧手段(B)(D)に区別する。
ここで図5より、図6のHt値の高い場合の前記押圧手段の(A)(C)とHt値の低い場合の前記押圧手段(B)(D)は以下のようになる。
▲1▼子バッグ33へ移送される血漿層21の容量は、界面層(バフィーコート層)22が界面検出位置L1で検出された時に親バッグに残る血漿層21の容量と等しい。また親バッグ31上部に残る血漿層21部分を直方体と仮定して容量(容積)を求めると計算式は次のようになる。計算式:容量=縦×横×高さ
(縦は界面待ち位置L12、横は親バッグ31を正面から見たときの幅、高さは界面検出位置L1)
ここで界面検出位置L1は血漿層を子バッグに32に移送して、親バッグ31の界面層の上に残る血漿層の高さで、予め設定されてるため血液のHt値が高い場合や低い場合にかかわらず同じになる。前記親バッグ31の幅も製品の規格で寸法が決まっているため血液のHtには無関係である。
界面待ち位置L12は補助押圧板13aと上部押圧板11間の距離であり、予め設定されているため血液のHt値とは無関係なので同じになる。従って血液のHt値とは無関係に縦、横、高さが同じであるので、容量も同じになるように制御することができる。
【0016】
また従来の押圧手段では、Ht値の個体差よる赤血球層23の容量の違いが界面検出時に親バッグの上部に残る血漿層21の容量(押圧板45の開き角度)に影響していたが、本発明では下部押圧板12が赤血球層23の容量に合わせて任意の位置へと移動することにより影響がない。従ってHt値が高い場合や低い場合にかかわらず子バッグ33へ移送される血漿層21の容量は、等しくなる。
▲2▼子バッグ33へ移送される界面層(バフィーコート層)22の容量は、血液のHt値の高い場合や低い場合にかかわらずほぼ一定である。
この状態は従来の上部支点方式、下部支点方式、平行移動方式でも同様である。
▲3▼赤血球層23は、界面層(バフィーコート層)22を子バッグ33に移送する際、設定された一定容量から前記▲1▼の血漿層21と前記▲2▼の界面層(バフィーコート層)の容量を差し引いたものになる。従って前記▲1▼の血漿層21の容量および前記▲2▼の界面層(バフィーコート層)22の容量からHt値が高い場合や低い場合にかかわらず子バッグ界面層(バフィーコート層)22と一緒に33へ移送される血漿層と赤血球層の容量は等しくなる。
従って、子バッグ33と一緒に移送される血漿層21、界面層(バフィーコート層)22、赤血球層23の割合は図6のように血液のHt値の個体差にかかわらず等しくなる。前記段落番号[0003]に記載のように子バッグ33に移送される血液成分の割合にばらつきが生じることがなく、常に血液成分の割合が一定なので白血球の確保が安定する。つまり白血球の除去率が安定する。
【0017】
[分離第4段階]
クランプ手段2a1、2a2を開放して子バッグ32に移送された血漿層21を連結チューブ35a、35bを経て子バッグ33へ移送する。この血漿層21の移送量は予め設定してあり、重量測定手段5bで測定を行い設定量に達してクランプ手段2a1、2a2を遮断すれば血漿層21の移送は終了である。
この血漿層21の移送は連結チューブ35b内に付着した界面層(バフィーコート層)22を洗浄するのが主目的である。
【0018】
[分離第5段階]
クランプ/シール手段2、クランプ手段2a3を開放して子バッグ34中の血液保存液24を連結チューブ35c、35aを経て赤血球層23の残った親バッグ31に全て移送してクランプ/シール手段2、クランプ手段2a3を遮断すれば血液保存液24の移送は終了である。
ここで子バッグ34から血液保存液24を移送する手段は、押圧手段である。押圧板15a、これを駆動させる駆動手段7dは例えばスプリング圧、圧搾空気圧、モータの駆動力などがあり、補助押圧板13cにより子バッグ34を押圧することにより、血液保存液24を移送する。
また、血液保存液24の液体排出(移送)管理手段として、(a)重量管理手段、(b)時間管理手段、(c)押圧板15aと補助押圧板13c間の隙間管理手段、(d)子バッグ34内にあるエアー検出管理手段を有しており、これにより血液保存液24の排出(移送)終了を検出して速やかに、次の分離段階へ移行することができる。
詳述すれば、例えば子バッグ34の血液保存液の(a)重量管理手段は例えばロードセルを採用することに排出開始時から子バッグ34の血液保存液の重量分軽くなれば排出が完了することになる。
(b)時間管理手段は例えばタイマーを採用することにより排出時間開始時より押圧板15aの押圧設定時間が経過すれば排出が完了することになる。
(c)押圧板15aと補助押圧板13cの隙間管理手段は例えばリミットスイッチ10dを採用することにより隙間を管理して、前記押圧板15aと補助押圧板13cが合わされば、つまり隙間がなくなれば排出が完了することになる。
(d)子バッグ34内のエアー検出管理手段は例えば気泡感知器を採用することにより子バッグ34内にエアーが数cc入っているので、該エアーが検出されれば排出が完了することになる。前記エアー検出管理手段は連結チューブ35cのクランプ手段2a3の親バッグ31側に配置される。前記エアー検出管理手段は光学センサからなり、反射型、透過型のどちらでもよく一対でも複数形成しても良い。
【0019】
[分離第6段階]
クランプ手段2a1、2a3を開放して子バッグ32に移送された血漿層21を連結チューブ35a、35cを経て空になった子バッグ34へ移送する。
この血漿層21の移送量は予め設定してあり、重量測定手段5cで測定を行い設定量に達してクランプ手段2a1、2a3を遮断すれば血漿層21の移送は終了である。
ここで子バッグ32から血漿層21を移送する手段は、押圧手段である。押圧板15、これを駆動させる駆動手段7cは前記駆動手段7dと同様にスプリング圧、圧搾空気圧、モータの駆動力等があり、補助押圧板13bにより子バッグ32を押圧して、血漿層21を移送する。
【0020】
[分離第7段階]
シール手段2bにより各連結チューブ35a、35cのシールを行い、シール終了後に全クランプ手段2(2a1、2a2、2a3)を開放して血液バッグ30を血液成分分離装置1より取り外し、各連結チューブ35a、35b、35cのシール部を切断して一連の分離動作を終了する。
クランプ/シール手段2は連結チューブ35aの親バッグ31側をシールし、シール手段2bは1点シール(連結チューブ35aの子バッグ32側)または2点同時シール(連結チューブ35aの子バッグ32側と連結チューブ35c)を行う。
【0021】
【発明の作用効果】
▲1▼親バッグ31を押圧する押圧板を上下2分割にし、前記押圧板の押圧手段4と界面検出手段が主制御部6と連動制御できることにより、血液(全血)のHt値の個体差にかかわらず、界面検出位置L1と界面待ち位置L12が同じになるように制御できることにより、子バッグ33に界面層(バフィーコート層)22と一緒に移送される血漿層21、界面層(バフィーコート層)22、赤血球層23の割合を常に一定にすることができるので安定した白血球除去率を確保することができる。
▲2▼クランプ機能とシール機能を兼用するクランプ/シール手段2と連結チューブを2本同時にシール可能なシール手段2bを有しているのでクランプ手段とシール手段を必要最低限にできるため装置がコンパクトにできる。
▲3▼液体の移送(子バッグ34から親バッグ31への血液保存液24の移送、子バッグ32から子バッグ34への血漿層21の移送)を押圧手段で行うため移送時間が短縮できる。
▲4▼液体の移送管理手段は、(a)重量管理手段のロードセル、(b)時間管理手段のタイマー、(c)押圧板と補助押圧板間の隙間管理手段のリミットスイッチ10d、(d)子バッグ内にあるエアー検出管理手段の気泡感知器、を有しているため移送が確実に行うことができ、また移送時間が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の血液成分分離装置1の概略図
【図2】本発明の血液成分分離装置1のブロック図
【図3】本発明の親バッグ31の押圧手段の概略図で(A)は二段平行移動方式(B)は中間支点方式
【図4】4連バッグシステムで構成される血液バッグ30の概略図
【図5】前記図3の押圧手段の界面検出時の親バッグ31内部の概略図で(A)はHt値が高い場合の二段平行移動方式、(B)はHt値が低い場合の二段平行移動方式、(C)はHt値が高い場合の中間支点方式(D)Ht値が低い場合の中間支点方式
【図6】前記図5の(A)(C)と(B)(D)の界面層(バフィーコート層)22を子バッグ33に移送したときの血液成分割合の概略図
【図7】従来の親バッグの押圧手段の概略図で(A)は上部支点方式(B)は下部支点方式(C)は平行移動方式
【図8】前記図7の押圧手段の界面検出時の親バッグ31内部の概略図で、(A)はHt値が高い場合の上部支点方式、(B)はHt値が低い場合の上部支点方式、(C)はHt値が高い場合の下部支点方式、(D)はHt値が低い場合の下部支点方式、(E)はHt値が高い場合の平行移動方式、(F)はHt値が低い場合の平行移動方式
【図9】前記図8の(A)(C)(E)と(B)(D)(F)の界面層(バフィーコート層)22を子バッグ33に移送したときの血液成分割合の概略図
【符号の説明】
1 血液成分分離装置
2 クランプ/シール手段
2a(2a1、2a2、2a3) クランプ手段
2b シール手段
3 界面検出手段
4、4a、4b 押圧手段
5(5a、5b、5c) 重量測定手段
6 主制御部
7(7a、7b、7c、7d) 駆動手段
8 表示部
9(9a、9b) 連通ピース破壊手段
10(10a、10b、10c、10d) リミットスイッチ
11 上部押圧板
12 下部押圧板
13a、13b、13c、43 補助押圧板
14、16、19 収納手段
15、15a、45 押圧板
17 記憶部
18 電源部
20、20A、40 支点
21 血漿層
22 界面層(バフィーコート層)
23 赤血球層
24 血液保存液(MAP液)
25 吊具
26 皿
30 血液バッグ
31、41 親バッグ
32、33、34 子バッグ
35a、35b、35c 連結チューブ
36 遮断開放部(連通ピース)
L1 界面検出位置
L2、L3、L12 界面待ち位置
e、e1 原点
f、f1 中間点
g、h 界面待ち位置
i 端点
j、j1 開点
k、k1 閉点

Claims (7)

  1. 親バッグ(31)と複数の子バッグ(32)(33)(34)を有する血液バッグ(30)を装着し、遠心分離により各層に分離された親バッグ(31)内の血液成分を自動的に各子バッグ(32)(33)(34)に移送する血液成分分離装置(1)において、
    上部押圧板(11)と下部押圧板(12)を有する親バッグ(31)の押圧手段(4)と、遠心分離により各層に分離された血液成分の界面検出手段(3)と、前記界面検出手段(3)と前記押圧手段(4)の主制御部(6)から構成され、前記主制御部(6)により、前記押圧手段(4)の動きを制御して、血液のHt値とは無関係に界面検出位置(L1)と界面待ち位置(L12)が同じになるように制御することができることを特徴とする血液成分分離装置(1)。
  2. 親バッグ(31)と複数の子バッグ(32)(33)(34)を有する血液バッグ(30)を装着し、遠心分離により各層に分離された親バッグ(31)内の血液成分を自動的に各子バッグ(32)(33)(34)に移送する血液成分分離装置(1)において、
    前記押圧手段(4)と子バッグ(32)(34)の押圧手段(4a)(4b)と、
    親バッグ(31)と各子バッグ(32)(33)(34)の連結チューブ(35a)(35b)(35c)のクランプ及び/又はシール手段(2)(2a)(2b)と、前記界面検出手段(3)と、
    血漿層(21)の重量を測定する子バッグ(32)の重量測定手段(5a)と、
    界面層(バフィーコート層)(22)の重量を測定する子バッグ(33)の重量測定手段(5b)と、血液保存液(24)の重量を測定する子バッグ(34)の重量測定手段(5c)と、
    前記押圧手段(4)(4a)(4b)、クランプ及び/又はシール手段(2)(2a)(2b)、前記界面検出手段(3)、重量測定手段(5a)(5b)(5c)の各手段を連動制御する主制御部(6)から構成したことを特徴とする前記請求項1に記載の血液成分分離装置(1)。
  3. 前記親バッグ(31)の押圧手段(4)は、補助押圧板(13a)と上部押圧板(11)と下部押圧板(12)と、これを駆動させる駆動手段(7a)(7b)と前記上部押圧板(11)及び下部押圧板(12)の動きを制御するリミットスイッチ(10a)(10b)により構成され、前記上部押圧板(11)と補助押圧板(13a)を平行に配置し、
    下部押圧板(12)は上部押圧板(11)より分離独立して補助押圧板(13a)と平行に配置するか、または
    上部押圧板(11)と下部押圧板(12)の間に支点(20)を装着し前記下部押圧板(12)が前記支点(20)を軸として補助押圧板(13a)方向に回動することができるように形成したことを特徴とする前記請求項1ないし2に記載の血液成分分離装置(1)。
  4. 前記子バッグ(32)(34)の押圧手段(4a)(4b)は上部押圧板(15)(15a)を駆動させる駆動手段(7a)(7b)と前記押圧板(15)(15a)の動きを制御するリミットスイッチ(10c)(10d)により構成され、
    補助押圧板(13b)(13c)と押圧板(15)(15a)の間に支点(20A)を装着して、前記押圧板(15)(15a)が前記支点(20A)を軸として補助押圧板(13b)(13c)方向に回動することができるように形成した、ことを特徴とする前記請求項1ないし3に記載の血液成分分離装置(1)。
  5. 連結チューブ(35a)、(35b)、(35c)の各子バッグ(32)、(33)、(34)側にクランプ手段2a(2a1、2a2、2a3)と、連結チューブ(35a)の子バッグ32側にシール手段(2b)と、連結チューブ(35a)の親バッグ31側にクランプ/シール手段(2)配置し、
    前記シール手段(2b)は親バッグ(31)と子バッグ(32)(34)の連結チューブ(35a)(35c)を2本同時に挟持してシールできるように形成したことを特徴とする前記請求項1ないし4に記載の血液成分分離装置(1)。
  6. 前記子バッグ(33)の収納手段(14)を有し、該収納手段(14)には、前記子バッグ(33)の載置皿(26)と該載置皿(26)の底部に重量測定手段5bが配置され、
    前記子バッグ(32)(34)の収納手段(16)(19)を有し、該収納手段(16)(19)には前記押圧手段(4a)(4b)と該押圧手段(4a)(4b)の補助押圧板(13b)(13c)の底部に重量測定手段(5a)(5c)を配置したことを特徴とする前記請求項1ないし5に記載の血液成分分離装置(1)。
  7. 前記子バッグ(32)(34)の液体排出管理手段として、(a)重量管理手段、(b)時間管理手段、(c)押圧板と補助押圧板間の隙間管理手段、(d)子バッグ(32)(34)内にあるエアー検出管理手段の少なくとも一つ以上の前記(a)重量管理手段、(b)時間管理手段、(c)隙間管理手段、(d)エアー管理手段を有していることを特徴とする前記請求項1ないし6に記載の血液成分分離装置(1)。
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