JP3865673B2 - 管継手のソケット - Google Patents

管継手のソケット Download PDF

Info

Publication number
JP3865673B2
JP3865673B2 JP2002266828A JP2002266828A JP3865673B2 JP 3865673 B2 JP3865673 B2 JP 3865673B2 JP 2002266828 A JP2002266828 A JP 2002266828A JP 2002266828 A JP2002266828 A JP 2002266828A JP 3865673 B2 JP3865673 B2 JP 3865673B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
socket
locking
hole
socket body
end cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002266828A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004100912A (ja
Inventor
俊雄 御器谷
盡 山下
武也 佐々
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Kohki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kohki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Kohki Co Ltd filed Critical Nitto Kohki Co Ltd
Priority to JP2002266828A priority Critical patent/JP3865673B2/ja
Publication of JP2004100912A publication Critical patent/JP2004100912A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3865673B2 publication Critical patent/JP3865673B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Joints Allowing Movement (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主にガス配管の接続に用いられる管継手のソケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ガス燃焼器具用ホースや元栓の継手として迅速管継手が使用されている。一般に元栓は壁面や床面に埋設されるようになっており、この元栓には管継手のプラグが設けられ、一方ガス燃焼器具にガスを供給するガスホースの端部には管継手のソケットが設けられ、使用時に、ソケットをプラグに接続することによりガス燃焼器具にガスが供給できるようになっている。
【0003】
従来、この種の管継手として、ガスホースによる事故防止対策として、ホースエンドを略へ字状に屈曲し、該ホースエンドをソケットにその向きを可変し得るように回転自在に取り付けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
前記ホースエンドを、その向きを可変し得るように回転自在に取り付けた管継手のソケットは、図1に示すように、プラグを接続する施錠機構10を備えたソケット本体3の前部側の内部にはその軸線A方向に流通孔5が形成され、前記ソケット本体3の後部では前記軸線Aに対して交差する軸線B方向に接続孔25が形成され、そして、前記接続孔25には内部に流通孔を有するホースエンド4の基部4aが回転自在に嵌合されている。前記接続孔25に回転自在に嵌合されているホースエンド4の基部4aの外周には環状溝27が設けられており、そして、前記ソケット本体3の後部には前記ホースエンド4の基部4aの外周に設けられた環状溝27の一部を通って接線方向に貫通する係止孔28が形成されており、前記係止孔28には係止部材29が通されて前記環状溝27に嵌められ、前記係止部材29で前記ホースエンド4が回転自在な状態で抜け止めされている。
【0005】
前記係止部材29が通された係止孔28の両側の開口部は開口したままの状態にあり、この係止孔28に通されている係止部材29は長手方向に割の入った弾性素材で形成された筒状体で形成されており、係止孔28へ通された係止部材29は、係止部材29となる筒状体を縮径した状態で係止孔28に挿入され、復元力により拡径する筒状体が係止孔28の内壁に弾発的に圧接し、係止孔28からの係止部材29の抜け出しの防止が図られている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−241585公報(第4−6頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の管継手のソケットでは、復元力により拡径する筒状体が係止孔28の内壁に弾発的に圧接し、係止孔28からの係止部材29の抜け出しの防止が図られているが、ホースエンド4に力を加えながら回転させた場合、摩擦により係止部材29に抜ける方向の力が働いてしまい、この力が弾発力による係止部材29の保持力を超えると、係止部材29が係止孔28から抜けでてきてしまうおそれがあるといった問題点があった。
【0008】
本発明の目的は、ソケット本体にホースエンドを回転自在な状態で接続している係止部材がソケット本体から抜けでてしまうのを防止できる管継手のソケットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、適宜の施錠機構を備えプラグを着脱自在に接続できる管継手のソケットであって、ソケット本体の前部側の内部にはその軸線A方向に流通孔が形成され、前記ソケット本体の後部では前記軸線Aに対して交差する軸線B方向に接続孔が形成され、前記接続孔には内部に流通孔を有するホースエンドの基部が回転自在に嵌合され、前記ホースエンドの基部の外周には環状溝が設けられ、前記ソケット本体の後部には前記ホースエンドの基部の外周に設けられた環状溝の一部を通って接線方向に貫通する係止孔が形成され、前記係止孔には係止部材が通されて前記環状溝に嵌められ、前記係止部材で前記ホースエンドが回転自在な状態で抜け止めされている管継手のソケットにおいて、前記ソケット本体の後部に、前記係止孔の両側の開口部を塞ぎ係止部材の抜け出しを阻止する閉塞部を有するエンドカバーを脱落防止手段によりソケット本体から脱落しないように装着したことを特徴とする。
【0010】
かかる構成から、係止部材が通されている係止孔の両側の開口部がソケット本体の後部に装着されたエンドカバーの閉塞部により塞がれているので、該閉塞部により係止孔からの係止部材の抜け出しが確実に阻止されることになる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の前記エンドカバーの脱落防止手段として、ソケット本体の外周面及びエンドカバーの内周面のいずれか一方に係止凸部を、他方に前記係止凸部と係止可能な係止凹部を形成し、エンドカバーの材質変形により前記係止凸部と係止凹部を係止するようにしたことを特徴とする。
【0012】
かかる構成から、ソケット本体の後部に装着したエンドカバーは、エンドカバーの内周面に形成した係止凹部或いは係止凸部が、ソケット本体の外周面に形成した係止凸部或いは係止凹部に、エンドカバーの材質変形により係止するので、ソケット本体の後部からのエンドカバーの脱落が防止され、これにより、係止部材が通されている係止孔の両側の開口部をエンドカバーの閉塞部により塞いでいる状態が保持され、係止孔からの係止部材の抜け出しを確実に阻止することができる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の前記エンドカバーの脱落防止手段として、エンドカバーの閉塞部に前記係止孔の両側の開口部に嵌合可能な係止突起を設け、エンドカバーの弾性により前記係止突起を係止孔の両側の開口部に嵌合係止するようにしたことを特徴とする。
【0014】
かかる構成から、ソケット本体の後部に装着したエンドカバーの閉塞部に設けた係止突起が、エンドカバーの弾性により前記係止部材が通されている係止孔の両側の開口部に嵌合係止するので、ソケット本体の後部からのエンドカバーの脱落が防止され、これにより、係止部材が通されている係止孔の両側の開口部をエンドカバーの閉塞部により塞いでいる状態が保持され、係止孔からの係止部材の抜け出しを確実に阻止することができる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、スリーブを操作してプラグを着脱自在に接続できる管継手のソケットであって、ソケット本体の前部側の内部にはその軸線A方向に流通孔が形成され、前記ソケット本体の後部では前記軸線Aに対して交差する軸線B方向に接続孔が形成され、前記接続孔には内部に流通孔を有するホースエンドの基部が回転自在に嵌合され、前記ホースエンドの基部の外周には環状溝が設けられ、前記ソケット本体の後部には前記ホースエンドの基部の外周に設けられた環状溝の一部を通って接線方向に貫通する係止孔が形成され、前記係止孔には係止部材が通されて前記環状溝に嵌められ、前記係止部材で前記ホースエンドが回転自在な状態で抜け止めされている管継手のソケットにおいて、前記ソケット本体の外周に嵌合されるスリーブカバーの後端部に、該後端部を延長してソケット本体の後部を覆うエンドカバー部を設け、前記エンドカバー部には前記スリーブカバーがソケット本体のスリーブに嵌合する途中で前記係止孔に合致する係止部材挿入孔を設けるとともに、スリーブカバーがソケット本体のスリーブに完全に嵌合しエンドカバー部がソケット本体の後部を完全に覆った状態で前記係止孔の両側の開口部を塞ぎ係止部材の抜け出しを阻止する閉塞部を設けたことを特徴とする。
【0016】
かかる構成から、スリーブカバーをソケット本体のスリーブに嵌合する途中で係止部材挿入孔が係止孔に合致した状態で、ソケット本体の後部に形成されている接続孔にホースエンドの基部を嵌合し、係止部材挿入孔から係止部材を差し込んでホースエンドの基部の外周に設けられた環状溝の一部を通るように係止孔に挿入することにより、ソケット本体の後部に形成されている接続孔にホースエンドの基部を回転自在に接続することができ、この後、スリーブカバーをソケット本体のスリーブに完全に嵌合しエンドカバー部がソケット本体の後部を完全に覆った状態のとき、係止部材が通されている係止孔の両側の開口部が閉塞部により塞がれるので、該閉鎖部により係止孔からの係止部材の抜け出しが確実に阻止されることになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1乃至図3は本発明に係る管継手のソケットの実施の形態の第1例を示したもので、図1は本例の管継手のソケットと、ソケットに接続されるプラグを示す一部縦断面図、図2はソケット本体の後部に装着されるエンドカバーを示す拡大縦断面図、図3は図2に示すエンドカバーの底面図である。
【0018】
図において、1は管継手のソケット、2はソケット1に着脱自在に接続されるプラグである。ソケット1は、ソケット本体3と、ソケット本体3の後部に接続されたホースエンド4により構成されている。前記ソケット本体3は、前部側の内部にソケット本体3の軸線A方向に流通孔5が形成されている。前記ソケット本体3の内部には、内筒体6が先端側に向けて突設されている。この内筒体6の先端には、ソケット1とプラグ2の接続時に、プラグ2に内蔵されている弁体に当接し、これを押圧して後退させる弁押体8が突設されている。この弁押体8には流通孔5に連通する連通孔9が形成されている。また、内筒体6の後端は、ソケット本体3と一体となって内筒体6とソケット本体3との間が袋状となっている。
【0019】
10はソケット1とプラグ2とを着脱自在に接続する施錠機構であり、本例では次のような構成となっている。ソケット1を構成するソケット本体3の先端部に、周方向に複数の貫通孔11が形成され、これら貫通孔11には直径がソケット本体3の筒壁の厚さより大きいロックボール12が求遠心方向に出没自在に嵌合している。
【0020】
そして、ソケット本体3の外周には前進してロックボール12を求心方向に押圧移動させ、後退してその押圧を解除し遠心方向への移動を可能にするスリーブ13が軸方向に摺動自在に嵌合しており、このスリーブ13はスプリング14により前進方向に付勢されている。スプリング14は、ソケット本体3とスリーブ13の外周に沿って嵌合されたスリーブカバー15で支持されている。16はスリーブ13の内面に形成されたロックボール押圧面、17は同じくスリーブ13の内面に形成されたロックボール押圧解除凹部である。
【0021】
また、ソケット本体3と内筒体6との間には可動筒体18が軸方向に摺動自在に嵌合しており、前進位置にてその外周面でロックボール12を支え、その求心方向への移動即ちソケット本体3内への没入を阻止し、後退してロックボール12から外れ、ロックボール12の求心方向への移動を可能とするようになっており、この可動筒体18はスプリング19により前進方向に付勢されている。
【0022】
そして、スリーブ13と可動筒体18との関係にあっては、可動筒体18が前進位置にあるとき、ロックボール12は可動筒体18に求心側から支えられて遠心方向に移動し、ソケット本体3の外方へ突出したロックボール12は後退位置にあるスリーブ13のロックボール押圧解除凹部17に入り、ロックボール押圧面16とロックボール押圧解除凹部17との間に形成される段部20がロックボール12に係合してスリーブ13はその前進が阻止され後退位置に保持される状態となり、そして、可動筒体18が後退して前記ロックボール12から外れると、ロックボール12はスリーブ13に押されて求心方向に移動し、これによりスリーブ13が前進してその内周面に形成したロックボール押圧面16によりロックボール12を求心方向に押さえ、ロックボール12の遠心方向への移動を阻止するようになっている。
【0023】
可動筒体18は、その先端がソケット1とプラグ2との接続時にソケット1に挿入されたプラグ2の先端に当接し、プラグ2に押されて後退するようになっている。この可動筒体18の先端は、プラグ2の先端に当接し可動筒体18とプラグ2との間をシールするパッキン21が設けられている。また、可動筒体18の内周面には、該可動筒体18の内周面と内筒体6の外周面との間をシールするシールリング22が装着されている。また、可動筒体18は、その後端外周に突設したストッパー部23がソケット本体3の内周に突設したストッパー部24に当接することにより前進方向への抜け止めが図られている。
【0024】
前記ソケット本体3の後部には、ソケット本体3の前部側の内部に形成されている流通孔5と連通する接続孔25が、ソケット本体3の軸線Aに対して交差する軸線B方向に形成されている。この接続孔25内には、略へ字状に屈曲された基部4aを有するホースエンド4の該基部4aが回転自在に嵌合されている。このホースエンド4の基部4aの外周には、環状溝27が設けられている。前記ソケット本体3の後部には、前記接続孔25内に嵌合されたホースエンド4の該基部4a外周に形成された環状溝27の一部を通って接線方向に貫通する係止孔28が形成されている。
【0025】
この係止孔28には、係止部材29が通されて環状溝27に嵌められ、該係止部材29で前記ホースエンド4が回転自在な状態で抜け止めされている。この係止孔28に通されている係止部材29にあっては、本例では、弾性素材で形成され、長手方向に割の入った断面C状の筒状体となっており、係止孔28へ通された係止部材29は、係止部材29となる筒状体を縮径した状態で係止孔28に挿入され、復元力により拡径する筒状体が係止孔28の内壁に弾発的に圧接した状態で係止孔28に通されている。前記ホースエンド4の基部4aの外周には、該基部4aと接続孔25との間をシールするシールリング30が装着されている。
【0026】
本例の管継手のソケット1は、前記ソケット本体3の後部に、前記係止孔28の両側の開口部を塞ぎ係止部材29の抜け出しを阻止する閉塞部31aを有するエンドカバー31を脱落防止手段32によりソケット本体3から脱落しないように装着している。
【0027】
前記エンドカバー31は、ソケット本体3の後部に密に嵌合可能な内径を有し前端を開口し後端を閉じた筒状体をベースとし、この筒状体の後端閉鎖部33から底部に渡たり前端開口部34に達するまで、前記ソケット本体3の後部に形成されている接続孔25に接続しているホースエンド4を通し、且つエンドカバー31がホースエンド4の回転の妨げにならないように底側開口部35を形成した形状となっている。
【0028】
このエンドカバー31は、ソケット本体3の後部に、ソケット本体3の後端側から嵌合するようにして装着される。そして、エンドカバー31の両側壁が閉塞部31aとなり、エンドカバー31をソケット本体3の後部に嵌合して装着したとき、前記閉塞部31aがソケット本体3の後部の両側に開口する前記係止孔28の両側の開口部を塞ぎ係止部材29の抜け出しを阻止するようになっている。
【0029】
また、前記ソケット本体3の後部に装着したエンドカバー31の脱落を防止する脱落防止手段32として、本例では、エンドカバー31の前端開口部34側の内周面に係止凸部36を形成し、そして、ソケット本体3の外周面に、前記係止凸部36と係止可能な係止凹部37を形成し、エンドカバー31をソケット本体3の後部に嵌合して装着したとき、エンドカバー31の材質変形により前記係止凸部36が係止凹部37に係止するように構成されている。さらに、本例では、エンドカバー31の脱落をより確実に防止するために、ソケット本体3の後部に装着したエンドカバー31の前端部が前記ソケット本体3とスリーブ13の外周に沿って嵌合されたスリーブカバー15の後端とソケット本体3との間に差し込まれ、スリーブカバー15で押さえられている。
【0030】
なお本例では、前記係止部材29は長手方向に割の入った断面C状の筒状体で形成されているが、これに換えて棒状部材で形成されたものであってもよい。
【0031】
上記のように構成された本例では、係止部材29が通されている係止孔28の両側の開口部がソケット本体3の後部に装着されたエンドカバー31の閉塞部31aにより塞がれているので、閉塞部31aにより係止孔28からの係止部材29の抜け出しが確実に阻止されることになる。
【0032】
そして、前記ソケット本体3の後部に装着したエンドカバー31は、エンドカバー31の内周面に形成した係止凸部36がソケット本体3の外周面に形成した係止凹部37にエンドカバー31の材質変形により係止するといった脱落防止手段32により、ソケット本体3の後部からのエンドカバー31の脱落が防止され、これにより、係止部材29が通されている係止孔28の両側の開口部をエンドカバー31の閉塞部31aにより塞いでいる状態が保持され、係止孔28からの係止部材29の抜け出しを確実に阻止することができる。
【0033】
なお、本例では脱落防止手段32として、エンドカバー31の前端開口部34側の内周面に係止凸部36を形成し、そして、ソケット本体3の外周面に、前記係止凸部36と係止可能な係止凹部37を形成しているが、エンドカバー31の前端開口部34側の内周面に係止凹部37を形成し、そして、ソケット本体3の外周面に、前記係止凹部37と係止可能な係止凸部36を形成してもよい。
【0034】
また、脱落防止手段32として、図示しないが、エンドカバー31の前端開口部34側の外周面に係止凸部又は係止凹部を形成し、そして、ソケット本体3の外周に嵌合しているスリーブカバー15の後端の内周面に前記係止凸部又は係止凹部に係止可能な係止凹部又は係止凸部を形成し、エンドカバー31の前端部をスリーブカバー15の後端部内に挿入し、エンドカバー31の前端開口部34側の外周面に形成した係止凸部又は係止凹部をスリーブカバー15の後端の内周面に形成した係止凹部又は係止凸部に係止するようにしたものであってもよい。
【0035】
図4、図5は本発明に係る管継手のソケットの実施の形態の第2例を示したもので、図4は本例の管継手のソケットのソケット本体の後部に装着されるエンドカバーを示す拡大縦断面図、図5は図4のA−A線断面図である。
【0036】
本例の管継手のソケットは、前記第1例と違うところはエンドカバー31の脱落防止手段32だけで、他は第1例と同様の構成になっているので、第1例と同様の構成の部分は、第1例を援用しその説明を省略する。
【0037】
本例の管継手のソケットにおけるエンドカバー31は、前記第1例と同様に、ソケット本体3の後部に密に嵌合可能な内径を有し前端を開口し後端を閉じた筒状体をベースとし、この筒状体の後端閉鎖部33から底部に渡たり前端開口部34に達するまで、前記ソケット本体3の後部に形成されている接続孔25に接続しているホースエンド4を通し、且つエンドカバー31がホースエンド4の回転の妨げにならないように底側開口部35を形成した形状となっている。そして、本例のエンドカバー31にあっては、ソケット本体3からの脱落を防止する脱落防止手段32は、エンドカバー31を合成樹脂等の弾性素材で形成し、エンドカバー31の両側壁で構成される閉塞部31aに、ソケット本体3の後部に形成されその両側に開口する係止孔28の開口部に嵌合可能な係止突起38を設け、エンドカバー31の両側壁の弾性により前記係止突起38を係止孔28の両側の開口部に嵌合係止するようになっている。
【0038】
上記のように構成された本例では、ソケット本体3の後部に装着したエンドカバー31の閉塞部31aに設けた係止突起38が、エンドカバー31の両側壁の弾性により係止部材29が通されている係止孔28の両側の開口部に嵌合係止するので、ソケット本体3の後部からのエンドカバー31の脱落が防止され、これにより、係止部材29が通されている係止孔28の両側の開口部をエンドカバー31の閉塞部31aにより塞いでいる状態が保持され、係止孔28からの係止部材29の抜け出しを確実に阻止することができる。
【0039】
図6乃至図8は本発明に係る管継手のソケットの実施の形態の第3例を示したもので、図6は本例の管継手のソケットを示す一部縦断面図、図7は後端にソケット本体の後部を覆うエンドカバー部を設けたスリーブカバーを示す一部縦断面図、図8は図7に示すスリーブカバーの底面図である。
【0040】
本例の管継手のソケットは、後端にソケット本体3の後部を覆うエンドカバー部39を設けたスリーブカバー15以外の構成は、第1例と同様の構成になっているので、対応する部分には同一符号を付けて示し、その説明を省略する。
【0041】
本例では、前記ソケット本体3の外周に嵌合されるスリーブカバー15の後端部に、該後端部を延長してソケット本体3の後部を覆うエンドカバー部39が一体に設けられている。後端にエンドカバー部39が一体に設けられている前記スリーブカバー15にあっては、前記エンドカバー部39の形状が、前記第1例のエンドカバー31と同様に、ソケット本体3の後部に密に嵌合可能な内径を有し前端を開口し後端を閉じた筒状体をベースとし、この筒状体の前端開口部がスリーブカバー15の後端部に一体に接続された形状を呈し、更に、エンドカバー部39の後端閉鎖部40から底部に渡たりスリーブカバー15に達するまで、前記ソケット本体3の後部に形成されている接続孔25に接続しているホースエンド4を通し、且つエンドカバー部39がホースエンド4の回転の妨げにならないように底側開口部41が形成された形状となっている。
【0042】
前記エンドカバー部39には、その両側壁に前記スリーブカバー15がソケット本体3のスリーブ13に嵌合する途中で、ソケット本体3の後部に形成された前記係止孔28に合致する係止部材挿入孔42が設けられているとともに、スリーブカバー15がソケット本体3のスリーブ13に完全に嵌合しエンドカバー部39がソケット本体3の後部を完全に覆った状態で前記係止孔28の両側の開口部を塞ぎ係止部材29の抜け出しを阻止する閉塞部43が設けられている。
【0043】
このような形状となっている後端にエンドカバー部39を設けた前記スリーブカバー15は、次のようにしてソケット本体3に嵌合する。
【0044】
先ず、スリーブカバー15をソケット本体3の後端側から嵌合し、スリーブカバー15がスリーブ13に嵌合する途中で係止部材挿入孔42が係止孔28に合致した状態となったとき(図9A)、ホースエンド4の基部4aを、前記エンドカバー部39の後端閉鎖部40から底部に渡たりスリーブカバー15に達するまで形成されている底側開口部41から差し込み、前記ホースエンド4の基部4aを、ソケット本体3の後部に形成されている接続孔25に嵌合し、係止部材挿入孔42から係止部材29を差し込んでホースエンド4の基部4aの外周に設けられた環状溝27の一部を通るように係止孔28に挿入する(図9B)。これにより、ソケット本体3の後部に形成されている接続孔28にホースエンド4の基部4aを回転自在に接続することができる。
【0045】
この後、スリーブカバー15をソケット本体3のスリーブ13に完全に嵌合しエンドカバー部39がソケット本体3の後部を完全に覆った状態のとき、係止部材29が通されている係止孔28の両側の開口部が閉塞部43により塞がれる(図9C)。これにより、該閉塞部43により係止孔28からの係止部材29の抜け出しが確実に阻止されることになる。
【0046】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る管継手のソケットによれば、簡単な構成で、ソケット本体の後部に形成されている係止孔に、ソケット本体の後部に形成されている接続孔に嵌合されたホースエンドの基部の外周に設けられた環状溝の一部を通るように挿入され、接続孔にホースエンドの基部を回転自在に接続する係止部材が係止孔から抜け出すことを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る管継手のソケットの実施の形態の第1例を示したもので、本例の管継手のソケットと、ソケットに接続されるプラグを示す一部縦断面図。
【図2】 第1例のソケット本体の後部に装着されるエンドカバーを示す拡大縦断面図。
【図3】 図2に示すエンドカバーの底面図。
【図4】 本発明に係る管継手のソケットの実施の形態の第2例を示したもので、本例の管継手のソケットのソケット本体の後部に装着されるエンドカバーを示す拡大縦断面図。
【図5】 図4のA−A線断面図。
【図6】 本発明に係る管継手のソケットの実施の形態の第3例を示したもので、本例の管継手のソケットを示す一部縦断面図。
【図7】 後端にソケット本体の後部を覆うエンドカバー部を設けたスリーブカバーを示す一部縦断面図。
【図8】 図7に示すスリーブカバーの底面図。
【図9】 (A)、(B)、(C)は、第3例のソケット本体にスリーブカバーを嵌合する工程を示す説明図。
【図10】 従来の管継手のソケットを示す一部縦断面図
【符号の説明】
1 ソケット
2 プラグ
3 ソケット本体
4 ホースエンド
4a ホースエンドの基部
5 流通孔
10 施錠機構
13 スリーブ
25 接続孔
27 環状溝
28 係止孔
29 係止部材
30 シールリング
31 エンドカバー
31a 閉塞部
32 脱落防止手段
33 後端閉鎖部
34 前端開口部
35 底側開口部
36 係止凸部
37 係止凹部
38 係止突起
39 エンドカバー部
40 後端閉鎖部
41 底側開口部
42 係止部材挿入孔
43 閉塞部

Claims (4)

  1. 適宜の施錠機構を備えプラグを着脱自在に接続できる管継手のソケットであって、ソケット本体の前部側の内部にはその軸線A方向に流通孔が形成され、前記ソケット本体の後部では前記軸線Aに対して交差する軸線B方向に接続孔が形成され、前記接続孔には内部に流通孔を有するホースエンドの基部が回転自在に嵌合され、前記ホースエンドの基部の外周には環状溝が設けられ、前記ソケット本体の後部には前記ホースエンドの基部の外周に設けられた環状溝の一部を通って接線方向に貫通する係止孔が形成され、前記係止孔には係止部材が通されて前記環状溝に嵌められ、前記係止部材で前記ホースエンドが回転自在な状態で抜け止めされている管継手のソケットにおいて、
    前記ソケット本体の後部に、前記係止孔の両側の開口部を塞ぎ係止部材の抜け出しを阻止する閉塞部を有するエンドカバーを脱落防止手段によりソケット本体から脱落しないように装着したことを特徴とする管継手のソケット。
  2. 前記エンドカバーの脱落防止手段として、ソケット本体の外周面及びエンドカバーの内周面のいずれか一方に係止凸部を、他方に前記係止凸部と係止可能な係止凹部を形成し、エンドカバーの材質変形により前記係止凸部と係止凹部を係止するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の管継手のソケット。
  3. 前記エンドカバーの脱落防止手段として、エンドカバーの閉塞部に前記係止孔の両側の開口部に嵌合可能な係止突起を設け、エンドカバーの弾性により前記係止突起を係止孔の両側の開口部に嵌合係止するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の管継手のソケット。
  4. スリーブを操作してプラグを着脱自在に接続できる管継手のソケットであって、ソケット本体の前部側の内部にはその軸線A方向に流通孔が形成され、前記ソケット本体の後部では前記軸線Aに対して交差する軸線B方向に接続孔が形成され、前記接続孔には内部に流通孔を有するホースエンドの基部が回転自在に嵌合され、前記ホースエンドの基部の外周には環状溝が設けられ、前記ソケット本体の後部には前記ホースエンドの基部の外周に設けられた環状溝の一部を通って接線方向に貫通する係止孔が形成され、前記係止孔には係止部材が通されて前記環状溝に嵌められ、前記係止部材で前記ホースエンドが回転自在な状態で抜け止めされている管継手のソケットにおいて、
    前記ソケット本体の外周に嵌合されるスリーブカバーの後端部に、該後端部を延長してソケット本体の後部を覆うエンドカバー部を設け、前記エンドカバー部には前記スリーブカバーがソケット本体のスリーブに嵌合する途中で前記係止孔に合致する係止部材挿入孔を設けるとともに、スリーブカバーがソケット本体のスリーブに完全に嵌合しエンドカバー部がソケット本体の後部を完全に覆った状態で前記係止孔の両側の開口部を塞ぎ係止部材の抜け出しを阻止する閉塞部を設けたことを特徴とする管継手のソケット。
JP2002266828A 2002-09-12 2002-09-12 管継手のソケット Expired - Fee Related JP3865673B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002266828A JP3865673B2 (ja) 2002-09-12 2002-09-12 管継手のソケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002266828A JP3865673B2 (ja) 2002-09-12 2002-09-12 管継手のソケット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004100912A JP2004100912A (ja) 2004-04-02
JP3865673B2 true JP3865673B2 (ja) 2007-01-10

Family

ID=32265533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002266828A Expired - Fee Related JP3865673B2 (ja) 2002-09-12 2002-09-12 管継手のソケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3865673B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004100912A (ja) 2004-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2559233Y2 (ja) 管継手
JP5317760B2 (ja) 管継手用のソケット及び管継手
TWI463089B (zh) 內孔耦接元件及包含此元件之快速耦接器
JP5317761B2 (ja) 管継手用のソケット及び管継手
JP3313675B2 (ja) 管継手用ソケット
JPH02225898A (ja) 加圧流体回路用自動結合器
JP3677491B2 (ja) 管継手
JP3514724B2 (ja) 管継手
JP3550103B2 (ja) 管継手
KR100403429B1 (ko) 호스커플링
JP2004278620A (ja) 管継手
JP3615190B2 (ja) 管継手用ソケット
JP3496977B2 (ja) 管継手
JP3865673B2 (ja) 管継手のソケット
JP2004176755A5 (ja)
JP2004176755A (ja) 管継手
JP3415521B2 (ja) 管継手
JP5255353B2 (ja) アダプタ
JP2004324767A5 (ja)
JP3909278B2 (ja) 管継手用ソケット
KR100235820B1 (ko) 관이음장치 및 관이음용 잠금장치
JPH035757Y2 (ja)
JPS6330872Y2 (ja)
JP3869150B2 (ja) 管継手
JP2577515B2 (ja) 液垂れ防止管継手

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060627

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101013

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121013

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131013

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees