JP3865591B2 - コンベヤベルトの案内装置およびこの案内装置を使用したベルトコンベヤ設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえばトンネル工事や採取現場で、掘削に追従しつつ土砂などの撤物を搬送するコンベヤベルトの案内装置およびこの案内装置を使用したベルトコンベヤ設備で、特に延伸式ベルトコンベヤ設備に適したものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のトンネルの掘削現場では、トロッコなどの運搬台車やトラックを往復移動するシステムや、泥水により配管内を液送するシステム、延伸式のベルトコンベヤを使用したシステムが使用されている。
【0003】
上記運搬台車やトラックを使用するシステムでは、往復に時間がかかるので高速搬送に対応できないとともに、排ガス対策などの問題があった。また液送システムでは、礫を多く含む土砂の搬送が困難であり、また排出後に分離する装置が必要となるなどの問題があった。さらにベルトコンベヤ設備は、連続搬送が可能で、排ガスの問題もないため、有望視されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、延伸式のベルトコンベヤ設備は、緩やかな曲線搬送は可能であるが、大きい角度の折り曲げ部での連続搬送は困難で、このような場合には、複数のベルトコンベヤを配置するか、または特殊な転向ローラ装置を使用してコンベヤベルトを転向させることで対応している。しかし、複数のベルトコンベヤの転向ローラ装置が大型で特殊なものを使用するため、コスト高になるとともに、屈曲部におけるコンベヤベルトの摩擦抵抗が大きいため、高速搬送に不向きで、大きいコンベヤ駆動力を必要とするとともに、コンベヤベルトの摩耗、損耗も激しく寿命が短いという問題があった。
【0005】
本発明は上記問題点を解決して、屈曲部でコンベヤベルトの摩擦力を大幅に低減できて高速化に対応でき、寿命も長くできるとともに、駆動動力を削減できるコンベヤベルトの案内装置およびこの案内装置を使用したベルトコンベヤ設備を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載のコンベヤベルトの案内装置は、ベルト移動経路の屈曲部または折り返し部に配置されるコンベヤベルトの案内装置であって、コンベヤベルトを案内する屈曲ガイドに、湾曲状浮上ガイド面を外周部に形成するとともに、該浮上ガイド面にコンベヤベルトを浮上可能なエア層を形成する多数のエア噴射孔を形成し、前記屈曲ガイドを、往路部および複路部のコンベヤベルトの一方を案内する浮上ガイド面が外周部に形成された湾曲形断面の外周ガイド部材と、外周ガイド部材の中心側にベルト挿通空間をあけて嵌合され他方のコンベヤベルトを案内する湾曲状浮上ガイド面が外周部に形成された中心ガイド部材とで構成したものである。
【0007】
上記構成によれば、コンベヤベルトを浮上ガイド面によりエア層を介して案内するので、摩擦抵抗をほとんど無くすことができ、高速化に容易に対応できるとともにコンベヤベルトの寿命も長くでき、さらにベルトコンベヤの駆動動力を削減することができる。また、湾曲形段目の外周ガイド部材の軸心部に中心ガイド部材を配置したので、キャリアベルトとリターンベルトとをそれぞれ案内する屈曲ガイドを小型化することができ、屈曲部の全体構造を軽量化、コンパクト化することができる。
【0008】
請求項2記載のベルトコンベヤ設備は、上流反転部の反転ローラと下流反転部の反転ローラとの間に巻回された無端状のコンベヤベルトの上流ベルト移動経路から下流ベルト移動経路に、コンベヤベルトが所定の変向角を有して転向された屈曲部を設け、前記屈曲部に、下流ベルト移動経路の上方に前記変向角の1/2傾斜して配置されて、コンベヤベルトを上流ベルト移動経路と下流ベルト移動経路の上方で逆送される折返し経路部との間で転向させる第1屈曲ガイドと、他方のベルト移動経路に直交して配置されて、コンベヤベルトを前記折返し経路部と下流ベルト移動経路との間で反転させる第2屈曲ガイドとを設け、前記第1屈曲ガイドおよび第2屈曲ガイドを請求項1記載のコンベヤベルトの案内装置により構成したものである。
【0009】
上記構成によれば、コンベヤベルトの屈曲部を、浮上ガイド面を有する第1屈曲ガイドおよび第2屈曲ガイドにより構成して、コンベヤベルトの転向部をエア層を介して案内するので、コンベヤベルトの転向部における摩擦抵抗をほとんど無くすことができ、大きい角度の屈曲部が多くても、高速化に容易に対応でき、コンベヤベルトの寿命も長くできるとともに、ベルトコンベヤの駆動動力を削減することができる。
【0010】
請求項3のベルトコンベヤ設備は、上流反転部の反転ローラと下流反転部の反転ローラとの間に巻回された無端状のコンベヤベルトの上流ベルト移動経路と下流ベルト移動経路の間に、急転向部を設け、この急転向部で、コンベヤベルトのうちキャリアベルトに所定の変向角を有して転向される複数の変角中間経路部を屈曲部を介して接続するとともに、リターンベルトを垂直姿勢にして湾曲させ連続させる湾曲ベルト移動経路を設け、前記屈曲部に、下流ベルト移動経路の上方に配置されてコンベヤベルトを上流ベルト移動経路から折返し経路部に転向させる第1屈曲ガイドと、コンベヤベルトを前記折返し経路部から下流ベルト移動経路に反転させる第2屈曲ガイドとを設け、前記第1屈曲ガイドおよび第2屈曲ガイドの少なくとも一方を請求項1記載のコンベヤベルトの案内装置により構成したものである。
【0011】
上記構成によれば、急転向部に、リターンベルトを垂直姿勢として任意方向に湾曲させる湾曲ベルト移動経路を設けるとともに、キャリアベルトを複数の屈曲部を介して変角中間経路を接続したので、急カーブやUターン、複雑なカーブの連続などの急転向部に容易に対応することができ、別駆動のコンベヤも不要となる。また、各屈曲ガイドの浮上ガイド面によりコンベヤベルトの転向部における摩擦抵抗をほとんど無くすことができるので、大きい角度の屈曲部が多くても高速化に容易に対応でき、延伸も容易でコンベヤベルトの寿命も長くできるとともに、ベルトコンベヤの駆動動力を削減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
ここで、本発明に係る土砂排出用のベルトコンベヤ設備の第1の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
【0013】
図1は延伸式ベルトコンベヤ設備の屈曲部1を拡大した概略平面を示し、図1には、上流ベルトストレージを有する延伸部と、コンベヤ駆動モータを有するコンベヤ駆動部は省略されている。
【0014】
図2,図3に示すように、このベルト移動経路2A,2Bで上面となる往路部では、移動方向に一定間隔ごとに中央の水平ローラと両側の傾斜ローラからなるキャリアローラ4により、キャリアベルト(往路部のコンベヤベルト)3Aがトラフ形断面に支持され、また複路部ではフラット型のリターンローラ5によりリターンベルト(複路部のコンベヤベルト)3Bが案内されている。
【0015】
この屈曲部1は、上流ベルト移動経路2Aと下流ベルト移動経路2Bとをたとえば90度の変向角θを有して転向されるもので、この屈曲部1には、下流ベルト移動経路2Bのキャリアベルト3A上方で、上流ベルト移動経路2Aに対して変向角θ/2、すなわち45度傾斜して配置されてコンベヤベルト3A,3Bを下流ベルト移動経路2Bの上方で反対方向の折返し経路部2Cに導出する第1屈曲ガイド11と、折返し経路部2Cと下流ベルト移動経路2Bに直交するように配置されてコンベヤベルト3A,3Bを反転させる第2屈曲ガイド12とが設けられている。
【0016】
前記第1屈曲ガイド11は、図4,図5に示すように、外周面にキャリアベルト3Aを案内する浮上ガイド面14aが形成された外周ガイド部材14と、リターンベルト3Bを案内する浮上ガイド面15aが形成された中心ガイド部材15とで構成されている。そして、外周ガイド部材14と中心ガイド部材15は、同一軸心上に互いに平行で所定の間隔(ベルト挿通空間13)をあけて嵌合する中空状の半円弧形断面にそれぞれ形成され、占有スペースが小さく形成されている。なおここで中心ガイド部材15を円筒形や半円筒形に形成してもよい。そして、外周ガイド部材14と中心ガイド部材15の中空部がエアヘッダ空間14b,15bに構成されている。さらに、外周ガイド部材14と中心ガイド部材15の浮上ガイド面14a,15aには、エアヘッダ空間14b,15bに連通される多数のエア噴射孔16,17と、エアポート14c,15cとが設けられ、エアポンプユニット18からエアホース19を介してエアヘッダ空間14b,15bにそれぞれ圧縮空気が供給されて、エア噴射孔16,17からコンベヤベルト3A,3Bに向かって圧縮空気が噴射される。なお、第1屈曲ガイド11の浮上ガイド面14a,15aは、それぞれの軸心に対して所定の傾斜角を持つ螺旋形の帯状面状に形成されている。
【0017】
これにより、キャリアベルト3Aおよびリターンベルト3Bは、外周ガイド部材14と中心ガイド部材15の浮上ガイド面14a,15aにより、多数のエア噴射孔16,17を介して噴出されるエア層の圧力によって浮上された状態で保持され、摩擦抵抗も殆ど無く反転移動される。そして、キャリアベルト3Aにより搬送されてきた土砂は、外周ガイド部材14の巻回部分で下流ベルト移動経路2Bのキャリアベルト3A上に投下移載される。
【0018】
第2屈曲ガイド12は、キャリアベルト3Aおよびリターンベルト3Bを折返し経路部2Cと下流ベルト移動経路2Bとの間で180度反転させるもので、第1屈曲ガイド11と同一構造であるが、外周ガイド部材14がリターンベルト3Bを案内し、中心ガイド部材15がキャリアベルト3Aを案内する点で相違し、各浮上ガイド面14d,15dがその軸線に対して直角な円柱面に形成されている点で相違する。なお他の部分は同一であるため、同一符号を付して説明を省略する。
【0019】
これにより、第2屈曲ガイド12では、第1屈曲ガイド11から折返し経路部2Cから導入されるキャリアベルト3Aが、ベルト挿通空間13の上部開口から中心ガイド部材15の浮上ガイド面15dに導入されて案内され、そしてベルト挿通空間13の下部開口から下流ベルト移動経路2Bに導出される。一方、下流側ベルト移動経路2Bに沿って外周ガイド部材14の下部に導入されたリターンベルト3Bは、浮上ガイド面14dに案内されて反転され折返し経路部2Cを介して第1屈曲ガイド11に導出される。
【0020】
上記実施の形態において、反転ローラ6aを有する上流端反転部6に設けられた投入部7では、キャリアベルト3A上に土砂が投入されて搬送され、屈曲部1でキャリアベルト3Aが第1屈曲ガイド11の外周ガイド部材14に巻回されることにより、下流ベルト移動経路2Bのキャリアベルト3A上に投下される。
【0021】
この時のキャリアベルト3Aは、外周ガイド部材14の上部から浮上ガイド面14aに案内されて転向され、折返し経路部2Cから第2屈曲ガイド12に導入される。第2屈曲ガイド12では、キャリアベルト3Aはベルト挿通空間13の上部開口に導入され、中心ガイド部材15の浮上ガイド面15dに案内されて下流側ベルト経路2Bに導出される。そして、下流側ベルト経路2Bのキャリアベルト3Aにより搬送された土砂は、反転ローラ8aを有する下流端反転部8の排出部9から排出される。
【0022】
また下流端反転部8から下流側ベルト経路2Bの複路に沿って移動されたリターンベルト3Bは、第2屈曲ガイド12で外周ガイド部材14の下部に導入されて浮上ガイド面14dに案内されて反転された後、折返し経路部2Cから第1屈曲ガイド11に導入される。そして第1屈曲ガイド11では、リターンベルト3Bはベルト挿通空間13の下部開口から中心ガイド部材15の浮上ガイド面15aに案内され、上流移動経路2Aの複路部に導出される。
【0023】
上記構成によれば、コンベヤベルト3A,3Bは、屈曲部1で屈曲ガイド11,12の外周ガイド部材14と中心ガイド部材15によりそれぞれ浮上ガイド面14a,14d,15a,15dを介して案内され、これら浮上ガイド面14a,14d,15a,15dでは、多数のエア噴射孔16,17から噴出される圧縮空気層により、コンベヤベルト3A,3Bを浮上ガイド面14a,14d,15a,15dから離間させて無接触で保持することができるので、摩擦抵抗を殆ど無くすことができてコンベヤベルト3A,3Bの高速移動、大量搬送を容易に実施することができる。また、摩擦抵抗がすくないため、コンベヤベルト3A,3Bの摩耗や損傷を大幅に減少させて寿命も長くでき、ベルトコンベヤの駆動動力を削減して運転コスト低減に寄与できる。
【0024】
なお、上記実施の形態では、ベルト移動経路2A,2Bの変向角θを90度としたが、図7に示すように、90度以上(図では150度)や90度以下であってもよく、これを複数個所設置することにより、任意のカーブに沿って搬送することができる。さらにベルト移動経路2A,2Bの反転部6,8に、第2屈曲ガイド12を配置することもできる。
【0025】
次に、他のベルトコンベヤ設備の第2の実施の形態を図8および図9に基づいて説明する。
この実施の形態は、延伸式ベルトコンベヤ設備において、急カーブやUターン、複雑なカーブの連続など搬送経路の急転向部20に対応可能なもので、急な湾曲経路部分のコンベヤベルト3A,3Bを垂直姿勢で移動する湾曲ベルト移動経路2Dを形成することにより、コンベヤベルト3A,3Bの移動経路の変向を容易に行うことができるようにしたものである。
【0026】
この急転向部20には、上流ベルト移動経路2Aの下流端の第1変向部21と、下流ベルト移動経路2Bの上流端の第2変向部22に、コンベヤベルト3A,3Bを垂直姿勢で任意方向に湾曲して移動させる湾曲ベルト移動経路2Dが設けられ、上流ベルト移動経路2Aおよび下流ベルト移動経路2Bの水平姿勢と、湾曲ベルト移動経路2Dの垂直姿勢の間で、コンベヤベルト3A,3Bを転向させる第1〜第3屈曲ガイド31〜33がそれぞれ配置されている。
【0027】
すなわち、第1変向部21には、上流ベルト移動経路2Aに対してたとえば45度傾斜して配置されて、上流ベルト移動経路2Aと側方に伸びる変向経路部2Eとの間でコンベヤベルト3A,3Bを水平姿勢の状態で90度変向させる第1屈曲ガイド31と、前記変向経路部2Eと上方に立ち上げられた垂直経路部2Fの間でコンベヤベルト3A,3Bを転向させる第2屈曲ガイド32と、前記垂直経路部2Fと垂直姿勢で移動する湾曲ベルト移動経路2Dとの間でコンベヤベルト3A,3Bを捻じる第3屈曲ガイド33がそれぞれ設けられている。
【0028】
前記第1変向部21の第1屈曲ガイド31は、先の実施の形態の第1屈曲ガイド11と同一構造であるため、同一符号を付して説明を省略する。
また第2屈曲ガイド32は、外周面にキャリアベルト3Aを案内する浮上ガイド面34aが形成された1/4円弧状断面の外周ガイド部材34と、リターンベルト3Bを案内する浮上ガイド面35aが形成された1/4円弧状断面の中心ガイド部材35とで構成されている。そして、外周ガイド部材34と中心ガイド部材35は、同一軸心上に所定の間隔(ベルト挿通空間13)をあけて嵌合され、占有スペースが小さく形成されている。その他は、先の実施の形態の第1屈曲ガイド31と同一に構成されて、内部にエアヘッダ空間が設けられるとともにまた浮上ガイド面35aに開口するエア噴射孔が多数穿設されている。
【0029】
さらに第3屈曲ガイド33は、垂直経路部2Fと湾曲ベルト移動経路2Dのコンベヤベルト3A,3Bに対して45度傾斜して配置されており、先の実施の形態の第1屈曲ガイド11と同一構造であるため、同一符号を付して説明を省略する。
【0030】
湾曲ベルト移動経路2Dには、垂直姿勢のコンベヤベルトを案内するフラット型のキャリアローラ36およびリターンローラ37が配置されている。
第2変向部22には、湾曲ベルト移動経路2Dと垂直経路部2Fに対してそれぞれ45度傾斜して配置されて湾曲ベルト移動経路2Dの垂直姿勢のコンベヤベルト3A,3Bを下方に立ち下げる垂直経路部2Fに案内する第3屈曲ガイド33と、垂直経路部2Fから変向経路部2Eにコンベヤベルト3A,3Bを転向させる第2屈曲ガイド32と、第2屈曲ガイド32から下流ベルト移動経路2Bにコンベヤベルト3A,3Bを90度転向して復帰させる第1屈曲ガイド31とで構成されている。
【0031】
なお、第1変向部21で第1屈曲ガイド31のキャリアベルト3Aから投下された土砂は、複数の搬送コンベヤ41A〜41Fを介して第2変向部22で第1屈曲ガイド31により転向されたキャリアベルト3A上に投入される。
【0032】
上記構成によれば、コンベヤベルト3A,3Bは、急転向部20の第1変向部21と第2変向部22とで、屈曲ガイド31,32,33の外周ガイド部材14,34と中心ガイド部材15,35によりそれぞれ浮上ガイド面を介して案内され、これら浮上ガイド面で多数のエア噴射孔16,17から噴出される圧縮空気層により、コンベヤベルト3A,3Bが無接触で保持されるので、摩擦抵抗を殆ど無くすことができてコンベヤベルト3A,3Bの高速移動、大量搬送を容易に実施することができる。また、屈曲部分が多いこのような急転向部20であっても、摩擦抵抗が少ないため、コンベヤベルト3A,3Bの摩耗や損傷を大幅に減少させることができ、寿命も長くでき、ベルトコンベヤの駆動動力を削減して運転コスト低減に寄与できる。
【0033】
【発明の効果】
以上に述べたごとく請求項1記載のコンベヤベルトの案内装置によれば、コンベヤベルトを浮上ガイド面によりエア層を介して案内するので、摩擦抵抗をほとんど無くすことができ、高速化に容易に対応できるとともにコンベヤベルトの寿命も長くでき、さらにベルトコンベヤの駆動動力を削減することができる。また、湾曲形段目の外周ガイド部材の軸心部に中心ガイド部材を配置したので、キャリアベルトとリターンベルトとをそれぞれ案内する屈曲ガイドを小型化することができ、屈曲部の全体構造を軽量化、コンパクト化することができる。
【0034】
請求項2記載のベルトコンベヤ設備によれば、コンベヤベルトの屈曲部を、浮上ガイド面を有する第1屈曲ガイドおよび第2屈曲ガイドにより構成して、コンベヤベルトの転向部をエア層を介して案内するので、コンベヤベルトの転向部における摩擦抵抗をほとんど無くすことができ、大きい角度の屈曲部が多くても、高速化に容易に対応でき、コンベヤベルトの寿命も長くできるとともに、ベルトコンベヤの駆動動力を削減することができる。
【0035】
請求項3記載のベルトコンベヤ設備によれば、急転向部に、リターンベルトを垂直姿勢として任意方向に湾曲させる湾曲ベルト移動経路を設けるとともに、キャリアベルトを複数の屈曲部を介して変角中間経路を接続したので、急カーブやUターン、複雑なカーブの連続などの急転向部に容易に対応することができ、別駆動のコンベヤも不要となる。また、各屈曲ガイドの浮上ガイド面によりコンベヤベルトの転向部における摩擦抵抗をほとんど無くすことができるので、大きい角度の屈曲部が多くても高速化に容易に対応でき、延伸も容易でコンベヤベルトの寿命も長くできるとともに、ベルトコンベヤの駆動動力を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るベルトコンベヤ設備の第1の実施の形態を示す平面図である。
【図2】 図1に示すA−A矢視図である。
【図3】 図1に示すB−B矢視図である。
【図4】 (a)(b)は同ベルトコンベヤ設備の屈曲部に設けられる第1屈曲ガイドを示し、(a)は外周ガイド部材と中心ガイド部材の分解斜視図、(b)は外周ガイド部材と中心ガイド部材の組立斜視図である。
【図5】 同ベルトコンベヤの外周ガイド部材および中心ガイド部材の横断面図である。
【図6】 (a)〜(c)は同ベルトコンベヤの屈曲部に設けられる第2屈曲ガイドを示し、(a)は外周ガイド部材と中心ガイド部材の組立斜視図、(b)は外周ガイド部材の正面図、(c)は中心ガイド部材の正面図である。
【図7】 ベルトコンベヤ設備の屈曲部の変形例を示す平面図である。
【図8】 本発明に係るベルトコンベヤ設備の第2の実施の形態を示す平面図である。
【図9】 図8に示すC−C矢視図である。
【符号の説明】
1 屈曲部
2A 上流ベルト移動経路
2B 下流ベルト移動経路
2C 折返し経路部
2D 湾曲ベルト移動経路
2E 変向経路部
2F 垂直経路部
2Ga〜2Gg 変角中間経路部
3A キャリアベルト
3B リターンベルト
11 第1屈曲ガイド
12 第2屈曲ガイド
13 ベルト挿通空間
14 外周ガイド部材
14a 浮上ガイド面
14b エアヘッダ空間
14c エアポート
15 中心ガイド部材
15a 浮上ガイド面
15b エアヘッダ空間
15c エアポート
16 エア噴射孔
17 エア噴射孔
20 急転向部
21 第1変向部
22 第2変向部
31 第1屈曲ガイド
32 第2屈曲ガイド
33 第3屈曲ガイド
34 外周ガイド部材
34a 浮上ガイド面
35 中心ガイド部材
35a 浮上ガイド面
41A〜41F 搬送コンベヤ

Claims (3)

  1. ベルト移動経路の屈曲部または折り返し部に配置されるコンベヤベルトの案内装置であって、
    コンベヤベルトを案内する屈曲ガイドに、湾曲状浮上ガイド面を外周部に形成するとともに、該浮上ガイド面にコンベヤベルトを浮上可能なエア層を形成する多数のエア噴射孔を形成し、
    前記屈曲ガイドを、往路部および複路部のコンベヤベルトの一方を案内する浮上ガイド面が外周部に形成された湾曲形断面の外周ガイド部材と、外周ガイド部材の中心側にベルト挿通空間をあけて嵌合され他方のコンベヤベルトを案内する湾曲状浮上ガイド面が外周部に形成された中心ガイド部材とで構成した
    ことを特徴とするコンベヤベルトの案内装置。
  2. 上流反転部の反転ローラと下流反転部の反転ローラとの間に巻回された無端状のコンベヤベルトの上流ベルト移動経路と下流ベルト移動経路との間に、コンベヤベルトを所定の変向角を介して転向された屈曲部を設け、
    前記屈曲部に、下流ベルト移動経路の上方に配置されてコンベヤベルトを上流ベルト移動経路から折返し経路部に転向させる第1屈曲ガイドと、コンベヤベルトを前記折返し経路部から下流ベルト移動経路に反転させる第2屈曲ガイドとを設け、
    前記第1屈曲ガイドおよび第2屈曲ガイドの少なくとも一方を請求項1記載のコンベヤベルトの案内装置により構成した
    ことを特徴とするベルトコンベヤ設備。
  3. 上流反転部の反転ローラと下流反転部の反転ローラとの間に巻回された無端状のコンベヤベルトの上流ベルト移動経路と下流ベルト移動経路の間に、急転向部を設け、
    この急転向部で、コンベヤベルトのうちキャリアベルトに所定の変向角を有して転向される屈曲部を介して複数の変角中間経路部を接続するとともに、リターンベルトを垂直姿勢にして湾曲させ連続させる湾曲ベルト移動経路を設け、
    前記屈曲部に、下流ベルト移動経路の上方に配置されてコンベヤベルトを上流ベルト移動経路から折返し経路部に転向させる第1屈曲ガイドと、コンベヤベルトを前記折返し経路部から下流ベルト移動経路に反転させる第2屈曲ガイドとを設け、
    前記第1屈曲ガイドおよび第2屈曲ガイドの少なくとも一方を請求項1記載のコンベヤベルトの案内装置により構成した
    ことを特徴とするベルトコンベヤ設備。
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