JP3864021B2 - ビデオカメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、固体撮像素子を用いたビデオカメラに関し、特に固体撮像素子のキズの箇所を特定し補正する機能を有するビデオカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、画像撮像用のデバイスとして、CCD撮像素子やCMOS撮像素子などの固体撮像素子を用いたビデオカメラやデジタルスチルカメラが商品化されている。
【0003】
これらの商品に利用される固体撮像素子において、良好な画質の映像を得るためには、固体撮像素子上のすべての画素に関して欠陥や不良がないことが重要となる。
【0004】
これは、画素に欠陥や不良があった場合、被写体の種類や明るさによらず、その画素が常に白点や黒点となる、いわゆる白キズや黒キズと呼ばれる現象が発生し、映像の品質を大きく低下させる原因になるためである。
【0005】
しかし、固体撮像素子の画素数の増加や、固体撮像素子自体のサイズの縮小化などにより、各画素の高密度化が進み、製造時における画素の欠陥や不良の発生する確率が高くなっており、歩留りも低くなっている。これは、固体撮像素子を使用した機器のコストを上昇させる原因になっていた。
【0006】
これらの問題を解決するため、従来さまざまな提案がなされている。「CCDビデオカメラシステム(特開平7−58987号公報)」では、欠陥画素の存在位置がキズになっているCCD撮像素子を用いたビデオカメラシステムにおいて、欠陥画素に近接する近接画素の信号値から、当該欠陥画素の信号値を推定し補償することにより、映像の品質を保つことのできる方法を提案している。
【0007】
また、「欠陥画素検出装置(特開平9−102912号公報)」では、撮像素子から得られる画像信号を所定の回数積分し、その値を所定のしきい値と比較することにより、欠陥画素を検出する方法を提案している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ビデオカメラを安価な回路で構成し、生産コストを抑えることは一般的に要求されていることであるが、特開平9−102912号公報の提案では、製造後に発生する欠陥画素に対しても対応可能である一方で、信号値を所定回数積分し、しきい値と比較する方法をとるため、全画素数分の積分値を保存するための記憶装置が必要となり、大幅なコストの上昇は避けられない。
【0010】
そこで、本発明はかかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、固体撮像素子を用いたビデオカメラにおいて、安価な回路で固体撮像素子の欠陥画素を補正することができるビデオカメラを提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】
この発明の一つの局面によるビデオカメラは、各々が、RGBのうち1種類の色情報に対応する複数の画素で構成される固体撮像素子と、固体撮像素子の欠陥画素を記録する欠陥画素記録手段と、複数の画素のうち、欠陥画素記録手段に記録される欠陥画素について、対応する1種類の色情報を補正する補正手段と、複数の画素のそれぞれに対して、欠落した2種類の情報を補間する色信号補間処理を行なうための色信号補間手段と、固体撮像素子から出力される第1複数個のラインの画素を時系列に記録する第1複数個のラインメモリとを備え、補正手段は、第1複数個のラインメモリに記憶される画素データを用いて、補正を行ない、色信号補間手段は、第1複数個のラインメモリのうちの第2複数個のラインメモリに記録される画素データを用いて、色信号補間処理を行なう。
【0027】
したがって、当該ビデオカメラによると、欠陥画素の色情報を補間する補間回路と、欠落している色情報を補うための色信号補間回路とで、互いにラインメモリを共有する。したがって、回路面積が大幅に削減される。
【0028】
好ましくは、固体撮像素子から出力される画素の座標を算出する座標カウント手段をさらに備え、欠陥画素記録手段は、欠陥画素の座標が固体撮像素子から出力される画素の順番で記録され、または記録される欠陥画素の座標が固体撮像素子から出力される画素の順番で読出され、補正手段は、座標カウント手段の出力と、欠陥画素記録手段から読出される座標とが一致した場合に、補正を実施する。
【0029】
したがって、当該ビデオカメラによると、固体撮像素子から出力される画素の順番に従って補正を行なうことができるため、回路構成を簡昜化することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るビデオカメラについて図を用いて詳細に説明する。なお、図において同一または相当部分には同一記号または同一符号を付しその説明を省略する。
【0031】
図1は、本発明の実施の形態によるビデオカメラシステムの構成の概要を示すブロック図である。図1において、1は、被写体が暗い場合に被写体に光をあてるための照明である。2は、後述するレンズの保護およびCCD撮像素子6へ入射する光を遮光するためのレンズ保護シャッタである。レンズ保護シャッタ2は、マイコン8からの制御により開閉する。3は、レンズのフォーカスを駆動するためのフォーカス駆動装置である。4は、被写体からの光をCCD撮像素子6に集光するためのフォーカス調整が可能なレンズを含むレンズ部である。5は、CCD撮像素子6を駆動するためのCCD駆動回路である。6は、レンズ4で集光された被写体からの光を電気信号に変換するCCD撮像素子である。7は、CCD撮像素子6上の既知のキズの位置を示すキズ座標データや、映像信号処理を行なうために必要なデータを記録するためのフラッシュメモリである。8は、照明1、フォーカス駆動装置3、CCD駆動回路5等を含むビデオカメラ全体の動作を制御するためのマイコンである。9は、CCD撮像素子6から出力されるアナログの電気信号を増幅し、デジタル信号に変換するCDS/AGC/AD回路である。
【0032】
10は、CCD撮像素子6上の画素欠陥で、黒キズとみなす信号レベルを記憶する黒キズレベルレジスタである。11は、CDS/AGC/AD回路9から出力されるデジタルの映像信号と、黒キズレベルレジスタ10の値とを比較して、現在処理中の画素が黒キズであるか否かを判定するための黒キズ判定回路である。
【0033】
12は、CCD撮像素子6上の画素欠陥で、白キズとみなす信号レベルを記憶するための白キズレベルレジスタである。13は、CDS/AGC/AD回路9から出力されるデジタルの映像信号と、白キズレベルレジスタ12の値とを比較して、現在処理中の画素が白キズであるか否かを判定するための白キズ判定回路である。
【0034】
さらに、14は、現在処理中の画素の座標をカウントするための座標カウント回路である。15は、後述するキズ座標記録メモリ16に記録されたキズ座標と座標カウント回路14の座標とが一致した場合に、現在処理中の画素が白キズまたは黒キズのある欠陥画素であると認識し、欠陥画素の周辺画素の信号レベルにより欠陥画素の信号レベルを推定し補正を行なうキズ補正回路である。16は、黒キズ判定回路11または白キズ判定回路13により欠陥画素であると判定された画素の座標データを記録するためのキズ座標記録メモリである。17は、キズ補正回路15から出力されるキズ補正済の信号に対して、色信号の補間やガンマ補正等の処理を行ない、最終出力の映像信号を生成するための映像信号処理回路である。30は、ON/OFF信号により内部に含まれる各回路に電源電圧を供給し、または供給を停止する電源である。
【0035】
次に、本発明によるビデオカメラの通常動作時の動きについて、図2を用いて説明する。図2は、本発明によるビデオカメラの通常動作時における処理の流れを説明するためのフローチャートである。通常動作時、ビデオカメラの電源30が入る(ON)と、マイコン8からの制御によりビデオカメラの初期設定が行なわれる。初期設定においては、フォーカス駆動装置3(ステップS1)、CCD駆動回路5(ステップS2)、CDS/AGC/AD回路9(ステップS3)、映像信号処理回路17(ステップS4)の初期化がそれぞれ実行される。
【0036】
次に、フラッシュメモリ7に記録されたCCD映像素子6上の既知のキズ座標データが読出される(ステップS5)。そして、マイコン8を介して、読出された既知のキズ座標データがキズ座標記録メモリ16に書込まれる(ステップS6)。これらの初期化が完了すると、マイコン8は、レンズ保護シャッタ2に対しシャッタを開くように指示する(ステップS7)。これにより、レンズ部4のレンズに被写体からの光が入射するようになる。
【0037】
シャッタが開いた後は、マイコン8からの指示により、フォーカス駆動装置3によるフォーカス調整(ステップS10)、CDS/AGC/AD回路9によるオートゲイン調整(ステップS11)、CCD駆動回路5による電子シャッタ制御(ステップS12)、映像信号処理回路17における映像信号処理や映像調整(ステップS13)が行なわれる。また、照明が必要か否かの判定が行なわれ(ステップS8)、被写体が暗く照明が必要な場合には、照明1を点灯して被写体に光をあてる(ステップS9)。
【0038】
ステップS8〜ステップS13の処理を順次、繰返し行ない、被写体の変化に対して最適な映像が得られるように制御される。
【0039】
次に、通常動作時における信号の流れについて説明する。レンズに入射した被写体からの光は、CCD撮像素子6に集光される。CCD撮像素子6は、CCD駆動回路5によって駆動され、集光された光はアナログの電気信号に変換される。CCD撮像素子6から出力されるアナログの電気信号は、CDS/AGC/AD回路9に入力される。CDS/AGC/AD回路9では、信号のサンプリング、マイコン8からの指示によるゲインコントロール処理を経て、アナログ/デジタル変換が施され、デジタル信号が出力される。CDS/AGC/AD回路9からの出力信号は、座標カウント回路14、およびキズ補正回路15に入力される。座標カウント回路14では、CDS/AGC/AD回路9から出力される画素の水平ラインおよび垂直ラインのカウントを行なう。
【0040】
水平ラインのカウントは、1水平ラインごとにリセットされ、垂直ラインのカウントは、1フレームごとにリセットされる。これらのカウント値は、キズ補正回路15に送られ、キズ座標メモリ16に記録されたキズ座標と比較される。座標カウント回路14のカウント値とキズ座標メモリ16に記録されたキズ座標とが一致しない場合には、当該座標に対応する画素は正常とみなされ、CDS/AGC/AD回路9からキズ補正回路15に入力された信号は、そのまま後段の映像信号処理回路17に送られる。
【0041】
座標カウント回路14のカウント値とキズ座標メモリ16に記録されたキズ座標とが一致した場合には、当該座標に対応する画素は欠陥画素とみなされ,キズ補正回路15に入力された信号に対し補正処理が施された後、後段の映像信号処理回路17に送られる。
【0042】
キズ補正回路15による欠陥画素の補正方法の一例を、図3〜図5に示す。図3は、ラインメモリ等を使用しないで、簡昜に欠陥画素を補正する場合の補正方法について説明するための概念図である。図3において、(X−6)〜(X+5)は、水平方向の画素位置を、(Y−2)〜Yは、垂直方向の画素位置をそれぞれ表わしている。座標(X、Y)に位置する画素を欠陥画素とする。
【0043】
原色カラーフィルタのCCD撮像素子を全画素読出モードで全画素読出した場合、緑(G)→青(B)→緑(G)→青(B)と繰返されるラインと、赤(R)→緑(G)→赤(R)→緑(G)と繰返されるラインとが交互に現われる。図3に示される補正方法では、座標(X、Y)の赤色の欠陥画素に対し、同じ赤色の画素で欠陥画素の近傍にある座標(X−2、Y)と座標(X+2、Y)とのそれぞれの信号を加算して2で割ったものを算出し、当該算出値を欠陥画素の補正信号として使用する。
【0044】
この補正方法は、ラインメモリ等を使用しないため、簡昜な回路で実現されるが、水平方向のみの補正であるため、垂直方向の模様などを撮像した場合に適切に補正できない場合もある。また、同じ水平ライン上で、互いに近接する同色の画素がともに欠陥画素である場合には、欠陥画素の信号を利用して補正信号を作成することになるため、適切な補正が行なえない。
【0045】
これに対し、4ライン分のラインメモリを使用した補正方について、図4および図5を用いて説明する。図4および図5は、4ライン分のラインメモリを使用した補正方法について説明するための概念図である。図4は、欠陥画素が緑色の画素である場合に、図5は、欠陥画素が赤色の画素である場合それぞれ対応している。図4〜5において、(X−6)〜(X+5)は、水平方向の画素位置を、(Y−2)〜(Y+2)は、垂直方向の画素位置をそれぞれ表わしている。座標(X、Y)に位置する画素を欠陥画素とする。
【0046】
図4〜図5に示される補正方法では、4つのラインメモリに格納される4ライン分の画素データと、直接入力される1ライン分の画素データとの合計5ライン分の画素データを使用する。
【0047】
図4に示される補正では、座標(X、Y)の緑色の欠陥画素に対して、同じ緑色の画素で当該欠陥画素の近傍にある座標(X−1、Y−1)、座標(X+1、Y−1)、座標(X−1、Y+1)および座標(X+1、Y+1)のそれぞれの信号を加算して4で割ったものを算出し、当該算出値を欠陥画素の補正信号として使用する。
【0048】
図5に示される補正では、座標(X、Y)の赤色の欠陥画素に対して、同じ赤色の画素で当該欠陥画素の近傍にある座標(X−2、Y−2)、座標(X、Y−2)、座標(X+2、Y−2)、座標(X−2、Y)、座標(X+2、Y)、座標(X−2、Y+2)、座標(X、Y+2)および座標(X+2、Y+2)のそれぞれの信号を加算して8で割ったものを算出し、当該算出値を欠陥画素の補正信号として使用する。
【0049】
なお、上述した例では、欠陥画素が赤色の画素である場合について説明したが、他の色の画素である場合においても同様に補正が可能である。
【0050】
図4、図5で示した4ライン分のラインメモリを使用した補正方法では、水平ラインと垂直ラインとが考慮されるため、ラインメモリを使用しない場合に比較して適切な補正を行なうことができる。また、同色の画素が連続で欠陥画素になっている場合においても、欠陥画素が1ヵ所に集中して発生しない限りある程度の補正が可能となる。
【0051】
図1に示されるキズ補正回路15を通過した信号は、映像信号処理回路17に送られ、ガンマ補正、ホワイトバランス調整、色信号補間処理等の処理を経た後に外部に映像信号として出力される。
【0052】
次に、白キズ座標を自動判定する動作について詳細な説明を行なう。図6は、本発明の実施の形態による白キズ判定動作について説明するためのフローチャートである。白キズの判定を行なう場合には、初めにレンズ保護シャッタ2を閉じて(ステップS21)、CCD撮像素子6に入射する光を遮光する。次に、フォーカス駆動装置3を操作して、フォーカスを望遠側に設定する(ステップS22)。このように、フォーカスを故意にずらすことにより、外部からの光の漏れなどによる映像の高周波成分を取除くことができ、正常な画素と白キズのある画素との区別を容易につけることが可能となる。また、ここではフォーカスを望遠側に設定したが、レンズ等の条件によっては広角側に設定して白キズの判定を行なうことも可能である。
【0053】
次に、CCD撮像素子6の電子シャッタを固定し(ステップS23)、CDS/AGC/AD回路9のオートゲイン調整の設定を固定する(ステップS24)。
【0054】
これは、電子シャッタやオートゲイン調整が動作していると、シャッタスピードが変化して白キズ判定が行ないにくくなるためである。また、レンズ保護シャッタ2により光を遮光しているため、オートゲイン調整のゲインが高くなり、ノイズが乗りやすくなるのを防ぐためである。このため、電子シャッタのスピードは低速に、オートゲイン調整値は映像にノイズが重畳しない程度に設定するのが適当である。
【0055】
次に、マイコン8により白キズレベルレジスタ12の設定を行なう(ステップS25)。白キズレベルレジスタ12には、白キズ判定時、白キズ判定回路13において、CDS/AGC/AD回路9から出力された画素の信号レベルと白キズレベルレジスタ12に設定されたしきい値とを比較して、画素の信号レベルの方が高ければ白キズと判定するためのしきい値を設定する。しきい値は、電子シャッタのスピードおよびオートゲイン調整の設定値と関連しているため、これらの設定値に合せて決定する。ステップS21〜S25により、白キズ判定を行なうための初期設定が終了する。
【0056】
次に、白キズ判定を行なう。白キズ判定は、初期設定終了後の次のフレームの開始から1フレーム分行なう(ステップS26)。CDS/AGC/AD回路9から出力される画素の信号レベルと白キズレベルレジスタ12に設定されたしきい値とを比較し(ステップS27)、画素の信号レベルの方が低ければ正常な画素と判定し、次の画素の判定を行なう。画素の信号レベルの方がしきい値よりも高い場合には、白キズと判定し、座標カウント回路14のカウント値である座標データをキズ座標記録メモリ16に書込み(ステップS28)、次の画素の判定を行なう。以上の動作を1フレーム分繰返し、判定作業を終了する。
【0057】
次に、マイコン8によりキズ座標記録メモリ16に登録されている白キズ座標データを読出し(ステップS29)、フラッシュメモリ7に書込む(ステップS30)。この動作により、電源30を切っても(OFFしても)、白キズ座標の情報が残るため、次回の電源投入時(ON)に白キズの座標位置を再判定しなくてもよい。
【0058】
以上で、白キズの自動判定動作を終了し通常動作にもどる。この白キズの自動判定動作は、ビデオカメラの製造時に行なう。なお、任意のタイミングで、外部からマイコン8に対して、上述した白キズ判定処理(または、後述する黒キズ判定処理)を行なうことを要求することも可能である。マイコン8は、外部からのキズ判定指示を受けると、図6(後述する図7、図8も含む)に示すキズ判定処理を実行させる。
【0059】
これにより、製造後においても、ユーザが新たな白キズを発見した場合でも任意のタイミングで上記処理を実施することができる。したがって、製造後に宇宙線等の影響で白キズが増加しても、白キズ判定処理を行ない、判定結果に応じて当該白キズに対する補正を行なうことができる。また、機器によっては一定周期または電源投入ごとに毎回白キズ判定を行なうこともできる。
【0060】
次に、黒キズ座標を自動判定する動作について詳細な説明を行なう。図7は、本発明の実施の形態による黒キズ判定動作について説明するためのフローチャートである。黒キズ判定を行なう場合には、レンズ保護シャッタ2をオープンにして行なう(ステップS41)。次に、フォーカス駆動装置3を操作して、フォーカスが最もずれた状態に設定する(ステップS42)。これは、フォーカスをずれた状態にすることにより、レンズ保護シャッタ2をオープンにしていることによる被写体や外光の映像から高周波数成分を取除くためである。
【0061】
次に、CCD撮像素子6の電子シャッタを固定し(ステップS43)、CDS/AGC/AD回路9のオートゲイン調整の設定値を固定する(ステップS44)。黒キズ判定の場合にも、白キズ判定時と同様に、電子シャッタスピードは低速に、オートゲイン調整値は映像にノイズが乗らない程度に設定するのが適当である。
【0062】
これは、照明1を点灯し、CCD撮像素子6の電子シャッタスピードを低速にすることにより、CCD撮像素子6の出力を飽和に近い状態で使用するためである。
【0063】
ただし、照明1にフラッシュなどの瞬間にしか点灯しないものを使用する場合には、電子シャッタスピードはその点灯時間以下に設定する必要がある。また、黒キズ判定時は、CCD撮像素子6の出力を飽和に近い状態で使用するために、被写体を白い壁などにしたり、反射板を利用する等を行なうことがなおよい。
【0064】
次に、マイコン8により、黒キズレベルレジスタ10の設定を行なう(ステップS45)。黒キズレベルレジスタ10には、黒キズ判定時、黒キズ判定回路11において、CDS/AGC/AD回路9から出力された画素の信号レベルと黒キズレベルレジスタ10に設定されたしきい値とを比較して、画素の信号レベルの方が低ければ黒キズと判定するためのしきい値を設定する。しきい値は、電子シャッタのスピードおよびオートゲイン調整値の設定値と関連しているため、これらの設定値に合せて決定する必要がある。
【0065】
次に、照明1を点灯する(ステップS46)。照明1にフラッシュなどの瞬間にしか点灯しないものを使用する場合には、映像のフレーム開始時間に点灯を合せる必要がある。ステップS41〜ステップS46により、黒キズ判定を行なうための初期設定が終了する。
【0066】
次に、実際の黒キズ判定を行なう。黒キズ判定は、初期設定終了後の次のフレームの開始から1フレーム分行なう。CDS/AGC/AD回路9から出力される画素の信号レベルと黒キズレベルレジスタ10のしきい値とを比較して(ステップS48)、画素の信号レベルの方が高ければ正常な画素と判定し、次の画素の判定を行なう。
【0067】
また、画素の信号レベルの方がしきい値よりも低い場合には、当該画素の場合には、黒キズとみなし、座標カウント回路14のカウント値である座標データをキズ座標記録メモリ16に書込み(ステップS49)、次の画素の判定を行なう。以上の動作を1フレーム分繰返し、判定作業を終了する(ステップS47)。
【0068】
次に、マイコン8により、キズ座標記録メモリ16に登録された黒キズ座標データを読出し(ステップS50)、フラッシュメモリ7に書込む(ステップS51)。この動作により、電源を切っても黒キズ座標の情報が残るため、次回の電源投入時に黒キズの座標位置を再判定しなくてもよい。
【0069】
以上で、黒キズの自動判定動作が終了し通常動作に戻る。この黒キズの自動判定動作は、ビデオカメラの製造時に行なう。なお、上述したように、マイコン8に対して、外部から任意のタイミングで、黒キズ判定を実行させるための要求を入力することも可能である。これにより、製造後、ユーザが新たな黒キズを発見した場合においても任意のタイミングで上記黒キズ判定処理を実施することができる。したがって、製造後に宇宙線等の影響で黒キズが増加した場合であっても、黒キズ判定処理を行ない、判定結果に応じて補正することができる。
【0070】
本発明の実施の形態では、通常動作で使用する照明1を黒キズの自動判定動作に利用したが、図16に示されるようにレンズ33を包む鏡筒31内に黒キズ判定用の照明32を別途取付け、当該取付けられた照明32により黒キズ判定を行なうように構成してもよい。レンズ33を包む鏡筒31内に取付けられた黒キズ判定用の照明32を用いた黒キズの自動判定動作を、図8に示す。
【0071】
この場合、黒キズ判定時に、レンズ保護シャッタ2をクローズし(ステップS61)、フォーカスは望遠側に設定する(ステップS62)。また、CCD撮像素子6の電子シャッタを固定し(S63)、CDS/AGC/AD回路9のオートゲイン調整の設定値を固定する(ステップS64)。なお、電子シャッタは低速に、オートゲイン調整値は映像にノイズが乗らない程度に設定するのが適当である。マイコン8の制御により、照明32を点灯する(ステップS66)。以下、ステップS67〜S71において、図7におけるステップS47〜ステップS51と同じ処理を実行する。
【0072】
このように動作させることにより、機器が起動するごとに黒キズの自動判定を行なうことが可能になり、前述の白キズの自動判定動作と併せてユーザに手間をかけない完全な白キズおよび黒キズの自動判定を実現したビデオカメラが実現される。
【0073】
次に、図1に示されるビデオカメラにおけるキズ座標記録メモリ16への書込および読出動作の詳細な説明を行なう。本発明の実施の形態では、白キズ判定および黒キズ判定時のいずれにおいても、フレーム開始からCCD撮像素子6が出力する画素の順番でキズの判定を行なう。したがって、キズ座標記録メモリ16には、CCD撮像素子6が出力する画素の順番でキズ座標の記録を行なうことになる。
【0074】
図9は、キズ座標記録メモリ16における記録状況を説明するための概念図である。図9においては、n個のキズ座標が記録されている。キズ座標記録メモリ16には、座標カウント回路14でカウントしている座標データが、キズ座標の判定がされた順、すなわち、CCD撮像素子6が画素信号を出力した順に、アドレスAD0から書込まれる。より具体的には、座標データA0(X0、Y0)、座標データA1(X1、Y1)、…、座標データAn(Xn、Yn)が、アドレスAD0、…、アドレスADnに書込まれることになる。なお、座標データには次の条件が成立している。
(Xn、Yn)>…>(X3、Y3)>(X2、Y2)>(X1、Y1)>(X0、Y0)…(1)
次に、キズ座標記録メモリ16からの座標データの読出例を、図10に示す。図10(a)は、キズ補正前の画素データを、(b)は、キズ座標記録メモリ16からの読出データを、(c)は、キズ補正後の画素データをそれぞれ時系列で表わしている。
【0075】
図10(a)におけるキズ補正前の画素データ(画素P0、画素P1、…、画素P9、…)のうち、画素P2、画素P4、画素P5および画素P8を欠陥画素とする。キズ座標記録メモリ16には、座標データA0に、画素P2の座標が、座標データA1には、画素P4の座標が、座標データA2には、画素P5の座標が、座標データA3には、画素P8の座標が記録されている。
【0076】
キズ座標記録メモリ16からは、アドレスAD0に記録された座標データA0が初めに読出され、座標カウント回路14のカウント値と比較される。このとき、キズ座標データと座標カウント回路14のカウント値との間には、常に、キズ座標データ≦カウント値の関係が成立している。
【0077】
キズ座標データとカウント値とが一致すると、一致した欠陥画素である画素P2に対し、キズ補正回路15で補正が施される。そして、キズ座標記録メモリ16から次の座標データであるアドレスAD1に記録された座標データA1が読出され、座標カウント回路14のカウント値と比較される。これ以降、同様の動作が1フレーム分繰返される。
【0078】
1フレーム分の処理が終了すると、アドレスはリセットされ、再びアドレスAD0の座標データが読出される。白キズの補正と黒キズの補正とを両方実施する場合には、白キズおよび黒キズの判定を終了した後、マイコン8がフラッシュメモリ7に座標データを記録する際に、白キズ座標と黒キズ座標とを区別して記録する。
【0079】
そして、機器の初期化時、フラッシュメモリ7に記録された白キズ座標と黒キズ座標とを順次読出して、座標の小さい順にキズ座標記録メモリ16に書込めばよい。
【0080】
通常、本発明の実施の形態による構成をとらない場合には、キズ座標を記録したメモリから一度、キズの数だけ用意された高速読出可能な回路で構成されたレジスタに座標データを書込み、さらに座標データの数だけ用意された比較回路において座標カウント値と座標データとを比較する必要があり、回路規模が大幅に増加しコストの上昇につながる。しかし、本発明の実施の形態による構成であれば、キズの数に関係なく、1つのレジスタと1つの比較回路とで白キズおよび黒キズ判定を行なうことができるため、簡昜な回路で安価にキズ判定を行なうことが可能となる。
【0081】
なお、本発明の実施の形態では、キズ補正回路15で白キズ補正および黒キズ補正を行なった後、映像信号処理回路17において色信号の補正処理等の映像信号処理を行なっているが、色信号の補間処理回路で使用するラインメモリをキズ補正回路と補間処理回路とで共有することにより回路規模を縮小することが可能となる。
【0082】
図11は、色分離補間回路とキズ補正回路とでラインメモリを共有した場合の構成を示すブロック図である。図11において、18、19、20、21のそれぞれは、画素データを1水平ライン分遅延させるためのラインメモリである。22は、白キズ補正および黒キズ補正を行なうためのキズ補正回路である。23は、赤、緑、青の色信号の分離と、色信号の補間を行なう色分離補間回路である。16は、白キズおよび黒キズの座標を記録するためのキズ座標記録メモリである。14は、画素の座標をカウントする座標カウント回路である。
【0083】
画素データは、ラインメモリ18からラインメモリ21を通過する間に4水平ライン分遅延する。したがって、キズ補正回路22には、ラインメモリ18〜21とCDS/AGC/AD回路9から直接入力されるラインとの合計5ライン分の画素データが入力される。より具体的には、キズ補正回路22は、ラインメモリ21から、第Nライン目、ラインメモリ20から、第(N+1)ライン目、ラインメモリ19から、第(N+2)ライン目、ラインメモリ18から、第(N+3)ライン目の画素データを、CDS/AGC/AD回路9から第(N+4)ライン目の画素データをそれぞれ受ける。
【0084】
ラインメモリ19の第(N+2)ライン目の画素データが、第N、N+1、N+3、N+4ライン目の画素データを用いて補間される。すなわち、キズ補正回路22は、5ライン分の画素データを用いて白キズの補正および黒キズの補正を行う。キズ補正回路22の補正例については、前述の図4および図5に示した補正方法が適用される。
【0085】
色分離補間回路23は、キズ補正回路22により補正が行なわれた1ライン分の画素データ、ラインメモリ20の出力する1ライン分の画素データ、およびラインメモリ21の出力する1ライン分の画素データの合計3ライン分の画素データを使用して補間を行なう。
【0086】
図11に示される色分離補間回路23における色信号の補間方法を、図12〜図15を用いて説明する。図12は、色分離補間回路23に入力される色信号補間前の色信号例である。図13〜図15は、色分離補間回路23において緑色信号、赤色信号、青色信号を分離し補間する方法を説明するための概念図である。図12〜図15では、座標(X、Y)の緑色信号を緑X♯Y、青色信号を青X♯Y、赤色信号を赤X♯Yで表わしている。
【0087】
図12に示されるように、画面は、緑0♯0→青0♯1→緑0♯2→青0♯3のように、緑色信号を有する画素と青色信号を有する画素とが繰返されるラインと、赤1♯0→緑1♯1→赤1♯2→緑1♯3のように、赤色信号を有する画素と緑色信号を有する画素とが繰返されるラインとを交互に含む。
【0088】
色分離補間回路23では、緑色信号を有する画素に対しては、赤色信号と青色信号とを、青色信号を有する画素に対しては、赤色信号と緑色信号とを、赤色信号を有する画素に対しては、緑色信号と青色信号とをそれぞれ補間する。
【0089】
図13に示されるように、座標(a、b)の緑色信号は、上下左右に隣接する座標の緑色信号を用いて補間される。緑色信号の補間式は、式(2)に従う。
【0090】
緑a♯b=[緑(a−1)♯b+緑(a+1)♯b+緑a♯(b−1)+緑a♯(b+1)]÷4 … (2)
ただし、式(2)においてaが偶数の場合にはbは奇数を、aが奇数の場合にはbは偶数を表わしている。
【0091】
図14に示されるように、赤色信号は上下に位置する2つの赤色信号、左右に位置する2つの赤色信号、または斜め方向に位置する4つの赤色信号により補間される。座標(a、b)における赤色信号の補間式は、式(3)〜(5)に従う。
【0092】
赤a♯b=[赤(a−1)♯b+赤(a+1)♯b]÷2 … (3)
赤a♯b=[赤(a−1)♯(b−1)+赤(a−1)♯(b+1)+赤(a+1)♯(b−1)+赤(a+1)♯(b+1)]÷4 … (4)
赤a♯b=[赤a♯(b−1)+赤a♯(b+1)]÷2 …(5)
ただし、式(3)は、aが奇数、bが偶数の場合に、式(4)は、aが偶数、bが奇数である場合に、さらに式(5)は、aおよびbが偶数である場合にそれぞれ対応している。
【0093】
図15に示されるように、青色信号は、上下方向に位置する2つの青色信号、左右方向に位置する2つの青色信号、または斜め方向に位置する4つの青色信号を用いて補間される。青色信号の色補間式は、式(6)〜(8)に従う。
【0094】
青a♯b=[青(a−1)♯b+青(a+1)♯b]÷2 … (6)
青a♯b=[青(a−1)♯(b−1)+青(a−1)♯(b+1)+青(a+1)♯(b−1)+青(a+1)♯(b+1)]÷4 … (7)
青a♯b=[青a♯(b−1)+青a♯(b+1)]÷2 …(8)
ただし、式(6)は、aおよびbが偶数である場合に、式(7)は、aが奇数、bが偶数である場合に、式(8)は、aおよびbが奇数である場合にそれぞれ対応している。
【0095】
いずれの信号とも、色信号の欠けている部分をラインメモリ20、21で遅延された3ライン分のデータを利用して色信号の補間を行なっている。
【0096】
以上のように、白キズ補正および黒キズ補正に使用するラインメモリと色信号補間に使用するラインメモリとを共有することにより、通常7ライン分必要なラインメモリを4ライン分のみ用いることで、白キズ補正、黒キズ補正および色信号補正を実現することができる。これにより、回路の大幅なコストダウンを行なうことが可能となる。
【0097】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0099】
【発明の効果】
本発明は、メモリに、固体撮像素子から出力される画素の順に欠陥画素の座標を記録し、さらにメモリからは、固体撮像素子から出力される画素の順に欠陥画素の座標を読出すことにより、処理中の画素が欠陥画素であるか否かを判定する回路を大幅に簡略化することが可能となる。
【0100】
また、色分離補間回路とキズ補正回路とで、ラインメモリを共有することにより、回路の大幅な簡略化が可能となる。
【0101】
さらに、任意のタイミング、電源投入時、または一定周期毎に、欠陥画素の自動判定を行ない、また自動補正を行なうことができる。したがって、後発的に欠陥が生じても、これを補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態によるビデオカメラの主要部の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態によるビデオカメラの通常動作時における処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】 欠陥画素の補正方法を説明するための概念図である。
【図4】 4ライン分のラインメモリを用いた欠陥画素の補正方法について説明するための概念図である。
【図5】 4ライン分のラインメモリを用いた欠陥画素の補正方法について説明するための概念図である。
【図6】 本発明の実施の形態による白キズ判定動作について説明するためのフローチャートである。
【図7】 本発明の実施の形態による黒キズ判定動作について説明するためのフローチャートである。
【図8】 レンズを包む鏡筒内に設けた照明を用いた黒キズ判定動作について説明するためのフローチャートである。
【図9】 キズ座標記録メモリ16における記録状況を説明するための概念図である。
【図10】 キズ座標記録メモリ16からの座標データの読出について説明するための概念図である。
【図11】 色分離補間回路23とキズ補正回路22とでラインメモリを共有した場合のブロック図である。
【図12】 色分離補間回路23への入力画素の信号例を説明するための概念図である。
【図13】 緑色信号の補間方法を説明するための概念図である。
【図14】 赤色信号の補間方法を説明するための概念図である。
【図15】 青色信号の補間方法を説明するための概念図である。
【図16】 レンズ33を包む鏡筒31内に取付けられた照明32について説明するための概念図である。
【符号の説明】
1,32 照明、2 レンズ保護シャッタ、3 フォーカス駆動装置、4 レンズ部、5 CCD駆動回路、6 CCD撮像素子、7 フラッシュメモリ、8マイコン、9 CDS/AGC/AD回路、10 黒キズレベルレジスタ、11 黒キズ判定回路、12 白キズレベルレジスタ、13 白キズ判定回路、14 座標カウント回路、15 キズ補正回路、16 キズ座標記録メモリ、17映像信号処理回路、18,19,20,21 ラインメモリ、22 キズ補正回路、23 色分離補間回路、30 電源、31 鏡筒、33 レンズ。
Claims (2)
- 各々が、RGBのうち1種類の色情報に対応する複数の画素で構成される固体撮像素子と、
前記固体撮像素子の欠陥画素を記録する欠陥画素記録手段と、
前記複数の画素のうち、前記欠陥画素記録手段に記録される欠陥画素について、対応する前記1種類の色情報を補正する補正手段と、
前記複数の画素のそれぞれに対して、欠落した2種類の情報を補間する色信号補間処理を行なうための色信号補間手段と、
前記固体撮像素子から出力される第1複数個のラインの画素を時系列に記録する第1複数個のラインメモリとを備え、
前記補正手段は、
前記第1複数個のラインメモリに記憶される画素データを用いて、補正を行ない、
前記色信号補間手段は、
前記第1複数個のラインメモリのうちの第2複数個のラインメモリに記録される画素データを用いて、前記色信号補間処理を行なう、ビデオカメラ。 - 前記固体撮像素子から出力される画素の座標を算出する座標カウント手段をさらに備え、
前記欠陥画素記録手段は、
前記欠陥画素の座標が前記固体撮像素子から出力される画素の順番で記録され、または前記記録される前記欠陥画素の座標が前記固体撮像素子から出力される画素の順番で読出され、
前記補正手段は、
前記座標カウント手段の出力と、前記欠陥画素記録手段から読出される座標とが一致した場合に、前記補正を実施する、請求項1に記載のビデオカメラ。
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