JP3863980B2 - 印刷方法及び印刷装置 - Google Patents

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  • Screen Printers (AREA)
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  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、版に保持した印刷ペーストを被印刷体に転移させる印刷方法及び該印刷方法を実施する印刷装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、例えば、クリーム半田2をプリント回路基板4のランド5上に印刷する平板孔版(スクリーン)式印刷では、図20(A)及び図20(B)に示すように、プリント回路基板4のランド5に対応して所定パターンに配置された貫通孔1a,…,1aを有するスクリーンマスク1(メタルマスク)を基板4上の所定位置に位置させて接触させる。次いで、図20(C)及び図2(A)に示すように、スクリーンマスク1の一端にクリーム半田2を供給し、スキージ3でこのクリーム半田2をスクリーンマスク1の一端から所定方向に移動させることによりスクリーンマスク1の貫通孔内1aにクリーム半田2を充填する。次いで、図20(D)及び図21(C)に示すように、スクリーンマスク1を基板4から取り外すことにより、スクリーンマスク1の貫通孔内1aのクリーム半田2を基板4のランド5上に移動させ、図20(E)及び図21(D)に示すようにクリーム半田層2aを基板ランド5上に形成するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構造のものでは、図21(D)に示すように、スクリーンマスク1を基板4から離すとき、クリーム半田2の一部がクリーム半田自体の粘性によりスクリーンマスク1の貫通孔1aの内壁に付着して残り、この残ったクリーム半田2を基板4のランド5上に転移されたクリーム半田2との間にクリーム半田がまたがる現象が生じてしまう。この結果、スクリーンマスクが基板4から離れるに従い、上記またがったクリーム半田2がスクリーンマスク1と基板4との間の任意の部分で引きちぎられ、引きちぎられたクリーム半田2の一部が図21(D)に示すように基板4上の上記ランド15以外の部分に付着し、スクリーンマスク1の基板側の裏面の貫通孔の周囲に付着して次回印刷する際に印刷にじみの原因となったり、基板4上において隣接するクリーム半田2の誤って付着するブリッジが発生したり、クリーム半田2がスクリーンマスク1側に付着するため、基板4上に十分なクリーム半田層2aが形成されないといった問題があった。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決するにあたって、印刷ペーストが保持される版と基板との間で上記印刷ペーストを的確に引きちぎることができて、ブリッジを引きおこすことがなく、印刷ペーストが版側に残って印刷にじみの原因となることがなく、かつ、基板への印刷ペーストの供給が不足することのない印刷方法及び印刷装置を提供することにある。
【0004】
【発明を解決するための手段及びその作用効果】
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成している。
本発明の第1態様によれば、温度上昇に伴い粘度が低下する特性を有する印刷ペーストを版に保持し、
上記版における上記印刷ペーストが保持された部分を加熱して温度上昇させて上記印刷ペーストの粘度を低下させ、上記版と上記印刷ペーストとを分離しやすくし、
上記版に保持された上記印刷ペーストを上記版から分離して被印刷体に印刷するようにしたことを特徴とする印刷方法を提供する。
【0005】
本発明の第2態様によれば、上記版の加熱時、上記上記版における上記印刷ペーストが保持された部分を加熱して温度上昇させて上記印刷ペーストの粘度を低下させ、上記印刷ペーストが、該印刷ペースト中の液体成分の潤滑油的な働きにより、上記版に対して接触している壁面で滑りながら版離れが行われて上記版と上記印刷ペーストとを分離しやすくするようにした第1態様に記載の印刷方法を提供する。
【0006】
本発明の第3態様によれば、上記版は、上記印刷ペーストを保持するための所定パターンの開口部を有し、上記版が上記被印刷体に接触した後、上記版と上記被印刷体とを相対的に分離させて上記開口部内の上記印刷ペーストを上記被写体に印刷するようにした第1又は2態様に記載の印刷方法を提供する。
【0007】
本発明の第4態様によれば、上記版と上記版に保持された上記印刷ペーストの加熱は上記印刷ペーストの上記版の開口部への保持が終了した後に行われるようにした第1〜3態様のいずれかに記載の印刷方法を提供する。
【0008】
本発明の第5態様によれば、上記開口部は貫通孔であり、上記版はスクリーンマスクであって、スキージの移動により上記印刷ペーストを上記貫通孔内に充填するようにした第1〜4態様のいずれかに記載の印刷方法を提供する。
【0009】
本発明の第6態様によれば、上記版の加熱時、上記版に保持された上記印刷ペーストと上記版との接触部分の付近を加熱するようにした第1〜5態様のいずれかに記載の印刷方法を提供する。
【0010】
本発明の第7態様によれば、上記版の加熱は、熱風により行うようにした第1〜6態様のいずれかに記載の印刷方法を提供する。
【0011】
本発明の第8態様によれば、上記印刷ペーストが上記版貫通孔内に充填された後、印刷状態を検出して、検出結果に基づき上記版の上記加熱の条件又は上記版と上記被印刷体との分離条件を制御するようにした第1〜7態様のいずれかに記載の印刷方法を提供する。
【0012】
本発明の第9態様によれば、温度上昇に伴い粘度が低下する特性を有する印刷ペーストを保持する版における上記印刷ペーストが保持された部分を加熱して上記印刷ペーストの粘度を低下させ、上記版と上記印刷ペーストとを分離しやすくする加熱装置と、
上記版に保持された上記印刷ペーストを上記版から分離して被印刷体に印刷する印刷ペースト分離装置とを備えるようにしたことを特徴とする印刷装置を提供する。
【0013】
本発明の第10態様によれば、上記加熱装置は、上記上記版における上記印刷ペーストが保持された部分を加熱して温度上昇させて上記印刷ペーストの粘度を低下させ、上記印刷ペーストが、該印刷ペースト中の液体成分の潤滑油的な働きにより、上記版に対して接触している壁面で滑りながら版離れが行われて上記版と上記印刷ペーストとを分離しやすくするようにした第9態様に記載の印刷装置を提供する。
【0014】
本発明の第11態様によれば、上記版は、上記印刷ペーストを保持するための所定パターンの開口部を有する一方、上記版が上記被印刷体に接触した後、上記版と上記被印刷体とを相対的に分離させて上記開口部内の上記印刷ペーストを上記被写体に印刷するようにした第9又は10態様に記載の印刷装置を提供する。
【0015】
本発明の第12態様によれば、上記版と上記版に保持された上記印刷ペーストの加熱は、上記印刷ペーストの上記版の開口部への保持が終了した後に行われるようにした第9〜11態様のいずれかに記載の印刷装置を提供する。
【0016】
本発明の第13態様によれば、上記開口部は貫通孔であり、上記版はスクリーンマスクであって、スキージの移動により上記印刷ペーストを上記貫通孔内に充填するようにした第9〜12態様のいずれかに記載の印刷装置を提供する。
【0017】
本発明の第14態様によれば、上記加熱装置は、熱源と、上記版に保持された上記印刷ペーストと上記版との接触部分の付近に上記熱源からの熱を伝導する貫通穴を有する加熱制御部材とを備えるようにした第9〜13態様のいずれかに記載の印刷装置を提供する。
【0018】
本発明の第15態様によれば、上記加熱装置は熱風により上記版の加熱を行うようにした第9〜14態様のいずれかに記載の印刷装置を提供する。
【0019】
本発明の第16態様によれば、上記印刷ペーストが上記被印刷体に印刷された後、印刷状態を検出して検出結果に基づき上記版の上記加熱源の条件または上記版と上記被印刷体との分離条件を制御する制御部をさらに備えるようにした第9〜15態様のいずれかに記載の印刷装置を提供する。
【0020】
上記本発明の構成によれば、版自体を加熱することにより版に保持される印刷ペーストの粘度が低下することになり、その結果、版と印刷ペーストとの間での印刷ペーストの粘着力が低下し、版から印刷ペーストが容易に分離することになり、版離れ動作を良好に行うことができる。よって、印刷ペーストが版側に残らないので、次回の印刷時の印刷にじみを引き起こすことがなく、被印刷体へも所定量すなわち、所定形状及び所定位置に印刷ペーストを供給して印刷ペースト層を形成することができる。
【0021】
【発明の実施の形態及び実施例】
以下に、本発明にかかる実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の一実施形態にかかる印刷方法は、図1に示すように、印刷ペースト、例えばクリーム半田12をプリント回路基板14のランド15上に印刷する平板孔版(スクリーン)式印刷方法に関するものである。
この実施形態にかかる印刷方法は以下の様なものである。
まず、図1(A)に示すように、プリント回路基板14のランド15に対応して所定パターンに配置された貫通孔11aを有するスクリーンマスク11(メタルマスク)を回路基板14上の所定位置に位置させて、回路基板14に接触させる。
次いで、スクリーンマスク11の一端にクリーム半田12を供給し、スキージ13でこのクリーム半田12をスクリーンマスク11の一端から所定方向に移動させることによりスクリーンマスク11の貫通孔11a内にクリーム半田12を充填する。
【0022】
次いで、図1(B)に示すように、スクリーンマスク11の上方から、スクリーンマスク11の貫通孔11a内に保持されているクリーム半田12に向けて、クリーム半田12を加熱させることにより、クリーム半田12の温度を上昇させる。このとき、スクリーンマスク11の温度は、使用するクリーム半田12の粘性が低下して、クリーム半田12がスクリーンマスク11の貫通孔11aの内壁面に付着しにくくなる程度の温度になるまで上昇させる。
次いで、図1(C)に示すように、スクリーンマスク11を基板14から取り外すことにより、スクリーンマスク11の貫通孔11a内のクリーム半田12を回路基板14のランド15上に移動させ、図1(D)に示すようにクリーム半田層12aを基板14のランド15上に形成するようにしている。このとき、クリーム半田12を加熱することにより、クリーム半田12の粘性が低下しているため、スクリーンマスク11の貫通孔11a内のクリーム半田12がその貫通孔11aの内壁面にほとんど付着せず、そのまま基板14のランド15上に形成されることになり、所定形状のクリーム半田層12を回路基板14の所定位置に形成することができる。
上記実施形態にかかる印刷方法は、図2,3に示す本発明の一実施形態にかかる印刷装置により実施することができる。この印刷装置により行われる印刷方法のより具体的な動作は図4のフローチャートに示される。
【0023】
図2において、上記印刷装置は、基板搬入装置と基板搬出装置とを備えた基板搬入・搬出装置21、基板サポート装置22、スクリーンマスク11、スキージヘッド駆動装置24、XYθ位置補正装置25と版離れ装置26とを備えたステージ部20、加熱部28とタイマー29とを備えたスクリーンマスク加熱装置27が制御部34の制御の元に駆動されるようにしている。また、制御部34には、処理演算部31と認識カメラ部32とを備えた基板位置認識補正部30からの基板位置認識補正情報が入力されるとともに、処理演算部36と印刷状態探知手段40と検査基準記憶部41とを備えた印刷検査部38からの印刷検査情報が入力されるようになっている。また、処理演算部36と良品印刷データベース37とを備えたプロセスコントロール部35と上記制御部34との間ではプロセス情報を入出力するとともに、上記印刷検査部38から印刷状態の情報を入力して、プロセスコントロールを行うようにしている。また、制御部34は、必要に応じて、操作及び検査の結果、印刷されたクリーム半田12の状態などの情報を表示部33に表示するようにしている。
【0024】
上記基板14は、基板搬入・搬出装置21の基板搬入装置により上記ステージ部20まで搬入され、ステージ部20で位置補正されたのち印刷位置に移動され、該印刷位置で印刷された後は上記印刷位置から基板搬入・搬出装置21の搬出装置21bにより印刷装置外に搬出される。
上記ステージ部20では、まず、ステージ部20に配置された基板サポート装置22で基板14が位置保持される。基板14の位置保持の仕方は、例えば、基板サポート装置22の表面に開口した多数の吸引孔で基板14を真空吸引する方法や、基板14の下面を多数のバックアップピンにより支持する方法などがある。この基板14の位置保持状態で、基板位置認識補正部30の認識カメラ部32により基板14の位置補正用マーク(図示せず)を認識する。処理演算部31により、上記認識された基板14の位置とスクリーンマスク11の位置との間での位置ズレを演算しかつこの位置ズレを補正するための基板14の位置補正量を演算する。この演算結果をステージ部20のXYθ位置補正装置25に入力する。この入力された位置補正情報に基づき、ステージ部20のXYθ位置補正装置25で基板14のスクリーンマスク11に対する位置補正が行われる。すなわち、XYθ位置補正装置25により、上記位置補正情報に基づいてスクリーンマスク11に対して印刷装置の水平面沿いの直交するXY方向及び上下方向のZ軸回りのθ方向において基板14の位置補正が行われる。上記XYθ位置補正装置25は、X方向(基板14の搬入・搬出方向)沿いに移動可能なX方向テーブル25aの上にY方向に移動可能なY方向テーブル25bを載置し、さらにその上にθ方向に回転可能なθ方向テーブル25cを載置して構成して、それぞれの方向に位置補正量だけ各テーブルを移動させて基板14の位置補正を行うようにしている。なお、X方向の位置補正は、Y方向及びθ方向の位置補正が終了したのちでかつ、印刷位置まで基板14を移動させて停止させた後でスクリーンマスク11に基板14が接触する前に、X方向テーブル25aにより行うようにしている。
【0025】
このX方向位置補正装置を兼ねたX方向駆動装置20xを図22に示す。図22において、X方向に延びる一対の直線ガイド25m沿いにX方向テーブル25aがX方向に移動可能に配置されており、駆動モータ25pの正逆回転駆動によりねじ軸25nを正逆回転させて、該ねじ軸25nと結合したナット25rに固定されたX方向テーブル25aをX方向沿いに前後動させるようにしている。
上記基板サポート装置22で保持された基板14はステージ部20の上記X方向駆動装置20xによりX方向に印刷位置まで移動される。この印刷位置では基板14がスクリーンマスク11の下方に位置しており、版離れ装置26によりスクリーンマスク11の下面に基板14の上面が接触するまで上昇させられる。そして、スクリーンマスク11の下面が基板14の上面に接触した状態で、クリーム半田12がスクリーンマスク11上のX方向の一端に供給され、スキージ13を上記スキージヘッド駆動装置24によりスクリーンマスク11のX方向の上記一端から他端までX方向沿いに移動させてスクリーンマスク11の貫通孔11a内にクリーム半田12を充填させる。
【0026】
上記スクリーンマスク11は、例えば厚さ150μm程度のニッケル又はステンレス製の板に上記基板14の銅製の導体パターン部(ランド)15に応じた貫通孔11aからなる開口部を形成して構成されている。
上記スキージヘッド駆動装置24は、上記スクリーンマスク11の貫通孔11a内にクリーム半田12を充填するためのスキージ13をスクリーンマスク11上で移動させるものである。スキージ13は、平板より構成するか、又は断面側面形状が剣形(大略五角形)の板より構成し、モータ24cの駆動によりボールネジ24bを正逆回転させて該ボールネジ24bに螺合したスキージヘッド24aを上記ボールネジ24bの軸方向沿いに前後動してスキージ13をスクリーンマスク11上で移動させる。スキージヘッド24aはモータ24dの正逆回転により上下動することができる。また、スキージ13自体のスクリーンマスク11に対する傾斜角度もシリンダ24fにより調整することができる。すなわち、スキージ13が図示しない部分で回転可能に支持され、上記シリンダ24fを駆動させてスキージ13の一端を上下動させることにより上記支持点を支点としてスキージ13を回転させて傾斜調整可能としている。
【0027】
上記スクリーンマスク11の貫通孔11aに充填されたクリーム半田12はその下端面が貫通孔11aに対応する基板14のランド15上に接触する状態となっており、上記版離れ装置26によりスクリーンマスク11を基板14から分離させることにより、基板14のランド15上にクリーム半田層12aが形成されるようにしている。
上記版離れ装置26の一例を図23に示す。図23において、ACサーボモータ25tの正逆回転駆動によりベルト25uを介して駆動ナット25vを正逆回転させ、該ナット25vと螺合したねじ軸25wを上下動させ、このねじ軸25wの上端に固定された基板サポート装置22を上下動させて基板14を昇降させるようにしている。よって、ステージ部20のX方向駆動装置20xにより基板14を基板位置補正動作位置からスクリーンマスク11下方の印刷位置までX方向沿いに移動させられたとき、上記版離れ装置26のACサーボモータ25tを駆動して、スクリーンマスク11の下面に基板14の上面が接触するまで基板14を上昇させる。一方、印刷終了後は、版離れ動作を行うため、上記版離れ装置26のACサーボモータ25tの駆動により、スクリーンマスク11に対して基板14を下降させる。なお、版離れした基板14は基板搬出装置21bで印刷装置外に搬出される。
【0028】
上記版離れ動作を行う直前、言い換えれば、クリーム半田12の印刷が終了する直後に、スクリーンマスク11をスクリーンマスク加熱装置27により加熱する。上記スクリーンマスク加熱装置27は、図5,6に示すように、スクリーンマスク11上に所定距離だけ離した状態で加熱部の一例としての複数のハロゲン光源部28aを配置する。そして、クリーム半田12がスクリーンマスク11の貫通孔11aに充填されたとき、タイマー29で設定された時間、例えば数msec〜数秒以内の時間の間だけ上記ハロゲン光源部28aからスクリーンマスク11に光を照射して、輻射加熱によりスクリーンマスク11を加熱するようにしている。ハロゲン光源部28aの一例としては、φ20mm円管を並列に複数本並べた形状をなしている。加熱条件としては、100V、60Hzのとき電力1000Wを数秒間だけ供給して加熱を行う。本実施形態では、上記ハロゲン光源部28aは図5に示すように所定間隔だけスクリーンマスク11の上面から離して非接触状態で配置されている。クリーム半田12の印刷時にはスクリーンマスク11の上方から退避してクリーム半田12の印刷を阻害しないようにする一方、加熱時にはスクリーンマスク11の上方に移動して加熱できるようにしてもよい。このハロゲン光源部28aと上記スクリーンマスク11との間隔は、上記ハロゲン光源部28aにより上記スクリーンマスク11に対して所定の温度上昇が行える寸法に構成されるのが望ましい。なお、28bはハロゲン光源部28aの上方すなわちクリーム半田12とは反対側に逃げる熱をクリーム半田12側に反射させる光源反射板である。
【0029】
ここで、クリーム半田12の版離れメカニズムを元に、上記加熱方法が版離れに対して有効である理由を簡単に説明する。版離れのメカニズムとしては、版離れ最中のスクリーンマスク11の貫通孔11a内のクリーム半田12の変形とクリーム半田12にかかる応力で簡単に説明することができる。図10(A),(B)は、版離れ中のクリーム半田12の様子を表したものであるが、図10(A)は、スクリーンマスク11の貫通孔11aの内壁面でクリーム半田12が滑りながら版離れを行っている状態である。クリーム半田12の版離れはこの滑りによって行われるのである。さらに、この滑りは、スクリーンマスク11の貫通孔11aの内壁面付近の半田粒子と貫通孔11aの内壁面との間にある液体成分、即ちフラックスによって行われる。つまり、フラックスは半田粒子が版離れの際に移動するときの潤滑油的な働きをしているのである。この結果として、クリーム半田12の降伏値が版離れにより発生する応力よりも勝り、滑りが発生し、スクリーンマスク11の貫通孔11a内のクリーム半田12が版離れ中にちぎれることなく行われ、スクリーンマスク11の貫通孔11a内に充填されたクリーム半田12が適確に基板14へ転移されるのである。一方、図10(B)は版離れの際にクリーム半田12が大きく変形をしている状態を示す。これは、スクリーンマスク11の貫通孔11aの内壁面付近のフラックスが十分潤滑油の働きをしないために、半田粒子とスクリーンマスク11の貫通孔11aの内壁面との間に滑りが発生していないからに他ならない。そのため、版離れ中のクリーム半田12の降伏値を版離れにより発生する応力が勝ってしまい、クリーム半田12が大きく変形を起こすのである。結果として、版離れ中にクリーム半田12は最も応力が集中した箇所でちぎれ、スクリーンマスク11の貫通孔11a内に充填されたクリーム半田12の一部が貫通孔11a内に残留してしまうことになる。つまり、上記版離れメカニズムから、「クリーム半田12の降伏値が大きく、版離れの際に発生する応力を小さくさせることが版離れを成功させるためのポイントである」ことが明言できる。
【0030】
一方、本実施形態で対象としているクリーム半田12は、固体成分である半田粒子と液体成分であるフラックスが混合されたものである。この種の材料をサスペンジョンと呼び、その特徴として、ずりに対する応力を測定すると、低ずり応力領域では材料に変形を及ぼさない応力値(降伏値)といわれる値を示す。クリーム半田12に対して、この特定性を実験的に測定したところ、図11に示すように、クリーム半田12にも降伏値は存在し、さらに、この種の材料には一般的である「降伏値は温度T(℃)に対しての影響度が少ない」という結果をも得ることができた。また、クリーム半田12内の液体成分であるフラックス単体でその特性を測定したところ、その粘度は温度に大きく依存することも判明した。
【0031】
これらの結果から、温度の高い領域では、フラックスはよりその潤滑油的な働きの効果をあげ、クリーム半田12自体については、その降伏値が温度に対する影響度は小さいため、版離れの際にスクリーンマスク11の貫通孔11aの内壁面と半田粒子との間で、より滑りが生じ易くなるわけである。即ち、クリーム半田12がスクリーンマスク11の貫通孔11aから分離し易くなり、版離れが良好に行えることになる。
なお、上記クリーム半田12の材質の一つの例としては、金属粉末90重量%とフラックス10重量%とを含むものが好ましい。上記金属粉末は、そのうちの62重量%程度が錫で、残りが鉛であり、粒径は20〜40μmである。上記フラックスは、溶剤としてアルコール等が75〜40重量%で、残りの固形分が25〜60重量%である。この固形分は、ロジン、活性剤、及びチクソ剤を含んでいる。具体的なクリーム半田12の製品としては、錫63重量%、鉛37重量%の製品番号MR7125のPanasonic製のクリーム半田が挙げられる。
【0032】
また、上記スクリーンマスク11の材質としては、ニッケル・クロム系などのステンレス系(例えばSUS304)や、ニッケル系等の金属が好ましい。また、ポリイミド等の合成樹脂の表面及び貫通孔11aの内壁面に導電性の蒸着膜またはメッキ膜を形成したスクリーンマスクも使用できる。
また、印刷検査部38は、基板ランド15上に形成されたクリーム半田層12aの形状すなわちクリーム半田層12aの形状及び位置を印刷形状検査手段40の一例としてのカメラまたはレーザ測長器により測定し、測定結果に基づき、処理演算部39によりクリーム半田層12aの体積や位置ずれ量を演算する。レーザ測長器はレーザをクリーム半田層12aに照射して反射光の位置からクリーム半田層12aの高さ等を算出するものである。上記演算結果を検査基準記憶部41に記憶された検査基準と比較し、印刷が良好か否かを判定し、その判定結果を制御部34に出力するとともに、印刷不良の場合にはその不良内容を数値的に表してその数値をも制御部34に出力する。この判定動作は、例えば、印刷状態検知手段40のカメラで取り込まれた画像又はレーザ測長器で測定された位置データからクリーム半田層12aの高さ、幅、体積などを算出し、検査基準記憶部41に記憶されたクリーム半田層12aの高さ、幅、体積などの判定データと上記算出された値とを上記処理演算部39で比較し、印刷が良好か否かを判定することにより行う。
【0033】
また、プロセスコントロール部35は、印刷検査部38により印刷後のクリーム半田層12aの印刷状態のデータに基づき、印刷装置のパラメータの設定変更を行うものである。ここで、上記パラメータとは、一例として、良品印刷データベース37に記憶された各設備のパラメータ(例えば、印刷速度、スキージ13の傾き角度、印刷圧力など)を意味する。このパラメータと印刷品質との関係を良品印刷データベース37として記憶させておき、プロセスコントロール部35の処理演算部36により最適パラメータを計算する。
【0034】
次に、上記印刷装置で実施される上記印刷方法を図4のフローチャートを元に説明する。なお、この一連の動作は制御部34により制御されている。
ステップS1では、基板搬入・搬出装置21の搬入装置21aにより基板14をステージ部20に搬入する。
次に、ステップS2では、ステージ部20に搬入された基板14を基板サポート装置22で保持する。
次に、ステップS3では、基板位置認識補正部30により、基板サポート装置22で保持された基板14の位置を認識するとともに、スクリーンマスク11に対する基板14の位置補正量を算出する。
次に、ステップS4では、上記算出された位置補正量に基づき、ステージ部20のXYθ位置補正装置25によりスクリーンマスク11に対する基板14のXYθ方向の位置をそれぞれ補正する。
次に、ステップS5では、ステージ部20によりスクリーンマスク11の下方の印刷位置に基板14を位置決めし、ステージ部20により基板14を上昇させてスクリーンマスク11が基板14の上面に接触するようにする。
【0035】
次に、ステップS6では、スキージ13をスクリーンマスク11上で移動させて、クリーム半田12をスクリーンマスク11の貫通孔11a内に充填させる。次に、ステップS7では、スクリーンマスク11を加熱させるか否か判断する。貫通孔11aからクリーム半田12が分離しやすい場合など加熱しない場合には、ステップS8に進む。加熱する場合にはステップS9に進み、予め決められている加熱時間にタイマー29をセットして、ステップS10でクリーム半田の印刷終了後直ちに加熱部28の加熱源によりスクリーンマスク11を加熱する。そして、ステップS8では、加熱を行った場合には加熱後直ちに版離れ動作を行う。すなわち、ステージ部20の版離れ装置26の駆動により、スクリーンマスク11に対して基板14を下降させて基板14をスクリーンマスク11から分離させて、クリーム半田12をスクリーンマスク11の貫通孔11a内から基板14のランド15上に転写する。また、加熱を行わない場合には、クリーム半田12の印刷終了後に上記版離れ動作を行い、クリーム半田12をスクリーンマスク11の貫通孔11a内から基板14のランド15上に転写する。
【0036】
次に、ステップS12では、印刷検査部38で基板14上に形成されたクリーム半田層12aの形状や位置などを検査する。
次に、ステップS13では、上記検査の結果、印刷状態が良好か否か判定する。印刷状態が良好であると判定された場合にはステップS14に進み、ステップS14で基板14を搬出装置21bにより上記印刷装置から搬出して一連の印刷動作を終了する。ステップS13で印刷状態が不良であると判定された場合にはステップS15に進み、プロセスコントロール部35により、プロセスパラメータの設計変更が行われて一連の印刷動作を終了する。
このステップS15で設計変更された最適な条件の情報に基づき、次のクリーム半田12の印刷が行われ、印刷後のステップS8の版離れ工程とステップS10のスクリーンマスク11の加熱工程を行うようにしている。なお、場合によっては、印刷不良と判定されたクリーム半田層12aを取り除き、再度、ステップS15で設計変更された条件の元に、新たな印刷動作を行い、印刷後のステップS8の版離れ工程とステップS10のスクリーンマスク11の加熱工程を行うようにしてもよい。
このフローチャートでは、一例として、版離れ条件を設計変更してステップS8の版離れ工程を行う場合と、加熱条件を設計変更してステップS9、10の加熱工程を行う場合が図示されている。このパラメータの設計変更は、すべてのパラメータの設計変更を同時に行うのではなく、印刷状態に応じて適宜選択されたパラメータのみの設計変更を行う。
【0037】
上記実施形態によれば、クリーム半田12の版離れはスクリーンマスク11の貫通孔11aの内壁面と半田粒子との滑りによって行われ、この滑りには、フラックス粘度が関与しているということと、クリーム半田自体の降伏値の温度依存性に乏しいということから、版離れの際にスクリーンマスク11とスクリーンマスク11の貫通孔11a内に充填されたクリーム半田12の温度を上昇させることによって、版離れ中の半田粒子の滑りを促進させ、クリーム半田12の変形を抑えることにより、スクリーンマスク11からクリーム半田12が容易に分離することになり、版離れが良好に行うことができる。よって、クリーム半田12がスクリーンマスク11側に残らないで、次回の印刷時の印刷にじみを引き起こすこともなく、基板側へも所定量、すなわち、所定形状及び所定位置にクリーム半田12を供給して、クリーム半田層12aを印刷形成することができる。
また、加熱部28をスクリーンマスク11に接触させること無く、非接触で加熱を行う場合、スクリーンマスク11の表面に残ったクリーム半田12に加熱部28が接触しないために、加熱部28がクリーム半田12により汚れることもない。
【0038】
ここで、加熱により、どの程度微細なパターンのクリーム半田12を貫通孔11aから良好に分離できるかを実験した。貫通孔11aの直径は0.1mm、貫通孔11aの中心間の距離すなわち隣接する貫通孔のピッチは0.2mmであった。また、空気、クリーム半田12、スクリーンマスク11等の周囲温度は23℃であった。実験結果を図12(A),(B)に示す。図12(A)に示すように、この実験においては、スクリーンマスク11の貫通孔11aに充填されたクリーム半田12の版離れ時の剪断応力をみると、貫通孔11aのピッチが0.2mm以下の部分では、剪断応力の低下がみられず、微細印刷の限界としてはピッチ0.2mmが限界となり、貫通孔11aの内壁面からの距離が0.05mm以下では大きな剪断応力の低下が期待できないと思われた。
よって、本発明においては、加熱を利用することにより、従来は困難であったピッチ0.3mmの微細印刷が十分に行える他、クリーム半田12等の条件によっては、ピッチ0.2mm程度までの微細印刷も行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その他、種々の態様で実施できる。
【0039】
例えば、上記実施形態では、スクリーンマスク11と基板14とを相対的に分離させるために、スクリーンマスク11を静止させた状態で基板14を下降させるようにしている。しかしながら、これに限られるものではなく、基板14を静止させた状態でスクリーンマスク11を移動させるようにしても良いとともに、スクリーンマスク11と基板14との両方を互いに分離させる方向に移動させるようにしてもよい。
また、印刷ペーストはクリーム半田12に限るものではなく、本発明が適用可能ならば、任意の材料でも良い。例えば、クリーム半田12に代えて、200μm程度以下の微粒子径を有する金属粉末とフラックスとより構成するものでも良い。この金属粉末の例としては銀や銅などを挙げることができる。
また、スクリーン印刷の場合、スキージ13による印刷ペーストの掻き取り動作終了後に加熱させるようにしているが、これに限らず、掻き取り動作と同時的に加熱し始めて、最初は所定加熱温度より低い温度で加熱を行い、掻き取り動作終了後に加熱により上記所定温度まで印刷ペーストの周囲の部分を上昇させるようにしても良い。
【0040】
また、上記スクリーンマスク11の全体を均一に加熱するものに限らず、クリーム半田12の回路パターンのうちの版離れの悪い部分に対してのみ部分的に加熱装置27を対向させて、当該部分のみ加熱するようにしても良い。すなわち、図5では、スクリーンマスク11の全体を加熱するような構成であったが、上記実施形態の変形例として、スクリーンマスク11を部分的に加熱するような構成にしても良い。例えば、回路基板14の種々の印刷パターンのうち、スクリーンマスク11の貫通孔11aからクリーム半田12を取り外すとき経験的に取り外しにくいと思われるファインな印刷パターン(例えば、ピッチ0.4mm〜0.3mm程度のQFP(Quad Flat Package)用の印刷パターン、又は、ピッチ0.5mm以下のCSP(Chip Size Package)用の印刷パターンなど)のみを加熱するようにしてもよい。具体的には、上記ハロゲン光源部28aを小型化し、φ20mmの短円管を単数又は複数個用いて、部分的に、すなわち、上記ファインな印刷パターンを構成する複数の貫通孔11aの部分を加熱する。その電力はスクリーンマスク11とハロゲン光源部28aに10mm程度のギャップを設けた場合でも、約100W程度で十分である。また、印刷パターンに上記ファイン印刷パターンの領域が複数存在する場合、上記ハロゲン光源部28aを複数用意することもできる。
【0041】
また、さらに上記実施形態の変形例であるその他の方法として、熱風あるいはIR(赤外線)を用いてスクリーンマスク11を部分的に温度制御することもできる。例えば、図8に示すように、熱風を熱風発生装置51からファン52によりスクリーンマスク11に吹き付けることによっても、上記ハロゲン光源部28aの代わりを成すことができる。この場合も熱効率が良くないため、後記する抵抗体と同等の加熱源が必要になってくる。しかしながら、これに関しては、熱効率を向上させるために、スクリーンマスク11に黒色の薄いシート28cを張り付けるか、スクリーンマスク自体を黒色にするなどの工夫を行うようにしてもよい。より具体的には、図24,26に示すように、スクリーンマスク11の上部に、加熱制御部材の一例としての、スクリーンマスク加熱用の別の温度制御用のマスク328cを設け、その上部に熱源328a、つまり熱風発生装置あるいは赤外線発生装置328を配置する。温度制御用マスク328cには、スクリーンマスク11の加熱したい部分、例えば、ファイン印刷パターン部分に熱源328aより発生した熱が伝わるように開口部328dを設けてあり、この開口部328dを通過した熱によりスクリーンマスク11の温度制御ができるようにしたものである。なお、328bは熱源328aを取り囲み好ましくは断熱性のケーシングである。
ここで、熱源328aからの熱をスクリーンマスク11に効率よく伝達するために、温度制御用マスク328cを図25〜28に示すように工夫することができる。
【0042】
例えば、スクリーンマスク上部に配置した熱源328aにより温度制御用マスク328cが加熱されてしまうと、熱源328aから発生した熱が温度制御用マスク328cに吸収されてしまい、スクリーンマスク11に伝わる熱効率が低下してしまう。そのため、温度制御用マスク328cの材質としては、放射率(輻射率)の低い、例えば、アルミニウムや銅を用いても良い。また、図25に示すように、さらに放射率が低くなるように、温度制御用マスク328cの熱源328aに対向する表面に白色塗料を塗布したり、反射剤を塗布しても良い。さらに、その表面を鏡面に仕上げることにより、同様の効果をもたらすことができる。また、赤外線を熱源328aに使用する場合には、図27に示すように、温度制御用マスク328cの温度を上昇させないように、温度制御用マスク328cの熱源側をファン328gにより空冷することもできる。また、図28に示すように、熱源328aからスクリーンマスク11に効率よく熱が伝わるように、温度制御用マスク328cの開口部328dに熱伝達管328mを用いて、熱源328aからの熱をスクリーンマスク11の貫通孔11aに効率良く導くことができるようにしてもよい。この熱伝達管328mの内壁にも、熱が熱伝達管328mに吸収されないように、材質、コーティング等、上記で挙げた工夫をしても良い。この場合、既述したハロゲン光を用いる場合には、熱伝達管328mの代わりに、ファイバーを用いることもできる。
【0043】
また、図29に示すように、温度上昇させたスクリーンマスク11を版離れ後、ファン340により冷却させるようにしても良い。加熱部によりスクリーンマスク11を加熱し、版離れ工程が終了した後に、図29で例示したファン340を用いて冷却する。スクリーンマスク11のホルダー部に冷却ファン340を配置し、版離れ後このファン340が作動し、スクリーンマスク11の温度を即座に常温に戻すようにしている。このようにすれば、次に新たにスクリーンマスク11の貫通孔11a内にクリーム半田12を充填するとき、一旦加熱されたスクリーンマスク11を冷却して元の温度まで下降させることにより、スクリーンマスク11などの温度を大略一定に保持することができ、クリーム半田12の充填工程を安定して行うことができる。
【0044】
また、図30に示すように、上記加熱装置は、印刷装置の自動スクリーンマスク清掃時にも応用することができる。通常、連続して印刷動作を繰り返していると、クリーム半田12などの印刷ペーストがスクリーンマスク11およびその開口部11aなどに付着し、印刷品質に悪影響を与えるため、一定間隔で自動クリーニング手段により清掃される。この際、図30に示すように、上記加熱装置による加熱を併用することにより、クリーム半田12を、スクリーンマスク11側から真空吸引装置351の吸引により、クリーニング装置350のクリーニングテープ352に効率良く付着させることができ、効率良くスクリーンマスク11を清掃することができる。すなわち、クリーニングの際の加熱により、スクリーンマスク11及びその開口部に付着したクリーニング半田12などの印刷ペーストの粘度は低下し、流動しやすい状態になっている。そこで吸引方式のクリーニングをすることによりスクリーンマスク開口部11aに付着した印刷ペースト12は開口部11aから剥離しやすい状態になるため、より効率よく除去されるのである。なお、353はクリーニングテープ352の案内ローラである。
【0045】
次に、上記実施形態の変形例として、上記ハロゲン光源部28aや熱風とは別の加熱手段の例を挙げる。図7に示すように、抵抗体、例えば、ニクロム線等に電流を流すことにより発熱する熱源としてのリング状の電気抵抗発熱体50を上記ハロゲン光源部28aの代わりに用いても良い。この場合、抵抗体はスクリーンマスク11から少し離れて配置しても、また、図9に示すようにスクリーンマスク上に張り付けるように、熱源としてテープ状の電気抵抗発熱体53をギャップなしで配置しても良い。すなわち、図9に示すように、上記で記載した発熱抵抗体のテープ状の熱源53を用いて、あらかじめ、スクリーンマスク11上に張り付けておけば、加熱が必要なときに、制御された電流を流すことによりスクリーンマスク11に温度上昇をさせることができる。しかしながら、上記したようにギャップを設けた場合、図に示すように、その熱効率は、著しく低下するため、例えば、10mm程度のギャップを設けた場合は、1000Wの膨大な抵抗体が必要になってくる。それに対して、ギャップ0mmの場合は、約100〜150W程度の抵抗体で数秒間(2〜3秒)加熱すればよい。
【0046】
また、非接触で加熱する場合に限らず、図13に示すように、加熱装置27の加熱部28aをスクリーンマスク11の上面に接触させて加熱するようにしても良い。この場合、加熱部28aとスクリーンマスク11との距離が小さくなるため、効率良く、且つ、局所的に集中して加熱することができる。また、この場合、加熱部28aの下部に熱伝導率の良い平板状の高熱伝導板28c、例えば銅板やカーボン性板等を配置しても良い。
また、図14(A),(B)は、スクリーン印刷方式において、スキージ13に代えて、充填ローラ100を使用して、クリーム半田12を充填する本発明の実施形態を示している。この実施形態では、円柱状の充填ローラ100を回転することにより、印刷材料例えばクリーム半田12を巻き込み、強制的にスクリーンマスク11の貫通孔11a内にクリーム半田12を充填するものである。充填ローラ100の円柱形状は、図14(A)に示す鋸形状で且つ螺線形状の溝100aのあるものでも可能である。なお、図14(B)において、101はクリーム半田掻き取り用スクレーパ101である。
また、ディスペンス方式に本発明を適用した実施形態では、図15(A)のようにピストン110による押し出し機能、又は、図15(B)のように圧縮エアーによる押し出し機能を持ったノズル111により、クリーム半田12等の印刷材料を強制的にスクリーンマスク11の貫通孔11a内へ充填することも可能である。図15(B)において、112はノズル111の先端のクリーム半田掻き取り用スクレーパ112である。
また、本発明は、スクリーン印刷に限らず、他の印刷方法にも適用することができる。
【0047】
例えば、図16は、本発明を直刷り平板型の平版転写印刷方式に適用した場合の実施形態を示している。ここでは、平版120に所定パターンに供給された印刷材料122を被印刷体である基板114の所定位置115に直接転移させるものである。この図16では、印刷材料122が平版120に密着している面を加熱することにより、平版120と印刷材料122との間の粘着力が低下し、被印刷体114の所定位置115に転写しやすくなるという効果がある。
また、図17は(A),(B)は、本発明をオフセット印刷方式に適用した場合の実施形態を示している。印刷材料142を溜めたタンク139から3個のローラ140により版銅136の凹部136aに上記印刷材料142を供給し、凹部136a内の印刷材料142をゴム胴137上に転移させ、ゴム胴137と圧胴138との間に挟み込まれる被印刷体としての紙135に、上記ゴム胴137上の印刷材料142を転移させて印刷するようにしている。この実施形態において、印刷材料142が版胴136に密着している凹部136aの内壁面を加熱することにより、版胴136の凹部136aの内壁面と印刷材料142との間の粘着力が低下し、紙135に転写しやすくなるという効果がある。
【0048】
さらに、図18は本発明を平版型の凹版転写印刷方式に適用した場合の実施形態を示している。この実施形態では、スクリーン印刷方式と同様に、凹版150を加熱して凹版自体の温度を上昇させることにより、凹部150aの内壁面での印刷材料例えばクリーム半田152の剪断応力が低下し、基板154のランド等の所定位置155への転写性が向上するといった効果が得られる。
また、図19は、本発明を凹版転写印刷方式(グラビア印刷方式)に適用した場合の実施形態を示している。タンク165内の印刷材料例えばクリーム半田162は供給ローラ166により版胴163の凹部163aに供給され、凹部163aの印刷材料162は版胴163と圧胴161との間に挟み込まれた基材160に転写して印刷されるようになっている。図19において、164はドクタであり、このドクタ164により凹部163aに充填された印刷材料162の余分な量の印刷材料162を掻き取るようにしている。この実施形態では、スクリーン印刷方式と同様に、版胴163を加熱して、版胴自体の温度を上昇させることにより、凹部163aの内壁面での印刷材料162の剪断応力が低下し、基材160への転写性が向上するといった効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)〜(D)は本発明の一実施形態にかかる印刷方法を説明するための説明図である。
【図2】 本発明の一実施形態にかかる印刷装置のブロック図である。
【図3】 図2の印刷装置の斜視図である。
【図4】 図2の印刷装置の印刷動作フローチャートである。
【図5】 上記印刷装置のスクリーンマスク加熱装置によるスクリーンマスクの加熱状態の断面図である。
【図6】 図5の上記スクリーンマスク加熱装置の一例であるハロゲン光源部の概略図である。
【図7】 図5の上記スクリーンマスク加熱装置の一例である電気抵抗発熱体の概略図である。
【図8】 図5の上記スクリーンマスク加熱装置の一例である熱風による加熱方式の断面図である。
【図9】 図5の上記スクリーンマスク加熱装置の一例であるテープタイプの電気抵抗発熱体の概略図である。
【図10】 (A),(B)は、それぞれのスクリーンマスク貫通孔内から分離する時のクリーム半田の状態を示す説明図である。
【図11】 クリーム半田の降伏値と温度Tとの関係を示すグラフである。
【図12】 (A),(B)は、それぞれ、スクリーンマスク貫通孔の内壁面からの距離と剪断応力との関係を示すグラフ及びその説明図である。
【図13】 スクリーンマスク加熱装置がスクリーンマスクに直接接触している本発明の一実施形態の断面図である。
【図14】 (A),(B)は、それぞれ、スキージに代えて、円柱状の充填ローラを使用する本発明の一実施形態における充填ローラの斜視図及び充填ローラによる印刷状態の一部断面の説明図である。
【図15】 (A),(B)は、それぞれ、スキージに代えて、ピストンによる押し出し機能を利用する本発明の一実施形態の説明図、圧縮エアーによる押し出し機能を利用する本発明の一実施形態の説明図である。
【図16】 直刷り平版転写方式に本発明を適用した場合の本発明の一実施形態の説明図である。
【図17】 (A),(B)は、それぞれ、オフセット印刷方式に本発明を適用した場合の本発明の一実施形態の説明図である。
【図18】 平版型の凹版転写印刷方式に本発明を適用した場合の本発明の一実施形態の説明図である。
【図19】 凹版転写印刷方式(グラビア印刷方式)に本発明を適用した場合の本発明の一実施形態の説明図である。
【図20】 (A),(B),(C),(D),(E)はそれぞれ従来のスクリーン印刷方式を示す説明図である。
【図21】 (A),(B),(C),(D)はそれぞれ従来のスクリーン印刷方式を示す説明図である。
【図22】 本発明の上記実施形態にかかるX方向駆動装置の斜視図である。
【図23】 本発明の上記実施形態にかかる版離れ手段(Z方向駆動装置)の斜視図である。
【図24】 図5の本発明の上記実施形態の変形例を示す概略断面側面図である。
【図25】 図5の本発明の上記実施形態の変形例を示す概略断面側面図である。
【図26】 図24の変形例を示す概略斜視図である。
【図27】 図5の本発明の上記実施形態の変形例を示す概略断面側面図である。
【図28】 図5の本発明の上記実施形態の変形例を示す概略断面側面図である。
【図29】 図5の本発明の上記実施形態の変形例を示す概略断面側面図である。
【図30】 図5の本発明の上記実施形態の変形例を示す概略断面側面図である。
【符号の説明】
11 スクリーンマスク 11a 貫通孔
12 クリーム半田 12a クリーム半田層
13 スキージ 14 基板
15 ランド 20 ステージ部
21 基板搬出・搬出装置 22 基板サポート部
24 スキージヘッド駆動装置 25 XYθ位置補正装置
26 版離れ装置 27 スクリーンマスク加熱装置
28 加熱部 28a ハロゲン光源
28b 光源反射板 28c 高熱伝導板
29 タイマー 30 基板位置認識補正部
31 処理演算部 32 認識カメラ部
33 表示部 34 制御部
35 プロセスコントロール部 36 処理演算部
37 良品印刷データベース 38 印刷検査部
39 処理演算部 40 印刷状態検知手段
41 検査基準記憶部 50 電気抵抗発熱体(リング状)
51 熱風発生装置 52 ファン
53 電気抵抗発熱体(テープ状) 100 充填ローラ
101 クリーム半田掻き取り用スクレーパ
110 ピストン 111 ノズル
112 クリーム半田掻き取り用スクレーパ
114 基材 115 所定位置
120 平版 122 印刷材料
135 紙 136 版胴
136a 凹部 137 ゴム胴
138 圧胴 139 タンク
140 供給ローラ 142 印刷材料
150 凹版 150a 凹部
152 印刷材料 154 基材
155 所定位置 160 基材
161 圧胴 162 印刷材料
163 版胴 163a 凹部
164 ドクタ 165 タンク
166 供給ローラ。

Claims (2)

  1. 温度上昇に伴い粘度が低下する特性を有する印刷ペースト(12)を版(11)に保持し、
    上記版における上記印刷ペーストが保持された部分を加熱し、上記版に保持された上記印刷ペーストを上記版から分離して被印刷体(14)に印刷したのち、
    上記版を加熱し、上記版に付着した上記印刷ペーストを、クリーニング装置により吸引清掃することを特徴とする印刷方法。
  2. 印刷ペースト(12)を保持した版(11)における上記印刷ペーストが保持された部分を加熱する加熱装置と、
    上記版に保持された上記印刷ペーストを上記版から分離して被印刷体(14)に印刷する印刷ペースト分離装置(26)と、
    上記被印刷体への印刷後に上記版を加熱しているとき、上記版に付着した上記印刷ペーストを吸引清掃するクリーニング装置とを備えることを特徴とする印刷装置。
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