JP3863959B2 - プレス成形方法および装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプレス成形方法および装置に係り、特に、真円度などの成形精度を向上させる技術に関するものである。
【0002】
【背景技術】
ステアリングロック機構のロックホルダなど比較的厚肉の金属製円筒部品が、自動車部品は勿論その他の各種の機械に用いられているが、このような円筒部品の製造方法として、四角形の金属板材をプレスにより曲げ加工して丸めることが考えられている。図14は、円筒部品としてのロックホルダ10を製造する際の製造工程を説明する図である。ロックホルダ10は、円筒形状を成していると共に、中心線を挟んで略対称的な2位置に軸方向に長い一対の溝穴12が形成されている。また、このロックホルダ10の内径は19mm程度、外径は27mm程度、肉厚は4mm程度、軸方向長さは38mm程度、溝穴12の軸方向長さは24mm程度、周方向の幅寸法は9mm程度である。
【0003】
図14において、(a) の切断工程は四角形の金属板材14を用意する工程であり、例えばプレスによるせん断加工によって帯板等から打ち抜けば良い。金属板材14の板厚tはロックホルダ10の肉厚と略等しく、丸め方向の幅寸法Wはロックホルダ10の肉厚中心における展開寸法と略等しい。(b) のW曲げ工程では、図15に示すプレス型16を用いて金属板材14を曲げ加工することにより、目的とするロックホルダ10と同じ曲率の半円弧形状を成す一対の円弧部18を有する略W字形状の波板部品20に成形する。(c) の穴抜き工程では、図16に示すプレス型22を用いて波板部品20の一対の円弧部18にそれぞれ前記溝穴12を穴あけ加工する。(d) の1次O曲げ工程では、図17に示すプレス型24を用いて波板部品20を曲げ加工することにより、略円筒形状に丸めた予備丸め品28に成形する。予備丸め品28は、丸め方向の端縁26が所定寸法だけ開いていると共に、その端縁26から略90°周方向へ離間した2位置に前記溝穴12が形成されている。
【0004】
最後の(e) の2次O曲げ工程では、図18に示すプレス型30を用いて予備丸め品28を目的とするロックホルダ10に成形する。プレス型30は、上下一対の上型32および下型34と芯金36とを備えており、上型32および下型34にはロックホルダ10の外径と略等しい曲率の半円弧形状の成形面が形成されている一方、芯金36はロックホルダ10の内径と略等しい外径の円柱形状を成しており、略水平な姿勢で上下方向の移動可能とされている。そして、予備丸め品28は、例えば端縁26の開口が上向きとなる状態で芯金36に装着(掛止)され、その状態で上型32が下降されることにより、下型34の成形面内へ押し込まれると共に上型32と下型34との間で挟圧されて丸め加工される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記(e) の2次O曲げ工程では、端縁26が互いに突き合わされるが、左右両側に一対の溝穴12が存在するため、上型32と下型34との間で上下から挟圧される際に、その溝穴12が形成された部分(軸方向の両側の連結部)で座屈を生じる恐れがある。このような座屈が生じると、充分な突合せ荷重が得られなくなるため、内外径の寸法精度や真円度が低下する。
【0006】
さらに、上記(e) の2次O曲げ工程では、上型32と下型34との間で上下から挟圧される際に、ロックホルダ10には左右方向からの成形圧力が殆どかからないため十分な成形が出来ず、内外径の寸法精度や真円度が低下する。
【0007】
また、軸心を挟んで端縁26の突合せ部分と反対側の部位38は、(b) のW曲げ工程で凸形状に成形され、(e) の2次O曲げ工程では下型34の成形面内へ押し込まれる際に逆方向へ折り曲げられるため、図19に示すように完成状態で外側(下側)へ凸となる突起が生じる。更に、予備丸め品28が下型34の成形面内へ押し込まれる際に、左右に位置する溝穴12に、図19に示すようなバリ12aが発生し、溝幅が狭くなって機能上問題となる場合がある。
【0008】
本発明は以上のような事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、金属板材が予め略円筒形状に丸められた予備丸め品から円筒部品を得るための2次O曲げ工程において、予備丸め品に形成された溝穴部分(軸方向の両側の連結部)で座屈を生じたり、予備丸め品の端縁の突き合わせ部分と反対側の部位に凸状の突起が生じたりして内外径の寸法精度や真円度が低下したり、その溝穴にバリが発生し溝幅が狭くなって機能上問題となるといった事を防止することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために第1発明は、(a) 金属板材を予め略円筒形状に丸めたもので、その丸め方向の端縁が開いていると共にその端縁から90°周方向へ離間した2位置にそれぞれ軸方向に長い溝穴が設けられている予備丸め品にプレス加工を行ってその丸め方向の端縁を互いに突き合わせて目的とする円筒部品を得るプレス成形方法であって、(b) 前記円筒部品の内径と略等しい外径の円柱形状の芯金に前記予備丸め品を装着する装着工程と、(c) 前記円筒部品の外径と略等しい曲率でそれぞれ1/3円周を有する部分円筒形状の成形面を有するとともに、プレススライドに一体的に配設された移動型を含めて前記芯金まわりに3つに分割して配設されたプレス型を、それぞれ芯金に対して接近させ、丸め方向の端縁が前記移動型側に位置する姿勢の前記予備丸め品をその芯金とプレス型との間でプレス加工するプレス工程とを有することを特徴とする。
【0011】
発明は、(a) 金属板材を予め略円筒形状に丸めたもので、その丸め方向の端縁が開いていると共にその端縁から90°周方向へ離間した2位置にそれぞれ軸方向に長い溝穴が設けられている予備丸め品にプレス加工を行ってその丸め方向の端縁を互いに突き合わせて目的とする円筒部品を得るプレス成形装置であって、(b) 前記円筒部品の内径と略等しい外径の円柱形状を成していて略水平に配設され、前記丸め方向の端縁が上向きとなる姿勢で前記予備丸め品が装着される芯金と、(c) 前記円筒部品の外径と略等しい曲率でそれぞれ1/3円周を有する部分円筒形状の成形面を有して、前記芯金まわりに3つに分割してその芯金に対して接近離間可能に配設された3つのプレス型と、(d) そのプレス型を機械的に連動させて前記芯金に対して接近させ、その芯金とプレス型との間で前記予備丸め品をプレス加工する連動手段とを有し、且つ、(e) 前記プレス型は、前記芯金の上方に位置するプレススライドに一体的に配設されてその芯金の軸心と直交する上下の一直線方向へ往復移動させられるとともに下端に前記成形面が形成された移動型と、前記芯金の軸心と直交する一平面内において前記一直線と交差し且つその一直線を挟んで対称的な2方向の移動可能に配設されるとともに、その一直線に近い内側にそれぞれ前記成形面が形成された一対の寄せ型とを有するものであることを特徴とする。
【0012】
発明は、第発明のプレス成形装置において、(a) 前記芯金は、前記一直線方向の移動可能に配設され、前記移動型が前記予備丸め品をプレス加工する加工位置へ移動させられる際に、その移動型がその予備丸め品と係合させられることによりその移動型と共にその加工位置へ向かって移動させられる一方、 (b) 前記連動手段は、前記一対の寄せ型を常には前記一直線から離間する待機位置に保持する付勢手段と、前記移動型が前記加工位置へ移動させられる際に、その移動型によって前記芯金と共にその加工位置へ向かって移動させられる前記予備丸め品が前記一対の寄せ型の成形面と係合させられることにより、前記付勢手段の付勢力に抗してその一対の寄せ型をそれぞれ前記一直線に接近させるカム機構とから成るものであることを特徴とする。
【0016】
【発明の効果】
第1発明のプレス成形方法によれば、前記プレス工程において、前記円筒部品の外径と略等しい曲率でそれぞれ1/3円周を有する部分円筒形状の成形面を有して前記芯金まわりに3つに分割して配設されたプレス型をそれぞれ芯金に対して接近させ、その芯金とプレス型との間で予備丸め品をプレス加工するため、従来のように上型と下型とで上下方向に挟圧する場合よりも、予備丸め品が軸心まわりにおいて均等な押圧力で押圧されるようになり、内外径の寸法精度や真円度が向上する。すなわち、溝穴が形成された部分(軸方向の両側の連結部)で座屈が生じにくくなって予備丸め品の端縁を突き合わせる時に充分な突合せ荷重が得られると共に、予備丸め品の軸心を挟んで端縁の突合せ部分と反対側の部位に凸状の突起が発生しにくくなり、内外径の寸法精度や真円度が向上させられる。また、上下方向に挟圧する場合のように予備丸め品を下型へ無理に押し込まないため、溝穴にバリが発生しにくく、溝幅が狭くなって機能上問題となるといった不都合が生じない。
【0017】
第2発明のプレス成形装置は、実質的に上記第1発明と同様の効果が得られるが、本プレス成形装置は3つのプレス型が機械的に連動させられるため、それらを独立に駆動する場合に比較して複雑な制御が不要であるとともに、常に適切な一定のタイミングで3つのプレス型を芯金に対して接近させることができる。
【0018】
また、プレス型が移動型と一対の寄せ型とを有して構成されているとともに、連動手段によって連動させられるため、プレス加工に必要な強度を確保しながら装置を簡単且つ安価に構成できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
ここで、本発明は、丸め方向の端縁が突き合わされるとともに溝穴を有する円筒部品、例えばステアリングロック機構のロックホルダなどをプレス加工する際に好適に適用される。また、例えば3mm程度以上の比較的厚肉で直径寸法が20〜65mm程度の円筒部品をプレス加工するのに適している。
【0022】
発明では連動手段がカム機構を備えているが、カム機構の代わりにリンク機構を用いて連動手段を構成することもできる。
【0023】
発明の実施に際しては、芯金を予め定められた一定の加工位置に固定して配設することも可能であるが、寸法誤差などを吸収するために軸心と直角方向へ移動できるようにしておくことが望ましく、例えば移動型と同じ一直線方向の移動可能に配設するとともに、常には付勢手段によって加工位置から離間した待機位置に保持され、プレス加工時には移動型によって加工位置まで移動させられるようにすることが望ましい。また、待機位置に、芯金の軸心と平行な方向へ往復移動させられるキッカーピンを設け、芯金に装着されているプレス加工後の円筒部品をそのキッカーピンによって自動的に払い出すようにすることも可能である。
【0024】
第1発明の実施に際しては、3つのプレス型は必ずしも機械的に連動させられる必要はなく、それぞれ別個の駆動手段、例えば油圧シリンダなどによって駆動されるようになっていても良い。
【0026】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例では、前記ロックホルダ10の製造に際して、前記図14における(e) 2次O曲げ工程を好適に実施できるプレス成形装置40について説明する。図1はプレス成形装置40の上型(移動型60)等を除いた平面図、図2は正面図、図3は右側面図、図4は図1のIV−IV断面図、図5は図1のV−V断面図、図6は図1のVI−VI断面図をそれぞれ示している。プレス成形装置40は図3に示されるように、プレス機械のベッド41上に略水平に一体的に固設される。下型ベース42上には、上面にV字状溝を有するV字状台座44が配設されており、V字状台座44の上に一対の寄せ型46及び48が配設されている。V字状溝は、図9に拡大して示すように両側の側壁44a、44bが芯金64の軸心を通る鉛直方向の直線に対して対称的に上方へ向かうに従って斜めに開いており、寄せ型46、48は傾斜面46a、48aが側壁44a、44bに摺接する状態で斜め上下方向へ平行移動させられる。寄せ型46、48の内側の上端隅部には、ロックホルダ10の外径と略等しい曲率で、それぞれ約1/3円周を有する部分円筒形状の成形面46b、48bが形成されているとともに、両者が略密着する加工位置まで側壁44a、44bに沿って内側(斜め下方)へ接近させられることにより、両成形面46b、48bの曲率中心が略一致して約2/3円周の円筒面が形成されるようになっている。
【0027】
寄せ型46及び48の間と各底部にはばね50が配設されており、寄せ型46及び48はV字状台座44のV字状溝に沿って相互に離間する方向に付勢されている。V字状台座44の上面には一対の上方ストッパー52が設置されており、ばね50の付勢力による寄せ型46及び48の上方への移動端、すなわち待機位置を規定している。また、図1或いは図2に示されるようにV字状台座44の前方(図の右側)および後方(図の左側)にはそれぞれ前方ガイド板54及び後方ガイド板56が設置されており、寄せ型46及び48の前後方向へのずれが防止されている。なお、前記図9は前方ガイド板54を取り外した状態である。
【0028】
上記下型ベース42の上方には、一対のガイド部材63を介して上型ベース58が上下方向の移動可能に配設されている。上型ベース58は、プレス機械のプレススライド59に一体的に固設され、電動モータおよびクランク機構、或いは油圧シリンダ等から成る駆動手段61(図3参照)により上下方向へ往復移動させられるとともに、その下面には移動型60が配設されている。移動型60は、前記一対の寄せ型46、48の真上に設けられており、上型ベース58と共に一直線方向である上下方向へ往復移動させられる一方、移動型60の下端にはロックホルダ10の外径と略等しい曲率で約1/3円周を有する部分円筒形状の成形面60aが形成されており、下降端の加工位置まで下降させられることにより、図3に示すように一対の寄せ型46、48の成形面46b、48bと成形面60aの曲率中心が略一致させられ、略完全な円筒面が形成される。これらの移動型60および一対の寄せ型46、48は、3つに分割して配設されたプレス型に相当する。なお、前記前方ガイド板54には、図3に示すようにU字形状の切欠54aが形成されている。
【0029】
一方、図9に示すように移動型60が上昇端の原位置まで上昇させられた状態において、その移動型60の真下、すなわち移動型60が移動させられる一直線上であって、下降端の加工位置との間の中間位置には、その一直線と直交する姿勢、具体的には図9の紙面に垂直(装置の前後方向)となる姿勢で芯金64が配設されている。芯金64は、ロックホルダ10の内径と略等しい外径の円柱形状を成しているとともに、先端部には先細となるようにテーパ面が形成され、前記予備丸め品28を容易に装着できるようになっている。
【0030】
また、図2及び図4に示されるように、芯金64は芯金スライドベース66に接続され、芯金スライドベース66はコの字状溝を有するガイド70に嵌め込まれてそのコの字状溝に沿って上下方向に摺動可能に配設されている。ガイド70内には芯金スライドベース66の底部に付勢手段としてばね68が配設されており、芯金スライドベース66は常にはばね68により上方に付勢されて芯金64を図2の2点鎖線(図9の実線)で示す待機位置に保持する一方、移動型60が下降させられるプレス成形時には図3や図4に示す加工位置まで下降することを許容する。ガイド70の上面には蓋部材72が配設されており、芯金スライドベース66の上方への飛び出しが防止されている。尚、図1は蓋部材72を取り外した状態である。
【0031】
前記移動型60が、図9に示す原位置から下降させられると、先ず芯金64に装着された予備丸め品28に成形面60aが当接させられ、それ以後は芯金64は移動型60と共に前記ばね68の付勢力に抗して下降させられる。そして、予備丸め品28の下端が図10に示すように一対の寄せ型46、48の成形面46b、48bに当接させられると、それ以後、それらの寄せ型46、48はV字状溝の側壁44a、44bに沿って前記ばね50の付勢力に抗して下降させられ、図3に示す加工位置まで接近させられる。V字状溝が形成されている前記V字状台座44および寄せ型46、48の傾斜面46a、48aはカム機構に相当するもので、ばね50は付勢手段に相当するものであり、これらのカム機構および付勢手段によって連動手段が構成されている。
【0032】
前記上型ベース58には、図4に示されるように芯金スライドベース66の上方に押えピン62が配設されている。押えピン62は、移動型60が予備丸め品28に当接した際に、芯金スライドベース66と上下方向に若干の隙間(予備丸め品28の肉厚より小さな隙間)を有するように調整されているため、予備丸め品28を装着せずに空打ちが行われた場合にも、移動型60が芯金64に当接するよりも先に押えピン62が芯金スライドベース66およびそれに固設されている芯金64を押し下げるため、移動型60が芯金64に直接当たらないようになっている。また、芯金スライドベース66にそのような押えピン62と芯金スライドベース66との間の若干の隙間以上のがたつきが生じた場合にこじりが発生しにくくなっている。
【0033】
予備丸め品28からプレス成形されたロックホルダ10をプレス成形装置40から取り出す払出し機構は、図1及び図2に示されるように、ガイド70の後方位置に前後方向に配設されたエアシリンダー78と、連結ブロック76を介してエアシリンダー78の出力ロッドに連結された一対のキッカーピン74とを備えて構成されている。連結ブロック76は、スライドベース80上を前後方向へスライドさせられるようになっているとともに、キッカーピン74は、前記芯金64が待機位置に保持された状態において、その芯金64の左右両側に近接して略平行に位置するように配設されている。
【0034】
キッカーピン74はガイド70、芯金スライドベース66、および後方ガイド板56を貫通している。具体的には、図4〜図6に示されるように、ガイド70にはキッカーピン74の断面より若干大きめの貫通穴が設けられ、芯金スライドベース66にはその上下方向の移動を許容するために、芯金スライドベース66の移動距離と略等しい長さの長円状の貫通穴が設けられ、後方ガイド板56にはガイド70と略同じ大きさの貫通穴が設けられており、キッカーピン74はそれらの貫通穴を挿通して前後方向に移動させられるようになっている。前記エアシリンダー78には、図7および図8に示す一方向作動型のメカニカルバルブ82が接続されており、上型ベース58に設けられた台形のドグ84と片ぎきローラ86とが係合させられることにより、上型ベース58が下降端から上昇端へ移動させられる時だけ一時的にエア回路が切り換えられ、出力ロッド更にはキッカーピン74が一時的に前方へ突き出される。
【0035】
次に、プレス成形装置40の作動を順を追って説明する。先ず、図9に示されているように移動型60が原位置に保持されている状態において、図示しないワーク自動供給装置或いは作業者の手作業で、芯金64の先端側すなわち装置の手前側からその芯金64に予備丸め品28を装着する。予備丸め品28は、例えば図9に示されているように端縁26の開口部が上向きとなる姿勢で芯金64に引っ掛けられる。これが請求項1に記載の装着工程に相当する。その状態で、上型ベース58と共に移動型60が下降させられると、芯金64に装着されている予備丸め品28に移動型60が当接させられる。次に、その移動型60の下降に伴って予備丸め品28を保持する芯金64、及びその芯金64が固設されている芯金スライドベース66がばね68の付勢力に抗して下方に押し下げられる。次に、移動型60が更に下降させられると、予備丸め品28は寄せ型46及び48を下方に押し下げ、ばね50の付勢力に抗してV字状台座44のV字状溝に沿って寄せ型46及び48を滑り降ろすと共に相互に接近させ、予備丸め品28は移動型60と寄せ型46及び48により三方からプレスされてロックホルダ10が成形される。このように、移動型60および一対の寄せ型46、48により芯金64との間で予備丸め品28をプレス加工する工程が請求項1に記載のプレス工程に相当する。
【0036】
ロックホルダ10の成形後は、逆の動作によって上型ベース58が上昇し、その上昇端付近において、ドグ84によりメカニカルバルブ82が一時的に切り換えられることにより、エアシリンダー78によってキッカーピン74が前進させられ、そのキッカーピン74によりロックホルダ10が芯金64から前方へ払い出される。続いて、メカニカルバルブ82がばねの付勢力により通常位置に復帰させられることにより、前進時とは逆の動作によってキッカーピン74は後退させられ、通常位置に復帰させられる。
【0037】
上述のように本実施例のプレス成形装置40によれば、芯金64まわりに配設された移動型60、寄せ型46及び48をそれぞれ芯金64に対して接近させ、その芯金64と移動型60、寄せ型46及び48の間で予備丸め品28がプレス加工されているため、従来のように上型と下型とで上下方向に挟圧される場合よりも、予備丸め品28が軸心まわりにおいて均等な押圧力で押圧されるようになり、溝穴12が形成された部分(軸方向の両側の連結部)で座屈が生じにくくなって予備丸め品28の端縁26を突き合わせる時に充分な突き合わせ荷重が得られると共に、予備丸め品28の軸心を挟んで端縁26の突き合わせ部分と反対側の部位38に凸状の突起が発生しにくくなり、内外径の寸法精度や真円度が向上させられる。また、上下方向に挟圧する場合のように予備丸め品28を下型へ無理に押し込まないため、溝穴12にバリが発生しにくく、溝幅が狭くなって機能上問題となるといった不都合が生じない。例えば、真円度はφ1からφ0.1〜0.05程度となり、バリ高さは0.7mmから0.2mm程度となり、内径公差レンジは0.2程度となった。
【0038】
一方、本実施例のプレス成形装置40は、移動型60および一対の寄せ型46、48によってプレス型が構成されているとともに、寄せ型46、48がカム機構として機能するV字状台座44やばね50の作用で移動型60に連動させられるため、それらを独立に駆動する場合に比較して複雑な制御が不要であるとともに、常に適切な一定のタイミングで移動型60および寄せ型46、48が芯金64に対して接近させられる。また、プレス加工に必要な強度を確保しながら装置を簡単且つ安価に構成できる。
【0039】
なお、上記実施例では芯金64および予備丸め品28を介して一対の寄せ型46、48が移動型60に連動させられるようになっていたが、図11〜図13に示すように、移動型90と一対の寄せ型92、94とが直接係合させられて連動するように構成することもできる。すなわち、移動型90には、下方へ向かうに従って拡開する一対の傾斜面90a、90bを上下方向に対して対照的に形成する一方、寄せ型92、94には、上方へ向かうに従って内側へ傾斜する傾斜面92a、94aを上下方向に対して対称的に形成し、それらの傾斜面90aと92a、90bと94aとの係合により、移動型90の下降に伴って一対の寄せ型92、94を内側へ接近させるのである。90c、92b、94bは成形面で前記成形面60a、46b、48bに対応する。また、寄せ型92、94は、前記下型ベース42上に固設される台座96の収容穴96a内に収容され、左右方向へ所定寸法だけ接近離間できるようになっており、常にはばね98により両側の移動端である待機位置に保持されるようになっている。傾斜面90a、90bおよび92a、94aはカム機構に相当するもので、ばね98は付勢手段に相当するものであり、これらのカム機構および付勢手段によって連動手段が構成されている。
【0040】
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用され得る。
【0042】
例えば、前記寄せ型46、48、92、94の移動方向は適宜変更することが可能で、例えば寄せ型92、94の場合、内側へ接近させられるのに伴って上昇するように構成することもできる。
【0043】
また、図14の加工工程はあくまでも一例で、(b) のW曲げ工程の前に(c) の穴抜き工程を行っても良いなど、適宜変更され得る。
【0044】
また、前述の実施例においては、上型ベース58に設けられた台形のドグ84が片ぎきローラ86に係合させられることにより、メカニカルバルブ82を一時的に切り換えてエアシリンダー78を駆動するように構成されていたが、駆動手段61を構成するクランク機構のクランク軸に設けられたロータリーカムスイッチによって電気信号を取り出し、電磁バルブを一時的に切り換えてエアシリンダー78を駆動するように構成することも出来る。
【0045】
本発明はその主旨を逸脱しない範囲において、その他種々の変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたプレス成形装置の上型等を除いた平面図である。
【図2】図1のプレス成形装置の正面図である。
【図3】図1のプレス成形装置の右側面図である。
【図4】図1のプレス成形装置のIV−IV断面図である。
【図5】図1のプレス成形装置のV−V断面図である。
【図6】図1のプレス成形装置のVI−VI断面図である。
【図7】図1のプレス成形装置のメカニカルバルブの作動を説明する図である。
【図8】図1のプレス成形装置のメカニカルバルブを含むエア回路を説明する図である。
【図9】図1のプレス成形装置の3つのプレス型を説明する図である。
【図10】図9において移動型が下降させられ、芯金および予備丸め品を介して一対の寄せ型に係合させられた状態を示す図である。
【図11】本発明の別の実施例の要部を説明する図で、前記図9に相当する図である。
【図12】図11において移動型が下降させられ、芯金および予備丸め品を介して一対の寄せ型に係合させられた状態を示す図である。
【図13】移動型が下降端の加工位置まで下降させられ、連動して接近させられる寄せ型と共に予備丸め品にプレス加工が行われている状態を示す図である。
【図14】円筒部品としてのロックホルダを製造する際の製造工程を説明する図である。
【図15】図14(b) のW曲げ工程を説明する図である。
【図16】図14(c) の穴抜き工程を説明する図である。
【図17】図14(d) の1次O曲げ工程を説明する図である。
【図18】図14(e) の2次O曲げ工程を説明する図である。
【図19】図18の2次O曲げ工程によってロックホルダを製造した場合に溝穴に発生するバリ及び端縁の突き合わせ部分と反対側の部位に発生する凸状の突起を説明する図である。
【符号の説明】
10:ロックホルダ(円筒部品)
12:溝穴
14:金属板材
26:端縁
28:予備丸め品
40:プレス成形装置
44:V字状台座(カム機構、連動手段)
46、48、92、94:寄せ型(プレス型)
50、98:ばね(付勢手段、連動手段)
59:プレススライド
60、90:移動型(プレス型)
64:芯金
90a、90b、92a,94a:傾斜面(カム機構)

Claims (3)

  1. 金属板材を予め略円筒形状に丸めたもので、その丸め方向の端縁が開いていると共に該端縁から90°周方向へ離間した2位置にそれぞれ軸方向に長い溝穴が設けられている予備丸め品にプレス加工を行って該丸め方向の端縁を互いに突き合わせて目的とする円筒部品を得るプレス成形方法であって、
    前記円筒部品の内径と略等しい外径の円柱形状の芯金に前記予備丸め品を装着する装着工程と、
    前記円筒部品の外径と略等しい曲率でそれぞれ1/3円周を有する部分円筒形状の成形面を有するとともに、プレススライドに一体的に配設された移動型を含めて前記芯金まわりに3つに分割して配設されたプレス型を、それぞれ該芯金に対して接近させ、丸め方向の端縁が前記移動型側に位置する姿勢の前記予備丸め品を該芯金と該プレス型との間でプレス加工するプレス工程と
    を有することを特徴とするプレス成形方法。
  2. 金属板材を予め略円筒形状に丸めたもので、その丸め方向の端縁が開いていると共に該端縁から90°周方向へ離間した2位置にそれぞれ軸方向に長い溝穴が設けられている予備丸め品にプレス加工を行って該丸め方向の端縁を互いに突き合わせて目的とする円筒部品を得るプレス成形装置であって、
    前記円筒部品の内径と略等しい外径の円柱形状を成していて略水平に配設され、前記丸め方向の端縁が上向きとなる姿勢で前記予備丸め品が装着される芯金と、
    前記円筒部品の外径と略等しい曲率でそれぞれ1/3円周を有する部分円筒形状の成形面を有して、前記芯金まわりに3つに分割して該芯金に対して接近離間可能に配設された3つのプレス型と、
    該プレス型を機械的に連動させて前記芯金に対して接近させ、該芯金と該プレス型との間で前記予備丸め品をプレス加工する連動手段と
    を有し、且つ、
    前記プレス型は、前記芯金の上方に位置するプレススライドに一体的に配設されて該芯金の軸心と直交する上下の一直線方向へ往復移動させられるとともに下端に前記成形面が形成された移動型と、前記芯金の軸心と直交する一平面内において前記一直線と交差し且つ該一直線を挟んで対称的な2方向の移動可能に配設されるとともに、該一直線に近い内側にそれぞれ前記成形面が形成された一対の寄せ型とを有するものである
    ことを特徴とするプレス成形装置。
  3. 前記芯金は、前記一直線方向の移動可能に配設され、前記移動型が前記予備丸め品をプレス加工する加工位置へ移動させられる際に、該移動型が該予備丸め品と係合させられることにより該移動型と共に該加工位置へ向かって移動させられる一方、
    前記連動手段は、前記一対の寄せ型を常には前記一直線から離間する待機位置に保持する付勢手段と、前記移動型が前記加工位置へ移動させられる際に、該移動型によって前記芯金と共に該加工位置へ向かって移動させられる前記予備丸め品が前記一対の寄せ型の成形面と係合させられることにより、前記付勢手段の付勢力に抗して該一対の寄せ型をそれぞれ前記一直線に接近させるカム機構とから成るものである
    ことを特徴とする請求項に記載されたプレス成形装置。
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