JP3859740B2 - エンジン油組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、エンジン油組成物に関し、さらに詳しくは、モリブデンジチオカルバメート、ジンクジチオフォスフェート、及び脂肪酸のポリグリセリンハーフエステルを基油に配合することにより製造される、高極圧から流体潤滑において安定でかつ良好な摩擦係数を有するエンジン油組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、省エネルギ−の推進や地球温暖化、窒素酸化物(Nox)等に起因して、自動車の燃費規制、排ガス規制が強まっており、エンジンの摩擦損失の低減が求められており、エンジン油への要求は益々高まっている。
エンジン油の役割は、ピストンとライナ間の潤滑剤として作用する他に動弁系やベアリング等においても重要な役割を果たしている。またエンジンの部位によって潤滑状態が異なりエンジン油に必要な性能は多種多用になっている。
例えば、ピストン部分においては流体潤滑が多く、この場合エンジン油の低粘度化が最もフリクションロスを防ぐが、エンジン油の粘度を低くすることによりシ−ル性が悪くなったり、摩耗量が多くなったりする。一方、動弁系では主に混合潤滑、境界潤滑にあるため、エンジン油の低粘度化は摩耗にネガティブな効果をもたらすため、極圧性、耐摩耗性に優れた添加剤が必要になってくる。この様なエンジンの構造上の問題から、エンジン油の低粘度化に伴う、摩擦損失の低減、摩耗防止、極圧性付与のために、モリブデンジチオカルバメート(以下、MoDTCと記載する)、ジンクジチオフォスフェート(以下、ZDTPと記載する)がエンジン油に使用されてきた。
【0003】
しかしながら、これらのMoDTC、ZDTP等の添加剤を単に混合するだけでは強化されつつある排ガス、燃費規制に絡んだ摩耗、焼き付きや摩擦損失による機械効率の諸問題を解決されるには至っていないのが現状である。
【0004】
このような状況下で、特開平5−279686号公報には、有機モリブデン化合物、脂肪酸エステル、金属清浄剤(カルシウムまたはマグネシウムスルホネ−ト、カルシウムまたはマグネシウムフェネ−ト)、無灰清浄分散剤(ベンジルアミン、アルケニルコハク酸イミド、アルケニルコハク酸イミドのホウ素誘導体)、耐摩耗剤(ZDTP、ZDTC)を配合することにより耐摩耗やその他の特性を損なうことなく、摩擦特性を改善できることが提案されている。
【0005】
また、特開平5−311186号公報では平均炭素数4以下のジチオカルバミン酸金属塩と油溶性アミン化合物との併用系、硫化オキシモリブデンジチオカルバメ−ト及び/または硫化オキシモリブデンオルガノホスホロジチオエ−ト、脂肪酸エステル及び/または有機アミド化合物を特定量比で含有せしめることにより、潤滑油の摩擦係数を大幅に低下させ得ることが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の特開平5−279686号及び特開平5−311186号公報の組成物では、前述したエンジン油の諸問題を全て解決するには至っていないのが現状であった。
現時点ではエンジン油の低粘度化、あるいは摩擦調整剤による省燃費視点からするとMoDTCの使用は必須である。そして摩耗、焼き付きや摩擦損失による機械効率の諸問題を解決するためにはMoDTCの性能を充分引き出す配合を見出すことが重要である。
【0007】
従って、本発明の目的は摩擦に係わる諸問題を解決するためにMoDTCの性能を充分引き出し、高極圧から流体潤滑において良好な摩擦係数並びに極圧性を有するエンジン油組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者は上記の目的を達成するため、鋭意検討を重ねた結果、ある種の脂肪酸ハ−フエステル(本明細書では、一部の水酸基がエステル化された多価アルコールをハーフエステルと呼ぶ)と、MoDTC及びZDTPを組み合わせることにより驚くべき潤滑性能があることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
即ち、本発明は、必須の構成成分として、
(A)次の一般式
【化3】
Figure 0003859740
(式中、R1、R2、R3及びR4は同一または異なっていてもよい炭化水素基を表し、Xは硫黄原子または酸素原子を表す)
で表される1種または2種以上のモリブデンジチオカルバメート(a);
(B)次の一般式
Zn[(RO)2PS22・aZnO (2)
(式中、aは0または1/3なる係数であり、Rは炭素原子数3〜18のアルキル基で、Rは同一または異なっていてもよい)
で表される中性または塩基性の1種または2種以上のジンクジチオフォスフェート(b);
(C)次の一般式
【化4】
Figure 0003859740
(式中、nは1≦n≦9の整数であり、R5〜R8は水素原子または炭素数8〜20のアシル基であるが、R5〜R8は同時に水素原子であることはなく、また、R5〜R8が全てアシル基であることもなく、nが2以上の場合、個々のR8は同一または異なってもよい)
で表される1種または2種以上のポリグリセリンハ−フエステル(c);及び
(D)基油
を含有してなり、
(D)基油100重量部に対し、
(A)モリブデンジチオカルバメート(a) 0.01〜1重量部
(B)ジンクジチオフォスフェート(b) 0.01〜2重量部
(C)ポリグリセリンハーフエステル(c) 0.1〜5重量部
の配合割合を有することを特徴とするエンジン油組成物▲1▼に係る。
【0010】
また、本発明は、上記エンジン油組成物▲1▼において、一般式(1)中のR1、R2、R3及びR4が同一または異なっていてもよい炭素原子数8〜16のアルキル基であり、Xが硫黄原子または酸素原子であり、硫黄原子/酸素原子の比が1/3〜3/1である1種または2種以上のモリブデンジチオカルバメート(e)を含有してなることを特徴とするエンジン油組成物▲2▼に係る。
【0011】
更に、本発明は、上記エンジン油組成物▲2▼において、一般式(3)中のアシル基の個数(Y)が、1≦Y≦(n+5)/2の範囲内にある1種または2種以上のポリグリセリンハーフエステル(f)を含有してなることを特徴とするエンジン油組成物▲3▼に係る。
【0012】
また、本発明は、上記エンジン油組成物▲3▼において、一般式(3)中の全アシル基中に占めるラウリル基及び/またはオレイル基の割合が、25%以上である1種または2種以上のポリグリセリンハーフエステル(g)を含有してなることを特徴とするエンジン油組成物▲4▼に係る。
【0013】
更に、本発明は、(A)成分としてモリブデンジチオカルバメート(e)、(B)成分としてジンクジチオフォスフェート(b)、(C)成分としてポリグリセリンハーフエステル(g)及び(D)成分の基油を必須の構成成分として含有してなるエンジン油組成物であって、モリブデンジチオカルバメート(e)、ジンクジチオフォスフェート(b)及びポリグリセリンハーフエステル(g)の配合が、(D)基油100重量部に対し、
(A)モリブデンジチオカルバメート(e) 0.01〜1重量部
(B)ジンクジチオフォスフェート(b) 0.01〜2重量部
(C)ポリグリセリンハーフエステル(g) 0.1〜5重量部
の配合割合で、
(e)+(b)+(g)の合計量が1〜7重量部で、かつ
(e):(b):(g)=0.1〜1.5:1:1〜10の範囲内にあることを特徴とするエンジン油組成物▲5▼に係る。
【0014】
また、本発明は、エンジン油組成物▲5▼において、一般式(3)中のアシル基が全てオレイル基及び/またはラウリル基である1種または2種のポリグリセリンハーフエステル(h)を含有してなることを特徴とするエンジン油組成物▲6▼に係る。
【0015】
本発明のエンジン油組成物▲1▼に使用される一般式(1)で表されるMoDTC(a)において、R1、R2、R3及びR4によって表される基は同一または異なっていてもよい炭化水素基であり、飽和若しくは不飽和結合を含むものであってもよく、直鎖状、分岐鎖状、若しくは環状、またはこれらの組み合わせのいずれのものであってもよいが、潤滑性の面から、炭素原子数8〜16のアルキル基が好ましく、8〜13のものが更に好ましい。
【0016】
かかる炭化水素基としては、脂肪族系、芳香族系及び芳香−脂肪族系のものがある。具体的には、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、2−メチルブチル基、ヘキシル基、2−エチルブチル基、オクチル基、2−エチルヘキシル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、ラウリル基、トリデシル基、イソトリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、ステアリル基等のアルキル基、フェニル基、トルイル基、キシリル基、クメニル基、メシチル基、ベンジル基、フェネチル基等の芳香族系及び芳香−脂肪族系のものが挙げられる。好ましくは2−エチルヘキシル基、オクチル基、トリデシル基、イソトリデシル基等がよい。
【0017】
また、本発明のエンジン油組成物▲2▼〜▲6▼に使用されるMoDTC(e)において、R1、R2、R3及びR4によって表される炭化水素基は同一または異なっていてもよい炭素原子数8〜16のアルキル基であり、炭素原子数8〜13のものが好ましい。
【0018】
かかるアルキル基としては、オクチル基、2−エチルヘキシル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、ラウリル基、トリデシル基、イソトリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、ステアリル基等が挙げられる。好ましくは2−エチルヘキシル基、オクチル基、トリデシル基、イソトリデシル基等がよい。更に好ましくはR1、R2、R3及びR4が2−エチルヘキシル基がよい。
【0019】
本発明のエンジン油組成物▲1▼に使用されるMoDTC(a)において、Xは硫黄原子および/または酸素原子であり、Xの全てが硫黄原子あるいは酸素原子であってもよいが、潤滑性及び腐食性を考慮した場合、硫黄原子/酸素原子の比が1/3〜3/1であるのが特に好ましい。
【0020】
また、本発明のエンジン油組成物▲2▼〜▲6▼に使用されるMoDTC(e)において、Xは硫黄原子および/または酸素原子であり、硫黄原子/酸素原子の比が1/3〜3/1である。Xが全て同時に酸素原子あるいは硫黄原子であることはない。潤滑性及び耐腐食性が特に要求される場合はMoDTC(e)を必須の構成成分とするエンジン油組成物▲2▼〜▲6▼を使用するのが好ましい。
【0021】
以上、かかるMoDTC(a)並びに(e)は、例えば特公昭53−31646号公報、特公昭55−40593号公報、特公昭56−12638号公報、特公昭57−24797号公報、特公昭58−50233号公報及び特開昭62−81396号公報に記載の方法で製造することができる。
【0022】
また、これらMoDTC(a)並びに(e)は、エンジン油組成物▲1▼〜▲6▼において、(D)基油100重量部に対して、0.01〜1重量部使用され、0.1〜0.6重量部が好ましい。0.01重量部未満であると摩擦低減効果がなく、1重量部を超えても、ある一定以上の効果はみられず、逆に油溶解性が悪くなるため好ましくない。また、R1〜R4、Xが異なる2種以上のMoDTC(a)または(e)を併用することができる。この場合の使用量は、併用される複数のMoDTC(a)または(e)の総使用量が前記の範囲内でなければならない。
【0023】
本発明のエンジン油組成物▲1▼〜▲6▼に使用される(B)成分である一般式(2)で表されるZDTP(b)において、aは0もしくは1/3なる係数であるが、a=0の時一般に中性塩と呼ばれ、a=1/3の時一般に塩基性塩と呼ばれている。
【0024】
本発明のエンジン油組成物▲1▼〜▲6▼に使用されるZDTP(b)は、中性塩もしくは塩基性塩またはこれらの組み合わせの何れであってもよい。
【0025】
また、本発明のエンジン油組成物▲1▼〜▲6▼に使用されるZDTP(b)において、Rは炭素原子数3〜18のアルキル基である。Rは飽和の直鎖状、分岐鎖状のアルキル基であることができ、更に、Rは同一または異なっていてもよいが、油溶解性、及び潤滑性の面からRは炭素原子数3〜14のアルキル基をもつZDTP(b)が好ましく、更に、炭素原子数3〜14の一級アルキル基をもつZDTP(b)が最も好ましい。
【0026】
かかるアルキル基としては、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、2−メチルブチル基、ヘキシル基、2−エチルブチル基、オクチル基、2−エチルヘキシル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、ラウリル基、トリデシル基、イソトリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ステアリル基等が挙げられる。好ましくは、オクチル基、2−エチルヘキシル基、ドデシル基等が良く、更に好ましくは、アルキル基の全てが一級の2−エチルヘキシル基、オクチル基のZDTP(b)である。
【0027】
また、本発明のエンジン油組成物▲1▼〜▲6▼に使用されるZDTP(b)は、(D)成分である基油100重量部に対して0.01〜2重量部使用されるが、0.01重量部未満であると、境界潤滑状態において、良好な摩擦係数が得られず、2重量部を超えても、ある一定以上の効果は得られず、かえってエンジン油劣化時に摩擦係数が悪化してしまうために好ましくない。また、R、aが異なる2種以上のZDTP(b)を併用することができる。この場合の使用量は、併用される複数のZDTP(b)の総使用量が前記の範囲内でなければならない。
【0028】
本発明のエンジン油組成物▲1▼〜▲6▼に使用される一般式(3)で示されるポリグリセリンハ−フエステル(c)、(f)、(g)または(h)において、R5〜R8は水素原子及び/または炭素原子数8〜20のアシル基あるが、R5〜R8は同時に水素原子であることはない。また、全てがアシル基であることもない。nが2以上の場合は、n個のR8が存在することになるが、この場合、R8はそれぞれ水素原子及び/または炭素原子数8〜20のアシル基あり、同一または異なっていてもよい。本明細書では、このように、水酸基の一部がエステル化された多価アルコールをハーフエステルと呼ぶ。アシル基残基(アシル基からカルボニル基を除いたもの)は飽和、若しくは不飽和結合を含むものであってもよく、直鎖状、分岐鎖状、若しくは環状、またはこれらの組み合わせのいずれのものであってもよい。
【0029】
ここでアシル基としては、例えば、ラウリル基、ミリスチル基、パルミチル基、ステアリル基等の直鎖飽和アシル基、2−エチルヘキシル基、イソノニル基、イソトリデシル基、イソステアリル基等の分岐鎖飽和アシル基、リンデリル基(4−ドデセニル基)、ツズイル基(4−テトラデセニル基)、フィセトレイル基(5−テトラデセニル基)、ミリストレイル基(9−テトラデセニル基)、ゾ−マリル基(9−ヘキサデセニル基)、ペトロセリル基(6−オクタデセニル基)、オレイル基、エライジル基、ガドレイル基(9−イコセニル基)、ゴンドイル基等のモノ不飽和アシル基、リノ−レイル基(9,12−オクタデカジエニル基)、リノエライジル基、リノレニル基(9,12,15−オクタデカトリエニル基)、エレオステアリル基(9,11,13−オクタデカトリエニル基)、モロクチル基、パリナリル基(9,11,13,15−オクタデカテトラエニル基)、アラキドニル基(5,8,11,14−イコサテトラエニル基)等の多不飽和アシル基、ステアロ−リル基(9−オクタデシニル基)、イサニル基、キシメニル基等のアセチレンアシル基、ヒドノカルピル基、ショ−ル−ムグリル基、ステルクリル基等の環状アシル基、ツベルクロステアリル基等の分岐鎖状アシル基が挙げられる。
【0030】
また、本発明のエンジン油組成物▲3▼〜▲6▼に使用されるポリグリセリンハ−フエステル(f)、(g)または(h)において、ポリグリセリンハーフエステル(f)、(g)、(h)中に占めるアシル基の個数(Y)は、1≦Y≦(n+5)/2の範囲内にあり、好ましくは1≦Y≦(n+3)/2の範囲内にある。ここで、nは一般式(3)中のnである。なお、ポリグリセリンハーフエステル(f)、(g)または(h)として2種以上のものを併用する場合には、Yはこれら2種以上のポリグリセリンハーフエステル中のアシル基の平均個数を表す。Yが上述の範囲内にあるポリグリセリンハーフエステルは水酸基とアシル基の割合が極圧性を発揮する上で最も好ましい。従って、極圧性が特に要求される場合は、ポリグリセリンハーフエステル(f)、(g)または(h)を必須の構成成分とするエンジン油組成物▲3▼〜▲6▼を使用するのが好ましい。
【0031】
本発明のエンジン油組成物▲4▼〜▲6▼に使用されるポリグリセリンハ−フエステル(g)または(h)において、全アシル基中に占めるラウリル基及び/またはオレイル基の割合は25%以上である。ポリグリセリンハ−フエステル中のアシル基は、不飽和度が増す毎に融点が低くなるものの安定性に劣り、炭素原子数が長くなる毎に、潤滑性が良くなるものの低温で結晶が析出してしまうため、ラウリル基、オレイル基が好ましい。従って、前記の場合より更に極圧性が要求される場合は、ポリグリセリンハ−フエステル(g)または(h)を必須の構成成分とするエンジン油組成物▲4▼〜▲6▼を使用するのが好ましい。
【0032】
本発明のエンジン油組成物▲6▼に使用されるポリグリセリンハ−フエステル(h)のアシル基は全てオレイル基および/またはラウリル基である。ポリグリセリンハ−フエステルを極圧剤として用いる場合、オレイル基またはラウリル基が最も好ましいのは前記の理由に示すとおりである。従って、前記の場合より更に極圧性が要求される場合は、ポリグリセリンハ−フエステル(h)を必須の構成成分とするエンジン油組成物▲6▼を使用するのが好ましい。
【0033】
本発明のエンジン油組成物▲1▼〜▲6▼に使用されるポリグリセリンハ−フエステル(c)、(f)、(g)または(h)は、(D)成分である基油100重量部に対して0.1〜5重量部使用される。また、R5〜R8、nが異なる2種以上のポリグリセリンハ−フエステル(c)、(f)、(g)または(h)を併用することができる。この場合の使用量は、併用される複数のポリグリセリンハ−フエステル(c)、(f)、(g)または(h)の総使用量が前記の範囲内でなければならない。
【0034】
これらのポリグリセリンハ−フエステルは極圧性に優れ、MoDTC、ZDTPと、一定のモル比で配合することにより驚くべき潤滑性が発現することが明らかとなった。具体的に例示すれば、ジグリセリンモノラウレート、ジグリセリンジラウレート、ジグリセリントリラウレート、ジグリセリンモノオレート、ジグリセリンジオレート、ジグリセリントリオレート、ジグリセリンモノラウリルモノオレート、ジグリセリンモノラウリルジオレート、ジグリセリンジラウリルモノオレート、テトラグリセリンモノオレート、テトラグリセリンモノラウレート、テトラグリセリンモノオレイルモノステアレート、テトラグリセリンモノラウリルモノステアリート、ヘキサグリセリンモノオレート、ヘキサグリセリンモノラウレート、ヘキサグリセリンペンタオレート、ヘキサグリセリンジオレイルジステアレート、ヘキサグリセリンジオレイルペンタステアレート、ヘキサグリセリンジラウリルペンタステアレート、デカグリセリンモノオレート、デカグリセリンモノラウレート、デカグリセリンペンタオレイルペンタステアレート、デカグリセリンペンタラウリルペンタステアレート等があり、好ましくは、ジグリセリンモノオレート、ジグリセリンジオレート、ジグリセリンテトラオレート、テトラグリセリンモノオレート、テトラグリセリンモノラウレート、ヘキサグリセリンモノオレート、ヘキサグリセリンモノラウレート、ヘキサグリセリンペンタオレート、デカグリセリンモノオレート、デカグリセリンモノラウレート等がある。
【0035】
本発明のエンジン油組成物▲1▼〜▲4▼において、(D)基油中の(A)MoDTC(a)または(e)、(B)ZDTP(b)、(C)ポリグリセリンハーフエステル(c)、(f)または(g)の添加量は、
Figure 0003859740
である。
【0036】
各々の添加量は、それぞれ少なすぎると効果は現れず、また、多すぎても一定以上の効果は見られず、逆に潤滑性に悪影響を与える場合がある。良好な潤滑性能を得るには、この配合量であることが必須である。
【0037】
本発明のエンジン油組成物▲5▼、▲6▼においては、(D)基油中の(A)MoDTC(e)、(B)ZDTP(b)、(C)ポリグリセリンハーフエステル(g)、(h)の添加量は、
(A)MoDTC(e) 0.01〜0.1重量部
(B)ZDTP(b) 0.01〜2重量部
(C)ポリグリセリンハーフエステル(g)または(h) 0.1〜5重量部
であり、
(e)+(b)+(g)または(h)の合計量が1〜7重量部であり、かつ
(e):(b):(g)または(h)の割合が0.1〜1.5:1:1〜10になるように配合することが必須である。この範囲内で使用することにより更に良好な潤滑性能が得られる。これら潤滑油添加剤間の相互作用の影響で、この範囲内での使用がより好ましい。従って、特に極圧性が要求される場合は、エンジン油組成物▲5▼または▲6▼を使用するのが好ましい。
【0038】
本発明のエンジン油組成物▲1▼〜▲6▼に使用する(D)基油としては、通常エンジン油に使用されるあらゆる基油を使用することができる。このエンジン油基油とは通常、粘度指数(以下、「VI」)が100以上であり、またVIが100以上であれば、特に限定されず、公知の天然油や合成潤滑油の一種または二種以上の混合物を使用することができる。
【0039】
このような天然油とは、例えば石油から得られた油及びパラフィン系、ナフテン系、水素化分解VHVI油またはこれらの混合物などを挙げることができる。また、合成潤滑油としては、例えばポリブチレン、ポリプロピレンプロピレン−イソブチレン共重合体、ポリ(1−ヘキセン)、ポリ(1−オクテン)、ポリ(1−デセン)等のオレフィンの重合体、及び共重合体、エチレンオキシドまたはプロピレンオキシドの重合によって得られた油、これらのポリオキシアルキレンポリマ−のアルキル及びアリルエーテル、また、これらの一価または多価カルボン酸エステルまたはジエステルフタル酸、コハク酸、アルキルコハク酸及びアルケニルコハク酸、セバシン酸、アジピン酸、リノ−ル酸の二量体等と種々アルコ−ルから得られるジエステルやネオペンチルグリコ−ル、トリメチロ−ルプロパン、ペンタエリスリト−ル、ジペンタエリスリト−ル、トリペンタエリスリト−ル等の多価アルコ−ルから作られるポリオ−ルエステル等を挙げることができる。なかでも、ロングドレイン化の観点から、酸化安定性の良い水素化分解VHVI油や、水素化分解VHVI油とポリ−α−オレフィン及び/またはポリオールエステルの混合物や、ポリ−α−オレフィンとポリオールエステルの混合物が特に好ましい。
【0040】
なお、本発明の潤滑油組成物は本発明の目的の範囲内で所望により公知の他の極圧剤、摩擦緩和剤、摩耗防止剤、例えば高級脂肪酸、高級アルコール、アミン、エステル等の摩擦緩和剤、硫黄系、塩素系、リン系、有機金属系等の極圧剤を通常の使用量で併用しても差し支えはない。
【0041】
また、本発明の目的の範囲内で必要に応じて公知の各種添加剤、例えばフェノール類、アミン類等の酸化防止剤、中性または高塩基性のアルカリ土類金属スルフォネ−ト、フェネ−ト、カルボキシレート等の清浄剤、コハク酸イミド、ベンジルアミン等の分散剤、高分子量のポリメタクリレート、ポリイソブチレン、ポリスチレン、エチレン−プロピレン共重合体、スチレン−イソブチレン共重合体等の粘度指数向上剤、あるいはエステル類、シリコーン類等の消泡剤、その他の防錆剤、流動点降下剤等を通常の使用量の範囲で加えることも適宜加えることもできる。
【0042】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
試料1:次式で表される化合物
【化5】
Figure 0003859740
(式中、Rは2−エチルヘキシル基であり、XのS/O比は=2.2である)
【0043】
試料2:次式で表される化合物
【化6】
Figure 0003859740
(式中、Rはイソトリデシル基であり、XのS/O比は=1.5である)
【0044】
試料3:次式で表される化合物
【化7】
Figure 0003859740
(式中、Rはイソトリデシル基及び2−エチルヘキシル基であり、その比は1/1であり、XのS/O比は=2.2である)
以上、試料1〜3を試料(a)とする。これらはMoDTC(a)または(e)に対応している試料である。
【0045】
試料4:次式で表される化合物
Zn[(RO)2PS2]2・aZnO
[式中、Rは1級2−エチルヘキシル基であり、また、中性塩(a=0):塩基性塩(a=1/3)=55:45(モル比)]
【0046】
試料5:次式で表される化合物
Zn[(RO)2PS2]2・aZnO
[式中、Rは1級ドデシル基であり、中性塩:塩基性塩=62:38(モル比)]
【0047】
試料6:次式で表される化合物
Zn[(RO)2PS2]2・aZnO
[式中、Rは2級ヘキシル基、イソプロピル基であり、その比は1/1、中性塩:塩基性塩=60:40(モル比)]
以上、試料4〜6を試料(b)とする。これらはZDTP(b)に対応している試料である。
【0048】
【表1】
Figure 0003859740
【0049】
以上、試料7〜17を試料(c)とする。これらはポリグリセリンハーフエステル(c)、(f)、(g)、(h)に対応している試料である。
【0050】
実施例及び比較例
基油として150ニュ−トラル油(100℃、5.1cSt)に粘度指数向上剤としてポリメタクリレ−トを4重量%添加したものを使用し、この基油100重量部に対して試料(a)、試料(b)並びに試料(c)を以下の表2に記載する割合で配合することにより本発明品及び比較品を得た。
【0051】
【表2】
Figure 0003859740
【0052】
【表3】
Figure 0003859740
【0053】
上述の配合を有する本発明品及び比較品のエンジン油組成物について、下記の方法により焼付き試験及び摩擦係数の測定を行った。得られた結果につき、以下の表3に記載する。
【0054】
<焼付き試験>
焼付き試験はファレックス試験機によりASTM D 3233に準じて行った。尚、初期油温は25℃、慣らし運転250lb×5分の条件で行った。
<摩擦係数測定>
摩擦係数の測定は以下の条件で振子試験機を用いて測定した。
条件
油温 80℃
測定回数 50回
尚、摩擦係数は50回の平均値である。
【0055】
【表4】
Figure 0003859740
【0056】
また、上述の本発明品1〜3及び比較品1及び5のエンジン油組成物について、下記の方法により酸化安定性試験を行った。得られた結果を以下の表4に記載する。
<酸化安定性試験>
酸化安定性試験はJIS K 2514に準じて行った。尚、恒温槽の温度を165.5℃、試料かき混ぜ棒を毎分1300回転で24時間撹拌し、試験油を酸化劣化させた後、試験前後の油について焼付き試験を行った。また、上記実施例1〜3並びに比較例1及び5とそれぞれ同組成で基油を水素化分解VHVI油(100℃、18.6cSt)に代えたエンジン油組成物についても同様の試験を行った。それぞれ、実施例1*、2*、3*、比較例1*、5*と表す。尚、焼付き試験については上記の条件にて行った。
【0057】
【表5】
Figure 0003859740
【0058】
上記結果より基油を、水素化分解VHVI油に代えることにより酸化安定度が良くなることが明らかとなった。
【0059】
【発明の効果】
本発明の効果は、境界潤滑から流体潤滑状態において良好な摩擦係数を有するエンジン油組成物を提供したことにある。

Claims (6)

  1. 必須の構成成分として、
    (A)次の一般式
    Figure 0003859740
    (式中、R、R、R及びRは同一または異なっていてもよい炭化水素基を表し、Xは硫黄原子または酸素原子を表す)
    で表される1種または2種以上のモリブデンジチオカルバメート(a);
    (B)次の一般式
    Zn[(RO)PS・aZnO (2)
    (式中、aは0または1/3なる係数であり、Rは炭素数3〜18のアルキル基で、Rは同一または異なっていてもよい)
    で表される中性または塩基性の1種または2種以上のジンクジチオフォスフェート(b);
    (C)次の一般式
    Figure 0003859740
    (式中、nは1≦n≦9の整数であり、R〜Rは水素原子または炭素数8〜20のアシル基であるが、R〜Rは同時に水素原子であることはなく、また、R〜Rが全てアシル基であることもなく、nが2以上の場合、個々のRは同一または異なってもよい)
    で表される1種または2種以上のポリグリセリンハーフエステル(c);及び
    (D)基油
    を含有してなり、
    (D)基油100重量部に対し、
    (A)モリブデンジチオカルバメート(a) 0.01〜1重量部
    (B)ジンクジチオフォスフェート(b) 0.01〜1重量部
    (C)ポリグリセリンハーフエステル(c) 0.1〜5重量部
    の配合割合を有することを特徴とするエンジン油組成物。
  2. 請求項1記載のエンジン油組成物において、一般式(1)中のR、R、R及びRが同一または異なっていてもよい炭素原子数8〜16のアルキル基であり、Xが硫黄原子または酸素原子であり、硫黄原子/酸素原子の比が1/3〜3/1である1種または2種以上のモリブデンジチオカルバメート(e)を含有してなることを特徴とする請求項1記載のエンジン油組成物。
  3. 請求項2記載のエンジン油組成物において、一般式(3)中のアシル基の個数(Y)が、1≦Y≦(n+5)/2の範囲内にある1種または2種以上のポリグリセリンハーフエステル(f)を含有してなることを特徴とするエンジン油組成物。
  4. 請求項3記載のエンジン油組成物において、一般式(3)中の全アシル基中に占めるラウリル基及び/またはオレイル基の割合が、25%以上である1種または2種以上のポリグリセリンハーフエステル(g)を含有してなることを特徴とするエンジン油組成物。
  5. (A)次の一般式
    Figure 0003859740
    (式中、R 、R 、R 及びR は同一または異なっていてもよい炭素原子数8〜16のアルキル基であり、Xは硫黄原子または酸素原子であり、硫黄原子/酸素原子の比が1/3〜3/1である)
    で表される1種または2種以上のモリブデンジチオカルバメート(e)
    (B)次の一般式
    Zn[(RO) PS ・aZnO (2)
    (式中、aは0または1/3なる係数であり、Rは炭素数3〜18のアルキル基で、Rは同一または異なっていてもよい)
    で表される中性または塩基性の1種または2種以上のジンクジチオフォスフェート(b)
    (C)次の一般式
    Figure 0003859740
    [式中、nは1≦n≦9の整数であり、R 〜R は水素原子または炭素数8〜20のアシル基であり、アシル基の個数(Y)は1≦Y≦(n+5)/2の範囲内にあり、全アシル基中に占めるラウリル基及び/またはオレイル基の割合が25%以上である]
    で表される1種または2種以上のポリグリセリンハーフエステル(g)及び
    (D)成分の基油を必須の構成成分として含有してなるエンジン油組成物であって、モリブデンジチオカルバメート(e)、ジンクジチオフォスフェート(b)及びポリグリセリンハーフエステル(g)の配合が、基油(D)100重量部に対し、
    (A)モリブデンジチオカルバメート(e) 0.01〜1重量部
    (B)ジンクジチオフォスフェート(b) 0.01〜2重量部
    (C)ポリグリセリンハーフエステル(g) 0.1〜5重量部
    の配合割合で、
    (e)+(b)+(g)の合計量が1〜7重量部で、かつ
    (e):(b):(g)=0.1〜1.5:1:1〜10の範囲内にあることを特徴とするエンジン油組成物。
  6. 請求項5記載のエンジン油組成物において、一般式(3)中のアシル基が全てオレイル基及び/またはラウリル基である1種または2種以上のポリグリセリンハーフエステル(h)を含有してなることを特徴とするエンジン油組成物。
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