JP3859442B2 - 送電鉄塔の建替え方法および装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は送電鉄塔の建替え方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
送電鉄塔は一般に基礎上に形鋼材からなる支柱を組み付け連結し、支柱間にブレース類を連結して構成されている。
かかる送電鉄塔は、建設されてから長年月を経ると、周辺に高架構造物や高層建造物が出現することなどにより電線地上高の不足が生ずる。
この対策としては、既設の送電鉄塔を解体しその敷地に新たな送電鉄塔を建設することが考えられる。しかし、送電鉄塔の周辺は年月の経過とともに開発が進んで人家が密集していることが多く、この場合、スペースの狭い用地で新たに鉄鋼材を組み付け、しかもそれを活線条件下で実施することは不可能に近く、多大の時間と費用さらには周辺住民の活動の制限が不可避的である。このため、鉄塔建替えが必要とされながらその実施が遅れていたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、既設送電鉄塔内用地内でしかも既設鉄塔に荷重を掛けず、活線状態のまま高い鉄塔を簡易かつ安全に構築することができる市街地における元位置鉄塔建替えに好適な鉄塔組立て方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、前記方法の実施に好適な鉄塔組立て装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、第1発明は、既設送電鉄塔内で鋼管単体鉄塔を次の工程で構築することを特徴としている。
1)既設送電鉄塔の所要側面を開放するとともに頂部を切除し、既設送電鉄塔内に塔体基礎を構築するとともに、この塔体基礎の周りに、既設鉄塔の開口部と同じ側面に鉄塔部材の搬入に適する開口を有し内側複数箇所にガイドレールを縦設した枠状の架台を据付け、架台内には、前記ガイドレールに沿って移動する転輪を外側に有し、内側には各鉄塔部材の円周上数か所に対する複数の吊りアームを有する昇降自在なせり上げ用搬器を配し、架台の頂部には上位側の鉄塔部材を一時的に支えるための支持手段を設け、該支持手段よりも上方に上位側の鉄塔部材を半径方向から保持するガイドサポート手段を設け、
2)既設送電鉄塔の外部には鋼管を単位長さに分割した鉄塔部材を準備し、
3)既設送電鉄塔の開放側面と前記架台の側面の開口を通して最上位の鉄塔部材を搬入し、これを前記せり上げ用搬器の吊りアームと連結しせり上げ用搬器により既設送電鉄塔内で所要高までせり上げ、
4)次位の鉄塔部材を既設送電鉄塔の開放側面と前記架台の側面の開口を通して搬入して前記鉄塔部材と接続し、せり上げ用搬器3の吊りアームを最上位の鉄塔部材と離間してせり上げ用搬器を降下させる間、上位側の鉄塔部材を前記支持手段で一時的に支え、せり上げ用搬器の吊りアームを次位の鉄塔部材と連結し、ガイドサポート手段で上位側の鉄塔部材が垂直状に保たれつつ上昇されるように半径方向から保持しながらせり上げ用搬器により全体をせり上げ、
5)さらに次位の鉄塔部材に開放側面から搬入した下位の鉄塔部材を接続して前記工程によりせり上げ、かかる工程を既設送電鉄塔から上位側の鉄塔部材が所要長さ突出するまで繰り返し、最下位の鉄塔部材を塔体基礎に連結して鋼管単体鉄塔を構築する。
【0005】
第2発明は、既設送電鉄塔内の基礎上に据え付けられた枠状の架台と、前記架台内に配された昇降自在なせり上げ用搬器と、前記架台の頂部に設けられ、せり上げた鉄塔部材に接続した下位の鉄塔部材をせり上げ用搬器の吊りアームと連結して吊り上げるべくせり上げ用搬器が降下している間、上位側の鉄塔部材を一時的に支える支持手段と、前記支持手段よりも上方に設けられ、鉄塔部材のせり上げ時に上位側の鉄塔部材が垂直状に保たれつつ上昇されるように半径方向から保持するガイドサポート手段とを備えてなり、
前記架台はベース部、中間架台部,頂部架台部に分割され、ベース部は基礎天端部の周りに接地する脚部を相互につなぐ横梁部を有し、横梁部の内側のリブが前記基礎天端部に設けたリブに連結されることで基礎天端部と一体化されるように構成され、中間架台部と頂部架台部は4隅の柱フレームとこれらを結ぶ横梁材により全体として平面が矩形枠に構成され、既設鉄塔の開口部と同じ側面には鉄塔部材の搬入に適する開口が設けられ、前記4隅の柱フレームには、それぞれガイドレールが縦設されており、
前記せり上げ用搬器は、矩形枠状のフレームを有し、該フレームの各隅の上下端部には前記架台のガイドレールに接する転輪が取り付けられ、また、フレーム内側には、鉄塔部材と半径方向から連結してせり上げ力を伝達するための複数組の吊りアームが設けられており、
前記支持手段は、頂部架台部に据え付けられ内側に鉄塔部材が貫通される空間を形成した矩形状の台枠フレームと、この台枠フレーム内の対偶位置に横置された複数の油圧シリンダと、基端が台枠フレームに枢支され、自由端側に鉄塔部材と接するクランプ部材を首振り可能に連結し、中間が前記油圧シリンダ(に連結されて水平面内で傾動可能な複数のアームを備えており、
ガイドサポート手段は、前記支持手段の台枠フレーム上に下部が固定され、相互の間隔が架台を突出する鉄塔部材の最大径のものが適度のゆとりをもって移動しうる大きさの複数基のガイドレールと、各ガイドレールに沿って昇降可能な複数の台車と、それぞれの台車に装備され鉄塔部材の径の変化に対応可能なように繰出し繰込可能な連結要素とを備えていることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。
図1ないし図16は本発明による送電鉄塔の組立て方法の一例を示している。
本発明は、まず、既設送電鉄塔内での作業スペースの確保と新設鉄塔用の鉄塔部材の搬入およびせり上げのために前作業を実施する。
すなわち、第1ステップとして、図1のように、上方への新設鉄塔の突出を可能にするために、既設送電鉄塔(以下既設鉄塔と称す)Aの頂部aを切断する。そして、既設鉄塔Aに設備されている地線を移線し、さらに、既設鉄塔Aの下半部領域の側面に開口部bを形成する。しかし、既設鉄塔Aの腕金はそのままにしており、送電線は活線状態にされる。
【0008】
次に、第2ステップとして、既設鉄塔Aの敷地内に基礎工事を行い、新規鉄塔の基礎を構築する。この方法は任意であり、たとえば、既設鉄塔の敷地内を掘削し、基礎体Cを前記開口部bから搬入して掘削孔に挿入し、鉄筋組をしてコンクリートを打設することで行われる。そして、このときに基礎から多数本の据付け用ボルトdを突設させておく。
【0009】
第3ステップとして、新設鉄塔用の基礎天端部(脚部材)1を設けるとともに、その基礎天端部1を取り囲むようにせり上げ装置の架台2を据え付ける。
前記基礎天端部1は、周囲に据付け用ボルトdを挿通するためのフランジ100を有し、据付け用ボルトdの頂部にナットを螺合することにより強固に基礎と一体化される。基礎天端部1は頂部に連結用フランジ101を有し、胴部にはたとえば90度間隔で半径方向に張り出すリブ102が設けられている。
【0010】
せりあげ用の架台2は、既設鉄塔Aへの搬入搬出と組立てを容易にし、また、既設鉄塔Aの開口部bの大きさを鉄塔の強度に不安を生じさせずに済む必要最少限の大きさにするために、ベース部2A、中間架台部2B,頂部架台部2Cなど複数の部分に分割されている。
【0011】
ベース部2Aは、図4と図5のように、基礎天端部1の周りのコンクリート面に接地する4本の脚部200とそれらを相互につなぐ横梁部201を有し、さらに横梁部201の内側には前記リブ102に対応するリブ202が突設されている。
それらリブ102,202は連結ボルトにより締結され、それによりベース部2Aと基礎天端部1とが一体化されるので、せりあげ用の架台2は安定した据付け状態とされる。ベース部2Aの側方にはクライミングウインチEが据え付けられる。
【0012】
続いて、図6と図7のように、既設鉄塔Aの開口部bから中間架台部2Bおよび頂部架台部2CがクレーンGで順次搬入され、前記ベース部2Aに据付け連結されることにより、図8と図9に示すように、所要高さのせりあげ用の架台2が組み立てられる。
【0013】
この架台2内にはせり上げ用搬器3が配され、また、架台2の上部には新設用の鉄塔部材のせり上げ時に、上位側の鉄塔部材を半径方向から一時的に支える支持手段4が据付けられ、その支持手段4の上に、鉄塔部材のせり上げ時に上位側の鉄塔部材が傾斜せず垂直状に保たれるように半径方向から支持・ガイドするガイドサポート手段5が据付け固定される。
そして、せり上げ用搬器3は多連シーブを介して前記クライミングウインチEに接続される。中間または頂部架台部2B,2Cは適宜控え用のワイヤロープによって既設鉄塔Aの基部と連結される。
以上で準備が完了する。
【0014】
新設鉄塔部材は、建設すべき塔高を分割した複数本の単位鋼管からなっている。すなわち、図10や図14に示すように、直径がたとえば400〜1400mmの範囲で順次変化した所要の単位長さ(たとえば2〜6mの範囲)の鋼管が使用される。図14では、一例として9本の鉄塔部材6a〜6iが示されており、図10は最上位から3番目までの鉄塔部材6a,6b,6cを代表的に示している。各鉄塔部材は、上下端部に接続用のフランジ60,61が設けられ、かつ、少なくとも下端付近の周面に穴付きブラケット62がたとえば90度間隔で設けられる。また、好適には、前記ガイドサポート手段5との連結のためのブラケット類が配設される。なお、既設鉄塔Aの頂部aから突出しあるいは頂部付近に位置することになる鉄塔部材は、その径に応じて現場溶接にて接続されるので、その場合にはフランジは設けられないくてもよい。
【0015】
ここで、本発明で特徴するせり上げ装置の詳細を説明しておく。図17ないし図20はその一実施例を示している。
せりあげ用の架台2の中間架台部2Bと頂部架台部2Cは、図17と図19のように、4隅の柱フレーム20とこれらを結ぶ横梁材21を備え、全体として平面が矩形枠を呈するように構成されており、既設鉄塔の開口部bと同じ側面には鉄塔部材6a〜6iの搬入に適する開口22bが設けられている。
また、中間架台部2Bと頂部架台部2Cの4隅の柱フレーム20には、それぞれ溝形鋼などからなるガイドレール23が縦設されている。
【0016】
せり上げ用搬器3は矩形枠状のフレーム30を有し、フレーム30の対向する2面に前記クライミングウインチEからのせり上げ用ロープeの端末がシーブを介して連結されており、また、フレーム30の各隅の上下端部には前記架台2のガイドレール23に接する転輪31,31が取り付けられている。
また、せり上げ用搬器3のフレーム30内側には、鉄塔部材6a〜6hと半径方向から連結してせり上げ力を伝達するための複数組の吊りアーム32が設けられている。
【0017】
各組の吊りアーム32は、鉄塔部材6a〜6hの前記穴付きブラケットとピンないしボルト連結されるヨーク状の連結部を先端に有しているが、鉄塔部材6a〜6hは前述したように直径が400〜1200mmの範囲で変化している。そのため、各組の吊りアーム32は、図17のように、基端がフレーム30にピボット軸320にて角度可変に枢支される。
さらに、吊り角度ができるだけ変化しないようにするため、各吊りアーム32は少なくとも、大径対応用の第1段部32aと小径対応用の第2段部32bとを軸によって連結・分離可能につないでいる。
【0018】
支持手段4は、上位の鉄塔部材と吊りアーム32との連結が解かれ、せり上げ用搬器3が下降して下位の鉄塔部材を吊りアーム32と連結するまでの間、1本以上の上位側の鉄塔部材を半径方向からクランプして垂直を保つように支えるためのものであるが、もちろん、垂直荷重を一時的に支える機能も有している。
この支持手段4は、頂部架台部2Cに据え付けられ内側に鉄塔部材が貫通される空間を形成した矩形状の台枠フレーム40と、この台枠フレーム40内の対偶位置に横置された1対の手動操作型の油圧シリンダたとえばジャッキシリンダ41,41と、基端が台フレーム40に枢支され、自由端側に鉄塔部材と接するクランプ部材43を首振り可能に連結した1組の水平アーム42,42とを備えている。
【0019】
油圧シリンダ41,41のピストンロッドは水平アーム42,42の中間部位に連結されている。クランプ部材43は鉄塔部材との接触面にゴムなどの弾性部材430が取り付けられている。
支持手段4は半径方向すなわち既設鉄塔との間にスペースがある場合には、鉄塔部材の軸線と直角状に油圧シリンダを配置し、油圧シリンダのピストンロッド先端にクランプ部材を連結する構成としてもよい。しかし、この構成では大型化を避けられず、既設鉄塔A内への搬出入に難点がある。前記のような構成にした場合には、コンパクトでしかも鉄塔部材の径の変化に自在に対応することができる利点がある。
【0020】
ガイドサポート手段5は、前記支持手段4の台枠フレーム40上に45度角度をずらせるように設けた支持座45に下部が固定された複数基のガイドレール50と、各ガイドレール50に沿って昇降可能な複数の台車51と、それぞれの台車51に装備され鉄塔部材の径の変化に対応可能なように繰出し繰込可能(可変長)な連結要素52とを備えている。
【0021】
ガイドレール50は形鋼たとえばH形鋼からなっていて、少なくとも90度間隔で4本配置される。その間隔は架台2を突出する鉄塔部材の最大径のものが適度のゆとりをもって移動しうる大きさとする。ガイドレール50の高さは適宜設定されるが、好ましくは、既設鉄塔Aの切断された頂部aに達するかまたはその近傍に達する寸法を有している。したがって、ガイドレール50は所定長さに分割されたものを、継手によって連結することにより構成される。
【0022】
各ガイドレール50は相互に横連結材500によって連結されており、各台車51はガイドレール50に外れないように接する複数組のコロ510を有している。可変長の連結要素52は、手動ジャッキや入子式のロッドなどでもよいが、この例では台車51に取り付けられたレバーホイストからなっており、繰出し巻き込みされるチェーン520が先端のフックで鉄塔部材のブラケットに連結され、あるいは鉄塔部材の外周に巻回される。
なお、架台2の中間等適所には図17のように作業用デッキ9が設置される。
【0023】
次いで、本発明による鉄塔建設の主工程を説明する。
本発明は、基本的には、図14のように、細径の鉄塔部材(鉄塔最上位となるべき部分)6から相対的に太径の鉄塔部材6b,6c…6hを既設鉄塔A内に順次搬入し、上位の鉄塔部材と下位の鉄塔部材とを接続し、せり上げる操作を必要な塔高さになるまで反復し、最下位の太径の鉄塔部材6iをそれより上方の一連の頭部体と接続するとともに、前記基礎天端部1と剛結し、図16に示すような鋼管単体鉄塔Tを得るのである。
【0024】
この工程は図11ないし図14に示されている。
詳しく説明すると、基礎天端部1の天頂には側方から内部に手を挿入してボルト締結操作が可能な組立てベース7を固定しておく。
まず、外部クレーンにより最上用の細径の第1鉄塔部材6aを吊り上げ、既設鉄塔Aの開口部bから既設鉄塔内に搬入し、せりあげ用の架台2の開口部22bを通して内部に取り込み、組立てベース7上に受支させる。
【0025】
せり上げ用搬器3はこのときには架台2の最上レベルに移動されている。次いでせり上げ用搬器3の下降により第1鉄塔部材6aはせり上げ用搬器3に遊嵌される形となり、せり上げ用搬器3が下限位置で停止されたときに90度間隔に位置する各吊りアーム32,32を第1鉄塔部材6aの穴付きブラケット62とそれぞれ係合させ、ボルトなどで連結する。この状態が図11(a)である。
【0026】
そして、せり上げ中に鉄塔部材が傾斜して既設鉄塔Aに接触しあるいは倒れる危険を防止するため、鉛直度の監視制御手段を装備させる。
具体的には、図12のように、第1鉄塔部材6aの下端フランジ部61にXおよびYの両方向の傾斜角度を検出可能な傾斜角度検出器8を取り付け、該傾斜角度検出器8の出力部と接続したケーブル80を架台基部に導き、傾斜表示器81に接続する。この傾斜表示器81を常時監視し、せり上げ中に万一所定の傾きが発生したときには、警報を発するとともにクライミングウインチE等の作動を停止させ、傾斜を修復する。傾斜表示器81は場合よってはCPUを含むコントローラと接続され、警報とクライミングウインチE等の作動系とを自動的に制御するようにしてもよい。
【0027】
ついで、クライミングウインチEを作動させ、せり上げ用搬器3を上昇させる。 せり上げ中、せり上げ用搬器3は各隅に設けられている転輪31がそれぞれ架台2のガイドレール23にはまった状態で移動してゆくため、せり上げ用搬器3は安定性よく移動する。また、第1鉄塔部材6aは90度ごとに吊りアーム32,32に連結固定されているので、せり上げ用搬器3内で横ぶれせず、安定した垂直状態に支持されつつ、せり上げ用搬器3とともに移動され、第1鉄塔部材6aの上半部は支持手段4のレベルよりも上位に突出する。
【0028】
この間、相対的に径の太い第2鉄塔部材6bは図11(a)のようにクレーンGにより吊られて待機している。
所定揚程までせり上げられた第1鉄塔部材6aがその位置に保持されると、前記第2鉄塔部材6bが架台内に搬入され、下端のフランジ61をもって第1鉄塔部材6aの直下の組立てベース7上に受支される。フランジ61は必要に応じて組立てベース7に仮止めされる。
この状態でせり上げ用搬器3は少し下降され、第2鉄塔部材6bの上端のフランジ60と第1鉄塔部材6aの下端のフランジ61とが接続される。
この接続作業は、第2鉄塔部材6bが中空上に吊られた状態ではなく、組立てベース7上に立てられた状態であるため容易である。接続は、通常の場合、フランジ60,61同士をボルト締結することで行われるが、既設鉄塔Aの切断されている頂部の開口寸法と鉄塔部材の径によっては、ボルト結合でなしに現場溶接で接続する。
【0029】
このように第1と第2の鉄塔部材6a,6bの接続が終わると、支持手段4を作動させて第1鉄塔部材6aを半径方向からクランプする。すなわち、油圧シリンダ41,41を作動すれば、ピストンロッドの伸長によって1組の水平アーム42,42が水平面上で内方へ傾動し、先端のクランプ部材43,43が第1鉄塔部材6aの約180度対称位置をしっかりと把持する。
【0030】
そして、第1鉄塔部材6aの円周上で4方向(これは吊りアーム32,32との連結位置と45度程度変位している)にあるガイドサポート手段5の可変長の連結要素52,52を連結する。これは台車51に装備されているレバーホイストなどを操作して条体を繰出し、条体の先端を鉄塔部材6aの金具に連結し、あるいは鉄塔部材外周に巻止めすることで行われる。これが図11(b)の状態である。
【0031】
これを確認した後、せり上げ用搬器3の各組の吊りアーム32,32と第1鉄塔部材6aの穴付きフランジとの連結を解除し、クライミングウインチEを作動させてせり上げ用搬器3を第2鉄塔部材6bの周りで下降させる。これにより最第1と第2の鉄塔部材6a,6bは一時的に支持手段4によって半径方向から支持され、せり上げ用搬器3の降下中の周方向の位置ずれ、傾きの発生が防止される。
【0032】
せり上げ用搬器3が下降限に達したならば、吊りアーム32,32を第2鉄塔部材6bの穴付きフランジ62と連結する。これを確認したならば、支持手段4を開放側に作動させて第1鉄塔部材6aの保持を解除するとともに、クライミングウインチEを作動してせり上げ用搬器3を上昇させる。図11(c)はこの状態であり、これにより、第2鉄塔部材6bおよびこれと接続一体化されている第1鉄塔部材6aはせり上げられる。
【0033】
このときに、第1鉄塔部材6aは架台2の上方において円周上の複数個所でガイドサポート手段5の連結要素52,52に連結されており、連結要素52,52の基部の台車51,51は垂直上の各ガイドレール50,50にコロ510,510によって係合している。
このため、鉄塔部材6aのせり上がりに伴って連結要素52,52を搭載している台車51,51はガイドレール50,50に沿って同期移動し、連結要素52,52により半径方向から牽引されている第1鉄塔部材6aは、横ぶれすることなく、垂直を保ってスムーズに上昇してゆく。第1鉄塔部材6aが垂直状にせり上げられるため、第1鉄塔部材6aと接続されている第2鉄塔部材6bは、せり上げ用搬器3の吊りアーム32,32に引っ張られて円滑に上昇する。
【0034】
かくしてせり上げ用搬器3が上昇限に到り、第2鉄塔部材6bが頂部架台部分2Cから上方に突出すると、既設鉄塔Aの外部に待機していた第3鉄塔部材6cが架台2内に搬入され、組立てベース7上に立てられる。そして、第2位鉄塔部材6bの下端フランジと前述したような方法で接続される。
そして、この接続が完了すると、支持手段4が作動され、第2鉄塔部材6bを軸線と直角方向から一時的に把持固定する。そして、せり上げ用搬器3の吊りアーム32,32の第2鉄塔部材6bとの連結が解除され、せり上げ用搬器3が第3鉄塔部材6cの下方まで下降され、前回と同じように吊りアーム32,32を第3鉄塔部材6cの穴付きフランジ62,62と連結する。
吊りアーム32,32は基端がフレームに枢支されかつ複数の節によって角度可変であり、かつ節が取外し可能となっているため、鉄塔部材の外径の変化に自在に追従することができる。
【0035】
吊りアーム32,32との連結を確認したならば、支持手段4を開放側に作動させて第2鉄塔部材6bの保持を解除するとともに、クライミングウインチEを作動してせり上げ用搬器3を上昇させる。
これによって第1ないし第3鉄塔部材6a,6b,6cは一体一連の状態でせり上げられ、その時に、架台2の上方では、第1鉄塔部材6aを半径方向から支えているガイドサポート手段5の台車51,51がガイドレール50,50に沿って上方へと同期移動する。
したがって、第1鉄塔部材6aの高さレベルは第3鉄塔部材6cの長さ分だけ増すが、連結要素52,52により半径方向から牽引されているため、横ぶれすることなく、垂直を保ってスムーズに上昇することができる。
このせり上げ中の鉄塔部材の垂直度は常時傾斜角度検出器8によって検出されるので安全である。
【0036】
以下、前述した工程にしたがって、第4以下の漸次太径の鉄塔部材6d・・・が上位の鉄塔部材と順次接続され、支持手段4による支持、せり上げ用搬器3の吊りアーム32,32と鉄塔部材との連結解除、せり上げ用搬器3の下降、せり上げ用搬器3の吊りアーム32,32の鉄塔部材との接続、支持手段4による支持解除、せり上げ用搬器3の上昇という作業が繰り返されることにより、図14(c)〜(h)のように鉄塔が組み立てられつつせりあげられてゆく。
【0037】
この間、架台2の上方では、第1鉄塔部材6aを半径方向から支えているガイドサポート手段4の台車51,51がガイドレール50,50に沿って上方へと移動して連結要素52,52により横ぶれが防止される。ガイドサポート手段5の台車51,51がガイドレール50,50の最上位に達すると、連結要素52,52は鉄塔部材との連結が解除され、台車51,51をガイドレール50,50に沿って下降させられる。
【0038】
その下降位置において、連結要素52,52は求心方向に繰り出され、第1鉄塔部材6a位より下位の鉄塔部材と連結しなおされる。連結要素52,52は可変長であるから、鉄塔部材の径の変化に簡単に追従することができ、これにより、鉄塔部材(塔体)は高さが増しても傾かずに安定してせりあげられる。
かかるガイドサポート手段5の鉄塔部材に対する付替えは、各回のせり上げごとに行われてもよいし、数回のせり上げごとに1回行われてもよい。
【0039】
最後に基端用の最も太径の鉄塔部材(この例では第9鉄塔部材6i)が架台2内に搬入され、組立てベース7を撤去した基礎天端部1に強固に接続される。そして、この第9鉄塔部材6iは、すでに相互に接続されてせり上げられている鉄塔部分T’の最下位の第8鉄塔部材6hと接続される。これで図14(h)のように既設鉄塔内に新規な鋼管鉄塔Tが建設されたことになる。
【0040】
あとは、図15のように、せりあげ用の架台2、支持手段4、ガイドサポート手段5を既設鉄塔A内から撤去し、ラフタークレーンFなどにより鋼管鉄塔Tの上部に腕金tを取り付け、それら腕金tに送電線を架線する。そして、既設鉄塔Aを解体し、撤去する。これで図16に示す新設単体鉄塔が完了する。
本発明においては、既設鉄塔の送電線を活線状態にしたままで鋼管鉄塔Tを完成させるので、停電時間を最少限とすることができる大きなメリットがある。
【0041】
【発明の効果】
以上説明した本発明の請求項1によるときには、既設鉄塔Aを有効に活用してその敷地内でしかも既設鉄塔Aに荷重をかけずかつまた送電線を活線状態のまま容易に鉄塔を新設することができ、せり上げ時に既設鉄塔内で上位鉄塔部分の振れを防止しながら行なうので、新設塔体が高くても安全かつスムーズにせり上げを行なうことができ、人家が密集し用地スペースが十分にとれない場所においても短期間で円滑に元位置鉄塔建替えを行なえるというすぐれた効果が得られる。
【0042】
請求項2によれば、既設鉄塔Aに何ら荷重をかけることなく新設鉄塔を組み立てることができ、しかも、架台2のガイドレール23,23に沿ってせり上げ用搬器3が上昇し、このときに架台の上方では漸次高さが増す新設鉄塔の上部をガイドサポート手段5で半径方向から支えるので、次第に高さが増す鉄塔部材がせり上げ中に横振れすることが無く、また、ガイドサポート手段5より下方で支持手段4がせり上げ用搬器3の下降し次のせり上げを開始する間、鉄塔部材を半径方向からしっかりと支えるので、鉄塔部材の確実な安定性と垂直性が確保され、安全かつスムーズに新規鉄塔建設を行なえる。
【0043】
また、架台がベース部2A、中間架台部2B,頂部架台部2Cに分割され、ベース部2Aは基礎天端部1の周りに接地する脚部200を相互につなぐ横梁部201を有し、横梁部201の内側のリブ202が前記基礎天端部に設けたリブ102に連結されることで基礎天端部1と一体化されるように構成されているので、架台2が新設鉄塔基礎と一体化され、強固に据え付けられ、したがって、せり上げ中に架台2がぐらついたりせず、安全かつスムーズに新規鉄塔のせり上げを行なえる。
【0044】
また、ガイドサポート手段5は、支持手段4の台枠フレーム40上に下部が固定され、相互の間隔が架台2を突出する鉄塔部材の最大径のものが適度のゆとりをもって移動しうる大きさの複数基のガイドレール50と、各ガイドレール50に沿って昇降可能な複数の台車51と、それぞれの台車51に装備され鉄塔部材の径の変化に対応可能なように繰出し繰込可能な連結要素52とを備えているので、径が漸次変化する鉄塔部分の上部が常に半径方向から支えられながらスムーズにせり上げられることになり、倒れによる既設鉄塔への荷重付加あるいは活線状態にある送電線の切断といったトラブルの発生を回避することができる。
【0045】
さらに、支持手段4が頂部架台部2Cに据え付けられ内側に鉄塔部材が貫通される空間を形成した矩形状の台枠フレーム40と、この台枠フレーム40内の対偶位置に横置された複数の油圧シリンダ41,41と、基端が台枠フレーム40に枢支され、自由端側に鉄塔部材と接するクランプ部材43を首振り可能に連結し、中間が前記油圧シリンダ41,41に連結されて水平面内で傾動可能な複数のアーム42,42を備えているので、鉄塔部材の径の変化に自在に追従することができ、しかも油圧シリンダ41が外部へ突出しないコンパクトな構造とすることができ、既設鉄塔への搬出入や据付けが容易となるというすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による送電鉄塔の組立て方法の前作業の第1ステップを示す正面図である。
【図2】第2ステップの説明図である。
【図3】第3ステップの斜視図である。
【図4】第4ステップの斜視図である。
【図5】第4ステップの完了状態を示す横断面図である。
【図6】架台組立て状態を示す斜視図である。
【図7】架台組立て状態を示す斜視図である。
【図8】架台組立て完了状態を示す斜視図である。
【図9】架台組立て完了状態を示す正面図である。
【図10】(a)(b)(c)は本発明で使用する鉄塔部材の第1から第3の鉄塔部材の例を示す側面図である。
【図11】(a)(b)(c)は第1と第2の鉄塔部材のせり上げ工程の説明図である。
【図12】第1鉄塔部材のせり上げ開始時の状態を示す説明図である。
【図13】鉄塔部材せり上げ中の搬器との取り合いを示す斜視図である。
【図14】(a)〜(h)はせり上げ開始から鉄塔組立て完了までの状態を段階的に示す側面図である。
【図15】新設鉄塔に対する腕金取り付け段階を示す側面図である。
【図16】新設鉄塔完成状態を示す側面図である。
【図17】本発明による送電鉄塔組立て装置の一例を示す側面図である。
【図18】図17のX−X線に沿う断面図である。
【図19】図17のY−Y線に沿う断面図である。
【図20】図17のZ−Z線に沿う断面図である。
【符号の説明】
A 既設送電鉄塔
b 開口部
1 基礎天端部(脚部材)
2 架台
2A ベース部分
3 せり上げ用搬器
4 支持手段
5 ガイドサポート手段
6a〜6i 鉄塔部材
23 ガイドレール
31 転輪31
32 吊りアーム
41 油圧シリンダ
42 アーム
43 クランプ部材
50 ガイドレール
51 台車
52 可変長の連結要素
102 リブ
202 リブ

Claims (2)

  1. 既設送電鉄塔内で鋼管単体鉄塔(T)を次の工程で構築することを特徴とする既設送電鉄塔の建替え方法。
    1)既設送電鉄塔(A)の所要側面を開放するとともに頂部を切除し、既設送電鉄塔内に塔体基礎(1)を構築するとともに、この塔体基礎(1)の周りに、既設鉄塔の開口部(b)と同じ側面に鉄塔部材(6a〜6i)の搬入に適する開口(22b)を有し内側複数箇所にガイドレール(23)を縦設した枠状の架台(2)を据付け、架台(2)内には、前記ガイドレール(23)に沿って移動する転輪(31)を外側に有し、内側には各鉄塔部材の円周上数か所に対する複数の吊りアーム(32)を有する昇降自在なせり上げ用搬器(3)を配し、架台(2)の頂部には上位側の鉄塔部材を一時的に支えるための支持手段(4)を設け、該支持手段(4)よりも上方に上位側の鉄塔部材を半径方向から保持するガイドサポート手段(5)を設け、
    2)既設送電鉄塔(A)の外部には鋼管を単位長さに分割した鉄塔部材(6a〜6i)を準備し、
    3)既設送電鉄塔(A)の開放側面(b)と前記架台(2)の側面の開口(22b)を通して最上位の鉄塔部材(6a)を搬入し、これを前記せり上げ用搬器(3)の吊りアーム(32,32)と連結しせり上げ用搬器(3)により既設送電鉄塔内で所要高までせり上げ、
    4)次位の鉄塔部材(6b)を既設送電鉄塔(A)の開放側面(b)と前記架台(2)の側面の開口(22b)を通して搬入して前記鉄塔部材(6a)と接続し、せり上げ用搬器3の吊りアーム(32,32)を最上位の鉄塔部材(6a)と離間してせり上げ用搬器(3)を降下させる間、上位側の鉄塔部材を前記支持手段(4)で一時的に支え、せり上げ用搬器(3)の吊りアーム(32,32)を次位の鉄塔部材(6b)と連結し、ガイドサポート手段(5)で上位側の鉄塔部材が垂直状に保たれつつ上昇されるように半径方向から保持しながらせり上げ用搬器(3)により全体をせり上げ、
    5)さらに次位の鉄塔部材(6b)に開放側面から搬入した下位の鉄塔部材(6c)を接続して前記工程によりせり上げ、かかる工程を既設送電鉄塔(A)から上位側の鉄塔部材が所要長さ突出するまで繰り返し、最下位の鉄塔部材(6i)を塔体基礎(1)に連結して鋼管単体鉄塔(T)を構築することを特徴とする送電鉄塔の建替え方法。
  2. 既設送電鉄塔(A)内の基礎上に据え付けられた枠状の架台(2)と、前記架台(2)内に配された昇降自在なせり上げ用搬器(3)と、前記架台(2)の頂部に設けられ、せり上げた鉄塔部材に接続した下位の鉄塔部材をせり上げ用搬器(3)の吊りアーム(32,32)と連結して吊り上げるべくせり上げ用搬器(3)が降下している間、上位側の鉄塔部材を一時的に支える支持手段(4)と、前記支持手段(4)よりも上方に設けられ、鉄塔部材のせり上げ時に上位側の鉄塔部材が垂直状に保たれつつ上昇されるように半径方向から保持するガイドサポート手段(5)とを備えてなり、
    前記架台はベース部(2A)、中間架台部(2B),頂部架台部(2C)に分割され、ベース部(2A)は基礎天端部(1)の周りに接地する脚部(200)を相互につなぐ横梁部(201)を有し、横梁部(201)の内側のリブ(202)が前記基礎天端部に設けたリブ(102)に連結されることで基礎天端部(1)と一体化されるように構成され、中間架台部(2B)と頂部架台部(2C)は4隅の柱フレーム(20)とこれらを結ぶ横梁材(21)により全体として平面が矩形枠に構成され、既設鉄塔の開口部(b)と同じ側面には鉄塔部材(6a〜6i)の搬入に適する開口(22b)が設けられ、前記4隅の柱フレーム(20)には、それぞれガイドレール(23)が縦設されており、
    前記せり上げ用搬器(3)は、矩形枠状のフレーム(30)を有し、該フレーム(30)の各隅の上下端部には前記架台(2)のガイドレール(23)に接する転輪(31,31)が取り付けられ、また、フレーム(30)内側には、鉄塔部材(6a〜6h)と半径方向から連結してせり上げ力を伝達するための複数組の吊りアーム(32)が設けられており、
    前記支持手段(4)は、頂部架台部(2C)に据え付けられ内側に鉄塔部材が貫通される空間を形成した矩形状の台枠フレーム(40)と、この台枠フレーム(40)内の対偶位置に横置された複数の油圧シリンダ(41,41)と、基端が台枠フレーム(40)に枢支され、自由端側に鉄塔部材と接するクランプ部材(43)を首振り可能に連結し、中間が前記油圧シリンダ(41,41)に連結されて水平面内で傾動可能な複数のアーム(42,42)を備えており、
    ガイドサポート手段(5)は、前記支持手段(4)の台枠フレーム(40)上に下部が固定され、相互の間隔が架台(2)を突出する鉄塔部材の最大径のものが適度のゆとりをもって移動しうる大きさの複数基のガイドレール(50)と、各ガイドレール(50)に沿って昇降可能な複数の台車(51)と、それぞれの台車(51)に装備され鉄塔部材の径の変化に対応可能なように繰出し繰込可能な連結要素(52)とを備えていることを特徴とする送電鉄塔の建替え装置。
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