JP3858761B2 - 光ヘッド装置及び光学式情報記録再生装置 - Google Patents

光ヘッド装置及び光学式情報記録再生装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光記録媒体に対して記録や再生を行うための光ヘッド装置及び光学式情報記録再生装置に関し、詳しくは再生専用型の光記録媒体のラジアルチルトを検出することが可能な光ヘッド装置及び光学式情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光学式情報記録再生装置における記録密度は、光ヘッド装置が光記録媒体上に形成する集光スポットの径の2乗に反比例する。すなわち、集光スポットの径が小さいほど記録密度は高くなる。集光スポットの径は光ヘッド装置における対物レンズの開口数に反比例する。すなわち、対物レンズの開口数が高いほど集光スポットの径は小さくなる。一方、光記録媒体が対物レンズに対して半径方向に傾くと、光記録媒体の基板に起因するコマ収差によって集光スポットの形状が乱れるので、記録再生特性が悪化する。コマ収差は対物レンズの開口数の3乗に比例するため、対物レンズの開口数が高いほど、記録再生特性に対する光記録媒体の半径方向の傾き(ラジアルチルト)のマージンは狭くなる。したがって、記録密度を高めるために対物レンズの開口数を高めた光ヘッド装置においては、記録再生特性を悪化させないために、光記録媒体のラジアルチルトを検出かつ補正することが必要である。
【0003】
図9[1]に、再生専用型の光記録媒体のラジアルチルトを検出することが可能な従来の光ヘッド装置の構成を示す。この光ヘッド装置は、特開2001−110074号公報に記載されているものである。半導体レーザ1からの出射光は、コリメータレンズ2で平行光化され、ビームスプリッタ20を一部が透過し、対物レンズ6でディスク7上に集光される。ディスク7からの反射光は、対物レンズ6を逆向きに透過し、ビームスプリッタ20で一部が反射され、レンズ9を透過して光検出器10bで受光される。
【0004】
図9[2]に、光検出器10bの受光部のパタンとディスク7のラジアルチルトを検出するための回路の構成を示す。光検出器10bは、ディスク7の接線方向に平行な3つの分割線及び半径方向に平行な分割線によって、8つの受光部A1、A2、B1、B2、C1、C2、D1、D2に分割されている。受光部A2、B2からの出力の位相差及び受光部C2、D2からの出力の位相差をそれぞれ位相比較器21a、21bにより求め、それらを加算器22により加算することでディスク7のラジアルチルトが検出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の光ヘッド装置においては、ディスク7からの反射光を8つの受光部で受光するため、光記録媒体からの反射光を4つの受光部で受光する、ラジアルチルトを検出しない通常の光ヘッド装置に比べ、受光部から出力される電流を電圧に変換する電流−電圧変換回路の数が2倍になる。電流−電圧変換回路の数が増加すると、回路に起因する雑音が増加するので、RF信号の信号対雑音比が減少する。
【0006】
【発明の目的】
そこで、本発明の目的は、再生専用型の光記録媒体のラジアルチルトを検出することが可能な従来の光ヘッド装置における上に述べた課題を解決することにより、良好なRF信号の信号対雑音比が得られる光ヘッド装置及び光学式情報記録再生装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の光ヘッド装置は、光源と、この光源からの出射光を光記録媒体上に集光する対物レンズと、光記録媒体からの反射光を受光する光検出器とを有するものである。そして、対物レンズに入射する際の強度分布が異なるメインビーム及びサブビームを生成する手段と、メインビーム及びサブビームのそれぞれから位相差法によるトラック誤差信号を検出する手段と、メインビームのトラック誤差信号とサブビームのトラック誤差信号との位相のずれに基づいて光記録媒体のラジアルチルトを検出する手段と、を備えている。
【0008】
本発明の光ヘッド装置においては、光記録媒体にラジアルチルトがない場合、メインビームとサブビームとでは光記録媒体の半径方向における集光スポットのピーク位置が一致している。したがって、メインビームとサブビームとでは、集光スポットが光記録媒体のトラックを半径方向に横断する際のトラック誤差信号の位相が一致している。一方、光記録媒体にラジアルチルトがある場合、光記録媒体の基板に起因するコマ収差によって、光記録媒体の半径方向における集光スポットのピーク位置が移動する。メインビームとサブビームとでは対物レンズに入射する際の強度分布が異なるため、コマ収差による集光スポットのピーク位置の移動量が異なる。これにより、光記録媒体の半径方向における集光スポットのピーク位置がずれる。したがって、メインビームとサブビームとでは、トラック誤差信号の位相がずれる。このトラック誤差信号の位相のずれに基づいて、光記録媒体のラジアルチルトを検出する。
【0009】
本発明の光学式情報記録再生装置は、上に述べた本発明の光ヘッド装置と、光記録媒体のラジアルチルトを補正する補正手段と、を備えたものである。本発明の光学式情報記録再生装置においては、上に述べた本発明の光ヘッド装置を用い、記録再生特性に対する悪影響がなくなるように光記録媒体のラジアルチルトを補正する。
【0010】
本発明の光ヘッド装置及び光学式情報記録再生装置において光記録媒体のラジアルチルトを検出する場合、光記録媒体からの反射光のうちRF信号の検出に用いられるメインビームを4つの受光部で受光することができるため、メインビームに対する電流−電圧変換回路の数が、ラジアルチルトを検出しない通常の光ヘッド装置と同じであるので、回路に起因する雑音が増加せず良好なRF信号の信号対雑音比が得られる。
【0011】
次に、図1に基づき、要約して説明する。半導体レーザ1からの出射光を、回折光学素子3aによってメインビームである0次光及びサブビームである±1次回折光の3つの光に分割し、メインビーム及びサブビームのそれぞれから位相差法によるトラック誤差信号を検出する。回折光学素子3aの作用によって、メインビームとサブビームとでは対物レンズ6に入射する際の強度分布が異なる。そのため、ディスク7にラジアルチルトがある場合、メインビームとサブビームとではトラック誤差信号の位相がずれる。このトラック誤差信号の位相のずれに基づいて、ディスク7のラジアルチルトを検出する。これにより、再生専用型の光記録媒体のラジアルチルトを検出する際に、良好なRF信号の信号対雑音比を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0013】
図1[1]に本発明に係る光ヘッド装置の第一実施形態を示す。半導体レーザ1からの出射光は、コリメータレンズ2で平行光化され、回折光学素子3aによってメインビームである0次光及びサブビームである±1次回折光の3つの光に分割される。これらの光は、偏光ビームスプリッタ4にP偏光として入射してほぼ100%が透過し、1/4波長板5を透過して直線偏光から円偏光に変換され、対物レンズ6でディスク7上に集光される。ディスク7からの3つの反射光は、対物レンズ6を逆向きに透過し、1/4波長板5を透過して円偏光から往路と偏光方向が直交した直線偏光に変換され、偏光ビームスプリッタ4にS偏光として入射してほぼ100%が反射され、円筒レンズ8及びレンズ9を透過して光検出器10aで受光される。光検出器10aは、円筒レンズ8及びレンズ9の2つの焦線の中間に設置されている。
【0014】
図1[2]は回折光学素子3aの平面図である。回折光学素子3aは、図中に点線で示す対物レンズ6の有効径6’より小さい直径を有する円の内側の領域11aのみに、回折格子が形成された構成である。回折格子における格子の方向はディスク7の半径方向に平行であり、格子のパタンは等間隔の直線状である。格子のライン部とスペース部との位相差を例えば0.5πとすると、領域11aの内部に入射した光は、0次光として約50.0%が透過し、±1次回折光としてそれぞれ約20.3%が回折される。また、領域11aの外部に入射した光はほぼ100%が透過する。すなわち、メインビームには領域11aの内部を透過した光と外部を透過した光との両方が含まれ、サブビームには領域11aの内部で回折された光のみが含まれる。その結果、メインビームとサブビームとでは対物レンズ6に入射する際の強度分布が異なる。サブビームはメインビームに比べて周辺部の強度が低い。
【0015】
図2[1]にディスク7上の集光スポットの配置を示す。集光スポット13a、13b、13cは、それぞれ回折光学素子3aからの0次光、+1次回折光、−1次回折光に相当し、ピットが形成された同一のトラック12上に配置されている。サブビームはメインビームに比べて周辺部の強度が低いため、サブビームである集光スポット13b、13cはメインビームである集光スポット13aに比べて径が大きい。
【0016】
図2[2]に光検出器10aの受光部のパタンと光検出器10a上の光スポットの配置とを示す。光スポット15aは、回折光学素子3aからの0次光に相当し、光軸を通るディスク7の接線方向に平行な分割線及び半径方向に平行な分割線によって4つに分割された受光部14a〜14dで受光される。光スポット15bは、回折光学素子3aからの+1次回折光に相当し、光軸を通るディスク7の接線方向に平行な分割線及び半径方向に平行な分割線によって4つに分割された受光部14e〜14hで受光される。光スポット15cは、回折光学素子3aからの−1次回折光に相当し、光軸を通るディスク7の接線方向に平行な分割線及び半径方向に平行な分割線によって4つに分割された受光部14i〜14lで受光される。ディスク7上の集光スポット13a、13b、13cの列は接線方向であるが、円筒レンズ8及びレンズ9の作用により、光検出器10a上の光スポット15a、15b、15cの列は半径方向となる。サブビームである光スポット15b、15cは、メインビームである光スポット15aに比べて、周辺部の強度が低い。
【0017】
受光部14a〜14lからの出力をそれぞれV14a〜V14lで表わすと、フォーカス誤差信号は非点収差法により(V14a+V14d)−(V14b+V14c)の演算から得られる。メインビームである集光スポット13aによるトラック誤差信号は、位相差法により(V14a+V14d)と(V14b+V14c)との位相差から得られる。サブビームである集光スポット13b、13cによるトラック誤差信号は、位相差法により、(V14e+V14h)と(V14f+V14g)との位相差と、(V14i+V14l)と(V14j+V14k)との位相差と、の和から得られる。また、メインビームである集光スポット13aによるRF信号は、V14a+V14b+V14c+V14dの演算から得られる。
【0018】
図3にディスク7のラジアルチルトの検出に関わる各種のトラック誤差信号を示す。図3において、横軸はディスク7のオフトラック量、縦軸はトラック誤差信号である。図3[1]に示すトラック誤差信号16aは、ディスク7にラジアルチルトがない場合の集光スポット13a、13b、13cによるトラック誤差信号である。これに対し、図3[2]に示すトラック誤差信号16bは、ディスク7に正のラジアルチルトがある場合の集光スポット13aによるトラック誤差信号であり、トラック誤差信号16cは、ディスク7に正のラジアルチルトがある場合の集光スポット13b、13cによるトラック誤差信号である。また、図3[3]に示すトラック誤差信号16dは、ディスク7に負のラジアルチルトがある場合の集光スポット13aによるトラック誤差信号であり、トラック誤差信号16eは、ディスク7に負のラジアルチルトがある場合の集光スポット13b、13cによるトラック誤差信号である。
【0019】
集光スポット13aによるトラック誤差信号が−側から+側へ0点を横切る位置がトラック上に相当する。ディスク7にラジアルチルトがない場合、集光スポット13b、13cによるトラック誤差信号は、集光スポット13aによるトラック誤差信号と位相が一致し、トラック上で0となる。これに対し、ディスク7に正のラジアルチルトがある場合、集光スポット13b、13cによるトラック誤差信号は、集光スポット13aによるトラック誤差信号に対して位相が図の左側にずれ、トラック上で正となる。また、ディスク7に負のラジアルチルトがある場合、集光スポット13b、13cによるトラック誤差信号は、集光スポット13aによるトラック誤差信号に対して位相が図の右側にずれ、トラック上で負となる。したがって、メインビームによるトラック誤差信号を用いてトラックサーボをかけた時の、サブビームによるトラック誤差信号をラジアルチルト信号として用いることができる。
【0020】
本発明の光ヘッド装置の第二実施形態は、第一実施形態における回折光学素子3aを回折光学素子3bに置き換えたものである。図4[1]は回折光学素子3bの平面図である。回折光学素子3bは、図中に点線で示す対物レンズ6の有効径6’より小さい直径を有する円の外側の領域11bのみに、回折格子が形成された構成である。回折格子における格子の方向はディスク7の半径方向に平行であり、格子のパタンは等間隔の直線状である。格子のライン部とスペース部との位相差を例えば0.5πとすると、領域11bの内部に入射した光は、0次光として約50.0%が透過し、±1次回折光としてそれぞれ約20.3%が回折される。また、領域11bの外部に入射した光はほぼ100%が透過する。すなわち、メインビームには領域11bの内部を透過した光と外部を透過した光の両方が含まれ、サブビームには領域11bの内部で回折された光のみが含まれる。その結果、メインビームとサブビームとでは対物レンズ6に入射する際の強度分布が異なる。サブビームはメインビームに比べて周辺部の強度が高い。
【0021】
本実施形態におけるディスク7上の集光スポットの配置は、図2[1]に示すものとほぼ同じである。しかし、サブビームはメインビームに比べて周辺部の強度が高いため、サブビームである集光スポットはメインビームである集光スポットに比べて径が小さくサイドローブが大きい。
【0022】
本実施形態における光検出器10aの受光部のパタンと光検出器10a上の光スポットの配置とは、図2[2]に示すものとほぼ同じである。しかし、サブビームである光スポットは、メインビームである光スポットに比べて、周辺部の強度が高い。
【0023】
本実施形態においては、第一実施形態において説明した方法と同様の方法によりフォーカス誤差信号、トラック誤差信号、及びRF信号が得られる。また、本実施形態においては、第一実施形態において説明した方法と同様の方法によって、ディスク7のラジアルチルトを検出することができる。
【0024】
本発明の光ヘッド装置の第三実施形態は、第一実施形態における回折光学素子3aを回折光学素子3cに置き換えたものである。図4[2]は回折光学素子3cの平面図である。回折光学素子3cは、図中に点線で示す対物レンズ6の有効径6’より小さい幅を有する帯の内側の領域11cのみに、回折格子が形成された構成である。回折格子における格子の方向はディスク7の半径方向に平行であり、格子のパタンは等間隔の直線状である。格子のライン部とスペース部との位相差を例えば0.5πとすると、領域11cの内部に入射した光は、0次光として約50.0%が透過し、±1次回折光としてそれぞれ約20.3%が回折される。また、領域11cの外部に入射した光はほぼ100%が透過する。すなわち、メインビームには領域11cの内部を透過した光と外部を透過した光との両方が含まれ、サブビームには領域11cの内部で回折された光のみが含まれる。その結果、メインビームとサブビームとでは対物レンズ6に入射する際の強度分布が異なる。サブビームはメインビームに比べてディスク7の半径方向における周辺部の強度が低い。
【0025】
本実施形態におけるディスク7上の集光スポットの配置は、図2[1]に示すものとほぼ同じである。しかし、サブビームはメインビームに比べてディスク7の半径方向における周辺部の強度が低いため、サブビームである集光スポットはメインビームである集光スポットに比べてディスク7の半径方向における径が大きい。
【0026】
本実施形態における光検出器10aの受光部のパタンと光検出器10a上の光スポットの配置とは、図2[2]に示すものとほぼ同じである。しかし、サブビームである光スポットは、メインビームである光スポットに比べて、ディスク7の半径方向における周辺部の強度が低い。
【0027】
本実施形態においては、第一実施形態において説明した方法と同様の方法によって、フォーカス誤差信号、トラック誤差信号、及びRF信号が得られる。また、本実施形態においては、第一実施形態において説明した方法と同様の方法によって、ディスク7のラジアルチルトを検出することができる。
【0028】
本発明の光ヘッド装置の第四実施形態は、第一実施形態における回折光学素子3aを回折光学素子3dに置き換えたものである。図4[3]は回折光学素子3dの平面図である。回折光学素子3dは、図中に点線で示す対物レンズ6の有効径6’より小さい幅を有する帯の外側の領域11dのみに、回折格子が形成された構成である。回折格子における格子の方向はディスク7の半径方向に平行であり、格子のパタンは等間隔の直線状である。格子のライン部とスペース部との位相差を例えば0.5πとすると、領域11dの内部に入射した光は、0次光として約50.0%が透過し、±1次回折光としてそれぞれ約20.3%が回折される。また、領域11dの外部に入射した光はほぼ100%が透過する。すなわち、メインビームには領域11dの内部を透過した光と外部を透過した光との両方が含まれ、サブビームには領域11dの内部で回折された光のみが含まれる。その結果、メインビームとサブビームとでは対物レンズ6に入射する際の強度分布が異なる。サブビームはメインビームに比べてディスク7の半径方向における周辺部の強度が高い。
【0029】
本実施形態におけるディスク7上の集光スポットの配置は、図2[1]に示すものとほぼ同じである。しかし、サブビームはメインビームに比べてディスク7の半径方向における周辺部の強度が高いため、サブビームである集光スポットはメインビームである集光スポットに比べてディスク7の半径方向における径が小さくサイドローブが大きい。
【0030】
本実施形態における光検出器10aの受光部のパタンと光検出器10a上の光スポットの配置とは、図2[2]に示すものとほぼ同じである。しかし、サブビームである光スポットは、メインビームである光スポットに比べて、ディスク7の半径方向における周辺部の強度が高い。
【0031】
本実施形態においては、第一実施形態において説明した方法と同様の方法によって、フォーカス誤差信号、トラック誤差信号、及びRF信号が得られる。また、本実施形態においては、第一実施形態において説明した方法と同様の方法によって、ディスク7のラジアルチルトを検出することができる。
【0032】
第一乃至第四実施形態においては、トラックサーボをかける時に用いるトラック誤差信号にディスク7の偏芯等による残留誤差があると、ラジアルチルト信号であるサブビームのトラック誤差信号にも残留誤差によるオフセットが発生する。しかし、サブビームのトラック誤差信号からトラックサーボをかける時に用いるトラック誤差信号を引いた信号を、ラジアルチルト信号として用いれば、ラジアルチルト信号に残留誤差によるオフセットを生じることなくラジアルチルトを検出することができる。
【0033】
本発明の光ヘッド装置の第五実施形態は、第一実施形態における回折光学素子3aを回折光学素子3eに置き換えたものである。図5[1]は回折光学素子3eの平面図である。回折光学素子3eは、次のような構成である。図中に点線で示す対物レンズ6の有効径6’より小さい直径を有する円の内側には、入射光の光軸を通りディスク7の半径方向に平行な直線によって領域11e、11gの2つに分割された回折格子が形成されている。その円の外側には、入射光の光軸を通りディスク7の半径方向に平行な直線によって領域11f、11hの2つに分割された回折格子が形成されている。
【0034】
回折格子における格子の方向はいずれもディスク7の半径方向に平行であり、格子のパタンはいずれも等間隔の直線状である。領域11e、11f、11g、11hにおける格子の間隔は全て等しい。格子の断面形状はいずれも鋸歯状であり、鋸歯の上部と下部との位相差を例えばπとすると、領域11e、11hの内部に入射した光は、0次光として約40.5%が透過し、+1次回折光として約40.5%が回折されるが、−1次回折光としては約4.5%しか回折されない。また、領域11f、11gの内部に入射した光は、0次光として約40.5%が透過し、−1次回折光として約40.5%が回折されるが、+1次回折光としては約4.5%しか回折されない。領域11e、11hにおける鋸歯の向きは+1次回折光が図の上側に偏向されるように設定されており、領域11f、11gにおける鋸歯の向きは−1次回折光が図の下側に偏向されるように設定されている。
【0035】
回折光学素子3eからの+1次回折光をサブビーム1とし、−1次回折光をサブビーム2とする。このとき、メインビームには領域11e、11f、11g、11hの内部を透過した光が同じ比率で含まれ、サブビーム1には主として領域11e、11hの内部で回折された光のみが含まれ、サブビーム2には主として領域11f、11gの内部で回折された光のみが含まれる。その結果、メインビームと、サブビーム1と、サブビーム2とでは、対物レンズ6に入射する際の強度分布が異なる。サブビーム1は、メインビームに比べて、上半分では周辺部の強度が低く、下半分では周辺部の強度が高い。サブビーム2は、メインビームに比べて、上半分では周辺部の強度が高く、下半分では周辺部の強度が低い。サブビーム1の強度分布とサブビーム2の強度分布とを加えたものは、メインビームの強度分布と同じである。
【0036】
本実施形態におけるディスク7上の集光スポットの配置は、図2[1]に示すものとほぼ同じである。しかし、サブビームである集光スポットはメインビームである集光スポットと径がほぼ等しい。
【0037】
本実施形態における光検出器10aの受光部のパタンと光検出器10a上の光スポットの配置とは、図2[2]に示すものとほぼ同じである。しかし、サブビーム1である光スポットは、メインビームである光スポットに比べて、左半分では周辺部の強度が低く、右半分では周辺部の強度が高い。サブビーム2である光スポットは、メインビームである光スポットに比べて、左半分では周辺部の強度が高く、右半分では周辺部の強度が低い。
【0038】
本実施形態においては、第一実施形態において説明した方法と同様の方法によって、フォーカス誤差信号、トラック誤差信号、及びRF信号が得られる。
【0039】
メインビームである集光スポットによるトラック誤差信号は、次のようになる。ディスク7にラジアルチルトがない場合は、図3[1]のトラック誤差信号16aと同じである。ディスク7に正のラジアルチルトがある場合は、図3[2]のトラック誤差信号16bと同じである。ディスク7に負のラジアルチルトがある場合は、図3[3]のトラック誤差信号16dと同じである。
【0040】
サブビーム1である集光スポットのうち回折光学素子3eの領域11eからの回折光によるトラック誤差信号(上半分のトラック誤差信号)であるV14eとV14gの位相差、及びサブビーム2である集光スポットのうち回折光学素子3eの領域11gからの回折光によるトラック誤差信号(下半分のトラック誤差信号)であるV14lとV14jの位相差は、次のようになる。ディスク7にラジアルチルトがない場合は、図3[1]のトラック誤差信号16aと同じである。ディスク7に正のラジアルチルトがある場合は、図3[2]のトラック誤差信号16cと同じである。ディスク7に負のラジアルチルトがある場合は、図3[3]のトラック誤差信号16eと同じである。
【0041】
サブビーム1である集光スポットのうち回折光学素子3eの領域11hからの回折光によるトラック誤差信号(下半分のトラック誤差信号)であるV14hとV14fの位相差、及びサブビーム2である集光スポットのうち回折光学素子3eの領域11fからの回折光によるトラック誤差信号(上半分のトラック誤差信号)であるV14iとV14kの位相差は、次のようになる。ディスク7にラジアルチルトがない場合は、図3[1]のトラック誤差信号16aと同じである。ディスク7に正のラジアルチルトがある場合は、図3[3]のトラック誤差信号16eと同じである。ディスク7に負のラジアルチルトがある場合は、図3[2]のトラック誤差信号16cと同じである。
【0042】
このとき、サブビーム1の上半分及びサブビーム2の下半分のトラック誤差信号とサブビーム1の下半分及びサブビーム2の上半分のトラック誤差信号との差であるV14eとV14gの位相差、V14lとV14jの位相差、V14fとV14hの位相差、V14kとV14iの位相差の和は、次のようになる。ディスク7にラジアルチルトがない場合は、トラック上で0となる。ディスク7に正のラジアルチルトがある場合は、トラック上で正となる。ディスク7に負のラジアルチルトがある場合は、トラック上で負となる。
【0043】
したがって、メインビームのトラック誤差信号を用いてトラックサーボをかけた時の、サブビーム1の上半分及びサブビーム2の下半分のトラック誤差信号とサブビーム1の下半分及びサブビーム2の上半分のトラック誤差信号との差を、ラジアルチルト信号として用いることができる。
【0044】
本発明の光ヘッド装置の第六実施形態は、第一実施形態における回折光学素子3aを回折光学素子3fに置き換えたものである。図5[2]は回折光学素子3fの平面図である。回折光学素子3fは、次のような構成である。図中に点線で示す対物レンズ6の有効径6’より小さい幅を有する帯の内側には、入射光の光軸を通りディスク7の半径方向に平行な直線によって領域11i、11kの2つに分割された回折格子が形成されている。その帯の外側には、入射光の光軸を通りディスク7の半径方向に平行な直線によって領域11j、11lの2つに分割された回折格子が形成されている。
【0045】
回折格子における格子の方向はいずれもディスク7の半径方向に平行であり、格子のパタンはいずれも等間隔の直線状である。領域11i、11j、11k、11lにおける格子の間隔は全て等しい。格子の断面形状はいずれも鋸歯状であり、鋸歯の上部と下部の位相差を例えばπとすると、領域11i、11lの内部に入射した光は、0次光として約40.5%が透過し、+1次回折光として約40.5%が回折されるが、−1次回折光としては約4.5%しか回折されない。また、領域11j、11kの内部に入射した光は、0次光として約40.5%が透過し、−1次回折光として約40.5%が回折されるが、+1次回折光としては約4.5%しか回折されない。
【0046】
領域11i、11lにおける鋸歯の向きは+1次回折光が図の上側に偏向されるように設定されており、領域11j、11kにおける鋸歯の向きは−1次回折光が図の下側に偏向されるように設定されている。回折光学素子3fからの+1次回折光をサブビーム1、−1次回折光をサブビーム2とすると、メインビームには領域11i、11j、11k、11lの内部を透過した光が同じ比率で含まれ、サブビーム1には主として領域11i、11lの内部で回折された光のみが含まれ、サブビーム2には主として領域11j、11kの内部で回折された光のみが含まれる。その結果、メインビームとサブビーム1とサブビーム2とでは、対物レンズ6に入射する際の強度分布が異なる。
【0047】
サブビーム1は、メインビームに比べて、上半分ではディスク7の半径方向における周辺部の強度が低く、下半分ではディスク7の半径方向における周辺部の強度が高い。サブビーム2は、メインビームに比べて、上半分ではディスク7の半径方向における周辺部の強度が高く、下半分ではディスク7の半径方向における周辺部の強度が低い。サブビーム1の強度分布とサブビーム2の強度分布とを加えたものは、メインビームの強度分布と同じである。
【0048】
本実施形態におけるディスク7上の集光スポットの配置は、図2[1]に示すものとほぼ同じである。しかし、サブビームである集光スポットは、メインビームである集光スポットとディスク7の半径方向における径がほぼ等しい。
【0049】
本実施形態における光検出器10aの受光部のパタンと光検出器10a上の光スポットの配置とは、図2[2]に示すものとほぼ同じである。しかし、サブビーム1である光スポットは、メインビームである光スポットに比べて、左半分ではディスク7の半径方向における周辺部の強度が低く、右半分ではディスク7の半径方向における周辺部の強度が高い。サブビーム2である光スポットは、メインビームである光スポットに比べて、左半分ではディスク7の半径方向における周辺部の強度が高く、右半分ではディスク7の半径方向における周辺部の強度が低い。
【0050】
本実施形態においては、第一実施形態において説明した方法と同様の方法によって、フォーカス誤差信号、トラック誤差信号、及びRF信号が得られる。また、本実施形態においては、第五実施形態において説明した方法と同様の方法によって、ディスク7のラジアルチルトを検出することができる。
【0051】
第五及び第六実施形態においては、トラックサーボをかける時に用いるトラック誤差信号にディスク7の偏芯等による残留誤差があると、サブビーム1の上半分及びサブビーム2の下半分のトラック誤差信号と、サブビーム1の下半分及びサブビーム2の上半分のトラック誤差信号とにも、残留誤差によるオフセットが発生する。しかし、両者の差をラジアルチルト信号として用いるため、残留誤差によるオフセットは相殺されるので、ラジアルチルト信号に残留誤差によるオフセットを生じることなくラジアルチルトを検出することができる。
【0052】
図6に本発明の光学式情報記録再生装置の第一実施形態を示す。本実施の形態は、図1[1]に示す本発明の光ヘッド装置の第一実施形態に、演算回路17及び駆動回路18aを付加したものである。演算回路17は、光検出器10aの各受光部からの出力に基づいて、ラジアルチルト信号を演算する。駆動回路18aは、ラジアルチルト信号が0になるように、図中の点線で囲まれた対物レンズ6を図示しないアクチュエータによりディスク7の半径方向に傾ける。これによりディスク7のラジアルチルトが補正されるので、記録再生特性に対する悪影響がなくなる。
【0053】
図7に本発明の光学式情報記録再生装置の第二実施形態を示す。本実施形態は、図1[1]に示す本発明の光ヘッド装置の第一実施形態に、演算回路17及び駆動回路18bを付加したものである。演算回路17は、光検出器10aの各受光部からの出力に基づいて、ラジアルチルト信号を演算する。駆動回路18bは、ラジアルチルト信号が0になるように、図中の点線で囲まれた光ヘッド装置全体を図示しないモータによりディスク7の半径方向に傾ける。これによりディスク7のラジアルチルトが補正されるので、記録再生特性に対する悪影響がなくなる。
【0054】
図8に本発明の光学式情報記録再生装置の第三実施形態を示す。本実施の形態は、図1[1]に示す本発明の光ヘッド装置の第一実施形態に、演算回路17、駆動回路18c、及び液晶光学素子19を付加したものである。演算回路17は、光検出器10aの各受光部からの出力に基づいて、基板厚ずれ信号及びラジアルチルト信号を演算する。駆動回路18cは、ラジアルチルト信号が0になるように、図中の点線で囲まれた液晶光学素子19に電圧を印加する。液晶光学素子19は図示しない複数の領域に分割されており、各領域に印加する電圧を変化させると透過光に対するコマ収差が変化する。そこで、液晶光学素子19に印加する電圧を調整することにより、ディスク7のラジアルチルトに起因するコマ収差を相殺するコマ収差を液晶光学素子19で発生させる。これによりディスク7のラジアルチルトが補正されるので、記録再生特性に対する悪影響がなくなる。
【0055】
本発明の光学式情報記録再生装置の実施形態としては、本発明の光ヘッド装置の第二乃至第六実施形態に、演算回路及び駆動回路等を付加した形態も考えられる。
【0056】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明の光ヘッド装置は、光源と、光源からの出射光を光記録媒体上に集光する対物レンズと、光記録媒体からの反射光を受光する光検出器とを有するものであって、対物レンズに入射する際の強度分布が異なるメインビーム及びサブビームを用い、メインビーム及びサブビームのそれぞれから位相差法によるトラック誤差信号を検出し、メインビームのトラック誤差信号とサブビームのトラック誤差信号との位相のずれに基づいて光記録媒体のラジアルチルトを検出する。また、本発明の光学式情報記録再生装置は、上に述べた本発明の光ヘッド装置を備え、光記録媒体のラジアルチルトを補正する。
【0057】
本発明の光ヘッド装置及び光学式情報記録再生装置の効果は、良好なRF信号の信号対雑音比が得られることである。その理由は、光記録媒体からの反射光のうちRF信号の検出に用いられるメインビームを4つの受光部で受光することができるため、メインビームに対する電流−電圧変換回路の数が、ラジアルチルトを検出しない通常の光ヘッド装置と同じであるので、回路に起因する雑音が増加しないためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1[1]は、本発明の光ヘッド装置の第一実施形態を示す構成図である。図1[2]は、本発明の光ヘッド装置の第一実施形態における回折光学素子の平面図である。
【図2】図2[1]は、本発明の光ヘッド装置の第一実施形態におけるディスク上の集光スポットの配置を示す平面図である。図2[2]は、本発明の光ヘッド装置の第一実施形態における光検出器の受光部のパタンと光検出器上の光スポットの配置とを示す平面図である。
【図3】図3[1]〜[3]は、本発明の光ヘッド装置の第一実施形態におけるディスクのラジアルチルトの検出に関わる各種のトラック誤差信号を示す波形図である。
【図4】図4[1]は、本発明の光ヘッド装置の第二実施形態における回折光学素子の平面図である。図4[2]は、本発明の光ヘッド装置の第三実施形態における回折光学素子の平面図である。図4[3]は、本発明の光ヘッド装置の第四実施形態における回折光学素子の平面図である。
【図5】図5[1]は、本発明の光ヘッド装置の第五実施形態における回折光学素子の平面図である。図5[2]は、本発明の光ヘッド装置の第六実施形態における回折光学素子の平面図である。
【図6】本発明の光学式情報記録再生装置の第一実施形態を示す構成図である。
【図7】本発明の光学式情報記録再生装置の第二実施形態を示す構成図である。
【図8】本発明の光学式情報記録再生装置の第三実施形態を示す構成図である。
【図9】図9[1]は、従来の光ヘッド装置を示す構成図である。図9[2]は、従来の光ヘッド装置における光検出器の受光部のパタンとディスクのラジアルチルトを検出するための回路とを示す構成図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザ
2 コリメータレンズ
3a〜3f 回折光学素子
4 偏光ビームスプリッタ
5 1/4波長板
6 対物レンズ
6’ 有効径
7 ディスク
8 円筒レンズ
9 レンズ
10a、10b 光検出器
11a〜11l 領域
12 トラック
13a〜13c 集光スポット
14a〜14l 受光部
15a〜15c 光スポット
16a〜16e トラック誤差信号
17 演算回路
18a〜18c 駆動回路
19 液晶光学素子
20 ビームスプリッタ
21a、21b 位相比較器
22 加算器

Claims (7)

  1. 光源と、この光源からの出射光を円盤状の光記録媒体上に集光する対物レンズと、前記光記録媒体からの反射光を受光する光検出器とを有する光ヘッド装置において、
    前記光源からの出射光から、前記対物レンズによって前記光記録媒体上に集光される光として、メインビーム、第一のサブビーム及び第二のサブビームを少なくとも生成する回折光学素子を更に有し、
    該回折光学素子は、入射光の光軸にほぼ垂直な面に設けられた境界の内側及び外側のそれぞれの領域に、入射光の光軸を通り前記光記録媒体の半径方向に対応する直線で分割された回折格子が形成された構成であり、
    前記光記録媒体の半径方向に対応する方向における前記境界の内側の幅は前記対物レンズの有効径に相当する径より小さく、
    前記境界の内側のうち、前記直線に対して一方及び他方の側に位置する領域をそれぞれ内側の第一領域及び第二領域とし、前記境界の外側のうち、前記直線に対して一方及び他方の側に位置する領域をそれぞれ外側の第一領域及び第二領域とするとき、
    前記内側の第一領域及び前記外側の第二領域における前記回折格子の断面形状は+1次回折効率が−1次回折効率より高くなるような鋸歯状であり、前記内側の第二領域及び前記外側の第一領域における前記回折格子の断面形状は−1次回折効率が+1次回折効率より高くなるような鋸歯状であり、
    前記回折光学素子からの透過光を前記メインビームとし、前記回折光学素子からの+1次回折光を前記第一のサブビームとし、前記回折光学素子からの−1次回折光を前記第二のサブビームとし、
    前記光検出器は、前記光記録媒体で反射された前記メインビームの反射光、前記第一のサブビームの反射光及び前記第二のサブビームの反射光のそれぞれを、位相差法によるトラック誤差信号を少なくとも検出するために、光軸を通り前記光記録媒体の半径方向に対応する直線及び光軸を通り前記光記録媒体の接線方向に対応する直線で分割された4つの領域毎に別々の受光部で受光する、
    ことを特徴とする光ヘッド装置。
  2. 請求項記載の光ヘッド装置を備え、少なくとも前記光記録媒体に記録されたRF信号の再生を行う光学式情報記録再生装置であって、
    前記光記録媒体で反射された前記第一のサブビームの反射光のうち、光軸を通り前記光記録媒体の半径方向に対応する直線に対して一方及び他方の側に位置する領域をそれぞれ第一のサブビームの反射光の第一領域及び第二領域とし、
    前記光記録媒体で反射された前記第二のサブビームの反射光のうち、光軸を通り前記光記録媒体の半径方向に対応する直線に対して一方及び他方の側に位置する領域をそれぞれ第二のサブビームの反射光の第一領域及び第二領域とするとき、
    前記光検出器の出力から、前記メインビームの反射光、前記第一のサブビームの反射光の第一領域及び第二領域、前記第二のサブビームの反射光の第一領域及び第二領域のそれぞれに対する位相差法によるトラック誤差信号を検出する手段を有する、
    ことを特徴とする光学式情報記録再生装置。
  3. 前記メインビームの反射光に対する位相差法によるトラック誤差信号を用いてトラックサーボをかけた時の、前記第一のサブビームの反射光の第一領域に対する位相差法によるトラック誤差信号と前記第二のサブビームの反射光の第二領域に対する位相差法によるトラック誤差信号の和と、
    前記第一のサブビームの反射光の第二領域に対する位相差法によるトラック誤差信号と前記第二のサブビームの反射光の第一領域に対する位相差法によるトラック誤差信号の和との差を、
    前記光記録媒体のラジアルチルトを表わすラジアルチルト信号として用いる、
    請求項記載の光学式情報記録再生装置。
  4. 前記光記録媒体のラジアルチルトに伴って発生するコマ収差を補正する補正手段を更に有する、
    請求項記載の光学式情報記録再生装置。
  5. 前記補正手段は、前記対物レンズを前記光記録媒体の半径方向に傾けることにより前記コマ収差を補正する、
    請求項記載の光学式情報記録再生装置。
  6. 前記補正手段は、前記光ヘッド装置全体を前記光記録媒体の半径方向に傾けることにより前記コマ収差を補正する、
    請求項記載の光学式情報記録再生装置。
  7. 前記補正手段は、前記光源と前記対物レンズとの間に液晶光学素子を備え、この液晶光学素子に電圧を印加することにより前記コマ収差を補正する、
    請求項記載の光学式情報記録再生装置。
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