JP3858303B2

JP3858303B2 - Automatic reset slide switch

Info

Publication number: JP3858303B2
Application number: JP14252596A
Authority: JP
Inventors: 康司酒井; 博松井
Original assignee: Panasonic Corp; Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Corp; Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1996-06-05
Filing date: 1996-06-05
Publication date: 2006-12-13
Anticipated expiration: 2016-06-05
Also published as: JPH09326217A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として民生用電子機器に使用される自動復帰式スライドスイッチに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来のこの種の技術を図５および図６により説明する。
【０００３】
図５は従来の一般的な自動復帰式スライドスイッチの分解斜視図、図６はその断面図である。
【０００４】
同図において、１は成形樹脂からなる上面開放の箱形のケースで、その底部は後述する摺動体３のスライド方向に沿って配設された仕切材１Ａにより上記スライド方向と直交する方向に第１、第２の空間室１Ｂ，１Ｃに分割され、第１の空間室１Ｂにはその長手方向に沿って各々接続端子部２Ａ，２Ｂ，２Ｃを有する複数の固定接点２Ｄ，２Ｅ，２Ｆが直線状に配され、その第１の側壁１Ｄから接続端子部２Ａ，２Ｂ，２Ｃが側方へ突出すると共に、第２の空間室１Ｃは自動復帰用コイルばね６の収容部となっている。
【０００５】
３は成形樹脂からなる摺動体で、上記ケース１の一方の側壁１Ｄと仕切材１Ａにガイドされて直線状の往復運動をすることにより、その下面に保持した弾性可動接片４が上記第１の空間室１Ｂ内の固定接点２Ｄ，２Ｅ，２Ｆ間を摺接して短絡するようにしており、また、摺動体３には操作レバー５が一体に形成されており、この操作レバー５を外部に突出させるためにケース１の第２の空間室１Ｃの側壁１Ｅには切欠部１Ｆが設けられている。
【０００６】
なお、本自動復帰式スライドスイッチを使用セットの配線基板に装着して使用する際の都合により、操作レバー５は上記各固定接点２Ｄ，２Ｅ，２Ｆの接続端子部２Ａ，２Ｂ，２Ｃとは反対方向に突出させた構成としている。
【０００７】
そして、ケース１の第２の空間室１Ｃに収容された自動復帰用のコイルばね６は、ケース１の一方の短辺の壁部１Ｇと操作レバー５の根元部の間に一定の撓みによる反発力をもたせて装着されており、摺動体３をケース１の他方の短辺の壁部１Ｈに常時押し付けており、この状態では弾性可動接片４は固定接点２Ｅ，２Ｆ間を短絡している。
【０００８】
また、７は金属板製の蓋板で、摺動体３およびコイルばね６がケース１から飛び出さないように押さえる役目をしているものであり、この蓋板７にも操作レバー５を突出させるための切欠部７Ａが設けられている。
【０００９】
次に、このように構成された従来の自動復帰式スライドスイッチの動作について説明する。
【００１０】
図６の状態から、操作レバー５に矢印Ａで示す方向に力を加えて摺動体３をコイルばね６の反発力に抗して移動させると、弾性可動接片４は固定接点２Ｅ，２Ｆ間の短絡を断って固定接点２Ｄ，２Ｅ間を短絡し、その信号を接続端子部２Ａ，２Ｂ，２Ｃを介して外部に伝達する。
【００１１】
そして、操作レバー５に加えていた押し力を除くと、摺動体３はコイルばね６の反発力により押し戻されて図６の状態に戻り、弾性可動接片４も再び固定接点２Ｅ，２Ｆ間を短絡する状態となる。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成の自動復帰式スライドスイッチでは、同スイッチの組立作業において、箱形のケース１の中に復帰用のコイルばね６および弾性可動接片４を保持した摺動体３を収容した状態で蓋板７を取り付けて組み立てるものであるが、コイルばね６はスイッチ完成状態で一定の反発力を持たせなければならないため、その長さを自由長から一定の寸法まで縮めながら装着する必要があり、また摺動体３にはその下部に保持した弾性可動接片４の弾力により上方へ押し上げようとする力が働いている。
【００１３】
従って、これらの力によって飛び出そうとする上記各部品を押さえ付けながら蓋板７を取り付けることは極めて困難であり、同スイッチの組立作業を自動化することが難しいという課題があった。
【００１４】
また、一般にこの種のスイッチにおいては、自動復帰用のコイルばね６は、巻き数を多くした方がばね材に対する応力が小さくなり寿命も長くなるが、コイルばね６の巻き数を多くすると圧縮時の密着高さが大きくなる。すなわち、コイルばね６を収容する摺動体３の操作レバー５側方の部分を長くする必要があるが、そのためには操作レバー５を摺動体３の端部、すなわちケース１の端部へ寄せる必要があり、スイッチの使用時に不利になるという課題もあった。
【００１５】
さらに、このコイルばね６は、その巻き数に比べて長さ寸法が大きいので、コイルばね６を押し縮める際にその中間部が曲がって側方に膨らみ、ケース１および蓋板７の切欠部１Ｆおよび７Ａの端部に当たって、操作レバー５の操作時にヒッカカリ感を生じることがあった。
【００１６】
本発明はこのような従来の課題を解決しようとするものであり、組み立てが簡単で自動組立も可能であると共に、操作レバーをスイッチの中央に配することができ、しかもコイルばねの巻き数を多くしても操作レバーの操作時にヒッカカリ感を生じることがない自動復帰式スライドスイッチを提供することを目的とするものである。
【００１７】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、箱形のケースの開放部を覆う蓋板にコイルばねを外部から挿通可能な長孔を設けておき、スイッチの組立作業において、箱形のケースの中に弾性可動接片を保持した摺動体のみを容れて蓋板を取り付け、その後に自動復帰用のコイルばねをケース内に挿入すると共に、コイルばねの中間部が下方のケース底面側に曲がるように配された構成としたものである。
【００１８】
この本発明により、スイッチの組立作業において最も取り扱いの厄介なコイルばねを容易にケース内に組み込むことができ、生産性を大きく向上させることができると共に、操作感の良好なものにすることができるものである。
【００１９】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項１に記載の発明は、底部の仕切材により第１、第２の空間室に分割され、第２の空間室に複数の固定接点を直線状に植設し、各固定接点の接続用端子を第１の空間室の底面内を通って外方に突出させた上面開放の箱形のケースと、上記第２の空間室内に複数の固定接点の配置方向に沿って移動可能に配され、一端部から上記第１の空間室に突出した支持部および中央部から上記ケースの外方に突出した操作レバーを一体に有する摺動体と、この摺動体の下面に抱持され、上記複数の固定接点間を摺接して短絡する弾性可動接片と、上記摺動体から突出した支持部のばね位置規制用突起を有する側面と上記ケースの一方の短辺の壁部の間に圧縮収容され、上記摺動体を他方の短辺の壁部に押し付けるように上記第１空間室内に配されたコイルばねと、これらを覆うように上記ケース上面に取り付けられた蓋板からなり、この蓋板の上記ケースの第１空間室の上面部に上記コイルばねを外部から挿通可能な長孔を設け、上記ケースの第１の空間室内の一方の短辺の壁部よりも少し内側に上記蓋板から短い切り起こし部を設けて上記コイルばねの端面の上部を上記切り起こし部に当接させると共に、上記摺動体の支持部側面のばね位置規制用突起の上部面が下部面よりも上記ケースの一方の短辺の壁部側に突出した段差のある形状とし、これらの間に上記コイルばね両端の平行な端面を弾接させて、上記コイルばねの中間部が下方の上記ケース底面側に曲がって配された自動復帰式スライドスイッチとしたものであり、スイッチの組立作業において、箱形のケースの中に弾性可動接片を保持した摺動体のみを容れて蓋板を取り付け、その後に自動復帰用のコイルばねをケース内に挿入できるという作用、および摺動体のコイルばね保持部と操作レバーを別々に配することにより操作レバーをスイッチケースの中央に配することができるという作用を有する。
さらに、コイルばね両端の互いに平行な端面間の上方側が下方側よりも多く圧縮されるので、コイルばね全体の形状として中間部が下方のケース底面側に曲がる形になって、スライドスイッチの操作時にコイルばねが長孔の周囲等に当たってヒッカカリ感を生じることがないという作用を有する。
【００２０】
請求項２に記載の発明は、請求項１記載の発明において、摺動体から突出した支持部のばね位置規制用突起の上部を根元より先端にかけてテーパ状とし、摺動体をケース内の他方の短辺の壁部に当接させた状態における支持部のばね位置規制用突起を有する側面の位置からケース中央に向けて、コイルばねを挿通可能な長孔を蓋板に設けるようにしたものであり、長孔の大きさを小さくできると共に、スイッチの組立作業において、弾性可動接片を保持した摺動体を収容したケースに蓋板を取り付けた後にコイルばねを挿入装着する際に、コイルばねを押し縮める寸法が最も少ない状態でスムーズに挿入装着できるという作用を有する。
【００２２】
以下、本発明の実施の形態について、図１〜図４を用いて説明する。
なお、本実施の形態において、前記の従来例と同じ構成の部分については同じ符号を付してその説明を省略する。
【００２３】
（実施の形態１）
図１は本発明の第１の実施の形態による自動復帰式スライドスイッチの分解斜視図、図２は同一部切欠平面図である。
【００２４】
同図において、１１は成形樹脂からなる上面開放の箱形のケースで、その底部は後述する摺動体１３のスライド方向に沿って配設された仕切材１１Ａにより上記スライド方向と直交する方向に第１、第２の空間室１１Ｂ，１１Ｃに分割され、第２の空間室１１Ｃにはその長手方向に沿って各々接続端子部１２Ａ，１２Ｂ，１２Ｃを有する複数の固定接点１２Ｄ，１２Ｅ，１２Ｆ（図示せず）が直線状に配されていることは従来例と同様であるが、接続端子部１２Ａ，１２Ｂ，１２Ｃは第１の空間室１１Ｂの底面を通って第１の側壁１１Ｄから側方へ突出した構成としている。
【００２５】
そして、成形樹脂からなる摺動体１３が、上記箱形のケース１１の第２の側壁１１Ｅと仕切材１１Ａにガイドされて直線状に往復運動することにより、その下面に保持した弾性可動接片４が第２の空間室１１Ｃ内の固定接点１２Ｄ，１２Ｅ，１２Ｆ（図示せず）間を摺接して短絡することは従来例と同様である。
【００２６】
また、摺動体１３の中央には操作レバー１４が一体形成され、ケース１１の第２の側壁１１Ｅの中央の切欠部１１Ｆから外方に突出するように構成されており、操作レバー１４と接続端子部１２Ａ，１２Ｂ，１２Ｃは従来例と同様にケース１１の反対側の側面にそれぞれ突出するように構成されている。
【００２７】
そして、ケース１１の第１の空間室１１Ｂには自動復帰用のコイルばね６が収容され、このコイルばね６は上記摺動体１３の一端部から第１の空間室１１Ｂ内に突出した支持部１３Ａの側面とケース１１の一方の短辺の壁部１１Ｇの間に一定の撓みによる反発力を持たせて保持されており、摺動体１３をケース１１の他方の短辺の壁部１１Ｈに常時押し付けていることも従来例と同様であるが、摺動体１３から突出した支持部１３Ａの側面にはコイルばね６の位置規制用突起１３Ｂが設けられている。
【００２８】
この位置規制用突起１３Ｂは円柱状の上部を根元から先端にかけてテーパ状としたものであり、コイルばね６の円形端面６Ａの中にはまりこんで位置規制をするものである。
【００２９】
さらに、金属板製の蓋板１５が、摺動体１３およびコイルばね６がケース１１から飛び出さないように上方から押さえていることも従来例と同様であるが、この蓋板１５のケース１１の第１の空間室１１Ｂの上面部には、上記コイルばね６を外部から挿通可能にするための長孔１５Ａがあけられており、この長孔１５Ａの位置は、摺動体１３をケース１１内の他方の短辺の壁部１１Ｈに当接させた状態で、上記支持部１３Ａのばね位置規制用突起１３Ｂを有する側面と一致する位置からケース１１の中央に向けて設けられている。
【００３０】
以上のように構成された本実施の形態による自動復帰式スライドスイッチの動作は前記の従来例と同じであるので、その説明を省略する。
【００３１】
次に、本実施の形態による自動復帰式スライドスイッチの組立方法について説明する。
【００３２】
まず、底面に固定接点１２Ｄ，１２Ｅ，１２Ｆ（図示せず）を植設した箱形のケース１１の中に弾性可動接片４を保持した摺動体１３のみを収容した状態で、蓋板１５を取り付ける。
【００３３】
次に、図３（ａ）の断面図に示すように、操作レバー１４を押して摺動体１３をケース１１内の他方の短辺の壁部１１Ｈに当接させた状態において、コイルばね６を蓋板１５の長孔１５Ａから斜め方向にケース１１の第１の空間室１１Ｂ内に挿入していき、最後にその円形端面６Ａを、摺動体１３の支持部１３Ａの側面に設けられた位置規制用突起１３Ｂの上部のテーパに沿って押し込むことにより、図３（ｂ）に示すように、位置規制用突起１３Ｂが円形端面６Ａの中にはまり込んで、自動復帰式スライドスイッチとして完成する。
【００３４】
すなわち、本実施の形態による自動復帰式スライドスイッチでは、ケース１１に蓋板１５を取り付ける際の取り扱いが最も厄介であったコイルばね６を、蓋板１５を取り付けた後にケース１１内に簡単に収容できるようにしたものである。
【００３５】
なお、この蓋板１５の長孔１５Ａの周囲のうち、少なくとも中央側の下面と端部側の上面を面取り加工しておくことにより、コイルばね６のケース１１内への挿入はよりスムーズに行えるものである。
【００３６】
（実施の形態２）
図４は本発明の第２の実施の形態による自動復帰式スライドスイッチの断面図である。
【００３７】
本実施の形態は、上記第１の実施の形態で説明した構成において、ケース１１の一方の短辺の壁部１１Ｇよりも少し内側に蓋板１６から短い切り起こし部１６Ｂを設けてコイルばね６の端面の上部を当接させると共に、摺動体１７の支持部１７Ａ側面のばね位置規制用突起１７Ｂの上部面１７Ｃが下部面１７Ｄよりも突出した段差のある形状とし、これらの間にコイルばね６の両端の平行な端面を弾接させることにより、コイルばね６両端の平行な端面の上方側が下方側よりも多く圧縮されて、コイルばね６全体として中間部６Ｂが下方に曲がるようにするものである。
【００３８】
これにより、本自動復帰式スライドスイッチの操作時、操作レバーを押してコイルばね６を押し縮める際に、コイルばね６の中間部６Ｂが蓋板の長孔１６Ａの周囲等に当たってヒッカカリ感を生じることがないものである。
【００３９】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、自動復帰式スライドスイッチにおいて、自動復帰用のコイルばねだけを後からケース内に挿入できるので組み立てが容易で自動組立も可能であると共に、操作レバーをスイッチの中央に配することができて使用時に有利であり、さらにコイルばねの巻き数を多くしても操作時にヒッカカリ感を生じることがないので操作感が良好であるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態による自動復帰式スライドスイッチの分解斜視図
【図２】同一部切欠平面図
【図３】（ａ）同組立方法を説明する断面図
（ｂ）同完成品の断面図
【図４】本発明の第２の実施の形態による自動復帰式スライドスイッチの断面図
【図５】従来の自動復帰式スライドスイッチの分解斜視図
【図６】同断面図
【符号の説明】
４弾性可動接片
６コイルばね
６Ａ円形端面
６Ｂ中間部
１１ケース
１１Ａ仕切材
１１Ｂ第１の空間室
１１Ｃ第２の空間室
１１Ｄ第１の側壁
１１Ｅ第２の側壁
１１Ｆ切欠部
１１Ｇ，１１Ｈ短辺の壁部
１２Ａ，１２Ｂ，１２Ｃ接続端子部
１２Ｄ，１２Ｅ，１２Ｆ固定接点
１３，１７摺動体
１３Ａ，１７Ａ支持部
１３Ｂ，１７Ｂ位置規制用突起
１４，１８操作レバー
１５，１６蓋板
１５Ａ，１６Ａ長孔
１６Ｂ切り起こし部
１７Ｃ上部面
１７Ｄ下部面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an automatic return type slide switch mainly used for consumer electronic devices.
[0002]
[Prior art]
This conventional technique will be described with reference to FIGS. 5 and 6. FIG.
[0003]
FIG. 5 is an exploded perspective view of a conventional general automatic return slide switch, and FIG. 6 is a sectional view thereof.
[0004]
In the figure, reference numeral 1 denotes a box-shaped case made of a molded resin and having an open top surface. The bottom of the case is divided in a direction perpendicular to the sliding direction by a partition material 1A disposed along the sliding direction of a sliding body 3 described later. 1 and the second space chambers 1B and 1C are divided into a plurality of fixed contacts 2D, 2E and 2F each having connection terminal portions 2A, 2B and 2C along the longitudinal direction thereof. The connection terminal portions 2A, 2B, and 2C project laterally from the first side wall 1D, and the second space chamber 1C serves as a housing portion for the coil spring 6 for automatic return.
[0005]
Reference numeral 3 denotes a sliding body made of a molded resin, which is guided by one side wall 1D of the case 1 and the partitioning material 1A to reciprocate linearly. The fixed contacts 2D, 2E, 2F in the space chamber 1B are slidably contacted and short-circuited, and an operating lever 5 is integrally formed on the sliding body 3, and the operating lever 5 is externally provided. A notch 1F is provided in the side wall 1E of the second space chamber 1C of the case 1 for projecting.
[0006]
Note that the operating lever 5 is opposite to the connection terminal portions 2A, 2B, and 2C of the fixed contacts 2D, 2E, and 2F for convenience when the automatic return type slide switch is mounted on the wiring board of the set to be used. The structure is projected in the direction.
[0007]
The coil spring 6 for automatic return housed in the second space chamber 1C of the case 1 is repelled by a certain amount of bending between the wall portion 1G on one short side of the case 1 and the root portion of the operation lever 5. The sliding body 3 is always pressed against the wall 1H on the other short side of the case 1, and in this state, the elastic movable contact piece 4 is short-circuited between the fixed contacts 2E and 2F. .
[0008]
Reference numeral 7 denotes a cover plate made of a metal plate, which serves to hold the sliding body 3 and the coil spring 6 so as not to jump out of the case 1. The operation lever 5 is also projected onto the cover plate 7. A cutout portion 7A is provided.
[0009]
Next, the operation of the conventional automatic return slide switch configured as described above will be described.
[0010]
From the state of FIG. 6, when the sliding body 3 is moved against the repulsive force of the coil spring 6 by applying a force to the operation lever 5 in the direction indicated by the arrow A, the elastic movable contact piece 4 is moved between the fixed contacts 2E and 2F. And the fixed contacts 2D and 2E are short-circuited, and the signal is transmitted to the outside through the connection terminal portions 2A, 2B and 2C.
[0011]
When the pushing force applied to the operating lever 5 is removed, the sliding body 3 is pushed back by the repulsive force of the coil spring 6 to return to the state shown in FIG. 6, and the elastic movable contact piece 4 also moves between the fixed contacts 2E and 2F again. It will be in the state which short-circuits.
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the automatic return type slide switch having the above-described conventional configuration, the sliding body 3 holding the return coil spring 6 and the elastic movable contact piece 4 is housed in the box-shaped case 1 in the assembly work of the switch. However, since the coil spring 6 must have a certain repulsive force when the switch is completed, it is necessary to mount the coil spring 6 while reducing its length from a free length to a certain dimension. In addition, a force is exerted on the sliding body 3 to push it upward by the elastic force of the elastic movable contact piece 4 held at the lower part thereof.
[0013]
Therefore, it is extremely difficult to attach the cover plate 7 while pressing the above-described components that are about to pop out by these forces, and there is a problem that it is difficult to automate the assembly work of the switch.
[0014]
In general, in this type of switch, when the number of turns of the coil spring 6 for automatic return is increased, the stress on the spring material is reduced and the life is increased, but if the number of turns of the coil spring 6 is increased, the coil spring 6 is compressed. The adhesion height of becomes larger. That is, it is necessary to lengthen the side portion of the sliding body 3 that houses the coil spring 6 on the side of the operating lever 5. To that end, it is necessary to bring the operating lever 5 toward the end of the sliding body 3, that is, the end of the case 1. There is also a problem that it is disadvantageous when the switch is used.
[0015]
Furthermore, since the length of the coil spring 6 is larger than the number of turns thereof, when the coil spring 6 is compressed, the intermediate portion is bent and bulges to the side, and the case 1 and the notch portion 1F of the lid plate 7 are expanded. When the operation lever 5 is operated, a crispness may be caused.
[0016]
The present invention is intended to solve such a conventional problem, is easy to assemble and can be automatically assembled, and the operation lever can be arranged at the center of the switch, and the number of turns of the coil spring can be reduced. An object of the present invention is to provide an automatic return type slide switch that does not cause a sensation of crispness when the operation lever is operated.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention provides a cover plate that covers the open part of a box-shaped case with a long hole through which a coil spring can be inserted from the outside. Attach only the sliding body holding the elastic movable contact to the cover plate, and then insert the coil spring for automatic return into the case, so that the middle part of the coil spring bends to the bottom side of the case The configuration is arranged .
[0018]
According to the present invention, the coil spring that is the most troublesome to handle in the assembly work of the switch can be easily incorporated into the case, so that the productivity can be greatly improved and the operational feeling can be improved. Is.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The invention according to claim 1 of the present invention is divided into first and second space chambers by a partition material at the bottom, and a plurality of fixed contacts are planted in a straight line in the second space chamber, and each fixed contact A box-shaped case with an open top surface that protrudes outwardly through the bottom surface of the first space chamber, and a plurality of fixed contacts can be moved in the second space chamber along the direction of arrangement of the fixed contacts disposed, the sliding body having integrally an operating lever projecting outwardly of the case from the support and a central portion that protrudes to the first space chamber from one end, is embraced in the lower surface of the sliding body, an elastic movable contact piece which short-circuits in sliding contact between the plurality of fixed contacts, compressed between the side surface and the one wall portion of the short sides of the case with a spring position regulating protrusion of the support portion projecting from the sliding member housed, distribution in the first gas chamber so as to press the sliding body in the wall of the other short side A coil spring that, they consist attached cover plate to the case upper surface to cover, the cover plate of the first space chamber of the upper surface portion to allow insertion of the coil spring from the outside of the long hole of the case And a short cut-and-raised portion is provided from the lid plate slightly inside the short side wall portion in the first space chamber of the case, and the upper part of the end face of the coil spring is brought into contact with the cut-and-raised portion. In addition, the upper surface of the spring position restricting protrusion on the side surface of the support portion of the sliding body has a stepped shape projecting from the lower surface to the wall portion of one short side of the case, and the coil spring is interposed therebetween. The parallel end faces of both ends are elastically contacted, and the middle part of the coil spring is an automatic return type slide switch arranged to bend toward the bottom side of the case . Bullet in the case The cover plate is attached with only the sliding body holding the movable contact piece attached, and then the coil spring for automatic return can be inserted into the case, and the coil spring holding portion and the operating lever of the sliding body are separately arranged. Thus, the operation lever can be arranged at the center of the switch case.
Further, since the upper side between the parallel end faces of both ends of the coil spring is compressed more than the lower side, the middle part of the coil spring is bent to the lower case bottom side, and the slide switch is operated. The coil spring has an effect that it does not cause a crispness when it hits the periphery of the long hole .
[0020]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the upper portion of the spring position regulating protrusion of the support portion protruding from the sliding body is tapered from the root to the tip, and the sliding body is the other short part in the case. A long hole through which the coil spring can be inserted is provided in the cover plate from the position of the side surface having the spring position regulating protrusion of the support portion in a state of being in contact with the side wall portion toward the center of the case. In addition to reducing the size of the long hole, when assembling the switch, when the coil spring is inserted and mounted after the cover plate is attached to the case containing the sliding body holding the elastic movable contact piece, the coil spring is pushed. It has the effect that it can be smoothly inserted and mounted in a state where the size to be reduced is the smallest.
[0022]
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS.
In the present embodiment, the same components as those in the conventional example are given the same reference numerals and the description thereof is omitted.
[0023]
(Embodiment 1)
FIG. 1 is an exploded perspective view of an automatic return slide switch according to a first embodiment of the present invention, and FIG.
[0024]
In the figure, reference numeral 11 denotes a box-shaped case made of a molded resin and having an open top surface. The bottom of the case is divided in a direction perpendicular to the sliding direction by a partitioning member 11A disposed along the sliding direction of a sliding body 13 described later. 1 and a plurality of fixed contacts 12D, 12E, and 12F each having connection terminal portions 12A, 12B, and 12C along the longitudinal direction of the second space chamber 11C. (Not shown) is arranged in a straight line as in the conventional example, but the connection terminal portions 12A, 12B, and 12C pass from the first side wall 11D to the side through the bottom surface of the first space chamber 11B. It has a protruding configuration.
[0025]
The sliding body 13 made of molding resin is guided by the second side wall 11E of the box-shaped case 11 and the partitioning material 11A and reciprocates linearly, whereby the elastic movable contact piece 4 held on the lower surface thereof. Is short-circuited between the fixed contacts 12D, 12E, and 12F (not shown) in the second space chamber 11C as in the conventional example.
[0026]
An operation lever 14 is integrally formed at the center of the sliding body 13 and is configured to project outward from a notch 11F at the center of the second side wall 11E of the case 11. The operation lever 14 and the connection terminal The portions 12A, 12B, and 12C are configured to protrude from the opposite side surface of the case 11 as in the conventional example.
[0027]
A coil spring 6 for automatic return is accommodated in the first space chamber 11B of the case 11, and this coil spring 6 is supported from one end of the sliding body 13 into the first space chamber 11B. Between the side wall of the case 11 and the wall 11G on one short side of the case 11 with a repulsive force caused by a certain amount of bending, and the sliding body 13 is always pressed against the wall 11H on the other short side of the case 11 However, the position restricting protrusion 13B of the coil spring 6 is provided on the side surface of the support portion 13A protruding from the sliding body 13.
[0028]
The position restricting protrusion 13B has a cylindrical upper portion that is tapered from the base to the tip, and is placed in the circular end face 6A of the coil spring 6 to restrict the position.
[0029]
Further, the lid plate 15 made of a metal plate is pressed from above so that the sliding body 13 and the coil spring 6 do not jump out of the case 11. A long hole 15A for allowing the coil spring 6 to be inserted from the outside is formed in the upper surface portion of the first space chamber 11B, and the position of the long hole 15A is such that the sliding body 13 is placed inside the case 11. In a state of being brought into contact with the other short side wall portion 11H, the support portion 13A is provided from the position coinciding with the side surface having the spring position regulating projection 13B toward the center of the case 11.
[0030]
Since the operation of the automatic return slide switch according to the present embodiment configured as described above is the same as that of the conventional example, the description thereof is omitted.
[0031]
Next, an assembling method of the automatic return type slide switch according to the present embodiment will be described.
[0032]
First, in a state where only the sliding body 13 holding the elastic movable contact piece 4 is accommodated in the box-shaped case 11 in which the fixed contacts 12D, 12E, and 12F (not shown) are implanted on the bottom surface, the cover plate 15 is placed. Install.
[0033]
Next, as shown in the cross-sectional view of FIG. 3A, the coil spring 6 is covered with the lid in a state where the operating lever 14 is pushed and the sliding body 13 is brought into contact with the other short side wall portion 11 </ b> H in the case 11. The plate 15 is inserted into the first space chamber 11B of the case 11 in an oblique direction from the long hole 15A, and finally the circular end surface 6A is used for position regulation provided on the side surface of the support portion 13A of the sliding body 13. By pushing along the upper taper of the protrusion 13B, as shown in FIG. 3 (b), the position restricting protrusion 13B fits into the circular end face 6A to complete the automatic return slide switch.
[0034]
That is, in the automatic return type slide switch according to the present embodiment, the coil spring 6 that is most troublesome to handle when attaching the cover plate 15 to the case 11 is easily accommodated in the case 11 after the cover plate 15 is attached. It is something that can be done.
[0035]
The coil spring 6 can be more smoothly inserted into the case 11 by chamfering at least the lower surface on the center side and the upper surface on the end side of the periphery of the long hole 15A of the cover plate 15. Is.
[0036]
(Embodiment 2)
FIG. 4 is a sectional view of an automatic return slide switch according to the second embodiment of the present invention.
[0037]
In the present embodiment, in the configuration described in the first embodiment, a short cut-and-raised portion 16B is provided from the cover plate 16 slightly inside the wall portion 11G on one short side of the case 11, and the coil spring 6 is provided. The upper surface 17C of the spring position regulating projection 17B on the side surface of the support portion 17A of the sliding body 17 has a stepped shape protruding from the lower surface 17D, and the coil spring 6 is interposed therebetween. By elastically contacting the parallel end faces of both ends of the coil spring 6, the upper side of the parallel end faces of both ends of the coil spring 6 is compressed more than the lower side, so that the intermediate portion 6 B bends downward as a whole of the coil spring 6. is there.
[0038]
As a result, when the automatic return type slide switch is operated, when the coil spring 6 is pressed and contracted by pressing the operating lever, the middle portion 6B of the coil spring 6 hits the periphery of the long hole 16A of the cover plate and the like, causing a feeling of crispness. There is nothing.
[0039]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, in the automatic return type slide switch, only the coil spring for automatic return can be inserted into the case later, so that the assembly is easy and automatic assembly is possible. Since it can be arranged in the center, it is advantageous at the time of use, and even if the number of turns of the coil spring is increased, an advantageous effect that the feeling of operation is good is obtained because the feeling of flickering does not occur at the time of operation.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view of an automatic return slide switch according to a first embodiment of the present invention. FIG. 2 is a cutaway plan view of the same part. FIG. 3A is a sectional view for explaining the assembly method. FIG. 4 is a sectional view of an automatic return type slide switch according to a second embodiment of the present invention. FIG. 5 is an exploded perspective view of a conventional automatic return type slide switch. [Explanation of symbols]
4 Elastic movable contact piece 6 Coil spring 6A Circular end face 6B Intermediate part 11 Case 11A Partition material 11B First space chamber 11C Second space chamber 11D First side wall 11E Second side wall 11F Notch 11G, 11H Short side Wall portion 12A, 12B, 12C Connection terminal portion 12D, 12E, 12F Fixed contact 13, 17 Slider 13A, 17A Support portion 13B, 17B Position restricting projection 14, 18 Operation lever 15, 16 Cover plate 15A, 16A Long hole 16B Cut-and-raised part 17C Upper surface 17D Lower surface

Claims

底部の仕切材により第１、第２の空間室に分割され、第２の空間室に複数の固定接点を直線状に植設し、各固定接点の接続用端子を第１の空間室の底面内を通って外方に突出させた上面開放の箱形のケースと、上記第２の空間室内に複数の固定接点の配置方向に沿って移動可能に配され、一端部から上記第１の空間室に突出した支持部および中央部から上記ケースの外方に突出した操作レバーを一体に有する摺動体と、この摺動体の下面に抱持され、上記複数の固定接点間を摺接して短絡する弾性可動接片と、上記摺動体から突出した支持部のばね位置規制用突起を有する側面と上記ケースの一方の短辺の壁部の間に圧縮収容され、上記摺動体を他方の短辺の壁部に押し付けるように上記第１空間室内に配されたコイルばねと、これらを覆うように上記ケース上面に取り付けられた蓋板からなり、この蓋板の上記ケースの第１空間室の上面部に上記コイルばねを外部から挿通可能な長孔を設け、上記ケースの第１の空間室内の一方の短辺の壁部よりも少し内側に上記蓋板から短い切り起こし部を設けて上記コイルばねの端面の上部を上記切り起こし部に当接させると共に、上記摺動体の支持部側面のばね位置規制用突起の上部面が下部面よりも上記ケースの一方の短辺の壁部側に突出した段差のある形状とし、これらの間に上記コイルばね両端の平行な端面を弾接させて、上記コイルばねの中間部が下方の上記ケース底面側に曲がって配された自動復帰式スライドスイッチ。Divided into first and second space chambers by a partitioning material at the bottom, a plurality of fixed contacts are planted in a straight line in the second space chamber, and the connection terminals for each fixed contact are the bottom surfaces of the first space chambers. A box-shaped case with an open top surface that protrudes outwardly through the interior, and is arranged to be movable in the second space chamber along the arrangement direction of the plurality of fixed contacts. a sliding member having a support portion and a central portion that protrudes into the chamber together with the operation lever projecting outwardly of the case, is embraced in the lower surface of the sliding body, a short circuit in sliding contact between the plurality of fixed contacts an elastic movable contact piece is compressed housed between the wall portion of the one short side of the side surface and the case having a spring position regulating protrusion of the support portion projecting from the sliding member, the other short side of the sliding body a coil spring disposed in the first space chamber to press the wall, covering the Uni consists the case top cover plate attached to, the cover plate of the first space chamber of the upper surface portion to allow insertion of the coil spring from the outside of the long hole of the case is provided, a first gas chamber of the case A short cut-and-raised portion is provided from the lid plate slightly inward of the short side wall of the first and the upper part of the end face of the coil spring is brought into contact with the cut-and-raised portion, and the side surface of the support portion of the sliding body is The upper surface of the spring position restricting projection has a stepped shape that protrudes toward the wall of one short side of the case from the lower surface, and the parallel end surfaces of both ends of the coil spring are elastically contacted between them. An automatic return type slide switch in which an intermediate portion of the coil spring is bent and arranged on the bottom side of the case .

摺動体から突出した支持部のばね位置規制用突起の上部を根元より先端にかけてテーパ状とし、摺動体をケース内の他方の短辺の壁部に当接させた状態における支持部のばね位置規制用突起を有する側面の位置からケース中央に向けて、コイルばねを挿通可能な長孔を蓋板に設けた請求項１記載の自動復帰式スライドスイッチ。 The spring position restriction of the support part in a state where the upper part of the protrusion for restricting the spring position of the support part protruding from the sliding body is tapered from the base to the tip, and the sliding body is in contact with the wall of the other short side in the case The automatic return type slide switch according to claim 1, wherein a long hole through which the coil spring can be inserted is provided in the lid plate from the position of the side surface having the projection for the case toward the center of the case.