JP3855205B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、打球を遊技領域に打込み、打込まれた打球が遊技領域を落下する間に入賞口に入賞したときに、景品球が払出される弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
打球が遊技領域中の所定点に到達したときに図柄表示装置が表示図柄を変動させ始め、その変動が停止したときの図柄が所定図柄であるときにすぐに特別入賞状態をセットし、打球が入賞口に入賞し易い状態とする弾球遊技機がよく知られている。この弾球遊技機によると、遊技者が「当たった」という実感をいだくことができるために広く普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の弾球遊技機は、遊技者にとって予想の困難な変動停止時の図柄によって特別入賞状態がセットされたり、されなかったりする。これを遊技者からみると、「当たり」と「はずれ」がはっきりしすぎて変化に欠けるため、飽きられ易い。したがって、特別入賞状態がセットされるまでの過程に遊技性が認められないという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、特別入賞状態がセットされるまでの過程に遊技性をもたらすことのできる新たな弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1にかかる弾球遊技機は、図1に示すように、所定の条件達成に基づいて特別入賞状態をセットさせ、当該特別入賞状態中に打球が始動口(例えば図2の第3種始動口150)に入賞することを契機として大入賞口115(図2を参照)を拡開させるように構成した弾球遊技機において、打球105を作動領域A1と非作動領域A2に振り分ける第1の振り分け装置11と、作動領域A1に振り分けられた打球105を特別領域B1と非特別領域B2に振り分ける第2の振り分け装置12と、作動領域A1に振り分けられた打球105を検出する第1のスイッチ21と、特別領域B1に振り分けられた打球105を検出する第2のスイッチ22と、第1のスイッチ21が打球105を検出することに基づいて図柄を表示する第1の図柄表示装置30と、第2のスイッチ22が打球105を検出したときに特別入賞状態をセットする特別入賞状態セット手段40とを備えており、第2の振り分け装置12は、第1の図柄表示装置30が所定の表示態様になると打球105を特別領域B1に振り分ける構成とした。
さらに、打球105を検出する第3のスイッチ(例えば図3の入賞検出スイッチ221)と、第3のスイッチが打球105を検出することに基づいて図柄を表示する第2の図柄表示装置(例えば図2の普通図柄表示装置141)と、第2の図柄表示装置が所定の表示態様になると所定時間開放する電動役物(例えば図2の普通電動役物145)とを有し、電動役物に入った打球105は第1の振り分け装置11に誘導されるように構成した。
また、電動役物,第1の振り分け装置11および大入賞口115の順で上からほぼ同一線上に配置するとともに、当該大入賞口115から見て斜め上方に始動口を配置する構成とした。また、大入賞口115と始動口との間を離散させているので、他の部材(例えば打球105を散乱させる釘等)を介在させ得る。
【0005】
(2)請求項2にかかる弾球遊技機は、第3のスイッチは、電動役物,第1の振り分け装置11および大入賞口115からなる配列を挟んで、始動口とは反対側に配置する構成とした。
【0006】
【作用】
(1)請求項1にかかる弾球遊技機によれば、第3のスイッチが打球105を検出することに基づいて第2の図柄表示装置が図柄を表示し、当該第2の図柄表示装置が所定の表示態様になると電動役物を所定時間開放する。電動役物に入った打球105は第1の振り分け装置11に誘導される。その打球105が第1の振り分け装置11によって作動領域A1に振り分けられると、第1の図柄表示装置30は図柄を表示する。そして、第1の図柄表示装置30が所定の表示態様になると、第2の振り分け装置12によって特別領域B1に振り分けられ、特別入賞状態がセットされる。すなわち入賞した打球105が第1の振り分け装置11によって作動領域A1に振り分けられるか否か、さらに作動領域A1に振り分けられたときに動作する第1の図柄表示装置30がいわゆる「当たり」状態になるか否か、という過程を遊技者が視覚的に追いかけることが可能になる。
また、電動役物,第1の振り分け装置11および大入賞口115の順で上からほぼ同一線上に配置されているが、始動口は大入賞口115から見て斜め上方に離散させて配置されているので当該同一線上にはない。
【0007】
(2)請求項2にかかる弾球遊技機によれば、第3のスイッチと始動口との間に、電動役物,第1の振り分け装置11および大入賞口115からなる配列を配置する。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて、まず機械的な構成について説明する。
図2は、本発明の一実施例である弾球遊技機の外観図である。図において、弾球遊技機100の遊技盤表面101には、以下の各部品が設けられている。なお、本実施例の場合、作動図柄と普通図柄がそれぞれ数字として表示される。
【0009】
まず、遊技盤表面101上には、遊技領域とその周囲を区画するレール102が右回りの螺旋状に設けられている。このレール102は、遊技盤表面101の左下部を始端とし、内側に1回転した左上部を終端として設けられている。したがって、遊技盤表面101の左下部から左上部までは、打球105が通るための通路103になる。また、レール102のほぼ中間点(すなわち、遊技盤表面101の右上部)には返しゴム190が設けられ、レール102の終端には戻り球防止ホルダー104が設けられている。
そして、遊技者が手で発射装置(図示せず)を操作すると、打球105がレール102に沿って矢印Dの方向に打ち出される。なお、返しゴム190は打球105が強く打ち出された場合に、打球105を逆方向へ戻すために設けられている。また、戻り球防止ホルダー104は、上記返しゴム190によって戻された打球105が、通路103に逆入するのを防止するために設けられている。
【0010】
次に、遊技領域(すなわち、螺旋状に設けらたレール102の内側)には、振り分け装置110、大入賞口115、入賞口121,122、表示器付入賞口123,124、アウト口129、表示器付風車131,132、風車135乃至138、ゲート140、普通図柄表示装置141、普通電動役物145、第3種始動口150、始動口入賞数表示器161、大入賞口入賞数表示器162および表示灯171乃至176が設けられている。
なお、遊技盤表面101の中央部には、上から順番に入賞口121、普通図柄表示装置141、普通電動役物145、振り分け装置110、大入賞口115、アウト口129が設けられている。また、打球105を散乱させる釘が、遊技盤表面101上に適当に配置して設けられている。
【0011】
振り分け装置110は遊技盤表面101の中央よりやや下部に設けられ、その最上部に特定入賞口111aを備えるとともに、中回転体112および作動図柄表示装置113を備えている。ここで、作動図柄表示装置113に表示された作動図柄が第2の所定柄と一致した場合を「大当たり」とする。なお、上記振り分け装置110の具体的な構成は、後述する図4および図5において説明する。
【0012】
表示器付風車131は振り分け装置110の左斜め上方に隔てて設けられ、表示器付風車132は振り分け装置110の右斜め上方に隔てて設けられている。この表示器付風車131,132は、遊技盤表面101に埋め込まれた表示器を備えた風車であって、風車135乃至138と同様に、打球105を左右に振り分ける。
風車135は振り分け装置110の左側に少し隔てて設けられ、風車136は上記風車135より左斜め上方に隔てて設けられている。同様に、風車137は振り分け装置110の右側に少し隔てて設けられ、風車138は上記風車137より右斜め上方に隔てて設けられている。
【0013】
大入賞口115は、遊技盤表面101の中央下部に設けられた横長の入賞口であって、上記「大当たり」の際に開くふた116を備えている。
また、入賞口121は振り分け装置110の上部に隔てて設けられている。入賞口122は風車135と風車136の間にあって、かつ、風車135に接するように設けられている。
さらに、表示器付入賞口123,124は表示器を備えた入賞口である。表示器付入賞口123は大入賞口115の左側に少し隔てて設けられ、表示器付入賞口124は大入賞口115の右側に少し隔てて設けられている。そして、アウト口129は大入賞口115の下部であって、レール102を挟んで設けられている。
【0014】
ゲート140は振り分け装置110の上部左側であって、かつ、入賞口122の上部に設けられている。このゲート140は、打球105の通過を検出する。普通電動役物145は振り分け装置110と入賞口121の間に設けられた電動のチューリップである。普通図柄表示装置141は上記普通電動役物145と入賞口121の間に設けられ、普通図柄を表示するための表示器142,143を備えている。なお、表示器142は2個の7セグメントLEDで構成されている。この7セグメントLEDは、周知の通り、数字が表示可能な素子である。また、表示器143は4個のLEDで構成されており、所定の時期に打球105がゲート140を通過した数だけのLEDを点灯する。
始動口入賞数表示器161と大入賞口入賞数表示器162は水平状に一体に形成され、大入賞口115とアウト口129の間に設けられている。この始動口入賞数表示器161と大入賞口入賞数表示器162は、ともに7セグメントLEDで構成されている。ここで、始動口入賞数表示器161は第3種始動口150へ入賞した打球105の数を表示し、大入賞口入賞数表示器162は大入賞口115へ入賞した打球105の数を表示する。
【0015】
表示灯171乃至176は、遊技者の目を楽しませるために、適宜点滅表示を行う表示灯である。表示灯171乃至173は、遊技盤表面101の左部であってレール102に接するように、表示灯171から順番に縦列して設けられている。同様に、表示灯174乃至176は、遊技盤表面101の右部であってレール102に接するように、表示灯174から順番に縦列して設けられている。
【0016】
図3は、遊技盤裏面における誘導路とスイッチの配置を示す図である。なお、図2を参照して説明することとし、図2と同一の要素には同一番号を付してこれらの説明は省略する。
【0017】
図において、遊技盤裏面201には、誘導路211乃至217、入賞検出スイッチ221,223,224,226、払出検出スイッチ222,225、普通電動役物ソレノイド231、大入賞口ソレノイド232、入賞口穴121a,122a,123a,124a,150a、表示器131a,132aおよびアウト口穴129aが設けられている。
ここで、入賞口穴121aは入賞口121の穴である。同様に、入賞口穴122aは入賞口122の穴である。また、入賞口穴123a,124aは、それぞれ表示器付入賞口123,124の穴である。さらに、入賞口穴150aは、第3種始動口150の穴である。そして、表示器131a,132aは、それぞれ表示器付風車131,132の表示器を設けるための穴である。さらに、アウト口穴129aはアウト口129の穴である。
【0018】
誘導路211はレール251とレール252によって区画された通路である。同様に、誘導路212はレール251とレール253によって区画された通路である。誘導路213はレール252とレール254によって区画された通路である。誘導路214はレール255によって打球105を振り分けユニット180へ誘導する通路である。誘導路215,216は振り分けユニット180内に設けられ、誘導路215は特別領域B1に誘導し、誘導路216は非特別領域B2に誘導する通路である。誘導路217はレール256とレール257によって区画された通路である。なお、上記振り分けユニット180は遊技盤裏面201へ着脱可能に設けられる一体形のユニットであって、その具体的な構成は後述する図6において説明する。
【0019】
ここで、誘導路211は入賞口穴121aに入った打球105を誘導する。同様に、誘導路212は入賞口穴122aに、誘導路217は入賞口穴150aに、それぞれ入った打球105を誘導する。
また、誘導路213,214は振り分け装置110によって振り分けられた打球105を誘導する。すなわち、誘導路213は「はずれ」としての非作動領域A2へ誘導する通路であり、誘導路214は「当たり」としての作動領域A1(具体的には、振り分けユニット180)へ誘導する通路である。
【0020】
入賞検出スイッチ221,223,224,226および払出検出スイッチ222,225は、それぞれ打球105の通過を検出するスイッチであって、磁性の変化によって上記通過を判定する近接スイッチが一般に用いられる。
ここで、入賞検出スイッチ221は、ゲート140を通過した打球105を検出する。入賞検出スイッチ223は第1のスイッチ21に対応し、作動領域A1に入った打球105を検出する。入賞検出スイッチ224は第2のスイッチ22に対応し、特別領域B1に入った打球105を検出する。入賞検出スイッチ226は、入賞口穴150aに入った打球105を検出する。
また、払出検出スイッチ222は、図2に示す普通電動役物145に入った打球105を検出する。同様に、払出検出スイッチ225は、大入賞口115に入った打球105を検出する。これらの入賞検出スイッチ221,223,224,226および払出検出スイッチ222,225によって検出された検出信号は、いずれも図7および図8に示す制御部310に送られる。
【0021】
普通電動役物ソレノイド231は普通電動役物145に構成されるチューリップを左右に動作させるためのソレノイドである。また、大入賞口ソレノイド232は大入賞口115に設けられたふた116を、上記「大当たり」の際に開閉させるためのソレノイドである。
【0022】
図4および図5は、第1の振り分け装置11の一例である振り分け装置110を示す図である。図4(A)に振り分け装置110の側面図を、図4(B)に振り分け装置110の正面図を、図5に振り分け装置110の上面図をそれぞれ示す。なお、遊技者から弾球遊技機100の遊技盤表面101を見る方向を正面とする。また、図4(A)は図4(B)の断面EEを示す図である。
振り分け装置110は、特定入賞口111a、誘導路111b,111c,111d,111e、中回転体112、作動図柄表示装置113、モータ114、表示器115a乃至115f、表示灯116a乃至116dおよび払出検出スイッチ222から構成されている。
【0023】
特定入賞口111aは図4に示すように、振り分け装置110の最上部正面に設けられており、図2に示す普通電動役物145に入賞した打球105を受ける。誘導路111b,111c,111d,111eは、入賞した打球105を中回転体112へ誘導するための通路である。ここで、誘導路111bは特定入賞口111aに接続して設けられ、打球105を裏面(背面)へ誘導する。誘導路111cは誘導路111bと直角に接続して設けられ、打球105を下方へ落下させる。なお、誘導路111cの途中には払出検出スイッチ222が設けられている。
誘導路111dは図4および図5に示すように、誘導路111cに接続して下りの円弧状スロープで設けられ、打球105を右誘導路111daと左誘導路111dbに分けた後、誘導路111eに誘導する。誘導路111eは中回転体112の周囲に隣接して設けられ、右誘導路111daまたは左誘導路111dbのいずれかに誘導された打球105を中回転体112に誘導する。
【0024】
中回転体112は図5に示すように、60度ごとに6個の貫通孔117a乃至117fが設けられており、このうちの4個の貫通孔117b,117c,117e,117fが同一半径上に設けられているのに対し、2個の貫通孔117a,117dはそれよりも半径方向内側に偏っている。また、中回転体112には、これらの貫通孔を仕切るための仕切り118a乃至118fが中回転体112の中心から放射状に凸設されている。
【0025】
中回転体112の下方には、図4に示すように固定プレート112aが同軸に固定されている。さらに、固定プレート112の下方には、中回転体12を回転させるモータ114が取り付けられている。この中回転体112は、弾球遊技機100の電源投入とともに一定速度で回転を続ける。
また、固定プレート112aには、図5に示すように2個の貫通孔112aa,112abが設けられている。一方の貫通孔112aaは中回転体112の貫通孔117a,117dと同一半径上に設けられており、打球105を作動領域A1に誘導する。他方の貫通孔112abは中回転体112の貫通孔117b,117c,117e,117fと同一半径上に設けられており、打球105を非作動領域A2に誘導する。
【0026】
作動図柄表示装置113は作動図柄を表示する表示器であって、表示部113L,113Rを有する。この表示部113L,113Rは、いずれも7セグメントLEDで構成されている。
上記の構成を有する作動図柄表示装置113は、打球105が振り分け装置110(具体的には、中回転体112)によって作動領域A1に振り分けられると、作動図柄変動時間(例えば、2秒間)だけ数字を変動させながら表示する。その後、表示部113Lが先に変動を停止し、この停止時の数字を表示する。この際、表示部113Rには数字を変動させながら表示する。さらに、表示部113Lに表示された数字に応じて規制される時間(例えば、1.5秒間)を経過した後、表示部113Rが変動を停止し、この停止時の数字を表示する。そして、表示部113Lと表示部113Rに表示された数字が第2の所定柄と一致すれば、特別入賞状態がセットされる。
【0027】
表示器115a乃至115fは図4に示すように、いずれも振り分け装置110の下部正面のほぼ水平状に設けられたLEDである。また、表示灯116a乃至116dは、いずれも振り分け装置110の上部正面に、特定入賞口111aを挟んで設けられた表示灯である。これらの表示器115a乃至115fおよび表示灯116a乃至116dは、遊技者の目を楽しませるために、適宜点滅表示を行う。
【0028】
上記の構成を有する振り分け装置110では、打球105は以下に示すように誘導され、作動領域A1と非作動領域A2に振り分けられる。
まず、図4(A)において、矢印D1に示す方向に特定入賞口111aへ入賞した打球105は、誘導路111bを矢印D2に示す方向に誘導され、誘導路111cを矢印D3に示す方向に誘導される。
そして、図4(B)において、打球105は誘導路111daを矢印D4aに示す方向に誘導されるか、誘導路111dbを矢印D4bに示す方向に誘導される。
その後、図5において、打球105は誘導路111eから連続的に回転する中回転体112に設けられた貫通孔117a乃至117fのいずれかに入る。この場合、貫通孔117a,117dに入ると打球105は作動領域A1に誘導され(図1において矢印D5aで示す)、貫通孔117b,117c,117e,117fに入ると打球105は非作動領域A2に誘導される(図1において矢印D5bで示す)。
【0029】
図6は第2の振り分け装置12の一例である振り分けユニット180を示す図であって、図6(A)に正面図を、図6(B)に側面図をそれぞれ示す。なお、図6(B)は図6(A)の断面FFを示す図である。
振り分けユニット180は、下回転体181、動作スイッチ182、カム183、モータ184および入賞検出スイッチ223,224を、一つのユニットに一体化して構成されている。
下回転体181はカム183とともにモータ184の回転軸184aと同軸上に設けられ、左右方向に回転して打球105を特別領域B1と非特別領域B2に振り分ける振り分け片である。この下回転体181は、打球105を運搬して振り分けるための凹部181aを備えており、凹部181aは通常図面下方向に向いている。
動作スイッチ182はモータ184の右転または左転を制御するスイッチである。ここで、モータ184は正逆転モータである。また、入賞検出スイッチ223は誘導路214に設けられ、入賞検出スイッチ224は誘導路215に設けられている。
【0030】
上記の構成を有する振り分けユニット180では、打球105は以下に示すように誘導され、特別領域B1と非特別領域B2に振り分けられる。
まず、矢印D5aに示す方向に誘導された打球105は、図6(A)に示すように、下回転体181によって一時的に保留される。このとき、入賞検出スイッチ223が打球105を検出する。
そして、作動図柄表示装置113が動作して、表示された数字が第2の所定柄と一致し、特別入賞状態がセットされると、動作スイッチ182により下回転体181を右転(矢印D6の方向へ回転)させて、打球105を特別領域B1へ振り分ける。逆に、表示された数字が第2の所定柄でない場合には、動作スイッチ182により下回転体181を左転(矢印D7の方向へ回転)させて、打球105を非特別領域B2へ振り分ける。特別領域B1へ振り分けられた打球105は、入賞検出スイッチ224がその通過を検出する。
【0031】
次に、電気的な構成について説明する。
図7は弾球遊技機100の配線系統図であって、大きく盤面部300と枠部400から構成されている。図において、盤面部300は制御部310、中継部320および端子部330から構成されている。また、枠部400は防犯部410、発射制御部420、中継部430、端子部440および中継部450から構成されている。
【0032】
まず、盤面部300について説明する。
制御部310は後述する図6に示すCPU(プロセッサ)311等を備えており、弾球遊技機100全体の制御をする機能を有している。中継部320には、入賞検出スイッチ221,223,224,226および払出検出スイッチ222,225が接続され、上記制御部310へ送る検出信号を中継する。端子部330は4つのコネクタ端子を備え、制御部310から送られた信号を、このうちの一つの端子331を用いて後述する端子部440へ送る。ここで、制御部310と中継部320の間、および、制御部310と端子部330の間は、いずれもコネクタを有するケーブルによって接続されている。
なお、枠部400内に設けられる静電防止器401は、静電気による誤動作防止のために設けられたものであって、制御部310にアース接続されている。
【0033】
次に、枠部400について説明する。
防犯部410は遊技中における不正を防止するためのものであって、スピーカ412と賞球払出禁止スイッチ413が接続されている。ここで、スピーカ412は効果音を鳴動する。賞球払出禁止スイッチ413は賞球の払い出しを禁止するスイッチである。
【0034】
発射制御部420は打球105を発射するためのモータ駆動回路421を備えており、タッチ端子422,ハンドルスイッチ423,発射装置停止スイッチ424およびモータ425が接続されている。ここで、タッチ端子422,ハンドルスイッチ423および発射装置停止スイッチ424は、いずれも遊技者が手で発射装置の操作を行うための端子あるいはスイッチである。タッチ端子422は、遊技者の手が発射装置に触れていることを検出する端子である。ハンドルスイッチ423は、モータ425を駆動して打球105を発射するためのスイッチである。また、発射装置停止スイッチ424は、打球105の発射を一時的に停止させるためのスイッチである。
【0035】
中継部430は制御部310と防犯部410の間に設けられ、これらの相互間で送受信される信号を中継する。なお、中継部430には、普通電動役物ソレノイド231、賞球払出モータ431および賞球払出検出スイッチ432が接続されている。ここで、賞球払出モータ431は、賞球の払い出しを行うためのモータである。賞球払出検出スイッチ432は賞球の払い出しを検出する三連のスイッチである。
【0036】
端子部440は防犯部410に接続され、モータ114,184、動作スイッチ182、大入賞口ソレノイド232、ヒューズ441を介して接続されるコンセント442、表示灯443乃至445および賞球切れ検出スイッチ446を備える。中継部450は防犯部410と発射制御部420の間に設けられ、枠検出スイッチ451を備える。なお、表示灯443乃至445は図2に示す表示灯171乃至176等のいずれかであり、賞球切れ検出スイッチ446は賞球の球切れを検出するスイッチである。
【0037】
図8は、制御部310の構成を示すブロック図であって、本発明を実施するために必要な最小限の構成を示す。図において、制御部310は、CPU311、ROM312、RAM313、入力処理回路314、音楽処理回路315、表示回路316および出力処理回路317から構成されている。
【0038】
CPU311は、ROM312に格納された制御プログラムに従って弾球遊技機100の全体を制御する。ROM312にはEPROMあるいはEEPROMが使用され、上記制御プログラムの他に、普通電動役物145を制御する役物制御プログラム、モータ184および特別入賞状態を制御する状態制御プログラムおよびを大入賞口115を制御する大入賞口制御プログラムが格納されている。RAM313にはSRAM等が使用され、ゲートカウンタ、第1の時間カウンタ、第2の時間カウンタ、始動口カウンタ、大入賞口カウンタおよび特別入賞状態フラグ等の各種のデータあるいは入出力信号が格納される。
【0039】
入力処理回路314は、入賞検出スイッチ221,223,224,226および払出検出スイッチ222,225から送られたそれぞれの検出信号を受けて、制御部310内で処理可能なデータ形式に変換し、バス318を介してCPU311又はRAM313へ転送する。音楽処理回路315は、CPU311からバス318を介して送られた鳴動データに従って、アナログ信号に変換して図7に示すスピーカ412へ送る。
【0040】
表示回路316は、CPU311からバス318を介して送られた表示データに従って、図2に示す表示器113や始動口入賞数表示器161、大入賞口入賞数表示器162、あるいは表示灯171乃至176等の表示制御を行う回路である。出力処理回路317は、CPU311からバス318を介して送られた駆動データに従って、モータ114,184、普通電動役物ソレノイド231、大入賞口ソレノイド232および動作スイッチ182を駆動する駆動信号へ変換して送る。
なお、上記各構成要素はいずれもバス318に互いに結合されている。
【0041】
以上の構成によって、弾球遊技機100は、以下に示すように動作する。まず、遊技者が手で発射装置を操作すると、タッチ端子422およびハンドルスイッチ423がオンになり、打球105が1個ずつ遊技盤表面101上の任意の位置へ発射される。
その後、発射された打球105は、釘や風車135乃至138等によって散乱しながら落下し、大入賞口115、入賞口121乃至124および第3種始動口150のいずれかに入るか、あるいはアウト口129に入る。なお、賞球払出検出スイッチ432の作動によって、大入賞口115および入賞口121乃至124のうち、打球105がいずれの入賞口に入ったかによって払い出す打球の個数を分ける。
【0042】
ここで、打球105がゲート140を通過すると、入賞検出スイッチ221がこの通過を検出してCPU311へ検出信号を送る。この検出信号を受けたCPU311は、RAM312に格納された役物制御プログラムを実行して、まず普通図柄変動時間(例えば、7秒間)だけ数字を変動させながら、普通図柄表示装置141の表示器142に表示する(後述する図9のステップS12)。その後、変動を停止し、この停止時の数字を表示する。また、表示された数字が第1の所定柄である場合には、「当たり」として出力処理回路317へ駆動データを送って、普通電動役物145のチューリップを開放時間(例えば、1秒間)だけ開ける(図9のステップS14)。
【0043】
さらに、上記開放時間だけ開く普通電動役物145に打球105が入賞すると、打球105は振り分け装置110に誘導される。振り分け装置110では、回転する中回転体112によって、作動領域A1と非作動領域A2に振り分けられる。
そして、作動領域A1に振り分けられた打球105は、入賞検出スイッチ223が検出してCPU311へ検出信号を送る。この検出信号を受けたCPU311は、RAM312に格納された状態制御プログラムを実行する。
【0044】
状態制御プログラムは、まず作動図柄変動時間だけ数字を変動させながら、振り分け装置110に備えられた表示器113へ表示する(後述する図10のステップS22)。その後、変動を停止し、この停止時の数字を表示する。また、表示された数字が第2の所定柄である場合には、動作スイッチ182により下回転体181を右転させて、打球105を特別領域B1へ振り分ける。逆に、表示された数字が第2の所定柄でない場合には、動作スイッチ182により下回転体181を左転させて、打球105を非特別領域B2へ振り分ける。
そして、特別領域B1に振り分けられた打球105は、入賞検出スイッチ224が検出してCPU311へ検出信号を送る(図10のステップS26)。この検出信号を受けたCPU311は現在の特別入賞状態に応じて、特別入賞状態をセットまたはリセットする。その後、RAM312に格納された大入賞口制御プログラムを実行する。
【0045】
大入賞口制御プログラムは、まず打球105が第3種始動口150へ入賞したか否かを監視する(後述する図11のステップS31)。もし、打球105が第3種始動口150へ入賞した場合は、「大当たり」として大入賞口ソレノイド232を予め設定された時間(例えば、10秒間)だけ駆動し、ふた116を開ける(図11のステップS33)。このとき、大入賞口115へ入賞すると、対応する個数の賞球を払い出す。そして、特別時間(例えば、30秒間)を経過するか、あるいは大入賞口115への入賞が所定の入賞個数に達すると、特別入賞状態をリセットするとともに、ふた116を閉じる(図11のステップS38)。
【0046】
図9は、本発明を実施するための処理手順を示す第1のフローチャートである。なお、この処理手順は図8に示すROM312に格納されている役物制御プログラムをCPU311が実行することによって実現され、一定時間(例えば、1ミリ秒)ごとに実行される。図中、Sの後に続く数字はステップ番号を示す。
【0047】
〔S11〕ゲートスイッチの検査を行う。ここで、ゲートスイッチは、打球105がゲート140を通過するごとにカウントアップするゲートカウンタが1以上の場合にオンとなり、0の場合にオフとなるスイッチである。もし、ゲートスイッチがオンである(YES)ならばステップS12に進み、ゲートスイッチがオフである(NO)ならば本処理手順を終了する。
〔S12〕普通図柄表示処理を行う。具体的には、普通図柄変動時間だけ数字を変動させながら、普通図柄表示装置141の表示器142に表示する。その後、変動を停止し、この停止時の数字を表示する。
〔S13〕ステップS12において表示器142に表示された図柄の検査を行う。すなわち、表示器142に表示された図柄が第1の所定柄と一致するか否かを検査する。もし、表示器142に表示された図柄が第1の所定柄と一致する(YES)ならば「当たり」としてステップS14に進み、表示器142に表示された図柄が第1の所定柄と一致しない(NO)ならば「はずれ」としてステップS18に進む。
【0048】
〔S14〕普通電動役物145のチューリップを開ける。
〔S15〕所定時間(開放時間)が経過したか否かを検査する。具体的には第1の時間カウンタを備えて、この第1の時間カウンタが最大値を超えたか否かを検査する。もし、開放時間が経過した(YES)ならばステップS17に進み、開放時間が経過しない(NO)ならばステップS16に進む。
〔S16〕普通電動役物145への入賞を検査する。具体的には、払出検出スイッチ222から出力される検出信号の有無を検査する。もし、普通電動役物145への入賞があった(YES)ならばステップS17に進み、普通電動役物145への入賞がなかった(NO)ならばステップS15に戻る。
〔S17〕普通電動役物145のチューリップを閉じる。
〔S18〕ゲートカウンタのカウントダウンを行う。具体的には、ゲートカウンタを1だけ減じる。なお、ゲートカウンタを1だけ増すカウントアップは、上記ステップS11からステップS17の実行中において、打球105がゲート140を通過するごとに行われる。ただし、カウント最大値(例えば、4)を超える場合はカウントアップを行わない。
〔S19〕ゲートカウンタの検査を行う。もし、ゲートカウンタが0より大きな値である(YES)ならばステップS12に戻り、ゲートカウンタが0である(NO)ならば本処理手順を終了する。
【0049】
図10は、本発明を実施するための処理手順を示す第2のフローチャートである。なお、この処理手順は図8に示すROM312に格納されている状態制御プログラムをCPU311が実行することによって実現され、一定時間ごとに実行される。ここで、ステップS26乃至S29は、特別入賞状態セット手段40を具体的に実現するステップである。図中、Sの後に続く数字はステップ番号を示す。
【0050】
〔S21〕作動領域スイッチの検査を行う。ここで、作動領域スイッチは、入賞検出スイッチ223が打球105を検出するとオンになるスイッチである。もし、作動領域スイッチがオンである(YES)ならばステップS22に進み、作動領域スイッチがオフである(NO)ならば本処理手順を終了する。
〔S22〕作動図柄表示処理を行う。具体的には、作動図柄変動時間だけ数字を変動させながら、振り分け装置110の作動図柄表示装置113に表示する。その後、変動を停止し、この停止時の数字を表示する。
〔S23〕ステップS22において作動図柄表示装置113に表示された図柄の検査を行う。すなわち、作動図柄表示装置113に表示された図柄が第2の所定柄と一致するか否かを検査する。もし、作動図柄表示装置113に表示された図柄が第2の所定柄と一致する(YES)ならばステップS24に進み、作動図柄表示装置113に表示された図柄が第2の所定柄と一致しない(NO)ならばとしてステップS25に進む。
【0051】
〔S24〕打球105を特別領域B1に誘導するため、モータ184を右転させる。その後、ステップS26に進む。
〔S25〕打球105を非特別領域B2に誘導するため、モータ184を左転させる。その後、ステップS26に進む。
〔S26〕特別領域スイッチの検査を行う。ここで、特別領域スイッチは、入賞検出スイッチ224が打球105を検出するとオンになるスイッチである。もし、特別領域スイッチがオンである(YES)ならばステップS27に進み、特別領域スイッチがオフである(NO)ならば本処理手順を終了する。
〔S27〕特別入賞状態を検査する。具体的には、特別入賞状態フラグがオンかオフかを検査する。もし、特別入賞状態フラグがオン(YES)ならばステップS28に進み、特別入賞状態フラグがオフ(YES)ならばステップS29に進む。
〔S28〕特別入賞状態のセットを行う。具体的には、特別入賞状態フラグをオンにする。その後、本処理手順を終了する。
〔S29〕特別入賞状態のリセットを行う。具体的には、特別入賞状態フラグをオフにする。その後、本処理手順を終了する。
【0052】
図11は、本発明を実施するための処理手順を示す第3のフローチャートである。なお、この処理手順は図8に示すROM312に格納されている大入賞口制御プログラムをCPU311が実行することによって実現され、一定時間ごとに実行される。図中、Sの後に続く数字はステップ番号を示す。
【0053】
〔S31〕始動口スイッチの検査を行う。ここで、始動口スイッチは、入賞検出スイッチ226が打球105を検出するとオンになるスイッチである。もし、始動口スイッチがオンである(YES)ならばステップS32に進み、始動口スイッチがオフである(NO)ならば本処理手順を終了する。
〔S32〕特別入賞状態がセット中か否かを検査する。具体的には、特別入賞状態フラグがオンか否かを検査する。もし、特別入賞状態フラグがオンである(YES)ならばステップS33に進み、特別入賞状態フラグがオンでない(NO)ならばステップS34に進む。
〔S33〕大入賞口115のふた116を開ける。その後、ステップS35に進む。
〔S34〕賞球払出処理を行う。すなわち、通常の入賞口へ入賞した場合と同様に賞球の払い出しを行う。その後、本処理手順を終了する。
【0054】
〔S35〕所定時間(特別時間)が経過したか否かを検査する。具体的には第2の時間カウンタを備えて、この第2の時間カウンタが最大値を超えたか否かを検査する。もし、特別時間が経過した(YES)ならばステップS37に進み、特別時間が経過しない(NO)ならばステップS36に進む。
〔S36〕第3種始動口150へ第1の所定数(例えば、16)の入賞を検査する。具体的には、入賞するごとに入賞検出スイッチ226から出力される検出信号をカウントする始動口カウンタを備えて、この始動口カウンタが第1の所定数を超えたか否かを検査する。もし、第3種始動口150への入賞が第1の所定数を超えた(YES)ならばステップS38に進み、第3種始動口150への入賞が第1の所定数を超えない(NO)ならばステップS37に戻る。
〔S37〕大入賞口115へ第2の所定数(例えば、10)の入賞を検査する。具体的には、入賞するごとに払出検出スイッチ225から出力される検出信号をカウントする大入賞口カウンタを備えて、この大入賞口カウンタが第2の所定数を超えたか否かを検査する。もし、大入賞口115への入賞が第2の所定数を超えた(YES)ならばステップS38に進み、大入賞口115への入賞が第2の所定数を超えない(NO)ならばステップS35に戻る。
〔S38〕大入賞口115のふた116を閉じる。
〔S39〕特別入賞状態のリセットを行う。具体的には、特別入賞状態フラグをオフにする。その後、本処理手順を終了する。
【0055】
上記の処理手順では、打球105がゲート140を通過するのを入賞検出スイッチ221(第3のスイッチに相当する;図3を参照)が検出すると、ステップS12を実行して普通図柄表示装置141(第2の図柄表示装置に相当する)を作動させて図柄を表示する。もし、「当たり」であればステップS14乃至S16を実行して普通電動役物145(電動役物に相当する)のチューリップを開ける。この普通電動役物145が開いたときに入賞すると、打球105は振り分け装置110(第1の振り分け装置11に相当する)に誘導され、作動領域A1と非作動領域A2に振り分けられる。
そして、打球105が作動領域A1に入った場合には、ステップS22を実行して作動図柄表示装置113(第1の図柄表示装置30に相当する)を作動させる。もし、作動図柄表示装置113に表示された図柄が第2の所定柄と一致した場合には(所定の表示態様になると)、ステップS23,S24を実行して振り分けユニット180(第2の振り分け装置12に相当する)ではモータ184駆動して下回転体181右転させて打球105を特別領域B1へ振り分け、ステップS26で特別領域スイッチ(図6(A)に示す検出スイッチ224が該当し、第2のスイッチ22に相当する)がオンになってステップS27の実行により特別入賞状態をセットする。
一方、作動図柄表示装置113に表示された図柄が第2の所定柄と不一致の場合には(所定の表示態様以外の表示態様になると)、ステップS23,S25を実行して振り分けユニット180ではモータ184を駆動して下回転体181を左転させて打球105を非特別領域B2へ振り分けるので、ステップS26で特別領域スイッチがオンにならず特別入賞状態はセットされない。
【0056】
さらに、打球105が第3種始動口150(始動口に相当する)へ入賞した場合は、「大当たり」としてステップS33乃至S37を実行して、大入賞口115のふた116を開ける。このとき、大入賞口115へ入賞すると、対応する個数の賞球を払い出す。
したがって、入賞した打球105が振り分け装置110によって作動領域A1に振り分けられるか否か、さらに、作動領域A1に振り分けられたときに動作する作動図柄表示装置113がいわゆる「当たり」状態になるか否か、という過程を遊技者が視覚的に追いかけることが可能になる。
【0057】
なお、弾球遊技機100におけるその他の部分の構造,形状,大きさ,材質,個数,配置,符号および動作条件等についても、本実施例に限定されるものでない。
例えば、打球105がゲート140を通過することを条件として普通電動役物145のチューリップを開けるように構成したが、第3種始動口150へ入賞することを条件とする等のように、他の条件によって普通電動役物145のチューリップを開けるように構成してもよい。
同様に、普通電動役物145へ入賞した打球105のみを振り分け装置110に誘導するように構成したが、直接振り分け装置110に入賞できるように構成してもよい。
【0058】
また、作動図柄と普通図柄はいずれも数字としたが、英字やひらがな等の文字、あるいは果物や動物等の絵、さらにはこれらの任意の組み合わせであってもよい。このような様々の図柄にすることによって、遊技者の目を楽しませながら遊技させることができる。
さらに、普通図柄変動時間,開放時間,特別時間および作動図柄変動時間は、いずれも所定の時間としたが、作動図柄表示装置113や普通図柄表示装置141に表示された図柄等によって定められる時間のように、所定の条件によって変動する時間であってもよい。
【0059】
【発明の効果】
本発明によれば、第3のスイッチが打球を検出することに基づいて第2の図柄表示装置が図柄を表示し、当該第2の図柄表示装置が所定の表示態様になると電動役物を所定時間開放する。電動役物に入った打球は誘導されて第1の振り分け装置によって振り分けられ、さらに打球が作動領域に振り分けられたときに第1の図柄表示装置が動作し、第1の図柄表示装置が所定の表示態様になると特別入賞状態がセットされる。このため、機械的に行われる「当たり/はずれ」と電気的に行われる「当たり/はずれ」とが組み合わさって、「当たり」を狙う期待感による楽しみを、特別入賞状態がセットされるまでの過程にもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弾球遊技機の構成を示す斜視図である。
【図2】弾球遊技機の外観図である。
【図3】遊技盤裏面における誘導路とスイッチの配置を示す図である。
【図4】第1の振り分け装置の一例を示す図であって、(A)に側面図を、(B)に正面図をそれぞれ示す。
【図5】第1の振り分け装置の一例を示す図であって、上面図を示す。
【図6】第2の振り分け装置の一例を示す図であって、(A)に正面図を、(B)に側面図をそれぞれ示す。
【図7】弾球遊技機の配線系統図である。
【図8】制御部の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明を実施するための処理手順を示す第1のフローチャートである。
【図10】本発明を実施するための処理手順を示す第2のフローチャートである。
【図11】本発明を実施するための処理手順を示す第3のフローチャートである。
【符号の説明】
11 第1の振り分け装置
12 第2の振り分け装置
20 ユニット
21 第1のスイッチ
22 第2のスイッチ
30 図柄表示装置
40 特別入賞状態セット手段
A1 作動領域
A2 非作動領域
B1 特別領域
B2 非特別領域

Claims (2)

  1. 所定の条件達成に基づいて特別入賞状態をセットさせ、当該特別入賞状態中に打球が始動口に入賞することを契機として大入賞口を拡開させるように構成した弾球遊技機において、
    打球を作動領域と非作動領域に振り分ける第1の振り分け装置と、
    前記作動領域に振り分けられた打球を特別領域と非特別領域に振り分ける第2の振り分け装置と、
    前記作動領域に振り分けられた打球を検出する第1のスイッチと、
    前記特別領域に振り分けられた打球を検出する第2のスイッチと、
    前記第1のスイッチが打球を検出することに基づいて図柄を表示する第1の図柄表示装置と、
    前記第2のスイッチが打球を検出したときに特別入賞状態をセットする特別入賞状態セット手段とを備えており、
    前記第2の振り分け装置は、前記第1の図柄表示装置が所定の表示態様になると打球を前記特別領域に振り分け、
    さらに、
    打球を検出する第3のスイッチと、
    前記第3のスイッチが打球を検出することに基づいて図柄を表示する第2の図柄表示装置と、
    前記第2の図柄表示装置が所定の表示態様になると所定時間開放する電動役物とを有し、
    前記電動役物に入った打球は、前記第1の振り分け装置に誘導されるように構成し
    前記電動役物,前記第1の振り分け装置および前記大入賞口の順で上からほぼ同一線上に配置するとともに、当該大入賞口から見て斜め上方に離散させて前記始動口を配置する構成とした弾球遊技機。
  2. 請求項1に記載した弾球遊技機であって
    第3のスイッチは、電動役物,第1の振り分け装置および大入賞口からなる配列を挟んで、始動口とは反対側に配置する構成とした弾球遊技機。
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