JP3853043B2 - 電子部品実装方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、多連式の移載ヘッドにより電子部品を基板に実装する電子部品実装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子部品実装装置として、移載ヘッドを移動テーブルによりX方向やY方向へ水平移動させながら、パーツフィーダに備えられた電子部品を移載ヘッドのノズルの下端部に真空吸着してピックアップし、基板に移送搭載するものが広く実施されている。
【0003】
この種電子部品実装装置は、構造が比較的簡単でしかも多品種の電子部品を基板に実装できるという長所を有しているが、実装速度は比較的遅いという短所を有している。そこで近年、この種電子部品実装装置の短所を改善するものとして、多連式の移載ヘッドを備えたものが提案されている(特開平9−186492号)。多連式とは、移載ヘッドを複数個横並びに一体化してヘッド部としたものであり、複数個の移載ヘッドのノズルにそれぞれパーツフィーダの電子部品を真空吸着してピックアップし、基板に移送搭載することから、単一の移載ヘッドのものよりも実装速度が速いという長所を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
多連式の移載ヘッドを備えた電子部品実装装置には、トレイフィーダ、チューブフィーダ、テープフィーダなどのパーツフィーダが多数個設けられている。そしてこれらのパーツフィーダには、QFP、SOP、チップコンデンサ、抵抗チップなどの様々な品種の電子部品が備えられる。移載ヘッドは、ノズルの下端部にパーツフィーダの電子部品を真空吸着してピックアップし、基板に実装するが、基板に実装する前に、移載ヘッドの移動路に設けられた認識装置により電子部品の位置認識を行う。そしてこの位置認識結果にしたがって電子部品の位置ずれを補正し、基板に実装する。
【0005】
認識装置としては、ラインセンサなどが多用されており、移載ヘッドをラインセンサの上方を移動させながら、そのノズルの下端部に真空吸着された電子部品を光学的にスキャンニングして電子部品の位置認識を行う。上述のように電子部品には様々な種類があるが、例えば狭ピッチのリードを有するQFPなどは比較的低速度でスキャンニングする必要があり、また2方向に比較的広ピッチのリードを有するSOPなどは中速度でスキャンニングすればよく、また要求される実装精度の低いチップコンデンサや抵抗チップなどは高速度でスキャンニングすればよい。
【0006】
以上のように、電子部品はその品種によって要求されるスキャンニング速度が異る。そして複数個の移載ヘッドがスキャンニング速度の異る電子部品をピックアップしてこれらの電子部品の位置認識を行う場合、スキャンニング速度はスキャンニング速度の最も遅い電子部品に合わせねばならない。このように移載ヘッドの移動速度は最も遅いスキャンニング速度に支配されるので、複数の移載ヘッドがスキャンニング速度の異る電子部品をピックアップすると、それだけ電子部品の位置認識のタクトタイムが長くなり実装速度があがらないこととなる。
【0007】
そこで本発明は、多連式の移載ヘッドを用いた電子部品実装において、電子部品の位置認識に要するタクトタイムを短縮し、実装速度をあげることができる電子部品実装方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、多連式の複数個の移載ヘッドのノズルの下端部にパーツフィーダに備えられた電子部品を真空吸着してピックアップし、移動テーブルによりこれらの移載ヘッドを水平移動させながら、移動路の下方に設けられた認識装置により電子部品を光学的にスキャンニングしてその位置認識を行った後、電子部品を基板に実装するようにした電子部品実装方法であって、同速度の電子部品を備えたパーツフィーダは多連式の移載ヘッドによるピックアップの便の為に集中して配列し、前記複数個の移載ヘッドがスキャンニング速度が同速度の電子部品をピックアップし、前記複数個の移載ヘッドを前記認識装置の上方を定速度で移動させながら、これらの電子部品の位置認識を行うようにした。
【0009】
上記構成によれば、複数個の移載ヘッドはスキャンニング速度が同速度の電子部品をピックアップするので、移載ヘッドを電子部品のスキャンニングに最適の定速度で移動させながら、これらの電子部品の位置認識を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の斜視図、図2は同平面図、図3は同ヘッド部と認識装置の斜視図、図4は同パーツフィーダの平面図、図5は同電子部品を認識中のヘッド部と認識装置の側面図である。
【0011】
図1および図2において、基台1の中央にはガイドレール2が設けられており、ガイドレール2上に基板3が位置決めされている。ガイドレール2の両側部にはパーツフィーダ4が多数個並設されている。パーツフィーダ4には基板3に実装される電子部品が備えられている。またガイドレール2とパーツフィーダ4の間には、認識装置13が設けられている。
【0012】
基台1上にはYテーブル5が立設されており、またYテーブル5上にはXテーブル6が架設されている。図2に示すように、Yテーブル5には送りねじ7と送りねじ7を回転させるY軸モータ8が内蔵されている。またXテーブル6にも送りねじ9と送りねじ9を回転させるX軸モータ10が内蔵されている。図1において、Xテーブル6の下面にはヘッド部20が装着されており、モータ8,10が駆動すると、ヘッド部20はX方向やY方向へ水平移動する。12はY方向のガイドレールである。すなわち、Xテーブル6とYテーブル5は、ヘッド部20を水平方向へ移動させる移動テーブルとなっている。
【0013】
次に、図3を参照して認識装置13とヘッド部20について説明する。認識装置13は、カバーケース14と、カバーケース14に内蔵されたラインセンサ15から成っている。カバーケース14の上面にはスリット16が開孔されており、このスリット16を通して、ラインセンサ15で電子部品の認識を行う。17は光源部である。
【0014】
ヘッド部20は多連式であって、複数個(本例では3個)の移載ヘッド21を横並びに備えている。各々の移載ヘッド21は、垂直なノズル22、ノズル22をその軸心を回転させるためのθ回転手段としての互いに独立した固有のθ軸モータ23およびベルト24、ノズル22に上下動作を行わせるための送りねじ25、ナット26、Z軸モータ27を有している。Z軸モータ27を駆動して送りねじ25を回転させると、ナット26は送りねじ25に沿って上下動し、ナット26と結合されたノズル22も上下動する。ノズル22の下部には電子部品認識用のバックプレート28が装着されている。Paはノズル22の下端部に真空吸着して保持された電子部品である。
【0015】
図4において、多数個のパーツフィーダ4には様々な品種の電子部品が備えられている。図中、Aはスキャンニング速度が高速の電子部品Paを備えたパーツフィーダ、Bは中速の電子部品Pbを備えたパーツフィーダ、Cは低速の電子部品Pcを備えたパーツフィーダである。図示するように、同速度の電子部品を備えたパーツフィーダは、多連式の移載ヘッド21によるピックアップの便のために極力集中して配列されている。
【0016】
この電子部品実装装置は上記のような構成より成り、次に動作を説明する。図1および図2において、Xテーブル6とYテーブル5が駆動することによりヘッド部20はパーツフィーダ4の上方へ移動し、そこで各移載ヘッド21のノズル22が上下動作を行うことにより、各ノズル22はパーツフィーダ4に備えられた電子部品をその下端部にそれぞれ真空吸着してピックアップする。
【0017】
この場合、3個の移載ヘッド21は、スキャンニング速度が同速度の電子部品を極力ピックアップする。具体的には、図4において、3個の移載ヘッド21は高速の電子部品Paのみ、あるいは中速の電子部品Pbのみ、あるいは低速の電子部品Pcのみをピックアップする。
【0018】
図3および図5は、3個の移載ヘッド21がいずれも高速の電子部品Paをピックアップし、認識装置13の上方を矢印N方向へ移動してラインセンサ15で位置認識を行っている様子を示している。この場合、3個の電子部品Paはいずれも高速であってその位置認識のためのスキャンニング速度は同速度であるから、ヘッド部20を矢印N方向へ定速度で高速移動させながらこれらの電子部品Paの位置認識を行うことができる。そして各電子部品Paの位置認識の結果にしたがって、ヘッド部20を基板3の上方へ移動させ、各電子部品Paを基板3に実装する。
【0019】
中速の電子部品Pbや低速の電子部品Pcの場合も同様であって、いずれの場合も3個の移載ヘッド21で電子部品Pbまたは電子部品Pcのみをピックアップし、認識装置13の上方を中速または低速の定速度で移動させながら、これらの電子部品PbまたはPcの位置認識を行い、基板3に実装する。
【0020】
上述のように、3個の移載ヘッド21はスキャンニング速度が同速度の電子部品をピックアップして基板3に実装するが、電子部品の実装プログラム上、スキャンニング速度の異る電子部品を混在させてピックアップしなければならないケースも発生する。この場合には、高速の電子部品Paと低速の電子部品Pcが混在するのは極力避け、高速の電子部品Paと中速の電子部品Pb、あるいは中速の電子部品Pbと低速の電子部品Pcを混在させてピックアップすることが電子部品認識のためのタクトタイムの短縮上望ましい。
【0021】
【発明の効果】
本発明は、同速度の電子部品を備えたパーツフィーダは多連式の移載ヘッドによるピックアップの便の為に集中して配列し、複数個の移載ヘッドがスキャンニング速度が同速度の電子部品をピックアップしてスキャンニングに最適の定速度で移動させながら、これらの電子部品の位置認識を行うようにしているので、電子部品の位置認識のためのタクトタイムを短縮し、実装能率をあげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の斜視図
【図2】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の平面図
【図3】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置のヘッド部と認識装置の斜視図
【図4】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置のパーツフィーダの平面図
【図5】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の電子部品を認識中のヘッド部と認識装置の側面図
【符号の説明】
3 基板
4 パーツフィーダ
5 Yテーブル
6 Xテーブル
13 認識装置
15 ラインセンサ
20 ヘッド部
21 移載ヘッド
22 ノズル
Pa 電子部品(高速)
Pb 電子部品(中速)
Pc 電子部品(低速)
Claims (1)
- 多連式の複数個の移載ヘッドのノズルの下端部にパーツフィーダに備えられた電子部品を真空吸着してピックアップし、移動テーブルによりこれらの移載ヘッドを水平移動させながら、移動路の下方に設けられた認識装置により電子部品を光学的にスキャンニングしてその位置認識を行った後、電子部品を基板に実装するようにした電子部品実装方法であって、同速度の電子部品を備えたパーツフィーダは多連式の移載ヘッドによるピックアップの便の為に集中して配列し、前記複数個の移載ヘッドがスキャンニング速度が同速度の電子部品をピックアップし、前記複数個の移載ヘッドを前記認識装置の上方を定速度で移動させながら、これらの電子部品の位置認識を行うようにしたことを特徴とする電子部品実装方法。
Priority Applications (1)
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JP29385397A JP3853043B2 (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | 電子部品実装方法 |
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JPH11135988A JPH11135988A (ja) | 1999-05-21 |
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ID=17800012
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JP29385397A Expired - Fee Related JP3853043B2 (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | 電子部品実装方法 |
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