JP3850680B2 - 非接触型icカードリーダライタ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、非接触ICカードに対しデータのリード・ライトを行う非接触型ICカードリーダライタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の非接触型ICカードリーダライタ装置(以下、カードリーダという)はアンテナを有するとともに、このアンテナを介して非接触型ICカード(以下、ICカードという)と13.56MHzの電磁波を用いた通信を行うようにしている。この場合、カードリーダはICカードとの通信に先立ちICカードに対し前記電磁波の送信に基づく電磁誘導によって電力を供給する。電力供給されたICカードは、起動された後、カードリーダとデータ通信を行い、内部のメモリへのデータの書き込みやメモリからのデータの読み出しを行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
カードリーダからICカードへ効率よく電力を伝送するために、カードリーダとICカード間のアンテナコイルの結合度を高めている。しかしながら、双方のアンテナコイルの位置関係によりICカードのアンテナコイルの磁界が相殺されICカード側で起電力が誘起されなくなるポイントが発生し、電力を効率良く伝達することができない。
【0004】
図6はこのような状況を説明する図である。
図6において、L1はカードリーダのアンテナコイル、2はICカード、L2はICカード2に搭載されたアンテナコイルである。ここで、図6(a),図6(c),図6(e)は、ICカード2及び各アンテナコイルL1,L2を上面からみた図、図6(b),図6(d),図6(f)は、各アンテナコイルL1,L2を側面からみた図である。また、カードリーダのアンテナコイルL1は固定されているものとし、かつICカード2のアンテナコイルL2が図中右方向からカードリーダのアンテナコイルL1に近づいてくるものとする。
【0005】
常時磁界Hを発生しているカードリーダのアンテナコイルL1にICカード2が近づいてくると図6(g)のグラフに示すように、カードリーダのアンテナコイルL1の磁界HによりICカード2のアンテナコイルL2に起電力が発生しICカード2の受電電圧が上昇する。そして、さらにICカード2がカードリーダのアンテナコイルL1に近接して図6(a),図6(b)のように双方のアンテナコイルL1,L2の端部が一致する位置になると、カード受電電圧は図6(g)の位置▲1▼で示される電圧まで達する。
【0006】
ここで、ICカード2がさらにカードリーダのアンテナコイルL1に近接するとカード受電電圧は低下し、図6(c),図6(d)のようにカードリーダのアンテナコイルL1の中心部O1にICカード2のアンテナコイルL2の端部が到達すると、カード受電電圧は図6(g)の位置▲2▼で示される電圧0V近くまで低下する。これは、ICカード2のアンテナコイルL2の磁界が図6(d)に示すように相殺されるためと考えられる。
【0007】
その後、ICカード2がさらにカードリーダのアンテナコイルL1に近接するとカード受電電圧は今度は急激に上昇し、最終的に図6(e),図6(f)のようにカードリーダのアンテナコイルL1の中心部O1とICカード2のアンテナコイルL2の中心部O2が一致すると、カード受電電圧は図6(g)の位置▲3▼で示される電圧に上昇する。
【0008】
このように、固定されているカードリーダのアンテナコイルL1に対しICカード2のアンテナコイルL2を近接させていくときには、ICカード2の受電電圧は或る電圧まで上昇した後0V近くまで低下する。この受電電圧がICカード2の動作電圧を一旦上回った後0V近くまで低下することにより、ICカードが誤動作するという問題があった。
したがって、本発明は、カードリーダのアンテナコイルに対してICカードのアンテナコイルを近接させていくときにICカードの受電電圧が一旦上昇して下降するような現象を回避し、ICカードの誤動作を防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために本発明は、一点を中心として表面にループ状のアンテナコイルが形成されたアンテナパターン形成部を有し、アンテナパターン形成部の表面上に近づいてくるICカードのアンテナに対しアンテナコイルから電波信号を送信してICカードに電源の供給を行い動作させるICカードリーダライタ装置において、ICカードの移動方向と直交し前記一点を通る中心線に対し少なくともICカードが近づいてくる方向側のアンテナコイル上にこのアンテナコイルに沿ってほぼ同幅で形成されるとともに、ICカードが近づいてくる方向側のアンテナコイル上からさらにアンテナパターン形成部上におけるICカードが近づいてくる方向側の端部まで延伸形成される磁気シールドパターンを設けたものである。
また、磁気シールドパターンは導電体により形成され、少なくともアンテナコイル上の一部に切欠部を有するものである。
また、切欠部は前記中心線に対しICカードが近づいてくる方向と反対側に設けられるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について図面を参照して説明する。
図4は本発明に係る非接触型ICカードリーダライタ装置の構成を示すブロック図である。
図4において、非接触型ICカードリーダライタ装置(以下、カードリーダという)1は、このカードリーダ1の全体を制御する制御部11と、変調回路12と、整合回路13と、共振回路14と、復調回路15と、以上の各部に電源を供給する電源部16とから構成される。
【0011】
ここで、変調回路12は図示しない発振器から発生するキャリアを制御部11から出力されるデータ信号SDの値に応じて変調し整合回路13へ出力するものである。
整合回路13は、変調回路12からの出力信号を入力して共振回路14へ出力するとともに、この出力信号が共振回路14から効率良く後述のICカードへ伝達できるように共振回路14との間でインピーダンスの整合をとるものである。
【0012】
共振回路14は、誘導素子であるアンテナコイルL1と容量素子Cとが並列に接続され、整合回路13を介し変調回路12から変調信号が与えられると共振を開始してアンテナコイルL1から電波信号を発生し、このアンテナコイルL1と電磁結合したICカードへ送信するものである。
復調回路15は、前記電波信号の送信に対してICカードから返送される変調信号を入力すると、この変調信号を復調してデータを抽出し制御部11に受信データRDとして出力するものである。
【0013】
カードリーダ1内の制御部11は、図示しない上位装置と接続され、上位装置とデータ通信を行うことにより、上位装置からの受信データをICカードに記録させるとともに、ICカードから読み出したデータを上位装置へ送信するものである。
カードリーダ1内の電源部16は、外部電源PWを入力してカードリーダ1内の各部へ電源電圧Vを供給するものである。
【0014】
図5は、カードリーダ1と電磁結合する前記ICカードの構成を示すブロック図である。
図5において、ICカード2は、アンテナコイルL2と、無線インタフェース21と、CPUなどの制御回路22と、ICカード固有のID及び情報が記憶されるメモリ23とを有する。
【0015】
ICカード2の無線インタフェース21は、カードリーダ1のアンテナコイルL1とICカード2のアンテナコイルL2とが電磁結合すると、カードリーダ1からの前記電波信号により電力POWER を生成して制御回路22及びメモリ23に供給するとともに、クロック信号CLK を生成して制御回路22に与え、かつ電波信号の中からデータDATAを抽出して制御回路22へ出力するものである。
ICカード2の制御回路22は、無線インタフェース21からの電力POWER が供給されると、クロック信号CLK に同期して無線インタフェース21からのデータDATAを読み込み、このデータDATAがメモリ23に対する書き込みデータの場合はメモリ23に記録する一方、前記データDATAがメモリ23のデータを読み取るコマンドデータの場合はメモリ23内のデータを読み取って無線インタフェース21へ出力するものである。
【0016】
図4及び図5を用い、カードリーダ1及びICカード2の動作を詳細に説明する。
カードリーダ1の制御部11は、上位装置からICカードに対するデータを受信すると、このデータSDを変調回路12へ出力する。変調回路12は、制御部11からのデータSDを入力すると、発振器からの前記キャリアを、入力データSDの値に応じて振幅偏移変調し、整合回路13及び共振回路14を介して電波信号として送信させる。
【0017】
ICカード2の無線インタフェース21では、アンテナコイルL2を介してカードリーダ1からの電波信号を受信すると、前述したように電力POWER を制御回路22に供給し起動するとともに、この電波信号の中からデータDATA(即ち、データSD)を抽出し、起動された制御回路22へ出力する。
ここで、制御回路22は、カードリーダ1からの受信データDATAがメモリ23に対する書き込みデータの場合はこのデータをメモリ23に記録する。また、前記データDATAがメモリ23のデータを読み取るコマンドデータの場合は前述のクロック信号CLK に同期してメモリ23内のデータを順次読み取り、無線インタフェース21側へ出力する。
【0018】
ICカード2のメモリ23から順次読み出されたデータは、無線インタフェース21及びアンテナコイルL2を介してカードリーダ1側へ電波信号として送信される。
カードリーダ1の共振回路14は、ICカード2からの電波信号を受信するとこの電波信号を変調信号として復調回路15に出力する。復調回路15は、この変調信号を復調することにより変調信号の中からデータを抽出し、抽出したICカード2のメモリ23のデータRDを制御部11へ出力する。制御部11は、復調回路15からのデータRDを入力すると、このデータRDを上位装置へ送信する。
このようにして、カードリーダ1は、ICカード2に対してデータの書き込みを行うことができ、かつICカード2に書き込まれたデータを読み出すことができる。
【0019】
(第1の実施の形態)
図1(a)は、本発明の第1の実施の形態を示す図であり、カードリーダ1の共振回路14のアンテナコイルL1の配置状況を模式的に示す平面図である。カードリーダ1の各部品を搭載する基板17上のアンテナパターン形成部14Aには、図1(a)に示すように、点O1を中心としたループ状のアンテナコイルL1を形成するとともに、このアンテナコイルL1上に、ファラデーシールドと呼ばれるシールド部材18を形成する。
【0020】
前記シールド部材18は銅箔材(導電体)からなり、アンテナコイルL1上に次のようにして形成される。
即ち、前記ループ状のアンテナコイルL1の中心点O1を通り、ICカードの挿入方向と直交する中心線A−A’に対して、ICカード2の挿入方向側と反対側のアンテナコイルL1上にこのアンテナコイルL1に沿って第1のパターン18Aを形成するとともに、前記中心線A−A’に対して、ICカード2の挿入方向側のアンテナコイルL1上に、前記第1のパターン18Aに接するとともにアンテナコイルL1に沿って第2のパターン18Bを形成し、さらにこの第2のパターン18Bを前記アンテナパターン形成部14Aのカード挿入側端部まで延伸形成する。なお、第2のパターン18Bは、このパターン18BをアンテナコイルL1上で分離する切欠部18Cが設けられるように形成される。
【0021】
このようなシールド部材18によってカードリーダ1のアンテナコイルL1上を覆うことにより、固定配設され常時磁界を発生しているカードリーダ1のアンテナコイルL1の形成面上に、図1(a)中の右側に配設された図示しないカード挿入口に挿入されたICカード2が近接してきたときにICカード2の受電電圧が一旦ICカード2の動作電圧以上に上昇して0V近くまで下降するような現象を回避することができる。なお、第2のパターン18Bに切欠部18Cを設けなくても前述の現象は防止可能であるが、切欠部18Cを設けることでICカード2の受電電圧を上昇させることができる。さらに、シールド部材18を第2のパターン18Bのみで構成した場合でも、ICカード2の近接によりICカード2の受電電圧が一旦ICカード2の動作電圧以上に上昇して0V近くまで下降するような現象を防止できる。また、カードリーダ1にカード挿入口が設けられていない場合は、ICカード2を図1(a)中の右側から左側のアンテナコイルL1の形成面方向にかざすが、このような場合も、アンテナコイルL1の形成面上にICカード2が近接してきたときにICカード2の受電電圧が一旦ICカード2の動作電圧以上に上昇して0V近くまで下降するような現象を同様に回避できる。
【0022】
図1(b)は、固定配設されたカードリーダ1のアンテナコイルL1形成面に対するICカード2の移動状況を示す図である。図1(b)ではカードリーダ1を水平に配置するとともにICカード2の移動方向を水平方向にした例を示したが、カードリーダ1を垂直方向に配置すれば、ICカード2の移動方向は垂直方向になる。即ち、上方側に設けられた図示しないカード挿入口から挿入されたICカードは下方側へ垂直に移動(落下)する。この場合、ICカード2の挿入方向と反対側(即ち、下方側)のアンテナコイルL1上にこのアンテナコイルL1に沿って第1のパターン18Aが形成されるとともに、ICカード2の挿入方向側(即ち、上方側)のアンテナコイルL1上に、前記第1のパターン18Aに接するとともにアンテナコイルL1に沿って第2のパターン18Bが形成され、さらにこの第2のパターン18Bが前記アンテナパターン形成部14Aのカード挿入方向側端部まで延伸形成される。これにより、カード挿入口に挿入されたICカード2がカードリーダ1のアンテナコイルL1形成面上に近接してきたときにICカード2の受電電圧が一旦ICカード2の動作電圧以上に上昇して0V近くまで下降するような現象を同様に回避できる。また、カードリーダ1にカード挿入口が設けられていない場合は、ICカード2を上方側から下方側のアンテナコイルL1の形成面方向にかざすが、このような場合も、アンテナコイルL1の形成面上にICカード2が近接してきたときにICカード2の受電電圧が一旦ICカード2の動作電圧以上に上昇して0V近くまで下降するような現象を同様に回避できる。
【0023】
図3に示すグラフは、固定配設されたカードリーダ1のアンテナコイルL1形成面にICカード2が近接したときのアンテナコイルL1からICカード2のアンテナコイルL2側に発生する磁界の強度を示すものである。ここで、図3の点線で示すグラフは、カードリーダ1のアンテナコイルL1をシールド部材18によりシールドしない場合のカードリーダ1のアンテナコイルL1の中心部O1とICカード2のアンテナコイルL2の中心部O2間の距離差(単位mm)と、ICカード2のアンテナコイルL2側に誘起される磁界強度(単位A/m)との関係を示すものである。また、図3の太線で示すグラフは、カードリーダ1のアンテナコイルL1をシールド部材18で覆った場合のカードリーダ1のアンテナコイルL1の中心部O1とICカード2のアンテナコイルL2の中心部O2との距離差と、ICカード2のアンテナコイルL2側に誘起される磁界強度との関係を示すものである。
【0024】
図3のグラフに基づいて本発明をさらに詳細に説明する。
カードリーダ1のアンテナコイルL1をシールド部材18によりシールドしない場合は、カードリーダ1のアンテナコイルL1に対しICカード2のアンテナコイルL2が40〜60mmに近づいてくると、ICカード2のアンテナコイルL2側に図3の符号Bの部分で示すレベルの磁界強度(ほぼ1.25A/m)が発生し、これによりICカード2の受電電圧が上昇する。続いてICカード2のアンテナコイルL2が40mm付近に近接してくると、アンテナコイルL2側の磁界レベルはほぼ零になり、ICカード2の受電電圧も0V近くに降下する。さらにICカード2のアンテナコイルL2が40mm以内に近接してくると、アンテナコイルL2側の磁界レベルは上昇を開始し、したがってICカード2の受電電圧も上昇する。このようにカードリーダ1のアンテナコイルL1をシールド部材18によりシールドしない場合は、各アンテナコイルL1,L2間の距離が40〜60mmのときにICカード2の受電電圧が一旦上昇した後0V近くまで低下する。この受電電圧がICカード2の動作電圧を一旦上回った後0V近くまで低下することにより、ICカード2の制御回路22が誤動作する。
【0025】
これに対して、カードリーダ1のアンテナコイルL1を図1(a)に示すシールド部材18により覆った第1の実施の形態の場合は、カードリーダ1のアンテナコイルL1に対しICカード2のアンテナコイルL2が40〜60mmに近づいても、ICカード2のアンテナコイルL2側の磁界は図3の符号B’の部分で示されようなレベルの磁界強度(ほぼ0.75A/m)に低減され、したがってICカード2の受電電圧は0Vに近い電圧を維持している。そして、ICカード2のアンテナコイルL2が40mm以内に近接してはじめて、アンテナコイルL2側の磁界レベルが上昇を開始し、これによりICカード2の受電電圧も上昇を開始する。このようにカードリーダ1のアンテナコイルL1をシールド部材18により覆った第1の実施の形態の場合は、ICカード2の受電電圧が一旦このICカード2の動作電圧以上に上昇した後0V近くまで下降するような現象を回避でき、この結果ICカード2の制御回路22の誤動作を防止することができる。
【0026】
(第2の実施の形態)
図2は、本発明の第2の実施の形態を示す図であり、カードリーダ1の共振回路14のアンテナコイルL1の配置状況を模式的に示す平面図である。カードリーダ1の各部品を搭載する基板17上のアンテナパターン形成部14Aには、図1(a)の第1の実施の形態と同様、点O1を中心としたループ状のアンテナコイルL1を形成するとともに、このアンテナコイルL1上に、ファラデーシールドと呼ばれるシールド部材18’を形成する。
【0027】
前記シールド部材18’は銅箔材(導電体)からなり、アンテナコイルL1上に次のようにして形成される。
即ち、前記ループ状のアンテナコイルL1の中心点O1を通り、ICカードの挿入方向と直交する中心線A−A’に対して、ICカード2の挿入方向側と反対側のアンテナコイルL1上に、このアンテナコイルL1に沿って第1のパターン18Aを形成するとともに、前記中心線A−A’に対して、ICカード2の挿入方向側のアンテナコイルL1上に、前記第1のパターン18Aに接するとともにアンテナコイルL1に沿って第2のパターン18Bを形成し、さらにこの第2のパターン18Bを前記アンテナパターン形成部14Aのカード挿入側端部まで延伸形成する。なお、第1のパターン18Aは、このパターン18AをアンテナコイルL1上で分離する切欠部18Cが設けられるように形成される。
【0028】
このようなシールド部材18’によってカードリーダ1のアンテナコイルL1上を覆うことにより、固定配設され常時磁界を発生しているカードリーダ1のアンテナコイルL1の形成面上に、図2中の右側に配設された図示しないカード挿入口に挿入されたICカード2が近接してきたときにICカード2の受電電圧が一旦そのICカード2の動作電圧以上に上昇して0V近くまで下降するような現象を回避することができる。なお、第1のパターン18Aに切欠部18Cを設けなくても前述の現象を防止可能であるが、切欠部18Cを設けることでICカード2の受電電圧を上昇させることができる。さらに、シールド部材18’を第2のパターン18Bのみで構成した場合でも、ICカード2の近接によりICカード2の受電電圧が一旦このICカード2の動作電圧以上に上昇した後0V近くまで下降するような現象を防止することができる。
【0029】
図2に示すシールド部材18’によってカードリーダ1のアンテナコイルL1上を覆った場合の、カードリーダ1のアンテナコイルL1の中心部O1とICカード2のアンテナコイルL2の中心部O2との距離差と、ICカード2のアンテナコイルL2側に誘起される磁界強度との関係を、図3のグラフに第2の実施の形態として示す。
【0030】
図3のグラフによれば、カードリーダ1のアンテナコイルL1を図2に示すシールド部材18’により覆った場合は、カードリーダ1のアンテナコイルL1に対しICカード2のアンテナコイルL2が40〜60mmに近づいてくると、ICカード2のアンテナコイルL2側の磁界強度は図3の符号B’の部分で示すように、第1の実施の形態の場合よりもさらに低いレベルとなり、したがって、ICカード2の受電電圧も0Vに近いレベルを維持する。そして、ICカード2のアンテナコイルL2が40mm以内に近接してくると、第1の実施の形態と同様にアンテナコイルL2側の磁界レベルが上昇を開始し、これによりICカード2の受電電圧も上昇を開始する。このようにカードリーダ1のアンテナコイルL1をシールド部材18’により覆った第2の実施の形態の場合は、ICカード2の受電電圧が一旦上昇した後0V近くまで下降するような現象を、第1の実施の形態よりもさらに確実に防止でき、したがってICカード2の制御回路22の的確な動作を確保することができる。
【0031】
なお、本実施の形態では、カードリーダ1のアンテナパターン形成部14Aに形成されるアンテナコイルL1の形状を楕円形状としたが、円状に形成しても良く、また矩形状に形成しても良い。この場合、前記シールド部材18,18’のはそれぞれ、円状または矩形状のアンテナコイルL1上にこのアンテナコイルL1沿って第1のパターン18A及び第2のパターン18B形成されるとともに、アンテナパターン形成部14AのICカード2の挿入方向側端部位置まで延伸形成される。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、一点を中心として表面にループ状のアンテナコイルが形成されたアンテナパターン形成部を有し、アンテナパターン形成部の表面上に近づいてくるICカードのアンテナに対しアンテナコイルから電波信号を送信してICカードに電源の供給を行い動作させるICカードリーダライタ装置において、ICカードの移動方向と直交し前記一点を通る中心線に対し少なくともICカードが近づいてくる方向側のアンテナコイル上にこのアンテナコイルに沿って形成されるとともに、アンテナパターン形成部のICカードが近づいてくる方向側端部まで延伸形成される磁気シールドパターンを設けるようにしたので、カードリーダライタ装置のアンテナコイルにICカードのアンテナを近接させていくときにICカードの受電電圧が一旦このICカードの動作電圧以上に上昇して下降するような現象が回避され、この結果、ICカードの誤動作を防止できる。
また、磁気シールドパターンを導電体により形成し、この磁気シールドパターンの少なくともアンテナコイル上の一部に切欠部を有するようにしたので、ICカードの受電電圧を上昇させることができ、したがってカードリーダライタ装置は少ない電力で確実にICカードを動作させることができる。
また、切欠部を前記中心線に対しICカードが近づいてくる方向と反対側に設けるようにしたので、カードリーダライタ装置のアンテナコイルにICカードのアンテナを近接させていくときにICカードの受電電圧が一旦上昇して下降するような現象を確実に防止できるとともに、ICカードの受電電圧を上昇させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る非接触型ICカードリーダライタ装置の第1の実施の形態を示す図である。
【図2】 前記非接触型ICカードリーダライタ装置の第2の実施の形態を示す図である。
【図3】 非接触型ICカードリーダライタ装置に無線接続されるICカードのアンテナ側に発生する磁界の状況を示すグラフである。
【図4】 非接触型ICカードリーダライタ装置の全体構成を示すブロック図である。
【図5】 ICカードのブロック図である。
【図6】 非接触型ICカードリーダライタ装置のアンテナに対しICカードのアンテナが近接する状況を示す図(図6(a)〜図6(f))、及び非接触型ICカードリーダライタ装置のアンテナとICカードのアンテナ間の距離とICカードの受電電圧との関係を示すグラフ(図6(g))である。
【符号の説明】
1…非接触型ICカードリーダライタ装置、2…ICカード、11…制御部、12…変調回路、13…整合回路、14…共振回路、14A…アンテナパターン形成部、15…復調回路、16…電源部、17…基板、18,18’…シールド部材、18A…第1のパターン、18B…第2のパターン、18C…切欠部、L1,L2…アンテナコイル。
Claims (3)
- 一点を中心として表面にループ状のアンテナコイルが形成されたアンテナパターン形成部を有し、前記アンテナパターン形成部の表面上に近づいてくる非接触型ICカードのアンテナに対し前記アンテナコイルから電波信号を送信して前記非接触型ICカードに電源の供給を行い動作させる非接触型ICカードリーダライタ装置において、
非接触型ICカードの移動方向と直交し前記一点を通る中心線に対し少なくとも前記非接触型ICカードが近づいてくる方向側のアンテナコイル上にこのアンテナコイルに沿ってほぼ同幅で形成されるとともに、前記非接触型ICカードが近づいてくる方向側のアンテナコイル上からさらに前記アンテナパターン形成部上における前記非接触型ICカードが近づいてくる方向側の端部まで延伸形成される磁気シールドパターンを設けたことを特徴とする非接触型ICカードリーダライタ装置。 - 請求項1において、
前記磁気シールドパターンは導電体により形成され、少なくとも前記アンテナコイル上の一部に切欠部を有することを特徴とする非接触型ICカードリーダライタ装置。 - 請求項2において、
前記切欠部は前記中心線に対し非接触型ICカードが近づいてくる方向と反対側に設けられることを特徴とする非接触型ICカードリーダライタ装置。
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JP2001144726A JP3850680B2 (ja) | 2001-05-15 | 2001-05-15 | 非接触型icカードリーダライタ装置 |
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