JP3849885B2 - 高圧液体ジェットを使用する手術用切開装置 - Google Patents
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Description
液体ジェットを使用するランセットと称されるこのタイプの装置は多数知られている。その装置のうちの1つが、例えば欧州特許公開第0303557号公報に記載されており、この手動式装置には、手動制御バルブが設けられている。このバルブは、加圧された液体流を手術中に停止するのに使用される。
このバルブは、少なくとも1つの移動部材と、この移動部材を元の位置に戻すようになっている解放スプリングとを備えているので、構造が複雑となっている。このように、相当に複雑となっているため、ハンドピースは高価な器具であり、1回だけ使用して捨てるわけには行かない。
しかし、このタイプの装置に課される殺菌条件、および再使用した際の問題、特に感染のおそれに対する問題により、実質的に1回しか使用しないように義務づけられている。1回使用のハンドピースは既に存在しており、低圧または空気圧の液体が供給されている切開部を潅流および洗浄するための装置で使用されている。
かかるハンドピースは、例えば米国特許第4,519,385号および同第5,147,292号明細書に記載されている。この装置は、組織を切開するようになっており、液体の圧力が70バールに達するような装置における技術的条件に、完全には適合していない。
また、このハンドピースは、人間工学的な形状となっていなければならず、片手にフィットし、片手の指を使って機能を容易に操作できるような制御性を有していなければならない。また、手術用の手袋が破れるような条件にさらされることなく、手術用手袋を付けた片手で、このハンドピースを制御できなければならない。更に、簡単に、同時に加圧された液体のジェットを、指で部分的または全部開閉するように制御できるものでなければならない。更に、ランセットの使用に関連した精密条件が付けられている場合には、制御の操作性は、極めてフレキシブルかつ迅速でなければならない。
ハンドピースの主な機能は、高圧液体の供給を制御し、かつ供給を停止することにある。
有利な2次的な機能は、液体供給制御装置を停止位置にロックすることである。
最後の、第3の機能は、吸引機能である。
従来技術の欠点を克服し、液体の供給を開始し、かつ停止することを含む主要な機能を、効率的かつ安価に満足させる、本発明に係わる高圧液体ジェットを使用する手術用切開装置は、
ハンドピースが、近接端部キャップから遠方端部キャップに延びる、細長い形状の中空本体を備え、双方の端部が、ほぼ同一軸線に位置し、
前記ハンドピースに高圧液体を供給するための手段が、前記本体に収容され、遠方端部キャップからほぼ直線状に近接端部キャップまで延びる可撓性チューブを備え、かつ前記チューブが、少なくとも40〜70バールの高圧に耐えるようになっており、
近接端部キャップが、前記液体ジェットを発生するようになっているノズルを備え、
前記高圧液体ジェットを発生し、制御する前記手段が、
前記高圧液体ジェットを停止するように、前記チューブを局部的に押圧するようになっているピンチ手段と、ユーザーにより手で操作されるようになっている該ピンチ手段を制御するための手段と、前記制御レバーと組み合わされたロッキング手段とを備え、
前記ピンチ手段が、近接端部キャップに近い領域において前記本体に固定され、チューブに対して垂直に配置され、前記チューブを支持する固定された圧搾用突起、および前記チューブの反対側でこのチューブに垂直な、前記固定された突起に対向するように配置された移動自在な圧搾用突起を備え、これら2つの突起が、両者の間に前記チューブが通過するスペースを構成し、移動自在な突起が、空間がなくなるまで、この空間を収縮させるよう、固定された突起に対して移動するようになっており、もって、前記チューブに対して、ほぼ直交する方向に、前記チューブを押圧できるようになっており、
前記レバーは、前記本体の周辺に位置する対応するハウジング内に取り付けられ、前記本体内のスイベルピンに連接されており、このスイベルピンは、近接端部キャップと固定された圧搾用突起との間に位置し、制御レバーには、前記移動自在な圧搾用突起が設けられ、
前記ロッキング手段がロッキング位置にあると、2つの圧搾用突起の間でチューブを押圧し、高圧液体ジェットを遮断する低位置に前記制御レバーをブロックし、ロッキング手段がアンロックされた位置にあると、前記レバーを解放し、チューブを開放する高圧液体ジェットの作用により、高位置にレバーが上昇されるようになっていることを特徴とする。
好ましい実施例によれば、ハンドピースは、射出成型された熱可塑性合成材料から成り、本体は、2つのハーフシェルにスロットを設けることにより、共に一体に組み立てられた2つのハーフシェルから成っている。このような構造により、極めて経済的となり、部品を1回だけ使用して、使い捨てすることができるようになるという利点が得られる。
好ましい態様では、前記制御レバーは、おおむね長方形をなしており、ユーザーの指または掌を受けるための、ほぼ平らな、または内側に湾曲した支持領域を含んでいる。特に前記制御レバーは、ハンドピースの本体の前記ハーフシェルに係合するピボットに連接され、前記制御レバーの位置に応じて、2つの圧搾用突起の間に構成された空間が、多かれ少なかれ閉じ込められる。
好ましい形態の実施例では、前記制御レバーの自由端は、ピボットと共にレバーアームDlを構成し、移動自在な圧搾用突起は、前記ピボットと共にDlよりも小さいレバーアームD2を構成し、これらのレバーアームの比は、少なくとも4〜6の間である。
ロッキング手段は、好ましくは、本体に固定された可撓性タングを備え、この可撓性タングは、制御レバーに固定された制御レバーに固定されたグリップと協働するようになっているキャッチピンを支持している。
この可撓性タングは、その上端部に位置し、かつ前記制御レバーを解放するようになっているプッシャーを備えることが好ましい。
好ましい形態の実施例によれば、この装置は、吸引手段と、前記ハンドピースを横断する可撓性チューブと、近接端部キャップ内に取り付けられた吸引チューブとを備えている。
このハンドピースは、チューブの端部と吸引チューブとの間に設けられたチャンバーと、前記チャンバーに接合するハンドピースの壁に設けられた、少なくとも1つの側方開口部とを備えることが好ましい。
好ましい形態の実施例によれば、ハンドピースは、前記チャンバーを部分的に横断する中心チャンネルに対応する2つの側方開口部と、前記開口部のいずれかをシールするようになっているシールとを備えている。このシールは、円筒形の中心部分、および2つの溝の設けられた側方ウィングを有するものとすることができ、このシールの全長は、前記ハンドピースの長さよりも長くなっている。
好ましくは、近接端部キャップに取り付けられた保護カニューレにより、ノズルおよび吸引チューブを囲む。
添付図面に、非限定的な例として示した好ましい形態の実施例を参照して、本発明をより詳細に開示する。
本発明にかかわる手術用切開装置は、ハンドピース10と、高圧生理学的食塩水溶液の供給源11と、吸引装置12とから成っている。図1、図2、図5Aおよび図5Bに一部が示された2本の可撓性チューブ13および14により、ハンドピースに周辺機器が接続されている。これらのチューブは、70バールにも達し得る液体の圧力に耐えることができるよう、編み込まれた合成ワイヤから成る外装によって補強される、利点を有している。
ハンドピース10は、使い捨てタイプのものであり、射出成型された熱可塑性合成材料により全体が構成されている。このハンドピースは、細長い形状の人間工学的本体15から主として成り、ほぼ円形の断面を有し、この本体は、近接端部のキャップ16から遠方端部のキャップ19まで延びている。これらの端部キャップは、同じ軸線上にほぼ位置している。
図5Aおよび図5Bに示すように、近接端部キャップ16には、チューブ13から延び、高圧液体ジェットを発生するノズル16a、およびチューブ14から延びる、吸引物を排出する吸引チューブ16bとが嵌合されるようになっている。ノズル16aは、端部の一方がチューブ13に挿入され、比較的狭いチャンネルが横断し、他端部に微細な液体ジェットを発生できる、約0.lmmのオリフィスを備えたサファイア針が設けられた剛性ロッド40から成っている。
ノズル16aおよび吸引チューブ16bは、近接端部キャップ16に取り付けられた保護用カニューレ42によって囲まれている。ノズル16aは、カニューレ42の自由端部に対してずれており、吸引チューブ16bは、ノズル16aの端部に対してずれている。従って、カニューレ42は、このカニューレが囲む部品を保護するが、近傍の外側環境も、起こり得る液体のはね返りから保護している。
このカニューレは、組織に損傷を与えないように、極めて可撓性の大きい合成材料から製造することが好ましい。このカニューレ42は、図面に示すようにほぼ直線状であるが、人間工学的に好ましくなるように湾曲させることも可能である。この場合、ノズル16aのロッド40も、カニューレを成形するように湾曲される。
遠方端部キャップ19は、開口部を有し、チューブ13および14は、この開口部を通って前記本体に進入している。ハンドピース10は、制御レバー17と、可撓性チューブ13を挟持する手段と、チューブ13がシールされ、高圧液体ジェットを停止する閉位置に制御レバーをロックするための装置18をも含んでいる。
本体は、2つのほぼ同一の成形ハーフシェル15aから構成され、ハーフシェルの一方、すなわち雌型部が、図3Aおよび図3Bに示されている。この雌型部はクリップオンアセンブリピンがなく、これらピンが嵌合されるハウジング20があるという点で、雄型部とは異なっている。これら2つのハーフシェルは、遠方端部キャップ19からほぼ直線状の通路に沿って近接端部キャップ16まで、ハンドピースの本体内部をチューブ13および14が通過できるように、内部が中空となっている。
制御レバー17は、ほぼ長方形をなしている。このレバーは、ユーザーの指または掌を受けるようになっているほぼ平面状または内側に湾曲した支持領域17’を備えている。この制御レバーは、前記本体14から延びる領域内に位置し、近接端部キャップに近い領域において、ハンドピース本体のハーフシェル内の開口部22に係合するピボット21に連接されている。
このピボットは、2つの対称的な部品から成り、各部品は、ラグ23に固定されており、双方のラグは、互いに平行に配置されている。ラグ23は、高圧力の生理学的食塩水溶液供給チューブ13のための通路24を備えている。この通路から延びる領域内には、制御レバー17に固定された移動自在な圧搾用突起25が設けられており、この移動自在な圧搾用突起25は、ハンドピースの本体に固定された固定圧搾用突起26に向いて位置している。ユーザーが制御レバー17を押して、高圧液体の流れを瞬間的に停止すると、チューブ13を押さえるよう、圧搾用突起26と協働するようになっている。
より詳細に説明すれぱ、圧搾用突起25、26の間には、チューブ13が通過するためのスペースがあり、これら突起は、チューブに対して直角に配置されている。移動自在な圧搾用突起25は、固定圧搾用突起26に対して移動し、スペースがなくなるまで、このスペースを小さくするようになっているので、前記チューブ13は、圧搾用突起とほぼ直角の方向に完全に圧縮される。
制御レバー17の自由端は、ピボット21と共にレバーアームDlを構成し、移動自在な圧搾用突起25は、前記ピボット21と共にDlよりも小さいレバーアームD2を構成している。図示した実施例では、レバーアームDlとD2との比は、5に近くなっている。その結果、制御レバー17に加えられる作動力は、5分の1ですむようになっている。
このような当初の構造により、大きな力を必要とすることなく、手で容易に、かつフレキシブルにレバーを操作し、極めて大きい圧力を用いても、チューブ13を多かれ少なかれ圧縮することが可能となっている。
ロッキング手段18は、ハンドピースの本体15に固定され、制御レバー17の自由端に対して、ほぼ直交する平面内に位置する可撓性タング27から成っている。このタングは、プッシャー29が嵌合されている自由端部に近いキャッチピン28を支持している。このキャッチピン28は、ユーザーが可撓性チューブ13を挟持することにより、高圧の生理学的食塩水溶液の流れを停止させるのに十分強く、前記制御レバーを押すと、制御レバー17に固定されているクリップ30と協働するようになっている。
レバー17を解放するには、ユーザーは、ピン28からグリップを解放させるよう、親指を使ってプッシャー29に力を加える。可撓性チューブ13の可撓性、およびこのチューブによって送られる生理学的食塩水溶液の圧力により、チューブ13が完全に開けられた最初の位置へ制御レバー17は戻される。
グリップ30は、2つのタブ31の中心位置を占め、各タブは先端32を有する。この先端32は、可撓性タング27のキャッチピン28と協働し、図5Bに示すように、制御レバー17を開くようにロッキングし、チューブ13を完全に開く位置をとるようになっている。
更に、図5Aおよび図5Bに詳細に示すように、ハンドピースは、2つの位置、すなわち閉位置(図5A)と開位置(図5B)を有する。閉位置では、制御レバー17に固定されたグリップ30はキャッチピン28によって停止される。レバーは押圧され、チューブ13を圧搾用突起25と固定ストッパー26との間に挟持することにより、チューブ13がブロックされる。開位置(図5B)では、タブ31に固定された先端32は、キャッチピン28によって停止させられる。レバー17を持ち上げ、チューブを解放すると、押圧液を通過させることができる。
これら2つの位置の間で、タング27によりチューブ13をブロックし、一方、レバー17をブロックしない中間位置に、レバー17を位置させることができる。この中間位置により、吸引を維持しながら、高圧液体の流れを瞬間的に遮断することが可能となっている。
ハンドピース10の側面には、図6に示すシール34が収容された横断チャンネルに対応する側方開口部33が設けられている。このチャンネルは、真空ポンプに接続された吸引チューブ14の端部36に接続されたチャンバー35に開口している。
シール34は、横断チャンネルの内部においてスライドするようになっている。このシール34は、円筒形中心部分37の両側で、2つの溝付き側方ウィング38を有し、このウィング38は、側方開口部33のいずれかと共に、前記吸引チャンバー35とハンドピースの外側環境との間に連通オリフィスを形成している。
このシール34の全長は、ハンドピースの幅よりも長いので、外科医は、ハンドピースの本体を横断する前記チャンネル内に、シール34をスライドさせることにより、いずれかの側方開口部33をシールするように選択できる。外科医が左利きの場合には、左手の人差し指を使って、また右利きの場合には、右手の人差し指を使って、開口部33の一方をシールすると、チューブ14は、チャンバー35を介して吸引カニューレ16bに接続される。
外科医が人差し指を開口部33から離すと、開口部33を通して行われている吸引カニューレにおける吸引効果がなくなる。このようなシールにより、ハンドピースは右利き、または左利きのユーザーの双方に適した両用タイプのものとなる。
ハンドピースを使用する際には、ハンドピースを片手で容易に保持し、操作することができる。このハンドピースの本体15は、2つの凹状側面を有し、これにより、ハンドピースは外科医の指に適合した人間工学的な形状となる。制御レバー17は、指を使ってフレキシブルに操作できる。このことは、ロッキング装置18についても当てはまる。ハンドピースの構造は簡単であり、そのため、安価な部品を製造できるので、ハンドピースを、1回使用すなわち使い捨ての部品と見なして、使用することができる。
実際には、チューブ10と、チューブ13および14は、殺菌されたバッグ内にパッケージされ、これまで述べた手術用切開装置を使用するのに必要な他の殺菌された使い捨て部品、例えば生理学的食塩水溶液のポケット、およびハンドピースのチューブ13に、このポケットをリンクする潅流セットも個々の殺菌されたバッグにパッケージされる。
言うまでもなく、吸引およびこれを停止するという作用は、ハンドピースの本体に設けた1つの側方開口部33でも実施できる。この場合、シール34は不要となる。
本発明は上記実施例のみに限定されるものでなく、種々の変形が可能であり、上に記載した形態から誘導される当業者に明らかな態様をもって実施することができる。
Claims (12)
- 高圧液体から成る液体のジェットを発生し、制御するための手段が設けられたハンドピース、および該ハンドピースに前記高圧液体を供給するための手段を備えた、高圧液体のジェットを使用する手術用切開装置において、
ハンドピース(10)が、近接端部キャップ(16)から遠方端部キャップ(19)に延びる、細長い形状の中空本体(15)を備え、
双方の端部が実質的に同一軸線に位置し、前記ハンドピース(10)に高圧液体を供給するための手段が、前記本体(15)に収容され、遠方端部キャップ(19)からほぼ直線状に近接端部キャップ(16)まで延びる可撓性チューブ(13)を備え、前記チューブ(13)が、少なくとも40〜70バールの高圧に耐えるようになっており、
近接端部キャップ(16)が、前記液体ジェットを発生するようになっているノズル(16a)を備え、
前記高圧液体ジェットを発生し、制御する前記手段が、前記高圧液体ジェットを停止させるに、前記チューブ(13)を局部的に押圧するようになっているピンチ手段と、ユーザーにより手で操作されるようになっている該ピンチ手段を制御するための制御レバー(17)と、前記制御レバー(17)と組み合わされたロッキング手段(18)とを備え、前記ピンチ手段が、近接端部キャップ(16)に近い領域において前記本体(15)に固定され、チューブ(13)に対して直角に配置され、前記チューブ(13)を支持する固定された圧搾用突起(26)、および前記チューブ(13)の反対側でこのチューブに直交する、前記固定された突起(26)に対向するように配置された移動自在な圧搾用突起(25)を備え、これら2つの突起(25)(26)は、両者の間に前記チューブ(13)が通過するスペースを構成し、移動自在な突起(25)が、空間がなくなるまで、この空間を収縮させるよう、固定された突起(26)に対して移動するようになっており、もって、前記チューブ(13)に対してほぼ直交する方向に、前記チューブ(13)を押圧できるようになっており、
前記レバー(17)は、前記本体(15)の周辺に位置する対応するハウジング内に取り付けられ、前記本体内のピポットに連接されており、このピポットは、近接端部キャップ(16)と固定された圧搾用突起(26)との間に位置し、制御レバー(17)には、前記移動自在な圧搾用突起(25)が設けられ、
前記ロッキング手段(18)がロッキング位置にあると、2つの圧搾用突起(25)(26)の間で、チューブ(13)を押圧し、高圧液体ジェットを遮断する低位置に前記制御レバー(17)をブロックし、更にロッキング手段がアンロックされた位置にあると、前記レバーを解放し、チューブ(13)を開放する高圧液体ジェットの作用により、高位置にレバーが上昇されるようになっていることを特徴とする、手術用切開装置。 - ハンドピース(10)が、射出成型された熱可塑性合成材料から成り、前記本体(15)が、2つのハーフシェル(15a)にスロットを設けることにより、一体に組み立てられた2つのハーフシェルから成ることを特徴とする、請求項1記載の装置。
- 前記制御レバー(17)が、長方形をしており、ユーザーの指または掌を受けるための、ほぼ平らな、または内側に湾曲した支持領域(17’)を含むことを特徴とする、請求項1記載の装置。
- 前記制御レバー(17)が、ハンドピース(10)の本体の前記ハーフシェル(15a)内の開口部(22)に係合したピボット(21)に連接され、前記制御レバー(17)の位置に応じて、2つの圧搾用突起(25)(26)の間に構成された空間が、閉じ込められていることを特徴とする、請求項3記載の装置。
- 前記制御レバー(17)の自由端が、ピボット(21)と共にレバーアーム(D1)を構成し、圧搾用突起(25)が、ピボット(21)と共に、D1よりも小さいレバーアームD2を構成し、これらレバーアームの比が、少なくとも4〜6の間にあることを特徴とする、請求項4記載の装置。
- ロッキング手段(18)が、本体(15)に固定された可撓性タング(27)を備え、この可撓性タングが、制御レバー(17)に固定されたグリップ(30)と協働するようになっているキャッチピン(28)を支持していることを特徴とする、請求項1記載の装置。
- 前記可撓性タング(27)が、その上端部に位置し、前記制御レバー(17)を解放するようになっているプッシャー(29)を備えることを特徴とする、請求項6記載の装置。
- 前記ハンドピース(10)を横断する可撓性チューブ(14)によって前記ハンドピース(10)に接続された吸引手段(12)と、近接端部キャップ(16)内に取り付けられた吸引チューブ(16b)とを備えることを特徴とする、請求項1記載の装置。
- ハンドピース(10)が、チューブ(14)の端部(36)と吸引チューブ(16b)との間に設けられたチャンバー(35)と、前記チャンバー(35)に接合するハンドピースの壁に設けられた少なくとも1つの側方開口部(33)とを備えることを特徴とする、請求項8記載の装置。
- ハンドピース(10)が、前記チャンバー(35)を部分的に横断する中心チャンネルに対応する2つの側方開口部(33)と、前記開口部(33)のいずれかをシールするようになっているシール(34)とを備えることを特徴とする、請求項9記載の装置。
- シール(34)が、円筒形の中心部分(37)および2つの溝の設けられた側方ウィング(38)を有し、このシールの全長が、前記ハンドピースの幅よりも長いことを特徴とする、請求項10記載の装置。
- 近接端部キャップ(16)に取り付けられた保護カニューレ(42)により、ノズル(16a)および吸引チューブ(16b)が囲まれていることを特徴とする、請求項8記載の装置。
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