JP3849874B2 - ディスク記録媒体のチャッキング機構及び該機構を用いたディスクドライブ装置 - Google Patents

ディスク記録媒体のチャッキング機構及び該機構を用いたディスクドライブ装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えばコンパクトディスク(CD)やデジタルバーサタイルディスク(DVD)のような、中央円形孔を有するディスク記録媒体を、ディスクドライブ装置のターンテーブルのディスク支持面上に保持するためのチャッキング機構に関し、また、かかるチャッキング機構を用いたディスクドライブ装置に関する。
CDやDVDなどはリムーバブルディスク記録媒体であり、ディスクドライブ装置のターンテーブルに装着して使用し、その装着のために、それらディスク記録媒体には、その中央に円形の孔が設けられている。一方、ディスクドライブ装置のターンテーブルは、ディスク支持面を備えていると共に、装着されたディスク記録媒体をそのディスク支持面上に保持するための、何らかの保持機構を備えている。
CDやDVDに対応したディスクドライブ装置のうちでも、特に、ポータブル型のCDプレーヤやDVDプレーヤ、それにノート型パソコンなどに搭載するディスクドライブ装置は、何よりもその装置を薄型のものとすることが強く求められており、その装置の厚さを、たとえ1mmの数分の一でも小さくしようとして、多くの努力が払われている。ディスクドライブ装置の厚さを決定する主たる要因は、ディスク記録媒体を回転駆動するための駆動用モータの厚さと、ディスク記録媒体をターンテーブルに保持するための保持機構の厚さである。
かかる保持機構には、様々な型式のものがあるが、薄型化という観点から最も望ましい型式は、ディスク記録媒体をターンテーブルのディスク支持面上に押付けて保持する可動爪を備えたチャッキング機構をターンテーブルに設けたものであると思われる。図6〜図8にその種の従来のチャッキング機構の一例を示した。
図6において、扁平な円盤形のスピンドルモータ60の出力軸にターンテーブル62が連結されており、このターンテーブル62の上面の中央に、CD等のディスク記録媒体の中央円形孔に嵌合する中央ブロック64が設けられている。中央ブロック64は、扁平な円盤形のキャップ状の部材として形成されており、ターンテーブル62の回転軸心と同心的に配設され、ターンテーブル62に固定して組付けられている。中央ブロック64の外径寸法は、ディスク記録媒体16の中央円形孔14(図8参照)の内径に合わせてあり、装着されるディスク記録媒体はこの中央ブロック64によって、ターンテーブル62の回転軸心に対して位置合せされる。更に、ターンテーブル62には、3個の係合爪66が、中央ブロック64の外周面から径方向に出没するように、即ち、略々径方向に移動可能に設けられている。
図7は、図6に示した中央ブロック64を裏返して示した斜視図である。中央ブロック64の中には、3個の摺動部材68が内蔵されており、それら摺動部材68は、径方向に摺動可能なように中央ブロック64に支持されており、コイルばね70によって径方向外方へ付勢されている。摺動部材68の径方向外端に、上述した係合爪66が形成されており、摺動部材68が径方向に摺動することで、係合爪66が中央ブロック64の外周面から径方向に出没する。
図8は、図6及び図7に示した係合爪66を拡大して示した図であり、図示のごとく、係合爪66は、その先端に斜め上向きの第1係合面72と、斜め下向きの第2係合面74とを備えている。ユーザは、ディスク記録媒体16をターンテーブル62に装着する際には、そのディスク記録媒体16を手に持ち、そのディスク記録媒体16の中央円形孔14にターンテーブル12の中央ブロック64を嵌合させるようにして、ターンテーブル62へ押付ける。すると、そのディスク記録媒体16の下面側における中央円形孔14の縁部が、係合爪66の斜め上向きの第1係合面72に係合してこれを押圧するため、ユーザは係合爪66をコイルばね70の付勢力に抗して径方向内方へ押し込むことができる。
更にディスク記録媒体16を下方へ押付けて、ディスク記録媒体16の下面をターンテーブル62の上面に当接させたならば、係合爪66の先端の尖った部分が、ディスク記録媒体16の中央円形孔14から上方へ抜け出すため、係合爪66の斜め下向きの第2係合面74が、ディスク記録媒体16の上面側における中央円形孔14の縁部に係合し、これによって、係合爪66がディスク記録媒体16をターンテーブル62上に保持するようになる。図8は、このときの状態を示した図である。同図から分かるように、係合爪66の厚さは、装着されるディスク記録媒体16の厚さの約3倍ほどもあり、このように係合爪66が厚いのは、第1係合面72と第2係合面74とが上下に並んで形成されているからである。そして、この従来のチャッキング機構では、その厚さをこの係合爪66の厚さ以下にすることはできない。
その他の従来のチャッキング機構としては、例えば特開2000−182305号公報に記載されているものなどがあるが、同公報のチャッキング機構は、上述したチャッキング機構より更に厚くならざるを得ない。
特開2000−182305号公報
図6〜図8を参照して上に説明したチャッキング機構は、リムーバブルディスク記録媒体をターンテーブルのディスク支持面上に保持するための在来の機構のうちでは、おそらく最も薄く構成し得る機構であると思われるが、しかしながら、それでも尚、ディスク記録媒体の厚さの3倍ほどの厚さを有する。リムーバブルディスク記録媒体を駆動するディスクドライブ装置を装備する機器のうちには、例えば、ポータブル型のCDプレーヤやDVDプレーヤ、それにノート型パソコンなどのように、その機器の厚さを1mmでも減じることが商品価値の向上に直結するものが多数あり、それを考慮するならば、かかるチャッキング機構を更に薄くすることが強く望まれていることは明らかである。
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであり、本発明の目的は、中央円形孔を有するディスク記録媒体をターンテーブルのディスク支持面上に保持するためのチャッキング機構に改良を加え、そのチャッキング機構を更に薄く構成できるようにすることになる。また、本発明の更なる目的は、かかるチャッキング機構を用いたディスクドライブ装置を提供することにある。
かかる目的を達成するために、本発明は、中央円形孔を有するディスク記録媒体をターンテーブルのディスク支持面上に保持するためのチャッキング機構において、前記ターンテーブルの回転軸心に対して略々径方向に移動可能に前記ターンテーブルに設けられ、ディスク記録媒体を前記ターンテーブルの前記ディスク支持面に装着するときディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合することで作動させられる複数の第1係合爪と、前記ターンテーブルの回転軸心に対して略々径方向に移動可能に前記ターンテーブルに設けられ、前記第1係合爪が作動させられたときに、それに連動して前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向外方へ付勢され、前記ターンテーブルの前記ディスク支持面に装着されたディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合することで、そのディスク記録媒体を前記ターンテーブルの前記ディスク支持面へ押圧保持する複数の第2係合爪とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、中央円形孔を有するディスク記録媒体をターンテーブルのディスク支持面上に保持するためのチャッキング機構において、前記ターンテーブルの回転軸心に対して略々径方向に移動可能に前記ターンテーブルに設けられ、その径方向外端がディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合可能であり、前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向外方へ付勢されている複数の第1係合爪と、前記ターンテーブルの回転軸心に対して略々径方向に移動可能に前記ターンテーブルに設けられ、その径方向外端がディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合可能であり、前記第1係合爪と連動して、前記第1係合爪が前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向内方へ押し込まれたときに前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向外方へ付勢される複数の第2係合爪とを備え、前記第1係合爪の径方向外端には、ディスク記録媒体が前記ディスク支持面に装着される際、そのディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合することで、前記第1係合爪を径方向内方へ押し込む力を発生させる係合面が形成されており、前記第2係合爪の径方向外端には、前記ターンテーブルの前記ディスク支持面に装着されたディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合することで、そのディスク記録媒体を前記ターンテーブルの前記ディスク支持面へ押圧保持する力を発生させる係合面が形成されており、ディスク記録媒体を前記ディスク支持面に装着する際、前記第1係合爪がそのディスク記録媒体の中央円形孔の縁部により前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向内方へ押し込まれ、そのディスク記録媒体の前記ディスク支持面への装着動作が完了したとき前記第2係合爪がそのディスク記録媒体を前記ターンテーブルの前記ディスク支持面上に保持するようにしたことを特徴とする。
また、本発明は、中央円形孔を有するディスク記録媒体をターンテーブルのディスク支持面上に保持するためのチャッキング機構において、前記ターンテーブルの回転軸心に対して略々径方向に移動可能に前記ターンテーブルに設けられ、その径方向外端がディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合可能な複数の第1係合爪と、前記ターンテーブルの回転軸心に対して略々径方向に移動可能に前記ターンテーブルに設けられ、その径方向外端がディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合可能な複数の第2係合爪とを備え、前記第1係合爪の径方向外端には、ディスク記録媒体が前記ディスク支持面に装着される際、そのディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合することで、前記第1係合爪を径方向内方へ押し込む力を発生させる係合面が形成されており、前記第2係合爪の径方向外端には、前記ターンテーブルの前記ディスク支持面に装着されたディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合することで、そのディスク記録媒体を前記ターンテーブルの前記ディスク支持面へ押圧保持する力を発生させる係合面が形成されており、更に、前記第1係合爪を前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向外方へ付勢する付勢機構と、前記第1係合爪と前記第2係合爪とを連動させて、前記第1係合爪が前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向内方へ押し込まれたときに前記第2係合爪を前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向外方へ付勢する連動付勢機構とを備え、ディスク記録媒体を前記ディスク支持面に装着する際、前記第1係合爪がそのディスク記録媒体の中央円形孔の縁部により前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向内方へ押し込まれ、そのディスク記録媒体の前記ディスク支持面への装着動作が完了したとき前記第2係合爪がそのディスク記録媒体を前記ターンテーブルの前記ディスク支持面上に保持するようにしたことを特徴とする。
また、本発明は、中央円形孔を有するディスク記録媒体をターンテーブルのディスク支持面上に保持するためのチャッキング機構において、前記ターンテーブルの中央に該ターンテーブルの回転軸心と同心的に設けられ、ディスク記録媒体の中央円形孔に嵌合する中央ブロックと、前記中央ブロックに揺動可能に支持され、前記ターンテーブルの回転軸心から等距離の位置に周方向に間隔を置いて配設された複数の揺動部材とを備え、前記揺動部材は、中央軸支部と、第1腕を介して前記中央軸支部に連結した第1係合爪と、第2腕を介して前記中央軸支部に連結した第2係合爪とを備えており、該揺動部材は、前記中央軸支部において前記ターンテーブルの回転軸心と平行な揺動軸心の回りに揺動可能に軸支されており、前記第1係合爪と前記第2係合爪とは前記中央軸支部を間に挟んで前記ターンテーブルの回転軸心に対する周方向の互いに反対側に位置しており、前記揺動部材の前記第1腕と前記第2腕との少なくとも一方が可撓性を有しており、それによって、前記第1係合爪は、前記揺動部材が揺動するか又は前記第1腕が撓むことによって前記ターンテーブルの回転軸心に対して略々径方向に移動可能であり、また、前記第2係合爪は、前記揺動部材が揺動するか又は前記第2腕が撓むことによって前記ターンテーブルの回転軸心に対して略々径方向に移動可能であり、前記揺動部材は更に、該揺動部材を一方の揺動方向へ付勢することによって前記第1係合爪を前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向外方へ付勢する付勢機構を備えており、以上の構成によって、前記揺動部材は、前記第1係合爪と前記第2係合爪とを連動させて、前記第1係合爪が前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向内方へ押し込まれたときに前記第2係合爪を前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向外方へ付勢するようにしており、前記第1係合爪は、その径方向外端が、前記中央ブロックの外周から径方向外方へ突出可能であってディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合可能であり、前記第1係合爪の径方向外端には、ディスク記録媒体が前記ディスク支持面に装着される際、ディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合することで、前記第1係合爪を径方向内方へ押し込む力を発生させる係合面が形成されており、前記第2係合爪は、その径方向外端が、前記中央ブロックの外周から径方向外方へ突出可能であってディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合可能であり、前記第2係合爪の径方向外端には、前記ターンテーブルの前記ディスク支持面に装着されたディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合することで、そのディスク記録媒体を前記ターンテーブルの前記ディスク支持面へ押圧保持する力を発生させる係合面が形成されており、ディスク記録媒体を前記ディスク支持面に装着する際、前記第1係合爪がそのディスク記録媒体の中央円形孔の縁部により前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向内方へ押し込まれ、そのディスク記録媒体の前記ディスク支持面への装着動作が完了したとき前記第2係合爪がそのディスク記録媒体を前記ターンテーブルの前記ディスク支持面上に保持するようにしたことを特徴とする。
また、本発明に係るディスクドライブ装置は、以上のように構成したチャッキング機構を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、中央円形孔を有するディスク記録媒体をターンテーブルのディスク支持面上に保持するためのチャッキング機構を、極めて薄く構成することができ、ひいてはディスクドライブ装置を非常に薄く構成することができる。
以下に、本発明の実施の形態について説明する。図1は中央円形孔を有するディスク記録媒体をターンテーブルのディスク支持面上に保持するための本発明の一実施例に係るチャッキング機構を備えたターンテーブルの斜視図、図2A〜図2Cは図1に示した中央ブロック、第1係合爪、及び第2係合爪をディスク記録媒体と共に示した断面図、図3は図1に示した中央ブロックを裏返してその内部を示した斜視図、図4は図3の中央ブロックに内蔵されている揺動部材を取出して示した斜視図、図5A〜図5Cは夫々図2A〜図2Cの状態に対応した揺動部材の状態を示した図である。
図1に斜視図で示したのは、中央円形孔を有するディスク記録媒体をターンテーブルのディスク支持面上に保持するための本発明の一実施例に係るチャッキング機構10を備えたターンテーブル12である。図示したチャッキング機構10及びターンテーブル12はコンパクトディスク(CD)を駆動するディスクドライブ装置に使用するものである。ただし、本発明に係るチャッキング機構の用途は、CD用のディスクドライブ装置に限られず、中央円形孔を有し、その中央円形孔の縁部に係合爪を係合させて、ターンテーブルのディスク支持面上に保持することのできるディスク記録媒体でありさえすれば、どのようなディスク記録媒体のディスクドライブ装置にも利用可能であり、その種のディスク記録媒体には、例えばデジタルバーサタイルディスク(DVD)などがある。
図1に示したように、チャッキング機構10はディスクドライブ装置のターンテーブル12に設けられている。ディスクドライブ装置は、ターンテーブル12を回転駆動するための扁平な円盤形のスピンドルモータ(不図示)を備えており、ターンテーブル12は、そのスピンドルモータの出力軸に固定連結されて駆動される。また、そのスピンドルモータは、その略々全体がこのターンテーブル12の内部に収容され、そのスピンドルモータとターンテーブル12とから成るユニットがディスクドライブ装置に組付けられる。
図1には、ターンテーブル12の回転軸心を、一点鎖線AXで示した。尚、以下の説明において、方向を示すときには、特に断らない限り、このターンテーブル12の回転軸心AXを基準として方向を表す。従って、単に「径方向」というとき、それは、この回転軸心AXに対する径方向を意味するものである。また、実際のターンテーブル12の向きは図1に示した向きとは限らないが、説明の便宜上、以下の説明においては、図1における上方及び下方をもって、ターンテーブル12の上方及び下方と呼ぶこととする。従って、図1は、ターンテーブル12を斜め上方から見た斜視図である。また、その他の構成部材の上方及び下方も、この方向に合わせるものとする。
ターンテーブル12は、その上面の周縁部に、円環状のディスク支持面18を備えており、このディスク支持面18は、中央円形孔14を有するディスク記録媒体16(図2〜図4参照)の下面側の、その中央円形孔14の周辺部に当接して、そのディスク記録媒体16を支持するものである。
ターンテーブル12の上面の中央に、ディスク記録媒体の中央円形孔に嵌合する中央ブロック20が設けられている。中央ブロック20は、扁平な円盤形のキャップ状の部材として形成されており、ターンテーブル12の回転軸心AXと同心的に配設され、ターンテーブル12に固定して組付けられている。中央ブロック20の外径寸法は、ディスク記録媒体16の中央円形孔14の内径に合わせてあり、装着されるディスク記録媒体はこの中央ブロック20によって、ターンテーブル12の回転軸心AXに対して位置合せされる。中央ブロック20の厚さは、装着されるディスク記録媒体の厚さに略々等しく、それより僅かに厚いだけである(図2〜図4参照)。
ターンテーブル12には、3個の第1係合爪22と、3個の第2係合爪24とが、中央ブロック20の外周面から径方向に出没するように、即ち、略々径方向に移動可能に設けられている。それら第1及び第2係合爪22、24は、中央ブロック20の周縁部に60度の角度間隔で交互に配設されており、従って、均等な角度間隔で設けられている。
第1係合爪22及び第2係合爪24は、その先端(径方向外端)が、中央ブロック20の外周から径方向外方へ突出可能であって、ディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合可能である。ただし、ターンテーブル12にディスク記録媒体が装着されていないときには、第1係合爪22は径方向外方へ付勢されて中央ブロック20の外周から所定量突出しているのに対して、第2係合爪24は中央ブロック20の外周の内側に収まっている。そして、ユーザがターンテーブル12のディスク支持面18にディスク記録媒体を装着しようとすると、第1係合爪22は、そのディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合することで作動させられ、一方、第2係合爪24は、第1係合爪22が作動させられたときに、それに連動して径方向外方へ付勢され、ターンテーブル12のディスク支持面18に装着されたディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合することで、そのディスク記録媒体をターンテーブル12のディスク支持面18へ押圧保持する。
これら第1係合爪22及び第2係合爪24の作用について、図2A〜図2Cに示した中央ブロック20、第1係合爪22、第2係合爪24、及びディスク記録媒体16の断面図を参照して説明する。図2Aは、ディスク記録媒体16がターンテーブル12に装着される前の状態であって、第1係合爪22の先端は中央ブロック20の外周から径方向外方に突出しており、第2係合爪24の先端は中央ブロック20の外周の内部に収まっている。図2Bは、ディスク記録媒体16がターンテーブル12のディスク支持面18に着座する直前の状態であって、第1係合爪22は中央ブロック20に押し込まれ、第1係合爪22の先端及び第2係合爪24の先端はディスク記録媒体16の中央円形孔14の内周面に係合している。また、図2Cは、ディスク記録媒体16がディスク支持面18に装着され、第2係合爪24によって保持されているときの状態であって、第1係合爪22は中央ブロック20に押し込まれているが、第2係合爪24の先端は中央ブロック20の外周から径方向外方に突出しており、第2係合爪24の係合面30が、ディスク記録媒体16の上面側における中央円形孔14の縁部に係合している。
図2A〜図2Cにおいて、第1係合爪22は、後述する付勢機構によって矢印22aで示したように径方向外方へ常時付勢されており、また、後述するストッパ機構によって、径方向外方へ突出し得る限度位置が図2Aに示す位置に規制されている。一方、第2係合爪24は、後述する連動付勢機構によって、第1係合爪22が付勢機構の付勢力に抗して径方向内方へ押し込まれたときに、その第1係合爪22の動作と連動して、径方向外方へ付勢されるようにしてある。
更に、図1及び図2A〜図2Cに示したように、第1係合爪22の先端(径方向外端)には、斜め上方を向いた係合面28が形成されており、この係合面28は、ユーザがターンテーブル12のディスク支持面18に装着しようとするディスク記録媒体16の中央円形孔14の縁部と係合することで、第1係合爪22を付勢機構の付勢力に抗して径方向内方へ押し込む力を発生させるための係合面である。また、第2係合爪24の先端(径方向外端)には、斜め下方を向いた係合面30が形成されており、この係合面30は、ターンテーブル12のディスク支持面18に装着されたディスク記録媒体16の中央円形孔14の縁部と係合することで、そのディスク記録媒体16をディスク支持面18へ押圧保持する力を発生させるための係合面である。
ユーザは、ディスク記録媒体16をターンテーブル12に装着する際には、そのディスク記録媒体16を手に持ち、そのディスク記録媒体16の中央円形孔14にターンテーブル12の中央ブロック20を嵌合させるようにして、ターンテーブル12へ押付ける。すると、そのディスク記録媒体16の下面側の中央円形孔14の縁部が、第1係合爪22の斜め上向きの係合面28に係合するため、ユーザは、ディスク記録媒体16の中央円形孔14の縁部で、第1係合爪22を付勢機構の付勢力に抗して径方向内方へ押し込むことができ、こうして第1係合爪22を押し込んだときの状態を示したのが図3である。この図3の状態において、第2係合爪24は、第1係合爪22が押し込まれることに連動して径方向外方へ付勢されているが、ただし、第2係合爪24の先端がディスク記録媒体16の中央円形孔14の内周面に当接しているため、第2係合爪24は中央ブロック20の外周から殆ど突出していない。
更にディスク記録媒体16を下方へ押付けてターンテーブル12のディスク支持面18に装着したならば、第2係合爪24の先端が、ディスク記録媒体16の中央円形孔14から上方へ抜け出すため、この第2係合爪24の斜め下向きの係合面30が、ディスク記録媒体16の上面側の中央円形孔14の縁部に係合し、これによって、第2係合爪24がディスク記録媒体16を、ターンテーブル12のディスク支持面18上に保持するようになる。このときの状態を示したのが図2Cである。図2A〜図2Cから分かるように、本発明に係るチャック機構は非常に薄く、その厚さはディスク記録媒体16の厚さと殆ど変わらず、それより僅かに厚いだけである。
次に、上で言及した、第1係合爪22を径方向外方へ常時付勢する付勢機構と、第1係合爪22が径方向外方へ突出し得る限度位置を規制するストッパ機構と、第2係合爪24を第1係合爪22と連動させて、第1係合爪22が付勢機構の付勢力に抗して径方向内方へ押し込まれたときに、第2係合爪24を径方向外方へ付勢する連動付勢機構の具体的な構成について説明する。図示の実施例においては、独特の構造の揺動部材を使用することで、それら複数の機構を複合した簡明な構造の機構を実現しており、この機構を示したのが、図3、図4、及び図5A〜図5Cである。
図3は、図1に示した中央ブロック20を裏返してその内部を示した斜視図である。キャップ状に形成されている中央ブロック20の内部には、3個の揺動部材32が内蔵されており、それら揺動部材32は、中央ブロック20に揺動可能に支持され、ターンテーブル12の回転軸心AX(図1参照)から等距離の位置に周方向に間隔を置いて、等角度間隔で配設されている。
図4は、3個の揺動部材32のうちの1個を取出して示した斜視図である。同図に示したように、揺動部材32は、中央軸支部34と、第1腕36を介して中央軸支部34に連結した第1係合爪22と、第2腕38を介して中央軸支部34に連結した第2係合爪24とを備えている。中央軸支部34には、孔40が形成されており、この孔40が、中央ブロック20に一体に形成された支軸部42(図3参照)に嵌合することによって、揺動部材32は、中央軸支部34において、ターンテーブル12の回転軸心AXと平行な揺動軸心BXの回りに揺動可能に軸支される。また、第1係合爪22と第2係合爪24とは、中央軸支部34を間に挟んでターンテーブルの回転軸心に対する周方向の互いに反対側に位置している。揺動部材32は更に、中央軸支部34の縁部にスプリング係合突起42を備え、また、第1係合爪22の側部に第1ストッパ突起44を備え、また、第2係合爪24の側部に第2ストッパ突起46を備え、更には、第1係合爪22の後端にばね突起48を備えており、これら突起の機能については後述する。揺動部材32は、以上の中央軸支部34、第1腕36、第2腕38、第1係合爪22、第2係合爪24、スプリング係合突起42、第1ストッパ突起44、第2ストッパ突起46、及びばね突起48が一体に形成された樹脂製のワンピース成形品であり、その材料の樹脂には、十分な強度及び弾性を有する樹脂を使用している。
第1腕36は十分に太く、実質的に剛体の腕であるのに対して、第2腕38は細く、屈曲しており、可撓性及び弾性を有する腕として形成されている。第1係合爪22及び第2係合爪24は、中央ブロック20に形成されている径方向に延在するスロットに収容されており、特に、第2係合爪24を収容しているスロットは、第2係合爪24を径方向に案内する案内スロットとしての機能を果たしている。揺動部材32は、シーソー式のレバーとしての形態を有するものであるため、揺動部材32が揺動することで、第1係合爪22及び第2係合爪24の一方を径方向外方へ移動させ、他方を径方向内方へ移動させることができるが、ただしそればかりでなく、第2腕38が可撓性を有することから、この第2腕38が撓むことによって、第1係合爪22と第2係合爪24のうちの一方を移動させずに、他方だけを径方向に移動させることも可能となっている。尚、このような一方のみの移動を可能にするには、図示の実施例のように、第1腕36を剛体の腕とし、第2腕38を可撓性を有する腕とすることに限られず、第1腕36と第2腕38との少なくとも一方が可撓性を有しているようにすればよい。そうすれば、第1係合爪22が、揺動部材32が揺動するか又は第1腕36が撓むことによって略々径方向に移動可能で、また、第2係合爪24が、揺動部材32が揺動するか又は第2腕38が撓むことによって略々径方向に移動可能となる。
ばね突起48は、その先端が中央ブロック20に形成されている突起50(図3参照)に当接して常時撓んだ状態とされている。このばね突起48は、揺動部材32を一方の揺動方向へ常時付勢することによって、第1係合爪22を径方向外方へ常時付勢するための突起である。また、第1ストッパ突起44は、中央ブロック20の周壁部の内面と当接することによって、ばね突起48によって径方向外方へ常時付勢されている第1係合爪22が径方向外方へ突出し得る限度位置を規制するものである。また、第2ストッパ突起46は、これも中央ブロック20の周壁部の内面と当接することによって、第2係合爪24が径方向外方へ突出し得る限度位置を規制するものである。
以上の構成によって、揺動部材32は、第1係合爪22と第2係合爪24とを連動させて、第1係合爪22が径方向内方へ押し込まれたときに第2係合爪24を径方向外方へ付勢する機能を果たすものとなっている。
更に、個々の揺動部材32には、その揺動部材32と協働するねじりコイルばね52が装備されている(図3参照。ただし図3には、3個装備されているコイルばね52のうちの1個だけを示した)。このねじりコイルばね52は、第1係合爪22が径方向内方へ押し込まれたときに第2係合爪24が径方向外方へ付勢される付勢力の大きさを設定するスプリング機構として機能するものである。この付勢力の大きさは、第2腕38の寸法及び形状を適切に設計して第2腕38の弾性力を適宜定めることによっても設定可能であり、従って本発明は、ねじりコイルばね52を省略した構成とし得る可能性がある。しかしながら、ねじりコイルばね52を装備することによって、第2係合爪24の付勢力の設定がはるかに容易になるため、これを装備することが好ましい。
ねじりコイルばね52は、そのコイル部が、揺動部材32の中央軸支部34に形成されているボス部に嵌合されており、その一方の腕が、第1係合爪22の径方向内端に係合しており、その他方の腕がスプリング係合突起42に係合している。ねじりコイルばね52は、予荷重を付与して揺動部材32に装着してあり、その予荷重によって第1係合爪22とスプリング係合突起42とを夫々に径方向外方へ付勢している。そして、ねじりコイルばね52の他方の腕は、第1係合爪22が径方向内方へ押し込まれて揺動部材32が揺動したならば、第2係合爪24の径方向内端に係合することによって、スプリング係合突起42との係合が解消し、第2係合爪24を径方向外方へ付勢するようになる。
図5A〜図5Cは、夫々、図2A〜図2Cの状態に対応した揺動部材32の状態を示した図である。図5Aは、ディスク記録媒体がターンテーブルに装着される前の状態であって、第1係合爪22の先端は中央ブロック20の外周から径方向外方に突出しており、第2係合爪24の先端は中央ブロック20の外周の内部に収まっている。図5Bは、ディスク記録媒体がターンテーブルのディスク支持面に着座する直前の状態であって、第1係合爪22は中央ブロック20に押し込まれ、このとき第1係合爪22の先端及び第2係合爪24の先端は、ディスク記録媒体の中央円形孔の内周面に係合している(図2B参照)。また、図5Cは、ディスク記録媒体がディスク支持面に装着され、第2係合爪24によって保持されているときの状態であって、第1係合爪22は中央ブロック20に押し込まれているが、第2係合爪24の先端は中央ブロック20の外周から径方向外方に突出しており、このとき第2係合爪24の係合面30は、ディスク記録媒体の上面側における中央円形孔の縁部に係合している(図2C参照)。
図2C及び図5Cに示したように、第2係合爪24がディスク記録媒体16を保持する状態になったとき、ねじりコイルばね52の他端は、スプリング係合突起42ではなく第2係合爪24に係合しており、従って、第2係合爪24によるディスク記録媒体16の保持力は、ねじりコイルばね52の弾性力と揺動部材32の第2腕38の弾性力とによって得られている。そして、図示例では特に、前者の弾性力を後者の弾性力より大きくして、第2係合爪24によるディスク記録媒体16の保持力が、主としてねじりコイルばね52の弾性力によって決定されるようにしている。
中央円形孔を有するディスク記録媒体をターンテーブルのディスク支持面上に保持するための本発明の一実施例に係るチャッキング機構を備えたターンテーブルの斜視図である。 図1に示した中央ブロック、第1係合爪、及び第2係合爪をディスク記録媒体と共に示した断面図であり、ディスク記録媒体がターンテーブルに装着される前の状態を示した図である。 図1に示した中央ブロック、第1係合爪、及び第2係合爪をディスク記録媒体と共に示した断面図である。 図1に示した中央ブロック、第1係合爪、及び第2係合爪をディスク記録媒体と共に示した断面図である。 図1に示した中央ブロックを裏返してその内部を示した斜視図である。 図3の中央ブロックに内蔵されている揺動部材を取出して示した斜視図である。 図2Aの状態に対応した揺動部材の状態を示した図である。 図2Bの状態に対応した揺動部材の状態を示した図である。 図2Cの状態に対応した揺動部材の状態を示した図である。 従来のチャッキング機構の斜視図である。 図6に示した中央ブロックを裏返してその内部を示した斜視図である。 図6に示した中央ブロック及び係合爪をディスク記録媒体と共に示した断面図である。
符号の説明
10……チャッキング機構、12……ターンテーブル、14……ディスク記録媒体の中央円形孔、16……ディスク記録媒体、18……ディスク支持面、20……中央ブロック、22……第1係合爪、24……第2係合爪、28……第1係合爪の係合面、30……第2係合爪の係合面、32……揺動部材。

Claims (8)

  1. 中央円形孔を有するディスク記録媒体をターンテーブルのディスク支持面上に保持するためのチャッキング機構において、
    前記ターンテーブルの回転軸心に対して略々径方向に移動可能に前記ターンテーブルに設けられ、ディスク記録媒体を前記ターンテーブルの前記ディスク支持面に装着するときディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合することで作動させられる複数の第1係合爪と、
    前記ターンテーブルの回転軸心に対して略々径方向に移動可能に前記ターンテーブルに設けられ、前記第1係合爪が作動させられたときに、それに連動して前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向外方へ付勢され、前記ターンテーブルの前記ディスク支持面に装着されたディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合することで、そのディスク記録媒体を前記ターンテーブルの前記ディスク支持面へ押圧保持する複数の第2係合爪と、
    を備えたことを特徴とするチャッキング機構。
  2. 中央円形孔を有するディスク記録媒体をターンテーブルのディスク支持面上に保持するためのチャッキング機構において、
    前記ターンテーブルの回転軸心に対して略々径方向に移動可能に前記ターンテーブルに設けられ、その径方向外端がディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合可能であり、前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向外方へ付勢されている複数の第1係合爪と、
    前記ターンテーブルの回転軸心に対して略々径方向に移動可能に前記ターンテーブルに設けられ、その径方向外端がディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合可能であり、前記第1係合爪と連動して、前記第1係合爪が前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向内方へ押し込まれたときに前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向外方へ付勢される複数の第2係合爪とを備え、
    前記第1係合爪の径方向外端には、ディスク記録媒体が前記ディスク支持面に装着される際、そのディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合することで、前記第1係合爪を径方向内方へ押し込む力を発生させる係合面が形成されており、
    前記第2係合爪の径方向外端には、前記ターンテーブルの前記ディスク支持面に装着されたディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合することで、そのディスク記録媒体を前記ターンテーブルの前記ディスク支持面へ押圧保持する力を発生させる係合面が形成されており、
    ディスク記録媒体を前記ディスク支持面に装着する際、前記第1係合爪がそのディスク記録媒体の中央円形孔の縁部により前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向内方へ押し込まれ、そのディスク記録媒体の前記ディスク支持面への装着動作が完了したとき前記第2係合爪がそのディスク記録媒体を前記ターンテーブルの前記ディスク支持面上に保持するようにした、
    ことを特徴とするチャッキング機構。
  3. 中央円形孔を有するディスク記録媒体をターンテーブルのディスク支持面上に保持するためのチャッキング機構において、
    前記ターンテーブルの回転軸心に対して略々径方向に移動可能に前記ターンテーブルに設けられ、その径方向外端がディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合可能な複数の第1係合爪と、
    前記ターンテーブルの回転軸心に対して略々径方向に移動可能に前記ターンテーブルに設けられ、その径方向外端がディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合可能な複数の第2係合爪とを備え、
    前記第1係合爪の径方向外端には、ディスク記録媒体が前記ディスク支持面に装着される際、そのディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合することで、前記第1係合爪を径方向内方へ押し込む力を発生させる係合面が形成されており、
    前記第2係合爪の径方向外端には、前記ターンテーブルの前記ディスク支持面に装着されたディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合することで、そのディスク記録媒体を前記ターンテーブルの前記ディスク支持面へ押圧保持する力を発生させる係合面が形成されており、
    更に、前記第1係合爪を前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向外方へ付勢する付勢機構と、前記第1係合爪と前記第2係合爪とを連動させて、前記第1係合爪が前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向内方へ押し込まれたときに前記第2係合爪を前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向外方へ付勢する連動付勢機構とを備え、
    ディスク記録媒体を前記ディスク支持面に装着する際、前記第1係合爪がそのディスク記録媒体の中央円形孔の縁部により前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向内方へ押し込まれ、そのディスク記録媒体の前記ディスク支持面への装着動作が完了したとき前記第2係合爪がそのディスク記録媒体を前記ターンテーブルの前記ディスク支持面上に保持するようにした、
    ことを特徴とするチャッキング機構。
  4. 中央円形孔を有するディスク記録媒体をターンテーブルのディスク支持面上に保持するためのチャッキング機構において、
    前記ターンテーブルの中央に該ターンテーブルの回転軸心と同心的に設けられ、ディスク記録媒体の中央円形孔に嵌合する中央ブロックと、
    前記中央ブロックに揺動可能に支持され、前記ターンテーブルの回転軸心から等距離の位置に周方向に間隔を置いて配設された複数の揺動部材とを備え、
    前記揺動部材は、中央軸支部と、第1腕を介して前記中央軸支部に連結した第1係合爪と、第2腕を介して前記中央軸支部に連結した第2係合爪とを備えており、該揺動部材は、前記中央軸支部において前記ターンテーブルの回転軸心と平行な揺動軸心の回りに揺動可能に軸支されており、前記第1係合爪と前記第2係合爪とは前記中央軸支部を間に挟んで前記ターンテーブルの回転軸心に対する周方向の互いに反対側に位置しており、
    前記揺動部材の前記第1腕と前記第2腕との少なくとも一方が可撓性を有しており、それによって、前記第1係合爪は、前記揺動部材が揺動するか又は前記第1腕が撓むことによって前記ターンテーブルの回転軸心に対して略々径方向に移動可能であり、また、前記第2係合爪は、前記揺動部材が揺動するか又は前記第2腕が撓むことによって前記ターンテーブルの回転軸心に対して略々径方向に移動可能であり、
    前記揺動部材は更に、該揺動部材を一方の揺動方向へ付勢することによって前記第1係合爪を前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向外方へ付勢する付勢機構を備えており、以上の構成によって、前記揺動部材は、前記第1係合爪と前記第2係合爪とを連動させて、前記第1係合爪が前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向内方へ押し込まれたときに前記第2係合爪を前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向外方へ付勢するようにしており、
    前記第1係合爪は、その径方向外端が、前記中央ブロックの外周から径方向外方へ突出可能であってディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合可能であり、前記第1係合爪の径方向外端には、ディスク記録媒体が前記ディスク支持面に装着される際、ディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合することで、前記第1係合爪を径方向内方へ押し込む力を発生させる係合面が形成されており、
    前記第2係合爪は、その径方向外端が、前記中央ブロックの外周から径方向外方へ突出可能であってディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合可能であり、前記第2係合爪の径方向外端には、前記ターンテーブルの前記ディスク支持面に装着されたディスク記録媒体の中央円形孔の縁部と係合することで、そのディスク記録媒体を前記ターンテーブルの前記ディスク支持面へ押圧保持する力を発生させる係合面が形成されており、
    ディスク記録媒体を前記ディスク支持面に装着する際、前記第1係合爪がそのディスク記録媒体の中央円形孔の縁部により前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向内方へ押し込まれ、そのディスク記録媒体の前記ディスク支持面への装着動作が完了したとき前記第2係合爪がそのディスク記録媒体を前記ターンテーブルの前記ディスク支持面上に保持するようにした、
    ことを特徴とするチャッキング機構。
  5. 前記揺動部材が、前記中央軸支部、前記第1腕、前記第2腕、前記第1係合爪、及び前記第2係合爪が一体に形成された樹脂製のワンピース成形品であることを特徴とする請求項記載のチャッキング機構。
  6. 前記揺動部材に、前記第1係合爪が前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向内方へ押し込まれたときに前記第2係合爪が前記ターンテーブルの回転軸心に対して径方向外方へ付勢される付勢力の大きさを設定するスプリング機構が備えられていることを特徴とする請求項のチャッキング機構。
  7. 前記スプリング機構が、前記揺動部材と協働するねじりコイルばねを含んでいることを特徴とする請求項記載のチャッキング機構。
  8. 請求項1乃至7の何れか1項記載のチャッキング機構を備えたことを特徴とするディスクドライブ装置。
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