JP3847101B2 - X線ct装置及び方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はX線CT装置及び方法に関し、更に詳しくは、X線管と、チャネル方向に並ぶ多数のX線検出素子が被検体体軸方向の複数列に配列されてなるX線検出器(マルチディテクタ)とが、被検体を挟んで相対向し、X線検出器の検出信号に基づき被検体のCT断層像を再構成するX線CT装置及び方法に関する。
【0002】
この種のX線CT装置では、1回のスキャンでマルチディテクタから複数列分の投影データが一挙に得られるため、X線CT撮影のスピードアップが図られる。しかし、スキャン(投影)データの収集方式(即ち、被検体のスライスパターン)が固定的であるため、様々な医療目的の撮影に柔軟に対処できず、改善が望まれる。
【0003】
【従来の技術】
図17は従来のX線CT装置の要部構成図で、該装置は大きく分けて、X線ファンビームXLFBにより被検体100のアキシャル/ヘリカルスキャン・読取を行う走査ガントリ部30と、被検体100を載せて体軸CLbの方向に移動させる撮影テーブル20と、これらを制御すると共に撮影技師等が操作をする遠隔の操作コンソール部10とから構成される。
【0004】
走査ガントリ部30において、40は回転陽極型のX線管、150はX線の体軸方向の照射幅を制限するコリメータ、50Aはコリメータ50のスリット幅wを制御するコリメータ制御部、70はチャネルCH方向に並ぶ多数(n=1000程度)のX線検出素子が体軸方向の例えば4列L1〜L4に配列されているX線検出器(マルチディテクタ)、80’はX線検出器70の各チャネル検出信号に基づき被検体の投影データg(X,θ)を生成し、収集するデータ収集部(DAS)、そして、30Aは上記X線撮影系(以下、単にガントリとも称す)の回転制御を行う回転制御部である。なお、走査ガントリ部30に固定されたx,y,z座標軸を付記する。ここで、z軸は体軸CLbの方向と一致する。
【0005】
操作コンソール部10において、11はX線CT装置の主制御・処理(スキャン計画,スキャン制御,CT断層像の再構成処理等)を行う中央処理装置、13はスキャン計画やスキャン・再構成されたCT断層像等を表示する表示装置(CRT)、14は中央処理装置11と走査ガントリ部30及び撮影テーブル20との間で各種制御信号C1,C2やモニタ信号のやり取りを行う制御インタフェース、15はデータ収集部80’からの投影データを蓄積するデータ収集バッファである。
【0006】
動作を概説すると、X線管40からのX線ファンビームXLFBは被検体100を透過してX線検出器70の各検出列L1〜L4に一斉に入射する。データ収集部80’は各検出列L1〜L4の各チャネル検出信号電流を積分及びA/D変換して対応する投影データg1(X,θ)〜g4(X,θ)を生成し、これらをデータ収集バッファ15に格納する。次いで、ガントリが僅かに回転した各ビュー角θで上記同様の投影を行い、こうしてガントリ1回転分の投影データを収集・蓄積する。
【0007】
更に、アキシャル/ヘリカルスキャン方式に従って撮影テーブル20を被検体100の体軸方向に間欠的/連続的に移動させ、こうして被検体の所要撮影領域についての全投影データを収集・蓄積する。そして、中央処理装置11は上記スキャン動作と並行して、又はスキャン動作の終了後に、得られた投影データに基づき被検体100のCT断層像を再構成し、これを表示装置13に表示する。
【0008】
挿入図(a)に従来のコリメータ150の平面図を示す。このコリメータ150は、z軸と垂直に設けた2枚の平行スリット板150a,150bが2枚のリンク152a,152bと平行四辺形をなすように四隅のピン154で回動自在に止められており、かつリンク152a,152bがその中心線CL上で各支軸153a,153bにより夫々回動自在に軸支された構造を備えている。この状態で、リンク152bの支軸153bをギヤードモータ155で左右に回動させることにより、z軸方向のスリット幅wをその中心線CLを境とする前後対称に変更可能となっている。また、このスリット幅wの中心線CLはX線検出器列の中心線CLdと位置対応している。
【0009】
また、従来のデータ収集部80’は、各チャネル検出信号電流をその検出列方向に合成(加算)可能なスイッチユニット(SWU)81’と、スイッチユニット81’の出力の各チャネル合成電流を夫々に積分及びA/D変換して4系統分の投影データg1(X,θ)〜g4(X,θ)を生成可能なデータ収集ユニット(DAS1〜DAS4)とを備え、各チャネル検出信号電流を必要なスライス幅に応じてその検出列方向に合成することにより、以下に述べるような、X線検出列の中心線CLdを境としてその前後に対称でかつ異なるスライス幅のCT断層像を再構成可能となっている。以下、異なるスライス幅を実現するための従来のスキャン(投影)データ収集方式を具体的に説明する。
【0010】
図18は従来のデータ収集方式を説明する図で、図18(A)は検出列L1〜L4の各チャネル検出信号電流i1〜i4を列方向に合成しないで、夫々をDAS1〜DAS4で薄いスライス幅の投影データS1〜S4に変換する場合を示している。従って、1回のスキャンで4枚の薄いスライス幅のCT断層像を再構成でき、このデータ収集方式は、被検体の精密組織(頭部,患部等)の撮影を行うのに適している。
【0011】
図18(B)は、予めSWU81’で各検出列L1,L2及びL3,L4の各チャネル検出信号電流i1,i2及びi3,i4を夫々加算(合成)して後、これらを例えばDAS1,DAS3で比較的厚いスライス幅の投影データS1,S2に変換する場合を示している。従って、1回のスキャンで2枚の比較的厚いスライス幅のCT断層像を再構成でき、このデータ収集方式は、被検体の比較的広い撮影領域(胸部,腹部等)における疾患の有/無をある程度精密に検査するのに適している。
【0012】
図18(C)は、予めSWU81’で全検出列L1〜L4の各チャネル検出信号電流i1〜i4を加算(合成)して後、これを例えばDAS1で厚いスライス幅の投影データS1に変換する場合を示している。従って、1回のスキャンで1枚の厚いスライス幅のCT断層像を再構成でき、このデータ収集方式は、被検体の広い撮影領域(胸部〜腹部等)における疾患の有/無を大まかに検査するのに適している。上記何れにしても、1回のスキャンで4検出列分の撮影が行え、X線CT撮影のスピードアップが図られる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の如く撮影パターンが対称的かつ固定的なものであると、様々な医療目的の撮影に柔軟に対処できない。即ち、今、被検体の胸部から腹部にかけて疾患の有/無を大まかに検査したい要求と、要部組織を精密に検査したい要求とがあったとすると、上記従来方式でこの要望に応えるためには、まず図18(C)の撮影パターンで被検体の胸部から腹部に至る隙間の無い撮影を行い、次に図18(A)の撮影パターンで同被検体の要部の精密撮影を行う必要があるため、このような2度の撮影に時間を要するばかりか、被検体が過剰被曝となる恐れもあった。
【0014】
また、上記従来の如く各X線検出素子のチャネル検出信号(電流)をそのまま列方向に合成(加算)する方式であると、あるチャネル検出信号につき異なるスライス幅の投影データを同時に取得できない。即ち、例えば図18(C)の投影データS1を取得するときは、同時に図18(B)又は(A)の各投影データS1,S2又はS1〜S4を取得できない。また図18(B)の投影データS1,S2を取得するときは、同時に図18(A)の投影データS1〜S4を取得できない。
【0015】
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的とする所は、1回のスキャンで多様なスライス幅(スライスパターン)の投影データを能率良く取得可能なX線CT装置及び方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は例えば図1の構成により解決される。即ち、本発明(1)のX線CT装置は、X線管40と、チャネル方向に並ぶ多数のX線検出素子が被検体体軸方向の複数列に配列されてなるX線検出器70とが、被検体100を挟んで相対向し、X線検出器の検出信号に基づき被検体のCT断層像を再構成するX線CT装置において、X線検出器70の各チャネル検出信号を複製し、複数のグループa,b等に分配する信号複製手段81aと、前記分配された各グループの複製信号をチャネル毎の検出列方向に各任意のパターンで合成可能な信号合成手段81bと、前記合成された各グループのチャネル合成信号をチャネル毎の投影データに変換してチャネル方向に収集するデータ収集手段82とを備えるものである。
【0017】
本発明(1)によれば、X線検出器70の各チャネル検出信号を複製し、複数のグループに分配する構成により、あるチャネル検出信号につき異なるスライス幅(スライスパターン)の投影データを同時に取得可能となる。即ち、例えば上記図18(C)の投影データS1を取得するときでも、同時に図18(B)又は(A)の各投影データS1,S2又はS1〜S4を取得できる。また本発明(1)によれば、各グループa,b等の各複製信号を各任意のパターンで合成可能とする構成により、1回のスキャンで多様なスライス幅(スライスパターン)の投影データを同時に能率良く取得でき、よって様々な医療目的に従う撮影の要望に柔軟に対処できる。
【0018】
なお、上記異なるスライス幅とは、各チャネル複製信号が検出列の方向に連続した態様で合成された場合を表し、またスライスパターンとは、各チャネル複製信号が検出列の方向に非連続の(隙間を有する)態様で合成された場合を表す。
【0019】
また本発明(2)のX線CT装置は、上記前提となるX線CT装置において、例えば図15に示す如く、X線検出器70の各チャネル検出信号を複製し、複数のグループG1〜G3等に分配する信号複製手段81aと、前記分配された各グループの複製信号をチャネル毎の検出列方向に各所定のパターンで合成する信号合成手段81bと、前記合成された各グループのチャネル合成信号をチャネル毎の投影データに変換してチャネル方向に収集するデータ収集手段82とを備えるものである。
【0020】
本発明(2)によれば、チャネル合成信号のスライス幅(スライスパターン)の種類は限られるが、簡単な構成の信号複製手段81a及び信号合成手段81bにより、1回のスキャンで多様なスライス幅(スライスパターン)の投影データを同時に能率良く取得できる。
【0021】
また本発明(3)のX線CT装置は、上記前提となるX線CT装置において、例えば図16に示す如く、X線検出器70の各チャネル検出信号を複製し、複数のグループG1〜G6等に分配する信号複製手段81aと、前記分配された各グループの複製信号をチャネル毎の検出列方向に各所定のパターンで合成する信号合成手段81bと、前記合成された各グループのチャネル合成信号を更に選択する信号選択手段81cと、前記選択された各グループのチャネル合成信号をチャネル毎の投影データに変換してチャネル方向に収集するデータ収集手段82とを備えるものである。
【0022】
本発明(3)によれば、比較的簡単な構成の信号複製手段81a及び信号合成手段81bにより、予め多種類のスライス幅(スライスパターン)のチャネル合成信号を形成可能であると共に、これらを信号選択手段81cで選択する構成により、1回のスキャンで多様なスライス幅(スライスパターン)の投影データを同時に能率良く取得できる。
【0023】
好ましくは本発明(4)においては、上記本発明(1)〜(3)において、例えば図10(B)に示す如く、前記収集された各グループの投影データをチャネル毎の検出列方向に合成するデータ処理手段(CPU)を更に備える。
【0024】
本発明(4)によれば、スキャン時に得られた元となる多様なスライス幅(スライスパターン)の各投影データを基に、更に異なるスライス幅(スライスパターン)の投影データをデータ処理手段により追加合成可能であり、よって1回のスキャンで多様なスライス幅(スライスパターン)の投影データを実質的に同時に能率良く取得できる。
【0025】
また好ましくは本発明(5)においては、上記本発明(1)〜(3)において、例えば図3に示す如く、前記データ収集手段82のデータを基にCT断層像の画像再構成を行う画像再構成手段(CPU11aに相当)を備える。
【0026】
本発明(5)によれば、データ収集手段82によって多様なスライス幅(スライスパターン)の各投影データをハードウェア的に高速に収集できると共に、画像再構成手段(CPU11a)は専ら本来の画像再構成処理に専念でき、よってCPUの処理負担が大幅に軽減される。
【0027】
また好ましくは本発明(6)においては、上記本発明(1)〜(3)において、例えば図12に示す如く、X線検出器70は、チャネル方向に並ぶ多数のX線検出素子が被検体体軸方向の複数列に同一の検出幅で配列されている。
【0028】
また好ましくは本発明(7)においては、上記本発明(1)〜(3)において、例えば図13に示す如く、X線検出器70は、チャネル方向に並ぶ多数のX線検出素子が被検体体軸方向の複数列に異なる検出幅で配列されている。
【0029】
また好ましくは本発明(8)においては、上記本発明(1)〜(3)において、例えば図4に示す如く、信号複製手段81aは、X線検出素子のチャネル検出信号電流を同一又は一定の比で複製する電流ミラー回路を備える。従って、チャネル件室信号電流基準となる参照電流に同一又は比例する1又は2以上の複製電流を効率よく生成できる。
【0030】
また好ましくは本発明(9)においては、上記本発明(1)において、例えば図4に示す如く、信号合成手段81bは、グループ毎の各複製信号を外部の制御信号により個々にON/OFF制御する複数のスイッチ手段と、グループ毎の前記各スイッチ手段の出力信号を合成する信号合成回路とを備える。従って、任意合成パターンの合成信号を容易に形成できる。
【0031】
また好ましくは本発明(10)においては、上記本発明(3)において、例えば図16に示す如く、信号選択手段81cは、グループ毎の各チャネル合成信号を外部の制御信号により個々にON/OFF制御する複数のスイッチ手段と、グループ毎の前記各スイッチ手段の出力信号を合成する信号合成回路とを備える。従って、任意合成パターンの合成信号を容易に選択、更には合成できる。
【0032】
また好ましくは本発明(11)においては、上記本発明(1)において、例えば図14に示す如く、k列の検出列を有するX線検出器70と、夫々にk/m列分の検出列の信号処理を実行可能な信号複製手段と信号合成手段の組からなるm(≧2)個の信号複製・合成ユニット81a,81b等とを備え、前記X線検出器のk列分の検出列の信号処理を前記m個の信号複製・合成ユニットで並列に処理するように構成したものである。
【0033】
本発明(11)によれば、基準となる信号複製・合成ユニット81a,81b等を複数並列に設けることで、多数の検出列を有するX線検出器70にも本発明を容易に適用できる。
【0034】
また好ましくは本発明(12)においては、上記本発明(1)〜(3)において、例えば図1に示す如く、X線管40とX線検出器70との間に介在して被検体体軸方向のX線ビーム幅を該X線検出器の体軸CLb方向における中心(CLd)の両側に非対称に変更可能なコリメータ手段50を備えるものである。
【0035】
また好ましくは本発明(13)においては、上記本発明(12)において、例えば図2に示す如く、コリメータ手段50は、被検体体軸方向のX線ビーム幅を制限する2枚の平行スリット板50a,50bを備え、各スリット板とX線検出器の体軸方向における中心CLd上に想定した線との間に形成される各スリット幅wa,wbが夫々独立して変更可能に構成されている。
【0036】
また好ましくは本発明(14)においては、上記本発明(1)〜(3)において、例えば図6に示す如く、スキャン計画の情報を表示する表示手段13Aを更に備え、予め行うスキャン計画で設定された検出列方向の合成パターンに従って対応する被検体スライス位置及び又はスライス幅のマーカ情報S1,S2等を表示手段に表示するものである。従って、技師等は、異なるスライス幅(スライスパターン)を想定した複雑なスキャン計画(パラメータ)を容易に設定・確認できる。
【0037】
また本発明(15)の投影データ収集方法は、上記前提となるX線CT装置の投影データ収集方法において、X線検出器の各チャネル検出信号を複製して複数のグループに分配すると共に、各グループの複製信号をチャネル毎の検出列方向に各任意のパターンで合成して各系統の投影データを生成し、あるチャネル検出信号に基づき異なるスライス幅の投影データを同時に収集するものである。
【0038】
また本発明(16)のX線CT撮影方法は、上記本発明(1)又は(3)に記載のX線CT装置を使用したX線CT撮影方法であって、予めスキャン計画時に各チャネル検出信号の検出列方向への合成パターンを指定する工程と、続くスキャン時に前記指定された合成パターンに従って各チャネル検出信号の検出列方向への合成を行い、各対応するスライスパターンの投影データを生成・収集する工程とを備えるものである。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に好適なる複数の実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。
【0040】
図2は実施の形態によるX線CT装置の要部構成図で、図において、30は
走査ガントリ部、50はX線の体軸方向の照射幅を非対称に制限可能なコリメータ、50Aはコリメ−タ制御部、70はX線検出器(マルチディテクタ)、80はX線検出器70の検出信号に基づき被検体の投影データg1(X,θ),g2(X,θ)を生成し、収集するデータ収集部(DAS)、11はX線CT装置の主制御・処理を行う中央処理装置、11aはそのCPU、11bはCPU11aが使用するRAM,ROM等からなる主メモリ(MM)、16はデータ収集バッファ15からの投影データを蓄積・格納すると共に、X線CT装置の制御・運用に必要な各種アプリケーションプログラムや各種演算・補正用のデータファイル等を格納している二次記憶装置(ハードディスク装置等)である。その他の構成については、上記図17で述べたものと同様で良い。
【0041】
挿入図(a)に一例のコリメータ50の平面図を示す。このコリメータ50は、その一方では、z軸と直角方向に想定した中心線CLと、これに平行に設けたスリット板50aとが、2枚のリンク52a,52bと平行四辺形をなすように2つのピン54a,54bと、共通の2つの支軸53a,53bとにより回動自在に止められており、かつリンク52bの端部をギヤードモータ55aの回転軸に固定された偏心カム56aと該カム56aに連動するリンク機構部57aとにより往復動駆動することで、スリット板50aが中心線CLとなすz軸方向のスリット幅waを独立に変更可能となっている。
【0042】
またその他方では、中心線CLと、これに平行に設けたスリット板50bとが、2枚のリンク52c,52dと平行四辺形をなすように2つのピン54c,54dと、共通の2つの支軸53a,53bとにより回動自在に止められており、かつリンク52dの端部をギヤードモータ55bの回転軸に固定された偏心カム56bと該カム56bに連動するリンク機構部57bとにより往復動駆動することにより、スリット板50bが中心線CLとなすz軸方向のスリット幅wbを独立に変更可能となっている。
【0043】
また、コリメータ50に想定した中心線CLはX線検出器列の中心線CLdと位置対応しており、従って、各スリット板50a,50bを独立に制御することで、X線検出器70上に照射される体軸方向のX線ビーム幅(wa,wbに対応)を、中心線CLdを境とする前後に非対称に変更可能となる。これにより、被検体100に対しては常に必要最小限のX線を曝射可能となり、被検体100の過剰被曝を有効に回避できる。
【0044】
図3は実施の形態によるデータ収集・演算系の構成を示す図で、X線検出器70のk列分のチャネル検出信号に基づき任意スライス幅(スライスパターン)のm系列分の各投影データを同時に収集可能な一般的な構成を示している。データ収集部80において、81はX線検出器70の各チャネル検出信号を複製すると共に、該複製された信号を検出列方向に任意パターンで合成可能なスイッチユニット(SWU)であり、詳細は図4に従って後述する。821〜82mはSWU81の出力の各合成信号に基づき夫々に投影データを生成・収集するデータ収集ユニットDAS1〜DASmである。
【0045】
今、DAS1の信号処理に着目すると、入力のチャネル検出(合成)信号電流IB1はミラー積分器IG1で積分され、透過線量に比例する信号電圧V1に変換される。この電圧は必要ならアンプA1で増幅され、更に所定のタイミングでサンプルホールド回路SH1によりサンプルホールドされる。以上はチャネルCH2〜CHnの各信号処理についても同様である。更に、サンプルホールド回路SH1〜SHnの各出力信号はチャネル信号マルチプレクサCMXでマルチプレクスされ、更にA/D変換器A/DでA/D変換される。以上はデータ収集ユニットDAS2〜DASmの各信号処理でも同様である。更に、データ収集ユニットDAS1〜DASmの各出力データは列データマルチプレクサLMXでマルチプレクスされ、得られた一連の投影データ(スキャンデータ)はデータ収集バッファ15に一時的に蓄積される。
【0046】
係る構成により、CPU11aは、予めスキャン計画で設定されたスキャンパラメータ(スライス幅,スライスパターン)の情報に従い、スイッチユニット81に対して複製信号の合成パターンを設定制御する。しかる後、スキャンを行うことで所望のスライス幅(スライスパターン)の投影データが得られる。以下、本発明によるスキャン(投影)データ収集方式のいくつかの例を具体的に説明する。
【0047】
図4は第1の実施の形態によるデータ収集方式を説明する図で、4列分のチャネル検出信号に基づき任意スライス幅(スライスパターン)の2系統分の投影データを同時に収集可能な場合を示している。図にX線検出器70のあるチャネル検出素子を列方向に見た場合の断面図を示す。L1〜l4は検出列であり、その中心線CLdを境にして体軸方向の前後対称に展開するX線ファンビームXLFB1〜XLFB4が一斉に照射されている。
【0048】
X線検出器70は、表面のシンチレータ層71と、裏面のフォトダイオード層72とを含み、各層は画素毎(即ち、列毎及びチャネル毎)に分割されている。シンチレータ71は、例えば光散乱の少ないヨウ化セシウムCsIを蛍光体とし、被検体を透過したX線を光(X線フォトン)に変換する。フォトダイオード(PD)72は前記変換された光を電荷(電流)に変換する。
【0049】
スイッチユニット81は、X線検出器70のチャネル検出信号を複製・分配する信号複製部81aと、前記複製された各チャネル検出信号をその検出列方向に任意のパターンで合成(加算)可能な信号合成部81bとを含む。
【0050】
一例の信号複製回路は、特性均一なトランジスタQ1〜Q3で構成された電流ミラー回路からなっており、Q1にチャネル検出信号電流(参照電流)i1が流れると、Q2,Q3にも夫々に同一(又は比例)の複製電流i1,i1が流れる。この場合のトランジスタQ2,Q3は共に定電流源として作用するため、その負荷側がどのように接続(合成)されても、もとの参照電流i1及びその複製電流i1,i1には影響を与えない。即ち、各複製電流i1,i1を独立に分配できる。
【0051】
一方、信号合成部81bには、入力の各ラインに直列に設けたスイッチS1〜S4と、各ラインで選択された複製電流i1〜i4を合成(加算)可能な導体パターン回路とからなる基本単位の合成回路がm(この例では2)回路分設けられている。
【0052】
係る構成により、フォトダイオードPD1の逆バイアスされたpn接合に光が入射すると、透過線量に比例した光電流i1が流れ、これがトランジスタQ2,Q3で複製され、独立に分配される。PD2〜PD4についても同様である。更に、これらの内の一方のグループの各複製電流i1〜i4をスイッチS1a〜S4aで所望に選択・合成することにより、任意スライス幅(スライスパターン)に対応する合成電流IB1aを生成し、これをデータ収集ユニットDAS1で投影データg1(X,θ)に変換する。また、これらの内の他方のグループの各複製電流i1〜i4をスイッチS1b〜S4bで所望に選択・合成することにより、任意スライス幅(スライスパターン)に対応する合成電流IB1bを生成し、これをデータ収集ユニットDAS2で投影データg2(X,θ)に変換する。従って、簡単な構成により任意スライス幅(スライスパターン)の2系統の投影データg1(X,θ),g2(X,θ)が同時に得られ、これらを同時にCT再構成できる。
【0053】
なお、上記トランジスタQ1〜Q3による電流ミラー回路を示したがこれに限らない。電流ミラー回路は電界効果トランジスタFETで構成しても良い。またトランジスタ(又はFET)の数を増すことで複製・分配される電流の数を任意に増せる。またこれに伴い、信号合成回路81b及びDASの数を増すことで、同時に得られる任意スライス幅(スライスパターン)の数も増せる。
【0054】
また、上記チャネル検出信号電流を複製・分配する場合を述べたがこれに限らない。チャネル検出信号電圧を複製・分配するように構成しても良い。
【0055】
次に、係る構成によるX線CT撮影の動作を説明する。図5は実施の形態によるX線CT撮影処理のフローチャートで、CPU11aにより実行される。好ましくは、事前に被検体100のスカウトスキャン(レントゲン撮影に相当)を行った後、この処理に入る。ステップS11では、技師が続く被検体100のアキシャル/ヘリカルスキャンのためのスキャンパラメータを設定する。
【0056】
図6に実施の形態におけるスキャンパラメータ設定処理のイメージを示す。事前のスカウトスキャンの終了後、表示画面13Aには続くアキシャル/ヘリカルスキャンのためのスキャンパラメータ設定画面13aが表示され、技師はは、必要なスキャンパラメータをマウス等でクリック入力又はキー入力する。被検体のCT断層イメージQを取得するための一例のスキャン計画は、以下の如く、2通りのスキャン方法(スライス幅,スライスパターン)S1,S2の指定により設定可能である。
「スキャン計画S1」
スキャンタイプ[Scan Type]=アキシャルスキャン
体軸上のスキャン開始位置[Start Loc]=z1
体軸上のスキャン終了位置[End Loc]=z10
スキャン枚数[NO.of Images]=10枚
被検体のスライス厚[Thick]=1mm
スキャンタイム[Sec]=1秒/ガントリ1回転
X線管の管電圧[kV]=120kV
X線管の管電流[mA]=280mA
「スキャン計画S2」
被検体のスライス厚[Thick]=3mm
更に、このスキャン設定画面上で技師が[Show Localizer]アイコンをクリックすると、表示画面13Aのイメージ表示エリア13bには図示のような被検体100のスカウト像100Aが表示され、その上に各スライス位置を示す線(カットライン)が重ねて表示される。図中の太実線はスキャン計画S1の開始及び終了位置、また点線は中間の各スライス位置を夫々表す。このとき、スライス厚=1mmであることが、対応する線幅で表される。また、このスキャン計画S1の下欄に表示された各マーク「□」は、スキャン計画S2の開始〜終了の各スライス位置を表す。このとき、スライス厚=3mm(S1の1mm+前後1mm)であることが、対応するマーク「□」の表示位置及び幅で表される。
【0057】
好ましくは、例えば図示の如く、イメージ表示エリア13bの一部に、X線検出器70の全検出列分の表示(点線表示)と共に、スライス幅S1とスライス幅S2の位置対応関係を精密に拡大表示する。従って、技師は同時に実行される2つのスキャン計画を明瞭に把握できる。また、この場合の技師はイメージ表示エリア13b上のスカウト像100Aを見ることで、カットライン等を確認し、かつ必要ならマウスやキーボードを使用することで、スキャン計画S1,S2を所望に変更可能である。
【0058】
図5に戻り、ステップS12では技師による確認「CONFIRM」ボタンの入力を待ち、やがて、「CONFIRM」ボタンが入力されると、ステップS13では上記設定されたスキャンパラメータに従って撮影準備を開始する。即ち、コリメータ50を指定のスリット幅w(対称/非対称)に設定する。また、信号合成部81bのスイッチ接続をスキャン計画S1,S2に各対応するスライス幅(スライスパターン)に設定する。他にも、X線管40を立ち上げ、かつガントリを回転させ、そして、被検体100を所定のスキャニング位置に搬送する。
【0059】
やがて、スキャン準備完了すると、ステップS14では被検体100のスキャン・読取を行う。ステップS15では被検体100の投影データを収集・蓄積する。ステップS16では所要撮影領域のスキャン完了か否かを判別し、完了でない場合はステップS14に戻る。こうして、やがてスキャン完了すると、ステップS17では予め設定されたリコンパラメータ(P−Recon)に従って被検体100のX線CT断層像を再構成(リコン)する。ステップS18では得られたX線CT断層像を表示装置13に表示する。
【0060】
次に、いくつかの典型的な投影データの収集パターンを具体的に説明する。図7〜図11は第1の実施の形態におけるデータ収集パターンを説明する図(1)〜(5)で、図7は検出列1列分の薄いスライス幅の投影データS1と検出列4列分の厚いスライス幅の投影データS2とを同時に収集する場合を示している。図7(A)において、グル−プaのスイッチS1aのみをONにすることで、検出列L1の位置対応に薄いスライス幅の投影データS1が得られる。また、グル−プbのスイッチS1b〜S4bを共にONにすることで、検出列L1〜L4の各チャネル検出信号が合成(加算)された厚いスライス幅の投影データS2が得られる。この場合でも、検出列L1のチャネル検出信号電流は、信号複製部81aで複製・分配されているため、その一方を単独でS1に使用し、かつその他方をS2に合成して使用する事が容易に可能となる。なお、この場合に、グループbのチャネル合成信号が増加する(例えば単一の場合の約4倍になる)ことは、CPU11aにおいて既知のことであるから、CPU11aは後に検出感度の適正な調整(平均化等)を容易に行える。
【0061】
図7(B)において、上記グル−プaのスイッチS1aのみのONに代えて、スイッチS2aのみをONにすることで、厚いスライス幅の投影データS2の略中央部に薄いスライス幅の投影データS1が同時に得られる。
【0062】
図7(C)において、上記同様にしてグル−プaのスイッチS3a又はS4aのみをONにすることで、対応する各データ収集パターンが得られる。
【0063】
図8は検出列2列分の比較的薄いスライス幅の投影データS1と検出列4列分の厚いスライス幅の投影データS2とを同時に収集する場合を示している。図8(A)において、グル−プaのスイッチS1a,S2aのみをONにすることで、検出列L1,L2の各チャネル検出信号が合成(加算)された比較的薄いスライス幅の投影データS1が得られる。またグル−プbの投影データS2については上記と同様である。
【0064】
図8(B)において、上記グル−プaのスイッチS1a,S2aのみのONに代えて、スイッチS2a,S3aのみをONにすることで、厚いスライス幅の投影データS2の丁度中央部に比較的薄いスライス幅の投影データS1が同時に得られる。
【0065】
図8(C)において、上記同様にしてグル−プaのスイッチS3a,S4aのみをONにすることで、対応するデータ収集パターンが得られる。
【0066】
図9は検出列1列分の薄いスライス幅の投影データS1と検出列3列分の比較的厚いスライス幅の投影データS2とを同時に収集する場合を示している。図9(A)において、グル−プaのスイッチS2aのみをONにすることで、検出列L2の位置対応に薄いスライス幅の投影データS1が得られる。また、グル−プbのスイッチS2b〜S4bを共にONにすることで、検出列L2〜L4の各チャネル検出信号が合成(加算)された比較的厚いスライス幅の投影データS2が得られる。このとき、コリーメタ50のスリット幅w(X線ファンビーム幅)を図示の如く検出列L2〜L4の範囲に制限することで、被検体100の過剰被曝を有効に抑えている。
【0067】
図9(B)において、上記グル−プaのスイッチS2aのみのONに代えて、スイッチS3aのみをONにすることで、比較的厚いスライス幅の投影データS2の丁度中央部に薄いスライス幅の投影データS1が同時に得られる。
【0068】
図9(C)において、上記同様にしてグル−プaのスイッチS4aのみをONにすることで、対応するデータ収集パターンが得られる。
【0069】
図10は検出列1列分の薄いスライス幅の投影データS1と検出列2列分の比較的薄いスライス幅の投影データS2とを、これらが互いに重複しないように、同時に収集する場合を示している。図10(A)において、グル−プaのスイッチS2aのみをONにすることで、検出列L2の位置対応に薄いスライス幅の投影データS1が得られる。また、グル−プbのスイッチS3b,S4bを共にONにすることで、検出列L3,L4の各チャネル検出信号が合成(加算)された比較的薄いスライス幅の投影データS2が得られる。
【0070】
図10(B)において、CPU11aは、まず上記得られた投影データS1,S2に基づき夫々薄いスライス幅S1と比較的薄いスライス幅S2の各CT断層像を再構成できる。更に、CPU11aは、両投影データS1,S2をデータ処理により合成(加算・平均)することで、検出列3列分の比較的厚いスライス幅のCT断層像を更に再構成できる。この場合でも、元の投影データS1,S2がハードウェア的に得られるため、CPU11aの処理負担が大幅に軽減される。
【0071】
図11は第1の実施の形態により実現され得る様々なデータ収集パターンの可能な組合せを一覧表示している。4検出列L1〜L4の各チャネル検出信号を任意合成して形成される投影データS1の合成パターンには、4検出列L1〜L4を全く使用しない場合をも含めて、図示の如く合計16パターンが存在する。投影データS2についても同様である。このうち、上記図7には点線で示す4つの組合せパターンを示した。また上記図8には一点鎖線で示す3つの組合せパターン、図9には破線で示す3つの組合せパターン、図10には実線で示す1つの組合せパターンを夫々示した。これ以外にも例えば図11の実太線で示す(S1−08)と(S2−02)との組合せパターン等が考えられる。更にこれ以外にも、医療目的上で有用な撮影パターンとなるものであれば、信号合成部81bのスイッチON/OFF制御により容易に実現できる。従って、任意スライス幅、スライスパターンの投影データを同時に取得できる。
【0072】
図12は第2の実施の形態によるデータ収集方式を説明する図で、X線検出器70が被検体体軸方向に8列分の均一幅な各検出列L1〜L8を備える場合への適用例を示している。またこの例のスイッチユニット81は、検出チャネル毎に4系統分の信号複製回路と、4系統分の信号合成回路とを備えており、4系統分のデータ収集ユニットDAS1〜DAS4に異なるスライス幅(スライスパターン)の投影データを同時に提供可能である。
【0073】
挿入図(a)に一例のデータ収集パターンを示す。ここでは、検出列L2〜L7の位置対応に比較的厚いスライス幅の投影データS1が得られ、かつその略中央部の検出列L4の位置対応には薄いスライス幅の投影データS2が同時に得られる。挿入図(b)も上記と同様に理解できる。挿入図(c)では、比較的厚いスライス幅の投影データS1の略中央部に3つの各薄いスライス幅の投影データS2〜S4が同時に得られる。挿入図(d)では、上記挿入図(c)の状態から、検出列L5に位置対応する中間の薄いスライス幅の投影データS3の収集が省略されている。
【0074】
図13は第3の実施の形態によるデータ収集方式を説明する図で、X線検出器70が被検体体軸方向に異なる検出幅の各検出列L1〜L8を備える場合への適用例を示している。その他の構成については上記図12で述べたものと同様で良い。この挿入図(a)〜(d)を参照すると、そのデータ収集方法は上記図12で述べたものと同様であるが、各検出列L1〜L8の検出幅そのものが異なるため、検出列の中央部に対する非常に精密なスキャンと、検出列の両端部に渡る広範囲なスキャンとを同時に実現可能となっている。
【0075】
図14は第4の実施の形態によるデータ収集方式を説明する図で、X線検出器70が被検体体軸方向に8列分の均一幅な各検出列L1〜L8を備えると共に、これに上記図4で述べたスイッチユニット81a,81bを2つ並列(L1〜L4,L5〜L8対応)に設けた場合を示している。
【0076】
この挿入図(a)においては、各スイッチユニット81a,81bの接続を対称に制御することで、X線検出系の中心線CLdを境とする前後対称な投影データS1〜S4が同時に得られる。また挿入図(b)においては、各スイッチユニット81a,81bの接続を同一に制御することで、X線検出系の中心線CLdを境とする前後同一(非対称)な投影データS1〜S4が同時に得られる。
【0077】
図15は第5の実施の形態によるデータ収集方式を説明する図で、X線検出器70が被検体体軸方向に4列分の均一幅な各検出列L1〜L4を備えると共に、これに予め信号複製パターン及び信号合成パターンが固定されたスイッチユニット81を設けた場合を示している。
【0078】
従って、簡単な構成により、X線検出系の中心線CLdを境として、前後に対称・非対称の所望の撮影パターンS1〜S3等が固定的に容易に得られる。
【0079】
図16は第6の実施の形態によるデータ収集方式を説明する図で、予めいくつかのデータ収集方式を固定化しておくと共に、これらの複数の固定パターンを信号選択部81cで更に選択可能に構成した場合を示している。
【0080】
従って、比較的簡単な構成により、広い検出幅の投影データS2における各検出列L1〜L4の各位置対応に狭い検出幅の投影データS1を得ることも、又は投影データS2の検出幅を中央の2列分に狭くすることも、容易に可能となる。
【0081】
また、この信号選択部81cは、グループG1〜G6の各チャネル合成信号を単に選択するのみで無く、各選択したチャネル合成信号を更に合成する作用もあるため、更に多様なパターン合成が可能となる。なお、この信号選択部81cは、単に各いずれかチャネル合成信号を切り替えて選択するものであっても良い。
【0082】
なお、上記各実施の形態では4列,8列のX線検出器70への適用例を述べたが、それ以外の検出列(16列,32列等)のX線検出器にも容易に適用できる。
【0083】
また、上記各実施の形態では対称/非対称ないくつかのデータ収集パターン及びその組合せを述べたが、他にも様々なデータ収集パターン及びその組合せを採用し得る事は明らかである。
【0084】
また、上記実施の形態ではコリメータ50の一例の構成を述べたが、コリメータ50は他にも様々に構成できる。
【0085】
また、上記実施の形態ではファンビーム方式(所謂R−R方式等)によるX線CT装置への適用例を述べたが、本発明は多数のX線検出器が円環状に配列されている様な所謂R−S方式等のX線CT装置にも適用できることは明らかである。
【0086】
また、上記本発明に好適なる複数の実施の形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で各部の構成、制御、処理及びこれらの組合せの様々な変更が行えることは言うまでも無い。
【0087】
【発明の効果】
以上述べた如く本発明によれば、1回のスキャンで多様なスライス幅(スライスパターン)の投影データを能率良く取得可能であるため、多様な医療目的の撮影要求に柔軟に対処でき、X線CT医療の高速化、利便性向上に寄与する所が極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】実施の形態によるX線CT装置の要部構成図である。
【図3】実施の形態によるデータ収集・演算系の構成を示す図である。
【図4】第1の実施の形態によるデータ収集方式を説明する図である。
【図5】実施の形態によるX線CT撮影処理のフローチャートである。
【図6】実施の形態におけるスキャンパラメータ設定処理のイメージ図である。
【図7】第1の実施の形態におけるデータ収集パターンを説明する図(1)である。
【図8】第1の実施の形態におけるデータ収集パターンを説明する図(2)である。
【図9】第1の実施の形態におけるデータ収集パターンを説明する図(3)である。
【図10】第1の実施の形態におけるデータ収集パターンを説明する図(4)である。
【図11】第1の実施の形態におけるデータ収集パターンを説明する図(5)である。
【図12】第2の実施の形態によるデータ収集方式を説明する図である。
【図13】第3の実施の形態によるデータ収集方式を説明する図である。
【図14】第4の実施の形態によるデータ収集方式を説明する図である。
【図15】第5の実施の形態によるデータ収集方式を説明する図である。
【図16】第6の実施の形態によるデータ収集方式を説明する図である。
【図17】従来のX線CT装置の要部構成図である。
【図18】従来のデータ収集方式を説明する図である。
【符号の説明】
10 操作コンソール部
20 撮影テーブル
11 中央処理装置
13 表示装置(CRT)
14 制御インタフェース
15 データ収集バッファ
30 走査ガントリ部
40 X線管
50 コリメータ
70 X線検出器(マルチディテクタ)
80 データ収集部(DAS)
81 スイッチユニット
81a 信号複製部
81b 信号合成部
81c 信号選択部

Claims (16)

  1. X線管と、チャネル方向に並ぶ多数のX線検出素子が被検体体軸方向の複数列に配列されてなるX線検出器とが、被検体を挟んで相対向し、X線検出器の検出信号に基づき被検体のCT断層像を再構成するX線CT装置において、
    X線検出器の各チャネル検出信号を複製し、複数のグループに分配する信号複製手段と、
    前記分配された各グループの複製信号をチャネル毎の検出列方向に各任意のパターンで合成可能な信号合成手段と、
    前記合成された各グループのチャネル合成信号をチャネル毎の投影データに変換してチャネル方向に収集するデータ収集手段とを備えることを特徴とするX線CT装置。
  2. X線管と、チャネル方向に並ぶ多数のX線検出素子が被検体体軸方向の複数列に配列されてなるX線検出器とが、被検体を挟んで相対向し、X線検出器の検出信号に基づき被検体のCT断層像を再構成するX線CT装置において、
    X線検出器の各チャネル検出信号を複製し、複数のグループに分配する信号複製手段と、
    前記分配された各グループの複製信号をチャネル毎の検出列方向に各所定のパターンで合成する信号合成手段と、
    前記合成された各グループのチャネル合成信号をチャネル毎の投影データに変換してチャネル方向に収集するデータ収集手段とを備えることを特徴とするX線CT装置。
  3. X線管と、チャネル方向に並ぶ多数のX線検出素子が被検体体軸方向の複数列に配列されてなるX線検出器とが、被検体を挟んで相対向し、X線検出器の検出信号に基づき被検体のCT断層像を再構成するX線CT装置において、
    X線検出器の各チャネル検出信号を複製し、複数のグループに分配する信号複製手段と、
    前記分配された各グループの複製信号をチャネル毎の検出列方向に各所定のパターンで合成する信号合成手段と、
    前記合成された各グループのチャネル合成信号を更に選択する信号選択手段と、
    前記選択された各グループのチャネル合成信号をチャネル毎の投影データに変換してチャネル方向に収集するデータ収集手段とを備えることを特徴とするX線CT装置。
  4. 前記収集された各グループの投影データをチャネル毎の検出列方向に合成するデータ処理手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のX線CT装置。
  5. 前記データ収集手段のデータを基にCT断層像の画像再構成を行う画像再構成手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のX線CT装置。
  6. X線検出器は、チャネル方向に並ぶ多数のX線検出素子が被検体体軸方向の複数列に同一の検出幅で配列されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のX線CT装置。
  7. X線検出器は、チャネル方向に並ぶ多数のX線検出素子が被検体体軸方向の複数列に異なる検出幅で配列されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のX線CT装置。
  8. 信号複製手段は、X線検出素子のチャネル検出信号電流を
    同一又は一定の比で複製する電流ミラー回路を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のX線CT装置。
  9. 信号合成手段は、グループ毎の各複製信号を外部の制御信号により個々にON/OFF制御する複数のスイッチ手段と、グループ毎の前記各スイッチ手段の出力信号を合成する信号合成回路とを備えることを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  10. 信号選択手段は、グループ毎の各チャネル合成信号を外部の制御信号により個々にON/OFF制御する複数のスイッチ手段と、グループ毎の前記各スイッチ手段の出力信号を合成する信号合成回路とを備えることを特徴とする請求項3に記載のX線CT装置。
  11. k列の検出列を有するX線検出器と、夫々にk/m列分の検出列の信号処理を実行可能な信号複製手段と信号合成手段の組からなるm(≧2)個の信号複製・合成ユニットとを備え、前記X線検出器のk列分の検出列の信号処理を前記m個の信号複製・合成ユニットで並列に処理するように構成したことを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  12. X線管とX線検出器との間に介在して被検体体軸方向のX線ビーム幅を該X線検出器の体軸方向における中心の両側に非対称に変更可能なコリメータ手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のX線CT装置。
  13. コリメータ手段は、被検体体軸方向のX線ビーム幅を制限する2枚の平行スリット板を備え、各スリット板とX線検出器の体軸方向における中心上に想定した線との間に形成される各スリット幅が夫々独立して変更可能に構成されていることを特徴とする請求項12に記載のX線CT装置。
  14. スキャン計画の情報を表示する表示手段を更に備え、予め行うスキャン計画で設定された検出列方向の合成パターンに従って対応する被検体スライス位置及び又はスライス幅のマーカ情報を表示手段に表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のX線CT装置。
  15. X線管と、チャネル方向に並ぶ多数のX線検出素子が被検体体軸方向の複数列に配列されてなるX線検出器とが、被検体を挟んで相対向し、X線検出器の検出信号に基づき被検体のCT断層像を再構成するX線CT装置の投影データ収集方法において、
    X線検出器の各チャネル検出信号を複製して複数のグループに分配すると共に、各グループの複製信号をチャネル毎の検出列方向に各任意のパターンで合成して各系統の投影データを生成し、あるチャネル検出信号に基づき異なるスライス幅の投影データを同時に収集することを特徴とする投影データ収集方法。
  16. 請求項1又は3に記載のX線CT装置を使用したX線CT撮影方法であって、予めスキャン計画時に各チャネル検出信号の検出列方向への合成パターンを指定する工程と、続くスキャン時に前記指定された合成パターンに従って各チャネル検出信号の検出列方向への合成を行い、各対応するスライスパターンの投影データを生成・収集する工程とを備えることを特徴とするX線CT撮影方法。
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