JP3845868B1 - 吐水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】確実に脱落を防止することができる吐水装置を提供する。
【解決手段】本発明は、吐水装置本体部(2)と接続部(4)を有し、給水管(6)に取り付けられる吐水装置(1)であって、吐水装置本体部を接続部に対して所定の設置位置に取り付けて固定するための固定手段(8)を有し、接続部は、給水管に結合される給水管結合部(4a)と、接続部係ねじ部(4b)と、を備え、吐水装置本体部は、吐水装置本体部が接続部に取り付けられる際に接続部係ねじ部に対して一旦螺合され、吐水装置本体部が設置位置に固定された状態では、接続部係ねじ部を通り越しているように位置決めされた本体部係ねじ部(14)を備えていることを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、吐水装置に関し、特に、吐水装置本体部及び接続部を備え、給水管に取り付けられる吐水装置に関する。
特開2002−167819号公報(特許文献1)には、吐水具の取り付け構造が記載されている。この取り付け構造は、水道の給水管に結合される接続用部材と、この接続用部材に固定されるスパウトを備えており、このスパウトに螺合される止めねじを締めて、その先端を接続用部材に押し付けることによりスパウトを固定している。
特開2002−167819号公報
しかしながら、スパウト等の吐水装置の使用中に止めねじが緩んだり、或いは、吐水装置の設置時に止めねじの取り付けを忘れたりした場合には、水道水圧によって吐水装置が接続用部材から脱落する虞があるという問題がある。
特開2002−167819号公報記載の接続構造では、接続用部材に抜け止めピンが形成されており、スパウトを接続用部材に取り付ける際には、スパウトに形成された案内孔と抜け止めピンを整合させて、接続用部材をスパウトの中に受け入れている。この案内孔と抜け止めピンは、スパウトが所定の設置位置に固定された状態では位置が整合しないように構成されているため、止めねじが外れた場合でも抜け止めピンがスパウトに係合して、スパウトの脱落が防止される。
しかしながら、特開2002−167819号公報記載の接続構造では、依然として、止めねじが外れた後、案内孔と抜け止めピンの位置が偶発的に整合した場合にスパウトが脱落する虞がある。特に、使用者の頭上に設置されるシャワーヘッド等の吐水装置においては、より高い安全性が求められている。
従って、本発明は、より確実に脱落を防止することができる吐水装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、吐水装置本体部と接続部を有し、給水管に取り付けられる吐水装置であって、吐水装置本体部を接続部に対して所定の設置位置に取り付けて固定するための固定手段を有し、接続部は、給水管に結合される給水管結合部と、接続部係ねじ部と、を備え、吐水装置本体部は、吐水装置本体部が接続部に取り付けられる際に接続部係ねじ部に対して一旦螺合され、吐水装置本体部が設置位置に固定された状態では、接続部係ねじ部を通り越しているように位置決めされた本体部係ねじ部を備えていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、まず、接続部の給水管結合部が給水管に取り付けられる。次に、吐水装置本体部が接続部に取り付けられる際には、吐水装置本体部の本体部係ねじ部が、接続部の接続部係ねじ部に一旦螺合される。接続部係ねじ部に対し、本体部係ねじ部をさらに回転させると、本体部係ねじ部は接続部係ねじ部を通り越す。固定手段は、吐水装置本体部を接続部に対し、本体部係ねじ部が接続部係ねじ部を通り越した状態の所定の設置位置に固定する。
このように構成された本発明によれば、長年の使用等により、固定手段による吐水装置本体部の固定が外れた場合にも、吐水装置本体部と接続部は、本体部係ねじ部及び接続部係ねじ部により依然として係合された状態にある。この本体部係ねじ部と接続部係ねじ部の係合を解除するには、本体部係ねじ部と接続部係ねじ部の中心軸線を整合させ、所定の方向に吐水装置本体部を回転させる必要があるので、これらの係合が偶発的に解除され、吐水装置本体部が脱落するのを防止することができる。
本発明において、好ましくは、さらに、吐水装置本体部と接続部との間を水密にするシール手段を有し、このシール手段は、吐水装置本体部が設置位置から外れると、水密性を失うように構成されている。
このように構成された本発明によれば、吐水装置本体部が設置位置から外れると、吐水装置本体部と接続部の間の水密性が失われ、漏水が発生するので、使用者は吐水装置本体部が設置位置から外れたことを即座に認識することができる。
本発明において、好ましくは、固定手段は、吐水装置本体部に螺合され、且つ先端が接続部に当接されるように設けられた止めねじである。
このように構成された本発明においては、吐水装置本体部の接続部に対する取り付け角度を調節した後、止めねじを締め付けることにより吐水装置本体部を固定する。
このように構成された本発明によれば、吐水装置本体部の取り付け角度の調節を可能にしながら、吐水装置本体部の脱落を確実に防止することができる。
本発明において、好ましくは、固定手段が、吐水装置本体部及び接続部に夫々形成され、互いに螺合される固定用ねじ部である。
このように構成された本発明においては、吐水装置本体部の本体部係ねじ部と接続部の接続部係ねじ部が一旦螺合され、本体部係ねじ部が接続部係ねじ部を通り越した後、吐水装置本体部及び接続部に夫々形成された固定用ねじ部が螺合され、吐水装置本体部が接続部に固定される。
このように構成された本発明によれば、吐水装置本体部と接続部を、より強固に固定することができる。
本発明において、好ましくは、本体部係ねじ部又は接続部係ねじ部の一方が、固定用ねじ部の一方を兼ねている。
このように構成された本発明によれば、本体部係ねじ部又は接続部係ねじ部の一方が、固定用ねじ部の一方を兼ねているので、固定用ねじ部による吐水装置本体部の固定を、よりコンパクトに実現することができる。
本発明において、好ましくは、本体部係ねじ部は、吐水装置本体部に形成された固定用ねじ部を兼ねており、この吐水装置本体部の固定用ねじ部の長さは、接続部に形成された接続部係ねじ部と、この接続部係ねじ部よりも基端側に形成された固定用ねじ部の間の間隔よりも短い。
このように構成された本発明においては、本体部係ねじ部が接続部の固定用ねじ部から外れると、本体部係ねじ部は、接続部の接続部係ねじ部と固定用ねじ部の間に位置する状態となる。この状態から本体部係ねじ部と接続部係ねじ部の係合を解除するには、各係ねじ部の中心軸線を再び整合させる必要があるので、吐水装置本体部の接続部からの偶発的な脱落が、さらに起こりにくくなる。
本発明の吐水装置によれば、より確実に脱落を防止することができる。
次に、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
まず、図1乃至3を参照して、本発明の第1実施形態によるオーバーヘッドシャワー用のシャワーヘッドを説明する。図1は本実施形態の吐水装置であるシャワーヘッドの断面図であり、図2はシャワーヘッドの分解斜視図である。また、図3は、シャワーヘッド本体が所定の設置位置から外れた状態を示す部分拡大断面図である。
図1及び図2に示すように、本発明の第1実施形態によるシャワーヘッド1は、吐水装置本体部であるシャワーヘッド本体2と、壁面Wに設けられた給水管6に結合される接続部4と、シャワーヘッド本体2を接続部4に固定する固定手段である止めねじ8と、を有する。さらに、接続部4とシャワーヘッド本体2との間にはこれらの間の水密性を確保するためのシール手段であるOリング10が配置されている。
シャワーヘッド本体2は、シャワーヘッド1を取り付ける壁面Wに当接されるベース部2aと、このベース部2aの上端から水平方向に延びる水平部2bと、を有する概ねL字形の部材である。水平部2bの内部には、吐出させる湯水を流すための通水路が形成され、先端には吐水穴2cが形成されている。また、吐水穴2cには、多数の散水孔が形成された散水板12が取り付けられている。
さらに、水平部2bの基端部には、接続部4の先端を受け入れるための円筒状の接続部受け入れ部2dが形成されている。この接続部受け入れ部2dの最奥部には、本体部係ねじ部である係雌ねじ山14が形成されている。また、この係雌ねじ山14の基端側には、Oリング10と密着して水密性を確保するための水密円筒部16が形成され、さらに、この水密円筒部16の基端側には、水密円筒部16よりも内径が大きい拡径部18が形成されている。また、止めねじ8は、水平部2bの上面側に、接続部受け入れ部2dの半径方向に向けて形成された雌ねじ20に螺合されており、この雌ねじ20は接続部受け入れ部2dの拡径部18に貫通するように延びている。
接続部4は、内部に通水路が形成された概ね円筒状の部品である。接続部4の基端部には壁面Wに設けられた給水管6に水密的に螺合される給水管結合部であるテーパねじ部4aが形成されている。また、接続部4の先端部にはシャワーヘッド本体2を取り付ける際にシャワーヘッド本体2の係雌ねじ山14と一旦螺合される接続部係ねじ部である係雄ねじ山4bが形成されている。これらの係雌ねじ山14及び係雄ねじ山4bの長さは短く、夫々約2山ずつ構成されている。さらに、接続部4のテーパねじ部4aと係雄ねじ山4bの間には、2本の環状の突起4cが形成されており、これらの間にOリング10が位置決めされるように構成されている。
次に、図1乃至図3を参照して、本発明の第1実施形態によるシャワーヘッド1の取り付け手順を説明する。
まず、壁面Wに設けられている給水管6の先端のテーパねじに、接続部4のテーパねじ部4aを螺合させ、接続部4を給水管6に取り付ける。この際、テーパねじ部にシール材を塗布しておくことにより、接続部4と給水管6の間の水密性が確保される。
次に、シャワーヘッド本体2を接続部4に取り付ける。まず、シャワーヘッド本体2の接続部受け入れ部2dが、壁面Wから突出した状態に取り付けられている接続部4を受け入れるように、シャワーヘッド本体2を配置する。接続部4をシャワーヘッド本体2の接続部受け入れ部2dに挿入すると、接続部4先端の係雄ねじ山4bと、接続部受け入れ部2d最奥部の係雌ねじ山14が接触する。この状態で、係雄ねじ山4bと係雌ねじ山14の中心軸線を整合させ、シャワーヘッド本体2を回転させることにより、係雄ねじ山4bと係雌ねじ山14が螺合される。係雄ねじ山4b及び係雌ねじ山14は約2山ずつ形成されているため、シャワーヘッド本体2を接続部4対して約2回転させると、シャワーヘッド本体2の係雌ねじ山14は、図3に示すように、接続部4の係雄ねじ山4bを通り越し、両者の螺合状態は解除される。この状態では、シャワーヘッド本体2を回転させずに、シャワーヘッド本体2を単に壁面Wの方向に押し付けるだけで、接続部4は接続部受け入れ部2dの中にさらに深く受け入れられる。
また、図3に示す状態から、シャワーヘッド本体2をさらに壁面Wの方向に押し付けることにより、接続部4の外周に嵌め込まれたOリング10は、接続部受け入れ部2dの拡径部18から水密円筒部16の中に押し込まれる。これにより、接続部4とシャワーヘッド本体2の間の水密性が確保される。さらに、シャワーヘッド本体2をベース部2aが壁面Wに当接するまで押し込む。この状態で、シャワーヘッド本体2の水平部2bが正確に水平方向に向くように取り付け角度を調整し、最後に止めねじ8を締め付ける。止めねじ8を締め付けることにより、その先端が接続部4の外周面に押し付けられ、シャワーヘッド本体2が接続部4に固定される。
また、本実施形態によるシャワーヘッド1の使用状態においては、給水管6から供給された湯水は、接続部4の通水路、水平部2bの通水路を通って散水板12の散水孔から吐出される。この際、シャワーヘッド本体2は、給水圧により、シャワーヘッド本体2を接続部4から引き抜く方向の力や、シャワーヘッド本体2を振動させる力を受ける。通常の使用状態においては、シャワーヘッド本体2は止めねじ8で固定されているため、このような給水圧を受けてもシャワーヘッド本体2が接続部4から抜けることはない。また、万一、止めねじ8の締め付け力不足や、締め忘れにより、シャワーヘッド本体2が接続部4から抜けたとしても、シャワーヘッド本体2の取り付け時に一旦螺合され、通り越した状態にあるシャワーヘッド本体2の係雌ねじ山14と接続部4の係雄ねじ山4bが係合するので、シャワーヘッド本体2の接続部4からの脱落が防止される。即ち、シャワーヘッド本体2を接続部4から抜き取るには、シャワーヘッド本体2と接続部4を整合させ、係雌ねじ山14と係雄ねじ山4bを螺合させた状態で約2回転させる必要があるため、偶発的にシャワーヘッド本体2が接続部4から抜け落ちることはない。
また、シャワーヘッド本体2が図1に示す所定の設置位置から、図3に示す位置まで抜けると、接続部受け入れ部2dの水密円筒部16に密着されていたOリング10が接続部受け入れ部2dの拡径部18に面するようになる。このため、シャワーヘッド本体2が設置位置から外れると、Oリング10による水密性が失われる。これにより、湯水がシャワーヘッド本体2と接続部4の間から外部に漏れ、シャワーヘッド本体2が所定の設置位置から外れていることが、使用者によって即座に認識される。
本発明の第1実施形態のシャワーヘッドによれば、長年の使用等により止めねじが緩んだ場合にも、シャワーヘッド本体の係雌ねじ山と接続部の係雄ねじ山は依然として係合された状態にあるので、シャワーヘッド本体の脱落を、より確実に防止することができる。
また、本実施形態のシャワーヘッドによれば、シャワーヘッド本体が設置位置から外れると、シャワーヘッド本体と接続部の間の水密性が失われ、漏水が発生するので、使用者はシャワーヘッド本体が設置位置から外れたことを即座に認識することができる。
さらに、本実施形態のシャワーヘッドによれば、シャワーヘッド本体が止めねじで接続部に固定されているので、シャワーヘッド本体の取り付け角度調節を可能にしながら、シャワーヘッド本体の脱落を確実に防止することができる。
なお、上述した実施形態においては、シャワーヘッド本体に雌ねじの係ねじが形成され、接続部に雄ねじの係ねじが形成されていたが、これらの関係が逆に、即ち、シャワーヘッド本体に係雄ねじ山を形成し、接続部に係雌ねじ山を形成することもできる。
次に、図4及び図5を参照して、本発明の第2実施形態によるボディーシャワー用シャワーヘッドを説明する。図4は本実施形態による吐水装置であるボディーシャワー用シャワーヘッドの断面図であり、図5はボディーシャワー用シャワーヘッドの分解斜視図である。
図4及び図5に示すように、本実施形態によるボディーシャワー用シャワーヘッド100は、回動可能に取り付けられる吐水装置本体部であるシャワーヘッド本体部102と、壁面Wに設けられた給水管6に取り付けられる接続部104と、を有する。
シャワーヘッド本体部102は、シャワーヘッド本体部102を接続部104に対して固定するための固定用カバー106と、固定用カバー106と接続部104の間に回動可能に挟持されるピボット軸部108と、散水板114が取り付けられたボディー部112と、ピボット軸部108とボディー部112を連結するアダプタ部110と、を有する。
また、接続部104は、給水管6に結合される給水管連結部116と、この給水管連結部116を覆うように配置され、ピボット軸部108を受けるためのピボット受け部118と、を有する。
給水管連結部116は、中心に通水路が形成された概ね円筒状の部品であり、給水管6に形成されたテーパねじに螺合される給水管結合部であるテーパねじ部116aと、このテーパねじ部116aよりも直径が大きく、ピボット受け部118の中に水密的に受け入れられる水密筒部116bと、を有する。この水密筒部116bの外周には、各々にOリング126を配置するための2本の環状溝が形成されている。
ピボット受け部118は、概ね円筒状の部品であり、内部に給水管連結部116を受け入れて、これを覆うように構成されている。また、ピボット受け部118の先端部には、ピボット軸部108を受け入れるための円形のピボット受け凹部118aが形成されている。このピボット受け凹部118aの底部には、ピボット軸部108とピボット受け凹部118aの間の水密性を確保するための円環状のパッキン120が配置されている。
また、ピボット受け部118の先端外周には接続部係ねじ部である係雄ねじ山118bが形成されている。本実施形態においては、この係雄ねじ山118bは、約2山形成されている。さらに、ピボット受け部118の中程の外周には固定用ねじ部118cが形成されている。これらの係雄ねじ山118bと固定用ねじ部118cは同心状に形成されており、それらの間隔は、固定用カバー106に形成された係雌ねじ山106bよりも長く構成されている。また、ピボット受け部118の基部には、ピボット受け部118の半径方向に向けられた止めねじ124が螺合されており、この止めねじ124を締め付けることによりピボット受け部118と給水管連結部116が一体化されている。
ピボット軸部108は、中央に通水路が形成された概ね円筒状の部品である。ピボット軸部108の基端部外面には、シャワーヘッド本体部102と接続部104のピボット連結を可能にするための球状面108aが形成されており、先端部外周面にはアダプタ部110と螺合させるための連結ねじ108bが形成されている。
さらに、固定用カバー106は、概ね円筒状の部品であり、ピボット受け部118に螺合され、ピボット受け部118との間にピボット軸部108を挟持するように構成されている。固定用カバー106は、ピボット軸部108を取り囲むように形成されたドーナツ型の挟持面106aを有し、この挟持面106aの内周に円環状の樹脂部材122が配置されている。この樹脂部材122と、ピボット受け凹部118aに配置されたパッキン120との間に、ピボット軸部108の球状面108aを挟むことにより、ピボット軸部108をピボット状に回動可能に支持している。
また、固定用カバー106の基部内周には、本体部係ねじ部である係雌ねじ山106bが形成されている。この係雌ねじ山106bは、固定用カバー106をピボット受け部118に取り付ける際、一旦、ピボット受け部118の係雄ねじ山118bに螺合され、この係雄ねじ山118bを通り越した後、固定用ねじ部118cに螺合され固定される。従って、係雌ねじ山106bは、係雄ねじ山118bと螺合される本体部係ねじ部と、シャワーヘッド本体部102を接続部104に取り付ける固定手段である固定用ねじ部とを兼ねている。本実施形態においては、この係雌ねじ山106bは、約2山形成されている。
アダプタ部110は、中央に通水路が形成された概ね円筒状の部品である。アダプタ部110の基端部内周には、ピボット軸部108の連結ねじ108bと螺合される連結ねじ110aが形成されている。また、アダプタ部110の先端部外周には、ボディー部112と連結するための連結ねじ110bが形成されている。
ボディー部112は、アダプタ部110及び固定用カバー106の先端部を取り囲むように配置された概ね円筒状の部材であり、その先端部には多数の散水孔114aが形成された散水板114が取り付けられている。ボディー部112の内部には、アダプタ部110を受け入れ、アダプタ部110と螺合される連結ねじ部112aが形成され、さらに、アダプタ部110の通水路の先端から吐出された湯水を散水板114まで導く通水路が形成されている。
次に、図4及び図5を参照して、本発明の第2実施形態によるボディーシャワー用シャワーヘッド100の設置手順を説明する。
まず、壁面Wに設けられている給水管6のテーパねじに、給水管連結部116のテーパねじ部116aを螺合させ、給水管連結部116を給水管6に水密的に取り付けておく。
一方、固定用カバー106、ピボット軸部108、アダプタ部110、ボディー部112、及び散水板114を、予め図4に示す状態に組み立てておき、これをピボット受け部118に取り付ける。即ち、まず、固定用カバー106の内周に形成された係雌ねじ山106bの中心軸と、ピボット受け部118の外周先端に形成された係雄ねじ山118bの中心軸とを整合させ、係雌ねじ山106bと係雄ねじ山118bを螺合させる。各ねじ山は約2山ずつ形成されているので、それらが螺合された後、約2回転させることにより、係雌ねじ山106bは係雄ねじ山118bを通り越す。
係雌ねじ山106bが係雄ねじ山118bを通り越すと、係雌ねじ山106bは、ピボット受け部118の先端の係雄ねじ山118bと、中間部に形成された固定用ねじ部118cとの間の、ねじ山が形成されていない部分に位置するようになる。この状態では、固定用カバー106とピボット受け部118は螺合されていないため、それらの間にはガタが存在するが、係雌ねじ山106bと係雄ねじ山118bの係合により、固定用カバー106をピボット受け部118から引き抜くことはできない。
次に、まず、固定用カバー106の係雌ねじ山106bの中心軸と、ピボット受け部118の固定用ねじ部118cの中心軸とを整合させ、係雌ねじ山106bと固定用ねじ部118cを螺合させる。固定用カバー106をピボット受け部118にねじ込むことにより、ピボット軸部108の球状面108aが、パッキン120と樹脂部材122の間に挟まれる。固定用カバー106を所定の位置までねじ込むことにより、パッキン120及び樹脂部材122が適度に押しつぶされ、ピボット受け部118とピボット軸部108の間の水密性が確保される。また、同時に、ピボット軸部108の球状面108aがパッキン120に対して摺動されることにより、シャワーヘッド本体部102のピボット式の回動が許容され、それらの間の摩擦により回動された任意の位置でシャワーヘッド本体部102を止めることができる。
最後に、固定用カバー106、ボディー部112等を取り付けたピボット受け部118を、予め壁面Wに取り付けられた給水管連結部116を覆うように取り付け、止めねじ124を締め付ける。これにより、ピボット受け部118は、その基端部が壁面Wに当接した状態で固定される。また、給水管連結部116とピボット受け部118の間の水密性は、2本のOリング126によって確保される。
本実施形態によるボディーシャワー用シャワーヘッド100の実使用時においては、給水管6から供給された湯水は、給水管連結部116、ピボット軸部108、アダプタ部110、及びボディー部112の通水路112bを通って散水板114の散水孔114aから吐水される。また、使用者の好みによりシャワーヘッド本体部102を任意の方向に回動させると、シャワーヘッド本体部102はその位置に維持される。
また、長期間の使用により、ピボット受け部118と固定用カバー106の間の螺合による締め付けが緩んだ場合には、ピボット軸部108とパッキン120の間の水密性が失われ、湯水が外部に漏れるようになる。これにより、固定用カバー106の締め付けが緩み、シャワーヘッド本体部102が所定の設置位置から外れていることが、使用者によって即座に認識される。また、締め付けがさらに緩み、螺合されている固定用カバー106の係雌ねじ山106bが、ピボット受け部118の固定用ねじ部118cから外れたとしても、係雌ねじ山106bとピボット受け部118の係雄ねじ山118bの係合により、シャワーヘッド本体部102の脱落は防止される。
本発明の第2実施形態によるボディーシャワー用シャワーヘッドによれば、シャワーヘッド本体部と接続部が固定用ねじ部によって固定されているので、シャワーヘッド本体部をより強固に固定することができる。
また、本実施形態によるボディーシャワー用シャワーヘッドによれば、固定用カバーの係雌ねじ山が固定用ねじ部を兼ねているので、シャワーヘッドをよりコンパクトに構成することができる。
さらに、本実施形態によるボディーシャワー用シャワーヘッドによれば、ピボット受け部の係雄ねじ山と固定用ねじ部の間の間隔が、固定用カバーの係雌ねじ山の長さよりも長いので、係雌ねじ山と固定用ねじ部の螺合が外れた後、係雌ねじ山と係雄ねじ山の中心軸線を再び整合させる必要があるので、シャワーヘッド本体部の接続部からの偶発的な脱落が、さらに起こりにくくなる。
また、上述した実施形態においては、係雌ねじ山と固定用ねじ部が兼用にされていたが、係雄ねじ山と固定用ねじ部が兼用にされるように構成することもできる。或いは、各固定用ねじ部を、係雄ねじ山及び係雌ねじ山とは別に、独立して設けることもできる。
次に、図6を参照して、本発明の第3実施形態によるスパウトを説明する。図6は本実施形態の吐水装置であるスパウトの断面図である。
図6に示すように、本発明の第3実施形態によるスパウト200は、吐水装置本体部であるスパウト本体202と、壁面Wに設けられた給水管6に結合される接続部204と、スパウト本体202を接続部204に固定する固定手段である止めねじ208と、を有する。さらに、接続部204とスパウト本体202との間にはシール手段であるOリング210が配置されている。
スパウト本体202は、スパウト200を取り付ける壁面Wに当接されるベース部202aと、このベース部202aの下端から水平方向に延びる水平部202bと、を有する概ねL字形の部材である。水平部202bの内部には、吐出させる湯水を流すための通水路が形成され、先端には吐水穴202cが形成されている。また、吐水穴202cには、整流網212が取り付けられている。
さらに、水平部202bの基端部には、接続部204の先端を受け入れる接続部受け入れ部202dが形成されている。この接続部受け入れ部202dの最奥部には、本体部係ねじ部である係雌ねじ山214が形成されている。また、この係雌ねじ山214の基端側には、Oリング210と密着して水密性を確保するための水密円筒部216が形成され、さらに、この水密円筒部216の基端側には、水密円筒部216よりも内径が大きい拡径部218が形成されている。また、止めねじ208は、水平部202bの下面側に、接続部受け入れ部202dの半径方向に向けて形成された雌ねじ220に螺合されており、この雌ねじ220は接続部受け入れ部202dの拡径部218に貫通するように延びている。
接続部204は、内部に通水路が形成された概ね円筒状の部品である。接続部204の基端部には壁面Wに設けられた給水管6に水密的に螺合される給水管結合部であるテーパねじ部204aが形成されている。また、接続部204の先端部にはスパウト本体202を取り付ける際にスパウト本体202の係雌ねじ山214と一旦螺合される接続部係ねじ部である係雄ねじ山204bが形成されている。これらの係雌ねじ山214及び係雄ねじ山204bの長さは短く、夫々約2山ずつ構成されている。さらに、接続部204のテーパねじ部204aと係雄ねじ山204bの間には、2本の環状の突起204cが形成されており、これらの間にOリング210が位置決めされるように構成されている。
次に、図6を参照して、本発明の第3実施形態によるスパウト200の取り付け手順を説明する。
まず、壁面Wに設けられている給水管6の先端のテーパねじに、接続部204のテーパねじ部204aを螺合させ、接続部204を給水管6に取り付ける。
次に、スパウト本体202を接続部204に取り付ける。まず、スパウト本体202の接続部受け入れ部202dが、壁面Wから突出した状態に取り付けられている接続部204を受け入れるように、スパウト本体202を配置する。接続部204をスパウト本体202の接続部受け入れ部202dに挿入すると、接続部204先端の係雄ねじ山204bと、接続部受け入れ部202d最奥部の係雌ねじ山214が接触する。この状態で、係雄ねじ山204bと係雌ねじ山214の中心軸線を整合させ、スパウト本体202を回転させることにより、係雄ねじ山204bと係雌ねじ山214が螺合される。係雄ねじ山204b及び係雌ねじ山214は約2山ずつ形成されているため、スパウト本体202を接続部204対して約2回転させると、スパウト本体202の係雌ねじ山214は、接続部204の係雄ねじ山204bを通り越し、両者の螺合状態は解除される。この状態では、スパウト本体202を回転させずに、スパウト本体202を単に壁面Wの方向に押し付けるだけで、接続部204は接続部受け入れ部202dの中にさらに深く受け入れられる。
スパウト本体202をさらに壁面Wの方向に押し付けることにより、接続部204の外周に嵌め込まれたOリング210は、接続部受け入れ部202dの拡径部218から水密円筒部216の中に押し込まれる。これにより、接続部204とスパウト本体202の間の水密性が確保される。さらに、スパウト本体202をベース部202aが壁面Wに当接するまで押し込む。この状態で、スパウト本体202の水平部202bが正確に水平方向に向くように取り付け角度を調整し、最後に止めねじ208を締め付ける。止めねじ208を締め付けることにより、その先端が接続部204の外周面に押し付けられ、スパウト本体202が接続部204に固定される。
また、本実施形態によるスパウト200の使用状態においては、給水管6から供給された湯水は、接続部204の通水路、水平部202bの通水路を通り、整流網を介して吐出される。この際、スパウト本体202は、給水圧により、スパウト本体202を接続部204から引き抜く方向の力や、スパウト本体202を振動させる力を受ける。通常の使用状態においては、スパウト本体2は止めねじ208で固定されているため、このような給水圧を受けてもシャワーヘッド本体2が接続部204から抜けることはない。また、万一、止めねじ208の締め付け力不足や、締め忘れにより、スパウト本体202が接続部204から抜けたとしても、スパウト本体202の取り付け時に一旦螺合され、通り越した状態にあるスパウト本体202の係雌ねじ山214と接続部204の係雄ねじ山204bが係合するので、スパウト本体202の接続部204からの脱落が防止される。
また、スパウト本体202が図6に示す所定の設置位置から外れると、接続部受け入れ部202dの水密円筒部216に密着されていたOリング210が接続部受け入れ部202dの拡径部218に面するようになる。このため、Oリング210による水密性が失われる。これにより、湯水がスパウト本体202と接続部204の間から外部に漏れ、スパウト本体202が所定の設置位置から外れていることが、使用者によって即座に認識される。
本発明の第3実施形態のスパウトによれば、長年の使用等により止めねじが緩んだ場合にも、スパウト本体の係雌ねじ山と接続部の係雄ねじ山は依然として係合された状態にあるので、スパウト本体の脱落を、より確実に防止することができる。
次に、図7を参照して、本発明の第4実施形態によるオーバーヘッドシャワー用のシャワーヘッドを説明する。図7は本実施形態による吐水装置であるシャワーヘッドの断面図である。
図7に示すように、本実施形態によるシャワーヘッド300は、回動可能に取り付けられる吐水装置本体部であるシャワーヘッド本体部302と、壁面Wに設けられた給水管6に取り付けられる接続部304と、を有する。
シャワーヘッド本体部302は、シャワーヘッド本体部302を接続部304に対して固定するための固定用カバー306と、固定用カバー306と接続部304の間に回動可能に挟持されるピボット軸部308と、散水板314が取り付けられたボディー部312と、を有する。
また、接続部304は、「く」の字形に曲げられた円管状の部品であり、その基端部には給水管6に形成されたテーパねじに螺合される給水管結合部であるテーパねじ部304aが形成され、先端部にはピボット軸部308を受けるためのピボット受け部304bが形成されている。このピボット受け部304bには、ピボット軸部308とピボット受け部304bの間の水密性を確保するための円環状のパッキン320が配置されている。また、接続部304の先端部外周には、接続部係ねじ部である係雄ねじ山304cが形成されている。本実施形態においては、この係雄ねじ山304cは、約2山形成されている。さらに、接続部304の外周には、係雄ねじ山304cから間隔を隔てて固定用ねじ部304dが形成されている。これら係雄ねじ山304cと固定用ねじ部304dの間隔は、固定用カバー306に形成された係雌ねじ山306aよりも長く構成されている。
ピボット軸部308は、中央に通水路が形成された概ね円筒状の部品である。ピボット軸部308の基端部外面には、シャワーヘッド本体部302と接続部304のピボット連結を可能にするための球状面308aが形成されており、先端部外周にはボディー部312と螺合させるための連結ねじ308bが形成されている。
固定用カバー306は、概ね円筒状の部品であり、接続部304に螺合され、接続部304のピボット受け部304bとの間にピボット軸部308を挟持するように構成されている。固定用カバー306の基部内周には、本体部係ねじ部である係雌ねじ山306aが形成されている。この係雌ねじ山306aは、固定用カバー306を接続部304に取り付ける際、一旦、接続部304の係雄ねじ山304cに螺合され、この係雄ねじ山304cを通り越した後、固定用ねじ部304dに螺合され固定される。従って、係雌ねじ山306aは、係雄ねじ山304cと螺合される本体部係ねじ部と、シャワーヘッド本体部302を接続部304に取り付ける固定手段である固定用ねじ部とを兼ねている。本実施形態においては、この係雌ねじ山306aは、約2山形成されている。
また、固定用カバー306の先端部には、内径がピボット軸部308の球状面308aよりも小さいドーナツ型の挟持面306bが形成されており、この挟持面306bの内側に円環状のパッキン322が配置されている。このパッキン322と、ピボット受け部304bに配置されたパッキン320との間に、ピボット軸部308の球状面308aを挟むことにより、ピボット軸部308をピボット状に回動可能に支持している。
ボディー部312は、概ね円錐状の部品であり、その頂部にピボット軸部308の連結ねじ308bが螺合されている。また、ボディー部312の底面には散水板314が取り付けられている。
次に、図7を参照して、本発明の第4実施形態によるオーバーヘッドシャワー用シャワーヘッド300の設置手順を説明する。
まず、壁面Wに設けられている給水管6のテーパねじに、接続部304のテーパねじ部304aを螺合させ、接続部304を給水管6に水密的に取り付ける。次に、固定用カバー306、ピボット軸部308、ボディー部312、及び散水板314を、予め図7に示す状態に組み立てておき、これを壁面Wに固定された接続部304に固定する。即ち、まず、固定用カバー306の内周に形成された係雌ねじ山306aの中心軸と、接続部304の外周先端に形成された係雄ねじ山304cの中心軸とを整合させ、係雌ねじ山306aと係雄ねじ山304cを螺合させる。各ねじ山は約2山ずつ形成されているので、それらが螺合された後、約2回転させることにより、係雌ねじ山306aは係雄ねじ山304cを通り越す。
係雌ねじ山306aが係雄ねじ山304cを通り越すと、係雌ねじ山306aは、接続部304の先端の係雄ねじ山304cと、これよりも基端側に形成された固定用ねじ部304dとの間の、ねじ山が形成されていない部分に位置するようになる。この状態では、固定用カバー306と接続部304は螺合されていないため、それらの間にはガタが存在するが、係雌ねじ山306aと係雄ねじ山304cの係合により、固定用カバー306を接続部304から引き抜くことはできない。
次に、固定用カバー306の係雌ねじ山306aの中心軸と、接続部304の固定用ねじ部304dの中心軸とを整合させ、係雌ねじ山306aと固定用ねじ部304dを螺合させる。固定用カバー306を接続部304にねじ込むことにより、ピボット軸部308の球状面308aが、パッキン320と322の間に挟まれる。固定用カバー306を所定の位置までねじ込むことにより、パッキン320及び322が適度に押しつぶされ、接続部304とピボット軸部308の間の水密性が確保される。また、同時に、ピボット軸部308の球状面308aがパッキン320に対して摺動されることにより、シャワーヘッド本体部302のピボット式の回動が許容され、それらの間の摩擦により回動された任意の位置でシャワーヘッド本体部302を止めることができる。
本実施形態によるオーバーヘッドシャワー用シャワーヘッド300の実使用時においては、給水管6から供給された湯水は、接続部304、ピボット軸部308、及びボディー部312を通って散水板314の散水孔から吐水される。また、使用者の好みによりシャワーヘッド本体部302を任意の方向に回動させると、シャワーヘッド本体部302はその位置に維持される。
また、長期間の使用等により、接続部304と固定用カバー306の間の螺合による締め付けが緩んだ場合には、ピボット軸部308とパッキン320の間の水密性が失われ、湯水が外部に漏れるようになる。これにより、固定用カバー306の締め付けが緩み、シャワーヘッド本体部302が所定の設置位置から外れていることが、使用者によって即座に認識される。また、締め付けがさらに緩み、螺合されている固定用カバー306の係雌ねじ山306aが、接続部304の固定用ねじ部304dから外れたとしても、係雌ねじ山306aと接続部304の係雄ねじ山304cの係合により、シャワーヘッド本体部302の脱落は防止される。
本発明の第4実施形態によるオーバーヘッドシャワー用シャワーヘッドによれば、長年の使用等により、接続部と固定用カバーの間の螺合が緩んだ場合にも、シャワーヘッド本体の係雌ねじ山と接続部の係雄ねじ山は依然として係合された状態にあるので、シャワーヘッド本体の脱落を、より確実に防止することができる。
本発明の第1実施形態によるシャワーヘッドの断面図である。 本発明の第1実施形態によるシャワーヘッドの分解斜視図である。 シャワーヘッド本体が所定の設置位置から外れた状態を示す部分拡大断面図である。 本発明の第2実施形態によるボディーシャワー用シャワーヘッドの断面図である。 ボディーシャワー用シャワーヘッドの分解斜視図である。 本発明の第3実施形態によるスパウトの断面図である。 本発明の第4実施形態によるオーバーヘッドシャワー用のシャワーヘッドの断面図である。
符号の説明
W壁面
1 本発明の第1実施形態によるシャワーヘッド
2 シャワーヘッド本体
2a ベース部
2b 水平部
2d 接続部受け入れ部
2c 吐水穴
4 接続部
4a テーパねじ部
4b 係雄ねじ山
6 給水管
8 止めねじ
10 Oリング
12 散水板
14 係雌ねじ山
16 水密円筒部
18 拡径部
20 雌ねじ
100 本発明の第2実施形態によるシャワーヘッド
102 シャワーヘッド本体部
104 接続部
106 固定用カバー
106a 挟持面
106b 係雌ねじ山
108 ピボット軸部
108a 球状面
108b 連結ねじ
110 アダプタ部
110a 連結ねじ
110b 連結ねじ
112 ボディー部
112a 連結ねじ部
112b 通水路
114 散水板
114a 散水孔
116 給水管連結部
116a テーパねじ部
116b 水密筒部
118 ピボット受け部
118a ピボット受け凹部
118b 係雄ねじ山
118c 固定用ねじ部
120 パッキン
122 樹脂部材
124 止めねじ
126 Oリング
200 本発明の第3実施形態によるスパウト
202 スパウト本体
202a ベース部
202b 水平部
202c 吐水穴
202d 接続部受け入れ部
204 接続部
204a テーパねじ部
204b 係雄ねじ山
204c 突起
208 止めねじ
210 Oリング
212 整流網
214 係雌ねじ山
216 水密円筒部
218 拡径部
220 雌ねじ
300 本発明の第4実施形態によるシャワーヘッド
302 シャワーヘッド本体部
304 接続部
304a テーパねじ部
304b ピボット受け部
304c 係雄ねじ山
304d 固定用ねじ部
306 固定用カバー
306a 係雌ねじ山
308 ピボット軸部
308a 球状面
308b 連結ねじ
312 ボディー部
314 散水板

Claims (6)

  1. 吐水装置本体部と接続部を有し、給水管に取り付けられる吐水装置であって、
    上記吐水装置本体部を上記接続部に対して所定の設置位置に取り付けて固定するための固定手段を有し、
    上記接続部は、上記給水管に結合される給水管結合部と、接続部係ねじ部と、を備え、
    上記吐水装置本体部は、上記吐水装置本体部が上記接続部に取り付けられる際に上記接続部係ねじ部に対して一旦螺合され、上記吐水装置本体部が上記設置位置に固定された状態では、上記接続部係ねじ部を通り越しているように位置決めされた本体部係ねじ部を備えていることを特徴とする吐水装置。
  2. さらに、上記吐水装置本体部と上記接続部との間を水密にするシール手段を有し、このシール手段は、上記吐水装置本体部が上記設置位置から外れると、水密性を失うように構成されている請求項1記載の吐水装置。
  3. 上記固定手段が、上記吐水装置本体部に螺合され、且つ先端が上記接続部に当接されるように設けられた止めねじである請求項1又は2記載の吐水装置。
  4. 上記固定手段が、上記吐水装置本体部及び上記接続部に夫々形成され、互いに螺合される固定用ねじ部である請求項1又は2記載の吐水装置。
  5. 上記本体部係ねじ部又は上記接続部係ねじ部の一方が、上記固定用ねじ部の一方を兼ねている請求項4記載の吐水装置。
  6. 上記本体部係ねじ部は、上記吐水装置本体部に形成された上記固定用ねじ部を兼ねており、この吐水装置本体部の固定用ねじ部の長さは、上記接続部に形成された上記接続部係ねじ部と、この接続部係ねじ部よりも基端側に形成された固定用ねじ部の間の間隔よりも短い請求項5記載の吐水装置。
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