JP3845103B2 - 液晶表示制御装置におけるパターン作成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示制御装置におけるパターン作成方法に関する。
単独画素では2値表示(オン状態の表示とオフ状態の表示)しかできないマトリクス型の液晶表示パネル(LCDパネル)において階調表示を行う方法として、フレーム変調方式の階調表示方法が知られている。このフレーム変調方式では、時間軸方向でオン表示とオフ表示を組み合わせることで、擬似的に階調表示を可能としている。例えば、16階調の画像を表示する場合には、16フレームを1周期とし、階調レベルに応じてオン状態及びオフ状態のフレームを規定することで、16フレームの平均値として所望の階調が得られる。
このように、フレーム変調方式では、複数のフレームを1周期として表示を行うため、階調レベル数が増加すると、フリッカー等が目立ちやすくなり、表示品質が悪化する。そのため、例えば16階調の画像を表示する場合には、水平方向4画素、垂直方向4画素の合計4×4=16画素を用いて表示パターンを作成し、表示品質の悪化を抑制するようにしている。
ここで、上述したような表示パターンを記憶するために必要な記憶容量について考える。16階調の画像を表示する場合には、各階調レベル毎に16画素で構成された表示パターンを16フレーム分用いる必要がある。したがって、16(表示パターンの画素数)×16(フレーム数)×16(階調レベル数)=4096ビット分の記憶容量が必要となる。メモリを内蔵したマイクロコンピュータによって表示制御を行う場合、内蔵されるメモリの容量が少ないため、表示パターンを記憶するための容量をできるだけ少なくすることが好ましい。
また、フレーム変調方式では、各階調レベルにおける表示パターンについて必ずしも最適化されているとは言えず、そのために表示品質が悪化するという問題もあった。
このように、従来は、表示パターンを記憶するための容量が多くなるといった問題や、表示パターンの最適化がはかられていないといった問題があった。
本発明は、上記従来の課題に対してなされたものであり、表示パターンの最適化が可能なパターン作成方法を提供することを目的としている。
本発明に係る液晶表示制御装置におけるパターン作成方法は、点灯状態の画素と非点灯状態の画素を複数のフレーム及び複数の画素に分散させることで、液晶表示パネル上に階調表示を行うように構成された液晶表示制御装置において、基本画素群を構成する複数の基本画素それぞれに点灯状態及び非点灯状態の一方を設定した2値表示パターンを複数の基本フレームそれぞれについて設定するためのパターン作成方法であって、所定の基本フレームにおける基本画素群のなかでその時点における最も暗い画素を点灯画素として求める工程と、前記求められた点灯画素を点灯する工程と、前記所定の基本フレームについて前記点灯する工程が所定回数行われたか否かを判断する工程と、前記点灯する工程が所定回数行われていないと判断された場合には、前記所定の基本フレームにおける次の点灯画素を求めるために、前記最も暗い画素を求める工程に戻る工程と、前記点灯する工程が所定回数行われたと判断された場合には、前記所定の基本フレームについて求められた点灯画素のパターンを仮の2値表示パターンとして決める工程と、各基本フレームについて求められた仮の2値表示パターンが予め決められた条件を満たしているか否かを判断する工程と、予め決められた条件を満たしていないと判断された場合には、次の基本フレームを前記所定の基本フレームとして、前記最も暗い画素を求める工程に戻る工程と、予め決められた条件を満たしていると判断された場合には、前記各基本フレームについて求められた仮の2値表示パターンを最終的な2値表示パターンとして決定する工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、表示パターンの最適化をはかることが可能となる。したがって、優れた液晶表示制御装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
(実施形態1)
以下、単独画素では2値表示しかできないマトリクス型の液晶表示パネルに、16階調の画像を表示する場合を想定して説明する。なお、16階調の画像を表示する場合、すべての画素がオフ状態である場合(第0階調レベル)からすべての画素がオン状態である場合(第16階調レベル)まで合計17の階調レベルが存在し得るが、第15階調レベル(15の画素がオン状態である場合)は用いず、階調レベルの合計数が16になるようにしている。
図1は、本実施形態に係る液晶表示制御装置の構成例を示したブロック図である。本液晶表示制御装置は、制御部11、各階調レベルの2値表示パターン(以下、単に表示パターンと言う場合もある)が記憶された記憶部(ルックアップテーブル)12、指示された階調レベルに応じたパターン情報(表示パターンの集合)を選択する選択部13によって構成されており、これらの構成要素は単一のICチップに内蔵されている。
本実施形態では、表示パターンを構成するための画素(基本画素)の数を階調レベルに応じて変えている。また、表示パターンの数(基本フレームの数)も階調レベルに応じて変えている。例えば、基本画素数が4の場合、基本フレームの繰り返し周期も4となるため、基本フレーム数も4となる。具体的には、図2に示すように、第1、第3、第5、第7、第9、第11及び第13階調レベル(以下、第1タイプという)については(図2(a)参照)、4×4=16画素で基本画素群を構成し、基本フレームの数を16としている。また、第2、第6、第10及び第14階調レベル(以下、第2タイプという)については(図2(b)参照)、4×2=8画素で基本画素群を構成し、基本フレームの数を8としている。また、第4及び第12階調レベル(以下、第3タイプという)については(図2(c)参照)、2×2=4画素で基本画素群を構成し、基本フレームの数を4としている。さらに、第8階調レベル(以下、第4タイプという)については(図2(d)参照)、2×1=2画素で基本画素群を構成し、基本フレームの数を2としている。なお、図2において、各画素内に示した(i,j)は、基本画素群におけるX方向及びY方向の画素位置である。
図3は、上述した第1〜第4タイプにおける各基本画素群の配置を示したものである。図3(a)は第1タイプについて、図3(b)は第2タイプについて、図3(c)は第3タイプについて、図3(d)は第4タイプについて、それぞれ示している。
図4は、一例として、第7階調レベルについて設定される各基本フレームの表示パターンを示したものである。図4に示すように、各基本フレームいずれも7個の画素がオン状態となっている。また、基本画素群に含まれるいずれの画素も、16フレームのうち7フレームでオン状態となっている。
ここで、上述したような手法を採用した場合の総記憶容量について考える。第1タイプについては、16(表示パターンの画素数)×16(フレーム数)×7(階調レベル数)=1792ビット分の記憶容量となる。第2タイプについては、8(表示パターンの画素数)×8(フレーム数)×4(階調レベル数)=256ビット分の記憶容量となる。第3タイプについては、4(表示パターンの画素数)×4(フレーム数)×2(階調レベル数)=32ビット分の記憶容量となる。第4タイプについては、2(表示パターンの画素数)×2(フレーム数)×1(階調レベル数)=4ビット分の記憶容量となる。したがって、記憶容量の合計は、1792+256+32+4=2084ビットとなり、従来の記憶容量(4096ビット)の半分近くに低減される。
また、第8階調レベルを中心にして、(8−c)で表される階調レベルと(8+c)で表される階調レベルとの間では、パターン情報を共通化することが可能である。すなわち、第(8−c)階調レベルの各表示パターンは、第(8+c)階調レベルの対応する表示パターンを反転させる(オン表示画素をオフ表示画素に、オフ表示画素をオン表示画素にする)ことで得ることが可能である。したがって、パターン情報を共通化することで、記憶容量をさらに低減することも可能である。具体的には、第1タイプについては、第7と第9階調レベル、第5と第11階調レベル、第3と第13階調レベルをそれぞれ共通化することで、1024ビット分の記憶容量となる。また、第2タイプについては、第6と第10階調レベル、第2と第14階調レベルをそれぞれ共通化することで、128ビット分の記憶容量となる。第3タイプについては、第4と第12階調レベルを共通化することで、16ビット分の記憶容量となる。したがって、記憶容量の合計は、1024+128+16+4=1172ビットとなり、記憶容量が大幅に低減される。
図5は、本実施形態に係る液晶表示制御装置の具体的な構成及び動作を説明するための図である。
21a〜21dは表示パターンを記憶する記憶部(ルックアップテーブル)に対応するものであり、21aは第1、第3、第5、第7、第9、第11及び第13階調レベル(第1タイプ)の表示パターンを記憶する部分、21bは第2、第6、第10及び第14階調レベル(第2タイプ)を記憶する部分、21cは第4及び第12階調レベル(第3タイプ)を記憶する部分、第8階調レベル(第4タイプ)を記憶する部分である。22は選択部に対応し、記憶部21a〜21dからの表示パターンを選択するものである。23a〜23cは演算部、24はカウンタである。
4ビットのカウンタ24には、フレームパルスが入力され、4ビットのカウント値k[3:0]が出力される。
演算部23aには4ビットのカウント値k[3:0]及び現画素のY座標値の下位2ビットを表すデータj[1:0]が入力し、演算部23aでの演算結果(4×k+j)はアドレスデータとして記憶部21aに出力される。記憶部21aからは、指定されたアドレスに記憶されている4ビットデータが出力される。
演算部23bにはカウント値の下位3ビットk[2:0]及びY座標値の下位1ビットj[0]が入力し、演算部23bでの演算結果(2×k[2:0]+j[0])はアドレスデータとして記憶部21bに出力される。記憶部21bからは、指定されたアドレスに記憶されている4ビットデータが出力される。
演算部23cにはカウント値の下位2ビットk[1:0]及びY座標値の下位1ビットj[0]が入力し、演算部23cでの演算結果(2×k[1:0]+j[0])はアドレスデータとして記憶部21cに出力される。記憶部21cからは、指定されたアドレスに記憶されている2ビットデータが4ビットデータに変換されて出力される。
記憶部21dには、アドレスデータとしてカウント値の下位1ビットk[0]が入力し、記憶部21dからは、指定されたアドレスに記憶されている2ビットデータが4ビットデータに変換されて出力される。
上述した動作により、選択部22には記憶部21a〜21dに記憶されている各階調レベルLのデータが入力する。図5では、例えば第1タイプの第1階調レベルのデータはT1(for L=1)、第2タイプの第2階調レベルのデータはT2(for L=2)として示している。
また、選択部22には、外部から3原色(R、G、B)の各階調レベルを表す4ビットデータ(Rの階調レベルL(R)、Gの階調レベルL(G)、Bの階調レベルL(B))が入力するとともに、現画素のX座標値の下位2ビットi[1:0]が入力する。これらのデータに基づき、選択部22からは、各原色の1ビットの出力データ(Rout、Gout、Bout)が順次出力される。すなわち、階調レベルが第1タイプ〜第4タイプに属する場合(第1〜第14階調の場合)には、記憶部21a〜21dからのデータのいずれか一つが選択され、X座標値の下位2ビットi[1:0]に応じて、選択されたデータが順次出力される。また、階調レベルが第0階調の場合にはオフ表示状態のデータ(論理値0)が、階調レベルが第16階調の場合にはオン表示状態のデータ(論理値1)が、それぞれ出力されることになる。
以上のように、本実施形態によれば、階調レベルに応じて基本フレームの数及び基本画素の数を設定しているので、表示パターンを記憶するための容量を大幅に削減することができる。したがって、特にメモリを内蔵したマイクロコンピュータによって液晶表示パネルの表示制御を行う場合等、メモリ容量が少ない場合に効果的である。
なお、上述した実施形態では、総階調レベル数Nが16(N=16)の画像を表示する場合を想定して説明したが、総階調レベル数Nは限定されるものではない。特に、(N/a)×b(ただし、a及びN/aは2以上の整数、bは0より大きくaより小さい整数)で表される階調レベルが存在する場合には、そのような階調レベルについては基本フレーム及び基本画素の数を共にaにできるため、記憶容量を効果的に低減することができる。また、総階調レベル数Nがn2 (ただし、nは2以上の整数)で表される場合、基本画素群の構成をn×n(X方向n画素、Y方向n画素)にできるため、表示品質の劣化が少ない階調表示が得られる。ただし、n2 が奇数の場合には、総階調レベル数Nは、N=n2 +1(ただし、n2 が奇数の場合)であることが好ましい。さらに、パターン情報を共通化する場合には、一般に、cを0より大きく<N/2より小さい整数として、cで表される階調レベルとN−cで表される階調レベルとで、パターン情報を共通化することが好ましい。
(実施形態2)
次に、各階調レベルにおいて最適な表示パターンを得るための方法について説明する。なお、第1の実施形態で説明した事項と重複する事項については、説明は省略する。
図6は、第1、第3、第5、第7、第9、第11及び第13階調レベル(第1タイプ)について、基本画素群を配列した状態を示したものである。ある画素(中心画素、例えば図6の円内の画素(0,0))の輝度を考えると、中心画素の輝度は、中心画素自身の輝度の他に、さらに周囲の画素の輝度の影響が付加されたものとなる。画素(i,j)において、画素(i,j)自身の輝度をg1[j][i]とし、周囲の画素の輝度の影響を付加した画素(i,j)の実際の輝度をg2[j][i]とすると、g2[j][i]は以下のように表すことができる。
g2[j][i] = g1[C(j)][C(i)]+(g1[C(j)][C(i+1)]+g1[C(j)][C(i-1)]+g1[C(j+1)][C(i)]+g1[C(j-1)][C(i)])/(Kc(2))+2.0*(g1[C(j)][C(i+2)]+g1[C(j+2)][C(i)])/(Kc(4))+(g1[C(j)][C(i+3)]+g1[C(j)][C(i-3)]+g1[C(j+3)][C(i)]+g1[C(j-3)][C(i)])/(Kc(6))+(g1[C(j+1)][C(i+1)]+g1[C(j+1)][C(i-1)]+g1[C(j-1)][C(i+1)]+g1[C(j-1)][C(i-1)])/(Kc(sqrt(8)))+4.0*g1[C(j+2)][C(i+2)]/(Kc(sqrt(32)))+2.0*(g1[C(j+1)][C(i+2)]+g1[C(j-1)][C(i+2)]+g1[C(j+2)][C(i+1)]+g1[C(j+2)][C(i-1)])/(Kc(sqrt(20))) (式1)
ただし、
Kc(r2/r1)=(r2/r1)r (1.5≦r≦2.5)
である。
r1は点灯画素が球体であると仮定した場合の半径、r2は点灯画素からの距離であり、rの値は理論的には2となる。また、C(i)は、"i mod 4" を意味するものであり、例えば C(1) = C(5) = C(-3) となる。また、"sqrt"は、スクエアルートを意味する。
また、ある画素のあるフレームでの輝度は、その前のフレームの影響も受ける。例えば、図7に示すように、ある画素が連続的に点灯すると、ある画素の輝度はしだいに上昇する。そこで、ある画素のあるフレームでの輝度をg1(j,i)とし、次のフレームでの輝度をg1(j,i)nextとすると、
g1(j,i)next = g1(j,i)*(1-Kr)+Kr*Ps(j,i) (式2)
と表すことができる。ただし、0.05≦Kr≦0.2であり、一般的には、Kr=0.1 である。また、Ps(j,i)は、画素が点灯している場合には1、点灯していない場合には0となる。
以下、上述した事項を考慮して、最適な表示パターンを得るための具体的な方法を、図8に示したフローチャートを参照して説明する。なお、ここでは、図4に示すような第7階調レベルの表示パターンを求める場合を例に説明する。
ステップS1では、初期設定を行う。すなわち、基本フレーム数=16、基本画素群の画素数=16、基本画素群における点灯画素数=7を設定する。さらに、第1フレームの基本画素群において最初に点灯する画素を仮に設定する。ここでは、g1(0,0)=1 (点灯状態)、他の画素について g1(j,i)=0 (非点灯状態)とする。
ステップS2では、現在選択されている基本フレームの基本画素群のなかで、その時点における最も暗い画素を点灯画素として求める。まず、式1に基づき、現在の基本画素群に含まれる16個全ての基本画素について、g2(j,i) (ただし、0≦i≦3、0≦j≦3)の値を計算によって求める。続いて、それらのなかで最も暗い画素を(Jmin, Imin)として決定する。
ステップS3では、ステップS2で求められた画素(Jmin, Imin)を点灯した状態を設定する。そして、式2に基づき、
g1(Jmin, Imin)next = g1(Jmin, Imin)+Kr*Ps(Jmin, Imin)
を設定する。
ステップS4では、ステップS2及びS3が所定回数(7回)実行されたか否かが判断される。すなわち、現在選択されている基本画素群について、7個の点灯画素が全て求められたか否かが判断される。点灯画素の全てについてはまだ求められていないと判断された場合には、ステップ2に戻って、次に点灯すべき画素を求める。7個の点灯画素が全て求められていると判断された場合には、ステップS5において、求められた7個の点灯画素のパターンを仮の表示パターンとして決定する。
ステップS6では、次の基本フレームの設定を行う。すなわち、式2に基づいて、
g1(j,i)next = g1(j,i)*(1-Kr)
の値を基本画素群に含まれる16個全ての基本画素について求める。
ステップS7では、すべての基本フレーム(16個のフレーム)について、求められた仮の表示パターンが安定であるか否かが判断される。具体的には、各基本フレームについて、最後に決定された表示パターンとその前(16フレーム前)に決定された表示パターンとを比較し、それらの誤差が一定値以下である場合には、16フレーム全てについて表示パターン(仮の表示パターン)が安定であると見なす。ステップS7において、表示パターンが安定でないと判断された場合には、ステップ2に戻り、次のフレームについて動作を実行する。
ステップS7において、表示パターンが安定であると判断された場合には、ステップ8において、求められた16フレーム分の仮の表示パターンを最終的な表示パターンとして決定する。決定された最終的な表示パターンは、液晶表示制御装置内の記憶部に記憶される。
上述した動作を図4を参照して説明すると、まず第0フレーム〜第15フレームそれぞれについて、表示パターン(7画素が点灯状態の表示パターン)が仮に決定される。その後、次の第0フレーム〜第15フレームについて同様の動作が行われる。すなわち、それまでに仮に決定された各表示パターンの影響を考慮して、第0フレーム〜第15フレームの各表示パターンが順次更新され、更新された表示パターンが仮の表示パターンとして順次決定される。したがって、各フレームにおいて仮の表示パターンが決定された段階では、第0フレーム〜第15フレーム全てについて、7画素が点灯状態の表示パターンが得られている。したがって、各フレームにおいて仮の表示パターンが決定された段階毎に、ステップS7の判断が行われることになる。
以上のように、本実施形態によれば、その時点における最も暗い画素を求めて点灯するとういう原則に基づいて、最適な表示パターンを決定するようにしている。オン状態の画素(点灯画素)とオフ状態の画素(非点灯画素)を時間的及び空間的に分散させて階調表示を行う場合、点灯画素ができるだけ分散されている方が、人間の眼の特性上、良好な画像が認識される。本実施形態の手法を用いることで、点灯画素を時間的及び空間的に効果的に分散させることができ、最適化された表示パターンを得ることができる。また、各フレームの表示パターンが安定するまで繰り返し動作が実行されるので、極めて精度よく表示パターンを決定することができる。
なお、上述した実施形態では、総階調レベル数Nが16の場合について、第7階調レベルの表示パターンを求める例について説明したが、その他の階調レベルについても同様の手法を適用することができる。また、総階調レベル数Nは16に限らず、例えば第1の実施形態で記載したような総階調レベル数についても、本実施形態の手法は同様に適用可能である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示された構成要件を適宜組み合わせることによって種々の発明が抽出され得る。例えば、開示された構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、所定の効果が得られるものであれば発明として抽出され得る。
本発明の実施形態に係る液晶表示制御装置の構成例を示したブロック図。 本発明の実施形態に係り、基本画素群の一例を示した図。 本発明の実施形態に係り、基本画素群の配列状態の一例を示した図。 本発明の実施形態に係り、表示パターンの一例を示した図。 本実施形態に係る液晶表示制御装置の具体的な構成及び動作を説明するための図。 本発明の実施形態に係り、基本画素群の配列状態の一例を示した図。 本発明の実施形態に係り、画素の輝度の変化の一例を示した図。 本発明の実施形態に係り、最適な表示パターンを得るための方法の一例を示したフローチャート。
符号の説明
11…制御部
12、21a、21b、21c、21d…記憶部
13、22…選択部
23a、23b、23c…演算部
24…カウンタ

Claims (4)

  1. 点灯状態の画素と非点灯状態の画素を複数のフレーム及び複数の画素に分散させることで、液晶表示パネル上に階調表示を行うように構成された液晶表示制御装置において、基本画素群を構成する複数の基本画素それぞれに点灯状態及び非点灯状態の一方を設定した2値表示パターンを複数の基本フレームそれぞれについて設定するためのパターン作成方法であって、
    所定の基本フレームにおける基本画素群のなかでその時点における最も暗い画素を点灯画素として求める工程と、
    前記求められた点灯画素を点灯する工程と、
    前記所定の基本フレームについて前記点灯する工程が所定回数行われたか否かを判断する工程と、
    前記点灯する工程が所定回数行われていないと判断された場合には、前記所定の基本フレームにおける次の点灯画素を求めるために、前記最も暗い画素を求める工程に戻る工程と、
    前記点灯する工程が所定回数行われたと判断された場合には、前記所定の基本フレームについて求められた点灯画素のパターンを仮の2値表示パターンとして決める工程と、
    各基本フレームについて求められた仮の2値表示パターンが予め決められた条件を満たしているか否かを判断する工程と、
    予め決められた条件を満たしていないと判断された場合には、次の基本フレームを前記所定の基本フレームとして、前記最も暗い画素を求める工程に戻る工程と、
    予め決められた条件を満たしていると判断された場合には、前記各基本フレームについて求められた仮の2値表示パターンを最終的な2値表示パターンとして決定する工程と、
    を備えたことを特徴とする液晶表示制御装置におけるパターン作成方法。
  2. 前記基本フレームの数と前記基本画素群を構成する基本画素の数は等しい
    ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示制御装置におけるパターン作成方法。
  3. 前記最終的な2値表示パターンを液晶表示制御装置内の記憶部に記憶する工程をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示制御装置におけるパターン作成方法。
  4. 前記最も暗い画素を求める工程は、それまでに点灯された画素の影響を反映させて行われる
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の液晶表示制御装置におけるパターン作成方法。
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