JP3842960B2 - マッサージ機 - Google Patents

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  • Massaging Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駆動部により動作される施療子を用いて使用者を例えば叩いたり、揉んだりするマッサージができるとともに、空気袋の膨脹・収縮により使用者をマッサージできるマッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
マッサージ機は、例えば椅子式マッサージ機で代表されるように、メカ式のものと、エアー式のものとに大別される。メカ式の椅子式マッサージ機は、背もたれ部に設けられた施療子として施療ローラを使用し、モータを駆動源とする駆動部により前記施療ローラを動作させて、使用者の上半身を例えば叩いたり、揉んだりしてマッサージできるように構成されている。エアー式の椅子式マッサージ機は、背もたれ部に設けられた空気袋を用い、この空気袋をそれへの空気の給排気により膨脹・収縮させて、使用者の上半身を圧迫・弛緩するマッサージができるように構成されている。
【0003】
これらのマッサージ機ではその施療子又は空気袋の特質に依存するマッサージしか行うことができない。したがって、より多様なマッサージを求めるためには、前記施療子及び空気袋を備えたハイブリットタイプのマッサージ機とすればよい。
【0004】
ところで、メカ式のマッサージ機では、その施療子が背もたれ部の上下方向に移動可能に設けられている。これは使用者の体軸方向の施療位置を選択するために必要不可欠な構成である。そのため、前記ハイブリット化を図る上では、施療子と干渉しないようにエアーマッサージ用の空気袋を背もたれ部に配置しなければならない。
【0005】
したがって、以上のように単にハイブリット化を図ったとしても、施療子による使用者の施療部位と、エアーマッサージ用空気袋による使用者の施療位置とは互いに異なるから、使用者の同じ施療部位をマッサージすることはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、マッサージ用空気袋と施療子とを選択的に用いて使用者の同じ施療部位をマッサージできるハイブリットタイプのマッサージ機を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために、長手方向に延びる施療子移動孔が開けられたボードを有するマッサージ機本体と、前記ボードの裏側に位置される駆動部、及びこの駆動部に取付けられるとともに前記施療子移動孔を前方に挿通して前記駆動部により動作される施療子を有して、前記マッサージ機本体に移動可能に取付けられた駆動ユニットと、前記マッサージ機本体に取付けられこの取付け部を支点として前記マッサージ機本体の表面を覆う位置と前記マッサージ機本体の表面を覆わない位置とにわたって移動されて前記マッサージ機本体の表面に着脱される変形し得る材料からなるカバー本体、及びこのカバー本体が前記マッサージ機本体の表面を覆った状態で少なくとも一部が前記施療子移動孔と重なるように対応して前記カバー本体に取付けられた1以上のエアーマッサージ用空気袋を有する施療カバーと、前記空気袋に連通して設けられたエアー給排気装置と、を具備することを特徴としている。
【0008】
この発明においては、マッサージ機本体の表面を覆って施療カバーを設けたから、このカバーが有するエアーマッサージ用の空気袋の取付け位置は、マッサージ機本体の施療子移動孔の位置に制約されることがない。そのため、マッサージ機本体を被っている施療カバーに取付けられる空気袋を、その少なくとも一部がマッサージ機本体の施療子移動孔と重なるように対応させて、施療カバーに設けることができる。
【0009】
そして、マッサージ機本体を被っている施療カバーの空気袋にエアー給排気装置で空気を給排気して、この空気袋を膨脹・収縮させることにより、エアー式のマッサージを使用者に施すことができる。この場合、施療子移動孔に対応するように配置されている空気袋の少なくとも一部により、使用者の施療子移動孔に対応する部位へのマッサージができる。又、空気袋を使用しない状態では、駆動ユニットを必要によりマッサージ機本体の長手方向に動かしてその駆動部で施療子を動作させることにより、メカ式のマッサージを使用者に施すことができる。この場合、施療子は施療子移動孔を通っているので、使用者の施療子移動孔に対応する部位へのマッサージができる。
【0010】
このように空気袋又は施療子を選択的に用いて行われるマッサージでは、いずれも使用者の施療子移動孔に対応する部位、すなわち、使用者の同じ施療部位をマッサージできる。
【0012】
本発明においては、メカ式マッサージでのマッサージ刺激に強弱を付けることができる。つまり、マッサージ機本体の表面を覆わない位置に施療カバーを移動させてメカ式マッサージをする場合には、施療子を使用者に直接当てて強いマッサージ刺激を与えることができ、又、施療カバーでマッサージ機本体の表面を覆ってメカ式マッサージをする場合には、使用者への施療子の当り具合を施療カバーの緩衝作用により弱めて、弱いマッサージ刺激を与えることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図3を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
【0018】
本実施形態に係る椅子式マッサージ機は、図1に示されるように椅子本体1と、駆動ユニット2と、施療カバー3と、エアー給排気装置4とを備えている。
【0019】
マッサージ機本体としての椅子本体1は、幅方向両側に肘掛け板11を有する座部12と、この座部12の後側に斜め上向きに配置された背もたれ部13とを備えて形成されている。背もたれ部13はその傾き角度を図示しないリクライニング機構により調整できるように設けられていてもよい。なお、椅子本体1には座部12の前側に配置される脚載せ台を取付けてもよい。
【0020】
図1(B)及び図3(A)(B)に示すように背もたれ部13は、金属や木製のフレーム15の前側に硬質なボード16を取付け、フレーム15の後側にベニヤ板等の後板17を取付け、かつ、全体を背もたれカバー18で覆って形成されている。
【0021】
ボード16は木材の板や合成樹脂の板等からなり、その幅方向中央部には施療子移動孔としてのローラ移動孔19が開けられている。この移動孔19は、椅子本体1の長手方向、具体的には背もたれ部13の上下方向(換言すれば、背もたれ部13に寄り掛かった使用者の背骨が延びる方向)に延びている。後板17は省略することができる。背もたれカバー18は、布又は合成皮革等のように容易に変形し得るとともに多少の伸縮性を有した薄いカバー材料からなり、その前カバー部18aの幅方向中央部分は、後述の施療ローラの上下動に伴い、このローラを中心として前側に余裕を持って突出されるようになっている。なお、前カバー部18aの両側部裏面とこれに対向するボード16の前面との間にはクッション材を適宜設けることができる。
【0022】
メカ式マッサージ用の駆動ユニット2は、駆動部21と、施療子としての一対の施療ローラ22とを有している。以下のように駆動部21は、背もたれ部13内に上下方向に移動可能に取付けられている。
【0023】
図3に示されるように背もたれ部13内には上下方向に延びるガイド軸23と送りねじ軸24とが互いに平行に設けられている。これら両軸23、24の上下両端部はいずれもフレーム15又はこれに横架された図示しない桟等に支持されていて、特に送りねじ軸24は図示しない軸受を介して回転自在に支持されている。この送りねじ軸24は正逆回転可能な減速機付きモータ25に連結されていて、このモータ25の動力で低速回転される。
【0024】
そして、駆動部21は、その幅方向一端部に上下方向に貫通して設けられている摺動孔をガイド軸23に摺動可能に嵌合させるとともに、駆動部21の幅方向他端部に上下方向に貫通して設けられているねじ孔を送りねじ軸24に螺合させることによって、これら両軸23、24に亘って支持されている。したがって、送りねじ軸24を正転又は逆転させることにより、送りねじ軸24の送り作用で駆動部21を、両軸23、24に沿って上方又は下方へ選択的に移動できる。
【0025】
一対の施療ローラ22は、図3に示されるように作動アーム22aを有しており、駆動部21の前面から突出して設けられているとともに、夫々ローラ移動孔19を前方に挿通している。これらの施療ローラ22は背もたれ部13の前カバー部18aの幅方向中央部裏面に接している。駆動部21には、図示しないモータを駆動源とするローラ駆動機構が内蔵されており、この駆動機構に一対の施療ローラ22の作動アーム22aが連結されている。ローラ駆動機構は、その駆動によって、一対の施療ローラ22に、叩き動作、揉み動作等を与えることができる従来一般的なものである。
【0026】
施療カバー3は、カバー本体31、及び1以上のエアーマッサージ用空気袋32と、孔塞ぎ33とを有して形成されている。
【0027】
図2及び図3(A)(B)に示されるようにカバー本体31は、布又は合成皮革等のように容易に変形し得るとともに多少の伸縮性を有した薄いカバー材料からなり、縫製により、背もたれ部13の前面全体を覆うことができる程度の大きさの袋に形成されている。
【0028】
空気袋32は、複数例えば4個使用されており、いずれもカバー本体31の幅方向に延びて、この本体31に内蔵されている。互いに平行な空気袋32の内、最も上側の空気袋32は背もたれ部13に寄り掛かった使用者の上半身の肩部に対応する高さ位置に配置され、最も下側の空気袋32は背もたれ部13に寄り掛かった使用者の上半身の腰部に対応する高さ位置に配置され、又、これらの間の上下の空気袋32は背もたれ部13に寄り掛かった使用者の上半身の背中の上部又は下部に対応する高さ位置に配置されている。
【0029】
各空気袋32は、軟質なゴム、又はナイロンシートにポリウレタンシートを内張りしてなる薄いシート材等の合成樹脂等を用いて袋として形成されている。従って、各空気袋32は外力が加えられたときに容易に変形することができる。又、本実施形態の場合には、各空気袋32に、その長手方向中央部32aの両側部分が膨脹収縮する袋部32bとして形成された構成のものを用いている。中央部32aは接着止めや逢着等によりカバー本体31の片面に固定されている。各空気袋32は、カバー本体31が背もたれ部13の前面を覆って設けられた状態で、前面から見て、袋部32bの前記中央部32a側部分がローラ移動孔19と重なるような対応関係をもって配置されている。
【0030】
なお、空気袋32には本実施例のものに代えて、全体が膨脹収縮する袋部をなしている長方形状の空気袋を用いることもできる。又、各空気袋32のカバー本体31への固定についても、カバー本体31の片面にホルダー袋を取付けて、この袋内に空気袋32を収容することで実施してもよい。
【0031】
孔塞ぎ33は、カバー本体31の裏側部分の外面に縫付けられている。なお、これに代えてカバー本体31の裏側部分の内面に縫付けて設けることもできる。この孔塞ぎ33は、カバー本体31より硬質ではあるが多少の自由変形が可能なフェルトやこのフェルトと同等な硬さを有する発泡ウレタン等の比較的厚手のシートで形成されている。しかも、孔塞ぎ33は、その幅及び上下方向の長さのうち少なくとも一方が前記ローラ移動孔19の対応する幅及び上下方向の長さよりも大きく形成されている。
【0032】
前記構成の施療カバー3は背もたれ部13の前面に着脱可能である。そのために、本実施形態では、カバー本体31の上縁部を背もたれ部13の上縁部に縫付けて、背もたれ部13に取付けられている。図1中13aで逢着部を示す。なお、施療カバー3を背もたれ部13の前面に被せた状態では、その下部は前記肘掛け板11の上部背面と背もたれ部13の下部前面との間に配置されて、施療カバー3のひらつきが抑制されるようになっている。
【0033】
又、図1に示されるように前記エアー給排気装置4は座部12の座板部下方に配置されている。この給排気装置4は、電磁ポンプ、フィルタータンク、分配切換え弁、及び制御部を有した一般的なもので、分配切換え弁の各分配口に接続された図示しない給排気ホースは各空気袋32に個別に接続されている。なお、図1中35は入力手段としてのリモートコントローラであり、ここでの入力指令に従って前記制御部は、前記電磁ポンプ及び分配切換え弁の動作を制御して、前記入力により指定されたモードにしたがって所定の空気袋に対する空気の給排気を実行するようになっている。
【0034】
前記構成の椅子式マッサージ機の通常の状態では、図1(A)及び図3(A)に示されるように背もたれ部13の前面が施療カバー3で覆い隠されている。この状態で、使用者の上半身が背もたれ部13に寄り掛った場合には、一対の施療ローラ22が上半身に当る位置にあっても、施療カバー3の特に孔塞ぎ33の緩衝作用により背もたれ部13への上半身の当りをソフトにできる。
【0035】
そして、エアーマッサージ用空気袋32を背もたれ部3のボード16に取付けるのではなく、背もたれ部13の前面を覆う施療カバー3のカバー本体31に空気袋32を取付けたから、これら空気袋32の取付け位置が、背もたれ部13のローラ移動孔19に制約されることがない。そのため、空気袋32の膨脹部分の一部がローラ移動孔19と対応するように空気袋32をカバー本体31に取付けて使用できる。
【0036】
したがって、前面が施療カバー3で覆われた背もたれ部13に寄り掛かって着座している使用者がリモートコントローラ35を操作して、エアー式マッサージ動作を指定した場合には、エアー給排気装置4が動作して、これに連通している施療カバー3の各空気袋32に対する空気の給排気が行われる。それに伴い各空気袋32が順番に或は指定された空気袋32のみが膨脹・収縮を繰返すため、空気袋32の膨脹により上半身が圧迫され、それに続く空気袋32の収縮により上半身が弛緩される。よって、上半身に対するエアー式マッサージを施すことができる。
【0037】
この場合、既述のように各空気袋32の膨脹・収縮をする袋部32bの一部は、背もたれ部13のボード16に開けられたローラ移動孔19に対応している。つまり、前面から見た場合にローラ移動孔19と袋部32bの一部とは重なり合う関係にある。そのため、袋部32bの前記一部により、背もたれ部13に寄り掛かった使用者の上半身のローラ移動孔19に対応する背筋回りに対するエアーマッサージが可能である。
【0038】
しかも、ローラ移動孔19は施療カバー3の孔塞ぎ33で前側から塞がれている。この孔塞ぎ33は、比較的硬質であり、ローラ移動孔19の回りに引っ掛って袋部32bを裏側から支持している。そのため、使用者の上半身に押される空気袋32がローラ移動孔19内に入り込んでボード16の裏側に逃げることが抑制されるに伴い、空気袋32による上半身への圧迫作用が減衰されることを少なくできる。したがって、前記エアー式マッサージを効果的に実行させることができる。
【0039】
なお、前面が施療カバー3で覆われた背もたれ部13に寄り掛かって着座している使用者がリモートコントローラ35を操作して、メカ式マッサージ動作を指定した場合には、駆動ユニット2の駆動部21が動作されて一対の施療ローラ22が駆動されるか、若しくは、駆動部21が停止した状態で減速機付きモータ25が動作されて駆動ユニット2が上下方向に移動される。この場合、一対の施療ローラ22によるマッサージ刺激は、前記孔塞ぎ33により緩衝されるので、弱いマッサージ刺激を与えるメカ式マッサージが行われる。なお、その際には、孔塞ぎ33が一対の施療ローラ22の動きに追従して変形するとともに、各空気袋32は収縮した状態に保持されている。
【0040】
又、使用者が強いマッサージ刺激のメカ式マッサージを望む場合には、背もたれ部13の前面から施療カバー3を外した状態で着座して、リモートコントローラ35によりメカ式マッサージを指定すればよい。この際、図1(B)、図3(B)に示されるように施療カバー3は、その背もたれ部13への逢着部13aを支点として後側にめくられて背もたれ部13の裏側に垂れ下がって配置され、それに伴い背もたれ部13の前面が露出される。そのため、施療カバー3が取外される場合に比較して、このカバー3の置き場所を探す必要がないとともに、施療カバー3の背もたれ部13の前面への着脱を容易に行うことができ、使い勝手がよい点で優れている。
【0041】
このメカ式マッサージにおいては、施療カバー3を介在させることなく背もたれ部13に寄り掛かった使用者の上半身を、ローラ移動孔19を前方に突出している一対の施療ローラ22で直接刺激するので、使用者の上半身に強いマッサージ刺激を与えることができる。この場合のメカ式マッサージは、使用者の上半身のローラ移動孔19に対向する部位に対して施される。このマッサージ部位は、前記エアー式マッサージでのマッサージ部位と同様である。
【0042】
以上のように前記ハイブリットタイプの椅子式マッサージ機においては、空気袋32を用いてのエアー式マッサージでも、一対の施療ローラ22を用いてのメカ式マッサージでも、背もたれ部13に寄り掛かった使用者の上半身のローラ移動孔19に対応する背筋回り対するマッサージが可能である。
【0043】
図4および図5は本発明の参考例を示している。この参考例は基本的には前記第1実施形態と同様な構成であるので、同様構成部分には前記第1実施形態と同じ符号を付して、その構成および作用の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。参考例が第1実施形態と異なる構成は、施療カバー等の構成である。
【0044】
この参考例の施療カバー103は背もたれ部13の前面を被って固定されている。詳しくは、施療カバー103のカバー本体131aは、背もたれ部13の形状に見合った大きさのカバーシート103aと、前記背もたれカバー18の前カバー部18aとから形成されている。カバーシート103aは、背もたれカバー18と同じ材料で作られていて、その周部は前カバー部18aに逢着されている。したがって、カバー本体131aは袋に形成されている。
【0045】
そして、カバー本体131aと前カバー部18aとの間、つまり、カバー本体131a内には1以上の空気袋132が取付けられている。各空気袋132は、夫々長方形であって、前記ローラ移動孔19を横切るように取付けられている。これら空気袋132はいずれも棒状をなして膨脹するようになっている。又、この施療カバー103には第1実施形態で使用した孔塞ぎ33は用いられていない。なお、以上の点以外は図4及び図5に図示されない構成を含めて前記第1実施形態と同じである。
【0046】
この参考例の椅子式マッサージ機において、着座した使用者によりメカ式マッサージが指定された時には、各空気袋132が収縮した状態のままで、駆動部21又は減速機付きモータ25が駆動されるに伴い、ローラ移動孔19を前方に突出している一対の施療ローラ22で、使用者の上半身を施療カバー103を介して直接的に刺激するので、使用者の上半身に強いマッサージ刺激を与えることができる。
【0047】
この場合に、施療カバー103をなしている各部材、つまり、カバーシート103a、前カバー部18a、及び各空気袋132は、いずれも容易に変形し得る材料から形成されているので、その変形によって施療ローラ22の動きや上下方向への移動を許容して、メカ式マッサージができる。しかも、ローラ移動孔19を横切るように設けられている各空気袋132は、施療ローラ22に対して前カバー部18aで覆われているので、上下動される施療ローラ22が空気袋132に引っ掛ることがなく、前記メカ式マッサージを円滑に全うできる。
【0048】
着座した使用者によりエアー式マッサージが指定された時には、ローラ移動孔19を横切るようにして施療カバー103に内蔵されている各空気袋132が、膨脹・収縮を繰返して、使用者の上半身を圧迫・弛緩させるエアー式マッサージが行われる。この場合に、各空気袋132はその膨脹完了状態で棒状をなして固くなって背もたれ部13のボード16に両端支持される。
【0049】
そのため、空気袋132の中間部がローラ移動孔19を横切るように対応して設けられているにも拘らず、膨脹完了時でのローラ移動孔19への前記中間部の入り込みを比較的少なくできる。このように膨脹した空気袋132のボード16の裏側への逃げが抑制されるに伴い、空気袋132による上半身の圧迫作用が減衰されることが少なくなり、前記エアー式マッサージを円滑に全うできる。
【0050】
以上のように参考例に係るハイブリットタイプの椅子式マッサージ機において、エアー式マッサージを選択した場合でも、メカ式マッサージを選択した場合でも、背もたれ部13に寄り掛かった使用者の上半身のローラ移動孔19に対応する背筋回り対するマッサージが可能である。
【0051】
なお、本発明は前記一実施形態に制約されるものではない。例えば、本発明は座椅子タイプの椅子式マッサージ機にも適用できる。又、第1実施形態のように孔塞ぎ33を備える場合、空気袋32はその全体をローラ移動孔19に対応するように取付けて実施することができる。
【0052】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0053】
本発明によれば、マッサージ機本体の表面を覆う施療カバーを備え、このカバーが有するエアーマッサージ用の空気袋の少なくとも一部を、マッサージ機本体の施療子移動孔と対応するように設けたから、エアー式マッサージを行う空気袋又はメカ式マッサージを行う施療子を用いて使用者の施療子移動孔に対応する部位へのマッサージができる。したがって、使用者の同じ施療部位に対するエアー式マッサージ又はメカ式マッサージを選択的に行うことができるハイブリットタイプの椅子式マッサージ機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明の第1実施形態に係る椅子式マッサージ機をエアー式マッサージを行う状態で示す斜視図。
(B)は第1実施形態に係る椅子式マッサージ機をメカ式マッサージを行う状態で示す斜視図。
【図2】 図1の椅子式マッサージ機が備える施療カバーを一部切欠いて示す斜視図。
【図3】 (A)は図1(A)中Z−Z線に沿って示す断面図。
(B)は図1(B)中Y−Y線に沿って示す断面図。
【図4】 本発明の参考例に係る椅子式マッサージ機が備える施療カバーを一部切欠いて示す斜視図。
【図5】 図4中X−X線に沿って示す断面図。
【符号の説明】
1…椅子本体(マッサージ機本体)
2…駆動ユニット
3…施療カバー
4…エアー給排気装置
12…座部
13…背もたれ部
16…ボード
19…ローラ移動孔(施療子移動孔)
21…駆動部
22…施療ローラ
31…カバー本体
32…空気袋
33…孔塞ぎ

Claims (3)

  1. 長手方向に延びる施療子移動孔が開けられたボードを有するマッサージ機本体と、
    前記ボードの裏側に位置される駆動部、及びこの駆動部に取付けられるとともに前記施療子移動孔を前方に挿通して前記駆動部により動作される施療子を有して、前記マッサージ機本体に移動可能に取付けられた駆動ユニットと、
    前記マッサージ機本体に取付けられこの取付け部を支点として前記マッサージ機本体の表面を覆う位置と前記マッサージ機本体の表面を覆わない位置とにわたって移動されて前記マッサージ機本体の表面に着脱される変形し得る材料からなるカバー本体、及びこのカバー本体が前記マッサージ機本体の表面を覆った状態で少なくとも一部が前記施療子移動孔と重なるように対応して前記カバー本体に取付けられた1以上のエアーマッサージ用空気袋を有する施療カバーと、
    前記空気袋に連通して設けられたエアー給排気装置と、
    を具備することを特徴とするマッサージ機。
  2. 座部及び背もたれ部を備え、前記背もたれ部が有するボードに上下方向に延びる施療子移動孔が開けられた椅子本体からなるマッサージ機本体と、
    前記ボードの裏側に位置される駆動部、及びこの駆動部に取付けられるとともに前記施療子移動孔を前方に挿通して前記駆動部により動作される施療子を有して、前記背もたれ部に上下方向に移動可能に取付けられた駆動ユニットと、
    上縁部が前記背もたれ部に取付けられこの取付け部を支点として前記背もたれ部の表面を覆う位置と前記背もたれ部の表面を露出させてこの背もたれ部の裏側に垂れ下がる位置とにわたって移動されて前記背もたれ部の表面に着脱される変形し得る材料からなるカバー本体、及びこのカバー本体が前記背もたれ部の表面を覆った状態で少なくとも一部が前記施療子移動孔と重なるように対応して前記カバー本体に取付けられた1以上のエアーマッサージ用空気袋を有する施療カバーと、
    前記空気袋に連通して設けられたエアー給排気装置と、
    を具備することを特徴とするマッサージ機。
  3. 前記施療カバーがその裏側に前記施療子移動孔を開閉する孔塞ぎを有し、この孔塞ぎが、前記施療子移動孔より大きく、かつ、前記カバー本体より硬質であることを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
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