JP3842828B2 - 密閉型電動圧縮機 - Google Patents

密閉型電動圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP3842828B2
JP3842828B2 JP14054695A JP14054695A JP3842828B2 JP 3842828 B2 JP3842828 B2 JP 3842828B2 JP 14054695 A JP14054695 A JP 14054695A JP 14054695 A JP14054695 A JP 14054695A JP 3842828 B2 JP3842828 B2 JP 3842828B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
refrigerant
compressor
lead wire
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14054695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08135572A (ja
Inventor
裕 平野
健夫 小松原
高史 須永
数馬 阪井
勝幸 武田
繁美 小礒
好彦 長瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP14054695A priority Critical patent/JP3842828B2/ja
Publication of JPH08135572A publication Critical patent/JPH08135572A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3842828B2 publication Critical patent/JP3842828B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2201/00Metals
    • F05C2201/04Heavy metals
    • F05C2201/0469Other heavy metals
    • F05C2201/0493Tin
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2201/00Metals
    • F05C2201/90Alloys not otherwise provided for
    • F05C2201/906Phosphor-bronze alloy
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2253/00Other material characteristics; Treatment of material
    • F05C2253/12Coating

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Lubricants (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は冷媒に1,1,1,2−テトラフルオロエタン(以下R134aという)等の塩素を含まない弗化炭化水素系冷媒或いはその混合冷媒を用いる冷媒圧縮機で、ポリオールエステル系油を基油とした潤滑油を冷凍機油として使用した密閉型電動圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
冷蔵庫、自動販売機及びショーケース用の圧縮機は従来冷媒としてジクロロジフルオロメタン(以下R12という)を多く使用していた。このR12はオゾン層の破壊の問題からフロン規制の対象となっている。そして、このR12の代替冷媒としてR134aを代表とする塩素を含まない弗化炭化水素系冷媒(HFC(Hydrofluorocarbon),FC(Fluorocarbon))が冷凍機用として検討されている(例えば、特開平1−271491号公報参照)。
【0003】
一般に電動冷媒圧縮機は、駆動源であるモータとこのモータにより駆動されガス冷媒を圧縮吐出、吸入する圧縮機要素とを圧縮機ケース内に内蔵した構造となっている。
【0004】
ここで、固定子と回転子とから成るモータはコイルバネ等の支持部材で懸架して圧縮機ケース内に取り付けられているタイプの圧縮機が、実公平1−30631号公報に見られる如く知られている。
【0005】
そして圧縮機に給電するために、特公昭61−56438号公報に示す如く、圧縮機のブラケットに外部電源を接続するためのターミナルがブラケットを貫通して設けられ、このターミナルとモータ固定子巻線とをリード線で結線するようにしている。この場合、リード線は固定子巻線と巻き付けて接続すると共に、ターミナルとはリード線の先に設けたコネクタを差し込んで接続するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、冷媒R134aは現在使われている鉱物油やアルキルベンゼン油等の冷凍機油との相溶性が悪く、圧縮機への油の戻りの悪化や寝込み起動時の分離冷媒の吸い上げなどから圧縮機の潤滑不良に至る問題があった。
【0007】
このため、本発明者らは冷媒R134aと相溶性のある冷凍機油としてポリオールエステル系油を検討した。しかし、このポリオールエステル系油は冷媒圧縮機に使用する場合に、熱により分解して生成する脂肪酸で摺動部材に腐食を起こさせ、摩耗を生じさせることが知られている。
【0008】
そして、本発明者らは冷媒としてR134aと冷凍機油としてポリオールエステル系油とを組合わせて冷媒圧縮機に使用すべく研究を重ねた結果、上記問題の他に、ポリオールエステル系油は、水分の影響により加水分解を起こして全酸価が上昇し、金属石鹸が生成されてスラッジとなり、冷凍サイクルに悪影響を与えたり、酸素や塩素の影響により、分解、酸化劣化、重合反応が起こり、金属石鹸や高分子スラッジが生成されて冷凍サイクルに悪影響を与えることをつきとめた。
【0009】
また、HFC系冷媒は電気的絶縁性が悪く、ポリオールエステル油は水分を吸着し易い性質を持っている。更に、冷媒圧縮機が組み込まれる冷凍装置ははスラッジ等の不純物が多いとキャピラリーチューブ等で目詰まりを起こし、冷凍能力を低下させるという問題があった。
【0010】
この発明は上記の問題を解決するもので、塩素を含まない弗化炭化水素系冷媒(例えばR134a、R125、R32単体又はその混合冷媒)と、それとの相溶性のあるポリオールエステル系油等の極性の高い油とを冷凍機油として使用したときの上記の問題を解決し、冷媒圧縮機の各部品で不具合を生ずることのない高性能な密閉型電動圧縮機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、請求項1に記載の如く、塩素を含まない弗化炭化水素系冷媒と、ポリオールエステル系油またはポリオールエーテル系油等の極性の高い油を基油とした冷凍機油とを密閉容器内に封入すると共に、この密閉容器内に圧縮部と電動機部とを収納してなり、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリエチレンナフタレートの群から選択される、前記電動機部の固定子の巻線の絶縁材料と、ポリエチレンテレフタレートにて形成され、湯洗いされており、巻線を結束するための結束糸と、巻線の引き出し線に配線接続され、湯洗いした後、空気中で、120℃という雰囲気より高い150℃程度の加熱温度で、一定時間加熱されるリード線とを備えたものである。
【0012】
また、この他、塩素を含まない弗化炭化水素系冷媒と、ポリオールエステル系油またはポリオールエーテル系油等の極性の高い油を基油とした冷凍機油とを密閉容器内に封入すると共に、この密閉容器内に圧縮部と電動機部とを収納し、密閉容器には前記電動機部への給電用の端子を装着し、この端子にコネクタを介して前記電動機部のリード線を接続してなる密閉型電動圧縮機において、前記コネクタのケースをポリブチレンテレフタレート或いはポリブチレンナフタレートの合成樹脂材料で形成し、前記端子に接続される前記コネクタの端子をリン青銅を母材として表面にメッキ処理工程で塩素を含まない錫メッキを施したもので形成すると共に、前記リード線の編組を湯洗いしたもの或いは原糸での油剤が0.2wt%以下のものとしたものである。
【0013】
また、塩素を含まない弗化炭化水素系冷媒と、ポリオールエステル系油またはポリオールエーテル系油等の極性の高い油を基油とした冷凍機油とを密閉容器内に封入すると共に、この密閉容器内に圧縮部と電動機部とを収納してなる密閉型電動圧縮機において、前記電動機部の固定子を構成する電磁鋼板に有機質系と無機質系の皮膜を施し、この固定子の内径はバニッシング無しか又は不溶解分の付着を3mg以下とし、前記固定子の巻線を、下層にH種ポリエステルを施し上層に自己潤滑材入りのポリアミドイミドの絶縁材料を施したもの、或いは、下層にエステルイミドを施し上層に自己潤滑材入りのポリアミドイミドの絶縁材料を施すと共に、前記巻線の製造工程における巻取り油は使用しないか、或いはアルキルベンゼン油の塗布とし、更に、固定子の製造工程における巻線のインサータ時はアルキルベンゼン油の滴下またはフエルトへの塗布を施していることとしたものである。
【0014】
更に、塩素を含まない弗化炭化水素系冷媒と、ポリオールエステル系油またはポリオールエーテル系油等の極性の高い油を基油とした冷凍機油とを密閉容器内に封入すると共に、この密閉容器内に圧縮部と電動機部とを収納してなる密閉型電動圧縮機において、前記電動機部の固定子の引き出し線とリード線の接続は溶接、カシメ、はんだ付けとし、はんだ付けの場合のフラックスは塩素を含まないイソプロピルアルコールとエタノールとの混合物を主成分とし、前記リード線のスリーブは湯洗いするか又は原糸での油剤を0.2wt%以下としたものである。
【0015】
【作用】
この発明は上記のように構成したことにより、電気的絶縁性に対しては絶縁紙等の絶縁材料から析出するオリゴマーを抑制でき、リード線等の編組については帯電防止剤等の工程油が除去できると共に、空気中で、運転中の120℃という雰囲気より高い150℃程度の加熱温度で事前に加熱しておけば、その後の運転時に加熱されてもそれ以上に縮むことはなく、安定した、また十分に満足し得る可撓性を持つリード線を造ることができ、電動機部の巻線工程や製造工程においては、HFC系冷媒と相溶性の無い油を大幅に削減でき、また、電動機部の付着物については不溶解分を大幅に削減することができ、HFC(例えばR134a、R125、R32単体又はその混合冷媒)と、それとの相溶性のあるポリオールエステル系油等の極性の高い油とを冷凍機油として使用した場合でも、圧縮機の各電機部品で不具合を生ずることのない高性能な密閉型電動圧縮機を提供できる。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
【0017】
図1〜図3は圧縮機1000の構成を示す図であり、図1はその正面断面図、図2はその側面一部断面図、図3はその上面図である。これらの図において、電源を供給する給電部100からの電力によって駆動する電動機部200に連結した往復圧縮部300により、吸入部600の吸入路から弁装置500を介して吸入した冷媒流体、例えば、フロンを圧縮して吐出部700の吐出路から吐出する構成をもつ組立体を、密閉容器900の内部に緩衝支持部800により弾力的に取り付けて収納してある。
【0018】
さらに、自己潤滑部400によって密閉容器900の底部に貯えた潤滑油401を電動機部200と往復圧縮部300との機械的運動部分に循環して潤滑する構成を設けてある。
【0019】
図4及び図5は、図1〜図3に示した密閉型電動圧縮機の要部を示す分解斜視図である。各符号による機能部分は、鎖線で示した組み合わせによって組み立てられ、所要の止めねじ類・止めばね類によって組み付け固定または係合するようになっている。
【0020】
固定子210、回転子220、回転子軸230及び軸受付フレーム240は一体に組み付けて電動機部200を構成し、コネクタ250によって給電部100に接続される。
【0021】
補助フレーム810は固定子210の上端に固定され、つる巻ばね830及びばね用カラー820は一体にして上方を軸受付フレーム240と補助フレーム810とに設けた案内ピン811に、下方を下側容器910内に設けた案内ピン840に嵌め込んで組み付けられ、緩衝支持部800を構成する。
【0022】
回転子軸230には頂端部分に半月状釣合板231が一体に形成してあり、半月状釣合板231と反対側に偏心ピン310を植設することにより、偏心ピン310に円形軌道を画く運動を行わせるための運動機構を構成している。
【0023】
偏心ピン310によって駆動する部分は、図5に示したように、T字型クランク筒330の横方向筒部分331には上下に長穴331Aを設けるとともに筒部内に滑動筒320を入れてあり、滑動筒320には下方側の長穴331Aを介して滑動筒320の軸受穴321に偏心ピン310を嵌め込むことにより、T字型クランク筒330の縦方向筒部分332を直線状に往復運動させるための運動機構を構成している。
【0024】
縦方向筒部分332には、ピストン340を冠状に嵌め込んであり、ピストン340がシリンダ350のシリンダ穴351内で往復運動する圧縮作用を行うもので、偏心ピン310からシリンダ350の部分によって往復圧縮部300を構成している。
【0025】
シリンダ350に接して弁装置500が取り付けられている。弁装置500は、吸入側弁体510、弁座520、リード弁530、抑制反発片(この発明ではバルブバッカーという)540及びガスケット550の部分を主体にして構成してあり、これら部分をシリンダ350の端面352と吐出部700を構成する基板710の端面713との間に挟んだ後、ねじ止め固定して組み立てられるものであり、図の右から左方向に向かう矢印に沿った吸入経路と、図5の左から右方向に向かう矢印に沿った吐出経路とを形成して構成したものである。
【0026】
高速で繰り返す吐出圧力と逆圧力とをもつ流体の吐出口522を開閉するリード弁530の開きを抑制して反発するためのバルブバッカー540をリード弁530の背面側に配置して弁体560が形成される。この弁体560は弁座520の凹所523に収納された後、弁体560の背面側に配置する基板710の端面713に設けた突起部分714により一端側を押圧されて固定される。
【0027】
吸入側弁体510は、平面状の板ばね、例えば、両面を研磨仕上げしたステンレス鋼の薄い板ばねの中央付近にスリットを設けて形成したリード弁511と、リード弁511の根元側に、後記の弁座520の吐出口522よりも少し大きい吐出用穴512を設けたものである。
【0028】
リード弁530は、平面状の板ばね、例えば、両面を研磨仕上げしたステンレス鋼の薄い板ばねからなり、一端側に両側に張り出した2つの支点部分531を有する。バルブバッカー540は、平面状の板ばね、例えば、両面を研磨仕上げしたステンレス鋼の薄い板ばねからなり、一端側に張り出した2つの支点部分541を有する。
【0029】
弁座520は、厚めの金属板、例えば、ステンレス鋼板からなり、リード弁530及びバルブバッカー340が収納される凹所523を冷間鍛造で形成するとともに両面を研磨仕上げし、また、吐出口522には、周辺にリブ面を作り、リブ状面の部分を研磨仕上げしてリード弁530の接触面を形成するとともに、凹所523の無い平面部分における吸入側弁体510のリード弁511に対応する位置に吸入口521を配置してある。
【0030】
ガスケット550は、弁座520と基板710との間に介在するようにしたものであって、樹脂系材の板、例えば、繊維入りブチルゴム板からなり、リード弁530及びバルブバッカー540の支点部分を押圧するための舌状部分551が設けられている。この舌状部分551は、基板710に対向する面から基板710の突起部分714によって押し出すように変形される。
【0031】
通路穴711から吐出する流体は、異なる周波数の流体振動に共鳴して消音する複数の共鳴室をもつマフラ部分720を通り吐出管730から吐出する経路を設けて吐出部700を構成している。
【0032】
吐出管730を圧力変動緩和用ひだ部分740をもつ吐出中継管750を介して下側容器910に設けた吐出管760に接続することにより吐出路を構成している。
【0033】
下側容器910に設けた吸入管610は連結用吸入管620に接続して吸入路を構成しており、その後、冷媒流体は、利用対象の管路で受けた混入物などを濾過するフィルタを設けたマフラ部分630と共鳴室部分640を通って、吸入接続管650に至り、吸入接続管650を基板710に設けた接続穴670に接続することにより、吸入部600を構成している。
【0034】
以上の各部を組み上げた後、密閉容器900の上側容器920を下側容器に嵌め込んで密閉すると図1〜図3に示すように一体化した密閉型圧縮機1000になる。この状態で下側容器910に設けた潤滑油供給栓460から潤滑油401を密閉容器900の底部450に入れ、底部450に設けた拡散防止カップ411が浸かる程度に潤滑油401を満たす。
【0035】
拡散防止カップ411の中央部分には、電動機軸230の下端に嵌め込んだテーパー穴付の吸込口410があり、また、電動機軸230の中空部分が潤滑穴420、430と偏心ピン310の中空穴440に通り抜けているため、電動機軸230の高速回転によって中空穴440の上方解放端には渦流による真空現象が生じ、この真空現象によって吸込口410から潤滑油401が吸い上げられ、各部に潤滑油401を循環させるように自己潤滑部400を構成している。
【0036】
図6は上述のように構成された圧縮機1000を使用した冷凍装置を構成する冷凍サイクルAを示す図であり、圧縮機1000、凝縮器C、減圧装置D、蒸発器E、乾燥器F、スラッジキャッチャーGを配管接続して構成される。ここで、乾燥器Fは公知の材料であるモレキュラーシーブスから形成されており、またスラッジキャッチャーGは活性アルミナの粒をバインダーで粘結して形成されている。
【0037】
冷凍サイクルAに封入する冷媒に、塩素を含まない弗化炭化水素系冷媒(HFC(Hydrofluorocarbon),FC(Fluorocarbon))、例えばR134aを使用する場合は、潤滑油401として、2価以上のポリオールと、直鎖又は側鎖のアルキル系脂肪酸とを無触媒で重合した化合物からなり、流動点が−50℃、二液分離温度が−30℃、全酸価が0.01mgKOH/g以下で、粘度が40℃で32cst、粘度指数が95のポリオールエステル油を使用する。
【0038】
2価以上のポリオールとしては、例えばネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパンやペンタエリスリトール等が挙げられる。また直鎖又は側鎖のアルキル系脂肪酸としては、ペンタンカルボン酸、ヘキサンカルボン酸、ヘプタンカルボン酸、オクタンカルボン酸、ネオペンタンカルボン酸、ネオヘキサンカルボン酸、ネオヘプタンカルボン酸、2−メチルヘキサンカルボン酸、2−エチルヘキサンカルボン酸、3,5,5−トリメチルヘキサンカルボン酸、等が挙げられる。
【0039】
この潤滑油401には、R134a等の冷媒との相溶性は悪いが、耐磨耗性、酸化安定性、電気絶縁性等に優れ、40℃における動粘度が36.2cstのパラフィン系あるいはナフテン系の鉱物系油あるいはアルキルベンゼン系油等が混合されていてもよい。鉱物系油としてはSuniso−1GS(商品名)、アルキルベンゼン系油としてはShrieve01−150(商品名)等が挙げられる。
【0040】
混合されている場合には、ポリオールエステル系油は少なくとも10〜15重量%含有している事が必要であり、更に好ましくは20重量%以上含有されている。
【0041】
このポリオールエステル油には、長期保存下の酸化劣化を防止する目的で、添加剤として2,6−ジ−ターシャリブチル−パラクレゾール(DBPC)のフェノール系酸化防止剤が0.3wt%添加されており、また、加水分解を防止する目的で、0.25wt%のエポキシ系添加剤が添加されている。
【0042】
尚、このポリオールエステル油には、必要に応じて5ppmのベンゾトリアゾール(BTA)の銅不活性化剤、及び1wt%のトリクレジルフォスフェート(TCP)の極圧添加剤が添加される。
【0043】
酸化防止剤としては一般的な化合物を使用することができるが、特にフェノール系酸化防止剤が好ましく、例えば、上記の2,6−ジ−ターシャリブチル−パラクレゾールや、2,6−ジ−タ−シャリーブチル−フェノール、2,4,6−トリ−タ−シャリーブチル−フェノール等を用いることができる。
【0044】
一方、エポキシ系添加剤としては、好ましくはフェニルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、1,2−エポキシシクロヘキサン等を用いることができる。
【0045】
また、銅不活性化剤としてはベンゾトリアゾール系化合物が好ましく使用され、例えば、5−メチル−1H−ベンゾトリアゾール、1−ジオクチルアミノメチルベンゾトリアゾール等を用いることができる。
【0046】
極圧添加剤としてはリン酸トリエステル系化合物が好ましく使用され、例えば、上記のトリクレジルフォスフェートの外に、トリフェニルフォスフェート、トリ−ターシャリーブチル−フェニル−フォスフェート等を用いることができる。
【0047】
冷凍サイクルAに封入されるR134aは、純度が99.97wt%で、塩素系冷媒の混入が56ppmに調整される。また、冷凍サイクルA内の平衝水分(下式(I)で示す)が運転初期状態において150ppmとなるように調整されている。
【0048】
【数1】
Figure 0003842828
【0049】
また、冷凍サイクルAに使用する乾燥器Fには、水分吸着剤のポア径が3A程度のものが使用されている。更に、冷凍サイクルA内の残留空気量は、サイクル内容積の0.005wt%に調整されている。
【0050】
また、冷凍サイクルA内の残留酸素量は、冷凍サイクル内容積の0.01vol%以下に調整されている。
【0051】
また、冷凍装置を構成する圧縮機1000や凝縮器C等の構成部品の加工や組み立工程に使用する油には、アルキルベンゼンハード油(以下、HABという)又はエステル系油を使用しており、HABを使用した場合は、その使用量を冷凍サイクルAへの油の封入量の10%以下となるよう管理されている。
【0052】
また、冷凍装置の構成部品に残留する塩素量は、冷凍サイクルA内に封入される油18とR134a冷媒の総量に対して20ppm以下となるよう管理されている。
【0053】
即ち、冷凍サイクルA内に封入される134a冷媒中の塩素系冷媒(CFC,HCFC等)の混入量と、冷凍装置の構成部品に残留する塩素量との総量が、冷凍サイクルA内に封入される潤滑油401と冷媒の総量に対して100ppm以下となるよう管理される。
【0054】
そして、潤滑油401は往復圧縮部300の鉄系摺動部材であるピストン340とシリンダ穴351内との摺動面等を潤滑する。一般的に、圧縮機1000の吐出管730から吐出される冷媒と一緒にこの密閉容器900内から凝縮器C側へ吐出されるが、潤滑油は冷媒圧力の高い高温領域では冷媒によって冷凍サイクルAを流れるが、冷媒圧力の低い低温領域ではオイル粘度が高くなって流動性が失われ、冷凍サイクルA内に停滞しやすくなる。即ち、潤滑油は蒸発器E内に残留しやすくなる。特に冷媒との相溶性の悪い従来のパラフィン系やナフテン系の鉱物油あるいはアルキルベンゼン油等の潤滑油はこの潤滑油の凝固点温度が冷媒によって低くならず、蒸発器E内でオイル粘度が更に高くなって流動性が著しく損なわれてしまう。このため、特殊なR134a等の冷媒と相溶性のあるポリオールエステル油を基油とし、これにさらに鉱物油あるいはアルキルベンゼン油等の基油を混合することで、ポリオールエステル油の加水分解等の欠点を補う事ができる。また、混合する事により、混合油中に冷媒のR134a等が溶け込み、それによる凝固点温度の低下があり、また粘度上昇の抑制が達成され、蒸発器E内での流動性が損なわれないようになっている。
【0055】
鉱物油あるいはアルキルベンゼン油に含有するポリオールエステル系油は10から50重量%に押さえる事により、より混合油の化学的安定性が損なわれないようにする事ができる。
【0056】
以下に給電部における本発明の電機部品の構成を図2に基づき説明する。
【0057】
密閉容器900を形成する下側容器910の側面には、電動機部200の固定子210に、詳しくは固定子巻線210aに給電するためのハーメチック端子150が設けられている。端子150のピン端子150aは下側容器910の側壁を横に貫通し、これらピン端子150aとの受嵌用孔を有して、端子150に接続されるコネクタ250がリード線211の先端に取り付けられている。即ち、ピン端子150aはコネクタ250のリセプタクル端子214に嵌合される。リード線211は固定子210の各相の固定子巻線210aの引き出し線(図示せず)に配線接続されていると共に、絶縁用の保護スリーブ212が被されている。
【0058】
ここで、密閉容器900内の底部には、トリメチロールプロパンやペンタエリスリトール等の3価以上のポリオールと、直鎖又は側鎖のアルキル系脂肪酸とを無触媒で重合した原料からなり、流動点が−50℃、二液分離温度が−30℃、全酸価が0.01mgKOH/g以下で、粘度が40℃で32cst、粘度指数が95のポリオールエステル油のオイル18が貯溜されている。
【0059】
また、この圧縮機1000には、塩素を含まない弗化炭化水素系冷媒、例えばR134a単体、或いはR134aとR32とR125との非共沸混合冷媒が封入されている。
【0060】
R134aは、純度が99.97wt%で、塩素系冷媒の混入が56ppmに調整される。
【0061】
前記コネクタ250のケースはポリブチレンテレフタレート或いはポリブチレンナフタレートの合成樹脂材料で形成されている。
【0062】
前記ハーメチック端子(気密端子)150のピン端子150aに接続されるコネクタ250のリセプタクル端子214はリン青銅を母材として表面にメッキ処理工程で塩素を含まない錫メッキを施したもので形成されている。
【0063】
前記リード線211の編組は湯洗いしたもの或いは原糸での油剤が0.2wt%以下のものとしたものが使用されている。
【0064】
本実施例は、リード線211に効果的な脱油処理と、運転以後縮むことはないよう一定条件での加熱処理を事前で施して、十分に満足する可撓性が確保されたリード線211を得るものである。
【0065】
リード線211に施す処理を具体的に説明すると、製造されて端子150と固定子巻線210aとを結線する前のリード線211、つまり原糸状態で90℃〜120℃の湯で湯洗いを行なう。この湯洗いでリード線211に付着している油分は奇麗に且つ容易にして取り除かれる。
【0066】
次に、湯洗いしたリード線211は空気中で150℃程度で一定時間、例えば1時間以上加熱する。
【0067】
こうして、湯洗い後のリード線211を150℃程度で1時間以上加熱すると、原糸は十分に乾燥する。また、本実施例では、150℃に加熱されることで原糸がその総長の10〜13%位縮む事が確認された。
【0068】
このように運転中の120℃という雰囲気より高い150℃という加熱温度で事前に加熱しておけば、その後の運転時に加熱されてもそれ以上に縮むことはなく、安定した、また十分に満足し得る可撓性を持つリード線19を造ることができる。
【0069】
こうした処理を施し、不変な可撓性を有する改善したリード線211を用いて端子150と固定子210間を接続配線すると、圧縮機1000が運転、輸送で変動しても、リード線はその柔らかい可撓性で十分に変動を吸収し、従来のようにリード線先のコネクタが端子から外れ、リード線がモータに絡んで故障させるという問題もなくなる。
【0070】
また、前記電動機部200の固定子210を構成する電磁鋼板210bは有機質系と無機質系の皮膜が施されている。この固定子210の内径はバニッシング無しか又は不溶解分の付着を3mg以下とされている。
【0071】
更に、固定子210の巻線210aは、下層にH種ポリエステルを施し上層に自己潤滑材入りのポリアミドイミドの絶縁材料を施したものか、或いは、下層にエステルイミドを施し上層に自己潤滑材入りのポリアミドイミドの絶縁材料を施すと共に、巻線210aの製造工程における巻取り油は使用しないか、或いはアルキルベンゼン油の塗布とし、更に、固定子210の製造工程における巻線210aのインサータ時はアルキルベンゼン油の滴下またはフエルト(ボビンから巻枠に巻線を巻く途中で巻線を挟むパッドのこと)への塗布を施したものを使用している。
【0072】
また、固定子210の引き出し線とリード線211の接続は溶接、カシメ、はんだ付けとし、はんだ付けの場合のフラックスは塩素を含まないイソプロピルアルコールとエタノールとの混合物を主成分としたものを使用している。
【0073】
前記リード線211のスリーブ212は上述のような湯洗いをするか又は原糸での油剤を0.2wt%以下としたものを使用している。
【0074】
更に、固定子210の巻線210aを結束する結束糸215はポリエチレンテレフタレートを湯洗いするか又は熱処理したものを使用している。
【0075】
前記巻線210aの絶縁材料、即ち、ウエッジ絶縁紙、相間絶縁紙、スロット絶縁紙等はポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリエチレンナフタレートの群から選択された材料にて形成されている。
【0076】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、電気的絶縁性に対しては絶縁紙等の絶縁材料から析出するオリゴマーを抑制でき、リード線等の編組については帯電防止剤等の工程油が除去できると共に、空気中で、運転中の120℃という雰囲気より高い150程度の加熱温度で事前に加熱しておけば、その後の運転時に加熱されてもそれ以上に縮むことはなく、安定した、また十分に満足し得る可撓性を持つリード線を造ることができ、電動機部の巻線工程や製造工程においては、HFC系冷媒と相溶性の無い油を大幅に削減でき、また、電動機部の付着物については不溶解分を大幅に削減することができ、HFC(例えばR134a、R125、R32単体又はその混合冷媒)と、それとの相溶性のあるポリオールエステル系油等の極性の高い油とを冷凍機油として使用した場合でも、圧縮機の各電機部品で不具合を生ずることのない高性能な密閉型電動圧縮機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧縮機の全体構成を示す正面断面図である。
【図2】本発明の圧縮機の全体構成を示す側面一部断面図である。
【図3】本発明の圧縮機の全体構成を示す上面図である。
【図4】本発明の圧縮機の要部を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の圧縮機の要部を示す分解斜視図である。
【図6】本発明の圧縮機を含む冷凍サイクルを示す図である。
【符号の説明】
150 ハーメチック端子
150a ピン端子
200 電動機部
210 固定子
210a 巻線
210b 電磁鋼板
250 コネクタ
211 リード線
212 保護スリーブ
214 リセプタクル端子
215 結束糸
300 圧縮部
900 密閉容器
1000 圧縮機

Claims (1)

  1. 塩素を含まない弗化炭化水素系冷媒と、ポリオールエステル系油またはポリオールエーテル系油等の極性の高い油を基油とした冷凍機油とを密閉容器内に封入すると共に、この密閉容器内に圧縮部と電動機部とを収納してなり、
    ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリエチレンナフタレートの群から選択される、前記電動機部の固定子の巻線の絶縁材料と、
    ポリエチレンテレフタレートにて形成され、湯洗いされており、巻線を結束するための結束糸と、
    巻線の引き出し線に配線接続され、湯洗いした後、空気中で、120℃という雰囲気より高い150℃程度の加熱温度で、一定時間加熱されるリード線とを備えたことを特徴とする密閉型電動圧縮機。
JP14054695A 1994-09-16 1995-06-07 密閉型電動圧縮機 Expired - Lifetime JP3842828B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14054695A JP3842828B2 (ja) 1994-09-16 1995-06-07 密閉型電動圧縮機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-248597 1994-09-16
JP24859794 1994-09-16
JP14054695A JP3842828B2 (ja) 1994-09-16 1995-06-07 密閉型電動圧縮機

Related Child Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002180836A Division JP2003097441A (ja) 1994-09-16 2002-06-21 密閉型電動圧縮機
JP2002180837A Division JP3889674B2 (ja) 1994-09-16 2002-06-21 密閉型電動圧縮機を備えた冷凍装置
JP2002180835A Division JP2003065233A (ja) 1994-09-16 2002-06-21 密閉型電動圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08135572A JPH08135572A (ja) 1996-05-28
JP3842828B2 true JP3842828B2 (ja) 2006-11-08

Family

ID=26473027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14054695A Expired - Lifetime JP3842828B2 (ja) 1994-09-16 1995-06-07 密閉型電動圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3842828B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4836305B2 (ja) * 2000-02-16 2011-12-14 ダイキン工業株式会社 冷凍装置
JP4848576B2 (ja) 2000-04-19 2011-12-28 ダイキン工業株式会社 冷凍装置
JP4815656B2 (ja) * 2000-04-19 2011-11-16 ダイキン工業株式会社 冷凍装置
CN100395945C (zh) * 2006-09-30 2008-06-18 山东齐鲁电机制造有限公司 空冷汽轮发电机定子引出线真空钎焊工艺
JP7013402B2 (ja) 2019-02-19 2022-01-31 ショット日本株式会社 電動コンプレッサ用気密端子
CN115353921B (zh) * 2022-09-16 2023-05-12 珠海格力电器股份有限公司 用于冷冻机油的抗磨剂、冷冻机油及工作流体组合物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08135572A (ja) 1996-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0496937B2 (en) Lubricant for refrigeration compressors
US6189322B1 (en) Refrigerant-circulating system, and refrigerant compressor and refrigeration cycle employing the refrigerant compressor
JP4176231B2 (ja) 密閉形電動圧縮機
JPH10159734A (ja) 冷凍装置
JP2010139171A (ja) 冷媒圧縮機及び冷凍サイクル装置
JP3842828B2 (ja) 密閉型電動圧縮機
JP2002129179A (ja) 冷凍機
JP3889674B2 (ja) 密閉型電動圧縮機を備えた冷凍装置
JP2000073951A (ja) 冷媒圧縮機及びこの冷媒圧縮機を用いた冷凍サイクル
JP2003097441A (ja) 密閉型電動圧縮機
JP2009185722A (ja) 密閉型圧縮機
CN1080385C (zh) 密闭式电动压缩机
JPH10185338A (ja) 往復動型冷媒圧縮機
JP3373879B2 (ja) 冷凍装置
JP3831416B2 (ja) 冷凍装置
TW200406546A (en) Refrigerant compressor
JP3354348B2 (ja) 密閉型電動圧縮機
JP2003065233A (ja) 密閉型電動圧縮機
JP3960859B2 (ja) 冷凍装置
JP3208335B2 (ja) 密閉型圧縮機およびそれを用いた冷凍装置
JP3219520B2 (ja) 冷凍装置
JP2001271081A (ja) 圧縮機及びこの圧縮機を備える冷凍装置
JP3469876B2 (ja) 冷凍装置
JP3208334B2 (ja) 密閉型圧縮機およびそれを用いた冷凍装置
JP2001254679A (ja) 圧縮機及びこの圧縮機を備える冷凍装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051130

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20051226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060525

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060811

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100818

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100818

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110818

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110818

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120818

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130818

Year of fee payment: 7

EXPY Cancellation because of completion of term