JP3842821B2 - 通信システムにおいて雑音を抑圧する方法および装置 - Google Patents

通信システムにおいて雑音を抑圧する方法および装置 Download PDF

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Description

発明の分野
本発明は、一般に、雑音抑圧(noise suppression)に関し、さらに詳しくは、通信システムにおける雑音抑圧に関する。
発明の背景
通信システムにおける雑音抑圧方法はよく知られている。雑音抑圧システムの目的は、ユーザの符号化スピーチ信号の全体的な品質が改善するように、スピーチ符号化中に暗雑音(background noise)の量を低減することである。スピーチ符号化を行う通信システムには、ボイス・メール・システム,セルラ無線電話システム,トランクド通信システム(trunked communication system),エアライン通信システムなどが含まれるが、それらに限定されない。
セルラ無線電話システムにおいて行われる一つの雑音抑圧方法に、スペクトル・サブトラクション(spectral subtraction)がある。この方法では、音声入力は適切なスペクトル・ディバイダ(spectral divider)によって個別のスペクトル・バンド(チャネル)に分割され、個別のスペクトル・チャネルは各チャネルの雑音エネルギ成分に応じて減衰される。スペクトル・サブトラクション方法は、暗雑音(background noise)パワー・スペクトル密度の推定値を利用して、各チャネルにおけるスピーチの信号対雑音比(SNR)を生成し、次にこのSNRを入力として用いて、各個別チャネルの利得率(gain factor)を算出する。次に、この利得率は入力として用いられ、各個別スペクトル・チャネルのチャネル利得を修正する。次に、チャネルは再合成され、雑音抑圧された出力波形を生成する。アナログ・セルラ無線電話システムにおいて実施されるスペクトル・サブトラクション方法の例は、本出願の譲受人に譲渡された、Vilmurによる米国特許第4,811,404号においてみられる。
上記の米国特許において述べられるように、従来の雑音抑圧方法は、暗雑音レベルの急激で大きな増加が生じると欠点が生じる。従来技術におけるこれらの欠点を克服するため、上記のVilmurによる米国特許は、Mが50〜300と推奨されるものとして、暗雑音推定値を更新せずにM個のフレームが経過した場合に、音声メトリック和(voice metric sum)に関係なく、雑音推定値を強制的に更新する。Vilmurにおけるフレームは10ミリ秒(ms)であり、Mは100と仮定されるので、音声メトリック和、VMSUM(すなわち、更新が必要かどうか)に関係なく、更新は少なくとも毎秒一回行われる。
音声メトリックに関係なく雑音推定値の更新を強制的に行うことの結果、余分な暗雑音が追加されていなくても、ユーザのスピーチ信号の減衰が生じることがある。その結果、エンド・ユーザによって知覚される音質が劣化する。さらに、ユーザのスピーチ信号以外の入力信号(例えば、「通話保留中の音楽(music-on-hold)」により、雑音推定値の強制更新が連続した期間で生じうるという点で問題が生じることがある。これは、暗雑音推定値の通常の更新を許す十分な休止(pause)なしに、音楽が数秒(あるいは数分)にも及ぶことがあるという事実に起因する。従って、従来技術では、暗雑音を非定常入力信号から区別する機構がないので、Mフレーム毎の強制更新を許していた。この不正な強制更新は、入力信号を減衰するだけでなく、スペクトル推定値が時変的な非定常入力に基づいて更新されるために著しい歪を生じさせる。
従って、通信システムで用いるためのより正確かつ確実な雑音抑圧システムが必要とされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、通信システムで用いるためのスピーチ・コーダのブロック図を概略的に示す。
第2図は、本発明による雑音抑圧システムのブロック図を概略的に示す。
第3図は、本発明による雑音抑圧システムにおいて生じるフレームとフレームの重複を概略的に示す。
第4図は、本発明による雑音抑圧システムにおいて生じるプリエンファシスされたサンプルの台形ウィンドウ処理(trapezoidal windowing)を概略的に示す。
第5図は、第2図において示され、本発明による雑音抑圧システムにおいて用いられるスペクトル偏差(spectral deviation)推定器のブロック図を概略的に示す。
第6図は、第2図において示され、本発明による雑音抑圧において用いられる更新判定機(update decision determiner)において実行されるステップのフロー図を概略的に示す。
第7図は、本発明による雑音抑圧システムを有利に実施できる通信システムのブロック図を概略的に示す。
第8図は、従来技術によって実施される音声信号の雑音抑圧に関連する変数を概略的に示す。
第9図は、本発明による雑音抑圧システムによって実施される音声信号の雑音抑圧に関連する変数を概略的に示す。
第10図は、従来技術によって実施される音楽信号の雑音抑圧に関連する変数を概略的に示す。
第11図は、本発明による雑音抑圧システムによって実施される音楽信号の雑音抑圧に関連する変数を概略的に示す。
好適な実施例の詳細な説明
通信システムにおいて実施される雑音抑圧システムは、暗雑音レベルの急激な増加の場合に改善された更新判定を行う。雑音抑圧システムは、とりわけ、スペクトル・エネルギの偏差を連続的に監視し、かつ所定の閾値条件に基づいて更新を強制することにより、更新を行う。スペクトル・エネルギ偏差は、指数加重(exponential weighted)されたパワー・スペクトル成分の過去の値を有する要素を利用して判定される。指数加重とは、現入力エネルギの関数のことであり、入力信号エネルギが高ければ高いほど、指数ウィンドウ(exponential window)が長くなることを意味する。逆に、信号エネルギが低ければ低いほど、指数ウィンドウは短くなる。それにより、雑音抑圧システムは、連続的な非定常入力信号(例えば、「通話保留中の音楽」)の期間中に強制更新を禁止する。
一般には、スピーチ・コーダは、通信システムにおいて雑音抑圧システムを実施する。通信システムは、チャネルにおける情報のフレームを利用してスピーチ・サンプルを転送し、ここでチャネルにおける情報のフレームは雑音を含む。スピーチ・コーダは、入力としてスピーチ・サンプルを有し、スピーチ・サンプルの現フレームとスピーチ・サンプルの複数の過去のフレームの平均スペクトル・エネルギとの間のスペクトル・エネルギ偏差に基づいて、雑音を抑圧し、雑音抑圧されたスピーチ・サンプルを生成する手段は、スピーチ・サンプルのフレーム内の雑音を抑圧する。次に、雑音抑圧されたスピーチ・サンプルを符号化する手段は、通信システムによって転送するため雑音抑圧されたスピーチ・サンプルを符号化する。好適な実施例では、スピーチ・コーダは中央基地局コントローラ(CBSC:centralized base station controller)または通信システムの移動局(MS:mobile station)のいずれかにある。ただし、別の実施例では、スピーチ・コーダは移動交換センタ(MSC:mobile switching center)または基地トランシーバ局(BTS:base transceiver station)のいずれかにあってもよい。また、好適な実施例では、スピーチ・コーダは符号分割多元接続(CDMA:code division multiple access)通信システムにおいて実施されるが、本発明によるスピーチ・コーダおよび雑音抑圧システムは多くの異なる種類の通信システムでも利用できることが当業者に理解される。
好適な実施例では、スピーチ・サンプルのフレームにおける雑音を抑圧する手段は、チャネル・エネルギの推定値に基づいてスピーチ・サンプルの現フレーム内の全チャネル・エネルギを推定する手段と、チャネル・エネルギの推定値に基づいてスピーチ・サンプルの現フレームのスペクトル・パワー(power of a spectra)を推定する手段とを含む。また、現フレームのスペクトル・パワーの推定値に基づいてスピーチ・サンプルの複数の過去のフレームのスペクトル・パワーを推定する手段も含まれる。また、現フレームのスペクトルの推定値と複数の過去のフレームのスペクトル・パワーの推定値との間の偏差を判定する手段と、全チャネル・エネルギの推定値および判定された偏差に基づいて、チャネルの雑音推定値を更新する手段とが含まれる。雑音推定値の更新に基づいて、チャネルの利得を修正する手段はチャネルの利得を修正し、雑音抑圧されたスピーチ・サンプルを生成する。
好適な実施例では、情報の複数の過去のフレームのスペクトル・パワーを推定する手段は、情報の過去のフレームの指数加重(exponential weighting)に基づいて複数の過去のフレームのスペクトル・パワーを推定する手段をさらに含んで構成され、ここで情報の過去のフレームの指数加重とは、情報の現フレーム内の全チャネル・エネルギの推定値の関数である。また、好適な実施例では、全チャネル・エネルギの推定値および判定された偏差に基づいてチャネルの雑音推定値を更新する手段は、全チャネル・エネルギの推定値と第1閾値との比較および判定された偏差と第2閾値との比較に基づいて、チャネルの雑音推定値を更新する手段をさらに含んで構成される。具体的には、全チャネル・エネルギの推定値と第1閾値との比較および判定された偏差と第2閾値との比較に基づいてチャネルの雑音推定値を更新する手段は、第2の所定の数の連続したフレームが第1閾値よりも小さいか等しい全チャネル・エネルギの推定値を有することなしに、全チャネル・エネルギの推定値が第1の所定の数のフレームについて第1閾値よりも大きく、かつ判定された偏差が第2閾値より小さい場合に、チャネルの雑音推定値を更新する手段をさらに含んで構成される。好適な実施例では、第1の所定の数のフレームは50フレームであり、第2の所定の数の連続したフレームは6フレームである。
第1図は、通信システムにおいて用いるためのスピーチ・コーダ100のブロック図を概略的に示す。好適な実施例では、スピーチ・コーダ100は、IS(Interim Standard)95と整合性のある符号分割多元接続(CDMA)通信システムにおける雑音を抑圧するのに適した可変レート・スピーチ・コーダ100である。IS−95に関する詳しい情報については、本明細書に参考として含まれるTIA/EIA/IS-95, Mobile Station-Base Station Compatibility Standard for Dual Mode Wideband Spread Spectrum Cellular System, July 1993を参照されたい。また、好適な実施例では、可変レート・スピーチ・コーダ100は、IS−95で許容される4つのビット・レートのうち3つ、すなわち、フル・レート(「レート1」−170ビット/フレーム),1/2レート(「レート2」−80ビット/フレーム)および1/8レート(「レート1/8」−16ビット/フレーム)をサポートする。当業者に理解されるように、以下で説明する実施例は一例に過ぎず、スピーチ・コーダ100は多くの異なる種類の通信システムと整合性がある。
第1図を参照して、雑音抑圧されたスピーチ・サンプル102を符号化する手段102は、当技術分野で周知のRCELP(Residual Code-Excited Linear Prediction)アルゴリズムに基づく。RCELPアルゴリズムに関するさらに詳しい情報については、W.B.Kleijn, P. Kroon, D. Nahumiによる"The RCELP Speech-Coding Algorithm", European Transactions on Telecommunications, Vol. 5, Number 5. Sept/Oct 1994, pp573-582を参照されたい。可変レート動作のためおよびCDMA環境における堅牢性のために適切に修正されたRCELPアルゴリズムに関するより詳しい情報については、D. Nahumi, W. B. Kleijnによる"An Improved 8 kb/s RCELP coder", Proc. ICASSP 1995.を参照されたい。RCELPは、CELP(Code-Excited Linear Prediction)を一般化したものである。CELPアルゴリズムに関するさらに詳しい情報については、B. S. Atal, M. R. Schroederによる"Stochastic coding of speech at very low bit rates", Proc Int. Conf. Comm., Amsterdam, 1984, pp 1610-1613を参照されたい。上記の引例のそれぞれは、本明細書に参考として含まれる。
上記の引例ではCELP/RCELPアルゴリズムについて詳しい説明がなされているが、RCELPアルゴリズムの動作についての簡単な説明は理解の助けになろう。CELPコーダとは異なり、RCELPは元のユーザのスピーチ信号を厳密に一致させることを試みない。その代わり、RCELPは、ユーザのスピーチ信号の簡略化されたピッチ輪郭(pitch contour)に一致する元の残留の「タイムワープされた(time-warped)」ものを一致させる。ユーザのスピーチ信号のピッチ輪郭は、各フレームで一度ピッチ遅延を推定し、フレーム対フレームからピッチを線形補間(linear interpolation)することによって得られる。この簡略ピッチ表現を利用する一つの利点は、従来の短節(fractional pitch)方法を利用する場合に比べて、確率的励起(stochastic excitation)およびチャネル障害保護(channel impairment protection)のために各フレームでより多くのビットが利用できることである。その結果、クリアなチャネル状態における知覚音質に影響を及ぼさずに、フレーム誤り性能が向上する。
第1図を参照して、スピーチ・コーダ100への入力はスピーチ信号ベクトルs(n)103および外部レート・コマンド信号106である。スピーチ信号ベクトル103は、8000サンプル/秒のレートでサンプリングし、生成されたスピーチ・サンプルを少なくとも13ビットのダイナミック・レンジで線形(均等)量子化することによって、アナログ入力から生成できる。あるいは、スピーチ信号ベクトル103は、ITU−T勧告G.711における表2(Table 2)に従って均等なパルス符号変調(PCM)フォーマットに変換することによって、8ビットμロー(μlaw)入力から生成される。外部レート・コマンド信号106は、ブランク・パケットをあるいはレート1パケット以外のパケットを生成するようにコーダに指示する。外部レート・コマンド信号106が受信されると、この信号106はスピーチ・コーダ100の内部レート選択機構に取って代わる。
入力スピーチ・ベクトル103は、好適な実施例では雑音抑圧システム109である、雑音を抑圧する手段101に与えられる。雑音抑圧システム109は、本発明に従って雑音抑圧を行う。次に、雑音抑圧されたスピーチ・ベクトルs'(n)112は、レート判定モジュール115およびモデル・パラメータ推定モジュール118に与えられる。レート判定モジュール115は、音声アクティビティ検出(VAD:voice activity detection)アルゴリズムおよびレート選択論理を適用して、生成すべきパケットの種類(レート1/8,1/2または1)を判定する。モデル・パラメータ推定モジュール118は、線形予測符号化(LPC:linear predictive coding)解析を実行して、モデル・パラメータ121を生成する。モデル・パラメータは、線形予測係数(LPC)のセットと、最適ピッチ遅延(t)を含む。また、モデル・パラメータ推定モジュール118は、LPCをライン・スペクトル・ペア(LSP:line spectral pairs)に変換し、長期および短期予測利得を計算する。
モデル・パラメータ121は、可変レート符号化モジュール124に入力され、このモジュール124は励起信号を特徴づけて、選択されたレートにふさわしい方法でモデル・パラメータを量子化する。レート情報は、可変レート符号化モジュール124に入力されるレート判定信号139から得られる。レート1/8が選択された場合、可変レート符号化モジュール124はスピーチ残留における周期性を特徴づけることを試みないが、そのエネルギ輪郭を単純に特徴づける。レート1/2およびレート1の場合、可変レート符号化モジュール124はRCELPアルゴリズムを適用して、元のユーザのスピーチ信号残留のタイムワープされたものを一致させる。符号化後、パケット・フォーマット化モジュール133は、可変レート符号化モジュール124において計算および/または量子化されたすべてのパラメータを受けて、選択されたレートに適したパケット136をフォーマット化する。次に、フォーマット化されたパケット136は、レート判定信号139と同様に、更なる処理のためマルチプレクス・サブレイヤに与えられる。スピーチ・コーダ100の全体的な動作に関する詳細については、本明細書に参考として含まれるIS-127 document "EVRC Draft Standard (IS-127)", edit version 1, contribution number TR45.5.1.1/95.10.17.06, 17 October 1995を参照されたい。
第2図は、本発明による改善された雑音抑圧システム109のブロック図を概略的に示す。好適な実施例では、雑音抑圧システム109は、スピーチ・コーダ100のモデル・パラメータ推定モジュール118およびレート判定モジュール115に与えられる信号品質を改善するために用いられる。ただし、雑音抑圧システム109の動作は、特定の通信システムにおいて設計エンジニアが実施したい任意の種類のスピーチ・コーダと動作できるという点で汎用性がある。本出願の第2図に図示するいくつかのブロックは、Vilmurによる米国特許第4,811,404号の第1図に図示した対応するブロックと同様な動作を有する。そのため、本発明の譲受人に譲渡されたVilmurによる米国特許第4,811,404号は本明細書に参考として含まれる。
雑音抑圧システム109は、広域通過フィルタ(HPF:high pass filter)200および残りの雑音抑圧回路によって構成される。HPF200の出力shp(n)は、残りの雑音抑圧回路への入力として用いられる。スピーチ・コーダのフレーム・サイズは(IS−95によって定義されるように)20msであるが、残りの雑音抑圧回路へのフレーム・サイズは10msである。従って、好適な異実施例では、本発明により雑音抑圧を実行するステップは20msスピーチ・フレーム毎に2回実行される。
本発明による雑音抑圧を開始するため、入力信号s(n)は高域通過フィルタ(HPF)200によって高域通過濾波され、信号shp(n)となる。HPF200は、当技術分野で周知の、カットオフ周波数120Hzを有する4次Chebyshev type IIである。HPF200の伝達関数は次式のように定義される:
Figure 0003842821
ここで、分子および分母係数は次のように定義される:
Figure 0003842821
当業者に理解されるように、任意の数の高域通過フィルタ構成を採用できる。
次に、プリエンファシス・ブロック203において、信号shp(n)は、平滑化台形ウィンドウ(smoothed trapezoid window)を利用してウィンドウ処理され、このウィンドウでは入力フレーム(フレーム「m」)の最初のDサンプルd(m)は、直前のフレーム(フレーム「m-1」)の最後のDサンプルから重複される。この重複については、第3図で最もよく分かる。別段規定のない限り、すべての変数は初期値0、例えば、d(m)=0;m≦0を有する。これは次のように表すことができる:
Figure 0003842821
ここでmは現フレームであり、nはバッファへのサンプル・インデクス{d(m)}であり、L=80はフレーム長であり、D=24はサンプルにおける重複(または遅延)である。入力バッファの残りのサンプルは次式に従ってプリエンファシスされる:
Figure 0003842821
ここでξp=-0.8はプリエンファシス係数(preemphasis factor)である。この結果、入力バッファはL+D=104個のサンプルを収容し、ここで最初のDサンプルは直前のフレームからのプリエンファシスされた重複であり、次のLサンプルは現フレームからの入力である。
次に、第2図のウィンドウ処理ブロック204において、平滑化台形ウィンドウ400(第4図)はサンプルに適用され、離散的フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)入力信号g(n)を形成する。好適な実施例では、g(n)は次のように定義される:
Figure 0003842821
ここで、M=128はDFTシーケンス長であり、他のすべての項はすでに定義済みである。
第2図のチャネル・ディバイダ206において、g(n)の周波数領域への変換は、次式によって定義される離散的フーリエ変換(DFT)を用いて実行される:
Figure 0003842821
ここでeは、瞬時ラジアル位置ωを有する単位振幅複素フェーザ(unit amplitude complex phasor)である。これは変則的な定義であるが、複素高速フーリエ変換(FFT)の効率を利用するものである。2/M倍率は、Mポイント・リアル・シーケンスを前処理して、M/2ポイント複素FFTを利用して実行されるM/2ポイント複素シーケンスを形成することによって得られる。好適な実施例では、信号G(k)は65本の固有のチャネルからなる。この方法についての詳細は、ProakisおよびManolakisによるIntroduction to Digital Signal Processing, 2nd Edition, New York, Macmillan, 1988, pp. 721-722にみることができる。
次に、信号G(k)はチャネル・エネルギ推定器209に入力され、ここで現フレームmのチャネル・エネルギ推定値Ech(m)は次式を用いて判定される:
Figure 0003842821
ここで、Emin=0.0625は最小許容チャネル・エネルギであり、αch(m)はチャネル・エネルギ平滑化率(以下で定義する)であり、Nc=16は合成したチャネルの数であり、fL(i)およびfH(i)はそれぞれ低および高チャネル合成テーブルfL,fHのi番目の要素である。好適な実施例において、fLおよびfHは次のように定義される:
Figure 0003842821
チャネル・エネルギ平滑化率αch(m)は次のように定義できる:
Figure 0003842821
これは、αch(m)は最初のフレーム(m=1)で値0をとり、以降のすべてのフレームで値0.45をとることを意味する。これにより、チャネル・エネルギ推定値を最初のフレームの濾波していないチャネル・エネルギに初期化できる。さらに、チャネル雑音エネルギ推定値(以下で定義する)は、最初のフレームのチャネル・エネルギに初期化しなければならない。すなわち:
Figure 0003842821
ここで、Einit=16は最小許容チャネル雑音初期化エネルギである。
次に、量子化チャネルの信号対雑音比(SNR)指数を推定するため、現フレームのチャネル・エネルギ推定値Ech(m)が用いられる。この推定は、第2図のチャネルSNR推定器218において行われ、次のように求められる:
Figure 0003842821
ここで、En(m)は現チャネル・ノイズ・エネルギ推定値(以下で定義する)であり、{σq}の値は0と98を含めたその間に制限される。
チャネルSNR推定値{σq}を利用して、音声メトリックの和は次式を用いて音声メトリック計算機215で求められる:
Figure 0003842821
ここで、V(k)は90要素の音声メトリック・テーブルVのk番目の値であり、次のように定義される:
Figure 0003842821
また、現フレームのチャネル・エネルギ推定値Ech(m)は、スペクトル偏差ΔE(m)を推定するスペクトル偏差推定器210への入力としても用いられる。第5図を参照して、チャネル・エネルギ推定値Ech(m)は対数パワー・スペクトル推定器500に入力され、ここで対数パワー・スペクトルは次のように推定される:
Figure 0003842821
また、現フレームのチャネル・エネルギ推定値Ech(m)は、全チャネル・エネルギ推定器503にも入力され、次式により現フレームmの全チャネル・エネルギ推定値Etot(m)を判定する:
Figure 0003842821
次に、次式を用いて、指数ウィンドウ処理係数判定機506において、指数ウィンドウ処理係数(exponential windowing factor)α(m)(全チャネル・エネルギEtot(m)の関数として)が求められる:
Figure 0003842821
これは次式によってαHとαLとの間で制限される:
Figure 0003842821
ここで、EHおよびELは、制限αL≦α(m)≦αHを有するα(m)に変換されるEtot(m)の線形補間のエネルギ端点である。これらの定数の値は、EH=50,EL=30,αH=0.99,αL=0.50と定義される。このとき、例えば、40dBの相対的なエネルギを有する信号は、上記の式を利用して、指数ウィンドウ処理係数α(m)=0.745を用いる。
次に、スペクトル偏差(spectral deviation)ΔE(m)は、スペクトル偏差推定器509において推定される。スペクトル偏差ΔE(m)とは、現パワー・スペクトルと平均した長期パワー・スペクトル推定値との間の差である:
Figure 0003842821
ここで、
Figure 0003842821
は平均した長期パワー・スペクトル推定値であり、次式を用いて長期スペクトル・エネルギ推定値512において求められる:
Figure 0003842821
ここで、すべての変数は定義済みである。
Figure 0003842821
の初期値は、フレーム1の推定された対数パワー・スペクトルと定義される:
Figure 0003842821
この時点で、音声メトリックv(m)の和,現フレームの全チャネル・エネルギ推定値Etot(m)およびスペクトル偏差ΔE(m)は、更新判定器(update decision determiner)212に入力され、本発明による雑音抑圧を行う。以下の疑似コード(pseudo-code)に示し、また第6図のフロー図に図示する判定論理は、雑音推定更新判定を最終的にどのように行うかについて示す。プロセスはステップ600から開始し、ステップ603に進み、ここで更新フラグ(update_flag)はクリアされる。次に、ステップ604において、Vilmurの更新論理(VMSUM only)は、音声メトリックv(m)の和が更新閾値(UPDATE_THLD)よりも小さいかどうかを調べることによって実施される。音声メトリックの和が更新閾値よりも小さい場合、更新カウンタ(update_cnt)はステップ605でクリアされ、更新フラグはステップ606でセットされる。ステップ603〜606の疑似コードは次の通りである:
Figure 0003842821
ステップ604において音声メトリックの和が更新閾値よりも大きい場合、本発明による雑音抑圧が行われる。最初に、ステップ607において、現フレームmの全チャネル・エネルギ推定値Etot(m)はdB単位の雑音フロア(NOISE_FLOOR_DB)と比較され、スペクトル偏差ΔE(m)は偏差閾値(DEV_THLD)と比較される。全チャネル・エネルギ推定値が雑音フロアよりも大きく、かつスペクトル偏差が偏差閾値よりも小さい場合、更新カウンタはステップ608でインクリメントされる。更新カウンタがインクリメントされた後、更新カウンタが更新カウンタ閾値(UPDATE_CNT_THLD)よりも大きいかまたは等しいかどうかについてステップ609で判定される。ステップ609における判定結果が真の場合、更新フラグはステップ606でセットされる。ステップ607〜609および606の疑似コードは次の通りである:
Figure 0003842821
第6図からわかるように、ステップ607およびステップ609における判定のいずれかが偽の場合、あるいは更新フラグがステップ606でセットされた場合、更新カウンタの長期的な「クリーピング(creeping)」を防ぐための論理が実行される。このヒステリシス論理は、最小のスペクトル偏差が長期的に蓄積して、無効な強制更新を生じるのを防ぐために実行される。このプロセスはステップ610から開始し、ここで更新カウンタが最後の6つのフレーム(HYSTER_CNT_THLD)の最後の更新カウンタ(last_update_cut)に等しいかどうかについて判定される。好適な実施例では、6つのフレームが閾値として用いられるが、任意の数のフレームを利用できる。ステップ610の判定が真の場合、更新カウンタはステップ611でクリアされ、プロセスはステップ612で次のフレームに進む。ステップ610における判定が偽の場合、プロセスはステップ612において直接次のフレームに進む。ステップ610〜612の疑似コードは次の通りである:
Figure 0003842821
好適な実施例では、前回使用した定数は次の通りである:
Figure 0003842821
あるフレームについて更新フラグがステップ606でセットされる度に、次のフレームのチャネル雑音推定値は本発明に従って更新される。チャネル雑音推定値は、次式を用いて平滑化フィルタ224において更新される:
Figure 0003842821
ここで、Emin=0.0625は最小許容チャネル・エネルギであり、αn=0.9は平滑化フィルタ224に局所的に格納されたチャネル雑音平滑化係数(smoothing factor)である。更新されたチャネル雑音推定値はエネルギ推定値格納装置225に格納され、エネルギ推定値格納装置225の出力は更新されたチャネル雑音推定値En(m)である。更新されたチャネル雑音推定値En(m)は、上記のようにチャネルSNR推定器218への入力として用いられ、また以下で説明するように利得計算機233への入力としても用いられる。
次に、雑音抑圧システム109は、チャネルSNR修正を行うべきかどうかを判定する。この判定は、指数閾値を超えるチャネルSNR指数値を有するチャネルの数を計数するチャネルSNR修正器において行われる。修正プロセス中に、チャネルSNR修正器227はSNR指数がセットバック閾値(SETBACK_THLD)よりも小さい特定のチャネルのSNRを低減し、あるいは音声メトリックの和がメトリック閾値(METRIC_THLD)よりも小さい場合に、すべてのチャネルのSNRを低減する。チャネルSNR修正器227において行われるチャネルSNR修正プロセスの疑似コードは次の通りである:
Figure 0003842821
この時点で、チャネルSNR指数{σq'}は、SNR閾値ブロック230におけるSNR閾値に制限される。定数σthは、SNR閾値ブロック230に局所的に格納される。SNR閾値ブロック230において実行されるプロセスの疑似コードは次の通りである:
Figure 0003842821
好適な実施例では、前回の定数および閾値は次のように与えられる:
Figure 0003842821
この時点で、制限されたSNR指数{σq"}は利得計算機233に入力され、ここでチャネル利得が判定される。まず第1に、総合利得率(overall gain factor)は次式を用いて判定される:
Figure 0003842821
ここで、γmin=-13は最小総合利得であり、Efloor=1は雑音フロア・エネルギであり、En(m)は前回のフレーム中に計算された推定済み雑音スペクトルである。好適な実施例では、定数γminおよびEfloorは、利得計算機233に局所的に格納される。次に、チャネル利得(dB単位)は次式を用いて判定される:
Figure 0003842821
ここで、μg=0.39は利得スロープである(これも利得計算機233に局所的に格納される)。次に、線形チャネル利得は次式を用いて変換される:
Figure 0003842821
この時点で、上で判定されたチャネル利得は次の条件で変換済み入力信号(transformed input signal)G(k)に適用され、チャネル利得修正器239から出力信号H(k)を生成する:
Figure 0003842821
上式のotherwise条件は、kの周期が0≦k≦M/2であると仮定する。さらに、H(k)は偶数対称(even symmetric)であり、そのため次の条件が課せられると仮定する:
Figure 0003842821
次に、信号H(k)は、逆DFTを用いてチャネル合成器242において時間領域に変換される(戻される):
Figure 0003842821
また、周波数領域濾波プロセスが行われ、次の条件でオーバラップおよび加算(overlap-and-add)を適用することにより出力信号h'(n)を生成する:
Figure 0003842821
信号デエンファシスはデエンファシス・ブロック245によって信号h'(n)に適用され、本発明により雑音抑圧された信号s'(n)を生成する:
Figure 0003842821
ここで、ξd=0.8はデエンファシス・ブロック245内に局所的に格納されたデエンファシス係数である。
第7図は、本発明により雑音抑圧システムを有利に実施できる通信システム700のブロック図を概略的に示す。好適な実施例では、通信システムは符号分割多元接続(CDMA)セルラ無線電話システムである。ただし、当業者に理解されるように、本発明による雑音抑圧システムは、本システムから恩恵を受ける任意の通信システムにおいて実施できる。このようなシステムには、ボイス・メール・システム,セルラ無線電話システム,トランクド通信システム,エアライン通信システムなどがあるが、それらに限定されない。注意すべき重要な点は、本発明による雑音抑圧システムは、スピーチ符号化を含まない通信システム、例えば、アナログ・セルラ無線電話システムにおいて有利に実施できることである。
第7図を参照して、便宜上、頭文字が用いられる。第7図で用いられる頭文字の定義のリストを以下に示す:
BTS 基地トランシーバ局(Base Transceiver Station)
CBSC中央基地局コントローラ(Centralized Base Station Controller)
EC エコー・キャンセラ(Echo Canceller)
VLR ビジタ位置レジスタ(Visitor Location Register)
HLR ホーム位置レジスタ(Home Location Register)
ISDN(Integrated Services Digital Network)
MS 移動局(Mobile Station)
MSC 移動交換センタ(Mobile Switching Center)
MM 移動マネージャ(Mobility Manager)
OMCRオペレーション管理センタ−無線(Operations and Maintenance Center-Radio)
OMCSオペレーション管理センタ−交換(Operations and Maintenance Center-Switch)
PSTN公衆電話交換網(Public Switched Telephone Network)
TC トランスコーダ(Transcoder)
第7図でわかるように、BTS701〜703はCBSC704に結合される。各BTS701〜703はMS705〜706に対して無線周波数(RF)通信を行う。好適な実施例では、RF通信をサポートするためBTS701〜703およびMS705〜706において構成される送信機/受信機(トランシーバ)ハードウェアは、米国電気通信工業界(TIA:Telecommunication Industry Associasion)から入手可能な文書TIA/EIA/IS-95, Mobile Station-Base Station Compatibility Standard for Dual Mode Wideband Spread Spectrum Cellular System, July 1993において定義される。CBSC704は、とりわけ、TC710を介した呼処理およびMM709を介した移動管理(mobility management)を担当する。好適な実施例では、第2図のスピーチ・コーダ100の機能はTC704にある。CBSC704の他のタスクには、機能制御(feature control)および送信/ネットワーク・インタフェースが含まれる。CBSC704の機能に関するさらに詳しい情報については、本出願の譲受人に譲渡され、本明細書に参考として含まれるBachらによる米国特許出願第07/997,997号を参照されたい。
また、第7図には、CBSC704のMM709に結合されたOMCR712も図示される。OMCR712は、通信システム700の無線部分(CBSC704およびBTS701〜703の組み合わせ)の動作および一般的な管理を担当する。CBSC704は、PSTN720/ISDN722とCBSC704との間の交換機能を行うMSC715に結合される。OMSC724は、通信システム700の交換部分(MSC715)の動作および一般的な管理を担当する。HLR716およびVLR717は、主に課金目的のために用いられるユーザ情報を通信システム700に与える。EC711,719は、通信システム700を介して転送されるスピーチ信号の品質を改善するために構成される。
CBSC704,MSC715,HLR716およびVLR717の機能は、第7図において分散して示されるが、機能を単一の要素に集中できることが当業者に理解される。また、異なる構成では、TC710をMSC715またはBTS701〜703のいずれかに同様に配置できる。雑音抑圧システム109の機能は汎用的なので、本発明では、一つの要素(例えば、MSC715)において本発明による雑音抑圧を行い、一方、別の要素(例えば、CBSC704)においてスピーチ符号化機能を行うことが想定される。この実施例では、雑音抑圧された信号s'(n)(または雑音抑圧された信号s'(n)を表すデータ)は、リンク726を介してMSC715からCBSC704に転送される。
好適な実施例では、TC710は第2図に示す雑音抑圧システム109を利用して本発明による雑音抑圧を行う。MSC715をCBSC704と結合するリンク726は、当技術分野で周知のT1/E1リンクである。CBSCにTC710を配置することにより、入力信号(T1/E1リンク726からの入力)がTC710によって圧縮されるため、リンク予算の4:1の改善が実現される。圧縮された信号は、特定のMS705〜706への送信のため特定のBTS701〜703に転送される。注意すべき重要な点は、特定のBTS701〜703に転送される圧縮信号は、送信される前にBTS701〜703においてさらに処理されることである。別の言い方をすると、MS705〜706に送信される最終的な信号は、TC710から出る圧縮信号と形式は異なるが、実質は同じである。いずれにせよ、TC710から出る圧縮信号は、雑音抑圧システム109(第2図に図示)を用いて本発明による雑音圧縮が施される。
MS705〜706がBTS701〜703によって送信された信号を受信すると、MS706〜706はBTS701〜703において行われたすべての処理およびTC710によって行われたスピーチ符号化を実質的に「元に戻す(undo)」(一般には、これを「復号する(decode)」という)。MS705〜706が信号をBTS701〜703に返送すると、MS706〜706は同様にスピーチ符号化を行う。従って、第1図のスピーチ・コーダ100は、MS705〜706にも配置され、そのため本発明による雑音抑圧はMS705〜706によっても行われる。雑音抑圧が施された信号がMS705〜706(MSも信号の更なる処理を行い、信号の実質ではないが形式を変更する)によってBTS701〜703に送信されると、BTS701〜703は信号に施された処理を「元に戻し」、その信号をスピーチ復号のためTC710に転送する。TC710によるスピーチ復号の後、信号はT1/E1リンク726を介してエンド・ユーザに転送される。エンド・ユーザおよびMS705〜706のユーザの双方が本発明による雑音抑圧が施された信号を実質的に受信するので、各ユーザはスピーチ・コーダ100の雑音抑圧システム109によって提供される効果を実現できる。
第8図は、従来技術によって実施される音声信号の雑音抑圧に関連する変数を概略的に示し、第9図は、本発明による雑音抑圧システムによって実施される音声信号の雑音抑圧に関連する変数を概略的に示す。ここで、各プロットは、横軸上に示すように、フレーム数mの関数としての異なる状態変数の値を示す。第8図および第9図における第1プロット(プロット1)は、全チャネル・エネルギEtot(m)を示し、次に音声メトリック和v(m),更新カウンタ(update_cntまたはVilmurにおけるTIMER),更新フラグ(update_flag),チャネル雑音推定値の和(ΣEn(m,i))および被推定信号減衰10log10(Einput/Eoutput)を示し、ここで入力はshp(n)であり、出力はs'(n)である。
第8図および第9図を参照して、暗雑音の増加はプロット1においてフレーム600の直前に見ることができる。フレーム600の前では、入力は「クリーンな」(暗雑音の低い)音声信号801である。暗雑音803の急激な増加が生じると、プロット2に示す音声メトリック和v(m)は正比例的に増加し、従来の雑音抑圧方法は劣っている。この状態から回復する能力をプロット3に示し、ここで更新カウンタ(update_cut)は、更新が行われていない限り増加が許される。この例は、更新カウンタがフレーム900付近でアクティブ・スピーチ中に(Vilmurの)更新閾値300(UPDATE_CNT_THLD)に達することを示す。フレーム900付近で、更新フラグ(update_flag)はプロット4に示すようにセットされ、その結果、プロット5に示すようにアクティブ・スピーチ信号を利用して暗雑音推定値更新が行われる。これは、プロット6に示すようにアクティブ・スピーチの減衰として見ることができる。注意すべき重要な点は、雑音推定値の更新はスピーチ信号中に行われ(プロット1のフレーム900がスピーチ中にある)、更新が必要ないときにスピーチ信号を「強制する(bludgeoning)」効果があることである。また、更新カウント閾値は通常スピーチ中に終了する危険があるので、このような更新を防ぐためには比較的高い閾値(300)が必要になる。
第9図を参照して、更新カウンタは暗雑音増加中であるが、スピーチ信号が開始する前にのみインクリメントされる。そのため、更新閾値は値50まで低下でき、しかも確実な更新を維持できる。ここで、更新カウンタはフレーム650までに更新カウンタ閾値50(UPDATE_CNT_THLD)に達し、それによりフレーム800においてスピーチ信号が戻る前に、雑音抑圧システム109が新たな雑音状態に収束するための十分な時間が与えられる。この時間中に、減衰は非スピーチ・フレーム中にのみ生じ、そのためスピーチ信号の「強制(bludgeoning)」は生じないことがわかる。その結果、エンド・ユーザによって聞こえるスピーチ信号は改善される。
改善されたスピーチ信号は、更新判定が現フレーム・エネルギと過去のフレーム・エネルギの平均との間のスペクトル偏差に基づいて行われるのであって、通常の音声メトリック更新がない場合にタイマを単純に終了させるのではないということに起因する。後者の場合(Vilmurなど)、システムは雑音の急激な増加をスピーチ信号自体とみなし、そのため暗雑音レベルの増加を真のスピーチ信号から区別できない。一方、スペクトル偏差を利用することにより、暗雑音は真のスピーチ信号から区別でき、そのため改善された更新判定が可能になる。
第10図は、従来技術によって実施される音楽信号の雑音抑圧に関連する変数を概略的に示し、第11図は、本発明による雑音抑圧システムによって実施される音楽信号の雑音抑圧に関連する変数を概略的に示す。この例に限り、第10図および第11図におけるフレーム600までの信号は第8図および第9図に示した同じクリーンな信号800である。第10図を参照して、従来の方法は第8図に示した暗雑音の例とほぼ同じように挙動する。フレーム600において、音楽信号805はプロット2に示すようにほぼ連続的な音声メトリック和v(m)を生成し、これは最終的にフレーム900において(プロット3に示すように)更新カウンタによってオーバライドされる。音楽信号805の特性が経時的に変化すると、プロット6に示す減衰は低減されるが、フレーム1800に示すように、更新カウンタは音声メトリックを連続的にオーバライドする。これとは対照的に、第11図で最もよく分かるように、更新カウンタ(プロット3に示す)は閾値(UPDATE_CNT_THD)50には決して達せず、そのため更新は生じない。更新が生じないという事実は、第11図のプロット6を参照することによって最もよくわかり、ここで音楽信号805の減衰は常に0dBである(すなわち、減衰は生じない)。従って、従来技術によって雑音抑圧された音楽を聞くユーザは音楽レベルの望ましくない変化が聞こえるが、本発明により雑音抑圧された音楽を聴くユーザは所望の一定レベルの音楽を聴くことができる。
本発明について特定の実施例を参照して具体的に図説してきたが、発明の精神および範囲から逸脱せずに、形式および詳細のさまざまな変更が可能なことが当業者に理解される。すべての手段および段階の対応する構造,材料,行為および同等、ならびに以下の請求の範囲における機能要素は、具体的に請求される他の請求要素と組み合わせて機能を実行するための構造,材料または行為を含むものとする。

Claims (27)

  1. 通信システムにおいて雑音を抑圧する方法であって、前記通信システムはチャネルにおける情報のフレームを用いて情報転送を行い、前記チャネルにおける情報のフレームは前記チャネルの雑音推定値を与える雑音を有する、方法であって:
    情報の現在のフレーム内のチャネル・エネルギを推定する段階;
    前記チャネル・エネルギの推定値に基づいて情報の現在のフレーム内の全チャネル・エネルギを推定する段階;
    前記チャネル・エネルギの推定値に基づいて情報の現在のフレームのスペクトル・パワーを推定する段階;
    前記情報の現在のフレームのスペクトル・パワーの推定値に基づいて情報の複数の過去のフレームのスペクトル・パワーを推定する段階;
    前記情報の現在のフレームのスペクトル推定値と前記情報の複数の過去のフレームのスペクトル・パワーの推定値との問の偏差を判定する段階;および
    前記全チャネル・エネルギの推定値および前記の判定された偏差に基づいて前記チャネルの雑音推定値を更新する段階;
    を備える方法。
  2. 前記雑音推定値の更新に基づいて前記チャネルの利得を修正して、雑音が抑圧された信号を生成する段階をさらに含む請求項1記載の方法。
  3. 情報の複数の過去のフレームのスペクトル・パワーを推定する前記段階はさらに、情報の過去のフレームの指数関数の加重に基づいて情報の複数の過去のフレームのスペクトル・パワーを推定する段階を含む請求項1記載の方法。
  4. 前記情報の過去のフレームの指数関数の加重は、情報の現在のフレーム内の全チャネル・エネルギの推定値の関数である請求項3記載の方法。
  5. 前記全チャネル・エネルギの推定値および前記の判定された偏差に基づいて前記チャネルの雑音推定値を更新する前記段階はさらに、前記全チャネル・エネルギの推定値と第1閾値との比較および前記の判定された偏差と第2閾値との比較に基づいて前記チャネルの雑音推定値を更新する段階を含む請求項1記載の方法。
  6. 前記全チャネル・エネルギの推定値と第1閾値との比較および前記の判定された偏差と第2閾値との比較に基づいて前記チャネルの雑音推定値を更新する前記段階はさらに、前記全チャネル・エネルギの推定値が前記第1閾値よりも大きくかつ前記の判定された偏差が前記第2閾値よりも小さい場合に前記チャネルの雑音推定値を更新する段階を含む請求項5記載の方法。
  7. 前記方法は、移動交換センタ(MSC),中央基地局コントローラ(CBSC),基地トランシーバ局(BTS)および移動局(MS)のうちのいずれかで行われる請求項1記載の方法。
  8. 通信システムにおいて雑音を抑圧する装置であって、前記通信システムはチャネルにおける情報のフレームを用いて情報転送を行い、前記チャネルにおける情報のフレームは前記チャネルの雑音推定値を与える雑音を有する、装置であって:
    情報の現在のフレーム内のチャネル・エネルギを推定する手段;
    前記チャネル・エネルギの推定値に基づいて情報の現在のフレーム内の全チャネル・エネルギを推定する手段;
    前記チャネル・エネルギの推定値に基づいて情報の現在のフレームのスペクトル・パワーを推定する手段;
    前記現在のフレームのスペクトル・パワーの推定値に基づいて情報の複数の過去のフレームのスペクトル・パワーを推定する手段;
    前記現在のフレームのスペクトルの推定値と前記複数の過去のフレームのスペクトル・パワーの推定値との間の偏差を判定する手段;および
    前記全チャネル・エネルギの推定値および前記の判定された偏差に基づいて前記チャネルの雑音推定値を更新する手段;
    を備える装置。
  9. 前記雑音推定値の更新に基づいて前記チャネルの利得を修正して、雑音が抑圧された信号を生成する手段をさらに含む請求項8記載の装置。
  10. 前記装置は、前記雑音が抑圧された信号を入力として有するスピーチ・コーダに結合される請求項8記載の装置。
  11. 前記装置は、通信システムの移動交換センタ(MSC),中央基地局コントローラ(CBSC),基地トランシーバ局(BTS)および移動局(MS)のうちのいずれかにある請求項8記載の装置。
  12. 前記通信システムはさらに符号分割多元接続(CDMA)通信システムを含む請求項11記載の装置。
  13. 情報の複数の過去のフレームのスペクトル・パワーを推定する前記手段はさらに、情報の過去のフレームの指数関数の加重に基づいて複数の過去のフレームのスペクトル・パワーを推定する手段を含む請求項8記載の装置。
  14. 前記情報の過去のフレームの指数関数の加重は、情報の現在のフレーム内の全チャネル・エネルギの推定値の関数である請求項13記載の装置。
  15. 前記全チャネル・エネルギの推定値および前記の判定された偏差に基づいて前記チャネルの雑音推定値を更新する前記手段はさらに、前記全チャネル・エネルギの推定値と第1閾値との比較および前記の判定された偏差と第2閾値との比較に基づいて前記チャネルの雑音推定値を更新する手段を含む請求項8記載の装置。
  16. 前記全チャネル・エネルギの推定値と第1閾値との比較および前記の判定された偏差と第2閾値との比較に基づいて前記チャネルの雑音推定値を更新する前記手段はさらに、前記全チャネル・エネルギの推定値が前記第1閾値よりも大きくかつ前記の判定された偏差が前記第2閾値よりも小さい場合に前記チャネルの雑音推定値を更新する手段を含む請求項15記載の装置。
  17. 通信システムにおいてスピーチを符号化するスピーチ・コーダであって、前記通信システムはチャネルにおける情報のフレームを用いてスピーチ・サンプルを転送し、前記チャネルにおける情報のフレームは雑音を有し、前記スピーチ・コーダは前記スピーチ・サンプルを入力として有する、スピーチ・コーダであって:
    スピーチ・サンプルの現在のフレームとスピーチ・サンプルの複数の過去のフレームの平均スペクトル・エネルギとの間のスペクトル・エネルギの偏差に基づいてスピーチ・サンプルのフレーム内の雑音を抑圧して、雑音が抑圧されたスピーチ・サンプルを生成する手段;および
    前記通信システムによって転送するために、前記雑音が抑圧されたスピーチ・サンプルを符号化する手段;
    を備えるスピーチ・コーダ。
  18. 前記スピーチ・コーダは、通信システムの移動交換センタ(MSC),中央基地局コントローラ(CBSC),基地トランシーバ局(BTS)および移動局(MS)のうちのいずれかにある請求項17記載のスピーチ・コーダ。
  19. 前記通信システムはさらに符号分割多元接続(CDMA)通信システムを含む請求項18記載のスピーチ・コーダ。
  20. スピーチ・サンプルのフレーム内の雑音を抑圧する前記手段はさらに:
    チャネル・エネルギの推定値に基づいてスピーチ・サンプルの現在のフレーム内の全チャネル・エネルギを推定する手段;
    前記チャネル・エネルギの推定値に基づいてスピーチ・サンプルの現在のフレームのスペクトル・パワーを推定する手段;
    前記現在のフレームのスペクトル・パワーの推定値に基づいてスピーチ・サンプルの複数の過去のフレームのスペクトル・パワーを推定する手段;
    前記現在のフレームのスペクトルの推定値と前記複数の過去のフレームのスペクトル・パワーの推定値との間の偏差を判定する手段;
    前記全チャネル・エネルギの推定値および前記の判定された偏差に基づいて前記チャネルの雑音推定値を更新する手段;および
    前記雑音推定値の更新に基づいて前記チャネルの利得を修正して、雑音が抑圧されたスピーチ・サンプルを生成する手段;
    を含む請求項17記載のスピーチ・コーダ。
  21. 通信システムにおいてスピーチを符号化するスピーチ・コーダであって、前記通信システムはチャネルにおける情報のフレームを用いてスピーチ信号を転送し、前記チャネルにおける情報のフレームは雑音を有し、前記スピーチ・コーダはスピーチ信号を入力として有する、スピーチ・コーダであって:
    前記スピーチ信号を含む現在のフレームとスピーチ信号を含む複数の過去のフレームの平均スペクトル・エネルギとの間のスペクトル・エネルギの偏差に基づいて前記スピーチ信号を含むフレーム内の雑音を抑圧して、雑音が抑圧されたスピーチ信号を生成する手段;および
    前記通信システムによって転送するため、前記雑音が抑圧されたスピーチ信号を符号化する手段;
    を備えるスピーチ・コーダ。
  22. 前記スピーチ・コーダは、通信システムの移動交換センタ(MSC),中央基地局コントローラ(CBSC),基地トランシーバ局(BTS)および移動局(MS)のうちのいずれかにある請求項21記載のスピーチ・コーダ。
  23. 前記通信システムはさらに符号分割多元接続(CDMA)通信システムを含む請求項22記載のスピーチ・コーダ。
  24. スピーチ信号を含むフレーム内の雑音を抑圧する前記手段はさらに:
    チャネル・エネルギの推定値に基づいてスピーチ信号を含む現在のフレーム内の全チャネル・エネルギを推定する手段;
    前記チャネル・エネルギの推定値に基づいてスピーチ信号を含む現在のフレームのスペクトル・パワーを推定する手段;
    前記現在のフレームのスペクトル・パワーの推定値に基づいてスピーチ信号を含む複数の過去のフレームのスペクトル・パワーを推定する手段;
    前記現在のフレームのスペクトルの推定値と前記複数の過去のフレームのスペクトル・パワーの推定値との間の偏差を判定する手段;
    前記全チャネル・エネルギの推定値および前記の判定された偏差に基づいて前記チャネルの雑音推定値を更新する手段;および
    前記雑音推定値の更新に基づいて前記チャネルの利得を修正して、雑音が抑圧されたスピーチ信号を生成する手段;
    を含む請求項21記載のスピーチ・コーダ。
  25. 前記スピーチ信号はアナログ・スピーチ信号またはデジタル・スピーチ信号のいずれかである請求項24記載のスピーチ・コーダ。
  26. チャネルにおける情報のフレームを用いて情報転送を行う通信システムであって、前記チャネルにおける情報のフレームはチャネル雑音推定値を与える雑音を有する、前記通信システムにおける方法において、
    情報の現在のフレーム内のチャネル・エネルギを推定する段階と、
    前記チャネル・エネルギの推定値に基づいて情報の現在のフレーム内の全チャネル・エネルギを推定する段階と、
    前記チャネル・エネルギの推定値に基づいて情報の現在のフレームのスペクトル・パワーを推定する段階と、
    情報の複数の過去のフレームのスペクトル・パワーを推定する段階と、
    前記現在のフレームのスペクトル推定値と前記複数の過去のフレームのスペクトル・パワーの推定値との問の偏差を判定する段階と、
    前記全チャネル・エネルギの推定値および前記の判定された偏差に基づいて前記チャネルの雑音推定値を更新する段階と
    を備える方法。
  27. チャネルにおける情報のフレームを用いて情報転送を行う通信システムであって、前記チャネルにおける情報のフレームはチャネル雑音推定値を与える雑音を有する、前記通信システムにおける方法において、
    情報の現在のフレーム内のチャネル・エネルギを推定する段階と、
    情報の複数の過去のフレームのスペクトルのパワーに基づいて長期のパワー・スペクトルを推定する段階と、
    前記チャネル・エネルギと前記長期のパワー・スペクトルの推定値とに基づいて偏差を判定する段階と、
    前記の判定された偏差に基づいて前記チャネルの雑音推定値を更新する段階とを備える方法。
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