JP3842741B2 - 検眼用テスト具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、検眼用テスト具に関し、特に好ましくは累進多焦点用検眼レンズの装着に用いて好適な検眼用テスト具に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、老齢化に伴い老視レンズの需要が増加してきた。特に、累進多焦点レンズの普及はめざましく、累進多焦点レンズの種類も多様化してきている。したがって、装用者にとってそのレンズの設計特性を知らしめるためには、実際に装用者に適すると思われるレンズを試着させて、それぞれのレンズをテストすることが好ましい。しかし、正確に検眼レンズの試着環境を作り出すことは容易ではない。すなわち、テスト用検眼フレームを使ってアイポイント調整を行い、次に、一般の検眼レンズを組合わせて老視以外の現在装用している眼鏡の状態を一旦作り出し、そこから累進多焦点用検眼レンズの試着を開始することになる。したがって、検眼レンズの装着やレンズ間の組み合わせ調整、瞳孔間距離(以下、PDという)調整操作、乱視軸の調整、アイポイント調整等の種々の調整操作が不可欠であり、装用準備に時間がかかり、装用状態のセッティング操作も容易ではない。
【0003】
また、乱視眼者や強度の近視眼者は、レンズの組み合わせ枚数も多くなり、それに累進多焦点用検眼レンズが加わるので、レンズ部の厚さが増し、また重量も増し、装用者に負担をかけることになる。
【0004】
被検眼者の視力測定に用いられる従来の検眼用フレームとしては、従来から種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
実公平5−46725号公報(実用新案登録請求の範囲の記載、2頁左下欄39行〜9頁右欄15行、第1、第3図)
なお、出願人は本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
【0006】
上記実公平5−46725号公報に記載された検眼用フレームは、装用者の側頭部を挟持する左右一対のテンプルを一体に備えたフロントマウンティングと、このフロントマウンティングの前面に左右方向に移動可能に取付けられる左右一対のレンズホルダと、これらのレンズホルダをフロントマウンティングとともに保持するレンズホルダ保持部材と、フロントマウンティングに着脱自在に取付けられる鼻当てとを備え、通常は被検眼者の鼻に鼻当てを当てて装着、検眼し、被検眼者が眼鏡を装着したままで検眼するときには鼻当ての代わりにハンガーをフロントマウンティングに取付けて眼鏡のリム上面に載せることにより検眼用フレームを安定した状態とし、レンズホルダに装着された検眼レンズと眼鏡レンズを重ね合わせて検眼するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した実公平5−46725号公報に記載された検眼用フレームは、フロントマウンティング、2つのレンズホルダ、レンズホルダ保持部材、鼻当て、ハンガー等を備えているため、部品点数が多く軽量化することができず、また製造コストが嵩むという問題があった。また、眼鏡を装着したままで検眼するときは、鼻当てをハンガーと交換しなければならないという煩わしさがある。さらに、検眼用フレームを眼鏡に装着した状態で使用するときは、検眼用フレームの全重量が眼鏡を介して鼻に加わるため、鼻への負担が大きく、また眼鏡と検眼用フレームのテンプル(合計4本)が耳と側頭部に掛けられるため、検眼に時間がかかるとうっとおしいという問題もあった。
【0008】
本発明は上記した従来の問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、簡便で部品点数が少なく軽量化、低廉化を可能にするとともに、既存の眼鏡に重ね合わせて装着することができるようにした検眼用テスト具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために第1の発明は、装着される検眼レンズを回動自在に支承するレンズ保持枠と、このレンズ保持枠の背面側に取付けられ眼鏡を挟持するクリップとを備え、前記レンズ保持枠は、それぞれC字形状であって開放端と閉塞端を有しかつ閉塞端が互いに対向する左右対称な一対のリム部と、これらのリム部の互いに対向する閉塞端を連結する連結部とからなり、前記各リム部の内周面は、前記検眼レンズを回動可能にかつ左右方向にPD調整のための移動可能に保持する収納空間を形成しているものである。
【0010】
第1の発明においては、レンズ保持枠がC字状に形成された左右一対のリム部と、これらのリム部の互いに対向する閉塞端を連結する連結部とで構成されているので、レンズ保持枠の構造が簡単で部品点数を削減することができる。クリップは、レンズ保持枠を被検眼者の眼鏡に対して着脱する。検眼レンズは各リム部の内部空間に挿入されて回動自在にかつ左右方向に移動可能に保持され、開放端から簡単に着脱される。
【0011】
第2の発明は、上記第1の発明において、前記レンズ保持枠は、略同一形状の2枚のプラスチック板を重ね合わせて接合することにより一体的に形成されているものである。
【0012】
第2の発明においては、レンズ保持枠が略同一形状からなる2枚のプラスチック板によって形成されているので、レンズ保持枠の製作が容易で安価である。
【0013】
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、前記レンズ保持枠は、各リム部の開放端幅を狭める突起を一体に有するものである。
【0014】
第3の発明において、検眼レンズは突起を乗り越えることによりリム部に対して着脱される。このとき、リム部は弾性変形して開放端幅を拡大させる。
【0015】
第4の発明は、上記第1、第2または第3の発明において、前記レンズ保持枠は、中心からPDの最小半値幅となる位置に検眼レンズの摘み部を係止する係止部を有するものである。
【0016】
第4の発明において、検眼レンズは摘み部が係止部に当接することによりレンズ保持枠の中心からPCの半値幅となる位置に係止される。
【0017】
第5の発明は、上記第4の発明において、前記レンズ保持枠の係止部は、リム部の上側直線部の先端部に設けられ、垂直線に対して所要角度傾斜した斜面を有するものである。
【0018】
第5の発明において、検眼レンズは摘み部を斜め上に向けた状態でレンズ保持枠に装着され、係止部に当接することによりレンズ保持枠の中心からPCの半値幅となる位置に係止される。
【0019】
第6の発明は上記第1の発明において、前記レンズ保持枠は、透明な2枚のプラスチック板を重ね合わせて接合することにより一体的に形成され、表面側のプラスチック板の各リム部の上側直線部の先端部を表示部として中心からのPDの半値幅を示す目盛り線を垂直線に対して所要角度傾斜させて表示し、裏面側のプラスチック板の各リム部の上側直線部を前記上側リム部の表示部より短く形成してその先端を前記目盛り線と同一角度で傾斜し、レンズ保持枠の中心からPDの最小半値幅となる位置に検眼レンズの摘み部を係止する係止部としたものである。
【0020】
第6の発明において、検眼レンズの摘み部は表面側のプラスチック板のリム部の上側直線部の表示部裏面に重なり合い、裏面側のプラスチック板のリム部の上側直線部先端に設けた係止部に当接することにより、眼鏡レンズをレンズ保持枠の中心からPDの最小半値幅となる位置に係止される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係る検眼用テスト具の一実施の形態を示す使用状態の正面図、図2は同じく検眼用テスト具の平面図、図3は同じく検眼用テスト具を眼鏡に装着するときの様子を示す図、図4は図1のIV−IV線拡大断面図、図5は左眼用検眼レンズの正面図である。これらの図において、全体を符号1で示す検眼用テスト具は、被検眼者が装用している眼鏡2に装着して使用されるもので、レンズ保持枠3と、このレンズ保持枠3の背面中央に取付けられたクリップ4とで構成されている。なお、被検眼者が眼鏡2を装用していないときは、眼鏡店に備え付けの既成の眼鏡が用いられる。この既成眼鏡のレンズ度数は、0.00ディオプター(D)である。
【0022】
前記レンズ保持枠3は、同一のC字状に形成されることにより開放端と閉塞端をそれぞれ有し互いに閉塞端が対向し開放端が側方を向いた2つのリム部5,6と、これらのリム部5,6の閉塞端を互いに連結する連結部7とで構成され、各リム部5,6の内部空間8A,8Bが検眼レンズ10を回動かつ左右方向に移動自在に収納する収納空間をそれぞれ形成している。このため、各リム部5,6は、それぞれ半円形部5A,6Aと、この半円形部5A,6Aに続き上下に平行に対向する2つの水平な直線部5B(U),5B(L)、6B(U),6B(L)とからなり、これらの直線部によって前記収納空間8A,8B内における前記検眼レンズ10の左右方向の移動(PD調整、アイポイント調整)を可能にしている。各リム部5,6の半円形部5A,6Aの直径と、上下に対向する2つの直線部5B(U),5B(L),6B(U),6B(L)の幅W1 はそれぞれ共に36mmで等しく、検眼レンズ10の外径(38mm)より小さく設定されている。また、各リム部5,6の開放端部の幅(開放端幅)Wは、検眼レンズ10の脱落を防止するために突起11の形成によって前記幅W1 より小さく設定されている(W1 >W)。
【0023】
前記各リム部5,6の表面には、PD調整用の距離目盛り13と、互いに直交する2本の線14,15が表示されている。
【0024】
前記PD調整用の距離目盛り13は、図1に示すように各リム部5,6の表面で、上側(U)と下側(L)の直線部5B(U),5B(L),6B(U),6B(L)にそれぞれ表示されている。この場合、上側の直線部5B(U),6B(U)側には、PDの半値幅(mm)を示すレンズ保持枠3の中央からの距離を示す数字「28」、「30」、「32」、「34」、「36」(ただし、30,32,34は図示を省略)と、これらの距離の位置を示す垂直な5本の目盛り線16が等間隔で表示されている。一方、下側の直線部5B(L),6B(L)の表面にはレンズ保持枠3の中央からの距離「28」、「30」、「32」、「34」、「36」を示す垂直な5本の目盛り線17のみが表示されている。なお、検眼レンズ10のPDの調整範囲は、本実施の形態では56〜72mmである。
【0025】
前記連結部7の表面に表示されている2本の直線の内、水平な線14は、リム部5,6の中心を通るデータムライン(幾何学水平線)である。垂直な線15は、検眼用テスト具1の左右方向中央を表示する線であり、検眼用テスト具1を眼鏡2に装着するとき、垂直な線15が眼鏡2のブリッジの中央と一致するように装着され、左右方向のずれが調整される。
【0026】
前記連結部7の上方には矩形の凹部20が形成され、下方には鼻逃がし用凹部21が形成されている。凹部20は、レンズ保持枠3と前記クリップ4との相対的な回動時の干渉を防止するとともに、クリップ4の操作を可能にするためのもので、親指または人差し指の挿入を可能にする大きさの凹部に形成されている。鼻逃がし用凹部21は、検眼用テスト具1を眼鏡2に装着したとき、被検眼者の鼻がレンズ保持枠3に当たらないようにする凹部で、左右対称な台形(望ましくは富士山型)に形成されている。
【0027】
前記突起11は三角形の突起からなり、下側の直線部5B(L),6B(L)の先端部上面に一体に突設されている。検眼レンズ10を各リム部5,6の収納空間8A,8Bに装着するときは、レンズ保持枠3自体の弾性に抗して各リム部5,6の上下に対向する直線部5B(U),5B(L)、6B(U),6B(L)を互いに離間する方向に弾性変形させて開放端幅Wを検眼レンズ10の外径Dより広くすればよい。一方、収納空間8A,8Bから検眼レンズ10を取り出すときは、検眼レンズ10を引っ張って突起11を乗り越えさせればよい。このとき、各リム部5,6の上下に対向する直線部5B(U)と5B(L)、6B(U)と6B(L)が互いに離間する方向に弾性変形して開口端幅Wを検眼レンズ10の外径Dより広くするため、容易に抜き出すことができる。
【0028】
一方、各リム部5,6の上側直線部5B(U),6B(U)の先端部の下側角部は、検眼レンズ10をレンズ保持枠3の中心からPDの最小半値幅(例えば、28mm)の位置に位置決めする係止部27を形成している。この係止部27は垂直線に対して略45°傾斜し下端側がリム部5,6の略中心を指向する斜面に形成されている。
【0029】
前記各リム部5,6の内周面には、前記検眼レンズ10の外周縁を保持するレンズ保持溝28が全周にわたってそれぞれ形成されている。レンズ保持溝28は、V字状の溝からなり、図4に示すように上側より下側の溝幅が広く設定されている。
【0030】
このようなレンズ保持枠3は、同一形状に形成された平板で透明な2枚のプラスチック板30(表面側プラスチック板を指すときは30A,裏面側プラスチック板を指すときは30Bで示す)を重ね合わせて接合することにより一体的に形成されている。2枚のプラスチック板30A,30Bは、板厚が1.5mm程度のアクリル樹脂製で、2つの「C」(または「横向きU」)の字を背中合わせに接合したような形状(または数字の「8」の上部と下部を切り取って横向きにしたような形状)に形成され、上部が接着剤31(図4)によって互いに接着され、下部が1mm程度の厚さを有する両面粘着テープ32によって互いに接合されている。2枚のプラスチック板30A,30Bの下端部の間隔を両面粘着テープ32によって上端部側より広くした理由は、下側のレンズ保持溝28に対する検眼レンズ10の挿入量を上側より多くし、レンズ保持溝28からの検眼レンズ10の脱落を防止するためである。各プラスチック板30A,30Bのリム部の内周面は、それぞれ同一角度で反対方向に傾斜する斜面に形成されており、これにより前記レンズ保持溝28を形成している。レンズ保持溝28の深さは1.5mm程度である。
【0031】
図1〜図3において、前記クリップ4は、前記レンズ保持枠3を眼鏡2に取付けるために用いられるもので、前記レンズ保持枠3の背面上部に4本のビス35によって固定された支持アーム36と、この支持アーム36に上下方向に回動自在に取付けられた回動部材37と、この回動部材37に同じく回動自在に取付けられた挾み部材38等で構成されている。
【0032】
前記支持アーム36は、細い金属棒からなり両端部が扁平に形成されるとともに下方に折り曲げられて脚部36a,36bを形成し、これらの脚部36a,36bが前記レンズ保持枠3の背面でかつ前記凹部20の両側に位置するように前記ビス35によって固定されている。支持アーム36の中央部36cは水平で、前記レンズ保持枠3の凹部20よりも上方に位置し、前記回動部材37を回動自在に枢支する軸部を構成している。
【0033】
前記回動部材37は、前記凹部20の上方に位置する把持部37Aを有し、またこの把持部37Aの両側には左右一対の前側挾み部37B,37Cが下方に向かって一体に延設されている。これらの挾み部37B,37Cの下端部には眼鏡2のレンズ40に当たったときレンズ40を傷つけないようにするために軟質材料からなるキャップ39が被冠されている。回動部材37の上面後端部には、前記挾み部材38を回動自在に枢支する左右一対の軸受部41a,41aが一体に設けられている。
【0034】
前記挾み部材38は、細い金属棒からなり、中央部38Aが水平で前記回動部材37の2つの軸受部41a,41aに着脱可能に嵌め込まれることにより回動自在に枢支されており、かつ2つの捩りコイルばね42,42によって閉じ方向(図3において反時計方向)に付勢されている。捩りコイル42は、挾み部材38の中央部38Aに装着され、一端が前記回動部材37に圧接され、他端が挾み部材38に圧接されている。挾み部材38の両端部は、下方に折り曲げられて前記回動部材37の挾み部37B,37Cと対向し、後側挾み部38B,38Cをそれぞれ形成している。これらの後側挾み部38B,38Cは、眼鏡2のレンズ40に当たったときレンズを傷つけないように軟質材料からなるキャップ43が被冠され、図3に示すように通常前記回動部材37の前側挾み部37B,37Cに前記捩りコイルばね42のばね力によって後方から圧接されている。すなわち、前記回動部材37の前側挾み部37B,37Cと、挾み部材38の後側挾み部38B,38Cは、眼鏡2のレンズ40の表裏面を挟持する挟持手段を構成するもので、これによって眼鏡2に対する検眼用テスト具1の装着を可能にしている。前記挾み部材38の中央部38Aには、操作レバー45が一体に設けられている。操作レバー45は、図3に示すように側面視「へ」の字状に形成され、前記回動部材37の把持部37Aの上方を覆っている。
【0035】
前記前側挾み部37B,37Cと後側挾み部48B,38Cによって眼鏡2のレンズ40の表裏面を挾むときには、親指と人差し指で回動部材37の把持部37Aと操作レバー45を把持し、操作レバー45を捩りコイルばね42に抗して図3において時計方向に回動させる。これにより挾み部材38が図3において時計方向に回動して後側挾み部38B,38Cを図3に2点鎖線46で示すように前側挾み部37B,37Cから離間させ、この状態でこれらの挾み部間に眼鏡2のレンズ40を下から差し込んで操作レバー45に対する押圧力を解除すると捩りコイルばね42の力により挟み部材37が回動復帰して前側挾み部37B,37Cと後側挾み部38B,38Cとによりレンズ40の表裏面を挟持し、もって検査用テスト具1が眼鏡2に装着される。
【0036】
このような構造からなるクリップ4は回動部材37が支持アーム36の中央部36cに上方に向かって略180°の角度範囲で回動し得るように取付けられていることにより、跳上げ式のクリップを構成している。すなわち、眼鏡2に検査用テスト具1を装着した状態で、レンズ保持枠3を図3に矢印47で示すように前方に持ち上げると、支持アーム36が回動部材37に対して回動し、レンズ保持枠3を略水平または略垂直な状態に跳ね上げることができる。一方、検眼レンズ10をレンズ保持枠3の各リム部5,6に装着するときは、前記回動部材37と挾み部材38を2点鎖線48で示すようにレンズ保持枠3の上方に予め跳ね上げておくと、検眼レンズ10が前側挾み部37B,37Cに当たったりすることがなく、レンズ保持枠3に確実に装着することができる。
【0037】
図4および図5において、前記検眼レンズ10は、透明な合成樹脂の射出成形品からなり、レンズ部10Aと、このレンズ部10Aの外周の一部に径方向に一体に延設された板状の摘み部10Bとで構成されている。レンズ部10Aは、遠用部Eと、近用部Fと、これら両部を接続する累進部Gとを有することにより累進多焦点用検眼レンズを形成している。Hは遠用部Eのアイポイントの位置、Iは近用部Fのアイポイントの位置である。
【0038】
前記摘み部10Bは、レンズ部10Aが左眼用(L)か右眼用(R)かに応じてレンズ部10Aの光学中心位置から左右いずれかの側に、水平、垂直線に対して45°傾いて設けられている。すなわち、摘み部10Bは、左眼用の検眼レンズ10Lの場合、図1に示すように被検眼者から見てレンズ部10Aの左45°の位置に45°の角度で上方に向かって突設され、右眼用の検眼レンズ10Rの場合、同じく被検眼者から見てレンズ部10Aの右45°の位置に45°の角度で上方に向かって突設されている。
【0039】
また、摘み部10Bの表面には、検眼レンズ10が右眼用か左眼用かを区別するローマ字(LまたはR)49と、レンズ部10Aの加入度数(D)を表示する数字50が表示されている。さらに、レンズ部10Aの外周部には、前記レンズ保持枠3のレンズ保持溝28によって保持される縁部51が全周にわたって一体に形成されている。この縁部51の表面で左右両側部には、水平基準線の方向を示す2つのマーク53,53が形成されている。これらのマーク53,53は、縁部51の表面に形成された小さな凹部からなり、これらのマークを結ぶ仮想線Jが水平になるように、言い換えれば前記摘み部10Bが斜め45°上方を指向するようにレンズ保持枠3のレンズ保持溝28に装着される。検眼レンズ10の縁部51をレンズ保持溝28によって保持させて2つのマーク53を結ぶ仮想線Jが水平になるように角度調整すると、左眼用の検眼レンズ10Lの場合は、その摘み部10Bが図1に示すように左側のリム部5の係止部27に近接して対向または当接し、右眼用の検眼レンズ10Rの場合は、その摘み部10Bが右側のリム部6の係止部27に近接して対向または当接する。この状態において、レンズ保持枠3の前面中央に表示されている水平線24と、2つのマーク53を結ぶ仮想線Jは一直線を形成する。なお、レンズ部10Aをレンズ保持溝28の最奥まで挿入して摘み部10Bを係止部27に当接させると、PDの半値幅(レンズ保持枠3の中央からの距離)が28mmに調整される。
【0040】
このような構造からなる検眼用テスト具1にあっては、2枚のプラスチック板30A,30Bによって形成されたレンズ保持枠3と、このレンズ保持枠3の背面中央に取付けられたクリップ4とで構成されているため、構造簡易にして部品点数が著しく少なく、軽量化を可能にするとともに安価に製作することができる。また、眼鏡2への着脱、レンズ保持溝28への検眼レンズ10の着脱も簡単かつ容易で、取扱性の優れた検眼用テスト具を提供することができる。
【0041】
また、軽量であるため被検眼者が長時間装着していても肉体的負担が少なく、快く装着して検眼することができ、特に上平タイプ(遠用度数が0.00)の累進多焦点用検眼レンズを装着して遠方、近方の見え方を体感させるときに用いて好適である。
【0042】
また、跳上げ式のクリップ4は、レンズ保持枠3を自由に上げたり下げたりすることができるので、検眼を一時中止するときは、その都度検眼用テスト具1を眼鏡2から取り外さなくても、レンズ保持枠3を手で跳ね上げるだけで、眼鏡2のみの使用状態に切り替えることができる。
【0043】
さらに、検眼レンズ10を検眼用テスト具1に装着するときは、予めクリップ4をレンズ保持枠3の上方に跳ね上げておくと、検眼レンズ10がクリップ4の前側挾み部37B,37Cのキャップ39に当たったりすることがなく、確実に装着することができる。
【0044】
さらにまた、検眼レンズ10をレンズ保持溝28B内で左右に移動させたり、回動部材37の前側挾み部37B,37Cと挾み部材38の後側挾み部38B,38Cによる検眼レンズ10の挟持位置の上下調節により、PD調整およびアイポイント調整を容易に行うことができる。
【0045】
図6は本発明の他の実施の形態を示す検眼用テスト具の正面図、図7は同テスト具の側面図、図8は要部の拡大図である。
この実施の形態は、レンズ保持枠3と、このレンズ保持枠3の背面中央に取付けたクリップ60とで検眼用テスト具64を構成し、眼鏡のブリッジをクリップ60によって挟持するようにしたものである。
【0046】
前記レンズ保持枠3は、上記した実施の形態と同様に同一形状に形成された2枚のプラスチック板によって形成されている。ただし、接着剤を用いず、両面粘着テープを介して重ね合わせ、一体的に接合することにより、2枚のプラスチック板を互いに平行に対向させた点、および中央の上部に凹部20を備えていない点が前記した実施の形態と異なるだけで、その他の構造は略同一であるためその説明を省略する。
【0047】
前記クリップ60は、レンズ保持枠3の背面中央に固定されたクリップ台座61と、このクリップ台座61に板ばね62を介して回動自在に取付けられた可動側挟持片63とで構成され、この可動側挟持片63と前記クリップ台座61とで眼鏡のブリッジを挟持するように構成されている。つまり、本実施の形態は、跳上げ式でない簡易型のクリップを用いたものである。
【0048】
前記クリップ台座61の下端部表面には、図8に示すように左右方向に延在する複数個の突条体66が高さ方向に一定の間隔をおいて突設されている。一方、可動側挟持片63の下端部内側面には、突起部67が一体に突設されており、またこの突起部67の前記クリップ台座61の下端部表面と対向する面には、左右方向に延在する複数個の突条体68が高さ方向に一定の間隔をおいて一体に突設されている。突条体66と68は、半ピッチずれて形成され、突条体68が突条体66の間に係入することにより可動側挟持片63の左右方向の傾きを防止し、水平に保持する水平保持機構を構成している。
【0049】
このような構造からなる検眼用テスト具64においても、上記した実施の形態と同様に構造が簡単で部品点数が少なく、特にクリップ60の構成が簡素化され軽量化および低廉化を可能にするとともに、眼鏡への着脱、レンズ保持溝28への検眼レンズ10の着脱作業を容易に行うことができ、取扱性の優れた検眼用テスト具を提供することができる。
【0050】
図9は本発明のさらに他の実施の形態を示レンズ保持枠の正面図、図10は同レンズ保持枠の一部を破断して示す平面図、図11は同レンズ保持枠の底面図、図12は図9のXII−XII線断面図である。
この実施の形態におけるレンズ保持枠70は、図1に示した実施の形態におけるレンズ保持枠3と略同一形状に形成された透明な2枚のプラスチック板30A,30Bを重ね合わせることによって形成されている。このため、レンズ保持枠70は、開放端と閉塞端を有し、閉塞端が互いに対向する左右対称なC字状(または横向きU字状)からなる一対のリム部71,72と、これらのリム部71,72の閉塞端を連結する連結部73とで構成されている。
【0051】
各リム部71,72の内部空間8A,8Bは、検眼レンズ10が着脱自在に挿入される収納空間を形成しており、その内周面には検眼レンズ10を回動かつ左右方向に移動可能に保持するレンズ保持溝28がそれぞれ形成されている。また、各リム部71,72の開放端幅Wは、各リム部71,72の上側(U)と下側(L)の直線部71a(U),71b(L)、72a(U),72b(L)の先端部分をそれぞれ適宜な曲率で互いに接近するように湾曲させることにより、検眼レンズ10の外径より小さく設定されている。この場合、表面側のプラスチック板30Aの上側と下側の直線部71a(U),71b(L)および裏面側のプラスチック板30Bの下側の直線部71b(L),72b(L)の先端部がそれぞれ所定の方向に湾曲しており、裏面側のプラスチック板30Bの上側直線部71a(U),72a(U)の先端部は湾曲しておらず、表面側のプラスチック板30Aの上側直線部71a(U),72a(U)よりも短く形成されている。また、裏面側のプラスチック板30Bの上側直線部71a(U),72a(U)の先端は、検眼レンズ10をレンズ保持枠3の中心からPDの最小半値幅(例えば、28mm)の位置に位置決めする係止部74を形成している。この係止部74は垂直線に対して略45°傾斜し下端側がリム部5,6の略中心を指向する斜面に形成されている。
【0052】
表面側のプラスチック板30Aの表面で上側直線部71a(U),72a(U)の下方に湾曲する先端部はPD調整用の目盛りの表示部を形成しており、レンズ保持枠70の中心からのPDの半値幅を示す数字「28」、「30」,「32」、「34」、「36」(ただし、30,32,34は図示を省略)と、これらの数字の位置を示す5本の目盛り線76が等間隔で表示されている。目盛り線76は、前記係止部74と同一角度で傾斜している。すなわち、被検眼者から見て左側のリム部71については左に45°傾斜して、右側のリム部72については右に45°傾斜してそれぞれ表示されている。また、最小の半値幅「28」を表示する目盛り線は、前記裏側のプラスチック板30Bの上側直線部71a(U),72a(U)の先端面aと重なり合うように表示されている。このように目盛り線76を表面側のプラスチック板30Aの直線部71a(U),72a(U)の表面先端部に45°傾けて表示しておくと、検眼レンズ10の手元の摘み部10Bの位置でPDを調整することができる。すなわち、被検眼者のPDの値が例えば56の場合、左側の検眼レンズ10LのPDを調整するときは、検眼レンズ10Lを左側のリム部71の収納空間8Aに挿入して摘み部10Bを裏側のプラスチック板30Bの左側の直線部71a(U)の係止部74に当接させて半値幅「28」の値を示す目盛り線76と一致させる。同様に、右側の検眼レンズのPDを調整するときは、右側の検眼レンズ10Rを右側のリム部72の収納空間8Bに検眼レンズ10Rを挿入して摘み部10Bを裏側のプラスチック板30Bの直線部72a(U)の係止部74に当接させて半値幅「28」の値を示す目盛り線76と一致させる。この結果、左右の検眼レンズ10のPDの値が56mmに調整されたことになる。なお、PDの値を60mmに調整するときは、検眼レンズ10を外側に移動させて摘み部10Bの上側斜面77を半値幅「30」の値を示す目盛り線76と一致させればよい。
【0053】
前記連結部73の表面には、4本の縦線78a〜78dと、2本の水平線79a,79bが表示されている。4本の縦線78a〜78dは、既存の眼鏡フレームとの中心位置合わせを容易にするためのもので、内側2本の縦線78a,78bが小さいフレーム用、外側2本の縦線78c,78dが大きいフレーム用である。2本の水平線79a,79bのうち下側の水平線79aは、左右のリム部71,72の中心を通るデータムライン(幾何学水平線)である。上側の水平線79bは累進屈折力レンズのアイポイントの高さを示す線で、データムライン79aより4mm上方に位置している。アイポイント位置は、フィッティング時の基準位置で検眼用テスト具を眼鏡に装着したときに通常の視野状態で視線が通る位置である(通常は瞳孔位置より少し下方にする)。
【0054】
さらに、前記連結部73の表面中央には、レンズ保持枠70の左右方向中央を表示する三角形のマーク80が上下に対向するように2つ表示されている。レンズ保持枠70を眼鏡に装着するとき、前記マーク80を眼鏡のブリッジの中央と一致させると、左右方向のずれが調整される。なお、連結部73の上下には、指を挿入するための凹部20と鼻逃がし用凹部21が形成されている。
【0055】
前記レンズ保持枠70の上面で前記2枚のプラスチック板30A,30Bの接合面間には、図1に示した支持アーム36の脚部36a,36bがそれぞれ挿入される縦方向に長い矩形の孔81a,81bが形成されている。また、裏側のプラスチック板30Bには、前記各孔81a,81bに対して2つずつ、合計4つのねじ取付孔83が形成されており、これらのねじ取付孔83にねじ込まれていれるビス35(図1参照)によって前記各脚部36a,36bを孔81a,81bにそれぞれ固定するようにしている。
【0056】
前記2枚のプラスチック板30A,30Bは、各リム部71,72の上側直線部71a(U),72a(U)の接合面にそれぞれ設けた凹部85と位置決め用突起86を嵌合することにより位置決めされる。これにより、前記リム部71,72の上側直線部71a(U),72a(U)どうしは互いに密接し、前記支持アーム36の脚部36a,36bを固定するために前記各ねじ取付孔83にねじ込まれる4本のビス35によって一体的に結合される。一方、2枚のプラスチック板30A,30Bの下側直線部71b(L),72b(L)どうしは、表面側のプラスチック板30Aの裏面に突設したスペーサ87を介して密接され、接着剤によって一体的に接合される。
【0057】
このような構造からなるレンズ保持枠70においては、被検者のPDに応じてレンズ保持枠70の中央からのPDの半値幅を示す目盛り線76に検眼レンズ10の摘み部10Bの上側斜面77を一致させればよいので、PDの調整作業が容易で確実に調整することができる。言い換えれば、摘み部10Bの上側斜面77が5本のうちのどの目盛り線76と一致しているかを視認することにより、PD値を確認することができる。また、アイポイント用の水平線79bを有しているので、アイポイントの高さ位置を知ることができる。
【0058】
なお、上記した実施の形態はいずれもレンズ保持枠3,70を2枚のプラスチック板30の貼り合わせによって形成した例を示したが、本発明はこれに何ら特定されるものではなく、射出成形された1枚のプラスチック板によって形成されるものであってもよい。その場合、リム部がC字状で、開放端幅Wが内部より狭くなっていること、および内周面にV字状のレンズ保持溝28が形成されることから型を無理抜きする必要があるが、リム部を弾性変形可能に形成しておけば、射出成形が可能である。また、射出成形された1枚のプラスチック板を機械加工することにより製作されるものであってもよい。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る検眼用テスト具は、レンズ保持枠と、クリップとからなり、レンズ保持枠をそれぞれC字形状(または横向きU字状)で開放端と閉塞端を有し閉塞端が互いに対向する左右対称な一対のリム部と、これらのリム部の互いに対向する閉塞端を連結する連結部とで構成し、各リム部の内部空間を検眼レンズの収納空間とし、その内周面に検眼レンズを回動かつ左右方向に可能に保持するレンズ保持溝を形成したので、構造が簡単で部品点数が少なく、軽量化および低廉化を実現化することができる。また、既存の眼鏡を利用して検眼でき、しかも眼鏡への着脱、レンズ保持溝への検眼レンズの着脱作業も簡単かつ容易で、取扱性の優れた検眼用テスト具を提供することができる。さらに、被検眼者の肉体的負担が少ないので、特に累進多焦点用検眼レンズを装着して遠方、近方の見え方を体感させるときに用いて好適である。
【0060】
また、本発明は、略同一形状からなる2枚のプラスチック板によってレンズ保持枠を形成したので、レンズ保持枠を安価に製作することができる。
【0061】
また、リム部の開放端幅を狭める突起を設けた発明においては、検眼レンズがレンズ保持溝から脱落するのを確実に防止することができる。また、この突起に検眼レンズが乗り上げると、レンズ保持枠のリム部が弾性変形して開放端部の幅を広げるため、検眼用レンズをレンズ保持溝から容易に取り出すことができる。
【0062】
さらに、レンズ保持枠の端部に係止部を設けた発明においては、検眼レンズの摘み部を係止部に当接するだけで検眼レンズをPDの最小半値幅位置に確実に係止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る検眼用テスト具の一実施の形態を示す使用状態の正面図である。
【図2】 同じく検眼用テスト具の平面図である。
【図3】 同じく検眼用テスト具を眼鏡に装着するときの様子を示す図である。
【図4】 図1のIV−IV線拡大断面図である。
【図5】 左眼用検眼レンズの正面図である。
【図6】 本発明の他の実施の形態を示す検眼用テスト具の正面図である。
【図7】 同じく検査用テスト具の側面図である。
【図8】 要部の拡大図である。
【図9】 本発明のさらに他の実施の形態を示レンズ保持枠の正面図である。
【図10】 は同レンズ保持枠の平面図である。
【図11】 同レンズ保持枠の底面図である。
【図12】 図9のXII−XII線断面図である。
【符号の説明】
1…検眼用テスト具、2…眼鏡、3…レンズ保持枠、4…クリップ、10…検眼レンズ、5,6…リム部、11…突起、13…PD調整用の距離目盛り、16,17…目盛り線、21…鼻逃がし用凹部、27…係止部、28…レンズ保持溝、60…クリップ、64…検眼用テスト具、70…レンズ保持枠、76…目盛り線、74…係止部。

Claims (6)

  1. 装着される検眼レンズを回動自在に支承するレンズ保持枠と、このレンズ保持枠の背面側に取付けられ眼鏡を挟持するクリップとを備え、
    前記レンズ保持枠は、それぞれC字形状であって開放端と閉塞端を有しかつ閉塞端が互いに対向する左右対称な一対のリム部と、これらのリム部の互いに対向する閉塞端を連結する連結部とからなり、前記各リム部の内周面は、前記検眼レンズを回動可能にかつ左右方向にPD調整のための移動可能に保持する収納空間を形成していることを特徴とする検眼用テスト具。
  2. 請求項1記載の検眼用テスト具において、
    前記レンズ保持枠は、略同一形状の2枚のプラスチック板を重ね合わせて接合することにより一体的に形成されていることを特徴とする検眼用テスト具。
  3. 請求項1または2記載の検眼用テスト具において、
    前記レンズ保持枠は、各リム部の開放端幅を狭める突起を一体に有することを特徴とする検眼用テスト具。
  4. 請求項1,2または3記載の検眼用テスト具において、
    前記レンズ保持枠は、中心からPDの最小半値幅となる位置に検眼レンズの摘み部を係止する係止部を有することを特徴とする検眼用テスト具。
  5. 請求項4記載の検眼用テスト具において、
    前記レンズ保持枠の係止部は、リム部の上側直線部の先端部に設けられ、垂直線に対して所要角度傾斜した斜面を有することを特徴とする検眼用テスト具。
  6. 請求項1記載の検眼用テスト具において、
    前記レンズ保持枠は、透明な2枚のプラスチック板を重ね合わせて接合することにより一体的に形成され、表面側のプラスチック板の各リム部の上側直線部の先端部を表示部として中心からのPDの半値幅を示す目盛り線を垂直線に対して所要角度傾斜させて表示し、裏面側のプラスチック板の各リム部の上側直線部を前記上側リム部の表示部より短く形成してその先端を前記目盛り線と同一角度で傾斜し、レンズ保持枠の中心からPDの最小半値幅となる位置に検眼レンズの摘み部を係止する係止部としたことを特徴とする検眼用テスト具。
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