JP3841661B2 - ナビゲーションシステム、およびナビゲーション装置、並びに携帯電話機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は経路案内を行なうナビゲーション装置と、携帯電話機能と、前記ナビゲーション装置の遠隔操作機能を有する携帯電話機とからなるナビゲーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
より快適なドライブを行うシステムとして出発地点から目的地までの経路を案内するナビゲーション装置が普及している。そしてこのナビゲーション装置は年々性能・機能が向上し、ナビゲーション装置本体の操作部を直接操作しなくても、本体から離れた車内の座席からでも遠隔操作できるように、ナビゲーション装置本体から分離独立した遠隔操作器が付属している機種も急速に増加している。
【0003】
また最近では車内のオーディオ機器、ビジュアル機器、空調機器などに遠隔操作機能を付与して車内のどの座席からでもこれら機器の操作ができる遠隔操作機が付属されるようになった。しかし遠隔操作機は、オーディオ機器であれ、ビジュアル機器であれ、空調機器であれ、対象は異なるが機能や構造などは殆ど似ているので他の遠隔操作機と間違いやすい。さらに似たようなものを幾通りも備えることは無駄でもある。そこで車内のオーディオ機器、ビジュアル機器、空調機器などの遠隔操作機の重複や混同を避けるために、また重複を避けて原価の低減を目指すために、携帯電話機を遠隔操作機に代替させる考案が出現している。しかし携帯電話機が車内のオーディオ機器、ビジュアル機器、空調機器など、とりわけナビゲーション装置を遠隔操作する場合は、操作する時間内は電話の通話を一時停止してこれらの機器を遠隔操作することとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このため通話を停止している間は、携帯電話は外部からの通話を受け付けないために、この携帯電話機に通話(発信)しようとする他の携帯電話利用者は、ナビゲーション装置使用者がナビゲーション装置の遠隔操作を終了するまで待機しなくてはならないという問題が生じている。さらにこの携帯電話に通話しようとして通話を受け付けられなかった携帯電話利用者はなぜ、長時間も通話停止中または話中なのかその理由がわからない場合は一層の不安に駆られるという深刻な問題も生じている。従って携帯電話機を遠隔操作機として動作させる期間は必要最小限に抑えることが望ましく、またできればその動作切換のための操作も簡単な方が好ましい。
【0005】
本発明はこのような問題を解決するもので、携帯電話機がナビゲーション装置の遠隔操作の動作を行う状態となるのをできるだけ必要な時だけとなるようにし、また不意の操作により遠隔操作動作状態とならないようにすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、経路案内を行うナビゲーション装置と、携帯電話機とからなるナビゲーションシステムにおいて、前記ナビゲーション装置は、前記ナビゲーション装置が前記携帯電話機により当該ナビゲーション装置を操作できる状態にあると言う特定操作状態を検出する特定操作状態検出手段と、前記特定操作状態検出手段により前記特定操作状態が検出された場合に、前記携帯電話機が当該ナビゲーション装置に対応する制御信号を送信する遠隔操作モードにさせるためのモード切換信号を該携帯電話機に送信する送信手段とを備え、また、前記携帯電話機は、前記ナビゲーション装置から送信された前記モード切換信号を受信する受信手段と、前記受信手段で前記モード切換信号が受信されると、前記携帯電話機を前記ナビゲーション装置に対応する制御信号を送信する遠隔操作モードに設定するモード切換手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
また、設定された経路の案内を行うナビゲーション装置であって、携帯電話機と通信可能な通信手段と、経路の設定時に、前記通信手段を介して携帯電話機に、本装置に対応する制御信号を送信する遠隔操作モードにさせることを特徴とする。
【0008】
また、前記経路の設定時に、前記通信手段を介して携帯電話機に、本装置に対応する制御信号を送信する遠隔操作モードに切換えるためのモード切換え信号を送信することを特徴とする。
【0009】
また、前記経路の設定が終了すると、前記通信手段を介して携帯電話機に、前記操作モードを終了させることを特徴とする。
【0010】
また、設定された経路の案内を行うナビゲーション装置であって、携帯電話機と通信可能な通信手段と、入力された情報に対応する地点の検索時に、前記通信手段を介して携帯電話に、本装置に対応する制御信号を送信する遠隔操作モードにさせることを特徴とする。
【0011】
また、前記地点の検索時に、前記通信手段を介して携帯電話機に、本装置に対応する制御信号を送信する遠隔操作モードに切換えるためのモード切換え信号を送信することを特徴とする。
【0012】
また、前記地点の検索が終了すると、前記通信手段を介して携帯電話機に、前記遠隔操作モードを終了させることを特徴とする。
【0013】
また、ナビゲーション装置と通信可能な携帯電話機であって、前記ナビゲーション装置を操作するための制御信号を送信する遠隔操作モードを備え、前記ナビゲーション装置から前記遠隔操作モードにする指示があれば、前記遠隔操作モードに切換えることを特徴とする。
【0014】
また、前記遠隔操作モード時に、前記遠隔操作モードであることを示す操作モード通知手段を備えたことを特徴とする。
【0015】
また、前記ナビゲーション装置から前記遠隔操作モードを終了する指示があれば、前記遠隔操作モードを終了することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係わるナビゲーションシステム100の構成を示す構成図である。1はナビゲーション装置で、使用者により設定された目的地までの経路を案内する。また、案内途中で道路が渋滞した場合は他の経路を指示し、また使用者の運転航跡が経路から外れた場合は、速やかに経路に戻れるルートを提示することもできる。このナビゲーション装置からナビゲーションモード切換信号が携帯電話に送信されることによりナビ操作モードになった場合、携帯電話機の入力操作信号を受けて対応する動作を行う。2は、衛星からの信号を受信して自らの位置を検出するGPS(全地球測位システム)の受信機で、GPS衛星からの信号を受信して自らの位置(自車位置)を所定の演算処理により算出しそのデータをマイクロコンピュータ(マイコン)7に出力する。3は、走行距離を検出する距離センサで、自車の車軸と共に回転する磁石と磁界の変化により接断状態が切換わるリードスイッチにより構成される磁気式のセンサ等により実現され、車軸の回転に応じた走行距離信号(車速パルス:車速に比例した周波数のパルス信号)をマイコン7に出力する。
【0020】
尚、距離センサは自動車のエンジン制御等に用いられる速度センサを用いることができる。4は、車両の進行方向の向きに応じた信号をマイコン7に出力する方位センサで、地球磁場を利用した方位磁石からなるセンサや車両の方位変化を検出するジャイロの信号を積分処理するジャイロセンサ等により構成される。5はVICS(Vehicle Information and Communication System)等の道路交通情報を受信する無線機で、その受信したデータをマイコン7に出力する。6は、自動車の各部に設置された、GPS受信機2、距離センサ3、方位センサ4、VICS受信機5などを、マイコン7が接続されたナビゲーション装置1の本体部のデータ伝送用のバスに接続するためのインターフェースである。
【0021】
7はマイコンで、GPS受信機2、距離センサ3、方位センサ4、VICS受信機5からの信号を入力して、地図データの取得、自車位置の演算、表示領域の決定、表示領域内ランドマークの抽出、経路の案内および案内のタイミング処理、キャラクタの表示形態の制御等、これら諸々の処理を、ROM8に記憶されたプログラムに基づいて行い、これらの入力に応じてDVD−ROM13から必要な地図データを入力し、表示部14の画面内に、情報提供動作を補助するキャラクタや地図の表示を行い、さらに前記地図の対応する個所に、交差点、自車位置、各施設のランドマークの表示、経路の識別表示等を行う。またマイコン7は、各種演算や処理を行うCPU10、プログラムや各種データが記憶されたROM8と、各種データ処理のためにデータを一時的に記憶するRAM9等から構成されている。RAM9は電源が常に供給されるようになっており、その記憶データは常時(地図表示装置が停止中でも)保持されている。11は、ユーザーが表示すべきランドマークの条件(施設の種類、個数)の設定、目的地の設定や、経路探索の指令を行うためのナビ側入力部であり、音声信号入力装置(マイクまたはマイク入力信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換器)、押釦スイッチ、表示器前面側に設けられたタッチパネル、キーボード、ジョイスティック、マウス等で構成される。尚、ジョイスティック、マウス等は方向指示操作、例えばカーソル移動キー(押釦スイッチを4・8方向に対応して配置することも可能)として用いられる。12はDVDプレーヤ(CD−ROMプレーヤ、ハードディスク等でも可能)で、マイコン7からの指示に応じてDVD−ROM13から必要な地図データ等を読み込み、マイコン7に出力する。尚、DVD−ROM13には道路に関するデータ以外にも各種施設の位置、種別(レストラン、ガソリンスタンド、コンビニエンスストア、サービスエリア、パーキングエリア等)等のデータも記憶されている。14は、マイコン7からの表示信号に応じて画像を表示する表示部で、液晶表示素子等で構成され、キャラクタ、地図や車両位置および各種のランドマークを表示する。15は、マイコン7からの音声信号(デジタル信号)に応じて音を出力する音生成回路で、D/A(デジタル−アナログ)変換器、アンプ、スピーカ等で構成される。16はナビ側通信部で、携帯電話機17とナビゲーションモード切換信号、ナビゲーションの操作信号等各種信号の送受信を行うもので、例えばBluetooth等の狭域無線通信方式が適用される。17は携帯電話機で、通常時は携帯電話機として動作し、ナビゲーションモード時には、ナビゲーション装置の遠隔操作機として動作する。18は電話通信部で、携帯電話機17で外部との通話が行えるようにするために無線電話局と無線通信を行う。19は携帯側通信部で、ナビ側通信部16と無線通信を行う。20は携帯側マイコンで、携帯電話機能及びナビゲーション装置1の遠隔操作機能等、携帯電話機の各種動作を制御する。21は、携帯電話における各種操作及びナビゲーション装置1の遠隔操作を行うための携帯側入力部で、押釦スイッチ等で構成される。
【0022】
次に本発明の実施の態様におけるナビゲーションシステム100の特徴について説明する。先ず最初に通常のナビゲーション装置の動作や使用者の行う操作について説明する。
【0023】
図2は、ナビゲーション装置本体の表示部14の表示画面と、画面の周辺に設けられたナビ側入力部11の各種スイッチおよび表示画面内に表示された機能アイコンの配置状況の1例を示す。
【0024】
ナビゲーション装置では通常は、画面の地図上に車輌の現在位置(自車位置)が表示されている。
【0025】
操作スイッチ(押釦)の「現在地」(以下このような操作スイッチを「○○」釦と言う)を選択操作すると、ナビゲーション装置は現在地まで走行してきた航跡データに基づき距離センサ、方位センサが計測した値(詳しくはその値を積分処理等を行った値)から、また走行していない場合はGPS受信機からの計測値(詳しくはその値に諸々の係数処理を行った値)から、地図上に現在位置を自車位置マークで表示する。通常は自車位置マークが画面ほぼ中央に位置するように表示される。
【0026】
さらに車輌が走行する場合は、自車の進行に伴い背景となる地図は車輌の動きとは逆方向にスクロールを続ける。つまり、自車位置マークは動かないが地図が車輌の進行に伴って動くので、見た眼には自車位置マークが進行しているように見える。また、地図の表示方法には、方位の北を上方として表示する方法(ノースアップ)や、自車の進行方向を上方として表示する方法(ヘッドアップ)がある。この表示を切換えるには「表示替」と表記された釦状の表示部分(以下同様のものを「○○」表示釦と言う)をカーソル移動キーで選択して反転表示状態とし、そして同キー中央の「決定」押釦を操作し{以下このような操作を選択操作と言う}、新たに現れる「地図向」表示釦を選択操作する。すると「ノースアップ」表示釦、「ヘッドアップ」表示釦の表示が更に右側に表示される(図2B)ので、いずれかの表示釦を選択操作すると選択した表示状態となる。「ノースアップ」は常に地図の上方を北に表示するが、「ヘッドアップ」は自車の行き先を常に上方に表示するので方位は交差点やカーブを曲がったりする毎に変化する。
【0027】
さらに地図の縮尺を変える場合は、操作スイッチの「縮尺」釦を選択操作すると縮尺スケールが画面に表示される(図2C)のでカーソル移動キーを用いてスケールを指定する。スケールの左端は最詳細の地図で1万分の1、スケールの中央は8万分の1、スケールの右端は最広域の地図で512万分の1に相当する。
【0028】
スケールを選択すると選択された縮尺で地図表示が行なわれ、所定の長さの線分と地図におけるこの線の長さに対応する実際の距離が縮尺を示す記号として画面左上に表示される。
【0029】
次に、目的地を決めて目的地までの経路を探索する操作および画面の動作について説明する。
【0030】
通常「メニュー」表示釦を選択操作するとナビゲーション装置のメニュー内容に関する表示釦群が画面の中に表示される。そして目的地設定は、この表示釦群の中から、例えば「目的地」または「目的地設定」或いは「行き先」等の目的地点を設定する表示釦を選択操作する(図2D)。
【0031】
そして、この「目的地」表示釦の選択操作により、画面は図2から図3の目的地設定画面に遷移する。
【0032】
目的地の設定は、その前段階として目的地付近の地図が表示される。そしてその目的地付近の地図を表示させる方法が幾つか存在する。図3の例では、使用者は目的地付近の地図を選択する方法として所望する方法を表記した表示釦を選択操作することにより、目的地付近の地図を選択操作する方法を選ぶことができる。
【0033】
そこで、例えば図3において目的地付近の地図を出す選択方法として、「50音読みで地図を出す」の方法を選択した場合を説明する。「50音読みで地図を出す」表示釦を選択操作すると、画面は図3から図4Aの目的地設定50音入力の画面に遷移する。
【0034】
図4Aでは、画面の標題が最上段に示されており、また標題の下に入力方法の説明が表示されている。使用者はカーソル移動キーを上下左右に操作して、中央の50音の選択表から入力したい文字の表示釦を選択操作する。すると標題直下の入力欄に、選定された文字が1字づつ表示されていく。50音入力の場合はカーソル移動キーを頻繁に操作するので、この例では入力頻度の高い濁音や詰まり音等は表の中央に配置されている。入力を誤った場合はカーソル移動キーを操作して画面の「修正」表示釦を選択操作する。すると、入力欄の確定済文字群の最後尾の1文字が消去される。またさらに「決定」釦の選択操作すると、入力済みの文字群はさらに新たな最後尾の文字が1字消える。そして、その後の文字選択操作により新たな文字が最後尾に付くことになる。入力操作が完了した場合は、「完了」表示釦を選択操作する。すると画面は図9の目的地周辺地図表示画面に遷移する。「戻る」表示を選択操作すると、図3の目的地設定画面に戻る。
【0035】
使用者は目的地の施設名をフルネームで入力することも可能であるが、途中から一覧表で選択する方法に変更することも可能である。入力欄の右端には入力した文字数の時点で、登録された目的地の中から絞られた候補地点の数が表示されるので、その数字が頃合と認識した時点で「検索」表示釦を選択操作すると画面は図4Aから図4B(メモリ登録地点一覧表・50音順)の画面に遷移する。図4Bの画面中央には、登録されている施設名が50音順にリストアップされて表示されている。そこで使用者は、該当の施設名が標記された表示釦を選択操作する。すると、画面は図9の目的地周辺地図表示画面に遷移する。また「戻る」表示釦を選択操作すれば、図3の目的地設定画面に戻って、目的地設定方法を変更することができる。
【0036】
また、50音入力の画面(図4A)が表示された時点で、携帯電話機17の携帯側入力部21をナビゲーション装置操作用のナビ操作状態に切換えるためのナビゲーションモード切換信号がナビゲーション装置1から携帯電話機17に送信される。このナビゲーションモード切換信号が携帯電話機17に受信されれば、携帯電話機17の携帯側入力部21のカーソル移動キーや押釦等を用いてナビゲーション装置本体の操作が行えるようになる。尚、このような操作部としてカーソル移動キーや押釦の他、音声入力を採用し、音声入力によってナビゲーション装置本体の操作を行うようにしても良い。つまり携帯電話機17からナビゲーション装置1の操作信号が送信され、ナビゲーション装置1はその操作信号を受け対応する動作を行うこととなる。そしてナビゲーション装置1の画面の見易いところに例えば「只今携帯電話機での操作が可能です」や、その旨を表すマーク、例えば携帯電話機をかたどったマーク等の表示が行われ、また携帯電話機17の画面には「只今ナビ操作モード中:携帯電話機の通話発信はできません」或いはその旨を表すマークの表示が行なわれる(図4A)。
【0037】
従って携帯電話機17の表示部に上記の表示が現れた場合は、携帯電話機17の操作部(携帯側入力部21)を操作することにより上に述べたナビゲーション装置の操作(50音入力等)が可能になる。
【0038】
次に、「施設名称で地図を出す」の方法を選択した場合を説明する。
【0039】
図3の目的地設定画面で「施設名称で地図を出す」表示釦を選択操作した場合は、画面は図3の画面から図5の目的地設定施設名称入力の画面に遷移する。
【0040】
図5Aの画面では最上部に<目的地設定画面 施設名称入力>の標題が表示され、その直下には、中央の項目から所望するジャンルの項目釦を、選択操作するよう求める旨の表示があり、画面中央に施設種別をリストアップした各種ジャンルの表示釦が表示される。使用者は所望のジャンルに該当する表示釦を選択操作する。すると画面は図5Bの選択した種類の施設が存在する地域を絞り込むための施設所在地域選択画面に遷移する。
【0041】
画面中央には日本を大まかに区割りした地域名をリストアップした表記項目が表示されるので、所望の地域名に該当する表示釦を選択操作する。すると画面は図5Bの画面から図6Aのさらに地域が絞られた施設所在地域選択画面に遷移する。本例ではキャンプ・リゾートに関する施設名称は二段階に地域を絞り込む方式を説明しているが、該当施設数が少ない項目(この場合地域)の場合は1段階の施設所在地域絞込みでも充分かと思われる。この施設所在地域選択画面において選択操作が行なわれると、画面はさらに施設名称がリストアップされた図6Bに遷移する。そこで使用者は画面中央のリストアップされた施設名称から該当の施設の表示釦を選択操作する。すると、画面は図9の目的地周辺地図表示画面に遷移する。以上が「施設名称で地図を出す」で地図を出す場合の操作・動作の説明である。尚、目的地設定施設名称入力の画面(図5、図6)が表示された時点で、50音入力画面と同様に携帯電話機17の携帯側入力部21によるナビゲーション装置1の操作が可能となる。そしてナビゲーション装置1の表示部14画面や携帯電話機17の画面の見易い処に「只今ナビ操作モード中:携帯電話の通話発信はできません」やその旨を示すマーク等の表示が行なわれる。
【0042】
次に電話番号で地図を出す方法を選択した場合を説明する。
【0043】
図3の目的地設定画面で「電話番号で地図を出す」表示釦を選択操作した場合は、図7の電話番号による目的地設定画面に遷移する。
【0044】
図7の画面では画面最上部に電話番号入力による目的地方設定画面の標題が表示され、その下に入力方法の説明表示がなされている。使用者は該当する数字の表示釦を選択操作して、電話番号の数字の入力を行う。入力された数字は入力欄に順次表示される。入力を誤った場合は、画面の「訂正」表示釦を選択操作すると入力欄に表示されている数字群の最後尾の数字が消去され(入力が取り消される)ので、その後上述の方法により改めて新しく数字を入力する。電話番号(の数字)を全て入力した場合は「完了」表示釦を選択操作するか、あるいは携帯側入力部21のカーソル移動キー中央の「決定」釦を選択操作する。また、目的地設定方法を変更する場合は、画面の「戻る」表示釦を選択操作して図3の目的地設定画面に戻り、画面中央に表示されている地図を出す方法を表記した表示釦の中から所望の表示釦を選択操作する。
【0045】
「完了」表示釦、或いは「決定」釦が選択操作されると画面は図9の目的地周辺地図表示画面に遷移する。
【0046】
また、目的地設定電話番号入力画面(図7)が表示された時点で、50音入力画面と同様に携帯電話機17の携帯側入力部21によるナビゲーション装置1の操作が可能となる。そしてナビゲーション装置1の表示部14画面や携帯電話機17の画面の見易いところに「只今ナビ操作モード中:携帯電話の通話発信はできません」やその旨を示すマーク等の表示が行なわれる。
【0047】
次に住所で地図を出す方法を選択した場合を説明する。
【0048】
図3の画面において「住所で地図を出す」表示釦を選択操作した場合は、図8の住所入力による目的地設定画面へ遷移する。画面の中央には日本を12の地域に区割りした地域名の表示釦が表示される。そして使用者に、所望の地図を出す地域の表示釦を選択するよう求める表示がなされている。使用者は表示に従い該当地域の表示釦を選択操作すると、次に画面中央部に一層絞り込まれた地域である都道府県、更に同じ選択操作を行うと市町村という具合に又1段階地域が絞られた表示釦の画面が現れ、徐々に地域を絞り込む住所名の表示釦が表示される。最後には○○丁目と言った目的地を設定するのに適した縮尺の地図を表示できる程に詳細な住所の表示釦が画面中央に表示される。使用者はこれまで述べてきたのと同じ様式で表示釦を選択操作する。そして最後に表示された詳細住所の表示釦を選択操作すると、図9の目的地周辺地図表示画面に遷移する。また目的地設定方法を変更する場合は画面の「戻る」表示釦を選択操作して図3の目的地設定画面に戻る。
【0049】
尚、目的地設定住所入力の画面(図8)が表示された時点で、50音入力画面と同様に携帯電話機17の携帯側入力部21によるナビゲーション装置1の操作が可能となる。そしてナビゲーション装置1の表示部14画面や携帯電話機17の画面には「只今ナビ操作モード中:携帯電話の通話発信はできません」やその旨を示すマーク等の表示が行なわれる。
【0050】
次にメモリ地点で地図を出すの方法を選択した場合を説明する。
【0051】
図3の画面において「メモリ地点地図を出す」表示釦を選択操作した場合は、メモリ地点(以前に使用者が登録した地点)による地図の出し方設定の画面に遷移する。ただしメモリ地点が1つも登録されていない場合は、この方法は利用できないので、その旨が表示され、画面は図3の目的地設定画面のままである。
【0052】
メモリ地点が登録されている場合は、画面中央に各メモリ地点の表示釦が表示される。使用者は該当するメモリ地点の表示釦を選択操作する。すると、図9の目的地周辺地図表示画面に遷移する。また他の方法で地図を出したい場合は、画面に表示されている「戻る」表示釦を選択操作すると、図3の目的地設定画面に戻る。
【0053】
尚、目的地設定メモリ地点入力の画面が表示された時点で、50音入力画面と同様に携帯電話機17の携帯側入力部21によるナビゲーション装置1の操作が可能となる。そしてナビゲーション装置1の表示部14画面や、携帯電話機17の画面の見易いところに、50音入力画面と同様に「ナビ操作モード中:携帯電話の通話発信はできません」やその旨を示すマーク等の表示が行なわれる。
【0054】
次に、表示された目的地付近の地図を用いて目的地を設定する操作・動作について説明する。
【0055】
図9の目的地周辺地図表示画面では、目的地付近の地図が表示され、その中央に照準マークが表示される。この状態では地図の表示はノースアップが採用されている。縮尺は目的地設定の行い易い縮尺、例えばその地域の最も詳細な地図となっている。目的地の位置を調整するためには、使用者は照準マークの背後の地図をカーソル移動キーを用いて移動操作し所望の位置(目的地)に照準マークが重なる様に移動させる。そして目的地に照準マークが重なった状態で「決定」釦を選択操作する。また必要により画面の「拡大」「縮小」表示釦を選択操作して画面の縮尺を変更する。尚、ここで設定された目的地をメモリ地点として登録する場合は「メモリに登録」表示釦を選択操作する。そして「決定」釦が選択操作されると目的地が設定されて経路探索が行なわれ案内が開始される。また「戻る」表示釦を選択操作すると図3の目的地設定画面に戻る。
【0056】
尚、他にも通過点設定や経路探索条件の設定等の機能があるが、上述の操作・動作と同様に順次釦を選択操作していくものであるため説明は省略する。
【0057】
次に携帯電話機によるナビゲーション装置の遠隔操作ができる状態になる操作・動作について説明する。
【0058】
ナビゲーション装置1のナビ側入力部11により特定操作が行なわれた場合、ナビゲーション装置1から携帯電話機17に、ナビ操作モード切換信号が送信される。このナビモード切換信号が携帯電話機17により受信されると、携帯電話機17はナビ操作モードに切換わり、携帯電話機17の携帯側入力部21はナビゲーション装置1の操作用(入力部)となる。そして、このナビ操作モードで携帯側入力部21を操作すると携帯電話機17からナビゲーション装置1に操作信号が送信され、ナビゲーション装置1はその操作信号を受け、対応する動作を行うこととなる。従って、携帯電話機17の携帯側入力部21を操作してナビゲーション装置1の遠隔操作ができる状態になる。
【0059】
そして、ナビゲーション装置1の特定操作には次のような操作がある。
▲1▼.ナビゲーション装置1に設けられたナビ操作モード専用釦の操作
▲2▼.既存の操作釦の特殊操作、例えば幾つかの釦の同時操作+順次操作、或いはシーソー釦の中央部の押圧操作等の特殊な組合せ操作
▲3▼.ナビゲーション装置1が文字入力状態(50音入力や電話番号入力等)、方向指示入力状態(施設名称入力や住所入力等)等の入力状態となる操作
尚、ナビ操作モード専用釦の操作および操作釦の特殊操作によりナビ操作モードに切換わる場合は、画面の表示状態に関わらず文字入力状態でなくてもナビ操作モードとなる。
【0060】
更にこのような▲1▼及至▲3▼における操作の他、オーディオ装置とナビゲーション装置とが一体化したマルチメディア装置にあっては、当該装置を例えばオーディオモードからナビゲーションモードに切換操作した時にナビゲーション装置の遠隔操作ができるようにしても良い。
【0061】
次に携帯電話機によるナビゲーション装置の遠隔操作が解除される状態になる操作・動作について説明する。
【0062】
携帯電話機17は次のような場合に、ナビ操作モードから、携帯電話機操作用の通話操作モードに切換えられる。
▲1▼.携帯電話機17の携帯側入力部21による特定操作
▲2▼.ナビゲーション装置1のナビ側入力部11の特殊操作
▲3▼.ナビゲーション装置1における文字入力状態等各種入力状態の解除
▲1▼の場合では、携帯電話機17に設けられた専用釦を操作した場合や携帯側入力部21により特定操作した場合に、携帯電話機17の携帯側入力部21は、携帯電話機操作用の通話操作モードに切換えられる。
【0063】
また、▲2▼の場合では、ナビ側入力部11により組合せ操作等の所定の特殊操作が行なわれた場合、▲3▼の場合では、例えば図4Aの50音入力の画面から図9の目的地周辺地図表示画面に遷移した場合、または図7の電話番号入力画面から図9の目的地周辺地図表示画面に遷移した場合である。尚、目的地周辺地図表示画面への遷移ではなく、目的地の決定操作があった時点で通話モードに切換える方法も考えられる(方向指示操作を携帯電話機17で行えるようにする)。いずれもナビゲーション装置1から携帯電話17にモード切換信号が送信され、それを受信した携帯電話機17はナビ操作モードから、通話操作モードに切換わる。
【0064】
尚、ナビ操作モードの継続時間に制限を設け、ナビ操作モードの継続時間が所定時間に達した時、或いはナビ操作モードにおいて携帯電話機17の携帯側入力部21による入力操作が所定時間以上無い場合に、通話操作モードに遷移する機能を設けても良い。
【0065】
更に▲1▼及至▲3▼における操作の他、上述したようなマルチメディア装置にあってはナビゲーションモードからオーディオモードに切換操作した時に通信操作モードに遷移するようにしても良く、また操作者がナビゲーション装置から離れ車外に出る等して携帯電話機17とナビゲーション装置1との距離が大きくなりこれらの通信が途絶えている時は通信操作モードになるようにしても良い。
【0066】
次に携帯電話機17での操作方法について説明する。
【0067】
上述したようなナビゲーション装置1の特定操作が行なわれた場合、ナビゲーション装置1からナビゲーションモード切換信号が発信される。この信号が携帯電話機17により受信された場合に、携帯電話機17はナビ操作モードに切換わる。携帯電話機17がナビ操作モードに切換わった場合は、携帯電話機17の携帯側入力部21のカーソル移動キーおよび「決定」キー(各々ナビゲーション装置1のカーソル移動キー及び決定キーに対応する)で、前記表示釦を選択操作することができる。
【0068】
つまり、携帯電話機17の各種キー(押釦)には、ナビゲーション装置の入力状態により各種機能が割り当てられる。例えば、電話番号や郵便番号の数字入力状態の時は、携帯電話機17の数字キーの操作により携帯電話機で割り当てられている数字が入力されることとなる。
【0069】
言い換えれば、携帯電話の1のキーを操作すれば1が入力され、2を操作すれば2が入力される。また50音入力状態の時は、携帯電話機17の数字キーに50音の列(「あ、か、さ、た、な、は、ま、や、ら、わ、ん、記号」)が割り当てられ、その操作数により50音の行が決定されるような入力、例えば携帯電話の1のキー(あ行に相当)を3回操作して確定操作すれば「う」が入力されることとなる。携帯電話機17の各種キー操作についてはこのような入力方法を適用することが可能である。
【0070】
さらに、携帯電話機17の入力部21で、ナビゲーション装置1表示部14に表示された画面の表示釦の選択操作を行う場合には、先ず携帯電話機17の特定釦を操作してからカーソル移動キーで表示釦を選択するようにし、地図の移動操作(目的地設定)等の方向指示操作時には直ぐにカーソル移動キーで方向指示するように、操作(その制御)を設定しておけば、地図上に表示釦が表示されているような場合(図9の目的地周辺地図表示画面)でも携帯電話機17のカーソル移動キーで、表示釦の選択操作と地図の移動とを選択的に行うことが可能となる。
【0071】
尚、ナビ操作モードに切換わるとナビゲーション装置1の表示部14の画面には「只今携帯電話機によるナビ操作モード中」の文字表示、或いはその旨を表わすマーク、例えば携帯電話機をかたどったマーク等が画面の見易い処に表示される。また携帯電話機17の表示部には「ナビモード中:通話発信はできません」の文字表示或いは、その旨を表わすマークが画面の見易い処に現れる。
【0072】
また、ナビ操作モード中に電話がかかってきた場合は、通話相手先に「只今通話できない状態です」等のメッセージを送信し、また通話先・相手先の電話番号、通話先・相手先の音声メッセージ等の内容をメモリに記憶する。
【0073】
また、上述のようにナビ操作状態が解除される状態になった場合は、携帯電話機17の携帯側入力部21は携帯電話操作用の通話操作状態に切換わる。そしてこれに伴い、ナビゲーション装置1の表示部14の表示画面に表示されていた「只今携帯電話機によるナビ操作モード中」の文字表示および携帯電話機の表示場面に表示されていた「ナビモード中:通話発信はできません」の文字表示は消去される。そしてナビ側入力部11の特定釦(受信通話表示釦)を操作すれば、記憶されているナビモード中に受信通話した通話の内容が、携帯電話機の表示画面に表示される。
【0074】
尚、前記ナビ操作モードから、このモードが解除され発信通話操作状態に切換わる直前に、「携帯電話機の操作部のナビ操作モードを終了します」または「携帯電話機の発信通話が可能となります」の表示を携帯電話機の画面に表示するとともに、音声での案内を行うことも可能である。
【0075】
次に、このようなナビゲーションシステム100を実現するマイコンが行う処理について説明する。
【0076】
図10は、本発明によるにおけるナビゲーション装置1のマイコン7が行う携帯電話機17によるナビ操作モードへの切換処理で、ナビゲーション装置1動作中に他の処理と共に繰返し実行される。
【0077】
ステップS1では、ナビ操作モードに移行する特定操作状態が検出されたかどうか判断し、特定操作状態であればステップS2に移り、特定操作状態でなければステップS5に移る。ステップS2では、携帯電話機17にナビゲーションモード切換え信号を送信し、ステップS3に移る。ステップS3では、携帯電話機17からの信号を受信して、その操作信号に応じた制御を行う携帯電話操作可能モードとし、ステップS4に移る。ステップS4では、ナビゲーション装置1の表示部14の画面の見易い処に「ナビ操作モード設定中」の文字表示または「携帯電話のシンボルマーク」等の表示を行い、処理を終える。
【0078】
ステップS5では、ナビ操作モードを解除すべき操作があったかどうか判断し、操作が有ればステップS6に移り、操作がなければ処理を終える。ステップS6では、ナビ操作モードを解除して通話操作モードとする切換信号を携帯電話機17に送信してステップS7に移る。ステップS7では、ナビ操作モードである旨を示す表示を消去すると共に表示部14の画面の見易い処に「ナビ操作モード終了」の文字表示を一定時間行い、ステップS8に移る。ステップS8では、携帯操作可能モードを解除して処理を終える。
【0079】
尚、本例ではナビゲーション装置1はナビ操作モード時だけ、携帯電話機17の操作信号を受け付けるようにしたが、ナビゲーション装置1側では常時操作信号を受け付ける制御でも構わない。
【0080】
図11は、本発明によるナビゲーションシステム100における携帯電話機17のマイコン(携帯側マイコン20)が行う処理を示すフローチャートで、携帯電話機17動作中は他の処理と共に繰返し実行される。
ステップT1では、ナビゲーション装置1からのナビゲーションモード切換信号の受信があったかどうか判断し、あればステップT2に移り、無ければ処理を終える。ステップT2では、ナビ操作モードに切換えステップT3に移る。ステップT3では、通話機能(送信及び電話操作)を停止しステップT4に移る。ステップT4では携帯電話機17の表示部の見易い処に「ナビ操作モード中:発信通話はできません」の文字表示または「携帯電話のシンボルマーク」を表示し、ステップT5に移る。ステップT5では、携帯側入力部21による操作内容を入力しステップT6に移る。ステップT6では、ナビ操作モードにおける操作内容の入力完了(ナビゲーション装置1に操作信号を送信する操作)があったかどうか判断し、あればステップT7に移り、無ければステップT8に移る。ステップT7では、操作内容をナビゲーション装置1に送信し、ステップT5に戻る。ステップT8では、特定のナビ操作モードの解除操作があったかどうか判断し、あればステップT9に移り、無ければステップT12に移る。ステップT9では、ナビ操作モードの解除を示す解除信号ナビゲーション装置1に送信し、ステップT10に移る。ステップT10では、ナビ操作モードから通話操作モードに切換え、ステップT11に移る。ステップT11では、携帯電話に関する動作・操作を全て再開し処理を終える。ステップT12では、ナビゲーション装置1からのナビ操作モードの解除信号を受信したかどうか判断し、受信していればステップT10に移り、受信していなければステップT13に移る。ステップT13では、電話の通話受信があったかどうか判断し、あればステップT14に移り、無ければステップT5に戻る。ステップT14では通話受信の保留処理(通話相手先へのメッセージ送信等)そして内容の記憶処理を行い、ステップT5に戻る。
【0081】
【発明の効果】
以上詳細に説明した通り、この発明に関わるナビゲーションシステムによれば、携帯電話機がナビゲーション装置1の遠隔操作の動作を行う状態をできるだけ必要な時だけとなるようにし、又不意の操作により遠隔操作動作状態にならないようにすることが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に係わるナビゲーションシステム100の構成を示す構成図
【図2】ナビゲーション装置1の表示部14における通常の画面の表示状態を示す表示図
【図3】同上における目的地設定画面の表示状態を示す表示図
【図4】同上における目的地設定50音入力画面の表示状態を示す表示図
【図5】同上における目的地設定施設名称入力画面(ジャンル→地域)の表示状態を示す表示図
【図6】同上における目的地設定施設名称入力画面(地域→名称)の表示状態を示す表示図
【図7】目的地設定電話番号入力時のナビゲーション装置1の表示部14における画面の表示状態並びに携帯電話機17の表示画面における表示状態と、携帯側入力部21における各種操作キー及び釦類の配置状態を示す表示図
【図8】ナビゲーション装置1の表示部14における目的地設定電話番号入力画面の表示状態を示す表示図
【図9】ナビゲーション装置1の表示部14における目的地周辺地図表示画面の表示状態を示す表示図
【図10】ナビゲーション装置1のマイコン7が行う携帯電話機17によるナビ操作モードへの切換処理を示すフローチャート
【図11】携帯電話機17の携帯側マイコン20が行うナビ操作時の処理及びナビ操作モードの解除時における解除処理並びにナビ操作モード中の受信電話内容の保留・記憶処理を示すフローチャート
【符号の説明】
1・・・・ナビゲーション装置
7・・・・マイコン
11・・・ナビ側入力部
14・・・表示部(ナビゲーション装置1の)
16・・・ナビ側通信部
17・・・携帯電話機
18・・・電話通信部
19・・・携帯側通信部
20・・・携帯側マイコン
21・・・携帯側入力部
100・・ナビゲーションシステム
Claims (10)
- 経路案内を行うナビゲーション装置と、携帯電話機とからなるナビゲーションシステムにおいて、
前記ナビゲーション装置は、
前記ナビゲーション装置が前記携帯電話機により当該ナビゲーション装置を操作できる状態にあると言う特定操作状態を検出する特定操作状態検出手段と、
前記特定操作状態検出手段により前記特定操作状態が検出された場合に、前記携帯電話機が当該ナビゲーション装置に対応する制御信号を送信する遠隔操作モードにさせるためのモード切換信号を該携帯電話機に送信する送信手段とを備え、
また、前記携帯電話機は、
前記ナビゲーション装置から送信された前記モード切換信号を受信する受信手段と、
前記受信手段で前記モード切換信号が受信されると、前記携帯電話機を前記ナビゲーション装置に対応する制御信号を送信する遠隔操作モードに設定するモード切換手段とを備える、
ことを特徴とするナビゲーションシステム。 - 設定された経路の案内を行うナビゲーション装置であって、
携帯電話機と通信可能な通信手段と、
経路の設定時に、前記通信手段を介して携帯電話機に、本装置に対応する制御信号を送信する遠隔操作モードにさせることを特徴とするナビゲーション装置。 - 前記経路の設定時に、前記通信手段を介して携帯電話機に、本装置に対応する制御信号を送信する遠隔操作モードに切換えるためのモード切換え信号を送信することを特徴とする請求項2に記載のナビゲーション装置。
- 前記経路の設定が終了すると、前記通信手段を介して携帯電話機に、前記操作モードを終了させることを特徴とする請求項2又は3に記載のナビゲーション装置。
- 設定された経路の案内を行うナビゲーション装置であって、
携帯電話機と通信可能な通信手段と、
入力された情報に対応する地点の検索時に、前記通信手段を介して携帯電話に、本装置に対応する制御信号を送信する遠隔操作モードにさせることを特徴とするナビゲーション装置。 - 前記地点の検索時に、前記通信手段を介して携帯電話機に、本装置に対応する制御信号を送信する遠隔操作モードに切換えるためのモード切換え信号を送信することを特徴とする請求項5に記載のナビゲーション装置。
- 前記地点の検索が終了すると、前記通信手段を介して携帯電話機に、前記遠隔操作モードを終了させることを特徴とする請求項5又は6に記載のナビゲーション装置。
- ナビゲーション装置と通信可能な携帯電話機であって、
前記ナビゲーション装置を操作するための制御信号を送信する遠隔操作モードを備え、
前記ナビゲーション装置から前記遠隔操作モードにする指示があれば、前記遠隔操作モードに切換えることを特徴とする携帯電話機。 - 前記遠隔操作モード時に、前記遠隔操作モードであることを示す操作モード通知手段を備えたことを特徴とする請求項8に記載の携帯電話機。
- 前記ナビゲーション装置から前記遠隔操作モードを終了する指示があれば、前記遠隔操作モードを終了することを特徴とする請求項8又は9に記載の携帯電話機。
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